維新・空本誠喜さん生出演「自・公と連立を組んではいけない」 広島4区 熱い戦いを振り返る (2024/10/28 19:22)

広島4区で当選を果たした日本維新の会・前職の空本さんに今回の選挙戦を振り返っていただきます。まずは今回の結果です。

― わずか2000票差、改めて結果を見てどうですか?

【空本誠喜さん】
「本当にしびれる戦いでありました。そして、結果が出たときには少しほっとしましたが、この有権者の皆様の1票1票の重さということをすごく感じました」

―ここまでの接戦は予想してましたか?
「すごく反応が良かったんですね。有権者の皆さんから本当に熱い熱い応援をいただいたり、手を振っていただいたりしました。けれどもやはり組織に支えられた自民党候補との戦いっていうのは本当に厳しい戦いであるというふうに感じました」

― 当確が報じられた時の心境は?
「改めてほっとしたんですが、やはり1票の重さ、そして、これからやらなきゃいけない大きな課題、政治課題これを一つ一つ丁寧に行っていかなきゃいけない。本当に気が引き締まる思いでありました」

今回の選挙戦、主なものに絞ってポイントとなったのが…。
まず4区といえば、区割り変更の影響が県内で最も大きく選挙区が広がりました。
大票田である呉市と東広島市が1つの選挙区に含まれまして開票所別の結果をみると空本さんにとっては初めての選挙区となる呉市、ほぼ互角に持ち込んでいますが要因は?

【空本誠喜さん】
「今回の区割り変更といいますか公職選挙法の見直しがありまして、この広島4区・広島5区、大きく変わるっていうふうに5年前ぐらいから考えていました。そして島しょ部中心に5年前、もう少し後ですかね。活動を少しずつ行ってきたという経緯があります」

― 呉は当然、寺田さんの地盤でもあったわけですが、一方で空本さん、呉出身。この辺りの強さというのも、ご自身の中ではあったんでしょうか?

「今回のアピールポイントとしては呉市出身そして音戸町出身であります。さらには、学校も地元呉の高校に通っておりました。そういった点を強くアピールして、皆さんに本当に地元出身なんだっていうことを大きく知っていただきたかったということです」

― 自転車作戦ってやっぱり効果ありましたかね。

「実はこれ22年前からずっとやってるんですね。一人一人の有権者の方々、国民の方、一人一人と本当に握手ができたり、お声をもらったり、お叱りもあったり本当に肌感で感じるし、皆さんのご意見を感じるので、すごく効果あると思います」

― これまでの地盤・東広島市は相手を大きくリードしました。
この展開になった要因は?

【空本誠喜さん】
「22年間、東広島市を中心として活動してきました。やはりこの活動を有権者の方々が見ていただいたのかなと。そして、今回は空本でもいいんじゃないかという結果だろうと思ってます」
            
続いてはポイント2つ目・自民党をめぐる政治とカネの問題です。
TSSが実施した出口調査ですが、
自民党・前職の寺田さんに投票すると回答した人の支持政党をみると、自民党が9割近くを占めています。
対する、日本維新の会・前職の空本さんに投票すると回答した人の支持政党は立憲・維新・共産・国民の野党が4割近くを占めています。
一方、自民党を支持している人も3割近くを占め、無党派層なども支持しているのが分かります。票の動向はどのように感じましたか?

【空本誠喜さん】
「選挙戦中に、自民党を支援していらっしゃる方々からいろんな声をいただきました。『今回だけは今の自民党では駄目だ。だから応援するよ』という声もありまして、こういう皆さんの国民の怒りというか、自民党の金権体質の政治に対する憤り。これが私の方に票としていただけたのかなと思っています」
             
― 政治とカネの問題、どのような訴えをしてきましたか?

「まずは、企業団体献金、こういったものを廃止しなければならないと。そうしなければ、本当に国民・有権者の皆さんの生活や、また働き方、こういったものを守っていけないんじゃないかと。やはり企業団体献金があると、それは企業団体のための政治になって利益誘導型の政治になると感じています。そういった意味で、国民目線、有権者・生活者目線の政治に切り替えるためには、企業団体献金を即座に廃止する。全面禁止することが大事だと思っ
ています」

― 与党過半数割れということで、政局これからかなり大きく動いていくと思うんですけれど、維新の国会でのポジションどうでしょうか。連立を組むのか組まないのか、このあたりも含めていかがでしょう

【空本誠喜さん】
「自民党・公明党と連立を組んではいけません。というのは、元々の立ち位置が今の自民党公明党との違いを見せて、その存在意義を示してきた。だからこそ維新がある。これを安易に連立することはできない。政策で、各党賛同できるところは賛同してもいいと思うんですが、やはり大きな流れでは存在意義を示すという点で、自公との連立、そういったものはあり得ないというふうに考えています」

― 今後の政治活動の中で特にどういったところに取り組んでいきたいですか。

【空本誠喜さん】
「地方の問題。国の問題ありますが、まず地方においては、呉市の製鉄所跡地問題、また東広島市の場合は、中山間地域の農業の問題、また最近、有機フッ素化合物の問題も出ています。そういった問題も丁寧に丁寧に取り組んで、これまでも国会の中での衆議院の委員会質問、これを提案型として行って、これから地域のある姿、そういったものを示してきたと思っています」

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