【新盆】遠州大念仏(浜松市2024年7月15日PM7時)

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タイムスタンプ
0:00 オープニング・犀ヶ崖資料館
エンディング・万福寺の送り火(身代り黒衣地蔵で有名)

#自転車旅 #ポタリング #念仏

「遠州大念仏」は、遠州地方の郷土芸能のひとつで、初盆を迎えた家から依頼されますと、その家を訪れて庭先で大念仏を演じます。
大念仏の団体は、必ずその家の手前で隊列を組み、下の図のように、統率責任者の頭先(かしらさき)の提灯を先頭にして、笛・太鼓・鉦(かね)の音に合わせて行進します。笛・太鼓・鉦(かね)・歌い手、そのほかもろもろの役を含めると30人を越す団体となります。
大念仏の一行が初盆の庭先に入ると、太鼓を中心にして、その両側に双盤(そうばん)を置いて、音頭取りに合せて念仏やうたまくらを唱和します。そして、太鼓を勇ましく踊るようにして打ち鳴らし、初盆の家の供養を行います。
江戸時代のもっとも盛んな時には、約280の村々で大念仏が行われていました。
現在、約45の組が遠州大念仏保存会に所属し活動しています。
また、現在も犀ヶ崖では、毎年7月15日に三方原合戦の死者の供養として、遠州大念仏が行われています。
(例年、午後7時ごろから開始されます

この大念仏は、三方ヶ原の戦いおよび犀ヶ崖の戦いで犠牲となった人を弔うために始まった。この戦いで命を落とした武田勢兵士の怨念がもたらしたとされる夜な夜な響き渡る呻き声や叫び声の他、疫病の発生やイナゴ等の病害虫の大量発生といった災悪が発生し、その武田勢の鎮魂のために徳川家康に迎え入られた宗円僧侶の下、行われる行事になった。ただし、以前から伝承されていた雨乞いや虫送りの習俗が融合しているといわれている。

総回向偈(そうえこうげ)

  願以此功徳  がんにしくどく
  平等施一切  びょうどうせいっさい

  同発菩提心  どうほつぼだいしん

  往生安楽国  おうじょうあんらっこく

 [ 読み下し文 ]

願わくば此の功徳を以て

平等一切に施し

同じく菩提心を発して

安楽国に往生せん

 [ 訳 ]

   どうか、この〔念仏の〕功徳くどくをすべての人々に平等に施し、

  〔それによって私たち皆が〕ともどもに菩提心ぼだいしん〔=悟りを求める心〕を発おこして、極楽浄土に往生できますように。

1 Comment

  1. 盛夏だなあ・・・という風情を感じるお盆の行事ですね。打ち鳴らされる大きな鉦の低くうねる重い響きが耳底に残ります。戦で命を落とした人々を弔うために始まった念仏踊りらしくリズミカルでもあり勇壮な動きもあり、地元の方々にしっかり定着しているんですね!

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