【2ch馴れ初め】誰もが恐れるレディース総長がバイクを転倒させ途方に暮れていたので、 たまたま通りかかったバイクオタクの俺が声をかけた結果

【2ch馴れ初め】誰もが恐れるレディース総長がバイクを転倒させ途方に暮れていたので、 たまたま通りかかったバイクオタクの俺が声をかけた結果

あれあの影は何だもしかしてクマかも趣味 のバイクで峠道を走っていた俺はカーブの 先に黒い影を見つけたクマかと思って一瞬 ビビったけどそれは熊ではなく倒れた バイクと呆然としている 人影大丈夫ですか急いでバイクを止めて 助け起こす ああのありがとうございまし たこけて起きれなくなっちゃって本当に 助かりました真っ黒なつなぎのその人が ヘルメットを外すとキラキラとした金髪が こぼれ落ちた気が強そうだけれど綺麗な 顔立ちそしてつなぎの背中にはレブの 刺繍こけちゃうなんて 恥ずかしいその人は照れくそうに 笑うその時の俺は知らなかったんだ彼女が レディースのみんなから恐れられている 早朝だった なんてそして彼女がこの先俺の運命に 大きく関わってくることも俺の名前 はち24歳の会社員だ米山書店という 大きな書店で仕事は教材を学校に販売する 営業をしている大きな町なのでいくつも 学校があって先生からも問い合わせなんも あるから結構忙しいんだ今は実家で父と母 それと大学生の弟と住んでいる家族仲い たって普通昔は弟と組み合いの喧嘩なんか もしたけど今はそんなこともなくて結構仲 がいいと思う弟は容気な性格で友達も多い けど俺はどちらかというと1人でいる方が 好きかな友達はいるけど 休日は大抵趣味のツーリングに1人で 出かけるんだそう俺の趣味はバイク だ昔からバイクが好きで幼い時は仮面 ライダーに憧れ小学生ではプラモデル中学 生になってからは漫画のバリバリ伝説 なんかを呼んで夢中になった早く自分も 大型2輪の免許を取って主人公と同じ バイクに乗ってみたいと夢見ていたんだ 免許の取れる年齢になると早速自動2輪の 免許を取ったこれはバイクに乗るにはお金 がかかると父が教えてくれていたので小学 生からお年玉や小遣いを必死に貯めた中 から払った自分でお金を払ってまで免許を 取ったことで両親は驚きそうか一致本気で バイクに乗りたいんだ ななら任せとけ そう言って父が知り合いから中古の 250ccのバイクを安く譲ってもらい それで初めてバイクに乗ることができ た初めて乗ったバイクの感想は一言で言う と 最高これに 尽きる風の感触流れる 景色腹に響くバイクのエンジン音それから すっかりバイクの魅力に取り憑かれた俺は またコツコツとお金を貯めて20歳の時に 大型免許を取り憧れのホダCB750fを 購入したそうずっと夢見ていた漫画の主人 公と同じバイクだ嬉しくて嬉しくて部屋の 中に入れて隣で眠りたいくらいだったけど それは母親から鬼のような顔で じかと言われたのでなくなく諦めた からの毎日はバイク一食に染められた バイトをしてはお金をためバイクに つぎ込む休日はツーリングに出かけ出られ ない時はバイクをピカピカに磨き上げて うっとりと 眺める両親や弟はそんな俺を見てバイクに 取り付かれた彼女も作らず何してんだと 呆れていたがそんなことは俺にはどうでも 良かっ たいや彼女はできたら嬉しいけどその頃 女性でバイクに理解がある人は少数だった から諦めている部分が大きかったのだ ちなみに俺は暴走族の漫画は好きでよく 読んでいるけれど喧嘩なんてからっきし だったからあくまでもそちらは憧れだけ 社会人になってからはつぎ込むお金も増え たので当でもしたりして俺のバイク人生は 充実していった そんなある日年明の初走帰ってくる途中峠 で前方に大きな影が見えた えく一瞬ビビったけどスピードを落として 近づくとそれは横たわったバイクとその横 で座り込んでいる人影だと 分かる転倒したのかあんなとにいたら 危ない幸い車は通っていなかったので俺は バイクを止そちらに走り寄った大丈夫です かヘルメットを外してそう呼びかけると 座り込んでいたその人は頷いた転んだん ですか怪我 は大丈夫 ですえっと走っていて転んだんじゃなくて もごもごと恥ずかしそうに言う俺はその時 その人が女性だと気がついた黒の起着て黒 のヘルメットをかぶっていたのでわから なかったのだ立てますかはい俺はその人を 立ち上がらせ俺もバイクを置いた道の脇の 少し開けた場所に連れて行ったありがとう ございますそこで待ってて俺はすぐに彼女 の倒れたバイクを起こした部品の損傷は なさそうだもしかして立ちしちゃいました そう聞くと彼女は 頷くはあ何年も乗っているのにお 恥ずかしいですそう言いながらヘルメット を外すと中からキラキラ光る金髪が こぼれ落ちた助けていただいてありがとう ございまし た私嫁子と言いますまっすぐに俺を 見つめる嫁子はどう見ても日本人だ でも金髪うんヤンキーの人なのかなキリリ とした顔に真っ赤な口紅にちょっと怒らせ たら怖そうだな俺はそう思い愛そ笑いを 浮かべるいや怪我がなくてよかった ですそんな恥ずかしがらなくてもベテラン だって立ちこけすることはよくあります から気にしないで大丈夫ですよちなみに 立ちこけというのはたったままバランスを 崩して転んでしまうことだ走っている時で はなくて停車状態で転ぶのだから格好悪い イメージが 強いそれでも油断すればベテランだって 転んでしまうことがあるのも事実だ ちょっとぼんやりしてしまっ て危ないですね照れくそうに嫁子が 言うちょっと可愛いぞあのお名前はあ えっといちと言いますちさん本当に ありがとうございましたそのバイクかっこ いいですねはいありがとうございますこれ はホンダCB750fと言います褒めて いただいて光栄ですははいや女性には なかなかこのバイクの良さを理解して もらえないですけど本当に素晴らしいん ですよまずですね皇室力の エンジンこれが素晴らしいそれにこの きらびやかなデザインもなるほど 本当に素敵です俺は話しながら嬉しくて 飛び上がりたくなっ た俺のこの宝物を褒めてくれるなんて ニコニコしながら俺のごを聞いてくれる 嫁子は女神に見えた じゃあ嫁子さんお気をつけてえいちさん ありがとうございました嫁こと別れ俺は ウキウキした気持ちで家に 帰り着く兄貴随分ご機嫌だななんかいい ことでもあったのかちょうど風呂から出て きた弟と合わせた俺は早速弟に嫁子のこと を話したそれでさ嫁子さんて言うんだけど キリっした美人で さ俺のバイクを褒めてくれたんだそれだけ じゃなくてバイクの話も楽しそうに聞いて くれて最初はちょっと怖そうだと思った けど全然いい子だった よ 嫁子そう嫁子さんはさ女の子なのにヤマハ XJ400に乗っててさ黒のとヘルメット もよく似合ってたよその真っ黒な ヘルメットの中から金髪が腹あって出たの が幻想的だったな真っ黒なつなぎヤマハ XJ400 金髪弟の顔色がどんどん悪くなっていく あのさもしかしてそのつなぎの背中に なんか文字なかったああ確か礼儀の霊に 忍べに装のそれとまうだったなああ やっぱりななんだよ兄貴それ町で1番 大きなレディースの早朝の嫁子だよレブ ってチームのへ レディース兄貴は暴走族とは縁がないから 知らないだろうけど俺とための中じゃ 有名人だよバイクのテクニックも喧嘩も 女だてらにとに遅れを取らないって評判だ よそそうなのまあよかったな兄貴は助けた ことで恩人だと思われたみたいだしでも 住む世界が違うからさなんか浮かれてた みたいだけどもしまたあっても近づかない 方がいいんじゃないかな呆然としている俺 に弟は気遣うように優しく言った そうだよ な大丈夫分かってるよぽつりと答えると俺 は然と自分の部屋へと戻っていったあの 嫁子さんがレディースの早朝だったなんて 弟に言われた通り住む世界が違い すぎるそう思ったそれにちょっと浮かれ ちゃったけど考えたら連絡先すら聞か なかったじゃないかやっぱり縁がなたんだ よなでもなせっかくバイクが好きな女性と 知り合えたと思ったんだけどな芽ばえかけ た俺の恋心とも言えないほどの小さな目は 出る前に埋もれてしまったようだったはい はいみんな 注目峠での出来事から3ヶ月近く過ぎ嫁子 とのことも忘れかけていた4月1日新年度 の始まりと共にうちの会社にも侵入社員が 入ってきた米山社長とその奥さんの年子 さんが俺たち社員を 集める今年の新入社員の嫁子ちゃんです みんな仲良くしてあげてねよこちゃん 分からないことがあったら誰に聞いても 大丈夫よでもねなんか変なことしたり言っ たりする人がいたらすぐ言いなさい おいおいうちの社員はそんなものはい だろう分かってるわよでもね嫁子ちゃんは ピッチピチの20歳だからとこさんそりゃ ないですよ信用してくださいってそういう お前が一番信用ならないってとこさんは ちょっと口は悪いけれども面倒身の言下町 のおばちゃんといった感じの人だ大して 社長は優しくて穏やか でも仕事はやるタイプ社員の人数は20人 ほどだけどアットホームでいい会社なのだ 嫁子ですどうぞよろしくお願いしますそう 言ってペコリと頭を下げたその人を見てお は驚きで固まっていたよ嫁子さん心の中で 叫ぶ嫁子は髪を黒く染め肩に切り揃えてい たけあの時の嫁こと同一人物だとは分から ないあいちさんいちさんじゃないですか 嫁子を固まって凝視している俺に気づいた 嫁子が笑って手を振るおいおい一致 知り合いかえなんだよ早速ずるいぞち同僚 がやいのやいのといいやし立てたいいや その偶然あったことがあるだけでいちさん には助けてもらったことがあるんですね いちさん食ったくなく笑う嫁子に俺は 仕方なく頷いたそうなのじゃあいち君嫁子 ちゃんに色々教えてあげてそうだないち なら適任だとこさんの言葉に米山社長も ニコニコしながら同調するえあのこの人 レディースの早朝なんですよ心の中で叫ぶ がみんなと合いあいと話している嫁子を見 たらそんなこと誰も信じてくれそうにも ないえっと俺でよかったらよろしくお願い しますはいいちさんよろしくお願いし ますなぜか嫁のよろしくがよろしくと脳内 で変換さしまったけど俺はなんとか笑顔を 保っ たいちさんはいこの書類はどうしたらいい ですかあこれは社長の反抗をもらってから ファイルに閉じておいて ください はいわかりました嫁子が入社してから2 週間俺は何か装をして怒らせたらまずいと 怯えながら日々を過ごしていたでも嫁は そんな素ぶりをけの先ほども見せず仕事を 覚えようと日々一生懸命に働いているもし かしたら嫁子がレディースの早朝だなんて いうのは弟の嘘か勘違いだったんじゃない だろうか嫁子を見ているとついそう思って しまうほどだいちさんこの学校にはこの 請求所でよろしいでしょうかはいよろしい ですそう思っていても一度思い込んだだ なかなか抜け出せない俺は嫁子に質問さ れる度にビクッとしてしまういちさんどう しました変ないちさん俺のとちん感な返答 にコロコロと笑う嫁子にまさか嫁子さん君 はレディースの早朝なのなんて聞けるはず もなく冷やせを書きながらえへへ日本語が おかしいよね笑ってごまかすのでせい だどう嫁子ちゃん仕事はだいぶ慣れたわあ とこさんいつの間に何よ人をお化けみたい にあし嫁子ちゃんに質問してるんだよす すみませんそんな分かりやすく落ち込ま ないでよもう一気が弱いんだからはああ あのいちさんがよく教えてくれるので だいぶ慣れましたそうかいいちは優しい子 だから遠慮せずにどんどん聞いちゃいなね 満足そうに頷く年子さんいち頼んだよ嫁子 ちゃんは私の大事な友達の娘なんだからね 俺の方をポンポンと叩くと年子さんは言っ てしまう嫁子さん子さんのことは前から 知ってたの え年子さんは私の母の友達だったん ですだから小さい頃から知ってます やっぱりレディースの早朝っていうのは 勘違いかもな昔から知っててそのことを 知らないなんてありえないもんな嫁このの 答えに俺は勝手にそう思い1人 頷くじゃあ嫁子さん明日から顧客のところ を一緒に回るのに必要なことを説明して おくよ画然元気になった俺は張り切って 嫁子に声をかけたその日定治間際に俺は まとめておかなければならない資料のこと をすっかり忘れていたことに気づいた しまったどうしようどうしましたいちさん ああ顧客から頼まれていた料の忘れていた んですよ何かお手伝いできることはあり ますかいえもう必要なことは洗い出して あるのであとはまとめるだけなんです残業 してやっていくから大丈夫ですよそうです かはいだから今日は上がってもらって 大丈夫ですお疲れ様嫁子はしぶしぶ 立ち上がったではお先に失礼しますお疲れ お疲れ様いち頑張れよいちと締まり頼むよ 社長と年子さんも引き上げていき俺は会社 に1人になった併設されている書店の方は まだ人がいて賑やかなので心細くはない さてもう一踏ん張り だ集中して資料を作っているといちさん わあああの驚かせてごめんなさい振り返る とそこにいたのは嫁子だっ た何やら包みを抱えているよ嫁子さんでし たかびっくりしましたすみませんすみませ ん涙目の俺を見て嫁子は何度も 謝るいや大丈夫 です本当にちょっとびっくりだけですから 俺こそ台の男がみともない ふふそんなことないですよあ これ差し入れです差し出した包はお弁当だ えありがとうちょうどお腹が空いてたんだ あれこれって 手作り はいうちの夕飯のおかずと一緒で申し訳 ないんですけど えもしかして家で作ってきてくれたの わざわざ悪いな弁当箱の中にはごまを振っ たご飯と生姜焼きマカロにサラダが入って いたうまそうだな嫁子さんの手作り えうちは母親がいなくて父と2人なんでえ そうだったん だとこさんと友達だっていうからてっきり まだお元気なのかと10年前に病気で なくなったん ですとこさんは母が亡くなってからも ずっと色々と心配してくれてましたあ どうぞ食べて くださいお茶入れますねうまいうまいよ 嫁子さん ありがとう俺は一口食べて驚い た生姜がよく聞いて天から味付けがとても おいしい良かった です私の兄も生姜焼きが好きでいつも 美味しいって言ってくれてましたお兄さん あれお父さんと2人暮らしなんじゃ え今は兄は5年前に白血病で亡くなったん ですいちさんを見てると兄を思い出すん です兄も優しい人で驚かすと飛び上がる ほど怖がりでそれにバイク乗りだったん ですそうあもしかしてあのバイク え兄の片 です私兄が亡くなった時はまだ免許がなく て父がバイクを処分しようとしたのを必死 に止めたんですそれで免許を取ってからは あれに乗るようになってあのバイクに乗っ ていると優しかっ兄と一緒にいるような 気持ちになれたんですいちさんと初めて 会った日兄の明日でしたお墓参りに行って から兄が好きだって言ってた道を走って 一休みしてから帰ろうとバイクに乗った時 に転んじゃったん ですそんなこと初めてだったからショック でバイクも壊れてしまっていたらどうし ようってパニックになりかけた時にいち さんが来てくれたんですそうだったの じゃあタイミングが良かったんだね えそういえばあの時は金髪だったけどふふ いち さんこの会社に来た私を見てすごく驚いて いましたよ ね様子も少しおかしかったしもしかして私 の噂聞いたんじゃありませんああの えっと私バイクに乗るようになってから あんまり女の子が乗るようなバイクじゃ ないので絡まれることも多かったん です気は強い方だったから負けと大行して そうしたらそんな私と同じようにバイクに 乗って走りたいって女の子が集まってきて みんなで走っているうちにチームに名前を つけて私はリーダーになちゃったんです レブだよねそれってどういう意味フランス 語で夢って言うんですってチームの子が いつまでもみんな仲良く走れたらいいねっ てそれが私の夢なのってあいい名前だね はい私もすごく気に入ってます嫁子は嬉し そうに 笑う自分の大事なものを褒められたような 気持ちなんだろうでもこの前20歳になっ た時父が仏壇の母と兄に話しているのを 聞いたんです嫁この行末が心配だって確か に金髪でバイクに乗って親にはフラフラし てるようにしか見えないんだなって反省し ましたそれと同時に兄が亡くなってから私 には関心がないように見えた父が心配して くれているのも嬉しかったしだから自立 するために働こうと思って年子さんに相談 してこちらで雇ってもらったんですでも チームは抜けられたのなんか大変なんじゃ ないのけじめとか いいえいい機会だからチームは20歳で 卒業ってことにしよう とでも卒業したからって別れるわけじゃ なくたには一緒に走ろう約束しまし たそれで金髪もやめたんです ふふいちさん漫画の影響受けすぎですよ 嫁子がおかしそうに 笑うその笑顔に俺はすっかり気が緩んで しまった金髪似合ってたけどねでもその 黒髪はすごく可愛いと思うよそのせいで 何気なく言うと嫁子は方をあめたやだい さん急になんか恥ずかしいですえあその あたふたしている俺の食べ終わった弁当箱 を手早く回収し嫁こせを立ったでは私は 帰り ますいちさん頑張ってくださいね嫁子は そう言うと俺の顔も水に帰ってしまった あのご馳走様俺はすでに見えなくなった 嫁子の後ろ姿に向かって呟いた次の日嫁子 にどういう顔で会えばいいのかと悩んでい たが嫁子はいつも通りにおはようござい ますと挨拶してきたあお おはよう俺もなんとか挨拶を 返す何事もなかったのような嫁子の顔を ちらっと見たあれドキドキしちゃって眠れ なかったの俺だけちょっと片しを食らった 気分だったけど気まずいよりもずっといい それにそんな大したこと言ってないじゃん 俺大丈夫平常心平常心自分に言い聞かせ 普段通りを 心がける昨日の話からと嫁子はレディース と言っても喧嘩上等ってことではなかった ようだしなんなら年子さんも嫁子が金髪で レディースの早朝だったことは承知してい たようだ少し安心したのでその後は嫁子 から話しかけられてもビクビクしなくなっ たこれは俺としては大きな全身だおかげで 俺は少しずつだけど嫁こと打ち解けて 話せるようになりバイクやツーリングの話 もできるようになっ たいちさん見積もり書確認して くださいはいはいOK大丈夫 ありがとうございます俺の方に余裕ができ たせいかさらに1ヶ月も経つと嫁子との やり取りはかなりスムーズになった顧客の ところに連れて行っても真面目で誠実な 対応の嫁子は評判が良かった あれ何してるの帰りの車の中で嫁子が何 やら名刺に書き込んでいるのを見て聞くと 私人の顔を覚えるの苦手なん ですだから頂いた名刺に忘れないように ちょっとふんどれどれ信号が赤で止まった 時に覗き込むと名刺にはもらった人の似顔 へと特徴が書き込まれていたおおすごいね これなら忘れないはいお名前を忘れたら 失礼に当たりますから偉いね嫁子さん はなかなかそこまでできない よ自分が顔を覚えるの苦手って思ってそれ を工夫して克服しようとするなんて尊敬 する よいさんそんなに褒められるとんなんだか 願ってなって苦しくなります え大丈夫 大丈夫 です信号青ですよははいすみませんいち さん本当に兄に似ています兄も私が ちょっといいことをするといつもたくさん 褒めてくれましたそっ か嫁子さんお兄さんのこと大好きだっった んだね はい隣で嫁子が声をつまらせ涙をこぼした 気配がした俺はそれ以上何も言わずそっと しておいた週末俺は1人でツーリングに 出かけたここのとろ仕事が忙しかったせい もあって1ヶ月ぶりくらいになる帰り道嫁 こと初めて出会った峠に差しかかった 半年くらい前になるなとと思う思い出して しまった途端頭の中が嫁子でいっぱいに なってしまった嫁子さん俺のことお兄さん と重ねてるのか なそうだとすると恋愛対象にはなれないか なそう思った瞬間胸がずりといたどうし たら俺個人を見てもらえるのか な今度ツーリングにでも誘ってみようかな 考え込んでしまったせいで道に飛び出して きた何か動物に気づくのが一瞬遅れた やばいたぬきのような動物は引かずに避け られたのだけどバランスを崩したバイクは がしんと倒れ俺は道に投げ出されるうわ やっちまったバイクは無事かカーブが続い ていたのでスピードをそれほど出してい なかったのが幸したのか俺は生きていた 痛みを感じなかった俺は真っ先にバイクの 心配をする車も来てなくてよかったほっと した途端視界が歪み意識が 遠のくいちさんいちさんなぜだか嫁子の声 が聞こえた嫁子さん一度一緒に走りたかっ たなそう呟いて俺は意識を失った いちさん [音楽] いちいち気がついたよよかった目覚めると 俺の目の前には心配そうな顔の両親と弟 それと鼻を真っ赤にして泣いている嫁子の 顔があった嫁子さん一致目を覚ましたわ ありがとうあなたのおかげよ母が嫁子に霊 を言って いるみんなどうしたんだ俺が聞くと弟が 怒ったような顔で言った兄貴バイクで転ん で頭売ったんだよ怪我自体は継承だった けど気を失っちゃって丸1日起きなかった んだぞえ 事故バイクはバイクは無事ですミラーが 破損したくらいであは問題ないって嫁子 ちゃんが見つけてくれてすぐに救急車を 呼んでくれたのバイクも知り合いの修理屋 さんに見せてくれたのよそう かありがとう嫁子 さんでもなんで私も昨日兄の月明日でお 墓参りに行ってその帰りに突然どうしても またあの道に行かなきゃって思っていった ん ですそうしたらいさんが倒れているのを 見つけてううよかっ たいちさんが無事でよかっ た説明しながら子供のように泣きじゃくる 嫁子ああそんなに泣かないでごめんごめん よ心配かけてうわんまた私大事な人がい なくなったらどうしようって怖くてえ俺も 含め親と弟の動きが来たりと 止まるいちもしかしていやこんな綺麗なお 嬢さんがまさかいちとえだってレブの嫁子 さんだよね3人はそう言って俺をじとっと 見つめるいや違う俺違うえ嫁子さん焦って 叫ぶ俺の手を握りしめて嫁子はまだ泣いて い たほほお邪魔のようだから私たちは帰り ましょうそそうだ ないち頑張れよおい退院したら報告しろよ 口口に言いながら3人が帰ると病室には俺 と嫁子だけが取り残されたあ あの嫁子さんいちさんよかっ たいやそれはもういい からあのさっきの発言ですが え大事な人って俺のことはえ私そんなこと 言いました頷く俺きゃあえあれお母様たち はお邪魔だろうからって帰ったよ いやえ嫌なの少し意地悪くそ尋ねると嫁子 は顔を真っ赤にして俯い たそしてぽつりと小さな声でいう嫌じゃ ないです え嫌なんかじゃないですだって私いちさん 大好きですものすごく大事な人ですもの これ以上赤くなれないほど嫁この顔は 真っ赤っかだご迷惑だと分かってます レディスのでヤンキーだった私なんていち さんにふさわしくないの分かって ますそんなことない え俺正直最初はちょっと怖いって思ってた よでも嫁子さんは俺とバイクの話も たくさんしてくれたし仕事も熱心で教え がいがあったそれにお弁当まで作ってくれ てなんていい子なんだろうって思っていた よ お母さんとお兄さんのこととても辛かった だろうこれからは1人で抱え込まずに俺に も分けて欲しいんだ少しでも君の気持ちが 軽くなるようにう うえん嫁子はまた子供のように泣き出した ありがとういちさん私頼ってくれる仲間に も元気がなくなってしまったお父さんにも 自分は弱いところを見せたらダメなんだっ て思い込んでました今いちさんに悲しいの を分けてって言われたらすごく心が軽く なりました嬉しいです嫁子さん君が好きだ よ俺と付き合って くれるはいいちさん2人なら喜びはば 悲しみは半分個にできると思うんだはい と涙をこぼして嫁子の方に手を伸ばし涙を 吹く今嬉しい気持ちが倍になりました嫁子 はにっこりと微笑んだいち大丈夫 かいちく意識戻ったんだってバタバタと 廊下を走ってくる足音が響き病室のドアが 開く嫁子ちゃんいち君は生きてますよ てか病院の廊下は走っちゃだめですよそう ですよ俺と嫁子が2人で言うと社長と年子 さんは目を白黒させた ああ 全く寿命が縮まったわよいや元気そうで よかったはっはっはと社長が笑うご心配お かけしてすみませんさっきお医者さんにも 見てもらって今日1日入院して問題なけれ ば明日退院できるそうですそうなの え怪我は軽かったんで頭だけもう1回検査 するそうですがそう か大したことなさそうでよかったよところ でさなんで嫁子ちゃんと手を握り合ってる の子さんがにやりと 笑う俺たちは慌てて手を話したああいいよ いいよ大丈夫 いち君なら嫁子ちゃんのお母さんも喜んで くれるわよそうだ な若いけど真面目で優しい子だからそれに バイクが趣味だから嫁子ちゃんとも話が 合うだろう えとこさん 社長ありがとうございます俺もいつも ありがとうございます社員は可愛いわが子 も同然だ からみんなが幸せに生活できるのが私の 望みなんだ わ社長からごこがさして見えます はっはっは病室が明るい笑い声で溢れた 隊員後俺は両親と弟に嫁子付き合うことに なったことを速攻でされすぐに嫁子を家に 招待するように言われた嫁子ちゃんは一致 の命の恩人だものもうにるなり役なり好き にしてちょうだい ふつかな兄ですがどうぞよろしくお願いし ます嬉しいな俺娘が欲しかったんだ浮かれ て好き放題言う 家族うふいち君のお家面白いわこんな人た だけど よろしく嫁このこと本当に好きみたい 嬉しいね私もお父さんに会ってもらいたい わもちろん 次の週末俺は嫁子の家に行き嫁子の父に 挨拶したいち君か嫁子から聞いているよ 嫁子の父は穏やかそうなでもどことなく 悲しな顔をした人だ私は妻と息子をなくし て正直気力を失っていて ねそんな私といるのが辛かったのか嫁子も あまり家では話さなくなったでも働くよう になってから少しずつ話しかけてきて くれるようになってね今思えば君に出会っ たからなんだろうなお父さん私お父さんと 向き合うの怖かったの お父さんもどこかに行っちゃいそうででも 本当はお父さんも私を心配してくれている ことが分かったりいちさんと出会って惹か れていくうちに失うことを怖がるよりも いつか失うのなら後悔しないように大事に すればいいと思うようになった のこれお兄ちゃんがいつも言ってたこと すっかり忘れていたけど思い出した これからはお父さんとも思い出をたくさん 作って公開しないようにしようと思ううん うんそうだ な悪かったな 嫁子手を取り合う親に俺も胸がいっぱいに なる振り返ると写真の中で嫁子の母と兄が 笑っているのが見えたおめでとうお めでとう その後俺と嫁は順調に交際を続け2年後に 結婚式をあげた結婚式は家族と会社の同僚 たち嫁子のレディースの仲間たちも来て くれて賑やかな式となったいやいや嫁子 ちゃんのお友達は元気がいいな今時の 女の子はそういうものなのよ行動してくれ た社長妻も賑やかな式を楽しんでいる さ早朝をよろしくお願いしますふそで姿の 女の子たちが俺の前でずらりと並んで頭を 下げるいいえいえこちらこそよろしくお 願いします涙目の俺に同僚や弟が大笑いし てい たいちさん末長くよろしくねうん本当に よろしくねふふ喜びは倍で悲しみは半分子 ね俺は頷き嫁子の幸せを空から見ているで あろう嫁子の母と兄に誓ったその後俺と 嫁子との間には男の子と女の子が生まれた 両親も弟もメロメロで甘やかしすぎだと 嫁子から叱られているそれと義父だけど こちらも赤ん坊が生まれた瞬間から山の じじにチェンジして たもうお父さんたらまた内緒だってお菓子 買ってあげてたのよ夕飯前にはお菓子は あげないでって言ってるのにいいじゃない かお父さんだって可愛くって仕方ないんだ よ俺たちの話を聞いて息子と娘が割って 入るじじを叱らないで僕たちが食べたいっ て言ったんだ言ったのわかった分かった ママだってじじに怒っているわけじゃない んだよお前たちがちゃんとご飯食べられ なかったら困るからそう言ってるんだ 大丈夫ママのご飯は残さず食べるよ 食べるもうあなたたちには叶わないわ嫁子 は笑い出して2人を抱きしめたきママ くちパパ助けて笑いながら俺に手を伸ばす 子供たちよしパパも参戦だ俺も大きく手を 広げて3人を包むように抱きしめた俺は 幸せ だこれからもずっとこの幸せを守っていき たいと思っている

◯2ch馴れ初めで愛を語る
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楽曲提供：株式会社　光サプライズ