4月から、自転車に乗る時は、ヘルメット着用が努力義務になりました。
ヘルメットを着けてない場合、着けた場合と比べると頭部へのダメージは3倍以上とも言われています。

例年よりも早咲きの桜が新生活を彩る春。
そして、4月からスタートしたのが自転車に乗る際のヘルメット着用の努力義務化です。
4月最初の平日となった3日、ゴジてれChu!が朝の通勤・通学の様子を取材すると…。

鎌田有真記者リポート
「通勤通学の時間帯になり、多くの自転車が行き交っています。世代を問わず多くの方がヘルメットを着用していない印象です。」
一方でこんな光景も…
「こちらの男性はヘルメットを着用しています。真新しいヘルメットの印象です。」
始まったばかりの「ヘルメット着用の努力義務」ですが、少しずつ、人々の意識も変わり始めているようです。
福島市内の自転車販売店は、努力義務化が発表されて以降、多くの人たちにヘルメットを着用してもらうため、サイズやデザインなど扱うヘルメットの種類を増やしました。

ワンズサイクル福島笹谷店 店長代行 大石太一さん
「安心安全を提供できるように自転車をお出ししてますけれども、頭だけは100%守って頂きたいので。」

県内の13店舗で売り上げは1.5倍に増えたといいます。
ヘルメットを着けないことによる罰則などは特にありませんが、万が一の事故の時、頭部へのダメージを避けるためにも警察はヘルメットを着用してほしいと注意を呼びかけます。

県警交通企画課 恩田武人課長補佐
「県内では、過去5年間で自転車に乗って亡くなった方は19名いて、そのうち9名が頭部に致命傷を負っています。」

日本自動車連盟JAFが子どもの人形を使っておこなった実験では、ヘルメットを着けた場合の頭へのダメージHIC・頭部損傷基準値は288です。
この値は700を超えると命にかかわるとされています。
一方、ヘルメットを着けていない場合…HIC・頭部損傷基準値は888。
ヘルメット着用時と比較すると3倍以上の衝撃、命を落とす危険性が一気に高まるのです。
自転車用ヘルメットの着用をためらう人が多いのも事実ですが、大切な命を守るためにもひとりひとりの心がけが重要になってきます。

県警交通企画課 恩田武人課長補佐
「(転倒して)ケガをして痛い思いをする前に、自らヘルメットを被って安全な運転に努めていただきたいと思います。」

<記事はこちら>
https://www.fct.co.jp/news/area_news_1466

2 Comments

  1. 2023年4月から自転車乗る時に、”SG”もしくは“CE”のいずれかの基準に適合したヘルメット着用の努力義務化されたね。しかし、実際の福島県内ではそれをする人がいないのが現実で、理由の一つとして挙げられるのは、ヘルメット着用するだけで髪型が乱れてしまうのが一番の難点だよね。個人的に意見すると、どうしても髪型が乱れる懸念を持っている場合は、ヘルメット着用して自転車に乗ることは薦められないと思う。

Leave A Reply