高さ34m 個性的デザインの塔は何のため? 実は役割終え解体 鹿児島・鹿屋市 (23/12/08 19:40)
大フラッ毎週金曜日は大隅フラッシュをお 送りしていますかスタジオから生中継です 春山 さんはいかスタジオですお伝えします今日 は金屋市街地の玄関口で存在感を放ってい た高さおよそ34mの塔を特集しますか 市民はもちろんかを訪れたことのある人 なら1度は見たことのあるだと思いますが 実はそのをえは の にれたの改めてしてきまし た金屋市西原の国道269号線を走ると目 の前に現れるこちらの 塔高さはおよそ 34m金屋市の中では一際高く独特な デザインも目を引き ます地元の人は は鹿児島とかどっか遊び行って帰ってきて あの塔を見たらああ金屋に帰ってきたなち 感じでした本当の話がですねそういう シボル的なとこがありましたよね はい一方金屋市にあるカフェでは塔の フォトグラフがおしゃれな空間を演出して いまし たどこか懐かしいようで最先端な佇まいの 塔いつも近くにあるのが当たり前でした 馴染みがありすぎても毎日通る道なのでで まそこを通ればあるあ金屋に来たなみたい な狙ってたの で一方でこの塔私を含めその役割を知ら なかった人が多いようです豪華のためなん ですかね1番近にいるんですけどなんと なくそういう知識しかなくてもうあそこに あるのが当然なような感じでしたからもわ 感がなかったもんですからあのちらっと なんかそれもこしだったかななんかその水 関係のものだっていうのだけはなんか見た んです けど団地を所有する金屋市の担当者にその 役割をずり聞いてみまし た平和住宅の全体の中古にえ水を送る施設 なんですが建設当時はえが低くてえ5回 までえ水が届かないということもござい ましてえ高いところに水を貯めてえこっ からえ各中古に水を送るようなシステムに なってます実は隣接する5回建ての団地へ 水を供給するための急水筒だったの です特別に中を見せてもらいまし たこの壁の奥がえ水槽になっておりまして えそこに120Tの水が溜まっております その水をえこのポンプでえ上の水槽へえ 送っているところ です建設された40年前は浄水道の水圧が 低く水が5回まで届かなかったため団地 よりも高い塔の球体部分に水をためそこ
からの水圧で各家庭に水を送っていたそう [音楽] です34mという塔の高さは一般的な建物 で言うと8階建てに相当し建設当時はかや で1番高い構造物でし たしかしこの方式だと点検や修繕などに 費用がかかる上電は断水が発してしま ますさらに浄水道の水圧も十分に高くなっ たため給水党は2021年度にその役割を 終えまし たそしてこのまま保存する場合塗装などの 費用がかかることから金屋市は塔の撤去を 決めまし たご覧の通りあの錆が出ておりますし塗装 も剥がれ落ちておりますので金谷市街の西 の玄関口として警官所良くないというよう なご意見いただきましたのでえそれも 合わせて今回解体に至るところ ですそして 昨日再び現場を訪れると土台を残し救水島 は完全に姿を消していまし たなくなってしまった当たり前の 風景しかし救水刀の記憶はきっと多くの 人々の心に残り続けること でしょういや水の供給ももちろんです けれども40年間街の人たちを見守ってき たんですよね確かにあったなと今ね思い ますけれどもね晴山さんこのタワーに名前 とかはついていたんでしょう かえっと正解から言いますと正式な名前は ついていなかったそうですさんは平和団地 の給水筒と呼んでいたそうですそして残さ れたあの土台部分なんですけれども今後は ボカ水槽として活用していくそうです
鹿児島県・大隅半島の鹿屋市街地の”玄関口”では、高さ約34mの塔が存在感を放っていました。市民はもちろん鹿屋を訪れたことのある人なら一度は見たことのある塔だと思いますが、実はその役目を終え、今は解体されています。何のために建てられ、なぜ、解体されたのか、改めて取材しました。
2023年10月。鹿屋市西原の国道269号を走ると目の前に現れる高さ約34mの塔。鹿屋市の中ではひときわ高く、独特なデザインも目を引きます。地元の人はー。
近くのラーメン店店主
「鹿児島(市)とかどっかに遊びに行って帰ってきてあの塔を見たら、あぁ鹿屋に帰ってきたなって感じでした。そういうシンボル的なところがありました」
一方、鹿屋市にあるカフェでは塔のフォトグラフがおしゃれな空間を演出していました。どこか懐かしいようで、最先端なたたずまいの塔。いつも近くにあるのが当たり前でした。
カフェの店員
「なじみがありすぎて。毎日通る道なので。」
カフェの客
「あそこを通れば、ある。この辺には高い建物はないから」
「私も垂水の方で育ってたので鹿屋に行くと、あ、来たなと。高い建物もなくて目立ってたので」
一方で、この塔。その役割を知らなかった人が多いようです。
ラーメン店の店主
「防火のためですかね? 一番近くにいるんですけどそんな知識しかないです。あるのが当然で何も違和感がなかったもんですから」
カフェの店員
「ちらっと、広報誌だったかな?水関係のものだったかな? それは見たんですけど。水関係のかな? としか認識してなかったですけど」
団地を所有する鹿屋市の担当者にその役割をずばり聞いてみました。
鹿屋市建築住宅課・岩下栄一郎課長
「平和住宅の全体の住戸に水を送る施設なんですが、建設当時は水圧が低く5階まで水が届かなかったため、高い所に水をためて各住戸に送るシステムになっていました」
実は、隣接する5階建ての団地へ水を供給するための給水塔だったのです。
特別に、中を見せてもらいました。
岩下課長
「この壁の奥が水槽になっていて120tの水がたまっています。その水をポンプで上の水槽へ送っています」
建設された40年前は上水道の水圧が低く水が5階まで届かなかったため、団地よりも高い塔の球体部分に水をため、そこからの水圧で各家庭に水を送っていたそうです。
34mという塔の高さは一般的な建物だと8階建てに相当し、建設当時は鹿屋で一番高い構造物でした。
しかしこの方式だと点検や修繕などに費用がかかる上、停電時は断水が発生してしまいます。さらに上水道の水圧も十分に高くなったため、給水塔は2021年度にその役目を終えました。
そしてこのまま保存する場合、塗装などの費用がかかることから、鹿屋市は塔の撤去を決めました。
鹿屋市建築住宅課・岩下栄一郎課長
「やはりご覧の通りさびが出ていますし塗装もはがれ落ちてますので、鹿屋市街地の西の玄関口として非常に景観上よくないとご意見を頂きましたので、それも合わせて解体に至るところです」
12月7日。再び現場を訪れると、土台を残し給水塔は完全に姿を消していました。
正式な名称はありませんでしたが担当者は「平和団地の給水塔」と呼んでいたこの構造物。なくなってしまった当たり前の風景。しかし給水塔の記憶は、きっと多くの人々の心に残り続けることでしょう。ちなみに土台部分は防火水槽として今後も活用されるそうです。