喜界島へ <Part 5>Suzuki GN125 2Fで行く  To Kikai island by Suzuki GN125

おはようございます喜界第一ホテル の朝です 今日は喜界島滞在最終日です ホテルをチェックアウトして昨日 調べて興味のあった地下ダムに 向かいました 地下ダムとは初めて知った言葉 なので興味津々です 地下ダムのトンネルは事務所に 届ければだれでも見学できるようです 実はこの施設を知る前喜界島を おとずれた時から比較的平坦な 地形のこの島でどう水を確保している のかが少し不思議でした 人口密度も低くないように思える しさすがに水田は見当たりませんでした が畑も多くあるように思えます どうもその答えがこの地下ダム にあったようです   地下ダムとは僕の理解ではこう です 喜界島は前の動画でも紹介している ようにサンゴ礁が隆起してできた 島なので島の地表から20から40メートル は琉球石灰岩とよばれるサンゴ礁 の石灰岩でできていてまたその 下が島尻層とよばれる地盤があります 琉球石灰岩はサンゴ石なので隙間 が多く水を通しやすいく島尻層 は水を通しにくい層です そのような理由から降った雨が すぐに地下の琉球石灰岩の層を 通って海に流れ去ってしまいます たとえれば傾けたお皿の上にスポンジ を置いてその上から水をかけても 水が流れ去ってしまうようにです そこでスポンジに染み込んだ水 をスポンジに仕切りを作って流れ 出ないようにするのが地下ダム の仕組みです 地下の琉球石灰岩の隙間に水を ためるダムのような地下の貯水 施設でその溜まった水をポンプ で汲み上げて利用するそうです 見学したトンネルはというと地中 のタムを作る時に地上の環境破壊 を起こさないように長さ360メートル に渡ってトンネルを作りそのトンネル から工事をしたそうです トンネルはダムの一部分も担っている そうなのでトンネルの壁面から は水が滴っていました 壁から滴る水は石灰の層を通った 水なので鍾乳石のような石灰の塊

がありました棚田のような形を した石灰の塊もあり山口県の秋芳洞 で見たものとよく似ていて面白い です でも鍾乳石は何百年も成長に時間がかかる と思うのですがこれは数年でこの ようなものができているようです がなぜなのでしょうか それにしてもこのダムの水はアルカリ性 がきつくないのかなと思いました 本土の土は酸性度が高く多くの 農作物は酸性を嫌うためアルカリ性 の石灰をまいて中和するのですが 素人考えですが喜界島では少なく とも農業用には石灰を施す必要 はないのではと思ったのでした トンネルから出ると喜界町の加工 農産物の販売所とゆいカフェが ありました トンネル出口に案内がなかった ので一瞬迷子になってしまいました 販売所でお土産に黒糖蜜などを 買いカフェでアイスコーヒーを 頂きました 魔女の木とよばれる道端にぽつん と立つガジュマルを訪れました 遠目に見ると幹の根元が膨らん だように見えます近づいてみる とガジュマルの根が大きな石灰岩 を覆って絡みついているように 見えます また横からはソテツがガジュマル に宿木をしているようです 遠くから見ても近くで見ても不思議な 木です そのシルエットの不思議さから 魔女の木とよばれているのではない かと思います しばらく進んで少し道から外れた 場所に蝶がいました調べてみる とリュウキュウミスジという蝶 で奄美大島とここ喜界島が生息 北限らしいです 貴重な出会いに感謝です 伊実久いさねくの滝に来ました 小さな滝ですが落水はそのまま 用水路に流れ込み農業用水に利用 されているようで面白い滝です 震洋格納豪あとを訪れました震 洋とは先の大戦で日本海軍がつく た木製のモーターボートで爆弾 を載せて敵艦に体当りするという 特攻兵器です 敵の来襲に備えこのような格納

壕を作り備えていたらしいのですが 敵艦が島に近づくこともなく終戦 を迎えたとのことです この格納壕や模擬飛行場そして 平家が源氏の来襲に備えた要塞 といい戦いの備えはするものの 戦いには至らなかかったこの島 はなにか幸運な場所にような気 もします この日の昼下がり海岸沿いの公園 の駐車場で休んでいると軽トラ 2台に乗ったおじさんたち4人に 話しかけられました 昼間から仲間同士で公園のベンチ でだべっていたのでもう皆さん 退職されたのですかとお伺いすると 農業してるから自由業で時間は どうにでもなるんだと言ってられました 作物はごまを育てているそうです しばらくお話しいただきやはり 以前会ったたおじさんのように このような何もない島になぜ来た のかと尋ねられました またこのちょっと前にも公園で 整備をしているおじさんに同じ 質問をいただきました その度に40年前知り合った方に 進められた話をしました こんなにきれいな島なのに住ん でいて当たり前になるとそれが 目的で訪れる人というのがあまり 想像つかないのかもしれません もしかすると天国って美しくって 楽しくって退屈なところかもしれない なと思いました 夜が更けて喜界島ともお別れです フェリーが放った光が暗闇の海面 に反射し徐々に港に近づいてきた 時sf映画の一場面のような雰囲気 がありました 帰りのフェリーは往路の二等寝台 が満席で予約が取れなかったの でその下のランクの二等にしました いわゆる雑魚寝なのですがかなり 空いていて他の広間にもお客さん はいましたが写真のように20人 くらいの仕切りの広間に僕一人で のびのびできたのでした往路も この方が楽だったと思ったのでした マットや毛布もあり快適です何 よりも狭いベッドで荷物と格闘 しながら一緒に寝るよりもらく ですしね 明日は朝8時半に鹿児島フェリーターミナル に到着です

おやすみなさい

喜界島へSuzuki GN125 2Fで向かいました
5日め、今日は喜界島最終日です、初めて聞いた地下ダムという施設を訪ねてみました。

チャンネルの旅マップはこちら。
https://www.google.com/maps/d/edit?hl=ja&mid=12N-I4bq9dDouHOl24_UAqN-c8YXHiffU&ll=35.405757775054965%2C135.50309543334612&z=10

1 Comment

  1. バイクではありませんが、島はいいですね。礼文島や種子島に行ったことを思いだしました。
    島から帰るとき、船に乗るとき、島をしみじみと少し寂しい思いも懐かしいです。

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