【2ch馴れ初め総集編】社畜でボロボロのアパートに住む俺の隣の部屋に、美人の義姉が引っ越して来た結果【作業用】【ゆっくり】

社畜でボロボロのアパートに住む俺の隣の 部屋に美人の義姉が引っ越してきた結果俺 はただの会社員の30代嫁は3歳年上で俺 が高校生の時に出会った実は嫁は俺の義姉 だ母親の再婚相手の連れ子だったとは言っ ても高校生の頃に突然家に来たから年頃 だった俺は当時から意識していたでも姉は 美人だったけど俺を顎で使うばかりで 優しいとはほど遠くまさに姉だったそんな 姉と恋愛することになったのは俺がくびれ た社会人になってかなぜか俺の隣に 引っ越してきた姉が突然アプローチしてき たもちろん戸惑ったけど仕事から帰るのを 楽しみにしている状況に気がついてからは 俺も姉のおかげで生きるのが楽しいという 感覚を思い出すことができていたそして 高校生の時の気持ちを取り戻すみたいに俺 も姉に惹かれていた騎士との恋愛とか本当 にあるんだな義姉相手って親とか気まずく なかったのかもちろん色々考えたよ再開し てからもだけど高校生の時姉が家に来た時 はかなり悩んでた前提として俺の母親は俺 が物心つかない時に離婚しててそれから女 で1つで俺を育ててくれてたそんな母が やっといい相手を見つけて結婚したいって 言ったのが俺が中3の時相手つまり今の 父親はすごくいい人で俺のこともよく考え てくれて結婚して暮らし始めるってなった のは俺が高校に入学した時だった父の 連れ子だったのが姉まだまだ子春期だった 俺は突然美人が現れて戸惑ったなんか距離 感近い姉に対してやましいことを考えない ようにするのでせいっぱいだ せっかく母が見つけた幸せを俺が崩すこと は絶対にしたくなかったから意地でもそう いう想像はしないようにしたそうやって ドキドキする気持ちをねじ伏せている間姉 はと言うと弟の俺に対してめちゃくちゃ 応募でそのおかげで俺は弟として姉に 接することにひにに慣れていったいち アイス食べたくないえ食べたいやっぱり さすが合うねじゃあお願いええ私チョコも なよろしくね嘘でしょ一緒に行こうよ せめてやだよもう部屋着になっちゃった もん俺もなんだけど結局俺は姉に負けて コンビニにアイス買いに行ったりあ今日 なんかだるい彼氏と別れたから仕方ないか え別れたの別れたよそうなんだ大丈夫何が いやなんか失恋的なあはは大丈夫そんな 真剣な感じじゃないしありがとねいちなん だよ心配して損した俺なんか女の子と話す ことすらないのに何言ってんの私としてん じゃん姉は覗くに決まってんだろえなんで よ美人と話す体勢はついてんでしょって からかわれたり思い出したらむかついてき

たなそうやって姉とのやり取りに慣れて いくうちに姉が来た当初のドキドキは 収まっていた俺たちはすっかり仲のいい 兄弟になりそれは俺が大学を卒業して実家 を出るまで続いたすっかり兄弟って感じだ けどそっからどう恋愛するんだ自分の姉の こと思い出して胃が痛くなってきた兄弟 ってどこでもそんな感じなんだな それから何年か経ち社会人3年目を迎えた 俺は死んだように毎日を送ってた白球で ボロアパートに暮らしコンビに弁当を 食べる精神的に疲れて終了後も休日も寝る だけの毎日実家にも当分帰ってなかった 年末年始は集まるが頻繁に顔を出す余裕は なかったある日アパートに帰ると空部屋 だった隣の部屋から物音がしていたこんな ボロアパートに入居するなんて物好きだな と自分のことを棚にあげて首をかげていた 時がなったこの時間帯にかけてくるのは 大抵親だ俺には彼女も仲のいい友達もい ないからなもしもしいち今日お隣さん越し てきたでしょうえなんで知ってるの子は 知ってるのよ隣お姉ちゃんだからは女の子 の1人暮らしは何かと物騒だからね一致の 隣なら安心できるでしょっていや絶対 こんなボロアパートよりオートロックとか あるとこの方がいいってでもお姉ちゃん そこがいいってよ母さんなんで止めないの さえグッドアイデアと思ってグッド アイデアじゃないよもう引っ越しちゃった からどうしようもないじゃないお姉ちゃん よろしくねいや待ってよちょもしもし母が 電話を切った途端にチャイムがなるすごく 嫌な予感がするはいいちけてどちら様 でしょうか愛の姉だよ頼んでないですえ 冷たいあんなにちっちゃくて可愛かった イチはどこ姉ちゃん俺と幼少期過ごして ないじゃんそれLINE声だよデリケート なんだからなんでこんなと来たんだよえ 寂しかったら引っ越してきちゃったもう口 ではこう言いながら俺は内心悪くないかも と思っていた姉とは本当の兄弟のようでも あり友達のようでもある楽しい距離感で 接することができてた張り合いがない毎日 が変わるんじゃないかとワクワクもしてい たでも社会人になってからの数年間姉に 会うのは年に数回だったから良かったが これからしょっちゅう顔を合わせるなら また高校の時みたいに距離感考えないとな 姉は元々の美人に拍車がかかってい言て いるし俺は相変わらず女の子に体性がない 母は年末年始に家族4人で集まるのを毎年 すごく楽しみにしているから理性のたを しっかり握って姉とトラブルを起こさない ようにしなくてはいち引っ越し祝いに外食

しようよえ嘘だろこの時間に太るよバカな のこの時間に食べに行くわけないでしょだ から彼女できないんだよやめろその言葉は 俺に 聞く次の金曜日は開いてるよね彼女も友達 もいないし と友達くらいいるしじゃあ決定ねくう 楽しみあんま一緒に飲んだことないよね 開いてるって言ってないのに開いてるけど はいはいおやみいちさるまでが早いな高校 の時みたいに振り回される生活がすぐ想像 できた姉はさっき越してきたばかりなのに それでも寝に帰るだけの毎日よりよっぽど 次の日が楽しみに思え たほとんど一方的な約束だったがその日が やってきた俺は姉と近所の居酒屋へ行った この間は玄関先で話しただけだったけど 外行の格好の姉はやっぱり前より綺麗に なっていた俺は余計なことを考えないよう に会話をしてたうんこれめっちゃ美味しい 姉ちゃんがこういうつまみきとは知ら なかったお父さんが食べてるイメージの方 が強いよねいっつも横から取られるの相 変わらずだなあそういえば仕事昇進したん だっけそうもう大変新卒の時のこと 思い出したわ随分昔のことなのに覚えてん だはあ そんな昔じゃないしいちは覚えてないの まだ若いのに覚えてるけどさはあいちも 仕事で楽しみ見つけないとただでさえ日常 生活枯れてるんだからそっちはどうなんだ よ彼氏とかいないのさあねまあ私は一致と は違うから少なくとも枯れてはないけど今 まではしつこいくらい彼氏の話をしてきた 姉なのにこの時はなんだかはぐらかされる 感じだった俺は違和感を覚えながらそれ から彼氏の話には踏み込まなかったその後 も仕事のの話とか近況報告とかをしてい たら酒が進んで姉は酔っ払ってしまった姉 は酒に強い方だから酔っ払うほど飲んで いるのを実家では見たことがなかったよっ た姉は正直最悪だったもういちなんだよ 久しぶりダップベロベロによった姉を解放 しながらやっと姉の部屋に着いたあれ部屋 綺麗にしてんじゃん当たり前だよ当たり前 って実家ではめっちゃ汚かっただろだって そうすれば一致が俺なんでもない俺がどう したんだと首をかげていると姉は急いと服 に手をかけ始めたふわーうわ脱ぎ出すなよ じゃじゃあ俺帰るからすっかり薄着になっ た姉を見ないようにしながらその場を 去ろうとした時え行かないでようわ姉は 薄着のまま俺に抱きついてきたいやっちょ ややめろってあはは可愛い照れてんのち 違う彼氏と勘違いしてるだろ俺だぞ一致し

てないし彼氏なんていらないもん一致が いればいいくらえゆうやめろって姉相手に 突き飛ばしたりなんてできないからかなり の攻防戦になった何より俺の心臓がバグっ たみたいにドキドキしてて俺は俺自身との 戦いも強いられていたのだクタクタになり ながら俺はなんとか地質に帰ったそれから 新しい毎日が始まった今までは仕事帰りに コンビニによって晩飯を買い YouTubeを見ながら食べて風呂入っ て寝るだけだったでも姉が来てからは ちょうど帰りの電車のコロニアから メッセージが来るカレー作ったけど食べる 食べるじゃあ飲み物買ってきてもちろん そして家に帰ると姉が俺の家で待っている のだちなみに相かは知らない間2分どられ ていたあおかえりただいまって勝手に 上がるなよああそうご飯作ってもらってる のにそんなこと言っちゃうんだいつでもお 上がりくださいお姉様よろしい早くて洗っ て食卓の用意してはいあれちょっと片付け てくれたまあねどうしたの結構荒れてたよ ちょっと疲れてて家族には俺がくびれた 社会人になってしまったことは隠して 振る舞っていた余計な心配はかけたく なかったのだちゃんと体調管理しなあと見 られたくない本は隠しときなさいよそ そんなもんねえしあら顔真っ赤にしてして ないから相変わらず姉のペースに巻き込ま れながらそれでも俺のQOLは姉が来て から明らかに上がった疲れて帰ったら姉が いてよけ疲れるかと思えば元気をもらって いた姉は癒し系とは程遠いけど俺は姉に 癒されていたのだと思う同じボロアパート でも前と違って俺は家に変えるのが楽しみ になっていた一致だいぶ姉に振り回され てるな姉の存在が一致の助けになってたん だな姉と昼に一緒に出かけることもあった 特に引っ越し当初は生活用品を見たいと 連れ出されたそれまでの俺の休日の過ごし 方というと家で寝て日頃の疲れの回復を測 るって感じだったから最初はだいぶめど くさかったし抵抗もしたけど姉に連れ出さ れるようになってから外に出かけると リフレッシュになるのだと知れたいちこの ソファーめっちゃ良くないえあの家に住み つくつもりなのお試しで引っ越したんじゃ なくてまあ1人身のうちはずっとあそこに いるつもりだけどなんだじゃあずっとか今 なんて言ったなんでも第一ほぼ俺の部屋に 居座ってるくせにソファーいるのだって 一致にもいつかいつかいつか彼女ができ たら私追い出されるじゃんああ寂しい 悲しいなそりゃ姉と彼女が俺の部屋にいる 光景怖すぎだろまあそんな予定ないけど

一生独身でいな私のために意味わからんっ てじゃあこちに彼女ができたらソファー 買ってもらおっとなんでだよ普通俺がお 祝いでなんかもらうだろなんで私がそんな こと祝わなきゃいけないのよ俺たちは 仲良くやっていたが姉はたまに俺の不幸を 願っていた下せないでも姉に彼氏ができる 度なんとなく寂しく思っていた俺だから その気持ちは分からなくもなかっ たある週末の朝姉が突然俺の家に来た今夜 飲みに行こうという話らしいこの間一緒に 飲んだ時のことを思い出して俺はかなり 迷った姉の酔い方がめんどくさいだけじゃ なく俺の理性がいつまで持つか正直不安 だった姉は美人だ高校生の時初めて会った 時から姉が俺のタイプであることに変わり はない姉が義姉である限り俺はその気持ち に蓋をするが閉じ込めているだけで なくなったわけではないのだえやめとこう かななんでよ戦略もないくせにないけどさ 姉ちゃんこの間のこと覚えてないのこの間 って何よ一緒に飲んだ時だよすごく酔って たけど記憶もぶタイプなのえ私なんかした のうんぐぐ絡むくらい許してよねお願い別 に絡まれるのはいいんだけどさ姉ちゃん俺 のこと彼氏と間違えてたよえ急に脱ぎだし たり抱きついてきたりそういう酒癖なら 飲む相手俺じゃない方がいいでしょ嘘私 そんなことしたの姉は突然深刻そうな顔を した俺は慌ててフォローを入れるままあ俺 はいいんだけどさ一応ただの兄弟じゃない しさ気をつけた方がそうだよね姉はどこか ぼーっとしながら顔を真っ赤にしてい たいちははい今夜公園まで来てえごめん よろしくちょちょっと方針状態の姉はそれ だけ言い残して俺の部屋を去る明らかに 様子がおかしかった公園で何をするの だろうその日の日中俺はずっとそわそわし ていたそして夜公園の街灯の下に姉は立っ ていたどうしたの公園なんかに呼び出して あのねいち私姉の方は好調しているでも声 は震えていて泣きそうだった私一致が好き なんだえ恋愛の意味で一致が好きえ今まで 何人かの人と付き合ってきたけどあんまり 長く続かなかったでしょ毎回私から降って たのどうしても一致と比べちゃって一致と いる時が一番楽しくて私らしくいられるの に他の人といる時間がもったいなく思え ちゃってちょちょっとま色々障害があるし 諦めようって何度も思ったんだけど やっぱり一致といると楽しいだからやらず に公開するくらいならやって公開しようっ て思ってアピールすることにしたのそれで 引っ越してきたのいやそれ以前になんで俺 を本当だよねなんで好きになっちゃったん

だろう俺は姉と違って綺麗な顔をしている わけでもないし女の子を楽しませるトーク スキルもないでも確かに姉と過ごしている 時間はお互いにとって楽しいものだった急 でびっくりしたと思うけど考えてみて 欲しい私と付き合うこと今までとは違う 関係性になること俺姉と付き合ってみる なんて高校生の俺だったら大喜びした だろう憧れの美人で一緒にいると楽しくて 家で俺の帰りを待っていてくれるでも俺に は姉と同じくらい大事なものがあった父母 姉俺の家族だごめん俺姉と付き合ったら もう家族には慣れないのだろうかギシだ なんてと周りには思われるだろう母は再婚 したことを失敗だったと思ってしまわない だろうか母がやっと掴んだ幸せを俺が 台無しにすることなんてやっぱりでき なかったごめんそうだよねごめんね急に私 一致のお姉ちゃんなのに本当にごめん ごめんなさい謝ることなんてふうごめん 好きになっちゃってごめん姉は泣いていた 俺は初めて姉が泣いているところを見た なくなってごめん謝るのもやめろよう今の うちに謝っとくきっと迷惑かけるから迷惑 ごめん私諦めないからえ覚悟してね姉は 強かった泣いたと思ったらもう笑っている そういえばそんなところも憧れだったと俺 は高校生の時の気持ちを思い出した急展開 だけど気持ちはお互いずっとあったって ことかこの後の姉の猛攻が楽しみだ なそれから毎朝姉が俺の家に来るように なった平日も休日もだもちろん相かで勝手 に入ってくるうんあおはようまた勝手に 今朝はフレンチトスと作ったんだいち好き だったよねうんあまた寝ようとしてる でしょよいしょじ乗ってくんなって重い 重いですってそっかじゃあフレンチ トーストは感の私が全部食べよ嘘です軽い ですとってもお綺麗ですふふ許す朝ご飯を 食べたら俺より出勤時間の遅い姉が玄関で 俺を見送ってくれるいってらっしゃい今日 もお互い頑張ろうねうん頑張ろうそれまで は思い足を引きずりながら仕事に行ってい たが姉のその言葉で俺も頑張ろうと思える ようになったたまに実家に帰った時に母 からちらっと聞いていたが姉は会社で高い 評価を受けているらしくその仕事への 向き合い方は勉強になるところが多かった ドキドキさせてくるだけじゃなくて尊敬 できるところもある姉の憧れは日々乗って いくまるで高校生の時の俺の気持ちをつい 体験しているようだったもちろん家から 帰ってきても姉がいる俺より後に出て先に 帰ってるの下せないんだよな今は繁忙機 じゃないだけあとまあ私優秀だし仕事早く

終わらせられるしわあすごいすごいでも まあ繁忙機には俺が助けてやらんこともも ないなえ一致に何ができるの1人暮らしし てるんだからなんだってできるだろそう私 が来た頃は家も荒れてたしコンビに弁当 ばっかだったみたいだけどそれは疲れてた んだってふんまあ分かるけどねちょうど 疲れてくる頃だよね私もそうだったな慣れ てきたと思ったらうまくいかなくなってき てさ姉もそりそうだよみんなそうなんじゃ ないこんな時支えてくれる人がいたらなっ て思ったよねうんだからまあ感謝してるよ お珍しく素直じゃんもっと頼りな姉が来て からちゃんと毎日を生きている感じがする ずっと平坦な日々を過ごしていた前とは 違って楽しいこともむかつくこともある今 姉がここを去ってしまったら俺はまた前 みたいに仕事して寝るだけの毎日を過ごす のかと思うとぞっとして鳥肌が立った告白 されてどうなるかと思ったけど兄弟の時と 変わらず過ごしてる感じだな素直になれよ いっち好きなんだろそうだな俺は姉が好き だ告白されたからじゃなく姉と出会った頃 から姉が好きだ高校生の時に気持ちに蓋を してその蓋をずっと抑えつけていたけど ずっと隠していただけで姉が好きだという 気持ちがなくなったことは1回もないそれ に兄弟の時と変わらず過ごしてるように 見えるけど俺たちからしてみれば明らかに 関係性は変わっていた姉は姉なりにもう アピールをしてきていたかじてあった姉 なりの遠慮がなくなったようだ俺は 溜め込んでいた気持ちをどうにか抑えてい たけどもう崩壊寸前のところまで来ていた それでもなお一戦を超えないようにしてい たのはやっぱり母と父のことを思ってだっ たけどある日母親から電話がかかってきた もしもしお姉ちゃんとはうまくやってる うんまあ何よはっきりしないわねねえ 母さんはさ家族のことどう思ってる急に何 よ俺が高校生の時に再婚して他の家族より 一緒にいる時間は短いけど仲いいじゃん俺 とか父さんとか姉ちゃんのことどう思っ てるのかなってどうってそんな急に言われ てもでもそうねみんなのこと大事に思っ てるわよだから泣いたりしないで幸せに 生きてってほしいふんああんたお姉ちゃん 泣かせてないでしょうね泣かせたかももう そんなことだと思った全く一致が悪いん だったらちゃんと謝って本心を伝えなさい ねあなたが泣かせたくて泣せるわけないん だからそうでしょはははうん分かった母が 俺のことを信じてくれているのが嬉しかっ たこの人の前で不幸せな道を選ぶなんて できない母さん俺に幸せになってほしい何

言ってんの当たり前じゃない一致が幸せに なるためなら母さん全力で応援する世界 制服でも今からアイドルになるでもなんで もよさすがにそれはないかなでも ありがとうなんか心に決まったんなら よかったあははやっぱりバレてるもんだね 俺は俺自身が幸せになるためにやっと決意 したそしてその日の夜いつも通り俺の部屋 に来た姉の前で俺は星座をしたええ何急に 姉ちゃん俺考えたんだけど何よ姉ちゃんさ 引っ越さないはななんでよ私来すぎてた うざかった違うよ逆あのさななんなの俺と 一緒に住もうどういう意味今まで隠してて ごめん俺姉ちゃんが好きなんだえ高校生の 時からずっとう嘘でしょ本当だよ初めて 会った時にすごく綺麗だと思ったしその後 もずっと姉ちゃんに憧れてたでも家族も 大事にしたかった母さんのこともだから ずっと気持ちに蓋をしてたでもさそれじゃ やっぱり幸せにはなれないなって気づくの 遅くなってごめん俺も姉ちゃんと一緒に 笑ってたいそれが一番幸せなんだふふだ だめダメなわけないいち私たち幸せに なろうねお父さんとお母さんに胸張れる くらいうんなろうこうして俺たちは兄弟 から恋人になっ たそして2年後俺たちは席を入れた今は他 となんら変わりなく夫婦として過ごして いるおめでとう一致世間定とか親のことと かを乗り越えて結ばれたんだな病気顔 合わせの必要がない結婚だなある意味緊張 しそうだけど報告する時はめちゃくちゃ 緊張したぞ付き合ってすぐ姉が親に報告 するって言い出したんだ俺はまだ早いん じゃないかって止めたんだけど絶対大丈夫 だって2人を信じようこういうのは早い方 がいいんだからでも父さんと母さんだって 心の準備がどう準備させるのよほら早く家 でる支度してま待てってばそして家に着い た途端パンと乾いた音がしたおめでとうえ 1泊遅れて状況を理解した俺クラッカーを 鳴らしたらしく紙テープが待っている そして他3人がニヤニヤしていたやっとね お姉ちゃんよく頑張ったわえは私が お母さんに相談してないわけないじゃん どういうこと引っ越す前に相談されたのよ 私がお姉ちゃんの背中を押したのは大好き な2人が一気に幸せになってくれてこれ 以上幸せなことはないわふふお母さん ありがとうねだから2人を信じろて言った でしょ私たちの親は最高なんだからお俺俺 の葛藤は一体若干の虚しさはあったが家族 3人の幸せそうな笑顔でどうでも良くなっ た俺たち家族の関係性は形を変えたけど仲 の良さと幸せでいることに関してはこの先

も変わりはない だろうコで全男子を魅了する美上コメの俺 だけ無してたら惚れられた俺は昔から無口 でぶっきらぼう平凡イキャただそんな俺の 嫁は大学時代数々の合コンで全ての男を 魅了したという伝説の美女であるおい目覚 せって2次元の嫁を現実に召喚すんのだけ はやめとけな礼の信頼薄すぎじゃないまあ 話半分に聞いててもらって全然いいんだ けど嫁はその見た目といかにも男受けし そうな雰囲気から合コンで全男子を惚れ させると噂が立っていたけど俺だけ全く嫁 に興味がなくてから返事してたら嫁の方 からなんか好かれちゃったって話だしょう がねえな妄想かどうか見ててやるよこち とらちょっとその話気になってんだよ早く 話しやがれくださいじゃあ最初に嫁と 出会うきっかけになった話からな当時俺は 文学部の大学3年暇さえあれば本ばかり 呼んでて友達との遊びよりも読書を優先さ せるようなやつだったそれに加えてそこ まで喋る方でもない当然友達は多くなかっ たし人生の夏休みを王化するリア充たちを 一戦引いた目で見てたよそんなにある日 珍しい誘いが来た頼むボコ来てくれ無理 なんでだよ別に用事もないんだろう俺の 唯一の陽気の友人たらがそう泣きついて くるだって面倒だし陽気の戯れに巻き込ま れるの嫌だしでも俺あと1人連れてかない と合コン参加できねえんだよなんでそんな に行きたいんだよお目当ての子でも来る わけするとたらが急に目を光らせるよくぞ 聞いてくれた今回の合コンはいつものとは 訳が違う参加した全ての合コンで全ての男 を落としてきたという伝説の美女嫁ちゃん が来んだよこんな絶好のチャンス逃すわけ にはいかねえだろつまりはそんな美女アは よくば手に入れて男諸君に自慢したいって わけねたたらはどうしても彼女のおに かかりたいらしくなかなか諦めてくれない それどころか突然はっと思いついた様子で 俺に交渉を仕掛けてくるお前がそんなに 行かねえって言うならこっちも強行手段だ 文庫本2冊今度おるそれでどうだだめだ もう一声うならハードカバー2冊ちなみに 文庫本は通常50000円程度に対し単行 本もいハードカバーは2000円近いもの もある正直近鉄大学生には気軽に変える ものじゃないたたらから炊かれるなら願っ たりかなったりだまだ足りないそんなん じゃ誠意が感じられないなこのクソ生意気 なこれでいいだろハードカバー菩薩おいい ねじゃあそれでこいつってことでたへの 肩揚げは成功したもらえるものはもらい 尽くす精神の一致作詞で笑った合コンどう

しても行きたいたらくん多分いい人なん だろうなこうしてハードカバー5殺と 引き換えにその美女のいる合コンに参加が 決定したのだが当日合コンの場に行くと あまりの有り様に面食らったいや嫁ちゃん 本当に可愛いねそんなに可愛かったら男が ほっととかないしょ俺も狙っちゃおっかな きゃたたらくんたら冗談が上手なんだから でもたたらくなら私のこと狙ってもいいよ 噂の美女に骨抜きにされデロデロに惚れて いるたらと言葉全てにハートマークがつく ような甘ったるい話し方の可愛い女性勘弁 して くれ友達が美女に完全に遊ばれている ところなんてみたいもんじゃないたたら俺 はお前をここに連れてくるべきじゃなかっ たのかもしれないたたら君はどんな女の子 がタイプ俺は可愛くて優しくて美人な嫁 ちゃんがタイプえやだすっごく嬉しい俺の 中でたらの尊厳がどんどん失われていく しかもたらはげなはずだからこの様子じゃ 酒は飲んでないだろうシラフでこれかやば そう心の中でどん引きしていると嫁が みんなに一声かけるもうみんな集まったし そろそろ自己紹介しないそうしてようやく 合コンっぽいイベントが始まった私は軽 大学3年の嫁です好きなものはいちごと マカロンで彼氏募集してますよ日本一 たたら含む男性人が盛大な拍手を送る確か に全男子を落としてきたというだけあって アイドルさながらの華やかな見た目男に気 があるように予想をな口ぶりも謝って まさに魔生の女って感じだろうかまあたら があなるのも頷けるようなこの合コンは 男女とに4人ずつだが明らかに嫁が注目を 集めていた他の男性人も嫁に夢中なよう だったがしかし俺の本当の目的は本波風 立てずなんとなくやり過ごせばいいだけの 話だねえお兄さんさっきから静かだけど 楽しんでるうわ何よわって私が来て緊張し ちゃったのまいつの間にか隣に嫁が座って いて容赦なく腕を絡めてくるお兄さん名前 は一致です腕話してもらってもいいですか えなんでそんなこと言うのいち君クールな 感じいや別にすると俺の返答が不満だった ようで嫁はさらにしこ俺に話しかけてくる いち君は私のことどう思うなんともこの時 から俺は知らず知らずのうちに嫁の地雷を 踏み抜いていたんだと思う張り付けたよう な嫁の笑顔にだんだん怒りが混ざっていく のが分かったいつも男にはちやほやされて いただろう嫁に冷たく対応することが こんな面倒ことを引き起こすなんて想像も できなかったじゃあこれならどうだ嫁は 質問を諦めたのかいきなり胸に飛び込んで

きて無理やりはされたただこの時の俺に とってはたら2度の本を買ってもらうかの 方が大事だった離れてくれませんその時 だった俺と嫁が密着してるのを男性人が 発見よ嫁ちゃーんなんで一致に構うんだよ 俺にも同じことしてくれよそして俺に構う 嫁を男性人が全力で止に入るという謎構図 の出来上がり男3人酒が俺と嫁の周りで ラーラーと騒ぎ立てているめんどくせえ そのまま合コンは嫁の無双状態でお開きと なったよようやく帰れる町に待った帰宅で つい浮かれる俺だが楽楽と帰らせてくれる わけもなくま待ちなさいえ俺を呼び止めた 嫁はよく見るとめに大粒の涙を貯めている 絶対はい絶対にえ絶対にあんたも私のこと 好きにさせてみせるんだから覚悟しとき なさいよそう言われた瞬間悟ったじった これは完全にじっているおいち君これは 一体どう説明をするつもりだいいやたら さんこれは誤解でふざけんじゃねえぞ何人 の希望を勝手に打ち砕いてんだ絶対許さん 食い縛れやちこの一発で勘弁してやるから よそうして合コンに参加していた男たちに 追い回され嫁との強烈な出会いは幕閉めた のだったたたら一致の代わりに謝るわ ごめんねえ聞いてるのちょっとさっきから いつまで待ってればいいのよ嫁の声が気に なって仕方なく本を閉じる俺はいつまで あなたにつきまとわれなきゃいけないん ですん私が満足するまででも私を怒らせ たいち君が悪いんだよあの合コン以来嫁は た大学にも関わらず何度も俺の元へ来る ようになった毎日毎日授業が終わった途端 にタイミングよ現れるおかげ様でまともに 本西嫁やしない怒らせたのは申し訳ない ですけど好きにさせてみせるって何なん ですかそのままの意味に決まってるじゃ ない嫁はそこまで行った後急に目を細めて 怖い笑顔を作る私こう見えていち君に塩を 対応されてプライドズタズタなのこんなの 意地でも君を惚れさせなきゃ伝説の何傷が つくね私の言いたいこと分かるよねへどう やら嫁はその見た目にそぐわず何倍も プライドの高い人間だったらしい嫁は本気 で俺を落としにかかるようで毎回腕は絡め てくるし好き荒ば体を寄せてくる見事な 周年深さだよダーリン今週末どこか遊びに 行かない愛に本読む予定があるんであと ダーリンやめてください釣れないな せっかく私とデートできるのにあなたとい て周りの視線集めるのは平日だけで十分 足りてますえへへ罪な可いさってやつそう 一緒にいるようになって気づいたが嫁は 必ず行く先々で周りの注目を集めるあの子 ごい可愛くないスタイルいし神さらさらで

天使じゃんもうオーラから違うよね アイドルモデルとかこんな声が聞こえて くることも少なくないそれに比べて俺はと いうとでも隣にいるの彼氏にしてはピント 来なくないわかるなんか住む世界違うって 感じあははマジそれなも知らないギャル たちから勝手にの知られる始末他の男には 嫁と一緒に歩けるなんて羨ましいと言わ れるが冗談じゃないそんな時いつも通り本 を開く俺に嫁がつまらなそうに話しかける それそんなに面白いのそれその本この私を 差し置くくらい面白いのあなたに興味な いってのもありますけど差し置くくらい 面白いです答えるとすぐやかに腕をつね られるいた気になるなら呼んでみます え別に私ははまらないと思うけどじゃあ ちょっとだけ見せて本を渡すと嫁は最初 からペラペラとページをめくり始めている 俺途中までしか読んでないんですよ抜か ないでくださいねそう声をかけるが返事が ないあの大丈夫ですか本を開く嫁の方を ゆすってみるはどうしたんですかあえっと この本借りてもいいえいいですけど本当に ありがとう嫁はそのまま本を抱えて あっさり帰っていくいつもはもっと しつこくついてくるのに今日はやけに短い ななんなんだこの何でもないやり取りが嫁 を変えてしまうとは思いもよらなかった そして次の日 なんかこっちに向かってくる人いない すごい怖いんだけどえ何何ダーリンはいや 俺ダリンじゃないしそのまま全速力で懐に 突っ込まれるえここここここれれ超面白い えこの本こんなに面白かったのもう感動 あり笑いありで感情ぐちゃぐちゃキラキラ した目でそう言われましても正直服部の 痛みでそれどころじゃないんだがななんで あんなもダッシュできたんですか早く 面白かったよって言いたくて冒頭から すっごく丁寧に伏線が貼られてて伏線回収 されるラストの場面も素敵すぎて最後の クライマックスに主人公が実は裏で動いて たって分かる演出が本当に鳥肌だったの 待って待って待ってそこ俺呼んでないから あそうなのもうそれなら早く呼んでよ全く ゆっくりなんだから当たり前のように ブーブーほ膨らませているが状況が全然 飲み込めない え本読んだんですかうん最後まで最後まで 最後までとっても楽しかったですニコニコ で答える嫁ねえいちも早く呼んではいすみ ませんその後嫁に早く嫁とせかされながら 結局その場で読破することになんで嫁が ここまではまったのかは分からないけど俺 が呼んでる間にも新しく一冊読み始めてた

よ嫁ちゃん急にどしたでも感想伝えに来て くれる嫁ちゃんずっと楽しそうにワクワク してて可愛い確かに嫁みたいな人もほんで あんなに興奮さやらなくなるんだって意外 だったなこの日から嫁は別人のように一変 した元々の俺を好きにさせるって目的が だんだん本に移っていった感じ毎日のよう に俺のとろに来てはこの前借りたの読み 終わったから一冊貸してと言って毎度本を 借りていくその本を読み終わったら感想を 直接伝えに来てくれるってのが習慣になっ た嫁はミステリーからノンフィクション もの恋愛小説に至るまで次々と呼んでいた よお互い時間がある時は大学の住のベンチ で一緒に読書する日もあ ふふ隣に座る嫁が笑い声を立てる面白い シーンでもあったうんこの子なんとしても 好きな男の子に気づいて欲しくて一生懸命 なのその推しの強さ嫁さんにそっくり えへへそれほどでもでもなんで急に本にど はまりしたの今までも1回くらい小説とか 呼んだことあったでしょ嫁は背もたれに 寄りかかって眉間にシを寄せる呼んだこと はあるけど私って本が似合わないらしくて やめちゃったそう本読まないなんてに 取り憑かれてるイチからしたら生きていけ ないだろうねアドレナリン不足でやって らんないねほのかかりを始めてから嫁は前 のようなブリッコみたいな口調をやめた どんな心境の変化があったのか分からない がえとかやだとかいかにもな猫撫で声は 一切聞かなくなったその代わりに聞こえて くるのはどれも本の感想だらけ何かが嫁を 変えてしまったんじゃ戸惑いもしたけど 本人は本に夢中で楽しそうだしってことに しとくかあそういえば今日本屋行きたいん だったじゃあそろそろ解散でもいい荷物を まとめて立ち上がるがその瞬間手を掴まれ て引き止められた横を振り向くとそこには ワクワクを隠しきれない表情の嫁がわ私も 行きたいその顔見たら分かるさっさと行く よ合コンでは百戦連の嫁がここまで感情 筒抜けになるのが可愛くて思わず笑が こぼれたこここは夢の国夢の国にしては 渋いな到着するなり完成を上げてあちこち を見て回る嫁最初に本を貸してからもう1 回弱経ったのに自分では1回も本屋に行か なかったんだろうか不思議に思いつつも俺 も目当ての本を探しに行く嫁はもう本棚を 回って1人で盛り上がってるから放っとい ていいだろおあったあった目をつけていた 本を見つけて店内の嫁を捜索すると現代 小説のコーナーで悩んでいる嫁を発見した 嫁さんこっち終わったよえ何その量嫁の手 にはかとその中に大量の本の山本屋でか

持ってる人なかなか見ないよこれ多いかな 読みたくなるのがたくさんあって決められ なくてさううこの本はまた今度にしよっと 嫁も大体見終わったようでそのまま嬉し そうにホクホクしながらレジへ向かう最初 はどれがいいかなやっぱり軽めにほっこり 人情系ミステリーで手がく攻めるのもいい よねミステリーに一票そんな風に話し ながら歩いていた時だったあれ嫁横を通り すがった女の子に突然声をかけられるえ嘘 その時嫁の顔色が明らかに曇った こんなとこいるなんて珍しいね授業で なんか必要にでもなったのえっと様子を 見るに嫁の大学の友達だろうかていうか そのかごどうしたのほってらしくないね あははらしくないよねかを持つ嫁の手に力 が入った私も用事あるからじゃあねうん じゃあねそう言って嫁の知り合いは離れて いったが俺と嫁との間には重い空気が 流れる私たちも行こっかそそうだね嫁も あのこと話してから元気がなくなって しまったいつもみたいに笑顔を浮かべては いるけどどれも無理してるように見える 本屋に来た時とは売って変わって2人とも 静かなままキについたあの子は嫁にらしく ないって言ってたよなでも色々ありそうだ し俺から聞くのは不粋か悶々と考えている と先に嫁が口を開いた昔からこの見た目 だけで判断されちゃうことが多いんだ 男好きとか調子乗ってそうとかだから外見 しか誇るものがないんだって周りの想像に 自分を合わせてたの合コンで全ての男の子 を好きにさせてみたりねやっぱり私って見 た目しか取り得ないんだよね嫁が寂しそう に笑った確かに嫁の第一印象は男好き みたいなチラチラしたイメージだったでも 今なら知ってるそんなことないだろ何回 から返事してもしつこく話しかけてくるの とかほの感想伝えに脱ししてくるのとか 全部嫁さんのいいところだと思うよえ嫁は 驚いた目でこっちを見た後すぐに笑い 始めるふふふそんな笑う場面あったまさか いちの口からそんな言葉が聞けるなんて あはは塩対応されてた頃が懐かしくなっ ちゃうねあれは初対面だったしそれが今と なっては全部嫁さんのいいところだと思う だよ真似すんな止めたかったら捕まえてみ なよ小走で前を行く嫁を追いかけるまあ嫁 が笑顔になったならよしとしようおい誰だ 最初に一ち目覚ませとか言ってたやつお前 だよめちゃくちゃ微笑ましい2人じゃねえ かそれから嫁はいつも通り目を輝せて本 読むようになったよ籠の中に積んであった 大量の本もいつの間にか全部読んでたしな 変わったことといえば嫁は一目がある場所

でも普通に本を開くようになったって ぐらいかな一緒に読書する場所も大学以外 に近くの公園とか喫茶店にも行くように なったそんなある日突然嫁との関係が 変わるきっかけが訪れるいちうんここここ 今度家遊びに行ってもいいいえいい けどなんか嫁の様子おかしくないさっき から目泳いでるしほ本当にやった一致の 本棚どんな感じなんだろうって見てみ たかったんだよねああそういうことねじゃ 次の日曜駅前でどう了解そして当日駅前に 到着したはいいんだが嫁さんごめん待った えあほほほ本日はおお日柄もよくまままま 誠にありがたき幸せでござすなぜか すっごい落ち着きのない嫁ござ すそそそそれでは行きましょう旦那待て 待て待てえと時代劇でも見たち違うわよ 今日の嫁は絶対に何かおかしい目も泳ぎっ ぱなしでずっとおろおろしているこれは 緊張なのかでも嫁は男なんて慣れてる だろうから緊張するわけないよな体調は 悪くなさそうだしとりあえず行くかぎ ぎょいきいそうして嫁を引き連れて家に 案内する俺の住家は駅から10分くらい 歩いたアパート向かう途中も嫁はブっぽい 感じだったけど何かいかに影響されたのか と全然気にしてなかったついたよどうぞ どうぞあれドアの前にたったはいいが嫁は 立ち止まったままそれに嫁の顔赤くないか もしかして熱あるんじゃ大丈夫熱ありそう ちょっとごめん断ってから嫁の額に手を 当てるするとボフと音を立ててさらに顔を 真っ赤にしてしまったあっつやっぱり熱 あるよね違うの全然くて好きな人の家に 入るのてこんなに緊張すると思わなかった のえ嫁さん好きな人いたのそれじゃ俺の家 入るの嫌だよね入りが足りてなかった ごめん嫁さんの好きな人って誰だろう全く 気づかなかったなおいち鈍感というか理解 力のかけらもないレベルだぞいや本当に 申し訳ないこの時は嫁の好きな人がまさか 俺だとは想像もしていなかっ たいち私がなんて言ったかちゃんと聞いて たううん嘘つけこのどか男その瞬間みちに 重たい一撃が命中うぐえはやっちゃった ごめんいち嫁に支えられて玄関で倒れ込む 申し訳なさそうな嫁がずっと背中をさすっ てくれていたさっきの言葉だけど私の好き な人は一致なの迷惑だったらごめん一瞬 言われた意味が分からなかったへえ俺 いやいや全く迷惑なんかじゃないけどそれ どういう意味間近から嫁の真剣な目に 真っすぐ見つめられる最初は常に男に困ら なそうな俺の苦手な人だと思ったでも 気づけば嫁との時間が大切でなくてはなら

ないものになっていた俺も好きって意味 です俺の言葉を聞いた嫁が今にも泣きだし そうな顔で飛びついてくるほ本当本当 答えれば嫁は安心したように柔らかい笑顔 を浮かべていった私一致と両思いに慣れて いますすっごく幸せですこの日から俺たち は交際を始め今では夫婦になっている結局 付き合ったそのの日は2人で1日じまっ たり読書嫁はずっとニコニコして嬉しそう だったよそれから嫁がたたらさんがい なかったら出会ってないんだからお礼し たいねというので俺は気恥ずかしかった けど報告することにってことで嫁さんと 付き合うことにしたいやいやなばかないち も冗談とか言うようになったか成長したな 仕方なく嫁と出かけた時に撮った写真を 見せるこんなん俺でも取れるってこいつ これはできれば見せたくなかったが最終 奥義嫁の顔写真だマジマジその後は トントン拍子だったつまりは俺が君たちの キーキットになっちゃったってことねこの まま順調に結婚してくれよ友人代表の スピーチは受けてやるからさそう午後して いたたらだったが数年後の結婚式で誰より も泣いてたのは笑ったな友人代表の スピーチが神父の手紙並みにガチ泣きだっ たあの時のたらはいつ思い出しても面白い なふふそれだけ応援してくれてるんだよ俺 と嫁は大学卒業後に結婚して今は俺の転勤 を気に静かない中で暮らしてる嫁は前読ん だ本が映画化するとかよく情報を仕入れて くるからその時はちょっと遠い映画館まで 見に行ったり2人で気ままに過ごしてるよ こんな幸せをくれる嫁には感謝してもし きれないこれからも一緒にいてくれるよせ いっぱい大切にするつもりおめでとうな いちいい話聞かせてもらったわ奥さん大事 にしろよもちろんだここまで聞いてくれて ありがとうなみんなにもさあるよう祈っ てる仕事帰りのコンビニでJKの自転車が 壊れて暴走していたのを助けたら俺はと あい中で自転車屋を経営している経営 なんて格好つけてみたものの実際は親が やってた店をそのまま継いだだけ田舎ゆえ に自転車乗りからすると環境が良く固定客 もおり収入もそこそこだ元々ブラック器用 勤めの俺からしたらストレスフリーの まさに転職ただし田舎は都会と比べて刺激 が少ない見渡す限り山川畑すれ違うのは じいさんばあさん犬と猫世間では人工現だ のバコン家だと言われているがこんな ところで住むのを嫌がるのは当然だそんな 俺も気づけば30代に突入した独身この まま老後は1人かなんて思っていたしかし そんな俺に嫁ぎたがる物好きな女が現れた

本当人生って何が起こるかわからんね婚活 中の俺にちょうどいい話があると聞いて 詳しく話せこっちは焦ってるんだ先に言っ ておくが俺は結婚したいために何か行動し ていたわけではなかったいちまさかお前か いや自称普面だよ断じてイケメンではない じゃあなんで結婚できたんだよ俺も結婚し て1人は嫌だよ落ち着け顔が良くないから 結婚できないと思ってる時点でちょっと 性格があれなんじゃない大変だこいつ息し てないぞお前ら落ち着け俺にも結婚できた んだからお前らにも絶対チャンスはある俺 のチャンスは仕事帰りによったコンビニで 怒った修理の依頼で外に出ていた俺は通り がかったコンビニに立ち寄ったは冬冷え 切った体を温めようと肉まんを買うことに したこんちはあらいらっしゃい今日は仕事 終わったのえ明日から雪っていうし早めに あら雪降るのところで聞いたあそこの家の 田舎あるあるどこに行っても知ってる人が いるいつもここに来れば噂話を聞かされる はめにしかし近くにコンビニはここしか なくここにいれば大体のご近所さんと遭遇 できるあるある肉まん2つくださいはい どうぞ気をつけて帰ってねありがとう ございますおばちゃんはいつも俺のことを 気にかけてくれるおばちゃんからすると俺 はもう1人の息子ぐらいに思われているの だろう店を出て早速食べようと思ったその 時だった遠くから女性の悲鳴が聞こえた 助けて自転車に乗った女性がこちらを 目がけてもうスピードで突っ込んできた これが俺と嫁の初めての出会いだっ たな気づけば自転車との距離はわずか 10m今ここで助けなければ女性が怪我を するだろうしかし助けよにもこのスピード ではじゃああ考えていたら自転車は近くの 電柱にぶつかり止まった幸いにも近くの畑 に女性は不時着できたよう だ目が合ってしまった明らかに助けを求め た目線だ大丈夫ですか大丈夫そうに見え ますよかった大丈夫そうだき見た感じ 大きな怪我はないし意識も良好とりあえず 無事でよかった立てるとりあえずおじさん が自転車拾ってくるからそこのコンビニの 駐車場にいときなえありがといてて若者の 数より犬の数の方が多いこの田舎では顔を 見ればどこの家の子なのか大体分かるが嫁 はこの辺りでは見ない顔だった最近 引っ越してきたのかなこんな田舎にご苦労 なことでお派手にぶつかってたけどそんな に壊れてないなまさに奇跡的車体に傷と 全輪のパンクのみで自転車に大きな破損は 見られなかった運転手を失って虚しく 横たわっている自転車を畑から引っこ抜い

てコンビニへと向かったおい君の自転車 割と大丈夫だったよえアリファほほハイ ファスあらよかったわね店先にはコンビニ のおばちゃんも立っていた先ほどの衝撃音 を聞いて様子を見に来たのだろうでも全輪 がパンクしてるみたいだから乗るには修理 が必要だねあらそうなのじゃあ今から修理 してやってよえ今日の仕事は終わってこの 子高校生なのよ助けてやりなさいよ高校生 だと犯罪じゃねえかあかん嫉妬で狂いそう おばちゃんめ関係ないのに口出してき やがって俺はもう帰って肉まんを食べる口 になってたのにそそうですよね君お金は あるのほってフセほほこの子まだ子供なん だから男ならそれぐらいおまけしてやり なさいよえまさに暴無人この世のルール ことおばちゃんの前では俺にどうやら拒否 権は与えられないようだそれにしても さっきからこの子は何を言ってるんだ口が もごもごして何を言ってるかわからんふう ありがとうございます肉まんもごそ様でし たあいどういたしましてえ肉まん冷めたら もったいないからこの子にあげたよなんて ことしやがるこのババ人が金出して買った 肉まんをなんだいそんな軽減な顔して 大丈夫だようちにまだあるから持っていき なですよねそりゃそうか俺の車の荷台に 自転車を乗せて嫁と一緒に車で作業場へ 向かうことにしたちょっと待ってて肉まん もらってくるからはい待ってます嫁を女子 席に乗せて俺はコンビニに向かったレジに おばちゃんが笑顔で立っていた田舎のいい ところは困った時はお互い様の精神時には 食料だって分け与えるのも当然だおば ちゃん肉まん2つください2つね260 NH260NH持っていけって言った じゃんおばちゃんの 嘘つきお兄さんは好きな食べ物なんですか 私はお寿司が大好き高校生なのに贅沢だな 俺はそうだな分かったちくわでしょ好き そうな顔してるそんすり身みたいな顔し てるあっはっはっは店に向かう道中嫁は ずっとしりっぱなしだったとにかくおしり が好きなようでたいもない質問を俺に 投げかけては俺の回答を面白がって笑って いた嫁いいこそうだな女子高生ってなんか 毎日楽しそうだよなよし着いたここが俺の 店はえ思ってたよりちゃんとしてるもっと 古臭いところて思ってましたまあ田舎の 自転車やってそんなイメージだよね店に 着いた俺たちは荷台から自転車を下ろし 作用場の中に入り込んだ帰りが遅くなら ないようにさっさと修理して送り届けて やらなければすごいちょっと店の中見ても いいですかいいけど壊さないでね壊しませ

んってありがとうございますうわこの自転 車46万円どこにそんなお金がかかってる んですかこっちはうわすごい自転車ってお 金持ちの世界なんですねんま何を求めるか 次第だとは思うけど競技用とかはもっと 高いぞひえ私なら車買いますねあっはっは その気持ちは分かるよ店内をとても楽し そうに見て回る嫁ここまで反応がいいと こっちまで楽しい気分になるこれでよしと ほい修理できたよえはやお兄さんプロです ねま本当にプロだからねほいじゃ家の近く まで乗せて帰るよえいいんですかもちろん もう暗くなってるし1人じゃ危ないよ ありがとうございますここら辺の道 あんまり知らないので助かります感謝 ありがとうが言える子は大体いい子やで やっぱりこの辺の子じゃないのかな帰りの 車内で聞いてみたんだが嫁は最近引っ越し てきたようだった親戚がこっちにいるので 来たことはあったが住むとなるとまた勝手 が違うようで自転車も乗り慣れていなかっ たからか坂道を下る際も焦って止まれ なかったのだとどう田舎に住んでみて都会 とは違う違いますね都会は人ばっかりい ましたけどこっちは全然人がいないですね そうね人より猫の方が多いかもね あっはっはお兄さん面白いですよねそうか 割と田舎じゃあるある遠くだよ嫁の家の 近くについて荷台から自転車を下ろした 当たりはすっかり真っ暗だったじゃあ気を つけて伝統ないから押して帰りなはい ありがとうございましたふぶかとお辞儀を して嫁は家地へと着いたふう疲れたそれに しても元気な子だったな騒がしくはあった が面白い子供だった若者と喋れてこっちも 元気をもらった気がするさあ明日も仕事だ さっさと寝よそして翌日こんにちは今日も たよなんでこの日を境に嫁は頻繁に見せに 来るようになっ たお兄さん微分の問題わかるもう当の昔に 忘れたって何してんの宿題いやなんで人の 店で宿題をだって暇でしょあんまりお客 さん来ないしいやいやネット注文の対応と かもあってだねじゃあここには人来ないね ぬ気づくと嫁は学校帰りに俺の店による ことが日課になっていた本人曰く近に遊ぶ 場所もないし勉強する場所も遠かったので 家から近い俺の店はちょうどいいらしい ねえお兄さん彼女いないのぶ何を言うかと 思えばねえいないのいるのどっちなのい ねえようるせえなあやっぱりやっぱりって なんだよずっと店にいるからいないん だろうなって余計なお世話じゃい一回りも が下の子娘になめられっぱなしの俺異言も 何もあったもんじゃない女子高生のコ力は

はっきり言って以上こう考えるんだなられ てるのではなく親しみやすいのだと君こそ 彼氏とか友達とかいないのかんこっち来た ばっかりだからどっちもいないねだからっ てここに入り浸るなよ何を好き好んで こんなとこに何をんお兄さんのことぶ あはは照れてやんのもしかしてお兄さん ラブの方だと思っちゃったこのクソがき あらら焦っちゃって可愛い女子高生のノリ に調子を狂わされっぱなしの俺最近の若い 子が考えていることはさっぱりだ年下にお ちくられるのって年上からすると案外 嬉しいもんだよな俺も女子高生に好きって 言われてでもお兄さん面白くて私好きだよ それにこの店の雰囲気も好きへ平総会 ありがとござんすあ真剣に聞いてない本当 だっってばあホームセンターに行ったら 目的なくてもちょっとワクワクするじゃん するするあれと一緒なんか自転車に囲まれ てると興味がなくてもちょっとワクワして くるふんそんなもんかいねここでカフェも 一緒にやれば女子高生ならすぐに集まって くると思うよ女子高生の相手なら君だけで せいっぱいだよ私の相手はしてくれるんだ ね嬉しいもはや何を言ってもおちょくら れる気がしてきたふう今日の宿題終わり じゃあそろそろ暗くなる前に帰るとします かねおう未年は帰れ帰れじゃあまた明日 明日は土曜日なんだけどだから何いやはい 出会ったあの日から振り回されてばかりの 俺しかし今までの退屈な日常がこれから 変わっていくような気がしていた ねえねえ何食べる奢って奢ってどうして俺 はここに土曜日俺たちは近くの商店街に来 ていた昔は栄えていたが近頃はネット通販 やスーパーが近隣に進出してきたことも ありシャッターが降りている店が目立つ これも時代の流れなのだろういや違う問題 はそこではなかったなぜ俺は嫁と商店街に 遊びに来ているのかと言うとどうせ仕事 ばっかりで1人でどこも出かけないでしょ とだけ言われて半ば無理やり連れてこられ たのだ無理やりと言っても車を出したのは 俺だがなんかBQグルメ食べ歩きしたいな まあ年上だしお金は出すよでも高いのは 大丈夫大丈夫ほどほどにするからほどほど 今日も京都てこの子に振り回される俺それ もそれで楽なんだがこのまま調子に乗って このハイブランドのバッグが欲しいとか 言い出さないだろうな実は俺現在進行系で この子に騙されてるこれが都会のやり方な のかそれってパパカツ30歳と18歳って そこまでおかしい組み合わせでもないだろ お前ら知らないのか田舎の怖さを俺みたい な30代が女子高生を連れているとすぐに

噂になるんだぜああんたその子誰なの こんな風になか母さんこそこんなところで 会うなんて奇遇だなはははじゃちょっと 勢いで立ち去ろうとするんじゃないよ お兄さんのお母さんこんにちはあら こんにちは礼儀正しいのねうちの息子と 少し話があるんで少し待っててね腕を強引 につまれた俺何言いたいかは想像がつく ちょっとあんたこの子まだ未成年でしょ なんかまずいことしてんじゃないでしょう ねな何言ってんだよそんなわけないだろ それはそうだろう30代と10代のツー ショット変にかってしまうのは当たり前だ 安心してください全然変なことしてません よあらやだ聞こえてたかしら声がでかいん だよ嫁が俺の母親にこれまでの経緯を話し た肉まんのことや修理代をおまけしたこと も俺がいい格好がつくように話していた わかのに人を立てることができるなんて見 た目によらず気が聞くことに関心していた あらそうだったのね私はてっきりお金を 払ってそういうことをしているのかと実の 息子をどういう目で見てるんだよそれにし ても今日はどうしたのかしらせっかくのお 休みの日にうちの息子と一緒だなんて なんか研げない日頃の感謝を込めて お兄さんを買い物に連れ出しました現在 絶賛お兄さんにもうアタック中ですえ来 たそそそそれはどういうえそのままの意味 ですよ振り向いて欲しくってちょ誤解さ せるようなこと言うなってそんなお母さん の前でこんな冗談なんて言わないですよ その顔はいつも通り真っすぐな目をして いる冗談めいた顔ではなかったいやいやて いうか君高校生だし年上ってなんかよく 見えるから気のせいだよそうそううちの 息子なんてもう30代よちょっとどうなの かしらねそれ本人に聞かないでくれるえ 年齢が問題なんですかまあね世間的にどう なのかなって都会では割と普通かもしれ ないけどじゃあ何歳だったらOKですか そうねせめて成人しておいた方がいい かしらねいやいや君と俺エが一周してるん だよ普通は嫌でしょそんなに年上別に嫌 じゃないですよお兄さんと一緒にいて楽 ですし楽しいですよおおうありがとう一体 全体なぜこんなことに本当に最近の子供が 考えていることは分からない高な時期だ からな年上がかっこよく見えるその娘いら んなら俺にくれ通報したままあそんな焦る 必要はないしゆっっくり考えればいいん じゃないえ私買い物に行ってくるからあは 2人で楽しんでどうぞおほほ可愛い お母さんだねどこがじゃあ買い物の続きに 行きましょうおおうこいつなんて冷静なん

だこっちは無駄にドキドキしているという のにああそこのコロッケ食べましょう もちろんお兄さんのおりでちゃっかりし てんな私が大人になったらおり返すから その時まで甘えさせてくださいへいへい まあでも今はこうでも時が立てば自然と 興味は同世代の人間に移っていくだろう そう今の気持ちはただの幻想にすぎない その時まではこいつの相手をしてやるか いちちゃんと大人やってんな俺だったら もう手を出してるぜ俺も俺もこれだから男 はそうして月日は流れ季節も移り変わって いった季節は春サイクリング客が増え始め たふう今日は繁盛したな重な販売系である ネット通販の対応を終えて1服入れる俺 はあ店の中にあいつはいなかったはあマジ で流れ変わったな徐々に店に来る頻度も 少なくなっていたこれで良かったんだこれ でどうしたの暗い顔してあ気にしないで くれ出た声うっさ溝落ちにいい角度で拳が 入った拳の主は嫁だっ たお久しぶりです元気でしたかおお君もう ここに来ないんじゃんそんなこと私言い ましたっけしばらく受験勉強してただけ ですよそうだったのていうか受験生だった んだねですです無事に合格できました近く の大学ですよしばらく両親の元に帰ってた ので店に顔を出せませんでしたがお代わり なく安心しましたそそうえあの家って実家 じゃなかったんだああれは親戚の家です 両親が仕事で出張に行っててその間にお 世話になってますここに来て知らなかった 情報が次々に飛び出すもう少し早めに教え てくれよちなみに親戚というのはコンビニ のおばさんですそうなの今年一の衝撃そう かなるほど妙に親切にしていたのはそう いうことだったのかてっきり田舎特有の 親切心だけかと思っていたぜそんなこと より合格したので何かお祝いが欲しいな なんてまあいいぞ常識的な値段だったらだ けどありがとうございます全然値段しない ですここで大人の解消を見せるのもありか なさあ何が欲しいのか言ってみな余裕しし に待ち構えていると思いがけない驚愕の 言葉が飛び出した私と付き合ってください ふんふんなるほど付き合うはだから交際 ですよ交際男女のお付き合いってやつです なな大人をからかうんじゃありません からかってません本気ですよ前から言っ てるじゃないですかいやいやいやどこが 余裕ししなんだよお母さんもとりあえず 成人すればって言ってました私もうすでに 成人ですよ成人って君まだ18歳でしょ 知らないんですか成人年齢は20から18 に引き下げられたんですよいや確か適用さ

れるのまだ先のことだったよね法律ができ たんですそれすなわち実質私はもう成人 ですよそれにそんなの待ってたらお兄さん がついにおじいさんになってしまいます なんてめちゃくちゃな理論それとも嫌なん ですか私といることいやじゃないけどこう 世間的な目とかさそれに大学に行けばまた 出会いがあるって残念ながら女子代なんで 出会いはないですねそれにですねしっかり と理由はありますお兄さんは水知らずの私 のためにいろんなことを助けてくれた とっても優しい人ですそれに面白い同級生 にはない面白さです一緒にいてとても 居心地がいいです以上えそれだけそれだけ で十分じゃないですかそそうかそうなのか やっぱり若い子が考えていることは分から んで答えはどっちなんですかさっき合格の お祝いしてくれるって約束しましたよね圧 が強い逃がしませんよひいこれが俺たちの 馴れそめだ人生って何が起こるかわからん ね情けなさすぎわろ た押し切られる形で交際を俺たちは開始し た学生と社会人という関係ではあったがお 互いに時間が自由に使えたこともあって すれ違いも特にはなく順調に続いたまだ 若いのだからこれから価値観が変わって急 に愛想をつかされるなんてこともなく 気づけば彼女は大学を卒業し地元企業に 就職した卒業おめでとう短いよで早かった な本当本当あそうだ卒業祝い欲しいないい ぞ常識的な値段だったら私と結婚して くださいあはいはい結婚ねは身に覚えが ありすぎるでジャブをぶちかまし俺は結婚 を申し出されてしまったいやいやまだ早く ない早くないそれにどっかの誰かさんは もう遅いぐらいじゃないく言い返せないと いうことでいいですかこちらこそそして俺 たちは結婚した自分で言うのもなんだが まさか当時女子高生の子と結婚することに なるなんて思わなかったよくそ妬ましい 世間の目とやらはなんか言ってた自分が 思ってるより批判的なことは言われなかっ たなただコンビニのおばちゃんからはいつ かやると思ってたって犯罪したかのように 言われたよででも成人してたし問題ない わけでそんなもんもう自行だろ知らんけど もっと胸を晴れよ別にいいじゃん ありがとう独身の自由ママライフも良かっ たけど家族がいるのもいいもんだないちの 親はなんて付き合った時は驚愕してたけど 定期的に実家に嫁を連れていってたからな のか今では嫁と親は仲良しだよ実の娘かの ように可愛がってくれてるたまに小遣いも もらってる確かに嫁さん真面目で明るい 感じだからじいさんばあさんには好れそう

なキャラだよなじゃあ俺はこれからもっと 稼がなくちゃいけないから今日も頑張って くるお前らも諦めなければいい縁があると 思うぞじゃあな頑張れよお疲れいちも 頑張れよちょっと自転車買って くる全男子が狙うまどなを人口呼吸で助け たが周りから攻められた結果俺は30歳の 普通の会社員最近マンションの部屋を ローンで購入した俺自身には大して自慢 できるところはないが嫁は自慢できるほど 綺麗だいいな綺麗な嫁どこで出会ったんだ 車内恋愛か禁断の愛かいや社内恋愛でも ないし全然禁断でもない大学の生だ やっぱり学生時代に出会えなかった俺は もう手遅れって言いたいんだなそこまでは 言ってないだろ彼女は大学でまどんなと 言われるような存在だったえなんでそんな まどなと結婚できたんだよもしかして一致 もすげえイケメンとか違うさっきも言った けど俺自身は自慢できるようなところは ないただ運が良かったたまたま車の免許を 取るために救急講習を受けていたのがこう おそうした全然話が見えないんだがすまん 順王って話す俺の運命が変わったのはあの 日だったかもしれない俺は大学生で キャンパス内を歩いていたそしたら向こう から同じ学科の島田が俺を見つけて小走に やってきたちょうどいいところであったよ そう言った島田に俺はバーベキューに誘わ れたバーベキュー興味ないいや興味なくて もいいからさ来てくれよ島田が言うには バーベキューは明日なのに急遽1人来られ なくなったらしい別にバーベキューなんて 1人ヘローが関係ないんじゃないかと首を かしげる頼むってそんな風に拝またら行く しかなくなるだろそう答えながらも俺の頭 の中にはすでにじゅっと焼ける肉の イメージが広がっていた来てくれるか ありがとうおに切るよ肉かいいなお前は肉 にしか興味がないのかよだって バーベキュー釣ったら肉じゃないのか 不思議に思って尋ねると島田は呆れたよう にため息をついて腕を組んだ俺の話聞いて くれてなかったのかよバーベキューは バーベキューでもコンパだぞコンパって 仲間と親睦を深めるあのコンパ俺は大学生 になってからコンパという言葉を初めて 聞きその時にきちんとネットで調べていた とはいえ周りが言っているだけで俺自身に は縁のない言葉ではあったが親睦っていう かまあそうだななんだかはれが悪いなんだ よ違うのかぶっちゃけ俺は女の子と仲良く なるために今回のコンパに参加する勢い よく宣言する島田に若干驚きつつなるほど と思った男女の人数を合わせたかったの

だろうまあ俺だって女の子に全く興味が ないわけではないこれまで縁がなかった だけでお前もさ高のぞみしなければ相手が 見つかるかもようるさいな肩をづき合い ながら俺たちは明日の予定を確認して別れ た翌日空は真っ青で入堂雲がもこもこと 立体的に立ち上がり夏の空を演出していた 家から最寄りの駅に着くまでにすでに 汗だくだ電車に乗って目的の駅を目指す駅 に着くと改札を抜けたところの広場のよう な場所で島田が俺を見つけて軽く手をあげ た俺もそれに手をあげて答えて彼らの元へ 向かった女性人はみんなで来るらしく今 集まっているのは男だけで俺を含めて5人 だみんな大きなクーラーボックスやユック を持っている俺だけは急遽参加なので 持ち物分担は免除されていたバーベキュー の場所はバスを乗り継いだ先のキャンプ場 で川の近くらしい川の近くなら少しは 涼しくなるだろうかお来た来た彼らの視線 の先に目をやると5人の女子グループが 改札を抜けるところだったその中に一は目 を引くモデルのような女の子がいた足がす ラッと長くて顔立ちもまるで人形のように 目がパッチリしていて鼻筋が通っている それに出るところが出ていてスタイル抜群 見惚れていると隣にいた島田に囁かれた 彼女がうちの大学でまどなって言われてる 子だよ見た目だけじゃなくて成績もトップ クラス狙ってる男はたくさんいるけどまだ 誰も認められていないふんふんってお前な 綺麗だとは思うけれどだからと言って 仲良くなりたいとか喋りたいという気持ち は特にわかなかったまあいいけどライバル し何気なくつぶやかれた言葉に俺は内心で 頷いたなるほど彼女を狙う男の中には島田 も入っているらしいよく見れば島田は顔を 赤くして彼女に熱し線を送っていた島田は 俺と違ってやれ飲み会だ合コンだとよく いろんな会に参加しているが女の子と話す のが得意でもなさそうだし慣れている風で もない彼女ができたとも聞いたことがない つまり俺とあまり変わらないはずだなんと なく安心する近くのコンビニで飲み物 なんかの買い出しを行いバスに乗って キャンプ場へ向かったキャンプ場へ着くと 男性人はタープテントを張りレンタルの 鉄板や網など必要な道具を運ぶ女性人は 食材の準備に取りかかるしばし男女別れて の作業となったがその間も男たちは チラチラと女子の方を伺っているそれも霊 の彼女ばかり見ているのだ俺はまた なるほどと思うまどなというだけあり男 たちは皆彼女に夢中というわけだ肉や野菜 を焼き始め歓談タイムとなるとそれは

さらに露骨になった嫁子ちゃんお肉焼けた よ嫁子ちゃんそっちは火が当たるから焼け ちゃうよこっちの影に入りなよあうん ありがとう自分ばかり気を使われている ことに彼女が気づいていないはずがない それに他の女子たちも言い気はしない だろう現に彼女は男たちに声をかけられる 度に困ったような表情を見せ居心地悪そう にしていた俺はそんな様子に気づいてはい たがどうしてやることもできない元々 コミュニケーション能力が高いわけでも なく女子と話す経験値も圧倒的に低いこと を自覚しているここで自分が何か言った ところで気まずい空気になるのは目に見え ていたそんな彼女を横目で見ながら俺は肉 を食べることに集中したなんだよその空気 の読み合い嫌なバーベキューだなしばらく して俺の隣で男2人がじれ合い始めた1人 のサンダルを思う1人が投げているあおい やめろよ川に落ちたら大変だろすぐそを 流れる川は深くは内外外と流れが早かった 俺泳げねえんだからねえねえそれとって彼 らのやり取りを聞き流していると バーベキューコンロの向こうから女子に 話しかけられた彼女が差し示す先の勘を 取るアルコール度数の低いお酒だはいと 手渡す女子とはその程度の交流しかしない まま肉も野菜も順調に減っていきついでに 酒もどんどんなくなっていく特に男たちの 飲むペースはやけに早かったもしかすると 緊張を紛らわすためだったのかもしれ ないバーベキューが終わりに近づいた頃 事件は起こった酒に寄った男たちはまどな のか彼女に必要にアプローチを始めた嫁子 ちゃん今度飲みに行かないおいしいお店 見つけたんだあずるいぞお前俺も大学の 近くに隠れが的な店知ってるんだよ嫁子 ちゃんにだけ教えてあげるよ男たちに迫ら れた彼女は戸惑った表情を浮かべて 後ずさりするあっと思った時には彼女は川 に落ちていたそれほどの深さはないが流れ が早くて彼女は完全に足を取られてしまっ た彼女に迫っていた男たちは慌てている だけで側に入ろうとしない誰か助けて1人 の女子の声が聞こえた時には俺は川に入っ ていた無が夢中だった流れが早くて なかなか彼女を捕まえられない届け必死で 伸ばした手が彼女の腕に触れたしかし掴む ことができないもう一度よし掴まえた 溺れる彼女を渾身の力を込めて引き寄せる 彼女の体は簡単に腕を回せるほど細いのに 重かった意識を失った人間は重い誰から 聞いたのだったか彼女の重みは明らかに 意識のないそれだったまずい早くしないと 俺は急いで陸を目指す川べりで待っていた

男たちが彼女を引き上げ地面に寝かせた 救急者は今呼んでる俺は彼女の口元に手を やる息をしていない救急車を待っていたら 間に合わない俺はためらうことなく心臓 マッサージを開始した汗がコカを伝う祈る ように心臓マッサージを続けても彼女の 呼吸は戻ってこない大丈夫できるこの間 教習所で応急95の講習を受けたばかりだ こんなところで役に立つなんてまずは顎を 上げて軌道を確保それから俺は手順通りに 人口呼吸をする何度目かの時に彼女が水を 吐き出した咳を繰り返して飲んでしまった 水を吐き出すその直後救急隊員がやってき て彼女を病院へ搬送してくれた俺はふっと 息をついてその場にへたり込んだ今頃に なって震えが来た処置をしている時は無が 夢中だったから何も感じなかったけれど きっと怖かったのだ人の命が自分にかかっ ている恐ろしさははこれほどまでなのか 救急隊員の人が来てくれた時には心底 ほっとしたいちすげえやるな俺なら テンパって何もできない わいやびっくりしたよあんなことになる なんてざわめく教室の炭で弁当を食べて いると島田が隣の席にどかっと座った彼女 もう回復して学校も来てるってさああなら よかったそれにしてもお前勇気あるよな俺 は体が固まっちゃって動けなかった突発 自体に動揺して体が動かなくなるのは 分からなくもない俺はたまたま体が動いた だけだ考えてる暇がなかったからそう答え た時だったバーベキューに来ていた他の男 たち3人が俺たちの目の前に立ったよ ちょうど今この間の話してたんだ島田が 明るく声をかけるが3人はそれが聞こえて いないかのように俺だけを睨んでいるえ何 どうしたお前何嫁めこちゃんにキスし ちゃってんのキス俺は一瞬何のことか 分からなかったえでもあれはか女を 助けようとして隣から島田が声をあげた ことでようやく何のことか分かったその時 初めて彼らが島田のことを見ただからそれ なら心臓マッサージだけで良かっただろっ て言ってんだよ本当ないわお前彼女とキス したいからあんなことしたんじゃないのか 胸ぐらを掴まれて椅子に座っていた俺は 無理やり立たされたおいちょっと島田が 止めようとするが他の男2人に抑えられた なあどうなんだよそんなわけないだろ思っ たよりも弱々しい声が出て情けなかった はっきり言えよ彼女とキスしたかったん だろやっと見つけたりんと涼やかな声が 響いた彼女だった私の命の恩人に何やっ てんの元々あんたたちが迫ってきたせいで 怒ったことじゃないの大人しそうに見えた

彼女だったが怒っている時の彼女には真の 強さがあったあいやなんでもないんだこれ はちょっとじれてただけで男は俺から手を 離して急に態度を変えたごめん嫁子ちゃん 俺たちのせいで危ない目に合わせちゃって 男たちはもごもご言いながら退散していっ た残されたのは島田と俺と彼女の3人いち さんこの間は本当にありがとうございまし たぴょこんと頭を下げる彼女にどう答えて いいのか分からなくなる当然のことをし までですとかだろうか気取りすぎかどどう いたしまして悩んだ末の俺のぎこちな答え に彼女は気にした風でもなく明るく笑って くれる救急隊員の人に教えてもらった早く 適切な処置ができていたから助かったって 心臓マッサージはできても人口呼吸を ためらう人は多いからきちんとやって くれる人がいてラッキーでしたねって言わ れたたまたま教習所で救急講習受けた ばっかだったから言い訳のように答えると 彼女はまた鼻が咲いたように笑うそうなん だじゃあ私本当に強運だったんだね島田が 俺にだけ分かるようにウインクしてそっと 教室を出ていったおい置いていくなよ内心 そう思ったが仕方ない島田の引き際に 惚れるわお前に惚れられても島田が困る だろそんな悲しいこと言うな よ私次この教室なんだけどいち君はあご飯 中だったんだねごめんごめん私に気にせず 食べてね彼女はよく喋ったバーベキューの 日はそんなに喋っていなかったしうちきな 女性という印象だったので少し驚いた俺は 昼飯の続きを食べながら答える俺も次の 授業ここそう言うと彼女がまたパッと笑う じゃあ隣の席別にいいけどやったそのまま 一緒に授業を受けてなんとなくの流れで 2人で教室を出たねえいち君いつの間にか 呼び方がいちさんからいち君に変わって いる一気に距離が縮まった感じがして若干 焦る内心を見透かされないように務めて 普通に振る舞うように意識するが意識すれ ばするほど普通がどんなものだったのか 分からなくなった次需要あるいやないけど 一緒だねえカフェ行かないあうんいいよ 特に断る理由もなかったので学内にある カフェに向かった俺は入ったことがなかっ たが彼女はよく来ているのか慣れた様子で 中に入っていくわさわさしたキャンパス内 の同じ空間にあるとは思えないほど ひっそりと落ち着いた雰囲気でとても くつろげそうなお店だったここ以外と利用 する人少ないんだよね小声で内緒話をする ように彼女が言ったキャンパスの端っこだ からうんそうかもみんなこのカフェ知ら ないのかな知っててもちょっと入りづらい

かもねうん確かにそれはあるかもあんまり 人が来たら困るけどねそう言って彼女は いたずらっぽく笑ったもしかしたら彼女が 1人になりたい時に来る場所なのかもしれ ないなと思った彼女はどうしても人の目を 引くから2人でアイスコーヒーを頼んで さっきの授業の話をする環境社会学の先生 ってさどことなくペンギンみたいじゃない なんていうか佇まいが悪口だ違うよ ペンギンみたいで可愛いって言ってるの 立ち方かなほら一致君だってそう思ってた んじゃん口を尖らせる表情がやけに眩しく 俺の目に移ったいやいや俺は別にこの子に 興味ないし誰に対しての言い訳なのか俺は 内心で思うレポートはもう書いたえあ やばい忘れてたモヤモヤする気持ちを 変えようとレポートの話を振ると彼女が 予想外の反応を見せた提出日いつだっけ 来週の今日危なよかったいち君に教えて もらえてアンドのため息をつく彼女彼女の 表情はくるくる変わるこんなに表情豊かな 子だったのかあのバーベキューの日には 困ったような顔ばかりで全然気づかなかっ た今日図書館で資料借りて帰らなくちゃ 2人で話しているとと言ってもほとんど 彼女が話していたのだが時間はすぐに過ぎ たそろそろ次の授業の時間だねまた誘って もいいいいよ反射的にそう答えたなぜかは 分からない思いの他彼女と過ごす時間が 楽しかったからかもしれない彼女と連絡先 を交換して別れたにっこり笑って手を振る 彼女の笑顔が残像のように残るもう少し 話していかったなと思っている自分に 気づいてはっとした俺はあいつらとは違う んだ嫁ちゃんいちのこと気になってるって いち早く気づいてやってそれから俺たちは 授業を一緒に受けたり図書館で課題をし たりと多くの時間を共にするようになった 知らなかったのだが彼女と俺の取っている 授業は被っているものが多かったのだ必然 的に共通の話題が多く話す内容には困ら なかったそんなある日彼女からメッセージ が届いた新しいワードローブ買ったんだ けど1人で組み立てる自信ないから手伝い に来てほしいな目をうるうるさせて口は 笑っている絵文字がついている言っても いいけどワードローブってなんだ俺はすぐ 様検索をかけたなるほど服をかけるやつか 独りごちてメッセージに返事を打ったいい よすぐに既読がついて返事が来る ありがとう次の土曜日空いてるうんこうし て土曜日の午後に彼女の部屋へ行くことが 決まっ たいらっしゃい玄関で出迎えてくれた彼女 は部屋着でいつもと少し雰囲気が違ってい

たなんというか雰囲気が普段より柔らかく てゆったりとした感じ気が抜けていると いうかそうだリラックスしてるんだ正直 少しドキっとしたこれがギャップ萌えと いうやつだろうかなんか違う気がする彼女 は大学にほど近い場所で1人暮らしをして いて狭いけれどこの部屋を気に入っている と以前話していた話に聞くのと実際に入る のでは大違いだ廊下を抜け部屋に入るとザ 女の子の部屋で俺はまたドキっとしたそう いえば女子の部屋に入るは初めてだしかも 2人きり家具を組み立てればいいのだと 軽い気持ちで来てしまったが良かったの だろうか罪悪感が突如として俺を襲う軽く OKして良いものではなかったかもしれ ない今更公開しても遅いけれどとにかく 早く組み立ててしまおうとダンボールに目 を映すこれそうそうその前にお茶飲む外 暑かったでしょあありがとう冷えた麦茶を 彼女が2つ持ってきてくれる俺は1つを 受け取って一息に飲み干したもう飲ん じゃったの彼女は驚きながらも笑っていた 早く作っちゃおうそうだね2人で説明書を 見ながら次々に部品を組み立てていった 作業に集中していないと余計なことを考え てしまいそうだった細いけれど結構な高さ になるそれを組み立てるのはなるほど女性 1人では大変だろうああの上のところネジ が緩いみたい彼女が指差したところを見る と確かにネジがきちんと閉まっていない ところがあった結構組み上げてしまったの で外さずにこのまま止めるか椅かなんか ある俺の糸を察して彼女がちょうどいい高 さの椅子を持ってきてくれたこれ降りただ からこっち踏むと危ないからねうん俺は ドライバーを持って椅子に上がる今度は 緩まないようにネジをきっちり閉めたそう して椅子から降りようとした時だった降り たみ椅子の奥側を踏んでしまい平面だった 座面が傾いたうわ足をつく場所を失った俺 は見事に床に倒れ込んでしまったいてて 大丈夫上から彼女が心配そうに覗き込んで くるああ大丈夫彼女が真剣なまなざしを俺 に向けてくる妙に思ったその瞬間彼女が いきなり仰向けに倒れている俺に顔を 近づけた近いと思うまもなく柔らかいもの が唇に触れたすぐに彼女は離れた彼女が あまりにも平然としているから現実だった のかどうか自信がなくなった椅子から落ち た時の衝撃で俺はハクチュームを見たの だろうかでもよく見ると俺から離れた彼女 の顔は赤く染まっていたあのね分かってる と思うけど私いち君のことが好きえ彼女が 俺をなんで訪ねる声がかれる大学のカフェ に行ったでしょ最初はね俺言うだけの

つもりだったのでもねいち君は私の話 ちゃんと聞いてくれるしそれに一緒にいて 安心できる感じがしていち君と一緒にいる と楽しいんだあの時からいち君のことが気 になっちゃって一緒にお茶したり課題し たりとかして別れるでしょそしたらもう すぐ会いたくなっちゃってそんなこと 初めてだったでもいち君は私のこと興味 ないでしょそんなことはない俺だって行き たいから言った自分から誘うことはでき なかったたまには自分からと思うことも あったがその度に男たちに言い寄られて 困ったような顔をする彼女の姿が頭を よぎったどうしても振り向いて欲しくて いっぱいご飯とかに誘ったいっち君はいつ も来てくれるけど私のことどう思ってるの かわかんなかったいっち君は私のことなん とも思ってない切なに言われて心臓が跳ね たさっきから俺の心臓はドキドキしっ ぱなしだ彼女に音が聞こえそうなになんと も思ってないわけないえ伝えなければ俺の 気持ちを今きちんと伝えないといけないお 俺だって嫁子さんのことは好きだ必死の 思いでそう言うと彼女の目に涙がみるみる 溜まっていったえ待ってなんで泣くんだよ ごめん訳が分からず謝ると彼女は涙を 人差し指で拭って照れくそうに行った違う の嬉しいの初めて名前呼んでくれたねえあ そうか言われて初めて気づく仲良くなって からも名前を呼んだ気僕はなかった俺は 意識的に彼女と仲良くなりすぎないように していたバーベキューの男たちのように なりたくなかったそうならないように距離 起きすぎて知らないうちに彼女を傷つけて いたのかもしれないごめん俺あいつら みたいになりたくなくてうん分かってる そうかなと思ってただけどあまりにも私に 興味なさそうだったからちょっと自信 なくしちゃって照れたように笑う彼女は とても可愛かった俺は恐る恐る彼女を 抱きしめた柔らかくて温かい体温と少し 早い鼓動が伝わってきたこうして俺たちは 付き合うことになったいちおめでとう長年 の苦労が結実したな長年って言っても1 ヶ月ぐらいじゃないのか正解だあの キャンプ場での一件から1月くらいしか 立ってい ない俺は付き合って数ヶ月経ってから彼女 とのことを島田にだけ伝えたよかったよ お前で島田はどこかすっきりとした表情で 言ったもっと恨み事言われるかと思った なんでだよ俺あの教室でお前と彼女が話し てんの見て2人が付き合うようになれば いいって思ってたんだえそんなに早く意外 か俺はだって全然そんなつもりなかったし

だから良かったんだろお前がガガ来なかっ たから嫁子ちゃんは安心してお前と話せた んだよというわけで島田は急に声を大きく した照れ臭くなったのかもしれない とにかく2人が会いそうだって思ったから 俺は身を引いたんだ感謝しろよ感謝しろっ てお前相手にされてなかったじゃないか うるさいな島田マジでいいやつだなお前も 惚れたのか渡さねえぞ無視すんなよ大学を 卒業した俺たちは無事に社会人となり2年 後に結婚2人で住めるように少し広い部屋 へ引っ越したどせ経験がなかったから嫁は 少し不安があったらしいが俺の方に大した こだわりもなかったこともあって結婚生活 はスムーズにスタートしたちなみに友人の 島田は俺たちよりも数ヶ月早く結婚した 会社の同期で入社前研修のの時から気が あったらしい優しそうな笑顔が素敵な女性 で俺も心から祝福した失恋もうそのネタ いいから結婚からさらに5年が経ち俺たち はついにマイホームを手に入れた1個建て ではないがマンションの一室を購入し 新しい家具や家電に囲まれているねえこの 部品ここのやつそれじゃないこっち ありがとうそう俺たちは今新しい家具の 組立ての真菜中だエアコンをつけていても 汗がしたたるそれを袖で拭いながら説明書 とにらめっこする今回の家具は大きくて 2人でかなり苦戦していたこれ難しいよ もうちょっとだから頑張ろうはいだんだん と形ができてきて部品が残り少なくなる やっと終わりが見えてきたあ嫁が声を あげるどうしたこれ上に取り付けないと いけなかったんじゃない説明書を見ると 確かに上についているあ本当だ椅子持って くるよ嫁がそう言って椅子を持ってくる 今度は落ちないでねいつの話してるんだよ こっち踏んだら危ないから嫁が持ってきた のは懐かしのあの折りたたみ椅子だ分かっ てるって苦笑しながらそう言うと俺は椅子 の上に乗ったよいしょと嫁が座面が安定 するように椅子を抑えてくれるあの時も こうすればよかったんだおかしそうに嫁が 笑ったいやそんなことされたら緊張して ネジ閉められなかったよ本当に本当だよ なんか不思議だね私たちまたこうやって 一緒に家具組み立ててるうんこれが壊れて もまた一緒に組み立てようね当たり前だ [音楽] 合コンの罰ゲームで地味な女とデートを することになったが見知らぬお姉さんが来 た俺は事務職の平凡な会社員仕事は大変だ けど嫁と2人で幸せに暮らしている嫁は 大学時代に初めての合コンで出会った美人 さんだ合コン1発目で美人認めるとかどん

だけだよいちイケメンかいや俺は間違って もイケメンじゃないしただの陰キだった しかも嫁が初めての彼女だ初めての彼女と 結婚なんてロマンチックすぎどうやったん だ俺にも教えろ参考にする分かった最初 から話そうと思う俺はあの日人生初の 合コンに参加した一応断っておくが コミュニケーション能力には自信がないし 女子に体制もないので合コンという場に 自分から行きたいと思ったことはないその はずだったのだが頼むよいちお前が合コン 嫌いなのは知ってるでもさ俺を助けると 思って作だけ頼むよ大学の友人橋本は今回 の合コンのだしかし今朝になって急に1人 来られなくなって困っているらしい他にも 当たってみたがみんなすでに予定が入って いるらしく断られたのだという俺は正直気 のりしなかったこの通り橋元に目の前で 両手を合わせて拝まれてしまった合コンに 参加するのも気が重いが予定もないのに 普通な表情をしている友人を見捨てるのも 気が引ける仕方ないな来てくれるか橋本が パッと顔を輝かせるありがとう橋元が俺の 手を取ってブブ上下に降るももう分かった から話せっておごめんごめん橋本は今 気づいたかのように俺の手を話したこの 橋元は俺と違って人当たりが良くいつも みんなの輪の中心にいるようなやだそんな やがなぜ俺と仲良くしてくれているのか 不思議なのだが陰キャの俺を不便に思った のかもしれない理由を聞くと惨めになる ような気がして聞いたことはないそんな こんなで俺は初めての合コンに行くはめに なった行ってみると女性人は御題の学生だ という3対3の合わせて6人だ華やかな 雰囲気の2人と反対に俺の目の前に座る 女性だけは眼鏡をかけていて大人しそうな 感じだった俺とその彼女以外の4人は話が 盛り上がっていて俺たちだけが取り残され たように感じられた目の前の彼女ももしか したら俺と同じように数合わせで参加させ られたのかもしれない俺は気まずさに耐え られなくなり彼女に話しかけてみた君も 数合わせで参加させられたの彼女は一瞬 だけ俺の方を見たが俯いてしまった 馴れ馴れしいたかな参加させられたなんて 失礼だったかも頭の中でいろんな思いが ぐるぐる回り何も言わなければよかったと 後悔した全く慣れないことはするもんじゃ ない俺は反省してその後はみんなの話に 頷いたり笑を浮かべたりと消極的な参加に とめた4人はどんどん盛り上がり酔いも あってか誰かが王様ゲームをやろうと言い 出した王様ゲームって俺が小声で訪ねると 橋本が教えてくれた首引きで王様を引いた

人の命令に他の人が従うんだなんだよそれ やっていれば分かるよ漢字の橋元が割り箸 に1から5の数字を書き入れる最後の1本 には王様と書いたなるほどなんとなく 分かった俺たちは割り箸を1本ずつ引く王 様は俺から1番遠い位の賑やかな女子の 1人に当たったやった王様引いちゃった じゃあ何にする何にする引いた女子は隣の 女子と盛り上がっているじゃねえ1番と5 番の人がデートするああなんだ私じゃない や残念そうに真ん中の女子が言う俺は自分 のを見る1番だっ た最悪だ1番の人を俺は仕方なく手を あげる隣の橋元が口パクでごめんと言った のが分かった5番は俺の目の前でそっと手 が上がった大人しい彼女だまさかの 盛り上がらない展開と思っていたのだが 女性人2人は大いに盛り上がっていたき いいじゃんうんうん2人に会ってるよ今の うちに連絡先交換しちゃいなよ雰囲気に 押されて俺たち2人はスマホの連絡先を 交換してしまった日程も決めとこう明日の お昼とかどう土曜日だし需要ないでしょえ あうん嫁子は予定ある私も特にないけど じゃあ決まりだね後で必ず報告してよわ 分かった本来なら絶対にありえなかった 展開そしてなぜか王様ゲームはその1回で 終わったいちたちだけ犠牲にして1回で 終わりは草てかこのデートする相手が嫁 ちゃんめっちゃ運命的じゃん俺は家に帰っ てぐったりしたもう何もする気力は起き ない疲れた俺はベッドに倒れ込むそして 決めたもう絶対に何があっても合コンには いかないと明日のデートも何度も断ろうか と思ったでもそれは彼女に失礼なのではと 思いなんとか踏みとどまった彼女からも 特に連絡はなく朝を迎えた少し緊張し ながら俺は時間通りに待ち合わせ場所へ 向かった見渡してみるもそれらしき姿は ないまだ来ていないのかな俺がスマホを 取り出した時誰かが近くに立っえ目の前に は綺麗な女性が立っていた髪がつややかで いい匂いもするさらに印象的なのは目立っ たぱっちりとした目がまっすぐに俺を捉え ていたえと何でしょう俺が尋ねると彼女が 俯いたあれこの表情どっかで見たようなえ もしかして嫁子さん彼女がほっとしたよう に顔をあげたはい全然わからなかった昨日 となんだか雰囲気違うね俺は彼女を傷つけ ないように言葉を選ぶ普段はメイクも最初 でおしゃれもしないんです需要に集中し たいのででも今日は人と会うしちゃんとし てないと失礼かなと思ったのであそうだっ たんだありがとう俺のためにわざわざ おしゃれしてきてくれたんだそう思うと

とても嬉しかったとはいえ見た目は変わっ ても性格が変わるわけじゃないすぐに話す ことがなくなり俺たちの間には沈黙が落ち たとりあえず2人で街を歩き出したものの 行く当てもないそもそも行くかどうか迷っ ていたくらいだからデートプランなんて 考えていなかった沈黙が落ちる度に俺は 必死で話題を考えるあそうだ御題性って 言ってたけど楽器とかしてるのピアノは 少ししますけど私は正学家なので主に歌う ことを勉強しています正学家かすごいんだ ねいえ私よりうまい人はいっぱいいるので 彼女が謙遜するきっとすごくうまいん だろうけど彼女の歌を聞いたこともないし そんなことないよというのもおかしいまた もや沈黙どうやって話を広げたらいいんだ 俺は内心頭を抱える映画を見 るっていうのはどうだろうそれなら話をし なくて済むどうにかしなくてはと頭はフル 回転しているそこにカラオケの文字が目に 入ったあカラオケならそんなに話をしなく てもいいし彼女は歌が得意だからいいん じゃないか明暗だそうだカラオケ行かない 嫁子さんの歌も聞いてみたいし俺がそう 言うと彼女ははいと頷いてくれたこれで数 時間なんとかなるしこれが終わったら そろそろ帰ろっかでいける俺は内心で ガッツポーズした えていうか何語彼女が選んだ曲は俺には 読めなかったいや正確には日本語の タイトルも書かれてはいたフィガロの結婚 よりとあるフィガロの結婚は聞いたこと あるけどオペラなんて思っているうちに曲 は始まったそして案の定日本語ではない 歌われている歌詞の意味は全く分から なかったでもすごくうまかった何を言って いるのかさっぱりわからないけれど めちゃくちゃうまいのだそれだけは はっきり分かったずと聞いていたいとさえ 思った彼女が歌いを得た時俺は思わず拍手 していたすごい嫁子さんすごいねすごいと いう言葉しか出てこなかったのだが俺の 気持ちが伝わったのか彼女が初めて笑って くれた笑顔はとても可愛らしくて綺麗な 彼女をさらに美しく見せた次はいち君の番 そう言ってマイクを渡してくれた俺は オリンピックの曲として有名なJポップを 選んだ体操団体で日本が金メダルを獲得し た時の実況はあまりにも有名だこの曲なら 間違いないだろう実を言うと最近の流行り の曲を知らないのだしかも俺は人生で カラオケに行った経験が数回しかないなぜ かと言うとかなりの音痴だからだ恐る恐る 歌い始めると彼女が笑い怒らえているよう な困ったような表情をしている

恥ずかしかったが彼女との差があまりにも ありすぎて逆に開き直れた気がする歌い 終わると彼女は控えめに手を叩いてくれた 拍手というよりも最後までよく頑張ったね とねらってくれたような感じだったあのね この曲ははちょっと高いからいち君のキに 合うもう少し低い曲にした方がいいと思う んだそれからテポが早い曲の方がうまく 聞こえるよあとマイクの持ち方はこうそう 言って彼女が俺の持つマイクの角度を変え たその時に本の少しだけ彼女の指が俺の手 に触れて心臓が高なったあありがとう俺が お礼を言うと彼女がさらに続けたいち君は 体に力が入りすぎちゃってるんだと思う もっと肩の力を抜いてみて姿勢は猫背に ならずに胸を張るイメージでそうそれで 歌ってみるとだいぶ変わると思うよ彼女は そんな風に色々と俺に歌い方をレクチャー してくれたJPOPは普段あんまり歌わ ないんだけどちょっと歌ってみるねそう 言って彼女はお手本を見せる先生のように 俺が歌った曲を歌ってくれた彼女はJ ポップも手のものでやっぱりうまい人は何 を歌ってもうまいんだなと俺は当たり前の ことを思った熱心に教えてくれる彼女を見 ていると彼女が本当に歌が好きだという ことが伝わってくるだってさっきまで ほとんど話さなかったたのに歌のことに なるとたくさん話してくれるそんな彼女が 会いらしかった最初に時間の予定で入った カラオケだったが結局さらに2時間延長し て俺たちは4時間をカラオケ店で過ごした 今日はとても楽しかったよありがとう私も いち君すごく良くなったよそんなことない けどもしそうだとしたら嫁子さんの アドバイスのおかげだよ俺は照れ笑いを 浮かべるねえいち君また私とカラオケ行っ てくれないえうん俺なんかでよければ よかった私1人でカラオケ行くの苦手で実 は前から自主練したかったんだけど一緒に 行く人がいなくて今度は彼女が照れたよう に笑ったそうだったんだ付き合わせちゃう ことになるけどそんなのお安い御だよ嫁子 さんの歌もっと聞きたいし俺がそういうと 急に恥ずかしくなったのか彼女は少し顔を 赤くして俯いてしまったうんありがとう 小さな声で返事があって俺は安心した じゃあまたうんまたね彼女とで別れた ばかりなのに俺はもう次に会う機会が待ち 通しくて仕方なかった1人でカラオケ行け ない嫁ちゃん可愛い俺は1人でも行くぞ嫁 ちゃんとお前を一緒にするななんでだ よそれから俺たちは月に何度か一緒に カラオケに行くようになり帰りにご飯を 食べる中になった私音楽に没頭してたら

ご飯忘れちゃうことがよくあってある時 一緒に夕食を食べていると彼女がこう言っ たそうなの俺はそんな風に何かに没頭した ことがはこれまであっただろうか記憶を 遡るもご飯を食べ忘れたことはないという 結論にすぐに至るそういうのって音楽家の 人にはよくあることうん確かに多いかも しれない音楽に限らずだけど芸術系の人に は多いみたい陶芸家とか適当に思いついた ことを言うと彼女が笑ったうんうんそんな 感じ私は美術には詳しくないけど同じ匂い がする気がする何かを表現しようとするの は同じだもんねあそうそうそれだよ彼女は 一瞬驚いたように目を見開いた後嬉しそう に言ったちょっと話がずれちゃったあのね だからこうして私とご飯食べてくれる人が いるのはありがたいなってえどういうこと すぐ忘れちゃうからいち君と約束があっ たらご飯食べるの忘れないでしょ彼女は そう言っていたずらっぽく笑った俺との 約束から忘れたりしてえさすがにそれは ないよ彼女が少しむくれたように口を 突き出すだって楽しみにしてるもん彼女は そう言ってしまってからハっとしたよに口 に手を当てたそれからすぐに彼女は目の前 のパスタを口に運び食事に集中してしまっ た今のってどういう意味だろう俺は もちろん楽しみにしてるけど嫁子さんも俺 と会うのを少しは楽しみにしてくれてると 思っていいのかな嫁ちゃんいちのことに なってるぞいちもっと自信持てそんな風に 会う機会が増えていた頃彼女から メッセージの返信が来なくなった夜に メッセージを送ったから早めに寝てしまっ たのかもしれない俺も最初は気にしてい なかったしかし翌日の昼になっても返事が 来ていないいつもなら遅くとも午前中には 返事が来ている課題が忙しいのかもしれ ないと思ったけれどなんとなく気になった 俺は1度だけ送っていったことのある彼女 のうちへ行ってみることにしたオート ロックで閉め出された経験がある彼女は ポストに鍵を隠していると言っていた ポストの番号は彼女に聞いて知っている俺 は彼女の部屋番号を確かめポストを開ける あった鍵を取り彼女の部屋へ足早に向かう 一応ビリンを鳴らすが応答はない玄関の前 からスマホに電話をかけてみるが呼び出し 音が虚しく響くだけだった俺は少し緊張し ながら鍵を開けるなんせここに入るのは 初めてだ玄関に入り鍵を閉めて呼びかける 嫁子さん入りますよリビングのドアを開く と音楽が静かに流れていたあ嫁子さん 大丈夫ですか目の前で彼女が倒れている いや寝ている揺り動かすと彼女がみぎした

うん彼女の周囲の床には楽譜や本が 散らばっているもしかしてご飯を食べるの を忘れた俺は急いで水をコップに入れて 彼女に持って行った嫁子さん水飲んでいち くうんなんとか水を飲ませて彼女をベッド まで運ぶ彼女はうめきながら何事か ぶつぶつ呟いている25小説はもっと 軽やかな感じでだめだ音楽のことが頭から 離れないらしいとにかく休ませないと俺は 流れている音楽を止めて彼女に話しかける 嫁子さんそれはいいからちょっと休んで うううされている彼女は眉間にシを寄せて いて苦しそうだどうにか楽にしてあげられ ないだろうかそうだ俺はウボのこもり歌を 歌うことを思いつく歌に自信のない俺だっ たが彼女の熱心な指導によりかなり成長し ているはずよし思い切って俺が歌い始める と彼女の表情が柔らかくなった眉間の死も 消えているよしもう少し歌い続けていると 彼女が微笑んだ呼吸もゆっくりになり ようやく眠ってくれた どれくらい経っただろうか俺は彼女の 穏やかな寝顔を飽きもせず眺めていたそう だ彼女が起きたら何か食べさせないと台所 へ行こうと立ち上がろうとした時彼女に手 をつまれたえんいち君何起きたの訪ねるが あーとかうーとかばかりで意味のある言葉 は帰ってこないまだ寝ぼけているのだろう 俺はゆっくり彼女の手を離そうとした しかし逆に力を込められてしまい俺は ベッドの脇から動けないちょちょっと彼女 は起きているのではないかと思うほど 力強く俺を引っ張り俺はベッド脇で添い寝 するような格好になってしまったちょっと 嫁子さん声をかけるが彼女は目をつぶった ままいち君好き言われた瞬間俺の頭は 真っ白になったあえそれって俺が慌てて いると彼女が目をゆっくり開いたああれ いち君え夢じゃなかったの彼女は何度も目 をすって現実かどうか確かめている現実だ と隠したらしく彼女は真っ赤になっている ああの私なんか言ってたいち君にううん私 その夢だと思ってうんいち君はどう私の ことどう思ってる彼女はそう聞いて俯いて しまうお俺はそのす好きだよ嫁子さんの こと顔が熱い俺も彼女に負けず劣らず顔が 真っ赤になっていることだろうもっと かっこよく言えたらよかったのになんて 後悔していると彼女が抱きついてきた 嬉しいよく言えたかどうかなんてどうでも 良くなった俺は彼女の背に腕を回して 抱きしめる俺もこうして俺たちは付き合う ことになった夢かと思って素直に告白し ちゃう嫁ちゃん可いすぎそれな一致お めでとう嫁は俺に歌を教えたのが思いの他

楽しかったらしくボイストレーナーを 目指すようになった曲が作られた背景とか 歴史を勉強して表現の道を極めるのも 楽しいけどそれとは別に歌の楽しさを 伝えるのっていいなと思ったのみんなに歌 を好きになってもらいたそういう彼女の 笑顔が眩しいそっか俺は彼女が楽しめる道 を応援したいと思った互いの両親に挨拶を 済ませた俺たちは最後の春休みに結婚式を あげた式にはあの日の合コンに誘ってくれ た橋本も来てくれた結婚の報告をした時 橋本は驚きすぎてずっとえどういうことと 言っていたこれまでの経緯をかいつまんで 話すとそんなことがあるなんて何があるか 分からんもんだな一致おめでとうずっと お前には悪いことしたなって思ってたから 本当に嬉しいよそう言って祝福してくれた 彼女は音楽教室の講師に内定し俺は文房具 を扱う会社の社員として採用が決まった 新しい生活は正直大変だ初めてのこと ばかりで夕方にはもうククタに疲れている でも家に帰れば嫁がいて今日はこんなこと があったよなんて嬉しそうに報告して くれるだから俺は今日もその笑顔を見る ために家地を急ぐただいまいち君お帰り あのね今日の生徒さんはね瞳を輝かせた嫁 が今日も玄関で迎えてくれ [音楽] た

ご視聴いただき誠にありがとうございます。
このチャンネルでは甘酸っぱくも幸せになった「馴れ初め」のエピソードを扱っております。
ストーリーはオリジナルで、2ch風に動画を制作しております。
面白いと思った方はぜひ高評価、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

0:00:00 社畜でボロボロのアパートに住む俺の隣の部屋に、美人の義姉が引っ越して来た結果
0:21:25 合コンで全男子を魅了する美女をコミュ障の俺だけ無視してたら惚れられた
0:42:25 仕事帰りのコンビニでJKの自転車が壊れて暴走していたのを助けたら…
1:02:30 BBQコンパで全男子が狙うマドンナが川で溺れてしまい人工呼吸で助けた→後日周りの男から「何キスしてんの?」と責められたが…
1:25:25 合コンの罰ゲームで地味な女とデートをすることになったが…見知らぬお姉さんが来た

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