【限界集落】5年間65カ国の海外放浪旅を経て福岡の山奥で宿を開いた移住者の生き方

福岡県中心部から車で約2時間 お茶の生産地として有名な八女市の山奥にやってきた 林道を抜けた先、集落のてっぺんにあるのが ゲストハウス天空の茶屋敷 周囲に公共交通機関がなく、 おまけに山奥という立地でも宿泊客が 絶えないという 今回は29歳で ここに移住し、ゲストハウスを開いた 坂本さんの1日に密着した 屋敷集落というのねここは 屋敷集落 地名がですか? 屋敷集落の屋敷なので、天空の屋敷って 最初は考えたけど 「茶」を入れてみようと思って 天空の茶屋敷ってなっちゃった ここで収まったっていう感じかな 英語名は”Sky tea house” 午前中はゲストハウスの宿泊準備 宿の運営は坂本さん 一人でしているという 部屋が全部で6部屋ぐらいあって ここは一人用個室かな 今日から2週間ぐらい泊まる 今日のお客さん2週間 どこから来られるんですか? どこだったかな 外国人ではある 宿は結構外国人の方が多いですか は半分ぐらい外国人かな 何で(ゲストハウスを)見つけられるんですか? 予約サイト ほら ブッキングドットコム Air bnbというのもあるし 「お茶」とかで検索する人もいるよね こんなところに誰が来るの みたいな感じで 言われてたから、 やっぱりそんな風に言われましたか 当然言われていた この日宿泊していたのは アメリカ在住のカップル 数週間かけて日本全国を旅しているそう ファミマブレックファースト おにぎり

How dou you chose to stay here? We wanna to come to Yame Because of the tea お茶代を目当てに 八女にやってきた Faraway from the city no people less people it’s very quiet Beautiful 自然豊かで静かで 都会のノイズから離れて 広々としてて静かで 車の音すらも遠くの車の音すらも聞こえる くらい静か 1泊どれぐらいですか? 1泊 今最安値っていう 基本料金がドミトリー4000円 宿泊税込みの4000円なんだけど 寝袋持参した人とか 自転車で来た人とか 日本1周割とかだって最安値 1000円までになっちゃう 最安値 最安値1000円 まあ、普通は4000円 高校を卒業後、 未知の世界へ飛び込みたいという一心で 陸上自衛隊に入隊 約6年間勤めた 当時は向上心が バカみたいにあったという坂本さん

しかし、その気持ちが逆に 自分を苦しめたという 頭の中も迷彩 心も体も迷彩色に染められてたよ 毎日 体を鍛えていたわけよ 毎日毎日 言ってしまえば向上心があったのね そんな人いないわけよ自衛隊に あんまりいないわけよ それでいて 優秀かと言えば そうでもなくて、 結構周りと空回りしてたから それでいて優秀だったらよかったんだけど 周りとも調和できて優秀だったら良かったんだけど それができなかったから やっぱ変わり者だったわけだよね自衛隊の中で だから自衛隊を 辞めるって言った時も あ、やっぱりかみたいな 粉茶かけるとおいしいかも 青のりの代わりに お茶 坂本さんが作った? ウチのお茶 人が減る 数には勝てないよねとどう考えても このエリアもですか もちろん、どこだって山奥の集落田舎 本当に こういう人たちが少数派だからさ 移住者も増えてるとはいえ 減っている数にはどう考えても 抗えないよね シンプルにここだったら となりのおじいちゃんは(10年後)おそらく続けてないから 農業をね ってなったら裏の棚田が 誰かが続けないと あの綺麗な風景は維持できないよね 当然 当然僕が 続けれればいいけど、今んとこ その余裕がないので 結構じゃこの10年で何かしら テコ入れというか アクションを起こさないと 維持できなくなるというか そうね 29歳で八女市に移住 31歳でゲストハウスを開業した 集落での仕事は他にも これ僕茶畑です ちょと剪定せんといかんな

結構大きいですね 農家としては小さいんだけど そうね これ元々だから やめられた農家さんから引き継いで 引き継いでやっている 一応農薬は使わないでやってる こだわってるわけじゃないんだけど、 使わなくてもできちゃってるからね ここ絶景ポイント これはすごいですね これはなかなか凄い ここが標高500mぐらいかな 6月頃水を張る時がすごい もう圧巻だよね 24歳で自衛隊を辞め、海外放浪の旅へ 自分に何ができるのか、 それを見つけるため、世界を周りながら たくさんの人に 出会い、様々な生き方を 自分の目で見て周った カナダで犬ぞりのバイトをしたり、スラム街で過ごしたり その過程で英語も習得し、 刺激的な5年間だったという 海外放浪時代に よく目指していた場所が、 その国のその国らしい 原風景が残ってるような ところを目指してた だいたい観光地とか最初に行くと思うけど やっぱ飽きてくるんよね 長くなってくるともうそんなの飽きてきて どこ行っても一緒になってくる 都会でも観光地でもね でもやっぱその ちょっとそこから 一歩外れて その国らしい原風景が残っている 残っているところとか行くと やっぱりそういうところに やっぱ感動してたりとか、やっぱり この国らしい 他の国とは違うなというのを感じれたりとかしていて 八女はまさにその日本版だったっていうのが1つかな その国らしい日本らしい 日本の原風景らしい所が残っている こんな風景だってさ 無いよねなかなか 帰国後、美しい自然が残る 八女市で暮らしたいと思うように 空き家になっていた祖父母の家で暮らし始めた 色んな人に誰でも遊びにきていいよ お泊まりに来ていいよって言って、 誰にでも開放してた そしたら、色んな人が泊まる

泊まるようになって 日本中、世界中から 旅人たちが訪れるようになって、 自分の繋がりがどんどんだ のコミュニティーがどんどんどんどん 大きくなっていって その次の年ぐらいかな ここの集落のお爺ちゃんと知り合って、 それであんたあの家もらいなさいって 言われてもらった 崩される寸前だった 今の茶屋敷はもともと そうなんですね 2016年の 秋に崩される予定だった お孫さんにあたる人達が 所有者だったんだけど、当然 その人たちもね こんな山奥で 住めないよねっていう感覚 とはいえ家自体は立派だし まだまだ全然住める状態だし、 こんな家を崩すのは もったいないって言って 頑固に反対してた おっちゃんがいて、 その方がこう色々尽力してくれて、 僕はたまたまその人と繋がったおかげで これが成立したっていう ちょっとしたドラマ 旧 奥さまは日本の生活いかがですか? How is your life in Japan? There are a lot of adjustments. The most is the winter 寒い めっちゃ寒い だから来月からフィリピンに返す3ヶ月 二人まとめて 独身になる 来月からまた 冬の間はもう返しちゃう

おみやげに 八女茶を買いたいという二人に案内したのは 昔、坂本さんが アルバイトをしていたという老舗 はなんとか生きています 女性社長 ここは女性社長 本当に何か こういう田舎には珍しいところで 治郎さんを知ってるので ここからいろいろな情報で 何か有名な方が来たりとか やっぱり外国の方が いらっしゃるっていうのがイメージで すごく話題になったりしますね ゲストハウス泊まられた方が来るみたいなものがありますか? 結構いらっしゃいましたね バックパッカーさんとか いらっしゃいました 昔よく連れてきてた たしかに そうなんですか 最近はたまに だいぶでも(コロナ前に)戻ってきましたね 嬉しいです ありがたいです ありがとうございました 普通の会社に務まらなかったんだよね 僕はね言ったらね だからある種 日本から逃げるように海外に出て 海外移住 しても良かったんだけど、日本に帰ってくる時に 普通にもう僕は勤まらんと 消極的という訳でもないけど 自分が田舎に住みたいというのがあったけれど ある角度から見ればポジティブなステップではあるけど ある角度から言えば何か消極的な消去法的な ステップでもあったんよね 田舎に住みたいってのもあったし 田舎にしか住めないという のもあったんだよね そんな強い意志があって、何か 自分が田舎に ここを活性化してやろうとか、そういう 意識を持ってたわけじゃないです シンプルに自分が生きやすい場所を探してて 当初はさっきの所で働いてたんだけど ちょっと働いてのんびり 暮らそうっていう感覚で田舎移住だった 屋根があってね 飯が食えれば 生きていけるわけだから、 そこそこ快適に生きていけるわけだから 夕日に感謝できる 余裕があるか 夕日ですか?

わかりやすい指標 時間的な余裕があるのと そこにそれを感動する 心の豊かさがある状態 都会だって夕日きれいでしょ? 綺麗です 都会だろうが田舎だろうが 海外だろうが何だろうか だからそこに立ち止まって 感謝する余裕があるか ないかっていうのは、 豊かさの割と 基準だと思う 何かいい基準ですね 何か素敵な基準ですね 僕も本当に今年市議会議員になって そういう余裕がなかった時期があった 確かに だからそういう時は ちょっと我に返って反省して というのはあるよね

【ライフスタイルに「地方」という選択肢を】

このチャンネルは移住者への取材を通して様々な「地方」でのライフスタイルを発信しています。
移住者の暮らしや働く姿を通して、リアルな生活感をお伝えするとともに
現地で過ごしたからこそ発見できる、地方の「面白さ」の発掘をテーマに動画を制作しています。

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坂本さんが運営する天空の茶屋敷はこちら
https://www.skyteahouse.com/

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<チャプター>
00:00 御茶所、福岡県八女市の山奥へ
03:01 外国人旅行者がこんな山奥に訪れる理由
08:44 日本の原風景が残る場所
10:47 家はタダで譲り受けた
15:50 生きやすい場所
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