冠水道路の危険:JAFが実験で明らかにした車の停止限界とは?【新潟】スーパーJにいがた8月30日OA

思わぬ形で台風10号の影響が出ました。30日の県内はフェーン現象で気温が上がり、三条市で全国1位となる37.5℃を観測しました。
一方、太平洋側では大雨による道路の冠水が相次ぎ、大きな被害が出ています。車の立ち往生などを出さないために、どう対処すればいいのかJAFに聞きました。

先週末、長岡市の冠水したアンダーパスで動けなくなった車。7月も、新潟市中央区の冠水した道路で立ち往生する車が見られました。車は、どれくらいの水深で止まってしまうのか。
こちらはJAFが行った実験映像です。セダンタイプの車で水深60cmの道路を時速10km/hで走行すると、30mほど進んだ所で動かなくなりました。SUVタイプの車では水深60cmの道路で、スピードを30km/hまであげると停止してしまいました。
■JAF新潟支部 廣川尚樹さん
「空気の取り入れ口に水が入ってしまったことが、(エンジンが止まった)原因として考えられる。この車の場合、このような形で空気の取り入れ口が前の方についている。こういったところから大量の水が入ってしまうと、走行中にエンジンが止まってしまう。」

マフラーの排気口が水につかり、排ガスが出せないことでエンジンが止まることもあるそうです。
■JAF新潟支部 廣川尚樹さん
「冠水道路を走っていたら低速運転にする。場合によっては引き返すとか、迂回するといった行動をとっていただきたい。」

見た目より深いことがあり、「通れる」と過信しないことが大切です。特に、アンダーパスへの注意が必要と指摘します。
■JAF新潟支部 廣川尚樹さん
「まずアンダーパスを見つけた場合は、もしかしたら冠水しているかもしれない、ということを頭にいれて、むやみに進入しない、引き返すことを選択肢に入れていただきたい。」

JAFは、車が水没しドアや窓ガラスが開かない場合に備え、脱出用のハンマーを用意しておくよう呼びかけています。

2024年8月30日放送時点の情報です。

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