秋田県の道路維持管理事業を巡る贈収賄事件 ”見返り”の現金50万円は飲食費などに (2024/08/09 19:04)
秋田県の道路維持管理事業を巡る贈収賄事件で逮捕された県職員は受け取った現金50万円を使い切っていて飲食費などに充てていたことが警察の調べで新たにわかりました。
収賄の疑いで逮捕された県職員の三浦学(49)容疑者と贈賄の疑いで逮捕された男鹿市の目黒林業の元社長目黒幹雄容疑者(46)は9日午前秋田地検に身柄が送られました。三浦容疑者は道路維持管理の業務委託で伐採作業を目黒林業に頼むようあっせんしその見返りとして目黒容疑者から現金50万円を受け取った疑いが持たれています。
警察の調べで、三浦容疑者は受け取った50万円をすべて使い切っていて飲食費などに充てていたことがわかりました。
県建設部によりますと、あっせんが行われていたのは秋田市内に本社を置く5社の共同企業体が受注した2022年度の道路・河川等維持業務です。河辺や雄和を除く秋田市で道路脇の木の伐採作業を目黒林業が再委託先として請け負っていました。県は今後職員に対するヒアリングなども行い再発防止に努めたいとしています。