世界初、カワサキが鈴鹿8耐で水素バイクの走行を公開。インドメーカーとの激しいシェア争いの起爆剤になるか

川崎重工グループのバイク事業会社カワサキモータースは7月、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われた「鈴鹿8時間耐久ロードレース」で量産メーカーとして世界初となる開発中の水素エンジンバイクの公開走行を実施しました。
バイクに搭載している水素エンジンは、カワサキ製「Ninja H2」の998cc直列4気筒スーパーチャージドエンジンをベースとして、水素燃料の筒内直接噴射仕様に改良したものです。
水素エンジンはガソリンに比べて、燃焼速度が速く、燃焼時に温室効果ガスを排出しないため環境負荷が低く、振動や音を楽しむエンジンならではの
「乗り味」も損なわないとしています。
バイクの販売台数の世界シェアでは2022年の段階で日本メーカーが上位3社で44.8%を半分近くを占めています。ただ、近年はホンダが技術を提供した
ヒーロー・モトコープが世界シェア2位の9.6%になるなどインドメーカーが激しく追い上げています。
カワサキには今後は電動バイクのみならず水素バイクの技術をアピールして
日本のオートバイ業界を牽引する役割が期待されています。

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