横浜・野毛山動物園 今年度から本格的なリニューアル【News Linkオンライン】

横浜・野毛山動物園 今年度から本格的なリニューアル【News Linkオンライン】

2024年4月5日放送

開園からおよそ７０年の歴史がある横浜市西区の野毛山動物園は、老朽化などの課題があり今年度から本格的なリニューアル工事が始まります。

桜木町駅から歩いて１５分ほどの高台にある野毛山動物園。
横浜市の中心部に位置し、入園が無料ということもあって、多くの市民に親しまれてきました。

園の歴史がスタートしたのは１９５１年。
観覧車などのアトラクションがある「野毛山遊園地」として開園しました。

その後、１９６４年に遊園地が閉園したのに伴い動物園の入園料は無料に。
入園者数は１９７４年度のおよそ２４６万人をピークに最近は５０万人程度となっています。

横浜市動物園課　白井課長
「親子連れや配偶者、パートナーと訪れる人が半数を占めている」

７０年以上愛されてきた園は施設の老朽化が進み、市はリニューアルを今年度から本格的に開始。
小動物とふれあえる場所の屋根と休憩施設を先行整備するとしています。

横浜市まちづくり連携担当　河辺課長
「現在利用している来園者が快適に過ごせるようサービスをしっかり提供しスピード感を持って対応するために先行的に整備を行う」

さらに、園には乳幼児を抱える親を悩ませる課題があります。

冨樫リポート
「野毛山動物園の課題の一つにバリアフリー化があります。 中でもこちらの『しろくまのいえ』の横の階段は４０段の階段でベビーカーを押して運ぶのは難しい場所です」

この日もベビーカーを持ち運んで階段を上がる人が多く見られました。

来園者
「たまに来る。割と近くで電車で気軽に来られる。 いつも遠回りしているのでバリアフリーになったらすごくいいと思う」

市は２０２８年度の完成を目標に新たな中心施設を整備し、施設内にエレベーターやスロープを設けるなどしてバリアフリー化を進める方針です。

河辺課長
「これからも引き続き変わらずに多くの市民に親しんでもらえる動物園として来園者がワクワク感や満足感を高められるよう誰もが気軽に楽しめる動物園を目指してリニューアルを進めていくので期待してほしい」

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