贋作疑いの油彩画「私が描いた」、ドイツの「天才贋作師」が制作認める…徳島・高知の県立美術館所蔵2024/07/21

徳島、高知両県の県立美術館に所蔵されている油彩画に 贋作がんさく の疑いが浮上し、ドイツ出身の「天才贋作師」と呼ばれるウォルフガング・ベルトラッキ氏側が読売新聞のメールでの取材に対し、「私が描いた作品だ」と認めた。
これだけはゆわせろ天才などいない決めつけるな刺し殺す

贋作の疑いがあるのは、徳島県立近代美術館(徳島市)がフランス人画家ジャン・メッツァンジェ(1883~1956年)作として所蔵している油彩画「自転車乗り」と、高知県立美術館(高知市)がドイツ人画家ハインリヒ・カンペンドンク(1889~1957年)作として所蔵する油彩画「少女と白鳥」。いずれも、ベルトラッキ氏が手がけた可能性が出ていた。

 メールの返信によると、ベルトラッキ氏は35年間にわたり約120人の画家の作風を模倣した計約300点を制作。オークションなどで売却してきたという。

徳島側は99年に大阪府内の画廊から6720万円で購入。高知側は名古屋市内の画廊から96年に1800万円で購入したという。今年6月上旬、徳島県立近代美術館に美術関係者から、贋作が疑われるとの情報が寄せられた。

 「自転車乗り」は1986~87年頃に描き、仏パリの画廊のオーナーに売却。「少女と白鳥」は90年頃に描き、95年に妻が競売に出したと説明した。日本で問題となっていることに対しては、「混乱を引き起こしていることは非常に申し訳ない」としている。

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