「ほとんどのトラックは死角」後方は特に注意 左折車の巻き込み事故相次ぐ 夏休みの小学生死亡する事案も

歩行者や自転車が、左折してきた車に巻き込まれる事故が相次いでいます。夏休みを迎え、大型車の死角に注意が必要です。

札幌市内の小学校は25日が1学期の終業式。楽しい夏休みが始まりますが・・・。

丘珠小学校・嶋本剛校長:「必ず周りを見て道路を渡ったり、自転車に乗るようにしてくださいね」。

気を付けなければいけないのが、交通事故です。

本間壮惟記者:「男の子がはねられた横断歩道を警察官が調べています。奥のごみ収集車は、タイヤのあたりを調べています」。

23日、小樽市の交差点で、小学2年生の浜尚志さん(7)が左折してきたごみ収集車に巻き込まれ死亡しました。小樽市の小学校では、この日が夏休みの初日。浜さんは学校で行われた学習会の帰り道に事故に遭いました。

本間壮惟記者:「学習会の帰り道、浜さんは友達と5人で歩いていました。浜さんは先に横断歩道を渡っていた友達を追いかけ、この横断歩道を渡っていたということです」。

ごみ収集車を運転していた57歳の男性は、警察の調べに対し「左後方からドンという音がして気づいた」と話していて、過失運転致死容疑で在宅での捜査が行われています。

浜さんが通う小学校には献花台が設置され、花やカードゲームなどを持った多くの人が訪れていました。

小学3年生:「亡くなっちゃって悲しいけれど、天国でも元気にいてほしいです。今までありがとう」。

道内では今週、左折してきた大型車に歩行者などが巻き込まれる事故が相次いでいます。
23日夕方には、札幌市中央区で自転車に乗っていた40歳の女性が観光バスに巻き込まれ腰椎を骨折。また、22日には、札幌市厚別区で横断歩道を渡っていた66歳の女性が左折してきた空港連絡バスに巻き込まれ、右足のすねを骨折する重傷を負いました。

相次ぐ左折時の巻き込み事故。トラック協会は、原因の1つは、大型車の特徴にあるといいます。

札幌地区トラック協会・坪田満さん:「ほとんどのトラックは死角なんです。後ろの方は」。

これは、トラックによる巻き込み事故を防ぐため警察庁が制作した動画です。

警察庁制作の動画:「トラックを囲む赤いカラーコーン。何を示しているかわかりますか。正解はトラックの死角です」。

運転席からサイドミラーを覗いても置かれているカラーコーンは見えず、死角となっていることがわかります。

札幌地区トラック協会・坪田満さん:「左側はまっすぐ走っているときはミラーで確認できるんです。(しかし)左折し始めると、ちょっとしか見えない。そこが非常に死角になるんです」。

歩行者側も知っておきたい大型車の死角。警察はドライバーへ注意を呼びかけます。

厚別警察署・荒木敬大地域交通官:「夏休みになって子どもたちが活発に行動しますので、交通弱者を守る思いやりのある運転を心がけていただきたい」。

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6 Comments

  1. 子供達にはいつも「車の運転手は歩行者や自転車の確認をしていないから、自分がよく確認してから渡るように」と言ってます。

  2. 大型乗るけど左折で巻き込むのが信じられない
    左折時はむしろそこだけ注意するくらいだけどな
    もともと適正がないんだよ

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