九年母~下田の歴史に満ちた香り ~
地元でもあまり知れてない「九年母」。
「クネンボ」と読みます。
この九年母、室町時代に東南アジアから伝わった、日本の柑橘類の祖先の一つとされています。
現在はほとんど生産されておらず、南伊豆にわずかに残っていた木から、昨年、9年ぶりに収穫されました。
下田にかかわる歴史上の偉人、吉田松陰先生も実家の山口県萩市で好んで食べたそうです。もしかしたら、黒船密航を実行しようとしてた下田でも食べたかもしれませんね(≧▽≦)
また、ペリーが下田に来航した際には、おもてなしの一つとして、この九年母が出されたんです!
そんな幻に近い果実「九年母」を使ったカクテルが、下田の宿泊施設で提供されています。