【スカッと総集編】ワル自慢がウザいママ友夫がヤクザの高級車に追突→ママ友夫が、私たちのせいにしたら夫が…【修羅場】

[音楽] 自分のしでかしたことを他人のせいに するそんなことが許されるはずがないもし そんなことをするものがいたとしたら必ず 天罰が下ること だろう私の名前は美春夫と今年幼稚園に 入院した息子の3人 家族私も夫もを持っているので近くに住む 実家に息子の世話について助けてもらって いる幼稚園は保育園と違って子供を預かる というのではないので大変後に息子をお 願いしているのだ幼い時から両親のことは 大好きだったが自営業で忙しくしていた父 の仕事のことは私を少し困らせていた私に はカという4歳年下の弟が 私が小学校3年生弟が幼稚園の年長の時に 父の仕事のことが幼稚園にばれてちょっと した騒ぎになったその話は私の小学校にも 伝わって仲の良かったはずの友達が急に よそよそしくなった父の仕事は街の修理を する公務店で父は常に人のためになること をするのだというのが口癖の人だっ た私は父を立派な人だと思っていたので父 の仕事のことがなんでこんなに話題という か問題になるのかが分からなかった弟の回 とは周囲の変化を感じ取りどうしたのかな と私に泣きついてきたが私も弟にはっきり としたことが答えられずに困ってい た私の父は社会の中ではれてしまった若者 を雇い構成させることもしていたので父の 会社や社員の量として解放している我が家 には少しやんちゃな人が多くいたのだが そのことが何か世間の人に誤解を与えて しまっていたのかもしれないそんなことを 自分なりに推測して友達には誤解を解く べく本したがことはうまく運ばずに私は クラスで孤立してしまっ たそんな時私を助けてくれのは幼馴染みの サトだった昔からの友人だったサトの お父さんと私の父その関係で私たちも幼稚 園に入る前からの付き合いとなっていた 同じクラスでもあったサトは私を援護して くれてクラスメートの誤解を丁寧に解いて いったおじさんは立派な人だし働いている みんなも見た目とは違っていい人たち ばかりだよな 全く何にも分かっていないくせにな私の家 にも出入りしていてよく分かっているサト はそう言って怒ってくれたそんなサトシの ことを私は信頼していたしとっても大切な 友人だと思ってい た弟のカともサトを兄のように慕って いる私はサトとの付き合いを大切にして いきたいと思っていたし実際私たちの交流 は続いていき大学を卒業する時を迎えた サトは大学で経営学を学び会社経営を サポートするコンサルタント事務所に就職 を決めた私は父が若者に仕事を紹介して 手助けしている姿を見ていたので自分も そういうことに興味を持ち人材紹介の会社 に就職を決めていた卒業後はお互いに仕事 になれるため また仕事の経験値を積み重ねるために 忙しく事項のおりおりに電話やLINEで 言葉を交わす程度だったが3年後にサトの 務めるコンサルタント事務所が父の会社を サポートすることになり担当者にサトが つくことになってから以前のような 付き合いが復活した美春久しぶりやっぱり 何か縁があるのかなおじさんの会社を フローできるなんてねサトも随分立派に なったのねもう1人前のコンサルタントな のねサトはまだまだだよなんて照れ笑いし ていたけど3年間ほとんど会えていなかっ たブランクが全くなかったように私たちは 昔のままだった弟のカとも久しぶりに家に やってきたサにまたあえて嬉しいです なんて言って していたもちろんサトが担当している クライアントはうちだけではなく忙しい 毎日だったし私も人材紹介会社で新たな 分野を立ち上げることになりその責任者に 抜擢されて仕事の忙しさが倍増していたで も私たちは会えなかった時間をさっさと 埋めたいかのようにお互いの時間が取れる 時には2人の時間を過ごすようになった私 はこれってデートなのかな私たちて 付き合っているわけじゃないし親友関係な だけなのよねとその時の状況を一歩下がっ て冷静に考えていたそんな時以前から2人 で行きたいねと話していたテーマパークに 行きパークのシンボルでもあるお城がよく 見える場所で春とは長い付き合いだけど これからもずっとずっとと一緒にいたい僕 と結婚を考えてくれないかちゃんと 付き合ってほしいと言っていなくて いきなり結婚というのは驚かせてごめんと 頭を描いているサトに私もこの先ずっと 一緒にいるのはサトシ以外考えられないわ これからもよろしくお願い ねこうして私たちは幼馴染みの親友を卒業 して夫婦となっ たとサの父親同士は友人だしお互いに 私たちのことをよく知っているから結婚が 決まったと報告すると 大喜び弟の会とも本当の兄貴になるんだね とこれまた大喜びで私たちは周囲に祝福さ れて結婚生活をスタートさせたのだ結婚後 もお互いに仕事を続けて私生活でも仕事上 でも道足りた毎日が過ぎていった忙しさの せいかなかなか子供に恵まれなかったが 結婚3年後に私にコのりが微笑んだ両親に 義両親とカとも大喜びで揃って万歳参照を した時には思わず苦笑いをしてしまった私 は息子を無事出産してしまお母さんとなっ た同じくしまパパにデビューしたサトと 一緒に子育てに 奮闘実家と疑実家からのサポートを受け ながらも我が子の成長を見守る毎日は幸せ 以外の何者でもなかった息子が幼稚園に 入院すると私の母親としての世界も広がり を見せ た同じ幼稚園に通う子供の母親との 付き合いだママ友と呼ばれる人たちとの 付き合いが増えることになったのは当然の ことだったし 色々なお母さんとの付き合いは刺激にも なりとても楽しいものだっ たしかし世の中には本当に色々な人がいる ものでママの中に1人だけ変わった人がい た付き合うのに労力が必要というか合わせ ていくのに苦労する人でこういう人を困っ た人だと言のだろうと自分で自分の考えに 納得してい たその人はという名前で22 歳息子と同じ年の男の子がいるから18歳 で出産したことになる別に私はそんなこと を悪いことだと思って距離を取るなんて ことはないが別の理由でこの人とは距離を 取りたくなっていたというのはこの浪江 さんは22歳の母親のくせにヤンキーに 憧れているというか自分は立派なヤンキー だとゴゴして自慢にもならないような話を 一方的にしてくる人だったヤンキーに憧れ てか格好も派手で髪は末ききの木で ジャラジャラとアクセサリーの量が半端 ない言葉もいい大人が使う普通の言葉では なくなんというか女子高性なみそう言っ たら本家本元の女子高生が怒ってしまうか もだけどはすっぱな言葉にぶりこも混じっ ていたりして聞いていて疲れてしまうのだ ねえ駅前の査なんだけどまずいし高いし サービスも悪いのよね一発かましてやった 店員の女ガブルだった よ私さあの歌詞と同じ名前じゃんでもあれ より歌うまいのよね私をデビューさせない なんてバカばっかりよね自分の武勇伝を 言いたいのか自分の能力をアピールしたい のかよくわからないがとにかく脈絡もなく 自分の頭に思い浮かんだことを一方的に 話してくるので会話が成立しない私はいつ もはいはいと聞いているだけだったが もちろん話は右から左にスルーだった 関わり合いになりたくない人ナンバーワン だったけど子供たちは気が合うようで仲が いいだから私も仕方なくママ友付き合いを していくしかなかった5月のある日曜日に 幼稚園で運動会が催されることになってい たがサトはその日どうしても対応しなけれ ばならない仕事があって運動会に行くこと ができなかったごめんよパパ悲しいけど 我慢するからお前も悲しまないで来年は 絶対に絶対運動会に行くからね息子に 半泣き状態で謝るサトにはいはい残念だ けど仕事だもんねあの子もきっと分かって くれるよ来年は一緒に行こうね別に息子は 悲しそうなそぶりを見せていなくてケロッ としているのにサトが涙目なんてよっぽど 残念で悔しいだと思ってサの肩を優しく 抱きしめてあげたまあだっこを癒す感じ だったんだけど ね運動会当日はスカッとした晴天が広がり まさに運動会日和りという感じになった私 は来られないサトシのためにビデオカメラ に望遠レンズ付きの一眼レフデジカメを 両肩に背負って運動会に向かっ たのために我が子の勇をしっかりと記録 するんだという使命感に包まれていた定に は我が子を見守る保護者が勢揃いして 賑やかなことこうない延長先生の挨拶に よって画然盛り上がりを見せてきた時に私 が関わり合いになりたくない人ナンバー ワンの声が聞こえてきたこんないい天気な のにみんな物好きよねまあ私たちも来 ちゃっているんだけど あああと思いながらじゃあ来なければいい のにと考えていた時ふと気がついた私たち ももって何と思考が回転した時にのい声が 聞こえてきた本当だよなこんないい天気 なら競馬場に行けばいい気分だろうにまあ ガキのためだからしゃあねえか波江と同じ くらいの年で 同じくらいらい格好の男がじろじろと私を 見ながら話をして くるがその男を私の旦那の太だと紹介した が太はチスと言って相変わらず私を じろじろと舐め回すように見るしかしこの 男 とえ似たも夫婦とはこの2人のためにある のだろう赤に染めた挑発でパンという履き 方のジーンズはダメージジーンズという あえてボロにしたものだがそのボロさ加減 がものすごく本当にボロなのではないかと 思えるくらいだピアスにドの指輪キー チェーンが長く垂れている態度と言葉は 成人で人のお父さんなのかというもので 波江とペアになると周囲へ与えるダメージ が倍化する感じだすごいカメラにビデオ じゃないすがお金持ちなんすねいいっすね 初対面なのに馴れ馴れしいし私の下げて いるカメラに触ってきそうになったので身 をひねって後ずさりをしたいえいえ今日は 来られなくてがっかりしている夫のために 撮影するので気合いが入っているだけです よいいな私もこういうの欲しいよ任せろ すぐに当ててやるからよそしたら何でも 買ってやるぜ2人の世界に入ったようなの で私はこれ幸いとその場の離脱に成功した 次のプログラムは息子の出るお遊戯だから スタンバイしなければならないからこんな 2人にかっている暇はないのだお遊戯が 始まって撮影モードに入っているとそれを 邪魔するかのようにあの男が近づいてきた 勘弁して邪魔しないでという願いもはなく 太が横に来て話しかけてくるいやあ俺って いい男じゃん中学の頃から女に持てまくっ てさ女なせのこちゃんなんて言われて大変 だったのよ女なせだなんてよっぽど女の子 が迷惑して泣いていたんでしょガキができ て仕方なくと結婚したんだけど俺が1人の 女のものになっているなんて世の女の悲劇 すよねいやあそんな思い込み劇だろそれに してもお姉さんいい女すよ ねそう言ってじろじろ舐め回すように私を 見てくるので背筋におかが走ってしまった そのせいで大切な撮影がおろかになって 決定的なを取り逃してしまう自体にああ もうと思っていると波江が近くに来たのに 気づいた太がさっと私から離れていった もう少し早くどっかに消えてくれたら よかったのにと思ったが後の祭りでお遊戯 は終了してしまったサトごめんこの 埋め合わせは次のかっこの撮影でする から少年場だと心に決めた結の撮影だった がまたもや大事な時に太が近寄ってきた私 はこの不幸に天を仰ぎみたが女なせの男と 言われていたけど男どには恐れられていた のよ俺が閉めてやったやつは数えきれない ぜしし神って言われて [音楽] やっぱりお姉さんいい女だね波江に内緒で 付き合おうよバカなこと言ってんじゃねえ 誰があんたなんかスカタンと付き合うか そんなことよりどっか言ってくれ撮影の 邪魔をしてくれるな撮影に集中したいのに 邪魔するやにどうしていいのか分からずに 怒りをどう表したらいいのかも分からずに いると波江が現れて あんた何やってるの美春さんなんかに色目 使ってこの色親父なんと私の前で大喧嘩を 始めてしまったのだこうなっては私も撮影 どころではないバカ騒ぎをする2人に 振り回されるだけだっ たそうしているうちに息子がスタートして 1位でゴールテープを切ったのはいいのだ けれどそのをカメラに収めることができ なかったサトごめん私はありえない結果に 呆然とし たその日の晩息子の活躍を見ることを 楽しみに帰宅したサトに私は残念な報告を することになった肩を大きく落として うれるサトに私はこの成り行きをこ細かく 報告するとサはそんな非常識な人がいるの かと驚き撮影の際を詫び私によく耐えて 頑張ったと声をかけてくれたそんな変人 夫婦にはもう関わらない方がいいよ子供 同士が仲良しだっていうのは子供に申し訳 ないけどそんな人とは距離を置かない とそんなサトの言葉が私に力をくれた1人 であの2人に対応していると自分の 受け止め方が変なのではなかろうかと思え てくるそれほど烈相手だったの だそれから半月ほどして親子3人で食事に でも行こうと街を歩いているとなんという ことか波江とこた夫婦と出くわしてしまっ た向こうの2人も子供を連れての外出だっ たようだが私を見つけた波江が こば何何美春さんたちもお出かけ中あそう だせっかくだしみんなで食事なんて どう波江の仲間強制的な誘いで私たちは 正直しぶしぶといった感じで近くの ファミリーレストランに入ることになった サトはこの2人が例のドキ夫婦かと小声で 聞いてくる私はさっくりと断ればよかった と後悔しまくりだったが子供たち2人が 一緒にご飯だと喜ぶところを見ていたら このままさよならな言い出せなかっ たファミレスに入ると早速あの2人は注文 を始めたがメニューの中でもお高いも ばかりをオーダーするファミレスなので そこまで高単価なものはないとはいえども いいものつまり寝を張るものを中心に注文 している料理が到着すると食児童のように 張り始めた 2人子供の方がよっぽどマナーを持って いるある程度食べた2人はいつものように 自慢とも言えないような話をし始めたその きっかけを作ってしまったのはサトで最近 車に興味があると言った言葉からだったっ すね俺も車は好きっすよでも昔はやっぱり バイクだったっすね仲間打ちからは赤月の 暴走者と言われていたんす よ仲間っていうのは俗仲間っすよもちろん あの時の太は輝いていたのよねかっこいい がそのまま当てはまっちゃって私もくれ ないの目と言われていたわレリース仲間に ねそうだな2人で走った校は最高だったぜ 真歩なんて目じゃなかったしなあんた神 じゃなかったのかいはつの暴走者かよ女も くれないの目ってなんだ名前がいっぱい あっていいわよねなんて苦笑いしていると それを恐れおいていると勘違いしたバカが 話を続ける俺も若くてとんがっていたから なこんな炭まで入れちまったぜそう言って 腕まくりして見せたものは竜の例だった 少し小ぶりのものでよく見ようとするとて ように服の袖を元に戻してしまっ たその後も自分たちの悪自慢というものが しばらく続いて私たち夫婦はそれを 無理やり聞かされるといった感じになった 食事も終わり心行くまで話しとくした2人 はいざ会計となるとあんたたちが誘うから 急に来ちゃって持ち合わせがないのよ今日 は支払いよろしくねごちになります 太もゴスと言って子供を抱き抱えるように して逃げていく2人に私たちはあ然と 見送るだけしかできないでいた誘ってきた のはそっちじゃなかったのかい美春の言っ ていた通りにいやそれ以上に強烈というか 驚きの人たちだねそれにさあのタトゥーっ て絶対にシールだよ少しよれてずれていた もんなそうでしょういつも本当に疲れ ちゃって言い返すに言い返せないのよああ いうのがマシンガントークって言うの かしらおかげで頭の中で言い返す癖がつい ちゃった息子は美味しかったと言って喜ん でいたけど私たちは食べた気がしなくて 結局家で夜食にラーメンを作って食べる ことになってしまったのだったできるだけ あの2人との接触は避けようと意見がした のだが神様のいたずらかまた後日あの2人 と関わってしまうことになったその日 私たちは私の実家に行くよがあって道を 歩いていたその時少し先でガシャンという 金属と金属がぶつかる音が鳴り響いた顔を 上げて先を見ると車が車に追突してい た私たちは急いで場に駆けつけて怪我人が いないか 確認もしもの時は急処置と救急隊への連絡 が必要だと思ったから だ現場に着くとぶつけた車から降りてきた のは波江とこの2人だった運転席から呆然 と降りてくる太に女子席からフラフラと 降りてきた 波江幸いというか見たところ2人に怪我は ないようだった なんだこりゃこんなところに車止めやがっ ておかげでぶつかっちまったじゃねえか 止まっている車にぶつけたのならほとんど 自分の過失だろうと思うが本人は相手の せいだと怒鳴り散らし始め たその時ぶつけられた車が止まっていた 建物から3人の男が飛び出してきた一体何 の音だえれ大きな音がしたぞ男たはぶけ をなんじゃこりゃどこの者がこんな真似し やがった怒り狂う男たちまあ確かに自分の 車をお釈迦にされたら怒るのは当然だが その男たちは明らかに一般人とは違う風貌 というか様子の者たちだった俺たち組の車 と知っての老じゃあるいなそう言って近く で立ち尽くしていたを睨みつけるたちは 紛れもない矢のつく人たちだ睨まれた光太 は足が震えだし半なき状態波江も真っ青に なって震え出している男たちがじりじりと 光太に迫ってくる中でありえないことを 光太が口走ったここいつらがやりました僕 たちは通りかかっただけなん ですあろうことか自分たちがしでかした ことを 無関係の私たちに追っかぶせてきたのだ男 たちはその時私たちに気がついたようで 鋭い睨みを私たちに向けてきたこいつです よこの男が運転してぶつけたんです あくまで人に罪をなすりつけようとして くる太に私の堪忍袋の尾が切れそうになっ たが私よりも先に尾がプッツンと切れたの がサトだった 普段温厚で私が冗談混じりに仏のサト様 なんて言っていたと同じ人とは思えない くらいの怒りに満ちた顔で放った言葉は まず高谷ではなく男たちへだったおお元気 でやってるかサトの表編と男たちへかけた 言葉が理解できないことえは口をパクパク させていた男たちはそんなサトに これはサトの兄貴ご沙汰していますそう 言って出てきた男3人はサトに再経れした のだ事務所の前で一体全体何の騒ぎでい 怒鳴り声と共に出てきた男に若頭と言って 頭を下げる矢の3人バカ野郎副社長と呼べ と言っているだろうがその男は私たちに気 がつくと兄貴じゃないですか姉貴も一緒な の一体どうしたんですか出てきた男は私の 弟のカトだったのだ先に出てきていた男に このなり行きを説明されたカイトは怒りの 顔になって太に詰め寄った あんてめえがしでかしたことを他人様の せいにするなんてどういうだしかも俺の 兄貴と姉にてよ何が起きたか理解できない で震えている2人に大体兄貴は免許を持っ ていないんだそれなのにじれるわけがある めそうなんですサトは車の免許を持ってい なくて最近教習所に通い始めて今度仮面の 検定を受けることになっているのですああ ああこの車1500万する高者だだぜ修理 代もいくらになるかわからねえしっかりと 責任は取ってもらうから なそんな高級者なんてお金ありませんと 泣き出す太保険があるだろうと詰め寄る カトにお金がなくて更新できていないから 保険金は出ませんと波江と抱き合って 泣き崩れる 太あんた一体何者なんだこの人たに顔が 聞くなら助けて 私もサも自分の罪を他人になすりつける ような人を助けるつもりはこれれぽっちも なかったけど自分たちのことは説明して あげたこの事務所は私の 実家そう私の家は矢のつく家業だっ た子供の頃家の仕事がバレて周りから白い 目で見られて仲間外れにされたこともあっ て を助けてくれたのが幼馴染みのサトだっ たサトはコンサルの仕事について父の組を 会社組織として再高成することに力を 尽くしてくれた元から父の組は地域のこと を大切にする人の組だったが世の中から 誤解を解いて理解を得るために組織改革を 志したそれに本するサはや から絶大な信頼を得て兄貴と慕われるよう になっていった子供の頃からサトシを兄と 慕うカトと共に社員たちにとっても私と 結婚して組長である父の義の息子となった サトは明日共に兄貴となっていたお金が ないのは仕事を辞めてしまったからよね せっかく私たちが仕事をせわしてあげたの に3日ともたずに逃げ出すなんて私の言葉 に驚く太私の仕事は人材紹介新規 プロジェクトとして仕事がないというか 仕事に不適確な人にもできるだけ担える 仕事を紹介する事業のリーダーとなって いるそんな私たちが紹介した仕事を太は あっという間にやめていたのだその時後ろ から声がした あんそんなんじゃ車の弁償なんて一生でき ないじゃねえかそれじゃあこちとらも困っ ちまういい仕事紹介しようじゃねえ か迫力のある父の言葉に震えて涙が止まら なくなる光太と屋だったその後光太は組 いえ会社に雇われて1番の下っぱとして呼 使われることに波江も関係する工場で朝 から晩まで仕事付けになったそうなると 2人の子供が心配だが父が営む宅書で親が 仕事している間は面倒を見ることになった 父は社会貢献の一環として働く親のために 託児書も営んでいたの だ高級者の修理代はかなり高く数年はこれ でもかというくらいしっかりと働かなくて はならないだろう父はそのに太の少を 叩き直して全頭にしてやるつもりだと話し ている鬱陶しい2人がいなくなって平穏な 毎日がやってき たしかしあの少年がちゃんと治ってくれる か ねそう話すサトは今車のハンドルを握って いるサトは見事試験に合格して免許を取得 したのだ父のスパルタならなんとかなるん じゃない ま耐えられたらだけどね行けない運転に 集中しないとな追突事故を起こしたら大変 だその時息子がお腹減ったと言ってきたの で私たちは目に入ったハンバーガー店の ドライブスルーに車を入れた嬉しそうに ハンバーガーを食べている息子を見ながら 私は今の幸せを噛みしめてい た今連絡があったんだ明夫君からうちの嫁 がまゆさんから子供を毎日預けられて困っ てるって俺のいない間育児していないのか 今もいないん だろう いやいるけど娘隣で寝てるよ えそのままテレビ電話にしキを立てている 娘を移す途端に夫は混乱しめたどどういう ことなんだいや私が聞きたいよめったに 関わらないみささんに新誠治なんて預ける わけない じゃんそこでやっと確かにとなったようで クールダウンする夫秋夫から怒りの電話が 来てそのまま私に連絡してきた らしい私の名前はまゆみとある地方に住ん でいる卒業した大学は都心にあって夕刊 就職で帰ってきた賃金が安くまともな職 なんて公務員ぐらいだと言われる田舎でも 私はこの地元が好きだったし友達もいた から悩むことなく戻ってきた幸い資格も 取れたからそこそこ良い食にもつけた夫の 託児は高校からの同級生都心の大学に行っ た私とは反対に地元の国立大学に通って 卒業22歳の時友達みんなで正月休みを 合わせて飲みに行った時に再開したそこ から進行を深めてお付き合いに2年ほど 付き合ってプロポーズされ た俺もこの田舎が好きだし結婚してさ子供 ができたらのんびり育てていこう よそう言ってくれて嬉しかったここなら 友達もいるの親もいるなんの不安もない ただ1つ気になると言ったら卓の妹のみさ 私にとっては義妹になるみさは娘だからと 蝶よ花よと育てられたのかわがままな ところがあるという実際結婚の顔合わせの 時にお互いの親族の紹介が長くてみさもう 飽きちゃったスマホいじってていい なんて言い出して夫が慌てたほど2歳しか 離れてないからもうその時点では成人して いたのにだ夫は必死に謝っていて妹にも 注意したがどこ吹く風義両親もあらあら来 ちゃったのねとか言ってとめもしない母 からは厄介そうな妹さんねと心配されてい たけど一緒に住むわけでもないし兄弟の中 がいいというわけでもないから会うのはお 盆や正月ぐらいだろそれなら特に心配する こともないなんて軽く考えてい た結婚式も終わり新婚生活が始まる最初は 何事もなく平和に幸せに過ぎていった けれど少しずつほろびが見え始める夫の スマホに毎日のように義妹から連絡が来る ようになったというほとんどがお金の無心 だっ た義妹は希望して入った美容権の専門学校 も中退しバイトも気が向いたらするらしい だからほとんど義両親と夫からお小遣いを もらう形で暮らしているずもが実家 にいい加減自立しろと怒っていた矢先なん と義妹が結婚すると言い出した両親は 大喜び私は少しだけほっとしていたこれで 彼女はお金に困らないだろう夫や義両親に お金をせびることはないだろうと結婚相手 は私たちと同じく高校の同級生だという式 にもたくさんの友達が来ていて賑やかだっ たそれから1年 後私は娘に恵まれ初めての育児にシハして いたうちの両親が手伝いに来てくれるもの の基本はワンオペ夫も仕事が終わったら すぐに手伝ってくれた大変だけど夫婦で やることが大切だと思っていたからお互い 助け合って頑張った娘が生まれてから3 週間ほど経った頃昼間夫から電話が来た やっと娘が寝てくれたから私もと思ってい た矢先だっ たもしもし何かあっ た何かあったじゃないえなんで怒ってるの 電話の向こうの卓は今にもりそうな怖をし ていた会社にいるから必死に我慢している ん だろうなんで俺が怒ってるのか分からない のか妹に毎日子供を預けて遊んでるらしい な へえ耳に とはこのことだなんと夫は自分が帰って くるまで娘を義に預けていると聞いた らしい義妹の夫あお に今連絡があったんだ明夫君からうちの嫁 がまゆさんから子供を毎日預けられて困っ てるって俺のいない間育児していないのか 今もいないんだろう いやいるけど娘隣で寝てるよ えそのままテレビ電話にし寝息を立てて いる娘を移す途端に夫は混乱し始めたど どういうことなんだいや私が聞きたいよ 滅多に関わらないみささんに新誠治なんて 預けるわけない じゃんそこでやっと確かにとなったようで クールダウンする夫秋夫から怒りの電話が 来てそのまま私に連絡してきた らしいごごめんなんか勘違いしてた別に それはいいんだけど明夫君が本当にそう 言ってたの うんそれもかなり怒っててさ義妹が倒れる 寸前だっっ て秋夫もみさを心配しての電話だろう多分 嘘は言っていないとなると嘘を言っている のはみさに なる仕事終わってからもう一度話し ましょう明夫君に伝える前に私が本当に 預けてないことを証明し なきゃ本当 ごめん素直に謝ってくれたからこれ以上は 何も言わないそれよりみさと秋夫だどう いうつもりで私たちを攻撃したんだろう夜 申し訳けなさそうに帰ってきた夫にご飯を 食べさせ娘を寝かしつけてから改めて今回 のことを話し合うことにし た疑われるのは嫌だから一応 これ私がスマホで見せたのはベビー モニターの動画や日々撮っている写真育児 記録ちゃんと日付が乗っているので嘘は つけない夫は確認して改めて謝ってくれ た普通に考えればみさなんかに預けないよ な明夫君はみささんに嘘をつかれたって ことよねみささんはどういうつもりで嘘を ついてるん だろう聞いて みる早速電話する夫秋夫は最初こそ昼間 電話してきたかのような怒りの声だったが 証拠があることを説明すると明らかに 戸惑い始めた妻が嘘をついてるかもしれの だから無理も ないそもそも君はみさが昼間何してるか 知ってるのえ選挙主婦なんて家にいるかと だから預けてきたのかなってなあ明日有休 取れるかい俺も取るからさ会社に行くふり をして家に戻って何をしてるか確かめるん だいややってみます 夫と私の考えはこうだみさは何か言えない ことをしているのではないかそれを隠す ためにあばいの形で私を巻き込んだのでは 秋夫も夫も有給を取り明日に備えたそして 次の日になり2人とも仕事のつもりで家を 出る秋夫は一旦うちに来て流れを確認10 時頃になり子供は実家に預けて夫夫私で義 とが借りているマンションへ向かっ たなんか声がし ますドアを開ける直前風呂場の小さな窓 から聞こえる男女の声明夫が不安気な顔を する私たちもううそうなんじゃないかと 思ってい た開け ますガチリと胃を消してドアを開けるそこ に は俺のない男の 靴予感は敵中していた風呂場にいる2人は 夫に気づいていない3人でそちらへ向かう 途中落ちているバックやズボン私たちは 無言になっていただけど秋夫は浴室のドア を勢いよく開けるきゃー うわミ エイジどうやら3人とも知り合いらしい みさは共通の友人で高校の同級生でもある エジという男と浮気をしていたのだ家に 呼んで堂々 とななんでいるの赤ちゃんは預けてないっ てお兄さんとお姉さんから聞いたからだよ 俺に嘘ついてたんだなななんでみさは嘘 ついてない本当に預けられてたの大変だっ たの じゃあなんで今エジがいるんだ よこの後におんでも嘘を貫き通そうとする みさ風呂場で言い合うのもと一旦着替えて もらい改めてリビングで向き合ったエジと かいう男は下を向いているだけだ先に口を 開いたのは夫だっ たまずうちの妻に謝れお前の浮気のありい にされてたんだからなみさ悪くない もんいや悪いことをしてるだろ結婚してる のに他の男と浮気してるんだ ぞエイジとは本当の愛なのずっと結婚し たかったけど平治はお金がない からじゃあ金目当てで俺と結婚したのか よまさに修羅場だったサとエジの関係は ずっと前から続いていたみたいだったこの 男はバイトを点々とするフリーター専業 主婦になりたかったみさは安定した職業に ついている秋夫と結婚専業主婦ならエジに 会えるお金もある問題解決という結論に 至ったという現にみさは生活費もエジと 遊ぶ金に使っていたそのお金も私の娘を 預かっているからお題とかで消えてる使わ れてると訴えていたよう だそうねそれならうまい言い訳になるもん ねそのために無理やり預けられてるという 嘘になったの かなんかもう話もしたくないなあお君弁護 士挟んでさ慰謝料とかの話した方がいいよ 離婚するかどうかもそこで決めたら え慰謝料ってごごめんなさい空を払えない 俺婚約者いて へなんとこの男みさが本命ではなかったの だみさは言葉を失っていたいやきっちり 請求するしなんなら報告もさせてもらうよ それだけは勘弁して くれしてくれってどの立場から言ってるん だ夫も私も娘を利用されて頭に来ている しかしみさだけはまるで悲劇のヒロインの ように泣くだけだめさ遊ばれてたのこんな に好きたったのにやっぱり秋夫しかい なかったんだごめんね謝るから元に 戻ろう頭の中がお花畑とはこういう人の ことを言うんだろうか自分がお願いすれば 何でも叶うと思ってるまあ実際義両親が 叶えてきてしまったせいなんだろうけど あおはばっさり切った戻れるわけない じゃん へ本当の愛とか言っておきながらよく俺の ところに戻れると思うよな変だよ絶対 おかしいよお前へへ へみさミザの言うことは可愛いってママも パパもか叶わないことはないってみんな 信じてくれ るって子供みたいなこと言うのはやめて くれ えみさがかわいそうなの に正直あお君はどこに惚れたのだろうまだ 天然とかそういうタイプを好きになる人は いるし なこのマンションは来月で出るって大家 さんには言うからお前も荷物まとめとけよ それともう弁護士から連絡してもらうから エジもなややだ あうんざりしつつ荷物を持ったあお君と家 を出ていった多分もう離婚はまがれない だろうここからやっぱり復縁しますなんて あるわけがないとにかくこれでうちとは もう関わらないことを 願うしかしまた今度は義両親が出張ってき たことの次第を聞いた義母がなぜだか知ら ないがうちに乗り込んできたの だあんたら2人みさとエジ君を引き裂かと してるって えまさか 母さんそう両親はみさとの関係を知ってい たのだそれも結婚前から希もエジとの結婚 には不安があったらしくみさと同じ思考会 で明夫との結婚を進めた娘ちゃんが幸せ ならいいと浮気を後押ししていたの だだからみさは話し合いの時みんな信じて くれるとか言って義両親のことを出してい たの ね信じられない娘さにそこまでします かみさちゃんの幸せのためなら浮気なんて 些細なことなのよさあ今から謝ってついで に明夫から払ってって言われてる慰謝料も 払いなさいあんたらのせいなんだ から私はそれを聞いて気持ち悪くなった娘 が可愛いからといくらなんでもここまで 言うなんて夫も同じ気持ちなのか拳を握っ て震えて 母さんはいつもそうだったなみさが優先で 俺のことなんていつも二の次だっただって あんたはしっかりしてたからみさちゃんは いつだって弱々しかったもの浮きしてる やつがどこが弱々しいんだよあんたらは 秋夫の両親に土下座しに行く立場だろ ほ親に向かってなんて口聞くのうちはみさ ちゃんは悪くない悪いのは あっち話にならずそのまま義母を追い出し たこのままでは私に慰謝料を払わせるまで いそうだったしみさ自身からも夫のスマホ に慰謝料払ってというメッセージが毎日の ように来ていて限界を迎えた夫はある決心 をした絶縁だあんなのでも家族だからと 結婚式で何をやらかされても我慢したでも もう娘と妻を巻き込んだんだからと迷いは 消えたようだったすぐに夫はスマホを買え に行き義や義母の連絡をシャットアウト家 に来ても無視玄関先で慰謝料は私たちの 介護はとか叫んでいたけどやるわけない でしょそれからみさはすぐに秋夫から 300万の慰謝料を請求されたエイジには 200万お互い貯金なんてあるわけもなく それぞれ実家に泣きついた残念ながら義 実家にもお金は ないずっと夫に頼っていたから ね慰謝料を払うために家を売ると義父が 言い出して喧嘩になっているんだとかその 後の暮らしもあるからねうっといた方が まだお金になんじゃ ないエジは当たり前だが婚約者にもばれ そちらからも慰謝料を請求されたユのまで して本当に結婚直前だったらしいおまけに みさにも追加で請求されたんだとかエジは 実家から絶縁された婚約者も同級生だった ので一気に地元の友達にも広まりみんな から縁切りされてしまったという最悪な ことにその元婚約者の父は地元では有名な 資産家であっという間にいろんな会社や店 に圧力をかけてしまったエジそしてみさと 義両親諸とも半ば村八部状態にされて しまったのだきっとまともに働けない どころかスーパーや商店街でも買い物が できない だろうなんでこんなことになっちゃったの みさ悪くないの に家が売られる直前までこんなことを言っ ていたみさにとうと両親も目が覚めたと いうか己れの教育が間違っていたと覚醒し た らしいああんたが浮気なんてするからこの バカ娘ひどいママママだって賛成してたの にもう遅いけど ねあっという間に疑実家はさになり木義 両親は少ないお金で隣町に移り住んでいっ たとでもさらに田舎の方にじゃないと家賃 も払えないからって今やコンビニも スーパーもないど田舎で引きこもって 無駄遣いもできずしそに暮らしているそう だみさは理想とは程遠い生活に泣きっ ぱなしで働きもせずさらにそれで気両親が 起こり毎日言い合う声がやまないんだと か今更性格なんて変えられるわけもない だろうなお互いにねそれにみさがわがまま なのは親のせいでもあるきっちり責任とっ てずっと一緒にいてもらわなけれ ばエジも村橋部に耐えられずどこかに 引っ越していったと聞いた一度夫の方にお 金を送ってください親が大変な目に会って いるのに見てみぬふりですかお兄ちゃん なら妹のこと助けてよみさかわいそうなん だから なんて手紙が来たま返事もせず一応情けで お米3kgだけ送ってやったこれで絶縁と しておきたい秋夫の方は慰謝料が入り みんなから励まされなんとかやっている ようだあお君は真面目な子だったからね みさの嘘を信じるほどだった からあお君は夫とたまに飲みに行っては 近況報告をしてるみたい私といえばまた 来年には子供が生まれる予定だ今回のこと は両親にも報告したせいで2人目が生まれ たら長く実家にいろうと言われて いる思えば母の心配は正しかったんだ なもう絶対にうちの家族とは関わらない から安心して産んで ねそう言ってくれる夫が頼もしい妙なこと に巻き込まれてしまったけれどいつか 笑い話にはできるだろう今は夫そしてお腹 の子のことだけを考えていこうと思って いる私の名前はマキ小学6年生の息子慶太 と2人で暮らしている在宅ワークの シングルマザーだ私は大学生の時に当時 付き合っていた彼との子供ができて私は 大学を中退して子供を産むことにしたそれ が慶太だ慶太の父親は慶太が5歳の時に 病気で亡くなっているなので慶太には父親 との思い出はほとんどないだろう女で1つ で育ててきたが慶太はわがままも言わず まっすぐに育ってくれている特に塾に行か せているわけでもないのだが成績 優秀周りからいつも慕われている明るい子 だったしかしが年になった頃からこれまで とは違う表情をすることが増えたのだ父親 が亡くなってからというもの慶太が泣いて いるところを見たことがないいつも笑顔 だったのだがある日を境いに慶太から笑顔 が消えたのだ慶太の小学校では2学年ごと に担任の先生が変わるのだが5年生の時に 担任だった先生のご会で6年生から男性 教論に変わったそのの先生はハと言い息子 の通う学校に1年前に不妊してきたばかり ハ先生は慶太が5年生の時の副担任だった 先生が3級に入ったということで副担任 だったハト先生が担任になったという そしてそのハト先生になってから慶太の 成績が突然悪くなったテストの点数は 変わらずいいのだが1学期が終わった後の 成績表がこれまではオール5だったのが6 年生に上がってから初めて3とか2ばかり になってしまったのだ就業式当日いつも なら笑顔で帰ってくる慶太なのだがこの日 はとても落ち込んで帰ってきた ただいまお かりあらけたどうしたのなんか元気ない みたいだけど私は太のいつものテンション と違うただ今という言葉に感を何があった のかを聞いたすると太はこれと言って成績 表を手渡してきたのだ成績表がどうかした のかと思い開いてみるとなんと見たことの ない数字が並んでいたな何これどうして テストだっていつも通りいい点取ってたの に私は驚きのあり声を荒げてしまった太は 私のに対してあのね実はと言いにくそうに 話してくれたハ先生に国語の時間に当て られて漢字の読みを黒板に書いたんだけど 先生が漢字を間違えて書いてたことがあっ たんだそれを間違えてますって言ったら 先生顔を真っ赤にして怒っちゃってそれ から僕は手をあげても先生から1回も当て られたことがないんだそれが原因なのかな と言っているそんな理不尽な理由で毎回 テストで90点以上ばかりを取る慶太が こんな成績にされるなんてこれは一言学校 側に文句を言わなければと思いすぐに電話 をしたすると担任のハト先生が電話に出た のでどうしてテストでいい点を取っている 慶太がこんな成績表なんですかと聞くと ハト先生は鼻で笑うようにして答えたのだ いやいやお母さんテストの結果が全てじゃ ないんですよそんなことも知らないんです かいやそれは分かりますけどテスト以外の 面ではどのように判断されているんですか 細かいことはお伝えできませんが一例を 上げるなら授業中の発言とかですかねと 言ってきたこの返答に私は怒り 浸透それは先生がをしてくれないからじゃ ないですか慶太はいつも授業中に手をあげ ていると言っていましたがそれを無視する のはいかがなものでしょうか私の言葉に 適当に合槌を打ちそれでは忙しいので失礼 しますと言い電話を切られてしまった私は この怒りをどこにぶつければいいのかと やるせなくなってしまう慶太は成績表に ショックを受けて帰ってきてからずっと 引きこもっていた けれど子供ってすごいなと思ったのがその 日はずっと引きずっていたのだが夏休みに 入ってからは毎日友達と楽しそうに遊んで いることだそれから約1ヶ月は慶太は勉強 と遊びに励んでいた宿題は初めの1週間で 全て終わらせていたのでそれからは遊び 尽くすのかと思っていたのだが私が家で 仕事をしている隣で予習を 始める宿題はもう終わったんじゃないの うん宿題は終わったから夏休み終わったら ここからやるから先に勉強するの分から なかったらお母さん教えてねと言いチラシ の後ろに色々書いて勉強しているようだっ た私がこのくらいの年の時は宿題なんて 夏休み終盤に必死にやっていた気がする この息子はきっと泣き夫のDNAを強く 受け継いでいるんだなと改めて思った そして楽しい日々はあっという間に過ぎた 2学期になり京太はまた学校に通う 毎日また学校で先生に何か言われたらすぐ お母さんに言うんだよと私は資業式の朝に 伝えたのだが慶太は一行に何も行ってくる ことはなかったのだ最近学校はどうあまり にも何も行ってこないのもおかしいなと 思い慶太に直接聞いてみることにした学校 楽しいよ私が聞いても慶太はいつもこう 答える ばかりしかし再度事件は起こったそれは 運動会だ足が早く運動神経もいい系だわ 運動会選手先制をするんだリレの選手でも アンカーになったし楽しみにしててねと 楽しそうに話してくれた運動会当日開会式 で次は選手先生ですというアナウンスが 流れた後ハト先生がアナウンスをしている 生徒に何やら耳打ちをしていてその後失礼 しました時間の都合により選手先生は割愛 させていただきますと訂正のアナウンスが 流れたのだ保護者席では何があったんだ などざわざわしていたがそのまま運動会は 進んでいった 時間の都合ってまだ始まったばかりなのに 割愛するほどのことでもないだろう慶太は 選手宣言という言葉で立つ準備をしていた のに突然なくなったということにショック を隠せなかったようだその後の競技でも 何かしらミスをしてしまい運動神経がいい はずの慶太が1項目も1位を取ることが できなかったお昼のお弁当の時間生徒は 保護者の席でご飯を食べるため慶太も私の 元へとやってきた私は私の母と義両親4人 で感染していたのだがみんな慶太に選手 宣言のことは気にするなと慰めている慶太 は祖父母の前だからなのかから元気で答え ていたうん僕は気にしてないよあとは組 体操とリレがあるから頑張ると拳を 突き上げリレではいいところを見せると 宣言している 私の前でもあまり弱気な姿を見せないので 今日に限っては絶対に弱を吐かないだろう その後午後の競技が始まり組体操では しっかり他の子たちと協力していろんな 作品を作り上げていたそして最後のクラス 対抗リレが始まったのだが1組2組と それぞれのクラスで4年生から6年生の 男女6人が交互にバトをついで走るという リレだその中で慶太は6年生男子という ことでアンカーに抜擢されたのだリレでは 順調にバトンをついでいて慶太のクラスは 1位と僅差の2番目の順位で6年生女子 からバトを受け取るというところでハト 先生が慶太に何やら話しかけていた慶太は 次にバトンをもらうため前走者を目で追っ ていたのだがこちらから見ても邪魔臭いと 思うほど必要に話しかけているそして者が 近づいてきた時に他の先生に呼ばれて やっと慶太の元から離れたしかしその時は すでに前走者が近づいていて太は受け入れ 体制がしっかりできないままバトンを 受け取ったためバトンが落ちてしまったの だそのせいか5チームあった中で3位に なってしまったバトンを拾い上げた時には 最下位だったのだがそれでも太は必死の 追い上げで2人を抜いて3位までに 登り詰め バトンを落とすことがなければおそらく1 位になっていただろうと思うととても 悔しいそれは生徒たちも同じだ先生が邪魔 したからだなどという声も聞こえていたが ハト先生はあれは必要な話だったんだと 生徒たちをなめていた運動会が終わり予約 していた店で義両親と母父私と慶太の6人 で夕食をすることになっていた1度帰宅し て着替えてからお店に向かうので私は慶太 を連れて1度家に向かうずっと下を向いて 歩いている慶太に私は先ほどの運動会での ことを聞くことにしたさっきリレの時に 先生に何言われてたのと聞くと僕もよく わかんないんだよ思いっきり手を振るんだ ぞとか前だけ向いて走れとかよくわかん ないことをずっと言われて 太はこう答えたのだまさか全く意味のない ことを話してバトンを受け取るタイミング を邪魔したということだこれには私はもう 我慢することができなかったその時は怒り を抑えて慶太に励ましの言葉をかけるしか なかったそして一度着替えてから予約して いた店へと向かった店についてからも運動 会の話になった でスマホで撮影していた映像を見ながら その日にあったことを話していたのだが父 が初めからあることに気づいたようで慶太 に 問いかける今日慶太が聖主生成をするん じゃなかったのかそれに関してはその場に いた大人が説明したのだがその説明を聞い ても腑に落ちない父は時間の関係ってなん だスタート時間が遅れたのかと言っている それはそのにいた全員が思ったことだ時間 の遅れもなく開始予定時間きっちりに 始まった父は文句を言いながらも続きを見 ていったそして慶太がどの種目も活躍でき ていないのを見てなんでこうなるんだと 分外しているしかし慶太がずっと下を向い ていることに気づき父は慶太を励まし ながら映像を見ていたがやはり怒っている のだろうさらにリレの映像になった時慶太 がおじいちゃんこれは見ないでと言って目 に涙を貯めていたのだバトンを落として しまったかっこ悪い姿を大好きなおじい ちゃんに見て欲しくないと思ったのだろう 慶太は昔から父のことが好きで僕大きく なったらおじいちゃんと同じ仕事をすると まで言うほど憧れているようだった私は フォローするようにそうだねかっこいい ところ見て欲しいからこれは見て欲しく ないんだよねと慶太をなめた慶太は頷いて 父にすがりついている父は分かったよと 言ってその後は楽しく食事をしようと別の 話に話題を変えて運ばれてきた料理を 楽しんだその後もちょこちょこと慶太は ハト先生から嫌がらせを受けているよう だったが太はずっとそれを言わなかった なぜ言わないのか不思議に思っていたのだ がある時にその理由が分かった小学校最後 の授業参観の時少し早く着いてしまった私 は下駄箱の前で学校に入るのを少し ためらっていたところ慶太を呼ぶ声が 聞こえてきたのだけた今日こそはお母さん に終わったらお茶するのに待っててくれる ように言ってくれたか先生が慶太の お母さんと結婚して慶太のお父さんになっ てあげるからな太は先生の言うことを聞い てくれればいいんだよと下たぼの端っこに 呼んで小声で話しているのが聞こえた私は 恐怖で震え上がってしまう何か慶太が 嫌がらせされているところが取れるのでは ないかと思いスマホでこの音声を録音した そしてこれをある人に聞いてもらおうと 思ったその日は授業参が終わり混会もあっ たのだがはその困難会に出る気になれず 用事があると断りを入れて太と共に帰宅し たその時に太に今日先生から言われていた ことを聞いてみることにすると慶太は先生 お母さんのことが好きみたいで僕に お母さんとの仲をついで欲しいって言って きたんだよでも僕そんなの嫌だから無視し てたんだそしたらだんだん成績悪くされて 先生の言うことを聞たら績は戻すって言わ れたこともあるというではないかそんな ことがあってもいいものなのか私はやはり 父に運動会のことも今までの形態への待遇 についてのことも全て相談しようと思った 週末慶太を連れて実家に行き父に相談する ことにしたのだ太は母に見ててもらい父に 話し始めた運動会リレの映像も見てもらい 授業参観の日にあったこと慶太から聞いた 話全て伝えたところ父は カンカン俺に任せろ可愛い俺の孫にそんな ことをしている教師には痛目を見てもらわ ないとなとハト先生への復讐を決意してい たようだそれからすぐに太は卒業式を迎え 保護者席には私の隣には父がマスクをして 座っていた今日は慶太に1年間意地悪 ばかりしていたハト先生に制裁が下る日だ ということで私はどんなことが起きるのか 少し楽しみだった卒業式の来賓の挨拶が 終わったところで隣に座っていた父がむに 席を立ったのだ周りの保護者は何があった んだとざわついていたのだが席を立った父 を見た来賓石に座っていた地方議員の方々 が父の方を見てあと声をあげる父はその まま来賓石の前を通り誕生へと登ろうとし ていた目の前を通りすぎる時に地方議員が 次々と頭を下げているではないかしかし式 の進行をしている先生たちにはなぜその ような事態になっているのか分からない ようだったそこでたまたまだと思うが担任 のハ先生があなた突然何してるんですか今 は卒業式ですよ出ていってくださいと マイクで父に注意を促しているしかし父は そんな言葉には耳を貸さず誕生のマイクで 話し始めた本日はこのようなおめでたい席 に出席できてとても嬉しく思います私は 市長の田中と申しますと父が一呼吸置くと 卒業式の会場からは拍手が聞こえてきた そんなおめでたい責に私事で大変申し訳 ございませんが一言言わせていただきたい ことがあります私は卒業生の慶太の祖父 です慶太は6年生になってハト先生になっ てから不当な成績をつけられるようになり ました と父はこ細かく話し始めた始め保護者は なんだよ孫の自慢まかよとか先生に孫が いじめられたとかかなどとざわついたのだ が続く父の言葉に会場が凍りついたのだ ハト先生は私の娘慶太の母がシングル マザーだということで孫にお母さんとの仲 をほしいと言ってきたそうですしかも先生 の言うことを聞かないと成績は低いままだ とも言ったとかこれを聞いてハト先生も 顔面蒼白になっていったしかし先生は弁解 しようとそんなことを言った覚えはあり ません何かの間違いじゃないでしょうかと 言い返している父はたをつき これを聞いてもそんなことが言えますかと ボイスレコーダを再生したそこにはハト 先生の声と慶太の声が入っていた内容とし てはハト先生が慶太に向かって最後の成績 も低いままでいいのかなどと脅迫間な言葉 も入っていたようだ女教師をこのまま置い といていいのでしょうか 私はこんな教師には処分を貸すべきだと 思いますとつっと言い放ったこの言葉に 会場からは拍手合ささらに保護者席からも こんな先生には子供を任せられないとか 気持ち悪いなどという声があこから聞こえ てきたこの騒ぎに校長は慌ててひとまずハ 先生を退場させることにしたようだその後 に 卒業少授与式があったのだが父は誕生から この度はおめでたい席に水を刺すような ことをしてしまい申し訳ありませんでした この後の需要式はある先生にお願いする ことになっております私もここで失礼し ますと言っていたがなぜかそのまま来賓石 へと案内されてしまったようだそして気を 取り直して卒業式需式あったのだが慶太の クラスの担任はつまみ出されてしまったの で名前を呼んでくれる担任がいなくなって しまったこの後どうなるのだろうかと子供 たちも不安に駆られていたようだがなんと 6年生に上がる時に級に入ってしまった 先生がサプライズゲストとして駆けつけて くれていたのだこの先生が慶太のクラスの 生徒の名前を呼んでくれたのだこの先生は 全生徒から慕われている先生だったので 子供たちは先ほどの何があったのかよく わからない話を忘れて喜んでくれている それからの卒業式は何事もなく進み無事に 終了した卒業式が終わって少ししてから 聞いたのだがあの後教育委員会で今回の ハト先生の所業が知れてしまったようで 先生は朝会免職処分ということになった らしい慶太は中学生になってから部活にも 入り勉強も頑張っている初めての成績表を もらった時オール5だった慶太はこれから もこの成績を保とうと毎日頑張って [音楽] いる私の名前はゆい夫の優太と夫婦2人 暮らし結婚して5年目ももお互いに猫好き だった私たちは結婚してすぐに買い始めた 猫を可いまっていた子供はいないけれど 2人の時間を満喫している今日は少し遅く なるかもしれないから先に寝ててもいいよ 夫のゆうたはこの若さで会社の役員を担っ ている元々義父が仙台から受け継いだ会社 を経優太は義を支えるために専務として この会社に携わっているのだ分かった ありがとう優太を笑顔で送り出すと私も 仕事へ出発する準備を始めるけ防止軍て 長靴自分の服装や荷物を指差し確認全て 揃ったのを確かめてから私は車に飛び乗っ た私の実家は広い農家だ今の時期は収穫機 を迎えて忙しい毎日のように家から車で山 付近にある実家へ通って いる今日も疲れ た畑仕事が終わり夕方帰宅した私駐車場 から家に向かう途中我が家を訪れた義母と 待ち合わせた義母のみさ子さんは極度の 潔癖症父や泥で汚れた私の姿を見て眉を 潜めていた ちょっともう少し綺麗な状態になってから 帰ってこれないの私のことをバキ扱いする かのように距離を取って見せるみさ子さん 私は苦笑いを浮かべて長靴の泥を払った この辺の住宅街はそれなりの不裕層が住ん でいるのよご近所にそんな素晴らしい姿を 見られるなんて 恥ずかしい確かにこの辺の住宅地は豪邸が 立ち並んでいる数年前に土地開発が進み ここは富村が集るエリアとなっていた 我が家はそんなに立派な家に住んでいる わけではないものの一応1個建てみさ子 さんからしてみればこの辺に家を構えられ たことが自分の中でのステータスなの だろうだからこそ必要以上に周りの目を気 にしては私を とめる自分の実家をないがしろにされて いるようであまりいい気分はしない けれど何かご用事でした か私はみさ子さんに押し付けられた価値観 をそっと受け流し訪問の理由を聞き出し た今日は2人とも帰りが遅いって言うから 夕飯を食べに来たの よ仕事の都合で優太も義父も一緒に遅く なることがあるそんな時は決まってみさ子 さんも我が家に夕飯を食べに来るのだ 私だって夫がいない時くらい好きなものを 食べたいのにちょうどさっき取ってきた 野菜をそのままもらっているので何か作り ましょう か正直ヘトヘトの体で手のんだ料理なんか したくないけれどみさ子さんがいる手前 適当なものを出すわけにもいかない何心 めんどくささでいっぱいになりながらも気 を使って作り笑顔を向ける私 新鮮なのかもしらないけど虫とかついてる んじゃない不安になるから私は遠慮する わ無能薬で育てる実家の野菜たちは新鮮さ や美味しさが折りだ何より虫に食べられ ないように手間暇かけて大きく 育てる大事に作った結晶を虫が嫌だと簡単 に拒否するみさ子さんにイライラは募る ばかり 普段スーパーで買っている野菜だってこう やって農家が一生懸命作り出している野菜 なの に家に上がった後もみさ子さんの文句は 止まらない掃除が甘いたの部屋の掃除が 行き届いてないだの細かいところにまで 目くらを立てては心をぶつけて くる自分の家はどれだけ綺麗かと自慢話を 始めるみさ子さん私は彼女が満足行くまで 黙って頷きながら感情のスイッチを落とし てい たみさ子さんはいつでもこの調子いつも 自分が正しくてそうじゃないと気が済ま ない自分中心の生活で谷を振り回すこと なんてお構いなしなの だ結婚してすぐにみさ子さんの性格に 気づいた私はできるだけ関りを持たない ように生活してきたつもりだそれでも家が 近所だと嫌でも関わらなければいけない時 が出て くる優太がいる場面ではみさ子さんの行き 過ぎた発言を時々とめてくれることはある けれどそれを寝にっているのか指摘される ことが煙たいのかここ最近ではみさ子さん が家に来るのは決まって優太の不在児だ 息子の嫁である私なら自分に気を使って 強いことは言えないだろうと踏んでいるの かみさ子さんは私に対しては一一倍自分 勝手な言動をしてみせるのだちょっと 何これ だるい体に鞭を打ってなんとか夕食を作り 食卓に並べるとみさ子さんは明るさに嫌な 顔をして見せるすみません急だったので あるもので作らせてもらいました野菜 いっぱいのポトフとオレぬか漬けの キュウリとカそれに冷ややっこと魚の干物 我が家では十分すぎるほどの本立てだ しかしみさ子さんは眉間にしを寄せた まま何か気に入らないものがありました か恐る恐る声をかけるとみさ子さんは 大きなため息をついてずをついた全部よ あなたねお客さんが来ているのに女いつで も食べれるような食事を振るなわけ寝まで お寿司とかいいお肉を買うとかある でしょみさ子さんは普段食べているような 夕食を出されたことに苛立ちを隠せない ようだ私からしてみれば頻繁に合うような 距離の義母が勝手に家に押しかけてきて いるのだそれを客人扱いしろというのも 厚かましいとさえ感じてしまう自分が料理 をしたくないから嫁に丸投げするけれど 自分の気が済む食事が出されなければこう して文句ばかりみさ子さんの理不尽さに私 はうんざりしていた結局この日はみさ子 さんだけ出前の高級寿司を注文残った料理 は私が食べることになっ たゆいさん優太だって稼いでいるんだから もっとスタミナのつくお食事を作ってあげ てねこんな貧相な料理じゃ元気も出ないわ 食事の後片付けをしている私にみさ子さん は言ったノカの私からすらば普段から野菜 中心でヘルシーな料理に馴染みがある ゆうただって私の料理に不満を口にした ことはないそれなのにどうしてギにここ まで口されなければいけないのだろうか鍋 の中にはみさ子さんが食べなかったポトフ の野菜両親が一生懸命野菜を作る姿を 思い出し私は心が痛んだそれから1ヶ月 ほど経ったある日みさ子さんが結を書いて 我が家に押しかけてきたあなたなんてこと しているのみさ子さんの言葉に私は 思い当たる不はないきんとした表情の私に みさ子さんは大きな声で 畳みかける近所の奥さんたちに野菜配った んですって勝てなことしてどうやら髪の 原因は数日前のことらしいどかに私は収穫 して野を実家から大量に渡され近の家に 配ったことがあったあまに向かない野菜 たちのため形がびだったり少し小さかっ たりしかし味は何も変わりないものばかだ もったいないけれど自宅だけで消費するの も大変そもと私は普段良くしてくれている 近所の人に配って歩いたのだ配った先の奥 さんがみさ子さんと顔せた時にそれを話し て耳にしたの だろうみさ子さんは顔を真っ赤にして怒り を荒にしているかの娘だなんて知れたら 笑い物にさるに決まっているでしょ私は みさ子さんの言っていることがいまいち 理解できなかった野菜を配ったご近所さん たちは無役朝をとても喜んでくれていた家 だた笑い物なんですか私の問いかけに みさ子さんは下落ちをして私を睨みつける うちは企業の社長なのよ優太だって若くし て専務その印象が悪くなるじゃないみさん は岐阜の社長という肩書きが自慢のようだ そんな義父の輝かしい肩書きに息子の嫁が 農か出身ということは知られたら登山に 田舎臭くなる周りは医者や弁護士の家が 並んでいるし少しでも自分たちが下に見 られることを気にしているのだろうけれど 私自身は農家であることを恥ずかしいとは 思わない泥がついているのはあなたの長靴 だけで十分とにかくこれ以上難しい真似は しないでちょうだい みさ子さんは私の言葉を待たずに一方的に 感情をぶつけて帰っていった面と向かって 自分の実家を馬鹿にされたような気がして 私の心は深く傷ついていた会社をやって いるのがそんなに偉いのだろうかここに 住んでいると自分のことを隠しながら生き ていかなければいけないのだろうか納得 できない気持ちが私の中でどんどん大きく なっていくやがて消化不良になった自分の 感情を私は優太に打ち明けることにし たそんなことがあったのか知らなかったと はいえごめん仕事が早く終わり家に帰宅し た優太に私はみさ子さんとの話を全て伝え た優太は普段からみさ子さんの行き過ぎた 発言を遠めてくれていた全面的に私の味方 になってくれているので心強い みさ子さんは優太の前ではそんなにひどい ことも言わないんだけど私だからってとろ は大きい気がするの私の考えに優太は少し 考えながら黙り込んだそしてしばらくして 何か考えついたように口を開く母さんを ちゃんと反省させるためにこうするのは どうだろう優太はみさ子さんの思い上がっ た発言や行動をたすため私にとあるを 持ちかけた数日後私はみさ子さんを家に 呼びこの間の話し合いがしたいと持ちかけ たみさ子さんは相変わらず不機嫌そうな 持ちで私を 睨みつけるお母さんが他のおの目を気にし ているのは分かりましたけれど私は自分を 聞かってまで生活したくはありません 困り顔でそう伝える私にみさ子さんは ため息をついたいい加減にしてあなたの 勝手な行動で私まで見下されたらたまら ないわ明らかに苛立ちを隠せない様子で みさ子さんは貧乏ゆりをしている私は実家 の家族も農業も大好きです優太と結婚した ことで自分の好きなものを捨てるつもりも ありませんきっぱりと言い放った私に みさ子さんは再び怒り出したあなたとの 結婚を許したのが間違いだっったわね 田舎者は田舎者して結婚がお似合いよ 明らかに私の周り全てを否定するような 発言に私も顔をばらせるそんなに仕事の 肩書きや住む土地が大事ですか私の真剣な 持ちもみささんはお構いなして自論を 続ける当たり前でしょあなたのご実家の山 とこの土地じゃ運命の差じゃない泥に まみえててこんないいところに住めるわけ がないそう言ってみささんは私に不敵な意 を浮かべていったもういいわそんなに農業 していたいなら1人で山に帰りなさい 高笑いをするみさ子さんこれはもう本当の ことを告げるべきかもしらないわかりまし たけれどその前にお話があります改まって 向き合う私にそれまで笑っていたみさ子 さんは舞を 努める私はこの暮らしに未練はありません ゆうたと話し合いますですがその前に3年 前にお父さんの会社に融した2億を今すぐ 返していただきます私の言葉にみさ子さん はポカンとした表情を見せる突然突きつけ られた工学の返済に現実身がないようだ何 を言っているの離婚するからってうちの 会社をゆするつもりどうやらみさ子さんは 私の請求が嘘だと思っているらしい ゆいの言っていることは本当だ よみさ子さんが信用しないどころか相 変わらず聞耳を持たない態度なことに呆れ た優太が声をあげたみさ子さんは突然の 息子の声に驚きを隠せないそう私は 話し合いの最中に自分のスマホで優太に 電話をつげていたつまり全ての会は優太と 隣にいる義父に筒抜け普段の私に対する みさ子さんのタのが露呈したのだまさか 勝手に聞かせていたのなんてことして くれるの息子に聞かれていることを知った みさ子さんは焦りから怒りの先を私に 向ける俺がそこにいたらこんなこと言わ なかっただろうゆうたに恋を荒げられた みさ子さんはとっさに黙り込んでしまう私 は声を落ち着けて子さんに言った3年この 前お父さんの大口取引にふ当たりが出まし た多くの社員をリストラしなければいけ ないどころか会社自体が危ういと相談され たんですこの事態はみさ子さん以外の家族 で全て解決していた義父はみさ子さんに 伝えたところでことがややこしくなったり 感情的に騒がれるのを防ぎたかったようだ 結果的に私の実家が3億の融資をしたこと でこきをいました 今お父さんから毎月返済してもらっている 最中です私の説明にみさ子さんは顔を青く しながらブルブルと震えている田舎の農家 にそんな大近肩できるはずないじゃない嘘 に決まっ てる現実から目を背けるようにみさ子さん は未だに私の話を 疑うもしかしたら予想以上の体験に嘘だと 思い込みたいのかもしれない しかし実際は全て本当のことだ私の実家は 確かに田舎の農家けれど7年前に通販で 販売していた無農薬野菜の定期便や野菜 ジャムが大ヒットさらに有名料理店との 専属役もあることで稼はとても多いその上 山の上の生活で贅沢もしないことから畜は たまる一方なのだ正直義父に貸したお金は そこまで至れではないけれど両親も私の夫 の家のためにと体験を貸してくれたのだ そんな事情があることを知らずに一方的に 両親がさげまんのは納得がいかないいい 加減にしないか際の悪いみさ子さんの態度 にそれまで黙って優太の隣で会話を聞いて いた義父が大きな声をあげた義の に反射的に体をつかせるみさ子さんゆい さんのご実家には助けられたんだこんな 失礼なことを言ってみさ子なったぞたでは ない怒りの口調にみさ子さんもやっと事の 重大さを理解したようだゆいさんをご実家 に返すというのならお前が今すぐ残りの 2億を払え見る見ると顔くしていくみさ子 さんは途端に黙り込んでしまう今までの私 に対して悪をついていた姿が嘘のようだ できないのなら2度とゆさんのこともお 実家のことも悪く言うな私たちが今こうし て無事に会社を続けているのは彼女の おかげ だニフの言葉にみさ子さんは何も言えずに 俯いている専業主婦のみさ子さんに欲を 用意する宛てなどないリフは私に今まで みさ子さんが浴びせたことを謝罪した そしてこれ以上同行動をしたら離婚すると 断言みさ子さんは針状態のまま義父の話を 聞いていたそれから半年後みさ子さんが 我が家にやってくることはなくなった義の 会社で渡を出したことを知られネチネチと 文句を言ったみさ子さんはイフに離婚を 突きつけられていた義もかねてからみさ子 さんのプライドの高さに呆れていたようだ みさ子さんは働いた経験がほとんどない義 に離婚されてしまっては自分で生きていく 術がない本格的な離婚準備に入った義父に 泣きついているそうだ夫の優太もあの一見 で私に対してひどい扱いをしてきたみさ子 さんを軽蔑2度と私と関わらせたくないと 絶縁宣言をしていた家族の肩書きをあんな に大事にしていたみさ子さん ことに今や家族全員から縁を切られそうに なっている私は変わらず優太と幸せな生活 を送っている相変わらず両親の手伝いで 畑仕事をしているし売上も順調だ以前野菜 を分けした近所の奥さんたちにも好評で 周りのオタでも定を申し込んでくれる人が 増えた結果的に私たち家族を見下すような 人たちはぜ1人としていなかったそれ どころか富裕層の顧客を獲得することで 新たなビジネスチャンスを得ることに つながったのだ他人の目なんか関係ない 自分の大事なものを大切にした結果私は今 まで以上の幸せを手にすることができたの だからこれからも第一の恵に感謝しながら 自分らしく人生を豊かに過ごしていこうと 思う 何言ったってあんたの負けだよナあんたの 仕送りだけじゃ生活できるわけないんだ から唇を強く噛みしめた私には怒りの感情 が芽生えていた時には自分の食費さえ削っ て家族のために働いていた10年間感謝さ れるどころか馬鹿にされてこんなに惨めな 気持ちになる なんて私の名前はナ とある会社で事務として働く平凡な会社員 だ取りえも特に ない性格を表す時によく言われるのは 真面目と言った言葉自分でも面白みがない 人生を送っている自覚はあるけれど私が こうなったのは家族の影響が 大きい家族が違ったら私の人生ももっと 味気のある生活だったのかなぽつりと 独り言を漏らしながら私は自分のスマホを 見つめた画面には母からのメッセージが 表示さ れる今月の仕送り早めに送っ てそのメッセージに私は思わずため息を ついた私は母に愛されていない気づいたの はもうずっと前のことだ母から連絡して くることと言えばこうした金銭の最速 ばかりそんな家族の形に私はいけがさして いる私の家は平凡な家庭だった会社員の父 と専業主婦の母母は元々金持ちの家の娘 だったが幼馴染みだった父と結婚学歴が ない父は高級取りにはなれずそれでも 私たちを養うために必死で働いてくれた ところが父は私が小学校2年生の頃仕事中 突然の発作で亡くなってしまっ た悲しさや寂しさはあったものの仕事付け でほとんど顔を合わせてこなかった父の 葬儀はどこか他人事のように感じてい た父が亡くなった後保険会社からお金が 降りたので母が働くことはなかった ママのお父さんはお金持ちだから助けて くれる わそう言って片に外に出ようとしなかった 母難しいことが分からない子供の私と4歳 の弟はあまり変化のない日々を過ごしてい たしかし私が小学校を卒業する頃生活は 激変父の保険金などの蓄が底をつき祖から の援助も断られてしまったのだ祖父が援助 を辞めた理由は母にあった母は私たちに 気づかれないようにパチンコでお金を 溶かしていたのだ呆れた祖父は母への援助 を打ち切ることにした らしいその頃から我が家の貧乏生活は 始まっ た家に帰っても満足な食事はない家賃は1 ヶ月遅れで滞納 好ましくない場所からお金を借りたのか 時々やってくる借金の 取り立てなんとかその日暮らしを続けて いるうちに私は中学3年生になってい た母は中学を卒業してすぐに私を働かせ たかったのか進学については何1つ言及し なかっ た祖父はそんな私のことを不便に思い母に はお金を渡さずに直接学費を負担してくれ たの だそのおかげで私は無事に高校を卒業する ことができたその後社会人として働き始め た 私まだ中学生だった弟の学費を稼ぐため私 は仕事を駆け落ちして働いたその結果弟も 無事に高校を卒業私は弟が学生じゃ なくなってからも母のことを心配して毎月 6万を実家に仕送りしてい たそんな生活が10年続いた弟が社会人に なってからもう何年も経っている私も 気づけば20代 後半そろそろ自分の幸せのためにお金を 回したいと思ってい たしかし母は片に働こうとしないのだそれ どころか仕送りを続けているに対して感謝 の言葉を口にしたことすら1度もない本当 に母に仕送りする必要があるのか疑問に 思いながら私は惰性の日々を過ごしていた あはお母さんに挨拶するだけだねそう言っ て微笑む恋人に私はぎこちなく 笑いかけるこんな私にも大切にしたい相手 ができた2歳年上のりは 同じ会社のエリート営業マたまたま送迎会 で隣の席に座り息統合した私たちはその まま付き合いを始めてもうすぐ2年が 経とうとしていたそんなおり彼は私に結婚 を申し込んでくれ た気持ちとしてはもちろん結婚して幸せな 生活を送りたいその一方で私は母をに紹介 することをためらってい た涼は私よりもはかに稼ぎがいいそんな彼 と結婚するなんて言ったら母はきっと今 以上に仕送りの増額を要求してくるだろう お金にだらしない親だということが彼に バレて結婚の話が取り消しになってしまう ことを恐れていたの だ初めのうちはのらりくらりと接触を かわしていたものの彼のご両親への挨拶も 終わり残りは私の家族への挨拶 だけもうこれ以上両に隠し事はできない私 は腹をくり彼を母と合わせることに決めた しかし直接行けば最悪な印象を持たれて しまうだけそれを避けるために私は週末 1人で実家に顔を出すことにし た 週末何年ぶりかという実家への規制家は そう遠くないのだけど居心地が悪い実家に 寄りつかないまま数年が過ぎてい たあんたが帰ってくるなんて珍しいじゃ ないお金持ってきたの相変わらず母は私と の再会を喜ぶでもなくお金の最速をして くるうんざりしながらも私はカからぶを 差し出したそれを受け取ると母はすぐさま 中の現金を数え 始める今日は話があってきたのむに口を 開いた私に母の視線は向かないお金さえ 渡せば私自身に興味はないの だ結婚しようと思っているのだからこれ からは自分の幸せにお金を使いたい 私の言葉に母は一瞬顔をこらせたゆっくり 振り返った瞳には冷やかな怒りが 滲む 結婚構わないけど仕送りをやめるって言い たい の声は低く今にも詰め寄ってきそうな 雰囲気だ私は少し怯えつつもゆっくりと 頷いたここでひんでしまったら状況は何も 変わらない涼との幸せな未来を望むなら話 をつけておかなければ絶対後でトラブルが 起こる母の反応を見るのが怖くて私は とっさにぎゅっと目をつっ た数秒の 沈黙土星が響くのを予想していた私は表紙 抜けだっ た恐る恐る目を開いてみると呆れ顔の母が 黙ってタバコを浮かして いる出損ないだとは思っていたけどここ までとは ねしばらくして母は煙を吐き出しながら そう言っ た普通は自分のことより親のためにって 思うんじゃないのかね白場な娘だ よ母の言葉は呪縛のように私の心を まるで自分が血管品という班を押されたか のような気持ちでいまれなくなるの だ突き放されたことへの悲しさを感じ脳内 を罪悪感で占拠されそうになった私は 大きく首を横に 振るいつもこう だ母は自分の意思に反した行動をしようと する私を感情で縛りつけてコントロール しようとする そんな母を捨ててしまいたいと思いながら 心のどこかで愛されたいと葛藤し捨てきれ なかった 私今ここで謝ってしまえば一生母から 逃げ出すことはでき ない自分の感情にエラーが起きていること を自覚するために私はぎゅっと握り拳に力 を込めた普段なら取りつい自分が悪かった と仕手に出ているところだ しかし今日はそんな行動しないと決めてい た私がいつもと違うとさした母は苛立ちを 荒にしながらタバコの火を消し た静かな狭いアパートに煙と匂いが充満し て息苦しさを 覚える重苦しい空気を変えたのは弟との 再開だったあ姉ちゃん きてるじゃん勢いよく開け放たれた玄関 から陽気な声をあげる若い男性が現れ た弟の俊助は最後に会った時はまだ学生 だった成人した弟は驚きの変貌を遂げてい た髪は明るく染まり大きなサングラスや ハットで固めた今時風の ファッションよく見れば所々にハイ ブランドのロゴがある俊助が来た途端母の 表情はいぺ声も高くなり明らかに俊助が来 たことを喜んでい た今までの機嫌の悪さが緩和され私は ほっと胸を 撫で下ろすはいこれ今月分俊助は私と同じ ように母に今月分の仕送りを渡した母は 嬉しそうに受け取り感謝の言葉と共に頭を 下げた私には1度もしたことがないの に相変わらずあけねえな姉ちゃん は俊助は笑いながら私の前に腰を 下ろすふわっと香ったのは女性者の フレグランスそれに加えて俊助自身がつけ ているであろう香水の匂いが後から 追いかけてくる 玄関を開け放ったことで一瞬消えたタバコ の淀んだ空気から部屋の中は強い香水の 匂いに置き換わっ た俊助は変わったね道ですれ違っただけ なら気づかないかもぎこちな笑顔を見せる 私を俊助は鼻で笑ういや俺も外で声かけ られたくねえ わはいつまでも私の容姿をからかうように 言った俊助の態度に返す言葉が見つから ない 私長あんたしちゃんを見習いなさいよ毎月 あんたの倍入れてくれてるんだから ね現金を確認し終わった母はいつしか俊助 の後ろで私に鋭い視線を向けてい た毎月自分の生活費をやりくりして必死に 作り出す 6万円しかし俊助は私より4歳も下なのに 毎月12万を母に手渡している らしいその状況に私は疑問を 浮かべる弟は特別勉強ができたわけでも ないし何か特殊な資格を持っているわけで もないそれなのにそんな高級を稼いでいる なんて何か裏があるように思えて仕方なっ たもっと渡せないこともないけど姉ちゃん の立場がないだろう真面目一筋で働いて さ弟の言葉の節節から私を馬鹿にした感情 が 伺える俊助も母と同様に私のことを見下し ているの だ容量よく生きなきゃ俺たちが会社に入っ て真面目に働いたって稼げる年収なんかが 知れて 俊助の言葉に母は深く頷いて いる俊助は昔から綺麗な顔立ちをしていた 成長しても中性的な顔はそのままそんな 異性受けする容姿を生かし今はバーで働い ている らしい若いうちはいいけど働き方を 間違えれば後に何も残らないじゃ ない社会をなめよなの言葉に私はつい口を 挟んだその反応が気に食わなかったのか 俊助は私にじわじわと 詰め寄るだったらなんだ俺より稼いでから 文句言えよお前のしょぼい収入で俺と 母さんが満足したとでも思ってんの か続け様に母が笑いながら言っ た何言ったってあんたの負けだよ の仕送りだけじゃ生活できるわけないんだ から唇を強く噛みしめた私には怒りの感情 が芽ばえていた時には自分の食費さえ削っ て家族のために働いていた10 年間感謝されるどころか馬鹿にされて こんなに惨めな気持ちになる なんて12万も仕送りしてくれる弟に感謝 しなさいよあんたの代わりに親してくれて いるの よその言葉に私の中で何かがはけたこんな にも家族に対して心が覚める瞬間は生まれ て初めてだっ た今まで私を縛っていた情という概念が どこかへ吹き飛んでいったのかもしれ ないだったらもう私は自分の好きに生きて いいわよ ね黙って俯いていた私が小さく声をあげた ことで2人の視線と ぶつかるそんなに俊助が偉いのなら俊助に 助けてもらえばいい安月球の娘の仕送りは いらない でしょう言葉に時を込めながらも私は なるべく平常心をよっていた何を言って いるのこの親不幸 も知り始める母に俊助は笑いながら言った 問題ないよさん俺が養ってやるただし家に 金を入れないならもうお姉ちゃんとは絶縁 だ俊助は笑い声をあげていたがこちらを 見る瞳の奥は冷やかだっ た私自身もたくさんのものを犠牲にしてき た失ってきたものに対して守ってきたもの の価値があまりにも釣り合わない私は深く 頷いて2人に言っ た私はもう2人の家族を辞めるだから今日 限りで仕送りも辞める2度と連絡もしない わ後悔はないこの2人と変わらずそばに いればきっと私の幸せは 遠ざかるそう確信していた私ははっきりと 絶縁することを口にし た何を勝手なことを最低な子供だ 味を知り なさい私からの毎月の仕送りを打ち切られ て困るのは間違いなく母だ母は私と俊助の 話に割って入り罵倒を 続ける今までの私ならここで折れていたか もしれ ないけれども私は少しでも早くこの おかしな家族と縁を切りたかっ たもう明日から他人として生きていくから 2度と関わらない でそれだけ告げると私は実家を飛び出した 家に着くまでの道のりで母から何度も電話 がかかってきていたが私が反応することは なかっ たそれから1年後私は幸せに包まれていた 家族と縁を切り晴れて自由の身となった私 は量に全てを打ち明けた その上で彼は私との結婚を選んでくれた両 の両親も私を真味に励ましてくれたし実の 母よりも私を気遣って くれる本当の優しさに触れて私は今まで 我慢していたものが報われた気がし た結婚式も身内だけのシンプルなものを 選びさやかにあげ たこれで自分の人生を化できる嬉しさで 込み上げる涙はこれが初めてだっ た新婚生活を始めて少し経った頃私の携帯 に母から連絡があった恐る恐る電話に出て みると母は怒り狂った口調で私を 怒鳴りつけて くるあんたおじいちゃんに何を言った のりつけられた内容に心当たりはない私は 母のペースに飲まれないように落ち着いて 話をするように心がけ た話が見えないんだけどおじいちゃんとは 結婚をする挨拶をしてから会ってない よ話を聞くと実家では1年のうちに大変な ことが起きていた らしい私が母と弟との関係を断ち切って から俊助は宣言通り仕りを増やしていた しかし3ヶ月が過ぎた頃からだんだんと 仕送りの金額が減っていったとのこと 不思議に思った母が俊助に聞くと俊助は 金払いの良かった自分のお客さんの家に 転がり込む紐生活をしていたようだ初めの うちは仲良くやっていたため問題なくお 小遣いをもらっていたその中から母に金を 送っていた 俊助けれど旅重なる俊助の浮気で彼女との 関係が 悪化別れたことで収入がなくなった俊助は 色々な女性を騙してお金を集めていた らしい最終的には被害を受けた女性に訴え られて大きな賠償金を払うことになった よう だもちろんそんなお金は俊にも母にも 困った母が祖父に泣きついたが相手にされ ず追い返されたのだと いうあんたが私たちを捨てなきゃこんな ことにはならなかったの よ筋の通らない話をぶつけられ呆れ返る 私最終的には1年分の仕送りをまとめて 遅れと騒ぎ始めたの だ結婚したんだからあんたは旦那に規制 できるでしょ あんたの給料全部こっちに入れ なさい結局あれから母も俊助も何も変わっ てはいない頼み事をするのですらなんで こうも威圧的になるのか理解に 苦しむ私はもう縁を切っているから他人と して扱って くれる私の言葉に母の金切り声が 響く親に向かっての音知らず受越の母の声 に呆れるばかりで私の心にはもう昔のよう な感情が芽生えることはなかったそれ どころか離れたことで改めて自分の家族の 異常さに気がついた気が する大好きで優秀な俊助がいるでしょう どうにかしてもらいなよ私のことを馬鹿に した2人を今更私が助ける理由はない それに私は10年尽くしてきたつもりだっ たよでも感謝もしてくれない親に尽くし 続けるほど私もできた人間じゃない のそう言って私は母に2度と連絡しないで 欲しいと念押しすると一方的に電話を切っ た忘れかけていた母への思い気持ちを 投げ捨てるため私は思いっきり深呼吸をし てから仕事に向かっ たその後も何度か母や俊助から連絡はあっ たものの私が電話に出ることもメッセージ を返すこともなかったやがて諦めたのか 連絡が来ることがなくなっ た今私は新しい家族と幸せに暮らしている 大好きな夫との間には1年前に娘ができた 最初は自分が触れることのなかった母から の愛情を娘に与えることができるのか不安 に感じることもあったけれどそんな私を夫 や義両親が支えてくれ た何より小さな体で私を求める娘を愛しい と 思う私を大切に思ってくれる新しい家族と 共に私は残された人生を精一杯自分のため に生きるつもり だ優しく微笑む笑顔の先に私の本当の居 場所があるのだ からもうこの日をどんなに待ったことか 早く中を案内してもらいましょう よ今日は新築の2世帯住宅が完成し 施工会社との内乱会の予定日だったこの日 を楽しみにしていた母は予定時間の1時間 前にすでに新居の前に来ていたあの1階の 倉庫とても広くていいわねいっぱいダン ボールが入っていい仕事ができそうだわえ いい 仕事ずっと専業主婦だった母は最近になっ て商売をやり始めたしかも新しく住む ところを勝手に自分のオフィスにしようと していたのだから驚きだった60歳の母の 高能力には目に余るものがあったまるで ブレーキが壊れた暴走者のよう に私の名前はみさ33歳2歳年上の夫裕二 と結婚して10年と なる私はこの10年夫が経営する建設業の 仕事をサポートしながら整形を立ててい たみさそろそろ結婚して10年になるな そうね早いもんだね もうそろそろ家を建てたいななんて思っ てるんだけどなそうあなたの夢だったもの ねいいんじゃないみさにも支えてもらっ てるしな生まれてくるだろう子供のことを 考えて少しは生活環境がいいところに今日 構えないと な夫と私は結婚してからはマンション 暮らしをしていた結婚して10年となるが まだ子供はいなかった何度か不妊治療にも 通ったものだったがなかなか子供を授かる ことはなく私は自分の体を責めることが あって何度か涙することがあったそんな私 を夫は焦ることなんてない子供は授かる もの2人して諦めずに努力してるんだから さいつかきっと元気な赤ちゃんが埋めるよ と悲しむ私を心から支えていてくれ たしかし私の母すみ子は夫とは正反対で 子供ができない私を残念がってい た私はあなたを丈夫に産んだはずよそれな のに子供を産めない なんてだから私は何度も不妊治療をして 不妊治療不妊治療ってひょっとしてやり ニクに通ってるからじゃないの私が紹介し てあげるからそこのクリニックに通ってみ たらずっと前から言ってるけど今通って いるお医者様は信頼できる人だから今の ところでいいの私が紹介すると言ったら 本当不機嫌な顔をするのね可愛くないわ妹 のカは3人目を妊娠して るっていうのには私は私 でしょう私はいつも母にいらついていた人 と関わる中でありがた迷惑な人は少なから ずいるものだが私の母はそれに拍車が かかってさらに空気が読めない人で言い たいことはずけずけと言ってくるので たまに耐えきれないことがあっ た父は穏やかな人だったが数年前からは車 椅の生活となった 父につきそう母も介護に疲れ今では実家で ヘルパーさんを雇っているようだ息抜きに と母はよく私たち夫婦が住むマンションの 仕をまいでいたある日母が夫にこんなこと を言ってき た裕二さん今度家を建てる計画があるそう ねそうですね僕の長年の夢でしたからね そろどうかなと今1戸建てのモデルハウス を巡っているんですそこでね少しご相談な んだけど何でしょう私とお父さんが一緒に 住めるような偽世帯住宅にできないかなと 思って ね所で洗い物をしながら話を聞いていた私 はさすがにそれはないと思いお母さん そんなの難しいわよ今住んでる実家じゃ だめな のもうあの家は立ててから随分と古いし駅 からも遠くて不便だしお父さんも介護が 必要だしで私は苦しかったのよみさ お母さんの話も聞いてあげようよちょっと 裕二さんいいんだよ今しかできないことっ てあるだろう知っての通り僕の両親は すでに会しても親高校できずにいた高校を したい時に親はなしってねみさの親子さん は顕在だ少しでも親高校し なきゃ分かってくれるのね本当に裕二さん は優しくて素敵な人ねそれでお母さんは どういった間取りを私は ね夫は聞き上手で誰にでも優しい人だった 夫と母との間で偽世帯住宅の話はどんどん 前に進んでいった少しでも意を唱える私は もはや家屋の外扱いで母は自分の希望が 叶いそうで普段見せない満面の笑味を 浮かべながらとても嬉しそうにしていた数 日後私が家のリビングでくいでいる時に母 が何の連絡もなく家に入ってきたちょ お母さん来る時は連絡くらいしてよ今日は ゆっくりしようと思ってたのにいいでしょ そんなの親子なんだし今日はいいもの持っ てきたんだからいい ものこれからあなたたちにはお世話になる からね食器用洗剤とシャンプーボディ ソープを持ってきたのえいやそんなの家に あるからこれがねでも体に優しいのよ使っ てごらん なさい私はいやいやながらも母が持ってき たものを扱った正直どういうところが体に 優しいのか分からなかったまあ行為でと いうのなら受け取っておくかそんなレベル のものだった後日母に電話で感想を聞かれ た私はまあかもなく不可もなくと言った 感じだけどかもなく不可もなく本当あなた は可愛げないわね昔からそうもうちょっと 褒め言葉とか勉強したらどうなのお母さん だからストレートに行ってるんだけど裕二 さんはどんな感想 を夫には母から手渡されたものを見せたり も使わせたりもしなかった正直電話を早く 切りたかったので裕二さんはいいんじゃ ないかって ほら裕二さんは分かってるあなたには センスのかけらもないのよ本当に失礼し ちゃうわね気がすんな電話切るよゆさんに よろしく伝えといてね誰がよろしく伝える か私は母の蝶がつくくらいのありがた迷惑 さに撃していた数日後夫との休日に リビングで昼食を取る前のことだったまた のアポもなしに母は家に入ってきてゆさん あなたにいいものを持ってきたのよえ僕に です かそうよじゃんもうこれさえあればお料理 上手になれること間違い なし母が箱から取り出したものは フライパンやスパチュラなど調理道具一式 セットだったちょっとお母さんもう物が 増えて置ける場所ないからやめてよあなた に持ってきたわけじゃないでしょね裕二 さんこれどうも僕はあんまり料理はしない んですけどこれってね素材が丈夫にできて いて火の通りがとてもいいものなのねこれ から料理できるようになればいいじゃない ねそうそうですねう嬉しいなこんな素敵な ものをいただけて料理上手になれるかな あははきゃあよかったそれでねそれで ねさらに母は夫に他の商品の良さを得意げ に教えていたが明らかに夫の顔は引きつっ ていたそして極めつきに母はこれ全て 5万5000円のところ今では 3万3000円税込みなの解読でしょう高 すぎお母さん何言ってるのまさか買わ せようとしてるのだからあなたには言って ないでしょってねえ裕二さんこんな チャンスは2度とないわよ買ってほしいの よ母の猫撫で声は気持ち悪かった夫は仕方 なさそうにじゃじゃあ今回だけですよ普段 僕の財布は紐をきつくしってあるんです からねありがとうようやくこれで2件取れ たわ2件あこっちの話ねありがとう ね夫は母の口発ちて発ちなそぶりに負けて しまいしぶしぶ購入することになった売れ たことにご機嫌そうに帰っていった母に 疑問を抱いた夫はお母さんて何か昔商売人 でもやってたの いやずっと専業主婦のはずだけどなんか セールストーク上手だねははまあこれらの 調理セットみさが使ってくれよいやよ こんなセンスのないもので作るとか料理の 楽しさ半減だ わフライパンなど製品の箱説を見ると 明らかにメイドインジャパンではない謎の 国の数々夫はこれも高校だと苦笑いし ながら返すのだっ たある時妹から連絡があり私に渡したい ものがあるからと家に来てくれた妹は両手 に大きな段ボールを持って家に入ってきた いらっしゃえエリカそれどうしたの よいしょっとふう重かったお姉ちゃんに 少し分けようと思ってね持ってきたんだ とは洗剤だのシャンプーだのボディソープ だのを10本単位で持ってきたこれらを 使ってもらえるいやそれ家にあるしえある のひょっとしてお母さんからもらったの もらったというか強制的にかわされたの 困っているから協力してほしいっていや もうこれ見るだけで嫌になるものなのよ 裕二さんも使ってくれないし うちの旦那もそうお母さんは体に優しい からって言うんだけど ね母は何かの訪問型営業版になってしまっ たの か妹夫婦に至っては個人家族なので大量に 買うことを進められたそうだ妹も迷惑がっ ていたお母さんはね今これらの商品を販売 するのが生きがいなんだっていや生きがい っていらないものを売り付けられても 私たちにとっては使わなければゴミと一緒 じゃ ないさらに最近は喫茶店巡りも好きだって 言ってたなあそこのホットコーヒーがどう だとかケーキが美味しいとか一緒に来な いって言われたけど断った わお母さん何やってんの よせっかく妹が持ってきた洗剤などは半分 だけもらってあはことにしたしまには妹に は悪いがこちらは置き場所に困ってしまい ゴミ出しの日に捨てることとなったしかし 本当にゴミになってしまうと はある日夫とリビングで夕飯を共にし ながらニュースを見ている時だった何を 思っているのだろう夫の顔は随分としかめ つらのまま私に聞いてきたみさまさかと 思うんだけど さお母さんて今やってるニュースの内容 そのまま当てはまらないか え潜在にシャンプーにそして調理用の鍋や フライパン にってそうそう言われてみれば うーんエリカちゃんに大量に渡された洗剤 なども考えると [音楽] うーん夫はすぐに妹に連絡を取った 夫はスマホをスピーカーモードにして3人 で話せるようにした話を聞いているうちに どうやら妹も心当たりがあるような返事 だったそれから私たちはもう少し母の様子 を見ようということになったのだが母の 行動はむしろ悪化していくばかりだった2 ヶ月後ようやく新築の2世帯住宅が完成し 施工会社との内乱会の予定日が決まった この日を楽しみにしていた母は予定時間の 1時間前にすでに家の前に来ていたまあ この日をどんなに待ったことか早く仲を 案内してもらいましょう よ施工会社の担当の方が新居の使用を説明 しながら引き渡し前の確認作業を行ってい た母はそんな話には目もくれずまるで 無邪気な子供のように1人で他の部屋を見 たたり収納庫の扉を開けたり2階に行って はベランダに出てみたりとやりたい放題 だった私と夫が担当の方からの説明を聞き 最終的なサインを終えてお世話になりまし たと別れたその時だった突然母があの1階 の倉庫とても広くていいわね気に入ったわ いっぱいダンボールが入っていい仕事が できそうだわはえいい仕事何を詰め込もう としてるのうちの商品よこれであなたたち には用済みだわ用済み ここはね私の可愛い娘エリカとつまり あなたにとっては妹夫婦と同居するのよ 子供がいないあなたとは絶えよ全然可愛く ないし は私は母の突然のわけがわからぬ爆弾発言 に驚愕してしまっ た不妊治療しても子供が生まれないって ことはこの先あなたたちはずっと2人って ことじゃないこんな広い家に住むことも ない話でしょうそれだったら少年の腐った あなたと住むよりかは5人家族のエリカ プープと一緒に住んだ方が幸せじゃ ない少年が腐っ てるそうよあなたはずっと私に意見ばかり して素直じゃないのそれ見たことか私が せっかく紹介しようとしてたクリニックに 不妊治療にも行かずにその様よやぶ クリニックに行くから子供を授かれない その反面エリカは私に従順一緒に住むこと も開拓してくれたわそんなの嘘よ嘘なもん ですかその証拠に すると夫は母のセリフを食い気味に行って きたお母さんそれは無理な話ですよ知ら ないんですかえ何 をお母さんはずっと前から僕ら夫婦にも エリカちゃん夫婦にも高額の潜在だったり 常理用具だったりを売り付けてきた でしょうあああれねいい商品だったでしょ いや見事なゴミでしたね ゴミって失礼なあの心優しい裕二さんは どこに行ったの僕は僕です人に優しい時も あれば厳しい時だってありますお母さん いいですか口は悪いかもしれませんが あなたはどうやら洗脳されてたようですね せ 洗脳夫は調査会社を通じて全て母の行動を 調べ上げていた母はなんと世間には冷たい 目で見られていたマルチ商法でおなじみの サムウェアアウトゼア [音楽] [音楽] [音楽] 母はその組織の中でも底辺グループにいる ために商品を数多く売っても紹介料は ほんの数パーセンしか入らず生活の端にも ならないそんな実態も知らないまま セミナーなどに通っては叶えることもでき ない夢物語を延々と聞かされて洗脳され 使いもしない商品を強引に売りつけるしか 方法がなかったのだそうそれがどうしたの よいいじゃない私の生きがいなんだから その [音楽] ちょっと裕二さんペテ使って言いすぎ でしょプライドを傷つけられた母は夫に 対して激しく怒っていたここは私も言葉に せずにはいられないと割って入った お母さんエリカ夫婦だけでなく親戚にも 随分とあのゴミの数々を高額で売りつけた そうねもうおじさんやおばさんには一体 どうなってるんだと私とエリカに苦情が来 てたのは知らないわよねエリカももう お母さんとはもう無理とてもじゃないけど 一緒に暮らせないと言ってたわ [音楽] 気持ち悪すぎて吐き怪我するって言ってた からそ そんな早くそんなゴミを扱う商売から足を 洗ったらちょっとみさ言わせておけば私に 手を出していいのさらに罪は大きくなる けどつ罪あんたはねもうすでに特定症取引 法違反の罪を犯しているのさらに罪を重し したいんだったらどうぞご自由にあんたっ てあなた 何様ついさっき縁を切らせてもらったから 赤の他人様かな裕二さん警察呼んですると 夫は2つ返事で警察に通報したえ 警察もう今すぐいなくなってもらっても 悔いはないわ気持ち悪いものちょっとこれ から大事なセミナーがあるのに セミナーとかもうどっぷり使ってしまった のね悲しい わ子供もろに埋めないくせに随分と偉そう な口を聞いてくれるわねもう何も話したく ない気持ち悪いまた気持ち悪いっ て母が殴りかかろうとした時にいい タイミングで警察が駆けつけてきてその場 で母の身柄を拘束したそのまとなったその 他にも勧誘をしてはいろんな人にも高額な 商品を売り付けていたようで1年以下の 懲役または30万円以下の罰金となったよ 介護だった父はことの重大さに怒り狂いお 金を肩代わりするつもりなんて毛頭なく母 は懲役系となりその後父と母は離婚する ことになった親戚にもをつかされていた母 は出所後は身もなく1人でアパート 生活風の噂だと懲役1年ではさすがに洗脳 は解けなかったかまた証こりもなく サウェーラ での販売員をやっているのだというのだ から救いようがないマルチ商法で 食いつなぐ人生を送ることになった私は今 の2世帯住宅で父の介護をしながら妹夫婦 と一緒に住んでいる妹と交代で介護される 父はヘルパーさんより丁寧だと嬉しそう だったそして私は長い不妊治療の結果双子 の赤ちゃんを授かった夫にの男の子だ きっと優しい子に育つに違いない夫も今の 会社の跡取りができたと嬉しそうだった5 人家族の妹夫婦父私たち4人家族と新築2 世代住宅には10人住むこととなりとても 賑やかになっ た蒼井さんこれからも僕と一緒にいて ほしいどうか僕と結婚してくださいだから これを受け取って くださいやさんありがとう本当に嬉しい わ私も一緒になりたいですお願いし ます私は青い25歳の女性だつい先ほど彼 からプロポーズされた2年付き合っていた 徹夜が素敵な婚約指輪を渡してくれたのだ 私は嬉しさのあり泣いてしまった指輪も 本当に綺麗で嬉しかったけれどそれ以上に 彼からの気持ちが 嬉しいやっぱり私は愛されているんだなと 思ったでも本当に私でいいのか迷って しまっ たお付き合いをしていたとはいえ私は中卒 だ彼の家は話を聞く限り結構お金持ちそう だし中卒の女なんて嫌がられるかもしれ ないもしかしたらみんな高学歴なのかなと 思った だって彼も超有名大学を出ていたから だそんな彼と出会ったのは合コンだった たまたま数合わせに呼ばれただけだったの だが彼は私を気に入ってくれた素朴な感じ で可愛いと言ってくれたのだ他の女子が きらびやかに着飾っている中失な格好をし ていたから逆に目を引いたのかもしれ ないとりあえず私たちは彼氏と彼女から 婚約者になったのでまずは彼のご両親に 挨拶に行っ たいらっしゃいあなたが蒼井さんねええ 坂本蒼井と申し ます徹夜さんと交際させていただいてい ますまあ上がって上がっ てそこからリビングに通されたそこに岐阜 もいたで蒼井さんはどこの大学を出 てらっしゃる のお茶を持ってきた義母に唐突にそう言わ れたので私は固まってしまったえっと 申し上げにくいのですが私は大学に行って なくてえじゃあ専門卒それとも高卒なの私 は中卒です え義母はすっときな声を出したそして義父 をびっくりしている今時中卒なんているん だな化石かと思ったよ父さん母さん失礼だ ぞなんてことを言うんだだって徹夜 びっっくりして当然じゃない何のために あんたを有名大学に入れたと思ってるのよ 中卒の貧乏人と一緒にさせるためじゃない わせめて永上次第のお金持ちな女性と結婚 させるためよ大学に行ったのは俺の実力だ 成績トップで学費も免除されてたしな自分 の手柄みたいに言わないでくれよそれに 結婚に学歴なんて関係ないさ蒼井さんに 謝って くれそんなこと言われてもねうちはずっと 大卒の家計なのよそこに中卒の夢なんか来 たらおかしいじゃないの そうだぞお前は分かっとらんの かそんなことを言われてもごめんねいさん いやいい の私はショックを受けた覚悟していたとは いえこんなストレートに見下されたのだ から当然だやはり中卒を見る目は 厳しい私は事情があって高校や大学に行け なかったのだがなんだか悔しだた世の中の 中卒全員がまるでサボっていてダメな人間 だと思われているみたいだと感じたからだ 彼は親から結婚を反対されていたそうだが なんとか結婚できるよう説得してくれてい たその会あってか義両親はついに折れた らしいああこれで結婚が認められるんだな と思ったもちろん顔合わせもしたうちの 両親を見た時義両親は明らかに見下してい たま素晴らしい感じねやっぱり中卒の娘を 持つ親さんってそんなみなりしかできない のねああみともないなあ俺のような綺麗な 一も持っていないん だろ父も母も変な格好をしていたわけでは ないきちんとした服を着ていただが義両親 はうちの親の格好を見て汚いとか みすぼらしいというどうしてそんなことを 言えるのか不思議でならなかったあまりに 平成と言われたものだから両親は固まって いた何も言えず黙っていたそして結婚式が 近づいてきた何度もしみに行った式場で 私たちは挙式することになった 私は不安ながらもこれからの彼との生活に 胸を踊らせていたこれで彼と新しい生活が できる式を終えて入籍したらこれから幸せ な生活が待っている結婚式の当日私は予定 より早く目が覚めたそしてゆっくり支度を していると電話が鳴った出てみたら規模 からだった蒼井さんあんたうちの徹夜との 結婚はいやいや認めてやったんですからね そこは分かっ てるはせめて結婚式では恥を欠かせない ようにしてちょうだいね え上場社長たちが来るから中卒貧乏女は エリートと嘘をつけ はんそうですかA社やB社の社長さんたち がお見えになるんだから エリートとでも言っておくのよわかりまし た私は非常に悲しくなったが従うしかない と思ったそれと同時にこんな義両親には 痛い目を見てもらわないと気が済まない私 は苛立ちを隠しながらすでに同棲していた 彼と式場に向かったそしてメイクアップや 気つけなどを行ってもらった自分で鏡を見 てみたらまるで姫様のようだったこんな 素敵なドレスを着られてとても 嬉しいチャペルでの式はとても最高だった 幻想的なステンドグラスみんなのお祝いの 声そしてブーケトスどれもいい思い出に なった私はやっぱり式を上げて良かったと 思ったそれから披露の時間になった私は 泣きそうになりながらガージンロードを 歩く父も目を赤くしていたそれから キャンドルサービスもした席に明りを灯す とこれまた幻想的だそしてみんなで乾杯を した食事も運ばれてきたのでみんな美味し そうに食べてくれている悩んで決めた会が あったと思っ た時間はあっという間に過ぎて私たちの スピーチの番になった彼は無難にスピーチ をしていて義両親は感激のあり泣いていた 次に私の晩になったのでマイクを握った お父さんお母さん今まで育ててくれて ありがとうございますでも中卒に育って しまってすみませんこんな私が結婚できる なんて思いませんでしたあ蒼井さん私の ように学がない人間が徹夜さんのように高 学歴な家にげることはめったにないことだ と思いますどうしたんだ井 さん会場はざわつき始めみんなひししてい た彼は大変慌てたそして当然義両親も びっくりしているだって義母は朝に エリートと嘘をつけなどと言ったのだから 当然だ私が黙ってまるまる大学を出て一流 外系企業に務めていますなどというのを 期待していたのだろうかだがそんなこと 言うはずもない私は自分に嘘をつきたく なかったからだ徹夜さんには大変申し訳 ないですがこの音声を聞いてもらいたいと 思い ます私はさっとスマホを取り出したその 録音アプリを再生するとのが流れた義母が 今朝私に吐いた暴言がみんなの前で流れた 一瞬だけ新となって会場は静まり返っ た次の瞬間A社の社長である鈴木さんがこ 言った へえ中卒の貧乏ね私も中卒ですけど何が えは私は高校に行きたかったのですが家が 貧しくて行かれなかったんですよでもなん とか頑張って商売で成功しましたあなたは 中卒全員を見下しているんですね えっとそんなことありませんそうですか そうとは思えませんねそうです私たちは 蒼井さんだけを批判しているんです昔と 違って今なら高校に行くのだってお金は そんなにかかりませんし今の中卒なんてろ なもんじゃないって言いたかったん です義両親はみともない言い訳をしていた A社の鈴木さんが中卒だと知らなかったの は仕方ないでも私を中卒だからと見下して 批判する言い方をしたのはだめだろう他に も中卒の人がいるかもしれないと思わ なかったのだろうかそれと私がこのA社の 鈴木さんを知っていると思わなかったの だろうか人間どこでどんな繋がりがあるか 分からないんだから不要な発言なんてする べきじゃないよなと思っ た実は私のソフとA社の鈴木さんは同じ 70代後半だ祖父と鈴木さんは子供の頃 から仲が良かった近所に住んでいた 幼馴染みだったからだそして祖父の元に 生まれたうちの父のことを 鈴木さんはまるで子供のように可愛がって いた らしいそれから父の元に私が生まれた鈴木 さんは今度は私のことを孫のように可愛 がってくれたのだ私はまるでおじいちゃん が2人いるように思っていたもう実の祖父 はこの世にいないが鈴木さんは今でも祖父 のようなもの だ鈴木さんはだいぶ苦労して事業を成功さ せたそして今や上場企業の社長だもうすぐ 引退するらしいが現役バリバリで働いて いる私と彼が繋がっており中卒同士だと 知らなかったから義母はいらないことを 言ってしまったの だろうどうか許してください私たちは鈴木 社長をけなすつもりはなかったんですそう です私は決してあなたのことを悪言ったり はしてませんでもね中卒のことをそんな風 に思われてたんじゃたまらないよねえ蒼井 さんええ私は病気で高校などに行けなかっ たんですだから中卒後は家でもできる仕事 をやっていたんです体力がなくて外では 働けなかったので はあそうだったのああそうだそうだ田中君 はい君の会社との契約はなかったことにさ せてもらうよちょっと待ってください困り ます岐阜は小さな会社を経営しているその 会社はどうも鈴木さんのA社と取引がある ようだだが鈴木さんは契約はもうしないと 言っていた義父は大変困って汗をかいてい たどうしてですかそれって中卒と関係ある んですかだから私は鈴木社長のことを けなしたわけではないんですいや君の会社 の社員から今朝リクがあったんだよね復職 決済しているってだから中卒を見下された ことだけが原因ってわけではないよ うそのような会社とはもう関わりたくない んだよこっちの信用問題もあるからね やっぱり人を学歴だけで判断するくらいだ からまともな思考の持ち主じゃないんだ なそんなあの大きな契約がパーってこと ですかそうだよもう君のところとは今後 一切取引し ないその場で義両親は泣き崩れてしまった 彼は冷たい目線を浴びせている私は彼に 申し訳ないと思ってしまったが彼はそれで も私の味方でいてくれた はみともないのが親だなんて俺も 恥ずかしいよさあもう出て行ってくれるか なああその前に蒼井さんに謝ってもらおう か待って徹夜まずは謝れって言ってる だろうそこに膝まづいて土下座でも しろわかりまし たすまなかった 両親は私の方を向いて土座したそして床に 額をこすりつけていたその後彼が披露宴 会場から義両親を追い出し た徹夜さん嫌な思いさせてごめんねどうし ても我慢できなく て俺こそごめん守ってやれなくて蒼井さん に不愉快な思いをさせるなんて俺はになる 資格がないなそんなこと言わない でじゃあこれからも一緒にいてくれるかな もう俺は親とは縁を切る からその後広えはなんとか終えることが できた周りに迷惑をかけてしまったが みんな逆に応援してくれていた私と彼は その後入籍して夫婦になっただから徹夜は もう彼ではなく夫だそれからしばらくして 私たちの新居に義両親が突撃してきたどう やら義父の会社が倒産してしまい金に困っ ているらしいそこでエリート会社員の息子 に頼ろうという3段だだが夫は全く金 なんて貸さないと言って いるはお金なんて貸すわけないでしょ自分 たちが悪いことしたせいなのに どうして助けてもらえると思えるのかな俺 だってやりたくてやったわけじゃないんだ でも儲けを出すためなら仕方ないだろは何 言ってるのお願いよ助けてちょうだい 私たち借金まみれで苦しい生活なのよ あんたは一流勝者に勤めてるんだからお金 なんてたくさんある でしょ俺が稼いだ金は絶対に父さんや 母さんに この金は俺と蒼井さんのためのもの だなんですって全く後場ね誰が育ててやっ たと思ってんの義両親は怒り狂ってうちの 玄関に置いてあった花瓶を落とした花は 落ちてしまいぐしぐしになったこの花は 先週夫が買ってきてくれたものだったので 私は悲しくなったそれと同時に光が抑え られなくなったのですぐさま警察に通報し たもうすぐ警察が来てくれますよかった ですね何してくれてんのよ頭のおかしい嫁 だな頭がおかしいのはそちらです人を 見下したり不正なことをやったり挙句の 果てに金を要求って恥かしくないんですか ねう何よあパトカが見えました逃げないと お父さん あ逃さないぞ夫が彼らが逃げないようドア を閉めて仁王立ちになっていたそして警察 官がうちにやってき た義両親はそのまま鬼舞損害の罪で逮捕さ れた連行される時彼らは泣き出していた 全くみともない人たちである はとてもまともで優しいのに親はなんで こんな人間なのか何かの突然変異なのかと 思ってしまったそれから義両親は借金を 返すために毎日派遣の工場で重労働をして いるらしい採用されただけありがたいと 思わないといけないそれにこの辺の工場は お給料が少しいい方だから多少きつくても 頑張るべきだ は泣きながらうちに電話をかけてきて助け てほしいと言ってきた体が辛いからもう 仕事をやめたいらしいでも私は全く助け たくないので無言で電話を切った夫にも かかってきたようだが夫は電話番号を着信 拒否していたその後私と夫は義両親に知ら れぬように引っ越しをしたもう居所を 突き止められたくないからだ知られたら どこまでもストーカーされるかもしれない そんなのはストレスにしかならないので こうするしかなかった私は今専業主婦とし て夫を支えているそして昔やりたくても できなかった勉強をすべく通信性高校に 入学した子供の頃の私はとても病気がちで まともに高校に行くことができず中卒に なったそれをはじたこともあるしやっぱり 高卒の資格だけでも欲しいと思ったでも今 は単純に勉強が 楽しい知らないことを知ると世界が 広がる家事をしながら勉強するのは大変だ が頑張ろうと思って いる私はゆみ子30歳の公務員で普段は 近所の市役所で働いている疑実家で夫の 健太義両親と同級をしていて子供はいない 私と夫は義父の紹介でお見合い結婚をした のだ義父は会社を経営しており様々な公的 手続きのためによく私の担当部署に来てい た私が窓口応対するとゆみ子さんみたいな 丁寧にしてくれる人がいるから助かるよ君 のような真面目な人がうちの息子の嫁に来 てくれればありがたいんだけど私はリップ サービスだと思いそんなことはありません よいつもそう返していたのである日義父が 彼の見合い写真を持ってきた時には本当に 驚いたどうやら義父は当時嫁探しに本して いたらしいの だ結婚は当人の気持ちも大切だけど世の中 結婚向きの人間とそうでない人間がいるん だ結婚向きでない人間は結婚に向いた しっかりした人がパートナーでないといけ ない義父は見合いの席でそう言ったのだが 確かに当時の夫は明るく朗らかな人という 印象だったがそれと同時に派手な髪色や 目立つ位置にピアスをつけていたりと ちょっとチラチラした浮ついた若者という 印象でもあった私が彼にお父様の会社を 継がれたらどういうビジョンでビジネスを 展開されるんですかと聞くと彼は私には 全くわからない横文字の用語を並べて一方 的に早口でまくし立てたのだして言えば 海外への展開を考えていることは分かった がどことなくこの人は地に足がついてい ないんだなという印象を思っただ けど僕は自分の家族や身内を大事にする 人間でありたいと思っています自分を 生み育ててくれた母を尊敬しています家族 に関することを聞くと彼は私の目を見て 熱弁し私はその言葉を聞いて心を打たれた 確かに彼は軽くてチラチラした印象だけど 自分の母親を大切と言える男性はそうい ないだろう根っこの部分では真面目なのか なと思ったのだ後日彼の方から私と交際し たいという申し込みが来たので了承した 交際中の彼はいつも私に気をく紳的な態度 で会う度に彼の印象は良くなり見合から1 年後に結婚をしたしかし私の結婚生活は 結婚式の日から暗雲が垂れ込めたのだよの 日私は1人の招待客を見て驚いた結婚式に はNGとされている白いワンピース姿の 若い女性だったからだそれもくまである ロングタイプのワンピースなので下手を すれば どちらが花嫁かが分からないという予想 追いだった小学生くらいまでの子供なら 許されるだろうが彼女はどう見ても二十歳 は超えていたので一体誰だろうかと思って いたら義母が彼女に声をかけたまあ小 ちゃん今日は一段と綺麗ね私が送ったお 洋服を着てくれるなんて嬉しい わおばさんこんにちはこれありがとう 似合う ええとっても綺麗よあなたが花嫁みたいだ わ私が安然として2人のやり取りを見て いると彼女の方から私に挨拶をしてくれた が初めましてけん太兄ちゃんのいこの小 ですあなたがけん太兄ちゃんのお嫁さん なんだかパっとしない人ねいきなり彼女は 私を頭のてっぺんからつま先までじろじろ と見てそんなことを言ったので私は言葉を 失ったさらに彼女がいくらおである義母に 送られたからと言って白いワンピースで 結婚式に参列することを彼女のご家族は 注意しなかったのだろうかと疑問に思って いたらすぐに彼女の母親らしき女性がやっ てきてまあなんて格好しているの非常識 じゃない私が用意した紺色のワンピースは どうしたのと彼女をとめただがなぜか義母 がそこに割って入りまあいいじゃない姉 さん小ちゃんは若くて可愛いんだし衣装の 色くらいでごちゃごちゃ言うなんてふくい わよそんなことを言ったのだそして私の方 をちらっと見てケン太の隣には小ちゃんが 一番お似合いなんだけど ね意地悪そうな笑を浮かべてわざとらしく ため息をついたので小の母親は花嫁さんに 失礼じゃないと注意し私には娘が本当に 申し訳ございませんと頭を下げた長が式の 開始まで時間がなかったので結局彼女は その衣装のまま参列したのだがやはり彼女 は挙式披露宴の最中はとても浮いた存在で 後日私はあの女性は誰だったのか一体どう いう関係なのかと身内や友達から質問攻め にあってしまっ た挙句の果てにみなで集合写真を撮る時も 彼女は常に夫の横をキープおまけに義母も 後押しするように彼女を夫の隣に座らせ たり私を押しのけたりしたものだから一体 誰が花嫁なのか分からない結婚写真が 出来上がって私はがっかりしたのだった 挙式披露宴がこの有様だったので私は 先行きがとても不安になったそしてその 不安は見事に的中したのだった新婚旅行 から帰り私が疑実家に入った日私は お父さんがあんたを嫁にって認めたから 結婚させてやっただけで私自身は認めて ないからね私は健太のいの小ちゃんと結婚 させたかったのあんたみたいなコメお呼び じゃないのよいきなりそんなことを言われ 私は絶した隣にいた義父がなんてことを 言うんだ謝りなさいすぐにに義母を叱った が夫はそしらぬ顔でお茶を飲んでいた後に 聞いたのだが義母は元々女の子が欲しかっ たらしいが体が弱く子供は夫しか授から なかった女の子が諦められない義母は自分 の姉が授かった娘小と夫が結婚すれば自分 と血の繋がりがある娘ができると思うよう になりいつしか彼女を猛プッシュするよう になったらしい夫に自分自身の気持ちは どうなのかと尋ねると お前と結婚しないと父さんがうるさかった から俺自身は小みたいに美人で可愛い子が タイプなんだと吐き捨てた私は新婚早々目 の前が真っ暗になる思いだったが嫁いだ ばかりで離婚して帰るなんてみともない 世間定が悪いそんな気持ちが働いたのと 結婚して長い時間を共有するうちに義母も 私を受け入れてくれるかもしれない夫の 気持ちも変わるだろと思私はその場で離婚 することは踏みとまっただけどそれが私の 地獄の日々の始まりだったのだ義母は私を 決して嫁として認めず家政府のように扱っ た朝早くから疑実家の庭の草をさせられ夜 仕事から帰宅しても洗濯や翌日の支度など 私の家事は夜中まで続いたさらに義母は私 のやることなすこと一挙一同が気にらずを けた食事を作れば味や見た目が下品だと 文句をつけて捨てるのは当たり前洗濯を すれば柔軟剤の匂いが臭いとすでに干して しまってから洗い直しをさせるのも日常 半時だった掃除をしていれば窓の察しを指 で拭いほんのわずかな誇りを見つけては それをあげつらい掃除の1つもできないの かと嫌みを言ったおまけに何かにつけて小 と私を比較しては私をのだ小ちゃんは目が ばっちりしていて本当に可愛らしいけど あなたの目はまるでボタンの穴みたいに 細いの ね小ちゃんはA大学に通っている頭がいい お嬢さんなのにあんたの学歴はB大学で すって頭悪いのね小ちゃんは若くて可愛く て本当に素直私の理想の娘なのにあんたは 顔もしめでおまけに役所勤めの頭でかしの 片女で本当に可愛く泣いたりゃありゃし ない義母はこんなことばかり言って私を 貶め小をしょっちゅう家に呼んでは高価な プレゼントを送ったり夫と3人で遊びに 出かけたりもしたそんなことが続いたので 次第に夫まで私と小を比べるようになっ た小の方が若くて可愛くて素直でいいよな そんなことを言われた日にはさすがの私も 黙っていられずそんなに小さんが良かった ならあの子と結婚すればよかったじゃない つい本音をポロリと言ってしまったすると 彼はしょうがないじゃないか父さんが小は 結婚向きじゃないって言って結婚させて くれなかったんだからそう開き直ったこの 2人がこんな調子なので小はすっかり調子 に乗り学校がない日には朝早くから夜遅く まで疑実家に入り浸り義母とおしりをし たり夫にべったりひっつき私を義母と一緒 になってこき使ったのだいい加減にし なさいと義父は小を叱ったが義母と夫が 構うので無意味だったさらに私を悩ませた のは親戚などからの子供はまだかという プレッシャーだった夫は義父の会社の 跡取りという立場だったので余計に子供を 作るということを求められたのだが夫が私 との時間を取ることはほとんどなくたまに 私からたまには夫婦の時間を取れないか 将来の話をしたいと申し出ても今は小と 遊ぶ方が楽しいからと言って私を無視し 続けたおまけに義母は親戚たちの集まりの 場で私が子供がまだかと言われていると この嫁は石女なのようちの息子の子供を 産むこと1つできなくて私も困っているの そう言って私を侮辱したそんな生活が3年 ほど続き私と夫の関係はすっかり冷え切っ ていた3年こなしはされというしもう私の 我慢も限界世間定なんて気にしてられない 離婚のために行動を起こそうと思っていた 時だっ た子供ができたから離婚して くれ夫がそんなことを言い出したのだ相手 は誰と私が追い詰めていたらいきなり部屋 に義母と最近合っていなかった小が入って きたのだが私は彼女の少し膨らんなお腹を 見て悟った小ちゃん健太の子供を見守った のよだからあんたはいらないのさっさと出 ていってちょうだい 意地悪く笑う義母と小は私に見せつける ようにお腹をなでそういうことなんでコメ のおばさんは出ていって ちゃんは私のものよほらほらさっさと出て いきなさい義母はそう言って私にサイン 要因済みの離婚届けを投げつけてきた私が 夫の方を見ると彼は気まずそうに目を そらしまあ子供もできたしそういうこと でと言ったのだっ たわかりました今すぐ出ていき ますその日のうちに私は離婚を提出し実家 に帰った実家の両親はこの荒まを聞いて大 激怒弁護士を雇い慰謝料と財産分野を請求 してやると息まいたその夜義母たちから話 を聞いた義父が飛んで実家にやってきた そして両親と私に土下座をして妻と息子が 大変申し訳ないことをしたと謝罪して相場 の何倍もの慰謝料を包んで帰り私の結婚 生活はあけなく終わったのだっ た数ヶ月後少しずつ夫との夫婦生活を 忘れかけていた頃夫と義母が訪ねてきた 今更何のようですかお引き取り願いますお 願いですから話だけでも聞いていただけ ません かもう一度ゆみ子さんと話がしたいんです 本来なら追い返してやりたかったのだが 一応近所の目もあるので客間に通した 今更何のようですかやり直しませんよ ごめんです私が冷たく言うと私たちは今 まで間違っていたわまさか小ちゃんが あんな子だとは思わなかったのよ見てよ この 子義母は私に白い布の塊を見せつけたいや それは布の塊ではなく白いおくるみに包ま れた赤ちゃんだった え嘘でしょこの子がケン太さんの 子私はその赤ん坊の姿を見て驚いたその子 は肌が褐色髪が金髪とどう見ても日本人の 子供ではなかったの だあいつ大学で知り合った留学生の男と 遊んでいたんだよ俺の子供を妊娠したって 言っていたけどそれは嘘でその男の子供を 妊娠していたんだだけどそいつは帰国し ちゃどうすることもできないからって俺の 子供に仕立てあげて育てようとしていたん だあらそれなら知っていたわ よえ私の言葉に夫と義母は目を見開いた そりゃそうだろうなぜ別れた妻がそんな ことを知っているのかと不思議に思うのは 当然 だだってあの子何回も役所の口で妊婦さん や子供が受給できる手当ての申請をしてい たけどその時いつも外人の男性を連れてい た ものどういうことだだから言った通りよ 申告すれば色々と出産時や出産後も給付金 や手当てが受給できるのを知っているわよ ねでもそれは申請しなきゃ受け取れない から手続きに来ていたみたいなんだけど その時にいつもあなたじゃない男を連れて いたのよ最初は大学の男友達かと思ってい たんだけど腕を組んだり顔を近づけたり どう見ても友達というには距離が近かった けどね 私は役所の窓口がかりとして働いていたの で彼女の姿を何度も見かけていた隣の部署 なので直接私が応答するわけではないが デスクワークをしながらあらと思って見て いたのだがまあもう別れたことだし関係 ないと思ってあえて連絡はしなかったの だったそんなじゃあ俺はずっと裏切られて いたっていうのかいいやどう見ても裏切ら れているでしょうあなたの要素ゼロじゃ ないこの赤ちゃんそれに小さんはどうした の母親である彼女がいないことを不審に 思って聞くと彼は涙ながらにあいつ今日が 単日だったけど逃げちゃったんだよ赤ん坊 が生まれて俺たちが一体どういうことだっ て詰め寄ったら自分の浮気を白場したから 離婚を突きつけたんだ今日離婚届けを出す 予定だったのにあの女詐欺そうなのよあの メ今まで可愛がってやっていたのにそう 言い義母も彼女の文句を言うが私はそれに は同調せず彼らが来た時から抱えていた 疑問をぶつけたそれでどうして私の元に来 たのこの赤ん坊お前に引き取ってもらおう と思ったんだほらお前は子供ができない からこの先赤ん坊を産むことができない だろうだからこの子を育てさせてやるよ そうよあんたはうちの嫁だったんだだから 私たちの言うことを聞く義務がある わ2人のとんでもない発言に私は絶し両親 はさらに激怒うちの娘とその赤ちゃんを何 だと思っているんだと2人に詰め寄っただ けど義母はうちはけたの子供が欲しかった のこんなどこの馬の骨かも分からない男の 赤ん坊なんていらないわよさらに彼も俺も 母さんと同じ意見だからと私に赤ちゃんを 押し付けようとしたいい加減にしなさいよ この苦 や私は2人を一括した私とこの赤ちゃんを 馬鹿にするのもいい加減にしなさいよこの 認否に健太あんたは小さんと浮気をして私 を追い出したくせに今更何なのこの 赤ちゃんの責任は海の親である小さんと その夫であるあなたが責任を取るべき でしょうそそに怒らなくたっていいじゃ ないそうだぞ赤ん坊が泣き出しちゃった じゃないか私の声に反応して泣き出した 赤ん坊を義母が癒そうとするが泣き止まず 見かねた母が抱いた時だったまたもや玄関 のチャイムがなり来客を告げたので父が 大体に出た私はなおも赤ちゃんを 押し付けようとする2人に赤ちゃんは 引き取らないことを強く言いながら自動 相談所への報告を考えていた もう今すぐ電話しようかとスマホを手に 取った時父と初老の男女さらに義父が入っ てき たゆみ子さんすまないまたこの2人が迷惑 をかけていきなり土下座するギフと初老の 男女うちのバカ娘がとんでもないことして 本当にご迷惑をおかけいたしました謝って 許されることではありません初老の男女は の親だった結婚式以来だったのであまり顔 を覚えていなかったのだが思い出し たちょっと姉ちゃんがなんでここに義母が 困惑したように聞くと今朝病院から個性が いなくなったって連絡があったのよ 赤ちゃんを置いて消えたって聞いたから 慌てて赤ちゃんを病院に引き取りに行っ たらもうすでにあんたたちが連れて行っ たって聞いたから探し回っていたのよ まさかと思って来てみたらこの有様何やっ てるのよおばは義母に掴みかからんばかり の勢いで詰め寄っただってこの赤ん坊は うちの健太の子供じゃないからこの子は うちで引き取ります父親はどこの誰か 分からなくても小の子供であることには 変わりないんだ からならよかったこれで厄介払いができる わ本当だな ラッキーおばっさの言葉に2人は顔を 見合わせて喜んだが俺もお前を追い払う ことにするよ え理解ができないという顔をする義母に俺 はお前と離婚して家を追い出すことにする よゆみ子さんに嫁いびりをして追い出した 挙げ句離婚した後も迷惑をかけようとする お前とはやっていく自信がなくなっ た義父が冷たく言い放ったのだその言葉に 義母は青めてそんな私はケン太のためを 思って そう言い出したがお前のような鬼ババーの 話なんて聞きたくないと 拒絶お前のように生まれたばかりの坊を人 に押し付けようとするような人手なしは もう俺の息子だとは思いたくないお前も ついでに出て 行けそう宣告したのだ当然彼も真っ青に なり今更私の方を見てなあ俺たちやり直さ ないか一度は夫婦だったじゃないか 猫で声をあげてすり寄ってきたが私は あんたみたいな人手なしと暮らす気はない わこれ以上家に居るなら警察を呼ぶわよ 冷たく彼を突き放したそんな困る助けて くれよという夫に父が2度とうちの娘に 近寄るな鬼のような行走で一括強引に家 から追い出したのだったすぐにギフお妻は 私たちに何度も頭を下げ赤ちゃんを 引き取った私と両親は嵐のような時間だっ たねと顔を見合わせたのだったその後風の 噂で聞いたのだが義両親は離婚して義母は 自分の実家へ帰ったそうだだが同じ町内で 今回のことは親戚や近所にも知れ渡ってい たのですっかり後ろ指を刺されそれに耐 切れなくなった義母は1人で遠い町に 引っ越していったらしい今は住み込みの 仕事しながら細細と暮らしていると聞い た元夫は会社こそ追われなかったが結局 今回の話は車内にも広まっておりみんなに 白い目で見られて居心地が悪くなり退職 この町では悪い噂が広まっているので彼は まともな職につくことができず今では アルバイトを掛け持ちして整形を立てて いるんだとか何度か私にもう一度やり直し てくれと連絡が来たが弁護士を通して連絡 するようにと信すと連絡は来なくなった そうそう小は結局おばっさの捜索の買い あってすぐに居場所を見つけられて 連れ戻されたどうやら1人暮らしの友達の アパートに転がり込んでいたらしい結局 大学は辞めさせられおばさの監視のもで 子育てをしているのだが時折り市役者に 子供関連の申請などをしに来た彼女を 見かけるとすでにそばにはおばのどちらか がぴったり張り付いていて自由がないのは 見て取れたストレスの成果以前の美貌は 失われすっかりやれているが赤ちゃんは 元気にスクスク育っているようでそれだけ は何よりだと思うのだった私はと言えば もう結婚はこりごりだと思い今は仕事に信 している結婚していた時はできなかった 友人との交流も復活して今では楽しい独身 貴族を楽しんでいる私はこれからもこの 穏やかな日々を大切にして過ごしたいと 思っている 邪魔者がいなくなって ラッキーあなたみたいな中卒無職いらない んです よお母さん悪いけどひこの言う通りだ あまりひなにひどいことを言わないでくれ よ本当にいいの ね私の名前は 美今1人息子のあとその奥さんである さんと3人で暮らして いる数年前に夫を亡くしてからずっと 1人暮らしだっ た自由だけどやっぱり寂しかったから今は 人が増えて賑やかで 楽しい同居することになったのはあの頼み だっ たなんととひこさんが入籍して すぐの職場がの だそこであは少しでもお金を浮かせたいと 思い同居を頼んでき たでもひこさんは気を使うでしょう新婚な んだし失業手当てとかもあるし同居はやめ た方がいいんじゃ ないひこも同居したいって言ってるんだよ お母さんもずっと1人で寂しいだろう からってそれにそっちの方が助かる しあなたたちがいい ならこんな不安から始まった同居生活だっ たが意外とうまくいってい た元からそれなりに広い家だから プライベート空間もあるしひこさんもいい 人 だだから私は思いきって同居していいと 思っていたんだ けど楽しかったのはが仕事を見つけるまで だっ たあが仕事に行って私とひこさんの2人に なると彼女の態度は大きく変わった私が 家事をして自分はスマホをいじっているの に嫌味ばかり言ってくる あああ暇そうな老人はいいな悠遊自的な 老後で本当羨ましい 中卒のくせに年金で自由に暮らせるなんて いいゴミ分ですよ ねなんて言ってくるの だ内心ひこさんが働きに出ればそもそも 同居する必要もなくなるのではないかと 思っ ただけど私の立場でそれを言うのは嫁姑 問題につがる だろうそう思ってひこさんに何を言われて も我慢していた だけどそれをいいことに彼女はどんどん わがままになっていっ たこの家も広いけどやっぱ大人3人だと 疲れることもあるんですよ誰か1人 アパートにでも住んでくれればいいの に新婚夫婦の邪魔してるって自覚ないのか な中卒の老人だからわからない かんって言ってくるようになったのだ私が 頼んで同居してもらってるわけでもないの にこんなことを言われる なんて正直失礼すぎる言葉だと思っ ただからこそ私はひこさんに言い返し たあのねひこさんこの家の名義は私なの嫌 なら出ていけばいいんじゃない かしらでもでもたのはお父さんなんですよ ね中卒のお母さんじゃなくて一流大卒の お父さんだら亡くなった時にあにも続権が あると思い ますあには確かに続権があった わでも当時あは家なんていらないって言っ たのだから私がその分のまとまったお金を 渡したの今更それにが口を出すなんて おかしいんじゃないの ええでもそれって証拠はないですよね物的 証拠ってやつ中卒のお母さんでも物的証拠 って分かり ますてかそういうのがないとちょっと信じ られないっていう か彼女の言い草に私は呆れてしまった自分 には権利がないあったことすない夫の遺産 に口を出す なんてしかも証拠だ なんてその日から私はあまりひなさんと 同じ部屋にいないようにし た顔を合わせたら嫌みばかり言われて嫌な 気持ちになるから だそれに家事をしている横でだらだら スマホを見る姿も見たく ないだけどやはりそれが間違いだっ たさんは私の私物を勝手にまとめ始めたの だ明らかにゴミに出そうとしている姿を見 て私は文句を言っ たひこさん勝手に私のものに触らないで くれる同居と言ってもそれはルール違反よ へえでもあがいいって言ったんですよここ は私の家だから好きにしてっ てさんの言葉は信じられなかっ たでも念のため確認してみるとなんと事実 だったのだいやだってほらきなこの家だし それくらいいい だろ何言ってるのたえ家族であっても私物 を勝手に捨てるなんてありえない自分たち から同居を言い出してなんな のちょちょっとそれはお母さんどうして ひなの前でそういうこと言うんだよへどう いうこと私はお母さんが寂しいから頭下げ て同機を頼んだっって聞いたんだ けどええっとそれはそのいやほら寂しいっ ていうかそれは その金銭的に厳しいしこさんも同居したい てって聞いたけどもしかしてあなた2人に 対して嘘をついていた の ごめんなんとあらは私とひこさんの2人に いい顔をしていただけだった私にはひこが 同居したいんだと言いひこさんには お母さんがどうしてもってと言っていた らしいお俺 にされたかったんだよ2人に感謝されて 2人に愛されたかったこういうの悪いこと じゃないだろう男なんだから頼られたい 気持ちがあるのは当然なんだ よあらの発言に私もひこさんも呆れ果てて しまっ たあはしばらく申し訳なさそうな顔をして いた が数日が経つとどちらの方に着くのが毒か 考えた らしい明らかにひこさんの味方ばかりを するようになっ たお母さん俺あれから考えたんだだから俺 ってこの家の唯一の男だし大黒柱として俺 の意見を聞いて ほしい大黒柱って何を言ってる のまあいいわとりあえずあなたの意見と やらをを聞かせてもらおうじゃない のあのさ最近の喧嘩のことだ けどお母さんが間違ってるよ俺はひこの 味方になりたいうん俺がひなを守らないと ダメなんだと 思う はああなた適当なこと言ってばかりで自分 が何を言ってるか分かってる の妙にした顔で行ってくるあに私は思わず イライラしてしまっ ただけどあは俺が正しいんだという顔で 語りかけて くるほら分かるだろうお母さんももう60 代だ しいつ何があってもおかしくないだろ病気 だって怪我だってだからそろそろ就活を 始めたらどうだ 就活あらあなた何が言いたい のいやほらその私物とかもね結構高いもの 持ってるだろ着物とか大石とかだからそう いうものを売ったり譲ったりでそのお金は ほら分かる だろうそうよそうよあらの言う通りよ もう60代なのに色々持ってて逆にみとも ないわ特にお母さんが持ってるジュエリー とか私に似合うと思うのジュエリーだって 若い人に持ってもらった方が幸せじゃ ないあがこういう態度を取るようになり ひこさんはさらに調子に乗っ たあの前でも堂々と私に対して嫌味を 言うさらに母さんではなく無職さんと呼ぶ ようになったの だしっかり育ててきたつもりのあは当てに なら ないそのお嫁さんにも失礼なことを言わ れる私はこんな思いをするために同居を 承諾したわけでは ない毎日憂鬱な気分で日々を過ごしてい たあの 邪魔な無職は早く出ていってくれません 1人分の食費がもったいないっていう か無職さんのための高熱費もかかります し中卒無職さんは計算できないかもしれ ません けどあの正直に言ってほしいんですけどク とかって覚えて ますさんはつもニヤとた顔で嫌みを 言うあもそれを聞いてニヤニヤと笑って いるだけ止めようとするふりすらし ないお母さんひこにストレス与えないで くれよ俺嫁姑問題とか関わりたくない から堂々とそんなことを言うしだった育て てきた息子とその奥さんにこんなことを 言われる私は今明らかに不幸だっ た今までは泣き夫との思い出が残る家に 住んでいたかったでも気づいたのだ私が 無理をして辛い思いをしてまでここに住む ことを夫は望んでい ないそう思い私は早速荷物をまとめ たとりあえず隣のホテルで暮らすことにし たのだ正式な家はそれから探せば いいこの自宅の権利も落ち着いたら弁護士 さんとか依頼をすればいい だろうそう思って私が出て行こうとすると あとひこさんが玄関まで来 たやっと自分の立ち位置を分かったんです ねこれで邪魔者がいなくなって生々します お母さんが譲ってくれてよかったよま俺と ひこは仲良く幸せになるから心配しない で2人は嫌な笑を浮かべてい ただから私は静かに2人に行ったの だ私が出ていくと今まで通りに暮らせない わよそれでも本当にいいのねはあ 家事しかしてないのに偉そうに言わないで くれ ます今は便利な家電がたくさんあるんです よそれに私だって家事できます しそうそうお母さんちょっと偉そうだぞ もう年なんだからもう少しわきまえてくれ ない と本当に後悔しないのねひごいな確かに あんたの方が金多く出してたけど余裕だ から家賃も払う気ないし問題ないっしょ むしろ食費が浮く分黒字になるに決まっ てる しそうそうお母さんは自分が思ってるほど 影響力ないんだからあまり変なこと言わ ない方がいいよ恥ずかしいから [音楽] ね2人は本当に何も分かっていないよう だっただから私は何も言わずそのまま家を 出 たきっと私がいなくなった時私の言葉の 本当の意味に気づくだろうと思ったの だきなこさんからLINEが来たのはそれ から数日後のことだっ た今まであやひこさんはネットで買い物を する時に大引を利用していた私はそれを 請求せず同居だからと払ってあげていたの だだけどもちろん今ではそれを払って くれる人なんていいないさらに2人は全く 浪費するばかりで貯金もしていなかった らしいあの給料も全てデート代や ショッピングに消えていたよう だちょっとお金足りないんですけど中卒 無職さんなんとかしてくださいよどうして 問題ないって言ったのはあなたたちでしょ 2人で頑張ったらいいじゃないの私応援し てるわ よいやてかさおかしくないよく考えたら なんでそんなにお金あるわけ私たち色々 買ってたのあんたが払ってたんでしょ中卒 部職のくせになんでそんなにお金持ってる の よあらあらから聞いてないのかしら 私は確かに中卒だし今は無職だけど年金 だけじゃなくて特許の収入があるもの悪い けどお金に困ったことはない わ はあ私は確かに高校に行っていないだけど それは家庭が苦しかったからだ夫と結婚し 時間とお金に余裕ができてからは必死に 勉強をした今の収入源になっている特許も その時に取得したもの だ自宅だっって夫の単独名義ではない私と 夫の2人で半分ずつ支払って立てたの だあには話したことがあるけどあの調子だ と全く覚えていないの だろうさらにそんな連絡があった後も 2人の生活は変わらなかった らしい確かに1度上げた生活レベルを 落とすのは大変だという けれど今まで通りのペースでお取り寄せ ぐるめなどを楽しんでいたよう だもちろんすぐにお金はなくなってしまっ た らしいきなこさんだけではなくあらからも 援助してほしいと連絡が来 たお母さん助けてよ俺たちの生活が めちゃくちゃになっ ちゃう私が出てっても後悔しないって言っ たのはあなたたちでしょうそれに私は思っ てるより影響力がないみたいだ しそそんなこと言うなよひなだって反省し てるんだよそうですよお母さんまた一緒に 暮らしましょうお母さんも1人だと寂しい んじゃないです か うーんごめんなさいね私中卒の無職だから 難しいこと言われても分からない みたいそう言って電話を切ったけど2人は 納得していないよう だパソコンの履歴から私が止まっている ホテルを突き止めたらしいある日突然やっ てきてめちゃくちゃなことを言い始めた お母さん戻ってきてくれよそれが無理なら せめて生前増してくれないほら俺って 可愛い息子だろいい だろ何言ってるのそんなのするわけない でしょじゃじゃあ家を明け渡してください あんな広くて立のいい家きっと高値で売れ ますよ ね売るわけないでしょ そうそう弁護士さんにも正式に依頼します から今度期日までに出ていってねそ そんなじゃあきことの生活は諦めるよ俺 離婚するそれならお母さんと俺と2人で またあの家で暮らせる だろう はああんた何言ってん のそうよ何言ってるの 私あなたと一緒に暮らすつもりなんかない わ よなんとあは今までの行動を全てひこさん のせいにするつもり らしい明暗を思いついたと言んばかりの顔 で信じられないことを言ってき ただけどもちろん受け入れるわけは ない離婚は2人の問題だもの好きにして ちょうだい でも私あなたのことは息子とは思いません もう親子の縁を切ったつもりでいるの援助 なんてもちろんしない からそ そんなもちろん遺産もほぼ全額寄付する ように手配しますから今後私のところに 連絡しないでちょうだい ね私がきっぱり言うとそれでももまだ2人 は不満そうな顔をしていただけどフロント に頼んで警察を呼んでもらおうと言うと 慌てて逃げていっ たその後2人はなんだかんだ離婚をしない ことに決めた らしいけれどそれは決して夫婦としての 愛情があるとかいう話では ないお互いに私が住んでいた家から出た後 貯金がなくて別することもできないよう だ俺だって離婚したいんだよでも2人の方 が食費とか家賃とか浮くしひこも最近は パートしてるから電気代とかも割勘できる しお母さんが変な隠し事をするからこう なったんですよなんであらなんかと一緒に 住まなきゃいけないんですか私こんな生活 のために結婚したんじゃないの に2人は節のために一緒にいるだけだから 当然喧嘩 ばかりストレスがたまるらしく定期的に 2人から連絡が来るけど無視して いる一度ひこさんの実家で同居したことも あったようだがやはり2人とも親のお金を 当てにして好き勝ってしたらしく追い出さ れたんだと かそんな2人の生活はともかく私は今 楽しく暮らして いる住慣れた自宅に戻り1人でのんびりと 老後を楽しんでいるの だまだ特許収入はあるから悠々自的な老後 満喫 中また新しいものを作ってもいいし今度 旅行に行くのもいいかもしれないペッドを 買って同じペッドを愛する人と友達になる のもいい だろうまだまだ私にはやりたいことが たくさんある それにまだまだ色々なことに挑戦する時間 もたくさんあるこれからの人生たくさん 楽しもうと [音楽] 思う子供の学歴マウントがうざいままとも 仕方なく参加したクリスマス会で私はその まま共に言われた が違いすぎると話にならないわね帰っ て私は内心ほっとしながら言ったはい帰ら せてもらいます ね私が帰ろうとするとママ友息子が青ざめ て自分の母親に行ったママこの人知らない の私はよし子37歳だ11歳になった 男の子のとががいる夫は典型的な仕事人間 で家のことには一切口出ししないのだが家 のことは何もしてくれない私はとを出産し た時にひどいナザで最終的には帝王切開に なったのだが夫は仕事が忙しいとのことで 頑張れよとだけ言って病院には出産前 そして出産後も1度も来なかったそんな夫 だが仕事は真面目だったし酒やタバコは 一切やらないそしてもちろん女遊びの気配 なんて全くなかった私にとってはまあまあ いい夫だっ た夫は年に1回は必ず母親の家に3日間 ほど帰り私やともいつも同行していた夫の 実家は大阪にあり義母はコテコテの関西人 だったよう来てくれたなあ大きにまあ ゆっくりしていってや夫も疑実家では関西 弁になっていたお母ちゃん体の調子大丈夫 なん心配してくれへんでも大丈夫やでそう かよかったわもう年なんやから無理したら あかんで私は2人の会話を聞いていると 漫才のように聞こえてしまいいつも笑い そうになるのをこらえていた義父は仕事が 忙しいようで私が義父の顔を見たのは結婚 式の時だけだったその義父はある省長の エリート官僚とのことで東京に単身不妊し ていた私はそれとなく夫に聞いたことが あったあなたのお父さんて何の仕事して いるのつまらない仕事だよとの一言だけで それ以上は答えたくないようだったので私 もそれ以上は聞かなかったとは私があまり 勉強しなさいと言わなかったからなのか 学校の成績はまあまあという感じだった 中学進学時に義母が私に電話で行ってきた とはそこの近くにある私立中学に行かせ たってやえ学校行ってもらってうんと勉強 して東大に行ってもらいたいんやまあ学費 はちょっと高いかもしれへんけどそんな ことはせでええからね私が全部出したるわ その夜義母の話を夫に伝えたところいつも のように無表情でそれでいいよとのことで 智は私立中学校に進学したその私立中学校 は有名な新学校で高校にはエスカレート式 で進学できる学校だったそして義母が言っ たように東大を目指すような生徒が ほとんどだったのでとにとっては不 つり合いな学校だった友家が入学してすぐ に分かったのだがママ友会というのが存在 していたもちろん学校側により設立された 組織ではなくて子供たちの母親が集まって 発生したグループだったただそのママ友会 はとてもうるさかったそれぞれの家族構成 やその務め先まで話すのがルールとされて いた特に父親の職業や勤務先 そして職場での地位について詳細に話さ なければならなかったもちろんそんなこと はプライバシーの侵害であり話す必要など 全くないはずなのだが全てを話すのが暗黙 のルールとなっており拒否できない雰囲気 だったそして子供の小学校はどこだったと か小学校の時の成績はどうだったのかまで 聞かれた特にそのマ友会で自然発生した 会長からの尋問は厳しくて私には拷問だっ たその会長の夫は国会議員のようで メンバーは会長に絶対復従だった私は心の 中ではいつもボスママと呼んでいたある日 毎月第一月曜の夜に開催されるママ友会の お茶会に参加したもちろん参加は任位だが 欠席でもしようものなら後々ボスママから 何を言われるかわからないそのためいつも 出席率は100%だった今日も皆さんと こうして楽しくお茶会が開けてとても 嬉しいですわボスママがそう言うと参加者 全員が飛び切りの笑顔で拍手をしていた私 はその風景を見て嫌悪感を感じたのだが 無理やり笑顔を作って拍手をしたおそらく その時の私の顔は引きつっていたと思う ボスママの挨拶の後は日のあった者同士の おしりになったのだがひびボスママが口を 開くと一瞬で静まり返りボスママの言葉に 真剣に聞き耳を立てボスママの言葉の節節 に大きく頷くのもルールだったボスママが 私を見て微笑んだ私は背筋が凍りつく気が したよさんのご主人のことまだ詳しく聞か せてもらなかったわよね夫については以前 のこの回で一応は話したつもりだった以前 お話ししましたけどある会社の課長をして います私の言い方が気に食わなかったの だろうボスママの目尻が一瞬で釣り上がっ て私を睨みつけながら言ったあら以前お 話ししてもらったことをもう一度お話しさ せてしまってごめんなさいねご主人のこと 詳しく聞きたかったのだけどもうお話しし ていただいたみたいなのね今度からよし子 さんに話しをする時は十分に注意しますわ ねそしてボスママは参加者全員を見回して 人は大きな声で言ったね皆さんも気をつけ てくださいねよし子さんは同じ質問はお 嫌いだそうなのよすると参加者の1人の きみ子が言ったよし子さんダメじゃないの あなたは言ったつもりかもしれないけど 私たちはあなたのご主人のこと詳しく聞い た覚えがないわよですがその参加者は私の 言葉を遮っていったよし子さん言い訳は いらないわ聞かれたらちゃんと答えたら いいのよあなたは言ったつもりでももう 1度言えばいいのよまあまあそんなに きつくお叱りにならなくてよろしく 私よし子さんのこと大好きなんです よ会長はお優しいですねよし子さん ちゃんと反省しなさいよ次からは私から 言わなくてもきちんと話をしてくれます からよし子さん会長の温かいお言葉を胸に 刻んでおいててね私はその2人の会話を 聞いていると悔しくて体してがしまそれを 見た子は言った泣いたら許してもらえる なんて思わないでよねここは参加者全員の 親睦の場なんですからそんな安っぽい涙は いらないわよはいはいもういいわよよし子 さんもきっと反省すると思いますわね皆 さんするとその場の一同が一斉に椅子から 立ち上がり大声ではいそうですわと言った その後私はお手洗いに行きそこでずっと 泣いていたお茶会は9時過ぎに解散となっ た私は1人で帰り道を歩いていると誰かが 私の肩を後ろから軽く叩いた私が驚いて 振り返ると先ほどのお茶会の参加者の まゆみさんがにこりとしていた先ほどはお 疲れ様まゆは辺りをキョロキョロと見回し てから小声で言ったもしお邪魔でなければ 今から私の家に寄っていかない会長のこと 色々教えてあげたいのよ私はその申し出に 驚いたが今日は実家の母が私の家でとの 面倒を見てくれているのでまゆの家に行く ことにし たまゆの家は私の家から歩いて10分ほど の距離にあるこじまりとした券売住宅だっ た家のの中に招き入れてもらいコーヒーを いいたここだけの話だけどさっきは助けて あげられなくてごめんねよし子さんは会長 から睨まれているわよねそうよねボスママ はいつも私にうるさいわよね会長のこと ボスママって言ってるのねそうねその名前 ぴったりだよねまゆは私の言葉を聞いて 大笑いした私も目をけられていたんだけど ね次の標的を見つけて私には何も言わなく なったわもしかしたら次の標的って私の ことなのもしかしたらじゃなくてよし子 さんよボスママのお子さんて何年生なの今 3年生で来年3月になれば卒業だからそれ までの辛抱よじゃあ頑張って耐えることに するわよし子さんは1年間で良かったわよ ね私なんか子供がボスママの子供と同学年 だから今までずっとお茶会とかで一緒だっ たのよお茶会以外に何か行事があるの夏に なったらお茶会メンバーの家族で海水浴と か秋にはハイキングそして冬には クリスマス会があったわでもそれをするか どうかはボスママのつの一声で決まるから 今年はどうなるかかまだわからないわ それって自由参加でも実際には強制参加よ ねそうよ私には参加しない勇気はないわ今 から気が重いわボスママの言うことに一切 口応えしないでボスママの言ったことには 何でも笑顔で頷いていたらいいわよはい わかりましたでもね私はなんで嫌われて いるのかな目をつけられてまったから我慢 するしかないわよねあそうだボスママて 学歴に相当うるさいのよ自分の息子が国立 の小学校に行ってたらしくていつもそれを 鼻にかけているわよあらそれならそのまま 国立中学校に進学したらよかったのに国立 よりここの私立中学の方が東大への進学が 有利になるって思っていたみたいよ だったの ねところでよし子さんは結局ご主人のお 仕事のことを詳しくボスままに話さなかっ たけど内緒にしているの私は小さく笑い ながら言った全然内緒になんかしていない わよ隠すようなことなんかないからそれと ボスママは権威のある人にはすり寄って いくから見ていて面白いわよ校長とか理事 長が来ると満面の笑みでよもないのに 近づいていくからねお茶会の中では女王様 なのねそれから政治家に弱いみたいボス ママの旦那さんは4年前に国会議員の選挙 に立補して当選したのよそれで今年も2期 目に挑戦するらしくて今は先輩の政治家に ペコペコして愛そ振りまくっているわ私は ふと時計を見るともう遅い時間になってい たので きっと母ととが心配すると思いまゆみに 言ったじゃあそろそろ帰るわ今日は色々 ありがとう今まで心細かったんだけど まゆみさんとお知り合いになれて安心した わこちらこそこれからもよろしくね私は まゆみと友人になり元ボスママの標的と現 標的が手を組んだ形になっ たそれから1ヶ月ほど過ぎたある日 夫が私に重要な話があると話しかけてきた 今までよし子には内緒にしていて済ま なかったが今度俺は国会議員に立候補する ことになったんだよ私は夫の言葉を聞いて 心臓が止まるほどの衝撃を受けた聞きたい ことが山ほどあるのだが口がピクピク 震えるだけで言葉が出なかっ たすると夫がコップ1杯のを 私はそれをゆっくりと口に含んだところ なんとか声が出るようになった一体どうし てなのよ会社はどうするのよ実はね親父は 8年前に国会議員になっていたんだよだ からいつも東京にいるんだけど ねそれで俺は4月に会社を退職して親父の 秘書をしていて今度親父が引退するから俺 に候補してって言ってきたんだよ私はまた 心臓が止まったいいえ正確には止まってい ないが止まったような気がしたそんな大事 なことを私に内緒にするなんてひどいわよ それはすまないよし子に負担をかけたく なかったからなんだもし落選したらどう するのよ給料なくなるのよそれは多分 大丈夫って親父が言っているんだよまあ 選挙に絶対はないのはよく分かっているん だけどねそんなこと言ったって心配よ親父 は年を取ってから国会議員になって2期 務めたんだけどその盤を引き継ぐから 大丈夫ってことだよ選挙はお金が必要なん でしょそんなお金ないわよそれは全部親父 が考えているから心配しないでいい私は 不安でいっぱいだったが夫と義父が決めた ことに反対する力はなかったじゃああなた が立補するとして私は何かすることあるの 選挙期間中に俺が該当で演説している時や 選挙カの時に俺の横でニコニコして手を 振ってくれたらいいだけだよ簡単に言うわ ねああ簡単だよこうして私は国会議員に立 補する夫の妻になった 選挙は12月初めということで11月下旬 から私は夫の横でニコニコして横に立ち夫 は声が潰れて声が出なくなるほど頑張った おかげかそれとも義父の盤のおかげかで 守備よく当選できた私は国会議員の妻に なった12月の中旬にママ友会で子供同伴 のクリスマス会が開催され私とは仕方なく 参加した相変わらずボスママは私に チクチクと嫌みを言っていたが私はまみの アドバイス通りに一切口応えせずに 大人しくしていたボスママが私をちらっと 見て大きな声で話し始めたここに参加して いる皆さんのお子さんは全て成績優秀と 聞いてますけど1人だけそうでない人が いらっしゃるようなんですよそんなお子 さんのお母様はご退場していただきたいん ですそんなことを嬉しそうに話すボスママ の表情は口元が耳まで避けたデビルのよう に見えたそしてボスママは私を見てニコリ としていったよし子さんIQが違いすぎる と話にならないわね帰って私は口応えして も仕方ないしとがかわいそうなので帰る ことにした まが辛そうな顔で私を見ていたがお互い何 も言えなかったその時だったボスママの 息子が青ざめていったママこの人知らない のえなんのこと先月この人って選挙に立補 していた男の人の横に立っていた人だよ僕 握手してもらったんだよボスママは自分の 息子から言われたをすぐには理解でき なかったようだったしばらくしてからボス ママは私に言ったよし子さんのご主人 っってもしかしたら先週の選挙で国会議員 に初当選した人私は夫が国会議員になった ことを話題にするのは嫌だったが聞かれた ので仕方なく答えたはいそう ですボスママは私の一言で青めてブルブル と震え出したしばらくして震えが収まると 私に引きつった笑顔で言ったよし子さんあ いえよし子先生ご主人の初当選おめでとう ございます私は先生と言われて身震いがし たやめてください私は議員じゃないです から先生じゃありませんそれは申し訳 ございませんでしたでは よし子様近いうちにうちの主人と挨拶にお 伺いさせていただき ますそれは私の夫に直接言ってください私 は関係ありませんから私は関係ないと言っ たのだがボスママは全くそれを無視して いったほら皆さんよし子様のご主人は国会 の先生なのよこれからはよし子様に絶対に 失礼のないようにお願いね だがその一言で参加者全員は今までのよう に元気よく立ち上がらなかっ たすでに全員が私とボスママの会話を聞い ていて事情を把握していたようでボスママ の方は向かずに全員が私に向かって深深と 辞儀をしたその様子を見たボスママは自分 の居場所がなくなったのを悟ったように どこかへ行ったそして 以私に反省しなさいよと冷たく言った子が 言ったよし子様これからはよろしくお願い いたしますみこがそう言うと一斉に参加者 全員が立ち上がり盛大に拍手をし出した私 は恥ずかしさのあまり大声で叫んだやめて ください私は今までと同じです何も変わり ませんのでほら はとても奥ゆかしい方だからご遠慮なさっ ているわでもねこれから私たち全員で よし子様についていきますからまた全員が 盛大に先ほど以上の拍手をしたその時誰か が会長の姿が見えないと言ったがまが言っ た会長はさっきこそこそと逃げるように ここから出ていったわよあの人のご主人様 のとは違う選挙で2期目に立候補したけど 戦したのよもう誰もあの人の言うこと聞く 必要ないわよねきみこが嬉しそうにそう 言うとみんなが揃って頷いたあのちょっと 聞いてください私は決して会長になりたい なんて思いませんので皆さんと同じ メンバーの1人です皆さんと仲良くやって いけたらそれで十分です私がそう言うと まゆが私のそばに来て握手をしてくれた すると参加者全員が私のとに来て次々と 握手をしていったきみこが満面の笑みで 行ったよし子さんこの後ワインでも飲みに 行きませんか私いいワインバー知っている んですそれを聞いていたまゆが飛び込んで きていった私も行くわよすると次から次へ と参加者が増え結局その場にいた全員が ワインを飲みに行くことになったワイン バーでは今まで話をしたことがなかった人 とも話ができてとても楽しい時間を過ごせ た私は思いついたことを言った皆さんお 願いが1つあります私たちの会は会長 なんかいらないと思うんです何か問題が あった場合でもみで話し合っていけばいい と思うんです以前とは違う雰囲気のママ友 会になればいいと思うんですそういった 瞬間全員の温かい拍手となりみんなが私に 微笑んでくれていた私はそれを見た瞬間 嬉しくて涙が止まらなくなった近くにいた まゆが言ったよしこもうお手洗いで泣か なくてもいいわよ安心してねみんなが仲間 だから 私は大きく頷い た年が開けて1月2月3月があっという間 に過ぎていったそして4月になり新しい メンバーが増え私はママ友会に楽しく参加 してい たある日君子が私に言っ た前の会長ね3月に地方に拠したんですよ ご主人が選挙に 収入がなくなったかららしいんです選挙は 怖いわ私の主人も次は落選するかもです からそれは大丈夫ですよだって大佐での トップ当選だったんですよ ねそれで会長のご主人は仕事をしているの ですかご主人は漁師の手伝いをしていた そうなんだけど慣れない仕事だったので船 から落ちて怪我をして今も入院している そうなんですただ打ち所が悪かったそうで 退院しても肉体労働はもうできないそうな んですそれで今は会長が畑仕事を手伝っ たり新聞配達をしたりしてお金を稼いで いるそうなんですよあの人も大変です ねところでもう会長っていうのはやめませ んかもうここにいない人ななんですから そうですね名前で言いましょう あ名前何でしたっけきみ子はそう言って 大声で笑っていた5月になったある日の 昼前私が家の掃除をしていた時に誰かが 突然ドアをノックしたドアを薄めに開ける とそこに義母が立っていた急に来てごめん やでなんか急にとの顔見たくなってもうて なあそれで朝1番の新幹線乗ってきたんや 義母は両手にたくさんのお土産が入った袋 を下げていたいえいいえ来てもらえて 嬉しいですともきっと喜びますわ久しぶり に新幹線乗って疲れてもうたわちょっと横 にならせてもうてええかどうぞ どうぞ私がそう言った瞬間 はソファーで横になりすぐに寝息を立てて いた私は今晩夫が帰宅してからの夫と義母 との漫才を楽しみにしてい た俺の母さんがそんなに気にはないのか そんなこと言ってない私はただお前の両親 は絶対に呼ぶな嫌なら出ていけ よそう言い放った夫 私はその言葉に衝撃を受け声が出なくなっ たどうして私と息子のことを1番に考えて くれないん だろう私はユナ32歳の会社員夫の弘樹と 28歳の時に結婚し今は息子の守が生まれ たそのため今は育児休暇をもらっている 現在夫にも手伝ってもらい息子を育てる ことに奮闘しているのだがある日義母から 突然電話があったモ君の様子が見たいわ ユナさんは育休中だし家にいるでしょう私 もお手伝いに行っても いいその言葉を皮切りに私の穏やかな生活 が脅かされるようになってしまったその日 から義母は毎日私の家に来ている手て くれるというのは建前で義母は何かにつけ て私をいびりたいだけなのだこの前も ショックな出来事があったそれは義母が家 に来て私の掃除した後をチェックして回っ ていた時のことだ何このアクセサリー少し は整理しなさいよまもる君が間違って 飲み込んじゃったらどうするのこれは私が 打ってきてあげるわねやめてください ちゃんとアクセサリーケースにしまてい ますのでご心配 なく私はあなたの息子を持って手を貸して やってるのよそれにいっちゃなんだけど ユナさんってだらしないし今日は私が来る から綺麗にしていただけでしょいつも ほったらかしなんじゃない のそう言って私の静止の手を振り切り希望 はアクセサリーケースを奪う返してと言っ ても返してくれず義母はその日のうちに 大切にしていたアクセサリー類を勝手に 監禁してしまったそれ以外にも私の家事に 嫌味を行ってきたり私が夫のために作った 料理にまで口を出す私は腹が立ち何度か 義母に涙を流しながら訴えたが聞く耳を 持ってくれ ないいつもいつもどうしてこんなことする んですかあなたは母親の自覚が足りない からよ買い戻してきます監禁したお金私に 返してくださいもう遅いわ守る君のために チクガングをたくさん買ってきてあげたの 私は守る君には将来を期待しているの なんて言ったって私の可愛い息子の子供だ ものさらに立ちの悪いことに義母は私の夫 を出来合いしているその出合いは妻の私も どん引きするほどだ今回も夫と息子を 引き合いに出し私が何も言い返せなくなっ たところで義母との言い合いは終了するお せかを押し付ける義母に私は困り果ててい た我慢の限界を迎えた私は夫に義母の応募 を相談しようと思い夫が帰宅後私は義母の 話を切り出し たお母さんが毎日に来るの守の顔を見た いっていうのは分かるんだけど私も毎日だ と疲れるし少し家に来る頻度を抑えて 欲しいの えそれにお母さん守るのためって言って私 のアクセサリーやお気に入りの小物を全て 売ってしまったり家事をしていると つきまとってずっと小言を言い続けたり するの私もう耐えられないだからあなた からも注意してくれない はあ母さんはユナのことを思って言ってる んだそれに文句があるのかお前がもっと しっかりすればいい話じゃないのか え育児休暇中なんだしいい機会だと思って 俺の母さんから色々学べばいいそうすれば ユナはもっと立派な母親になれるはずだ私 の味方になってくれると思っていたのに ことか夫は義の味方をした夫の思わぬ言葉 に私は驚いて然としてしまっ た文句を言う前に母さんに気に入って もらえるように努力すればいいんだろう 母さんは守が生まれてすごく喜んでいるん だその気持ちに水を刺すような真似はし たく ない夫はどこまでも義母中心の発言をして いるで私と息子は希望を喜ばせるために いるとでも言われている気分 だとにかく ユも分かって くれ夫の有を言わさない態度に私は初めて 不満を抱い た翌日義母はいつも通り家にやってきた 息子の寝ている間に家事を済ませて しまおうと動く私に希望は鋭い視線を向け て くる君ができるようにもっと静かにすると か布団をかけてあげるとかそういう気遣い はないわけほっと母親としての自覚が足り ないんじゃないそんなんじゃ守る君が心配 だ わ昨日は夜泣きがひどかったんです今 やっと寝てくれたのでしばらく起きない はずですそれにそんな大きな物音は立てて いませんよ言い訳ばっかり私は息子を立派 に育てあげているんだから私の言うことを 聞いてればいいのよ義母はそう言って ヒステリックに叫んだ少し声を抑えて ください息子が起きちゃい ます私がそう忠告したのだが義母は一層声 を大きくして私を怒鳴りつけたその声に ぐっすり眠っていた息子が反応して泣き 始める私が怪している間もずっと義母は私 に対して文句を言い続けた そんな怪し方じゃだめもっとこうやって するのよ ほらよしよしまもるくおねんねしましょう ね希望は私の腕から息子を奪い取り怪し 始める泣き止みかけていた息子は突然義母 に抱かれたことで驚いて泣いていたやめて ください守がびっくりしちゃってます何 言ってるのよあんたが大きな物音出すから でしょ希に何を言っても無駄だった結局 息子が泣き止むまで結構な時間がかかって しまったいつもなら少し抱っこをして おもちゃを与えると穏やかに寝始めるのに 希の身勝手な行動は息子にまで被害を 及ぼし始めていた最近夜泣きがひどいのも こうして義母がいつもと違うペースを 持ち込んでいるから だ私はそんなことを考えながら哺乳瓶の 準備をしてミルクを作っていた昨日の夜 あまり寝れなかったこともあり作業途中で うとうとと船をこいでしまう目ざとい義母 はそんな私を見てすぐに文句を言ってきた そんな状態で火を使うなんて火事になっ たらどうするのよ育児が大変なのは知って いるけれど合間に寝るってことができない のよりが悪いわ ねあんたが来ているから息子が寝ている間 に寝れなかったんだそもを言ってやり たかったがそんな気力も湧か ないそもそもどうして母乳が出るのに ミルクを使うの母乳で育てるのが子供に とって一番いいはずよ最近母乳の出が悪い んですそれで金剛授乳をお医者さんに進め られました 私はそう言って希の小言を受け流した本音 を言えば希がよく家に来るようになって から結構なストレスがかかっていたらしく 母乳の出が悪くなったのだ病院でその説明 をすると医者からも義母と少し距離を置く ようにと言われたしかし夫が規模に注意を してくれないためそれは難しい私が言って もいいのだが義母はきっと私の話なんて 聞いてくれないだろう グチグチと文句を言い続ける義母の隣で私 は息子にミルクを与える義母は息子の体に 甲があると言って否定し続けていたが疲れ きった私にはその声ももう聞こえなかった 息子がお昼に入った時私は少しだけ ソファーに座って疑をした義母はそんな私 を見てだらしないとののっていた数分後 息子が泣き始めた私が慌てて飛び起きて 駆け寄ると希が息子を掛け布団で包み 抱き抱えていたのだ何をしているんですか 守は寝ているんですよ寝ている間にベッド から落ちたらどうするのよ私は心配だから 抱っこしてあげたのベビーベッドには ちゃんと柵がついていますから大丈夫です こんなところに閉じ込めて自分は呑気に歌 なんてよくできるわね子供がかわいそうだ わ義母は勝手な主張をして泣き叫ぶ息子を 抱き抱えている私が抱き抱え直したすと 息子は眠ったのかすぐ静かになって寝息を 立てる安心して息をついた私を睨む義母私 はこのまま義母を掘っておいたら何を しでかすかわからないと危機感を感じた 息子を守らなければ 頭の中で危険信号が鳴り響いてい たその日の夜義母が帰った後に私は実家に 電話をかけた両親に会えていなかった理由 は夫に疑実家を優先しろと言われていた から だ母に義母の勝手な振る舞いを相談すると 母は真味になって話を聞いてくれ たごめんね気づかなくってユナが落ち着い たら1度顔出そうと思っていたんだけど私 心配だから手伝いに行って いいそうしてくれるとすごく助かるんだ けどとりあえず弘樹に相談してみる私は母 にそう言って電話を切ったそして夫が帰っ てきた時私は夫の前に座って真剣な顔で話 をしたお願い私のお母さんとお父さんも守 の顔を見たいって言ってるから呼んでいい 数日泊まって手伝ってくれるって言って くれてるの弘樹のお母さんばかり手を患わ せるのも申し訳ないからいい でしょうそんなこと気にしなくていい俺の 母さんだって好きでやってるんだでも守も 私の両親の顔も見たいはずよこっちに来る のが嫌なら私が実家に帰るのもいいかなっ て思ってる の食い下がる私に夫は真底面倒そうな顔を している しばらくして夫は苛立ったのかバンと机を 力任せに叩いたその音に息子が驚き泣き 始めてしまったが夫は気にせず 怒鳴り散らし た俺の母さんがそんなに気に食わないのか そんなこと言ってない私はただお前の両親 は絶対に呼ぶな嫌なら出ていけよ [音楽] そう言い放った夫私はその言葉に衝撃を 受け声が出なくなったそもそも今日だって お前守をほったらかして寝ていたらしい じゃないか気を使ったお母さんの行動を 否定して怒鳴り散らしてどうしてそんな ことばっかりするん だ夫はそう言って私を出席するその言葉を 聞いた私はどうして私と息子のことを一番 に考えてくれないんだろうと思った今日の ことだって息子が寝ているところを義母が 直会を出したから注意しただけ夫にとって の家族は私たちじゃないのかもしれない そんなことを思っていると私の中で何かが 急激に冷めていったいいけど後悔するよし ねえよ出ていくって言うなら2度と俺の前 に現れるな 私は夫の言葉を聞いて数日後机に離婚届け だけ残して私は実家に帰っ た離婚に踏み切るまで息子には父親のい ない寂しい思いをさせてしまうかもしれ ないと何度も考えたそれでも将来大きく なった息子にのしられようとも私は息子を 守るために下した団だと言い続ける だろう離婚して実家に帰ると言うと父が車 で迎えに来てくれ た大丈夫だ俺と母さんでお前と守るを 支える から父のその言葉を聞いて私はずっと我慢 していた涙が溢れてきたそんな私を父は肩 に手を乗せて慰めてくれる息子も私の顔を 小さな手でペタペタと触って微笑んでくれ た実家に帰ると母が私と息子を迎入れて くれたちょっと寝たらクがすごいわよ母親 の小女を息子に見せたら心配しちゃうわ よ母はそう言って笑顔で私を寝かせてくれ た私が寝ている間母が息子の声に答えて くれると言ってくれ私は久しぶりに安心し て寝りに着いた目が覚めると夕方だった 携帯を確認したが夫からの着信はなかった やっぱり夫にとって家族は両親だけなの だろうじっとも悲しくなかったむしろ 清々しかっ たそれからは息子のことだけを考えて 過ごした息子はどんどん成長していくし 私自身も息子と共に成長している気がして い た母と父は変わらず私を支えていてくれた 私が無理をしすぎている時は優しく声を かけてくれたおかげでストレスも緩和され たのか母乳も再び出るようになってき たそんな日々を過ごしていると数ヶ月後夫 から帯び正しい数の着信があった驚いた私 は思わず電話に出てしまうすると痛な声の 夫が泣きながらに話し始めたいい加減帰っ てないかあれから母さんの礼の扱いが ひどいんだ父さんだっって説教に家に来て お前を連れ戻すまで縁を切るなんて言われ てさ俺どうしたらいいんだお前はいつに なったら実家から帰ってくるん だ夫はそう言って勝手なことをペラペラと 話している私はそんな夫を助けてやろうと いう気持ちは少しもなかった 離婚届けあったでしょう私はもう2度と あなたの前に姿を見せないからあなたが そう言ったん でしょ私がそう言うと夫はあれは言葉のあ なんだと言い訳をし始めるそもそもあんな ちょっとした行論でここまでする必要ない だろう俺は十分に反省したから帰ってこい よ あなたはあの高論だけで私がこんな行動に 出たと思ってるわけ はあそれ以外何があるんだよ俺はお前の 育児を手伝っていたし母さんだって協力し てくれていたじゃないかどこに不満がある んだ よ最初こそ悲痛な声だったものの最後には 相変わらずの態度この男は本当に分かって いないどうしてこんな人と結婚してしまっ たん だろう不満はたくさんあったそれを ちゃんとあなたにも伝えてその改善のため に協力だって申し出たはずよでもあなたは それを冷たくあったのよあなたにとって私 は家族だと思っていたのにあなたはずっと お母さんのことばかり言っていたじゃ ない私の言葉に夫は本気で分からない様子 だった私はお母さんが家に来て荒らして いくのが気に食わなかったの私が何をして もお母さんが私に小言を言うしそのせいで 母乳も出なくなったの家を出ていく理由は これで十分じゃない のそそれはお前を思ってやってたことで 大きなお世話よ私と息子のペースで過ごし ていたところに突然現れて引っかき回して 私の大切なものまで売ってしまってあなた のお母さんが売ったアクセサリーの中には あなたとの初デートにつけたものやあなた に初めてもらったプレゼントも入っていた のよそれに私の叔母の片だって大切なもの しかなかったのよそれをちゃんと説明した のにあなたのお母さんはいらないものだと 言ってさっさと売ったの よ私の言葉に夫は息を飲んだそんな夫に私 は勢いのまま不満をぶちまけてやっ た私と息子はお母さんを喜ばせるためにい たんじゃないのよあなたの家族は私と息子 でしょう希望は私に母親の自刻がないって ののしったけどあなたの方が父親として 自覚が足りないんじゃないそそんなことは ない俺はちゃんとお前と守にも協力してい ただろなんでわからないんだ協力するのは 当然でしょうあなたは何を押し付け がましく言ってるのよ守は私だけの子供 じゃないのあなたと私の子供なの よやっぱりこの男には自覚がなかった嫌気 がさして電話を切ってやろうかとも思っ たそれでも後々面倒なことにならないよう ここではっきりさせておこうという気持ち が私の感情的な行動を抑えてくれた あとねあんたのお母さんだけど私の息子が 寝ているのにちかを出したり私が息子の寝 ている時間に寝ていることが気に入ら なかったみたいでいつも邪魔してくれたわ おかげで私はいつも睡眠不足ストレスが 溜まってイライラするし最悪だったそんな の手伝っていると言えるのかしらそそれは それは今後俺の方からも注意するから考え なしてくれ十分にお前の気持ちは伝わった からこんなので十分ですって私の気持ちは この程度じゃないそもそも私が出ていって も後悔しないって言ったのはあなたの方 でしょ2度と前に現われるなって言ったの もあなたなのすぐに電話をかけてくるなら まだしももう何ヶ月経ったと思っているの 今更何を言ってるの よ私の叫び声に息子がくりと反応した私は 慌てて息子を安心させるためおみながら 撫でてやるすると息子はアドしたように また寝を立て始めたそんな息子を見て感情 的になった気持ちを落ち着けていると夫は グズグズと子供のように鼻を すする俺はお前が帰ってくると思ってたん だよなのにお前は全然帰ってこないし 母さんは孫れたってわめいて毎日家に来て 叫び散らすし父さんに相談したら俺が悪い の一点まりで話を聞いてくれないんだよ俺 はどうすればいいんだ よ情けな夫に私は知らないと言って 突き放したすると夫は息を飲んでまた 黙りこくる とにかく離婚届けを置いてったんだから それにサインして出して 私はもう臨罪あなたたちと関わる気はない んだからやだ俺は絶対離婚しないから ななら私はそれ騒音の対応を取らせて もらうだけだからそう言うと夫は声をふわ せて考え直してくれと言ってきた私は 考え直すも何も十分に悩んで出した答えな ので覆す気はない結局夫がるので私は弁護 士に相談したその後無事離婚も成立し元夫 には養育費を請求義母には一括で支払う ようにと付け加えて慰謝料を請求したその ことを知った義母が私の実家まで乗り込ん できたのには驚いたが警察が義母を 取り押さえてくれた義母はこの時の言動が 元でおがついた噂として近所中に知られる ことになったらしい やっと見つけたパート先でも陰口を叩かれ たり無視をされたり片身の狭い思いをして いるそうだでも私への慰謝料を一括で 支払うためにした借金を返していかなくて はいけないようでやめるに辞められない らしい元夫は元夫で仕事に身が入らなく なりぼっとしてミスばかりするため研究 処分になったらしいもちろん 研究処分になったからと言って養育費を 減らすなどという甘いことは絶対にしない あくまでも守は元夫の子でもあるのだ給料 から生活費と養育費を出すとマイナスに なるらしいが知ったこっじゃない元夫にし ても元義母にしても全て自業自得 だ私はあれから実家で穏やかな日々を 過ごしている守は よく笑うようになった守の笑顔を見るたび に離婚して正解だったとつくづく [音楽] 思うもしかして私はシを愛している の家族という形でしかない夫婦それでも 捨てることに戸惑うのはどうしてだろうあ のように子供のために言うのならばそれも 理解できるだが私には守るものがないのに そんな思いが交差していた時だった私の スマホが鳴ったこんな時に一体誰だろう か私の名前は越子30歳の時に夫シと結婚 し た当時夫は28歳で男性の結婚年齢として はのかもしれないどことなく無責任さを 感じていた私はシとの結婚を考えることが できなかっ たところがシの方は結婚して落ち着いた 生活がしたいと言っていたの だ今まではこの人っていうのが見つから なかったんだでも越子さんならって思うん だ熱心に語るしに私の心は溶かされていっ た 30歳という年齢を考えるとこのチャンス を逃したらもう2度と結婚なんてことには ならないような気もしていた周りの友達 連中もどんどんお先に失礼とばかりに結婚 を決め何度も結婚式に招待されてきたわけ だそれだけにいい加減自分の式に友達を 呼びたいという欲はあったその欲が間違い だったのかもしれない シからのプロポーズに承諾すると式へと 動き出すのは早かっ た私の両親への挨拶を済ませると彼の実家 へと赴いた彼の実家はあまり綺麗とは言え ずその外見だけでも蓄熱数のふさを感じ させたしかし家に入ったらきっと片付け られているのだろうと思っていたが残念な ことに雑然とした室内は信じられないほど だったそして家の中には母親が1人話を 聞けば彼の両親は生が中学生の時に離婚し たと いうさすがに離婚の理由までは聞けなかっ たが大方父親の浮気が原因なのだろうと 勝手に想像していたそう思わせたのは母親 の人柄だった優しそうで穏やかで母1人で 子供を育ててきたにしては強さを感じない 人だったこんなに女性らしい人が1人で 子供を育ててきたのかと思うとよほどの 苦労があったのだろうと思われ たこうして私たちは両家の挨拶を済ませ 式場も決め晴れて夫婦となったのだっ たところが結婚してみると思っていたのと は大きく違ってい た新婚時代は甘く何をしていても2人で ことに幸せを感じていられたが甘い時期を 過ぎても子供はできず夫はだんだんと 冷たくなっていったそのうち私に触れる こともなくなりまるでお互いが空気のよう な存在になり出していた俺今日は帰りが 遅いから さ頻繁に帰宅が遅くなる夫理由を聞けば 友達と飲みに行くというそれも仕方のない ことだと私は私自身に言い訳をして過ごし た今夜は残業になるから先に寝てていい からさ残業だと言うならば起きて待ってい ないと申し訳ないと思うが起きて待って いると不かいそうな表情を 浮かべる仕事から帰ってきてご飯も冷めて いたのではかわいそうだと思うのはどう やら私だけ らしい今日は休みなんだしたまには一緒に 映画でも行かない そう誘っても嫌そうな顔をして帰ってくる 言葉はお前ってさおばさんなんだよな もっと別れば一緒に出かけてやってもいい よというものだっ ただがなんと言われようとそれは彼の愛情 表現でありブラックユアなのだろうと思う ようにしていた大体私は彼より年上でそれ を承知で結婚を申し込んできたのだ からそれなのに結婚して7年経った今年を 取ったからという理由で一緒に出かける ことを嫌がられてもどうしようもないと いうもの だところが冗談だろうと思っていた言葉も 度重なると私の心に大きな傷をつけ 始めるあまりにも重なる夫の不穏な態度と 言動にだんだんと私の中にも疑念が 湧き出しいつ頃からか 浮気の荷文字が浮かび出してき た幾度となく友人のあけみに相談はしたが 言われる言葉はそう思うなら証拠を集めて おいた方がいいよでもこれが浮気程度なら 知らんかをしていた方が楽かもしれないね というものだったつまり浮気なならば いずれは戻ってくる騒いでことが大きく なれば離婚に発展する離婚すればその後 1人で暮らしていくことになる1人の老後 は辛いんじゃないかなというものだっ た確かに37歳という年齢を考え子供がい ない現実を思うと離婚して1人になるのは あまりにも寂しいと思うだがそまま不安と 疑念を抱いたままでいていいのだろうか私 の旦那はさやっぱり浮気してたけど放っと おいたら戻ってきたわよそんなもんじゃ ないの浮気って要するにちょっと違うもの が食べたいっていう欲求でしょいつか 終わるわよなんとあみの旦那さんも浮気し ていたというのだ経験者の話を聞いている とそれが夫婦なのかもしれないという 気持ちになる騒いで夫婦の関係を壊したの ではこの先つまらないのかもしれないだが でもさ万が一のことを思ったら仕事だけは 続けていないとだめよね私は子供ができた からって仕事を辞めて家に入っちゃった けどあれは失敗だったと思うよだって相手 が浮気相手を取った時に離婚の決断がつか ないからね確かにその通りだろう仕事をし ていれば1人でも暮らしていけるだから 決断をつつけることも楽なのかもしれない 私は学校卒業してからずっと同じ職場で 働いてきたおかげで生活を維持することは できるだがお金はあってもそれが幸せなの だろうかあけみとの時間を終え悶々とし ながら家に帰るとそこに夫の姿はなかった 当たり前のことだ今日は休日でありながら も夫は休日出勤だと言って出ていったのだ からここのところ休日出勤や友達とゴルフ に行ことが増えてきた元々28歳で結婚を 決意した彼はまだ遊びたいという気持ちを 捨てきれていなかったように思うそれなの に自分で遊びをして結婚を選んだのだから 休日出勤って本当なのかな私はカーテンを 閉めると台所へと向かった夫のための食事 というよりは自分のために作る料理だ どんなに夫のために作ったところで帰って きてから食べるようなことはしないのだ から騒ぐよりは静かにか老後を考えたら そうなのかな37歳という年齢が重く のしかかってくる今ならまだ彼と別れても 次の人生があるような気が するこんなに苦しんでいるくらいなら さっさと別れて次のステップに進んだ方が いいのではなかろうかそのためにも更新所 に依頼して白黒をつけた方がいいような気 がするそれなのにどうして一歩が踏み出せ ないのだろう かもしかして私はシを愛しているの家族と いう形でしかない 夫婦それでも捨てることに戸惑うのはどう してだろうあみのように子供のためにと 言うのならばそれも理解できるだが私には 守るものがないのにそんな思いが交差して いた時だった私のスマホが鳴ったこんな時 に一体誰だろう かそう思いながらスマホを手にすると知ら ない番号からだった電話に出ると相手は 警察と名乗り夫の名前を告げたそして トラックと正面衝突を起こし病院に搬送さ れたというのだ頭が真っ白になり何が 起こっているのかも分からなかった震える 指先にボールペンを挟み電話の声の言う ままにメモを取りすぐにエプロンを外すと バックを持ち車の鍵を手にした行先ははか 遠く隣の剣だ今日は仕事だと言っていたの にどうしてそんなところにいるのか心臓が 早がのようになり響く中ひたすら車を走ら せた2時間以上も走った頃やっと目的の 病院に着いた救急搬送されたということで 電話ではかなりひどい状態だと言っていた 病院へ飛び込み受付に名前を告げると手術 室の前で待つように言われたがどうしたら いいのかわからないこんなに心臓が鳴り夫 の無事を祈る私はやはり夫を愛しているの かもしれない心配しながらも冷静な自分が 自己分析をしているどうしてこんな状況で そんなことができるのか笑うこともできず もしかしたら自分の頭がおかしくなったの ではないかそんなえしていたその時警察官 が声をかけてきたやっとの思いで夫の名前 を口にするはい加藤翔の家のもの ですカラカラのひびた喉から出た言葉は かれて聞き取りづらかっただろうしかし 相手は事務的に搬送されてきた時の状況を 説明してくれたそれによると左折しようと したトラックがハンドル操作を間違えた らしく突っ込んできたというのだ夫はそれ を回避することができず運転席側は大きく 潰れていたそうだ救急隊が駆けつけた時に は意識もなく医者が言うには胸を強だし下 半身は複雑骨折だということだっただが それがどういう意味なのか全く理解できず 相手が頭を下げて離れていくのをぼんやり と見つめてい たそう だお母さんに連絡しない と夫がこんなことになったのだから義母に 連絡しておかないとならない頭のどこかで そんな思いが湧いてきて私は電話ができる 場所を探したすると遠くの方から女性の声 が聞こえてきたどうやら電話している らしい電話しているそばで私まで電話する ことはできないと思い終わるのを待って いるとしという言葉が聞こえてきた思わず 小さくえという声が漏れたが相手の女性に は聞こえていないようだしかも女性は 悪びれることもなく状況を説明している その声はショートドライブしてたこと トラックが突っ込んきたことはボロボロで あることそして浮気がバレるということを 話していたさらには妻である私に浮気が ばれたらまずいことになると話しているの だぼんやりと聞き ながら やっぱり浮気してたんだと思っ た涙が流れたがそれがどんな意味の涙なの かわからない夫がれている状況についてな のかそれとも裏切られていたことについて なの か自分の中に生まれたドロドロとした何か を理解することができないまま私は相手の 女が電話を終えるのを待った女は私が待っ ているだけと思ったようで次の人が待って いるからと言うと電話を切り釈した義母へ の電話を終えると手術室の前に戻った ソファーに座り込みさっきの女の話を半数 していた時医師が出てきた医師は疲れた 表情を浮かべながら私を見つけると夫の 状況を説明してくれたそれは胸を強く打っ ているため命の危険がある こと一面を取り止めても右足は複雑骨折し ているため自力での歩行は困難であること そして今夜が峠であることは医者の言葉を 聞き終えるとそうですかじゃあ帰りますと 言った医者はえと驚いていたがもう私が いる必要はないと思えた思い足取りで病院 の入り口へと進む入ってきた時は心臓が 破裂しそうだったというのに今はどう だろう何の感情もないままだ暗闇の中 浮かぶ景色すら目に入らない その時誰かにつまれた気がしたつ子さんシ はシの具合はどうなの私はゆっくりと義母 に顔を向けたそうだ電話した時にシの状態 を話したそして浮気していたこともその時 にトラックが突っ込んできたこともすると 義母は浮気ぐらい大したことないでしょ 大きさなのよ と言ったのだったそしてはっきりと分かっ たことがあるシの浮気症は義母からの遺伝 だったということなんと義両親の離婚の 原因が義母の浮気癖が原因だから浮気 なんて病気なんだから大したことじゃない と言ってのけたのだその言葉を聞いた私は 妙におかしな気持ちになり大笑いしたの だった 今夜が峠ということですえそれで江子さん はどこに行くの帰りますもう私には関係 ありません から義母は何を言ってるのよと強い口調で 言っていたが私は義母の手を払いのけてい た浮気を病気だと言い何度も浮気を重ね 息子の浮気すら肯定する母親その手がれも に見えたのだった困惑した義母を残し私は 車に乗り込むと流れる涙を拭うこともなく 大声をあげて泣いたこんなに泣いたこと などかつてなかったことだどんなに泣き たくてもこんなに涙が流れるはずはないと 思っていたところがまるで滝のように 流れる涙泣きながらまだ流れる涙があった のかと冷静な自分が呟いてい たそれから半年近くが過ぎた頃一命を 取り止め片足を失ったシから連絡が来た おい何なんだよなんでお前の荷物が家に ないんだよそう私はあの日を境いに離婚へ と動いていたのだいつか夫はあの家に帰っ てくるその時に私がいるべきではないと 思ったからだ だから全ての荷物を転居先に送りサインし た離婚届けをテーブルに置いてきた離婚 届けは置いてきたから置いてきたじゃねえ だろ俺がこんなに大変な時に嫁のお前が何 してんだよ大変だから何浮気してトラック にぶつかってそんな体になったんだから私 には関係ないでしょう夫は私が浮気と言っ たことで驚いたようだったがそれがどうし たと言い返してきた男の浮気ぐらいどって ことないだろう大体お前みたいな不細工を 嫁にもらってやったんだからこれから先は 俺のために尽くしてもらわないと な席を入れただけで夫婦らしいことなんて 何もなかったじゃないこの7年間を返して ほしいくらいよ夫はこのまま別れたら自分 の面倒を見る人がいなくなることを心配し ているようだっ たお母さんがいるでしょ同じ浮気症同士 うまくやっていけるんじゃないのおふは俺 の面倒は見ない よ苦しげにそういう夫はその理由を教えて くれ た俺が一命を取り止めたと知った翌日から 退院するまで病院には来なかったあまりに も場所が遠いって さまた新しい男ができたらしいお前は来 ないし俺は病院で大変な思いをしたんだ ぞなるほど義母は新たな恋をしている最中 だったのかだから余計に私がいなくなると 困ったということ かだったらあなたの浮気相手に面倒を見て もらったらそれが一番いいんじゃないいや あれとは別れた よそうやっぱりねあなたの浮気相手が はっきりした時に慰謝料請求したけど あなたとは遊びだったから慰謝料を払う 必要なんてないってこねてたわそれとあの 時に脇見運転なんてしなければこんなこと にはならなかっ たって夫が入院中に女に連絡した時にそう 言われたのだ確かに遊びだったとそして どこで知り合いどのくらい続いているのか という質問にもあっさりと答えてくれた さらには夫には他にも何人もの女がいる こともそのどれもがSNSつながりだと いうこともだどこまでも最低ねあなた私と 付き合っていた頃からSNSで知り合った 女性とよろしくやっていたんじゃないのだ から全部遊びだからさ気にすることないっ ておふだってそうやって遊んできたわけだ しそうあなたがお母さんと同じことをする ならば私はお父さんと同じ決断をするだけ だよ ねそう言うと慰謝料を請求する胸を伝え 電話を切ったもちろん夫は別れられたら 困るからと悲痛な声で叫んでいたがそんな のは私には全く関係ないその後も離婚に 関してはなかなかサインをせずにいた夫だ が弁護士に一任したことでスムーズに離婚 が成立したそして慰謝料も一括で支払って もらうことができ たところが小自身は大変だったようだ会社 に復帰しようにもリハビリを続けないと ならないため出勤することができず とうとう首になったらしい退職金は出た ものの私への慰謝料と入院費や手術代 リハビリにかかる費用なのでアップアップ 状態誰も面倒を見てくれないわけだから その日常は壮絶なもの らしい何度か私に連絡が来て助けて欲しい と言われたが私に助ける言われはないので 断った全ては身から出た錆ということ だろう今も誰にも助けてもらえず毎日はう ようにして生活しているのだというそして 私は不安も何もない平和な毎日を送って いるあれほど苦しんだ毎日が嘘のように 幸せ [音楽] だ自分の意に沿わないことがあれば悔しい 思いをするのは当然のことだしかしその 思いを誰かに特に無関係な人にぶつけると いうのはいかがなものだろうかそんな人は 結局何事もうまくいかずさらに悔しい思い を積み重ねるだけなのではないだろう か私の名前はリンカ私が10歳になった時 父が不安そうな顔で話をしてき た母さんが亡くなって1年経つねやっぱり リンカにもお母さんが必要だと思うんだ そう私の母は突然の病気でなくなっててい た9歳だった私は人が亡くなるというもの がまだよく分かっておらず母はどこかへお 出かけしたという認識ですぐ帰ってくると 思ってい た葬儀が行われて母のおこも父と2人で 拾ったが私は単なる儀式というかイベント のように感じていてこれが意味することを 全く理解していなかった母と最後のお別れ だというのに今思うと本当に愚かなことだ と 思うその時の自分に会えたら説教をして やりたいくらいに思うのだが母が亡くなっ てから1年が経ち父と2人だけの生活を 送るうちにだんだんと母はもう帰ってこ ないということを理解でき始めていた頃父 から再婚の話がもたらされ た私のお母さんはママだけよにお母さん なんていら ない私はそう言って父に反発したが父は 最高の話を進めていってしまったので父が 私の意見を帰り見てくれないことがとても 悲しかった父の再婚相手はレミという母と 同じ年の人初めましてりんかちゃん縁が あって家族になるのでよろしく ねそういうれさんの目はちっとも笑って どちらかというと私を冷たい目で見つめる だけだっ た霊さんは私より2歳年上のサリナという 娘がいて今まで結婚経験はなくシングル マザーとして娘を育てていたサリナは 穏やかで優しそうな子で冷たい感じを 受けるレミとは違い私と作に話をして くれる私は母親なんて必要ないけど お姉さんができるのは嬉しいなと思うよう になったこうして父とレミさんは結婚して 私には母と姉ができることになったこれは ずっと後に私が成人した後で知ったことだ が父と母そして新しい母の3人は学生時代 からの友人だったそう だ大学で経済学を学んでいた3人は同じ ゼミに所属して親しくなっ た旧肌の父理論的思考で物事を考える母 インスピレーションで突き進むママ母と いう3人それぞれ異なったタイプでそれが お互いを引きつけあったというのだいつ しか女性2人は父のことを好きになって3 人の関係は微妙なバランスの上に成立する ようになった父は2人のことを大切な友人 というくらいにしか思っていなかったが 2人の女性は各々父にしてのアプローチを していた母は父との共通の夢があったこと でそれを成しとけるために一緒に考えたい という思いで寄り添いママ母はとにかく 積極的に父に攻め込んでいたそして卒業後 に父が選んだのが母だった父は大学で学ん だことを生かして自分で起業することが夢 だっ た母はその夢に共感して自分の力を父の夢 実現のために注いでいたそのことが父の心 に届いたのであろう父の方から母に プロポーズしたそうだその一方で自分の 思いを拒否された形になったレミは プライドを傷つけられたこともありその 怒りを母に向けた散々わめき散らして罵倒 して母に絶好を先見したそうだ父には今に 私の大切さが分かる時が来るわそれまで あの女にあなたを預けておいてあげる私の とこに戻ってくる日が待ち通しいわそう 言って去っていった両親は友人だし仲直り したいという気持ちもあって結婚式にレミ を呼んだが彼女が出席することはなかった きっとこの正体を自分が馬鹿にされたよう に受け取ったのかもしれない 父と母は結婚して自分たちの目標である 企業に向かって2人3脚で歩み始め た2人は最近話題となったアロマに着目し アロマの香りによって心癒せる空間を作り 体と心をケアするということをコンセプト とした会社を立ち上げたもちろん最初から 全てうまくいくわけもなく思考錯誤と失敗 の繰り返しだったが失敗してでも大きな 痛手にはならず次へつげることができてい たのは母の分析力と理論的思考による アドバイスの賜物だったそうして企業から わずか1年半で経営を安定路線に載せる ことができ たおめでたいことは続き母は父の子を 見守ったそれが私私は優しい両親に大切に 育てられて大きくなっていった 両親の会社も順調に成長していきアロマと いえば土の会社と言われるまでに名も世に 響き渡り始めていた私この香り好きだよ なんか落ち着くしすっきりする私の家には 色々なアロマが炊か れる商品調査の場合が多いがアロマ好きの 私にその感想をよく求めてくるそうね 落ち着く感じはいいけど少しくどい感じも するわさっぱりするフレーバーをブレンド するといいんじゃない専門家のようなこと を言うねでもリンカの言うことはまとを得 ていることが多いし なそうねリンカは感覚が英敏なのよ感受性 が強いの ね両親の会社は海外から商品を輸入する だけでなく自社でブレンドを行い新製品の 開発にも乗り出していて作る製品は高評価 を得ていた会社の成長と私の成長順風満々 に幸せな暮らしを積み重ねていたのだが 暗い影は突然襲いかかってきた健康診断で 見つかった肺に移る黒い影そのレトゲ写真 は母のものだった精密検査の胸部CT検査 で肺に悪性腫瘍が確認されそのステージは 医から父に母の嫁宣告という事態になった 父は悩み苦しみ母や私に母の病気と嫁に ついては話さないことを決断し病生活に 入った母を励まし私には心配いらないと 告げた最後の方では母はきっと自分の病の ことについて察しがついていたのだと思う きっと辛かったと思うが母は安らかな顔で この世から旅立っていったそうして1年と 少し経った時に父が再婚して新しい家族が できるに至った新しい母となるレミさんは 大学卒業後に貿易会社に就職したが入社 半年後に妊娠が分かりその時点ですでに 妊娠25週7ヶ月目だったそれまで気が つかなかったのはお腹があまりこなかった ことやつりがほとんどなかったこととか 体質的な理由でのようだイは一時給食し娘 を出産したが産後2ヶ月後には娘を母親に 預けて仕事に復帰しそれまでの遅れを 取り戻す勢いで仕事に取り組みその格を 表していったレミの仕事は世界各国から アロマを中心とした雑貨を輸入するもので 父のとは業務上で関わるものが多かった母 の死後レミは仕事での関わりを武器にして 父の会社に接触をしてき たちょうどその頃父の会社では業務拡大の ため新商品を開発もしくは輸入して手に 入れることが必須事項となっていたので レミが持ってきた話は魅力的で喉から手が 出るほど欲しいものだったはそこをついて 父との距離を縮めていった父も昔の 付き合いがあることから無にもできなかっ たのであろうプライベートの付き合いも 始まったというレミに押し切られた形で父 は最高を決意した仕事上での付き合いと昔 の馴染みというのでこむことができなかっ た結婚が決まるとレミは昔言ったでしょ私 の大切さが分かる時が来るってやっと私の ところに戻ってくる日が来たのねコブが1 つついているのが不満だけど仕方ないわね そう言い放っ た父は私のことをこぶだなんていうことを 強くしったがえみは聞く耳を持たなかった 新しい家族4人での生活は正直辛いものに なったまず父は仕事が忙しいことであまり 家にいなくなった実際仕事は忙しいので あろうがどうも母を避けているように 思える姉は最初の印象通りに穏やかで 優しい人だったが控えめな性格で積極的に 私と関わってくることは少ない問題は母 だった最初から冷たい目を向けていた母は 父の目の届かないところでその方針を私に 告げ たいくらあの人の子供でもあの女の血が 入ってる子なんてちっとも可愛くないよ 仕方がないんだけど本当に嫌だわこんな 子私は父のいない時は家族の余計物扱いで のけ者にされることとなった姉は母から ひどい言葉をかけられている私に何か言い たそうに心配顔はしてくれるが母に何か 意見をすることはできないでいる言いた そうなそぶりは見せるが母に人睨みされる と縮してしまうのだったシンデレラや白雪 姫などの童話は私のお気に入りだったが この頃はママ母にいじめられるシーンに身 がつまされすぎて嫌いになっていたその後 に主人公が幸せになるという展開も本当に そんな風にうまいこと行くのかと思えて つまらなく感じたのだある日母が姉と 明らかに区別というか差別した言葉と態度 を取ってきたことがあり私の気持ちが限界 を迎えたことがあった私は泣きながら家を 飛び出したが行宛てがあるわけではなかっ たきっと私は無意識のうちに父の会社の方 に歩いていたのであろう父の会社には何度 か行ったことがあり道も覚えていた家から 総距離がある場所ではなかったが泣き ながら歩き涙で視界が滲む中で見知った父 の会社が見えてきた時に不に声をかけられ たどうしたのお嬢ちゃん泣きながらどこに 行くの 優しい問いかけに振り向くと声と同じよう に優しそうなおばさんが心配そうに私を 見つめていた泣いている私はうまく返事を することができずそのまましゃくりあげて いるだけだったがおばさんは私をたまたま 近くにあったファストフード店に連れて 行きオレンジジュースを渡してくれた知ら ない人について言ってはいけないという 常識は知っていたが女性の優しい様子に 素直に従っていたのだった そこでおばさんに問われるままに私は全て のことを話したおばさんは頷きながら話を じっくり聞いてくれてその上で私を励まし てくれ た辛いことだけど負けてはだめよとっても 難しいことだけど強くなってきっと神様は お空から見ていてくれるわきっと本当の お母さんも一緒に見ていてくれている わおばさんの言葉が私に染み込んできて 不思議と心が軽くなったおばさんは私を家 の近くまで送ってくれてしっかりねと言っ て立ち去っていった家に帰ると母は不在で 姉が私に泣きながらすがりついてきた心配 したわお母さんがひどいこと言ってごめん なさいりんかちゃんを助けてあげられなく てごめん なさいそう言って涙を流しながら詫びる姉 の気持ちに打たれて私も泣きながら姉に 抱きついていたそれからも母からのいじめ のような扱いは続いたお弁当が必要な時に ただの1度も作ってくれたことがない授業 参観には1度も来てくれない運動会は父が 見に行く時は一緒に来るがほとんど私を見 ずにつまらなそうにしているそして進路を 決める3者面談にも来 ないあんたなんかに弁当を作ってやる義理 はないあんたなんかの学校なんて行きたく ないあの人が行くから仕方なく付き合った だけあんたの進路なんてれっぽっちも関心 は ないそれぞれの時にかけられた言葉である だんだんと対戦がついてくるものなのか ちょっとやそっとではびくともしなくなっ ていて私は奪還していたそのうちこんな 母親とはおさらばできるであろうという ことが分かっていたのだ姉が何かあるたに 私に寄り添っいてくれたのは随分と助けに なった家の中に自分を理解してくれる人が 父以外にもいるということが何よりも 心強く思えたからだそんな環境で大きく なった私は大学入学をきに家を出て 1人暮らしを始めることにした私が家を 出ることを心配していた父だったが母から の仕打ちに心を痛めていた父は最終的に 1人暮らしを認めてくれて家賃の補助をし てくれることになった もちろん家賃を手助けすることは母には 内緒だ知られると何を言ってくるかわから ない大学では経営を勉強した父のように 何か自分の力でやりたいと思ったからだが その時は具体的なことを決めているわけで はなかった母とは日々の関わり合いは なくなったのだがなぜか忘れた頃に私のと にやってきたり連絡をしてくるの だ借りた部屋が実にということもあったが なぜ母がわざわざ嫌いなはずの私に コンタクトしてくるのかわからないただ 決まって子や嫌みを言ってきて一通り言い 尽くすと満足したように帰って行くその時 は必ず捨てセリフのようなものを上げに するお前なんかが経営を勉強しても無駄 無駄あの女の子供は無能者に違いないから ね必ず私と実の母のを歩く言うのが常だっ た結局母は私を貶める言葉でう晴をして いるように思え た母のまとわりつきは続いていたが私は 順調に大学生活を送り卒業と共にある企業 コンサルタントの事務所に就職した企業 成長の仕組みを理解しそれを操れるように なることは後の自分が何かを起業する時に 必ず役に立つと思ったのだが職を決め決め は別にあった事務所の社長という人が実は 昔私が泣きながら歩いていた時に優しく声 をかけてくれた女性だったからだその人は まい子さんと言って最初の出会いから1年 後まだ私が中学生だった頃に偶然再開して から相談に乗ってもらったり励まして もらっていたあんな偶然があるなんて私も 思っても見なかったし考えてもいなかった あの日父が忘れ物をしたのでそれをを 届けるように母から命令された役立たずの お前でもこれくらいのお使いはできる だろうさっさと言っておいでひどい言葉で 送り出された私は泣きはしなかったものの 心の中では涙を流しながら道を歩いていた もやりしていたのであろう走りくる車に 気づくのが遅れて泡や事故かと目をつぶっ た時に強い力で歩道に引き戻された私を 助けてくれた人がさんだったしっかりし なさいまた何か嫌なことがあったのかしら あの時のまた助けられましたねありがとう ございますこの人と再会できたことが 嬉しかった私は色々とお話がしたくなって お願いするとたまたま時間が空いている からと心よく受け入れてくれたとりあえず 父に届け物を終わらせてその後まい子さん と色々なことを話したそれから私たちは 連絡先を交換しその交流はずっと続いた その日の晩家で父が私と一緒にいたまい子 さんのことを聞いてきた私が父に忘れ物を 渡している時には少し遠くにいたが父は 彼女の存在に気がついて誰だろうと疑問に 思ったという私が色々助けてもらった人だ と話すとそうかそれならば私からもお礼を 言わないとなでもあの女性どこかでそう 言いながら記憶をたっていた父だったが 結局たり寄せられなかったようだった まい子さんに直接お礼を言う機会も得られ ないまま時は流れていった卒業が近くなっ て私の夢や進路のことを話していた時それ なら私の事務所にいらっしゃいきっと あなたの役にも立つと思う わまい子さんの事務所とその仕事の内容は 聞いていたのでそのお誘いはとても魅力的 なことだったこうして私は子さんの元で 経験を積んでいくことになったのだ私の 環境変化に合わせるかのように他の家族に も変化があった父は仕入れの拡大を目指す ため新たなルートを開拓しに単身外国に 長期出張することになり日本を出発した姉 はおめでたいことに結婚が決まり実家を出 て旦那さんと新生活を始めた母は趣味で あったアクセサリー作りがこて自分の店を 出すことになった自分で作るアクセサリー は少なく質的にも今1つだったのでいい品 を仕入れて販売するのがメインのお店だ 貿易会社での仕事も順調なようで培ってき た貿易取引の腕を駆使し売れ筋で人気の アクセサリーを仕入れているただ父と姉と いうお模しがなくなったことで私に対する 風当たりも強くなってきている電話や突然 の訪問というものも今までが例えば月2だ としたら月6くらいに増えているよっぽど 暇なのかと思うのだが私を貶めることを 言うのが楽しいのだそう だ私はちっとも楽しくなくて迷惑でしか なかったがそんなことを気にする母では ない私は母の攻撃にもめげずに仕事に邁進 した取引先の担当者に高成という男性がい た彼は相手企業のエースだということで 会社の新戦略を立案する責任者に任命され ていて今回私の事務所にそのサポートを 依頼してきていた彼は頭が切れて何事にも 関心を持ちそれを自分にうまく取り入れる ことのできる人でそんな彼との ディスカッションは毎回刺激的で心が踊っ ていたその上真摯的で優しく時折り見せる 笑顔が素敵な人だ私は仕事上だけではなく 個人的に彼に惹かれていく自分に戸惑いを 覚えていたプロジェクトの1つが完了し次 のプロジェクトに移行するという時にじめ の食事会をしようと彼から提案があった私 は関わるみんなで結束を固めるのだと思っ ていたが指定された店に行くとそこにいた のは彼1人だった私は不審に思って聞いて みると今日は君ともっと親しくなりたいと 思ってお誘いしましたまさかみんなでと 思われていたとは想定外でした僕の言葉が 足りなかったようでお恥ずかしいです頭を 書きながら私に告白する彼に私は動揺を 隠せないでいた言葉もしどろもどろになっ て旗から見たら挙動不審状態だったと 思うただ再度彼から交際して欲しいという はっきりとした言葉に弾かれるように私も 切を伸ばしてはっきりとその申し出を受け たのだった交際する中で聞き上手な高成 さんは私の身の上の話を全て聞いてくれ てよく頑張ってきたねすごいよでもこれ からは僕がリを守ってあげる君に辛い思い は決してさせないこの言葉が高成の プロポーズだということを理解するまで 一瞬の間が開いてしまったが私はすぐに気 がつき飛び上がるほどの喜びの中大きく 頷いていたそして父と母に結婚をすること を報告した海外にいる父はおめでとうと 喜んでくれたが母はあんたが結婚しようと どうしようと私に関係があるわけない でしょどとでも好きにすればいいじゃない ま予想はしていたがこれでもかというほど の使用対応だ姉が結婚する時は泣いて喜ん だらしいがそれは本当のことかと疑問に 思うくらいだその後結婚式が盛大に取り 行われたが父と母は式に欠席した父は滞在 先の国に巨大ハリケーンが 襲い航空路が数日寸断され木の停止に陥っ たことと商品の製造に大な被害がありその 対応をしなければならなかったことで帰国 できなかったからだしかし母は完全な無断 欠席で会場に来ない母に連絡をつけようと やきになったが無駄だった帰国できなかっ た父はネットを使ったテレビ電話で式に 参加できなかったことへの謝罪と私たちへ の祝事を述べてくれたが後の電話で母が 会場に見当たらなかったことにどうしたの か心配して聞いてき た私は映っていなかっただけだと父を心配 させまいと嘘を言ったが父は納得してい なさそうだっ た私たちは新婚旅行から帰って実家に行っ たあの後も母に連絡を取ろうとしたがダメ だったのだ実家に行くと表札がなくなって いて電気メーターも動いておらず人の気配 といったものが全く感じられない家は抜け の殻だった何がなんだか分からずに とにかく姉に連絡して聞いてみると お母さんたら何を考えてるのかわからない わあなたの結婚式に欠席したり家を 引っ越したり携帯も変えているのよ姉も 困惑しているようだったが姉には新しい 携帯の番号は伝えてあるらしい私はその 番号を姉から聞いて早速連絡を取ってみ たザリなったら余計なことを教えて口止め し忘れてたわお母さん一体どういうこと です結婚式に黙って席した黙って引っ越し したりああうるさいねもうあんたなんかと 関わるのが嫌になったのよ何を言っても 答えないみたいだしつまらなたりありし ない言っただろうあんたの結婚式なんて これれっぽっちも興味ないんだよ引っ越し たのもお前と縁を切るためだよあんな女の 娘なんてやっぱり我慢ができないのさ あんなク女の娘なんてね一体何を言うの 本当に鬱陶しいねもうねあんたのことは 観光総裁以外顔も見たくないのよいや観光 総裁であってもごめんだわそう言って 高笑いと共に一方的に電話は切られた私は しばらく切られた電話を持って呆然と 立ち尽くしていた母が実の母のことを嫌っ ているのは知っていたがここまで実の母の ことを悪く言われて一方的に絶縁宣言さ れるなんて気がつくと涙が法を伝っていた 私は姉に連絡してこのことを話した もちろん夫の高成にも伝えたそして会社で 浮かない顔をしている私を心配してくれた まい子さんにも数日後私の家に姉夫婦と まい子さんも集まってくれて今後の対応に ついての話し合いが持たれた実は姉の旦那 さんは結婚する時に出来合いする娘を奪っ たと散々悪態を疲れていて母のことを 苦しく思っていた夫も以前から母の話を 聞いていてそれを心よく思っていなかった まい子さんも幼い時からの私への仕打ちを 知っていたので母をよく思っていない 話し合いの結果姉夫婦と私たち夫婦は母と 距離を取り絶縁してさらには今までの非道 に対して罰を受けてもらうことにした父に も国際電話でこれらの経緯と私たちの決断 を伝えた父は悲しそうだったが私たちの 考えを指示してくれたのだ私たちの行動は 早く次々と母に懲罰の矢が放たれ た夫の会社は女性小物を主に扱う勝者で母 の経営する店と取引があった私が母の娘だ と知った夫は以前から格安で人気商品を 下ろしていたがその取引を停止したのだ これにより母の店はチプな商品しか 取り扱えないようになりその売上は限り なくゼロに近づいた そして姉の夫は税務事務所に務める いわゆるジメで母の店の脱税を調査情報 提供者は姉だったお母さんには悪いけど 行けないことはけないことなのよそういう 姉の顔は暗かった調査の結果脱税の事実が 明らかになり改めて納付と重火3税が通達 されたまたサリナさんの婚にしている会社 事務所は母の務める貿易会社に内部監査に 入っていた監査の過程で不正な痕跡を発見 した会計事務所はその後の対応を付き合い のある舞子さんに相談会計事務所としては クライアント企業にできるだけ傷をつけ たくないという配慮だ舞子さんは企業再生 の主も認められていたまい子さんも関わっ て調査を進めると母の不正が明らかになっ た会計事務所はそのことを貿易会社に通達 すると会社でのさらなる調査での悪行が 確実の元にさらされたまた脱税事件の余波 で母が会社に内緒で店をやっていたことも 明らかになりそれらの事実により母は会社 を朝会解雇された仕事を失うとともに自身 の道世は潰れたが税金の支払いに押し潰さ れて身動きも取れなくなり自己破産という 道を選択するしかなかったまた父は今回の ことも含めて私への長年のひどい対応に より離婚を請求し協力を仰いだ弁護士の 働きもあって離婚が成立した海外での仕事 を無事成功させて帰国した父は私たち姉妹 にふぶかと頭を下げた母のことで長年嫌な 思いをさせてきたことへの謝罪だったが もう1つ浴びてきたことがあった実は サリナは私の本当の娘なのだ今まで隠して いて本当に申し訳ない昔父へ猛烈 アプローチしていた母に押し負けた父は 一度母とそういう関係を持ってしまった母 はその時実の母に対して勝利を確信して北 えんだそうだが父は実の母を選んで結婚し た母は絶望し激のしたが自分が父の子を 見守ったと知るとお腹の子が将来勝利の 切り札になるだろうと考え出産して シングルマザーとして育てることにした そうして実の母が亡くなったことにより その切札を発動させて父に結婚を迫ったと いう父は私たちが実の姉妹であることを 話すと昔の自分の失態のことやそれを知っ た姉が自分の出世のことで傷つくことを 暗示て話せないでいたというそしてこの ことを私が知ると母の私への当たりが さらにつくなるのではないかと考え何も 言うことができなかったという父が結婚を 迫られた理由は仕事上のことだけでは なかったというわけだ私と姉は驚きを 通り越すぐらい驚いたが私たちが実の姉妹 であることがとても嬉しく2人で抱き合っ て泣いてしまったそしてまい子さんなが なんと実の母の10万だった実の母と まい子さんは幼い時から本当の姉妹のよう にしていて私のことは聞いていたそうだ昔 父が舞子さんのことを思い出そうとしてい たのは1度だけ母の紹介で会ったことが あるからだった私との出会いは本当に偶然 で私の話を聞くうちに母の娘だと気がつい たその後の再会という偶然からそばでで 見守っていきたいと思ったそうだこの2度 に渡る偶然はまさに神がかっていると 言えるきっと神様はお空から見ていて くれるわきっと本当のお母さんも一緒に見 ていてくれているわあの時の言葉が実感を 持って思い起こされる私は今神様と泣き母 に感謝しながら幸せな日々を送って [音楽] いる私の名前は佐々木 会社員の也を旦那に持ち専業主婦をして いる席を入れてまだ日浅いが夫婦2人で 幸せに生活しているしかしそんな私にも 悩んでいることがいくつかあるその1つが 議定にあたる琢磨のことだ琢磨は旦那の弟 で現在医学部に通っている国立大学に現役 合格し医者の孫ということもあってかなり の自信化だそこまでは私にとっても嬉しい 限りなのだが問題が1つ あるそれは自分以外の人間を出すという点 だ自分より出来の悪い人間を馬鹿にするの だ私も達也も会う度にけなされるのだ2人 には将来性が感じられないだとか俺だっ たらこうしたのに だとかタヤも兄として注意できればいいの だが温厚で優しい彼はそれができないそこ がタヤのいいところでもあるので責めるに も責められ ない会う度に嫌な気持ちになるのであまり 会いたくない存在だしかしどんなに出来が 悪いと言われても達也は一生懸命働いて いるし何より一緒に過ごしていてとても 楽しいのであまり気にしていない今日は 休日なので旦那の達也と一緒に買い物に 行く約束をして いるそれで今は駅前のデパートに歩いて 向かって いるせっかくの休日だからゆっくり見よう ねそうね楽しみましょう休日で本当は ゆっくりしたいはずなのに私に付き合って くれるいい旦那だと思う あれどうしたのあの人さっきから俺たちの 方を見てくるなと思って ああもしかして咲きちゃん誰それもしかし て知り合いドット中学の時の同級生よ声 かけなよ付き合う からまさかこんなところで懐かしい友人に 会うとは思ってもいなかったたには悪いが 少しの間話したいと 思うさきちゃんやっぱりみわけんだよね 久しぶり隣の人はもしかして旦那さん聞く と彼女は脳炎を経営しているらしい 土まみれで汚れているのはそのせいらしい 昔から庭いじり好きだったもんね みわけないね元気そうだよかった一通り 話した後私たちは別れたその後は約束通り に買い物を楽しみ私たちは家に帰った とても充実した1日で幸せな気分だった しかしこの気持ちもこの後起こる問題に よって最悪な気分に変わるのだっ たまさかこんなことが起こるなんて翌日が 仕事中に電話をかけてきたには今晩の夕食 なんだけど母さんたちに誘われて一緒に 食べないか全然いいけど突然どうしたの 母さんが俺たち2人の顔を見たくなっ たっていつもの気まぐれだよたつやの お母さんとは仲が良くいつも私にもよくし てくれる私のことを本当の娘のように思っ てくれているようでとても親しみやすい急 な誘いだがお母さんとの食事なら喜んで 一緒にし たい弟の琢磨も一緒だけどいいかな3人 だけだと思っていたら議定の琢磨も一緒 らしい私はあまり琢磨が得意ではないので 気乗りはしないがたやお母さんのせっかく の誘いを断るのも気が引けるのでくにす 大丈夫よすぐに行けるように準備して待っ てるきっといつものように悪魔に嫌みを 言われるのだろうが聞きなそう数時間後た が仕事から帰ってきたのでお母さんの家に 向かう ピンポンいらっしゃい上がって上がってお 久しぶりですお元気そうで良かったです 元気そうなお母さんの顔をてよかったどう もやはり琢磨の顔を見ると少し嫌な気持ち になる今まで言われてきたことを思い出し て しまう近況報告や積もる話をして夕食を 食べ終わったするとそのタイミングで お母さんの携帯に1通の着信があったどう やら町内会の緊急の集まりの知らせのよう だ今から町内会の緊急の集会があるみたい なのよちょっと私も行かないといけない みたいせっかく来てもらったのにごめん ね全然大丈夫ですよ夜遅いので気をつけて くださいねありがとね私は席開けるけど ゆっくりしていっていいからねありがとう ございます ああそういえばこれ昨日もらったメロンな んだけどデザートに食べてってお母さんが 席を外すのなら私たちも帰ろうと思ってい たのだがメロンを食べてからすぐに帰ろう と思うそれで2人は最近どうなの兄貴と 2人でうまくやってるの食べている最中に 琢磨に話しかけられた3人で食べているの だから当たり前なのだがまたを言われない か少し心配だ2人で楽しくやってるよそれ ならいいんだけどほら兄貴って会社員で安 月給じゃん赤字続きで喧嘩とか耐えないん じゃない の始まったまたいつもの嫌味だ人のことを 見下して嫌がることをチクチク言ってくる 旦那の達也にも兄として注意してもらい たいのだがが確かにミス月球だけど2人で 楽しく過ごしてるよミは節約上手だから かやの温厚で優しい性格側だとなって丸く その場を収めようとするのだいやそこは 節約させないくらい稼げよ俺だったら兄貴 くらいの年になる頃には奥さんに毎日の ように贅沢させてあげるけど ねお前は だもんな将来は医者になって安泰なん だろうな頑張ってほしいよ節約くらい誰 だってするわよ子供ができた時とかのため に ね2人の子供大丈夫なの何がみさんって 大学どこだっけ私は大学は行ってないよ 兄貴は地元の大学だよね確かエフラン大学 だよねエフラン大学ではないけどね地元の 大学に行った ね大学行ってない人とそこら辺の大学に 行った人の子供だよ大丈夫かな遺伝子的に 自分が医学部性だからなのか検査値の低い 大学に通っていた達也を馬鹿にしている私 は大学に行ってすらいないので論外だと 思っているのだろうとてもイラっとしたが お母さんの家で言い争いになるのも嫌なの でここは大人の対応しようと 思う子供は子供なりに学んでいくわよ 私たち親はその手助けをすればいいと思う わ子供の成績や収入は親の遺伝子によって ほぼ決まるんだよこれは医学的にも証明さ れてるんだつまり親のの出来が悪いと子供 の出来も悪くなるんだ よいくら自分が勉強ができるからってここ まで言われる筋合いはないと馬鹿にするに も限度があるはず だつまり何が言いたいのよ大人な対応する つもりだったがついつい声をあげてしまっ たどうしたの怒っちゃっ た私との大学とには何の関係もないじゃ ないだ からどこの大学に行ったかでその人の出来 は分かるじゃんつまり2人は出来がいいと は言えないよねそんな2人の遺伝子を持っ た子供はどうなるか検討つくよ ねそれだけで人の出来の良さと悪さは判断 できないわよ私と也だけじゃなく将来 できるかもしれない子までされた気がした だんだんと声のボリュームが大きくなって いく私の心臓の音がはっきり 聞こえるちょっと待ってよ2人とも 落ち着いて喧嘩しに来たんじゃないでしょ やめようよその時達也の携帯が鳴ったどう やらお母さんから らしい町内会で必要なものがあって明日 までに揃えないといけないらしい店が 閉まる前に俺に車で送ってほしいってだ から少しの間行ってくるけどもう言い争い はやめて待って て私も一緒に行こうと思ったがお母さんに なんて説明すればいいのか分からなくて やめた理由ならいくらでもあるがそれを 考えるほどの余裕はなかったそれに お母さんに気を使わせて困らせたくなかっ たち本当のことを言っただけで怒んなよ 達也が出かけた後琢磨が小声でぼそっと つぶやくのが聞こえた出の悪い兄貴の嫁も 出来が悪いんじゃ話になんないよなんなの にさっき からあんたも出来が悪いってんだよ やっぱりダメだわ俺みたいに頭のいい奴と じゃないと会話もままなら ないなんでそんなことしか言えないのどう して人の気持ちを考えられないの出来が 悪いのはそっちじゃない今まで言われてき たことと今日の怒りが爆発して強く言い すぎてしまっ たましてやここは人の家なのに出来が悪い のは兄貴だけだろう俺は医学部に合格して 将来は医者になるんだよあんたらと一緒に しないでくれてかあんた専業主婦だろ働き もしないで飯食わせてもらってるいい身分 だよ な専業主婦としてのことはちゃんとやっ てるわ一番辛いなんてことは言わないけど それなりに大変なことだってあるのよ そんなことはどうでもいいんだよ働いてな いってことはホームレスじゃんそもそも やるのは当たり前のことだ し専業主婦は稼いでないからホームレスと 一緒だという家事から家計のことやらやる ことは色々あるというのにそういえば昨日 たつやと2人で歩いてただろうその時一緒 に話してた人あれって完全にホームレス だろめちゃくちゃ汚れてて汚かったしあの 人はホームレスじゃないわよ私の中学の時 の友達よホームレスと友達累とってやつ ルイはトを呼ぶってやつどっちも汚い な言い争いがヒートアップしてきた時 出かけていた達也とお母さんが帰ってきた 琢磨との言い争いをお母さんに知られて 困らせたく ないさっきまで興奮していたからいつも 通りに会話できるか不安だただいまごめん ね待たせちゃっ て大丈夫ですよメロンおいしかったです後 片付け私がやりますよ今までのことは なかったかのようにいつも通りの態度に 戻した晩御飯をご馳走になったし夫の達也 を建てるためにも私が片付けをやろうとし た しかしこれから琢磨の嫌がらせがひどく なっていくのだったいやいいよ後で洗う から触らなくていいよ私がホームレスだと 言わんばかりに汚い目で私を見てくるそれ もお母さんには気づかれないように こっそりとだお母さん何か他に手伝うこと はありませんかとても辛く一刻も早くり たかったがやることはやって帰ろうとし た うーん他に手伝うこと ねそれならみんなが座った椅子を綺麗にし てよう自分の座った椅子は特に念入りに ついでに床も私は我慢できずに泣き崩れて しまった怒りと悲しみでいっぱいいっぱい だった泣き止め泣き止めと心の中で強く 思ったが涙は止まらなかっ たどうしたの急に泣き出して大丈夫か2人 の心配する声が聞こえた達也は気づいて くれたようでその日はそのまま帰ることに した私が泣き続けたままタヤと家を出たが 後ろの方で琢磨がニヤニヤしているのを見 てしまっ た琢に対するりとお母さんに対する申し訳 なさで頭がいっぱいいっぱいだ数週間後私 は昔から病気にかかりやすいということも あって友達や達也に進められていた人間 ドッグにかかることになっていた近所の 病院でやっているということなので早速来 てみた全ての検査が終わり病院の出口に 向かっている途中誰かから話しかけられた こんなところで何してんの驚くことにそれ は琢磨だった先日のこともあるのであまり 会いたくはなかったのだが人間ドッグを 受けに来ただけよいやここじゃなくていい でしょうここの病院の先生は有名な ベテランなんだよただでさえ安月給なのに さらにきつくなる じゃんの方ものことをまだ根に持っている らしくむかつくことを言って くる嫌がらせするために声をかけてきたの だろう友達と達也に進められたのよ兄貴は 分かるけど友達に進められたのあんたの 友達なんてみんな出来悪いんだろどうせ ホームレスみたいな奴しかいないんでしょ もっとマな人と付き合った方がいいよどう しても私や私の周りをホームレス扱いし たい らしい俺はここの病院の先生にもお世話に なってるよ今日は研修させてもらいに来た んだマジですごいから超ベテランの先生で 俺とすごく気が合うんだよお互いに出来が 良くて賢いから琢磨の嫌みと自慢話を 聞かされている時急に悪が声をあげた ゆやど雲仙新湯 [音楽] あの ゆうやけ仲が良く一緒にいたが体の弱いゆ は途中から入隊員を繰り返していたしかも 親の都合で急に引っ越してしまったの だまさかベテラン医師があの ゆうやけ聞こえたんだけど出来が悪いとか ホームレスとかって ああそれはいやなんでもないです2人の ただの会話です琢磨は自分に都合が悪い から話をごまかしたその時私の中で今まで の琢磨の嫌がらせが蘇りいても立ってもい られなくなっ た実はこの人私の議定なんだけど昔から 嫌がらせを受けてるのよ出来が悪いとか ムレスって言われて てはそんなことしてないじゃん嘘つくの やめろよ事実を話したら琢磨は怒り出し土 を浴びせてきた怒りたいのはこっちの方だ それは本当なのかい琢磨君違いますこの人 が嘘をついてるだけですマジでやめろて 必死に弁解しようとしているこれだから 出来が悪い女は焦って口数が多くなって いる琢磨はぼそっと呟いてしまっ た私とゆの方までカスカが聞こえたもう 分かったよ悪魔君君は僕の友達の身に 嫌がらせをしているんだねつまりこの病院 の患者さんに暴言を吐いたということに なるそうなると君は医学にもとして失格だ そんなどういうことです か悪いけどそんな人は僕の病院にはいら ないんだもう君の面倒は見れない2度と この病院に来ないでくれまさかの展開に私 は驚きを隠せなかったそれは琢磨も同じで 納得いかないようだ本当にすみませんもう 2度としませんから それは僕に言うセリフじゃないだろうそれ にもう決めたことだから琢磨は私に謝ろう としているのか葛藤しているようだあの プライドの高い琢磨が出来の悪いと言った 私に謝るなんて到底考えられ ない大体あんたがこんな病院に来なければ よかったんだこのホームレスが案の定最後 の最後まで琢磨は私を罵倒したもうどう やっても自分はこの病院を追い出されると 分かったからかより一層怒りが増したよう だもういいこれ以上僕の友達を傷つけるの はやめてくれこのことは大学の方にも連絡 させて もらうそれだけはやめてください大学にい られなくなり ますそれもこれも君の行いのせいだよする と大学に知られると最悪の場合退学になる と考えたのかあのプライドの塊りのような 琢磨が私の前で土下座してき たミさん本当にすみませんでした2度とし ませんので許して ください今更謝ったって遅いよそれに大学 に連絡するのは僕の意思だミはは関係ない そんな他の患者さんにも迷惑だからもう 帰ってくれ周りの目が自分に集まっている ことに気づいた琢磨はつぶしと帰っていっ た大丈夫 若干気づいてたんだたくま君が人を見下し てしまう性格な のそうなんだなんかごめんね久しぶりに 会うのにその後は大学側から注意を受け 定学で住んだらしいが噂が噂を呼び琢磨は 大学内で評判が悪くなりすぐに自主退学し てしまったらしい今では散々見下してきた 会社員として働いているこのことが きっかけでお母さんにも知られたが私の肩 を持ってくれて優しくしてくれたおかげで 今は琢磨に会う機会はほとんどなくなった あれから専業主婦を続けているが達也と 一緒に楽しく暮らしている自分の趣味に 使える時間も増え中学の同級生とたまに 会っている今はタヤと将来の計画を 話し合うのがさやかな楽しみになって いるそんなことないもんみんなアリサの 味方だって言ってたもん午だってさのこと 好きって言ってたもん本当にそうかな私の 名前はマリナ今は会社の経理家で働いて いる最近同期の生子と結婚して佐竹マリナ という名前になったばかりだ生子は私とは 部署が違い営業をしているどうやら成績が いいらしく営業家のエースだなんて呼ばれ てるんだとか私たちの会社はフレックスで 働ける会社として注目されている 経でも決まった座席などはほとんどない 出社してタイムカードを押せばカフェ スペースや会議室など好きな場所で仕事が できる気分転換もでき仕事も計るから私は この形式が気に入っているそんな風に講師 共に充実していたが最近少し妙な雰囲気だ 私が出社すると周りの人にチラチラ見 られることが多いそれに仲のいい同僚から 心配されることもあるのだねえ大丈夫色々 聞いてるけどへえ何の話あいや知らない ならいいのそうよね噂だもんね変なこと 言ってごめんね同期にどういう噂か聞いて もとてもじゃないけど言えないとなかなか 教えてもらえないそれに私だけじゃない 長後も営業家の同期からお前の奥さん 大丈夫なんて言われることが増えたらしい だけどお互いに心当たりがないからどうし たものかと思っているそんなある日急に 上司である西川課長から呼び出され た課長何でしょうか君ね休みが多いみたい だけど仕事はどうなってるのちゃんとやっ てるのかいえ私毎日出社していますそれに 仕事もきちんとしてるつもりですがそう じゃないから言ってるだあのねうちは確か に座席は決まってないから来なくても 気づかれにくい日によってはテレワークを してくれても構わないでもそういうずるを されると困るんだよそんなあじゃあ近体 記録を見てくださいそれなら私が毎日出社 してることが分かるはずです自由な社風の 我が者だけど近管理はしっかりしている 毎日出社するとタイムカードのようを押す のだそれを見てもらえば課長の誤解も 解けるだろうそう思ったのだが課長は鼻で 笑ったあのね人事の堀川さんに聞いてるん だよ君自分の出社記録を偽装するように 脅してるんだってかわいそうに彼女泣いて たよあんなに可愛い子にひどいことを言う なんて本当女性ってのは怖い ね私そんなことして とにかくあまり適当な仕事をしないでくれ そういうことをしてると僕にも考えがある んだ よこうして課長の話は打ち切られてしまっ ただけど全く心当たりがない私は毎日出社 してたし自分の仕事はしっかりこなしてい たそれに人事の堀川さんといえば私の同期 の堀川有沙だどうしてそんな嘘をつくのか わからず私はに会いに行ったアリサ ちょっと いいあらマリナどうしたの急にここまで来 て人事部に来るなんて珍しいじゃ ない今西川課長に聞いたの有沙私が近体 記録を偽装しろって脅したって嘘ついてる んだって私有沙を脅したことなんてないよ ねどうしてそんなひどいことをする の ひいに怖いこと言わないでよそんな怖い顔 してしができちゃうわ よふざけないで私は毎日きちんと出社し てるわあなた適当なこと言わないでくれ ない えーでもそれ証拠がないよ ね私が怒っていても有沙はニヤニヤと笑っ ているだけだ私に向かって余裕そうな態度 で 言い放つあのね証拠がないと意味がないの 最近周りに色々変なこと言われてなかった それ誰もあなたのことを信じてないって ことよマリナより有沙の方が信用あるの 分かっ たさらに有沙は信じられないようなことを 言い出した あああ生国君もかわいそうせっかく営業家 のエースなのにこんな人が奥さんだ なんてどういう意味生後は関係ない でしょそんなことないわよ奥さんの勤務 態度が悪いと生子君の評判も悪くなるの あなたって薬病神みたいな人 ねそれからも少し話したけどアリは決して 自分の行動を認めようとしなかった何度 話してもマリナに脅されれて有沙は 仕方なく偽装したのとしか言わないのだ私 はその態度に呆れ話をり自分の席に戻った 有沙と話している時間が無駄だと思ったの だ私は毎日出社をして仕事をしているだ から西川課長の誤解も解けるし変な噂も すぐになくなるそう思っていたのだけど 佐竹君ちょっといいかねなんでしょうか 課長数日後真っ赤な顔をして怒っている 西川課長に呼び出された私は嫌な予感がし て慌てて課長の席に 向かうこの前に話した君の近体の偽装だが 役員会議レベルで問題になっているんだぞ しかも君堀川君を怒ったそうだねあんたが 告げ口したんでしょと怒なったんだと堀川 君かわいそうに泣いていたぞそんな私 そんなことしてません確かに堀川さんには 話しに行きましたがそれは彼女が嘘をつい ているからで あんなに可愛い堀川君が嘘をつくはずない だろう全く結婚した途端これだから女は 仕事をしたくないのなら退職したらどうか ね西川課長は私のことを全く信じる気が ないらしい有沙が泣いて訴えたらしく彼女 のことばかりを信じているようださらに私 に自主退職まで促してきたお言葉ですが 課長その発言は立派な差別です コンプライアンス違反になると思いますが な生きな君の近体偽装の方が大きな問題 だろう話題をすり替えようとするんじゃ ないそれから私が何を言っても課長は聞く 耳を持たなかった私が毎日行っている仕事 を見せても無駄だったどうせそれも誰かに 押し付けたんだろうなんて言われるのだ 課長と話し合ったせいで周りにも噂がった らしい私はその日代謝するまでひそひそと 言われていたその日の夜生後のところにも 噂が広まっていたらしいご飯を食べながら 生子が慰めてくれたでも私は誰も信じられ ない気分になっていた生子だって私のこと 本当に信じてる余計なトラブルを抱えて私 のこと神だと思ってるんじゃないのあろう ことか私はにをしてしまったのだだけど 勝吾はこんな私にも優しかった俺は絶対に マリナを信じてるよ変な噂なんて全く信じ てない俺が絶対に味方になるからマリナも 負けずに頑張って ほしい生後にこう言ってもらえて私は少し 気持ちが楽になった確かに有沙の行動は 意味不明だし西川課長の誤解は困ったもの だだけど私には生がいる そう思うだけで諦めるわけにはいかないと 思えてきたのだ翌日私は出社してすぐに 神字に向かったあらこんなところに何のよ 自分の悪事がバレたから退職とけでも出し に来たのかしら確かにそっちの方が潔良く ていいわよねあなたにしては懸命な判断な んじゃない私を見かけると有沙が何か言っ てきただけど彼女にっている暇なんてない 私は有沙を無視して有沙の上司に話しかけ た失礼します今お時間よろしいでしょうか うん君は確か経理科の佐竹さんだったかな どうしたんだ ね人事課長の黒田課長は優しい笑顔を浮べ て聞いてくれた実はうちの西川課長から 聞いたのですがどうやらこちらの川さんが 私の近を偽装してると話しているようなん ですもちろん私は毎日出社しているのです がでも堀川さんはそれは嘘の記録だと主張 していてああのそれはそのうんつまり佐竹 さんの出社記録を堀川さんが偽装してると 本当はそんなことはないのに堀川さんは そう言ってるのかね はいそうなんですなぜかそういう噂が 広まっていて西川課長も彼女の話を 信じ込んでいて困ってるんですちょ ちょっとあんたいきなり他の部署の上司に 話しかけるとかどういうつもり失礼じゃ ないの よ堀川さんは黙っていた前えっと佐竹さん ちょっと待って ね黒田課長は有沙を黙らせるとパソコンを を操作し始めたそして数分後不思議そうな 顔でこう言ったの だ小川さんが佐竹さんの近体記録をいじっ ている記録はないねというか佐竹さんの 近体管理は本人が入力したログしかない そもそも堀川さんには人の近体記録を いじる権限はないはずだ がああの黒田課長えっとちょっと誤解が あるようで だから君は黙っていたま佐竹さんそれで 西川課長は なんて私が堀川さんを脅していると堀川 さんが泣いて西川課長に訴えたと言うん ですしかもそれが役員会議レベルで問題に なって るってふんそんな話は聞いていないなそれ に万が一そういう議題があっても本にえ なんてありえないよし西川課長に聞いて みよう堀川さん君も一緒に来なさい はそして私と有沙黒田課長は経理科に 向かうことになった行く途中人事家と経理 家を束ねる部の部長がいたので部長にも 同行して もらう西川君今黒田君から聞いたんだが どういうことだね君は堀川さんの嘘を信じ て佐竹さんを追い詰めたんだっ てぶ部長それに黒田課長堀川君に佐竹君 までどどうし て聞いているのはこちらだ君はどういう つもりで一方の嘘を信じたんだ大体部下の 仕事の成果を見たら出勤してるかどうか くらい分かるはずだろう そそれはそのいやえっとそのですね堀川 さんからそのような話をしてほしいと言わ れて佐竹君を解雇したら付き合ってもいい なんて言われ てそんなことで自分の部下を責めたのか ちょっとあんた裏切らないで よ部長よりもさらに大きな声で有沙が言っ た振り向くと鬼のような行走で有沙が西川 課長を睨んで いる君ねそういうのは逆切れと言うんじゃ ないかどうしてそんなことをしたん だだって勝吾がこいつと結婚したんだもん はあいきなり変なことを言われて思わず変 な声が出てしまっただけど有沙は目を 真っ赤にして泣き叫んでいるアリサは生が 好きだったのイケメンで仕事もできる なんて有沙にぴったりじゃないのだから 付き合ってあげようと思ったのに振られた んだもん えっとつまり私が生子と結婚したから こんなことをしたのだからそうだって言っ てるでしょどうしてアリサの方が可愛いの にあんたなんかが生子と結婚するのよもう 最悪最悪最悪 最悪うちのしょぼいから有さにふさわしい のは証くらいしかいないのにお川君君私の ことが好きだって言ったじゃないかそんな のあんたを都合よく動かすための嘘に 決まってるでしょ有沙みたいに可愛くて 美人な子があんたなんかおっさん好きに なるわけないってわからない わけ泣き叫ぶ有沙とうえる西川課長私は今 まで自分に振りかかってきた災難の原因が 分かってほっとしていたけどどうすれば いいか分からなかったそれは部長も倉田 課長も同じだったようで2人とも顔を 見合わせて困った顔をしているその時だっ たすみません経費生産の書類を持ってき ましたあ勝吾ああマリナがいるなら ちょうど良かったこれ頼んでいい書類を 持って生子がやってきた途端に有沙は翔吾 に抱きつこうとするねえ吾吾はあんな女 より有沙の方が可愛いと思うよね本当は 有さと結婚したいって思ってるよね有さを 嫉妬させるためとはいえ変な駆け引き なんてしちゃだめだぞこら堀川さんやめ なさい黒田課長のも聞かずはに問いかける だけどはのから迷惑そうな顔でこう言っ たいや堀川の告白は入社直後に断った じゃんそれから何度言われても無理なもの は無理LINEもブロックしてまだわから ないままたまた 長後照れないで本当は有沙が好きなんだよ ね ねあの黒田課長ですよねすみませんこ れって立派なコンプライアンス違反になる とうんですけど正直めちゃくちゃ迷惑して てこういうの人事でどうにかできませんか ね申し訳ないうちの部でしっかり指導させ ていただこう 長後の迷惑そうな顔に有沙も本当に脈が ないと悟ったらしいその場で大声をあげて 泣き崩れたのだったそれから有沙は戦さ れることになったとはいえ特に役職もつい ていないからにはならないただ言及処分に なったようだ彼女は人事という立場を利用 して妙な噂をばらまいたそれは決して許さ れることではないもう人と関わらない部署 に移動してもらうことにしたよ騒動の後 部下の末を詫びに来てくれた黒田課長から そう聞いた有沙は名前を聞いたこともない ような人材の墓と呼ばれる部署に行ったら あの子はプライドが高いからきっと勝手に やめるだろうだけど会社をやめればもう 2度と会うこともない正直私としては そちらの方がありがたいと思っている そして有沙に騙されて私を疑った西川課長 も処分された管理職としてありえない失態 だと部長に強く席されたらしい及処分と攻 処分の後どこかの地方者に移動になったん だとかあれは純愛だったんだよな堀川さん は本当は俺のことが好きだったんだろう そうだろうなあ佐竹さんは同期だから何か 聞いてない かなんてことを最後まで私に言っていた けど正直迷惑でしかなかっただけど有沙と 西川課長が大声で色々言ってくれたおかげ で私への誤解は解けた同僚からもありえ ないと思いつつ変な誤解をしてごめんと 謝ってもらい私は今まで通り楽しく働けて いる西川課長の次に来た新しい課長はいい 人で今はますます充実した日々を遅れて いるもちろん生後との関係も順調だ結婚し たばかりだから小さな喧嘩もあるけれど 毎日幸せに暮らしている実は今度2人とも 心試験を受けることになったこの試験に 浮かれば平社員主人に昇格できるそうすれ ば今まで以上にますます仕事も楽しくなる だろう2人でしっかり合格できるように これからも支え合って頑張っていくつもり [音楽] だ私の名前は峰岸え大学卒業を控えた22 歳私には中学の元同級生で 今でも仲のいい友達がいる牧原元村メカ 蒼井の3人だ私たちは中学で出会ってすぐ に息統合した気の合う仲良し4人組でいつ も色々なことを一緒にしているそして揃っ て旅行好きでも大学に入学してからは課題 やレポートに加え4人で始めたとある活動 もあって忙しかったから旅行で何日も 出かけられるほどの時間はなかったけれど 社会人になったらきっともっと忙しくなる だから卒論を終えて就活の必要もない今が 1番時間あるタイミングだろうし4人で 卒業旅行としてヨーロッパのような遠くに 行こうと計画して いるそういえばこの4人でヨーロッパは 初めてだそれに4人とも旅行が好きと言っ てもその楽しみ方はそれぞれご当時ぐるめ 現地の産業風景重視するポイントが違うの だだから日程で揉めないためにも ヨーロッパ初心者が効率よく楽しむために も旅行会社のツアーを利用するのがいいと いうわけでひとまずヨーロッパ収を第1 候補としてまず旅行会社にっで相談する ことになった向かったのは前からよく利用 していた旅行会社の 窓口ただ今まで来たことがあるのは別の 店舗だ大学に入学してからは旅行に行って いないから学校の近くにあるこの店舗には 初めて 入るそれでも同じ旅行会社の視点なんだ から慣れたお店とそう大した違いはない はずそう考えた私たちは気楽な気持ちで 自動ドアをくぐっ たヨーロッパのツアしかも学割で私たちの 希望を聞いた店員はなぜか思いっきり顔を しかめた案内できるツアーはありませんよ この回答にそんなはずはないと思わず 食い下がったないってどういうことですか まさかどのツアーも店員オーバーなんて ことありませんよね この旅行会社がいつでも豊富なツアーを いくつも用意していることを私たちは知っ ている一口にヨーロッパ収旅行と言っても 素泊まりの安いホテルパックから豪華客線 でのクルーズまであらゆる商品を取り揃え ているはずまさかたった4年間の間に業務 縮小したとでも言うのだろう か学生さんに案内できるものは ことですよ店員はそう言って笑った意味が わから ない学生だからダメなんてそんな決まりは ないはずですこの旅行会社には学割 サービスがある学生症を見せて申し込めば どのプランでも割引きできるというもので 学生を拒むどころか歓迎しているのだ学生 さんは国内旅行で十分だって言ってるん ですよだって君たちお金ない でしょうこちらに向けられるのは一応は 笑顔に分類できる表情でもそれはニコニコ ではなくニヤニヤという感じで明らかに 見下した顔 だ海外旅行に行ける資金は十分ありますだ からこそヨーロッパを希望しているんです よ10日から2週間ぐらいの日程で ヨーロッパに行ってそこそこのホテルに 泊まって と綺麗な景色と買い物を満喫できるぐらい 予算は用意してあり ます私としてはそれなりに具体的な希望と 財布事情を伝えたつもりだけど店員の態度 は変わらない出たよ若い子のドリームゆみ がちなのも大概にしてほしいな実際どれ だけお金がかかるか分かってないんだよ やれやれとわざとらしくたをついて見せる いや解散ぐらいなら分かってますよお金 なら本当にちゃんとああはいはいどうせ 計算が甘くて予算オーバーするのがちだろ 私の言葉を遮る店員どうあっても案内を する気はない らしいこれだから学生の多い店舗は嫌なん だなどとブツブツ言っているのも 聞こえるふと胸のネームプレートを見ると 吉川という名前と共に店長の肩書きがある ことに 気づくまさかこんなのが天長だなんてと 呆れたところで背後の自動ドアが開いた他 のお客さんが入ってきたの だ吉川はお前らはさっさと帰れと言い放ち 新しく来たお客さんの対応に移ってしまっ た私たちに対しては笑顔といえば馬鹿にし たような意しか見せなかったくせに別のお 客さんに対しては綺麗な営業スマイルを 浮かべて いるそれはともかく私たちはまだ何も話せ ていないしどうしようかと思ったけどよく 見ると奥の方で別の店員さんがおどおどし た様子でこちらを伺っているちょうどいい のでその人に対応してもらおうと声をかけ たけれどなんだか様子がおかしい ネームプレートによると悪というらしい その店員さんは怯えた様子で吉川の方を気 にして いるもしかして店長が帰れって言った客を 接客するのまずいみさの言葉にあさんは ビクッと肩を振るわせたつなんだろうかえ でもそれっておかしくない店に迷惑かけた わけでもないただの客を追い返す方が悪い のにと私は首をかしげたみさはうん おかしいよと 頷くだからあさんちょっと教えて欲しいん ですけどあの店長普段からあんな感じです かそれに悪さんにも理不尽なこと言ったり とかそういうこともあり ますあさんは最初この問いかけにイエス ともノとも言わなかったけれどある情報を 伝えて今ここで何を話したとしてもあさん の不利になることはないと約束すると ためらいながらも事情を話してくれ た彼によると今日のような接客態度は 珍しくないと いう吉川店長は元々他の店舗でクレームが あついだせいでここに移動させられたって 話ですなんでも相手の資金力ギリギリまで 絞り取るような強引な接客を繰り返してい たら あさんは一度言葉を切って吉川の方を ちらりと見た吉川はもう1組のお客さんと やかに話していてあさんが潜めた声で話す 内容に気づくことはなさそう だそのことに安心したあさんは再び話を 続けるどうも吉川店長は客単価を 釣り上げることが営業成績につがるひいて はそれこそが会社の利益になるって信じて いる節があるんですだからそれを改め させるため学生客が多くて高額なツアーを 売りつけることが難しいこの店舗に飛ばさ れたんだって聞きましたところが吉川は この店舗では大半を占める学生客に対して 王兵な態度をやめなかったのだ学生さん だってお客様であることに変わりないのに さんは舞を寄せ机の上でぐっ拳を握りしめ た吉川店長には今は学生でも10年後や 20年後に乗客になるかもしれないとその ためにも今からご満足いただけるようにす べきだと伝えましたでもどんなに言葉を 選んでも店長に意見したというだけで睨ま れるんですそうなったスタッフはみんな すでにやめさせられたか今ひどい嫌がらせ を受けているかのどちらかです店長を止め られる人はこの店舗には誰もいませ んあさんは少し俯いて苦しそうに 話すほんの数メートル先で接客している 吉川に今話したことをもし聞かれたらあ さんだって嫌がらせを受けるに違いない それなのに彼は勇気を出して話してくれた の だ私はさんにお礼を伝えたお前らまだいた のかふいに低い声が聞こえたどうやら吉川 が接客していたお客さんは帰ったらしい おい悪こんなの相手にしても時間の無駄だ 油売ってないで仕事しろこの言い草に カチンと来て私は思わず食ってかかった ちょっと私たちへの接客は仕事じゃないと でも すると吉川は1mmも悪びれることなく 当たり前だなんて のたまうこれではもうだめだ吉川は客を 不快にさせるだけそれに吉川に対する 旅行会社側の対応も疑問に 思うあさんの話だと前から問題があった 人物なのにただ移動させただけで店長の座 に据えたままというのは甘いんじゃないか 前は気に入ってたけどもうここで旅行の 申し込みをすることはないな私がつぶやく とみさがそうだねと頷きさがここの株も もういらないかなと言い出したあそうだよ 株もあったよねもう全部売っちゃおうか 蒼井の言葉に皆そうだそうしようと 頷く吉川は私たちの言葉を子供の戯れ言と でも思ったのかニヤニヤした表情を変え ないままだふん何を面白くもない冗談を 言ってるんだか独り言のようにつぶやくが 完全に聞こえる程度の声だから私は教えて やった冗談でも妄想でもありませんよ 勘違いしているようですが私たちは学生で はあっても貧乏ではありませんその証拠に この旅行会社の株をかなり保有しています え吉川の顔から見下すような意味が消え た私たち4人の持つ株を今まとめて売れば 全部合わせて150億円にはなるでしょう こちらでは国内にしか行かせてもらえない みたいですけどよその旅行会社でなら いくらでも贅沢なヨーロッパ旅行ができ ます ねようやく事態を理解した吉川はカタカタ と震え出した実は私たちは4人とも裕福な 家で生まれ育っ た元々私たちが出会った中学も学費が高く て裕福な家の子が多い私立中学だったのだ だから自由に使えるお金の額は同年代の 平均よりもずっと多かったと 思うしかも大学に入ってからはそれを元手 に学生ながら起業したその会社も機動に 乗って大学生活は趣味の旅行にも行けない ほど忙しかっ たつまり私たちは吉川が考えているで あろう学生とはかけ離れた資金力を持って いるそれで旅行の好きな私たちは以前 お気に入りの企業を応援するつもりでこの 旅行会社の株を買ったのだあさんが吉川に ついて話してくれたのだってもし吉川が 何かしてきても私たちが株主の立場で悪 さんを守ると伝えた から吉川は私たちの目の前で額を地面に こすりつけたまさか株主とは知らず飛んだ 失礼よ大変申し訳ございません土下座 なんて画面越し以外では初めて見たな なんて思いながら吉川を見おろし た私たちが被るしかどうかなんて関係あり ませんよは客としてきちんと対応していれ ばよかっただけ です吉川はさっき私たちの相手をするのは 時間の無駄だって言ったけど私たちの方 こそこれ以上相手にしていては時間の 無駄顔面蒼白で方針したような表情の吉川 は放っておいて私たちはさっさと店を出 たそれから株を売ってしまう前にと 旅行会社の本社にで連絡を入れ吉川の態度 の悪さについて 説明こういうわけなので正直本社の サービスは随分落ちたものだとがっかりし たんですよ本社の株150億円分もいり ません売却を考えていますこれは警告だ 電話口の担当者はこの言葉に慌てた様子で 申し訳ない改めて謝罪の場を設けさせて ほしいとてきた本音を言えば私たちへの 謝罪なんていらないだって私たちが株主 じゃなかったらここまで必死に対応しよう としなかっただろう から吉川がブレイを働いた謝罪すべき相手 は私たち以外にも大勢いるはずだけど わざわざ電話をしたのは今後の対応を考え てもらうためだからそのために落ち着いて 話をするぐらいならいいかなと思って了承 し たそして後日学校の近くの喫茶店に集まっ た 私たち目の前にいるのは吉川と見るからに 吉川より年上の男性だ名刺と自己紹介の 内容によるとあの旅行会社で本社勤務 肩書きは営業部長だから1点の雇われ店長 でしかない吉川よりは上の立場 らしいおそらく吉川の尻拭いのために今回 同行することになったん だろうこの旅は誠に申し訳ありませんでし た向いの席でテーブルに頭がぶつかりそう な勢いで頭を下げる営業部長すいません でした一方で吉川の謝罪はいかにも仕方な くって感じが隠せていないあれだ 小学校とかでクラスメイト同士喧嘩して 先生に叱られしぶしぶごめんなさいをする 子供ああいう感じで内心では反省なんかし ていないし自分が謝る必要はないと思って いるような態度なの だなぜ私たちが怒ったのか吉川さんは理解 していませんよ ね私は務めて静かに問いかけたそそれは その株主であるあなた方に失礼な言動を ああやっぱり分かっていないんだと思えば 期待していなかったはずなのに落胆して しまういやだからさ株主とか関係ないん だって私たちだけじゃないんだよあんたが 失礼なことしたのみさがそう言いながら スマホの画面を彼らに 見せるそこに表示されているのはある 口コミサイトの画面だ これはあなたたちの旅行会社に対する 口コミほとんどは高評価だけどいくつか 学生だからって馬鹿にされたとか貧乏人に 案内できるプランはないって言われたとか ありえない接客をされたって声がいくつか あるよ ね私たちはあの後例の旅行会社について ネットで少し調べてみたのだそしたら出る わ出るわみさが今言った通りの評価が何件 ももちろん口コミ全体からするとそんなの はごく一部だただそのごく一部というのは もしかしたら全て同じ店舗でのことかも しれないそれくらい私たちが吉川にされた のとよく似た対応が報告されているの だ私たちが株主じゃなくてただの女子大 だったらあんたたち今ここに来てたかな 違うよね畳みかけるみさに吉川は口ごもっ たまま何も言え ない私たちが今日ここに来たのは謝罪を 求めてのことじゃありませんこの先同じ ように不愉快な思いをする人が出ないため にどうするのか今後の対応を聞きたいと 思ったん です私がそう説明すると他の3人も口々に 私たちの考えを話す 前みたいに別の店舗に飛ばして終わり じゃあ解決になってないから ねクレーム量産したやつをうちの大学の 近くの店舗に移動って左旋のつもりだった のかなうちの学生たちにとってはいい迷惑 だよそれにあの店舗の店員さんにも ね女3人よればかしましいというのを体現 したような彼女たちの様子に向かい合う 大人2人は何も口を挟めないまあ内容が 内容だから今の彼らにはそもそも返せる 言葉がないんだろうけどと思っていたら 一方的に責められることに耐えられなかっ たのか吉川がいきなりじゃあどうしろって 言うんだと大声を出したなんなんだお前ら は何がしたくてそこまで言うんだそうやっ て苦情をつけてそのうち誠意を見せろとで も言い出すつもりか誠意って要するに金 だろいくら欲しいんだどんと拳でテーブル を叩いた表紙に飲み物のグラスが 揺れるそうだヨーロッパ旅行に行きたいと 言ってたな店側に問題があるといえばお 詫びとして幽体券や旅行券でももらえると 踏んだのか言っとくがクレーマーにやる餌 はないぞビシっと効果音がつきそうな勢い で私たち4人を 指さす人を指さしちゃいけませんって小 学校で習わなかったのか な安然とする私たちそれを睨みつける吉川 いち早く我に帰ったのは営業部長だったよ よ川お前ただでさえご迷惑をおかけしたお 客様になんて言い草だかわいそうに すっかり血の気が引いているああもうよく わかったお前がいるとお客様を怒らせる ばかりだということがなお前は会社にとっ て損失だ朝会会古の方向で人事部に 話すその言葉で吉川の視線が私たちから 部長へ移ったそんな吉川に構わず部長は 私たちに穏やかな声で 続ける首になれば吉川がこれ以上お客様に ご迷惑をおかきすることはないでしょう これならご満足いただけますかいえ足り ませんそう答えると部長はこれ以上何を 要求されるのかと思ったのか絶望的な表情 を浮かべ た私たちが不信感を持っているのはこの人 を今までのさばらせていたあなたたちの 体制ですこういう問題のある接客をして いる人が他にもいないかちゃんと社内調査 をしてください がしっかりと頷いたのを確認したところで さがこの人部会の態度もひどいらしいから その辺も調査してねと付け加えたわかり ました徹底的に調査し対応することをお 約束しますよかったこれで今後は改善され ていく だろうしかし吉川はお前コンプライアンス 違反が多そうだなまおかげで会の話は進め やすそうだ が頭の痛そうな表情で部長がそう言った 瞬間吉川が手元のグラスをこちらに 投げつけてきた冷めた幸いとっさに手で かばったおかげでグラスは腕にぶつかった だけだし割れることもなかったから怪我は ないでも中身は盛大にこぼれて服が びしょ濡れだお前らがお前らのせいで俺は エリートだったのに営業成績だってあの頃 は同期の中でもトップでなのにお前ら みたいなガキのいるところに飛ばされて おかしいだろわめきながらこちらに手を 伸ばしテーブルに乗り上げようと する吉川の体がみんなのグラスを投げ倒す のでテーブルの上は悲惨な有り様だ部長は それを抑えようとするけど切れた吉川は それに構わず暴れている 若いやはすぐに人の失敗をあげつらて ネットとかに流して社会的に破滅させる お前らもそうなんだろこんな風に軽い 気持ちで人を首に追いやってそういう遊び なのかろでもないガキ どめこれは席を立って逃げた方がいいのか もしれないでも今はテーブルが邪魔だから 部長が抑えていられるだけで席を立ったら その瞬間に全力脱で追いられるんじゃない かそう思うと迂闊に逃げることもできない 精一ぱい背もたれに体をくっつけて少しで も距離を取ろうとする 女人テーブルに乗り上げて暴れる男それを える男性旗から見ても異様な光景だったん だろう喫茶店の店員さんのうち数名の男性 が部長に火星するため駆けつけさらにどこ かから警察ましたという声が響き渡っ たあの後警察に連れて行かれた 吉川グラスをぶつけられた私の腕には痣も 残らなかったし怪我をした人はいない本当 に何かされる前に部長や店員さんが抑えて くれたから吉川は結果的にただ暴れただけ で終わっ たそれでも物を投げつけるだけでも暴剤に 当たるということでは動いている らしい今後起訴されるのかどうかはまだ わからないし興味もないただ町会解雇は 確実だしかもありえない接客態度の末に 警察沙汰にまでなったことで業界内で噂に なってしまっただからもし起訴されなくて も同業種での就職は難しそう だかと言って業種だけ変えて同じ営業系を やろうにも客への暴言に暴行挙句会雇 なんて経歴では接客業をさせてもらえると は思えないそして接客業以外だと経験が ないし年齢的に 厳しいどう転んでも吉川はこれから苦労 することになる だろうもしかしたら解雇の原因をごまかし て就職するかもしれないけどそれは悪い ことだから が大変だまあ何にしても私たちには関係 ないせいぜい警察に証言するくらい だ吉川については頭の隅に追いやって 私たちは改めて旅行を申し込んだあさんが 張り切って案内してくれたおかげでいい ツアーに申し込むことができたの だついでにその時旅行会社側があの後どう したか聞くことがはできたそれによると 約束通り会社全体でコンプライアンスを 徹底するため業務のあり方や車内での研修 などの見直しを行った らしいそれで店長など上の立場に立つ人は 特にしっかりと教育することになった危機 感を覚えたのか素早い対応だついでに吉川 のような問題のある社員が何人か明るみに 次々と処分されたというそのほとんどが 吉川と付き合いのある人たちだったという から吉川のこ有関係もろなものじゃなかっ たん だろう処分を受けた彼らの分いくつかの ポストに空が出たそこで今まで真面目に 働いていた人たちが無事に昇進できたのだ そう だおかげ様で働きやすくなりましたと嬉し そうには さんの胸にも店長と書かれたネーム プレートが輝いて いるあさんの話を聞いて株を売る話は中止 ということで完全に4人の意見が固まった 正直売らずに終わって良かったと 思う嫌な思いをさせられたとはいえ後に なって冷静に考えれば元々は気に入ってた 旅行会社 子供の頃からの旅行で利用回数がダトに 多い家族やこの友人たちといった旅行の 思い出には半分くらいあの会社が寄り添っ てくれて いる親切で丁寧な対応をしてくれた スタッフも大勢いたそんな思い入れのある 企業だから会社ごと制裁を与えたくはない という気持ちの方が日日に増していたの だこうして色々あったけれど 私たちは今無事にヨーロッパへ向かう飛行 機の中に いる美味しい料理に綺麗な景色お土産だっ てたくさん買おう今回の旅行はきっと 素晴らしい思い出になる だろうあなたどうして働かないの えいやちょっと前から思ってたのよずっと 家にいるなって思って働く気がないのそ それはカイトだってこれから小学校に入っ てそのまま大学までって考えるとお金が かかるんだから夫婦で協力していかないと 払えるものも払えないでしょうかずの稼ぎ がいいからって言ってもそれだけじゃ安心 できない でしょうそそうですねただ息子もまだ2歳 なのでもう少し落ち着いてからパートに 出ようかと思っていましたは甘すぎる甘 すぎるわお母さんが仕事してるって早めに 子供に思わせて自立させた方が絶対にいい わ うん ああまあでも姑である私が口出しすると 夫婦中がこじれちゃうかもしれないしね私 はもう黙っておいた方がいいわねはいはい 失礼いたしまし たいや別にそんなつもはないですというか この際だからお母さんにはっきりお伝えさ せていただき ます実は私独身の頃心の病気になったこと があるん です今だって別に感知したわけじゃあり ませんふとした時にまたそういう症状が 起こる時だってあるんですだからかさん からも家にいていいって言われてますだ から働いてん [音楽] ですすると姑とが話を聞いた後首をかしげ 鼻で笑ったえだから何は はい心の病気ああそういう病気が私の時代 にもあったらどれだけ甘えられた か心の病気が甘えだって言ってるんですか 別にそんなこと言ってないでしょそれに これは私の個人的な意見だけどそれって 気合いでなんとかなるもんじゃない姑の 発言に私は驚き言葉が出なかった気合いよ 気合い病いはきからって言うでしょ言って みたら意外と大したことなかったって パターンが多いだろうから働きに出てみれ ばいいんじゃ ないあまりに無責任な発言に対して私は 怒りを覚え た簡単にでください私だって私のペースが あるん ですそのまま私は息子のカトを連れて デジカを後にし た姑が足首を痛めたと言うから様子を見に 来たのに本当に最悪の気分だなんであんな に人の気持ちが分からないのだろう か私の名前は教科専業主婦だ息子のカトと 会社員の夫のかずと暮らしている夫婦中は かなり 良好かずと出会ったのは私が療養中だった 時によく通っていた図書館で出会っ た私は当時会社で上司からの圧力がすごく 毎日怒鳴られ気づいたら自分を責めるよう になってい た実家暮らしが幸いだったのだが母がその 様子に気づき私を病院へと連れて行って くれたというわけ だ母が私の代わりとして会社とのやり取り をしてくれたので私は会社を少しの間給食 して退職することができ た商業手当てが支給されお金の面の心配は 少しの間良かったのだが当時はそんなこと よりもマイナスな感情が強く頭がぼーっと するような生活をしていたと思う そんな時唯一気晴らしに行けた場所が図書 館だっ た別に本を読むために行ったわけではない 家にいるよりも図書館にいる方が自分の 気持ちを落ち着かせることができ たそして私はかずに出会ったの だかずもよく図書館の飲食スペースのよう なところでいつも休憩していた 私もそこで飲み物を飲みながらぼーっとと していることがあり顔を何度か合わせてい たすると声をかけられ たいつもいらっしゃいますよね何かされ てるんですかえあ えっとあ俺かずって言います最初に言って おくとナパじゃないです それから会話をするようになり私は図書館 に行く楽しみが1つ増えたような気分だっ たかずは営業の仕事で図書館でよくサボっ ているんだとドヤ顔で話してい たそのため上司にはよく怒られていたと 言っていたがかずはそんなの気にしている ようには見えなかったのだ羨ましいとさえ 思った 私は逆に上司から言われたことは全て 受け止めちゃってとてもかずさんのよに は何言ってるんだきかちゃんはこうして今 新しい道に踏み出そうとしてるじゃんだっ たらそれだけでも大したもんだと思うけど な えだって俺ならもういいやって言って次 踏み出すことをやめちゃうかもしれないし もっと自信持っていいと思うよ みんながみんなこうしてきかちゃんみたい に図書館に来て自分を落ち着かせてなんて やってる人ばかりじゃ ないだから生きてるだけで偉いんだよ私は その瞬間涙がこぼれた今まで両親以外で こんなにも他人に優しくされたことはない なんでこの人はこんな言葉がスラスラと 言えるのだろう かごごめん大丈夫 ううんかずきさんのせいじゃないの私 嬉しく てそそうかでもまあ俺もきかちゃんに会え たのは嬉しいしまたここで会おう なここ以外でも会いたい えこうして私たちは会うようになったと いうわけ だもちろん治療が1番ということで通院 中心の生活ではあったが私の心の安定罪と してかずと会うことは何よりの癒しだっ たそれから少ししてかずがサボることは なくなっ たかず曰く私と会えるのは図書館だけじゃ なくなったからということだそうだ この言葉も何より嬉しかっ たそうして私たちは2年の交際を経て結婚 することになったのだがここでまた1つ 問題が 発生それが姑とだったの だ姑とのことはかずからいい母だと聞いて い た彼の性格もあったことから私はてっきり 姑も似ているのだろうととかに思っていた のだがその淡い期待は打ち砕か れる結婚してからというもの何かしら 嫌がらせを受けることとなっ た結婚前の挨拶の時から若干感じていた ことで口ではかずをよろしくと言っていた が内心はどう思っているのか分からない人 だっ た目は笑っておら ず目は私を睨んでようなそんな顔だったと 思う最初は勘違いだと思っていたが 嫌がらせを受けていくたびにやはりそうで はなかったと思い知らされ [音楽] た嫌がらせの多くは 子働いていないことを疲れ何も働かないで お金が入ってくる環境って 羨ましい家事をやって子供と遊んでばいい なんていいななど明らかにみなことを言っ てきたの だしかも姑とはずるいことにかずがいない 前でそれを言って くるだが姑とのことを大事にしているかず に愚痴や不満を言えなかっ たそのうちやめてくれるだろうと思ってい たの だだがなかなか止まることはなくついに 仕事のことまで口出しされさらには私の 病気のことを気の持ちをとさえ言われて しまっ た本当にショックだったしかもかずの母親 から言われたというのもなかなか精神的な ダメージが 大きいこのまま黙っているべきだろう かそう思っていたのだがその夜かずが帰宅 してすぐ大丈夫なんかあったの と完全に見透かされていたかずは明るい 性格で旗から見れば何も考えていないよう に見えるかもしれ ないでも誰よりも家族のことをよく見てい てちょっとした変化も見逃さないような人 だっ たうんうん大丈夫だよいやあ教化は相 変わらず嘘をつくのが下手だな俺には 分かっちゃうよ 本当になんでもないからだめ言い なさいとかずは顔を近づけながら私に 迫るその圧力に私は観念しことの敬意を 話すことにし たもちろんストレートに伝えず言葉を選ん で伝え た全てを話し終えた時かずは下を向いた まま何も言葉を発しない [音楽] っていうことがあったのごめんねこんな こと本当は聞きたくないと思うんだ けどいや聞かせてくれてありがとう俺から おふに注意して おくそれより今か君を傷つけてしまって 本当にごめん [音楽] なさいかずは悔しそうな顔を浮かべながら 私に頭を下げていた よほど姑とのしたことが悔しかったのかも しれ ないそれからかずは姑とに注意しに私と共 に疑似会行 たおふなんで教科にあんなひどいことを 言ったんだ誰よりも苦しんでるのは強化な んだぞそれをどうし てすると姑とは手で顔を追い肩をふわせ 始めた [音楽] ごめんなさい行た後考えてたの私はなんて 取り返しのつかない言葉を吐いちゃったの かなっ てそう かだからお願いきかさんこんな私だけど これからも姑でいさせてくれない かしら図々しいだろ今まで一体教化が どんな思いでこんな病気と向い合ってきた と思ってるんだ かずはその後も怒っていたがこれ以上怒り 続けても意味はないと思い私はかずを止め たかずもういい よ今日かでもあんなにひどい言葉を吐いた んだぞ許せるのかというより許してもいい の かとりあえず私も何もなかったしいいよ と言いつつ私はかずとの結婚生活を続け たいということもあって姑とと折り合いを つけなくてはと思いここで今回の件を終了 したというわけ だだがこの時の私は全く予想していなかっ たこの後屈辱的な仕打ちを受けること を数ヶ月後あれ以来姑は何も嫌がらせなど を知ってくることはなくなった働いた方が いいのではないかと言ってくることも ないやはり反省したのではないかと思って いた時お盆のことで疑実家へと呼ばれ たその日本来ならば行くはずだったかずが 急遽行けなくなってしまっ た仕事だそう だせっかくなので止まっていけばいいと いうことでなんだかんだで疑へ初めて宿泊 することとなっ たそして私がカトを連れて疑 へあらよく来てくれたわねさ上がって やがっ て疑上がるとそこにいたのは義兄夫婦と その子供おっこは4歳 だ義兄夫婦が揃ってるのは結構 珍しい共働きなのでいつもどちらかがい ないことがあ さすがにお盆だから休みなのかと思いつつ 疑実家で食事をし たさあ子供たちはこっちへおいでそう言っ て姑とが取り出してきたのは お年玉袋お盆玉をくれたの だみんなよく来てくれたからこれはおばあ ちゃんからはい どうぞ満面の笑を浮かべながら手渡しを する 姑おっこの方は喜んでいたのだがカイトは 封筒を見つめたまま動かないまだ2歳なの でお金をもらってもよく分かっていないの だと思ってい たお母さんありがとうございますああいい のいいの大したものじゃないしいえとても 嬉しい ですだが私がトイレに行った時の こと廊下で何やら話し声が聞こえた その声は義兄と姑との 会話おふ悪かったなお金大丈夫かああ そんなのいいのよ私は全然大丈夫だ からって言ってもうちのやつ結構入れて あったろ本当に大丈夫 かきが姑との経済面を心配すると姑は不敵 な意味を浮かべながら語りだし たの分はねお金入れてないのよなんだって その言葉に私は驚いていたなんでそんな ことをしたん だそれは決まってるでしょう母親が働いて ないからよじゃじゃあ一体中身は何を入れ たんだ葉っぱ葉っぱよ葉っぱだ と働いてない嫁がいるんだから仕方ない でしょこないだかずにも言いつけられるし だから決めたのよあの嫁に似てるカイトに 嫌がらせしちゃおうっておいおいそれは いくらなんでもやりすぎじゃ私にお金借り てること奥さんに話してもいいの確か奥さ んってお金の貸し借りにはうるさいのよね もし私に借りてることがバレたらそれこそ まずいことになるんじゃない のまあ安心しなさいよあんたのところの 子供は可愛がってるからカイトは可愛く ないけどあんたのとは可愛いそれだけよ あんたも私に自分の子供を可愛がって もらえて気分いい でしょそこでされていた会話は何とも不快 なものだった私はその後先ほど義母から 渡されたお盆玉を 確認すると葉っぱが1枚ほどしか入って なかったのだそれに先ほどの会話姑は反省 など全くしていなかった 人というのはそんなに簡単には変わらない ものなんとなく予想はしていたがまさか カイトに嫌がらせをしようだ なんて数日後ぶち切れた私はシトの元に あるものを送ったそれを受け取った姑から 急いで電話がかかってきたちょちょっと あれどういうことな のどうかしたんですかどうかしたじゃない わ なんなのあれはああ届きましたかもう お母さんに合わせるのは疲れちゃいまして ねははだからってなんでなんでかずと離婚 だなんて姑とが驚くのも無理はない私が姑 に送り届けたものそれは私とかずの離婚 届けだから だこれは私が事前にかずと相談して決めた 内容だ カイトにも嫌がらせをしてやろうという 趣旨を姑が言っていたとかずに報告すると かずは私の好きなようにして構わないと 発言そこで私はお構いなくやらせてもらう ことにし考えたのがこの離婚届けだ離婚 届けを送ることで自分のせいで息子が離婚 してしまったという十字架を背負わせる ことができるななんでこんなことするのよ 私は別に何もそれならなんでカトのお盆玉 に葉っぱなんて入れたんですかああの子は まだお金の価値なんてわからないでしょだ から喜びそうなものを入れたのよ意味が わからないですね葉っぱって喜ぶと思い ますだだからそのただの嫌がらせをし たってことは分かってますだから聞いてる んですよなんでカトに嫌がらせをしようと したのかって ね私はすでに答えをいるがあえて答えさせ たするとシト目は開き直った態度でこう 言ったのだはあまあいいわどうせバレてる のならこれ以上取りてろう必要もないわよ ねあんたが働かないから悪いのよまたその 話ですかそれはこっちのセリフよ一体いつ になったらこっちの言うこと聞いてくれる の私はずっと言ってるわよ ねなるほど そうですかもういいです私だって何度も 理解を求めましたでも無理でしたね私かず さんと離婚しますああそうそれならよかっ たわこれであの子にふさわしい子が来る はずだ から何を言ってるんですかお母さんもう彼 に会えないと思いますよ えかずさんが言ってましたから教化と 別れるとなったら俺はもうお袋と縁を切 るってね嘘 でしょ本当ですよそれならかずさんに帰り ましょうかか変わってなんだおふ京 alsoさんの言っていたことは本当なの あ全部本当だ俺は彼女が好きだったのに あんたのせいで別れることになっただから おふとはもう会えないじゃあなちょ ちょっと待って冗談でしょ私だってそんな 軽い気持ちでやったんだから許してくれる よねふざけるな え軽い気持ちだと軽い気持ちで俺の大事な 人を傷つけやがって許せるわけねえだろう がかかずきあんたみたいな人が母親で 恥ずかしいよ うう私はかずから電話を渡され再び姑とと の電話に出たお母さん本当に今までお世話 になりましたきかさんあなたからかずを 説得することは 無理ですそれからお母さん離婚の件は嘘 ですお母さんにどれだけ怒っているのか 分かってもらうためにしたことですななん ですってでもしばらく青きはありません それはかずさんと同じですまたいつかどこ かで会えたらご挨拶くらいはさせてもらい ます ねこうして今回の一見は幕を閉じたあれ から姑の元には親戚が訪れ説教したとの こと嫁にだけではなく孫にもという姑の 言動にはさすがに全員怒りを隠せなかった よう だそして義兄だが姑に借金しているという ことが義兄嫁にバレてしまい散々絞られた 様子私はあれからかずと共にまた幸せな 生活を築いているまた近々2人目の出産を 予定しているカイトにはこれから弟を守る お兄ちゃんになって欲しいと今は 願うえななんで今私の目の前にはありえ ない光景が広がっている家と車がないいや 正確に言えば家と車が粉々になっていたの だどうしてこんなことになっているのか 頭の中は混乱してい たその時私の元に現れたのは先日熱中症に なっていたおばあちゃん名前はかずよ さん先日はどうもかずよさん一体どうして ここに あああなたへの プレゼント家と車を粉々にしておいたわ これで満足かしら ちょちょっと待ってくださいよこれってか さんがやったんですか一体どうし て助けたのにどうしてこんな仕打ちをされ たのだろう かまるで意味がわからない状況に私は言葉 を失ってしまっ た私の名前は理子松一の会社員 だ3年前夫だったたるの浮気が原因で離婚 した しかし私から離婚を言い渡したわけでは ないたるから離婚したいと言ってきたのだ 今からちょうど3年前のことだリコ ちょっといいか何俺と離婚して欲しいんだ はそれはまさに寝耳に水だった突然のこと で私も頭の整理が追いつかず現状を理解 できなかった それでも状況を聞き出すべくたるに尋ねた ちょちょっと待ってえっと離婚したいって どういうことかな何か理由があるんだよね 私は言葉を発するのが精一杯だった一体私 の何が至らなかったの か焦っている中でも最近の自分の言動に ついて考え始めてい たするとたはは淡々と答え始めた実は浮気 してるんだ俺へそれは突然告げられた内容 だっ た浮気していたなんて全く知らないし そんなそりすら分からなかった浮気して るって一体いつからなのもう半年くらい前 からそんなに前から浮気していたことより もそんなことに気づかない自身に腹が立っ たそれでその人とはもう本気なのねああ この流れだから言うんだけど相手の人の お腹には赤ちゃんもいるこの事実はかなり 重たい内容だった子供もできてしまったの なら私たちが離婚しない理由がない不興中 の幸いか私たちの間に子供はい ない私たちは結婚してから10年未満だっ たがお互いの価値観が合わず子供が なかなか作れなかったの だこれに関しては結婚してから知ったこと なので仕方のないこと だそれでも夫婦なが悪くなることはなかっ たので私は子供がいなくても彼がいれば いいなんて考えていた矢先に 浮気しかも浮気相手のお腹には新しい命が 宿っていると いう子供はいらないと言っていたのに浮気 相手との子供が欲しいなんて一体どんな 神経をしているのだろう かもういいよ分かったよあなたは結局私に 魅力がなかったから浮気相手との子供を 望んだん でしょうそそういうわけじゃない否定し なくていいよ別に怒らないからだって普通 に考えてみればおかしいことじゃない私が 子供のこととか将来のことを話しても今 思えば積極的じゃなかったなって思うよ それって私との将来が見えづらくなってた んでしょうすまない武尊は正直に明かした 結婚当初は何も思わなかったし子供のこと についても真剣に考えていくつもりだった らしいしかし私と生活していくうちに本当 にこのままでいいのだろうかと思い始め 気づいたら別の女性に気を取られ浮気をし ていたとの こととは言っても浮気なんて許されること では ないそこで私はつなとして慰謝料を請求し 相手の女性にも支払わせることをたに告げ たたはこれを了承し慰謝料の代わりに家を 渡すと言ってき た実際慰謝料の代わりに自宅を妻にあげる というケースも多いと 聞くこの家や土地は気に入っているので私 はひとまず検討することにし たどちらにしてもたるはこの家には今住む 気がないらしく私に住んでもらいたいとの ことそこで私は住むことになったそれから 私たちは取り決めなどをして 離婚短い結婚生活ではあったがまさか パートナーに裏切られるなんて思ってもい なかっ ただが仕方ない夫婦なんて所詮他人こんな 裏切りに会うことだって生きていれば あるそれより今は少しでも楽しいことを しようそう思って私は仕事もバリバリする ようになっ 休日は友人に会ったり外出したりして とにかく時間を無駄にしないような生活を 送るようになっ た最近では趣味のドライブにも毎週行って いる遠くまで行ってサービスエリアに寄っ たりするだけで十分 楽しいそして先日も出かけようかと思い家 を出たところ家の近くで誰かが倒れている のが目に入 見たところ高齢の女性だった私はすぐさま 賭けより声をかける大丈夫ですか聞こえ ますかしかし女性からの返事は曖昧だった これは非常にまずい私は即座に車に女性を 乗せ病院へと急い だその日の気温はつびよりということも あってかなり高かったのでおそらく熱中症 か何かだろうと思ってい た病院で処置を受けている間私は心配だっ たので女性を待っていたさっき診察権を ちらっと見たのだがかずよさんという らしいかさん大丈夫か な待合室で待っていると処置が終了した 様子医師の話では23日安静にしていれば 大丈夫だということらしい 安どした気持ちを持ったままかずよさんの 病室を尋ねたああなたは本当にありがとう いえいえたまたま家にいただけですから 早くにかおさんを見つけられてよかった ですとにかく ありがとうあなたのおかげで命が助かった のなんとお礼をしたらいいかいえとんでも ないです本当にたまたまだったんですから 何もにでくさいねあそうだお名前とご連絡 先だけで もかさんは非常に義理がい人だった私は 本当にお礼などいらないと思っていたのだ が彼女が是非とも礼をと言って譲らなかっ たので後日会うことになっ た新しい人と出会うのは 楽しい自分の知らない世界を教えくれるの だから新しい発見ばかりだ特に離婚して から余計にそう思うようになったそして1 週間後かずよさんが自宅を尋ねてきただが 家を尋ねてきた彼女の様子がまた おかしいかずよさん大丈夫ですかううん ちょっとフラフラしちゃってそれは大変だ わかずよさん中に入ってううん 病院には行かなかったのだが彼女はどう やらまた熱中症になってしまったよう だしかし前回と違い軽い熱中症だったので 私は適切な処置をして彼女を家で休ませ たごめんなさいねリコさんせっかくあなた に礼をしようと思ってここまで来たのに そんなこと気にしないでくださいそれより 今はゆっくりで今日はおしりでもし ましょうかこの日は午後から雨が降ると 聞いていたので家でゆっくりすることに なっ たかずよさんには子供も旦那さんもいない らしい旦那さんとは10年以上前に離婚し て以来ずっと1人だそうだそう語る彼女は 少し寂しそうだっただが私に会い久しぶり に人に優しくされたと喜んでいた私も しばらく母には会っていないだからなのか なんだか懐かしさみたいなものはあった そうしてその日は楽しい時間となって終了 した俺をしに来たのにまたあなたに借を 作ってしまったわね本当にあなたは優しい 人だわいえいえそんなことないですよそれ にかずよさんとお話できて嬉しかったです しそう言ってもらえると私も嬉しいわこの お礼はまとめて大きいお返しをするから 楽しみにしててへえすごく楽しみですそう 言って私はかずよさんと別れ た翌日は休日だったのだが朝早くから用事 があったため出かけてき た15時頃帰宅すると私の家の方がはやけ に想像しいことに気づいた何かあったの だろうかと思い少し駆け足で見に行くと とんでもない光景が目の前に広がっていた のだええあまりのことにうまく言葉が出て こないなんとそこには私の家を取り壊して いる連中が数人いたの だしかもその中にはかずよさんもいるどう してこんなことを私は恐る恐るかずよさん に話しかけたかかずよさんあらリコさん どう もかずよさんはこんな状況にも関わらず私 に笑顔を向けたこれは一体どういうこと ですかかずよさんは黙ったまま何も 答えようとしないかずよさん怒りのあまり 私はつい怒鳴ってしまっ たすると笑顔だったかさんがこちらを きっと睨んできたのだ聞こえてるわよだく 耳元で大声なんか出してみともないかずよ さんどう私の俺気に入ってくれた満足して くれたかしら満足ってどういうことですか 粉々になってる家と車で満足ってことです かそんなわけないじゃないですかかさん 一体あなたは何を考えてるんですかか助け た人に対して取る行動ではないだからこそ かずよさんが何を考えているか分から なかったその時かずよさんが今まで見せた ことがないほど不敵な笑味を浮かべこう 言ったの だ全てはたけるちゃんの敵のためよたける ちゃん私の元夫のことですか彼の敵って あなたたち離婚したわよねえははいしまし たけどところでかさんはたるとどういった 関係なんでしょう か私はあの子のおばよああなたがですか どうして私とこのおが面識がないのか簡単 なことだ私たちの結婚式にこの人は呼ばれ なかっ たたるから話を聞いたのだがたるの母の姉 である彼女は結構風がりした性格で義母と 揉めることも少なくなかったよう だ結婚式に呼ぶと雰囲気を壊しかねないと いうことで極秘でやったとのことそのこと が尾の耳に入った時はかなり激怒して 修羅場だったとたるは語っていたのだだ から私も買うまでは知らなかったなるほど 風変わりしているというだけはある家を 取り壊すなど誰も思わないだろうそれで 離婚の原因はあなたにあるんでしょはい かずよさんはなんと離婚した原因が私に あると言ってきたのだあなたが他の男と 浮気してたんでしょだから心優しいたる ちゃんが大人しく身を引いたそんなところ でしょああの一体さっきから何を言ってる んですか私はそんなことしてないですけど まだとぼけるのね私はあなたが半年前から ある男性と一緒にいるのを見てるのよ男性 ああそのことですか確かにあれは彼氏です けど彼との交際はたると離婚してからです よはいはいなんとでも言いなさい私にはお 見通しなんですから何のことですかあなた と彼って先日この近くの喫茶店で食事して たわよね はいその時に言ってたじゃない約4年の 努力が報われたなってそれって自分たちの 交際のことよねだったら4年前ならまだ 離婚していない時じゃないそうなると あなたは浮きしてたことになる答えなさい よかの言っていることは もいいとこだったそれなら真実を教えて やるしか ないかさん真実をお話しする前にあなたに 聞きたいことがありますあなたは1度目の 熱中症と2度目の熱中症全て嘘だったとは 思いませんただし2度目の熱中症に関して は演技だった違いますかそうに決まってる でしょ1度目はあなたの家にたどり着く前 に体調が悪くなってしまってね本当にあの 時は危なかったわそうですかなら2度目は どうしてわざわざ家に何か金目のものが あったら取ろうと思ったのよこれ以上 かずよさんに遠慮する必要はないなるほど わかりましたじゃあ今から真実を話します ね信じるかどうかはこの後自分で決めて ください はあまず離婚の原因についてですけどこれ は私じゃありませんただ浮気ていうことは 偶然にもあってますね何を言ってるの浮気 は私ではなくたるがしたって言ってるん ですよははあそんなわけないでしょだって あの子は優しい子なのよそんな人の道に 外れたようなことをするはずないわ 実際下から離婚したわけなんです がそれから次ですけどこの家を壊したのは どうしてですかあなたの家だからよ住む家 それから車を壊せばあなたは本当に何も 残らないわ ねそういうことですかそれも教えてあげ ますよこの家は私の家じゃありません え確かにこ家を慰謝料代わりにしないかと たるから言われましたでも私はそれよりも 慰謝料請求をしました理由はまだ40歳に なってなかったのでこれから新しい パートナーができた時この家が相手にとっ ては煩わしいものになるんじゃないかって 思ったんですだから断って慰謝料をもらい ましたそれで1年くらい前にたから連絡が 来て海外があるから少しの間だけ住んで くれないかって言われて今住んでるだけ ですちなみにその車も私のじゃありません よう嘘でしょ本当ですってていうか おかしいと思いませんでしたこの家私物が 少ないなとかテレビがないなとか あそういえば先週たるから連絡が来まして ね今日の夜帰ってくるらしいですよもう すぐ来るかなえあ ええかおさんはかなり動揺していたその あまりその場でうおさおして いるどどうしましょうどうしましょうする とそんな中タクシーが自宅に到着中から たるが降りてきたああれかばさんどうした のこんなところでてえ何これ はこれはそのリコさんがやったことなのよ リコがそそうなのだから私が注意しに来て すると作業していた1人がかずよさん こんな感じでどうでしょうかでも本当に家 の人の許可なくて大丈夫ですかんあれは おばさんの知り合いじゃんねえかばさん どういうことなのかさんはうちに顔面 白家も車もおばさんが取り壊すように指示 したのそそれはするとたるが私の方へ 振り向くリコは家にいなかったのか怪我は してないうん大丈夫だったよそうかよかっ たそれに比べておばさんあんた何してるん だよあ えっとたる私が代わりに説明するよ私は たるにこうなった経緯について説明した 案の定たるはぶち切れたふざけるなへ勝手 な早とりでこんなことにしやがってあんた に伝えなかったのはまたややこしくなると 思ったからだそれに俺が結婚した時にも 関わらないようにってお袋から言われてた だろだからもう放っておいてくれたたる私 はただあなたのことをそれがおせかだって 言ってるんだよとっととここからされう ううかずよさんはそくさと去っていった その後作業員たちも帰って行き残ったのは 私とたるだけだったたるは残された家と車 を見て深くため息をついてい たまあでも仕方ないか俺は浮気したんだ からこれくらいのは当然なのかもなたる あんたのパートナーはああ別れたよ海外で 喧嘩しちゃってなそうななあリコもし よかったらごめん私にはもうパートナーが いるのだからたると会うのもこれで最後 じゃあねそうかそうだなじゃあ元気でな たるもねこうして今回の一見は幕を閉じた その後かさんはたるから法的措置を取ると 言われ今訴えられている らしいそもそもなぜ取り壊しをできたかは 知人に脅すように指示したとのことどう あいてもかおさんが勝訴することはない だろう私はあれから2年ほど交際した彼と 結婚今度の彼は子供のことを始め色々と 価値観があっているのでとても生活し やすいこのまま彼と人生を共にしていき たいと思って いる今度こそ幸せを掴みたいもの [音楽] だまたこんな嫌がらせを一体どこの誰が こんなことしてるの目の前に広がる それは何とも目を疑うようなものだった私 の名前は瞳年は43歳会社員だ夫はいるが ネタきりになって8年の生活が続いている 夫の名前はトなぜネタきりになったのかに ついてだが心の病気が原因だ実は結婚して から夫とは結婚13年目になるのだが結婚 性5年目の 頃は他県へ転勤となり勤務していたのだが 2ヶ月ほどして体長を崩した本人は慣れ ない土地だから体を壊してしまったんだと 言っていたが明らかに顔つきがいつもの 様子とはかなり違ったのだ一度病院へ 行こうと言ったのだが大丈夫としか言わず そのまま会社へ通い続けたそれから数日後 のある日突然お昼頃帰宅した トアトアどうしたのこんなお昼に帰って くるなんて何か忘れ物でもした のその時のトアの顔つきは今まで見た中で も最も様子がおかしかったとトどうかした の私がそう問いかけるとトは頭を抱えた ままその場に座り込んでしまったううう これはもう仕方ない私は都を病院へ連れて 行き診察してもらうことにそれから主人 からは心の病気と診断されしばらく仕事を 休むこととなったのだあの時年が帰宅した のは上司から顔色が悪いから相対した方が いいと進められたためだった上司の名前は 佐々木さん元々以前の部署にいた人で敏也 とも上司と部下の関係だった家にも何度か 来たことがある敏也も佐々木さんのことを 慕っていたその佐々木さんから聞いたこと だが最近会社でも度々辛そうな顔を浮かべ ていることがあり何度も相対を進めていた らしいだが年はそこでも大丈夫と言って ごまかしていたらしいのだがその日は今 までとは比べ物にならなかったとのこと そこで佐々木さんは年を強制的に帰らせた と言っていた本当はもっと早くに気づいて やるべきだったんだけど本当に申し訳ない そんな佐々木さんが謝ることではないです よいや部下のケアをしてあげられなかった 俺にも責任があるんだ本当にすまない 佐々木さんは電話越しでも分かるほど深い 謝罪をしていた佐々木さんはアのことを よく気にかけてくれる人なので今回の事態 になってしまったことはよほど無念だと 思っている だろう後に知ったことだが佐々木さんから 連絡がありどうやらトに対して嫌がらせを していた社員がいた らしいそのせいで也は極度のストレスに なりだんだんと心に負担をかけていたよう だ当然その社員たちはさんが詰で退職に なったらしい都にしたことが相当許せ なかったようだただその時の私は原因を 知ることよりもトアの症状を少しでも軽く することだっ ただから会社の書類の手続きに関しては私 を通してトアに伝えることにしてい た会社からの電話でもかなり拒否反応が出 てしまうからだ 少しでも良くなるのであれば私にとっては こんなこと何とも思わないしかし私の思い とは裏腹に現実は容赦なかったトアの状態 は確かに回復傾向にあったのだが突然会社 でのことがフラッシュバックしてしまった らしく再びというかさらに状態が悪くなる こともあっ たそうなればまた振り出しどころか マイナスからのスタートにななる私は辛く ない1番辛いのはトだったそれから症状は 悪化するばかりでついにはネタきりの状態 になってしまったのだ私はゆっくり直せば いいと思っていたのだがこれに意義を 唱えるものがいたそれが義母だトアは母子 家庭で育った義母は結構強い性格だ男な ところがあるのだがトは気持ちが分かって もらえないことが多いと私に本音を言う ことがあっ た1人でトアを育てるためには男のように 育てなければと思っていたのだろうだから 厳しくなってしまったそういうことでは ないだろう かだが今回心の病気になったと言った時 義母が言った言葉は信じられないような 言葉だったのだ きっと会社に行き続ければ治るわよいや お母さんそれは無理ですよどうして苦手な ことを克服するためには苦手なことをやり 続けるしかないわそその考えも間違っては ないと思いますでも人にはできる時とそう でない時があるんですみんながみんな同じ ことをやってできるかって言ったらそう じゃないでしょ人にはタイミングってって いうのがあるんですよできる時にできたら それでいいじゃないですかトアならできる わよだって私の子供なんだから苦手なこと とかどんな辛い環境でもやってこられたん だから今更心の病気になんか負けるはず ないわ よ全くもって拉致が開かなかったおそらく 義母に心の病気に関しての知識はまるで ない 義母世代にはこの病気は甘えとさえ称され てしまう確かに義母の時代はそれで良かっ たのかもしれないだが今は様々なことが 解明されていき自分で抱え込んでいた原因 の苦しみが何か分かるようになったのは いい時代になったと言うべきだろう今の 状態の年やと義母を合わせるのは絶対にし てはいけないと思った私は少しでも理解を 得ようと義母と話し合うことにし た数日後疑実家へ義実家に行くと不機嫌 そうな顔を浮かべた義母がいたきっと私が トのことを保護に扱いすぎていると思って いるの だろうよく来てくれたわねそれで今日は私 に話があるっていうのはどういうこと かしら鋭い視を受ける義私のことを見る目 は敵むき出しのような目だったしかし 恐れることはない私が今日話し合いに来た のは年のことなのだ から今日は谷さんのことでお母さんに理解 を得てもらいたいと思いきましたその話は 電話でもしたでしょ言ってるじゃない年は ただの甘えこれから子供ができたら背負っ ていかないといけないでしょだったら私は 甘やかすつもりなんてないわもちろんひ さんあなたにも甘やかして欲しくないの その辺りちゃんと理解しておいて ちょうだい ね義母はまるでマシンガントークだった 言いたいことだけ言ってこちらを圧倒して きたのだだがここで引き下がってはいけ ないそう思い私は何度も義母の説得に 当たったさらに医師からの話を1度聞いて ほしいと言ったらしぶしぶ 納得義母の性格からして専門家から言って もらった方がいいと思ったのだそして後日 病院へ一緒に行きそこで主医から病状家族 の向き合い方接し方などを聞いた義母は 悔しそうな顔を浮かべていた自分が育てた 子供がそんな弱いわけはないなどと言って いたがそれは意思が弱いわけではなく誰で もなり得ることだとして 説明なんとか義母をなめすかしてその日は 終了帰りは義母はこう言ってき た私には分からない世界だけれどでもこれ であの子が治ってくれるのよねそうなる ように私も年さんには協力していくつもり です そう私はいない方がいいわねじゃせいぜい 頑張って はいこうして歳月は流れ現在に至るわけだ が8年間の中で調子のいい日は本当に わずかだった基本的にはネタきりの生活を 送って いるそれでも間違いなく前進していると私 は確信してい たこの間に元上司である佐々木さんと会う こともできたもちろん症状がその後悪化し てしまうこともあったのだが本人から会っ てみようかなと言われたのだそれは間違い なく全身だろうだが義母はあれ以来 ほとんど合ってい ないもちろん年初の挨拶は言ったりするの だがその時の挨拶は事務的なもの だちなみに親戚に のことは話していない義母が裁を気にして いることが原因だ也も辛いだけだろうから それでいいと思っているのだがその中で 義母は年のことについて仕事に復帰したら 会ってあげてもいいと言っているの ださすがに8年間もこんな状態が続いて そうなる気持ちも分かるが仮にも母親なら 少しくらいを心あげてもいいのではないか そしてある日のことそんな義母から久し ぶりに連絡が来たもしもしお久しぶりねひ さんお母さんごしております今日はどうさ れたんですかいやちょっと久しぶりに年に 会ってみようかなと思ってねそれは意外な ことだっただが会気になったということは 年のことを理解してくれようと思ったの だろうかどどうして急に会ってくれること になったんですかああ私も母親だし会わ ないといけないかなって思ったのよそそう だったんですかそれで早速だけど明日行っ てもいいかしらそそれはいいですけど私は 明日仕事でいなくてああ別にいいわよ むしろの会話をしたいからひさんは言わせ ない方が私も話しやすいわわかりました じゃあ明日お気をつけてお越しください はいどう も私が邪魔になるからいらないと言われた ことは少しイだったがまあいいここで親子 の関係が修復してくれることが何より 嬉しいこと だ迎えた 翌日年私仕事に行ってくるけどお母さんが 今日来るらしいの来たら鍵を開けてあげて くれるわこっと確か義母が来るのは午後 だったなんとなく早く帰らせてもらった方 が良さそうだと判断した私は相対させて もらうことにした午後は大久をもらい私は 帰宅したのだが家には義母はいなかったト は眠っているようだ 一体いつ来るのかなんて思っていたら義母 から連絡が入っ た義母はすでに来たらしいそうなんですか 一度ご挨拶をしようと思ったのにいいのよ 全然じゃあまた来週行くわえわ分かりまし ただが私はある異変に気づいた年の様子が どこか怯えている様子だったのだおかしな ことはそれからも続いた家のものが なくなっていたりお菓子の個数が減ってい たりと些細なことではあるが変化は徐々に 出ていた義母が訪れるたびに都の様子が 変化したり体調が悪化したりしたのだ義母 に聞いてもトに聞いても何も情報は得られ なかったおかしい一体2人とも何を隠して いるのだろうかある私は義母が来るという 日に半球を取ることにした急いで帰って何 をしているのかこっそり見てやろうと思っ たのだそして2週間後私は14時頃に 帰宅玄関の扉を開けると中から義母の声が 聞こえてき た話を聞いているとどうやら年と会話して いるように聞こえたのだが次の瞬間それが 怒号へと変わった しっかりしなさいよこんなにどうしようも ない子供を持つ私の気持ちにもなりなさい よ私は夢中で階段を駆け上がったそして年 の部屋へとたどり着くちょちょっと お母さん何してるんですかひとさん今日は お仕事ではなかったの半球ですそれより どうしたんですか玄関まで怒声が聞こえて きましたよ なんでもないわよただの親子喧嘩ね トアトアは太にくるまったまま姿を 見せようとしない本当にただの親子喧嘩な んですかそうだって言ってるでしょた しつこいわねもういいわ私は帰るせっかく 息子の頑張りを褒めてあげようと思ったの に喧嘩になるなんて最悪だわ 義母はブツブツと文句を言いながら帰って いったまさかとは思うが最近の様子からし て義母が何か絡んでいるのではないかと 思ったのだそこで私は証拠を取るために トアの部屋に監視カメラを設置することに したこうすれば最初から義母が何をして いるのか証拠を取ることが できるトアには悪いがもう少しだけ耐えて もらうことになると 思うしかし手立てはこれしかなかっ た本当は敏也の口から聞ければいいのだが どうも敏也は話そうとしないのでこうやっ て証拠を取るしかないそれに義母だって都 が言った発言に対して信用できないと言わ れてしまえばそれまでそれなら証拠を取っ て問い詰めた方がいいと考えたの だ2週間後義母が来ると言ったので私は 監視カメラを設置したその後私は自宅に 帰宅して驚愕し たトアの布団が乱雑に置かれていたのだ それだけじゃない他にも何か争ったような 跡があるここで一体何がそして年は布団の 上でうまっている 瞳どうしたのなんでこんな ここで何があったのか母さんがお母さんが お母さんがどうしたのだが敏はそれ以上 答えてくれなかったきっと私が怒ると思っ たのかもしれないこんな風にされてもトア はまだ義母をかおうとしている私はトを そっと抱きしめた大丈夫大丈夫だからね トアは震えていた 実の息子が苦しがっているというのにあの 義母には愛情や優しさというものはないの か私はその後監視カメラを チェックそこには何ともひどい光景が 広がっていた義母が無理やり外に 連れ出そうとしていたのだほらどしや動き なさいいつまでも寝てんじゃないよあんた と同じ年の人たちは社会で立派に働いんだ よだったらあんたもいつまでもサボってん じゃないよ心の病気がなんだって私の時代 じゃそれを甘えて言うんだよたく医者も あんたの嫁も大げさに行っちゃってほら今 からハローワーク行くんだよそう言い ながら義母は布団を取ろうとしていた私が 甘やかしているというのももしかしたら あるのかもしれない だが荒領事をしたところで治ればいいそう じゃなかったら一体どうなるのかなんて 想像することが私は怖いせっかくここまで 前進してきたんだ誰にも邪魔はさせない 後日私は義母に会いに疑実家へ話って何 あなたの家にまた行くからいいじゃない そこ でトに聞かせたくないから来たんですよ はあお母さん先日無理やりトを連れ出そう としましたよねそれ屋が言ったのどうなん ですかあんなネタきりの子がまともなこと 言うわけないじゃない寝ぼけてたんじゃ ないうら笑いながら義母はそう言ってきた 私はぶち切れて机を思いっきり叩いたいい ですかあなたのやったことはとんでもない ことなんですよ何もなかったから良かった ようなものの一歩間違えば取り返しのつか ないことになっていたかもしれないなのに その態度は何ですかああんた誰に向かって 口聞いてるのよわかりませんかお母さんに 言ってるんですよははあ年は人から見たら 8年前のあの人変わってないのかもしれ ないネタきりの状態なんて言ったらさ だけどこの8年は年が誰よりも苦しんだ ことでしょうなんで普通のことができない んだ働けないんだってみんなができること を自分ができないっていうのは体が傷つく ことより辛いそれを分かってあげるのが私 やお母さんなんじゃないですかえ偉そうに 大体あんた私が言ったって証拠がどこに そう言われたので私は監視カメラを机の上 に出したここにありますよ えお母さんが先日年を無理やり外に 連れ出そうとしたりバリ雑言を浴びせる 様子がばっちり映っていますよちょ ちょっとはったりよねそんなわけない でしょああ言い忘れてましたこれさっき 親戚の人たちにお渡ししてきました その瞬間義母の顔が一瞬にして青めていく う嘘でしょ嘘よね今回のこと私相当頭に来 てたんでお母さんの嫌がることしましたよ だって親戚の人たちには知られたくないん ですよねだったらそれしかないと思いまし てそそんなでも皆さん心の病気には理解を 示してくれていましたしいつも年が姿を 見せないから変だと思っていたらしいです 今度様子を見に行きたいと言ってくれる人 もいましたわかりますあなたが守ってきた 天才なんて所詮意味なんてなかったって ことですよメキが剥がれてあなたは最低の 母親として親戚中から見られるでしょうが 自業自得ですよ ううこうして今回の一見は幕を閉じた義母 は親戚たちに説明に回ったが誰も信用して くれる人なんていなかった皆義母を 攻め立て中には母親と名乗るなと言った人 もいるそうだ散々な言われよに義母が逆に 心の病気になった らしい身を持って体験してトアの気持ちが 分かればおのずと反省することだろうそう なることを願いたいものだそして嬉しい ことに年に会いに来てくれた親戚の人たち のおかげで年はかなり回復していった最近 は体調のいい日が多くなり在宅での仕事も 始め た私はこの日のために8年頑張ってきたの かもしれないでもこれからも変わらずに彼 を支えていきたいと思って いるおいなんで俺の家がくなってるんだよ 私は突然かかってきた旦那からの電話の第 一世で怒鳴られたもうあなたとは婚罪 関わりたくないのだとしても人の家を勝手 になくすなんて何考えてんだ旦那の怒りは どんどんヒートアップしていくが逆に私の 熱量はそれに逆らって覚めていく人の家 あなた何言ってるのあの家はね私は全ての 実を旦那に 私の名前は春川彩佳28歳の イラストレーター私は生まれた時から病弱 で普通の人と同じように体を動かすことが できないそのため仕事もなるべく自宅で できる職を探し今のウブデザイナーの職に ついたそんな私は本来なら異性との出会い もままならないはずだがある時息抜きに 行ったチャットアプリで今の旦那と 知り合った名前はかずで35歳の会社勤務 だチャットアプリは男女共に有料で好きな コミュニティでトークをするものだった そこからお互いに好きなアニメから話題は 広がり実際に会う家庭を経て交際今では 結婚2年目を 迎えるしかし最近私はこの旦那と出会った ことを後悔しているそれは旦那があまりに も紳士とはかけ離れており俗に言う亭主 関白気質だったのだそれは毎日ひどくなっ ていき ねえかずこれ見て私の書いた絵がウブ雑誌 の表紙を飾ることになったのある時私が 担当しているイラストが雑誌の表紙で使わ れることになったと連絡をもらい嬉しさの あまり旦那に報告したしかし旦那の反応は 想像とは全く異なるものでこんなレベルで 喜んでるの高々一部の人にしか見られない もので喜んじゃってさもっと代々的に世間 に広がるようになってから喜べば 旦那は平気で私の努力や喜びを侮辱して くる褒める言葉を発するなんてほど遠く この男は常に私を下に見るでもすごいこと だと思うのこの仕事ついて初めてのことだ から私が少しショックを受けたようなお 持ちで旦那に反論するとお前歴何年目55 年それって成果出るの遅すぎ5年もやって やっとウブ雑誌の表紙やめたらお前きっと センスないよ旦那はそう言うと仕事に行く と言って家を出ていった心な言葉ばかりを 浴びせる旦那に私はひどく傷つきしばらく 1人で呆然としていたなんで私のことを 旦那がけなすのよ私はそんなモヤモヤを 抱えながら依頼されているイラストを 仕上げていると突然家のチャイムが鳴った 出るとそこにいたのは義両親たちだった おお久しぶりです私が出迎えると義両親は 笑顔で挨拶をしてくれる私は比較的人間 関係に恵まれている方かもしれない旦那は 何ありの性格だが義両親たちとは仲良く やっている俗に言う嫁姑問題もなければ私 の両親とも仲良くしてくれる本当に問題は 旦那だけなの だ最近かずとは どう義母はリビングに入るなり最近の 私たちについて質問してきたその質問に 対し私は何も言えず言葉に詰まってしまい 思わず目をそらしてしまったなんかあった のねよかったら話して くれるこうして私は旦那から受けている 数々の見下し行為や冷たい態度について 相談した私が話すにつれて義両親の顔は こっていきやがて厳しい顔付きになってい た実は今日来たのはこの家のことなんだ 最初に口を開いたのは義父だったどういう ことですか突然の話に私はよく分からずに 聞き返すこの家な実は私たちが前に購入し たもので今は所有者が私になっているんだ がそれを息子のかずに譲ろうと思ってその 相談を彩佳さんにもしておこうと思って 今日来たんだでも話を聞いたら息子の行動 は許せるものじゃないしどうしたものか実 はこの家は一軒屋で私と旦那が結婚する時 に義父から空屋としてただで住まわせて もらっていたローンは全て払い終わって いるらしく実質高熱費だけで済むことが できていたのだそうなんですね私はうまく 返せる言葉が見つからずとりあえず合槌を 打ったでも決めたよこの家は彩佳さんに 譲ろう え私はさすがに驚いたどういう風の 吹き回しでその結論に至ったのか全く わからないただ驚くことしかできなかっ た彩佳さんの話を聞いて親として情けなく 思えてきてなあんなしょうもない息子に 育てた覚えはないんだがねどこで間違えて しまったの か義父の声は落胆している私たちはさの 味方だ わだからこの家はあなたに譲るから好きに したらいいもし息子と別れるならそのまま 彩佳さんが住めばいいしお金にしたいなら それでもいい彩佳さんがしたいようにし なさい突然来訪してきた義両親普段溜まっ ていたはずの愚痴をこぼしただけなのに話 のスケールはとんでもなく大きいものに 膨れ上がっている理解が追いつけない私に は優しく大丈夫全て彩佳さんのいいように なるわと優しい言葉をかけてくれる旦那の ことは嫌いだと思ってしまうが義両親の ことは大好きで胸が痛くなったこの日義 両親は家の話だけをするとすぐに帰って 行った私は義両親が支えてくれていること に安心し少し眠ることにした目覚めたのは 旦那による掛け声だった お前さ家事ほっぽって何寝てるわけ洗濯は 掃除はご飯の支度はどうやら旦那が帰って くるまで寝てしまっていたらしい時刻は 19時を回っている最近の私はストレスで 全然眠れていなかったのだそれが義両親の 支えによって緊張の意が緩んでいたのかも しれないごごめんなさいご飯今から作る から慌てて飛び起きご飯の度をしようと するともういいよお前には失望したご飯も 出前とったから作らなくていいそう ありがとうたく誰の金で飯が食えてると 思ってんだよイラストレーターだか デザイナーだか知らねえけど趣味程度の 感覚で仕事してさ寄生中じゃないんだから もっと働けよな旦那はそう吐き捨てると ちょうど来た出前を取りに玄関へ向かった 私は旦那の笑っていない目が怖くて しばらく動けずにいる旦那が品物を 受け取り椅子に座るそして1人で食べ始め たしかしそこには私の分がなかったあれ あなた私のは無意識にそう聞くとはあなん でお前の分まで頼まなきゃいけないの だらしない生活しかしてないのにと旦那は 冷たく言ってくる私はその葉を聞いた瞬間 一気に旦那に対する熱量が覚めるのを実感 した私は1人黙々と食べる旦那を無視して 自分でご飯を作り地質に運んで食べた そしてやりかけのイラストを仕上げるとお 世話になっているクライアントから1件の メールが届いていることに気がつく え私は開封したメールの内容に驚き1人 パソコンの前で叫んでしまった内容は とあるテレビ曲が放送しているアニメの イラスト担当の独占契約以来だった1つの テレビ曲と独占契約ができる日が来る なんて思っても見なかった私の クライアントはそのテレビ局で働く企画 運営者の1人だという私のイラストを気に 入ってくれてそのテレビ局と独占契約 できるように動いてくれたそうだしかも その中には私と旦那が好きなアニメも入っ ている私はためらうことなく内容に承諾し た私はこのメールを受け取ってから何かが 吹っ切れたように感じる旦那のことがどう でも良くなっていたリビングに食器を戻し に行くと旦那は食べっぱなしで寝ていた いつもなら毛布をかけてあげるのだが 冷たい目で旦那を見てはそれを放置した 食器も自分のだけを洗い洗濯物も自分の ものだけを洗うとにかく旦那のものには 触れないようにしたすると 翌日おいあやか部屋散らかり話じゃないか テーブルの上も汚いし目が覚めるなり そそうに文句を言ってくる散らかってるの はあなたのものだけ でしょななんだとじゃあ洗濯はなんで あんなにかごいっぱいに溜まっているんだ それもあなたのだけよあなた洗濯物が多い のよ私あなたの洗濯物もう払わないから私 が冷たく淡々と答える姿に旦那は驚いて いるおいあやかどうしたんだよ急に顔が 引きつっているのが分かる別になんでも ないわよただもうあなたのことが好きじゃ ないのそれだけなあ旦那はびっっくりした ような顔をしたまさかこれまで冷たい態度 を取ってきて私がずっと好きでいると思っ ていたのだろうかそれより自分の行動が私 を傷つけているとは気づかなかったの だろうか旦那のこの反応を見て私は親はれ てしまった好きじゃないってどういうこと だ旦那は顔をくして反論してくるきっと プライドが傷ついたのだろう自分が好き じゃないと言われる日が来るとは思いもし なかったという表情だあなたのしている ことって亭主白と変わらないわよねそんな のも分からないの私付き合う時体が弱いっ て言ったわよねそれであなたなんて言った 全力でサポートするって言ってくれたね それが今じゃ何私を下げことばか りって私は思っていることを全部ではない が極力うまく伝わるように要所を抑えて 話した旦那は面食らった顔をしており 言い返してこないもう疲れたのほっといて ちょうだいそう言い話すと私は自分の部屋 へと戻ろうとするすると旦那は突然私の腕 を掴んできてお前そんなこと言って知ら ないからなな俺がいなくなってどうやって 食べていくつもりだよしょうもない仕事で 大した収入もないお前がこの家に住めて いるのだって俺の両親がいるからだぞお前 は全てを手放す覚悟ができているんだな 旦那はきっと自分のプライドを守るために 強く行ってくるのだろう半ばどしとも 取れるような言葉を浴びせてくるが私には 全く響かない心配いらないわよこの家だっ て時期にあたのものじゃなくなるわお金 だってきっと私の方があなたの年収より 高いわ よちょっと待てどういうことだよ俺より 年収が高い家がなくなる説明しろ旦那は すごい行走で私を睨んでは次々に質問を 投げかけるしかし話すだけ無駄に感じた私 はそのうち分かるわと言うだけだったこの 時すでに家を売り払い離婚を1人で生活 しようと考えていたのだがまさかそれを 助長する出来事が起こるとはこの段階では まだ思っても見なかった結局旦那の質問に は答えずにその場を後にした旦那は背後 からずっと何かを唱っているが私は全てを 受け流した次の日の朝私は目が覚めて リビングに向かうと旦那はすでに家を出た 後だったそしてテーブルの上にスマホを 忘れていることに気がついたスマホ忘れて いってるし届けに行くかいや散々私をの しったんだそこまでする必要ないか私が 旦那のスマホ1台で悶々としていると旦那 のスマホにメッセージ通知が入ったかず さん次はどこに泊まり行きましょうかそこ には荻原春江という人からの通知 メッセージが表示されており内容は信じ られないものだった私は旦那のスマホの パスワに記念日を入力し会場したバレる こと前提で機内モードにしその女性からの メッセージを開くするとそこに はこの間行った旅館素敵でしたいつも奥様 の愚痴楽しく聞かせてもらってます さっさと別れちゃえばいいのに私がかず さんのこと幸せにします次の浮気旅行は 海外がいいなチケット取っておきますねと いう浮気の証拠となる文面がびっしり並ん でいた私は旦那のことはどうでもいいと 思いつつも衝撃を受け少しよけてしまった そして我に帰った私は自分のスマホでその 文面を写真に収めた旦那は浮気している つまりただの離婚ではなく慰謝料を取れる 浮気に切り替わったのだ私はこれで後腐れ がなくなったと感じたもう旦那に対する 未練は一切ない私は次にあったら旦那と 話し合おうと決し旦のスマホを閉じた しかし旦那は仕事に行ったきり2日間帰ら なかったスマホもなしにどこへ出かけてる のか浮気相手からの連絡も同じ日で止まっ たままだまさか直接浮気相手のところへ 行っているのか私はふとそう思うと確かに スマホがなくても困らないだろうなという 結論に至ったとりあえずは何もせずに様子 を見ることにした私は外出の準備をして 役所へと向かう 離婚届けをもらうためだ体の弱い私は歩く のも一家に戻ったのは外出してから4時間 後のことだリビングに行き私が離婚届けを 記入しようとすると旦那のスマホが消えて いるどうやら私と入れ違いでスマホを取り に来ていたらしい離婚届けを書きおえた私 はこの顛末を全て義両親に話そうと義母に 電話をかけ たあら彩佳さんどうしたの 実はあれからもかずさんの態度はひどかっ たのですが浮気が発覚しましてなんだって 義母は驚いて電話の奥で軽い悲鳴をあげて いた私はそれから細かく事情を話し始め その間義母は合槌だけ打って聞いてくれる 私が話しおいたところで義母が義父に 変わると電話を渡したするとそれと同時に 私は視界がぼやけるのを自覚しやがて バタンという音を立てて気絶したもしもし 彩佳さん今すごい音が聞こえたけど義父の 呼びかけに当然私は答えられないちょっと 母さん電話繋がったまま彩佳さんから応答 がないんだ がもしもし彩佳さん本当だあなたもしかし たらなんかあったんじゃ私が倒れてから 30分後に義両親は家に入ってきた義両親 に相加を渡していたこと義両親の家が車で 30分の距離にあることがこをそうして私 が倒れたことへの発見が早かった次に私が 目覚めたのは病室だった目を開け横を見る と義両親が心配そうに私を見つめている そこへ医師がやってき たあなたは雲真っ赤出血を患っています 倒れた原因は瞑想神経反射性失神ですが 精密検査の結果脳に小さい動脈流が確認さ れましたまだ小さいので摘出もそう難しく はありませんこの後緊急手術をして いただきます目覚めたばかりの私に医師は 難しい病名を並べた理解が追いつかない私 でもとりあえず脳に主要がありその手術が 早急に必要なことだけはなんとなく分かっ た説明を聞いて義両親が慌てふめいている 私は意識が朦朧とする 早期発見ですので安心してくださいそれ より手術は本日の20時より行いますので 大事な方などへ連絡をしておいてください ねそう言い残すと医師は病室を出ていった ととりあえずかずに電話をかけましょう 義母は手を振るわせながら旦那に電話をし たスピーカーにして私と義父にも聞こえる ようにしてくれたああのね彩佳さんが倒れ たの今どこにいるのちょっと今すぐ スカット病院に来てちょうだい義母の 慌てる声に対し旦那は冷静だった倒れた そんなん急に言われたって今すぐはけない よもうすぐフライトだ からああんた何言ってるのこんな時に フライトってどこ行くつもりなの彩佳さん はこれから手術のために入院なの よが旦に追求が旦那は至ってペースを 変えようとはせずシンガポールに友達と 今日から行くんだよそれよりどんな病気か 知らないけど入院するなら大丈夫しょと 明らかに嘘をつきながら旦那は楽観的に 答えてくる義母はそんな息子の対応に言葉 を失ってしまったそんな義母からスマホを 奪い取り義父が一言みこなったぞお前帰っ てきてからどうなっても知らないからなと 怒鳴って電話を切った私はそんな2人を ただベッドで横たわりながら黙って見て いることしかできなかった手術まで私は 天敵をされぐっすり眠ったそしていよいよ 迎える手術の時間になっても旦那から連絡 は来ることなく義両親と時間ギリギリで 駆けつけた私の両親に見守られながら手術 室に入って行く麻酔から目覚めた頃には横 で義両親が眠っていたお終わったの私が つぶやくと義両親が2人とも目を覚ます おお気がついたようだね手術は成功よあ それと彩佳さんのご両親は抜けられない 仕事があると言って1時間前くらいに帰っ ちゃったわ私はぼーっととする中2人の話 を聞き続け たあなたのご両親にもかずとのこと話した んだけどさんの悔道ならいいって言ってた わ私は昔から自由主義で育てられており 基本的に両親は私の考えを順調して育てて くれていた目覚めてからは義両親と話す より意志による問診と看護師によるボディ ケアで忙しくやっとゆっくり話せるように なったのは退院の日だったずっと付き添っ ていただきありがとうございます私がお礼 を述べるとそれでかずとは離婚ということ でいいんだねねはいお2人には申し訳あり ませんがあとあの家も売却しようかと もちろんそこで生じた利益はお2人に 差し上げます私の住んでいる家は義父が すでに主を私にしてくれていたそんなこと はしなくていいそれよりやるなら徹底的に やりなさい私らもあれから2人で話したん だがかずとは縁を切ることにしたんだ私は は言うことに驚いたがその顔を見ると決意 が固まったような顔をしており何も言え なかった私は義量心の車で不動産屋に行き 家の売却手続きを行った売り払われるのは 2日後それまでに全てのものを処分し なければならない私はとりあえず貸し倉庫 を借りそこへ荷物を運んだ旦那の荷物は義 両親指導のも全て処分した私は新しい家を 借り引っ越しの準備が整うまでは義両親の 家で過ごすことにしたそして旦那が帰国 するより前に家は売り払ったそして次の日 旦那からの着信が入ったおいあやか俺の家 が売上になってるんだけどどういうことだ よお前今どこだ旦那が帰国したのは2週間 後だったようやく事態に直面したらしい私 は旦那からの電話の第1世で怒鳴られた もう私たちの家はないわよ売ったのはあ お前勝手に何してんのもうあなたとは婚罪 関わりたくないの旦那の怒りはどんどん ヒートアップしていくが逆に私の熱量は それに逆らって覚めていくだとしても人の 家を勝手になくすなんて何考えてんだあれ は俺の家だ ぞ俺の家あなた何言ってるのあの家はね私 がさから頂いたものなのよだからどうする か決めるのは私に権利があるのはあそんな 話聞いてないぞそりゃ言ってないからね 元々お父さんはあなたを矢にする予定だっ たわよそれを嫁である私を見下したり停止 白気質がひどいとかで取りやめたってふ ふざけんな3人で勝手に決めやがってだ からこの家の持ち主は今は私そしてもう 必要ないから売に出したの分かるあなたの 家はもうないのよそこまで言ってやっと 旦那は少し大人しくなった現実を徐々に 理解してきているようだそこで今度は浮気 に関して突っ込むことにしたそれはそうと 浮気旅行は楽しかった荻原春江だっけか私 が浮気相手の名前を出すと一瞬無言になっ たかと思うとななんでお前がその名前をと 慌て始めた あなたがスマホを忘れていった時に見え ちゃったのよ通知にメッセージ表示させる もんだからすぐ分かったわよあお前勝手な ことそれに中身も見させてもらったわ わざわざ浮気旅行しようなんていう メッセージを送り合っちゃってどういう 神経しているの かしらだから機内モードになってたのか やってくれたなこれは完全に盗み見だろう ええそうねスマホを届けようとした私の 親切がが産んだ出来事ねでもこれで浮気の 証拠は抑えられたし離婚したら慰謝料も 取れるわよねもちろんお2人からねり離婚 だとちょっと待ってくれよ一度冷静に 話し合おう な旦那は少しずつ慌てふき始め異性が 弱まっているのが分かる話し合いの主導権 は私が握っていたいやよ私は至って冷静な の離婚届はあなたのご両親に渡して ちなみに全部話してあなたの両親も私の 両親も離婚に賛成よそれを拒否するなら 弁護士を雇って徹底的に制裁するわか勝手 に決めないでくれ よ言ったわよねもう好きじゃないって あなたの人を見下す態度にもう耐えられ ないのあんなことして私がいなくならない とでも思った のすすまんあやか頼む俺が悪かったよよ もう一度チャンスをくれちゃんとお前を 養うし助けるから旦那は最後のお願いをし てきたしかし私は許すはずもなくあなたが 別に養ってくれなくても生きていけるわ 年収も1000万を超えるしねそれに何が 助けるよ私が命に関わる大事な時に浮気 相手と旅行している人なんて誰が信じ られると思うわけ私は思っていることを 全て旦那に言ってやったしかしそれでも 納得がいかないのか1000万だとなんで そんなに年収が多いんだそれはあなたが 見下していたイラストレーターでテレビ局 とのアニメイラストの独占契約つまり専属 イラストレーターになれたのよあなたが 好きだったアニメもこれから作る側として 担当するわ5年やってるのにセンスがない 逆よ5年以上努力してやっと実ったのよ私 が容赦なく浴びせることにし旦那は反撃 できる言葉を失ったのか帰ってくる言葉が 調になって いるお前ごがこんなことしてただで住むと 思って旦那が何か言いかけている最中に 義父が電話を変わった私たちは彩佳さんの 味方だ妻の成功も喜べない小さな器のお前 とは混罪縁を 切る義父は思いきり怒なりその言葉に旦は 疲れ言葉を失った父さん精一杯振り絞った 言葉はそれだけで旦那の落胆する雰囲気が 伝わってくる私はさと変わってもらい散々 人のことをコケにしといて最後は自分が 被害者みたいに振る舞わないでちょうだい と言ったすると完全に電話は沈黙数秒後に 切られてしまったそれから私たちの前に 旦那は現れないためしびれをらした私は 離婚とを会に送りつけたすると会社から 離婚届が変装され旦那のラは埋まっていた しかしその時に会社に浮気のことがバレた らしく会社に旦那の所在を聞いたら首に なったと言われまた浮気相手だった女も首 にしたと言われたどうやら同じ会社の同じ 部署同士の間柄だったようだ結局私は弁護 士を雇い旦那の所在の把握と2人に対する 慰謝料請求の書類作成をお願いしたこのも 2人にしっかり請求する予定だそれから数 日後私は新しく物件を契約し義両親の家 から引っ越したただ義両親との家の距離は 一益の違いで今でもよく遊びに行っている 私は今日もいつものごとく義量神家に遊び に来ているとテレビ横の写真立てが目に 入った元旦那の成人式の写真だこれそれを 手に取る私に対し義母 があこんなとこにもあいつの写真があった かと言って義母は私から写真立てを奪うと フレームから写真を取り出しビリビリに 破いたそのためらわない姿に私は義母 みたいに強い人間になろうと心に誓うので あっ たやだ足元ちゃんと見なさいよ ね私は呆然としたあたりは叫びたし頭から 酒をかぶってしまった人もいる私が転んで しまったせいだ親戚の集まりで料理や酒を 運んでいたら何かにつまづいて転んで しまったのだだが起き上がってすぐに義姉 の足に引っかかったのだと気づいた党の 本人は私を見下すように笑ってい た私はルミ26歳の専業主婦だ3歳年上の 夫じと2人で暮らしている私は高校生の時 から結婚するまである有名に憧れてから ずっと夢を追っていたことがあるあれは 高校生の時私は進学せずに夢を追いかける ために就職もせずに上京したもちろん両親 には猛反対された結局夢は叶えられなかっ たそれは私が夢ではなく結婚を選んだから だ夢を目指すのはやめてしまったが趣味を しながらじと仲良く順風満な日々を送って いるだが1つ待ていることがあるそれはじ の姉さやかの存在だ親戚の集まりで顔を 出すと必ずと言っていいほど私を馬鹿にし てくるのだ初対面の時も私と2人きりに なった時にルミさんって頭悪そうと言って 見下してきたそれから会う度に嫌なことを 言われるのだがその内容は私が高卒という ことに関してだの家族や親戚はみんな大卒 だも一流大学を出ている人も多く大学教授 も何人かいるさやかも南観光と言われる 問題卒だジは大学院を出て研究職をして いるものだから私1人が高卒で浮いている ようだこの前のお盆の時も私は義母を 手伝って料理を作ったりせっせと親戚たち に料理を運んだりお釈したりと忙しくして いた他の嫁いできたお嫁さんたちも同じだ よくさやはおじさんたちの中に混じって 自分の自慢話をしている彼女は見た目だけ は美人なのでおじさんたちは鼻の下を 伸ばしてさやかの自慢話を聞いてあげてい た私がちょうどお酒の便を出しに行った時 さやかは私を見下したような意味を浮かべ てあらどこの誰かと思ったら頭の悪い考察 女じゃないと言って笑い出したこういう時 親戚のおじさんたちはまあまあと言ってと してくれるのだがそれくらいでさやかは 止まらないねえ高卒だと正社員の給料低 いって本当あごめんなさいルミさんは フリーターだから正社員で働いたことない んだっ けおじさんたちは苦笑いでさやかの私を 下げる発言が終わるのを待っていたこれで さやかがピアノ教室の先生というのだから 世の中わからないその教室はさやかが自分 で開業しており生徒も数十人ほどいて経営 は順調なようだこんな性格の人が子供に ピアノを教えられているのがすごいと思う そこで私はさやかが得意ではない分野の話 を振ってみたと言ってもじじネタだそう そうこの前の事件大変でしたよね私は毎日 ニュースを見ているがさやかは教室が 忙しいからとニュースを一切見ないネット ニュースもだそのおかげで世間で何が 起こっているのかさっぱりわからないのだ ピアノ講師の仕事が忙しいと言い訳をして いるが世間で大騒ぎしている事件すら知ら ないのは恥ずかしいと思う案の定さやかは 顔を真っ赤にしてういてしまった人のこと をどうこ言える立場じゃないだろうだが それがまずかったようだそれからさやかの 嫌がらせを受けるようになってしまった次 の正月に集まった時私が料理やお酒を運ん でいるとさやかが足を引っかけて転ばせて きたのだ辺りにお酒を撒き散らしてしまい 親戚の型の服やテーブルの上の料理にまで 叫びたしとなってしまったやだ足元 ちゃんと見なさいよね私は何度も頭を下げ た酒をかぶった方はシャワーを浴びること になり大騒ぎ床も大掃除をしたおせに入っ てしまったものは酒好きなおじさんたちが 喜んで食べていて驚 あら何があったのことを収めようと義母が やってきた時ルミさんが転んでお酒 ぶちまけたのと言い出して私はぎょっとし ただがその時1人のおじさんがいやルミ さんが転んだのはさやかちゃんのせいでも あるだろうと言ってくれたのだ私がさやか の後ろを通った時たまたまさやかが足を外 に出したということで不運な事故として 片付けられた その時義母はいつもはたない格好で座って いるからよと言ってさやかを攻めていた私 は内心笑っていたがさやかはそれが気に 食わなかったのだろうものすごい顔で私を 睨んでいたそれからというもの夜になって ピアノ教室が終わるとさやかが私の家に 来るようになってしまったピアノ教室から うちまで徒歩15分圏内だ今まではお互い 干渉することはなかったが正月のことが あってから私に嫌がらせをしに来るように なってしまったの だ私もご飯ちょうだいと言ってきて一緒に 食卓を囲むはめになったじュも嫌そうな顔 をしたが断れない様子だった子供の頃 さやかはじが弟だからという理由で嫌い 扱いしていたらしいその頃のすり込みでは さやかに逆らえなくなったそうだ私が さやかにこういうと迷惑ですと伝えたのだ がさやかはどこ吹く風だじの嫁のくせに 生きジュは私を嫌がってない でしょうさやかがジュに問うとジュは何も 言えずに俯いてしまうそれをさやかは自分 の都合のいいように解釈するのだほら いいってさジュの嫁なら私をもてなし なさいしかもさやかはご飯を食べながら うわおいしくない私ピアノ教室で歌ったり もするのよ喉にいい料理作ってくんなきゃ さそういうの想像できないのってルミさん が高卒で頭悪いからなのさやかは馬鹿にし たようにそう言って笑い出した私は怒りが 限界に来そうだった本当なら今すぐさやか の荷物を外に放り出してさやかを追い出し たいくらいだだが我慢をしたさやかがの姉 だからだそれにここでまたさやかの機嫌を 損ねたら次のお盆の時に何をされるか 分かったものではないさやかは帰るマギは ルミさん特別に私のアシスタントにして あげるわはあアシスタントってああ別に 毎日出勤しろってわけじゃないの私が必要 な時に呼ぶからその時は15分以内に ピアノ教室に来てちょうだい身内なだから お金とか要求しないよねえいやあのって わけだから明日からよろしくとさやかは 言いたいことだけ言って帰っていったこう いう時私が夢を叶えていたらと思って しまう有名人になって自分の名前を言った だけでみんなが驚くような人物ならさやか に馬鹿にされたり学歴のことであれこれ 言われなかっただろうか私が怒りに震えて いるとジュが私に頭を下げたごめん俺の せいで確かにさやかに言い任されるジュは 少し格好悪いだが幼少期のトラウマもある ようだし仕方ないことだと思うするとじは 逃げるが勝ちて言うし引っ越そうかもう うちの実家の集まりとか行かなくていい じゃん俺も姉さんとは関わりたくないしさ と言ったのだまさかの発言に驚くえジュは 大丈夫な のうん俺にとって大事なのはルミだしルミ 1人守れなくてどうするって話だよ真正面 から立ち向かえないのは情けなかもしれ ないけど仕事は大丈夫遠くの死者に移動 願い出すしダメなら転職するよジュの 気持ちが嬉しかったこれからもジと一緒に いつまでも仲のいい夫婦として人生を歩ん でいきたい改めてそう思った私も負けてい られない引っ越すまでの間はここに住むし さやかが干渉してくるだろうそれまでに さやかの弱みを握ってやろうと思ったのだ その翌日早速さやかから電話がかかってき たさやかが家に忘れ物をしたから取りに 来いという内容だったさやかは玄関の八上 の下に鍵を置いていると言っており私は 一度さやかのアパートに寄ってから今日 授業に必要な譜をの教室まで持って行った 教室に入るとすでに授業中だった個人 レッスンのようで高校生くらいの女の子が ピアノを引いていたが私の乱入で手を止め てしまっていたごめんなさい私は忘れ物 だけ届けたらすぐに帰るつもりだったのだ がさやかが授業を中断して私を中に 引き入れたするとさやかが生徒に向かって この人頭が悪くてすごく恥ずかしいんだ けど私の義なのよと言い出した生徒は いかしげな顔で私とさやかを見比べていた あなたのためにこの人を連れてきたのよ 高校生を卒業したら留学するって言ってた わよね何がしたいのか知らないけどこの ルミさんも高校卒業してずっとフリーター だったのよおかげで何の義道もない男と 結婚して養ってもらうしか脳がない人間に なったのあなたもそうなりたくないでしょ 絶対に問題に行くべきだ わ女の子はさやかをじろっと睨んでいた 気持ちはよくわかる自分の夢を否定され たらいい気はしないそれに彼女は留学がし たいのだろう海外で音楽を学びたいという ことではないのかどうして私がフリーター をしていたことを引き合いにして留学を 止めようとしているのか理解できなかった じじネタすらわからないさやかだ何か違で もしているのだろうするとその女の子が急 に私に問いかけ たルミさんはどうして進学しなかったん ですか夢があったからどうしてもやりたい ことがあったのその夢はどうなったんです か叶いました結果だけ言うと夢は叶わ なかったわでも私 は私が答えている途中でさやかが口を挟ん できたそれっての夢よ一応音楽関係だけど するとさやかは大声をあげて笑った あそんなの嘘に決まってるじゃない共用の ないあなたが音楽嘘でしょじゃあピアノ 引いてみなさいよまああなたには引けない わよねそう言われてカチンと来た私はえ私 に引けるかしらと棒読みで 女の子と席を変わってもらった引いたのは フランツリストのラカンパネラだ誰もが 聞いたことのあるパガニーニによる大練習 局の第3番難しいピアノ曲と聞いてこの曲 を思い浮かべる人は多いだろう引ける人も 少ない私も久々に引いてみたら少し音を 外してしまっただが引き終わると女の子が 大きな拍手をしておりさやかに至っては口 をポカンと開い顔を真っにさせていた数秒 後にさやかがわめき出したなんでピアノを 引けるのよしかもそんな曲を小さい頃から ピアノをやってたからよ中高生の時は何度 か賞も取ったわコンクールでは入賞でき なかったけどねじゃあなんで問題に進まず 高卒でフリーターなんてしてたの ようちそこまで裕福じゃなかったのよに 進むなら題以外にしろって言われたわそれ なら海外を回れるくらい有名なピアニスト になろうって決めたのそれには大学に行く 時間ももったいないと思ってバイトをし ながらピアノに向き合ってコンクールに出 たりミニコンサートを開いたりしたけど どうしてもうまくいかなかった私がそう 話すと次に女の子が問いかけてきたさっき 夢は叶わなかったって言っていましたよね その後なんて言おうとしたんですか私は くすっと笑ったいい出会いをしたのよそれ が今の旦那さん私がミニコンサートを開く 前ネットで演奏をあげていた頃からの ファンでいてくれたのコンサートには毎回 顔を出してくれたいつも私の演奏を褒めて くれて私は彼だけに音楽を届けたいと思う ようになったのだから私の夢は少しだけ 叶ったみたいなものなんだ大事な人に演奏 を届けたいっていう夢よ私がそう言って 笑うと女の子はうんうんと頷いてくれただ がさやかはそうはいかなかったはあ ピアニストを目指していたのに最終的に うちの弟相手にピアノを引いていればい いってあなた正気私には考えられない そもそもピアノ引けるのに隠してたのが 信じられない私があんたを馬鹿にしてたの が気に入らなかったんでしょうそれで今度 は逆に私を見下してたわけだ性格 悪いさやかがまくし立てるようにそう言う と女の子がさやかを睨んだ先生性格悪いの は先生の方よ私ずっと海外に留学して ピアニストを目指したいって言ってるのに 先生は絶対に問題がいいって私の気持ちを 認めてくれなかった私がどんな道を歩くか は先生には関係ないのに授業中ずっとその 話をされていい加減イライラしてたんです 今日でレッスンは最後にします女の子は 大声でそう言い放ったさやかは急に女の子 にそう言われて驚いていたそんなさやかを 無視して女の子は私に頭を下げたルミさん の演奏を聞いて上には上がいるんだって 分かりました私も夢に向かって頑張ります 言って女の子は教室を出ていったさやかは まだ呆然としていたので私は今まで 溜め込んできた怒りを静かにぶつけた お姉さんもっと視野を広げた方がいいと 思いますよ自分だけが正しくて自分1人の 物差しで物事を見ているからこうなるん です私もあの女の子同様ずっとお姉さんに イライラしてきたんですよでももう私とじ は遠に引っ越しますし後付合も減らすので 今後は人を見下さないようにしてください ねえどういう こと私もじももうあなたのケにはならない ということですでは失礼しますね私はそれ だけ言うとピアノ教室から立ち去ったする と教室の下にまだあの女の子が立っていた あの名前を教えてもらってもいいかなする と女の子は優しくで答えたまどかですもし かしたらいつか世界中に名前が届くかも しれません覚えておいてくださいね もちろんよそして私とまどかは連絡先を 交換したいつか次にあった時は面談しよう ねと約束をしてそれからじが義両親に さやかが私にしたことを話して2度と会い たくないから遠くに引っ越すよお盆も正月 もの家にからと言って反絶縁状態になった そうだそうなってからようやく義両親が さやかをこっぴどくしかったらしい他の 親戚たちもさやかが私に対して当たりが 強かったと証言したらしく義母が私に電話 で何度も謝罪をしてい たルミさんが嫌ならもうお盆や正月はうち に来なくていいからと言ってくれたのだ とてもありがたいその後さのピアノ教室は 並行してしまったまどかが辞めた後他の 生徒さんたちも次々に辞めてしまった らしいそれはさやかの授業中の態度が原因 だったうまくない子をののしったりうまい 子ばかりひきしてはあなたはこの問題が いいわという発言をしていたらしいそんな 時に大手のピアノ教室が近くにできて しまい客を取られてしまったそうださやか はニート状態で義実家に寄生したが義両親 に叱られてやく仕事探しを始めただが就職 はうまくいかず今は楽器店でアルバイトを しているそうだちやほやしていたおじさん たちも今まではずっと可愛がっていたが私 に意地悪な態度を取り始めてからさやかに 不審感を抱くようになっていたようだその 後の親戚の集まりではさやかが近寄ると 厳しい目を向けられてしまうらしいあれ から私とジュは私の実家の近くの一軒屋で 新しい生活を始めたジュは近くで最就職を して新しい環境に早く馴染むよう懸命に 仕事をしている最近私は動画配信でピアノ 演奏を始めることにした視聴者は1人だっ ていいのだジュが聞いてくれて嬉しかった ようにたった1人でもファンだと言って もらえる人がいればそれが私の活力になる そう思ってピアノに向かったすると配信を 始めて半年今ではフォロワーが1000人 を超えたジもそれを喜んでくれるそれでも やはり私にとってファン第1号はジュ以外 にはいない次の休日はジュのためだけの コンサートでもしようかなと思って [音楽] いるただいまあれ誰か帰ってるはずだけど いないのかな おい今日は土曜日私は土日出勤なので仕事 しにいたが旦那は今日休日なので家にいる はず靴もあるし車もあるトイレにはいない どこに行ったまあいい私も仕事で疲れてる とりあえず着替えて こようそうして寝室へと向かうと何かが きしむような音が するギシギシ何の音だろうと不思議に思い ながらも私は寝室の扉を開けたするとお おお帰ってたのかでかノックくらいして くれよあああごめんそれより何してるの うん分かるだろうトレーニングだよ トレーニング最近体が衰えてきちゃった から さちょっと鍛えておこうかなって思って そうなんだっていうかベッドの上でやって 効果あるのあああああるよ背中をつけて 腹筋すると背中が痛くなるからなこうやっ てベッドの上でやれば背中にもいいし腹筋 にも聞くんだへえ何でもいいけどそんなに 暴れすぎないように ね分かってるよ私はささっと着替えて部屋 を出たそこちゃんとシとか直しておいてね オッケー オッケー私は7地元企業に務めている主婦 だ旦那とは結婚して6年目交際している時 よりは好きという気持ちは薄れたかもしれ ないなんというかこの感じが夫婦という ことなのだろうそれでも旦那といても ストレスに感じることは少ないなぜならお 互いあまり干渉しないからだ干渉しなけれ ばそもそも何もないだからこの時の私は 旦那の言動に疑問を持つことはなかった ただ真て言えばいつもよりなんというか 動揺しているように見えたのだその理由を 私は後で知ることになるそれから数日して からの こと旦那の様子が何かおかしかったどう いうわけかそわそわしている何か私に言え ないようなことを隠しているのだろうかだ とすれば妻として聞かないわけにはいか ない私はその夜旦那に問いただすことにし たねえちょっと聞きたいことがあるんだ けどおどうかしたの かなんかさ最近そわそわしてるみたいだ けど何か隠してることでもあるの 私の問いに対して旦那は一瞬体をビクッと させ た 隠し事そんなものあるわけないだろうそう かななんか落ち着かない様子だしどうかし たのかと思ってたんだけど気のせいだよ ああでももしかしたら最近大仕事を任され て落ち着かないっていうのはあるかもしれ ないな ええそうなのよかったじゃんあ ああそっかそれなら緊張してそわそわして いるように見えたのかもねいや俺の方こそ ナナを心配させてごめんこれからは大事な ことは言うようにするからそう言ってはし てくれた旦那だったのだがスーツから何 やらいい匂いがしたそのの匂いは女性が つけているような香水の匂いんなんか襟元 から香水の匂いがするけどどこか行った のその瞬間旦那が私を即座に話し たどどうしたの急にいやあ別にこの匂いは 今日打ち合わせがあったんだけど相手の人 の匂いかもしれない 部屋に充満するくらい匂いが強かったんだ よ ね そうさすがに鈍感な私でも分かっ た旦那が隠していることそれは女 だ女の勘が鋭いっていうのはどうやら本当 かもしれない自分でも信じられないくらい に旦那には女がいるという感が強く働いて いるしかも香水がついていた理由に関して は意味がわからない部屋に匂いが充満して いたから首元だけについたどういうこと 冷静に考えればおかしいことだらけだった その日から私は旦那の言動を探ることにし たそういえば先日私が土曜日に仕事だった 時旦はベッドの上で腹筋をしていたと言っ ていたがあれは何だったのだろうか考えて みれば腹筋のトレーニングはあれ以来やっ ていないだとすればあれは何かを隠すため についた嘘だったしかしその何かがわから ない私は寝室を1度調べてみることにした まずはベッドあれ以来私と旦那はこの ベッドでを繰り返しているわけだが特に 変わった様子もないではクローゼットに 何か あるそう思って見てみても特に変わった 様子などない一体あの日旦那は何をしてい たのだろうか何もわからないままその場を 立ち去ろうとしたところある違和感に 気づいたその違和感の先は兄弟だ微妙にが 空いてるそんなちょっとしたこと偶然だと 思うかもしれないだが私はいつもどんなに 急いでいる時も鏡の扉はきちんと閉める それなのにどうしてここの扉は開いている のだろう か私は1つのことに違和感を持つと次に 向かった先はトイレだった普段この2階は ほとんどトイレを使用することはない寝る 時くらいだしかし2階のトイレの蛇口周り は水滴が新しかったまさかこの家に誰か 住んでいるのかそう思ったら君が悪くなり 私は家の中で大声で叫ん だ おい誰かいるんでしょ隠れてないで出てき なさいよ分かっていたことではあるが そんな呼びかけに応じるものなど誰もい なかっただとすればこの水滴は一体いつ 流されたものなのだろうか不審に思った私 はあることを実行することにしたそれは 監視カメラの設置だこうなればなりふり かまってなどいられない旦那が本当に浮気 をしていないのならば別にそれでいいだが もし浮気してたとするならば見過ごすこと などできるはずもなかっ た後日通販で購入した監視カメラを設置 設置場所だがまずは寝室それからリビング だ私の感覚ではあるがなんとなくその2つ の場所が高いと思ったのだそして録画開始 する日なのだがこれは決めてある私の3 日間を監視に使うことにした旦那には3 日間出張だと伝えてあるもし浮気をする ならここしかないそうして迎えた 当日それじゃあ行ってきますはいはいいっ てらっしゃいいつも通り出ていく私を 見送っていく旦那その様子はいつも通りで はなくどちらかというとテンションが高い ように感じられたもしかして本当に今日は 浮気相手に会うということだろうか若干の 疑問はありつつも私はネットカフェで 待ち構えることにしたそこで私はパソコン を開き自宅の監視カメラをリアルタイムで 見る今日旦那は休日だと話していたそう なると浮気相手を家に呼ぶことはほぼ確実 だと言っていいだろう監視し続けること2 時間誰かがやってき たなんだ卓球便か全く何もなくただただ ネットカフェの利用時間と利用金額が増え ていったしかし夕方頃これまでと違う動き が発生したなんと旦那が家にいるのに よそ行きの格好に着替え始めたのだどこか 出かけるんだろうかと思っていたが リビングのソファーに座ったまま誰かと メッセージのやり取りをしている 様子 まさかそしてインターホンが鳴り旦那が早 に去っていき画面から消え たやってきたのは髪の長い若い女性見た ところ20代前半 くらいカメラには音声もついている するとかかにだが声が聞こえてきたいやあ よく来てくれたね今日から3日間一緒だ なんて嬉しい よ私もでも本当に奥さん帰ってこないんだ よねもちろん よかっただっていつもこの家でくつろい でる時奥さんが帰ってくるからせっちゃう んだよね毎回毎回もう終わったと思った ことが何回もあるよそうだよなごめんね いつも窮屈な思いさせちゃっ て うんこうして今一緒にいられるから嬉しい よでもさすがにこの間は焦った よ何がだってさ奥さんが予定より早く帰っ てきた日があったんだよそれで寝室で ダラダラしてたら玄関開いたから急いで ベランダの方に行ったのよねそうだったの かだってさすがにクローゼットとか入っ たらバレるじゃんベランダでもバレるだろ まあそうなんだけどそれでここからが 面白いところなんだけど奥さんが家の あちこち調べまくり出したのねえそうなの そうそうそれで最終的に隠れてないで出て きなさいとか言っちゃってるの笑っちゃう よ ねマジかよってことはバレたってことじゃ ないの かそうだね奥さん鈍感だって聞いてたのに どういうわけかかなり鋭かったんだけど いや俺だってそう思ってたよだけどどうし て急にそんなこと聞いたんだろうな 鏡じゃないかな鏡兄弟の鏡の扉が閉まり きってなかったことが原因だと思う奥さん 来る前に私使ってたのそれで扉を締め切っ てなくてそれで気づいたんだと思うよ そんなことででも私も逆だったら気づくか も自分の空間ってちょっとした変化でも なんとなく違うって気づくものだし そうかあいつには少し気をつけないといけ ない な頼むよこの家だって奥さんと別れたら私 が住むんだからうまくいかなかったら全部 パーだよそそうだな俺も気をつけないと なんとも気分が悪い会話が繰り広げられて いたやはりあの時感じた違和感は間違いで はなかった だこうなればやることは決まっている女と 旦那を徹底的に追い詰めてやることだ話を 聞いていくと女と旦那の関係は同級生と いうことらしいだったらそれを逆手に取っ てやろうじゃないか私はそう考え作戦を 立てることにし たまず最初に行ったことは2人の行動 パターン家以外では他にどこにいるのか 探ったそうすることで2人のこ有関係も 知ることができると思ったからだしかし 2人は外ではあくまで同級生ということを 貫いているらしい2人を調べていたある日 に2人は他の同級生に遭遇してしまった ことがあった当然他の同級生たちは旦那が 結婚していることを知っているため不思議 てい たあれお前結婚してたよなお前ら まさかいやいや誤解だってもうすぐ同窓会 近いだろだからその詳細を聞いてたんだよ そうそう彼全然知らないから私が教えてた のそうなのかでも奥さんに勘違いされちゃ もしれないから気をつけろよああ分かっ てるそうして同級生が立ち去った後2人は ほっと一息ついていたおそらくかなり焦っ ていたのだろうしかし私は見逃さなかった 2人が目を合わせ微笑んでいたこともう 大体分かったこいう関係2人のお気に入り スポットなどなどこんなもの全て鑑定に 任せておけばよかっ たって分かってないな自分の手で掴んで 調べて地獄に落とす方がいいに決まってる でしょうそれになんで浮気なんかしてる 旦那を調べるために私が汗水流して働いた 金をつぎ込まなきゃいけないんだ全て自分 の力で調べてやるんだ私の決意は緩が なかったその後も着々と準備を進め た今回の復讐で大事なことは同窓会だ確か 旦那の話では以前同窓会が開かれた時に 浮気している人間がいて全員から聞かれて いたらしいだったらそれを利用する手は ない実際旦那の浮気相手は以前その浮気し ていた人間をかなり否定していたらしい 浮気なんて最低の人間がすることだとだっ たら聞いてみたいものだ批判した人間が 自分の否定したことをやって一体どんな 気分なの か数週間後ななそれじゃあそろそろ行って くるよ行ってらっしゃいゆっくりしてきて いいからねありがとう相変わらずあいつら 年取ってると思うけど格はそのまんまだと 思うけどないいことじゃない変わらないで いてくれるからこそ自分が間違った道を 進んでいるかどうか分からせてくれるほら 前に言ってたじゃない浮気した人間を多く の同級生が避難し たって浮気は悪いことだからそういうのを してる時に正しく叱ってくれ るっていうのはいいことだと思うけどね そう そうだなあなたも悪いことしてるなら気を つけないとねどどういう意味だよ同窓会 遅れちゃうよ ああ本当だじゃあ行ってきます旦那が出て いった後私は急いで支度を始めたちなみに 旦那の同級生の1人にはすでに協力して もらっている旦那のの行いに関してその人 はかなり強く批判しており私に心よく協力 してくれたのだそして会場に到着旦那と女 はやはり近くにいるそもそも同級生が他に もいるのにあれだけ近くにいたら怪しま れるに決まっているだろうだが2人は そんなことお構いなしという様子だまあ それでも構わないこれから私が用意した プレゼントで2人がどんな表情になるか 楽しみだ会場は徐々に盛り上がっていき私 の協力者が全員に向かって皆さんここで見 てもらいたい映像があり ますどよめく会場ただ全員酔っ払っている こともあって見たい見たいといった声が 次々と上がっていく 協力者はその勢いに載せられその映像に 関連のある人物は旦那だと名指しする会場 はさらに盛り上がっていく旦那はやめろよ と言いつつ結構嬉しそうだでは早速見て もらいましょうどうぞそして協力者の合図 と同時にモニターが切り替わるどよめく 会場旦那と女はかなり動揺しており言葉を 失っている様子そうなるのも仕方ないこと だだって会場に映し出された映像は旦那と 女の浮気と思われる写真や映像が流れてい たのだ からななんだよこれあの子この間浮気した 子に対してものすごい批判してなかった 浮気をする人間なんて人間の底辺だとか そんなこと言ってたよねそれなのに本人が やっちゃう なんてここれは違うのていうかあんたなん でこんな映像を流すのよ女は私の協力者に 牙を向いてきただが協力者は淡々と語って いた私は頼まれただけよ同級生に対して嘘 はないから真実を見てほしいってね誰に それは言えないわ私にだって守秘義務が あるものそれより誰がこの映像を提供した かよりも説明しないといけないことがある んじゃない の え浮気した子散々批判してたあんたがどう して浮気なんかしたのかみんな気になっ てるのはそこだと思うよ そそれは私はもどかしくなってしまい旦那 の同級生たちの前に姿を 見せるどうも皆さんその映像を提供したの は私ですそして私はこの男の妻ですななな どどうしてこんなこと をはそんなの冷静に考えれば分かること でしょう浮した人間がさかれるのは 当たり前しかも家にまでそこの女を呼んで 堂々と浮気もう目も当てられないわ うそれからそこの頭お花畑のお嬢さんわ 私そうあなたあよくばこのまま夫を奪おう と思ったんでしょうけど奪いたかったら どうぞなんですって 彼のこといらないってこと ええだって彼は1人の女性を愛せないもの きっとあなただけに絞ってもまた浮気する に決まってる わそうそんなことはないと思いますなんで だって今証明されてるじゃない1人の女性 を愛せず私とあなたいつまでも決断できず だらだら交してるそんな優柔不断で倫理も 何もない男欲しければくれてやるわすると 女は黙ってしまっ たそれからあんたたち承知の上だと思う けど慰謝料請求させてもらうから2人とも ね私もあれ知らないそんなことも分から ないで浮気してたなんて呆れちゃうね残念 だけどもう無理よ私今弁護士に手続きお 願いしてるの慰謝料と離婚調定の代りその うち届くと思うから対応しておいてねじゃ そう言って私は会場を去ったこうして今回 の一見は幕を閉じ たあの後旦那と浮気相手は全員からソース 感を食らったらしい同級生が私と同じ価値 観だったことが今回良かったと思う旦那は その後女にも捨てられてしまい今は1人で 生きているらしいが会社でも大きなミスを してしまい今は田舎に飛ばされたそうだ女 の方は新しくできた彼氏が紐だったために 今は働き詰めになっている らしい私は今仕事で大きなを得て充実した 生活を送っている今後どうなるかは分から ないがひとまずは今のままでいいか な うーんまたか私の司会に飛び込んできたの は敷地内に泊まる車これでもう何度目 だろうかだが犯人は分かっている自称ヤザ の大森という男だこの間からずっと注意し ているのだが全くやめてくれる気配がない すると向こう側から大森がやってきた見た ところ朝帰りと言ったところかちょっと 一体何回注意されれば気が済むんですか ああまたお前かよいいだろうどうせ開い てるんだからそういう問題じゃない でしょうここは私の土地です勝手に止め られたら困ります うるせえなこの間俺が言ったこともう忘れ たの か何がです かおいおいとぼけちゃいけねえな俺が どんなやつか教えてやった だろうそうこの人物はヤザだそう だ今は俺1人でいいからいいけどよ調子 乗ってると事務所想であんただけじゃなく て旦那まで追い詰めちゃうよ嫌だよなだっ たら注射ぐらいでギャーギャー騒ぐな よででも警察に話したらあなたはどうなる と思います ああさがなんだって言っておくけどな俺が 逮捕されたら他の員が姉ちゃんのとにかも しれねえぞうちの連中はちょっとばかし気 が短い連中が多いから な警察に連絡する手段はあんまり頭のいい 手段だとは言えねえ な う大人しくここ貸してくれれば俺は何も 言わないし何もしないだから俺に貸して くれればいいだけなんだよわかるよな じゃあ また明日借りるからよ場所は温めておいて くれよじゃあ なあいつ一体どうして私のとろになんて 止めるのどうやったらあいつ追い出せるん だろう私の名前は七33歳の主婦だ夫は 会社員の陽太子供は2歳の息子が いる太とは7年ほど前に結婚して昨年マイ ホームを購入太は結婚したらマイホームを 購入したいとずっと言っていたこともあっ て貯金はこまめにしていたそうしてローン を組み家を購入したというわけだこれから 順風満々な生活を遅れるそう思っていたの だがある問題が生じたそれこそが先ほどの 大森という男だ宅のスペースはかなり広く 夫が出勤してしまえばその広さは余計に 目立つだからなのか少し前から駐車 スペースに見知らぬ車が止まっていること が増えた私は知らないのかと思い声をかけ に行ったのだがあすみませんここ敷地内 ですのではこれだけ開いてるじゃん別に いいでしょ は はいいやあこの辺駐車場なくて困ってたん だよねそうしたらここにいいスペースが あって さちょちょっと待ってくださいここは敷地 内なんです勝手に止められると困り ますじゃあ許可取ったらいいの はいすると男は軽いをしながらめさせて くれはいこれでいいかそういうことじゃ ありませんとにかくここには止めないで くださいうるせえ女だなお前誰にも言っ てるのか分かってんの かななんですか俺はこの辺じゃ知らねえや はいねえヤザだ ぞなんですって それなのにビーチパーチうるせえんだよ お前はあんまり生意気なこと言ってると どうなるか想像くらいつくよ な脅してるんです か聞きの悪いこと言うなよこれは脅しじゃ ねえ俺は親切心で教えてやっただけだただ 次は知らねえ ぞか関係ありませんとにかくいいですか ここは私の土地ですいい加減なことは許し ませんから ねそう言って私はその場を去っ たただ内心は少々厄介だなと感じていた まさかあの大森という男がヤザだった なんて一体どうやって対処するのがいい だろう かその夜すぐに陽太に相談したってことが あったのだからどうしたらいいのかなと 思ってできれば私もコビに済ませたいし そうだよなでも相手はヤザだからそこまで 話し合いがスムーズに行くかどう かちょっと何弱気になってるのよ相手が どんなやつであろうと俺についてこいって いうのが男でしょうお しゃる通り です弱気な陽太にカを入れ休日大森に注意 してもらうこととなっ た2日後の土曜日あ来たて慣れた様子で 入ってくる 大森しかも何やら文句を言っているように 聞こえるだよ今日は狭いじゃねえかたく俺 の特等席なのに奪いやがってその時陽太が 駐車場に出ていくおおいあんたここは オレンジだ勝手に止めるのは許さ んすると大森がけだるそうな様子で車から 出てき たその様子から察するに陽太のことを隠し たと見たような印象だ聞いてるのか聞い てるよそれでなんだ だだからここは俺の家だから駐車場に 止めるなって陽太がまだ話している途中に 大森が話を 遮るああごめんごめんちょっと聞こえ なかったわもう1回言ってくれるかだだ から一応奥さんには言ってあったけどもう 一度言うわ俺は くもまあまあ有名なんだわその俺に向かっ てなんて言ったのかもう一度教えてくれる かななあ兄ちゃん 陽太は結局何もできず家の中に帰ってきて しまったごめん無理だちょちょっとなんで 帰ってきたの よだってしょうがないだろうあいつザだっ て言うんだもんそんなの何もできない じゃん俺危ない じゃんこの男と結婚したことは私にとって 正解だったのだろうか私は頭を抱えながら も母性本能が働き子供のためと思い私は 再び大盛に向かっていったおおいやばいっ てうるさい子供は誰の背中を見ていくのよ 親が屈してたら子供に示しがつかない でしょうが私は気合いを入れて大盛に 向かっていったんいい加減にしてください よ言ってわからないんですかなんだ と私はもうどうなってもいいやという勢い で大森へごきを強め たあんた頭がおかしくなったのか言った だろ俺はヤザだあんまり調子乗ったことさ れたら俺だって黙っちゃいないんだよその 言葉に一瞬私はたじろいでしまったがここ まで来たら聞くことはできない私は強気な 態度に出てしまったのだやってみればいい じゃ ない 何これから私は子供に自分の背中を見て 育ってもらうため にあんたみたいなヤザに恐れてるわけには いかないのよななんだ とその時大森の表情が一気に変わる何かを 決めたかのような顔 だよくわかったあんた確か七とか言った な ははい奥さんあんた後悔するぜどういう 意味ですか 俺を敵に回したんだどうなるかくらい想像 できないわけじゃない だろう全て覚悟の上 よ異性がいいな分かったじゃあ近々うちの ものが挨拶に来るわその時にまた会おうや じゃあ なそうして大森は去っていった気を張って いたのか私は大森が帰ったら全身から力が 抜けたかのようにその場に座り込んで しまったの だ 七よた私ちょっと腰が抜けちゃった みたいちょちょっと大丈夫 か少し休めばいいと思うとは言ったものの 問題は解決なんてしてないむしろ最悪な 展開になってしまった陽太はかなり不安 そうにしている私が何とかしなければ数日 後実家から連絡が入っ たもしもし陽太さんから聞いたわよ今 とんでもないことになってるみたいじゃ ない お母さん大丈夫だよそれなら私の方でなん とかする からあんたそんなこと言って何か咲でも あるの そそれ ははっきり言って咲など何もない警察に 頼れば大盛の組が何を仕掛けてくるか わから ない私や陽太が何かされるのはまだ我慢 できるでも私たちの子供に何かされるのは 我慢できるはずがなかった殺に柵を練ら なければならない盛なんておそらく早けれ ば明日にでも来る [音楽] だろうそうなったらいよいよまずい一体 どうしたら私が頭を抱えていると母が電話 越しにあるアドバイスをくれたもしそれ 関係で困ってることがあるならあの人に 相談してみたらいいんじゃないあの人って ゴさんよああ 母の口から出たゴさんとは実家の近所に 住んでいた住民だいわばご近所さんという わけだだが私は母のそのアドバイスの おかげで一筋の光が見えたかのようだった お母さんありがとう私ちょっとごーさんの ところ行ってみるそうしなさい私からご さんのところに行って大方の話をしておく からありがとう そうと決まれば私は実家へと急いだおおい どこ行くんだ今から実家行ってくる わそそうかなら俺も陽太はここにいてえ え大丈夫必ず解決してくれる人を連れて 帰ってくるからさうわ分かったそれまで この家は俺が守ってやるよ陽太は覚悟を 決めてくれたようだそんな彼を見て私は 子供を連れて実家へ子供を連れてきたのは 何かあった時のために実家へ預けておこう と思ったからだそうして2時間後実家へ 到着すると実家にはすでにゴさんが来てい たごさんお久しぶりですおおなちゃん元気 だった かはいおかげ様で元気ですそれでお話なん ですけど ああお母さんから話は聞いてるよ俺で よければ喜んで協力させてほしい本当です かありがとうございますゴさんがいる なんてこんな心強いことありませ [笑い] んちゃんのにならどんなことでも嬉しいさ こうしてゴさんがあの大森との間に立って くれることになった正直この時に私はゴ さんの心配ではなく大森たちの心配をして いただってゴさんが出てきたらどんな人物 が相手でもきっと勝てない何を隠そうこの 号さんは元ザだ今は足を洗ってな道を歩ん でいるどうしてここまで私に協力してくれ たのかそれは幼少期のことが関係している のかもしれない実は私が小学生の時父がゴ さんを助けたことが ある当時足を洗ったとはいえ社会が彼を 受け入れてくれるほど優しいものでも なかったそんな困りはてた豪さんを父が 経営していた会社で面倒ことになったのだ 父は私に困ってる人がいたら助けてやるの が人間の本来のあり方だそれができない から争いが起こるお前も困っている人がい たら真っ先に駆け寄って助けてやるんだ父 から言われた言葉はそうだっただが父も 病いに倒れ数年前に若くして他している その時誰よりも涙を流したのは私や母では ないゴさんだったの だ兄貴たくさんの愛をありがとうござい ましたあれほど泣いていたごさんは見た ことがないそれほどまでに父に恩を感じて いたのだろうそれ以来ゴさんは私と母の ことを気にかけてくれるようになった どんな困り事でも相談してくれていいと 言ってくれ私や母も心強かったと思う そんなごさんが今日は一緒に来てくれる 年齢は父と同じくらいだがそのオーラは 未だ顕在大森たちはゴさんにどう対応する のだろう か自宅に戻るとすでに大森たちが来ていた 大森の隣に誰か風格のある人物が立って いるあれは 川上かゴさんはどうやら顔見知りのよう だった大森たちはよた相手に土房を浴びせ ていたお前さ注射くらい許せない わけこここは俺の家だそれに子供もいるん だだから出て いけよ た数時間前と違って太にはかなりがあった 行動だと思う足は震えているがそうしてゴ さんが亮太と大森たちの間に 立つそこまでにしたらどうだ川上 あ誰だあんたなんで俺の名前知っておい誰 に向かって口聞いてんだ こらゴさんの空気が冷たくなるような一言 にかかという男は全身から汗が吹き出し たままさかあんたはごごさんです かようやくわかったか久しぶりだな 川上ごご沙汰しております川上は即座に頭 を 下げるしかし状況を知らない大森は1人 だけ浮いた態度を取ってしまう ちょっと川上さんどうしたんですかこんな おっさん1人になんでそんな頭を下げてる んですかやめてくださいよどうせただの おっさんでしょだったら俺たち2人 でいや やめろその時だったごさんが大盛に顔を 近づけた伊勢がいいなお前おお俺はこう 見えてもばてるからなあんたみたいな おいぼれとは違うんだよ おおおいぼれか おお前なんてこと えするとごさんがごきをゆっくりと強めて いく大盛とか言ったかお前知らないようだ から教えてやるよまず兄分が今に頭下げ てる時点で状況を理解できねえの かそれは確かにそうだけどどうせあれだろ 兄貴も誰かと間違えてるんだよそうか川上 お前下にどんな教育してん だもう申し訳ありません川上という男は 震えていた私もなんとなくその気持ちは 分かるだって号さんが先ほどからまとって いる雰囲気が非常に重たいから だまあいい俺が時々に教育してやるよまず お前なんでここに駐車したんだはそんなの 決まってるだろ開いたスペースがあった からだ よそうかでもここは人の家だよななんで 無断で注射しただから言ってるだろ 人の家だろうがなんだろうが駐車できる スペースがあるならするだろう俺この辺に 事務所があるんだよわざわざ駐車代を払う わけないだろうもったいないなるほどな じゃあ1つ教えておいて やる えこの家に住んでるなみちゃんていう奥 さんは俺の知り合いだ俺は彼女たちの家族 が大変な思いをしているって言うんでここ まで来たそれでお前みたいな身勝手な奴が いたってわけだ俺から見てもお前が 100%悪いに決まってるだろうがはお前 一体何を言っ てすると川上が大森の頭を強制的に下げた もうやめろな何するんですか川上さんこれ 以上俺のメツを潰すきかこの人はな俺が 若い頃に世話になった豪さんなんだよ え当時の組の中でも組長の側近にまで 登り詰めた人だそれなのにお前ってやつ は大森はそれを聞いた瞬間土下座し始めた もう申し訳ありませんでした俺まだ組の中 では下っぱの方で組おかしいな川上は組を 波紋にされたやつだぞ組の立ち上げなんか できるわけはね えお前らもしかして片からこんな方法で金 を騙し取ってたんじゃねえだろうなちょ ちょっとどういうことですか川上さんうわ うるさい事実だよそ そんなその後川上と大森は言い争いをして い ただがそこでゴさんはどなったいい加減に 仕上がれお前らの争いならよそでやれや てめえらのせいで迷惑をかけられた人が ここにいるんだだったら先に謝るのが筋 じゃねえのかす すみませんでし たもう申し訳ございませんでしたもう2度 とその姿見せないで次来たら俺が許さない からな いやうんお前何悔しそうな顔浮かべてんだ ああいえなんで ももし何か変なことしやがったらお前ら こんなもんじゃ済まさないからなに命じて この町から 消えろすると大森と川上はそくさと 立ち去っていった2人が立ち去った後ご さんの険しい顔にようやく笑顔が戻っ たいやあ久しぶりにあんな汚い言葉使った ななみちゃんこんな感じでいいかなはい 大丈夫ですありがとうございますごさん いやいや 兄貴の娘さんの役に立てたんだこんな幸せ なことはないよこうして今回の一見は幕を 閉じたその後大森と川上は2度と私たちの 前に現れることはなくなったゴさんの話で は川上という男が前にいた組の商売を邪魔 したらしく今追われているらしいその後 どうなるかは知らないが無事では済まない だろう とのこと大森も同様 らしい私はあれからまた穏やかな日々が 訪れたこれも全てごさんのおかげいや もちろんお父さんがあの日ごさんを助けて いなかったらこんなことにはなってい なかった だろうお父さん ありがとうどうしてお母さんが亡くなった ことを教えてくれなかったのよ 俺が連絡したのに来なかったのはお前だろ それは家事をしに来いって話だったじゃ ない別れた夫が義母の不法を私に教えて くれなかった私は義母に本当の娘のように 大事にしてもらったそれは離婚してからも 同じだ娘もおばあちゃん子に育ち葬儀に列 できなかったことを心からく病んでいる しかもギブが この男は私に家事をしに来いと言ってきた のだそれを断った結果がこれだ私も娘も 怒りの目を元夫に向け た私の名前はあみ43歳のシングルマザー だ普段は正社員としてジムの仕事をしてい て16歳の娘と2人でマンションに暮らし ている娘の彼は真面目に勉強しながら家も してくれる上に自分の小遣い稼ぎにバイト もしている優しい高校娘だ花には楽しい 精神を送ってもらいたい決して私たちの ような親のせいで辛い思いをさせたくない と思っている私は彼を見下すような夫と 離婚して私たちはやっと自由になったのだ から私と元夫の裕二が離婚したのは2年だ その頃のカナはあさな態度はしないが言葉 な橋場や態度から裕を嫌っている様子が 伺えたもうカナもそんな年頃なのね私は 反抗機だろうかと思っていたが裕二は違っ た俺に食せてもらってる分際であんな態度 を取るなんてなお前のせいだぞみお前専業 主婦なんだからさカナの教育をしっかり しろやそう渡をとなったのだ昔から裕二は 男が外に稼ぎに行って女が家のことは全て やるのが当然という考え方をしていた確か に裕二はそれなりに稼いでいるので私が 専業主婦でもカナを育てられるだけの余裕 があったその点は感謝している私は裕の 言うことをはい聞きながら嫌を損ねさせ ないようにしていたそんなことがあった数 日後幼児が私に義母の面倒を見てほしいと 言い出し た母さんが腰を痛めたんだってさ昼間は 母さんの面倒を見てくれよ娘のしつけも 満足にできないんだからそれくらいは ちゃんとやれ よ裕二の言い方には不満を感じたが断ろう とは思わなかったギバは1人で年金暮らし をしているから腰を痛めたならすでに生活 に師匠が出ているかもしれない分かったわ じゃあ家のことは裕二も手伝ってもらって いい私がそう聞くと裕二は隣り散らしたの だはあ何言ってんだよお前は嫁だろ今だっ てどうせ家でゴロゴロしてるんだろうが うちの家事もにして母さんの面倒を見ろて 言ってんだそれくらい分かれよ えその時そうさいでいた裕二をカナが汚い ものを見るような目で見つめていたその 翌日から私は疑実家に行った木は本当に腰 が痛いようで歩くのもきつそうだっ たすまない ねずらそうな顔でそういう義母に私は笑顔 を向けた今まで親高校できませんでしたし これくらい当然ですよすると義歯は嬉し そうに笑った裕二はいい嫁さんと巡り合え てよかったあみさん家事なんてやらなくて も命の危険はないんだどうせ裕二は家事と か手伝わないんだろう無理せずサボり ながらやり なさい義母はそう言ってくれたので私は疑 実家で最低限の家事をして残りの時間は 義母と楽しい時間を過ごしたお菓子とお茶 を用意してギブの話をたくさん聞いた家の 家事も無理しない程度にやるようになった 最初は裕二に家事を完璧にしろと言われて 気を張っていたが義務のおかげで肩の力が 抜けたのだすると裕二がまた怒鳴るように なったおい玄関に砂袋が入っていたぞ昼間 何やってたあなたの実家でお母さんの世話 をしてたわよはあ俺言ったよなうちと 母さんの家両方を完璧にやれってお母さん は無理しなくていいってそんなの社や だろうが本気にしてどうするお前の仕事は 専業主婦だろ主婦は家事をするもんなんだ よブラブラしないで仕事しろって言ってん だ裕二が一極は大きい声で怒鳴ると金が やってきた私お父さんのそういうところ 嫌いと言い出したの だ顔がこり裕を見て私は早く彼の口を抑え なきゃと思ったがもう遅いかは思っていた ことを全て吐き出してしまったお父さん みたいな男みんな嫌だと思う自分ばっかり 正しくて周りを見なしてるじゃない女だ からどうとかさそういうお父さんは男のく にうは小さいよねその瞬間空気が凍るのを 感じた裕二はゆっくりと立ち上がり鬼の ような競争でかと近づいていく私はすぐに 裕二の前に立ちふさがって大声をあげたか おばあちゃんの家に逃げてなえ 困惑するカナに私は再度となるいいから 逃げ なさいそこでカナはようやく自分の身が 危険だと気づいたようだが動けないでいた その時裕二の手が上に 上がる私は学生時代陸上戦士だった記憶が 蘇りカナの手を掴んでそこから走り出した そして家を出て疑実家に逃げたのだった 裕二は運動不足のせいか私たちを 追いかけるも追いつけない疑実家につくと 私はすぐに義母に事情を説明したそこから は早かった腰が回復していた義母が死ない を持って裕次に向けたのだ裕二は義母には 頭が上がらないようでようやく冷静になっ ていたそこで私たち家族は4人で話し合い をすることになった特にのが印象的だった のを覚えているお父さんはお母さんの文句 ばっかり毎日美味しいご飯が食べれてるの は誰のおかげよ確かにお父さんは生活費を 出してくれているっていうのも正しいよで もねお金だけじゃ快適さを得られないの お母さんが家のことを毎日一生懸命やって くれるからじゃんこの前私が家事を手伝っ てみたら難しくて驚いよお母さんは素早く やってたのに私は全然うまくできなかった お父さんも家事できないのにどうして お母さんを見下す のカナの言葉に裕二は何も答えられない そこで私は口を開い たあなた離婚し ましょうさき怒りで我を忘れるあなたを見 て怖いと思った私は怖いと思う人と生活し たくないそそれは 済まなかっ た謝罪も反省も表面上ではいくらでも できると思うのいつかなに何かあるかも 知らないのに簡単に許せないよ私は金を 守る義務がある から私が真剣な目を裕次に向けるとどれ だけ本気か分かったようだ こうなったのは裕二が家族と信頼関係を 気づけなかったからだよ分かったらゆみ さんの言う通りに しなリブがそう言ってくれたこともあって 少し時間はかかったが私たちの離婚が成立 した養育費も支払われることになってそれ から私とかはマンションで2人暮らしを 始め私も仕事を始めたのだっ た2人の生活はで快適だこうなってみて やっと裕二がいつも怒鳴って私やカナを 見下していたのだと気づく離婚して正解だ それから2年は平和に暮らしていたのだが ある時裕二から連絡があった朝が入院した んだ助けてくれないかそれは裕二からの 頼みだった義母が入院して家事ができない から助けてくれという内容だ離婚後裕二は 義実に戻ったのだがきっと義母に家事を 任せにしていたのだろうもちろん私は断っ たもうあなたと家族じゃないわお前の有利 な条件で離婚できたのは誰だと思ってる 母さんのおかげだろうがそうねだから お母さんの元にメカに行くのはいいけど あなたを助けるのは無理よなんでだよ俺を 助けることが母さんのためになるんだぞ 母さんはずっとお前を娘みたいに思ってた のに恩返しをしようと思わないのかよ最低 な女だよなお前ってちょってものがないん だまるで離婚前と変わらない言い方をする 裕二に怒りすら 覚えるあんたね私が言い返そうとした ところ裕二はそのまま電話を切ってしまっ た 正直言って私もカナもギブが入院したのを 知っていたので裕二からの電話に驚くこと はなかった1つ驚いたことがあったとし たらそれは義母が入院して1ヶ月経って から裕二が私に電話をしてきたことだろう か私はもう義母と他人だから連絡して来 なかったというのは分かるだがからにとっ て義母は大事な祖母なのだ いくら私たち夫婦が離婚してカナが私に ついてきたとしてもそれはカナには関係の ないことだ1ヶ月も何も言わないなんて ひどいと思うそれなのに裕二にはそれが 理解できなかったらしいその電話から10 日義母が亡くなったことを私たちには告げ ず気づいた時には葬儀が終わっていたの だ義母が入院したから私とカは週ペースで 顔を見せていたのだが仕事の繁忙機に入っ たから花を連れて病院には行けなかったの だ最後に義母と話したのは電話で2分程度 だけ繁忙機が終わったら会いに行くと連絡 しただけだったの だ仕事に余裕ができて遠かぶに義務の見舞 に行ったら看護師にもう亡くなったことを 告げられた 私はショックでそのまま泣き崩れてしまっ たかも一緒だっ た亡くなったことを告げられず葬儀にも 参列できずに悲しんだ裕二は私たちに教え てくれなかったの だするとカナが私に言った私たちへの 嫌がらせにしてもひどすぎるよ絶対に許せ ないカナは怒りのこった目をしていた 私も同じ気持ちだ裕二を許すことなどでき ないただ今から裕二を攻めたところで何も 変わらないだろう私とカナはせめて先行を あげようと思い疑実家へ向かっ た私がチャイムを押すと裕二は面倒そうな 顔をして出てきた母親をなくしてすぐの人 には見え ないどうしてお母さんが亡くなったことを 教えてくれなかったのよ 私はどなったすると裕二はニヤニヤと笑み を 浮かべる俺が連絡したのに来なかったのは お前だろそれは歌詞をしに来いって話し だったじゃないそうだよ母さんが退院した 後のことも考えられないなんてな私も彼も 怒りから裕二をギロリと睨んだ考えてたよ 私たちは何度もお見舞いに行ったしでもお ばあちゃん言ってたよお父さんは全然面会 に来ないってお母さんの王が大の娘みたい だっ てカナの言葉に裕二の顔がみるみる怒り顔 に変わるまるで離婚前に手をあげようとし た時のようだった私はもう40代だがまだ 走れる自信があった裕二の態度次第では義 に先をあげずに逃げなければとを身構えた すると裕二は何を考えたのか怒り顔から いぺニヤニヤとした顔に変わったのだする と私たちの背後から男性の声が聞こえ た あのその男性は声をかけていいのか悩んだ 末にようやく声をかけたという感じだった 私よりも少し年齢が上くらいだろうかする とが自信満々にその方はな弁護士だよ 母さんの遺言者の内容を俺に明かしに来て くれたんだよ俺は忙しいんだお前はそそ 帰るんだなと言って犬を追い払うかのよう に私たちにシッシッと手を払ったせめて 先行ぐらいあげてもいいでしょせめてカナ だけでもカナの実のおばあちゃんなんだよ すると弁護士が私に問いかけてきたもしか してあみさんですかあはいそうですが ああよかったです今日はゆ書の内容を息子 さんにを伝えにきまし たということは義母が構成証書護を残した ということでしょうかはいそうですね お母様が息子さんにを伝えてあったようで 呼ばれてきたということですその時は お母様があさんにも立ち合ってほしいと 言っておりましたそのことは裕二さんにも お伝えしたんです が弁護士の言葉に裕二は落ちをした母さん に兄弟はいるけど遺産を受け取るのは俺 だけのはずだろうなんだっとで呼ぶんだよ あなたのお母さんの希望なんです よんにもさを分けたいとね え裕二は舞を潜めた外で話していても 仕方なので私と彼も家の中に入れさせて もらうことになった弁護士が何やら準備を している間私とカナはイボに先行をあげ た本当に葬儀に3列できなかったのが 悔やまれるそしてかには義母の仏壇がある 屋で待っていてもらい私と裕二と弁護士で 遺言書の内容を確認することになっ た弁護士が最後まで読み上げると裕二は 驚きのあり固まっていたそれは遺さは裕二 が2割私が8割受け取りなさいという内容 だっ た ななんでこいつは他人だぞ俺の方が母さん によくしてきたなぜ投票してたんだからな そうですねお母様は裕二さんが同居して くれたので2割分を裕二さんにと書いてい ます弁護士の言葉で私は義母のことを 思い出して裕二を睨ん だそういえばお母さん言ってたわよあなた と同居して大変なことばかりだってあなた の分の家事もやらなきゃいけなくなった から腰が辛いってだから私たまにあなたの 家に行って家事を手伝っていたのよ彼も 一緒にねはそんなの聞いてないぞ別れた妻 が家に来てるって知ったら嫌だろうから 伏せておいたのそれで8割をお前にって そういうことなんじゃない私は確かに お母さんが亡くなる前仕事が忙しくてに はけなかったけどねそれまでは週に3日 くらいは顔出していたのよそんなの聞いて ないぞ裕二は立ち上がると私にとなった 弁護士の前だが裕二は大人しくするつもり はない らしい弁護士さんの前よ落ち着いてこれが 落ち着いていられるかなんでお前なんかに 聞きなさいよお母さんは私を本当の娘 みたいにに思ってくれてた見舞に行くと いつも嬉しそうに手を伸ばしてね私はから と手を握り合っていたよけどあなたは息子 なのに何もしてくれないって投てた私は お母さんの気持ちが分かるよだって お母さんも私も母親なんだ もの私にお金を多く渡したいと思ってくれ たのはねカナのためなんだよお前が子育て に失敗したせいでカナは俺に立つような女 に育った俺が養育費をくれてやってるんだ から母さんの遺産なんて必要ない だろう私は我慢しきれずに立ち上がった いい加減にしてよあなたて本当に父の自覚 しらないの前にかがあなたに言ったことは 何1つ心に響いていなかったんだね私はか が言ってた印象に残っている言葉を 思い出して言ってやったお金を出した からって偉いわけじゃないんだよあなたの お金があったから彼が進学できたの違う でしょそれは彼が頑張ったからよ私たちが カナのためにお金を出すのは当然のことな の父親ならそれくらい理解しなさい よすると裕二が私を睨みつけて言い返した 俺の努力は無視かよ生活のために頑張って きたんだ会社では上司に媚び振って家じゃ 女どもに軽く見られてたどうしてここで あなたの話になるのだって母さんも俺を 叱ってばかりだった俺は俺 は裕二はまるで子供のように俯いて ブツブツとつぶやき始め たそんなに返しが辛かったらなんで相談し てくれなかった のその言い方だと俺だけが不幸だって 言い張って楽しそうにしている私たちに 恨みをぶつけたってことだよねそんな感情 を私だけでなくかにまで向ける なんて父親失格だ よ別に父は失格でもどうでもいい最後に 母さんを過ごしたのは俺なんだ本当の息子 だって俺だけなんだから俺に全額渡すべき じゃ裕二は涙目だ義母が私に遺産を残した 理由が分からないから納得はいかないの だろうするとひと扉が開いて金が入ってき たお父さんの声大きすぎこっちにまでこて きたよ このおばあちゃん私にだけ言ってくれた よお母さんはいつも笑顔でおばあちゃんに 優しくしてくれたそれだけで心が温かく なっ たって残り少ない人生でお母さんと仲を 深められて幸せだったって私にもあえて すごく幸せだって言ってくれたよでも お父さんはそう思ってももらえなかったん だよ ねおばあちゃんに優しくしてあげた腰を 至ってあげたことは逆におばあちゃんの 負担になってたんじゃない の家事全然してなかったんだもん ねすると裕二は黙ってうき膝をついて方針 状態になっていたケ裕はいつまでも義母の 息子でありたかったのだろう それから私に義母の遺産の8割が渡ったと 言っても義母の貯金は50万程度だ 受け取った分はありがたくカナの学費に 使わせてもらうつもりであるあれから用字 が1度だけうちにやってき た 俺馬鹿だよな母さんの遺産が入ると思って 車を買ったんだよ それで私にも遺産が渡ると思って大騒ぎし てたのでも取らぬたぬきの川残用だったね 全額もらえたとしても50万だし本当バカ だよ な本当は毎月の借金の返済で首が回らなく なってたんだお前に捨てられて むしゃくしゃしてクレジットの学まで飲み に使っちまって さできたら自己破産するつもり自己破産 ってそんなに簡単にはできないよねま やれることは何でもやる さそれより これ裕二が義母の牌を差し出したのだ今回 の件で俺にこれを持つ資格はないと思った よかさなって娘のように思ってたお前に敗 を持ってもらった方がいい だろう本当に後悔してるもっと親高校すれ ばよかったなっ てどうし て俺はどうし て傘に優しくしてやれなかったん だろうミジはそう言うとボロボロと涙を こぼし た私は何も言えなかった裕二はつき物が 落ちたかのようにしんみとした顔をしてい たから何か言ったら傷つけてしまうような 気がしたの だその後裕二は激務だった仕事をやめて どこか遠くで再出発することにした らしい今まで自分の立場が1番大事で収入 がいいからと周りを見下していた男だった それなのに今全てを捨てると決めたのだ 元妻として応援をするがもう干渉する つもりはないそれから彼は毎日義母の仏壇 に手を合わせてから学校に行くようになっ た飾っている写真は義母が優しく微笑んで いてまるで私とカナを見守ってくれている みたい だ私はきっといつか金が結婚したら祖母と いう立場になるだろうその時いいおばあ ちゃんになれたらいいなと 思う私も仕事に行く前に義母の前で星座を して手を合わせていっ た今日も元気に頑張る ぞ行ってき ます私の名前は藤原江莉香年齢は24歳 まだ大学を卒業して2年だが大学時代の 先輩と4年の交際を経てこの度婚約した彼 の名前は吉川達也さんこの婚約によって よせぬ事件が起こるなんて考えてもい なかっ た3つ上だった達也さんと出会ったのは まだ私が高校3年生の頃だった大学の見学 会の時に校内で迷ってしまった私に声を かけてくれたのがたっくんだっ たどうしたの友達とはれてしまったのと道 に迷ってしまいまし たでも私はあまりに突然声をかけられたの で少し驚いてしまい戸惑ってしまっ たそんなに警戒しなくても大丈夫だよ何も しないからははい その時一緒に来ていた友達を一緒に探して くれたたっくんだが地元も近いということ もあり探している間もとても話が 盛り上がり時間が過ぎるのがとても早く 感じるほどだっ た1時間近く経った時ようやく友達と再開 することができそのまま名前も聞かぬまま 別れ たしかし私はあの大学の在高生なのかも わからず 楽しかった一時として思い出に残し入学 する頃にはすっかりたっくの存在も忘れて い たそして入学して1ヶ月が経った 頃次の授業に遅れ ちゃうしかしまだこの大学の広さに慣れて いなかった私は次の教室までの道のりが 分からずにいたどうしようやっぱり忘れ物 取りに戻らないでみんなと一緒に行けば よかったそう思っていた時だったどうした の新入生はい第8教室の場所が分からなく てと答えながら声のする方向を見ると あ私たちはお互いを見て思わず声を上げて しまったそう見学会の時に助けてくれた あの男性だったのだ私はそのにびっくりし て足がよろめいてしまったがその瞬間彼は 私の腕を掴んで支えてくれたありがとう ございます君あの時の高校生だよねはい そうですあの時はありがとうございました 道に迷うの得意だね2回も同じ境遇になる なんて俺たち運命かもねなんて ね私たちはお互いを見て思わず笑い合って しまったそれから私たちは校内で会うと 少しお話をしたりする中になっていき少し ずつお互いを知るようになっていき交際に 発展するまでそう時間はかからなかったで も大学生活も1年しか重なることなくたっ くは卒業し就職してしまったのでお互い 会う時間もなくこのまま自然消滅になって しまうだろうと私は覚悟はしていたそれで も仕事をしながらもきちんと私と会う時間 も大事にしてくれたたっく会社の人たちに もすぐに私のことを紹介してくれてとても 大事にしてくれたのだそして私も無事に 大学卒業を迎え晴れて社会人となった私は 元々親の会社でアルバイトをしていたこと もありそのまま会社のけ として働いて いるここだけの話私は一応社長令嬢として 大事に育てられてき たたっくも私の親とは何度も会っており親 公人のお付き合いをしている私はと言うと たっくの実家にも何度かお邪魔しており たっくのお父さんお母さんにも可愛がって もらえとても充実した毎日を送っていた しかしただ1人だけ私のことを面白く思っ てない人がいるその人とはたっくんの お兄さんの奥さん だお兄さんはとても人柄のいい人で容姿も かっこよく今時珍しいくらいの人という 印象だったなぜこんな素晴らしい人が こんな人と結婚したのかと思うくらい奥 さんというのが最低な人だった そこそこ稼ぎのいいお兄さんなのでお金に は不自由していないからか義理のお姉さん はブランド品ばかりを買ってくるお金の 荒い人だった実家に立ち寄っては高級菓子 を食べ荒らし友達に食べさせると言って 大量に持って帰ったりしていたたっくの お父さんとお母さんはなぜ黙っているのか と私はずっと不思議に思っていたどうやら たっくのお父さんがお世話になった先輩の 娘さんということで昔のお世話になった ことを持ち出しては何かと上から目線で 頼み事をされていた らしいそしてなかなか結婚のできない娘の 結婚相手まで言いつけてきたといういつも 悩んでいたお父さんを見たお兄さんはもう 今後一切お父さんに傲慢な態度は取らない という約束を条件に結婚を了承したのだと いう私はその話を聞いて驚きを隠せなかっ たそんな家庭なのでたっくは義姉の家族と の交流は一切しなくていいと言ってくれて いるのだ私はあまりにもお兄さんが哀れに 見えてしまい自分のことのように辛かった そんなこんなで色々な問題もありつつ 私たちは無事にへと向かっていくことと なったそんな事情もありたっくのお父さん とお母さんは私たちの結婚を心から喜んで くれている私はその期待に答えてたっくの 家族と私の家族とみんなで仲良く付き合っ ていきたいと心から強く思うようになった 月日が立ち無事にユのも済ませ私の実家に 集まり結婚式前のお祝いをすることになっ た私の家族とたっくの家族が集まるという ことでお兄さん夫婦も来ることになった私 は少し嫌だなと思いながらもお兄さんと ゆっくり話ができるのもあり楽しみにもし ていた乾杯が始まりまだお兄さん夫婦は来 てい ない兄さんたち遅い な本当ね何かあったの かしらそんな話をしていると ピンポン はい早く開けて よただいま開けますガチもう遅いんだから 姉が来たっていうのにもっと早く開け なさいよ俺たちが遅くなったのにそんな 言い方はないだろうあら私は可愛い弟夫婦 のためにおしゃれしなきゃと思っただけ じゃないえりかちゃんごめんねいえこちら こそ来ていただいてありがとうございます あらたしが謝ることないわ よ私は心の中でモヤモヤとするものを我慢 しながら愛そ笑いをしている自分に頑張れ と声をかけるしかできなかった時間も過ぎ 食事も順調に進んでいった私の父や母も たっくの両親ととても仲良く過ごすことが できこれからの未来がとても明るく見え 楽しみしかなかったそうしてその日は何事 もなくお開きとなった私はたっくの家族を 見送りに行ってから今日は実家で両親と 久しぶりにゆっくり過ごすことにしていた 今日は本当にありがとう私たっくんとの これからの未来にとても幸せを感じたわ俺 もだよこれから先どんなことがあってもも 絶対2人で乗り越えていこうそうねお互い に我慢のない素直な毎日を送ろうねと2人 で明るい未来の話をしていた矢先母から 電話がエリカ大変よお母さんそんなに慌て てどうしたの今見送り届けて帰るところだ けど大変なのよとにかく帰ってきて私は その母の慌てぶりから何かとてつもない ことがあったんだと思い急いで家に帰った するとはエリカとにかくこれを見 て私は母の跡をついていくと祖父の部屋に 連れて行かれたすると何やら蓋の開いた箱 が置いてあるうちの家法でもあるこの浴衣 分かるでしょこの状態で箱が開いていて 中身が空っぽなのよ え私はかなりの驚きを隠せなかったそう うちは古くから伝統のある家で家法という ものがいくつもあるのだその中でも特に 大事にしている浴衣があった母曰く今朝は きちんと箱も塞がれていていつもの場所に 置いてあったという私は嫌な予感しかし なかった少し荒された跡もあり泥棒でも 入ったのかと思い私と母は警察へと連絡 することにしたすぐに警察が来てくれ今日 の状況そして変わった様子はなかったか 詳しく事情を話すこととなった警察の人も とてもこれは事件性が強いだろうと話して いるそれでも今日はひとまず事情聴取だけ ということで終わり日ちんとした操作をし てくれるという早く見つかるといいねでも どうやってこの家に入ったんだろう セキュリティもきちんとしているのにそう よねああでも早く見つかってもらわないと うちにとって大事な家法だ から私は母が心配になりたっくんへと連絡 ししばらくの間実家にいることにしたうち にはたくさんの家法が置いてあるが セキュリティもしっかりとしているので今 まで1度足りとも泥棒に入られたことが なかったのだそのため私は何か嫌な予感が したと同時に今まで経験したことがない ことで母が心底ショックを受けていること にとても怒りと悲しみを覚えたそんなこと もありたっくもとても心配してくれて3日 後の休みの日に来てくれた江莉香大丈夫か たく来てくれてありがとうとりあえず今日 また警察の人が来てくれることになってる の心配だなエリカの家は国内でも有名な 企業の家計だからな泥棒が入ったとなれば きっと1台ニュースになるに違いないそう よねそんな会話をしていると突然 ピンポン家のチャイムが鳴った警察の人か も出てくる ねチャイムのテレビを見と義姉が立って いるではないか何か忘れ物でもしたのかな と思い私は思わず門を開けたお姉さんどう されたんですかあら何かないと来ちゃいけ ないのそういうわけではないですがこれ から警察の方が来るので警察何か事件でも あったのええちょっとそれなら用が終わっ たらすぐ帰るわお茶くらい出して くれるただいま入れ ますそう言うと私は迷惑だなと思いながら もお茶を入れに行ったそしてお盆に乗せて 持って行こうとしたその時だった義姉が 紙袋から何かを出した何を出したのかと 思っているとなんとそれは盗まれたはずの 浴衣だったのだ えがっ ちゃーん私は思わず持っていたお茶をその 場で落としてしまったその音にびっくりし た両親たっくが慌ててきたしかしそれに 気づかずに義姉は話し始めたもううるさい わね私に出そうとしたお茶じゃない のエリカさんって本当にどじね目上の人に 出すお茶を落とすなんてどこに手があるの ばっかじゃないのお姉さんその浴衣どうし んですかああこれこの前借りたんだけど ボロボロになっちゃったから返そうと思っ てね返そうと思ったってなんでそんな ボロボロなんですかちょっと可愛かった から友達たちに見せびらかすと思って着て いったんだけどOの人に埋もれて破れ ちゃっ た貸した覚えもないですししかもボロボロ にするなんてあら器の小さい女ね私の妹に なるんだから勝手に借りたっていいでしょ いちいち許可なんて取らなくてもいい でしょ姉の権限 よちょっと待ってください今からお兄さん とご両親に連絡しますはあちょっと待って よちょっと借りたくらいで何大げさになっ てるのよそんなことで連絡するなんて本当 器の小さい女ね大げさじゃありません今 その浴衣が盗まれたということで警察の人 を呼んだりしてて大変なことになっている んです 警察そんなの姉に貸したの忘れてましたで 済むことでしょうとにかく連絡します音に びっくりして飛んできてこの様子を見てい たたっくに私はこの浴衣は家法であること かなりの値段になることも説明しお兄さん とご両親に来てもらうことにした 姉さんこんなの犯罪だぞあらいたの達也君 も大げさねたかが浴衣を借りたくらい で私は大事な家法を高と言われたことで かなり頭に来ていたができるだけ冷静に 話そうと思い話し始め たその浴衣はうちに大々伝わっている とても大事な家法ですお金にはならない くらいの価値があますきっと値段を つつけるとしたらお姉さんが生涯働いても 稼げないと思いますまたまたそんな見え はっちゃってその浴衣が亡くなったことで 警察が想出で今動いてくれていますきっと 今日のニュースではこの話で持ち切りに なるでしょうそのくらい大変なことを お姉さんがしたんですよばっかじゃないの 警察ニュース笑わせないでよどんな分際で 言ってんのよとが浴衣で大げさすぎるの よお姉さんうちのことご存知ないですか 国内でも有名な死にメーカーのまるまる ですよ笑わせないでよそんなはずない でしょそんなこと一言も聞いてないし まるまるメーカーって言ったら誰でも知っ てるわよあなたの家が違うってこともね するとバタバタと玄関から走る音が聞こえ たまさかたし助けた達也から話は聞いた かほの浴衣を盗んだ上にボロボロにしたと は本当か高島でそんな話信じてるのまさこ には前に話をしたはずだ江莉香さんが社長 令嬢だということも自分の会社で働いて いることもいつもいつもお金のことで俺の 話なんて上の空だからそうなるんだそれ なら分かったわよでもたが浴衣くらいで そんなケチつつけるなんて安っぽい人たち ねまたしても高がと言われたことで私の中 で何かがプチンと切れる音がしたお言葉を 返すようですが安っぽい人というのは あなたみたいな人のことを言うんですよ お兄さんのお金にってお金の大事さを何も 分かっていないこの浴衣だって無断でこの 家から持ち去り挙句の果てにこんなに ひどい状態にして使えなくなったらポイだ なんてどれだけバカにしたら済むんですか 値段がつかないほどの価値があると言い ましたが正確に値段を言いましょうかこれ は有名な浴衣作りの歴史上に残る人がうち の先祖のために作った世界に1つしかない 浴衣です値段をつつけるとしたらざっ1億 は超えねそれでもこれを弁償してもらえば 警察への被害届けは取り下げますどうされ ます かはあふざけないでよそんなお金払うわけ ないでしょあそうだたしあなたが払ってよ ふざけるな俺が払うわけないだろ今日で 夫婦も終わりだから なはあバカじゃないのそんなことしたら うちの親が黙ってないわよそれなら私から 先輩に話をつけた泣いて謝られたよお願い だから警察沙汰にだけはしないでくれって すぐに離婚させるからともだから私は今 までの君の行動も全て話させてもらったよ はあ何してくれるの よ私はお兄さんとお父さんお母さんの言葉 にとてもほっとした今までの我慢や苦労を 一括するかのようでとても安心したそして 何よりお兄さんがこの呪縛から開放された と思うととても嬉しかったそこで私 はこの件は警察の方にお任せするつもり ですこれからのことは弁護士を通して くださいそして今後は達也さん家族には 一切関わらないで ください そんなそう言うと義姉はその場に座り込み 全てを失った絶望感に打ちひしがれてい たそれから義姉は実家に戻ったそうだが 義子の両親からコッピど怒られ警察からの 事情聴取の日々に追われながら大人しく 毎日を過ごしている らしいただそれだけのことをしたのだから 自業自得としか言いよがない浴衣はと言う ともちろん修復に出し無事に本日実家の 祖父の部屋に戻ってきた修復台はきちんと 義姉から月々支払ってもらうということで 被害届けは取り下げる方向に持っていく ことにしたこれに懲りてこれからはお金の 大切さを痛感してまともな生活をして ほしいと思う義姉と完全に縁を切ったわけ ではないが義姉と関わらなくて良くなった おかげで私たちにも平和な毎日が帰ってき た私とたっくの結婚式も半年後ということ が決まりどんな家庭を気づいていこうか たっくんと話もするようになった少し気が 早いが子供は2人欲しいねなんてキラキラ した目でたっくは言ってくる私も結婚生活 が今から楽しみでドキドキワクワクして いる 私の名前は原西も34歳1人息子の資本を 出産したと同時に旦那になるはずだった2 つ上の彼氏に逃げられ今は姉のみと一緒に 生活している姉はバリバリのキャリア ウーマンで結婚などには目もくれず働いて いた私は詳しい仕事内容は知らないのだが どうやら教育関係で働いているらしい そんな姉も今年で40になるアホだ私も 心配になり結婚はしないのかと聞いても 返事はいつも興味ないだった姉は仕事が 忙しいらしく家にいる時間は少なかっ たそのため私は息子と2人でいる時間が 必然と多くなるその息子の様子が最近 おかしいママ 今日も息子は泣いて帰ってきた息子は今 遊び盛りの小学4年生だしかしここ最近の 息子はいつも暗い顔をして帰ってくる何が あったのか聞いてもなんでもないとしか 言ってくれない私は心配になりしばらく 様子を見守ることにした息子は家に帰って くるなり寝てしまった そうだ連絡帳まだ見てない や私は息子のランドセルから連絡帳を 抜き取って学校ではどんなことが行われて いるのか見てみたたまに保護者への連絡も 書いてあるが基本的には生徒と先生の やり取りが中心だっ たそして私は見るなり衝撃的な内容が目に 飛び込んで くる私がみより本君に回答権与えてあげ てるんだから少しはスムーズに答えて ちょうだい 先生お願いですあまり僕に意地悪しない でそうもいかないわよあなたはみんなと 違って何もできない子なんだから私が可愛 がってあげてるんじゃない私やみんなに 逆らったらだめ よわかりましたこ やりがしばらく続いていた今見たページは 1週間分の内容だがどうやら前々からこう いったことがあるよう だ資本もしかして嫌がらせを受け てる私はそんな不安が頭をよぎる私は シングルマザーなだけに学校行事などに 参加してあげられることがあまりなかった そのため勝手に本は元気にやっていもだと 思っていたがどうやらそうではない らしい私はショックを受けたが資本には 明るく接しようと思った連絡帳をそっと ランドセルに戻そうとすると1枚の紙が 苦しくになったまま1番奥底に挟まって いる何かしら 授業参観のご 案内そこには今週の土曜日に授業参観が あることが書かれていた 土曜日なら私もちょうど仕事も休みだ私は 資本には内緒で授業参観に行ってみようと 思っ たということなんだ けどなるほどねそれはだいぶひどいわね いいわ私もその授業参官ついていくよご飯 を食べ終え眠りに着いた資本を見届けた後 私は仕事から帰ってきた姉に連絡長のこと 授業産官のことを相談した姉もこれにはご 立で資本を全力で守ってくれると言って くれた私は少し安心して資本の隣に行き 眠りに着い た次の日目が覚めると姉はコーヒーを片手 に新聞を読んでいたどうやら今日は仕事が 休みないようだ資本はまだ寝ていた おはようあのさ授業参官の子私が言い切る 前に姉に阻止されたごめんちょっと待っ てそう言うと姉は電話をかけ始めるええ そうなんですですので当日はそのようにお 願いしますええ録音か何かしようと思って おりますはいそれで は電話を切り終わりが私に話しかけようと すると今度は資本が起きてきて私たちに 話しかけてき た2人とも おはよう私たちは2人で資本におはようと 返事を返したするとあのねママみつ お姉ちゃん 僕学校行きたく ない私と姉は顔を見合わせ たどうして 教えて くれる姉が優しい口調で聞くと本が話を 始めてくれ たママはさ仕事が忙しくて学校行事とか 全然来てくれないでしょそれで僕はいつも 1人になっちゃうんだけどそこで先生が 最初は面倒を見てくれてたのでもある時 から意地悪が始まっ てどんなこと の僕が嫌いな給食のおかずを無理やり食べ させられたり授業の質問の答えを僕だけに 答えさせて失敗するとみんなの前で怒っ たり掃除登板を毎日させられたり周りは 最初は僕をかってくれてたんだけどその うち先生の言いなりになって誰も助けて くれなくなっちゃっ た息子は寝起きの目をこりながら流れて くる涙を拭って いるその様子を見て私は胸が痛くなって しまった息子の学校の様子を知らないうち にこんなことが巻き起こってしまっていた なんて私は何も知らない自分を呪いたく なっ た付き合っていた彼とは半ば婚みたいな 感じで結婚すると思っていたしかしそんな 彼に捨てられ私私は悩むことなく1人で 息子を産んで育てると決めたそれがいつ しか息子に負担をかけ何より生徒を守る 立場である先生が子供に意地悪をしている そう思うとやるせなくてしょうが ない資本ごめんね今日は学校休もう か資本は黙って頷いた私は学校の事務局に 電話をかけ欠席することを伝えたこの日は 姉も1日家にいてくれて3人でゲームをし て遊んだすると突然姉がこんなことを言い 始めた資本先生に返ししたくない えでも先生怒らすとまた僕怒られ ちゃうそれがないって言ったらどうか な息子は戦っている最中の敵を無視して姉 の顔を見つめたやっているゲームは シューティングゲームだ そしてやられっぱなしはやだよと返す姉は なら仕返ししちゃおっかと笑顔で息子に 返した私は状況があまり理解できずそんな 2人の会話を見守ってい たこうして久しぶりの3人の休日はあっと いう間に終わり金曜日を迎え た姉は朝から仕事に出かけていた資本が 起きて くる資本今日は学校行けそううん 頑張るそう言って息子はご飯を食べ学校に 行った私はそんな後ろ姿がとても心配だっ たが姉から心配はいらないと言われており もどかしい気持ちを抑え込み私も仕事へと 向かっ た私が仕事を終え家に戻ると息子はテレビ を見ていた姉はまだ帰ってきてい ないそういえば資本最近連絡帳見せてくれ たりとか学校行事のお知らせとかない の私は連絡長と授業参のことを息子の口 から話してほしくてなく聞いてみたしかし 帰ってきた言葉はうーん何もないよの一言 だけだったあら そう息子は私に授業参観のことを話したく ないのだろうかそれとも私が参加すること で親の前で意地悪される姿をさらしたく ないのだろう かどちらか分からなかったが息子はこの後 も話してくれることはなかっ たそして日付は変わり授業産官当日を迎え たママ学校行ってくる ねそう言って資本は家を出ていく結局この 日まで授業参官のことを話してくれること はなかっ たそんな曇った私の顔を見て姉は私を 励まして くれる大丈夫よその先生は今日目を見る からえどういう ことそれは後でわかるよ姉も私が詳しく 聞いても何も話してくれないこんなにも私 は不安を抱えているのにこの先も資本を 学校に送り出せるのだろう か息子が家を出た一時間後に私たちも家を 出る学校に着くと息子たちのクラスは皇帝 に出ていたどうやら体育のよう だしかしよく見るとみんながジャージ姿な のに対して資本だけが半袖で短パンの体操 儀だった今日の気温は15°と寒いにも 関わらずだそれにみんなの前で準備運動を させられている先生はその横で資本を ずっと観察してい た周りで見ている親たは自分のわ子に夢中 でこの状況に全く興味を示していない 資本私は思わずそうつぶやいたしかし姉は 大丈夫だよとしか言わない私はついに我慢 の限界を迎え姉に強く当たってしまっ た何があれで大丈夫だっっていうのみんな の見せ物にされてるのよかわいそうじゃ ない 1人で動揺している私に姉は優しく言った もか落ち着いてあの先生は切先咲と言って 27歳の今年からこの学校に入った先生な の前の学校でも祖を起こしててね何かと 問題になってるのよそしてその先生も今日 で終わりよだから大丈夫 ななんでそんな先生がこの学校にいやそう じゃなくてなんでお姉ちゃんがそんなこと 知ってるのそれに終わりだから大丈夫 っって私は姉の言っている言葉の意味が よくわからなかっ たとにかく大丈夫よとりあえず私は寄る ところがあるから先言って てそう言うと姉は私のことを1度抱きしめ 突然どこかへ行ってしまっ た私は言われた通り資本の授業風景を見に 行った他の親子さんたちは先にみんな来て おり私が最後だった授業はドッジボールの よう だほら資本はここにいるでしょみんな狙っ て狙っ て資本あなたはボール取っちゃだめよ 当たってもだめ逃げ続けるの 他の親がいる目の前で堂々と資本に意地悪 をしていた私は誰も何も言わないこの光景 に不思議になり隣にいた女性の方に質問を し たあのあの子一方的に意地悪されている ようですが皆さん何とも思わないのです かだれ新た見かけない顔ね初めてかしら あの本とかいう子でしょういいのよ別に 毎回こんなんだからあの子のおかげで みんなの子供が輝けるしむしろあの先生に 感謝しているくらい よと衝撃的な発言が帰ってきたまた私の前 にいる女性はほらへってきてるわその子顔 当てちゃいなさいと自分の子供に本の顔を 狙って攻撃 示しているそれに先生も便乗して おりしほみんなの期待に答えなさい顔を 差し出すの よそして言われるがまま本は顔を前に 突き出した体がプルプルと震えている きっと恐怖で怯えているんだそんな我が 息子の姿を見て無意識のうちに私は 飛び出していた すると息子はま ママ次の瞬間振り向いた息子の横顔に ボールが直撃した衝撃で息子はよろけ倒れ てしまったしシホ大丈夫しっかりして ちょっと一体何するんです かあなたは誰ですかいきなりこんなところ に飛び込んできてわ私はこの子の母親 です私は思いっきり叫んだ周りの親たちは ひそひそと話している1番の悪役の先生は きょとんとした顔だそしてとぼけたように 私に 話しかける ああこれはこれはお母様でしたか地本君て 有感のお子さんですね自ら顔を差し出す なんて思い出すだけで笑っちゃいますねと 母親である私の前ですら息子を あわうしし資本に謝って くださいなんでですかいつものことなので 気にしないで ください学校の主役はお母様じゃない子供 である資本君です授業参官の邪魔をする つもりならつまみ出しますよ私は息子に 意地悪をてもなお平然としている先生の 態度に理解ができず固まったじ自分の息子 がいわされて黙っ て私が先生を見て反論しようとすると先生 は口をパクパク開けて挙動不審になって いるどこを見てるんだろうそう思ってこの 先生と同じ視線をたどるとそこには姉と 白髪の男性が一緒に立っていた 先生はなんと顔が青ざめている私は いまいち状況が理解できなかっ たごこれは違うんですわ私は何もやって ません突然青ざめて動揺する先生に私含む 周りの親たちもわけが分からずただその 光景を見守ってい たあなた前にもそう言いましたよね姉の 一言でとこのりいたそして一緒にいた男性 が子供たちに向かっていったみんなは先に 教室に戻ってなさいああ地本君はここにい てねそう言うとみんなは教室に戻って いく校長 先生私は息子が呟いた言葉でこの男性が 好調であることを知っ たさて皆様にもご挨拶いたしますね私教育 委員会教師監査の橋本と言いますえ教師 監査教育委員会お姉ちゃんどういうことえ この方が資本の母親のお姉さんそ そんなも黙っててごめんね私教育委員会で 主にの行調査をメインに行っている のこの先生はここに来る前も同じように 生徒をいびっていた幼虫意人物なのよでも 当時は証拠がなくて重たい罪にはでき なかったのそれがこうしてまた巡り合うと は ねどうやら姉の話によると姉は教育委員会 の教師監という教師が学校で問題がないか を密に調査する期間で働いている らしいそしてこの霧という先生は前の学校 でも生徒を標的にして問題になっていた そうだその当時被害者の子供の保護者が 学校に猛行義しその後飛ばされてこの学校 に来たというのだがまた同じことを資本で やっていたよう だあの時も私があなたと保護者の間に立っ て事情聴取をしましたよねその時にあなた 何て言いましたっけそそれ はそれはじゃないですよねもう2度と こんな誤解が生まれないようにしますって 言いませんでし た先生は先ほどまでの悪魔の顔がなくなり 大人しくなっていたそれだけ姉の立場は 強いらしい あの時は証拠不十分で被害にあった子供 だけの発言しかありませんでしたが今回は そうも行きません よこ校長先生私はただ授業をしていただけ なんですお願いします信じて くださいなんと今度は姉と一緒に来た校長 に助けを求め始め た何1人だけ助かろうとしているんですか 逃すわけないじゃないですか私の妹の子供 こんな目に合わせておいてい嫌だ私は ずっと教師で痛いん です私は何もしていませんそうですよね皆 さん地本 君先生は急に動揺し始め無実を主張し 始める見苦しい真似はよしてもらっていい ですか証拠はあるんです よし証拠ですってふざけたこと言わないで くださいよあなたたちここにさっきい なかったじゃないです か大人しくなったと思った先生は勢いを また吹き返したしかしそんなこともつの までもかちょっとごめんそう言うと姉は私 のジャケットののポケットに手を入れてき たちょな何するのってえそれは レコーダなんと姉が取り出したのはボイス レコーダーだったモカと別れる時こっそり 入れさせてもらったんだしかもこれ遠隔で も聞ける優れ物なのよき気づかなかった あのハグの意味はそういうことだった のそれもあるけど安心させたい気持ちも あったわさて霧先生これであなたの会話は 全て校長先生さらには共闘先生とも一緒に 聞いていたわけですけどこれでもなお 言い逃れします か姉はボイスレコーダーを片手に掲げ先生 に向かっていった校長先生もそれに続く せ証拠はもう十分上がっているんですけど ね何か反論することがあります か校長の口調は優しいが目は一切笑ってい なかっ た私としてもねすごく恥ずかしいんですよ 学びの場である学校でこんなしょうもない ことをする先生がいたという事実がね しかもそれが私が校長を務めるこの学校と いうことがすごく 華々しい今すぐにでも出ていってもらい たいがそれじゃ 生ぬるいすすみませんゆ許して ください先生の口調は少しずつ弱々しく なってきているそもそも謝るのは私たちに じゃないですよねそう思いませんか 先生姉がそう言うと先生はうれた最初に 教師監査官が来た時はびっくりしましたよ カの対象になる先生は絶対いないという ジフがありましたからしかし蓋を開けてみ たらびっくりですねあなたは私の顔にも泥 を塗ったんですよそして何より私は大事な 子供たちに卑劣なことをした君を絶対許し ませんよ校長先生は子供たちの両親がいる 前で堂々と言っ たここの光景はいつものことのようですね 私が息子の授業参官に全然来てあげられ なかったのが悪いのかもしれませんが まさかこんなことになっているなんて思い もしませんでしたむ息子に謝ってください 私は泣きながら先生に行ったその光景を 周りはただ黙って見つめて いる謝るのは先生だけじゃありませんよ ええそうですこの場を容認していたあなた たち保護者にも責任があります考えてみ なさいもし自分の息子さんが同じ目に会っ ていたら見過ごして黙っているおつもり ですか 校長のその言葉を聞いた瞬間周りは下を 向いた そして [音楽] [音楽] 原西孝幸を覗くこの場にいた人全員が私と 息子に謝罪をし始めた私はただ黙ってそれ を聞いていたそして最後にはこの度は本当 に登校の職員が申し訳ないことをいたし ました心よりお詫び申し上げますと深深と 私と息子に頭を下げた私はそれだけで心が 救われた気がしたそ 光景を見ていた姉は最後に先生に畳みかけ た悪いことをしたら謝るのがマナーです これは子供も大人も共通ですそしてそれを 教えるのが親であり先生ですしかしあなた にはどうやらそれができないようですね そんな人が何を子供たちに教えるって言う んですかというか教えて姿を見ているだけ で 腹立たしい霧先ねあなた今すぐ教師をやめ なさい私からも言わせてください教師を やめて ください君はこの学校にはいらないよ そして同じ教師だとも思いたくないし思わ れたくもないだから私からもお願いだやめ てくれ 先生はみんなから一斉に責められ正規を 失ったさっきまで息子に意地悪をして遊園 館に浸っていたのだろうがそれも一瞬で 消え去ったすすみませんでし たやっと吐いた言葉はそれが限界だった それでも姉は容赦なくこの女をさらに攻撃 して いくあなたは教師のくせに何もを学んで ないんですかあなたが一番謝らなくちゃ いけないのは誰にです かそう言われてやっとこの女はう ううシホ君ごめんねと言ったしかし息子は やだもうこの先生の顔を見たくないと本心 を先生の目の前で言ってくれたこれには 校長が 資本君大丈夫だよこの先生もう追い出す からと答えてくれたこの校長の反応を聞い て先生はがっくりとうれた何一丁前に被害 者みたいなオーラ出してるんですかあなた にはこれから左門委員会による取り調べと 妹からの慰謝料請求雇通知など様々書類が 送られるので覚悟しておいた方がいいです よあなたがしたことはそれだけの代償があ るってことです姉のその言葉に先生から 言葉は返ってくることはなかった魂が抜け た抜け殻のようになって いるママみつお姉ちゃん校長先生 ありがとうだから大丈夫って言った でしょう うんどうやら2人の会話から察するに息子 は姉から授業参官で先生に仕返しをすると 伝えられていたようだ私は息子からお礼を 言われやっと心が軽くなったのを感じた 地本も笑っている久しぶりに息子の笑顔を 見た瞬間だったさて霧君行こうか君には たっぷりと聞きたいことがある そう言って校長は私たちに一礼し先生を 連れて行っ た資本たちのクラスはこの後の授業が先生 不在になるということ先生が原因による 問題があったということで授業参観が中止 になることが決まっ た私たちは息子の帰り自宅が終わるのを 待ちそのまま一緒に帰ることにした途中 ファミレスに入ってご飯を食べ 息子は支笑顔で楽しそうにしていた私も 久しぶりにご飯をおいしく感じることが できたそれから1週間後息子は見えるほど 活発になったどうやら友達から遊びの誘い を受けるようになったという全て [音楽] あの先生は悪の凶でしかなかっ た姉から聞いた話だと霧という先生は教員 免許剥奪さらには学校側からも損害賠償を 請求されることになったと聞いた私から 請求した慰謝料とも合わせると相当長くに なるだろう教師ともあろうものが立場の 弱い生徒を標的にしててんだのだその代償 は当然高い私は一生 [音楽] [音楽] 霧崎マイてあった化粧品がないの よええ昨日まであったならきっとある だろうそうだと思うんだ けどひかちゃんこれ洗面台の近くに落ちて たよ えそう言って義姉が持ってきたのは私の 化粧ポーチだった洗面所になんて持って 行ってないと思ったけど ななんだあったじゃんよかったよかった かったわねそれじゃ私には分かる今持って きた義士が私のポーチを持っていたのだと いうことがなんでそんなことが分かったの かと言うとこれが初めてではないからだ私 の名前はひか今疑実家に泊まりに来ている 主婦だ夫の周平とは結婚してもうすぐ2年 目に突入する義両親についてだが特にに いびりなんてことも何もなく私によくして くれるいい人たちだだが1人の存在が私を 悩ませているそれが義士であるみさだ義士 は抜位置で子供はいない離婚してからは疑 実家に戻ってきて今は近所のコンビニの バイトをして いるそんな生活を送る彼女の何が問題なの かと言うと人のものを勝手に使ったりする こと だ先ほどの化粧ポーチについてもそうだが 今までそれ以外にもたくさん借用されてき た例えば私が疑実家でもらったお菓子を 冷蔵庫に入れておき帰る時に持って行こう とした時すでに物がなかっ た義母に聞いても入れてあったと話してい たのでどこに行ったのかななんて話して いるとゴミ袋に誰かが跡が残っていたそこ で義子が食べたということが 発覚義母は注意していたのだが義姉は あまり聞いていない様子だった私もこの時 は間違えて食べちゃったんだなと思ってい たのだがこういったことが度々続いた さらに人のものを勝手に使ったり借りたり しているくらいだこのままにしておくと いうのは少々ストレスがすごいのでなんと かしたいと思うがある日のこと私は朝夫を 送り出し掃除や洗濯をテキパキやっていた すると朝10時過ぎ急にインターホが鳴っ たのだこんな朝から誰だろう普段家を訪ね てくる人もいないことがあって誰が来たの かと見てみると騎士だったあごめんごめん ちょうど近くを通ってさ中入ってもいいか な ははいどうぞ私は扉を開け義姉を家にあげ た四角を通ったからと言っても義姉の バイト先とはほど遠くまた近くに遊びに来 たと言ってもここにはあまり目立った施設 はない近くを通ったからなんてことは嘘だ と分かっていたするとそれに答えるかの ように義姉が理由を明かした実はさ実家 から追い出されちゃったんだよねえそうな んですかこれには驚いたまさか疑実家を 追い出されるなんて思っても見ないことだ だがこの時点で嫌な予感はしていた疑実家 を追い出され私たちの家に来たということ はそういうこと だろうしばらくの間だけどここに止めさせ てもらえないかなえうちにですかでで もお願い私ひかちゃんに追い出されたら もう行くところすらないのうーんわかり ましたとりあえず私の一存では決められ ないと思うのでこの話は修平さんが帰って きてからにしましょう かうんありがとう早速なんだけど何か 飲み物をもらっていい途中暑くて喉乾い ちゃった わ分かりましたちょっと待っててください はーい来てそそう飲み物をくれと言われ 内心少しだけ驚いたがきっと周平が許す わけがないと思い夜まで辛抱したそして 修平が帰宅姉貴おふたちから連絡受けたよ もし家に来てたら追い出してくれていいっ てなえ いいじゃんひかちゃんはいてもいいって 言ってくれたよ えひかそうなのかいやいいっていうか周平 に聞いてみないと分からないって言ったん だけどええいいって言った じゃんとにかく俺もおふたちと同じ意見だ ただひかがもしいいなら今日だけ泊まって いけばいいさ その代わり明日からは出て いけよ1週間くらいじゃ だめだめだ私明日から出ていけって言われ たら生きていけないよねえひか ちゃんひかに甘える な本当なら修平の意見に従っておくべきな のだろうがどうしても私の両親が邪魔して しまった平せめて3日くらいはいいんじゃ ない えほらお姉さんだって明日出られても家が 見つからないから大変かもしれないよう 例えそうだったとしても姉貴を甘やかすの はお 願いほら修平可愛い嫁がここまで行ってる んだよ認めてあげな よく姉貴が言うなとにかくわかったよ ひかの優しさに免じて3日だけはこの家に いていいけど3日が経てばこの家は出て いってもらうから な ありがとうこうして義姉はしばらくの間 我が家にいることとなった自分でもなぜ そこまでして義姉を止めてもらうよう頼ん だのかは分からないしかしとっさに出て しまったのだから仕方ないだろう翌朝 するとすでに台所には義姉がいたあ おはようおはようございますどうされたん ですかこんな朝早くから居ろさせてもらう んだからこれくらいさせてもらわない と義士は私たちの朝食を準備してくれてい た朝から食べるのはかなり多い量だったの だがこれがかなりおいしかったごちそうさ でしたお姉さんおいしかったです本当 よかっ た義姉といえどやはり気を使っているのだ なと感じているとこんなことを言ってきた そういえばさ私ひかちゃんにお願いがある んだけど聞いてくれるかなははい何を言い 出すのか身構えていると義姉は驚きの発言 をしてきた私出てくる時何も持たずに出て きたの だから洋服とかもなくて洋服を買いたいん だけどいいか な何食わぬ顔で義姉は行ってきた確かに 家事だけでもやってもらうのはかなり 助かるそういえばバイトはどうしたの だろう かお姉さんバイトはどうされたんですか やめちゃったよ えじゃじゃあ一体どうやって返すおつもり ですかまあそのうち返すから ね義姉はかなり簡単にそんなことを言って きたので周平に相談しようと思ったのだが それだけはやめてほしいと言われた修平 って弟のくせにいちいちうるさいのよねだ から周平には黙っててくれないででもお 願いこうして私は夫に対して秘密が1つ 増えた絶対に言わなきゃまずいことだと 思うのだが義士の強い希望で言えないこの まま何も起きずただ返してくれればいいの だが私はそのまま義姉を連れてデパートに 行った洋服と言っても返済がいつになるの かわからないので貸した金額も小額のお金 を渡したすると義姉は少しだけ不満そうな 顔をしてこれじゃ2着くらいしか買えない なそそそんな高いの買うつもりなんですか だってこれからどんな仕事に着くかわから ないじゃないだから仕事用の服も用意して おいた方がいいと思ってねそういうこと ですかねえひかちゃんもう少しだけ多く 貸してくれないかなだだめです ああこんなやり取りが何度も続いていた もちろんランチ代も私もち それなのに義士はお店の中で結構高い商品 を注文していたさすがに苛立つこともあっ たがひとまず我慢していたそうして洋服を 見て会計を済ませようとしている時に私の 元へ電話がかかってきたあひかちゃん私 会計しておくから電話してきなよ本当です かじゃじゃあお言葉に甘えてそう私は クレジットカードを預け電話をするため席 を外した数分後戻ってくると義姉の買った 洋服の袋が微妙に大きいような気がしたお 待たせしましたすみませんカードと レシートもらえますかあごめんカードは あるけどレシートはいらないって言っ ちゃったそうですかそれなら仕方ないです ね後で計算するので値札見せてください [音楽] オッケーそしてその夜義士は私の元へ洋服 の値札を持ってきてくれた計算すると とりあえず金額は予算より抑えられていた ので良しとしたなんだかんだ義姉と生活 するのもあと少しなんて思っていたのだが ある事件が 起きるそれは義姉が家を出る日のこと えん本当に出なきゃだめなのああ約束だ から なひかちゃんもそう 思うそそうですね約束が3日だったので私 からは何も言えないんです けどそっかそうだね約束だったもんね 分かった今日までお世話になりましたまた ねまた遊びにだったら来て くださいとりあえずおふたちのとにで謝っ てこい よこうして義姉は家を後にしたそれから数 日後のこと平日の昼間珍しく修平から連絡 があったもしもしお疲れ様どうかしたの ちょっと聞きたいんだけど最近カードドっ て結構使ったかカードいやお姉さんの洋服 を買った以外は全然使ってないと思う けどすると平は驚きの事実を明かし始めた もしかしたらカードが不正利用されてるか もしれない え先月の利用より高くなってるからカード 会社から連絡来たんだよだからひかが そんなに使った覚えがないなら情報が流出 してるってことになるそ そんなもしかしたら私が留出させたのかも しれ ないそう思うと平に対して申し訳ないこと をしているなという自覚があっただが同時 に思い出すこともあったクレジットカード を使った日私は自分では会計しておらず 義士に任せていたとなると義士が関係して いる可能性が高い私はまずすぐに クレジットカードを探したしかしいくら 探してもクレジットカードは見つから なかったのだ 一体どこに行ったの落とすことはない確か に家にいる時もあったことは確認済みだ すると嫌な予感がしたまさかとは思うが 義姉が私のカードを持っていってしまった のではないかということだ私は急いで義姉 に連絡し た もしもしあお姉さん私ですけど今どちらに これからアパートの契約に向かうところよ その前に今はお腹空いたから食事してるん だお姉さん今私のカード持ってます はあクレジットカードですずっと探してる んですけどなくて先月より利用料金が高く なってて警告みたいなメールが来たんです へえそりゃ大変 ねもし間違っていたらすみませんお姉さん 持ってますよねその理由は 何ごめんなさい完全に私の勘ですでももし 持ってないなら私も警察に行かないといけ ません身内から逮捕者が出るなんてことは 避けたいですがもし持ってないなら泥棒に 入られたことになりますからどちらにして も警察に行かないといけないん です私が警察という言葉を出すと義姉は あっさり認めたはいはい分かったわよひか ちゃんのカードなら私が持ってる わやっぱりそうでしたかどうしてですか どうしてこんなこと を私の疑問に義士は息を吐くように答えた 分かるでしょう私を3日で追い出そうと するからよ え私は実家を追い出されてようやく義の妹 の家にたどり着いたっていうのにすぐに 追い出されてこんな不便なことないわもし かしてそれが理由ですか えだから少しひかちゃんを困らせようと 思ってねどう今あなた困ってるでしょうあ いやなんて言うかもう200万円も使っ ちゃったんだ他人ののお金は最高だな 200万円も使ったんですかえそうよ返し てもいいけど支払いはあなただからね大変 だわ困ったわ ね困っているのはどちらかと言と私じゃ なくて修平だと思いますけどはあどういう ことお姉さんが持ってるカードドって家族 カードで支払いは全てに行くようになっ てるんですななんですっ て本来買い物とか生活用品に関わるような お金は全てそっちのカードにしてるんです ででも洋服買う時もあのカード使ってた じゃないどうしてなのあれは周平には黙っ ておくように頼んでおいたよねだったら あれ使えば普通にバレるじゃ ないいやそのことについてですけどごめん なさいあれはメッセージで一応周平に連絡 してたんですそうしたらカードで買って いいと言われたのでカードで決済しました 嘘 でしょ200万円ってどうやって払うん ですかそれに修平がお姉さんが使ってる なんて知ったらご両親の耳にも届く でしょうし最悪だ わ義姉は本当に焦っているよ様だった義 実家に連絡したら連れ戻されるなんて言っ ていたくらいだ今回のことが義両親の耳に 入れば強制的に連れ戻されるだろうすると 義姉が私に助けてほしいと言ってきた逃げ てもいいけど逃げるお金もないし何しろ カードがさっきから使えなくなったんだ けどこれは利用停止したのねひかちゃん 本当にお願い私このままだと絶対怒られる わそれに実家にも連れ戻されていよいよ 自由な生活なんてできなくなるそんなこと 言われてもいいじゃない別にギリの姉が 困ってるのよ助けてこそ義の株が上が るってもんでしょうがひとまずこのままだ と無線飲食になるからお店来てくれない 必ず返すから貸して 欲しいあまりの身勝手な言分に私は切れた お姉さんちょっといい加減にしてもらえ ないですか えずっと黙って聞いてましたけどさすがに 今回のことは我慢できないです一体何様の つもりなんですかちょちょっとどうしたの 元はといえば実家を追い出されたお姉さん が悪くないですかそれなのに私たちの家に 来て止めろ洋服を買って挙句の果てに勝手 にクレジットを使うなんてどうかしてます よ私は行きません自分で何とかして くださいそんなこと言わずに頼むわよ うるさい大人の女なら自分でなんとかしろ ないい加減にしなさいよ人のもの取ったり 借りたり一体何なのたまには人にもこと ばかりじゃなくて人に与えられるようにし なさいよああんた一体誰に向かって口聞い てお姉さん言うの忘れてましたけどここに 周平います え姉貴随分なことしてくれたなしかもひか がここまで怒るなんて相当だぞもう遠慮し ない覚悟しろそんな はそう言って電話を切ったやってしまった 一瞬自分の頭の中にはそんな言葉が浮かん だが 仕方ないこうして今回の一見は終わった その後私は疑実家に連絡して義士の現状と 今どこの店にいるのかも伝えた義母は かなり怒り浸透で今にも怒りだしそうな 雰囲気だった相当怒っているだが今回の ことは意思が怒られて当然の結果だろうと 思うどうなろうと自業自得だあの後のこと だが義母は義姉が利用したお店の支払いを してそのまま義実家へ連れて帰ったようだ 自由を望んだ結果不自由を手にしてしまっ たのは義士にとっては何とも皮肉なもの だろう人のものを盗んで得られる幸せなど この世にはないのかもしれない今回義には そのことをだような気がするあれから私は 平との間に新しい命が宿った平はすっかり お父さんの顔になっていて私のサポートを してくれている今は早く我が子に会いたい 気持ちでいっぱい [音楽] だあれまたなくなってるうんどうかしたの か いやここに入れておいたイヤリングが なくなってるの えそれこの間も言ってなかったかだから この間から物が良くなくなるんだよ何か 知らない知るわけないだろうていうか そんなに物をなくすなんて管理してないの が悪いんじゃないか うんそれはあるかもしれないけどでもも こんなになくなるなんて変だと思わない誰 かに取られたって言いたいの かそう考えられることもあるかなっ てそんなことを言ってもお前のもだけ盗ま れるなんてのも変だろう家族の誰かが盗ん でるって言っても俺はそんなの盗んでも 意味ない しお母さんと か母さんがそんなことするわけないって つぐも知ってるだろう母さんの足が悪いっ て ことそれは知ってるけどそれなら2階まで 上がってくることなんてできないよきっと つがどこかにしまい込んだりしてるんじゃ ないの かうんそうかもしれない ね私物が見当たらなくなったのはここ数日 の こと最初に気づいたのはいつもつつける ネックレス出かける時はいつもつけて 出かけるのだが1週間ほど前その ネックレスがなくなっていたの だ最初はどこかに落としてきてしまったの ではないかと思っていたのだがしっかりと 低位置に戻した記憶があっ たなくなるなんて変だなと思っていたのだ がないものは 仕方ないショックではあったがそのうち出 てくることを願っていただが亡くなったの はネックレスだけではなかったの だ次に亡くなっていたのは 腕時計この時点でさすがに誰かに取られた と思っ たそれでも家の中には私と姑しかいない 泥棒がことは考えにくかっただとしたら姑 が盗むこと以外考えられ ないしかし旦那も言っていたように姑とは 足腰が悪く普段は座って いる現実的に考えて2階に上がってきて物 を取ることなんてどんなん だだがもしシト目が動けるとしたら 姑とと同居してからまだ1年も経ってい ない私が姑とめの全てを知らないのは当然 だ可能性の話だ が本当は動けるというのであれば盗んで いるのが姑とめであった場合全ての辻妻が 合う私はそれから姑の行動をチェックする ことにし たまず出かけたふりをして庭で待機 するちょうど庭から家の中が見えるので 座っている姑の様子を伺うことにし [音楽] たこれで動けるなら私や旦那は騙されてい たことに なるそう思って姑を見ていると早速動き 出した 意外にも軽い足取りでどこかへと歩き出し て いく私もシトの跡を追い外から見ていると 階段の方へ向かっていくのが見え たやはり犯人は姑とめの可能性が非常に 高い私はあらかじめ玄関の扉に鍵をかけて いなかった 音で気づかれるかもしれないと思ったから だそこで扉にそっと手をかけ中へと入って いく1階にいないということはやはり姑は 2階に行ったよう だ私は音を立てず階段を登っていったのだ が階段のきしむ音がしてしまっ たしまったと思 がその瞬間私の部屋から姑が出てくるのを 確認し たあらあなた帰ってた の取り繕ってはいるが顔は相当引きつって いる少し忘れ物をしてしまいましてああ そうそう言って姑は階段を降りようとした ので私は彼女を引き止め 待ってくださいお母さん私とカイトさんの 部屋に入って何してたんです かそれに足腰が悪くて2階に上がるのは できないって言ってましたよ ねそれなのにこの状況は一体どういうこと です か私の問いかけに姑とは目を合わせようと しない 少しの沈黙の後姑とが口を開いたあああ ちょっと運動をしていたの よ 運動あなたとカトには言ってなかったけど 私も少しは足腰を鍛えないといけないなと 思って誰も家にいない時はこうやって階段 を登り降りしてあなたたちの部屋をゴール にして歩いてるのよ そうだったんです か私とカイトの部屋は確かにリビングから 1番離れた部屋だだからそこまでをゴール にしているという理由は通るように思うの だがどうにもそれが嘘臭く感じ た別の目的で私たちの部屋に入っていたの ではないかそう思ったのだ もういいかしら私これからちょっと出かけ てくるところがあって ねどこに出かけるんです かお友達とお茶しに行くの迎えに来てくれ るって言うからもうすぐだとは思うんだ けどそうですかどこに行かれるんですか何 そこまで言わないといけない わけいえ別にそれではお気をつけ [音楽] ふ数分後シトの友人が車で迎えに来て姑と はそのまま出かけていっ た私は一応姑との友人に挨拶をしようと顔 を合わせたのだが相手は私を見た瞬間驚い た表情を見せ たその理由については分からなかったがが なんでいるのかというようなそんな表情に 見えたの だ私は見送った後急いで部屋の中を チェックし た亡くなっているものはなかったが部屋の 中の棚が不自然に開けられてい たこれは私が開けたものではないことから おそらくシト目が開けたものだろう ようやく真相が分かったような気が するこれでシトが盗んだという証拠を持た せればそれで いい次は出かけたふりをして部屋の中に 隠れていようと考えたそこで盗んだらもう 言いのがれはできない早速ではあったが 翌日実行することにしたじゃあお母さん私 出かけてきますね [音楽] はい帰りは夕方になるかもしれませんので お昼は冷蔵庫に入れてます温めて食べて くださいはいはい早く行っておい でありがとうございます行ってきますそう 言って私は靴を隠しドを閉める音だけをさ せ急いで部屋に戻りクローゼットの中から 部屋の中を見ていた 私は分かりやすいように兄弟の上に指輪を 置いておい たこれだけ分かりやすいのなら間違いなく 姑とめは奪うはず だすると私が出ていったふりをしておよそ 5分後の こと ガチャ部屋の扉が開き姑がキョロキョロし た様子で部屋に入って くるやはり運動なんてものは嘘 だ姑は何やら独り言をつぶやきながら探し て いるやれやれここまで来るのもなかなか 大変だわあの子帰ってくるのは夕方って 言ってたわねそれなら遠慮なく今日も漁ら せてもらおうかしら この一言で全てが分かっ た姑とが今回の犯人 だそのまま様子を見ているとすぐに兄弟の 指輪に気づいたあらこんなところに指輪が あるわこれってあの子が普段つけてるもの じゃないわねじゃあとってもバレないじゃ ないその時シト目が浮かべた表情は見 にくいものだっ たしかし今まで取られたものを姑とが身に つけている姿は見たことがないだとすれば 私のものは今どこにあるの かすると姑とは電話がかかってきたようで 指輪を持ってリビングへと戻っていた かなり声がおり電話の内容を聞いていると どうやらこの間の友人 らしい今からその友人が来ると言っていた この間の様子についての疑問もあるので もう少し見てみることにし た1時間後先日の姑の友人がやってきた 名前ははる子さんという らしい本当に上がっちゃって のいいのよいいのよ今日はあの子いないっ て言ってたから2人でお宝探ししましょう えでも本当にいいの かしら何がだってさすがに物がなくなっ てるなんて分かりそうなことじゃ ないそうね実際息子から嫁が盗まれたって 言ってたって聞いた わまずいじゃないっていうか息子さんは 盗んでること知ってるの知ってるわけない じゃないそんなこと知ったらあの子だって 私に失望するわよそそりゃそう ねとにかく私たちにはお金が必要でしょ だったらこんなやり方間違っていると思う けど仕方ない わそそうそう ねお金が必要だと言っていたがその目的は 一体何なの かでもまさか私たちこの年になってこんな ことするなんて思ってなかったわよ ね確かにそうねでもやっぱり止められない のよね 競馬うん当たった時とか何とも言えない 興奮があるからそれを何とでも味わいたい のよね分かるわまあ当然だけど私たちはお 金もないしどうしようかと思ってたけど あの子が身につけてるものって結構高そう だねていうはる子さんの一言で私たちの 盗みも始まったのよ ねそう そう馬券を買う前にリサイクルショップで 売って勝負って ね楽しそうな2人の話を聞いていて私は ふつふつと怒りが湧いてき た今まで私がシト目に取られてきたものは 全て売られてしまったそう考えるとこれ までに姑とに抱いたことがない怒りが湧い てきて仕方なかっただがここで出てしまっ て隣り散らかしてもどうせ証拠がないとか なんとか言うかもしれないだったら現行犯 だったら文句は言えないはずだ私はシトに 対してある罠をかけることにし たただ私も鬼じゃない最後のチャンスを 与えてやろうと思いその夜旦那がいる前で 最近のものがなくなっている件についてふ 姑とが犯人ではないかということを告げ た案の定姑や猛反対しき た私を犯人扱いするなんてあんたは とんでもない嫁だ ねそうだよ母さんがそんなことできるわけ ないだろうあそっかカトは知らないよね お母さんが最近運動してるってことはえ そうなのか え最近は家で1人の時に家の中を歩いて 運動しているのそれで私の寝室がリビング から1番遠いからそこをボールにしている んだってね お母さんそうよ へえそれは知らなかったなでもそれだけで 母さんを犯人に決めつけ るってのはお母さんが入った後棚とかが不 自然に開いてたのよ えそんなの見れば盗んだのかもしれないっ て思うのは 当然のことじゃないままあそれは確かに 盗むわけないでしょだったら私の部屋とか 見てもいいわ よすでに売ったので証拠がないと言いたい のだろう分かった一度見てみようかいいえ いいわどうしてだってもしかしたらないか もしれないわ うん売ってたらどうする探すだけ無駄 でしょいやいや売るなんてない だろうそうか なこの時の私は完全に姑との反応を楽しん でいたと 思う私が売ったのかもしれないと言うと姑 とは一気に顔をこらせ たそうしてこの一見は一旦終了となった もしかすると姑とは警戒心が今強くなって いるかもしれないので盗みに来ることは ないかもしれ ないそう思っていたのだがやはり ギャンブル好きなだけはあって2日後すぐ に私の部屋に侵入してき たたく一体犯人扱いして何様のつもりよ あの小娘失礼にも程があるわ 自分が盗みを働いているのにも関わらず姑 とはブツブツと文句を言い ながらまた盗みを働いていたただ今回私は 部屋にはいない別の場所から部屋の映像を 見てい た私は今日のために小型カメラを部屋に2 つ仕掛けておい たもちろん 購入ではなく レンタルここまでする必要はなかったのだ があくまで自分はやっていないと認めない のでそれなら絶対的な証拠を提出する必要 があったなので映像を撮ることにしたと いうわけ だそして私はこの日のために急いで用意し たネックレスを兄弟の前に置いた このネックレスは高価なものでもなんでも ないセールをやっていたので数千で購入し たものだだがシトはそれを手に取ってこれ は随分高そうね馬券何枚買える かしら微笑みながらそう話してい たシトはそのままネックレスを持ったまま 部屋を出ていった これで証拠は全て揃ったのであはシト目の 前で見せるだけ だ3日後の週末私と旦那そして姑で夕食を 取っていた時の ことお母さんちょっといいです か何まだご飯を食べてる途中なんだ けどすみませんどうしても見て欲しいもの がありまして 後じゃダメなのどうしても今見て欲しい 映像なのもちろんカトにも俺 も不思議そうにする2人私は先日週が行っ た盗についての映像を見せ たその瞬間固まる姑とと驚くかと おおいこれってど どうし てお母さんすみませんあの時部屋にカメラ を仕掛けておいたんです最近物がなくなる ことが頻繁だったのでさすがに誰かに取ら れてると思い設置しましたじゃじゃあ今 までつみのものがなくなってたのは全部 母さん がち違う私はただ運動してただけだよ でも途中で兄弟の上のネックレス取ってる じゃんそれはどうしてだよここれはその 盗んだからじゃないの か旦那が姑とを詰めていくするとバのある そうな姑とが何かをひらめいたように話し だしたああああ思い出した私も最近 ネックレスをなくしてねそれでつみさんの 似てたから私のだと思って持っていっ ちゃったのそそうなのええそうよななんだ あれつみさんのだったのねにすいてたから つい私のとばかり思っちゃった わそれならつみにネックレス返してやれよ うそうねどこにしまった かしらえ まさかなくしたの か最近物忘れがひどくてねおいおい しっかりしてくれ よお母さんはっきり言ったらどうですか もうこの家にはないって えどういうこと だ はあまあ映像を見せてももしかしたら認め ないんじゃないのかなって思ってたんです 案の定です ねははあ3日前ネックレスを売りに行き ましたよ ね 何何言ってるのそんなわけない でしょ悪いですけどお母さんの行動全部見 させていただきました正直素人が尾行 なんてしたらバレる可能性だってあるかも しれないと思ってたんですけど探偵は結構 いいしますからだから私が尾行して証拠を つみに行ったんですけど案外バレません でした ね私は3日前家を出てネックレスを売りに 行く姑とはる子さんの後を追いかけてい たそしてあの安物のネックレスが高値で 取引されることはなくイライラしていた姑 は帰りにそのネックレスを捨てた2人は そのまま喫茶店へ行き今までのネックレス や指輪と違って今回は安物だったと語り 盗んだの損したなどと話していたので私は その会話をばっちり 録音ちなみにはる子さんには昨日接触して 警察に通報されたくなかったら自白する ように告げボイスレコーダーに向かって 自白させ たもちろん姑へ連絡した瞬間警察へ行く からこのまま何も連絡せず2度と会うなと 告げるとはる子さんはあっさり約束し たこれでもう言い訳などできない認めて くれますよねいや認めるしかありませんよ ねま待って確かに私は取ったけど私はただ あなたたちのために貯金を増やそうと思っ てその結果が馬券ですかさすがにそれは ないですよ お母さん人のもの盗んで馬券買うなんて どういう神経してるんです かごめんなさいいやもう許すとか許さない とかじゃなくて信用できないんですよなの で同居は解消しますえ つぐみいくらなんでもそれはじゃああんた 私と離婚する え母さんに限ってそんなことないって言っ てたよねそんなことあったじゃんそれなの にまだ俺を信用しろとか言うの悪いけど カトへの信頼も今回の件で結構うせたわお おい本気 か本気よあんたがお母さん側につくなら私 はこの場で離婚届け書くわ う母さん悪く思わないでくれちょ ちょっとさすがに俺にはそこまでの決断は できないよなんで盗みなんて愚かなことし たんだよ私はこれからどうしたらいいの よそれではお母さんまた気が向いたら会い ましょう こうして今回の一見は幕を落とした姑とは あれから1人で住んで いる悪かった足腰も1人になってしまった ので気にする暇などない帰って丈夫になっ ていいのではない か私がここまでするのには理由があるの だ父に以前買ってもらった腕時計が売られ たからだった 結婚祝いで買ってくれた父のものを盗んで 売ったことについて許せるはずも ないましてや馬券にするなどごご 同断これからじっくり苦痛を味わえば いいそして私はあれ以来回答を顎で使って いる前よりも日々が過ごしやすくなったの が良かった 私の名前は 初音毎日仕事が忙しいけどこのご時世自分 の好きなことを仕事にできているから幸せ だ夫のときはいわゆるフリーターで私より 家にいる時間が 長いだけど俺は家事は苦手だからとあまり 家事をしてくれない頼んだらゴミを捨てて くれる程度 だだけどそれでも私は幸せを実感して いる確かにときは世間的にはいい夫とは 言えないかもしれ ないでも私はときが大好きだから家に帰っ てきて彼がいるだけで幸せ だあねいつもおいしい食事をありがとう俺 初音と一緒にいられるだけで幸せだ よなんてときに言われるだけで私は 頑張れる家に帰って好きな人の顔が見 られる生活 はなんと素晴らしいこと か私が忙しいから作り置きも多いけどとき はそれにも文句は言わないむしろこんなに 美味しい作り置きができるなんて初音は 天才だななんて恥ずかしくなるくらい褒め てくれる忙しい時は掃除とかが適当になっ ても起こらないし優しいときといられるの は何よりも 幸せこんな生活がこれからも続けばいいと あの時までは思ってい ただけど状況は変わってしまっ たある日ときの母 私にとっての姑とめが家に転がり込んでき たの だ義母は私たちの結婚よりも前に義父を なくし た今は徒歩20分くらいの疑実家に1人で 暮らして いるだけどさすがにガタが来たらしく リフォームをするんだと かあさんしばらくよろしくね悪いわね わざわざ呼んでもらっ て私もリフォームの話はときから聞いてい ただけど最初の話ではリフォーム期間中 ギブはホテルに行くはずだったの だそれなのになぜか荷物を持って我が家に 来て いる私は慌ててときに問いただし たねえときどういうことお母さんホテルに 行くって話だったよ ねそうだったけど金の無駄だろ母さんは 年金暮らしで貯金もそれほどないし リフォームにだってお金が かかるそうだ けど実際余裕がないからと荷物を預ける 貸し倉庫も我が家の家計から出したくらい だ早くに義父をなくしたからお金がないの も 分かるでもこんな風に急に同居になる なんて期間限定だってさすがにちょっと 辛い仕事が終わって帰ってきて義母がいる 生活は私が休めないだから私はある休日に ときと義母に切り出し たあの申し訳ないんですがホテル代も出し ますしホームまでホテルに住んでいただけ ません かでもねホテルって基本的にユニットボス でしょそれにお部屋も狭いし年寄りの体に は辛くて ね母さんそうだよなホテルってなんか孤独 な気持ちになっちゃうし寂しくて耐えられ ないよなそうなのよ普段から1人暮らしだ からこそこういう時くらいは息子夫婦と 暮らしたいのよでもリフォーム期間って3 ヶ月くらいですよねちょっと正直気を使う という か正直私は義母のことがあまり得意では ないだからこそ同居はお互いに気を使うの ではないかと提案したのだがはねなんて ことを言うんだなどにお前ってそんな 冷たいことを言うやつだった かとき私初音さんに嫌われてるのかしら そんなことないよ母さんごめんな初音が無 神経なことを言って俺こんなに心が狭い女 だとは思わなかった よいいのよとき女性は内心を隠すのが うまいんだからあなたは悪くないわ ね初音さんときに免じて少しの間私を置い てくれないそれに私昔からお嫁さんに 尽くされるのが夢だった のそう言ってやかに笑う義母に私は呆れて しまっ た私はそもそもこうやって悪気なく尽くさ れたいという性格が苦手なのだだけど義母 は私の内心を知ってか知らずか隣の家は毎 週末にお嫁さんが来てくれるとか知らない 人の自慢話をして いるそれにときがなぜか涙目で頷いている から私が何を言っても無駄に違いないまあ せめて3ヶ月くらいここは私が折れた方が いいの だろう3ヶ月経てばまたときと2人の 楽しい生活が待っているはず だそう思ったけどその考えはどうやら 甘かった らしいちょっと初音さんあなた毎日外で何 をやってるの かしら何って仕事です けど私の仕事はがいい代わりに激務だだ から毎日残業で時には日付が変わる頃に 帰ることも あるだけどそれが義母には気に入らない らしい義母はどうやら私が浮気をしている と疑っているようだでも家族のために働い ているのにそんなことを言われたらたまら ない私はとに義務の誤解を解くようにお 願いをし たねえ とき私仕事をしてるだけなのにあんな風に 言われるのは 辛いあなたからお母さんに言ってくれない まあでもなああの世代は女性の残業とかは 理解できないんだよ初音が我慢してやって くれ よ確かに義母の時代は結婚しても働く女性 は珍しかったの だろうときの言うことは理解できる理解は できるのだけどあなたね主婦なのに何この 作り置きうちの子に出来たての料理を食べ させたいと思わない のでもそれは帰りが遅いこともあるから ときさんも納得してくれてます し言い訳は結構あなたが料理しないという のなら私が担当する わここまでひどいことを言われたらさすが に嫌に なるしかも私の週末の気分転換である料理 まで義母に生まれてしまった確かに楽は できるけど趣味を取り上げられるのは 辛いさらにギボが作る料理はひどいもの だった 仕事から帰ってきた私に出される料理は いつも明らかにザパなの だハンバーグなら焦げた部分だけだし カレーにしてもいつも妙にルーが 薄いある日の休日さすがに我慢できなく なった私は食卓の席で義母に行ったあの お母さん毎日料理をしてくださるのは とてもありがたいですでもこのお好み焼き の調味料明らかにソースじゃなくて醤油 ですよね えそう かしらはい私のだけ醤油です2人とも ソースなのにこれっておかしくないですか あらら私ってばボケちゃったの かしらいやそういう問題じゃなくてねえ ちょっとときこれ明らかにおかしいと思わ ないうるさいな飯くらゆっくり食べさせて くれよ元はといえばお前が主婦なのに しっかり家事をしないのが悪いんだろう 母さんにひどいこと言うな よ明らかに嫁いびりをされているのにとは 私が悪いと いうこの日の食卓から私とときの中は決裂 してしまっ た私がたまに早く帰れてもときはニヤニヤ と笑いながら今日は浮気しなかったのか なんて言ってくるもちろん義母も一緒に なって嫌みを言ってくるの ださらにときはある日突然義母と一緒に姿 を消してしまった 私が帰ると食卓の上にはメモが残されてい たの だこんな空気の悪い家にいるのはごめんだ 俺たちは2人で出ていくから反省 しろあなたも一緒に住みたいかしらどうし てもって言うなら部屋番号を教えてあげて もいいわ よメモの横には隣町にできた新築 マンションのチラシがあった きっと2人はここを借りて出ていったの だろうどうしてこんなことになってしまっ たのかと絶望的な気分だった私はただとき との生活を楽しんでいただけだったの に私は慌ててときに電話をかけたねえとき 戻ってきてよなんで勝手に出ていくの こんなのすぎる ようっさいなお前の真気臭い顔を毎日見 てるのが嫌になったんだ よ電話はスピーカーモードになっている ようで義母の声も聞こえてくるそうよとき だって忙しいのに初音さんの顔を見たら ストレスが溜まってしまうわ大体あなた 忙しいふりしても稼ぎは大したことないん でしょ最近はもしてないしそれじゃ まるっきり邪魔者じゃない の耳元からときと義母の高笑いが聞こえて きて電話は一方的に切られてしまった私は 掛け直す気力なんてなくただぼんやりと スマホを眺めていたそれから数日私は 抜け殻のように暮らしていた 毎日仕事に行き忙しく仕事をして帰って くる1人暮らしは寂しいけれど仕事をして いる間は何も考えなくて 済むだけどある日私は気づいてしまったの だ確かに1人は少し寂しいけどこの生活は 意外と快適 だ作り置きは自分の好きなものを 作れるときの野菜は嫌いなんて好みに 振り回されることも ない仕事終わりに食べようと楽しみにして たお酒やお菓子をときに取られることも ない日中は誰もいないから部屋だって汚れ ないし掃除だって最小限で 済む何より何のストレスもないのだ そして私は自分の中にときへの愛情が なくなっていることに気づいた私にとって ときはすでにストレス源でしかなかったの だそのことに気づいてから私は快適に 過ごしてきただけどある日の土曜日とき から急に電話がかかってきたの だおい初音お前 今日は休みだよ なそうだけどそれが 何かじゃちょっと掃除しに来なげか母さん も年だし俺は家事が苦手だし部屋番号も 教えてやるからいい だろえ嫌だ けど以前までの私ならきっとときのために 喜んで言っていただろうでも今はの顔 なんて見たく ない私はすぐに断った はあお前嫁のくせに家事もしないってのか じゃあお前俺と離婚してもいいってことだ なあその話をちょうどしようと思ってたの 私もねもうときと離婚したくて はあときはきっと離婚という言葉を出せば 私が従うと思っていたのだろう だけど私だってもう離婚したくてたまら ないそうをしればときはまさに逆切れをし てきたお前勝手なことばかり言いやがって でもいいよそれなら離婚してやるよでも 離婚するならお前が今まで稼いだ金も財産 分与でがっつりもらうから な言いたいことだけを言ってときからの 電話は一方的に切られたときにも離婚の 意思があるのならのんびりしている暇は ない私は早速離婚に強い弁護士を探し始め たときから再び電話が来たのはその数日後 のことだったなあ初音なんか離婚とかやめ ない かどうしてにそんなことを言うの私別れ たくてたまらないんだ けどだって俺相談したんだけど さときは自分が有利な条件で離婚ができる と余裕だった らしいだけど実際に弁護士に依頼した ところ財産分与なんてほとんどもらえない と言われたようだでも私にはそれも 予想通りの結果 だだって 勝手に出ていってしかも家計のカードから 勝手に家まで借りたでしょとき名義の カードだけど私の口座から引き落とされ てるよ家具や家電も勝手に買っ て明らかにときに日があるよねいやでも それはさこれまでだって使い込んでたし家 にいる時間が長いのに家事もしない財産 分与なんてないでしょ たえあっても子供のお小遣い程度じゃない の う私は自分が相談した弁護士から言われた ことをときにそのまま伝え たどうやらときも相談した弁護士から似た ようなことを言われたらしい言もなく困っ た様子が電話の向こうから伝わって くるいやだけどさちょっとはさ分与がある はずだろほら慰謝料的なは慰謝料何言っ てる のお母さんは何か言ってたけど私は浮気 なんてしてないの知ってるよねいやいや 家事を放棄してただろう主婦なの にそうよ毎日夜まで遊び歩いて主婦の役目 を果たしていないじゃない 電話の向こうから義母の声も聞こえて くるどうやら今日は義母も近くにいる らしいからちょうど いいあの お母さん勘違いしてるみたいですけど 我が家の大国柱は私ですよ実際家計は全て 私の稼ぎで成り立ってますときさんは自分 のお小遣しか稼いでいませんよ ええでもともきちゃんは家で稼いでるって 言ってたわそれで色々買って初音さんは ときのお金を勝手に使ってるって ああそれ嘘ですね えともきさんの月給なんて多くて手取り 7万円くらいですよそそんなこと あるどうやらとは自分がで稼ぎまくって いると義母に伝えていた らしいパソコンやスマホに疎く息子の言う ことは何でも信じる義母だときのことを 全て信じ私が遊び歩いていると思っていた の だろう電話の向こうで義母がときに 詰めよる声が 聞こえるででも初音話が違うぞ初音は自分 の稼ぎも2人のお金だって言ってたじゃ ないか俺と暮らせて幸せだって言ってた だろうそれはあなたに愛情があったから あなたと一緒に暮らせるならあなたが働い てても働いてなくてもどうでも良かったで も今はもう気持ちが全くないの一緒にい たくないし1人暮らしが快適 すぎるそ そんな冷たいよ 初音お母さん最近うちの周りでときさんが 何て言われているか知ってます かフリーターの夫が奥さんのお金で親高校 なんて情けなです よそんな情けな噂がときどういう ことご近所さんに合わせる顔がないじゃ ないのよ こうしてはっきり伝えたことで2人は自分 たちの誤ちに気づいた らしい数日後ファミレスで顔を合わせた時 にはあっさり離婚が成立し た念のため弁護士にも同席してもらったが 財産分与もほぼなくさっぱりとした離婚に なっ たもちろん離婚が成立した後とと義母の 家賃を払必要はない私はすぐにカードを 解約し たすると数ヶ月後共木は家賃を払うことが できなくなり追い出された らしい初音助けてくれよ行くところが なくなってこのままだとどうなる か元とはいえ夫婦なんだし俺たちのことを 引き取ってくれないか 絶対にやというかリフォームもそろそろ 終わってるでしょそこで2人で暮らせば いいじゃないあれ実は嘘だったんだ はときによると義実家のリフォームなんて まるっきり嘘だった らしい義母と強引に同居するために2人で 考えて嘘をついたんだとか そもそもリフォームするためのお金なんて ないし疑実家自体すぐに売り払っている らしい本当に帰る場所がないんだ よときはそんな風に電話の向こうで泣いて いたけど関係ないもう他人になったんだ から私が何かしてあげる必要は全くないの だそれから私はぐらしを満喫して いる家で待っている人のことを考えずに 自由に残業ができて仕事の成果も出てきた 今度は小心試験を受けるつもり だ休日だってダラダラと過ごせて幸せだし 自分のペースで過ごせるのは最高 だ元からときと2人で暮らしていた マンションだから広いけどもうも再婚 なんて絶対にしたく ないもう少し生活が落ち着いたら犬か猫を 買うのもいいかもしれ ないそんなことを考えながら優雅な休日を 満喫する幸せな日々 だお母さん話を聞いてくださいそれは私 じゃないん です嘘つけもうあんたのことはとは認め ないさっさと出ていけ離婚して慰謝料も ちゃんと支払いなさいちょちょっと 落ち着い てこんなものを見せられて落ち着いてい られる か義母のはりにも困ったものだ事実を知っ たら動揺するのはどちらなのかは明らかな のに私の名前は鈴結婚3年目のト主婦だ 旦那のときは長剣マ就職した会社も ブラックとは無縁で大体が定時に終わり 帰宅時間もほぼ一定だっただが3ヶ月ほど 前のこと急に帰宅時間がずれ始めたのだ 旦那に聞いても仕事が忙しくなってきた からとしか言わずそれ以上は疑わなかった だがおかしいあれだけ俺の会社は給料と 早く帰れることだけが取りえなんだよ なんて言ってたくらいなのに急にそんな 遅い時間に帰ってくるなんてことあるの だろうか疑問に思いつつも私はなかなか 確信をつけずにいた3ヶ月前は出産を間近 に控えていた出産に対してもそうだが旦那 の言動にも不安を抱いていたのだそんな時 義実家に行く用事があったので出向いた義 は物静かだが優しい人だしかしその優しさ も義母に押し潰されている義母はザ姑とと いう様子で嫌味はもちろんのこと私を嫁と して認めていないことは明らかだったただ そんな義母でも喜ぶことがあるそれが孫の 存在だ私が数ヶ月前に妊娠したと告げた時 義母は大いに喜んでいた ついにあなたたち夫婦にも子供が来るのね ようやく孫の顔が拝める わとき出産っていうのは当然だが妊婦さん に負担が多くかかる体を大事にしないとっ ていうことも相当なプレッシャーになる はずだ鈴さんの負担を少しでもお前が 取り除いてやれ よはいはいはい相変わらず親父は母親 みたいなこと言うよなていうかいい加減 子供扱いはやめてほしい ぜな なともきうるさいと思ってるかもしれない けどお父さんの言うことも一理あるわよ あんたの行動でもしすかさんが離婚した いってなったらどうするの私が孫の顔見れ ないじゃない 分かったよなるべくサポートするからあ ありがとうなんだか嬉しいような嬉しく ないような報告の場だった義母の言分だと 孫の顔が見られるまではしっかりしてい なさいという風に聞こえたからだそういう 問題なのかどうかそれは非常に納得でき ないことではあったがこれ以上何かを 言い返す気にはなれずそっと口を閉じた ただそれというもの義両親の前では サポートをするなんて言っていたがときの 態度は全く変わっていなかったそれどころ か私にあれしてこれれしてが多くなってき たのださすがにこれには我慢できず反論し たあれ洗濯物まだ畳んでないの畳んでない よ今日1日あまり体調が良くなかったから そこまで手が回らなかったの なんだよそれ最近体調悪い日が増えてる けど大丈夫なのそんなんで出産なんて できるのかよあのさ妊婦さんってこういう ものなの体調不良が続いていてそれで ようやく出産を迎えるの確かに個人差は あると思うけど1人の命を抱えてるんだ からもう少し協力してくれてもいいんじゃ ないのこの間はお父さんとさんの前では かっこつけてたくせに家に帰ってきたら いつも通りのあなたじゃないだったら今 までと変わらないんです けどここ最近の不満が一気に溢れ出して くるようなそんな感覚だったするとそれを 聞いたときが反論してきたなんだと妊婦だ からって偉そうにしてるんじゃねえよ はあ妊婦が偉いのか確かに産むのは女で あるお前だだけどその前にお前は主婦だろ だったら最低限のことくらいはやってくれ よはああんたそれ本気で言ってるの妊婦に 対してそんなこと発言する旦那なんて はっきり言ってこの先父親としてやって いけるのかどうか不安で仕方ない わあまりの怒りで私はつい言ってしまった のことながら旦那は私にだったら勝手に しろよ俺はもう知らねえから なそう言って旦那は実質へとこもった少し 言いすぎたかななんて思っていたがどうし ても謝る気にはなれなかっ た妊娠してから少しは協力してもらえると 嬉しいと思っていたのだがそれどころか今 まで通りやれなんてまさに鬼どちらにして もこの先こんな旦那では困る今はお互い 考える必要があると思ったそしてしばらく は旦那のことを無視して生活していたのだ がそんな時外出が多くなっていた中には 出張もあったのだが夜でも出かけていく ことが増えたのだ仕事関連で友達が近く まで来てるからなどと言っていたがどうも 怪しい休日ならまだしも平日に出かける ことなど今まではなかったので私はその ことだけは旦那に問いただしたあのさ最近 夜遅く出かけてるのはなんではあ言った だろう友達が来てたり仕事関連の電話が あったんだ よそんな毎日のよにあるなんて変じゃない 何が言いたいんだ よもしかして私に言えないようなことし てるんじゃないの するとときが一瞬後ろに 引き下がるななんだよ それあれなんか動揺してない犯罪それとも 女性関連この中に思い当たるもの あるそんなわけないだろいい加減なこと 言う な旦那は明らかに動揺していたさすがに 犯罪はないと思うが女性関連はかなり 怪しいというか女性関連を疑うべきだろう 私は妊娠中ではあったものの旦那の言動を 調べることにしたすると数日間旦那を見て いてある癖が分かったスマホで調べ物をし ている時はテーブルに置きながら操作して いるしかし誰かとメッセージをしている時 は私から見れないようにメッセージを打っ ていたりこそこそしている様子が目に見え てわかったこんなにも疑ってくださいと 言わんばかりの分かりやすさに少し笑って しまった決定的だと思ったのはある日の夜 先に旦那が眠っていたのだが私は1人 ワインを飲んでから眠りに着いたそして 寝室へ行くとスマホをパジャマのシャツの ポケットに入れている旦那を 発見さすがにそこまでされたら浮気して ますと言っているようなものだ私はそっと スマホを取り出し中身を見たロック解除は 簡単で旦那の青年 月日中身を見るともう分かっていたことだ が相手の女とのやり取りが びっしり女の名前はあなというらしい写真 も載っていたので見たがかなり若い20代 前半というところだろうか浮気のやり取り に吐き気と怒りが湧いてきたが私はある分 を見て目を見開いた え嘘 でしょ女とのやり取りはこうだったそれは 私の妊娠が発覚してからわずか1週間後の 出来事ねえともき大事な話があるんだ けどどうした会って話せないかなちょ ちょっと無理だよ知ってるだろ俺既婚者な んだそんな風に出ていったら妻に怪しまれ て俺たち慰謝料請求される ぞだって大事な話なんだよ分かった聞く けどせめてメッセージで概要を話してから にしてくれないかわざわざ会って話す リスクも避けたいし私妊娠した え今日3婦人家行ってきたのそうしたら 赤ちゃんいるって言われて嘘だろねえとき 私と奥さんどっちが大事 え奥さんに不満があったから私のところ来 たんでしょだったらこれからも一生一緒に いてくれればいいじゃんでで も奥さんともうまくいってないそれに子供 だっていないだったら離婚してもいいじゃ ない実は言い忘れてたんだが何 1週間前に妻も妊娠が発覚した ああ ごめんちょっと待ってよ意味わからないん だけどだって奥さんとはうまくいって なかったんでしょそれなのになんで子供 なんか作ろうと思った わけ俺も気をつけてたんだけど ついこれからどうするのっていうことは やっぱり私との関係終わりにするっ てこ落ちけって俺はあなと一緒になりたい と思ってるんだ えこういうのはどうだ俺は妻の妊娠中に 最悪な夫を演じ 続ける妊婦であっても協力しない夫を見れ ば妻だって愛そつかっさ本気な の当たり前だよ俺は秋と子供との将来を 考えだ嫌われ役でもなんでも喜んで演じる よとき 大好き俺もだ よ以上の内容を見てこれまでの旦那の言動 が分かった要するに私から愛そつかされる ためにわざと嫌われるようなことをしてい たわけだそして私とお腹の子を見捨てて 浮気相手と一緒になろうとしているだと すれば私もそんな旦那お断りだ私はその後 すぐによく眠っている旦那の隙を見て浮気 相手とのやり取りをスシしていったそして 私に送信もちろん送信履歴は全て消去これ である程度の証拠を集めたわけだがあは いつこれを持って実行するか確か女の妊娠 時期はかなり近かったそれなら出産して から地獄を見せてやろう 私はそう思いまずは出産に備えたかなり 早かったのだが里帰りをすることにした 浮気しているような男と1つ屋根の下にい られないどうせこの家は後々出ていくそこ で少し多めの荷物を搬出することにした おいそんな大荷物で行くのか里帰りなん だろだったら着替えとかそういうのだけで いいじゃないか ああ色々整理したいと思ってさ えほら里帰り中暇だからさ荷物の整理して おくのも悪くないかなって うまあよくわからないけどお前がそれで いいならいい や旦那は疑問を浮かべている様子だった まさかこれから自分が追い込まれることに なるなんて思ってもいないだろう里帰り 当日 じゃあ気をつけて行ってこいよたまには俺 も連絡するからああ別に忙しいならいいよ まあメッセージくらいは 入れるそういえばさ うこの間あなたが女性と歩いているのを見 たって友達がいたんだけどそれ本当 えもちろんこんな話は嘘ただカをかけて やろうと思っただけだ もしかして見間違いだったのかなそそうだ よそうだよね夜なんかにカップルが多く 出歩くところにあなたがいるわけないもん ねう うん相変わらず分かりやすい反応だこれが 絶望した時の顔を想像すると今から楽しみ で 仕方ないこうして私は実家へと帰った数 ヶ月後私は無事出産を迎えなんとか一仕事 終えたような気分だったもちろん出産の時 はこのことだけに集中したが頭の片隅には 旦那にどうやって復讐してやろうかなんて ことを考えていた出産して家に戻ると旦那 の姿はそこになかった見た感じ何日も家に 帰ってきていないのだろうもちろん私も 帰ってくることを伝えていない もしかしたら浮気現場に遭遇できるかも しれないと思ったからだだがいないなら 仕方ない相手の住所も分かってるし 乗り込んで今から離婚届けと慰謝料請求 することを告げて こようそう思い出かける支度をしていると 義母から電話がかかってきたどうやら私と 話がしたいらしい旦那がいないことを告げ たのだが私に用事があると言ってきたので 会うことにしたちなみに義母と会うのは 出産以来だかなり焦っている様子だったの だが一体どうしたというのだろう か数10分後義母が家を尋ねてきたやって くれたわね何がですかとけないでくれる あんた浮気してたくせには はい旦那の浮気のことを言われるならまだ わかる でも私が浮気とは 一体あのお母さんどうして私が浮気してる なんて思ったんですかこれ よ得意げな顔で義母が出してきたのは1枚 の 書類お父さんは黙っててここにあなたの 子供とときのDNA鑑定をしたのよ えまあ元々なんかあなたにもときにも似て ないからおかしいなと思ったのよねそれで ときが検査したらこうなったってことあの 子の髪の毛1本持ってきて検査したらあの 子との子供じゃないことが証明されたわ ときもショックだって言ってね離婚するか もしれないなんて言ってるのよどうして くれる の義母はものすごい剣幕で私に迫ってきた これはおそらく 旦那が人芝居したのだろうそれでも義母は まだ気づいていないよう だお母さんそれって本当にときさんが言っ たんですか当たり前でしょそれにこの書類 があるんだから言い逃れなんてできないわ はあよく見てくださいよなんだか不自然 すぎませんか親子関係の部分見てください よ え否定って書いてありますけどこれだけ なんだか他と違って事態が違いませんかた 確かにそうだけどそれにこの書類も変です そういえばあるのは書類だけですか封筒は ないんですかもしあるなら封筒に検査を 行った法人名が何かしら書いてあるはず ですそそういえば封筒は見てないわね ちょうどいい機会なので言いますときさん は浮気しています はあ私と同時に妊娠している女がいまして ね証拠も全てあります よちょちょっと何言ってるのそんなわけ ない でしょこれ見てくださいよ私は今までの 証拠を全て義母に見せた義母は立ちくらみ がしたのか座り込んでしまったそそんな じゃあ今家で面倒見てるあの子供は面倒見 てるんですかえええしばらく忙しくなるし 鈴鹿さんも少しの間1人の時間が欲しいっ て聞いた からそうでしたかその子供は浮気相手との 子供ですねなんならその子供と私のDNA 鑑定をしても構いませんよ私とときさんの 子供なら今実家にいます そ そんな義母はショックを受けている様子 だっただが仕方ないこれも全て自分の息子 がやらかしたことだその後私はときとあな が住む家に 突入自分たちの子供を親に見させて楽しん でいる神経は信じられないインター本を 鳴らすと出てくる 旦那久しぶりねいつからあなたの家はここ になったのかしらえええなんですると奥 から薄着の女が出てくるどうしたのともき おおい来るなああいいわよ別に全部もう 分かってるし何のことか なあなたがそこの秋なって女と浮気してる ことそれから子供もいること えあとさDNA書を立ち上げて慰謝料でも 取ろうとしたのかもしれないけどあんな雑 な手作りの書類バレバレよあと慰謝量請求 するのはこっち ねななあ俺が悪かったよ ごめんいいよそういうの浮気したらごめん なさいが許されるなんてドラマだけの世界 でしょ私は許さないそれからあなさん あなたときが既婚者だって分かってて関係 持ったよね そそれは大丈夫よ証拠は全部揃ってるもの えこれで既婚者なんて知らなかったって いう理由は使えないわねさあ2人とも 楽しんだ分の付はしっかり払って ちょうだい ななんで俺がそんな ことするとそこへ義母もやってくるともき あんたは何してるの ときは義母の愛ある制裁で3Mくらい 吹っ飛んだどどうしておふがここ にあんたがこんなどうしようもないことし てるって分かったからすかさんと一緒に来 たのあんたはもう帰ってこなくていい感動 だよそ そんなさようならときもう2度と会うこと はないだろうけどうう こうして今回の一見は幕を閉じたその後私 はときと離婚しあなと合わせて慰謝料請求 をしたあなは子育てに行き詰まり今は別の 男性の元へ逃げたらしいあの子供は今疑 実家で面倒を見ていると聞いたあなに見 られるよりは疑実家で見られる方が安心 だろう私は今実家に戻って親の協力もあっ て育てに奮闘しているあと数ヶ月したら 仕事を始めようと思っているが子供に 寂しい思いをさせないようにするつもりだ とりあえず今はこの子と幸せな道を歩む ことだけを考えて いる私の名前はゆい夫の優太と夫婦2人 暮らし結婚して5年目 元々お互いに猫好きだった私たちは結婚し てすぐに買い始めた猫を可っていた子供い ないけれど2人の時間を満喫している今日 は少し遅くなるかもしれないから先に寝て てもいいよ夫のゆうたはこの若さで会社の 役よになっている元々義が仙台から 受け継いだ会社を経営ゆは義を支えるに務 としてこの会社に携わっているのだわかっ た ありがとう優太を笑顔で送り出すと私も 仕事へ出発する準備を始めるけ防止軍て 長月自分の服装や荷物を指さし確認全て 揃ったのを確かめてから私は車に飛び乗っ た私の実家はひい農だ今の時期は急を迎え て忙しい毎日のように家から車で山付近に ある実家へ通って いる今日も疲れ た畑仕事が終わり夕方帰宅した私駐車場 から家に向かう途中我が家を訪れた義母と 待ち合わせた義母のみさ子さんは極度の 潔癖症父や泥で汚れた私の姿を見て眉を 潜めていたちょともう少し綺麗な状態に なってから帰ってこれないの私のことを バキ扱いするかのように距離を取って 見せるみさ子さん私は苦笑いを浮かべて 長靴の泥を払ったこの辺の住宅街はそれ なりの富裕層が住んでいるのよご近所に そんな素晴らしい姿を見られるなんて 恥ずかしい確かにこの辺の住宅地は豪邸が 立ち並んでいる年前に土地開発が進みここ は富裕村が集まるエリアとなっていた 我が家はそんなに立派な家に住んでいる わけではないものの一応1個建てみさ子 さんからしてみればこの辺に家を構えられ たことが自分の中でのステータスなの だろうだからこそ必要以上に周りの目を気 にしては私を とめる自分の実家をないがしろにされて いるようであまりいい気分はしない けれど何かご用事でした か私はみさ子さんに押し付けられた価値観 をそっと受け流し訪問の理由を聞き出した 今日は2人とも帰りが遅いって言うから 夕飯を食べに来たの よ仕事の都合で優も義父も一緒に遅くなる ことがあるそんな時は決まってさんもに 夕飯を食べに来るのだ私だって夫がいない 時くらい好きなものを食べたいのに ちょうどさっき取ってきた野菜をそのまま もらっているので何か作りましょう か正直ヘトヘトの体で手のんだ料理なんか したくないけれどみさ子さんがいる手前 適当なものを出すわけにもいかないなし めんどくささでいっぱいになりながらも気 を使って作り笑顔を向ける私新鮮なのかも しらないけど虫かついてるんじゃない不安 になるから私は遠慮する わ無能薬で育てる実家の野菜たちは新鮮さ や美味さが折りだ何より虫に食べられない ように手間暇かけて大きく 育てる大事に作った結晶を虫が嫌だと簡単 に拒否するみさ子さんにイライラは募る ばかり普段スーパーで買っている野菜だっ てこうやって農家が一生懸命作り出して いる野菜なの に家に上がった後もみさ子さんの文句は 止まらない掃除が甘いだの部屋の掃除が 行き届いてないだの細かいところにまで 目くらを立てては子をぶつけてくる自分の 家はどれだけ綺麗かと自慢話をめさん私は 彼女が満足行くまで黙って頷きながら感情 のスイッチを落としてい たみさ子さんはいつでもこの調子いつも 自分が正しくてそうじゃないと気が済ま ない自分中心の生活で他を振り回すこと なんてお構いなしなの だ結婚してすぐにみさ子さんの性格に 気づいた私はできるだけりを持たないよう にしてきたつもりだそれでも家が近所だと 嫌でも関わらなければいけない時が出て くる優太がいる場面ではみさ子さんの行き 過ぎた発言を時々とめてくれることはある けれどそれを根にっているのか指摘される ことが煙たいのかここ最近ではささんが家 に来るのは決まって優太の不在だ息子の嫁 である私なら自分に気を使って強いことは 言えないだろうと踏んでいるのかみさ子 さんは私に対しては一1倍自分勝手な言動 をしてみせるのだちょっと何これ だるい体に鞭を打ってなんとか夕食を作り 食卓に並べるとみさ子さんは明様に嫌な顔 をしてみせるすみません急だったのである もので作らせてもらいました野菜いっぱい のポトフとオレぬか漬けのキュウリとカ それに冷ややっこと魚の干物我が家では 十分すぎるほどの献立だしかしみささんは 眉間にシを寄せた まま何か気に入らないものがありました か恐る恐る声をかけるとみさ子さんは 大きなため息をついて大をついた全部よ あなたねお客さんが来ているのに女いつで も食べれるような食事を振る舞うわけ寝間 でお寿司とかいいお肉を買うとかある でしょみさ子さんは普段食べているような 夕食を出されたことに苛立ちを隠せない ようだ私からしてみれば頻繁に合うような 距離の義母が勝手に家に押しかけてきて いるのだそれを客人扱いしろというのも 厚かましいとさえ感じてしまう自分が料理 をしたくないから嫁に丸投げするけれど 自分の気が済む食事が出されなければこう して文句ばかりみさ子さんの理不尽さに私 はうんざりしていた結局この日はみさ子 さんだけ出前の高級寿司を注文残った料理 は私が食べることになった ゆいさん優太だって稼いでいるんだから もっとスタミナのつくお食事を作ってあげ てねこんな貧相な料理じゃ元気も出ないわ 食事の片付けをしている私にみさんは言っ たノカ丸の私からすれば普段から野菜中心 でヘルシーな料理に馴染みがあるゆうた だって私の料理に不満を口にしたことは ないそれなのにどうしてギボにここまで 口出しされなければいけないのだろうか鍋 の中にはみさ子さんが食べなかったポトフ の野菜両親が一生懸命野菜を作る姿を 思い出し私は心がいん だそれから1ヶ月ほど経ったある日みさ子 さんが結露を書いて我が家に押しかけてき た あなたなんてことしているのみさ子さんの 言葉に私は思い当たるはないきんとした 表情の私にみさ子さんは大きな声で 畳みかける近所の奥さんたちに野菜配った んですって勝手なことしてどうやら髪の 原因は数日前のことらしい確かに私は収穫 して野菜を実家から大量に渡され近事の家 に配ったことがあったあまに向かない野菜 たちのため形がびだったり少し小さかっ たりしかし味は何も可いないものばかりだ もったいないけれど自宅だけで消費するの も大変そもった私は普段良くしてくれて いる近所の人に配って歩いたのだ配った先 の奥さんがみさ子さんと顔せた時にそれを 話して耳にしたん だろうみさ子さんは顔を真っ赤にして怒り を荒にしているかの娘だなんて知れたら 笑い物にされに決まっているでしょ私は みさ子さんの言っていることがいまいち 理解できなかった野菜を配ったご賢所さん たちは役浅をとても喜んでくれていたモだ と笑い物なんですか私の問いかけにみさ子 さんは舌打ちをして私を睨みつけるうちは 企業の社長なのよ優太だって若くした専務 その印象が悪くなるじゃないみさんはの 社長という肩書きが体操自慢のようだ そんな義父の輝かしい肩書きにメコの嫁が 農か出身ということは知られたら途端に 田舎臭くなる周りは医者や弁護士の家々が 並んでいるし少しでも自分たちが下に見 られることを気にしているのだろうけれど 私自身は農であることを恥ずかしいとは 思わない泥がついているのはあなたの長靴 だけで とにかくこれ以上恥ずかしい真似はしない でちょうだい みさ子さんは私の言葉を待たずに一方的に 感情をぶつけて帰っていった面と向かって 自分の実家を馬鹿にされたような気がして 私の心は深く傷ついていた会社をやって いるのがそんなに偉いのだろうかここに 住んでいると自分のことを隠しながら生き ていかなければいけないのだろうか納得 できない気持ちが私の中でどんどん大きく なっていくやがて消化不良になった自分の 感情を私は優太に打ち明けることにし たそんなことがあったのか知らなかったと はいえごめん仕事が早く終わり家に帰宅し た優太に私はみさ子さんとの話を全て伝え た優太は普段からみさ子さんの生き過ぎた 発言をめてくれていた全面的に私の味方に になってくれているので 心強いみさ子さんは優太の前ではそんなに ひどいことも言わないんだけど私だからっ てところは大きい気がするの私の考えに 優太は少し考えながら黙り込んだそして しばらくして何か考えついたように口を 開く母さんをちゃんと反省させるために こうするのはどうだろう優太はみさ子さん の思い上がった発言や行動を出すため私に とある計画を持ちかけた数日後私はみさ子 さんを家に呼びこの間の話し合いがしたい と持ちかけたみさ子さんは相変わらず不 機嫌そうな持ちで私を 睨みつけるお母さんが他のオタクの目を気 にしているのは分かりましたけれど私は 自分を着飾ってまで生活したくはありませ ん困り顔でそう伝える私にみさ子さんは ため息をついた いい加減にしてあなたの勝手な行動で私 まで見下されたらたまらないわ明らかに 苛立ちを隠せない様子でみさ子さんは貧乏 ゆすりをしている私は実家の家族も農業も 大好きです優太と結婚したことで自分の 好きなものを捨てるつもりもありません きっぱりと言い放った私にみさ子さんは 再び送り出したあなたとの結婚を許したの が間違いだったわね 田舎者は田舎者どして結婚がお似合いよ 明らかに私の周り全てを否定するような 発言に私も顔をこらせるそんなに仕事の 肩書きや住む土地が大事ですか私の真剣な 持ちもみささんはお構いなして自論を 続ける当たり前でしょあなたのご実家の山 とこの土地じゃ運の差じゃない泥にまみえ ててこんないからに住めるわけがないそう 言ってみさ子さんは私に不敵な意を浮かべ ていったまあいいわそんなに農業してい たいなら1人で山に帰りなさい高笑いを するみさ子さんこれはもう本当のことを 告げるべきかもしらないわかりました けれどその前にお話があります改まって 向き合う私にそれまで笑っていたみさんは 舞を潜める はこの暮らしに未練はありません優太と 話し合いますですがその前に3年前に お父さんの会社に融したニオを今すぐ返し ていただきます私の言葉にみさ子さん ポカンとした表情を見せる突然突きつけ られた工学の返済に現実味がないようだ何 を言っているの離婚するからってうちの 会社をするつもりどうやらささんは私の求 が嘘だと思っている らしいゆいの言っていることは本当だ よみささんが信用しいどころか相変わらず 聞耳を持たない態度なことに明た優太が声 をあげたみさ子さんは突然の息子の声に 驚きを隠せないそう私は話し合いの最中に 自分のスマホで優太に電話をつなげていた つまり全ての会は優太と隣にいる義父に 筒抜け普段の私に対するみさ子さんの太の が露呈したのだまさか勝手に聞かせていた のなんてことしてくれるのメス子に聞かれ ていることを知ったみさ子さんは焦りから 怒りの先を私に向ける俺がそこにいたら こんなこと言わなかった だろうゆうたに恋をあげられたみさ子さん はとに黙り込んでしまう私は声を落ち着け てさんに言った3年前お父さんの大口取引 にふ当たりが出ました多くの社員を リストラしなければいけないどころか会社 自体が危いと相談されたんですこの事態は みさ子さん以外の家族で全て解決していた 岐阜はみさ子さんに伝えたところでことが ややこしくなったり感情的に騒がれるのを 防ぎたかったようだ結果的に私の実家が 3億のをしたことできをいました今 お父さんから毎月返済してもらっている 最中です私の説明にみさ子さんは顔を青く しながらブルブルと震えている田舎の農家 にそんな大近方できるはずないじゃない嘘 に決まっ てる連日から目を背けるようにみさ子さん は未だに私の話を 疑うもしかしたら想上の体験に嘘と 思い込みたいのかもしれないしかし実際は 全て本当のことだ私の実家は確かに田舎の 農家けれど7年前に通販で販売していた無 農薬野菜の定期便や野菜ジャムが大ヒット さらに有名料理店との専属役もあることで 稼はとても多いその上山の上の生活で贅沢 もしないことからはたまる一方なのだ正直 義父に貸したお金はそこまでいれではない けれど両親も私の夫の家のためにと体験を 貸してくれたのだそんな事情があることを 知らずに一方的に両親がさげまんのは納得 がいかないいい加減にしないか麻際の悪い みさ子さんの態度にそれまで黙って優太の 隣で会話を聞いていた義父が大きな声を あげた岐阜の怒声に反射的に体をびつか せるみさ子さんゆいさんのご実家には助け られたんだこんな失礼なことを言って みさ子なったぞたではない怒りの口調に みさ子さんもやっとことの重大さを理解し たようだゆいさんをご実家に返すというの ならお前が今すぐ残の2億を払え見る見る と顔を悪くしていくみさ子さんは途端に 黙り込んでしまう 今までの私に対して悪をついていた姿が嘘 のようだできないのなら2度とゆさんの こともお実家のことも悪く言うな私たちが 今こうして無事に会社を続けているのは 彼女のおかげ だニフの言葉にみさ子さんは何も言えずに 俯いている専業主婦のみさ子さんに2を 用意する当てなどないリフは私に今まで みさ子さんが浴びせたことを謝罪 そしてこれ以上同じ行動をしたら離婚する と断言みさ子さんは方針状態のまま義父の 話を聞いていたそれから半年後みさ子さん が我が家にやってくることはなくなった 義父の会社で渡りを出したことを知られ ネチネチと文句を言ったみさ子さんは義父 に離婚を突きつけられていた皮膚も兼ねて からみさ子さんのプライドの高さに呆れて いたようだもちろんみさ子さんは働いた 経験がほとんどない義父に離婚されて しまっては自分で生きていく術がない本格 的な離婚準備に入った義父に泣きついて いるそうだ夫の優太もあの一見で私に対し てひどい扱いをしてきたみさ子さんを軽蔑 2度と私と関わらせたくないと絶宣言をし ていた家族の肩書きをあんなに大事にた さんなことに今や家族全員から縁を切られ そうになっている私は変わらず優太と幸せ な生活を送っている相変わらず両親の 手伝いで畑仕事をしているし売り上も順調 だ以前野菜をおけした近所の奥さんたちに も好評で周りのおタでも定を申し込んで くれる人が増えた結果的に私たち家族を ような人たはなぜ1人としていなかった それどころか富裕その顧客を獲得すること で新たなビジネスチャンスを得ることに つながったのだ他人の目なんか関係ない 自分の大事なものを大切にした結果私は今 まで以上の幸せを手にすることができたの だからこれからも第一の恵みに感謝し ながら自分らしく人生を豊かに過ごして いこうと思う 何言ったってあんたの負けだよナあんたの 仕送りだけじゃ生活できるわけないんだ から唇を強く噛みしめた私には怒りの感情 が芽生えていた時には自分の食費さえ削っ て家族のために働いていた10年間感謝さ れるところか馬鹿にされてこんなに惨めな 気持ちになるなんて 私の名前は長とある会社で事務として働く 平凡な会社員だ取りえも特に ない性格を表す時によく言われるのは 真面目と言った言葉自分でも面白みがない 人生を送っている自覚はあるけれど私が こうなったのは家族の影響が 大きい家族が違ったら私の人生ももっと 味気のある生活だったのか なぽつりと独り言を漏らしながら私は自分 のスマホを見つめた画面には母からの メッセージが表示さ れる今月の死送り早めに送っ てそのメッセージに私は思わずため息を ついた私は母に愛されていない気づいたの はもうずっと前のことだ母から連絡して くることと言えばこうした金銭の最速 ばかりそんな家族の形に私は嫌気がさして いる私の家は平凡な家庭だった会社員の父 と専業主婦の母母は元々金持ちの家の娘 だったが幼馴染みだった父と結婚学歴が ない父は高級取りにはなれずそれでも 私たちを養うために必死で働いてくれた ところが父は私が小学校2年生の頃仕事中 突然の発作で亡くなってしまっ た悲しさや寂しさはあったものの仕事付け でほとんど顔を合わせてこなかった父の 葬儀はどこか他人事のように感じてい た父が亡くなった後保険会社からお金が 降りたので母が働くことはなかっ たママのお父さんはお金持ちだから助けて くれる わそう言って堅くに外に出ようとしなかっ た母難しいことが分からない子供の私と4 歳の弟はあまり変化のない日々を過ごして いたしかし私が小学校を卒業する頃生活は 激変父の保険金などのがそをつき祖父から の援助も断られてしまったのだ祖父が援助 を辞めた理由は母にあった母は私たちに 気づかれないようにパチンコでお金を 溶かしていたのだ呆れた祖父は母への援助 を打ち切ることにした らしいその頃から我が家の貧乏生活は 始まっ た家に帰っても満足な食事はない は1か月遅れで 滞納好ましくない場所からお金を借りたの か時々やってくる借金の 取り立てなんとかその日暮らしを続けて いるうちに私は中学3年生になってい た母は中学を卒業してすぐに私を働かせ たかったのか進学については何1つ言及し なかっ た祖父はそんな私のことを不便に思いには お金を渡さずに直接学費を負担してくれた の だそのおかげで私は無事に高校を卒業する ことができたその後社会人として働き始め た 私まだ中学生だった弟の学費を稼ぐため私 は仕事を駆けもちして働いたその結果弟も 無事に高校を卒業私は弟が学生じゃ なくなってからも母のことを心配して毎月 6万を実家に仕送りしてい たそんな生活が10年続いた弟が社会人に なってからもう何年も経っている私も 気づけば20代 後半そろそろ自分の幸せのためにお金を 回したいと思ってい たしかし母は片に働こうとしないのだそれ どころか 仕送りを続けている私に対して感謝の言葉 を口にしたことすら1度もない本当に母に 仕送りする必要があるのか疑問に思い ながら私は惰性の日々を過ごしていたあと はお母さんに挨拶するだけだねそう言って 微笑む恋人に私はぎこちなく 笑いかけるこんな私にも大切にしたい相手 ができた 2歳年上の涼は同じ会社のエリート営業マ たまたま送迎会で隣の席に座り息統合した 私たちはそのまま付き合いを始めてもう すぐ2年が経とうとしていたそんなおり彼 は私に結婚を申し込んでくれ た気持ちとしてはもちろん結婚して幸せな 生活を送りたいその一で私は母をりに紹介 することをためらってい た涼は私よりもはかに稼ぎがいいそんな彼 と結婚するなんて言ったら母はきっと今 以上に仕送りの増額を要求してくるだろう お金にだらしない親だということが彼に バレて結婚の話が取り消しになってしまう ことを恐れていたの だ初めのうちはのらりくらりとをわしてい たもの彼のご両親への挨拶も終わり残りは 私の家族への挨拶 だけもうこれ以上涼に隠し事はできない私 は腹をくり彼を母と合わせることに決めた しかし直接行けば最悪な印象を持たれて しまうだけそれを避けるために私は週末 1人でに顔ことにし た 週末何年ぶりかという実家への規制家は そう遠くないのだけど居心地が悪い実家に 寄りつかないまま数年が過ぎてい たあんたが帰ってくるなんて珍しいじゃ ないお金持ってきたの相変わらず母は私と の再会を喜ぶでもなくお金の最速をして くるうんざりしながらも私は鞄からチブと を差し出したそれを受け取ると母は すぐさま中の現金を数え 始める今日は話があってきたのむに口を 開いた私に母の視線は向かないお金さえ 渡せば私自身に興味はないの だ結婚しようと思っているのだからこれ からは自分の幸せに金を使い たい私の言葉に母は一瞬顔をこらせた ゆっくり振り返った瞳には冷やかな怒りが 滲む 結婚構わないけど仕送りをやめるって言い たい の声は低く今にも詰め寄ってきそうな 雰囲気だ私は少し怯えつつもゆっくりと 頷いたここでひんでしまったら状況は何も 変わらない涼との幸せな未来を望むなら話 をつけておかなければ絶対後でトラブルが 起こる母の反応を見るのが怖くて私は とっさにぎゅっと目をつっ た数秒の 沈黙土星が響くのを予想していた私は表紙 抜けだったる 目を開いてみると呆れ顔の母が黙って タバコを浮かして いる出損ないだとは思っていたけどここ までとは ねしばらくして母は煙を吐き出しながら そう言っ た普通は自分のことより親のためにって 思うんじゃないのかね白場な娘だ よ母の言葉は呪縛のように私の心を 縛るまるで自分が血管品という班を押され たかのような気持ちでいまれなくなるの だ突き放されたことへの悲しさを感じ脳内 を罪悪感で占拠されそうになった私は 大きく首を横に 振るいつもこう だ母は自分の意思に反した行動をしようと する私を感情で縛りつけてロしようと するそんな母を捨ててしまいたいと思い ながら心のどこかで愛されたいと葛藤し 捨てきれなかった 私今ここで謝ってしまえば一生母から 逃げ出すことはでき ない自分の感情にエラーが起きていること を自覚するために私はぎゅっと握り拳に力 を込めた普段なら取りつい自分が悪かった と仕手に出ているところだしかし今日は そんな行動をしないと決めてい た私がいつもと違うと察した母は苛立ちを あわにしながらタバコの火を消し た静かな狭いアパートに煙と匂いが充満し て息苦しさを 覚える重苦しい空気を変えたのは弟との 再会だった あ姉ちゃん帰ってきてるじゃん勢いよく 開け放たれた玄関から陽気な声をあげる 若い男性が現れ た弟の俊助は最後に会った時はまだ学生 だった成人した弟は驚きの変貌を遂げてい た髪は明るく染まり大きなサングラスや ハットで固めた今時風のファッション よく見れば所々にハイブランドのロゴが ある俊助が来た途端母の表情は一変声も 高くなり明らかに俊助が来たことを喜んで い た今までの機嫌の悪さが緩和され私は ほっと胸を 撫で下ろすはいこれ今月分俊助は私と同じ ように母に今月分の仕送りを渡した母は 嬉しそうに受け取り感謝の言葉と共に頭を 下げ た私には1度もしたことがないの に相変わらず赤抜けねえな姉ちゃんは俊助 は笑いながら私の前に腰を 下ろすふわっと香ったのは女性もの フレグランスそれに加えて俊助自身がつけ ているであろう香水の匂いが後から 追いかけて くる玄関を開け放ったことで一瞬消えた タバコの淀んだ空気から部屋の中は強い 香水の匂いに置き換わっ た俊助は変わったね道ですれ違っただけ なら気づかないかもぎこちな笑顔を見せる 私を俊助は鼻で 笑ういや俺も外で声かけられたくねえわ 俊助はいつまでも地味な私の容姿を からかうように言っ た俊助の態度に返す言葉が見つからない 私長あんたしちゃんを見習いなさいよ毎月 あんたの倍入れてくれてるんだから ね現金を確認し終わった母はいつしか俊助 の後ろで私に鋭い視線を向けてい た毎月自分の生活をやりくりして必死に 作り出す 6万円しかし俊助は私より4歳も下なのに 毎月12万を母に手渡している らしいその状況に私は疑問を 浮かべる弟は特別勉強ができたわけでも ないし何か特殊な資格を持っているわけで もないそれなのにそんな高級を稼いでいる なんて何か裏があるように思えて仕方が なかっ たもっと渡せないこともないけど姉ちゃん の立場がないだろ真面目一筋で働いて さ弟の言葉の節節から私を馬鹿にした感情 が 伺える俊助も母と同様に私のことを見下し ているの だ容量よく生きなきゃ俺たちが会社に入っ て真面目に働いたって稼げる年収なんか高 が知れてる じゃん俊助の言葉に母は深く頷いて いる俊助は昔から綺麗な顔立ちをしていた 成長しても中性的な顔はそのままそんな 異性受けする容姿を生かし今はバーで働い ている らしい若いうちはいいけど働き方を 間違えれば後に何も残らないじゃない 社会を舐め切ったような俊助の言葉に私は つい口を挟んだその反応が気に食わなかっ たのか俊助は私にじわじわと 詰め寄るだったらなんだ俺より稼いでから 文句言えよお前のしょぼい収入で俺と 母さんが満足したとでも思ってんの か続け様に母が笑いながら言っ た何言ったってあんたの負けだよナあんた の仕送りだけじゃ生活できるわけないんだ から唇を強く噛みしめた私には怒りの感情 が芽ばえていた時には自分の食費さへ削っ て家族のために働いていた10 年間感謝されるどころか馬鹿にされて こんなに惨めな気持ちになる なんて12万も仕送りしてくれる弟に感謝 しなさいよあんたの代わりに親高校して くれているの よその言葉に私の中で何かがはけたこんな にも家族に対して心が覚める瞬間は生まれ て初めてだっ た今まで私を縛っていた情という概念が どこかへ吹き飛んでいったのかもしれ ないだったらもう私は自分の好きに生きて いいわよ ね黙っていていた私が小さく声をあげた ことで2人の視線と ぶつかるそんなに俊助が偉いのなら俊助に 助けてもらえばいい安月球の娘の仕送りは いらない でしょう言葉に時を込めながらも私は なるべく平常心をよっていた何を言って いるのこの親服 もの知り始める母に俊助は笑いながら言っ た 問題ないお母さん俺が養ってやるただし家 に金を入れないならもうお姉ちゃんとは 絶縁 だ俊助は笑い声をあげていたがこちらを 見る瞳の奥は冷ややかだっ た私自身もたくさんのものを犠牲にしてき た失ってきたものに対して守ってきたもの 価値があまりにも釣り合わない は深く頷いて2人に言っ た私はもう2人の家族をやめるだから今日 限りで仕送りもやめる2度と連絡もしない わ後悔はないこの2人と変わらずそばに いればきっと私の幸せは 遠ざかるそう確信していた私ははっきりと 絶縁することを口にした何を勝手なことを 最低な子供だ味を知り なさい私からの毎月の仕送りを打ち切られ て困るのは間違いなく母だ母は私と俊助の 話に割って入り罵倒を 続ける今までの私ならここで折れていたか もしれ ないけれども私は少しでも早くこの おかしな家族と縁を切りたかった もう明日から他人として生きていくから 2度と関わらない でそれだけ告げると私は実家を飛び出した 家に着くまでの道のりで母から何度も電話 がかかってきていたが私が反応することは なかっ たそれから1年後私は幸せに包まれていた 家族と縁を切り晴れて自由の身となった私 は涼に全てを打ち明けたその上で彼は私と の結婚を選んでくれた涼の両親も私を真味 に励ましてくれたし実の母よりも私を 気遣って くれる本当の優しさに触れて私は今まで 我慢していたものが報われた気がし た結婚式も身内だけのシンプルなものを 選びさやかにあげた これで自分の人生を王化できる嬉しさで 込み上げる涙はこれが初めてだっ た新婚生活を始めて少し経った頃私の携帯 に母から連絡があった恐る恐る電話に出て みると母は怒り狂った口調で私を怒りつけ て くるあんたおじいちゃんに何を言ったの 怒鳴りつけられた内容に心当たりはない私 は母のペースに飲まれないように落ち着い て話をするように心がけ た話が見えないんだけどおじいちゃんとは 結婚をする挨拶をしてから会ってない よ話を聞くと実家では1年のうちに大変な ことが起きていた らしい私が母と弟との関係を断ち切って から俊助は宣言通り仕送りを増やしてい たしかし3ヶ月が過ぎた頃からだだと 仕送りの金額が減っていったとのこと 不思議に思った母が俊助に聞くと俊助は 金払いの良かった自分のお客さんの家に 転がり込むひ生活をしていたようだ初めの うちは仲良くやっていたため問題なくお 小遣いをもらっていたその中から母にお金 を送っていた 俊助けれど旅重なる俊助の浮気で彼女との 関係が 悪化別れたことで収入がなくなった俊助は 色々な女性を騙してお金を集めていた らしい最終的には被害を受けた女性に訴え られて大きな賠償金を払うことになった よう だもちろんそんな金は俊助にも母にもない 困った母が祖父に泣きついたが相手にされ ず追い返されたのだと いうあんたが私たちを捨てなきゃこんな ことにはならなかったの よ筋の通らない話をぶつけられ呆れ返る 私最終的には1年分の仕りをまとめて遅れ と騒ぎ始めたの だ結婚したんだからあんたは旦那に規制 できるでしょうあんたの給料全部こっちに 入れ なさい結局あれから母も俊助も何も変わっ てはいない頼み事をするのですらなんで こうも威圧的になるのか理解に 苦しむ私はもう縁を切っているから他人と して扱って くれる私の言葉に母の金切り声が響く 親に向かってこの恩知らず受越しの母の声 に呆れるばかりで私の心にはもう昔のよう な感情が芽生えることはなかっ たそれどころか離れたことで改めて自分の 家族の異常さに気がついた気がする大好き で優秀な俊助がいるでしょうどうにかして もらいなよ私のことを馬鹿にした2人を今 私が助ける理由は ないそれに私は10年尽くしてきたつもり だったよでも感謝もしてくれない親に 尽くし続けるほど私もできた人間じゃない のそう言って私は母に2度と連絡しないで 欲しいと念押しすると一方的に電話を切っ た忘れかけていた母への思い気持ちを 投げ捨てるため私は思いきり深呼吸をして から仕事に向かった その後も何度か母や俊助から連絡はあった ものの私が電話に出ることもメッセージを 返すこともなかったやがて諦めたのか連絡 が来ることがなくなっ た今私は新しい家族と幸せに暮らしている 大好きな夫との間には1年前に娘ができた 最初は自分が触れることのなかった母から の愛情を娘に与えることができるのか不安 に感じることもあったけれどそんな私を夫 や義両親が支えてくれ た何より小さな体で私を求める娘を愛しい と 思う私を大切に思ってくれる新しい家族と 共に私は残された人生を精一杯自分のため に生きるつもりだ 微笑む笑顔の先に私の本当の居場所がある のだ からもうこの日をどんなに待ったことか 早く仲を案内してもらいましょう よ今日は新築の2世帯住宅が完成し 施工会社との内乱会の予定日だったこの日 を楽しみにしていた母は予定時間の1時間 前にすでに新居の前に来ていた あの1階の倉庫とても広くていいわね いっぱいダンボールが入っていい仕事が できそうだわえいい 仕事ずっと専業主婦だった母は最近になっ て商売をやり始めたしかも新しく住む ところを勝手に自分のオフィスにしようと していたのだから驚きだった60歳の母の 高能力には目に甘あるものがあったまるで ブレーキが壊れた暴走者のよう に私の名前はみさ33歳2歳年上の夫裕二 と結婚して10年と なる私はこの10年夫が経営する建設業の 仕事をサポートしながら整形を立ててい たみさそろそろ結婚して10年になるな そうね早いもんだねもうそろそろ家を立て たいななんて思ってるんだけどなそう あなたの夢だったものねいいんじゃない みさにも支えてもらってるしな生まれて くるだろう子供のことを考えて少しは生活 環境がいいところに今日構えないと な夫と私は結婚してからはマンション 暮らしをしていた結婚して10年となるが まだ子供はいなかった何度か不妊治療にも 通ったものだったがなかなか子供を授かる ことはなく私は自分の体を責めることが あって何度か涙することがあったそんな私 を夫は焦ることなんてない子供は授かる もの2人して諦めずに努力してるんだから さいつかきっと元気な赤ちゃんが埋めるよ と悲しむ私を心から支えていてくれ たしかし私の母すみ子は夫とは正反対で 子供ができない私を残念がってい た私はあなたを丈夫に産んだはずよそれな のに子供を産めない なんてだから私は何度も不妊治療をして 不妊治療不妊治療ってひょっとしてヤブ クリニックに通ってるからじゃないの私が 紹介してあげるからそこのクリニックに 通ってみたらずっと前から言ってるけど今 通っているお医者様は信頼できる人だから 今のところでいいの私が紹介すると言っ たら本当不機嫌な顔をするのね可愛くない わ妹の江莉香は3人目を妊娠して るっていうのに エリカはエリカ私は私 でしょう私はいつも母にイラついていた人 と関わる中でありがた迷惑な人は少なから ずいるものだが私の母はそれに白しが かかってさらに空気が読めない人で言い たいことはずけずけと言ってくるので たまに耐えきれないことがあっ た父は穏やかな人だったが数年前からは椅 の生活となった父につきそう母も介護に 疲れ今では実家でヘルパーさんを雇って いるようだ息抜きにと母はよく私たち夫婦 が住むマンションの仕をまいでいたある日 母が夫にこんなことを言ってき た裕二さん今度家を建てる計画があるそう ねそうですね僕の長年の夢でしたか ねそろそろどうかなと今一戸建てのモデル ハウスを巡っているんですそこでね少しご 相談なんだけど何でしょう私とお父さんが 一緒に住めるような偽世帯住宅にできない かなと思って ね大所で洗い物をしながら話を聞いていた 私はさすがにそれはないと思いお母さん そんな難しいわよ今住んでる実家じゃだめ な のもうあの家は立ててから随分と古いし駅 からも遠くて不便だしお父さんも介護が 必要だしで私は苦しかったのよみさ お母さんの話も聞いてあげようよちょっと 裕二さんいいんだよ今しかできないことっ てあるだろ知っての通り僕のはすでに会し て何にも親高校できずにいた高校をしたい 時に親はなしってねみさの親子さんは顕在 だ少しでも親高校し なきゃ分かってくれるのね本当に裕二さん は優しくて素敵な人ねそれでお母さんは どういった間取りを私は ね夫は聞き上手で誰にでも優しい人だった 夫と母との間で偽世帯住宅の話はどんどん 前に進んでいった少しでも意を唱える私は もはや家屋の外扱いで母は自分の希望が 叶いそうで普段見せない満面の意味を 浮かべながらとても嬉しそうにしていた数 日後私が家のリビングでくいでいる時に母 が何の連絡もなく家にに入ってきた ちょっとお母さん来る時は連絡くらいして よ今日はゆっくりしようと思ってたのに いいでしょそんなの親子なんだし今日は いいもの持ってきたんだからいい ものこれからあなたたちにはお世話になる からね食器用洗剤とシャンプーボディ ソープを持ってきたのえいやそんなの家に あるから これがねとても体に優しいのよ使って ごらん なさい私はいやいやながらも母が持ってき たものを扱った正直どういうところが体に 優しいのか分からなかったまあ行為でと いうのなら受け取っておくかそんなレベル のものだった後日母に電話で感想を聞かれ た私はまあかもなく不可もなくといった 感じだ かもなく不可もなく本当あなたは可愛げ ないわね昔からそうもうちょっと褒め言葉 とか勉強したらどうなのお母さんだから ストレートに行ってるんだけど裕二さんは どんな感想 を夫には母から手渡されたものを見せたり も使わせたりもしなかった正直電話を早く 切りたかったので裕さんはいいんじゃない かってほら裕二さんは分かってるあなたに はセンスのかけらもないのよ本当に失礼し ちゃうわね気がすんだ電話切るよゆさんに よろしく伝えといてね誰がよろしく伝える か私は母の蝶がつくくらいのありがた迷惑 さに平生していた数日後夫との休日に リビングで昼食を取る前のことだったまた 何のアポもなしに母は家に入ってきてゆ さんあなたにいいものを持ってきたのよえ 僕です かそうよじゃんもうこれさえあればお料理 上手になれること間違い なし母が箱から取り出したものは フライパンやスパチュラなど調理道具一式 セットだったちょっとお母さんもう物が 増えて置ける場所ないからやめてよあなた に持ってきたわけじゃないでしょね裕二 さんこれどうも僕はあんまり料理はしない んですけどこれってね素材が丈夫にできて いて火の通りがとてもいいものなのねこれ から料理できるようになればいいじゃない ねそうそうですね 嬉しいなこんな素敵なものをいただけて 料理上手になれるかな あぎゃー良かったそれでねそれで ねさらに母は夫に他の商品の良さを得気に 教えていたが明らかに夫の顔は引きつって いたそして極めつきに母はこれ全て 5万5000円のところ今では3万 税込みなのお買得でしょ高すぎお母さん何 言ってるのまさか買わせようとしてるのだ からあなたには言ってないでしょってねえ 裕二さんこんなチャンスは2度とないわよ 買って欲しいのよ母の猫撫で声は気持ち 悪かった夫は仕方なさそうにじゃじゃあ 今回だけですよ普段僕の財布は紐をきつく 縛ってあるんですからねありがとう ようやくこれで2件取れたわ2件あこっち の話ねありがとう ね夫は母の口発ち手発ちなそぶりに負けて しまいしぶしぶ購入することになった売れ たことにご機嫌そうに帰っていった母に 疑問を抱いた夫はお母さんてか昔商売人で もやってたのいやずっと専業主婦のはずだ けどなんかセールストーク上手だねはは まあこれらの調理セットみさが使ってくれ よいやよこんなセンスのないもので作ると か料理の楽しさ半減だ わフライパンなど製品の箱説を見ると 明らかにメイドインジャパンではない謎の 国の数々夫はこれも親高校だと苦笑いし ながら返すのだっ たある時妹から連絡があり私に渡したい ものがあるからと家に来てくれた妹は両手 に大きな段ボールを持って家に入ってきた いらっしゃえエリカそれどうしたの よいしょっとふう重かったお姉ちゃんに 少し分けようと思ってねってきたんだ妹は 洗剤だのシャンプーだのボディソープだの を10本単位で持ってきたこれらを使って もらえるいやそれ家にあるしえあるの ひょっとしてお母さんからもらったの もらったというか強制的にかわされたの 困っているから協力して欲しいっていや もうこれ見るだけで嫌になるものなのよ 裕二さんも使ってくれないしうちの旦那も そうお母さんは体に優しいからって言うん だけど ね母は何かの訪問型営業版になってしまっ たの か妹夫婦に至っては個人家族なので大量に 買うことを進められたそうだ妹も迷惑がっ ていたお母さんはね今これらの商品を販売 するのが生きがいなんだって いや生きいっていらないものを売り付け られても私たちにとっては使わなければ ゴミと一緒じゃないさらに最近は喫茶店 巡りも好きだって言ってたなあそこの ホットコーヒーがどうだとかケーキが 美味しいとか一緒に来ないって言われた けど断った わお母さん何やってんの よせっかく妹が持ってきた洗剤などはだけ もらってあは返すことにしたしまいには妹 には悪いがこちらは置き場所に困って しまいゴミ出しの日に捨てることとなった しかし本当にゴミになってしまうと はある日夫とリビングで夕飯を共にし ながらニュースを見ている時だった何を 思っているのだろう夫の顔は随分としか めっらのまま私に聞いてきた みさまさかと思うんだけど さお母さんて今やってるニュースの内容 そのまま当てはまらないか え洗剤にシャンプーにそして調理用の鍋や フライパン にってそそうそう言われてみれば うエリカちゃんに大量に渡された洗剤など も考えると う夫はすぐぐに妹に連絡を取った夫は スマホをスピーカーモードにして3人で 話せるようにした話を聞いているうちに どうやら妹も心当たりがあるような返事 だったそれから私たちはもう少し母の様子 を見ようということになったのだが母の 行動はむしろ悪化していくばかりだった2 ヶ月後ようやく新築の2世帯住宅が完成し 施工会社との内乱の予定日が決まったこの 日を楽しみにしていた母は予定時間の1 時間前にすでに家の前に来ていたもうこの 日をどんなに待ったことか早く仲を案内し てもらいましょう よ施工会社の担当の方が新居の使用を説明 しながら引き渡し前の確認作業を行ってい た母はそんな話には目もくれずまるで 無邪気な子供のに1人で他の部屋を見たり 収納庫の扉を開けたり2階に行っては ベランダに出てみたりとやりたい放題だっ た私と夫が担当の方からの説明を聞き最終 的なサインを終えてお世話になりましたと 別れたその時だった突然母があの1回の 倉庫とても広くていいわね気に入ったわ いっぱいダンボールがが入っていい仕事が できそうだわえいい仕事何を詰め込もうと してるのうちの商品よこれであなたたちに は用済みだわ用済み ここはね私の可愛い娘エリカとつまり あなたにとっては妹夫婦と同居するのよ 子供がいないあなたとは絶縁よ全然可愛く ないし は私は母の突然のわけがわからぬ爆弾発言 に驚愕してしまった不妊治療しても子供が 生まれないってことはこの先あなたたちは ずっと2人ってことじゃないこんな広い家 に住むこともない話でしょうそれだったら 少年の腐ったあなたと住むよりかは個人 家族のエリカ夫婦と一緒に住んだ方が幸せ じゃない [音楽] が腐ってるそうよあなたはずっと私に意見 ばかりして素直じゃないのそれ見たことか 私がせっかく紹介しようとしてた クリニックに不妊治療にも行かずにその様 よヤブクリニックに行くから子供を授かれ ないその反面エリカは私に従順一緒に住む ことも開拓してくれたわそんなの嘘よ嘘な もんですか その証拠にすると夫は母のセリフを 食い気味に行ってきたお母さんそれは無理 な話ですよ知らないんですかえ何 をお母さんはずっと前から僕ら夫婦にも 江莉香ちゃん夫婦にも高額の潜在だったり 調理用具だったりを売りつけてきた でしょうあああれねいい商品だった でしょういや見事なゴミでしたねゴミって 失礼なあの心優しい裕二さんはどこに行っ たの僕は僕です人に優しい時もあれば 厳しい時だってありますお母さんいいです か口は悪いかもしれませんがあなたはどう やら洗脳されてたようですねせ 洗脳夫は調査会社を通じて全て母の行動を 調べ上げていた母はなんと世間には冷たい 目で見られていたマルチ商法でおなじみの サムウェアオーバーザレインボー [音楽] [音楽] まだ始めたばかりの母はその組織の中でも 底辺グループにいるために商品を数多く 売っても紹介量はほんの数パーセしか入ら ず生活の達にもならないそんな実態も知ら ないままセミナーなどに通っては叶える こともできない夢物語を延々と聞かされて 洗脳され使いもしない商品を強引に 売りつけるしか方法がなかのだそそれが どうしたのよいいじゃない私の生きがいな んだからその [音楽] には無理ですねちょっと裕二さん別天使 って言いすぎ でしょプライドを傷つけられた母は夫に 対して激しく怒っていたここは私も言葉に せずにはいられないと割って入った お母さんエリカ夫婦だけでなく親戚にも 随分とあのゴミの数々を高額で売り付けた そうねもうおじさんやおばさんには一体 どうなってるんだと私とエリカに苦情が来 てたのは知らないわよねエリカももう お母さんとはもう無理とてもじゃないけど 一緒に暮らせないと言ってたわ リカもそうなるだろうね気持ち悪すぎて 吐き気がするって言ってたからそ そんな早くそんなゴミを扱う商売から足を 洗ったらちょっとみさ言わせておけば私に 手を出していいのさらに罪は大きくなる けど罪あんたはねもうすでに特定症取引法 違反の罪を犯していのさらに罪を重くし たいんだったらどうぞご自由にあんたって あなた 何様ついさっき縁を切らせてもらったから 赤の他人様かな裕二さん警察呼んですると 夫は2つ返事で警察に通報したえ 警察もう今すぐいなくなってもらっても 悔いはないわ気持ち悪いものちょっとこれ から大事なセミナーがあるのにセミナーと かもうどっぷり使ってしまったのね悲しい わ子供も6に埋めないくせに随分と偉そう な口を聞いてくれるわねもう何も話したく ない気持ち悪いまた気持ち悪いっ て母が殴りかかろうとした時にいい タイミングで警察が駆けつけてきてその場 で母の身柄を拘束したそのまま御用となっ たその他にも勧誘をしてはいろんな人にも 高額な商品を売り付けていたようで1年 以下の懲役または30万円以下の罰金と なった洋介護だった父はことの重大さに 怒り狂いお金を肩代わりするつもりなんて 毛頭なく母は懲役系となりその後父と母は 離婚することになった 親戚にも愛想をつかされていた母は出所後 は身よりもなく1人でアパート生活風の噂 だと懲役1年ではさすがに洗脳は解け なかったかまた証こりもなくサウェーラ での販売員をやっているのだというのだ から救いようがないマルチ兵法で 食いつなぐ人生を送ることになった私は今 の2世帯住宅で父の介護をしながら妹夫婦 と一緒に住んでいる妹と交代で介護される 父はヘルパーさんより丁寧だと嬉しそう だったそして私は長い不妊治療の結果双子 の赤ちゃんを授かった夫にの男の子だ きっと優しい子に育つに違いない夫も今の 会社の跡取りができたと嬉しそうだった5 人家族の妹夫婦父そして私たち4人家族と 新築2世帯住宅には10人住むこととなり とても賑やかになっ [音楽] た子供の学歴マウントがうざいままとも 仕方なく参加したクリスマス会で私はその ままとに言われたIQが違いすぎると話に ならないわね帰っ て私は内心ほっとしながら言ったはい帰ら せてもらいます ね私が帰ろうとするとママ友息子が青ざめ て自分の母親に行ったママこの人知らない の私はよし子37歳 だ11歳になった男の子のとが いる夫は典型的な仕事で家のことには一切 口出ししないのだが家のことは何もして くれない私は友を出産した時にひどいナザ で最終的には帝王切開になったのだが夫は 仕事が忙しいとのことで頑張れよとだけ 言って病院には出産前そして出産後も1度 も来なかったそんな夫だが仕事は真面目 だったし酒やタバコは一切やらないそして もちろん女遊びの気配なんて全くなかった 私にとってはまあまあいい夫だっ た夫は年に1回は必ず母親の家に3日間 ほど帰り私やともいつも同行していた夫の 実家は大阪にあり義母はコテコテの関西人 だったよう来てくれたなあ大きにまあ ゆっくりしていってや夫も疑実家では関西 弁になっていたお母ちゃん体の調子大丈夫 なん心配してくれへんでも大丈夫やでそう かよかったわもう年なやから無理したらあ かんで私は2人の会話を聞いていると漫才 のように聞こえてしまいいつも笑いそうに なるのをこらえていた義父は仕事が忙しい ようで私が義父のの顔を見たのは結婚式の 時だけだったその義父はある省長の エリート官僚とのことで東京に単身不妊し ていた私はそれとなく夫に聞いたことが あったあなたのお父さんて何の仕事して いるのつまらない仕事だよとの一言だけで それ以上は答えたくないようだったので私 もそれ以上は聞かなかっ たは私があまりしなさいと言わなかった からなのか学校の成績はまあまあという 感じだった中学進学時に義母が私に電話で 行ってきたとはそこの近くにある私立中学 に行かせたってやえ学校行ってもらって うんと勉強して東大に行ってもらいたいん やまあ学費はちょっと高いかもしれへん けどそんなことは心配せえへんでええから ね私が全部出したはその夜義母の話を夫に 伝えたところいつものように無表情でそれ でいいよとのことで智は私立中学校に進学 したその私立中学校は有名な進学校で高校 にはエスカレート式で進学できる学校だっ たそして義母が言ったように東大を目指す ような生徒がほとんどだったので智にとっ ては不つり合いな学校だったとが入学して すぐに分かったのだがママ友会というのが 存在していたもちろん学校側により設立さ れた組織ではなくて子供たちの母親が 集まって発生したグループだったただその ママ友会はとてもうるさかったそれぞれの 家族構成やその勤め先まで話すのがルール とされていた特に父親の職業や勤務先 そして職場での地位について詳細に話さ なければならなかったもちろんそんなこと はプライバシーの侵害であり話す必要など 全くないはずなのだが全てを話すのが暗黙 のルールとなっており拒否できない雰囲気 だったそして子供の小学校はどこだったと か小学校の時の成績はどうだったのかまで 聞かれた特にそのマ友会で自然発生した 会長からの尋問は厳しくて私には拷問だっ た その会長の夫は国会議員のようでメンバー は会長に絶対復従だった私は心の中では いつもボスママと呼んでいたある日毎月第 1月曜の夜に開催されるママ友会のお茶会 に参加したもちろん参加は任意だが欠席で もしよものなら後々ボスママから何を言わ れるかわからないそのためいつもの出席率 は100%だった今日も皆さんとこうして 楽しくお茶会が開けてとても嬉しいですわ ボスママがそう言うと参加者全員が 飛び切りの笑顔で拍手をしていた私はその 風景を見て嫌悪感を感じたのだが無理やり 笑顔を作って拍手をしたおそらくその時の 私の顔は引きつっていたと思うボスママの 挨拶の後は気のあった者同士のおしりに なったのだがひびボスママが口を開くと 一瞬で 静まり返りボスママの言葉に真剣に聞き耳 を立てボスママの言葉の節節に大きく頷く のもルールだったボスママが私を見て 微笑んだ私は背筋が凍りつく気がした よし子さんのご主人のことまだ詳しく聞か せてもらってなかったわよね夫については 以前のこの回で一応は話したつもりだった 以前お話ししましたけどある会社の課長し ています私の言い方が気に食わなかったの だろうボスママの目尻が一瞬で釣り上がっ て私を睨みつけながら言った あら以前お話ししてもらったことをもう 一度お話しさせてしまってごめんなさいね ご主人のこと詳しく聞きたかったのだけど もうもお話していたいたみたいなのね今度 からよし子さんに話をする時は十分に注意 しますわねそしてボスママは参加者全員を 見回して一際大きな声で言ったね皆さんも 気をつけてくださいねよし子さんは同じ 質問はお嫌いだそうなのよすると参加者の 1人の君子が言ったよさんだめじゃないの あなたはったつ 私たちはあなたのご主人のこと詳しく聞い た覚えがないわよですがその参加者は私の 言葉を遮っていったよし子さん言い訳は いらないわ聞かれたらちゃんと答えたら いいのよあなたは言ったつもりでももう 一度言えばいいのよまあまあそんなに きつくお叱りにならなくてよろしくてよ私 さんの好きなんです よ会長はお優しいですねよし子さん ちゃんと反省しなさいよ次からは私から 言わなくてもきちんと話をしてくれます からよし子さん会長の温かいお言葉を胸に 刻んでおいててね私はその2人の会話を 聞いていると悔しくて腹立たしくて涙が出 てしまいそれを見た君子は言った泣いたら 許してもらえるなんて思わないでよねここ は参加者全員の親睦の場なんですから そんな安っぽい涙はいらないわよはいはい もういいわよよし子さんもきっと反省する と思いますわねえ皆さんするとその場の 一道が一斉に椅子から立ち上がり大声で はいそうですわと言ったその後私はお 手洗いに行きそこでずっと泣いていたお茶 会は9時過ぎに解散となった私は1人で 帰り道を歩いていると誰かが私の肩を後ろ から軽く叩いた私が驚いて振り返ると 先ほどのお茶会の参加者のまゆさんが にこりとしていた先ほどはお疲れ様まゆは 辺りをキョロキョロと見回してから小声で 言ったもしお邪魔でなければ今から私の家 に寄っていかない会長のこと色々教えて あげたいのよ私はその申し出に驚いたが 今日は実家の母が私の家でとの面倒を見て くれているのでまゆの家に行くことにし たまゆの家は私の家から歩いて10分ほど の距離にあるこじまりとした券売住宅だっ た家の中に招き入れてもらいコーヒーを いいた ここだけの話だけどさっきは助けてあげ られなくてごめんねよし子さんは会長から 睨まれているわよねそうよねボスママは いつも私にうるさいわよね会長のことボス ママって言ってるのねそうねその名前 ぴったりだよねまゆは私の言葉を聞いて 大笑いした私も目をつけられていたんだ けどね次の標を見つけ 私には何も言わなくなったわもしかしたら 次の標的って私のことなのもしかしたら じゃなくてよし子さんよボスママのお子 さんて何年生なの今3年生で来年3月に なれば卒業だからそれまでの辛抱よじゃあ 頑張って耐えることにするわよし子さんは 1年間で良かったわよね私なんか子供が ボスママの子供と同学年だから今まで ずっとお茶会とかで一緒だったのよお茶会 以外に何か行事があるの夏になったらお 茶会メンバーの家族で海水浴とか秋には ハイキングそして冬にはクリスマス会が あったわでもそれをするかどうかはボス ママのツルの一声で決まるから今年はどう なるかまだわからないわそれて参加でも 実際には強制参加よねそうよ私には参加し ない勇気はないわ今から気が重いわボス ママの言うことに一切口応えしないでボス ママの言ったことには何でも笑顔で頷いて いたらいいわよはいわかりましたでもね私 は何で嫌われているのかな目をつけられて しまったから我慢するしかないわよねあ そうだボスママて学歴に相当うるさいのよ 自分の息子が国立の小学校に行ってた らしくていつもそれを鼻にかけているわよ あらそれならそのまま国立中学校に新学し たらよかったのに国立よりここの私立中学 の方が東大への進学が有利になるって思っ ていたみたいよそうだったの ねところでさんは結局ご主人のお仕事の ことを詳しくボスままに話さなかったけど 内緒にしているの私は小さく笑いながら 言った全然内緒になんかしていないわよ 隠すようなことなんかないからそれとボス ママは権威のある人にはすり寄っていく から見ていて面白いわよ校長とか理事長が 来ると満面の笑みでよもないのに近づいて いくからね お茶会の中では女王様なのねそれから政治 家に弱いみたいボスママの旦那さんは4年 前に国会議員の選挙に立補して当選したの よそれで今年も2期目に挑戦するらしくて 今は先輩の政治家にペコペコして愛そ振り まくっているわ私はふと時計を見るともう 遅い時間になっていたのできっと母ととが 心配すると思いまゆみに言ったじゃあ そろそろ帰るわ今日は色々ありがとう今 まで心細かったんだけどまゆみさんとお 知り合いになれて安心したわこちらこそ これからもよろしくね私はまゆみと友人に なり元ボスママの標的と現標的が手を組ん だ形になっ たそれから1ヶ月ほど過ぎたある日夫が私 に重要な話があると話しかけてきた今まで よし子には内緒にしていて済まなかったが 今度俺は国会議員に立することになったん だよ私は夫の言葉を聞いて心臓が止まる ほどの衝撃を受けた聞きたいことが山ほど あるのだが口がピクピク震えるだけで言葉 が出なかったすると夫がコップ1杯の水を 差し出してきて私はそれをゆっくりと口に 含んだと なんとか声が出るようになった一体どうし てなのよ会社はどうするのよ実はね親父は 8年前に国会議員になっていたんだよだ からいつも東京にいるんだけど ねそれで俺は4月に会社を退職して親父の 秘書をしていて今度親父が引退するから俺 に候補してくれって言ってきたんだよ私は また臓が止まったいいえ正確には止まって いないが止まったような気がしたそんな 大事なことを私に内緒にするなんてひどい わよそれはすまないよし子に負担をかけ たくなかったからなんだもし落選したら どうするのよ給料なくなるのよそれは多分 大丈夫って親父が言っているんだよまあ 選挙に絶対はないのはよく分かっているん だけどね そんなこと言ったって心配よ親父は年を 取ってから国会議員になって2期務めたん だけどその盤を引き継ぐから大丈夫って ことだよ選挙はお金が必要なんでしょ そんなお金ないわよそれは全部親父が考え ているから心配しないでいい私は不安で いっぱいだったが夫と義父が決めたことに 反対する力はなかったじゃああなたが立補 するとして私は何かすることあるの選挙 期間中に俺が該当で演説している時や選挙 カの時に俺の横でニコニコして手を振って くれたらいいだけだよ簡単に言うわねああ 簡単だよこうして私は国会議員に立候補 する夫の妻になった選挙は12月初めと いうことで11月下旬から私は夫の横で ニコニコして横に立ち夫は声が潰れて声が 出なくなるほど頑張ったおかげかそれとも 義父の盤のおかげかで守備よく当選できた 私は国会議員の妻になった12月の中旬に ママ友会で子供同伴のクリスマス会が開催 され私ととは仕方なく参加した相変わらず ボスママは私にチクチクと嫌みを言ってい たが私はまゆみのアドバイス通りに一切口 応えせずに大人しくしていたボスママが私 をちらっと見て大きな声で話し始めたここ に参加している皆さんのお子さんは全て 成績優秀と聞いてますけど1人だけそうで ない人がいらっしゃるようなんですよ そんなお子さんのお母様はご退場して いただきたいんです そんなことを嬉しそうに話すボスママの 表情は口元が耳まで避けたデビルのように 見えたそしてボスママは私を見てニコリと していったよし子さんIQが違いすぎると 話にならないわね帰って私は口応えしても 仕方ないしとがかわいそうなので帰ること にしたまゆが辛そうな顔で私を見ていたが お互い何も言えなかったその時だったボス ママの息子が青ざめていったママこの人 知らないのえ何のこと先月この人って選挙 に立補していた男の人の横に立っていた人 だよ僕握手してもらったんだよボスママは 自分の息子から言われた言葉をすぐには 理解できなかったようだった しばらくしてからボスママは私に言った よし子さんのご主人ってもしかしたら先週 の選挙で国会議員に初当選した人私は夫が 国会議員になったことを話題にするのは嫌 だったが聞かれたので仕方なく答えたはい そう ですボスママは私の一言で青めてブルブル と震え出したしばらくして震えがま 私に引きつった笑顔で言ったよし子さんあ いえよし子先生ご主人の初当選おめでとう ございます私は先生と言われて身がした やめてください私は議員じゃないですから 先生じゃありませんそれは申し訳ござい ませんでしたではよ様近いうちにうちの 主人と挨拶にお伺いさせていただき ますそれは私の夫に直接言ってください私 は関係ありませんから私は関係ないと言っ たのだがボスママは全くそれを無視して いったほら皆さんよし子様のご主人は国会 の先生なのよこれからはよし子様に絶対に 失礼のないようにお願いねだがその一言で 参加者は今までのように元気よく 立ち上がらなかったすでに全員が私とボス ママの会話を聞いていて事情を把握してい たようでボスママの方は向かずに全員が私 に向かって深深と辞儀をしたその様子を見 たボスママは自分の居場所がなくなったの を悟ったようにどこかへ行ったそして以前 私に反省しなさいよと冷たく言った が言ったよし子様これからはよろしくお 願いいたします君子がそう言うと一斉に 参加者全員が立ち上がり盛大に拍手をしし た私は恥ずかしさのあまり大声で叫んだ やめてください私は今までと同じです何も 変わりませんのでほらよし子様はとても 奥ゆかしい方だからご遠慮なさっているわ でもねこれから私たち全員でよし子様に ついていきますからまた全員が盛大に 先ほど以上の拍手をしたその時誰かが会長 の姿が見えないと言ったがまみが言った 会長はさっきこそこそと逃げるようにここ から出ていったわよあの人のご主人子様の ご主人とは違う選挙で2期目に候補した けどと戦したのよもう誰もあの人の言う こと聞く必要ないわよねきみこが嬉しそう にそう言うとみんなが揃って頷いたあの ちょっと聞いてください私は決して会長に なりたいなんて思いませんので皆さんと 同じメンバーの1人です皆さんと仲良く やっていけたらそれで十分です私がそう 言うとまゆが私のそばに来てで握手をして くれたすると参加者全員が私のとに来て 次々と握手をしていったきみこが満面の 笑みで言ったよし子さんこの後ワインでも 飲みに行きませんか私いいワインバ知って いるんですそれを聞いていたまゆが 飛び込んできていった私も行くわよすると 次から次へと参加者が増え その場にいた全員がワインを飲みに行く ことになったワインバーでは今まで話をし たことがなかった人とも話ができてとても 楽しい時間を過ごせた私は思いついたこと を言った皆さんお願いが1つあります 私たちの会は会長なんかいらないと思うん です何か問題があった場合でもみんなで 話し合っていけばいいと思うんですとは 雰囲気のママ友会になればいいと思うん ですそういった瞬間全員の温かい拍手と なりみんなが私に微笑んでくれていた私は それを見た瞬間嬉しくて涙が止まらなく なった近くにいたまゆが言ったよしこもう お手洗いで泣かなくてもいいわよ安心して ねみんなが仲間だから私は大きく頷いた 年が開けて1月2月3月があっという間に 過ぎていったそして4月になり新しい メンバーが増え私はママ友会に楽しく参加 してい たある日君子が私に行っ た前の会長ね3月に地方に拠したんですよ ご主人が選挙に落選して収入がなくなった かららしいんです 選挙は怖いわ私の主人も次は落選するかも ですからそれは大丈夫ですよだって大佐で のトップ当選だったんですよ ねそれで会長のご主人は仕事をしているの ですかご主人は漁師の手伝いをしていた そうなんだけど慣れない仕事だったので船 から落ちて大怪我をして今も入院している そうなんです ただ打ち所が悪かったそうで退院しても 肉体労働はもうできないそうなんですそれ で今は会長が畑仕事を手伝ったり新聞配達 をしたりしてお金を稼いでいるそうなん ですよあの人も大変です ねところでもう会長っていうのはやめませ んかもうここにいない人なんですからそう ですね名前で言いましょう あ名前何でしたっけきみこはそう言って 大声で笑っていた5月になったある日の 昼前私が家の掃除をしていた時に誰かが 突然ドアをノックしたドアを薄めに開ける とそこに義母が立っていた急に来てごめん やでなんか急にとの顔を見たくなってもう てなそれで1番の新幹線乗ってきたんや 義母は両手にたくさんのお土産が入った袋 を下げていたいえいえ来てもらえて嬉しい ですともきっと喜びますわ久しぶりに新 幹線乗って疲れてもうたわちょっと横に ならせてもうてええかどうぞ どうぞ私がそう言った瞬間義母はソファー で横になりすぐに寝息を立てていた 私は今晩夫が帰宅してからの夫と義母との 漫才を楽しみにしてい た俺の母さんがそんなに気に食わないのか そんなこと言ってない私はただお前の両親 は絶対に呼ぶな嫌なら出ていけ よそう言い放った夫私はその言葉に衝撃を 受け声が出なくなったどうして私と息子の ことを1番に考えてくれないん だろう私はユナ32歳の会社員夫の弘樹と 28歳の時に結婚し今は息子の守が生まれ たそのため今は育児休暇をもらっている 現在夫にも手伝ってもらい息子を育てる ことに奮闘しているのだがある 義母から突然電話があっ たマモ君の様子が見たいわユナさんは育休 中だし家にいるでしょう私もお手伝いに 行っても いいその言葉を皮切りに私の穏やかな生活 が脅かされるようになってしまったその日 から義母は毎日私の家に来ている手伝って くれるというのは立前で希望は何かにつけ て私をいびりたいだけなのだこの前も ショックな出来事があったそれは義母が家 に来て私の掃除した後をチェックして回っ ていた時のことだ何このアクセサリー少し は整理しなさいよまもる君が間違って 飲み込んじゃったらどうするのこれは私が 打ってきてあげるわねやめてください ちゃんとアクセサリーケースに閉まってい ますのでご心配なくあ私はあなたの息子を 持って手を貸してやってるのよそれにいっ ちゃなんだけどユナさんってだらしないし 今日は私が来るから綺麗にしていただけ でしょいつもほったらかしなんじゃない のそう言って私の静止の手を振り切り希望 はアクセサリーケースを奪う返してと言っ ても返してくれず義母はその日のうちに 大切にしていたアクセサリー類を勝手に 監禁して それ以外にも私の家事に嫌みを言ってき たり私が夫のために作った料理にまで口を 出す私は腹が立ち何度か義母に涙を流し ながら訴えたが聞く耳を持ってくれ ないいつもいつもどうしてこんなことする んですかあなたは母親の自覚が足りない からよ買い戻してきます監禁したお金私 にしくださいもう遅いわ守る君のために チークガングをたくさん買ってきてあげた の私は守る君には将来を期待しているの なんて言ったって私の可愛い息子の子供だ [音楽] ものさらに立ちの悪いことに義母は私の夫 を出合いしているその出来合いぷりは妻の 私もどん引きするほどだ今回も夫と息子を 引き合いに出し私が何も言い返せなくなっ たところで義元の言い合いは終了するお せかを押し付ける規模に私は困り果ててい た我慢の限界を迎えた私は夫に義母の応募 を相談しようと思い夫が帰宅後私は義母の 話を切り出し たお母さんが毎日家に来るの守の顔を見た いっていうのはるんだけど私も毎日だと 疲れるし少し家に来る頻度を抑えてほしい の えそれにお母さん守るのためって言って私 のアクセサリーやお気に入りの小物を全て 売ってしまったり家事をしていると つきまとってずっと小言を言い続けたり するの私もう耐えられないだからあなた からも注意してくれない はあ母さんはのことを思って言ってるんだ それに文句があるのかお前がもっと しっかりすればいい話じゃないのか え育児休暇中なんだしいい機会だと思って 俺の母さんから色々学べばいいそうすれば ユナはもっと立派な母親になれるはずだ私 の味方になってくれると思っていたのに あろ子とか夫は希望の味方をした 夫の思わぬ言葉に私は驚いて安然として しまっ たマンクは言う前に母さんに気に入って もらえるように努力すればいいんだろ 母さんは守が生まれてすごく喜んでいるん だその気持ちに水を刺すような真似はし たく ない夫はどこまでも義母中心の発言をして いるまるで私と息子は希望を喜ばせるため にいるとでも言われている気分 だとにかく ユナも分かって くれ夫の運を言わさない態度に私は初めて 不満を抱い た翌日義母はいつも通り家にやってきた 息子の寝ている間に家事を済ませて しまおうと動く私に希望は鋭い視線を向け て くる守る君が眠できるようにもっと静かに するとか布団をかけてあげるとかそういう 気遣いはないわけほっと母親としての自覚 が足りないんじゃないそんなんじゃまもる 君が心配だ わ昨日は夜泣きがひどかったんです今 やっと寝てくれたのでしばらく起きない はずですそれにそんな大きな物音は立てて いませんよいいわけばっかり私は息子を 立派に育てあげているんだから私の言う ことを聞いてばいいのよ義はそう言って ヒステリックに叫んだ少し声を抑えて ください息子が起きちゃい ます私がそう忠告したのだが義母は一層声 を大きくして私を怒鳴りつけたその声に ぐっすり眠っていた息子が反応して泣き 始める私が怪している間もずっと義母は私 に対して文句を言い続けたそんな怪し方 じゃだめもこうやってするのよ ほらよしよしまくおねねしましょう ね義母は私の腕から息子を奪い取り怪し 始める泣き止みかけていた息子は突然義母 に抱かれたことで驚いて泣いていたやめて ください守がびっくりしちゃってます何 言ってるのよあんたが大きなもと出すか でしょ希に何を言っても無駄だった結局 息子が泣き止むまで結構な時間がかかって しまったいつもなら少し抱っこをして おもちゃを与えると穏やかに寝始めるのに 希の身勝手な行動は息子にまで被害を 及ぼし始めていた最近夜泣きがひどいのも こうして義母がいつもと違うペースを 持ち込んでいるから だ私はそんなことを考えながら哺乳瓶の 準備をしてミルを作っていた昨日の夜 あまり寝れなかったこともあり作業途中で うとうと船を来いでしまう目ざとい義母は そんな私を見てすぐに文句を言ってきた そんな状態で火を使うなんて家事になっ たらどうするのよ育児が大変なのは知って いるけれど合間に寝るってことができない の容量が悪いわ ねあんたがているから息子が寝ている間に 寝れなかったんだそもを言ってやりたかっ たがそんな気力も湧か ないそもそもどうして母乳が出るのに ミルクを使うの母乳で育てるのが子供に とって一番いいはずよ最近母乳の出が悪い んですそれで金剛授乳をお医者さんに進め られまし た私はそう言って希望の小を受け流した 本音を言えば希望がよく家に来るように なってから結構なストレスがかかっていた らしく母乳の出が悪くなったのだ病院で その説明をすると医者からも義母と少し 距離を置くようにと言われたしかし夫が 義母に注意をしてくれないためそれは 難しい私が言ってもいいのだが義母は きっと私の話なんて聞いてくれないだろう ぐぐと文句を言い続ける義母の隣で私は 息子にミルクを与える希は息子の体に害が あると言って否定し続けていたが疲れきっ た私にはその声ももう聞こえなかった息子 がお昼寝に入った時私は少しだけソファー に座ってうたをした希はそんな私を見て だらしないとののしっていた数分後息子が 泣き始めた私が慌てて飛び起きて駆け寄る と希望が息子を掛け布団で包み抱き抱えて いたのだ何をしているんですか守るは寝て いるんですよ寝ている間にベッドから落ち たらどうするのよ私は心配だから抱っこし てあげたのベビーベッドにはちゃんと柵が ついていますから大丈夫ですこんなところ に閉じ込めて自分は呑気にうたたねなんて よくできるわねこ がかわいそうだわ希は勝手な主張をして 泣き叫ぶ息子を抱き抱えている私が 抱き抱え直したすと息子は眠ったのかすぐ 静かになって寝息を立てる安心して息を ついた私を睨む義母私はこのまま義母を ほっておいたら何をしでかすかわからない と危機感を感じた息子を守らなければ頭の 中で危険信号が鳴り響いていた その日の夜義母が帰った後に私は実家に 電話をかけた両親に会えていなかった理由 は夫に疑実家を優先しろと言われていた からだ母に義母の勝手な振る舞いを相談 すると母は真味になって話を聞いてくれ たごめんね気づかなくてユナが落ち着い たら1度顔を出そうと思っていたんだけど 私心配だから手伝いに行って いいそうしてくれるとすごく助かるんだ けどとりあえず弘樹に相談してみる私は母 にそう言って電話を切ったそして夫が帰っ てきた時私は夫の前に座って真剣な顔で話 をしたお願い私のお母さんとお父さんも守 の顔を見たいって言ってるから呼んでいい 数日止まって手伝ってくれるって言って くれて ひのお母さんばかり手を患わせるのも 申し訳ないからいい でしょうそんなこと気にしなくていい俺の 母さんだって好きでやってるんだでも守る も私の両親の顔も見たいはずよこっちに 来るのが嫌なら私が実家に帰るのもいいか なって思ってる の食い下がる私に夫は心底面倒そうな顔を して いるしばらくして夫はったかバンと机を 力任せに叩いたその音に息子が驚き泣き 始めてしまったが夫は気にせず 怒鳴り散らし た俺の母さんがそんなに気に食わないのか そんなこと言ってない私はただお前の両親 は絶対に呼ぶな嫌なら出て いけよそう言い放った夫私はその言葉に 衝撃を受け声が出なくなったそもそも今日 だってお前守をほったらかして寝ていた らしいじゃないか気を使ったお母さんの 行動を否定して怒鳴り散らしてどうして そんなことばっかりするん だ夫はそう言って私を出席するその言葉を 聞いた私はどうして私と息子のことを一番 に考えてくれないんだろうと思った今日の ことだって息子が寝ているところを義母が 直会を出したから注意しただけ夫にとって の家族は私たちじゃないのかもしれない そんなことを思っていると私の中で何かが 急激に覚めていったいいけど後悔するよし ねえよ出ていくって言うなら2度と俺の前 に現れる な私は夫の言葉を聞いて日後机に離婚届け だけ残して私は実家に帰っ た離婚に踏み切るまで息子には父親のい ない寂しい思いをさせてしまうかもしれ ないと何度も考えたそれでも将来大きく なった息子にのしられようとも私は息子を 守るために下した団だと言い続ける だろう離婚して実家に帰ると言うと父が車 で迎えに来てくれた 大丈夫だ俺と母さんでお前と守を支える から父のその言葉を聞いて私はずっと我慢 していた涙が溢れてきたそんな私を父は肩 に手を乗せて慰めてくれる息子も私の顔を 小さな手でペタペタと触って微笑んでくれ た実家に帰ると母が私と息子を迎入れて くれた ちょっと寝たらクがすごいわよ母親の小女 を息子に見せたら心配しちゃうわ よ母はそう言って笑顔で私を寝かせてくれ た私が寝ている間母が息子の声に答えて くれると言ってくれ私は久しぶりに安心し て寝りに着いた目が覚めると夕方だった 携帯を確認したが夫からの着信はなかった やっぱり夫にとって家族は両親だけなの だろうじっとも悲しくなかったむしろ 清々しかっ たそれからは息子のことだけを考えて 過ごした息子はどんどん成長していくし 私自身も息子と共に成長している気がして い た母と父は変わらず私を支えていてくれ た私が無理をしすぎている時はは優しく声 をかけてくれたおかげでストレスも緩和さ れたのか母乳も再び出るようになってき たそんな日々を過ごしていると数ヶ月後夫 から帯びたし数の着信があった驚いた私は 思わず電話に出てしまうすると悲痛な声の 夫が泣きながらに話し始めたいい加減帰っ てこないかあれから母さんの縁の扱いが ひどいんだ父さんだって説教に家に来て お前を連れ戻すまで縁を切るなんて言われ てさ俺どうしたらいいんだお前はいつに なったら実家から帰ってくるん だ夫はそう言って勝手なことをペラペラと 話している私はそんな夫を助けてやろうと いう気持ちは少しもなかっ た離婚届あったでしょう私はもう2度と あなたの前に姿を見せないからあなたが そう言ったん でしょ私がそう言うと夫はあれは言葉のあ なんだと言い訳をし始めるそもそもあんな ちょっとした高論でここまでする必要ない だろう俺は十分に反省したから帰ってこい よあなたはあの論だけで私がこんな行動に たと思ってるわけ はあそれ以外何があるんだよ俺はお前の 育児を手伝っていたし母さんだって協力し てくれていたじゃないかどこに不満がある んだ よ最初こそ悲痛な声だったものの最後には 相変わらずの態度この男は本当に分かって いないどうしてこんな人と結婚してしまっ たんだろう 不満はたくさんあったそれをちゃんと あなたにも伝えてその改善のために協力 だって申し出たはずよでもあなたはそれを 冷たくあったのよあなたにとって私は家族 だと思っていたのにあなたはずっと お母さんの言葉から言っていたじゃ ない私の言葉に夫は本気で分からない様子 だっった私はお母さんが家に来て荒らして いくのが気に食わなかったの私が何をして もお母さんが私に小言を言うしそのせいで 母乳も出なくなったの家を出ていく理由は これで十分じゃない のそそれはお前を思ってやってたことで 大きなお世話よ私と息子のペースで過ごし ていたところに突然現れて引っかきまして 私の大切なものまで売ってしまってあなた のお母さんが売ったアクセサリーの中には あなたとの初デートにつけたものやあなた に初めてもらったプレゼントも入っていた のよそれに私のばの片だって大切なもの しかなかったのよそれをちゃんと説明した のにあなたのお母さんはいらないものだと 言ってさっさと売ったの よ私の言葉に夫は息を飲んだそんな夫に私 は勢いのまま不満をぶちまけてやっ た私と息子はお母さんを喜ばせるためにい たんじゃないのよあなたの家族は私と息子 でしょ希望は私に母親の自覚がないって のしたけどあなたの方が父親として自覚が 足りないんじゃないそそんなことはない俺 はちゃんとお前と守るにも協力していた だろなんでわからないんだ協力するのは 当然でしょあなたは何を押し付けがましく 言ってるのよ守は私だけの子供じゃないの あなたと私の子供なの よやっぱりこの男には自覚がなかったいけ がさして電話を切ってやろうかとも思っ たそれでも後々面倒なことにならないよう ここではっきりさせておこうという気持ち が私の感情的な行動を抑えてくれたあとね あんたのお母さんだけど私の息子が寝て いるのにちかを出したり私が息子の寝て いる時間に寝ていることが気に入らなかっ たみたいでいつも邪魔してくれたわおかげ で私はいつも睡眠不足ストレスが溜まって イライラするし最悪だったそんなの手伝っ ていると言えるのかしらそそれはそれは 今後俺の方からも注意するから考え直して くれ十分にお前の気持ちは伝わったか こんなので十分ですって私の気持ちはこの 程度じゃないそもそも私が出ていっても 後悔しないって言ったのはあなたの方 でしょ2度と前に現れるなって言ったのも あなたなのすぐに電話をかけてくるなら まだしももう何ヶ月経ったと思っているの 今更何を言ってるのよ私の叫び声に息子が ぴくりと反応した私は慌てて息子を安心さ せるたおみながら撫でてやるすると息子は アドしたようにまた寝を立て始めたそんな 息子を見て感情的になった気持ちを 落ち着けていると夫はグズグズと子供の ように鼻を すする俺はお前が帰ってくると思ってたん だよなのにお前は全然帰ってこないし 母さんは孫を奪われたってめいて毎日家に 来て叫び散らす 父さんに相談したら俺が悪いの一点まりで 話を聞いてくれないんだよ俺はどうすれば いいんだ よ情けな夫に私は知らないと言って 突き放したすると夫は息を飲んでまた 黙りこくる とにかく離婚届けを置いてったんだから それにサインして出してよ私はもう臨罪 あなたたちと関わるないんだからやだ俺は 絶対離婚しないから ななら私はそれ騒音の対応を取らせて もらうだけだからそう言うと夫は声をふわ せて考え直してくれと言ってきた私は 考え直すも何も十分に悩んで出した答えな ので覆す気はない結局夫がごねるので私は 弁護士に相談したその後無事離婚も成立し 元夫には養育費を請求義母には一括で 支払うようにと付け加えて慰謝料を請求し たそのことを知った義母が私の実家まで 乗り込んできたのには驚いたが警察が義母 を取り押さえてくれた義母はこの時の言動 が元でおれがついた噂として近所中に知ら れることになったらしいやっと見つけた パート先でも口を叩かれたり無視をされ たり片の狭い思いをしているそうだでも私 への慰謝料を一括で支払うためにした借金 を返していかなくてはいけないようで 辞めるにやめられない らしい元夫は元夫で仕事に身が入らなく なりぼーっとしてミスばかりするため研究 処分になったらしいもちろん言及処分に なったからと言って養育費を減らすなどと いう甘いことは絶対にしないあくまでも守 は元夫の子でもあるのだ給料から生活費と 養育費を出すとマイナスになるらしいが 知ったこっじゃない元夫にしても元義母に しても全て自業自得 だ私はあれから実家で穏やかな日々を 過ごしている守は最近よく笑うようになっ た の笑顔を見るたに離婚して正解だったと つくづく [音楽] 思うもしかして私はシを愛している の家族という形でしかない 夫婦それでも捨てることに戸惑うのはどう して だろうあけみのように子供のためにと言う のならばそれも理解できるだ 私には守るものがないのにそんな思いが 交差していた時だった私のスマホが鳴った こんな時に一体誰だろう か私の名前は越子30歳の時に夫シと結婚 し た当時夫は28歳で男性の結婚年齢として は早かったのかもしれ ないどこなく無責を感じていた私はシとの 結婚を考えることができなかっ たところがシの方は結婚して落ち着いた 生活がしたいと言っていたの だ今まではこの人っていうのが見つから なかったんだでも越子さんならって思うん だ熱心に語るしに私の心は溶かされていっ た実際30歳という年齢を考えるとこの チャンスを逃したらもう2度と結婚なんて ことにはならないような気もしていた周り の友達連中もどんどんお先に失礼とばかり に結婚を決め何度も結婚式に招待されてき たわけ だそれだけにいい加減自分の式に友達を 呼びたいという欲はあったその欲が間違い だったのかもしれ ないシからのプロポーズに承諾するとへと 動き出すのは早かっ た私の両親への挨拶を済ませると彼の実家 へと赴いた彼の実家はあまり綺麗とは言え ずその外見だけでも宿年数のふさを感じ させたしかし家に入ったらきっと片付け られているのだろうと思っていたが残念な ことに雑然とした室内は信じられないほど だったそして家の中には母親が1人話を 聞けば彼の両親はシが中学生の時に離婚し たと いうさすがに離婚の理由までは聞けなかっ たが大方父親の浮気が原因なのだろうと 勝手に想像していたそう思わせたのは母親 の人柄だった優しそうで穏やかで母1人で 子供を育ててきたにしては強さを感じない 人だったこんなに女性らし人が1人で子供 を育ててきたのかと思うとよほどの苦労が あったのだろうと思われ たこうして私たちは両家の挨拶を済ませ 式場も決め晴れて夫婦となったのだっ たところが結婚してみると思っていたのと は大きく違ってい た新婚時代は甘く何をしていても2人でい られることに幸せを感じていられたが甘い 時期を過ぎても子供はできず夫はだんだん と冷たくなっていったそのうち私に触れる こともなくなりまるでお互いが空気のよう な存在になり出していた俺今日は帰りが 遅いから さ頻繁に帰宅が遅くなる夫理由を聞けば 友達と飲みに行くというそれも仕方のない ことだと私は私自身に言い訳をして過ごし た 今夜は残業になるから先に寝てていいから さ残業だと言うならば起きて待っていない と申し訳ないと思うが起きて待っていると ふかいそうな表情を 浮かべる仕事から帰ってきてご飯も冷めて いたのではかわいそうだと思うのはどう やら私だけ らしい今日は休みなんだしたまには一緒に 映画でも行かないそう誘っても嫌そうな顔 をして帰ってくる言葉はお前ってさおば さんなんだよなもっと若えば一緒に出かけ てやってもいい よというものだっ ただがなんと言われようとそれは彼の愛情 表現でありブラックユーモアなのだろうと 思うようにしていた大体私は彼より年上で それを承知で結婚を申し込んできたのだ から それなのに結婚して7年経った今年を取っ たからという理由で一緒に出かけることを 嫌がられてもどうしようもないというもの だところが冗談だろうと思っていた言葉も 旅重なると私の心に大きな傷をつけ 始めるあまりにも重なる夫の不穏な態度と 言動にだんだんと私の中にも疑念が 湧き出しいつ頃からか 浮気の荷文字が浮かび出してき た幾度となく友人のあけみに相談はしたが 言われる言葉はそう思うなら証拠を集めて おいた方がいいよでもこれが浮気程度なら 知らんかをしていた方が楽かもしれないね というものだったつまり浮気ならばいずれ は戻ってくる騒いでことがが大きくなれば 離婚に発展する離婚すればその後1人で 暮らしていくことになる1人の老後は辛い んじゃないかなというものだっ た確かに37歳という年齢を考え子供がい ない現実を思うと離婚して1人になるのは あまりにも寂しいと思うだがこのまま不安 と疑念を抱いたままでいていいのだ 私の旦那はさやっぱり浮気してたけど放っ とおいたら戻ってきたわよそんなもんじゃ ないの浮気って要するにちょっと違うもの が食べたいっていう欲求でしょいつか 終わるわよなんとあけみの旦那さんも浮気 していたというのだ経験者の話を聞いて いるとそれが夫婦なのかもしれないという 気持ちになる騒いで夫婦の関係を壊したの ではこの先つまらないのかもしれないだが でもさ万が一のことを思ったら仕事だけは 続けていないとだめよね私は子供ができた からって仕事を辞めて家に入っちゃった けどあれは失敗だったと思うよだって相手 が浮気相手を取った時に離婚の決断がつか ないからね確かにその通りだろう仕事をし ていれば1人でも暮らしていけるだから 決断をつつけることも楽なのかもしれない 私は学校卒業してからずっと同じ職場で 働いてきたおかげで生活を維持することは できるだがお金はあってもそれが幸せなの だろうかあみとの時間を終え悶々とし ながら家に帰るとそこに夫の姿はなかった 当たり前のことだ 今日は休日でありながらも夫は休日出勤だ と言って出ていったのだからここのところ 休日出勤や友達とゴルフに行くことが増え てきた元々28歳で結婚を決意した彼は まだ遊びたいという気持ちを捨てきれてい なかったように思うそれなのに自分で遊び をして結婚を選んだのだから休日出勤って 本当なのかな私はカーテンを閉めると台所 へと向かった夫のための食事というよりは 自分のために作る料理だどんなに夫のため に作ったところで帰ってきてから食べる ようなことはしないのだから騒ぐよりは 静かにか老後を考えたらそうなのかな37 歳という年齢が重くのしかかってくる今 ならまだ彼と別れても次の人生があるよう な気が するこんなに苦しんでいるくらいなら さっさと別れて次のステップに進んだ方が いいのではなかろうかそのためにも更新所 に依頼して白黒をつけた方がいいような気 がするそれなのにどうして一歩が踏み出せ ないのだろう かもしかして私はシを愛しているの家族と いう形でしかない 夫婦それでも捨てることに戸惑うのはどう してだろうあみのように子供のためにと 言うのならばそれも理解できるだが私には 守るものがないのにそんな思いが交差して いた時だった私のスマホが鳴ったこんな時 に一体誰だろうか そう思いながらスマホを手にすると知ら ない番号からだった電話に出ると相手は 警察と名乗り夫の名前を告げたそして トラックと正面衝突を起こし病院に搬送さ れたというのだ頭が真っ白になり何が 起こっているのかも分からなかった震える 指先にボールペンを挟み電話の声の言う ままにメモを取りすぐにエプロンを外すと バッを持ち車の鍵を手にした行先ははか 遠く隣の剣だ今日は仕事だと言っていたの にどうしてそんなところにいるのか心臓が 早のようになり響く中ひたすら車を走らせ た2時間以上も走った頃やっと目的の病院 に着いた救急搬送されたということで電話 ではかなりひどい状態だと言っていた院へ 飛び込み受付に名前を告げると手術室の前 で待つように言われたがどうしたらいいの かわからないこんなに心臓がなり夫の無事 を祈る私はやはり夫を愛しているのかも しれない心配しながらも冷静な自分が自己 分析をしているどうしてこんな状況で そんなことができるのか笑うこともできず もしかしたら自分の頭がおかしくなったの ではないかそんなきえしていたその時警察 官が声をかけてきたやっとの思いで夫の 名前を口にするはい加藤翔の家のもの ですカラカラのひびた喉から出た言葉は かれて聞き取りづらかっただろうしかし 相手は事務的に搬送されてきた時の状況を 説明してくれたそれによると左折しようと したトラックがハンドル操作を間違えた らしく突っ込んできたというのだ夫はそれ を回避することができず運転席側は大きく 潰れていたそうだ救急隊が駆けつけた時に は意識もなく医者が言うには胸を強打し下 半身は複雑骨折だということだっただが それがどういう意味なのか全く理解できず 相手が頭をを下げて離れていくのを ぼんやりと見つめてい たそう だお母さんに連絡しない と夫がこんなことになったのだから義母に 連絡しておかないとならない頭のどこかで そんな思いが湧いてきて私は電話ができる 場所を探したすると遠くの方から女性の声 が聞こえてきたどうやら電話している らしい電話しているそばで私まで電話する ことはできないと思い終わるのを待って いるとしという言葉が聞こえてきた思わず 小さくえという声が漏れたが相手の女性に は聞こえていないようだしかも女性は 悪びれることもなく状況を説明している その声はシトドライブしてたことトラック が突っ込んできたことシはボロボロである ことそして浮気がバレるということを話し ていたさらには妻である私に浮気がバレ たらまずいことになると話しているのだ ぼんやりと聞き ながら やっぱり浮気してたんだと思った涙が流れ たがそれがどんな意味の涙なのかわから ない夫が置かれている状況についてなのか それとも裏切られていたことについてなの か自分の中に生まれたドロドロとした何か を理解することができないまま私は相手の 女が電話を終えるのを待った女は私が待っ ているだけと思ったようで次の人が待って いるからと言うと電話を切り釈した義母へ の電話を終えると手術室の前に戻った ソファーに座り込みさっきの女の話を半数 していた時医師が出てきた医師は疲れた 表情を浮かべながら私を見つけると夫の 状況を説明してくれたそれは胸を強く打っ ているため命の危険がある こと一面を取り止めても右足は複雑骨折し ているため自力での歩行は困難であること そして今夜が峠であること私は医者の言葉 を聞き終えるとそうですか じゃあ帰りますと言った医者はえと驚いて いたがもう私がいる必要はないと思えた 思い足取りで病院の入り口へと進む入って きた時は心臓が破裂しそうだったというの に今はどうだろう何の感情もないままだ 暗闇の中浮かぶ景色すら目に入らないその 時誰かに掴まれた気がした え子さんシはシの具合はどうなの私は ゆっくりと義母に顔を向けたそうだ電話し た時にシの状態を話したそして浮気してい たこともその時にトラックが突っ込んでき たこともすると義母は浮気ぐらい大した ことないでしょ大げさなのよと言ったの だったそしてはっきりと分かったことが あるシの浮気症は義母からの遺伝だったと いうことなんと義両親の離婚の原因が義母 の浮気癖が原因だから浮気なんて病気なん だから大したことじゃないと言ってのけた のだその言葉を聞いた私は妙におかしな 気持ちになり大笑いしたのだっ た今夜が峠ということです えそれで越子さんはどこに行くの帰ります もう私には関係ありません から義母は何を言ってるのよと強い口調で 言っていたが私は義母の手を払いのけてい た浮気を病気だと言い何度も浮気を重ね 息子の浮気すら肯定する母親その手が汚れ たものに見えたのだった困惑した義を残し 私は車に乗り込むと流れる涙を拭うことも なく大声をあげて泣いたこんなに泣いた ことなどかつてなかったことだどんなに 泣きたくてもこんなに涙が流れるはずは ないと思っていたところがまるで滝のよう に流れる涙泣きながらまだ流れる涙があっ たのかと冷静な自分が呟いてい たそれから半年近くが過ぎた頃名を 取り止め片足を失ったシから連絡が来た おい何なんだよなんでお前の荷物が家に ないんだよそう私はあの日を境に離婚へと 動いていたのだいつか夫はあの家に帰って くるその時に私がいるべきではないと思っ たからだだから全ての荷物を先に サインした離婚届けをテーブルに置いてき た離婚届けは置いてきたから置いてきた じゃねえだろう俺がこんなに大変な時に嫁 のお前が何してんだよ大変だから何浮気し てトラックにぶつかってそんな体になった んだから私には関係ないでしょう夫は私が 浮気と言ったことで驚いたようだったが それがどうしたと言い返しきた男の浮気 ぐらいどってことないだろう大体お前 みたいな不細工を嫁にもらってやったんだ からこれから先は俺のために尽くして もらわないとな席を入れただけで夫婦 らしいことなんて何もなかったじゃない この7年間を返してほしいくらいよ夫は このまま分かれたら自分の面倒を見る人が いなくなることを心配しているようだった お母さんがいるでしょ同じ浮気症同士 うまくやっていけるんじゃないのおふは俺 の面倒は見ない よ苦しげにそういう夫はその理由を教えて くれ た俺が一面を取り止めたと知った翌日から 退院するまで病院には来なかったあまりに も場所が遠いって さまた新しい男ができたらし お前は来ないし俺は病院で大変な思いをし たんだ ぞなるほど義母は新たな恋をしている最中 だったのかだから余計に私がいなくなると 困ったということ かだったらあなたの浮気相手に面倒を見て もらったらそれが一番いいんじゃ ないいやあれとは別れた よさ やっぱりねあなたの浮気相手がはっきりし た時に慰謝料請求したけどあなたとは遊び だったから慰謝料を払う必要なんてないっ てごねてたわそれとあの時に脇見運転 なんてしなければこんなことにはなら なかっ たって夫が入院中に女に連絡した時にそう 言われたのだ確かに遊びだったとそして どこで知り合いどのくらい続いているのか という質問にもあっさりと答えてくれた さらには夫には他にも何人もの女がいる こともそのどれもがSNS繋がりだという こともだどこまでも最低ねあなた私と 付き合っていた頃からSNSで知り合った 女性とよろしくやっていたんじゃないのだ から全部遊びだからさ気にすることないっ ておふだってそうやって遊んできたわけだ しそうあなたがお母さんと同じことをする ならば私はお父さんと同じ決断をするだけ だよ ねそう言うと慰謝料を請求する胸を伝え 電話を切ったもちろん夫は別れられたら 困るからと悲痛な声で叫んでいたがそんな のは私には全く関係ないその後も離婚に 関してはなかなかサインをせずにいた夫だ が弁護士に認したことでスムーズに離婚が 成立したそして慰謝料も一括で支払って もらうことができ たところが小自身は大変だったようだ会社 に復帰しようにもリハビリを続けないと ならないため出勤することができず とうとう首になったらしい退職金は出た ものの私への慰謝料と入院費や手術代 リハビリにかかる費用などでアップ 状誰も面倒を見てくれないわけだからその 日常は壮絶なもの らしい何度か私に連絡が来て助けてほしい と言われたが私に助ける言われはないので 断った全ては身から出た錆ということ だろう今も誰にも助けてもらえず毎日はう ようにして生活しているのだというそして 私は不安も何もない平和な毎日を送って いるあれほど苦しんだ毎日が嘘のように 幸せ [音楽] だそんなに言うならあんたがピアノを引い てみなさいよほら皆さん見てるじゃない さかしお上手なんでしょうねえこんな街中 でですか私の名前はゆい の婦で4歳の娘と結婚8年目になる夫と 一軒屋で暮らしている音楽大学を出て以来 演奏活動をしている私は同じく演奏家の夫 と交代で育児を行っている3歳になるまで は夫のターンで去年からは私の番と言った 順番今は私が仕事をお休みして娘の育児に 念して いる最近娘はピアノ教室に通い出し た別に押し付ける気はなかったのだが日頃 から私たち夫婦が家の中で演奏しまくって いるからだろうか娘も自然と楽器に興味を 持ち教室に行きたいと言い出したの だそんなわけで幼稚園と近所のピアノ教室 を送り迎する日々が始まった楽しかった うんまこちゃんとね連絡できて嬉しかっ た そう私は子供の頃厳しいピアノの先生に 指導されて一時期音楽自体が嫌になった 時期があるだから強化には上達するよりも 先にまず音楽のことを好きになってほしい と思っている そしてその方針は夫も同じだ今日か楽しく ピアノ引いてるみたいだねゆいも大丈夫 無理しないでねうん大丈夫だよそう口では 夫に言いつつ実は心の中でしこりのように なっていることが1つあったそれはピアノ 教室の保護者に1人変な人がいることだ そのことに気づいたのは娘と仲がいいまこ ちゃんのお家に及ばれした時のことだあら いらっしゃい会えるのを楽しみにしてたの よ第一印象は小太りで人の良さそうな 人しかしその印象は娘であるまこちゃんに 対する態度を見てすぐに変わった演奏を 披露してくれていたまちゃんの腕を 途中でいきなりガッと掴んだのだま何度も 言ってるでしょもっと学風しっかり見 なさいででもきかちゃんはこんな感じで 引いてるもんあなたは他の子と違うの目の 前で娘を叱る現場を見せられてどういう 対応をすればいいのか分からなかった後で 知ったことだがまこちゃんの言えば有名な 教育一家らしい お父さんは仕事で忙しいらしく会ったこと がないまこちゃんの兄は地元でも有名な小 学校に通っているらしいそのせいかまだ4 歳のまちゃんにも大きな期待をかけている ようだ私まこちゃんのママ 嫌い最近2人きりになると娘がそんなこと を言うようになったのでそれも悩みの種だ 他の人のいるところでそんなことを言わ ないようにお願いをしているがちゃんと 守ってくれているだろうかもし本人のいる ところで口走ってしまったらと思うと不安 は尽きないそしてかえさんという名前の まこちゃんママと私の間に決定的な溝が 生まれたのはお家にお呼ばれしてから3 ヶ月ほど経った後のことだったえ鳥になっ たのすごいじゃない娘にとって初めての 発表会で強化が鳥に選ばれたのだ去年は 1番上手な子が選ばれていたので正直 びっくりした娘は技術的に上手な方では ないけど我が家の教育方針がこをそうした のか本当に楽しそうにピアノを引くもしし たら先生もそこを見ているのかもしれない と思っただが当然それをよく思わない人も いるわけでちょっとどうなってるんですか 娘を教室まで迎えに行った時教室の中から かん高い叫び声が聞こえてきた急いで 帰ろうと娘を車に入れて私も乗り込もうと した時教室の扉が開いてまちゃんマと目が 合ってしまったものすごい剣幕で私のこと を思いっきり睨みつけているこのまま 立ち去ると過が残るかもしれないと思った 私は娘に待っているよう言って教室の中へ 入ったあの何の騒ぎですか何もかもない娘 に演奏会を辞退させなさい今すぐに金と する耳を押えつつ先生から話を聞いた やはり懸念通り演奏会のプログラムの件で クレームが入ったようだそして鳥を教化で はなくまちゃんに帰ろと彼女は怒っている らしい音楽を愛する人に悪い人はいないと 演奏のプロとしては言いたい気持ちはある だが現実的には彼女のように娘を自分の欲 のために使うことしか考えていない人も いるのだあの先生私と娘は結構ですからま ちゃんに譲ってあげてください実際強化は とにかく引ければ満足といった感じで順番 についてはよく分かっていないようだった だがここで譲ってあげてと言ったのがよく なかったらしい場を収めるどころかかさん はさらに激してしま はあうちがあんたの娘に譲ってあげてたの 逆だから勘違いすんなえごごめんなさい 大きな声が怖くてひりしていると少しずつ かさんの怒りの日が進化していくペコペコ 謝る私に対して優越感を覚えたようだった はあまいいけどほらあんたの娘の演奏って 正直雑音みたいじゃない演奏会で恥を書か ないようにしてあげるんだから感謝してよ ね娘をけなされて正直ムっとする部分は あったけどここで言い返すと長引きそう だったので口をつむその判断が正しかった のかどうかますます彼女は調子に乗って いくていうかさ娘にもっと厳しく指導し なきゃだめよって生ぬるいものじゃないん だから素人だからって甘えちゃ だめ親も一生懸命になって音楽を勉強して 子供に教えなく ちゃはあすみません娘を置いてきてますの であ先生本当にプログラムの件うちは何で も大丈夫ですからそう言って急いで車に 戻る幸い娘は嫌よくを見ながら待っていて くれたあのさ演奏会なんだけどちょっと 順番が変わったんだって大丈夫かなえ演奏 会ってみんなで一緒にピアノ引くんじゃ ない の娘のキに頭が痛くなったがとりあえず これでかさんも文句は言わないだろう娘も 気にしている様子はないしこれで全部丸く 収まるはずだ実際それからは特に何事も なく演奏会の日がやってきたくう俺も見に 行きたかったのにしょうがないよ仕事だ もん急に仕事が入ってしまったのでどうし ても参加できなくなってしまった夫は真底 残念そうにしていた仕事終わりに落ち合う 約束をして娘を演奏会の会場に電車で連れ て 行く初めて人前で演奏するというのに強化 の顔にはまるで緊張の色がない夫譲りの 脳天気さというか我が娘ながら頼もしい くらいだそして実際にステージに上がって も娘はまるっきりいつも通りといった感じ だった学府通りに引いているはずなのに いろんな音が混ざっておかしな 寝だが自分の手が音を生み出していること を心から喜んでいるような満面の笑顔だ親 バカだと思うけれどステージで音を楽しむ 娘の姿にボロボロと涙が出るそれと対象的 だったのがまこちゃんの演奏だっ たきっちり楽譜通りに引くガチガチの ピアノそれはいい演奏をすることよりも 間違えないことを最大の目標にしている ようなそんな表現だった1度音を外すたび にまこちゃんの顔がわり見ているこっちの 方がハラハラしてしまったほどだ演奏会も 無事終わりホールから娘を連れて帰る夫と 合流するために駅で娘と待っていると 向こうからまちゃん親子が歩いてくるのが 見えた関わり合いになりたくないのが本音 だったけれど時すでに 遅しすでに娘がまこちゃんと大きな声で 呼んでしまっていたのだっ たどどうもお疲れ様ですはあどうも明らか に不機嫌な様子のかえさんせっかく娘が 頑張ったのだからもう少し笑顔でいても いいと思うのだがだが次の彼女の言葉は 完全に予想外なものだったあのねもううち の娘と関わるのはやめて くださる驚きのあり口をパクパクとさせて いるとかえさんはさらに言葉を続けるどう やら演奏会中にまちゃんのミスが多かった のは私の娘の影響だと考えている らしい駅前の噴水の付近で娘たちが楽し そうにはしゃいでいるそれを遠めにかさん は吐き捨てるように言っ た失礼ですけどうちの誠には才能があるの お遊びでピアノを引いていること一緒にい たらせっかくの可能性が閉じちゃうと思わ ないそそんな ことママあっちにピアノあった私の反論 をって化が 遮る娘が指さした先を見るといわゆる ストリートピアノが設置してあったよく 空港とか大きな駅とかに置いてあるような 誰でも引くことのできるフリーのピアノだ するとそれを見たかさんの目の色が変わっ てまこちゃんを呼び寄せるまあのピアノで もう一度演奏し なさいどうやら演奏会でまこちゃんが引い た曲をここでもう一度引かせるつもり らしい明らかに戸惑っている娘の手を強引 に引っ張ってかえさんはピアノの前に 立つまちゃんは明らかに嫌がっていたが しぶしぶピアノを引き始めた違う やり直しまた間違えた最初から何度言えば 分かるの 学報しっかり見なさい道行く人からの視線 を浴びながら何度も何度もやり直しを 命じるかえ さんまこちゃんの目には涙すら浮かんで いるもうこれ以上黙って見ているわけには いかなかった教科の教育にも悪いし何より 愛する音楽への冒涜だと思ったからだいい 加減にしてくださいかさんもっとまこ ちゃんのこと尊重してあげるべきです止に 入ってきた私を見て一瞬呆然とした表情を 浮かべるかえさんそしてその顔はみるみる 間に真っ赤になっていっただんだんと足を 踏み鳴らして私を威嚇しながら怒鳴りつけ てくるはあ何を言ってるのかのうから 厳しくつけなきゃ音楽で成功するのは無理 なのこれは愛の無知なんだから確かにそう かもしれませんがやりすぎですまこちゃん が音楽を嫌いになっちゃったらどうするん ですか顔の血管がぶち切れるのではないか と心配になるほど力一ぱいに私を 睨みつけるかえさんしかし騒ぎを聞きつけ て集まってきた観客に気づいたのか少し 縮したようにたいだまちゃんと下はどうし たらいいのかわからない様子でポカンとし て いるやがてかえさんは何かを思いついたの か意地悪な表情でにやっと笑ったあんた そんなご高説を垂れるくらいだからさ ピアノがお上手なんでしょうねだったら ほらピアノがあるから引いてごらんなさい よ彼女の表編と急な提案で戸惑う 私しかしその間にもかさんは周囲を見渡し て今からこの方が演奏してくくれるんで すってと大声を出して いる結果的に20人近くの観客が何事かと 集まってきてしまっていたほら遠慮なさら ないであそうだお先に私が引いてみ ましょう かそう言うとかさんはたったままピアノで 有名なクラシックの曲を一切引いて見せた 確かにまこちゃんに言うだけあって まあまあのレベルではあると思った あくまで素人としてはだ けど演奏を終えたかさんはくるっと 振り返って得意げにおを膨らませている私 はダメもで立てる作戦に出ることにした わあ上手ですね才能があるっていうか とっても上手でしたしかし見え見えのお ベカが通用するわけもなくかえさんに ギロリと睨まれてしまったお世辞は昔から 苦手なのだ仕方なく私は鍵盤の前に座る 人前で演奏するのは久しぶりだから ちょっと緊張するないくつか当に剣を叩い て調律を確認していると後ろから馬鹿にし たような笑いが飛んでき たできないんだったらさっさと謝ったらお おばあ さん心配そうな目でまこちゃんがこっちを 見てくるそうだ この子のためにも私は今ピアノを弾かない と音楽のプロとして嫌になりつつある子 放ってはおけないまこちゃんに笑顔を向け て私は初めの音を出したあこの 曲さっきまこちゃんが演奏会で引いていた 曲をまずは学府通りに引いてみるそれから 少し店舗を変えてアレンジそして音数を 増やしてストリートに映るような変曲を 試みるすると遠巻きに見ていた人たちが だんだんと近寄ってきて熱気が上がってき たなな何なの何よこれうわあすっごく上手 本当さっきの人とは全然レベルが違う ねああまり長くやってもだろうと思い演奏 を切り上げようとすると娘が駆け寄ってき たママあの曲やってお願いお 願い強化がリクエストしてきたのは子供に 人気のアニメソングまあもうちょっと くらいならいいかなまこちゃんの課題局 からアニソンへつなぎ目もわからないほど 自然についでいく大ヒットしたアニメだけ あって観客もみんな知っているようだ錆に 差し掛かると自然に拍手が巻き起こった ああ久しぶりにやったけどやっぱりいい ものだなすると観客の中から1人の男性が 飛び出してきてバイオリンでセッションに 加わってきたあパパ聞き覚えのあるピアノ が聞こえたと思ったらなんか楽しそうな ことやってるじゃん俺も混ぜてよ強化も ピアノに加わっていつの間にか家族で セッションをすることになってしまっ たアニソンから有名なJPへJPから クラシックに戻ってもう一度アニソンへ いいところで切り上げて演奏を終えると ちょっと数えきれないくらいの人たちから バラの拍手が送られたその奥にちゃんの腕 を 逃げていくかさんの姿が小さく見える あそのまま声をかける前に2人は見えなく なってしまったその後結局まこちゃんは ピアノ教室をやめてしまったでも京家が 言うには幼稚園でピアノを引くまこちゃん の姿をよく見るようになった らしい音楽が嫌いになってしまったわけで はないならまあないのかもしれない強化は 音楽を愛しながら順調に成長していって くれている夫の仕事もスコブル順調だ そして私はと言うとなぜか想定していた よりも早く演奏生活に戻ることになって しまったあの日ストリートピアノで演奏し ている動画が観客の誰かに撮影されていて それがSNSでめちゃくちゃバってしまっ たのだおかげで仕事が殺し実家の助けを 借りつつてんてこまいの毎日を送っている ちなみに演奏会の被以来かえさんとは ぱったり話さなくなった私の顔を見るたび に瞬としてどこかへ去っていくようになっ てしまったのだ私としては娘の友人の親な ので喧嘩がしたいわけではないのだが まあ娘たちが仲良くしていればそれでいい のかもしれ ないお母さん話を聞いてくださいそれは私 じゃないん です嘘つけもうあんたのことは嫁とは認め ないさっさと出ていけ離婚して慰謝料も ちゃんと支払いなさいちょちょっと 落ち着い てこんなものを見せ 落ち着いていられる か義母のはりにも困ったものだ事実を知っ たら動揺するのはどちらなのかは明らかな のに私の名前は鈴鹿結婚3年目のパートケ 主婦だ旦那のときは長剣マ就職した会社も ブラックとは無縁で大体が定時に終わり 帰宅時間もほぼ一定だっただが 前のこと急に帰宅時間がずれ始めたのだ 旦那に聞いても仕事が忙しくなってきた からとしか言わずそれ以上は疑わなかった だがおかしいあれだけ俺の会社は給料と 早く帰れることだけが取りえなんだよ なんて言ってたくらいなのに急にそんな 遅い時間に帰ってくるなんてことあるの だろうか疑問に思いつつも私はなかなか 確信をつけずにいた3ヶ月前は出産を間近 に控えていた出産に対してもそうだが旦那 の言動にも不安を抱いていたのだそんな時 義実家に行く用事があったので出向いた 義父は物静かだが優しい人だしかしその 優しさも義母に押し潰されている義母はザ 姑という様子で嫌みはもちろんのこと私を 嫁として認めていないことは明らかだった ただそんな義母でも喜ぶことがあるそれが 孫の存在だ私が数ヶ月前に妊娠したと告げ た時義母は大いに喜んでいたついにあなた たち夫婦にも子供が来るのねようやく孫の 顔が拝める わとき出産っていうのは当然だが妊婦さん に負担が多くかかる体を大事にしないとっ ていうことも相当なプレッシャーになる はずだ鈴鹿さんの負担を少しでもお前が 取り除いてやれ よはいはい相変わらず親父は母親みたいな こと言うよなていうかいい加減子供扱いは やめてほしい ぜな 何ときうるさいと思ってるかもしれない けどお父さんの言うことも一理あるわよ あんたの行動でもしすかさんが離婚した いってなったらどうするの私が孫の顔見れ ないじゃ ない分かったよなるべくサポートするから あ ありがとうなんだか嬉しいような嬉しく ないような報告の場だった義母の言文だと 孫の顔が見られるまではしっかりしてい なさいという風に聞こえたからだそういう 問題なのかどうかそれは非常に納得でき ないことではあったがこれ以上何かを 言い返す気にはなれずそっと口を閉じた ただそれからというもの義両親の前では サポートをするなんて言っていたがときの 態度は全く変わっていなかったそれどころ か私にあれしてこれれしてが多くなってき たのだ さすがにこれには我慢できず反論したあれ 洗濯物まだ畳んでないの畳んでないよ今日 1日あまり体調が良くなかったからそこ まで手が回らなかった のなんだよそれ最近体調悪い日が増えてる けど大丈夫なのそんなんで出産なんて できるのか よあのさ妊婦さんていうものなの体調不良 が続いていてそれでようやく出産を迎える の確かに個人差はあると思うけど1人の命 を抱えてるんだからもう少し協力してくれ てもいいんじゃないのこの間はお父さんと お母さんの前ではかっこつけてたくせに家 に帰ってきたらいつも通りのあなたじゃ ないだったら今までと変わらないんです けどここ最近の不満が一気に溢れ出して くるなそんな感覚だったするとそれを聞い たときが反論してきたなんだと妊婦だ からって偉そうにしてるんじゃねえよ はあ妊婦が偉いのか確かに産むのは女で あるお前だだけどその前にお前は主婦だろ だったら最低限のことくらいはやってくれ よはああんたそれ本気で言ってるの妊婦に 対してそんなこと発言する旦那なんて はっきり言ってこの先父親としてやって いけるのかどうか不安で仕方ない わあまりの怒りで私はつい言ってしまった 当然のことながら旦那は私にだったら勝手 にしろよ俺はもう知らねえから なそう言って旦那は実質へとこもった少し 言いすぎかななんて思っていたがどうして も謝る気にはなれなかっ た妊娠してから少しは協力してもらえると 嬉しいと思っていたのだがそれどころか今 まで通りやれなんてまさに鬼どちらにして もこの先こんな旦那では困る今はお互い 考える必要があると思ったそしてしばらく は旦那のことを無視して生活していたのだ がそんな時外出が多くなっていた中には 出張もあったのだが夜でも出かけていく ことが増えたのだ仕事関連で友達が近く まで来てるからなどと言っていたがどうも 怪しい休日ならまだしも平日に出かける ことなど今まではなかったので私はその ことだけは旦那に問いただしたあのさ最近 夜遅く出かけてるのはなんではあ言った だろう友達が来てたり仕事関連の電話が あったんだ よそんな毎日のよにあるなんて変じゃない 何が言いたいんだ よもしかして私に言えないようなことし てるんじゃないのするとときが一瞬後ろに 引き下がるななんだよ それあれなんか動揺してない犯罪それとも 女性関連この中に思い当たるもの あるそんなわけないだろいい加減なこと 言う な旦那は明らかに動揺していたさすがに 犯罪はないと思うが女性関連はかなり 怪しいというか女性関連を疑うべきだろう 私は妊娠中ではあったものの旦那の言動を 調べることにしたすると数日間旦那を見て いてある癖が分かったスマホで調べ物をし ている時はテーブルに置きながら操作して いるしかし誰かとメッセージをしている時 は私から見れないようにメッセージを打っ ていたりこそこそしている様子が目に見え てわかったこんなにも疑ってくださいと 言わんばかりの分かりやすさに少し笑って しまった決定的だと思ったのはある日の夜 先に旦那が眠っていたのだが私は1人 ワインを飲んでから眠りに着いたそして 寝室へ行くとスマホをパジャマのシャツの ポケットに入れている旦那を 発見さすがにそこまでされたら浮気して ますと言っているようなものだ私はそっと スマホを取り出し中身を見たロック解除は 簡単で旦那の青年 月日中身を見るともう分かっていたことだ が相手の女とのやり取りがびっしり 女の名前はあなというらしい写真も載って いたので見たがかなり若い20代前半と いうところだろうか浮気のやり取りに 吐き気と怒りが湧いてきたが私はある分を 見て目を見開いたえ嘘 でしょ女とのやり取りはこうだったそれは 私の妊娠が発覚してからわずか1週間後の 出来事 ねえとき大事な話があるんだ けどどうし たあって話せないかなちょちょっと無理だ よ知ってるだろう俺既婚者なんだそんな風 に出ていったら妻に怪しまれて俺たち慰謝 料請求される ぞだって大事な話なんだよ分かった聞く けどせめてメッセージで概要を話してから にしてくれないかわざわざ会って話す リスクも避けたいし私妊娠した え今日産婦人家行ってきたのそうしたら 赤ちゃんいるって言われて嘘だろねえ ともき私と奥さんどっちが大事 え奥さんに不満があったから私のところ来 たんでしょだったらこれからも一生一緒に いてくれればいいじゃんでで も奥さんともうまくいってないそれに子供 だっていないだったら離婚してもいいじゃ ない実は言い忘れてたんだが 何1週間前に妻も妊娠が発覚した はあ ごめんちょっと待ってよ意味わからないん だけどだで奥さんとはうまくいってなかっ たんでしょそれなのになんで子供なんか 作ろうと思った わけ俺も気をつけてたんだけど ついこれからどうするのっていうことは やっぱり私との関係は終わりにするっ てこ落ち着けて俺はあなと一緒になりたい と思ってるんだ えこういうのはどうだ俺は妻の中に最悪な 夫を演じ 続ける妊婦であっても協力しない夫を見れ ば妻だって愛そつかっさ本気な の当たり前だよ俺はあなと子供との将来を 考えてるんだ嫌われ役でも何でも喜んで 演じるよとき 大好き俺もだ よ以上の内容を見てこれまでのの旦那の 言動が分かった要するに私から愛そつかさ れるためにわざと嫌われるようなことをし ていたわけだそして私とお腹の子を見捨て て浮気相手と一緒になろうとしているだと すれば私もそんな旦那お断りだ私はその後 すぐによく眠っている旦那の隙を見て浮気 相手とのやり取りをスクショしていった そして私に送信ももちろん送信履歴は全て 消去これである程度の証拠を集めたわけだ があとはいつこれを持って実行するか確か 女の妊娠時期はかなり近かったそれなら 出産してから地獄を見せてやろう私はそう 思いまずは出産に備えたかなり早かったの だが里帰りをすることにした浮気している ような男と1つ屋根の下にいられない どうせこの家は後々出ていくそこで少し 多めの荷物を搬出することにしたおい そんなお荷物で行くのか里帰りなんだろ だったら着替えとかそういうのだけでいい じゃないかああ色々整理したいと思ってさ えほら里帰り中暇だからさ荷物の整理して おくのも悪くないかなってう まあよくわからないけどお前がそれでいい ならいい や旦那は疑問を浮かべている様子だった まさかこれから自分が追い込まれることに なるなんて思ってもいないだろう里帰り 当日じゃあ気をつけて行ってこいよたまに は俺も連絡するからああ別に忙しいなら いいよまあメッセージくらいは入れる そういえばさ うこの間あなたが女性と歩いているのを見 たって友達がいたんだけどそれ本当 えもちろんこんな話は嘘ただ釜をかけて やろうと思っただけだもしかして見間違い だったのかなそそうだよそうだよね夜 なんかにカップルが多く出歩くところに あなたがいるわけないもんねう うん相変わらず分かりやすい反応だこれが 絶望した時の顔を想像すると今から楽しみ で 仕方ないこうして私は実家へと帰った数 ヶ月後私は無事出産を迎えなんとか一仕事 終えたような気分だったもちろん出産の時 はこのことだけに集中したが頭の片隅には 旦那にどうやっててやろうかなんてことを 考えていた出産して家に戻ると旦那の姿は そこになかった見た感じ何日も家に帰って きていないのだろうもちろん私も帰って くることを伝えていないもしかしたら浮気 現場に遭遇できるかもしれないと思った からだだがいないなら 仕方ない相手の住所も分かってるし 乗り込んで今から離婚届けと慰謝料請求 することを告げて こようそう思い出かける支度をしていると 義母から電話がかかってきたどうやら私と 話がしたいらしい旦那がいないことを告げ たのだが私に用事があると言ってきたので 会うことにしたちなみに義母と会うのは 出産以来だかなり焦っている様子だったの だが一体どうしたというのだろう か数分 義が家を尋ねてきたやってくれたわね何が ですかとけないでくれるあんた浮気してた くせには はい旦那の浮気のことを言われるならまだ わかるでも私が浮気とは 一体あのお母さんどうして私が浮気してる なんて思ったんですかこれ よ食気な顔で義母が出してきたのは1枚の 書類お父さんは黙っててここにあなたの 子供とときのDNA鑑定をしたのよ えまあ元々なんかあなたにもともきにも似 てないからおかしいなと思ったのよねそれ でともきが検査したらこうなったってこと あの子の髪の毛1本持ってきて検査したら あの子との子供じゃないことが証明された わときもショックだって言ってね離婚する かもしれないなんて言ってるのよどうして くれる の義母はものすごい見幕で私に迫ってきた これはおそらく旦那が人しいしたのだろう それでも義母はまだ気づいていないよう だお母さんそれって本当にとさんが言った んですか当たりですでょそれにこの書類が あるんだから言い逃れなんてできないわ はあよく見てくださいよなんだか不自然 すぎませんか親子関係の部分見てください よ え否定って書いてありますけどこれだけ なんだか他と違って事態が違いませんかた 確かにそうだけどそれにこの書類も変です あるのは書類だけですか封筒はないんです かもしあるなら封筒に検査を行った法人名 が何かしら書いてあるはずですそそういえ ば封筒は見てないわねちょうどいい機会な ので言いますときさんは浮気しています はあ私と同時期に妊娠している女がいまし てね証拠も全てあります よちょちょっと何言ってるのそんなわけ ない でしょこれ見てくださいよ私は今までの 証拠を全て義母に見せた義母は立ちくらみ がしたのか座り込んでしまったそそんな じゃあ今家で面倒見てるあの子供は面倒見 てるんですかえええしばらく忙しくなるし 鈴さんも少しの間1人の時間が欲しいって 聞いた からそうでしたかその子供は浮気相手との 子供ですねなんならその子供と私のDNA 鑑定をしても構いませんよ私とときさんの 子供なら今実家にいますそ そんな義母はショックを受けている様子 だっただが仕方ないこれも全て自分の息子 がやらかしたことだその私はととが住む家 に 突入自分たちの子供を親に見させて楽しん でいる神経は信じられないインター本を 鳴らすと出てくる 旦那久しぶりねいつからあなたの家はここ になったのかしらえええなんですると奥 から薄着の女が出てくるどうしたのときお おい来るなああいいわよ別に全部もう 分かってるし何のことか なあなたがそこの秋なって女と浮気してる ことそれから子供もいること えあとさDNA鑑定書をちあげて慰謝料で も取ろうとしたのかもしれないけどあんな 雑な手作りの書類バレバレよあと慰謝料 請求するのはこっち ねななあ俺が悪かったよ ごめんいいよそういうの浮気したらごめん なさいが許されるなんてドラマだけの世界 でしょ私は許さないそれからあなさん あなたときが既婚者だって分かってて関係 もったよ ねそそれは大丈夫よ証拠は全部揃ってる もの えこれで既婚者なんて知らなかったって いう理由は使えないわねさあ2人とも 楽しんだ分のけはしっかり払って ちょうだい ななんで俺がそんな ことするとそこへ義母もやってくるともき あんたは何してる のときは義母の愛ある制裁で3Mくらい 吹っ飛んだどどうしてお袋がここ にあんたがこんなどうしようもないことし てるって分かったから鈴さんと一緒に来た のあんたはもう帰ってこなくていい感動だ よそ そんなさようならときもう2度と会うこと はないだろうけどう うこうして今回の一見は幕を閉じたその後 私はときと離婚しあなと合わせて慰謝料 請求をしたあなは子育てに行き詰まり今は 別の男性の元へ逃げたらしいあの子供は今 疑実家で面倒を見ていると聞いた秋に見 られるよりは義実家で見られる方が安心 だろう私は今実家に戻って両親の協力も あって子育てに奮闘しているあと数ヶ月し たら仕事を始めようと思っているが子供に 寂しい思いをさせないようにするつもりだ とりあえず今はこの子と道を歩むことだけ を考えて いる私の名前はよしえ65歳で毎日自由に 生きているおばあちゃんだ10歳年上だっ た夫は病気で亡くなってしまった息子が 2人と娘が1人いるがみんな結婚して家を 出て私は1人暮らしを満喫している近しい 親戚と言ったら私の妹くらいだろうか ある時優しく育った次男のシが同居を進め てきた母さん1人だと寂しいだろ一緒に 住もう よだが嫁さんのとこが嫌そうな顔をしてい て私はその提案を受け入れることはでき なかったもう私のことはいいのよあなた たちは自分の生活を大事にし なさいそう言って父から受け継いだ アパートを綺麗にリノベーションして家賃 収入を得て暮らしている私の両親は資産家 だった私は子供の頃から学校の勉強とは別 にお金の勉強をしてきたファイナンシャル プラナーの資格を持ち銀行で働いていた こともあり株などの投資不動産投資等は 普通にやっていたおかげで今は何不自由の ない生活をい私が動けなくなったら老人 ホームにでも入ればいいのだ息子たちが 心配することでは ないだが親心こらずとはよく言ったものだ 急に生がやってきてね母さん来月からこの アパートで暮らしていいだろうと言い出し た別に断る理由はないがなぜ急にそんな ことを言い出したのかやな予感がしたえ まあいいけど実は会社をリストラされ ちゃってさ父さんの遺産も残ってるけど 子供のためになるべく使いたくないんだよ 家賃節約のために少し値引きして使わせて くれ ないシにそう言われてしまうと私も甘い 仕方ないわね2DKで親子3人で暮らすに は少し狭いかもしれないわよいいのいいの 子供ができるまではワンルームで2人 暮らししてた時もあったしさ部屋の広さは 気にしないってわかったわちゃんとともこ さんと話し合ってねあなた1人で突っ走っ ちゃだめよ はーいシはこのアパートに住めることが 分かると私の部屋を飛び出していった都心 で駅地物件ともあって普通は15万で貸し ている部屋を息子のためと思い5万で貸す ことにしただが引っ越し初日に挨拶に来た とこが私に敵対心を向けてきた本日からお 世話になりますあらとこさん息子が わがまま言ってない嫌なことがあったら 相談に乗るからねはあじゃあ私たちに 関わらないでくださいやっぱり姑とが近く にいると生がだらけるので私の仕事が 増えるんですよねそうなの私から賞に行っ ておくわねそういうのいいですからとこは そう言うとペコっと頭を下げて行って しまった私はなるべく関わらないようにし ていたが大家として玄関周りを掃除して いるとどうしてもシやとこ孫に会って しまう孫がおばあちゃんと言って嬉しそう に走ってきてくれるので会うととても心が む私はとことも挨拶をして少しずつ心の 距離を近づけないかと努力したともこさん おはようございますおはようござい ますともこは聞こえるか聞こえないか わからないくらいの声で返事をしたそれは 1ヶ月経っても3ヶ月経っても半年たって も変わらなかったシたちが引っ越して半年 が過ぎた頃にスマスがやってきたするとシ がケーキの箱を片手にとこと孫3人で私の 家にやってきたそれ自体はとても嬉しい ことだが料理を用意してやってきたとこが つまらなそうな顔をしていたみんな来て くれて嬉しいわ部屋の中に入ったとこが目 を見開いてキョロキョロし始め たとこさんどうしたの私がそう聞くととこ は私を思いきり睨ん だなんか気分悪くなってきたので帰り ますそしてそう言ったのだ最初に慌てて ともこを止めたのはシだっ たどうしたんだよ何かあったのかいや本当 は朝から寒気があったのそれなら病院に 行った方がいいわね今日は周辺の病院は やっていないし祝日でもやっている救急 病院に連れて行ってあげる久々の運転と なるがとこのためなら何でもしてあげよう と思っただがとこは私の顔の前に手のひを つき出して拒んだいいですから帰って休め ば治り ますとこは孫にいい子にしてるのよと言っ て自分の部屋に戻ってしまった具合は悪い んじゃパーティーどころじゃないわねしも 孫ちゃんと部屋に戻ってとこさんを大事に してやりなさいあなたは夫であり父親なん だから私が帰るよを促すとシは少し不機嫌 そうな顔をして孫と一緒に帰っていった 久々にシとクリスマスを過ごせて嬉しいと 思ったがとこが体調悪いのでは仕方がない クリスマス来年もあるのだからその時 みんなで楽しめればいいな私はとこの苦悩 も知らずに呑気にそんなことを考えていた のだったその翌日だった急にとこが私の 部屋にやってきたともこさん隊長はどう 大丈夫ですまだ寝ていた方がいいんじゃ ないのかしら別に体調崩していませんし 昨日のは嘘ですから とこは不満そうな顔で言ったただ嫁が姑と を嫌っているだけとは思えず私はとこを中 に入れたとこさんお茶と紅茶どっちが好き かしら私がそう聞いたところそういうの いいです言いたいことだけ言ったら戻るの でと冷たい返しをされてしまった彼女を ソファーに座らせて私は対面に座布団を しいて星座をしたわかったわ話を聞かせて もらいましょうかお母さんは何なんですか 自分が親だからって偉そうにしてると思い ますとこの言葉に私は驚くどこが偉そうな のかしら変なことを言った覚えはないのだ けれどだってこのアパート小のものなのに どうしてあなたが大家みたいなことをして いるんですかしかも商人家賃0円で借り てるのにうちより広い部屋だし納得いき ませんあなた年金暮らしなんでしょ働か なくてもお金が入るくせに小に寄生しない で くださいとこは怒りに顔を歪めながら そんなことを言い出したのだえっとあなた の言っている意味がよくわからない わ困惑して今の言葉が全て聞き間違いなの ではないかそうとすら思えて くるだから年金暮らしの貧乏神は本当に 邪魔なのアパートから出て行けって言っ てるのよこのアパートはシのでしょなら 大家はシじゃないなのになんで昭和働い てるのあなたに搾取されてるとしか思え ないあのね大家は息子じゃないのよ えこのアパートは私が父から受け継いだ ものなのだからあの子に権利は何1つない のよだから私が家賃を払わないのは当然の ことなのよ逆に私がシから5万円の家賃を もらっているわそのことは知らない のとこは私の問いにすぐには答えられ なかった涙をボロボロと流して唇を噛んで いる私はそんな彼女に近づき抱きしめた あの子が何か嘘をついてあなたを苦しめて たのねごめんなさい私の責任だわ本当に 辛い思いをさせてごめんなさい ねいえごめんなさいひどいことを言って ごめん なさいとも子はずっと謝り続けていたもう いいよと何度言ったかわからない 少し落ち着いた頃私はお茶を持っていって とこに渡した飲むと元気になるわゆっくり でいいの何があったか教えてちょうだい しが急に会社をリストラされたって言って きたんですしお金の使い方が荒くて お母さんが亡くなったら遺産が入るから 貯金なんかしなくてもいいって言って毎晩 のように遊び回っていましたきっとそんな んだから会社でも不真面目に仕事して 切り捨てられたんだと思いますそうそれは ひどいわそれで将来お金が入るにしても今 時点の生活費とか教育費はどうするんだっ て言ったんですそうしたらこのアパート 本当は俺のものなんだって言い出したん です えでも今まで家賃収入入っていないのよね しが言うには俺は経済学を勉強してお金の 使い方はお前より俺の方が分かってるん だって言ってお金の管理は全部生がやって いたんですおかしいと思わなかった家賃 収入あるならどうしてリストラされてお金 に困ってるのかって私もそう思いました 聞いてみたらお母さんが今までシを育てた 恩返しとしてこの家賃収入を献上するよう に言われてるからってとこの話を聞けば 聞くほど頭が痛くなってきた でもこのアパートに来てから生活に余裕は 出ていないの全くですよだって私が最就職 してから全然家にお金を入れなくなったん ですよ生活費は家賃が浮いたからってい 理由で1円も出さず全部自分の小遣いに するって私がいくら言っても話を聞いて もらえないんです確かに私の収入でもやっ ていけますけど納得いきます私はフル タイムでせっせとてるのにあいつは短時間 のバイトですよ許せるわけないですとこが ヒートアップしたのをきっかけに私も一緒 に立ち上がってそんな息子に育てた覚えは ない許せないと叫んでいたはっとしたここ はみんなが住んでいるアパートだ上の貝の 人に声が響いていたら申し訳ないと思い 一旦口をつんでから声を抑えて続けた とにかく生をこのままにしておけないわ私 に任せて息子の不始末は母親である私が やり ます私がそう言うとまたとこは泣き出して 私に抱きついたお母さん今まで本当に ごめんなさいもういいのよあと私にも お母さんの手伝いをさせて くださいとこがそう言ってくれてなんだか 今まで敵だった人が仲間になった気分だ 実際最初から敵ではなかったのだがそれ から私は小の調査に繰り出した実は私年間 1000万の配当株を持っているとこと 一緒に更新所に行き100万円を出して 前金よ賞を1ヶ月監視してちょうだいと 言ったところとこが目を丸くして踊いた 更新所を出てからとこが申し訳なさそうに お金は私も出します出せる分だけになり ますがと言ったとこさんは一戦も出さなく ていいわ私の仕事だものそれにシからうち は資産かとか言われてないなんか株とか やってるってでも確かにアパート持ってる くらいですもんね余裕があって当然ですよ ねまさかがお金を持っている人ほど1円 だって馬鹿にしないものよそして使う時は 大事な時に使うの今みたいな時にねあなた は何も気にしなくていい わ少し格好つけてしまったかと思ったが とこは輝く目を私に向けていたせっかく 可愛い子と結婚したのにシは何をしている のだろうかそう思うとさらに怒りがたそれ から1ヶ月はとこに我慢してもらい私もシ の部屋の家事を手伝ったりしたそして1 ヶ月後更新所の結果が来て私もとこも声を あげて驚いた嘘でしょはあふざけんな あいつとこは怒りに燃えたかっており 私たちは写真などの証拠品を受け取ると すぐにシの部屋へと向かっ 入るとシは呑気そうな顔でテレビを見て ソファーで寝転がっていたその隣で孫が小 学校で出た宿題プリントの答えの穴を埋め ていた一旦孫には自分の部屋に行って もらい私ととこでシを追い詰めたねえシ これはどういうことな の私は写真を見せた写真は500枚以上 あったは毎日のようにキャバクラに行って いる写真だ時にはキャバクラの中で女性を 困らせているような場面もあっただがシは ヘラヘラした顔であはバレちゃったでも キャバクラだから浮気とかじゃないよ 女の子と飲んで楽しんでるだけそういう ことじゃないでしょ知っているのよ私と ともこさんそれぞれに嘘をついて自分だけ 楽して るってことあ私がそう言うとシは顔を 真っ青にさせたとこ母さんに話したのかよ だって納得いかなかったんだものあなたが 私がお母さんを嫌うようにしけてお互いが 情報交換できないようにしてたんでしょう けどそうはいかないわよなんだ全部バレた のかでも母さんなら息子の味方だよな俺 何か悪いことしてる自分のお金ので遊ん でるだけだよそのキャバ安い店でさ チャージ量3000円だから週くらいで 行ってる女の子には苦笑いされてるけど別 にその店のルールだし俺が楽しめれば十分 しょそこで私はテーブルをバンと叩いた私 はお前をそんな風に育てた覚えはないわ びっくりし た母さん怒っても怖くないしなどせいつか 母さんの金は俺のものになるし今まで 優しかったしは全部演技だったのかと思う と悔しくなるもうシを自分の息子だなんて 思いたくないだがこんな男に育ってしまっ ても私の息子であることには変わりがない このやり取りですでに決めていたあること をシに突きつけてやることに決め た私あなたと絶縁しますからこのアパート からも出て行ってもらい ますまたまた絶縁したところで親子の縁は 法的には切れない遺産は俺に入ってくる から問題ない だろう言っておくけどねここの家賃5万円 にしたわけじゃないのよあなたには5万私 の口座に振り込んでもらって残りの10万 は私が支払ってる状態なのよそれをあなた の銀行の口座りに変えますえいやそれは 分かりやすくうえるしに私はさらにこう 言った私はあなたにお金の大事さを何度も 伝えてきたわよねそんなドブにお金を 捨てるような使い方私は教えてないわする と今まで寝転がっていた賞が立ち上がった はあお前の教えなんて聞いちゃいねえよ 退屈な話ばっかりしやがって直近しろだ 投資しろだうるせえよ俺は今この瞬間1番 幸せだって思うことをするんだお前ら なんかに俺の幸せは邪魔させ ねえじゃあ今後も生活費は入れないのね 絶て入れない私はため息をつきとこに目を 向けたここに来る前に私たちはあることを 決めていたシがその態度であればそれを 実行するしかない 分かったわじゃあ離婚ね息子の神経は私が もらうから あシがすんと真顔になったところで私たち は孫を呼んでこの部屋を出たそして私の 部屋に避難して鍵をかけた当然シは 追いかけてきたしチャイムを鳴らしてドア をどんどん叩いているなので私は一度 チェーンロックをかけたままドアを開いた 何は話し合おう母さんごめんなさい許して シが目に涙を浮かべて懇願してきた子供の 頃しがいつもそうやってわがままを言って きて私を困らせてきたことを思い出す どんなに困った子でも私には可愛い息子だ だがもう大人の男として見るべきだお前は 父親としても夫としてもふさわしくない とこさんと別れてやるのがせめてもつない よ私もあなたを甘やかしすぎた財産を残し ていなくなると思わないことね私はそれ だけ言うとバンと扉を閉じたそれからドア の外からすすりなく声が聞こえたが私も とこも孫でさえも知らないふりをして放置 した翌朝になるとシはドアの前にいたどこ か遊びにでも行ったのだろうとこはその間 に自分の分と孫の荷物をまとめて家を出て 行った私は迷惑量としてまとまったお金を とこに渡した彼女は実家に戻るそうだ私も その方がいいと思うとこの実家はここから 車で30分だから遠いところではない孫は 学校を変えることになるだろうが詳しく 育ってほしいと 思うそれから私は小外の子供たちに生前増 よを行い持っている資産を全て妹に譲渡し た税金の支払いでかなり持っていかれたが 妹も不動産や株式投資をしている資産家だ 彼女にお金を預けた方が安心できる老後 資金の分のお金は残してあは年金暮らしを するだ昭和と言うと低い給料でアパートの 家賃が支払えるはずもなく安アパートに 引っ越していった自分で家賃や生活費を 賄わなければならないのでキャバクラには 行けなくなったらしいだが我慢できずに私 が再3借金だけはするなと口すっぱく言っ てきたのに高い金利で借金を追ってしまっ たのだそうだ最初のうは今までよりも キャバクラで散在して楽しんでいたらしい が徐々に苦しくなっていき返済で首が回ら なくなってしまったと聞いたそして他の兄 や姉にお金を貸してくれと頼んでいるそう だが私がみんなにこの次第を話しておいた ため誰も章を助けなかったもうこれ以上 甘やかすなというのがみんなの共通意見だ それから妹がこの先も大家としてアパート 管理して欲しいと言ってくれて私はただで 同じ部屋に住まわせてもらっている今まで 通り管理して好きな時間を過ごす私は散在 するような趣味はないのでゆっくりとした 老後を過ごせる だろうだが寂しいことはないたまにとこが 孫を連れて遊びに来てくれるようになった 一緒にランチに行ったりイベントごとでは 私をともこの実家に招いてくれてともこの ご両親と一緒に楽しい時間を過ごせている まさかとこと仲良くなるとは思っても見 なかったが人生何が起こるかわからないの はきっと何歳になっても同じなのだろう これからも自分が幸せだと思えることを 大事にしていきたい私にとってそれは大事 な人たちの笑顔 [音楽] だ旦那が失業しているのに旅行に来た気分 は どうママ友の1人が私にそう嫌みを言って きたどうやら私が無理して旅行に来たと 思っているのだろう確かにヤは失業したが 彼女には関係ないを見すままともに私は 苛立ちを覚えた私の名前はさこ35歳の パート主婦だ10歳の子供がいて午前中は スーパーで品出しの仕事をしながら家事を したりと忙しい毎日を送っている夫のタヤ は一般企業で課長職についていて私たち 家族は平和な毎日を暮らしていた息子も あまり手がかからなくなったし家族中も 良好だ家庭内では順風満々なのだが友人 関係である問題を抱えていたそれはママ友 の緑の存在だ私には息子が幼稚園生の頃 から付き合いのあるマ友が4人いる幼稚園 の時は息子の友人関係も変わればママ友も 変わっていたものだが小学生に上がって からはこの4人が固定メンバーとなった よく会うわけではないが私はそのうちの 1人弓とパート先が同じでもう1人のミは 違う職場でパートをしているみだけが専業 主婦だみはいつもブランドの服を着ており 髪も長いのに痛みがない持ち物や靴どれを 見ても高級品ばかりを持っている緑の夫の 希望で子供は金持ちばかりの環境ではなく 一般的な幼稚園小学校に入れたのだそうだ なんとなくで仲良くなった私たちだが月1 ペースでみんなでランチに行くのがとなっ ているだが緑は自分の夫が金持ちだからと 私たちを見下すような態度を取っていた 1人2000円もするランチに誘ってき たり緑以外が気に入っている1人 1000円ほどのレストランを庶民が好み そうな店よね安っぽい店なんて入りたく ないわと言って行きたがらないのだ結局 1500円前後のところで落ち着いている のだが緑以外は不満にいたそれなら緑と 友人関係をやめればいいとは思うのだが 私たち3人はみんな大人しいタイプだ私も 自発的に何かを発言したりするタイプでは なく緑が私たちグループの実質的な リーダー格となっていたまだ子供たちも 同じ学校に通っているしわざわざ揉める 必要もないと思い小学校卒業まで我慢する ことにしたのだあれは4年くらい前のこと だがどうしてもいいホテルがあるから 私たちを連れていきたいと言い出した見せ られたホームページはかなりお高めの高級 ホテルだった1人1泊あたり50万円だ 当然緑以外は無理だよと断ったうちの収入 じゃこんな高いホテルは無理よ泊まるにし ても1万円台がいいわそれだって十分いい サービスを提供してもらえるはずよ はあ私の行為が受け取れないっていうの ありえないんだけどそもそもなんでみんな パートしてるわけもっと旦那にしっかり 稼いでこいって強く言わなきゃだめよ旦那 の収入が低いのは妻の責任でもあるんだ からね今からでも出世させて早く1泊 50万円くらいポンと出せるようにし なさい よみはそういうが人それぞれ事情はあるし 頑張ったから出世できるというわけでは ないだろう緑の夫が金持ちなのは本人の 努力も大きいのだろうが元々が社長塞と いう立場であることも大きな要因の1つだ 緑にそう言われた私たちは不快な気持ちを 抱えていたすると友人の1人のうち弓が ある提案をしたじゃあ月々お金を貯めて みんなの分が溜まったら泊まりに行くって いうのはどう 月々1万円ずつ貯めれば4年ちょっとで 50万貯まるじゃないその言葉でみんなは 納得して緑もしぶしぶと言った様子で 仕方ないわねじゃあ有利な私があなたたち 貧乏人に合わせてあげるわよと言って話は まとまったのだったそれから毎月1万円を 出して最初に言い出したゆがお金の管理を してくれていたは昔の仕事していたそうで お金のことに詳しかった時折りどれくらい たまったよと教えてくれるので私たちも 安心して50万円を貯めることに成功した だが旅行の1か月前になってタヤの会社が 倒産してしまったのだ私は真中穏やかでは なくなり焦ってゆに連絡した悪いんだけど 事情があって旅行に行けなくなったのよ 預けている50万返してもらえないかな今 からならまだキャンセル量かからないよ ね大丈夫だけど何かあったの実は旦那の 会社が倒産してあそうなのね失業保険は 出るの急なことだからすぐに出るみたいで も私不安でそうだよねそんな時に旅行 なんて言っていられないよね分かったさこ さんのだけキャンセルするって伝えておく ね伝えるのは私がするわゆみさんにそこ まで迷惑かけられないしね私は電話を切っ てすぐにみに連絡した私たちが行く高級 ホテルにみはよく行っているそうで予約 などはみがしてくれていたのだ理由を説明 してキャンセルするということを話した ところみは笑いながら私を馬鹿にしてきた 旦那の会社が倒さ嘘です そんなことあるんだだっさい確かにさこ さんもまけな顔してるし旦那さんも同じ 間抜けなんでしょうねだから会社の倒産を 見抜けずにこんなことになってるん でしょうどうしてそういうことを言うの 社員のほとんどが倒産するって知らずに 働いてたのよその人たちみんなの前で同じ ことが言えるの言えるわよだだって私 あなたたちと違って裕福だもの貧乏人が何 を文句言おうが耳に入らないわみはそう 言って大笑いをしただがみはそれだけで なくああおっかしいでもさキャンセルはさ せないよホテル側にもキャンセルするって 言われてもしないでって言っておくから あなたが何を言おうと常連の私の言葉の方 を優先するに決まってるわせいぜい生活に 苦しみながら豪華な1日を過ごすのねそう 言って電話を切ってしまったのだそれから 私は友人たちに相談して3人で何度も緑に 私の分はキャンセルしてほしいと言った この中で1番年下で清美はもこの時は緑に さこさんがかわいそうですよと言ってくれ ただが緑は絶対に受け入れなかったどう やら私は緑に隙を与えてしまったようだみ は専業主婦だが家事代行サービスを利用し ていてやることがなくていつも暇だと言っ ていたきっと普段楽しいことがないから私 を困らせて面白がっているのだと思う私は 悔しくて泣いたタヤにすがりついて大きし ながら今うちがこんな状況なのに高級 ホテルなんて行けるわけないじゃないそう いうことをされるならお金のことは諦めて 欠席するわと言うとタヤは私を優しく 抱きしめて優しい声をかけてくれた俺の せいでこんな思いをさせてしまってすま ない仕事はなるべく早く見つけるよきっと 大丈夫だと思うだから君は気にせず旅行に 行ってきていいよ生活に困っていませんっ て態度で堂々と言ってきなよそしてタヤは 私たちの共有財産を渡してきた500万 ほど貯まっているがこれは私たちの老後の 資金として取ってあるものだここから少し くらい使ったっていいじゃん旅行なんだ から宿泊料以外にも色々とお金を使う だろうせっかくだから多めに持っていって いいよでも俺はね自分の妻が見下されて いるのが我慢できないんだよ失業したのは 俺なんだから俺だけを見下すだけなら許せ たけどねさこが辛い思いをしているなら俺 は妥しないよタヤはにっこりと笑顔を向け た何か考えがあるようだ私はタヤを信じて 1ヶ月後に旅行に行くと決意したのだった 旅行当日案の定みがニヤニヤと嫌な笑を私 に向けてきた旦那が失業しているのに旅行 に来た気分はどうお会いに様旦那は無事に 仕事が見つかったし貯金も多くあるから 問題なくみんなと遊べるわ旦那が多めにお 金を持たせてくれたの私のことは心配せず に今日は楽しみましょう私が笑顔を向ける とゆもミアもほっとした笑顔を向けてくれ た悔しそうな顔をしているのは緑だけだ 嫌味を言えなくなってつまらないのだろう その日はは観光地を回って美味しいものを 食べたり楽しい時間を過ごしたみはここに 何度も来ていると自慢気に話していたが 私たち3人は冷たい目で聞き流していた 観光を終えてホテルに向かうと驚くほど 綺麗で広い敷地に巨大ビルが立っていた 周りにいる人たちも高級そうな服に身を 包んでいてまるでここだけ日本じゃない ように思える緑は全身ブランド品で固めて いるが普段着の私たちには敷が高いように 感じられた緑がお嬢様で私たちは引きたて 役みたいなそんな劣等感を抱きつつホテル に入るとスタッフがとても礼儀正しく 出迎えてくれた緑だけでなく私たちにも 丁寧な対応をされるとまるで自分の格が 上がったように感じられるさすが1泊 50万円近くもするホテルは違うなと しみじみ思った最高の気分で料理を楽しみ 部屋についている露天風呂でゆっくりした 夜は4人でおしりをしていたが緑だけ早く 寝ると言ってさっさと眠ってしまった朝 起きると緑が部屋にいなかった私たち3人 は最初トイレにでも行ったんだろうと思い 先に朝食を楽しんでから部屋に戻っただが 緑はいないすると私のスマホに着信が かかってきた画面を見ると緑からだみさん どこににいるのえよやっぱりささこさんの じめじめした顔が見たくてきたのに楽し そうにしてるから最後に絶望させてやろう かなって思ってさじゃあ先帰るから残りの 150万払っといてねみはそれだけ言って 電話を切ったのだ私は呆れてしばらく何も 言えなくなってしまった緑が意地悪なのは 知っていたがまさかここまでとは思わなか ねえゆみさん私たちの集めたお金ってと私 が聞くとゆみは顔を真っ青にした緑が 代わりに払っておくからって言うから全額 緑の口座に振り込んだんだけどなんか カードで払うからって私のクレジットだと 限度額50万だから払えないでしょうって 言われてまさか持ち逃げするなんてあの人 本当に信じられない 残り150万ってことは自分の分は払っ たって こと最悪もう本当に緑との付き合い やめようかなここまで我慢してきたけど もう無理ゆみはそう言って涙を流して しまった怒った顔なんて1度も見たことが なかったみはも前から思ってたんですけど みさんってわがまますぎますよこんな幼稚 なでしてありえませんさこさんとゆみさん は年上だっていうのに自分が金持ちだ からって馬鹿にして私2度とあの人と会話 しませんからと大声で怒っていたここで 私たちは緑とは縁を切ろうと決意を固めた のだったでも本当にどうしようもう チェックアウトしなくちゃいけないのに 私たちの所持金を全部合わせても20万 程度だ 私も旅行用にと夫婦の共有財産から10万 ほどだけ持ってきたのだ150万円なんて 支払う余裕はないそこで私はあと思い出し たみんながどうしたのと聞く中私はすぐに スマホでタヤに連絡したあのさ実は緑がお 金持ち逃げして支払えない状態なんだけど 助けてもらえないかなするとは2つ返事で 了承してくれたタヤのおかげで私たちは 無事家に帰ることができたのだったそして 私が家に着いた頃にまた緑から電話が かかってき た今まだホテルにいたりするのお金払え なくて困ってるんでしょ警察呼ばれたりし なかっ たみは八早に質問を重ねたので私は事実を 述べた今ちょうど家に着いたところよ 嘘つかなくていいのよ支払えないのに 止まるなんて恥ずかしい人たちよねまあ私 の分だけ先にホテルに預けておいたから私 だけは問題ないんだけど ね私たちが本当に支払えなかったらきっと ホテルの人たちはこう思ったでしょうね 常連のみさんお金を持っていない人を連れ てきたのに自分の分だけ払って逃げたんだ なってなよ困っていたら助けてやろうと 思ってホテルの近くで待っていたのよ じゃあ問題なかったってことで私も帰る わ待ちなさいよ私たちが本当にお金を 支払えたと思うの払ったから家に帰れたん でしょじゃあ誰が払ったって言うのよ あなたの旦那さんですけどはあなんで旦那 が出てくるのよあなた私の旦那の連絡先 すら知らないじゃない私の旦那があなたの 旦那の会社で働くことになったからねうち の旦那に連絡したらすぐに対応してくれた の よあんたの旦那が会社が倒産するまで何の 対処もしなかったまけな男がどうしてうち の旦那と知り合いになれるのよ私の旦那と あなたの旦那実は大学時代の友人なのよ1 ヶ月前あなたが旅行に行けないっていう私 に絶対キャンセルしないって言った時にね 旦那が本気になったのよあの人私が苦しむ と力を発揮してくれる人だったみたい前に あなたの旦那から一緒に仕事をしない かって誘われていたのを1度は断ったんだ けど今回のことで連絡を取ったみたい あなたの旦那すぐに面接の予約を入れて くれてねタヤは無事に採用されたってわけ そんな旦那同士が知り合いだった なんてあなたの旦那すぐにホテル側に事情 を説明してくれてね私の口座に必要な分の お金を送金してくれたのよみは驚いている のか何も言い返せずにブツブツと呟いてい たえ嘘どうし てそういうわけだからそのお金は旦那さん に返しなさいよ私は行って電話を切った その後みは夫と共に私の家にやってきて 謝罪しに来た特に申し訳なさそうにして いる緑の夫は申し訳ありません妻には2度 とこんなことはさせないと言い聞かせます ご迷惑をおかけしてすみませんでした今回 の宿泊量はこちらで持ちます不快な思いを させて本当にすみませんと言って深く頭を 下げて封筒を差し出してきたこちらが恐縮 してしまうほどだ封筒の中身は50万円だ 実際の宿泊料金は48万円なのだが緑の夫 が気を聞かせてくれたようだ私は今までみ には嫌な思いをさせられてきたからか遠慮 せずに受け取れたいえこちらこそ助けて くださってありがとうございます私たちは とりあえずみさんとの交流はしないことに しましたでも子供たちは仲良くしているの でそこに干渉するつもりはありません私が そう言うと緑が私をギロリと睨みつけた 子供に何かあったらただじゃ済まさない からあんたはいいよね本当だったらお金を 出してくださいって言って土下座するのは あんたたちのはずだったのよあんな高級 ホテルで恥を描いたら2度とああいう場所 に行こうなんて思わないものね緑が騒ぎ 出すとみの夫が怒ったやめないかみは平然 とまだ私を見下すような顔をしていたので 私は1つ質問をしたみさん4年前のこと 覚えてる最初に私たちにこのホテル行こ うって言ってくれた時その時もあなたは 自分が金持ちだからって偉そうな態度をし ていたけどそれでも私たちにいいホテルだ からって最高の気分になれるよって言って くれたよねけど今は私たちにあのホテルで 恥を描かせたかっただけみたいに感じたわ 私たちあなたに何か悪いことでもしたか なわからないあんたたち貧乏人が偉そうに 私に色々言ってきたのが悪いのよ旦那が 失業したか知らないけどそんなことで ホテル行くのやめるとか本当考えられない わそう元々私たちは合わなかったのかも しれないねけどこれだけは言わせてねもし あなたと同じレベルの人と一緒にいても あなたが自分より隠しだと思った人を 見下していたらみんなあなたから離れるよ 今の私たちみたいにねそのことは忘れない でみは最後まで私に不満げな顔を向けて おり緑の夫が無理やり彼女の頭を下げさせ ていた謝罪する気のない人に頭を下げて もらっても嬉しくありませんもう帰って いただけますか私がそう言うと緑の夫は 最後にもう一度謝罪をして帰って行ったの だったそれから緑夫婦は弓や美のところへ 行って頭を下げたらしいだが緑だけは最後 まで不服そうな態度だったそうで2人は 絶対に許さないと言って謝罪を突っぱねた そうだそれからみ夫婦は離婚したみんなの お金を持ち逃げしたことや反省の色が なかったことで緑の夫は真底愛が尽きた らしい緑は最初こそ離婚に応じなかったが 緑の両親が事情を知って無理にでも離婚を させた後実家も感動させられたそうだ1人 になってからも金持ちだった時の習慣が 抜けずにすぐに貧乏になってしまったと 友人からの噂話として聞いた歴もなく 高飛車な緑はバイトを始めたそうだがの 人間関係を悪くしてしまうのですぐに首に なってしまうのだそうだ自分の態度を反省 して心を入れ替えて欲しいと思うがもう私 には関係のない話だ緑がいなくなってから 私たち3人は前よりも明るく過ごせるよう になった特に変わったのはミだ今までは 聞き手に徹していたのに自分のことをよく 話すようになれて良かったと思う月1の ランチもみんなが気に入っている店に 行けるよになった旅行もみんなが行ける 範囲の旅館を選ぶようになったので年に 1度のペースで十分満足できるプランを 楽しんでいる彼女たちとは息子が中学生に 上がってからも仲良くしていきたいと思う そして今回私を助けてくれたタヤには心 から感謝しているタヤは今の職場で ぐんぐん成果を上げていっているようで 収入も前の職場より増えただからと言って 私は気を緩めることなくパートを続けて いるまたタヤに何かあった時私が支えたい と思うからだたと息子と3人の温かい家庭 を守り続けたいと思うのだっ た私の名前はゆかは明り今年35歳になる 独身オーエルだいやオーエルと言っても私 の仕事は在宅ワク一応クライアント企業と 契約して仕事をしているから私も とりあえずここでオフィスレディという ことになる一応自分でそう決めておき私 だって今は一生懸命働いてるんだと自分に 言い聞かせてなんとか落ち着きこれからの 将来を少しでも明るいものにしていこうと せっせせっせと努力を重ねているというの も私はその昔かなりのニートだったわけだ 就職もしたくなくずっと家に引きこもりっ ぱなしの私もちろんそうなったのには理由 がありちょっと待ってよどうしてどうして 私がいるのに他の人と付き合うのうっせえ なじゃあはっきり言ってやるよお前にもう 飽きたからだようんじゃなこんな感じで 過去の恋人に捨てられたから私にとっては 本当に初恋に近いほど彼のことを本気で 愛し交際当初からその別れる時までずっと 彼に尽くしてきたのだ なのに彼には新しい恋人ができそれまで ずっと付き合ってきた私を簡単に捨てて しまったそもそも彼の方から私に告白して くれて君のことを愛してるよ君なしじゃ もう生きられないんだこれから2人で 明るい将来を築いていこうそんな優しい ことを散々言ってきてくれていたのにその 優しい言葉は全て甘いざれごと私を利用 するためだけの彼のわがままそれに違い なかっ たそしてその時から私は軽い人間不審に なってしまい精神的に不安定になりがちで 当時務めていた会社を休みがちになって しまった失恋したOLの1人旅行なんて 言葉はよく聞くがあれは本当のこと女性は 本気で愛した人にそうして裏切られ1度で も人生や恋愛で挫折してしまうとそれだけ で心が壊れてしまう心が壊れたらその影響 は体にも出てそれまで続けてきた生活が 一切できない何もかもが一変して自分が なくなってしまうそんな状態になるものな んだ私はこの時初めてそんな挫折を味わっ た世界の終わりとも言えるほどのそんな 深い 落胆もうだめこのままじゃ私ない周りの人 にも迷惑をかけちゃうだけだそんなこんな で精一杯努力してみたがなんとか元の生活 に戻れるよう踏ん張ってみたがやっぱり ダメだったそう私にとっては初めて本気で 愛した人だったからその人に裏切られた ことでもう私は誰とも付き合えない結婚 なんて夢のまた夢だそう思っしまうように なりその挙句人生そのものに希望を 見い出せなくなってしまっただから会社に いても仕事が全く手につかないようになり 周りに迷惑をかけ続けるだけでこんな自分 ならもう会社にいない方がいいそう思い その会社を辞職することに決めたの だ私が当時その会社でしていたのは経理の 仕事だから別に私じゃなくてもいいの誰に だってできる仕事だから私がそうして辞職 願いを提出した時わかりまし たそんな形で簡単に受理されて私はとても スムーズに退職できた少しは君がいないと ダメなんだ残ってくれないかなんて 引き止められるかなとも期待したのだが そんな展開は1つもないこの時にまた私 って社会にも必要とされてないのかな なんて自分勝手に落ち込んでしまいその 挙句家から外に出て社会に溶け込んでいく のも嫌になってしまった極度の甘えん坊 症候群自分のことをそんな風に呼んでいた 私だがこれは実際その通りだったと 思うその頃はまだ母親が生きていたのも あり私はずっと実家にこもって母親に甘え 自分の気の住むまで慰めもうと必死で母に 悩みを聞いてもらったりしていたでもその 母がつい先日ずっと患ってきた寿命を悪化 させて亡くなってしまった お母さん私はまた人生での挫折を味わって しまい極度に落ち込み自分の心のより所を なくしたようになって しまう確かに私には1人だけ妹のりがいた だがゆえはこんな私とは全く性格が正反対 で心が強く落ち込むということがほとんど ない逆に心が弱い私のことをいつも馬鹿に してきただからゆりえは自分の母親が 亡くなっても本当に涙1つ流さなかった 一応葬儀には来ていたが他のことは全て私 に押し付けて自分は外で遊び歩く母が 亡くなったことを全く悲しんでもいない 様子一体あの子どんな神経してるのよ私は 母親あこで育ってきたから余計にそう思う のかそんな妹の精神力というかあり方その ものが全く理解できないそんな恐怖すら 覚えたもの だそして母が亡くなったこの日以降私は 人生の奈落をさらに味わうことになって しまったあお姉ちゃん 実家うっ払ってお金に変えといたからさ お姉ちゃんもその家から早く出ていってね は は本当に真底から驚いたこの実家の権利証 をゆりえはいつの間にか盗み出しており私 の全く知らないところで不動産屋と話を つけこの家を売ってお金に変えることを 自分1人で勝手に決めていたのだ私はその 頃少しだけ気力を持ち直し就活に走り回っ ていたことから実家を開けることが多かっ た時にはビジネスホテルに泊まったりもし て何日か家を開けることもあったので妹 から話を持ちかけられた不動産屋はきっと 姉の私にもちゃんと話がついているものと して売却の手続きを全て済ませていたの だろうかちょちょっとそんなことなんで 勝手にしたのよあんたは当然私は怒ったで も私が怒ったって妹はまるで同時ないはは 何怒ってんのお姉ちゃんずっと家を開けて たんだからその家もう必要ないんでしょ そんな古ぼけた家なんかずっと置いて たって何の意味もないじゃないそれよりお 金に変えて少しでも将来のために役立てる のが特撮 でしょう実はゆえは少し前から大企業に 務め始めていた私のステータスとは大違い 都内でも有名なIT企業で確かに有江は昔 からIT関係の仕事をしていたのもあり IT関連の資格もたくさん持っていたこと からその辺りが評価されて大企業に入れた のかもしれないでも実際に話をよく聞いて みるとその企業の社長の息子いわゆる音像 士のハートを痛めたのがきっかけでその音 雑士のコで入社できたというのが本当 らしい私はどちらかというとジみこだが妹 は外見も私と正反対でとても美人きっと その音像師もその辺りに目をつけて妹に 言い寄られたのをきっかけに交際が始まっ たそんなところだろうそしてゆりえが実家 を売った理由は今度結婚するからその資金 のためにお金が必要だったとのこと全ては 自分で動いていた私の妹自分の妹ながら なんてひどいやだと私は怒り浸透でも やっぱり私がいくら怒ったってゆりえは そんな私を馬鹿にするだけずっと母と一緒 に暮らしてきたこの家をそんな簡単に売る なんて私は怒りの気持ちを覚えながらも 悲しみが同時にやってきてこの時ゆりえと 絶縁することを本気で思ってしまった そんなこんなで本当に実家をなくして しまった私は仕方なく都内に見つけた安 アパートを借りそこに住むことになった キッチンもリビングも襖も床もボロボロ で掃除しなきゃと思ってみても実際満足に 過ごせる部屋になるかどうか怪しいそんな 場所が私の第2のすかとなったのだそれ から1年が過ぎた妹からの連絡は一切ない 風の噂によれば妹はあれからすぐに結婚し たらしいでもはめから見ればニート生活を 抜け出せないジみこそのままの私にあの妹 が結婚式の招待状などを送るはずもなく おそらく私の存在を隠したままあの音像師 と結婚しているのだろうでも私はもう妹と は絶縁した気になっている もちろん法的に席を抜いたわけじゃない からこれは私の勝手な妄想には違いないの だがでもそう決意したことで私は本格的に 第2の人生を歩み始めたと自分で思える ようになりその日から私は自分の人生を なんとか華やかなものにしようと一生懸命 働いたのだま働いたと言ってもそれまでの 延長で在宅ワークでもその在宅ワークにし てもうまく仕事を選んでいけばかなり 稼げるものなのだありがとうございます 今後ともどうぞよろしくお願いいたし ます私は今いくつものクライアントと契約 しながら仕事をたくさん依頼されできる 範囲ではあるがこれ以上ないぐらい働き 続けたそうしていくうち貯金もだんだん 増えてくれてこの分ならもう少しマシな アパートへかもと住まを変えることが できる目処もついた私は自分なりにだが だんだんと裕福になっていっ たよし今日もいっぱい働くぞそんな充実し た生活を送っていた最近のこと私の元に 中学の頃同級生だった山田純司君という彼 からよく電話がかかるようになっていたい 今大丈夫 うん大丈夫だよいつもこんな挨拶から 始まり大体いつも2時間から3時間ほど 喋っていた 私たちその内容はバリーな状況するのに金 がなくてさこんな俺でも住めるような アパートを結構探し回ったんだけど なかなか見つからなくてさ本当お前がいい とこ教えてくれて助かったよと言うもの そう私は本当にもうすぐ引っ越しをする 予定にしておりその後空室となるこの部屋 を一応彼に紹介してみたのだこんな安 アパートでも結構入居者の倍率は高い らしい私がここに入れたのは運が良かった とも言えるのだろうかアパートの内装は こんなだがここは結構立地が良くて駅近だ しスーパーは最寄りにあるしコンビニも あるしその上家賃が破に安という特典付き でその辺りに目星をつけて入居してくる人 がかなり多かったのだ山田君は来年の春 からこのアパートからすぐ近くの会社で 働くことになるらしい山田君の実家は都内 からかなり外れた郊外にありその実家から 会社へ通勤するのはやはり無理なようで たえボロくてもこの界隈で秋アパートが あるというのは本当に彼にとって ありがたいものだった らしいそしてそれから時が過ぎ年をまいで 春が来た相変わらず妹からは一切連絡が ないでもこの頃になると逆に私はその方が 生生するようになりやっとあんなろでも ない妹の独から脱出することができたわ なんて1人微笑んでしまうことも多く とにかくゆりえとは今後もう2度と関わり たくないこの気持ちで心がいっぱいになっ ていたそして4月に入ってすぐ山田君が うちに来たおおなかなかいい部屋じゃん なんだよ大げさにボロいボロいなんか言う からもっとひどい佇まいなのかと思っ ちゃったよ上等上等そうよかったまあ ちょっとは私がちゃんと掃除しといてあげ たからその分ちゃんと住みやすくなってん のよ私に感謝しなさいよ ははあかり様感謝するでござい [笑い] ます山田君はとても明るくて面白いでも 中学の頃はとても手のつけられない不良 少年で界隈でも有名になっていたほどそう いう友達といつもつるんでいた山田君は その連れ仲間の間でも一目置かれていた かなり喧嘩も強かった様子そんな山田君は なぜかその頃からが私に優しくしてくれて 多分クラスの女子の中で1番私は彼に 近かったそう言えてしまうほど私と山田君 との関係は結構良好だったでも山田君は 中学卒業と同時に実家へ帰ってしまった からその後はずっと連絡が取れないでいた そのうちそれぞれの人生を歩み始めたのも ありお互い生活の多忙でますます疎遠状態 になっていた そんな状況でもあったから少し前に彼から いきなり電話があった時は結構驚いたでも もう半分はやっぱり嬉しかったな同級生と いうのはやはり特別な絆で結ばれている 正直私にとっては実の妹のゆえより山田君 の方が近しい関係に思え安心もできずっと そばにいても疲れないそんな特別な感覚を 覚えることもできたんだ 私はそんな彼に少し惹かれていたところが あったでも彼には中学校の頃から恋人がい たので私は身を引くしかなく少し未練を 残しながらも彼のことを私の心の中の 思い出にしていた今でもそれはいい思い出 でも本当にいいのかよここ俺がすんじまっ てお前行くとこあんの か私はまだ彼に自分の次の引越し先のこと をはっきりとは伝えていなかった大丈夫よ ここから一駅離れたところに新しい アパート見つけたからさそこも家賃が結構 安くて駅家だし住む分には全然困らないし よかったらまた遊びに来てよあでもお仕事 の方が忙しいかな私はこの時少し山田君が 多分今でも付き合っているだろう彼女の ことを思い出してしまったあんまり深入り しちゃいいけないそう思ったのだでもこの 時同時に私の心はまた揺れてしまった今 までの挫折続きの人生できっと心が寂しく 疲れ果てていたんだろう今目の前にいる 山田君を見てつい甘えたくなってしまった そして行けないとは知りながらもふっと 聞いてしまった山田君さ前に付き合ってい た彼女いたよね彼女元気もしかしてもう すぐ結婚するのか な軽い調子でそう聞いてみたでもこの時 意外な言葉が返ってきたのだん ああ瞳のことかあいつ去年のくれに 亡くなっちゃったんだ え一瞬しさが辺りを包み時が止まったよう に思えた亡くなっ たって本当あの時はもう人生のどん底だっ たよ以前と変わらず明るい山田君だった からそんなこと全く予想だにしなかった 聞いちゃいけないことを聞いてしまった この罪悪感というかやりきれない思いが その時私の心を取り囲んでいたごごめん なさい うんそんな顔すんなって大丈夫だよあいつ は今でも俺の中でちゃんと生きてるから さ山田君はやはり明るく私にそう言って逆 に慰めてくれたそれから数年後私はとっく に新しいアパートに引っ越していた なかなか快適で1人で住むにはもったい ないくらいの綺麗なアパートそんな新しい 生活がスタートしてしばらくした時また 山田君から電話がかかってきたよう悪いん だけどさ明日1日だけうちのアパートに来 てくれないか 俺ちょっと会社の用事でどうしても出 なきゃいけなくなってさ頼むよもしかし たら実家から電話がかかってくるかもしれ ねえんだ山田君はあのアパートの部屋に私 にいてもらいもし実家から電話がかかって きたら受けてくれないかと頼み込んできた 山田君は携帯電話を持っておらず実家から 自賛した固定電話で連絡のやり取りを ずっとしていたそのうちすぐ携帯電話を 買わなきゃななんて言いながらも今は仕方 がない私はずっと在宅ワークだからその日 彼のアパートで留守番していても全く問題 ないだからうんいいよあその代わり今度 何か奢ってねと言って心よく引き受けて あげたそしてその日私が以前に住んでいた アパート今は山田君の部屋だがそこに自分 のパソコンを持ち込み留守番しながら ずっと仕事をしていたこんな時でも在宅 ワークは ありがたいとしていた時だった え私の携帯に着信があり見ると相手は妹の ゆりえもう2度とかけてこないだろうと 思っていたあのゆりえがこの日に限って いきなり電話してきたの だヤッホーお姉ちゃん生き てる相変わらずの挨拶でそれからまた私を 馬鹿にするよう嫌みのオンパレードそして ねえ今からお姉ちゃんのアパートに行って いいいいよね言ってなかったと思うけど私 今娘いるんだよね愛かっていうのだから お姉ちゃんにも合わせてあげようって思っ て さそう言って強引に電話を切った来る つもりだ妹ながらもうその腹は読めている 貧しい私の孤独な生活をその音像師と一緒 に見に来て笑うつもりだろうそれから百江 家族はすぐにやってきたうわあ相変わらず すんごい部屋ね 汚ない本当よくこんなところで住んでるわ ねお姉ちゃん部屋に上がってきた途端 いきなりのばり雑言でも私はもう心の中で 妹とは絶縁しているからゆえが何を言って もほとんど同時ない雑師である夫のシジ さんもさすがにこんな妹を嫁にもらうだけ あるのかずっとニヤニヤしながら心の中で 私を馬鹿にしていたようだ本当は電話して きた時点で断ろうと思っていたのにもう 2度とかけてくるなと言おうと思っていた のにあれからずっと連絡を取っていなかっ たから妹は私が今引っ越していることを 知らないだから今でもこのアパートが私の アパートだと思い込んでいるのだろうでも 私は新しい住所をもう妹には教えたく なかったから何も言わなかっただから今日 仕事忙しいからさ適当に早く帰ってね面と 向かってきっぱりそう言ってやったすると それが気に食わなかったのかちょっと そんな言い方ってないんじゃないの何よ こんな負け組の生活してるくせに さゆりえはいきなりそう言って私に絡み 始めたそしてさらに娘のあかちゃんだが この娘というのがまたしつけがなってい ないのか狭いこの部屋の中で暴れたい放題 ちょちょっとあかちゃんそんなに誇り立て ないで静かにしなさいそう言ったところ ゆりえは急にヒートアップしちょっと そんなこと言っちゃかわいそうでしょ子供 ってのはねのびのびと育ててあげるのが 一番大事なのよまあ子供がいない お姉ちゃんには分からないんだろうけど ねそれからが大変だったのびのびとさせ すぎて愛花ちゃんは部屋の襖を手で破るし 棚に置いてあるものは床へ落とすし部屋を 荒らしたい放題荒らしてくれたそしてなん とちょっと何してるの よふと目を離した隙にあかちゃんは テーブルにあったハサミを手に取りそれで 電話の行動を切ってしまったのだ下手 すりゃかなり危険なことでもそんな様子を 見てさえゆえ夫婦はこら何してるの愛花 ちゃん は全くしょうがないやつだ なあそんな感じで笑っているのだもういい 加減にして よ私は本気で怒ってしまいそれからすぐ妹 家族を追い出した何本気で怒ってんのよ ばっか みたいゆりえは最後までそう言って私を あわいそのまま帰っていったはどうしよう これでもそれからすぐ有江夫婦には悲劇が 振り かかるなんだとそんなことしやがったの かこの一部重を全て報告したら山田君は 最後まで聞かないうちに激怒まあ当たり前 のことだ山田君はそれからすぐ自家談判に 行くために私から妹夫婦の住所を聞き出し 中学校の頃の仲間をかき集めゆりえ夫婦の 元へ乗り込んだそしてあたり構わず こっぴどく怒鳴り続けたおうこらお前ら俺 の部屋で好きかってしてくれたみてえだな どう弁償してくれるんだ ああえどういうことあの部屋お姉ちゃんの 部屋でしょああバカかお前今は俺の部屋な んだよこれまでの一部獣のことを知った 百江夫婦は真底から震え上がったようだお お姉ちゃんごごめんなさいすすすみません すみませんでしたすみませんですんだら 警察はいぬんだよこのボケは はい山田君は妻を私の元へ連れてきて徹底 的に追い込んで土下座までさせてくれ私に 謝るようにとまた怒鳴りつけてくれた そして壊したものは当然全て弁償おかげで 電話も新しいスマートフォンに変えること ができたのだこの時愛花ちゃんは幼稚園に 行っていたのでこの状況は知らないそして それ以降百江家族は2度と私に失礼なこと をしないようになってくれたまあよっぽど 懲りたんだろう姉妹と言ってもそれぞれに 人格があり性格も違い考え方も違いその せいで細かなことで喧嘩が絶えないことや その人生生き方そのものが違ってくること もあるでも人としてのコミュニケーション を取る上で最低限のルールやマナーは守ら なきゃいけないそれは簡単なこと自分にさ れて嫌なことは相手にもしない 自分にされて嬉しいことこそ相手にもして あげるこの常識が備わっていなければどれ だけ高いステータスを持つ人でも人間とし ては最底辺のレベルにある人それが妹の 人生を見ていてよくわかるでも不思議な ことだが山田君との出会いを踏まえこの ことがあってから私とゆえの中は以前に 比べて少し良くなったみたいあが聞いて くれたそんなところかもしれない山田君が あんなにしっかり怒ってくれたことで 遅ればせながらゆえもその夫のシジさんに もこの義足というものが改めて植えつけ られたのか周りの人に配慮しながら自分の 主張を抑えるようになってくれたこんな ことも時としてあるよう だ私の名前はと30歳というに金手より 付き合っていた3歳年の正典と結婚した 正典とは社内恋愛彼は私より2年先に入社 していた先輩で仕事もできて後輩の面倒み がよくみんなの人気者だった彼と交際をし 始めた当初は周りのみんなに羨ましがられ たほどだ当時共に働いていた会社は白球 だったため私たちは結婚意識するように なってからそれぞれ違う会社に転職お互い 安定してきたところでコイン届けを提出 する運びとなった2年の交際を経てゴール インした私たちはいずれ子供ができた時の ことを考えて新築で3LDKの分場 マンションをボーナス払なしの35年 ローンで購入ローンの支払いは私より稼ぎ のいい正典が名義人となった晴れて結婚 生活がスタートした私たちだったが財布は 別にすることになったそれはマがしてきた 提案だが私は何のたいもなくOKした 私自身ネイルやファッションにお金を かけることが好きなのでマの給料から出す のが申し訳なかった気持ちがあるそれに 自分で稼いだ給料の方がなんとなくご褒美 感があるものだ一緒に住むようになって から主にローンや高熱費はまのが食費や 日用品などは私が出すことにしておりあは お互いの自由に使うことになっていた自由 に使うと言ってもいい大人だしある程度は 貯金するだろうと考えて子供ができたら その時は改めて家族のお金の使い方を 決めようと約束したつまり私は正典がどれ だけ稼いでいるのかは具体的に知らないで も3LDKのマンションの審査に通る くらいだしそれなりにあるのだろうなとは 思って安心していたしかし結婚してから2 年がつ頃突然家に特上が届いたローンの 支払いが滞っていることを知らせる頼りだ 固定費に関してはマに任せていたため特上 が届いたことに私はびっくりしたねえノン の支払いちゃんとやってるよねえ当たり前 だろああちゃんと引き落としされてなかっ たんだな後で口座に入れとくわ口座に入っ ている金額が足りなかったのだろう そんなことあるのだろうかお金にルーズな 印象はなかったけれど結婚してから分かる ことだってある私はこの際だから自分の 給料を少し手渡すことを提案した 引き落としがうまく行かないことがない ように口座に入れておいてほしいと月に 5万ほど渡すようにしたこれならさすがに 支払いが滞ることもないはずだそんなこと より最近はがやたらと遅い私は夜7時には 帰る毎日なのに正典は遅いと日をぐことも ありせっかく一緒に暮らしているのに私は ほとんど毎日夕ご飯を1人で済ましている それに月に数回2泊3日で出張にも行く ようになり新婚なのに寂しい気持ちで いっぱいだっ たもう少し早く帰れないかと相談したこと もあったが俺の仕事内容はわりのやがい ないんだとか入社してそんなに立ってない し先輩上司より先に帰るわけにはいかない んだとかそんな風に言うので仕方ないこと なのだなと諦めた昔のように同じ会社に 務めているわけではないので詳しいこと までは分からないま休みが会えばお出かけ にも連れて行ってくれるし家事もやって くれるから帰宅が遅いこと以外に不満は 特にない私も人で過ごす時間は嫌いじゃ ないから映画を見たり読書をしたりして彼 がいない寂しさを紛らわせることにし たしかし待たしても特そ上が届いたのは その半年後のことだっ たさすがに私は不安になり正典を問い詰め た2回も特長届くなんてありえないんだ けど私からも毎月多少なりともお金渡し てるの にはえらないでたまたまだよこれから ちゃんと確認するからと言ったこのままで はこのマンションに住めなくなってしまう かもしれないこの際だから夫婦の財布を 一緒にしようと言ったが正典は断固として 拒否通帳見せてと言ってもどこにやったか 覚えてないなどとげないことを言いながら 話をそらそうとしていた拉が開かないので 話し合いは諦めとにかく彼をじしかなかっ た後日仕事を終て帰宅すると正が家の中に いた平日だしいつもならまだ仕事の時間な はずなのにとりあえず早かったねと声を かけたが返事がない何か様子がおかしいと 感じていると嫌な予感は正典の言葉ですぐ に中したとごめん俺この家の続けられねえ わ正典は思いを開いてそう呟いたえどう いうこと急にそんなことを打ち明けられる とは思っていなかった収入はある程度ある だろうに一体どういうことなのか私は状況 が理解できず困惑し た彼の言文によると仕事は頑張っているが そもそも不合性で最近は業績不信で給料が 下がっていた このままだとまずいと思っていた時に ローンの特上が届いたからもう住み続け られないと思ったのだ そうもしかしたらマの給料でこの マンションに住むのは背伸びさせすぎてい たのかもしれない結婚してすぐ新居はどこ にしようかと話し合っている時に私が両親 が大好きだし義理の両親もよくしてくれて いるからとお互いの実家のちょうど中に あるこのがいいとわがままを言ったのだっ たでもさ私少しお金渡してるよねそれでも 補えないってことな の正典は俯いたまま黙っているどの支払い もできないくらいお金を使うなんて一体何 に使っているのだろう か夫婦で財布を別々にしたまま過ごしてい たのがいけなかったようだと私は後悔した でも今更何を言ったってしょうがない ローン払えないならとりあえず引っ越そう そしたら生活も楽になるよね私はもう少し 家賃の安い家に引っ越す提案をした せっかく購入したマンションを手放すのは 惜しかったが生活がままならないなら仕方 がない夫婦には困難なことがきっとこれ からもたくさん待っているだろうしこうし て乗り越えていけばいいのだ元はと言えば 他人同士なのだから金銭感覚をを すり合わせていくしかないだがマノの顔に 笑顔はなかった暗い顔を捨てた行まじりに こう言ったそういうことじゃなくてさ悪い んだけど離婚して ほしい正典はテーブルに記入済みロリコン 届けを出した私の記入する部分だけが空白 になっているということは前から用意され ていたということだ急に離婚まだ結婚して 3年しか立っていないのにどういうことえ 急に何言ってるの2人で乗り越えていけば いいじゃん私そこまでマノを追い詰める つもりないよいや正直もうお前のことは何 とも思ってないごめんあとこの家はもう 売り払うから明日にでも荷物まとめて出て いって俺も荷物まとめてあるからすぐ出て いく は信じられないことばかり話してくるので おかしくなりそうだ話に夢中で気づか なかったが言われてみれば視界にマノの 私物はもうほとんどない別の部屋にまとめ てあるということ か一晩中説得を試みたが正典は心心にあず といった様子で私の言葉を受け止めては くれなかった離婚の意思が硬いのを感じ私 はなくなく離婚届けにサインをし提出する ことになった 納得はいかなかったが私ももう33歳いつ までも元夫に未練たらしくすがりつくわけ にもいかないし子供を無には高齢になる ほどリスクが高くなってくる気持ちを 切り替えて早く前を向きたかったため競技 離婚として終わらせることになった正典と はもう連絡を取り合う理由もないし今後 会うこともないだろうお前のことは何とも 思ってないなんて言われたのだから忘れて しまった方がいいんだそう考えるようにし たそしてあっという間に短い結婚生活が 終わってしまい私は1人暮らしをすること になっ た離婚後ショックを引きずる前と必死だっ た私は引っ越しや離婚手続きに追われ ながら仕事にも打ち込み忙しい日々を送っ ていた離婚する時に持ってきた荷物ですぐ に使わないものはボールに入った状態で 押入れに突っ込んだまま時は流れいつしか 離婚から3年が経ってい た正典と別れてから途方にくれていた私を 同僚の勇気が支えてくれてい た落ち着いた頃に交際を申し込んでくれて 私とゆきは恋人として過ごすようになった ともみ今日仕事終わったら家に行っていい かちょっと残業するから遅くなるかもしれ ないけどもちろん私上がりだから部屋 片付けておくわゆきは優しく穏やかでいつ も私を笑顔にしてくれる人だ離婚の傷も 勇気のおかげで少しずつ言えてきている この人とならきっと円満な家庭を気付け そうだと感じてい た勇気が家に来るというので職場からチキ して散らかった部屋の掃除を始めたその時 ふと引っ越しの時に整理してなかったダン ボールの存在を思い出した押入れにしま いっぱなして全然開けていない片付け なきゃいけないなと頭の片隅にはあったが 単純にめんどくさかったのと正典との若い 思い出を掘り返すのが嫌だっ た胃を消してダンボールを開けて整理をし 始めると正典のものと思われる小さな ノートが曲りこんでいるのに気がついた 何気なく中身を見ているとそこには女と 親しげによりそうマノの写真があったご 丁寧に日付までプリントされている遡って 考えてみるとその写真の日付は私と正典が 結婚している時期に丸かぶりだまさか浮気 されていたの頭の中が真っ白になった離婚 の時消してやるつもりだっったマノの連絡 先はなんとなく消せないまま電話帳に残っ ていた 触れる手で正典に電話をかけると現在使わ れておりませんという無きなアナウンスが 響いたありえないその後勇気が来て事情を 説明すると一緒に怒ってくれて更新所に 依頼してみたらどうかと進めてくれたその 言葉に背中を押され私は更新所に正典の 調査をいらし たすると1か月ほど 大量の浮気の証拠を抑えてきてくれたのだ どうやら相手は会社の同僚らしく交際して 5年以上経っているというつまり私との 結婚生活とほとんど同時進行で浮気してい たことになる通りで帰りが遅い日が多かっ たわけだそしてローンの返済に苦しんだの も給料のほとんどを女に使っていたからだ ということも分かったレストランの支払い や女へのプレゼントなど相当お金を使って いた らしい私が毎月渡していた5万も使われて いたのかもしれないだから特色上が届く ような事態になっていたん だ給料が不合性だという話も嘘だったし月 に数回の出張と言っていたのは女の元に 行っていたようだった私を騙して女と 楽しい時間を過ごしていた なんてもっと驚くことに正典は私と結婚 生活を送っていたマンションに今も住み 続けているという調査結果があった自分も 家を出ていくふりをして私を追い出し女を 住まわせているの だ連絡も取れずに雲隠れされたと思ったら 今はあのマンションにしかも女と一緒に 住んでいる なんて到底許せることではないこれから 始まる新婚生活に期待を膨らませて選んだ あのマンションに しかも私と結婚するために仕事を変えた はずなのにそんな転職先で出会って相てた なんて裏切り行為を働くにしても早すぎは しないかショックも大きかったが同時に 怒りも込み上げてきたなぜ今まで気づか なかったのだろう信用しすぎてた自分が 情けなくなったただ更新所の結果は一緒に 見ようとゆが言ってくれていたのがせめて もの救いだった 勇気がいてくれたおかげで私は多少 落ち着きを取り戻すことができたそれにし ても本当に許せない俺も頭に来る痛い目 見せてやりたいな私はいても立ってもい られなくて翌日の朝2人が住むマンション に向かった短い期間だったとはいえ数年前 までこのマンションで正典と暮らしていた なんて忘れてしまいたい記憶だ 玄関エントランスで待ち伏せをしていると 正典と女が仕事に向かうため2人揃って のこのことエレベーターから降りてきたあ とも実に3年ぶりに顔合わせた正典は私が この場にいることに親足驚いて焦っている 様子だった追い出すように離婚した元嫁が ここに来るとは夢にも思わなかったの だろう隣の女は典についでもらったのか のバッを下げて高そうなヒールを履いて いる久しぶりね私からの連絡を拒否して女 とこの家にずっと住んでいたなんて本当 びっくりおい何言ってんの何しに来たんだ よ女の手前だからかマは私の口を塞ごうと してくるので私は彼の手を振り払った女は 誰この人といった顔できんとしているその 様を見ては感づいたこの人もしかして典が 私と結婚していたことを知らないんだ流れ に付き合っていた人が既婚者だったという 事実を離婚してくれてどうもありがとう今 は私も交際している人がいてとっても幸せ だけどあんたのことは許せないからこれ から復讐させてもらうねはマジで何言っ てんのかわかんねえんだけど俺たち今から 仕事だから典は女の手を引いて足場に 逃げようとしたがマンションの外で待機し てくれていた勇気が静止した勇気は私の ことを心配して車で一緒に来てくれていた のだ私は女に向かってこの男3年前まで私 と結婚していたんですよつまりあなたは 既婚者と浮気していたってことですこの人 とこれから結婚しようと考えているのかも しれませんけど私の荷の前になるかもしれ ませんよ大丈夫ですかと大きな声で言って やったそれを聞いた女はびっくりした様子 で正典を睨んだやっぱり知らなかったんだ 浮気相手の女にも腹が立っていたけれど 結局は既婚者なのによその女に手を出した 元夫が一番悪いのだ悪かったよていうか もう過去の話なんだから今更蒸し返されて も困るしどうせ証拠なんてないんだろふ する典に私は所の調査以来を見せびらかし た自分が今までにしてきた行動の証拠が たくさん乗ってるとは思いもしなかった ようで口をパクパクさせている女も調査 報告書に釘付けになって眉間にしを寄せ 始めたそしてさらに追い打ちをかける日本 後に浮気が発覚した場合でも慰謝料が請求 できるのよあの時は競技離婚だったから何 ももらわなかったけどたっぷり請求させて もらうね 私はすぐに内容証明を正典と女に送りつけ たその後裁判所で調定を行い手続きをし 正式に慰謝料の請求をしてやった正典は 更新所の調査通り相変わらず女にお金を つぎ込んでいたようで毎月の給料は マンションのローンの支払いと女のために ほぼ消えていたというそこに慰謝料の請求 が乗っかってくることになり困った彼は 結局あの後すぐにマンションから出ていっ た通勤に使っていた車も手放し今は実家で 暮らしているそう だ正典が帰ってきた理由を正直に話すと 両親はカカに起ったようで数年ぶりに私に 会いに来て謝ってくれたそして後から知っ た話したが付き合っていた女は自分の過去 の行いを反省した上で正典に減滅し会社も やめて彼の元から去っていったらしい一緒 に働いていた会社にも噂が広まりマのりは 白い目で見られるようになったという私は 私と結婚する時と同じようにまた転職すれ ばとさらっと言ってやったなぜここまで私 が知っているかと言うとあれ以降正典から お金の無心の電話がかかってくるからだ なあとみ頼むよ慰謝が生活って苦しいだ 彼女にあられたし金もないしマジで困っ てるんだよ元夫婦の中だろうと言って 馴れ馴れしく電話をかけてくるが相手に するはずがないこんな電話がしょっちゅう のだと勇気に言うとほっとけ自分が悪いん だからと大人な対応して私に寄り添って くれる離婚した時は散々泣いたけどこれで よかったと今は思えるのだから実は私はも 好きだが昔から貯金も趣味で独身時代の 貯金がまあまああるさらに結婚してからも きちんと先取り貯金をしていたおかげでお 金には何の不住もなく暮らしているのだ 付き合ったばかりの頃みんなの憧れだった 正典は元嫁にお金をせびる男になって しまった昔の彼は一体どこに行ってしまっ たのだろう私はその後勇と結婚し望の子供 を授かることができた勇は財布を一緒に することは夫婦として当たり前だと言い ながら私に家計管理をお願いしてくれるの で何も心配はいらないこれから生まれて くる子供と3人での生活が楽しみ [音楽] だ旦那が失業しているのに旅行に来た気分 はどう ママ友の1人が私にそう嫌みを言ってきた どうやら私が無理して旅行に来たと思って いるのだろう確かにタヤは失業したが彼女 には関係ない私を見下すままとに私は 苛立ちを覚えた私の名前はさこ35歳の パート主婦だ10歳の子供がいて午前中は スーパーで品出しの仕事をしながら家事を したりと忙しい毎日を送っている夫のタヤ は一般企業で課長職についていて私たち 家族は平和な毎日を暮らしていた息子も あまり手がかからなくなったし家族中も 良好だ家庭内では順風満々なのだが友人 関係である問題を抱えていたそれはママ友 の緑の存在だ私には息子が幼稚園生の頃 から付き合いのあるマ友が4人いる幼稚園 の時は息子の友人関係も変わればママ友も 変わっていたものだが小学生に上がって からはこの4人が固定メンバーとなった よく会うわけではないが私はそのうちの 1人弓とパート先が同じでもう1人の美は 違う職場でパートをしているみだけが専業 主婦だみはいつもブランドの服を着ており 髪も長いのに痛みがない持ち物や靴どれを 見ても高級品ばかりを持っている緑の夫の 希望で子供は金持ちばかりの環境ではなく 一般的な幼稚園小学校に入れたのだそうだ なんとなくで仲良くなった私たちだが月1 ペースでみんなでランチに行くのが恒例と なっているだが緑は自分の夫が金持ちだ からと私たちを見下すような態度を取って いた1人2000円もするランチに誘って きたり緑以外が気に入っている1人 1000円ほどのレストランを庶民が好み そうな店よね安っぽい店なんて入りたく ないわと言って生きたがらないのだ結局 1500円前後のところで落ち着いている のだが緑以外は不満に思っていたそれなら みと友人関係をやめればいいとは思うのだ が私たち3人はみんな大人しいタイプだ私 も自発的に何かを発言したりするタイプで はなく緑が私たちグループの実質的な リーダー格となっていた まだ子供たちも同じ学校に通っているし わざわざ揉める必要もないと思い小学校 卒業まで我慢することにしたのだあれは4 年くらい前のことだみがどうしてもいい ホテルがあるから私たちを連れて行きたい と言い出した見せられたホームページは かなりお高めの高級ホテルだった1人1泊 あたり50万円だ当然緑以外は無理だよと 断ったうちの収入じゃこんな高いホテルは 無理よ止まるにしても1万円台がいいわ それだって十分いいサービスを提供して もらえるはずよ はあ私の行為が受け取れないっていうの ありえないんだけどそもそもなんでみんな パートしてるわけもっと旦那にしっかり 稼いで来いって強く言わなきゃだめよ旦那 の収入が低いのは妻の責任でもあるんだ からね今からでも出世させて早く1泊 50万円くらいポント出せるようにし なさい よみはそう言うが人それぞれ事情はあるし 頑張ったから出世できるというわけでは ないだろう緑の夫が金持ちなのは本人の 努力も大きいのだろうが元々が社長塞と いう立場であることも大きな要因の1つだ 緑にそう言われた私たちは不快な気持ちを えていたすると友人の1人のうち弓がある 提案をしたじゃあ月々お金を貯めてみんな の分が貯まったら泊まりに行くっていうの は どう月々1万円ずつ貯めれば4年ちょっと で50万貯まるじゃないその言葉でみんな は納得して緑もしぶしぶと言った様子で 仕方ないわねじゃあ有利な私があなたたち 貧乏人に合わせあげるわよと言って話は まとまったのだったそれから毎月1万円を 出して最初に言い出したゆがお金の管理を してくれていたゆみは昔経理の仕事をして いたそうでお金のことに詳しかった時折り どれくらいたまったよと教えてくれるので 私たちも安心して50万円を貯めることに 成功しただが旅行の1か月前になってタヤ の会社が倒産してしまったのだ私は真中 穏やかではなくなり焦ってゆに連絡した 悪いんだけど事情があって旅行に行けなく なったのよ預けている50万返してもらえ ないかな今からならまだキャンセル量 かからないよ ね大丈夫だけど何かあったの実は旦那の 会社が倒産してあそうなのね失業保険は 出るの急なことだからすぐに出るみたいで も私不安でそうだよねそんな時に旅行 なんて言っていられないよね分かったさこ さんのだけキャンセルするって伝えておく ね伝えるのは私がするわゆみさんにそこ まで迷惑かけられないしね私は電話を切っ てすぐに緑に連絡した私たちが行く高級 ホテルにみはよく行っているそうで予約 などはがしてれていたのだ理由を説明して キャンセルするということを話したところ みは笑いながら私を馬鹿にしてきた旦那の 会社が倒産嘘でしょそんなことあるんだ ださい確かにさこさんもまけな顔してるし 旦那さんも同じまけなんでしょうねだから 会社の倒産を見抜けずにこんなことになっ てるんでしょう どうしてそういうことを言うの社員の ほとんどが倒産するって知らずに働いてた のよその人たちみんなの前で同じことが 言えるの言えるわよだって私あなたたちと 違って裕福だもの貧乏人が何を文句言おう が耳に入らないわみはそう言って大笑いを しただが緑はそれだけでなくああ おっかしいでもさキャンセルはさせないよ ホテル側にもキャンセルするって言われて もしないでって言っておくからあなたが何 を言おうと常連の私の言葉の方を優先する に決まってるわ生ぜ生活に苦しみながら 豪華な1日を過ごすのねそう言って電話を 切ってしまったのだそれから私は友人たち に相談して3人で何度も緑に私の分はして ほしいと言ったこの中で一番年下で清美も この時は緑にさこさんがかわいそうですよ と言ってくれただが緑は絶対に受け入れ なかったどうやら私はみに隙を与えて しまったようだみは専業主婦だが家事代行 サービスを利用していてやることがなくて いつも暇だと言っていたきっと普段楽しい ことがないからを困らせて面白がっている のだと思う私は悔しくて泣いたタヤに すがりついて大泣きしながら今うちが こんな状況なのに高級ホテルなんて行ける わけないじゃないそういうことをされる ならお金のことは諦めて欠席するわと言う とタヤは私を優しく抱きしめて優しい声を かけてくれた俺のせいでこんな思いをさせ てしまってすまない仕事はなるべく早く 見つけるよきっと大丈夫だと思うだから君 は気にせず旅行に行ってきていいよ生活に 困っていませんって態度で堂々と言ってき なよそしてタヤは私たちの共有財産を渡し てきた500万ほど溜まっているがこれは 私たちの老後の資金として取ってあるもの だここから少しくらい使ったっていい じゃん旅行なんだから宿泊料以外にも色々 とお金を使うだろうせっかくだから多めに 持っていっていいよでも俺はね自分の妻が 見下されているのが我慢できないんだよ 失業したのは俺なんだから俺だけを見下す だけなら許せたけどねさこが辛い思いをし ているなら俺は妥協しないよタヤは にっこりと笑顔を向けた何か考えがある ようだ私はヤを信じて1ヶ月後に旅行に 行くと決意したのだった旅行当日案の定緑 がニヤニヤと嫌な笑を私に向けてきた旦那 が失業しているのに旅行に来た気分は どうお会いに様旦那は無事に仕事が 見つかったし貯金も多くあるから問題なく みんなと遊べるわ旦那が多めにお金を持た せてくれたの私のことは心配せずに今日は 楽しみましょう私が笑顔を向けるとゆも ミアもほっとした笑顔を向けてくれた悔し そうな顔をしているのは緑だけだ嫌味を 言えなくなってつまらないのだろうその日 は観光地を回って美味しいものを食べたり 楽しい時間を過ごしたみはここに何度も来 ていると自慢気に話していたが私たち3人 は冷たい目で聞き流していた観光を終えて ホテルに向かうと驚くほど綺麗で広い敷地 に巨大ビルが立っていた周りにいる人たち も高級そうな服に身を包んでいてまるで ここだけ日本じゃないように思える緑は 全身ブランド品で固めているが普段着の 私たちには敷が高いように感じられた緑が お嬢様で私たちは引きたて役みたいな そんな劣等感を抱きつつホテルに入ると スタッフがとても礼儀正しく出迎えてくれ た緑だけでなく私たちにも対応をされると まるで自分の格が上がったように感じ られるさすが1泊50万円近くもする ホテルは違うなとしみじみ思った最高の 気分で料理を楽しみ部屋についている露天 風呂でゆっくりした夜は4人でおしりをし ていたが緑だけ早く寝ると言ってさっさと 眠ってしまった朝起きると緑が部屋にい なかった私たち3人は最初トイレにでも 行ったんだろうと思い先に朝食を楽しんで から部屋に戻っただが緑はいないすると私 のスマホに着信がかかってきた画面を見る と緑からだみさんどこにいるの駅よ やっぱりささこさんのじめじめした顔が見 たくてきたのに楽しそうにしてるから最後 に絶望させてやろうかなって思ってさ じゃあ先帰るから残りの150万払っとい てねみはそれだけ言って電話を切ったのだ 私は呆れてしばらく何も言えなくなって しまった緑が意地悪なのは知っていたが まさかここまでとは思わなかったねえゆみ さん私たちの集めたお金ってと私が聞くと ゆみは顔を真っ青にした緑が代わりに払っ ておくからって言うから全額緑の口座に 振り込んだんだけどなんがカードで払う からって私のクレジットだと限度額50万 だから払えないでしょうって言われて まさか持ち逃げするなんてあの人本当に 信じられない残り150万ってことは自分 の分は払ったって こと最悪もう本当に緑との付き合い やめようかなここまで我慢してきたけど もう無理ゆみはそう言って涙を流して しまった怒った顔なんて1度も見たことが なかったみはも前から思ってたんですけど みさんってわがまますぎますよこんな幼稚 ないたずらまでしてありえませんさこさん とゆみさんは年上だって言うのに自分が 金持ちだからって馬鹿にして私2度とあの 人と会話しませんからと大声で怒っていた ここで私たちは緑とは縁を切ろうと決意を 固めたのだったでも本当にどうしようもう チェックアウトしなくちゃいけないのに 私たちの所持金を全部合わせても20万 程度だった私も旅行用にと夫婦の共有財産 から10万ほどだけ持ってきたのだ 150万円なんて支払う余裕はないそこで 私はあと思い出したみんながどうしたのと 聞くな私はすぐにスマホでヤに連絡した あのさ実はみがお金持ち逃げして支払え ない状態なんだけど助けてもらえないかな するとタヤは2つ返事で了承してくれた タヤのおかげで私たちは無事家に帰ること ができたのだったそして私が家に着いた頃 にまた緑から電話がかかってき た今まだホテルにいたりするのおなくて 困ってるんでしょ警察呼ばれたりしなかっ たみは八早に質問を重ねたので私は事実を 述べた今ちょうど家に着いたところよ嘘 つかなくていいのよ支払えないのに止まる なんて恥ずかしい人たちよねまあ私の分 だけ先にホテルに預けておいたから私だけ は問題ないんだけど ね私たちが本当に払えなかったらきっと ホテルの人たちはこう思ったでしょうね 常連のみさんお金を持っていない人を連れ てきたのに自分の分だけ払って逃げたんだ なってな何よ困っていたら助けてやろうと 思ってホテルの近くで待っていたのよ じゃあ問題なかったってことで私も帰る わ待ちなさいよ私たちが本当にお金を 支払えたと思うの払ったから家に帰れたん でしょじゃあ誰が払ったって言うのよ あなたの旦那さんですけどはあなんで旦那 が出てくるのよあなた私の旦那の連絡先 すら知らないじゃない私の旦那があなたの 旦那の会社で働くことになったからねうち の旦那に連絡したらすぐに対応してくれた の よあんたの旦那が会社が産するまで何の 対処もしなかったまけな男がどうしてうち の旦那と知り合いになれるのよ私の旦那と あなたの旦那実は大学時代の友人なのよ1 ヶ月前あなたが旅行に行けないっていう私 に絶対キャンセルしないって言った時にね 旦那が本気になったのよあの人私が苦しむ と力を発揮してくれる人だったみたい前に あなたの旦那から一緒にないか誘われてい たの1度は断ったんだけど今回のことで 連絡を取ったみたいあなたの旦那すぐに 面接の予約を入れてくれてねタヤは無事に 採用されたって わけそんな旦那同士が知り合いだった なんてあなたの旦那すぐにホテル側に事情 を説明してくれてね私の口座に必要な分の お金を金してくれたのよ緑は驚いているの かも言い返せずにブツブツと呟いていたえ 嘘どうし てそういうわけだからそのお金は旦那さん に返しなさいよ私はそう言って電話を切っ たその後緑は夫と共に私の家にやってきて 謝罪しに来た特に申し訳なさそうにして いる緑の夫は申し訳ありません妻には2度 とこんなことはさせないと言い聞かせます ごめ迷惑をおかけしてすみませんでした 今回の宿泊量はこちらで持ちます不快な 思いをさせて本当にすみませんと言って 深く頭を下げて封筒を差し出してきた こちらが恐縮してしまうほだ封筒の中身は 50万円だ実際の宿泊料金は48万円なの だが緑の夫が気を聞かせてくれたようだ私 は今まで緑には嫌な思いをさせられてた からか遠慮せずに受け取れたいえこちら こそ助けてくださってありがとうござい ます私たちはとりあえずみさんとの交流は しないことにしましたでも子供たちは 仲良くしているのでそこに干渉するつもり はありません私がそう言うと緑が私を ギロリと睨みつけた子供に何かあったら ただじゃ済まさないからあんたはいいよね 本当だったらお金を出してくださいって 言って土下座するのはあんたたちのはず だったのよあんな高級ホテルで恥を描い たら2度とああいう場所に行こうなんて 思わないものね緑が騒ぎ出すと緑の夫が 怒ったやめないかみは平然とまだ私を 見下すような顔をしていたので私は1つ 質問をしたみさん4年前のこと覚えてる 最初に私たちにこのホテル行こうっって 言ってくれた時その時もあなたは自分が 金持ちだからって偉そうな態度をしていた けどそれでも私たちにいいホテルだからっ て最高の気分になれるよっって言ってくれ たよねけど今は私たちにあのホテルで恥を 描かせたかっただけみたいに感じたわ 私たちあなたに何か悪いことでもしたか なわからないあんたたち貧乏人が偉そうに 私に行ってきたのが悪いのよ旦那が失業し たか知らないけどそんなことでホテル行く のやめるとか本当考えられない わそう元々私たちは会わなかったのかも しれないねけどこれだけは言わせてねもし あなたと同じレベルの人と一緒にいても あなたが自分より格下だと思った人を 見下していたらみんなあなたから離れるよ 今の私たちみたいにねそのことは忘れない でみは最後まで私に不満げな顔を向けて おり緑の夫が無理やり彼女の頭を下げさせ ていた謝罪する気のない人に頭を下げて もらっても嬉しくありませんもう帰って いただけますか私がそう言うと緑の夫は 最後にもう一度謝罪をして帰っていったの だったそれから緑夫婦は弓や美のとへ行っ て頭を下げたらしいだがが緑だけは最後 まで不服そうな態度だったそうで2人は 絶対に許さないと言って謝罪を突っぱねた そうだそれから緑夫婦は離婚したみんなの お金を持ち逃げしたことや反省の色が なかったことでみの夫は真底愛そが尽きた らしいみは最初こそ離婚に応じなかったが みの両親が事情を知って無理にでも離婚を させた後実家も感動させられたそうだ になってからも金持ちだった時の習慣が 抜けずにすぐに貧乏になってしまったと 友人からの噂話として聞いた職歴もなく 高飛車なみはバイトを始めたそうだが職場 の人間関係を悪くしてしまうのですぐに首 になってしまうのだそうだ自分の態度を 反省して心を入れ替えて欲しいと思うが もう私には関係のない話だ緑がいなくなっ てから私たち3人は前よりも明るくせる ようになった特に変わったのはミだ今まで は聞き手に徹していたのに自分のことを よく話すようになれて良かったと思う月1 のランチもみんなが気に入っている店に 行けるようになった旅行もみんなが行ける 範囲の旅館を選ぶようになったので年に 1度のペースで十分満足できるプランを 楽しんでいる彼女たちとは息子が中学生に 上がってからも仲良くしていきたいと思う そして今回私を助けてくれたタヤには心 から感謝しているタヤは今の職場で ぐんぐん成果を上げていっているようで 収入も前の職場より増えただからと言って 私は気を緩めることなくパートを続けて いるまたタヤに何かあった時私が支えたい と思うからだタヤと息子と3人の温かい 家庭を守り続けたいと思うのだっ た私の名前は湯川明り今年35歳になる 独身オーエルだいやオーエルと言っても私 の仕事は在宅ワーク一応クライアント企業 と契約して仕事をしているから私も とりあえずここでオフィスレディという ことになる一応自分でそう決めておき私 だって今は一生懸命働いてるんだと自分に 言い聞かせてなんとか落ち着きこれからの 将来を少しでも明るいものにしていこうと せせっせと努力を重ねているというのも私 はその昔かなりのニートだったわけだ就職 もしたくなくずっと家に引きこもりっ ぱなしの私もちろんそうなったのには理由 がありちょっと待ってよどうしてどうして 私がいるのに他の人と付き合うのうっせえ なじゃあはっきり言ってやるよお前にもう 飽きたからだようんじゃなこんな感じで 過去の恋人に捨てられたから私にとっては 本当に初恋に近いほど彼のことを本気で 愛し交際当初からその別れる時までずっと 彼に尽くしてきたのだなのに彼には新しい 恋人ができそれまでずっと付き合ってきた 私を簡単に捨ててしまったそもそも彼の方 から私に告白してくれて君のことを愛し てるよ君なしじゃもう生きられないんだ これから2人で明るい将来を気づいて いこうそんな優しいことを散々言ってきて くれていたのにその優しい言葉は全て甘い 戯れ言私を利用するためだけの彼の わがままそれに違いなかっ たそしてその時から私は軽い人間不信に なってしまい精神的に不安定になりがちで 当時務めていた会社を休みがちになって しまった失恋したオルの1人旅行なんて 言葉はよく聞くがあれは本当のこと女性は 本気で愛した人にそうして裏切られ1度で も人生や恋愛で挫折してしまうとそれだけ で心が壊れてしまう心が壊れたらその影響 は体にも出てそれまで続けてきた生活が 一切できない何もかもが一変して自分が なくなってしまうそんな状態になるものな んだ私ははこの時初めてそんな挫折を 味わった世界の終わりとも言えるほどの そんな深い 落胆もうだめこのままじゃ私働けない周り の人にも迷惑をかけちゃうだけだそんな こんなで精一杯努力してみたがなんとか元 の生活に戻れるよう踏ん張ってみたが やっぱりダメだったそう私にとっては 初めて本気で愛した人だったからその人に 裏切られたことでもう私は誰とも付き合え ない結婚なんて夢のまた夢だそう思って しまうようになりその挙句人生そのものに 希望を見い出せなくなってしまっただから 会社にいても仕事が全く手につかないよう になり周りに迷惑をかけ続けるだけで こんな自分ならもう会社にいない方がいい そう思いその会社を辞職することに決めた の だ私が当時その会社でしていたのは経理の 仕事だから別に私じゃなくてもいい他の誰 にだってできる仕事だから私がそうして 辞職願いを提出した時わかりまし たそんな形で簡単に受理されて私はとても スムーズに退職できた少しは君がいないと ダメなんだ残ってくれないかなんて 引き止められるかなとも期待したのだが そんな展開は1つもないこの時にまた私 って社会にも必要とされてないのかな なんて自分勝手に落ち込んでしまいその 挙句家から外に出て社会に溶け込んでいく のも嫌になってしまった極度の甘えん坊症 群自分のことをそんな風に呼んでいた私だ が これは実際その通りだったと 思うその頃はまだ母親が生きていたのも あり私はずっと実家にこもって母親に甘え 自分の気の住むまで慰めてもらおうと必死 で母に悩みを聞いてもらったりしていたで もその母がつい先日ずっと患ってきた寿命 を悪化させて亡くなってしまった お母さん私はまた人生での挫折を味わって しまい極度に落ち込み自分の心の寄りを なくしたようになって しまう確かに私には1人だけ妹のゆりえが いたのだがゆりえはこんな私とは全く性格 が正反対で心が強く落ち込むということが ほとんどない逆に心が弱い私のことをいつ も馬鹿にしてきただからゆは自分の母親 がくなっても本当に涙1つ流さなかった 一応葬儀には来ていたが他のことは全て私 に押し付けて自分は外で遊び歩く母が 亡くなったことを全く悲しんでもいない 様子一体あの子どんな神経してるのよ私は 母親あっこで育ってきたから余計にそう 思うのかそんな妹の精神力というかあり方 そのものが全く理解できないそんな恐怖 すら覚えたもの だそして母が亡くなったこの日以降私は 人生の奈落をさらに味わうことになって しまったあお姉ちゃん実家うっ払ってお金 に変えといたからさお姉ちゃんもその家 から早く出ていってねは は本当に真底から驚いたこの実家の権利症 をゆはいつの間にか盗み出しおり私の全く 知らないところで不動産屋と話をつけこの 家を売ってお金に変えることを自分1人で 勝手に決めていたのだ私はその頃少しだけ 気力を持ち直し就活に走り回っていたこと から実家を開けることが多かった時には ビジネスホテルに泊まったりもして何日か 家を開けることもあったので妹から話を 持ちかけられた不動産屋はきっと姉の私に もちゃんと話がついているものとして売却 の手続きを全て済ませていたのだろうか ちょちょっとそんなことなんで勝手にした のよあんたは当然私は怒ったでも私が怒っ たって妹はまるで同時ないはは何起ってん のお姉ちゃんずっと家を開けてたんだから その家も必要ないんでしょそんな古ぼけた 家なんかずっと置いてたって何の意味も ないじゃないそれよりお金に変えて少しで も将来のために役立てるのが特撮 でしょう実はゆえは少し前から大企業に 務め始めていた私のステータスとは大違い 都内でも有名なIT企業で確かにゆりえは 昔からIT関係の仕事をしていたのもあり IT関連の資格もたくさん持っていたこと からその辺りが評価されて大企業に入れた のかもしれない でも実際に話をよく聞いてみるとその企業 の社長の息子いわゆる温雑師のハートを 痛めたのがきっかけでその温雑師のコで 入社できたというのが本当らしい私は どちらかと言うとジみこだが妹は外見も私 と正反対でとても美人きっとその音像師も その辺りに目をつけて妹に言い寄られたの をきっかけに交際が始まっ そんなところだろうそしてゆえが実家を 売った理由は今度結婚するからその資金の ためにお金が必要だったとのこと全ては 自分中心で動いていた私の妹自分の妹 ながらなんてひどいやつだと私は怒り浸透 でもやっぱり私がいくら怒ったってゆえは そんな私を馬鹿にするだけずっと母と一緒 に暮らしてきたの家をそんな簡単に売る なんて私は怒りの気持ちを覚えながらも 悲しみが同時にやってきてこの時ゆりと 絶縁することを本気で思ってしまった そんなこんなで本当に実家をなくして しまった私は仕方なく都内に見つけた安 アパートを借りそこに住むことになった キッチンもリビングも襖も床もボロボロ で掃除しなきゃと思ってみても実際満足に 過ごせる部屋になるかどうか 怪しいそんな場所が私の第2のすかとなっ たの だそれから1年が過ぎた妹からの連絡は 一切ない風の噂によれば妹はあれからすぐ に結婚したらしいでもはめから見れば ニート生活を抜け出せないジみこそのまま の私にあの妹が結婚式の招待状などを送る はずもなくおそらく私の存在を隠したまま あの音像師と結婚しているのだろうでも私 はもう妹とは絶縁した気になっている もちろん法的に席を抜いたわけじゃない からこれは私の勝手な妄想には違いないの だがでもそう決意したことで私は本格的に 第2の人生を歩み始めたと自分で思える ようになりそのから私は自分の人生をなん とか華やかなものにしようと一生懸命働い たのだま働いたと言ってもそれまでの延長 で在宅ワークでもその在宅ワークにしても うまく仕事を選んでいけばかなり稼げる ものなのだありがとうございます今後とも どうぞよろしくお願いいたし ます私は今いくつものクライアントと契約 しながら仕事をたくさんされできる範囲で はあるがこれ以上ないぐらい働き続けた そうしていくうち貯金もだんだん増えて くれてこの分ならもう少しマシなアパート へ引っ越せるかもと住まを変えることが できる目処もついた私は自分なりにだが だんだんと裕福になっていっ たよし今日もいっぱい働くぞそんな充実し た生活をっていた最近のこと私の元に中学 の頃同級生だった山田純司君という彼から よく電話がかかるようになっていたい今 大丈夫うん大丈夫だよいつもこんな挨拶 から始まり大体いつも2時間から3時間 ほど喋っていた私たちその内容は悪いな 状況するのに金がなくてさこんな俺でも 住めるアパートを結構探し回ったんだけど なかなか見つからなくてさ本当お前がいい とこ教えてくれて助かったよと言うもの そう私は本当にもうすぐ引っ越しをする 予定にしておりその後空室となるこの部屋 を一応彼に紹介してみたのだこんな安 アパートでも結構入居者の倍率は高い らしい私がここに入れたのは運が良かった とも言えるのだろうかアパートの内装は こんなだがここは結構立地が良くて駅地だ しスーパーは最寄りにあるしコンビニも あるしその上家賃が破格に安いという特典 付きでその辺りに目星をつけて入居して くる人がかなり多かったのだ山田君は来年 の春からこのアパートからすぐ近くの会社 で働くことになるらしい山田君の実家は 都内からかなり外れた郊外にありその実家 から会社へ通勤するのはやはり無理なよう でたえボロくてもこの会で秋アパートが あるというのは本当に彼にとって ありがたいものだった らしいそしてそれから時が過ぎ年をまたい で春が来た相変わらず妹からは一切連絡が ないでもこの頃になると逆に私はその方が 生生するようになりやとあんなろでもない 妹の独がから脱出することができたわ なんて1人微笑んでしまうことも多く とにかくゆりえとは今後もう2度と関わり たくないこの気持ちで心がいっぱいになっ ていたそして4月に入ってすぐ山田君が うちに来たおおなかなかいい部屋じゃん なんだよ大げさにボロいボロいなんか言う からもっとひどい佇まいなのかと思っ ちゃったよ上等上等そうよかったま ちょっとは私がちゃんと掃除しといてあげ たからその分ちゃんと住みやすくなってん のよ私に感謝しなさいよははあかり様感謝 するでござい [笑い] ます山田君はとても明るくて面白いでも 中学の頃はとても手のつけられない不良 少年で界隈でも有名になっていたほど そういう友達といつもつるんでいた山田君 はその連れ仲間の間でも一目置かれていた かなり喧嘩も強かった様子そんな山田君は なぜかその頃から私に優しくしてくれて 多分クラスの女子の中で一番私は彼に 近かったそう言えてしまうほど私と山田君 との関係は結構良好だったでも山田君は 中学卒業と同時に実家へ帰ってしまった からその後はずっと連絡が取れないでいた そのうちそれぞれの人生を歩み始めたのも ありお互い生活の多忙でますます疎遠状態 になっていたそんな状況でもあったから 少し前に彼からいきなり電話があった時は 結構驚いたでももう半分はやっぱり 嬉しかったな同級生というのはやはり特別 な絆で結ばれている正直私にとっては実の 妹のゆえより山田君の方が近しい関係に 思え安心もできずっとそばにいても疲れ ないそんな特別な感覚を覚えることもでき たんだ私はそんな彼に少し惹かれていた ところがあったでも彼には中学校の頃から 恋人がいたので私は身を引くしかなく少し 未練を残しながらも彼のことを私の心の中 の思い出にしていた 今でもそれはいい思い出でも本当にいいの かよここ俺がすんじまってお前行くとこ あんの か私はまだ彼に自分の次の引っ越し先の ことをはっきりとは伝えていなかった 大丈夫よここから一駅離れたところに 新しいアパート見つけたからさそこも家賃 が結構安くて駅家だし住む分には全然困ら ないしよかったらまた遊びに来てよあでも お仕事の方が忙しいかな私はこの時少し 山田君が多分今でも付き合っているだろう 彼女のことを思い出してしまったあんまり 不りしちゃいけないそう思ったのだでも この時同時に私の心はまた揺れてしまった 今までの挫折続きの人生できっと心が 寂しく疲れはてていたんだろう今目の前に いる山田君を見て つい甘えたくなってしまったそして行け ないとは知りながらもふっと聞いてしまっ た山田君さ前に付き合っていた彼女いたよ ね彼女元気もしかしてもうすぐ結婚するの か な軽い調子でそう聞いてみたでもこの時 意外な言葉が帰ってきたのだんああ瞳の ことかあいつ去年のくれになくなっちゃっ たんだ え一瞬しさが辺りを包み時が止まったよう に思えた亡くなっ たって本当あの時はもう人生のどん底だっ たよ以前と変わらず明るい山田君だった からそんなこと全く予想だにしなかった 聞いちゃいけないことを聞いてしまった この罪悪感というかやりきれない思いが その時私の心を取り囲んでいたごごめん なさい うんそんな顔すんなって大丈夫だよあいつ は今でも俺の中でちゃんと生きてるから さ山田君はやはり明るく私にそう言って逆 に慰めてくれたそれから数年後私はとっく に新しいアパートに引っ越していた なかなか快適で1人で住むにはもったい ないくらいの綺麗なアパート そんな新しい生活がスタートしてしばらく した時また山田君から電話がかかってきた よ悪いんだけどさ明日1日だけうちの アパートに来てくれないか俺ちょっと会社 の用事でどうしても出なきゃいけなくなっ てさ頼むよもしかしたら実家から電話が かかってくるかもしれねえんだ山田君は あのアパートの部屋に私にいてもらいもし 実家から電話がかかってきたら受けてくれ ないかと頼み込んできた山田君は携帯電話 を持っておらず実家から自賛した固定電話 で連絡のやり取りをずっとしていたその うちすぐ携帯電話を買わなきゃななんて 言いながらも今は仕方がない私はずっと 在宅ワークだからその日彼のアパートで 留守番していても全く問題ないだからうん いいよあその代わり今度何か奢ってねと 言って心よく引き受けてあげたそしてその 日私が以前に住んでいたアパート今は山田 君の部屋だがそこに自分のパソコンを 持ち込み留守番しながらずっと仕事をして いたこんな時でも在宅ワークは ありがたいとしていた時だった え私の携帯に着信があり見ると相手は妹の ゆりえもう2度とかけてこないだろうと 思っていたあのゆりえがこの日に限って いきなり電話してきたの だヤッホーお姉ちゃん生き てる相変わらずの挨拶でそれからまた私を バカにするような嫌味のオンパレード そしてねえ今からお姉ちゃんのアパートに 行っていいいいよね行ってなかったと思う けど私今娘いるんだよね愛かっていうのだ からお姉ちゃんにも合わせてあげようって 思って さそう言って強引に電話を切った来る つもりだ妹ながらもうその腹は読めている 貧しい私の孤独な生活をその混雑師と一緒 に見に来て笑うつもりだろうそれから百江 家族はすぐにやってきたうわあ相変わらず すんごい部屋ね 汚ない本当よくこんなところで住んでるわ ねお姉ちゃん 部屋に上がってきた途端いきなりのばり 雑言でも私はもう心の中で妹とは絶縁して いるからゆえが何を言ってもほとんど同時 ない音像師である夫のシジさんもさすがに こんな妹を嫁にもらうだけあるのかずっと ニヤニヤしながら心の中で私を馬鹿にして いたようだ本当は電話してきた時点で 断ろうと思っていたのにもう2度とかけて くるなと言おうと持っていたのにあれから ずっと連絡を取っていなかったから妹は私 が今引っ越していることを知らないだから 今でもこのアパートが私のアパートだと 思い込んでいるのだろうでも私は新しい 住所をもう妹には教えたくなかったから何 も言わなかっただから今日仕事忙しいから さ適当に早く帰ってね面と向かって きっぱりそう言ってやったするとそれが気 に食わなかったのかちょっとそんな言い方 ってないんじゃないの何よこんな負け組の 生活してるくせに さゆりえはいきなりそう言って私に絡み 始めたそしてさらに娘のあかちゃんだが この娘というのがまたしつけがなってい ないのか狭いこの部屋の中で暴れたい放題 ちょちょっとあかちゃんそんなに誇り立て ないで静かにしな そう言ったところゆりえは急にヒート アップしちょっとそんなこと言っちゃ かわいそうでしょ子供ってのはねのびのび と育ててあげるのが一番大事なのよまあ 子供がいないお姉ちゃんには分からないん だろうけど ねそれからが大変だったのびのびとさせ すぎて愛花ちゃんは部屋の襖を手で破るし 棚に置いてあるものは床へ落とすし部屋を 荒らしたい放題荒らしてくれたそしてなん とちょっと何してるの よふと目を離した隙に愛花ちゃんは テーブルにあったハサミを手に取りそれで 電話の行動を切ってしまったのだ下手 すりゃかなり危険なことでもそんな様子を 見てさえ百江夫婦はこら何してるのあか ちゃん は全くしょうがないやつだなあ そんな感じで笑っているのだもういい加減 にして よ私は本気で怒ってしまいそれからすぐ妹 家族を追い出した何本気で怒ってんのよ ばっか みたいゆりえは最後までそう言って私を あわいそのまま帰って行ったはあどう しようこれでもそれからすぐ百江夫婦には 悲劇が降りかかる なんだとそんなことしやがったの かこの一部重を全て報告したら山田君は 最後まで聞かないうちに激怒まあ当たり前 のことだ山田君はそれからすぐ自家談判に 行くために私から妹夫婦の住所を聞き出し 中学校の頃の仲間を書き進め百江夫婦の元 へ乗り込んだそしてあたり構わず こっぴどく怒鳴り続けた おうこらお前ら俺の部屋で好きかってして くれたみてだなどう弁償してくれるんだ ああえどどういうことあの部屋お姉ちゃん の部屋でしょああバカかお前今は俺の部屋 なんだよこれまでの一十のことを知った 百江夫婦は真底から震え上がったようだお お姉ちゃんごごめんなさい すすすみませんすみませんでしたすみませ んで済んだら警察は挑むんだよこのボケは はい山田君はゆりえ夫妻を私の元へ連れて きて徹底的に追い込んで土下座までさせて くれ私に謝るようにとまた怒鳴りつけて くれたそして壊したものは当然全て弁償 おかげで電話も新しいスマートフォンに 変えることができたのだこの時愛花ちゃん は幼稚園に行っていたのでこの状況は知ら ないそしてそれ以降由江家族は2度と私に 失礼なことをしないようになってくれた まあよっぽど懲りたんだろう姉妹と言って もそれぞれに人格があり性格も違い考え方 も違いそのせいで細かなことで喧嘩が絶え ないことやその人生生き方そのものが違っ てくることもあるでも人としての コミュニケーションを取る上で最低限の ルールやマナーは守らなきゃいけないそれ は簡単なこと自分にされて嫌なことは相手 にもしない自分にされて嬉しいことこそ 相手にもしてあげるこの常識が備わってい なければどれだけ高いステータスを持つ人 でも人間としては最底辺のレベルにある人 それが妹の人生を見ていてよくわかるでも 不思議なことだが山田君との出会いを 踏まえこのことがあってから私とゆえの中 は以前に比べて少し良くなったみたいあら 領事が聞いてくれたそんなところかもしれ ない山田君があんなにしっかり怒ってくれ たことで遅ればせながらゆえもその夫の シジさんにもことの義足というものが 改めて植えつけられたのか の人に配慮しながら自分の主張を抑える ようになってくれたこんなことも時として あるよう だ私の名前はとみ30歳という節目に金手 より付き合っていた3歳との正典と結婚し た正典とは社内恋愛彼は私より2年先に 入社していた先輩で仕事もできて後輩の 面倒みがよくみんなの人気者だった彼と際 始めた当は周りのみに羨ましがられたほど だ当時共に働いていた会社は発狂だった ため私たちは結婚意識するようになって からそれぞれ違う会社に転職お互い安定し てきたところで婚姻届けを提出する運びと なった2年の交際を経てゴールインした 私たちはいずれ子供ができた時のことを 考えて新築で3LDKの文マンションを ボーナス払なしの35年ローンで購入 ローンの支払いは私より稼ぎのいい正典が 名義人となった晴れて結婚生活がスタート した私たちだったが財布は別にすることに なったそれはマがしてきた提案だが私は何 のたいもなくOKした私自身ネイルや ファッションにお金をかけることが好きな のでマの給料から出すのが申し訳なかった 気持ちがあるそれに自分で稼いだ給料の方 が なんとなくご褒美感があるものだ一緒に 住むようになってから主にローンや高熱費 は正典が食費や日用品などは私が出すこと にしておりあとはお互いの自由に使うこと になっていた自由に使おうと言ってもいい 大人だしある程度は貯金するだろうと考え て子供ができたらその時は改めて家族のお 金の使い方を決めようと約束したつまり私 はがどれだけ稼いでいるのかは具体的に 知らないでも3LDKのマンションの審査 に通るくらいだしそれなりにあるのだろう なとは思って安心していたしかし結婚して から2年半が経つ頃突然家に特色上が届い たローンの支払いが滞っていることを知ら せる頼りだ固定機に関してはまのに任せて いたため特そ上が届いたことに私は びっくりしたねえノンの支払いちゃんと やってるよねえ当たり前だろああちゃんと 引き落としされてなかったんだな後で口座 に入れとくわ口座に入っている金額が足り なかったのだろうかそんなことあるの だろうかお金にルーズな印象はなかった けれど結婚してから分かることだってある 私はこの際だから自分の給料を少し手渡す ことを提案した引き落としがうまくいか ないことがないように口座に入れれておい てほしいと月に5万ほど渡すようにした これならさすがに支払いが滞ることもない はずだそんなことより最近マノは帰りが やたらと遅い私は夜7時には帰る毎日なの に正典は遅いと日をぐこともありせっかく 一緒に暮らしているのに私はほとんど毎日 夕ご飯を1人で済ましているそれに月に 2泊3日で出張にも行くようになり新婚な のに寂しい気持ちでいっぱいだったもう 少し早く帰れないかと相談したこともあっ たが俺の仕事内容は代わりのやがいないん だとか入社してそんなに立ってないし先輩 上司より先に帰るわけにはいかないんだと かそんな風に言うので仕方ないことなのだ なと諦めた昔のように同じ会社に務めて いるわけではないのでで詳しいことまでは 分からないまあ休みが会えばお出かけにも 連れて行ってくれるし家事もやってくれる から帰宅が遅いこと以外に不満は特にない 私も1人で過ごす時間は嫌いじゃないから 映画を見たり読書をしたりして彼がいない 寂しさを紛らわせることにし たしかし待たしても特上が届いたのはその 半年後のことだっ たさすがに私は不安になり典を問い詰めた 2回も特上届くなんてありえないんだけど 私からも毎月多少なりともお金渡してるの に正典は見えきらない態度でたまたまだよ これからちゃんと確認するからと言った このままではこのマンションに住めなく なってしまうかもしれないこの際だから 夫婦の布を一緒にしようと言ったが典は 断固として拒否 を見せてと言ってもどこにやったか覚えて ないなどとげないことを言いながら話を そらそうとしていた拉致が開かないので 話し合いは諦めとにかく彼を信じるしか なかっ た後日仕事を終えて帰宅すると正典が家の 中にいた平日だしいつもならまだ仕事の 時間なはずなのにとりあえず早かったねと 声をかけたががない何か様子がおかしいと 感じていると嫌な予感は正典の言葉ですぐ に適中したとみごめん俺この家のローン 払い続けられねえわ正典は思いを開いて そう呟いたえどういうこと急にそんなこと を打ち明けられるとは思っていなかった 収入はある程度あるだのうに一体どういう ことなのか 私は状況が理解できず困惑し た彼の言文によると仕事は頑張っているが そもそも不合性で最近は業績不信で給料が 下がっていたこのままだとまずいと思って いた時にローンの特則上が届いたからもう 住み続けられないと思ったのだ そうもしかしたらマの給料でこの マンションに住むのは背伸びさせすぎてい たのかもしれない結婚してすぐ新居はどこ にしようかと話し合っている時に私が両親 が大好きだし義理の両親もよくしてくれて いるからとお互いの実家のちょうど中間に あるこのマンションがいいとわがままを 言ったのだったでもさ私少しお金渡してる よねそれでも補えないってことな の正典はういたまま黙っているどの支払い もできないくらいお金を使うなんて何に 使っているのだろう か夫婦で財布を別々にしたまま過ごしてい たのがいけなかったようだと私は効果した でも今更何を言ったってしょうがない 分かったローン払えないならとりあえず 引っ越そうそしたら生活も楽になるよね私 はもう少し家賃の安い家に引っ越す提案を したせっかく購入したマンションを手放す のは惜しかったが生活がままならないなら 仕方がない夫婦には困難なことがきっと これからもたくさん待っているだろうしこ こうして乗り越えていけばいいのだ元はと 言えば他人同士なのだから金銭感覚を すり合わせていくしかないだがマノの顔に 笑顔はなかった暗い顔してため息混じりに こう言ったそういうことじゃなくてさ悪い んだけど離婚して ほしい典はテーブルに記入済みロリコン 届けを出せた私の記入する部分だけが空白 になっているということは前から用意され ていたということだ急に離婚まだ結婚して 3年しか経っていないのにどういうことえ 急に何言ってるの2人で乗り越えていけば いいじゃん私そこまでマノを追い詰める つもりないよいや正直もうお前のことは何 とも思ってないごめんあとこの家はもう 売り払うから明日にでも荷物まとめて出て いって俺も荷物まとめてあるからすぐ出て いく はあ信じられないことばかり話してくるの でおかしくなりそうだ話に夢中で気づか なかったが言われてみれば視界にマノの 私物はもうほとんどない別の部屋にまとめ てあるということ か一晩中説得を試みたが正典は心心にあら ずと言った様子 私の言葉を受け止めてはくれなかった離婚 の意思が硬いのを感じ私はなな離婚届けに サインをし提出することになっ た納得はいかなかったが私ももう33歳 いつまでも元夫に未練たらしくすがりつく わけにもいかないし子供を無には高齢に なるほどリスクが高くなってくる気持ちを 切り替えて早く前を向きたかったため 競技離婚として終わらせることになった典 とはもう連絡を取り合う理由もないし今後 会うこともないだろうお前のことは何とも 思ってないなんて言われたのだから忘れて しまった方がいいんだそう考えるようにし たそしてあっという間に短い結婚生活が 終わってしまい私は1人暮らしをすること になっ た離婚後ッをずる前と必死だった私は 引っ越しや離婚手続きに追われながら仕事 にも打ち込み忙しい日々を送っていた離婚 する時に持ってきた荷物ですぐに使わない ものは段ボールに入った状態で押入れに 突っ込んだまま時は流れいつしか離婚から 3年が経ってい た正典と別れてから途方にくれていた私を 同僚の勇気が支えてくれていた落ち着いた 頃に交際を申し込んでくれて私とゆきは 恋人として過ごすようになったともみ今日 仕事終わったら家に行っていいかちょっと 残業するから遅くなるかもしれないけど もちろん私定時上がりだから部屋片付けて おくわ勇気は優しく穏やかでいつも私を 笑顔にしてくれる人だ離婚の傷も勇の おかげで少しずつ癒えてきているこの人と ならきっと満な家庭をそうだと感じてい た勇が家に来るというので職場から直して 散らかった部屋の掃除を始めたその時ふと 引っ越しの時に整理していなかったダン ボールの存在を思い出した押入れにしま いっぱなして全然開けていない片付け なきゃいけないなと頭の片隅にはあったが 単純にめんどくさかったのと正典との若い 思い出を掘り返すのが嫌だった胃を消して ダンボールを開けて整理をし始めると正典 のものと思われる小さなノートが曲りこん でいるのに気がついた何気なく中身を見て いるとそこには女と親しげによりそう正典 の写真があったご丁寧に日付までプリント されている遡って考えてみるとその写真の 日付は私と正典が結婚している時期に 丸かぶりだ まさか浮気されていたの頭の中が真っ白に なった離婚の時消してやるつもりだっった 正典の連絡先はなんとなく消せないまま 電話帳に残っていた触れる手で正典に電話 をかけると現在使われておりませんという 無質なアナウンスが響い たありえないその後が来て事情を説明する と くれて更新所に依頼してみたらどうかと 進めてくれたその言葉に背中を押され私は 更新所に正典の調査をいらし たすると1ヶ月ほどして大量の浮気の証拠 を抑えてきてくれたのだどうやら相手は 会社の同僚らしく交際して5年以上経って いるというつまり私との結婚生活と ほとんど同時信行で浮気していたことに なる通りで帰りが遅い日が多かったわけだ そしてローンの返済に苦しんだのも給料の ほとんどを女に使っていたからだという ことも分かったレストランの支払いや女へ のプレゼントなど相当お金を使っていた らしい私が毎月渡していた5万も使われて いたのかもしれないだから特色上が届く ような事態になっていたん だ給料が不合性だという話も嘘だったし 月に数回の出張と言っていたのは女の元に 行っていたようだった私を騙して女と 楽しい時間を過ごしていた なんてもっと驚くことに正典は私と結婚 生活を送っていたマンションに今も住み 続けているという調査結果があった自分も 家を出ていくふりをして私を追い出し女は 住まわせているの だ連絡も取れずに雲隠れされたと思った 今はあのマンションにしかも女と一緒に 住んでいる なんて到底許せることではないこれから 始まる新婚生活に期待を膨らませて選んだ あのマンションにしかも私と結婚するため に仕事を変えたはずなのにそんな転職先で 出会って相手たなんて裏切り行為を働くに しても早すぎはしないかショックも 大きかったが同時に怒りも込み上げてきた なぜ今まで気づかなかったのだろう信用し すぎてた自分が情けなくなったただ更新所 の結果は一緒に見ようとゆきが言ってくれ ていたのがせめてもの救いだったゆきがい てくれたおかげで私は多少落ち着きを 取り戻すことができたそれにしても本当に 許せない俺も頭に来る痛い目見せてやり たいな私はいても立ってもいられなくて 翌日の朝2人が住むマンションに向かった 短い期間だったとはいえ数年前までこの マンションで正典と暮らしていたなんて 忘れてしまいたい記憶 だ玄関エントランスで待ち伏せをしている と正典と女が仕事に向かうため2人揃って のこのことエレベーターから降りてきた とも実に3年ぶりに顔合わせた典は私が この場にいることにて焦っている様子だっ た追い出すように離婚した元嫁がここに 来るとは夢にも思わなかったの だろう隣の女は正典に貢いでもらったのか 高級ブランドのバックを下げて高そうな ヒールを履いている久しぶりね私からの 連絡を拒否して女とこの家にずっと住んで いたなんて本当びっくりおおい何言ってん の何しに来たんだよ女の手前だからかかマ は私の口を塞ごうとしてくるので私は彼の 手を振り払った女は誰この人といった顔で きょとんとしているその様子を見て私は 感づいたこの人もしかして正典が私と結婚 していたことを知らないんだ流れに 付き合っていた人が既婚者だったという 事実を離婚してくれてどうもありがとう今 は私も交際している人がいてとっても幸せ だけどあんたのことは許せないからこれ から復讐させてもらうねはマジで何言っ てんのかわかんねえんだけど俺たち今から 仕事だから正典は女の手を引いて足場に 逃げようとしたがマンションの外で待機し てくれていた勇気が静止した勇気は私の ことを心配して車で一緒に来てくれていた のだ私は女に向かってこの男3年前まで私 と結婚していたんですよつまりあなたは 既婚者と浮気していたってことですこの人 とこれから結婚しようと考えているのかも しれませんけど私の二の前になるかもしれ ませんよ大丈夫ですかと大きな声で言って やったそれを聞いた女はびっくりした様子 で正典を睨んだやっぱり知らなかったんだ 浮気相手の女にも腹が立っていたけれど 結局は婚者なのによその女に手を出した 元夫が番悪いのだ悪かったよていうかもう 過去の話なんだから今更返されても困るし どうせ証拠なんてないんだろあたふたする 正典に私は更新所の調査以来を 見せびらかした自分が今までにしてきた 行動の証拠がたくさん乗ってるとは思いも しなかったようで口をパクパクさせている 女も調査報告書に釘付けになって眉間にを 寄せ始めたそしてさらにお打をかける離婚 後に浮気が発覚した場合でも慰謝料が請求 できるのよあの時は競技離婚だったから何 ももらわなかったけどたっぷり請求させて もらう ね後日私はすぐに内容証明をマのりと女に 送りつけたその後裁判所で調定を行い 手続きをし正式に慰謝料の請求をしてやっ た正典は更新所の調査通り相変わらず女に お金をつぎ込んでいたようで毎月の給料は マンションのローンの支払いと女のために ほぼ消えていたというそこに慰謝料の請求 が乗っかってくることになり困った彼は 結局あの後すぐにマンションから出ていっ た通勤に使っていた車も手放し今は実家で 暮らしているそう だ正典が帰ってきた理由を正直に話すと 両親はカカに怒ったようで 数年ぶりに私に会いに来て謝ってくれた そして後から知った話したが付き合ってい た女は自分の過去の行いを反省した上で 正典に減滅し会社も辞めて彼の元から去っ てったらしい一緒に働いていた会社にも噂 が広まり正典は白い目で見られるように なったという私は私と結婚する時と同じ ようにまた転職すればとさらっと言っやっ たなぜここまで私が知っているかと言うと あれ以降正典からお金の無心の電話が かかってくるからだなあとみ頼むよ慰謝料 どころが生活立って苦しいんだ彼女にあら れたし金もないしマジで困ってるんだよ元 夫婦の中だろうと言って馴れ馴れしく電話 をかけてくるが相手にするはずがない こんな電話がしょっちゅうのだと勇気に 言うとほっとけ自分が悪いんだから と大人な対応して私に寄り添ってくれる 離婚した時は散々泣いたけどこれでよかっ たと今は思えるのだから実は私は自分磨き も好きだが昔から貯金も趣味で独身時代の 貯金がまあまああるさらに結婚してからも きちんと先取り貯金をしていたおかげでお 金には何の不もなく暮らしているのだ 付き合ったばかりの頃みの憧れだったは元 嫁にお金をせびる男になってしまった昔の 彼は一体どこに行ってしまったのだろう私 はその後勇気と結婚し待望の子供を授かる ことができた勇気は裁布を一緒にすること は夫婦として当たり前だと言いながら私に 家計管理をお願いしてくれるので何も心配 はいらないこれから生まれてくる子供と3 人での生活が楽しみだ [音楽] 私の名前ははるか実家暮らしの現在30 歳小中高大と地元で過ごし就職した今も 実家に残っている何度か出ていこうと思っ たタイミングはあったけれど別に仕事に 不満があるわけでもないし何より育てて くれた両親に対する恩があるから今でも 実家で毎日暮らして いる年金暮らしの父母はそれなりにふけん ではいるけれどまだ介護が必要な気配は ないここでは毎日が同じことの 繰り返しそれが嫌だと思う人もいるかも しれないけどのんびり屋の私には合って いる昨日と同じような今日して明日がやっ てくるこの繰り返しが私の人生だったし 明日も明後日もずっとそうなのだと思って いただがこの半年でその風向きは明らかに 変わってしまっ た妹の雪野とその夫である健二が実家に 曲がりするようになってから だねえお姉ちゃんご飯まだもう少しで できるからちょっと待っててげまた とかあのさ先月もとかだったじゃんか 手抜きはやめてよ ね大学から上京して卒業後はフリーターを していたらしいユのと私は3つ違い大きく なったお腹を揺らしながら突然帰ってきた 彼女を巡って我が家はて夜ワヤの 大騒ぎ結局離婚状態でやってきた妹夫婦を 両親は温かく迎え入れ た元々両親は妹を出来合いしてきた歴史が ある彼女が上京する日は父母共に駅の ホームで人目もはからずに泣いていたほど だそして私の議定にあたる検事も競馬に ゴルフと趣味が父親と偶然一致 まるで昔から実家にいたかのような馴染 みっぷりを見せて今では家のソファーを 1人で占領して いるちょっとはか今月分の家賃が振り込ま れてなかったんだけど ああ今月は月末日が週末だから引き落とし は来月2日なんだよそれに合わせて入れて おくから別に大丈夫ああ あのねこういうお金のことは前もって ちゃんとやっておかなきゃだめじゃない あんたは昔からどうしてこといか ね毎月払いのローンは母親の口座から行わ れている支払い自体は私が行っているので 年度臭いし手数料がもったいないから自分 の口座から毎月振り替えたいのが 本音だが母としてはあくまで自分が払って いるという構図にこだわりたい らしよくわからない信念だ けどでもそうやって私が自分の意見を言う と母の鬱陶しそうなため息が聞こえてくる からこういう時は黙ることにしていた ああ本当に歴の悪い娘を持つと苦労するわ あんたただでさえ生中なんだからもっと ちゃんとしなさいよ ね寄生中ドキッとするような言葉だ妹夫婦 が帰ってきた頃からだろうか最近父と母は 私のことをそう言い表すようになった寄生 中のくせにとかあんたは寄生中なんだから と か昔から私は両親に可いがられる方では なかったあかは暗くて何を考えているか わからないそれに比べて妹はなんて可愛い んだろうそうやって何かにつけ妹と比較さ れ続けてきた妹が家を出て行ってからは私 への当てこすりもやいできたように思って いたのにおおおおこの子はユのに似て 可愛い なあんた孫が間違ってもはかに似なくて よかった わ寄生中なんてひどい言葉で私を傷つける ようになったのは私に子供がいないからと いうのも1つの理由だと思って いる子供は嫌いじゃないけど別に欲しいと も思わない昔そう言ったらひく嫌な顔をさ れたこともある顔を合わせれば彼氏はでき たかかとか結婚はしないのかとか両親が 行ってくるようになった時ちょうど タイミングよく妹夫婦それにお腹の 赤ちゃんが帰ってきたのだ当然私の居場所 はどこにもなくなっ た家賃や高熱費インターネット代に保険料 など雑費を払ってくれるATMそれが私 だっ た私のも大学まで出してもらった恩それ 一点でこの30年間家族に尽くしてきたの だあるか15分遅刻だよごめんちょっと 電車に乗り間違えちゃって休日恋人のかと 待ち合わせてデートに行く彼とは職場の 繋がりで知り合ってもう5年になる優しく て誠実な人で会社での評判も高い私には もったいないくらいの人だといつも 思うあるかは仕事じゃ完璧なのに普段は 結構のんびりなんだよな冗談めかして からかってくるかに全力で謝る本当は夕食 を外で食べてくるとは何事だという理由で 母親から長時間詰められていたから遅れた のだががそういうことは口に出さないよう にしていた彼には私の家族のことを一切 話していない何度か会ったこともあるけど 彼の両親はとてもいい人 だ初めて彼の実家にお邪魔した時は親足 驚いた誰も彼に家事を命じたりしないし 1人暮らしの彼は別に仕送りもしていない そうだ私は給料の半額を実家に入れている のでそれが少し羨ましかったそれに初対面 の私にも息子であるかずにもとても丁寧に 優しい態度を取っていたのが印象的だっ たそんな環境で育ってきた彼に私の実家を 見せたくはないそう思って今日までなんと かごまかしてきたのだ がね はるか真剣な話なんだけど1日遊び回って 最後に訪れたレストランでふいに彼が私を 見つめてきたからドキッとしたうう何か 言いたいことがあるのではないかと思って いたけどいざその局面に来ると同機が 激しく なるゆ指輪とかを取り出されちゃったら どうしよう もちろん嫌じゃないし彼のことは愛して いるけどまだ心の準備 が今度はるかの家に挨拶に行きたいんだ えよく考えれば彼はまだ私の家族のことを 何も知らないそんな状態でプロポーズさ れるのは可能性が薄い話だ空回りしていた 自分に少し恥ずかしくなる ねえ君とは真剣なお付き合いだと思ってる だからさ一度ご両親にも挨拶に行きたいん だけどだめかな言葉のあちこちで私のこと を尊重してくれているのが分かる彼は本当 にいい人だだ けどあのね本当にありがたい話なんだけど でもその なんて言えばいいのか な大丈夫君が何を言っても受け入れる準備 はできてるよ彼の目はどこまでも真っすぐ でこれ以上隠し通すことはできないと思っ た大きく深呼吸をして覚悟を 決める私の両親ってさかずの方とは全然 違うんだよねそう切り出すとやはりかの 表情には果てなマークが 浮かぶ伝わるか心配だったが私は全てを 話し始めた子供の頃からずっと厳しく育て られてきたこと妹と比較され続けてきた こと世間一般で言常識みたいなものが通用 する人たちじゃないこと私は両親に愛され ていないこと 1つ言葉を紡いで いく今まで家族に対する不満を口にした ことはない1つ話し始めると思いが溢れて どうしようもなくて泣かないように話すの で精一杯だっ た事前に用意していた話ではないので途中 色々脱線したりしてしまったがなんとか 言いたいことを最後まで伝える だからねかに合わせるのがとっても怖いん だそう言うとかずはしばらく考え込むよう に黙っていた沈黙が続いてどんなことを 言われるのかわからないやがて彼が口を 開いた時その言葉は恐れていたものだっ た [音楽] うかの話はよくわかったけどでもご両親も そんな風に言うのは良くないよ ああこうなると思ったから言いたくなかっ たのに人は経験したことを絶対だと思う 傾向があるから良い環境で育ったかに私の 実家を理解できるはずがなかったのだ絶望 感が胸の中に 広がるもし君の言う通りなだとしてもそれ ならなおさら会っておかなきゃそうじゃ ないうん う自分の気持ちをせらに喋って息切れを 起こしていた私の脳みそにはよくわから ないでもこうなったら実際に合わせて見る 他ないような気分になってい たもしかが実家に失望して私と別れるよう なを言い出してもしょうがないだって私の 両親なんだから私が一生面倒見なきゃいけ ないんだからあと約束をして別れた後 重たい気分で実家の玄関を 開ける ただいま返事は帰ってこないこれもいつも のことリビングに入るといつもの通り私 以外の4人でテレビを見て笑っていたかの ことを切り出そうかどうかとても 迷うあのさあそんなところにつったってる とテレビの邪魔でしょそんなこともわかん ない わけそんなに言わないであげなよ お姉ちゃんがかわいそう でしょ雪野も一言に皆が笑う私を見下して いることがつけて見えるような爆笑 あのさ今度彼氏連れてくる から勇気を出してそう言うと一瞬だけ全員 が黙ってテレビの音声だけがリビングに 響いた驚いて声も出ない父どんな人なのか 聞いてくる母なぜか笑っている 妹3者山用の受け止め方だったが私は自分 の話題が家族に影響を与えたことで少し だけ嬉しかっ た当然彼女たちが喜んでいるはずなどない のにそれからはトント拍子に話が進んだ次 の週に実家でみんなでランチを食べること に話が決まってからずっと緊張していたの で時間はあっという間に進んでいっ た今日今日はよろしくお願いします したおのかだけど私の方がその何百倍も 緊張していた頼むから変なことを彼の前で 言わないでほしいそれだけを願っていた 食事を囲みながら初めはやかに会話が つがってとてもいい感じだった今思えば私 の家族の方も緊張していたんだと思うそれ がだんだんと打ち解けていってでついに やかな空気が凍ったのは父の一言からだっ たそれにしても物好きな男もいたもんだな はたはた ああだめ だ私は思わず目をつぶった父がだんだん 調子に乗り始めていることが表情から わかるこうやって私を貶め始めたら後の 展開はもう目に見えてい た俺だったらこんなのとは結婚しないよ 自己物件みたいなもんだもん なそうそうこの子は出来が悪くてねかずま さんにも迷惑をかけっぱなしじゃ ない突然何を言い出したのか分からず困惑 するかま妹夫婦の顔にも意地悪な表情が 浮かびだんだんとの雪が怪しくなって くる絶するかの前で私がいかにダメな人間 かということについて楽しそうに会話する 家族 たちかの顔がどんどん曇って いくなんとか私も話をそらそうとするのだ が一度傾いた流れはそうそう変わるもので は ないそれに誰も私の意見なんか聞いちゃい ないのだ机の上の食べ物が綺麗になる頃に はもうすっかりいつもの我が家だっ たいやあ君がうちの寄生虫を引き取って くれたら助かるんだけど ね きせなんですって気をよくした父はもう酒 でベロベロに酔っている母の顔も赤く ちょっと異様な雰囲気だ 戸惑っているかを見てどっと笑いが起き たはるかさんはとても素晴らしい人だと 思っていますあまりそんな風に言われると 正直気分は良くないです ね静かに呟いたかの一言で空気が一瞬 凍りつく上期限だった父の顔がみるみる うちに無表情になっていく 慌てたのは私だやはり彼を連れてこなけれ ばよかったのだそう思っ た実の娘に対してよくそんなそんなに ひどいことを言えますね あなんだお前その口の聞き方 はこうなって欲しくなかったから今まで彼 に合わせていなかったのにその時のは私は 場を収めることに必死だっ ただが酔っ払って気が大きくなった父は 止まら ないてめえなめた口聞いてるんじゃねえぞ お前もどうせしょうもない男なん だろうやっぱり娘が連れてくるような男 ねそこで切れたのは私の方だった自分がめ られるのは別にいい30年間そうだったの だからだけどかずは 違ういい加減にしてかずは本当に 素晴らしい人だしあなたたちとは全然違う 何がしょうもないってそれはあなたたちの 方 でしょな黙り込んでしまう母生まれて 初めて反抗した私は心臓が爆発しそうな ほどにバクバクしてい たがたっと父が椅子から立ち上がるその顔 は真っ赤になっていた お お前お前みたいな寄生虫はこの家から出て いけこの恩知らず 極つその瞬間にあも立ち上がって私の手を 引いた私に荷物を持ってくるように耳打ち をして家から出ていった私ももう糸が切れ たように全てがどうでも良くなっていたの で仕事道具や大切なものだけ鞄に 詰める元々物欲もなかったし給料の ほとんどを家族につぎ込んできたのがこ そうした形だそれでも大きなリュックと スーツケースに般になった荷物を持って 玄関へ行くと腕組みをした父がそこに立っ てい たおいお前出て行ってどうするんだわかん ないけどもうこの家には戻らない よお前に何ができるんだ俺らも生々するよ 歴の悪い子供を持って苦労してきたんだ中 は出てい ほらさっさと しろ追い立てるように家を出て先に外にい たかずと合流 する彼の家へ行く途中でかは涙を流し ながら謝ってき たごめん俺は何も分かってなかった本当に すま ない うんかずは悪くないよそれから私は一時的 にかずの家へ相老して翌月には2人で 新しい場所に移り住んだ誰からも制約を 受けない生活がこんなにも気楽なものだと は知らなくて毎日が 楽しいストレスが大幅に減った私は仕事で も昇進して彼からのプロポーズも受け た全てがうまく回っていたある日父から1 本の電話がかかってきたおおいお前給料 いくらなん だ何の話か分からずに戸惑っていると とりあえず帰ってくるように行ってくる父 もうあの敷地には足を踏み入れたくは なかったので近くのカフェを指定して家族 と話すことにした1人だと不安だったので かにもお願いして念のためボイス レコーダーも 準備そして当日カフェのテーブルを私と かず両親の4人で囲ん だおい特別にうちに帰ってくる許可をやる え腕を組んで重々しく口を開いた父の言葉 は予想外のものだったなんとなく呼び出さ れた理由には当たりがついたけど とりあえず言文を聞いて みるいかめしい顔をしている父の横で母は 笑顔を浮かべているしかし記憶にある 意地悪な笑ではなく私におベカを使うよう な媚びた顔だっ たよかったわねはるかちゃんお父さん許し てくれるってだから帰ってきてちょうだい ね聞けば私が去った今あの家はあれ放題で かなり悲惨なことになっている らしいまあそれはそうだろう物心ついて 以来25年くらい実家の家事のほとんどを 担ってきたのは私なのだ からだがおそらく彼女たちが泣きついてき た理由は他にあるだろう そうそれにねゆきのちゃんたち家族もいる でしょうこれから学校代もかかってくるし ほらあなたも可愛がっていたじゃない育児 には労力だけじゃなく金も かかる議定の検事は発狂だし困窮している のは本当なの だろうだが父は母のが気にらなかった らしい母を制して私を睨みつけたおいお前 誰がそこまで育ててやったと思ってるんだ 勝手に名義変更なんかしやがって親不幸だ と思わないの か私は家を出るにあたって今まで私が払っ てきた全てのサブスクリプションを解約し たンターや家族のスマホそれに各種動画 配信サービスに電気ガス水道特に家の ローンについては母の口座から払っていた から今は彼女が払うことになっているの だろう あのあなたみたいなひどい親に対する高校 なんかないと思います よなおお前 それにあの家の大体の経費を払ってきた のってはかですよねこの間彼女のことを 規制中って言ってましたけど彼女に規制し ていたのってあなたたちの方じゃないん です かそれにあかは年収1000番近くあるん ですよそのほとんどをあなた方の介護に 当ててくれたんだからもっと感謝したら どうです うう父の顔は真っ赤を通り越して血管が 切れそうになっているなおも追い打ちを かけるかを私は止めてポケットから現金を 取り出し た現金にして30万と少しそれを 放り投げると母が慌てて拾いに行った よっぽど本給しているのだろうかと哀れに なるあなたたちのために払ってきた保険 の解約払い戻し金です掛金の何になっ ちゃいましたけどそれを恵んであげるので もう私に関わらないでください ねぜ てめえ暴れ出した父を店員が止める結局 警察沙汰になってしまって父はたっぷり 絞られた らしい後味は悪いけどこれで綺麗さっぱり 私は実家と縁を切ることができたその翌年 に私たちは結婚し今ではお腹の中に新しい 命が いる風の噂では妹夫婦は離婚して今は シングルマザーらしい に両親のような子育てはする前それを日々 誓いながら生まれる日を今か今かと心待ち にして いる私の名前は千春24歳で就職活動中の 大学4年生だ死亡は国際的なエネルギー 企業数々のエントリーシートや集団面接を くぐり抜け明日はがかかった最終面接の 日大1番を前に私は極度の緊張状態に陥っ ていたもちろん面接の練習はしっかりやっ てきた受け応えのシミュレーションや死亡 同機の復讐もばっちりだが明日1度切りで の本番で全てが決まってしまうそう考える となかなか夜もうまく寝つけない 面は日本死者の社長が時々に面接して くれる らしいここまでくれば80%受かるという 情報もあるけれどそれがどの程度正しいの かは分から ないそして私には面接自体の緊張以外に もう1つ懸念事項があるそれ はおい邪魔だ何をいつでもちんたらやっ とるん だ3週間前の2次面接を終えた直後のこと 面接を得会議室から出て廊下を歩いていた 時廊下の奥から怒鳴り声が聞こえてきて 思わず見に行ってしまったの だ冷静になって今考えれば絶対に首を 突っ込むべきではない状況だだがなぜか その時は気になって物影からそっと様子を 伺ってしまった50歳くらいでコブの茶色 のスーツを着た小さいおじさんどうやら彼 がその前でしとしている清掃員の人に怒っ ているようだっ たなあ聞いているのかここの区域は さっさと終わらせて会議室を清掃してお けって俺が時々に命令してやったよななん でまだ終わってないんだよすすみません ですがお伝えいただいた会議室は急遽別の ミーティングが入ってしまっておりまして それが終わるまでこちら区画の続きをやっ ておこうと思ったん ですものすごい見幕で問い詰められている 高齢の清掃員その背中は丸く目には涙すら 浮かんでような気がする何かわからない けどこれはだめだ気づいたら私の足は動い ていて2人の間に立ってしまっていた不審 者を見るような目で私を睨む小のおじさん 飛び出したはいいものの何を言っていいの かわから ないあの私の面接会場が直前で会議室に 移動になったんです もしかしてそれのせいですかね あなんだお前はごもともな反応を返して くるおじさんそもそも私はここの社員で すらないただの学生 だ口を挟むべきではないのかもしれないだ がこのひどい光景を黙って見ているわけに はいかないそう思ったのだ突然の乱にがれ たのか本部長は大きな舌打ちをするそして ため息をつきながらドスドスと去って言っ てしまったそして最後にお前就活性 か覚え とけよそう言われてしまったのだあの日の 出来事を思い出すと今でも心が苦しく なるもしあの人が偉い人だっ たら私が出しったことで採用に不利になっ てしまったらどうしようそれにこの出来事 で正直会社に対しての不審感が芽生えてい た採用されたとしてもあんな人がいる会社 でやっていけるのだろうか不安は尽きない だが説明会や面接で出会った他の社員は みんなとてもいい人ただったそれにあの 会社の仕事の内容にはとても興味が ある私の学生時代に力を入れたことといえ ばインターン活動がメインNPO法人に 勤務して途上国支援の仕事に熱中していた 1年半の間現地で留学もしたその上で もっとビジネスメンから途上国を支援して いきたいと強く思ったのだあの会社での 仕事は私のその夢にとってぴったりの条件 だった多少嫌な人がいたとしても絶対に 内定をもらいたい困難があったとしても 乗り越えろてお母さんも言ってたもんね 決意を新たにして私はとについ た翌朝いつもの習慣で仏壇に手を 数年前に亡くなった母の写真が私に微笑み かけた頑張れ千春ちゃんなら大丈夫 そう言ってくれているような気がして 心強いそれから腕時計を忘れ ない古ぼけたデザインだけどお母さんの片 だこれをつけていると今でもお母さんと 一緒に時を刻んい気がするそして私は覚悟 を決めて決戦の地である本社へと向かうの だった受付で人事の方から指示があって 面接の被室に入る部屋には数人の就活生 たちがすでに座っていた前回までの面接の 中で顔見知りとなっていた学生の横に 腰かけるやかに挨拶はしたけれどさすがに 相手の顔も硬かっ たねえまずは総括本部長と1対1で面接を するんだっててっきり社長との面接だと 思っていたので初耳だったどうやらまずは 本部長と話してその後で社長が入ってくる 流れ らしいでこの本部長がめちゃくちゃ厳しい 人なんだって聞けば3次面接でこの本部長 と面談した学生は誰1人として受から なかったらしい中には怒鳴られて途中で 面接が中止になった子もいるそうだ彼女は 就活の情報サイトの書き込みからその噂を 知ったと言ってい たそんなことを聞いてしまうと王もなく 緊張してくるしばらく待っていると控室に 担当者が再び現れたそれから学生たちを 1人1人呼び出していくついに最終面接が 始まったん だ緊張の余り私はトイレに行くことにした 蛇口で手を洗いながら精神を統一する片の 腕時計に手を置いて大きく深呼吸胃を消し てトイレから出ると清掃員の方とわした 先日あの小太りなおじさんに詰められてい たおじいさん だお嬢さん今日も面接です かあはいこれから最終面接なんです ちょっと緊張しちゃってそうかいそうかい と優しい笑顔を見せるおじいさん朗らかな 雰囲気で話しているとなんだか緊張が ほぐれるのだった この会社の人はみんな親切でねお勧めし とくよってまあ私がこんなこと言うのは どうかと思うんだけれど もこの前社員の人からあんなに厳しく詰め られていたとは思えない発言だったそう 思っていることを見透かされたのかおじい さんが照れたように 笑うまあ時々厳しい人もいるねでも長く この会社にいる人はみんないい人たち ばかりさお嬢さんも頑張りな ねそう言っておじいさんは荷物を持って 去っていった普通の会話ができたおかげか なんだか緊張が解けたような気がするそれ にあの人の言う通りであれば基本的に社員 はいい人が多いらしいそう思うとなんだか 元気になってくるのだっ たしかし私の元気は面接が始まると同時に 叩き潰されることになる案内されて入った 会議室で待っていたのはあの時の小のおじ さんだったのだ彼もすぐに私だと気づいた らしく苦苦しげな表情に なる流された席に恐る恐る座るとアイス ブレイクもなしに面接がすぐに始まった 雰囲気は重く声が 狂える総括本部長だと名乗った目の前の おじさんは興味なさそうに手遊びをして いる全く目が合わないので聞いているのか 聞いていないのかわからない質問の口調も 投げやりだっ たんでなんでうちに入りたいのどうでも いいとでも言いたげな 態度だけどなんだその聞き方はと切り返す わけにもいかない就活においては学生は 圧倒的に弱い立場なのだ私は懸命に訴えた 学生時代のことインターンの経験この会社 に入ってビジネスメンで社会貢献したいと いう 夢だが社会貢献と言った瞬間に本部長は 皮肉っぽく笑った出たよ社会貢献多いんだ よね君みたいな学生ってさ社会貢献がし たいならボランティアでも何でもすりゃ いいじゃんかビジネスは事前事業じゃねえ んだよでですからボランティアでの支援を 通じてビジネス的な課題解決の重要性に づいたんですそれでその後も私の話を 薄ら笑いを浮かべて聞く本部長相手にされ ていない悔しさ見下される無力感トのある 言葉遣いに失っていく自信膝に乗せた手が 震え声が小さくなって いく ああだめだなんとかしないと あその時偶然手が母の腕時計に触れた母 からもらった 片その確かな感覚で私は意外なほど単純に 立ち直ることができた受け応えの最中に 突然黙り込んだ私を本部長が 睨みつけるだけど不思議ともう怖いとは 感じなかっ たすみません えっともう一度ご質問を確認させていたい てもよろしいでしょう かちちゃんと聞いとけよだから君の学部で の勉強がうちにどう関係してるんだって 聞いてるんだえそれでしたら1度立ち直っ てしまえば口から回答がすらすら出てくる 相手の質問の意図を正確に組んで完に 答える就活のセオリー通りにしっかりと すると私の言葉を聞いた本部長が意地悪な 笑味を浮かべ たふん偉そうなことを言ってるけどこの 分野なら線の著作はしっかり読んでいるん だろうなどうやら本部長は私の先行分野に ついて多少知識がある らしい知識でマウンティングしようとして きているのだろうかだが私は同時 知らないことは謙虚に受け止め知っている ことだけをしっかり答えていくこういう 知識マウンティングにはそれが一番効果的 だ相手にペラペラと喋らせるそうすれば いずれつまり途上国に支援をしたところで 無駄金に過ぎないということだああいえ それは違います相手の理論にボロが出る その瞬間が反撃のチャンスだ適当な水論に なっているところの隙をつくそして 畳みかけるようにロパして変な マウンティングをしてきたことを後悔さ せるの だききき 貴様私の言葉を遮るようにどんと机を叩か れたのでビクッとして我れに 帰るしまった いつの間にか大学の知り合いと喋るような テンションで相手をロパしてしまっていた 本部長の顔は怒りで真っ赤にいや赤を 通り越して紫色になってしまっている机に 叩きつけた拳は屈辱に震え眉間には ビキビキと血管が浮かんでい た目上の人間に口応えするとはいい今だな えあそそういうつもりでは完全にやらかし たどうしよう私も内心でパニックに陥る そして無意識にまた腕時計を触っていた その動きを本部長は認めた らしい大体なんだその時計は古いし汚ない 並みをしっかりするのは社会人としての マナーなんだよそんなことも分からないで きたのか母の片をけなされて頭に血が登る 感情が沸騰してコントロールが効かなく なったそして行場を失った感情が涙となっ て目から溢れ出てしまう私の涙を見て本部 長は馬鹿にしたように鼻で笑った は泣けば許されると思ってるのかこれだ から甘やかされて育った学生はダメなんだ よ学生気分が抜けないままじゃ社会人とし てはやっていけない な息が苦しいどうにかこの場から逃れたい 頭の中はその考えでいっぱいだった会議室 のドアの方を向いて出て行こうとしたその 時扉がが開いて誰かが入ってき たうん何事かね社長いえ今こちらの失礼な 学生に指導していたところです社長と呼ば れたその男性がゆっくりと歩いてきて本部 長の隣に座ったきろっとした体型に優しげ な表情その穏やかな雰囲気は隣に座る本部 長と対象的だ 社長を見ながら本部長は私の腕を指さした ほら見て くださいこんな小汚い腕時計を面接につけ てくるなんて非常識だとしってやっていた んですよ うんそその時計は社長の目が大きく見開か れて机に身を乗り出すよく見せてくれとむ 社長に向かって私は困惑しながらも腕を 差し出した会議室の照明に照らされて輝く 母の片時計版をしげしげと見つめていた 社長はやがてほとため息をついたその表情 は驚きと感動に満ちているように見え たし 社長失礼あなたのお母様は美子さんと おっしゃるのではないです かそれは確かに母の名前だった数年前に 亡くなった母と目の前の社長の間にどう いう繋がりがあるの だろう生前の母は大学の教授だっ ただが特にエネルギーとは関係なかった ような気がする [音楽] けれどお母様と私は同じ大学で大学院まで 同じでした卒業後に会うことはありません でしたが素晴らしくそう明で非常に優秀な 方で私も多大な影響を受けたものです尊敬 していたと言った方が正しいかもしれませ んそんな彼女がとても大事にされていたの が印象的でこの腕時計のことを覚えていた の ですええ 母はこの時計をとても大事にしていました 母も祖母から受け継いだものだと数年前母 が亡くなる前に私がこの腕時計を受け継い だの ですそうですか亡くなったとはお聞きして おりましたがそうですかあなたが娘さんな んですね昔話に花を咲かせる社長このにい ない母との絆を思わぬところで感じて胸が いっぱいになる 私そしてその横で静かに座っている本部長 その顔には油汗が浮かび上がり顔色が みるみる間に悪くなっていって いるしばらく私と会話をしていた社長は ぎりと本部長の方を睨みつけ たで汚 腕時計でしたか うういえそれは何と言いますか言葉のあと いう か部長こそ丁寧ではあるが社長は明らかに 本部長に対してとめるような視線を送って いる恐縮仕切りの本部長は背を丸めて 縮こまっているさっき私を詰めていた時の 半分くらいのさなんじゃないかと思うほど だ前々から不審に思っていたんですよ あなたのチームからは不自然なほどに給食 者や退職を希望する社員が多い長きにわっ て苦情や陳情をもみ消していたようですが すでに私のところまで通報が届いてい ますそそれ はまあ彼女の前で話すことではありません ねこの後社長室に行きなさい処分は追って 伝えますそう言い渡された本部長の顔は 別人のようにやれてしまっているまるで この数分で10歳もおいたかのようだっ たしばらくぶつぶつ何かを口走ってやがて よろよろと 立ち上がるそうしておぼつかな足取りで 会議室を出ていったのだった お苦しいところを見せてしまい申し訳あり ませ んうえいいえそんな頭をあげて くださいそれからはまた少し社長と世間話 をした面接というよりは本当にただの会話 といった調子それも終わって席を立った 社長は私に内定を出してくれた目標を達成 した安心感から呆然としていた私は内定書 をもらって初めて実感が湧いてき たこうして私の就職活動は終わりを告げた のだったその後数回の内定研修を経て私は 無事に入社することができた希望の部署に も入ることができて毎日学びと奮闘の日々 だ今は仕事が楽しくて仕方がない余談だ けれど私が入社する頃にはあの本部長の姿 はなかったあの面接の後すぐに解雇された のだと いう噂では数年間にわって相当数の部下を 潰してきたらしいだが社内通報窓口の責任 者でもあった彼は報告を全て握りつぶす ことができたそこで社長は清掃に入って もらっている企業の協力を得て元本部長の 実態を調査した らしい清掃員たちを下に見てストレス解消 に使っていた彼の悪業はその時点で全て 社長に報告された図らずも私はその現場の 1つに出くわしてしまったというわけだ まあ辞めていた人のことを考えている暇は 私にはない夢のために一歩ずつ努力を 積み重ねる日々を送ることができている もちろん今でも母の腕時計と一緒 に警察ですこちらのお店が詐欺を働いて いると通報を受けたのですがは はいたった今やってきた警察詐欺を働いて いるとのことだが一体どういうことなの か私の名前は七自分のお店のオープンを 控えている若い頃から日本のあちこちで 修行を重ねてきた元々料理自体はすごく 好きでいつからかこれを仕事にしようと 考え始めていてようやく今回出すことが でき たしかしながら料理一筋というわけでも ない しっかりと恋愛もしてきた夫の名前は優馬 以前私が働いていたお店の常連客でいつも 仕事帰りに来ていたある時私は優馬に声を かけられお姉さんて彼氏いますかへいやい ないですけどじゃあ1つお願いがあって 交際の申し込みですかそれなら私は断ろう としたら彼はことを話してきたああごめん ごめんそんなんじゃないんです実は料理を 教えて欲しくて料理をどうしてですかいや 実はお袋が今度退院してくるんですそれで 何か食べたいものはあるかって先日聞い たら手料理が食べたいって言っててそうな んですかちなみに得意な料理は何かあるん ですかそれが生まれてこの方まともに料理 なんかことなくてご飯くらいしか炊けない んですよなるほどそういうことですか こちらの料理はいつも美味しくて実は毎日 通ってて味を研究しようと思ったんです けどなかなか難しくてそう言うと優馬は 非常に困ったという顔を見せたそれを見て なんとか力になってあげようと思い私は 料理を教えることにしたさすがにお店の 料理を教えることはできませんが私が何か 一品お教えしましょうか本当ですか是非お 願いしますそれから時間を作って優馬に 料理を教える日々が始まった最初に料理を したことがないと言っていただけあって 優馬は本当に何も知らなかったただ彼は それでも一生懸命で私の言うことを しっかりと聞くそんな姿を見せ だんだんと私も引かれていったそして義母 の隊員後優馬は義母がよく作ってくれたと いうオラスを作って提供したすると義母は 大いに喜んでいたそうだ後日私も報告を 受けて良かったと思っていたのだが優馬が そんな時に俺と付き合ってくれませんかと 交際を申し込まれた私自身も惹かれていた のは間違いなかったでこの交際を受け入れ その後少しして結婚結婚の際に義母と 初めて顔を合わせオムライスを教えたのは 自分だということも明かしたすると やっぱり優馬が作れたのには不思議な気が してたのあなたが教えてくれたんですね ありがとうござい ますいえいえとんでもないです私もその おかげでこうしてさんさんと出会うことが できたんですからそうねエとは不思議な ものよ ねそんな話をしたことを今でも覚えている 私からすれば義母はかなりいい人だ結婚を 祝福してくれいわゆる嫁いびりなんてもの は一切ない優馬と結婚したことは色々な面 でメリットしかなかったいい生活を送る ことができるそう思っいたのだが想定外の ことが起きた結婚してから1年経過した時 ある人物に出会う水という女性だ私が疑 実家に行った時周辺を散歩している時に 話しかけられたどうもあなたが優馬の奥 さんそうですけどあなたは優馬の元カノの 水希ですそそうですかそれで何かご用です かいや今日は特にないのそれよりもどんな 人が奥さんになったのかなと思って見に来 たってわけなるほどそれにしてもあなたも 気をつけた方がいいと思うよ何がですか ユマって浮気する癖があるから へ私はそれが原因で別れちゃったんだけど ねそうそうですかでも仮にそうだったとし ても私は今の彼を信じますだから心配には 呼びませんご忠告ありがとうござい ますそう言って私はその場を立ち去って いったへえ意外と尽くすタイプなのかな こりゃやりがいある わそれからいつも通りの生活を送るもの水 の言っていたことがどうしても頭に噛んで いた今は何もしていないと信じたいでも もし私の知らないところで何かしていたら んなみどうかしたかううんうんなんでも ない少々顔に出すぎたようだ私は平然を 予想負い普段通り振る舞うことにした しかし3日後帰宅した優馬が七どうして 黙ってたんだ 水希と会っただろどうしてそれを今日水希 から聞いたんだよ奥さんと会ったってな うんうん別に怒ってるんじゃないんだよ なんで黙ってたのかなって不思議に思って て別に言うことじゃないかなって思ったの もしかしてあの日顔が暗かったのは何か 言われたからじゃないのかそそんなこと やっぱりそうなんだだね聞かせてくれない 一体何があったのか優馬の目は本気だ私は 諦めてあの日水が何を言ってきたか話す ことにし た全てを聞き終えると優馬は少しりついて いる 様子否定するとかそうじゃなくて水希の話 は鵜呑みにしないでえ俺が浮気したって 言ってたみたいだけどそれ俺じゃなくて あいつなんだよ え俺たちは確かに交際はしていたでも水希 が男とばっかり遊んでるって周りから聞い てそれで別れたんだよそうだったんだ こんなこと本当は話すべきじゃないと思う んだけどごめんねそれは全然いいよでも じゃあなんで私のとろに来たのかなわから ないでももしもう1度来たら教えてくれる 俺が返すからわかっ たこうしてこの話はひとまず終わったなぜ 結婚したタイミングで来たのかは不明だっ たもしかして嫉妬そう思ったがまさか そんなことはないと思いあまり気にしない ようにしてい た数週間後私は新しくオープンするお店の 準備をしていたもちろん宣伝しなければ いけないのでSNSを買って宣伝そして それを見た人が店を尋ねてきたすみません お店はまだオープンじゃないんですけど えお店の出入り口には水が立っていたああ なみさんでしたっけもしかしてここって なみさんのお店なんですかへえ超 偶然私にはとても偶然には思えな しかしあくまで平常心を保つべく普通に 接することにどうしたんですか悪いんです けどまだお店はオープン前なんです知って ますよでもちょっとだけ食べたいなと思っ て何か食べさせてくれます か図々しい人だと思い追い返そうと思った がなかなか帰ってくれる様子もないので 一品だし 念のために録音機をセットして会話は全て 録音そして一品食べるとおいしいと言って 帰って行ったのだがお題は特に取らなかっ たし彼女も払う気など一切ない様子だった さすがお店出すだけはありますねこの辺の お店じゃこの料理は食べられませんよそれ はどうもでもよく優馬が認めてくれたね 優馬と出会ったのは私が元々修行していた お店だったのでお店を出したいっていうの はその時から応援してくれてたんですだ からその夢はずっと応援してくれていまし たへえあの優がね意外ですか私と付き合っ てた時はもっと口うるさいような男だった けどな へえまあいいや じゃお店頑張ってください応援してます どう もその晩私は優馬に水に会ったことを話し た優馬は驚いているようだったが特に私も 危害を加えられたわけではなかったので とめるのはいいと優馬に告げた意外にも いい人なのかもしれないそんなことを思い ながら次の日いよいよ1週間に迫った オープンの日に向けて準備するためお店へ すると数人の人が待ち構えていた物珍しさ に見ているだけなのだろうかそんなことを 思ってその中の1人に話しかけると驚きの 内容を告げ られるなんとここにいる数人はオープ前に 試食できるということを聞いてやってきた らしいもちろん私ははお店の告知はして いるもののオープン前の試食なんて宣伝し ていなかった一体どこでそんな情報をそう 思い男性に尋ねるとSNSで見たと話した するとそこには水希のアカウントと思わ れる女性が宣伝していることが判明私は来 てくれた人たちに謝罪して今日のとは帰っ てもらったその後を優馬に連絡しこのこと を報告水希に注意してもらうことにした しかし数時間後水希が再び店にやってきた なんだせっかくお店のこと宣伝してあげた のにありがた迷惑です中には残念がってい たお客さんもいましたオープン前から評判 が下がったら大変なんです よ私はいつもよりめの口調で言ったすると 水もそれに答えるかのようにはあだったら 全員に振る舞ってあげればよかったじゃ ないそうしたらいい評判も広がった でしょうにそんなわけないじゃないですか 最初は無料で食べれたのに後で高い金額だ と思われたらそれでお店への客足は漂えて しまうんです はあもういいわ宣伝してあげて損した宣伝 宣伝って言いますけどあれのどこが宣伝な んですか先ほど店に来た人たちに水希の アカウントを見せてもらったがあんなもの 宣伝でもなんでもない書いてあった コメントはこうだオープン前のお店味は まあまあだけど行きたい人はただで食べ られるからいいかもこんなもの宣伝どころ か店の評判を下げているだけだ すると水希が不気味な笑を浮かべながら 話し始め たなんだ見ちゃったのかそれならもう猫 かぶらなくていいねどういう意味ですか 気づいてるかもしれないけど私あなたに 嫉妬してるの優馬と結婚したあんたにね な先ほどとは全く違う態度に 私は言葉を失った私と別れた理由は確かに 私が男と遊んでいたことが原因よでも全て 優馬が悪いのはい仕事ばっかりで週末 くらいしか会ってくれないちょっと待って ください週末くらい仕事してたら会うのは 週末になるのが当然じゃないですかむしろ それでも合わない人たちはいっぱいいると 思いますけど私は毎日でも会いたかったの でも仕事が終わらなかったりして毎日は 厳しいってことになっていやいやそんな 毎日なんて無理ですよなんで実際私が浮気 してた相手なんて私と毎日会ってくれてた よちなみにその人の仕事はうーん仕事の話 は知らないけど仕事はしてるって聞いてた それって何もしてないん じゃくだらない話に付き合わされ話が脱線 してきたのでとりあえずもう余計なことは しないでください優馬にも言われてますよ ねねえ誰かさんがちくったおかげで散々な 言われよだったよ私も同じ気持ちです さっさと出ていってくださいあそうそっち がその態度ならにも考えがあるわ何をする つもりですか別 に不敵な笑を浮かべて彼女は店を出ていっ た何かするつもりかもしれ ない優馬に相談すると店のオープン日は 休みだというので一緒に店にいてもらう ことにしたとりあえずこれで人安心しかし その矢先事件は起きるオーン前日最後の 調整に入っていたすると店のドアを誰かが 叩くまた水希かと思いドアの方を見ると 青い制服を着た男性が2人そう警察官 だ私は別に何かを疑われるようなことも うめたいことも何もない一体何しにここへ 私はドアを開けを聞くことにした別に悪い ことをしたわけでもないのに警察官や パトカを前にするとドキドキするのはなぜ だろうそんなことを考えながらドアを 開けると警察の1人が突然すみません七 さんでお間違いないでしょうかははい この間こちらで食事された方が詐欺にあっ たって聞いたんですよ何かご存知ないです か 私はこの時に水希の仕業だと一瞬で分かっ た考えがあるというのはこのことだったの かもしね他のお客さんからも被害が出て るっていうことですといよいよ我々も操作 しないといけなくなるんですが心当たりは お2人ともすみませんこちらからも質問 いいですかはい何でしょうかその被害者 ってって女じゃないですかごめんなさいね 個人情報ですからお答えできないように なってるんですよそうですよねじゃあ質問 を変えましょうか被害にあったのってまだ 1人じゃないですか今のところはそうです ねなるほどお2人とも騙されてるみたい ですねえそもそもこのお店まだオープン すらしてないんですよ なんですかでは一体どうやって食事を水 って女性が私の店に突然来て何か食べさ せろって言われたんですよ最初は断ったん ですけど帰ってくれなくて食べさせたん です本当ですか ええなんならその時たまたま私お店の反響 音を確かめるために録音しておりまして 彼女とのやり取りが入ってるんですよ聞い てみますか その後私は警察官2人に録音を聞かせ誤解 が解けたそしてその様子を店の外から水希 が見ていたあ水希さん聞いていた話と違う じゃないですか えあなたこれだけ聞いてるとあなたが訴え られても文句言えませんよえいやこれは やってくれましたね水希さんじゃ冗談よ 冗談ほらこれからお店やっていけば変なお 客に当たることもあるだろうし今日はその 練習だと思ってくれればそれでいいじゃん 練習あなたみたいな人が今後も来ると言い たいんですかさそう そうそんなわけないでしょ分からないじゃ ないそんなこと確かにお客さんの中には 変わったお客さんもいますよね暑すぎる ぬるすぎるおいしくなかったからただに しろとかいっぱいあります私も過去に経験 しましたでもあなたみたいに詐欺だなんて 言った人は初めてですよな何よ実際詐欺 みたいなもの でしょじゃああの時あなたはなぜお金を 払わなかったんですか え詐欺って言いましたよねそも私お金を 取ってすらいないんですけど あ本当ですか今のはいいや その詐欺って言うなら水希さんあなたの方 ですよね水の顔はどんどんと青ざめていく 今の状況をまずいと思っているよう だじゃあとりあえずお巡りさんこの人連れ て行ってもらえますか邪魔なんで じゃあ行きますよ水希さんはあ逆だったの か くこうして今回の一見は幕を閉じたその後 事情聴取を受け私の店に対して出金を 食らった優馬に謝罪の連絡が来たらしいが 怒り浸透の優馬は相手にすらしていない今 彼女はどこかの田舎でひっそりと暮らして らしそしてあの後私の店は繁盛し今は たまに優馬にも手伝ってもらっている本当 に無事オープンできてよかったこれからも 頼りがいのある優馬と共に支え合って生き ていきたい

【スカッと総集編】ワル自慢がウザいママ友夫がヤクザの高級車に追突→ママ友夫が、私たちのせいにしたら夫が…【修羅場】

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若林タカツグ/カッパエンタテインメント

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