その場の思い付きで立ち入り禁止区域へ…愛車とも呼べるロードバイクを手放す結果に「2012年毛無峠・小串鉱山遭難事故」

予定はしていなかったけどなんだか良さ そうな場所があるな危険につき立ち入り 禁止の標識があるけど行っても大丈夫だと インターネットに書いてあったからきっと 大丈夫だろうそんなその場の思いつきで 予定外の道に出てしまった末に10年以上 にわって暗くを共にしてきた愛紗とも 呼べるロードバイクを手放さざるを得なく なり自分自身の命も危険にさらしてしまい ますにも関わらず今後の活動に影響がある かもしれないからと通報することを ためらい続け遭難してしまった事故をご 紹介します登場人物は1人の男性一条さん です彼は日頃から自転車レースやマラソン 登山などとアクティブな趣味を楽しんでい た会社員ですそんな彼が長野県の上田海軍 にある高山村へといつものように愛車の ロードバイクで JR松本駅から始発列車でJR長野駅まで 向かいます下車後はロードバイクを 組み立てサイクリングで東へと向かいM字 型で有名なMウーブを越え千川へと進んで いきますその後は長野電鉄の須坂駅前を経 てスーパーで食料の買い出しスーパーを出 た後はほどなくして上田海軍の高山村に 行きますここで彼の旅の目的は達成する 予定でした2012年5月26日土曜日1 日目一条さんは週末の土日休みの楽しみに と自宅近くのJR松本駅を出発し長野県と 群馬県の境にある高山村まで愛車である ロードバイクでツーリングをすることにし ました長野県高山村はお隣の群馬県吾妻郡 つご村と隣接する村でその間には毛なし峠 と呼ばれる標高 183mの中央会地点がまいでいます分水 会というのは降り注いだ雨や川がどの海に 流れるのかが変わる地点のことで特に太平 洋瀬戸内海側に注ぐのか日本海東シ海側に 注ぐのかを分けている分水会を中央分水会 と呼んでいます一条さんは趣味の ツーリングで今回の目的地である高山村を 除いた長野県内の全ての市町村を自転車 またはジョギングで走っていましたその ため最後に高山村までツーリングをして 長野県内の全ての市町村をコンプリート しようという目的で今回の旅に出たのでし たそのために日の出よりも早く希少し ツーリングの準備を始めます高山村まで サイクリングで向かうのは土日の2日では さすがに無理があるのでまずは愛車の ロードバイクを電車に持ち込める状態に 畳みます輪行袋に綺麗に閉まったロード バイクを担いで朝にに包まれるJR松本駅 まで歩いて向かっていきますJR松本駅 からは始発列車に乗りJR長野駅まで電車 で向かいます無事にJR長野駅に到着後 畳んでいたロードバイクを組み立て ツーリングの開始ですまずは東の方向へと ペダルをこぎ始めました天候にも恵まれ 気持ちの良いサイクリングの開始です途中 に長野マラソンでおなじみのMウーブを 越え川を眼下に収めながらは長野電鉄須坂 駅までサイクリングで向かいます午前9時 過ぎ長野電鉄須坂駅前を通過した後に 見つけたスーパーで食材を買い込みます ちょっと買いすぎたかもしれないと思う ほどの食材をロードバイクに積み込んで 再び高山村を目指してロードバイクを漕ぎ 始めましたほどなくして目的地である上田 海軍の高山村に到着しましたの原村市町村 を制覇ですその後は来た道を引き返そうか とも思いましたがせっかくここまで来たん だからと峠の1つでも超えていくことにし ました市長村制覇でやや気が大きくなって しまっている様子の一条さんです とりあえず高山村からすぐのけなし峠を 目指してロードバイクを漕ぎ始めました しかし高山村に入った辺りから急に坂は 勾配がきつくなっておりなかなか思うよう に進めませんさらに剣道112号のマザ 道路を分岐後は勾配がさらに急になって おり2車線の広さがあるにも関わらず坂の 勾配は12%にも達していましたそれでも なんとか持ち前の体力を生かしてゆっくり と着実に峠の方へと進んでいきました やがて道が狭くなる代わりに坂の勾配は ゆくなり始めました道中でたどり着いた弓 公園と呼ばれる展望台のようなスペース からは山田牧場や横手山渋峠が見えました がいずれも標高が上の方に位置しており 登っていく気には到底なれませんでした 当初の予定では峠をいくつか超えてやろう という意気込みでしたがあまりの急勾配に やられすっかりとその木はどこかに行って しまいました午後0時頃こまめな休憩を 挟みつつなんとか標高1930M付近の 安部まで登り切ることに成功しましたもう これ以上峠を超えていくのは体力的に 難しいと判断しひたすら山道を下っていき に着くことにしましたロードバイクで風を 切りながら道を下っていき漫才への分岐を 通過しますこの辺りから道が徐々に細く なっていき樹木の少ないどこか日本離れし た光景となってきましたこの道でいいのか という不安に駆られつつもなんとか目的と していた毛なし峠にまで無事に到着する ことができました長野電鉄須坂駅前の スーパーで買い込んだおにぎりなどを バクバクと食べていきますみかの群馬の ネタで有名な景色を楽しみながらのつのの 休憩です体力も回復してきた一条さんは 向こう側の串鉱山まで行ってみたいなと 考え始めましたしかし標識には通行止め この先危険につき関係者以外立ち入り禁止 遭難多発地帯と記されており何やら危険な 様子ですしかし一条さんはネット上に田房 機がたくさんあった気がするから大丈夫と 愚鉱山に下ることを決めてます一条さんが そう決めた時管理関係者のような車両が1 台小串鉱山の方に下っていくのが目に入り ましたこれは待ち合わせたら怒られそうだ なと思いひとまず近くにある手軽なハだけ に登山することにしました物の15分ほど で標高 1999Mほどのハだの盗聴に成功しまし た盗聴後来た道を引き返してけなし峠に 無事に戻ってきます管理車両がすっかりと 見えなくなっていることを確認していざ 小串鉱山への道を下り始めました道は砂利 が非常に多いつづら折りの三界ルートで 1度下ったらもう登る気にはなれないよう な道です持ってきた熊よけの鈴を鳴らし ながら進みやがて小串鉱山の跡地へと入る ことに成功しました地面がもろいために ちょっとした傾斜でもロードバイクの車輪 が取られてしまうために押して歩くしか ありません一昔前は日本有数の硫黄鉱山と して栄えた鉱山地帯でしたが今は人の気配 はなくかつては賑わっていたであろう建物 の跡地が残るのみでした配送の中を巡って いるうちに一条さんが持ってきた地形図に あるはずの車道がなくなり歩道もすっかり とやの中に埋まっていますそれでも学校 跡地や遊具を眺めながらつご村に下る夕 歩道を目指してロードバイクを押して進ん でいきますこの辺りにつご村への徒歩道路 があるはずだと歩き回りますが ヤが深すぎて一向に道が見つかりません前 の方を見てもヤが深すぎてどちらへ進めば いいのか検討がつきません道に迷ったと気 がついた時には沢を下る直根に出ろが鉄則 ですが一条さんはどこかで探していた歩道 に当たるはずだと信じて枯れた沢の筋を 下り始めますしかし池ども池どもお目当て の歩道には行き当たりませんそればかりか 頼りにしていた地形図も気がつけば なくなっていますどうやらどこかで落とし てしまったようですやばいところまで来て しまったと思い始めた一条さんでしたが 担いでいたロードバイクを捨てるわけにも いかずかといって担いで登り返す気には 到底なれず沢を下り続けますやがて水流の ある沢と合流しましたこれまでは枯れた沢 に沿っていたため地面の上を歩いていまし たが水流のある沢と合流してしまったため さらに下るには水の中を歩くしかありませ ん仕方なくサバサバと音を立てながら ロードバイクを押したり担いだりして転ば ないように慎重に沢を下り続けますしかし 沢はどんどんと勢いを増していき一条さん はついに足を取られて点灯してしまいまし た靴が流されて素足になることはなんとか 阻止しましたが荷物は水浸しになって しまい左膝も怪我してしまいました助けを 呼びたいところですが携帯はもちろん県外 なんとか自力で進もうとしますが これまでに蓄積した疲労と怪我により ついに立っていることも困難になって しまった一条さん仕方なく崖下にわずかに ある兵でビバークすることにしました長野 電鉄須坂駅前のスーパーでたくさん 買い込んだ食料もほとんど食べてしまって おり夕食はウイダーインバープロテイン1 本とポカリスエットがペットボトル半分 ほどのみカロリーメート1箱と ポカリスエットの半分のみを明日に残し 眠りに着くことにしました服は濡れており 地面はゴツゴツでとてもではないですが 快適な睡眠ではありませんしかしそんな ことも言えず落ちるように眠りに着きまし た5月27日日曜日2日目午前6時前浅い 眠りから冷めとりあえずカロリーメイト2 本を口にしますとても成人男性の朝食には 足りない量ですが仕方がありませんこの 状況から脱すべく沢を再び下り始めました 点灯した時に怪我した左膝が痛むため休憩 を時折り挟みながらゆっくりと進んでいき ますすると人間が通ったような跡と沢を 渡したワイヤーロープさらに枝について いるピンクのテープを発見しましたこの テープに沿って登っていけば道に出るので はないかと思い運に身を委ねる形で辿って いき始めましたやがてブロックでできた 背後屋にたどり着きましたこれまで下って きた人工物が何もない差と比較すればこれ は希望が持てるのではないかと期待に胸を 膨らませ歩みを進めますしかしやがて何も なくなってしまいました希望が立たれた 状況に呆然とやの中で立ち尽くすしかない 一条さんですですが引き返す道ももうあり ません仕方なく大丈夫だ大丈夫だと自分を コブしながらロードバイクを担いだり 押し上げたり時には引っ張りあげたりし ながら進んでいきます分速5mにも満た ない速度で少しずつ少しずつ進んでいき ました持っていたポカリスエットは月 ボトルの水ももうわずかしかありません それでも歩みを着実に進めていきます少し ずつ歩みを進めるうちにちょっとした高台 に出ましたもしかしたら携帯が通じるかも しれないと一るの望みをかけ携帯を開き ましたすると微弱ながら電波が立ってい ました早速通報して助けを求めるかと思い きやGPS機能で自分の居場所を確かめ ますその結果一条さんが予想していた位置 とは大きく異なる位置にいることが判明し ます絶望に心が包まれ始めた一条さんもう 一度沢筋を下っていくことにしました午前 11時頃全身がすっかりと疲れはてロード バイクを担ぐことができなくなってしまい ました残りのカロリーメートも口にして ついに食料も底をついてしまいます いよいよ遭難師が頭をよぎ始めました12 年もの間クを共にしてきた相棒とも呼べる ロードバイクで密かにハイランドレディ3 成号と名付けているほどでしたしかしこれ 以上担ぐことは命に危険が及ぶと判断し この場所に置いていくことにします団長の 思いですが死では元も子もないと自分に 言い聞かせロードバイクに積載している 荷物から持っていく荷物を選別し始めまし たダウンジャケットや雨がっぱ ゴミをバックに詰め滑落対策にヘルメット も頭につつけることにします今年の夏に 予定していた北海道のツーリングはもう 無理だろうなせめて救助後にヘリコプター で引き上げてもらえたらと思い少し高い ところにロードバイクを置いてみたりもし ましたが深い谷底なのでおそらく ヘリコプターでのピックアップは難しい だろうし雨が降って沢が増水すれば簡単に 流されてしまいそうです12年代の愛車に は別れを告げ再び沢を下り始めました飲料 水は塔に底をついているので沢の生臭い水 をすりながらなんとか乾きを潤して歩みを 進め続けましたきっとどこかで道に出る はずだと信じて進んできましたが出くわし たのは滝つぼとその横の門構のような 切り立った崖でした呆然と立ち尽くす一条 さんこうなったら1かバチかで滝つぼに 飛び込もうかと決意し滝つぼに歩み寄り ましたが自分は泳げないことを思い出し我 に帰って後ずさりましたしばらく冷静に 考え続け急斜面の崖を登ることにします これがきっと最後の南関でここさえ超えれ ばきっと助かるはずだと信じて今にも切れ そうな細い木の根を掴んで登っていきます 行きたいんだ心の底体の底からの思いで 自らを古い立たせ必死に登っていきます力 の限りを尽くして登った先の高台に なんとか出ることができましたまさに上場 の馬力とも言える崖のりです再び携帯を 開きGPSを確認するとなんとすでに正規 の道に出ている様子実はこの時すでに正規 の道をやや過ぎていたようだったので一条 さんは慌てて山道を登り正規の道へと 向かいますすると奇跡的に道に出ることが できたようです現在は使われていない様子 ですがそれでも道であることにに変わり ありませんゾンビのようにフラフラと さらに歩みを進めていきます午後3時頃 目覚めて歩き始めてから9時間以上が経っ た頃ついにアスファルトで舗装された車道 と合流することができました喜びもつのま 雨が降り始めました疲れはてた体に容赦 なく雨が降り注ぎます歩いていくうちに車 ともすれ違うようになってきましたヒッチ ハクをしようかと考えましたがみが ボロボロであることやレを払う余裕がない ことを考えなんと自分の足で歩き続ける ことにしてしまいましたエッラおら歩いて いきますやがて行きついた集落で自動販売 機を見つけました近くに食料品店も見つけ 食料と飲み物を買いますようやくカロリー のあるものと綺麗な水にありつくことが できましたついでにお店の人にこの辺りに バスはあるかと聞きましたがあにこの日は 日曜日だったためであることを知りました 仕方なくJRの駅まで雨の中を歩いていく ことにしました疲れた体に鞭を打って必死 に進んでいきます午後5時過ぎやっとの 思いでJR吾妻線の終点である大前駅に たどり着きましたしかしタッチの差で電車 は目の前で1畳さを置いて出発次の電車を 待っていては今夜中に松本に帰ることは できません仕方なくもう3km先のJR マザ川口駅まで歩いて行きそこから別の 電車で向かうことにしました午後6時頃 なんとかかんとかJRマザ河口駅に到着し ました電車が来るまで時間があるので駅前 のコンビニで唐揚げ弁当やチョコレート など食べられそうなハイカロリー食材を 買い込みます会計の時に引いたくじで当て たエナジードリンクを片手に駅の待ち合い 室に向かいみを整えて食べて飲で体力の 回復を測りました午後7時6分帝国通りに やってきた電車に無事に乗り込むことが できました電車に揺られながら昨日今日の 自分の行いを振り返り深く反省する一条 さん複数の駅で電車を乗り換え新幹線で JR長野駅まで向かいましたJR長野駅に 到着後はファストフード店などでカロリー を補給してなんとかJR松本駅まで帰還 自宅まではタクシーを使いたいところです が所持金が尽きていたため深夜タクシーは 利用できず仕方なくとぼとぼと歩いていき ますなんとか日付も超えた頃にようやく 自宅に到着翌朝は月曜日で出社予定です 明日の仕事を案じながら久しぶりの自宅の ベッドで深い眠りに着きましたさて幸運な ことにも無事に命は助かった一条さんでし たが反省点はどこだったのでしょうか今回 は2つの点があげられます1つ目は何と 言っても特に予定していなかったけなし峠 と歩みを進めていってしまったこと でしょう例えベテラン登山家だったとして も入念な準備は必須で思いつきでの変更は するべきではありませんまた迷ったかも しれないと少しでも不安に思うことがあれ ば迷わずに来た道を引き返しましょう2つ 目は道中で携帯がつがることがあったにも 関わらず通報しなかったことがあげられ ます実は一条さんは救助のヘリコプターを 呼ぶ行為は財力や地位今後の活動の邪魔に なると考えて通報することを避けていた そうです確かにブログで様々な発信をして きた経歴は一条さん自身にとっては大切な 財産だったかもしれませんそれでも死んで しまってはどうしようもありません命に まさるものなどないと判断し通報をする べきだったのではないでしょうか今回の 事故では幸運なことに自力で下山に成功し たようですが遭難したと気がついたので あれば速やかに通報をして救助を待ち ましょうご実談ですが結局ロードバイクの 引き上げはできなかったそうです怪我も 開放に向かった頃に再び同じ場所を訪れた 一条さんでしたがその時にはロードバイク はどこにも見当たらなかったようです粗大 ゴミの不法登記とも言える事態になって しまったことを一条さんは深く反省して いるそうですさて皆さんはこの遭難事故に ついてどう思われます 非感じたことやシェアしたい体験など コメントで教えていただけると嬉しいです 以上今回は2012年に起きたけなし峠 小串鉱山遭難事故をご紹介しました

「危険につき立ち入り禁止の標識があるけど行っても大丈夫」だと。
「インターネットに書いてあったからきっと大丈夫だろう。」
そんなその場の思い付きで予定外の道に出てしまった末に、10年以上にわたって苦楽を共にしてきた愛車とも呼べるロードバイクを手放さざるをえなくなり自分自身の命も危険に晒してしまいます。

2012年に起きた「毛無峠・小串鉱山遭難事故」について地形図と写真、イラスト等を使って解説します。
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#山岳遭難 #地形図で解説

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