ep.003 我大地有情同時成道 ~つながっている~

人生に思い悩むそれは誰にでもあること 実は青年時代のお釈迦様も同じでした 人はこの世に生まれて 嬉しくて幸せなのに 病気になったり年を取ったりと 苦しいことが多いことを 感じ 自分の人生や世の中の不条理に思い悩み ます そんな中で出家し 僧侶となって修行を始めます そしてついに菩提樹の木の下で足を組み 姿勢を正し心静かに座禅をします 1週間にわたり座禅をし続け 8日目の未明に 明けの明星を見て悟りを開き ます そして一言云うんです 我と大地有情同時成道 その意味は 自分とこの大地の 生きとし生けるものは 同時に悟りを得たというもの それは 自分とこの地球上のもの全てが 繋がってい たんだ ということに気がついたの です 私たちは自然とつながり 人とつながり たえ遠く離れていても たとえ見知らぬ人や場所であっても 空気と水でつながり 影響し合って生きていることに 座禅を通して気がつくのでした この繋がりこそが 私たちに一番大切なこと そのことを 生涯をかけて伝えてくれた人がいます 誰もが知っている漫画家であり詩人の 柳瀬孝志 さん アンパンマンの 生みの親としても有名ですが 「手の平を太陽に」の作詞をしたのが 柳瀬孝志さんです ミミズだって オケラだっって アメンボだって みんなみんな生きているんだ 友達なんだ というフレーズは まさに我と大地有情同時成道 この地球上に生きているのは 人間だけではなく 動物も植物も みんな生きているということを 童謡として 小さな子供たちに伝え続けた歌です 子供の頃には この歌を聞いて 手のひらを太陽に透かしていた私たちも 大人になると 忘れていることがたくさんあります どんな赤ん坊でも 生まれてきたら 親の世話がなければ生きてはいけませ ん 勉強にしても 先生に教えてもらわなければ 知識が増えません 成長して 自分1人で生きているつもりでも 電車に乗れば 駅員さんの世話になり 車に乗っても ガソリンスタンドがなければ 走り続けることができません じゃあ自転車に乗っても 自転車屋さんがなければ 自転車に乗ることはできません やはり私たちは みんなで生きているのです 僕らはみんな生きている これは僕らはみんなで生きている ということを歌っています

北上市にある曹洞宗のお寺「永昌寺」の海野義範和尚の法話です。
きたかみE&Be(いいあんべぇ)FMさんで月4回放送されております。
当面毎月3話をアップロードしていきますので応援お願いいたします!

永昌寺公式HP https://eishouji.jp/
永昌寺座禅チャンネル https://www.youtube.com/@CHANNEL-ib8jo
きたかみE&Be FM https://fm888.jp/
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今回のお話は、「つながっている」をテーマにお話ししています。私たちは、一人ではなく皆で生きています。やなせたかしさんの歌から、つながることの大切さを知って、僕らはみんなで生きていることに気づきましょう。

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