怪談朗読「十三佛 その1」怖い話・不思議な話【真羅怪談】

13物その 1福岡県の南側に黒飯という地方都市が ある がそこからさらに熊本方面に南下するとや 軍の広川町がある そこを東に進んだところに心霊スポットと して名高い場所が ある13 物そこは福岡県南部の地域住民にとっては 知らない人はいない心霊スポットとして 知られて いる今からする話は以前語った 犬峠並のかなりの弱の話になることをまず ご了承いただき たい今回はまず俺の体験した話から語らせ ていただき たいこれは俺こと死んだが実際に体験した 話だ 18歳の俺は当時つるんでいたバンド仲間 たちとある8月の後半深夜練習後に メンバーとスタジオで食ってい たその当時のメンバーは5 人ギターの1人がまー ちゃんこれは俺の小学生からの同級生で パンチパーマからメタに転校したメタリカ フリーク喧嘩がベボに強く恐ろしくクール な男だっ たギターのもう1人がシリーズ5の土のこ で登場した チボ彼は後にプロギタリストと なるベースが弟の高校の同級せおみ ちゃんドラムが弟の カーボボーカルが 俺どうでもいい話だが元々俺もギターだっ たんだがボーカルがやめてなかなか新 ボーカルが見つからず仕方なくボーカルを 担当したのだがこれを気にボーカルをやる ようになった 俺とまあちゃん以外の3人は高校生だっ た高校が夏休み中の終盤だったので深夜に も関わらずスタジオでダっていたの だ俺がこんなことを言い出し たああそういやみんな暇 やろ休みやし金曜日やしメンバーでどっか 行こ いまちゃん明日仕事いや休みばならよかね お前どもよかっ ちゃろたまにはメンバー感の コミュニケーション中とも必要ちゃな か高校生の3人も頷い たするとチボが バッテンどこ行くとですか今12時過ぎっ す よ [音楽] うん車でどっか遠くに ドライブ夜中 やしテンション上がると は心霊スポットしかなかっちゃな ええマジすか ままさか1物です かまあ13物やろね犬鳴は遠すぎるけん今 から無理 やろおみつんと弟は割と黙っていたので気 が乗らないのだろうかと思ったが実際は そうでもなかった らしいまあちゃんは行ったこつあろう アルバもう洞窟も何周したかわからんごつ アルバ うーんばて一丁コ なかばマジや俺は2階たばって洞窟の中は 入れんかった ばいここでちょっと説明するが13物の祠 は洞窟入り口にありさらに内部には狭い 洞窟が続いているの だこの当時俺ら世代ではその狭い洞窟を 1人で一周すること が男のたった1つの 勲章だってこの胸に信じて生きていたの だということで一旦俺の家に皆でメイメイ のバイクや車まで移動してそこから俺の ボロに5人は 乗り込み13物に向かっ た ぶーん えっとちびやらおみちゃんは初めて行くと か ねはい初めてっす ね初め てっすカボもそうかね うん俺も普段は同級生とばかり遊んでいた ので弟のカボと心霊スポットに一緒に行っ たことはなかったのだが弟とはこの13物 の話の2年前に一緒にいた時に非常に やばい霊を見た経験があったし俺と弟は 一緒にいる時には霊を見やすいのではない かという疑念があった その話はこの話とは直接関係ないから省く が考えてみればシリーズ3で語ったすり なく 女あの体験以来俺たち兄弟が一緒にいる時 に遭遇してきたパターンが何度もあっ た今回も弟と一緒なのでまた遭遇するはめ になるかももしれ ない俺も霊体験は多かったが弟は俺以上に 霊感が強いと感じてい た俺たち2人が揃ってやばい場所に行くと 大体何かあることが多いの だまあでもこれだけ大勢だから大丈夫やろ 俺はそんなことをぼんやりと考えながら 運転してい たここで俺たちがこれから向かう13物と いう場所について簡単に説明 しよう当時18歳の俺は1物のことなど 全く知らずあの場所がそもそも何なのか すら全く分かっていなかっ た当時の俺は場所のネーミングが13とか マジ不気味なんですけどぐらいの痛い知識 しかない男だったことは否定できないのだ が今となればさすがに日本の歴史をある 程度は知って いる13物とは天国行き地獄国を審議する エマ大王を含む仏菩薩如来様たちのことを 指しその審議の図を江戸時代あたりに マンダラのような形で描かれている絵など が存在 するこの地域の1物はといえばその13物 を祭ってある場所を指すのだがそこにある 祠には13体の石造や木造などで多数祭っ て ある想像するに上土州ではなく信言州の 密教の流れで13物という考えに至ったの ではないだろう か祠は洞窟に入ってすぐの十条くらいの 広間にあり自然がしたもと思われ たさらにその奥には人1人がやっと通れる ほどの洞窟があるのだが狭い上にコウモリ はいるし薄味悪く普通の精神の持ち主なら ば絶対に先に進もうなどとは思わないで あろう洞窟だっ たこの13物が心霊スポットとなった要因 は何かという疑問があるがその地域に住む 住人に聞いた話では昔江戸時代に祠が作ら れる以前はこの地域は自殺の名所だったと いう 事実この祠周辺には犬鳴峠のように 切り開くに難しい 岩の絶壁が多く存在し たその自殺した者たちの霊魂に手を 合わせるために作った場所であると言われ てい たそして噂が噂を呼び肝試しにこの1物を 訪れる人が多くの不可なに遭遇することが 噂となり心霊スポットとしてどんどん有名 になっていったの だろう俺たち5人は今軽い気持ちでそこに 向かってい たおぼろ車の車内で俺たちは初めのうちは 好きなバンドの曲のことだのあの ギタリストのあのギターソロはどうだの 呑気にそんな話ばかりしていたのだが車は 国道3号線を何かし左へ折れしばらく進ん だ徐々に民家がなくなって いくみな感覚的にやばい場所に向かって いるのを感じるのだろうか 随分と無言になっ た明りもほとんどなくなってくると両 サイドを小さな山に囲まれた谷に出 たその谷に入る と急に霧が 立ち込める若干霊感の強い弟と俺はすでに この時点でビンビンとやばい気配を感じて い た該当がポツポツあるがそれ以外には何も 見え ないいよいよその現場付近に到着し た霧が濃く立ち込め車は徐行せざるを得 ない俺はここに来るのは今回3度目だった が毎回来て思うのは別世界観 だまあちゃんなどは全く恐怖は感じないと いうが俺はこの場所に来ると毎回ホラー ゲームの主人公にでもなったような強烈な 不安を 感じる平然としてる無口なまちゃん初めて の13物でワクワクと不安が入り混じった おみつんとチボ やばい空気にちょっと緊張気味の俺の弟 カボそして 俺俺たちは山の谷の行動から左に降りて車 が1台やっと通行できるくらいの道に入っ たこの道は13物の少し手前まで続いて いる 離合はできないがこの道を行けば車が ギリギリ駐車できるくらいの空き地がある ことを何度か来ていた俺たちは知ってい たその空地から祠までは車では通行ができ ないので歩きとなるがそこからはほんの数 10m だなるべく歩きたくなかった俺ははその 空地まで強引に車で進んだの だそして空き地に着い たここまで来るとわずかな月の明かりで目 の前に立ちはかる恋切りのみしか見え ないさ着いた ば俺は車のエンジンを切った ここからは歩き ばみんなライターしかもためばってん ライターだけが明かり やけんあと途中の竹藪はちょっとした崖に なっとるけんおちんごつなま落ちてもし にゃせくらいの崖 ばて足元をライターで確認しながらすま なんバ よしじゃあ行こ かちょちょ待っ て弟が 言う んあのさえ俺ちょっと嫌な予感するけん車 に残るたいはあ マジまあちゃんもいや全然怖な かばい根堅やと行くように促し たするとチボまでもがいやすいません俺も ちょっとへたれやけん無りっぽがです かぼうと車に乗っ取ってよです か えマジかよ大したことなかって いこい何しに来たかわからんやと俺も2人 を説得したが2人はガンとして首を盾には 振らなかっ たもう仕方なかっちゃな かまちゃんは俺にそう言うとおみちゃんも 気分が乗らんならやめとったがよかっちゃ なです か俺はしぶしぶ説得を 諦め俺まあちゃんおみしんの3人で行く ことにした 残った七坊と弟は車内に入りドアを閉め た俺たちはライターの明りを手がかりに まず小さな石階段を登り竹藪沿いの小さな 崖の脇を進ん だ途中不動明王像や首なし地蔵が何体か あった そもそも首なし自蔵など普段お目にかかる ことはなくそれだけでもかなり不気味なの にそれをこの明り1つないこの状況で見る のは恐怖心をあまり感じない俺も君の悪さ を感じざるを得なかっ た戦闘を行くのは恐怖を全く感じないと いうま ちゃんそ言葉に嘘はなく俺とおみしんの たどたどしい足取りをよそにぐいぐい進ん で いく竹藪沿いの道を少し歩くと問題の洞窟 にたどり着い た洞窟に着くと不揃いな配置で数体の仏像 が祭ってあるのを見つけ た何体かの仏像には首がない いやあバってなんで首がなとがいくつで あるとや か多分俺どんのごたるやつが首はへしおり よるとやな [音楽] かマジすかそげなバチ当たりなこしたら いかん でしょう俺は洞窟のの奥にあるさらなる 深い洞窟の入り口を指さすとおみちゃん にここが俺が無理なやばい洞窟 隊うわ狭てか こまさんここに入ったとですかそうばまあ ちゃんなここに何べで入ったげな とばまマジすかまさん ああコモがうばってただの洞窟 ばその洞窟のさらに奥にある洞窟は人1人 がやっと入れるくらいの狭いもの だ自然にできたものに後年誰かが手を加え て洞窟にしたかのような形跡が あるしかし一体誰が何の目的でこんな洞窟 を作ったのだろう か洞窟内部は天井も床も全てが巨大な石で 構成されていて落石や落盤があれば即死 するのは間違い ないここをぐるっと一周できるというのだ が相当のの精神の持ち主でない限り無理 だろうと俺は思っ た俺とおみちゃんが手前の洞窟でガタガタ 震えてるのを知り目にまちゃんはいつの間 にか奥の洞窟に入ってしまったよう だ彼の姿はすでに消えてい たとその時 俺とおみちゃんの横を何かが横切った うわ なんうあこうもりやん うわあ俺とおちゃんは情けない悲鳴をあげ ている と こんばんはまあちゃんの声 だ彼は洞窟の入り口からひょっこり顔を 出した はやはかろう もうマジ慣れすぎた ばいそれから俺たちは祠の多数の仏像に手 を合わせ たこの時俺たちは皆ほとんど無意識に手を 合わせていたと 思う仏像を前にすると手を合わせなくては いられないような気に なるひょっとしたら日本人はもうDNA的 にそういう体質になっているんじゃないか とか考え た何事もなく俺たちは洞窟を出 た来た道を戻る3 人戦闘はま ちゃん真ん中におみちゃん 後ろに俺の順に竹藪脇の書道をまた ライターで照らしながら通っていると俺は ギクッとし た崖下の竹藪に急にものすごく嫌な気配を 感じる空気が一変 する嫌な空気だ だがそんなこと気にもしないで前の2人は 歩いて いく俺はなんとなく騒がない方がいいと 思い崖下の方をほんのちらっと見 たそこに は綺麗な着物を着たぱ頭の子供が2人い た1人は桃色 1人は白っぽい和服を着てい た身長もさほど変わらないくらいの多分 着物の感じで女の子 だろう年は今で言えば小学3年生くらいの 印象だったが和服を着ておかっぱ頭のその 容姿は現代の小学生ではない気がした 女の子2人は崖下から青白く正規のない目 で俺たちの方を見上げて いる暗闇の中なのにそれははっきりと見え て いるうい いかんここれは やばい気づいてないふりをしようと俺は とっさの判断でそのおかっぱ頭の子供らを 全く気がついていない手で普通にまちゃん たちの跡を追うように歩き出し たライターで足元を照らしながら進んで いる とゴロ歩歩いた時ライターに照らされた 前方に子供の足が4本見え たぎくりとして心臓の鼓動が急に早くなっ たき気づかれたのかえいやどっちでもいい とにかく知らん顔だ平然と 歩け一瞬声を上げ立ち止まりそうになった が気がついていないふりをせねばと俺は それを必死で無視して歩い たザザザ ザ俺は冷汗を描いたが竹藪の崖道が終わり 階段を降りるとこのことはとりあえずは皆 には言わない方がいい気がし たようやく俺の車にたどり着い た車に着いたまちゃんは車の脇でタバコを 吸い始めた おみちゃんと俺もタバコを 吸い出すそれを見ていた車にいたカボチボ も車から出てタバコを吸い出し た ふう弟は俺らと向き合うとここマジで やばいばいと声を潜めていった 車の中におってもさ半ば誰かが覗きおる気 がしてさと肩をすぼめて周りを キョロキョロして いる俺は弟は本気で何かを感じとるなと 思っ た実はこの時俺もさっきのおかっぱ頭の 子供たちがどこからかこちらを見てる気が して若干そわそわとを見回していたの だ5人はタバコを吸いながらちょっと安心 したのか前でだべり出し たおみちゃんがいやあまさんマジすごかっ たばいと七坊とカボに洞窟内部の話をして いた途中急にああと弟が両耳を抑えて急に 空き地にしゃがみ込ん だ4人は驚いておいどけしたカボと 駆け寄っ たすると弟は数秒そのまま動かなかったが すくっと立ち上がるといかんちょやばい 帰ろうと言うと急に1人車に乗り込んだ 俺たちはけに取られたが弟の様子があまり にもおかしかったのでみんな車に乗り込ん だ俺は兄弟だから分かるが弟には何かただ ならぬ出来事があったに違いないと確信し たが今は深く追求はせずに早くこの場を 立ち去ることに専念し 焦る気持ちで俺はエンジンをかけハンドル を切り返し行動に出 た5人は押しだまって いる俺はおかっぱ頭の子供のことを皆に 言おうかとも考えたがなんとなく切り出す タイミングを逃してしまっ た車は山の谷間を抜け霧もなくなっ たその時まちゃんが口を開い た ねカボ何があった としばの沈黙の後ようやくカボが口を開い たあのさえ最初車でチーボーと待ってたや んあん時さチボが怖がるやろけ言わんやっ たけどずっと男とも女ともつかんような 気持ちん悪かうめき声がたまに聞こえてて さ え マジ急にビビり出す チボでみんなが戻ってきたやで俺たち タバコ吸ってた やそん時もそのうめき声がずっと周りの どこからか聞こえよったっ たいみんなは全く聞いてないとよ ねうめき声 が どんななんかさ ああ うおみたい な聞いてねえようん聞いとらんね やっぱ俺だけあったったい ね でやばいなやばいな怖いな怖いなとか思っ てたらふう おお稲じじ来 たあははまあ今のはしれや けどその声が最後に俺の耳元に直家で ああてうめかれてさうわっちなったとよみ ちゃん がまマジと 通訳一度は 黙り込むカボが嘘をつくようなタイプじゃ ないのは皆が知っていたのでマジな話だと 信じたの だろう俺 はで今なんか感じるやばい ものいやもう大丈夫 もう気配は ない ふちょマジびっくりした わいでも今日は絶対股間で寝よとチボが 言うと一気にやかなムードになっ たこうして俺たはわあいあいと俺の家に 無事たどり着いて解散したのだっ た さてバンドメンバーといった13物巡り から5日ぐらい経った夏休みの最終 日朝11時俺は目が覚め た当時俺は夜から水商売のバトをしていた ので起きるのが遅かっ た俺はもう11時というのに眠たい目を こすりながら2階の部屋から1階の リビングに降りてソファーにどっかりと 座っ た ふう見ると弟はリビングのエアコンを ガンガン聞かせながら夏休みのアニメ チャリンコ知恵を寝そべって見てい た俺よりも早く起きているよう だいつも俺より遅く起きるはずなのに なあ俺はジャリンコちを見るともなしに見 ながらそんなことを考えてい たすると弟が不 になんでやろね最近あまり眠たくないっ たいと言っ た うん俺今口に出したっ けまあいっ かうんしかし腹減ったななんか食い物あっ たっけなと考えていると冷蔵庫にそめが ある よは え俺今なんか質問し た俺はソファーから身を起こし弟の顔を 不審そうに眺め た弟は俺の顔を見ながらニヤニヤ笑って いるいや違うとよと言って弟は寝ていた体 を起こすと床に足を組んで俺の方に 向き直るとこう言っ たあのさ 俺神かも はああのさあ俺人の考えてることが分かる ごとある えなんばいいよと うーん さっきなんか飯あるかて思ったろその前に 俺が起きるの早いなとかああそれ俺口に 出したんや ないいやあ兄貴は全く喋ってない ばい ん マジまあよかたいマジでそれが嘘やないか 試してよかうんよ かばいならさ今から俺が背中に隠してる指 の本数 分かる うーん頭でその本数を持ってくれたらわか るっち思ういやいやいやそんなん絶対あり えんやろ じゃあ試そうよマジか よよしじゃあ指なしで頭で数1文字考える よよか よば俺は頭で9を想像したはい来た9や ねえちょお前なんなんこう やろじゃあ二桁わ うーん多分大丈夫 俺は62を想像し たすると弟は少し考えたが 62ぬおすげえっていうかなんなんその 能力いつから よ急に昨日ぐらいから人の考えてることが 分かる気がするようにになったと よマジかてかでも俺は構わんけど頭を読ま れる側からすれば気味悪い部分もあるやろ けんあんま人には言わない方が良かっちゃ な かうん確かにそうやねそうしたがよかろう ね うんその後も俺はじゃんけんしてみたり 考えてることを当てさせたりしていたが 気持ち悪いくらい全て正確に読まれ たうわもう霊能者なれるやんいやあお祓い とかできんけんそれは無理 ばいでもそこだけ修行すればよかっちゃな か うーいやあそこまでは考えとないんよまだ 高校生やけん ねそんな会話をして2人で盛り上がったが 弟は友達と遊ぶ約束があって昼過ぎから家 を出ていっ たそんな出来事があってからさらに1週間 ぐらい経っ た弟たちは夏休みが開け学校が始まってい た弟の不思議な能力の件はあれ以来聞いて いなかったがあれは確か学校に初めて34 日経った後ぐらいのことだと 思う俺は夕方例のごとくソファーに座り テレビを見てい たするとちょうど学校から帰ってきた弟が 話しかけてき た兄貴ちょっとよか おおどうし た弟は何かせっ詰まった感じでよ様子が おかしい あおい大丈夫か顔色悪いぜ お前いやあのさおお俺前能力の話したやん あん ああ人の心が読めるってやつなうんそれが うんそれがさ最近ちょっとさやばすぎる気 がしてさ うんドゲやばか と兄ちゃんに話した日があったやろここで 1週間ぐらい 前あの日から俺夢でさ毎日デジャブ見る ようになったったい ねまさ夢ってこと うんまあそれはよとばってよならよやん いやいやちょっと聞いてばいうん うさいねうのデジャブさいねあこれ夢で見 たシーンだみたいなことやん思い出した みたいな感じや ん一般的に はうんま俺はめったに見らんけんわからん ばってばって俺んとは ね例えば授業中あここであいつがこんな ギャグを言うぞってのがに分かったり体育 の授業中ソフトボールしてたらあいつが ここでホームラン打つなとか先が分かると よそしてそのデジャブは長いよずっと デジャブのままなん よ は うなんち説明したらよかやかずっとちょい 先が分かるっていうか俺が今話してるこの 現実もさっき見えたし貴がどういう顔して 何を言うかも分かってたああもうなんて 説明していいかマジで頭がおかしくなり そう ばい最初は人の考えてることが分かる くらいやったけど今先に起こることまでが 事前に分かるとよこれが毎日ひどくなって きる気が する自分でも今が現実か夢か分からなく なってきるとようん それはやばいなつまり発狂しそうってこと やろそうなんよ最初は得意になってたけど こんなんじゃ生きてる気がしないし正気を 失いそった うーんそれ は 多分まずいななんかに取り憑かれとるとや な かなんか思い当たらんと ああそう いや俺ら何週間か前練習終わりに1物行っ たやん うんあん時さ俺なんか何とも知れん声が 聞こえたとか言いよったやんあの日当たり からこの力が芽ばえた気がするっ たいああそうそうそういや俺もあの時言わ んやったっちゃけど さ実は俺あの時と俺は1物で見たおかっぱ 頭の子供たちのことを弟に話し た弟は黙って聞いていた がふその話やっぱり俺さっき兄ちゃん そんな話するなと分かって た兄ちゃんは大丈夫とねああ大丈夫みたい ねそれも読めたっていうかこの先も分かる ああ俺言したらよかやか うーんやっぱカボにはなんかやばいやつが ついとるっちゃなか誰かお払い場して くれる人知らんと う あそういや最近俺学校の友達と別の心霊 スポットにも行ったんやけどまた行ったと や ああまあねその日からそいつもなんか ずっと妙な女をいろんな場所で見かけると か言っててさそいつお払いに近々行くこと になってるらしいけんそいつと一緒に行っ てこようかなああそれだよかば言ってこん けんやあ うん弟はそれから2日後友達とお払いに 行った 俺は弟がお祓いを受けた翌日バイトに行く 前にまた学校から帰宅した弟と少し時間が あったので話をし たカボどうやった昨日お祓いしたああ行っ たようん言やった うんやっぱついとったげな おおばってんさなんかさいついとったっつ 人間やなかったとよ ああ当たり前やろいやいやそげな意味や なく て狐ねげ な キおっさんじゃなかったと うんなんかちょっと立ちの悪い狐らし かキかなんか昔話に出てくる話みたいや なうんてか俺さお祓いされおる時意識が あんまりなかっちゃけどとくにカカにある 意識のなかっちらちゅうかその中で自分が カーンカーンて泣きよるとが分かったとよ ええ いやあでもやっぱこのまま放置しとったら 発狂しとったばちお祓いしてくれた人は らっしゃった へえギリギリやったっ たいそうギリギリあっ た うーん であの力はなら もうああもうデジャブもなかし人の心も 読めんやばってやっと人間に戻った気が するけんマジ嬉しか よまあちょっと残念ちゃ残念ばってんね うーんやっぱさい心霊スポットとかあんま 行くもんやなか ね うもうこりた ばいと言いたいとこやけど さちょっとこれ見てんとカボは両手を俺の 方へ差し出し た見ると巨大な術が両手首に巻かれてい た でかこれ最強のじらしかけ心霊スポット 言っても大丈夫やないいやいややめとけっ てこうして弟は一応 無事に霊というか取りついていたものを 払うことができたのだっ たそれはキの 悪霊普通の人間の霊とは違い疲れると 不思議な能力を持つようになる場合もある と いうその人の心のうを読んだりする能力は 弟が取り憑かれている時に 実際に俺自身が間の当たりにし たデジャブや余地能力を得たりする力は弟 本人にしかわからない能力だったがあの 発狂寸前まで追い込まれた弟の深刻な様子 を見る限り真実 だろうそして俺が見たおかっぱ頭の2人の 女の子の 霊この話は結局弟にしか話さなかったのだ がこのおかっぱ頭の霊は後日俺の夢の中で 出てき たその話はまた長くなるので割愛させて いただくが機会があれば語らせていただき たい世の中には科学的にありえない 理屈で説明ができないことなどは私たちの 日常にごく身近に ある俺も弟もこの体験話をたまに人にする ことがあるがまあ信じるものは 少ない弟についていたものは13物でつい たものかは分からなかっ たそもそも13物は亡くなったものの魂の 審判をするという意味で作られたと 聞く通説では自ら命を立つことが一番 罪深いと いうそれでも人生に疲れきり絶望の淵に 立たされてしまい生きる気力を失ったとし て自害することがそんなに罪深いことなの だろうか と神に公平な真義をと考えた心優しい先人 が1物を作ったのではないだろう かそんな場所に狐の悪霊が住みついていた というのだろう か弟は別の心霊スポットにを言ったと言っ ていたが時期的に噛み合わず霊の力を入手 した後のことだと いうついていたものが払われた今その真実 を調べる術もないし当時の俺たちはやはり 痛いクソがきだったので真実を突き止め たいと思うはずもなかっ たこの中産物という土地に 昔何があったかは定かでは ないしかしこの話は数ある恐ろしい話の ごく一部の 話冒頭でも述べさせていただいたが13物 の話は数えきれ ないそれはいずれまた別の機会に続編を 語らせていただこう

真羅さんの実話怪談「十三佛 その1」を朗読いたしました。

【原作】
十三佛 その1 https://youtu.be/OYN2VBdtJBo?si=d1OnIdWdskLllBm8

【不思議な体験募集】
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※使用楽曲
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