【感動する話総集編】美人女医との合コンで俺を引き立て役に使う国立大卒エリート同級生「こいつ中卒低学歴貧乏だからw」→見下す同級生をよそに俺の周りに一斉に女性が集まり「彼のこと知らないの?」

嘘 だろ合コンの酒の席ではありえないような 光景だったみんなが驚いた表情をして 固まっていたそれはそうだ仕方ないだろう 俺について同級生から聞いていた内容と 彼女が伝えた言葉があまりにもかけ離れて いたのだから俺は喉をお酒で潤しながら なんと言ってこの場を逃げるべきかとこれ までのことを思い出しながら考え始めたの だっ た俺は田中洋一中学まではごく一般的な他 の人と何も変わらない平凡な日常を送って いたしかし家庭の事情でどうしても高校に 入ることができなかったため中卒のまま今 の仕事を続けて いる眠気が取れないな あを噛み殺しながら日課である本屋へ のんびり向かう仕事が人段落していたこと もあり気前が良くなっていた俺は普段行か ないようなかなり大きい本屋に足を伸ばし てい た今日もいい本に出会えますよう にしかし10分経ってもお目当ての コーナーにすらたどり着けず俺は休憩用に 置いてある椅子に腰かけていた最近は家に こもりっぱなしで運動不足で少し荒い息を していると声をかけられ たお前田中 か顔をあげるとそこにはどこかで見たよう な顔があっ たやっぱり田中じゃない かその何とも言えないにやけたような声に 肝が冷えるのを感じながら俺は同級生に 応じたいやあ佐藤久し ぶり彼は佐藤憲吾正直会いたくないタイプ の人間で中学校の時は仲良くするふりをし ながらお前高校に行けないんだってなと 笑いながら大声で周りに言いふらしていた ようなやつだリーダー質で口もうまく先生 の評価も高かったためクラスの生徒は誰も 言い返すことができなかったもちろん俺も 俺は早々に挨拶を済ませて立ち上がっ たちょっと待ってくれ田中よかったら連絡 先を教えてくれない か軽減そうな顔をすると佐藤は続けてこう 言っ た実は今度お店を開くことになったんだお 祝いなんていらないから知り合いに話を するだけでもしてくれない かなと昔ながらの明らかにうを言わさない ような口調で行ってくるその場を早く 立ち去りたかった俺はしぶしぶ頷いて しまったのだっ たそれから数日後佐藤からメッセージが 送られてき た今夜時間ないのかうちの店でコしようと 思って などう考えても俺を引き立て役として呼ん でいるのだろう誰が好き好んで損する役割 をするというのだ断ろうとしたが次の文章 を見て悩んで しまう上位の知り合いがいてさ何人か呼ん でいるんだ よ仕事の関係でジョイと話をしたかった俺 はその言葉に興味を持ってしまった佐藤は 畳みかけるように文章を送って くる本屋の仕事でもしてるんだろ接点も ない女医に会ういい機会じゃない か俺を本屋勤めだと思っているようだまあ そう思うのも無理はない確かに先日の俺は 店員と同じようなシャツに動きやすい ジパンを履いていたし脇にはお目当ての本 を探すついでに気になっていた本を持って いた実際近くの本屋では店員と仲良くなっ ておりその姿を他の人が店員だと勘違いし て本を探しているのですがと話しかけられ たことも記憶に 新しい大して佐藤は小綺麗なブランドもの シャツにスラックスで昔と印象の変わら ないできる男の雰囲気を出してたっけ 中学校の頃と同じようにいろんな人に 取り入りながらエリートの道を進んでいた の だろう料理も格安で奮発するからさなあ 頼む よその日は俺にしては珍しく久々に1日 空いていた日で医者に会えるということも あったため佐藤のけているであろう顔を 深く考えずにオッケを出してしまのだっ た正直に言って合コンと思われる パーティーに参加するのは初めてである そんな暇がなかったという方が正しいのだ がこんな服装でいいのか な佐藤からまともな格好にしておいてくれ よと釘を刺されていたため慌ててファスト ファッションの店に行き意識を揃えた俺は 店の近くで改めて服装チェックを行った よし多分問題ないはずだ緊張しながら店の 扉をくぐるとすぐに佐藤が手をあげて俺を 呼んだお来た田中こっち こっち中学校の頃と変わらない人の良さ そうな笑顔に嫌な予感が増す俺を馬鹿に する前によく見せていた表情は在のよう 佐藤の近くに行くと美人揃いの女性が3人 と男性がもう1人立ってい たよ田中久し ぶりそう声をかけてきたのは佐藤とよく 一緒につんでいた葛西孝介だ葛西も正直 いい思い出はなく2人で俺をよくいじって きたっ け葛西久し ぶり引きつりの笑顔で答えながら俺は席に 座っ たさて全員揃ったことだし乾杯しよう か爽やかな声で佐藤が 言う俺の店だから金額は気にせず楽しんで くれると嬉しい な女性神にウインクをする佐藤に俺は うんざりしていたが女性神はまんざらでも なさそうで黄色い声をあげている 並行しそうになった俺は女性神の中に見た ことがあったような顔を見かけて首を かしげた気のせいかその女性もこちらを ちらっと見て何か言いたそうな顔だったが 隣の女性に話しかけられてタイミングを 失ったのだろうそれ以上は何も言わずに 佐藤の会話に加わっていっ たへえ脳神経外科ってそういうことをし てるん だ佐藤の声が聞こえて俺はつい耳をそば 立ててしまった ええ想像がつかないかと思うのですが精神 家や診療内科とは異なっていて脳や脊髄 神経筋肉に悩みを持つ方を診療するのが メインなん ですほおと簡単する俺たちに結構悩んで いる方もですよと彼女たちは 言うパーキンソンの方も農神経科ですよ ねたまらず俺は声をかけてしまった彼女 たちは本屋勤めだと思っていた俺の言葉に 少し驚いたようだええ田中さんの言う通り パーキンソンの方も私たちの家に来てい ますそう答えたのは平野さんだと何か 話しかけたそうだった女性が俺の目を見て 答えてくれる黒髪ストレートでハの はっきりしているものの優しげな目元が 素敵な女性で名前が確か平野有ささんだっ たかなやっぱり見たことがあるような気が するありがとうございますよかったら平野 さん飲み物追加しましょう かさん狙いの佐藤が会話を割って入ってき たこの野郎せっかく詳しい話を聞けそう だったのにええよかったらお願いし ますにこやかに平野さんが答えてその話は うやむやになってしまうのだっ た佐藤が自慢するだけのことはあるな彼女 たちへのアプローチは諦めてお店の料理や お酒を堪能していたが正直リーズナブルで 美味しかった美味しすぎてつい素佐藤に 写真を撮っていいか許可を取ったほど だ田中がそんなに喜んで嬉しい よ佐藤から爽やかな笑顔で言われてなんだ こいつ開心したのかと思った次の言葉を 聞くまで は中卒だからこのレベルの料理はめったに 食べられないだろう 今日目いっぱい堪能してくれ よ相変わらずの言葉に俺は内心ため池を つく佐藤は相変わらず優しいな田中みたい な定学歴にも気遣いできるのは才能だ ぜ便乗するように葛西は言う前言撤回だ 佐藤と葛西は中学時代から変わっていない ようだった こいつ本屋に勤めているようなんですよ あんまり明るい性格でもないから今日来て くれた女性みたいに綺麗で素敵なジョイ さんたちに会えないかと思って俺が呼んだ ん です佐藤は女性人に向けて説明をし たしかも中卒だから学歴のある俺たちとは 違ってあんまり喋らないじゃないですか そういうところも俺つい心配しちゃって 隣で葛西も頷きながら 言う佐藤中学校の頃から田を気遣っていた んですよ本当に優しいやだ から高校にすら行けなかったのも親の事情 ってやつなんですよね悔しいじゃないです かそんな理由で素敵な女性たちに会えない なんてだから呼んだんです よ佐藤と葛西の態度にはかわいそうな人と いう視線で俺を見てきた久々の視線に俺は 苦笑して肩を すめる えっと少しいいです かそう声をかけたのは先ほど見たことが あるような気がしていた女医の1人だっ たどうしたの平野 さん佐藤がこさ柔らかな声で彼女に声を かける彼女が気に入っているであろうこと が見て取れる態度に俺は呆れて しまういえ田中さんに確認したいことが あるのです がその言葉に佐藤は気付けにした後女性人 に分からないように俺を睨ん だ平野さんどうしまし た佐藤だけでなく火災も睨む中俺は声を かけ たあのも以前ベストセラー漫画の取材で 会ったことありますよ ね戸惑いがちに言う平野さんに俺は確信し たやっぱり見間違いじゃなかったんですね さっき専門家しか知らないような医療に ついてのことも話されていたしもしかし たらと思って平野さんお久しぶり ですそう平野さんは漫画を書く時に協力し てもらっていた女医さんの1人だったその 言葉に慌てたのは佐藤だおおい田中取材 って本屋で働いているんじゃなかったの か俺は否定もしていないが肯定もしてい ない よ言うつもりもなかったし小声でそう 付け加えたそう俺は漫画家でこの前ベスト セラーを出した漫画を書き続けているの だった石視点で描いた漫画が多いその1つ で人気が出たため服を一式揃えるなんて わけもないくらい稼いでいる連載で最近は 寝不足が続いているし休みがなかなか取れ ていない状況でもあるけれど要は本以外に お金を使う暇がないの だ実は中学時代に美術の先生から漫画家と かだなと冗談まじりに言われていたことも あったくらい絵は得意な方だった美大とか 高すぎて無理だったけどそこで中学を卒業 してからは母親がパーキンソンにかかって しまった関係で家計を支えるためにバイト をしていたんだけれどそのバイトが腕を 見込まれて雇われた漫画家のアシスタント でそこで知り先生とアシスタントの先輩に 感謝しきれないくらい怒られて注意されて 厨房だった俺に世間というか会社の色葉を 徹底的に15歳の俺に1つずつ丁寧に 叩き込んでくれたのだったもちろん反抗し た時もあったし納得いかないところもあっ たけどそれでも新人賞を取った時の先生と 先輩の泣き笑いの顔は今でも鮮明に 思い出せるくらい大事な思い出 だ1人で漫画を描いて描いて読者に辛辣な 言葉をかけられたデビュー作ももう少し 掘り下げてパーキンソンを医者視点で 書こうと進められた時に医学なんて俺 みたいな学歴で分かるわけないじゃないか とリアリティを求めて描くことの大変を身 に染みてきている頃の俺にじゃあ医者に 会いますかとうを言わさず携帯を取り出し 取材させた未だ頭の上がらない編集者も 普通の人が味わうことができないような 体験をさせてもらっていたことは本当に 感謝しきれないし言葉にできないものが あるそんな人たちに支えられて今俺はこう して画になっているのだっ た平野さんは飲み会で見せていた笑顔とは 違うテンションでこう言っ た前にパーキンソンについて取材して いただいてから改めて漫画を読んだのです がお医者さんが描いたのではないかと思う ほどリアルで他の人にも漫画を進めたら 全員がはまってしまって患者さんにも 明るく過ごしてほしいですし病院にも休憩 室に置こうかなんて話をしているくらいな んですよ先日もシをそうなめしていました よね少し緊張していた様子が少し面白かっ た です受賞式を見られていたなんて 恥ずかしいなこの合コンの方が緊張した けど ね茶めっけたっぷりに俺が返すと平野さん も嬉しそうに 笑う受賞式でのスーツ姿も素敵でしたけど 今日みたいなラフな格好も素敵です よそうおしゃれな平野さんに言われて ほっとした よ先ほど料理を撮影していたのもどうせ 漫画に使うためでしょ取材の時もそうでし たけど田中さんは仕事熱心だ から平野さんのその言葉に俺は照れて しまっ た俺は漫画を描く以外能力がないから なまたそんなご謙遜 をそんな会話を女とした後ふと周りを見る と佐藤と葛西だけでなく他の女性たちも 固まってい た嘘 だろ佐藤がぼそりとつぶやくさてどうした ものか騒がれるのはどちらかというと苦手 なためあえて伏せていたこともあって俺は この後どうしようかと悩みながらお酒を口 に吹くん だあの漫画を描いたの田中だったのかああ そうだよ本屋へは医学関連の参考資料を 探しによく行くん だ思考すると葛西が目をそらしながら つぶやい た俺あの本全巻持っているんだけど 本当か嬉しいよ漫画か明りに尽きる なあのと戸惑いがちに平野さんが 言うよかったらこれからも取材に協力させ てもらえませんか彼女の言葉は渡りに船 だったこのまま騒がれる前に逃げて しまおう実は取材協力をお願いしたくて 今日も参加していたんだ この後どうか な喜ん で呆然としている佐藤たちに軽く詫びを 入れて俺は平野さんと一緒に店を抜け出し たのだっ たやけに上機嫌な平野さんに釣られて俺も なんだか気分が上がってきてい たまさかこんなところでお会いできるとは 思いませんでし たはにかみながら平野さんは言った俺もだ よ世間って狭い ね実は今日のコ友達に無理やり連れて来 られて困っていたんですそしたら田中さん がいるじゃないですか驚いてしまっ て少しでも役に立てたのなら光栄だ よ平野さんも似たような状況だったのか 少しおかしくなって2人で笑ってしまった ゆっくりできる喫茶店を探しながら のんびり 歩くあれこれっていい雰囲気じゃない かお酒の入った回らない頭で今更ながらに ドキドキして しまうあの田中 さん平野さんも同じ気持ちだったんだろう かお酒のせいだろうか頬をあめながら彼女 は言った よかったら連絡先を交換してくれません か平野さん本当に素敵な女性だ な回らない頭でそんなことを考えながら俺 は携帯を取り出したのだっ たここからはご実 談なあ頼むサインして くれニュっと出てきた敷とサイン編を俺は しぶしぶ受け取っていた葛西はどうしても 俺のサインが欲しかったらしく定期的に俺 が本屋に出没すると知り探し回っていた らしいせっかく仲良くなっていた店員さん が目を丸くする中葛西を外へ 連れ出し目立つような行為はやめてくれと 厳重注意をした上でサインをして帰宅させ たのだった佐藤はあ後の友達経由で悪い噂 を拡散されたらしく数ヶ月後に閉店したと 小耳に挟んだこれに懲りて人を悪く言うく が治るといいんだ が田中さん俺はと言うと取材と称して定期 的に平野さんと会っているいやこれは取材 だしそう大事な取材告白はまだなのかて そんな野暮なこと言わないでほしいかなり 真剣にいや今日こそはと生きんでいる最中 なのだ から平野さん今日も可愛いです ね俺の言葉に平野さんが照れている少し 温かくなってきたからなのかはらしいワン ピースに竹の短いジャケットがよく似合っ ているの だ冗談でも田中さんに言われると嬉しい です冗談じゃないよあの平野 さんお前の弁当ばあさんが作ってんのかよ 他人からすれば資料とのばあさんが作った もんなんか全然ありがたくもねえし気持ち 悪くて仕方ねえんだよ沼田課長の意地悪な 目が光るばあちゃんが作ってくれた弁当を けなされさらに言い返した俺に対してああ ああその言い方お前本当に首になるぞ孫が 首になった方がお前んのババは悲しむん じゃねえのかと言って俺の目の前で弁当箱 をゴミ箱に捨てた信じられない行動に目を 疑うけれどその後沼課長には思わぬ形で 天罰が下ることになる今日は畑でいい大場 が取れたから春巻を作ったよの好きなのと 混ぜ見たのいつもの漬け物も入れておいた からね今日もばあちゃんの元気な声が台所 から聞こえてくるそれを聞くだけで1日の 元気がもらえる気がするあおいしそう 昼休みが楽しみだよばあちゃん ありがとう弁当箱が入ったランチバッグを 受け取るとばあちゃんはいつものように 笑ってくれるそれを見届けて出社するのが 俺の朝の日だったの 27歳一緒に住んでいる俺のばあちゃんは 今年78歳になる年の割にとっても元気だ けどばあちゃんは腰の調子が悪くて毎週 病院に通っているそれは今から10年前に 無価の自転車に引かれたせいだ転倒した時 に腰を強く打ってしまった らしい治療が終わってからも完全には戻ら なかったけれど最近は具合がいいらしく 俺に弁当を作ってくれるようになったゆき がおいしく食べてくれると思うと嬉しくて ね今やおばあちゃんの生きがいだよ 生きがいと言われるとこちらも嬉しくなる それなら俺にできる最大の感謝は美味しく 全部食べることだしかし出社して机に ランチバッグを置くとすぐさま尖った声が 飛んできたおいはが仕事の机に弁当箱 なんて置いてんじゃねえよあすすみません 怒鳴ってきたのは営業家の沼田課長だった 沼田課長は無駄なものでも捨てずに貯めて おく癖があるのでオフィスには書類や使わ なくなったパソコンや古い資料などがとろ せまと置いてあったそのせいで私物の鞄も 置けるスペースが限られているので俺は ランチバッグを机の上に置くしかなかった のだ仕事するのに視界に入ってくると 目障りなんだよロッカーに入れとけよ ロッカー室はエアコンがないので傷んで しまうんです祖母が作ってくれたものなの で腐らせたくなくてはあお前の弁当をばあ さんが作ってんのかよ意地悪そうに沼田 課長の目が光るいじめのネタを見つけた いじめっこのようにニヤニヤしたマジかよ 何かやばいもん入ってそうだなそんなこと ありませんようちの祖母は料理が得意です からありがたく食べてます からすれば素人のばあさんが作ったもん なんか全然ありがたくもねえし気持ち悪く て仕方ねえんだよ実際に汚いものでも見る ように俺の弁当箱を見るその後も沼田課長 は仕事のことや俺の勤務態度について ずっと説教を続けた文句を言われたので 仕方なく俺は隣の経理家にいる同期の池谷 に弁当をわけることにした他に置き場所が ないし変な場所に置いて傷んでしまったら 大変だからだいつも昼の時間は沼町は外に 食べに行ってしまうので経理の同期と一緒 に休憩スペースで食べるばあちゃんの弁当 のおかげでお昼休みは忙しい仕事の合間の 唯一心が休まる時間だった鋼の弁当って すっごくうまそうなあ材料費は払うからお ばあさんに頼んで俺にも作ってもらえない かな毎日俺の弁当を見ていたにもばあ ちゃんの弁当を食べたくなったらしいどう やら俺の弁当は車内で密かに噂になって いるらしく池谷と同じように食べたいと いう人が数人いるようだ池谷の言葉をその まま伝えるとばあちゃんは心よく引き受け てくれた材料費なんていらないよ弁当 なんていくつ作っても大して変わらないん だからばあちゃんは危機として俺以外の分 も作ってくれた褒められたことがとても 嬉しかったらし 翌日の弁当は気合いが入っていたいいお芋 をもらったから今日はコロッケをあげたの あとはレコのキンピラと大根の煮物もそれ といつもの漬け物ねありがとう今日も おいしくいただくねばあちゃんの笑顔に 見送られいつもより大きいランチバッグを 抱えて会社にたどり着くけれど沼田課長の 機嫌は今日も悪いはがおせえよもう少し 会社に早く来られねえのか すみませんでもまだ就業時間の15分前 ですけどお前みたいに仕事できないやは 早く来るのが常識だろうが俺を見習って 早く来いよな得意げに言うけれど沼田町の 朝が早いのは趣味の自転車で早朝 サイクリングを兼ねて出社しているからだ 沼田課長は自転車が好きで自慢のロード バイクを持っているそれで朝に近隣を 一回りして会社に来てさらにのシャワー ルームを勝手に使っているそのせいで他の 社員より早く出社しているだけなのだ早く 来たからと言って仕事をしているわけでも なく就業時間までは自転車雑誌を読んだり コーヒーを飲んだりしているだけだそれな のに俺たちには遅い俺のようにもっと早く 来いと無理難題を突きつけてくるけれど誰 も上に報告できなかったその程度のこと なら注意で終わってしまうでもそのに沼田 課長から報復されると思うと黙っている しかできなかったそういえば今日池谷は 午前中健康診断でいないらしいランチ バッグを置かせてもらえないので俺は 仕方なく自分の机に置くことにした最近 ずっと置いてなかったし1日くらいなら 文句も言われないと思ったけれどそれは 甘かった午前中は仕事が立て込んで バタバタしていたが昼休み近くなると沼田 課長は真底嫌そうな表情で話しかけてた はがお前いい加減にしろよなんだよこの 弁当の山はすすみませんこれには事情が あって知らねえよお前全然俺の話聞いて ねえのな目障りだわ匂いが気になるわで 午前中は仕事どころじゃなかったぜ嫌みっ ぽく言うと沼田課長はランチボックスを 取り上げた何をするのかと思っていると あろうことがそれをゴミ箱に投げ入れたの だちょっと何するんですか慌てて拾いに 行こうとするけれど沼田課長に遮ぎられる ゴミをゴミ箱に入れただけだろそんな怒る なって怒りますよこればあちゃんが早起き して作ってくれたものなんですよふっと ノりにばあちゃんの背中が映った誰よりも 早起きして腰を気にしながらも台所に立つ 姿出しの香りや卵焼きを焼く音 それが俺の感情を波立たせ珍しく沼田課長 に食ってかかったいくら沼田課長でもこれ は許せませんああお前誰に向かって口聞い てんだよお前なんか俺の判断で攻殻も左も させられるんだぞそしたら社員としてお前 の人生終わりだな課長こそいい加減にして ください会社員の人生が終わりなのは あんたの方だああその言い方お前に首に なる孫が首になった方がお前んのババは 悲しむんじゃねえのか俺が何を言っても 同じ沼田課長はせせら笑っているたならぬ 雰囲気に気づいたのか昼休みだというのに 他のかの社員までもが集まってきたすると おい何をやってるんだあ社長その中に社長 がいたさすがに沼課長は慌てたのか礼儀 正しくお辞儀している様ですすみませんね 騒がしくしてしまってそんなことより沼田 君それは何だいゴミ箱に突っ込まれた状態 のランチバッグを社長が指さしている沼田 課長はヘラヘラと笑いながら言ったはあ これハのばあさんが作ったらしいんです けど朝から机の上に置いておくので匂うし 他の社員が仕事に集中できなくなるという 理由で廃棄しましたつまり沼田君がこれを 捨てたのかい誤解のないように言いますが あくまでも鋼の職務態度をたすためです俺 も心を鬼にしてやったんですよ俺の弁当に 対する苦情は沼田課長以外誰からも来てい ないけれどまるでかの全員が迷惑していた かのように言うので驚いてしまったほう しかしだからと言って人の弁当を勝手に 捨てるのはいかがなものだろう大したもん じゃないですよ今時ばあさんが作った弁当 を持ってくるなんて時代遅れっていうか ちょっと気持ち悪いじゃないですかその 言葉はさすがに聞き逃せないね異言のある 声で言うと社長はランチボックスをゴミ箱 から取り出したそしてついてしまった誇り やゴミを丁寧にはくはがく中の弁当は無事 だと思うから一緒にいただいてもいいかな ははいもちろんです俺が答えると沼田課長 はあきに取られた表情になったはどういう ことですこれは私がはが君に頼んでおばあ さんに作ってもらったんだ君はそうとは 知らず部下の弁当だからと存在に扱ってい たようだがね うまさかの言葉に沼田課長は声も出ない ようだ実は今日の弁当は俺と同期の池谷 そして社長の3つ分だった経理化で俺の 弁当が話題になりそれが社長の耳に届いた そしてある日はわざわざ経まで弁当を見に やってきたのだその時の社長は最初はがく のおばあさんは料理が上手なんだなとしか 言わなかったけれど俺の弁当を見て何かに 気づいたようだったおやこの漬物社長も 漬け物お好きですか俺の好物なので祖母が 入れてくれたんですがよかったらお1つ どうぞありがとういただくよ漬物を食べた 社長は何かをる表情をしていたそしてすぐ に俺に頼んできたはがくすまないが君のお ばあさんに頼んで私にも弁当を作って もらえないだろうかえいいですけどそうし て持ってきたのが今日の弁当だったのだ けれど沼田課長はまだ信じられないようで 馬鹿にするように笑ったいやいや社長とも あろう方がどうしてこんな貧乏臭い弁当を 沼君はっからと失礼なことを言い続けて いるのに気づいているのかこの弁当は私に とって30年来の思い出の弁当なんだよ そう言うと社長は弁当箱の蓋を取って中身 を確認した途端に社長の目が懐かしそうに 細くなるコロッケにキンピラ煮物に卵焼き そしてこの漬け物やっぱりそうだこれこそ 安藤咲さんのお弁当に間違いないやっぱり そうだですかあはがくのおばあさんの名前 と料理は一生忘れられない大事な思い出な んだ人生で一番辛い時に支えてくれた弁当 だからねまだ俺が生まれる前のことだけど 確かにばあちゃんは昔おじいちゃんと一緒 に弁当屋をやっていたおじいちゃんが早く に亡くなってしまったので店は畳んだけど ばあちゃんは未だに弁当を作るのが好きだ 私が若い頃先の銀行が倒産してしまってね この会社を立ち上げたばかりの大事な時期 だったのにお先真っ暗になった道端で しゃがみ込んでいた時咲さんが声をかけて くれたんだその時社長がしゃがみ込んでい たのはばあちゃんの弁当屋の前だった顔を 青くしていた社長を見てばあちゃんは自分 の店の弁当を1つ渡していったらしいお腹 空いてたらうまくいくもんもいかないよ いい考えも思いんだからねこれ食べて元気 だしなそう言って励ましてくれたその弁当 にはコロッケとキンピラと煮物そしてばあ ちゃんと製の自家製つけ物が入っていた その弁当のおいしかったこと情けないこと にその弁当で涙が出てしまってねけれど咲 さんのおかげで私はそこから気持ちを 切り替えることができたん だそれから社長は毎日のようにばあちゃん の弁当に通ったらしい仕事や家庭の悩み 楽しかったこと好きな食べ物たわいない 雑談をしながら食べる弁当は社長の大事な 思い出になったしかししばらく多忙で行け なくなってしまってようやく会社が機動に 乗った頃にもう一度咲さんに会いに行っ たらもうお店はなくなっていたんだよ祖父 が救世したんですばあちゃん1人ではお店 をやっていけなくてその後に別の弁当屋で たりしてたんですが交通事故にあって しまって腰を痛めたせいで働くことも叶わ なくなった今は俺の弁当を作ることが 生きがいだと言うと社長は悲しそうに笑っ た今でも咲さんが楽しそうにお弁当を作っ てるのなら何よりだしかしそれをゴミ箱に 捨てるとは信じられんよ社長にじろりと 睨まれ沼田課長は罰が悪そうな顔をした けれどどこ開き直っているようにも見える 君の行いは到底褒められるものじゃない 食べ物を粗末にすると天罰がくだるぞそ そんな名神みたいなこと今時通用しません よ俺はそんな事情知らなかったし間違った ことはしてませんから強がりながら沼田 課長は出ていってしまったけれどその数日 後思わぬ形で沼町に天罰が下ることになる その日俺は社長室に呼ばれたそこで聞いた 話によるとうちの会社付近で自転車の迷惑 行為があって近所の住民から苦情が入って いるという打高運転をしたり歩行者に対し てベルを鳴らしまくったりそして夜は無双 化運転もしているそうだ無藤かその言葉に 胸が痛むばあちゃんは10年前無藤家運転 の自転車に引かれて事故にあったうちの 社員に間違いないらしいが目撃情報で自転 車の色や形を聞く限りどうやらこのロード バイクで間違いないそうだよそこには 目立つ柄のロードバイクの写真があった 目撃情報で一致した自転車のタイプだそう だこれ沼田課長の自転車そっくりですああ 近所の人に確認してもらったら間違い なかったもし本当に沼田君が犯人なら許せ ない行為だよばあちゃんの事故の詳細は 伝えていたので 社長も沼課長の行動は見過ごせなかった ようだ沼課長はしばらく自転車通勤を禁じ られたがその後もこっそり自転車通勤をし ていたらしいすれと今度は無断駐車で 取り締まられロードバイクを撤去された 沼田課長は近くにあった自転車を窃盗した しかしこれが防犯カメラに移っていた らしく通報されて俺たちの耳に入った美と はいえ盗なのでとしては当然放置できない そして結果的に沼田課長は自主退職する ことになった車内からも白い目で見られ居 場所がなくなったのだろう弁当を捨てた罰 だないや咲さんは罰なんて与えるような人 じゃないけれどそうですねばあちゃんは 特に気にしてませんでしたこの話をばあ ちゃんにするといつものように笑顔でこう 言ったその課長さんおいしいお弁当は食べ たらきっと生直せるわよばあちゃんで よければいつでも作ってあげるからね相 変わらずの優しい言葉だったそれを話すと 社長も嬉しそうに頷くそうそうはがの家に お邪魔する話だけど突然のお願いですま なかったねええ祖母も喜んでます腕に寄り をかけてご飯を作るって言ってました今度 の日を社長がうちにやってくる沼田課長の 比例を詫びるのと30年前のお礼を言い たいのだそうだばあちゃんに社長のことを 話したら積もる話もありますからよかっ たらご飯でも食べていってくださいと言っ てくれた今度我が者で新たに外食部門を 立ち上げるんだが咲きさんの意見も聞かせ てもらえるかないいですねばあちゃんは 働き者だからきっと協力してくれると思い ます職に関する仕事があればきっと今以上 に生きる張り合いが生まれることだろう俺 も日曜日が楽しみになった何よりもばあ ちゃんが楽しそうにしているのを見られる から当日は俺も朝から台所に立ってばあ ちゃんを手伝おうと 思うこいつ超貧乏人でさ高校の頃なんて すごかったんだよサイズの合ってないお 風呂の制服とか来ててさ高卒でバイトのみ だからさ少しでもうまいもやりたくてだ から参加させたんだよみんなごめん な高校の同級生である竹中は俺をあわう ようにしてそう説明するその説明に合コン に参加している女性神はちょっと引いて いるように見え た全く竹中は相変わらずだな俺は内れ 黙って酒を飲む今日のコは竹中に無理やり 連れて来られただけなのだ竹中の嫌味は いつものことなのであまり気にしてい ないさっさと飯食ったら 帰ろそう考えていた俺に1人の女性が 話しかけてき たあの間違ってたら申し訳ないんですけど もしかして [音楽] 俺の名前は倉橋 健二職業は医者で総合病院で勤務している 俺が医者を目指したのは小学生の頃だ実は 小学生の頃にある大病を患いしばらく入院 生活を送っていたのだある日急に高熱が出 て寝込んだ俺は次第に手足に力が入らなく なることに気づいたえなんで俺死んじゃう の両親は完備をしてくれていたが一向に 下がる気配のない高熱に弱気になっていた その上手足に力が入らなくなりその時の俺 は絶望で泣いてしまっ たジしっかりしてもうちょっとでにつく から ね次第に意識が朦朧として母親が叫んで いる声がうっすら聞こえていた目が覚める と真っ白な病室で寝ていて腕には天敵の針 が刺さってい た あれ俺なん でケンジ目が覚めたのねよかった 俺がかすれ声でそう言うとずっとベッドの 横にいた母親が泣きながら俺を抱きしめ たすぐ後ろにいた父親は静かに泣いていた 目が覚めたばかりの俺には何がなんだか 分からなかったけれど泣き続ける両親に 釣られてなぜか俺も泣いてしまった後で 知ったことだが俺の体の中に大きな主要が できていたらしくそのせいで光熱などの 症状が出ていたそうだそのまま緊急手術を 行うことになったがその手術は成功率の 低いかなり難しい内容だった らしいなんとか手術は成功したが俺が なかなか目覚めなかったために両親は毎日 病室に通って俺の顔を見つめていた だ俺が無事目覚め両親は泣きながら喜んで くれたそしてリハビリが始まり結局俺が 学校に通えるようになったのは俺が倒れて から約1年後のことだっ たリハビリは本当に大変だった俺の モチベーションはこれを頑張れば学校に 行けるだけだ 学校に行きたい理由はただ1つ将来俺も 患者さんを助けられる医者になりたいと 思ったからだ理由は単純だ手術を担当して くれた先生がとてもかっこよかったから だ健二君よく頑張ったなもう大丈夫だから ねそう言って俺の頭を撫でてくれた先生は 間違いなくヒーローだっ たそうしてリハビリを経て学校に復帰した 俺は必死に勉強しただって先生にどうすれ ば先生みたいなお医者さんになれますかと 聞いたらまずは一生懸命勉強して運動も 頑張ろうと教えてもらったからだなんでも 医者は体力勝負ともあるから体力をつけ ないといけないそうだ先生は俺に無理の ない体力作りを教えてくれたのでそれを 実践することにし たそうして高校生になった頃俺は立派な ガリ弁になっていたと言っても先生に教え てもらった体力作りはしていたのでそれ なりに筋肉もついていたけれど それと偉大に入学するための学費を稼ぐ ためにバイトも始め た俺の家は普通のサラリーマン家庭だが俺 の手術や治療に多大な金がかかったらしく そのせいで家の家計をかなり圧迫して しまったの だ両親は俺の治療費を払うために毎日一生 懸命働いてくれていた そのことに感謝しつつ申し訳なさを感じて いたのは事実だだからこそ学費は自分で 稼ごうと必死にバトし た友人を作る余裕もなく勉強とバイトに 開けくれた俺をある同級生がからかうよう になっ たおい倉橋お前学職行かねえのかよ 自分の弁当があるから な へえつ貧乏臭い弁当だ なその同級生は竹中と言い俺の弁当箱を 覗き込んでゲラゲラと あわう竹中は父親が大手勝者で役員をして いるらしく自分は金持ちだと自慢してくる 厄介なやだそのプライドが高く正直あまり 仲良くなりたくない相手だそんな相手に なぜ絡まれているかと言うと同じクラスに なって初めての期末試験の結果が俺の方が 良かったからだどうやら竹中はこのクラス いや学年でトップだと信じて疑ってい なかった らしいそれなのに俺が竹中より上位だった ため目をつけられてしまったの だそんな貧乏臭い弁当よく食うよな俺だっ たら無理だ わ竹中の嫌みに反応せず黙々と弁当を 食べる貧乏臭い弁当で悪かったなこれは 母さんが朝早く起きて作ってくれた大事な 弁当なんだよ そんなことを内心思いながら俺は弁当を 食べた俺があまりにも反応しないので竹中 は面白くなさそうに離れていった ああようやく静かになった な周囲に誰もいなくなったことに息をほと 吐き俺はようやく落ち着いて弁当を食べる ことができ たそれからも 何度も何度も竹中に絡まれるようになった 言われることは大体同じで貧乏臭いばかり だったのでだんだん相手にするのが バカバカしくなっていただが酒よにも同じ クラスなので限界がある結局竹中とは高校 2年からずっと同じクラスだったので ずっと絡まれ続けたのだった なあお前どこの大学受けるんだよ貧乏人の くせ に入試が迫る時期竹中にそう絡まれた実は 進学したい大学は決めていたのだがそれを 竹中に教えるつもりはなかっ た馬鹿正直に言うとどうせまた絡まれると 思ったからだだから俺はあえて竹中を喜ば せるような言葉を返し た大学は進学しない よはあ進学コースにいるくせに大学に行か ないのか よやりたいこともできたからその道に進む んだへえも貧乏人には大学進学はハードル 高いよ な竹中はそう言って俺を馬鹿にするように 笑うだがその時の俺はもうすぐ竹中に絡ま れなくなるという喜びが大きくてそんな 嫌味なんて全く気にならなかっ た高校卒業後俺は竹中や他の同級生に会う ことなく自分の道を進み続け たあれから15年が過ぎた頃偶然にも竹中 と再開した おおいお前黒橋だろなんだよ生きてたの か久しぶりだ なお前は相変わらず貧乏臭い格好してん な15年ぶりにあった竹中は昔と全く 変わっていなかったいや高級そうなスーツ に身を包んで昔よりもさらに鼻持ちなら ない感じにはなっていたちなみにその時の 俺は休日だったこともありどこにでもある Tシャツにジーンズ姿だった俺の姿を見て あわう竹中に内心ため息を吐い た倉橋って今何をしてるんだ えっと医療関係で働いているよ 医療 関係ま医療関係って言っても色々あるもん な高卒のお前にできることはアルバイト くらいだろう し竹中に医者をしているとは言いたくなく てごまかすとなぜか勝手にアルバイトだと 思い込んだ一瞬訂正すべきかと思った けれど竹中とそうそう会うわけではないし まいいかと 流すそのまま別れて帰ろうとしたのだ がおいお前暇だろ今度合コンに誘ってやる から連絡先を教えろよえいいよ別に合コン に興味ない からいいからいいからお前が普段なら 出会えないいい女を揃えてやるから 竹中はそう言って俺のスマホを取り強引に 連絡先を交換したえちょっとやめてくれ よいいじゃないかじゃ今度連絡するから な竹中は俺の意見も聞かずそう言って去っ ていった はあマジかよもう2度と会わないと思って たのにな 俺はそうつぶやいてため息をこぼす 仕方ない竹中から連絡があった時に予定が 空いていれば1回だけ付き合うことにする か俺はカレンダー通りの休みじゃないし 多分予定は合わない だろうとその時の俺はそう呑気に思ってい たはい今日の出会いに乾杯 数日後竹中から連絡があり宣言通りコに 誘ってきた断るつもりだったのだが ちょうど翌日が休みだったので結局参加 することになってしまったの だお前貧乏バイト生活してるんだろう うまい飯奢ってやるから来い よ竹中の言葉を訂正するのも面倒くさく なった俺はただで飯を食べに行くくらいの 気持ちでコ会場にやってきた服装だけは それなりに見える格好にした けれどちなみに俺の服装を見た竹中は無理 に格好つけて大丈夫 かと笑ってい た今回の合コン相手は鹿衛生士のグループ らしくなかなか美人揃いだ俺以外の男性人 も女性神も気合いの入った挨拶をかわして 合コンが始まっ た俺は女性と話すこともせずただ黙々と 食事を食べていた竹中がうまい飯と言って いただけあって味は確かに 美味しい雰囲気もいい店だったので人気が あるの だろうあお酒頼みますか 特に会話に混ざらない俺を気にしてかみさ と名乗った女性が俺に声をかけてきたえ ああじゃあビールをお願いし ますはーい頼みます ねありがとうございます えっとみさ さんどういたしまし てみさの笑顔に俺も自然にエミーを 浮かべるそれを見た竹中が強引に俺の隣に 座ってきたああみさちゃんこいつはお勧め しないぜ俺 はあらそうなんです かだってさこいつ高卒だからいいとしして アルバイトなんだよ今日も普段うまいもを 食べれてないと思って俺が連れてきてやっ たんだよえそうなんですかで も竹中の言葉にみささんは心配そうに俺を 見る俺は大丈夫という意味を込めて小さく 頷いただがみささんの視線の意味はそうで はなかったの だあの倉橋さんって脳と航空の関係の論文 を発表されてませんか えなんでそのこと を やっぱりお名前を聞いた時からもしかし てって思ってたん です はあ倉橋が論文って冗談だよねみさ ちゃん本当ですよこんなことで嘘はつき ません はあ嘘だろおい倉橋どういうことだ よみささんの言葉に竹中が俺に掴みかかる 勢いで問いかけてくるあまりの生いにさて なんと答えようかと悩んでいると俺より先 にみささんが説明してくれ た竹中さん知らないんですか倉橋先生は歯 から脳に入る最近感染で発病する病気の 特定と治療方法を確立したすごい先生なん です よはあ貧乏人のこいつは一緒嘘 だろ嘘じゃありませんよほらこれ見て くださいそう言ってみささんが差し出した スマホの画面には 俺が発表した論文で表彰されている映像が 写ってい たえなんでこんな映像を知ってる の私の弟が黒橋先生の論文によって命を 救われたから ですそうだったん だみささんの言葉に俺はほっと胸を 撫で下ろし たそう 俺は高校卒業後アメリカに渡りそこで医師 免許を取得した俺の病気を直してくれた 恩師の先生に君にはアメリカの大学が会っ ていると思うよと言われ留学したのだ幸い 成績が良かったおかげで小学金制度なども 使いなんとか入学することができた俺の 学びた分野は自分がかかった病気について だつまり脳の病気が専門の医学部に入り脳 に関してのありとあらゆる知識を詰め込ん だその勉強をしている最中に俺はあること に気がついた あれもしかしてこの病気って航空外科に 原因がない か資料を見比べているとそのことに気が ついたもちろん航空科との関連性は以前 から疑われていたようだだが決定だはなく あくまで可能性と記載されてい たこの調査を見るとやはり俺の仮説は 間違っていない気が するおそらく実際に脳の病気になったこと のある俺だからこそ気づいたのもしれない 俺はそのことをすぐに担当教授に話し教授 協力のもで論文を書き上げたそれと同時に 治療法の研究も進め数年かけて治療法を 確立したの だその実績を俺の恩師の先生が絶賛して くれて俺は恩師のすめで今の総合病院に 勤務することになったのだそして俺の論文 で命を救われた人がいることに心からアド した実際俺が病気になった時は治る見込み が低いと言われていたのだそれを恩師の 先生の力で感知することができたそのこと を党の恩師は奇跡みたいなものだよと謙遜 していたが恩師が俺のために必死に手術の 内容を考え対応してくれたことを俺は知っ ているだからこそ恩師のような医者になり たいと思っていたの だみささんの言葉に他の女性たちも俺の 周囲に集まって くるどうやらみささんから弟の病気につい て色々聞いていたらしくみんな尊敬の まなざしを俺に向けて くれるだが正直その視線は俺にとっては 少しむゆい誰かに褒められるために書いた 論文ではないからちょっと戸惑って しまうそんな俺を面白くなさそうに見るの は竹中だ他の男性参加者は女人と同じよう な尊敬の を向けているが竹中だけは 違うずっと高卒の貧乏人だと馬鹿にしてい た俺が医者で女性神に囲まれているのが 面白くないようだ特にみささんを狙ってい たらしくみささんと俺を見て悔しげな顔を していただが会話には混ざれず悔しまれに ちびちびと酒を飲んでいた ここら辺が潮時か な竹中や他の男性参加者の様子を見て俺は 小さくため息を 吐くただ飯を食べに来たつもりが予想外の 展開になってしまったここはさっさと 帰ろうと腰を あげるだけな今日は誘ってくれて ありがとうそのお礼にここの分はていく から俺はそう言って竹中に軽く手をあげて 挨拶 するその俺の態度に竹中がぐぐぐぐを噛ん で悔しそうだったのがとてもおかしかっ たじゃ俺はこれ でそう言って店を後に する待って ください店を出て駅に向かって歩いている と後ろから俺を呼び止める声が 聞こえる足を止めて振り向くとそこにいた のはみささんだっ たみささん何かありました かいえ あのよかったら私と連絡先交換してもらえ ないかと思ってえ ああもちろん いいです よどうやら俺と連絡先を交換するために 走って追いかけてきてくれた らしい連絡先を交換しじゃあと言って 別れようとする とこ今度ご飯に行きましょうね約束です よみささんにそう誘われたので俺は もちろんと 笑顔で頷い たその後竹中からは一切連絡がなくなり ほっと胸を撫で下ろしたみささんとはあれ から何何度か食事に行き互いに気心が知れ てきた彼女とは話も会うし一緒にいて苦痛 ではないむしろ居心地がとてもいい彼女の 人柄をに連れてもっと一緒にいたいと思う ようになっ た次に会う時にはきちんと言いたいな君が 好きです ていいとして恥ずかしいがこれが初恋なの かもしれない今まで仕事ばかりしてきた俺 にようやく訪れた春だこの幸せを逃さない ようにより一層頑張ろうと思った俺だっ た次の大きな契約取ってこなかったらお前 首な そんな上司の鈴木課長はパワハラがひどく いつも部下に無理難題を押し付けるそして 手柄は全部自分のものにするような人だっ たそのせいで慕っていた先輩も体を壊して 給食してしまったこんな部長の元で部長の 反応を上げるためだけに働く俺はそんな 毎日に疑問を感じていたしかしある時美女 を助けたことから大きく事態は変わって いく俺の名前は新藤タクト29歳大学卒業 してから今の会社に務めてもう7年になる 正直今いる営業部はかなりのブラック部署 で上司の鈴木課長には怒られてばかりいる し毎日残業ばかりだ俺が入った当時辞めて いった先輩がいたけど人の心を持ってい たらこの会社ではやっていけないよと言っ ていた らしい上司に言われた通りの仕事をやる ためには両親や倫理感を壊さないと無理だ けど次の就職先のことなんて考える余裕が ない毎日目の前の仕事をこなすことしか できないのだ1つでも成績を上げて会社の 益のために頑張るでもそんな自分に疑問を 持っていた俺は一体何のために働いている んだろう俺の仕事は誰かの役に立っている んだろうか最近はそんなことばかり考えて しまうある日俺は仕事の合間を縫って俺に 仕事を教えてくれた小杉先輩の家に向かっ た小杉先輩は先月過労で倒れてしまい今は 給食している 先輩には新人の頃からお世話になっている し運よく営業先を回る道の途中に先輩の家 があったので立ち寄ることにしたのだ食べ やすいものを差し入れに持っていくと先輩 はとても喜んでくれたしんどありがとな 鈴木課長は相変わらずかはい部下たちに とにかく厳しいしそれなのに契約取れた 仕事は丸投げ状態です小杉先輩が倒れたの も無理ないですね 鈴木課長は営業成績は家でトップで車内で はやり手で通っている本人はものすごく いっているけれど仕事のフォローは全部 部下がやっていた鈴木課長はそれに対して 感謝もしないし契約してしまえば後はどう でもいいというスタンスだそのせいでよく トラブルも起こるのだけど責任を取った ことは1度もなかっ た給食してゆっくり考えたんだけど課長の やり方は生きすぎていると思う言ってる こともおかしいし俺たちのことは何も考え てくれないからな僕もそう思いますでも 毎日あの人と仕事してるとだんだん麻痺し てきてしまうんですそうだなでも体を壊し たら何にもならないぞ震動は真面目でいい やだから心配なんだ よお見舞いに来たのに逆に励まされて しまった 先輩の家を出た後俺は会社に戻るのが憂鬱 になった小杉先輩がいない今鈴木課長は俺 や他の社員に当たりがきつくなっている 大量の仕事を押し付けられているのでその 中で契約を取るのは至難の技だそれでも 今月末には大きな相談がある鈴木課長から もかなりプレッシャーをかけられている 案件で毎日のように進捗を聞かれていたの 案件が取れれば鈴木課長も車内で大きな顔 ができるそのせいか毎日のように詰め られるけど正直叱られる時間がもったい ないその時間で資料を作ったり戦略を練っ たりしたいのが本音だそしてこの日も帰っ た途端鬼のような顔をした鈴木課長が待っ ていた振動遅いんだよこんな時間までどこ でさってやがったんだすみません得意 先回りをしていたら間がかかってしまって けれど新規契約は一件取れそう ですよくしてくれる取引先がありそこの 担当は俺を信じて契約を結んでくれそう だったしかし上司は鼻で笑う ああこんな祭企業の仕事取ってきたくらい でいるなこんなの後回しにしてもっと でかい契約取ってこいそんなこの会社だっ て大事なお客様じゃないですかうるせえん だよいいからお前末のリゾートとの契約 絶対取れよ談はしきでやれ はいリゾートというのが例の大きな契約の 相手先企業だった結局この日も2時間ほど 説教されそのせいで終電ギリギリまで残業 するはめになった電車の座席に もたれかかりながら小杉先輩のことを 思い出した給食前はげっそりしていた けれど給食してからは体調も戻ったようだ けれど会社に戻ってきたらきっとまた 倒れるまで働かされるだろう本当に今の ままでいいのだろうかこんなことばかりし ていたらお客さんのためにならないのでは ないか鈴木課長は契約まではいいこと ばかり言うけれど契約が取れた途端後輩に 担当を変えてしまう仕事を押し付けられた 後輩は当然時間がなくなり新規の契約も 取りづらくなる だけが成績を上げ車内の評価も上がって いくけれど契約後の企業のフォローが きちんとできていないせいでもう2度と オタクとは契約しない特に鈴木課長の顔は 見たくもないと怒ってくる会社もあった 鈴木課長は大きな企業や会社の上司には 媚びているのでその辺りは表面化してい ないけどこんなことばかりしていたらいつ かきっとしっぺ返しが来るやっぱりこの ままでは良くないそう思い俺は勇気を出し て鈴木課長に意見を言ってみることにし た鈴木課長少しお話があるんですが ああそんなことよりリゾートとの相談今日 の午後だろ取ってこなかったらお前会社首 なそんないいかお前らも今月絶対目標達成 しろ よ営業部の部下たちに大きな声で 怒鳴り散らすリゾートへの談資料はこの日 のために徹夜で作り上げた準備は万端だと 説明した上で俺は鈴木課長に問いかけ た営業部の後輩は今課長の契約後の フォローで手一杯ですこの状態でどうやっ て新規契約を取るんですかそんなもん 気合いでとれいいから俺に恥を欠かすな この状態は会社のためにもなりません小杉 先輩のような優秀な社員がいなくなって しまっていいんですか小杉は弱かっただけ だろ契約を取ったやが勝ちなんだ契約後 なんて適当にやってうまく立ち回りいいん だよひどいことを言っているのに鈴木課長 にその自覚はないようだ他の社員たちも ハラハラしながらこちらを見守っている いいから新藤は早くリゾートに行ってこい 俺の足を引っ張ったら承知しねえから な最後は怒鳴りつけられ俺は会社を出た リゾート本社まで行く道すがらだんだん 悲しくなってきたこんなにボロボロになっ てまで頑張っても結局鈴木課長の点数稼ぎ にしかならないもっと相手のためになる ようなそして自分が向上していけるような 仕事をしたいそんなことを考えていた時 女性が俺を追い越した女性は黒っぽい パーカーに黒のジーンズ黒い帽子を目深に かぶっていて全身黒ずみだったさらに眼鏡 をかけていて何かに落ち込んでいるのか とぼとぼと横断歩道に飛び出していった その時危ないふ信号が赤になっているのに 気づかず渡ろうとしたので車が突っ込んで きた間一発で歩道に引っ張りもしたけど 勢いで足がもれてしまいその場に一緒に 倒れ込んだいててだ大丈夫ですかすみませ ん私ぼとして信号を見ていなくて女性は 怪我していないようでほっとするけれど ガタガタと震えているので心配になった どこか痛いんですかいえ私本当にダメだと 思って最近多忙で寝不足だったんですでも もし事故にあったらもっと周りに迷惑を かけるのに水知らすのあなたにまで迷惑を かけてしまってごめん なさい落ち込んでいるように見えたのは 仕事でに追い詰められていたせいらしい なんだが自分を見ているようで俺は優しく 声をかけた迷惑じゃありませんあなたが 無事なだけで喜ぶ人はたくさんいると思い ます えさて俺も仕事に行かないとえっと リゾートの本社はどっちだったか な思わぬ事故にあったせいで混乱している のか一瞬道が分からなくなった キョロキョロと辺りを見渡している俺を 女性は心配そうに 見つめる本当に大丈夫ですか少し休んで から行かれた方がいや大事な談なのですぐ 行かないとでは失礼します礼儀正しく挨拶 すると目的地に向かって歩き出したしかし 数メー歩いた辺りで膝が震えていることに 気づく大きな怪我はなかったけれど急な ことだったから今になって体がびっくりし ているの だろうも少しらしくていつものように歩け ないゆっくりゆっくり向かっていたらあっ という間に約束の時間になってしまった そして俺は遅刻をした当然リゾートの担当 は怒っていてついた途端次の仕事があり ますので今日はお帰りいただけますかと 冷たく言われてしまっ た会社に戻った俺を待っていたのは鬼の ような顔をした鈴木課長だったふざけんな よ遅刻って何してくれてんだよすみません 事故のことを話してもおそらく鈴木課長の 怒りは収まらないだろう俺の穴の開いた スーツを見ても事情を聞こうともしない お前なんかのミスで俺が叱られるとかあえ ねリゾートを怒らせた責任をとってお前が 明日自評出せよえそうすりゃ俺のせいに ならないから よ上司として部下を守ろうという気持ちが これれっぽっちも感じられない鈴木課長は ただただ自分の出世ルートが潰されて しまわないかそればかり気にしているもう 限界かもしれない本当に会社をやめて しまおうかそうしなければ俺もいつか小杉 先輩のように体を壊してしまうかもしれ ないとその時内線電話が鳴った受付の女性 からの電話のようで何やらだいぶ焦って いると いう鈴木課長藤さんにお会いしたいという 方が受付に来ているようですがああなんだ よこの忙しい時にどうせやめるくせに来客 なんて生きなんだよつまんねえ用事だっ たら俺が追い返して やる勢いで鈴木課長が受付に向かうので 慌てて俺も追いかけたしかし受付について ぎょっとする外の玄関に見たこともない ような黒塗りの高級者が止まっているのだ の様子からして会社にとって大事なお客様 なのだろう一体誰かと思っていると受付の ソファーに座っていた女性が振り返って いったああ新藤さん先ほどはどうも ありがとうございましたえあなたはあの時 のそれは先ほど道で俺が助けた女性だった さらに女性の後ろにはリゾートの社長まで いる車そこに止めてしまったんですが 大丈夫でしょうかえあの車あなたのだった んですか えっとまだ名乗ってなかったですね失礼し ました私西谷リオと申します西谷リオって まさかモデルの西谷さんですかその名前は 聞き覚えがあった今売り出し中のモデルで 彼女が宣伝する商品は売上が伸びると業界 で噂されるほどの人気がある人ださっきは 黒の格好だったので気づかなかった今の リオさんはワンピースにハイヒール姿で モデルらしく堂々としている実は私 リゾートの専属モデルをしているんですな ので今日の相談にも本当は少しお邪魔する つもりでした先ほどリゾートの本社に相談 に行かないとと言っていたので新藤さんの お名前が分かったんですえそうだったん ですかはいあの時もし新藤さんが助けて くださらなかったら今後の仕事にも視聴が 出ていたと思いますなのでお礼を言いに来 たんです よリオさんはリゾートの担当者に事情を 話しうちとの契約は自分が直接で向くと 説得してくれたらしいさらに社長も俺に 笑顔で話した突然来てしまってすみません うちの会社はリオさんの人気で持っている ようなもんなのですがそんな彼女からどう しても新藤さんと仕事がしたいと言われた ので今日は同行いたしましたあの営業課長 の鈴木と申します振動はまだまだ未熟です のでこの度の契約は上司の私がいたし ましょう大きな契約が結べそうなこと そしてリゾートの社長の登場を見て鈴木 課長がしゃり出てきたしかしリオさんは眉 を潜めた鈴木ってもしかしてあの鈴木課長 ですかああ部下や別の会社の方からあなた の話は聞いてますよず無責任な仕事を なさるらしいですねいえそんな新藤さんは 私をかってくれたんですあなたは部下の 報告を聞くこともしていないようですし 信用できません うう鈴木課長がやりたい放題やっていた ことは社外でも噂になっていたらしいリオ さんとリゾートの社長に睨まれてしまい 鈴木課長はあたふたと姿を消し た新藤さんさっきあなたが無事なだけで 喜んでくれる人がいるって言ってくれた でしょうそれを聞いて張り詰めていた緊張 が消えたんですあなたは体だけじゃなくて 心も救ってくれたんですお礼をしたいので よかったら今度の契約で売り出す商品の 広告に私を使ってもらえませんか本当です かすごく嬉しいですありがとうございます これくらい当然ですよ精一杯頑張ります から一緒にいいものを作りいきましょうね リオさんがにっこり笑ってくれる追いかけ てきた営業家の同僚たちから自然と拍手が 起こり俺は何度もリオさんにお礼を言った その後俺はリゾートと本契約を結び プロモーション活動の責任者となったリオ さんと作ったCMは話題になっていて次の 仕事の契約にもつがっているこの一見を きっかけに営業家では革命が起こった 今まで鈴木課長の言いなりだった部下たち が一致団結し部長に直談判したの だ課長は自分の仕事は部下に押し付け点数 稼ぎばかりでした今のままでは小杉先輩の ような優秀な人も潰してしまいます会社の ためになりませんそんな悲痛な叫びを会社 は聞き入れてくれた今までの問題が明るみ になり鈴木課長は攻殻処分になったその 結果会社の風通しはとても良くなった そして嬉しいことに小杉先輩の体調が回復 し営業家に戻ってきてくれたのだ戻ってき た後小杉先輩はバリバリ働き営業成績を 上げ た鈴木課長と違ってアフターフォローも 欠かさないのでさらに契約が埋まっていく 小杉先輩すごいですね将来は課長候補とも 言われていますよお前のリゾートと契約を 取ったなんてすごいじゃないかもし俺が 課長になったら震動を課長補佐として推薦 するからなそしたら忙しくなるぞ覚悟し てろよははい頑張ります小杉先輩の激励が 俺のやる気を引き出していくもっと頑張っ て今以上に向上していきたいそしてリオ さんの言う通り一緒にもっともっといい ものを作り上げていきたい会社のために 働く俺 そして夢に満ち溢れた俺はようやく仕事を する喜びを感じていた [音楽]

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