【怪談朗読】怖い話つめあわせ・途中広告無し2時間【全20話】

[音楽] 私が通っていた中学校は女子校だったの ですがそこで初めてできた友達は少し他の 子と感じが違っていまし た普通に話している分には明るくて 楽しいけれどもふと誰もいない方を見て 怖い顔をしていたり突然何でもないところ で怯えたように悲鳴をあげたりするものだ からクラスのみんなは次第に彼女から離れ ていきまし た孤立していく彼女の姿に私はとても心を 痛めまし た私自身は小学生時代いじめに会ってい まし たクラス10から無視をされて孤立して しまいとても辛い時期を過ごしたことが あり ますそんな自分と彼女が重なったのかも しれませ んできるだけ彼女の力になりたいと私は 決意していまし [音楽] た彼女の不思議な行動の原因が知りたいと 思い尋ねてみても最初はなんでもない としか言ってくれませんでし たですがなんでもないはずはありませ ん私が何度もしつこく聞くと真相を少し ずつ話してくれるようになったの です彼女は幼い頃から霊感が強かったそう です霊を引き込んでしまう体質だそうで もう何何度も取りつかれてはお祓いをする ということを繰り返していまし たそして今回もまた取り憑かれてしまった というの です今回は子供の霊だと真面目な顔をして 話す彼女に私は正直言ってどこまで信じて 良い出来事なのか分かりませんでし たひょっとして嘘かもしれ 嘘でなくてもどこか精神的な疾患があるの かもしれ ない思わぬ返答に私も引きそになりました がここで私まで離れてしまったら彼女は 学校に来れなくなってしまうと思ってなん とか踏ん張りまし たじゃあお祓いしなくちゃだめじゃ ないそう言った私に彼女は今準備してると 答えまし た神社に人形を預けて ある今はその人形に子供の霊を閉じ込めて いるのだけれどすごく怒ってて頻繁に蛇や 虫などの幻を見せるのだそう です話を聞いてからも彼女が怯える度心配 しつつも半神半疑な私でし たそれがある日彼女からお祓いに付き添っ てほしいと頼まれまし たお祓いの日日が決まったけれど怖いから そばにいてほしいというの です不謹慎という言葉が適切なのかわかり ませんがお祓いなんて本当にあるんだと 興味を持ってしまった私は分かったと返事 をしてしまいまし たお祓いは彼女の家の近くの神社で行われ ました裁断の上にはよくわからない儀式に 使う道具がいくつか置かれてあって真ん中 にごく普通の目を閉じた人形と卵が1つ 置かれてありました 彼女は白束を着て団の前に座らされ両脇に 彼女の母と祖母と私が座りまし た彼女の両親は離婚していたそうで父親の 姿はありませ んお祓いが始まると神主が呪文のような ものを唱えながら彼女の体をのようなもの で叩き ますすると彼女は悲鳴をあげながらもがき 苦しみ始めまし たその光景はまさに異様という他なく全く 現実みのない光景でし たもしかして彼女ではなく自分がおかしく なっているのではないかと錯覚さえ覚える ほどです それでも目が離せずお祓いの様子を見て いると突然裁断にあった人形が動いたと 思うと同時に何かが私の前に挑んできまし たそれは人形の首でし た私の少し前に落下した首はコロコロと 勢いのまま転がってきて私の数CM前で 止まり いたはずの目をカッと見開きまし た私が固まっていると神主は私にも呪文を 唱えながらイで体を叩き始めまし た尋常ではない状態が続いてしばらくする とようやくお祓いが終わったらしくて最後 に卵を割りまし た不思議なことに中身はは空だったの です神主が言うには今回の例は子供と蛇の 合わさったものでとても強い力を持ってい たそう です人形の首が私の方へ飛んでいったのも 逃げ場を失ったから私に霊が取りこんのだ そう ですだから私のお祓いも必要だったそう いうの ですまるで嘘みたいな話ですがこれが当時 の私の目の前で行われていた出来事 ですやはり夢を見ていたのではないかと 思うこともありますが今でも良好な私と 彼女の友達関係を見るに真実と受け入れる しかありませ んこれ以来私はおもちゃ屋さんなどで人形 を見ると身震いしてしまい [音楽] ますかなり昔小学校定学年の時の こと私はその日母に手を引かれて園の親戚 を尋ねる駅へ来てい たまだ見慣れない色どりの電車に私は目を 奪われていまし た気づけば私は母の手を離れ人の波に流さ れていまし た母の姿が小さくなっていくのを私はなぜ か冷静な気持ちで見ていまし た怖いとか寂しいとかそんな感じが一切 浮かんでこなかったのをよく覚えてい ます私は黄色い安全線の上に立って ぼーっと反対側のプラットフォームを眺め ていまし た真正面には1組の親子連れが中むつ まじく顔を寄せ合ってい ます小さい女の子と小柄な 女性母親と思わその女性は体に合わない 大きめな水色のコートを羽織っていまし たなぜだか彼女たちを初めて見た気がし ませんでしたずっと昔から知っているかの ようなそんな懐かしい感じがしたん ですあちら側のプラットフォームに白と青 の電車がすり込んできました にさえぎられて私の視界からその親子は 消える はず消えるはずでし たしかし電車が親子に重なった瞬間白と青 のコントラストは煙のように消え失せたの です幼い私は目を疑いまし た電車の後ろ側にいるはずの親子を私に けるように電車はぐんぐんと透明になって いき ます乗客は中に浮き椅子に腰かけている はずの人々は空気椅子のように中腰で 踏ん張っているの ですやがて電車は止まりドアの開く音だけ が聞こえて一斉に人が動いていき ます私は呆然としながらを思うでもなく それを眺めていまし た真正面の親子が電車に乗り込もうと足を 上げまし たその瞬間電車が急にぐと私の方へ近づい てきたの です電車が真横に動くなんて聞いたことが ありませ ん私は黄色い安全線の上に至っていたもの ですから の距離は1mもありませんでし たもちろん驚愕しまし た電車が急に近づいてきたことそれから真 正面にいる少女が私の要望に酷似していた こと にその後電車は何事もなかったかのように 発射し私は無事母に保護されました 思えば母を見失った寂しさから白チムでも 見てしまっていたのかと考えることもある のですがその度あることを思い出して少し 怖くなるん です少女の着ていた服が私が当時から数年 前に通っていた幼稚園の制服だった こと私と同じ位置に同じによく目立つほが あった ことそして私を見てかかに彼女が微笑んだ [音楽] ことこの話はアルバイトを通して親しく なった森脇さんという人が休憩室で時間を していた時私に話してくれたお話 です普段はひひとしていて人を笑わせたり 面白い話をする森脇さんなんですがこの日 はやけに真面目な顔をして私に話をして くれたん ですこの森脇さんは東京の下町生まれ です森脇さんがまだ小学校1年生の 時季節は夏そろそろ 夏休みが終わる頃でし た住んでいる場所の近くに広い空地があっ たそう です夏草が 450ccてる広場だったんだそう ですその草が美味しげる広場にいつの間に かコンクリート製のゲス艦が置いてあり まし た下水艦の大きさは 80cm長さは3m ほどそれが2つ空き地に置いてあっ た元々その空き地は子供の遊び場でし た新たに下水感があったものだから子供 たちには絶好の遊び場となったんです その中に入ったり上に乗ってじゃんけんを したりおしっこして遊んでいたそう ですその日の夕方いつものように森脇さん が遊びに行きまし たすると2つある下水艦の中の1つにかっ ちゃんという森脇さんの友達が1人でいた そう ですその中で丸くなって膝を抱えて座って いる森脇さんはあかっちゃん来てたんだと 言って自分も一緒に中へ入りまし た下水艦の中は狭いけど小さな子供です から簡単に入れて一緒に吸われたんです ねでもなんとなくかっちゃんは元気がない いつもはすごく活発で暴れ回っている元気 なかっちゃんがなぜだかその日はやけに 暗いムードを漂わせて異様に静かでし た森脇さんがいくら話しかけてもほとんど 返事もしないで暗い顔をして膝を抱えた まま俯いているの です森脇さんはなんか今日は変だ なそう思って話しかけるのをやめまし た下水感の中はかなり 暗い暗い空間から外を見ると丸い世界が 切り取られたように見えるだけ です外はもう夕日が見えて次第に暗くなる 時刻となっていまし た日が暮れてくるから森脇さんは家に帰り たくなりまし たでも元気のないかっちゃんが気になって 帰るに帰れ ないその時無言のまま俯いていたかっ ちゃんが突然顔をあげましたビクッと痙攣 したのが分かったそう ですそして森脇さんの方を恐ろしそうな顔 で見てい ギクッとしたそう ですこんなに怯えたかっちゃんの顔を見る のは初めてだったそう ですでもよく見るとかっちゃんは自分を見 ているのではないと森脇さんは気がつき まし たかっちゃんは自分の向こう側を見て いるどうしたの さんも反対側の方を見まし た今度は森脇さんがビクッと恐怖の顔に なっ たその丸い下水艦の 外丸く見える空間に逆さになった女の顔が あっ た上から顔を逆さにして下水艦の中を覗い ていた 顔は暗くてよく見えないが長い髪の毛を 垂らして いる2つの目だけが光って 見えるその長い髪の毛が風に背いで ゆらゆらと動いて いる森脇さんは凍りついてしまっ たでも逃げ出すこともできず怯えたまま逆 になった女を見てい たすると下水艦の中で女の声が響き渡っ た見つけた よその声に森脇さんの背筋が凍りつい た今まで身動き1つしなかったかっちゃん がうわあと叫んで下水艦の反対側から 逃げ出し た森脇さんも逃げたいけど自分の本には女 の顔が ある逃げたくてもそっちへは逃げられ ないなのでかっちゃんが逃げたのと同じ 方向へ森脇さんも慌てて四つばになって 逃げ た叫びながら下水感を抜け出し 一目さんに逃げ出したん です下水感を出るとかっちゃんは ものすごい勢いで夏草の美味しげる草村を かき分けて走って いく森脇さんも必死でかっちゃんの後を 追いかけましたがとても追いつけ ないかっちゃん待っ て叫んでもかちゃんは止まってくれ ない自分の後ろから女が髪の毛を振り乱し てものすごい勢いで草の音を立てながら 追いかけて くる森脇さんは泣き叫びながら逃げ続け まし た背後には髪を振り乱した女が迫ってきて いる泣きながら走っている森脇さんがもう ダメだと思ったその 時幸運にも彼らの大声に気づいた パトロール中のお巡りさんが来てくれて 森脇さんは大泣きしながらお周りさんに 抱きつきまし た恐る恐る振り返ると背後にはもう何もい なかったそうです [音楽] 僕が小学生の時の ことお年玉でカメラを買ってもらった ばかりの友達とそのお姉さんとの3人で カメラの練習に少し山奥の自然公園に行く ことになっ た山奥と言っても直線距離で家から 10kmほどなんだけど運転歴半年ぐらい のお姉さんに細い山道と濡れた路面は結構 きつかったと 思うなので道の途中で小さい滝を見つけた 時もお姉さんは車に残って僕と友達の2人 だけで写真を撮りに行っ たその場所は幅は狭いけど高さはそれなり にあって子供心に結構感動した覚えが ある滝つぼから流れ出す川のそばには 小さいおがあって濡れているせいか余計 ボロボロに見えて少し不気味だっ た僕はすごいすごいと連呼しながら 使い捨てカメラを使って友達はおを気悪 がりながらも写真を撮ってい たその時激しく水の落ちる音に混じって人 の声のようなものが聞こえ たお姉さんが呼んでいるのかと思ったが来 た道を振り返っても誰もいない しそもそも声は正面の滝の方から聞こえて きたような気が する友達も聞こえていたようで僕らは目を 合わせてお互い無言で首をかしげ た友達は最後に1枚取って帰ろうと言って 渾身の1枚を取るべくタツの近くを うろついてい た僕は小道に置いてあった飛石を見つけて それで滝つぼから水をすって少し飲ん だもちろん冬の水だからめちゃくちゃ冷え ていてとても飲めるものではなかったが 友達はそれを見て真似して飲もし た友達に飛石を渡して滝の方を見ていると 低い女性オペラ歌手みたいな声が滝の上の 方から聞こえて [音楽] くるという 感じどんどんきくなっていくその声を聞き ながら僕は友達に向かってやばいなんか やばいみたいなことを言っ た大きな声を出したらまずい気がして 小さい声でしか喋れない足が震えて身動き も取れ ない滝の上から足元の友達に視線を移すと 友達は釈をに浸す格好で固まってい た滝つぼを見つめる友達に向かって何度も 名前を呼んでみるが反応は ない雨が降り始めて僕たちはその場から 動けなかっ たやがて雨が大振りになる頃後ろから車の クラクションが聞こえてきた そこでようやく2人とも真っ青な顔で 振り向くことができ た2人して全力で走って車に戻ると お姉さんがびし濡れになっても戻ってこ ない僕たちを怒ってい たもちろん自然公園は 中止僕も友達も早く帰りたかっ た後で友達に話を聞くとあの時飛石を水に 入れた途端水の中で何かが飛石を引っ張っ てきて引き合うような形で動けなかった そう だ飛石から手を離そうとしたけど指が動か ずクラクションが聞こえた瞬間手から離れ て飛石は水の中へ落ちていたそうです その間僕が呼ぶ声も低い女の人の声も どちらも聞こえなかったよう ですちなみにその時の写真には特に変な ものが映り込んだりはしませんでし たですが友人のカメラのフィルムを納める 部分にとても長い髪の毛が何本か入り込ん でいたそう [音楽] です僕は今仕事の都合で台湾に住んで いる宿代もかからず日本からも近いので たまに友達が台湾に遊びに来る 今年の2月の初めの 週友人の渡辺が遊びに来 たその前の週からメールで連絡を取り合い 日本を立つ前日に確認で電話もし た渡辺は金曜日の午後7時大平に着く予定 のフライトできた大社後迎えに行ってその 日は食事をしてクラブで飲んでまいわゆる 海外不妊者の週末の典型を一緒に過ごし た渡辺は初めての海外ということもあって 大人のくせにはしゃいでいてすごく 楽しかっ た奴とは高校からの付き合いでたった1人 の親友だから久々に会えて本当に楽しかっ た初日は時間の関係で夜の遊びしかでき なかったので2日目は市内の観光をし た僕はこっちに彼女がいてその日は3人で 観光し た1日使って大平やその均衡を回っ た不思議な話が起きたのは3日目渡辺が 日本に帰る日曜日の こと僕と彼女は彼を飛行場まで送っ たチェックインも済ませて飛行場の レストランで3人で話していた時だっ たふと僕は渡辺の手の甲にタトゥーが入っ ているのに気がつい た僕は去年の7月から台湾に不妊になった のだが その前は彼にそんなタトゥーはなかっ た渡辺は今でも新宿の某ホテルの レストランで働いているのでそんな見える 場所にタトゥーを入れるとは考えられ ないところで僕は学生の頃アジアの旅行に はっていてその頃インドで知り合った友達 で全身タトゥーを入れているやがい た藤木という名前なんだけど彼は世界を何 周もしているようなやつで話題も多く 楽しいやだから日本に帰ってきた時は一緒 に飲んだりしてい た僕は渡辺の手の甲のタトゥーに見覚えが あったそれは藤木のタトゥーと同じだった 僕は酒を飲む時相手の手の動きをよく見る 癖があるので覚えていたのだで視線を上げ て渡辺の顔を見たらなぜか藤木が目の前に 座ってい た全く状況が理解できなかったほんの何秒 か前までは渡辺が座っていたの に僕はその場でそこに座っている藤木に 尋ね た藤木なんでお前ここにいるんだあれ渡辺 はすると藤木も彼女も一瞬あれという感じ で僕を見て何言ってんのという雰囲気に なっ た彼女は間違いなく土曜日も藤木と遊んだ と言い張るし藤木は僕が冗談を言っている と思っているのかまともに取り合ってくれ ない僕は気が狂いそうだっ た金曜日から僕は渡辺と遊んでいたん だ金曜の夜クラブで酒を飲んでいた時だっ て土曜に観光している時だって僕は渡辺と 話してい た彼女に渡辺と2人で遊んでいた高校時代 の話をしたのも覚えて いる混乱したがとりあえずその場は藤木を 見送っ たその後彼女に何度か聞いたが彼女は知っ ている限り藤木と僕にしか会ってないと いうその後も気になって初日に行った クラブに顔を出しそこで働いている女性 たちにも聞いたが帰ってくる答えは不だっ た皆手の甲のタトゥーを覚えてい [音楽] たそれでも納得いかなくて土曜日観光した 時に撮った写真を現像に出し帰ってきた 写真を見ると映っていたのは渡辺だった 物理的な証拠で考えるとやはり僕が遊んで いたのは渡辺だったの だただ周りの話だと全て 不もっと不思議なのは渡辺からも写真が 送られてきた こと渡辺とは今でもメールで大平での話を して いるさらに が去年のくれからインドに滞在している ことを江はきで知っ たちなみに藤木は今回のことを全く知ら ない僕は今でも何がなんだか分からない [音楽] [音楽] コンセント最初に気づいたのは辛かった 部屋を僕の彼女が片付けてくれた時だっ た僕は物を片付けるのが苦手で1人暮らし をしている狭いアパートはゴミ袋やら色々 な小物で埋めれていて結構な状態だったの だと言ってもテレビで出てくるほどの ゴミ屋敷というわけでもなくちゃんと足の 踏み場はあるし掃除だって少しはしている つもりだっ たけどやっぱり男の1人暮らしは散らかっ てしまうもので結果的に時々アパートにに 来てくれる彼女が片付けてくれてい たその日も同じように彼女が来てくれて 部屋の掃除をしてくれてい た僕も彼女とは反対側の部屋の掃除を始め て本とか小物とかをいるものかどうか判断 したりしてだんだん部屋が片付いてきた時 彼女がそれに気がついたんだ ねえ彼女が指さした雑誌やらビデオテープ やらで隠れていたコンセントの中から かなり長い髪の毛が1本垂れ下がってい たこれ誰の髪の毛 よ僕の友達は男ばかりだということを知っ ている彼女は僕を疑いの目で見て いる当然僕の髪は短いし彼女の髪もここ まで長くは ないけど僕だって彼女以外の女性を部屋に 入れた記憶は ないあまりにも彼女が僕を疑いの目で見る ので僕はコンセントから出ている髪の毛を つまむとするするとそれを引き出し たプツン 嫌な感触に僕は思わず手を離したまるで 本当に人の頭皮から髪の毛を抜いたような リアルな感触だっ た長い髪の毛が掃除をされた床に遺者の ように舞い落ちて隙間かにゆらめい た僕は思わずコンセントの穴を覗き込んだ がその先は真っ暗で何1つ見え [音楽] ない翌朝僕は青ざめてい た思い出せば昨日はコンセントのことなど をすっかり忘れて僕はあの後彼女と カラオケで遊んでそこでお酒を飲んだせい か帰ってきた途端死んだようにたっぷりと 眠ってい た目が覚めたその時にはのギリギリの 時間僕は飛び起きると寝ぼけまこで大学の 準備をしようと放り出してあった鞄を 取り上げ たその時ちょうど視界に入ってきた コンセント真っ暗な小さな2つの穴の1つ から長い髪の毛がまただらりと力なく垂れ ていたんだ 昨日抜いたはずの 髪の毛長さから見ても同じ人物のものの ようだっ たまるで何かの触手のようにコンセント から伸びているそれがとても気持ち悪く なって僕はそれを急いで引き抜い た プツまたあのリアルな 感触気色悪いな 僕はそうつぶやくとそのコンセントに使っ ていなかったラジカのコンセントを 押し入れて引き抜いた髪の毛を窓から 捨てると荷物を持って部屋を後にし た髪の毛は風に乗ってどこかへ飛んでいっ た気がし たそれからラジカが大きかったこともあっ てか僕はまたセトのことなど存在すら忘れ ていつものように過ごしてい た部屋はまた散らかり出して布団の横には 漫画が山積みになってまた彼女来てくん ないかななどと思いながら開いたスペース を放棄で吐いてゴミ箱はもういっぱいだっ たので僕は集めたゴミをゴミ袋の中へとを 直接捨て たあれから1ヶ月は経っていただろう かついにそれは僕に降りかかっ た夜中突然変な音が鳴りだして僕は目を 覚まし たガガ ガガガ何の音 だ電気をつつけると放置していた味から ビリビリとノイズのような奇妙な音が流れ てい た山積の漫画の裏側にあったはずのラジカ が 見えるおかしいと思ってよく見ると積んで あったはずの漫画は崩れて周りに転がって いるまさかラジカの音で本が崩れるとはと も思ったがそうとが考えられない光景だっ たか かかかラジカはまだ壊れたように妙な音を 発していて僕はその電源ボタンに指を乗せ そして気がつい たラジカの電源は切れて いるオフになっているのにノイズが流れる とはやっぱり壊れてしまったのだろうか 僕はラジカを持ち上げようと両手で両端を 掴んで力を込め たぬちゃという嫌な感触がして僕はその まま目を見開い たラジカの裏から伸びた コンセントそこに人間1人分ほどの大量の 髪の毛が絡みついていたのだ コンセントのコードに蔦のように絡まって ギチギチになって いる目で追うとそれはコンセントの穴の 片方から伸びているようだっ た僕は驚いてラジカを力いっぱい引いて しまったんだプチプチ プチプチラジカに絡まっていた大量の 髪の毛が抜かれる感触がし た同時にコンセントの穴の向こうから ものすごい絶境が響い たコンセントの穴から髪の毛が一斉に 抜け落ちてどろりとした真っ赤な液体が穴 から噴出した 時僕は悲鳴をあげ気を失っ たちまみれの部屋髪の毛が散乱する 部屋その後僕は部屋を綺麗に掃除すると 荷物をまとめてその部屋を出 たあのコンセントからはまた髪の毛が1本 触手のように垂れてい [音楽] た15年ほど前アパートに1人暮らしだっ た僕が経験した少し嫌な事件 ですしばらく考えるのも嫌でしたがなんと なく恐怖も薄れてきまし たそれは1日雨が降り続く陰鬱な日でし た学校の課題にあけくれて気がつくと午前 半ば徹夜を覚悟して一息つこうと手を休め たのですが途端にお腹が空いてきまし た男の1人暮らしなので冷蔵庫は 空っぽコンビニへ行く支度をしまし たコートを羽織って傘を持ち夜の町 へ僕が住んでいたところは都心のベッド タウンというか人はやたらと多いのですが 夜は裏寂しいの ですアパートはとある公園の近所だったの でしさはさらに増していまし た都会で1人暮らしを始めてまだ 半年18歳そこそこの僕には都会の夜の怖 さが理解できていませんでした ましてや半分徹夜で注意力も3万でし た傘を叩く雨の音しか耳に入らずずっと下 を向いて歩いていると不に傘が持ち上がっ たんですおと思って見上げると全然知ら ないおじさんが僕の傘をわしづかみにして 僕の顔を覗き込んでいます 心臓が止まるかと思いました突然の恐怖に 襲われると全身が硬直するというのをこの 時生まれて初めて体験しまし たおじさんは紺色のジャンパーでかなり 白髪まじりのボボの 髪の毛50代半ばの印象でし た傘も刺さず濡れで僕を睨みつけてい ます34秒ぐらいでした偉く長く感じまし たがおじさんは手を離し雨が降る闇の中 スタスタと僕が来た方向へ去って行きまし た彼が手を離す瞬間舌打ちするような仕草 をしたようにも思え ますその後は課題のことも忘れて僕は コンビニでたっぷりと1時間ほど時間を 潰しましたすぐに帰宅するのが怖かったん ですあれはやはり俺を女だと勘違いしたん だろう なでももし俺が女だったらあの時どうなっ てたの か胃を消して僕は帰宅することにしました 少し遠回りですが公園の入口前を通る道を 選びましたこちらの方が大通りと該当が ある分いくらか安心だったから です大通りから小道へ曲がりアパートまで あと100mほどの距離でし たその時はっきりと聞こえまし たとても小さく距離は多少ありそうでした が確かに女性の悲鳴でし た皆さんはこんな時どうすると思います か男なんだから当然声の主を探すため走り 出します かすみません僕はダメでし た走ってアパートに駆け込み買い出した 食事も投げて布団に入って震えていまし た恐怖と後悔の念で何時間も布団の中で うまっていましたがいつの間にか寝て しまいまし たドアを叩く音で目を覚ましました時刻は 午後1時を過ぎていまし たドアを開けるとそこにはさんと警官が 立っていまし [音楽] た 朝方例の公園の散歩道で死体が発見された との ことその騒ぎを聞いて僕の両隣のどちらか の住人が夜中にドタドタと大慌てで帰って きた僕を通報したらしいの です心臓がババと痛いほど高なりまし た旗から見て老廃しているのは明らかだっ たと思いますが警官は一応一通り状況を 説明した後僕の使命や田舎の住所などを 確認し20分ほどで帰って行きまし たその後警察からは何の連絡もあります 警官の話を聞いているうちだんだんと 落ち着きを取り戻してきたのです別の意味 での恐怖もありました がなんと被害者は男性でした胸を包丁で一 つき即死だったそう ですその特徴は僕が昨晩出会ったおじさん と非常によく似ていまし たその後3ヶ月ほどでそのアパートから 引っ越しテレビでも報道されたその事件の 犯人が捕まったかどうか今も定かではあり ません知りたいとも思いませ ん誰にもこの話をしたことはありません でした [音楽] 影の 塊り幽霊の存在を否定はしないけど幸い今 まで怖い体験は1度もしたことがなかった ので特に幽霊を信じているというわけでは なかっ たネットの怖い話は興味半分で読んだり テレビの特集なんかは好きで見てしまう ほどだっ ただからまさか僕がなんて思わなかっ た今日の午前2時過ぎコンビニへ弁当を 買いに行った 帰り道目黒通りで信号待ちをしていた 真夜中で車の流れはほとんどなく歩行者用 の信号は赤だったけど僕は道を渡り始め た中ほどまで歩き全く車がなくて遠くまで 見通せる車道が珍しくある種別世界的な 感覚に包まれて横断歩道をのろのろと歩い てい た横断歩道を渡り切る直前にこっち側でも 信号待ちをしている人がいたことに気が つい たその人は横断歩道の端っこに立っていて 僕は猛片方の端っこを歩いていたので少し 距離があっ たなんとなく視界の端で見た限りでは黒 っぽい服を着た女性のように思えたが全体 がぼんやりとモヤがかかっているかのよう に影の塊りのようにも見え た不思議な違和感を覚えて顔をややそっち の方へ向けてみても信号の死中の影のせい か暗くて顔がよく分からなかっ たするとその影の塊りもこっちを向いた ような気がしてうんと思っているとそいつ が [音楽] ふと声を出し た何今泣いた猫の 鳴き声と不思議に思っていると影の塊が すーっとこちらへ近づいてき たその瞬体中の毛がぶわっと逆立つような 鳥肌が立つような感覚に襲われこいつは やばいと思って反射的に猛ダシし た背後で はというやはり猫のような声が聞こえ たしばらく走りアパートに近づく頃には 歩き程度になってい た目の前の角を曲がるとすぐアパートの 入り口があるところまで来て正直ほっとし ただが角を曲がった瞬間息が止まった アパートの門の前に黒猫がいたの だ再び鳥肌が立ったが元来動物好きなため はあるが猫をじゃけに追っ払うより [音楽] はと舌を鳴らして近づいてどいてもらうと いう方法を取っ た猫は一旦はすっとどいたがすぐ同じ場所 に戻ってこっちをじっと見て いる持っていたコンビニ袋でガサガサ音を 立てて追いやるとアパートのの横に 逃げ込んだが尻尾が見えて いるふと気づくと隣の家との境のブロック 兵の下側が通気のため穴が開いていてそこ から僕を睨みながら フと泣い たその瞬間さっきの影の塊りのことを 思い出し慌てて1階の自分の部屋へ 駆け込ん だドアに鍵をかけた瞬間外側でごそという 音がしてカリカリと引っかくような音がし 始め た足元ではない僕の肩の辺りの高さだっ たドアの外には何も台になるようなものは 置いていない 猫ならばありえない高さだ恐怖心に駆られ て部屋の方へと逃げ込ん だ部屋の突き当たりにあるガラス戸の 戸締まりを確認しカーテンを閉めたその 直後ガラス戸の下の方をガリガリと 引っかく音がし たドアの方では相変わらず高い位置で カリカリカリと引っかく音がして いるテレビをつけやや大きめの音で気を 紛らわし震える手でなんとかこの文章を 書いているうちいつの間にか引っかく音は 消えていた 小さい頃体験した 話僕の実家はど田舎で四方八方田んぼやら 山やらに囲まれて いるお盆の季節になると仏壇に供えする仕 という植物を取るため近くの山までじい ちゃんが取りに行くんだけど幼い僕はその 機械によくじいちゃんに山に連れて行って もらってい たその山ってのが本当に険しくて道はあ るっちゃあるんだけどものすごく 狭いしかも急で険しいし植物が美味しげっ ていて視界も 悪い当然舗装なんてされてないから石が ゴロゴロして [音楽] いるじいちゃんはそんな山道をバイクで 登っていっ た車で行きたいというのが本心だろうけど さっきも言ったように道が狭いからそう いうわけにはいかなかっ ただから僕はそんなじいちゃんのバイクの 荷台に乗って山へ連れて行ってもらってい た正直乗り心地は最悪だったガタガタ 揺れるしお尻は痛いし道の方に突き出した 枝がいつ目に刺さるんじゃないかと ヒヤヒヤしてい たそれにも関わらず山に行く理由は 単純綺麗な川で水遊びができるから だあとこれはおまけみたいなものだけど じいちゃんの身に何かあったらとちょっと だったん だとにかくそんなわけであの日も2人で山 へ出かけ た仕を取る場所というのは毎回同じで結構 な時間登っているとダムがある場所に たどり着く行き止まりなんだけど開けた 場所になっているからそこに一旦バイクを 止めて今度は身1つで道から外れた林の中 へ入ってじいちゃんは仕を 取るその間僕は 待機何をするわけでもなく木々の中に入っ て姿の見えなくなったじいちゃんが帰って 来るまでただひたすら待ってい た迷子になっちまうからここら辺から動く んじゃねえぞとここに来るといつもじい ちゃんに言われてい た僕はそれを忠実に守っていたとは言って も虫を探したりしてほんの少しうろつくん だ けど盆の時期だけあってとても 暑いセミの声が何百何千と重なって 聞こえる川の水が流れる音やブーンという 虫か何の 羽音四角にも聴覚にもとにかく体中で夏を 感じながら僕は1人で虫を探してい たじいちゃんと別れてから15分くらい 経っただろう か僕は妙な音を聞い たガサガサというか ザザとかそんな感じの音 林の中から聞こえてくるじいちゃんが帰っ てきたのかなと思っ たいつもは30分ぐらいはかかるから今日 は早く仕が見つかったんだななんて考えて じいちゃんと林に向かって叫んでみ たでも返事がない聞こえなかったのかな 変わらずガサガサとさっきの音が続いて いる僕はじいちゃんは耳が遠いから僕の声 が聞こえないんだなと思ってじいちゃんが もっとこちらに近づいてから呼んでみる ことにし たガサガサという音が近づいてくるのを 待つでもなかなか近づいてこない音はそう 遠くないと心から聞こえてくるのに一向に こちらに向かってくる気配がないの だなんか おかしいさすがの僕もそう思い始め たじい ちゃんもう一度呼んでみるがやはり音の主 は答えないガサガサという音がしている だけしかも注意して聞いてみるとその音と いうのが変なん だ僕に近づいては来ないんだけどある一定 の距離を行ったり来たりしているしかも かなりの早さ で人間技じゃないと思った同時にぞっとし て怖くてたまらなくなって涙が出そうに なっ たでも声をあげて泣いたらそいつにバレて 襲われるんじゃないかと思って必死で こらえ たそれから10分ぐらいしてじいちゃんが 帰ってき たバイクの横で声も出さずに泣いている僕 を見てびっくりしてい た気づいたらいつの間にかあの音が消えて い た家に帰ってていた理由を家族に問い詰め られたのもあってあの音のことを話したん だけど気のせいだとかなんとか言われて 信じてもらえなかっ た以上が僕の体験した 話今考えてみてもあの音は何だったのか わから ない動物かもしれないけど動物が出すにし ては大きい音だし行ったり来たりという 機械的な動きは動物っぽくないと思っ たしかも超高速だった し何より結構近くでその音が聞こえるのに 音の主が確認できないというのが怖かった 病欠の [音楽] 電話中学の頃の 話朝チャイムが鳴って担任の先生が教室に 入ってきて自分を見た途端驚いた顔をし ながら送り出し た川村お前なんで来てるんだ今日休みじゃ なかったのか どうやらチャイムが鳴る5分ぐらい前うち の母から私が風を引いて熱が出たから休む という電話を業務員のおじさんが受けた らしい怒られたのと意味が分からないのと で一瞬パニックになって思わずいやいや いやちゃんと来てます からみたいなことをながら口走ってしまっ た先生の悪ふざけかと思ったけど塔の先生 はいぶかしげな顔をして いるでも朝家から出る時母が行っ てらっしゃいと玄関で見送ってくれたので 私が家を出た後母がそんな電話をするはず は ない誰かと間違えたにしてもうちのクラス には川村という苗字は自分だけだっ た念のため休み時間自分で確認してみた けど同じ学年で違うクラスの川村という子 は男女合わせて数人しかいない上ちゃんと 全員出席してい たなぜそんな電話があったのかわからない けど元気に投稿している以上その日はその まま普通に学校で過ごし たそんなことがあったのもすっかり忘れた 数ヶ月後のある 日風を引いて微熱を出し母から学校休むと いう電話をしてもらっ た熱は1日で下がったので翌日はちゃんと 学校へ行っ たそしたら先生にに怒られ た川村お前なんで昨日無断で休んだん だすかさず昨日は母が電話しましたよと 反論したけど取り合ってくれ ない担任が昨日の時点で他の先生や要務員 のおじさんにも確認したけど誰も電話を 受けていなかったそうだ でも嘘じゃない自分が今で座ってうどんを 食べている横で母はちゃんと学校に電話を かけてい たおかしいと思いながらも授業を受けてい てふと思い出し た何ヶ月か前の私が休むという 電話あれれってもしかして昨日母がかけた 電話だったりして 時間を超えて数ヶ月前のあの日に繋がって いたとし たらと考えてそんなバカなと思いつつ ぞわっと鳥肌が立っ たでも誰かに言っても笑われるだけだし 信じてもらえないだろうしこのことは自分 の中にしまっておくことにし たと当時関わった誰か例えば母や担任要務 員のおじさんがいたずらしたのかもしれ ないけどそんなことをする意味がわから ないしそれはそれで気持ち 悪いあれは一体何だったん だろう夢の中の 人数年前進学のため1人暮らしをするよう になった頃からおかしな夢を見ることが 増えまし た決まって夢なのか現実なのか曖昧になる ほどリアルでとある男が自宅に忍び込んで くるん です初めてその夢をたのは大学生活が 始まってだいぶ1人暮らしに慣れてきた 頃当時大学付近にある女性専用のアパート の1階に住んでいまし た家具家電付き無料wi-fiありで セキュリティもそこそこ良いとあって人気 の物件でし たでも運よく1階の部屋がいて入居できた ん です初めての1人暮らしで緊張していまし たが1ヶ月もすれば慣れるものでその日は バイトもなく早く眠れた日でし た夢の中で私はふと目が覚めてベッドから 起き上がり ます見慣れた散らかった部屋をぼーっと 寝起きのような視界で見渡すとふと影が目 に入ったん です少しカーテンの開いた窓を見ると 見知らぬ男が窓ガラスにぺったりと 張り付いてこちらを見ていまし たその瞬間鍵を閉めなきゃと頭に浮かぶと 同時に窓へ近づくが男の方が一瞬早かった 頭からつま先にかけて一気に冷えるような 感覚と本能的に逃げなくてはと玄関へ体が 向い た声を出そうにも出なくて家具にぶつかり ながら玄関へと逃げまし た鍵を開けてドアのに手をかけた途端背後 から強い力で肩を引っ張られまるで投げる ようにベッドに押し倒されたところで目が 覚めまし た怖い夢を見た直後で心臓が痛いほど ドクドクいっていまし た夢で良かったと思いまし たでもなぜか違和感が拭えないんです本当 に夢だったのかそんな不安が消えず夢で あることを確信したくて男が張り付いてい た窓へ近づきまし た鍵はしまって いるよかったやはり夢だっ た念のため玄関の鍵を確認しに行きまし たすると玄関の鍵は開いていまし た心臓がぎゅっと縮みあがるような感覚と 夢である確信が消えてしまったことに恐怖 を覚えまし た2回目は就職して社宅に引っ越して1年 ほど経った 頃その日は休日で普段なら昼まで寝ている はずなのにかなり早くに目が冷めまし たカーテンから差し込む明かりで朝だと わかり携帯を見ると午前4時を表示してい て夏ってこんな時間でも結構明るいんだな と寝起きのぼんやりした頭で窓の方へ 寝返りを打とうとした 時 ぎりと立て付けがあまり良くないベランダ の窓が音を立てて開いたんです えぼんやりしたで音のした方を見ると騎士 感のある男が部屋に入ろうとしていまし た夢の中だったからでしょうか人間とっさ に声を出そうにも出ないもので喉がぎゅっ と締めつけられるような感覚に襲われかれ た音しか出ませんでし た体も金縛りにあったかのに動か ないニヤニヤと口元を歪めた男が私に手を 伸ばそうとしてきた瞬間やっと声が出まし たなんと叫んだのかは記憶にないが警察を 呼びますみたいな感じだったと 思う私が叫ぶと男はひんだのか動きを止め ました 気づけば体が動いて私はベッドから 飛び起きて男を捕まえようとしまし た今考えればかなり大胆なことをしたと 思い ます私が今度は襲いかかろうとしたことで 慌てた男はベランダへ逃げ2階から 飛び降りまし た私も追いかけてベランダへ出ると 誰もいない道路を男が全速力で走っていく のが見えまし た男がいなくなったことを確認し私は フラフラとベッドへ倒れ込みまし たそこで目が覚めたん です今のは夢だったんだと脳で理解する までかなりの時間がかかりまし たそしててまた夢だった確信が欲しくて ベランダの窓を見ると鍵はかかっていて 玄関も今回は鍵がかかっていまし たでもなぜか夢だと分かっても不安は消え なかったん ですそして3回 目転職して都内の駅物件の3に引っ越しを して3ヶ月が経った 頃早朝から用事があり自宅で身宅を整えて いた時でし た窓の方から視線を感じふとそちらを向く と道を1本挟んだ向い側のマンションの 非常階段に人が立っていたん です時折りそこでタバコを吸ったり電話を している人を見かけていたので今回もそう だと思ってカーテンを閉めようと窓に 近づくとその人物とばっちり目が合って しまいまし たその人はにやりと口元を歪めたん です途端に騎士官に襲われましたあこの人 見たことある そう思ったらもうダメでしたぶわっと今 までの夢のことを思い出してしまったん です慌ててカーテンを閉めて恐怖で早を 打つ心臓を抑えてうずくまりまし たしばらくしてやっとの思いで体を起こし て外を見るともう男はいませんでした その日から怖くてカーテンを開けることが できずにい [音楽] ますもう20年近く前の 話僕は俗に言う走り屋をやっていてよく峠 とか山に走りに行っていた 当時は東京にいてその周辺を走っていたん だけど大学の夏休みには長野の祖父の家に 行ってそっちで走ってい た祖父の家の周りは本当に田舎という感じ でコンビニなんてもちろんなくて町に出 ないとまともに買い物なんてできないほど だっ た僕が小学校に入るから祖父の家に行くの は夏の高齢行事で都会育ちだった僕には 田舎の光景は初めて見るものばかりで とても面白かっ た祖父は昔から山で遊ぶ前に僕に絶対 まるまるの山にだけは行くなよと言ってい たそのまるまるの山は祖父のの家から比較 的近い場所にあって遊び場には持ってこい だったけど近所の子供も親に行くなって 言われてるから行かないと言っていたので 結局子供の頃はその山を登ることはなかっ た二十歳になる頃には祖父の話も忘れて 祖父も自分にそんなことを言わなくなって い たと時の僕はドリフトばかりをやっていて 走る場所も舗装された峠道だったんだけど とあるラリーのレースを見て僕はミ舗の道 を走るのって面白そうだと思い初代 ランエボを買っ た20年近く前と言っても東京近郊には未 舗装の道なんてなくて長野に行ったら 思いっきり走ろうと考えていた その後祖父の家に行った時いつも走って いる峠道ではなくそこから1本外れた見細 の道を走りに行っ たそこは山道らしく細い道だったが気分が 肺になっていたのでガンガン進んでいっ た走っている途中で木か何かを踏んだ らしくタイヤがパンクしてしまった ちょうど少し開けた場所というか木が吐い ていない原っぱのようなところがあったの で僕はそこで車を止めて修理しようと思っ たタイヤはドリフトをやっていた時代の癖 でトランクに入っていたから問題なく ジャッキも下が土だけどなんとか車体は 上げられ たタイヤをけ終わっで軽く一服しようと 思ったら木の影に何か奇妙なものがい たそいつは日本足で立っていて遠くてよく わからなかったが小学生ぐらいの身長だっ た僕はこんな夜遅くに小学生がこんな ところにいるかと疑問に思っ たそこは舗装されたから車で20分ぐらい 走ったところだし山の奥深く似合って民家 があるとも思えなかっ たそんなことを考えているとそれがこっち に近づいてき た近づいてきたから分かったけどそいつは 明らかに人間ではなかっ た体は全身くじらで顔だけが人間の赤ん坊 みたいだっ た10mぐらい接近されて僕はこれは やばいと思って急いで車の中に戻り エンジンをかけ たすると次の瞬間そいつが一気に走り出し て車のドアを掴んでき たエンジンは一発でかかって思いっきり 空ぶかしをしてやったかなり迷惑な行だが 当時の僕の車はサイレンサーなしの仕様 だったため異常な爆音が鳴った奴はそれに 驚いたようですぐに車から離れていっ た僕はその後とにかく急いで山を降りて 祖父の家へ帰っ た家に帰った僕は祖父にそのことを話し た祖父は今まで怒ったことがほとんどない ほど穏やかな性格だったがその話をすると ものすごい勢いで怒られただけどその後 祖父は泣きながら本当に無事でよかったと 僕を抱きしめてくれ た僕が入ったその未舗装の道は祖父が昔 から入るなと言っていたまるまるの山だっ た 祖父曰くそこには山の神様が住んでいる から人は絶対入ってはいけない場所なんだ と後から教えてもらっ た以上 です雑木林の中の 神社僕の子供の頃の体験 僕の実家は東京の多摩川に近く中学に 上がるまでは毎日のように河で遊んでい た実家近くの玉川は水が流れている川と 台風などの雑炊で流される石だらけの河と 雑炊しても踏ん張っている雑木林が複雑に 入り組んでいて夏は川で泳いだり秘密基地 を作ったり家から近いのに少年の冒険心を 満たしてくれ た河には近所の友達と遊びに行くのだが 何せ実家の目と鼻の先だから暇な時には 1人で遊ぶことも多かっ た河で一人遊びをする時僕はやに入って側 を乗り越えて新しいルートを探すことが 好きだっ た人が歩かない場所にずんずん入っていく としのだけのしみがあったりネの木がいい 匂いの花を咲かせていたりやたらとでかい 流木があったり小さな池を見つけたり小学 生の僕にとってそれらは大発見でとにかく 面白かった そんな小さな冒険を続けているうち雑木林 の中に神社があることを知っ た小さな神社で建物の屋内は4畳半 ぐらいかなり古い木造だけど手入れされた 感じで長頭バチにはちょろちょろと綺麗な 水が満たされて いる小さな石の鳥があって賽銭箱の上に ある鈴もピカピカしていてなんとも気分の いい神社だっ た神社のある場所は河原の中ほどの雑木林 の中で兄弟の真ん中から林の木々の隙間に 目を凝らすと僕の実家の屋根とか大岸の 運動場の事務所が見え た僕は変わらの地形を把握していたので 神社は大体この位置にあるだろうという 検討はついていただから1人で河で遊ぶ時 は今まで行ったことのないルートから神社 を目指すのが定番の遊びになってい た参道以外神社の周りは完全に雑器林とヤ で大体の検討をつけてヤの中に入っても たどり着けないことも多かったし予想と 違う方向から神社に到着したり建物の真裏 に出たりしてそういうのも面白かっ た神社からの帰りは家の屋根を目指してヤ を恋いでいればすぐ抜けられたから本当に 手軽な遊びだっ たとそんな感じで遊びをしていたんだが 玉川は数年に1度台風でかなり増水する ことが ある僕が小学生だった頃にもすごい大雨が 降って河川敷の五眼されている高さ ギリギリまで濁流が迫ることがあっ [音楽] たちょっとの雑炊で流される石だらけのと はもちろん 在している雑木林も全部濁流に使って しまっ た数日たって川が落ち着き僕は神社へ行っ てみ た雑木林の木には流れてきた草のクが小の 近くまで大量に引っかかっていてこの場所 も完全に水に流されたんだと分かっ たヤはまだ水を含んでいたけど流れの方向 に全部寝てしまっていたから歩くのは簡単 で今までにないくらい楽に神社に たどり着い た幸いなことに神社は無事で綺麗なもの だっ た雨に降られたからかいつもより綺麗で すらあっ た神社が無事だったことに満足して僕は しばらくそこでぼーっとしてい たそれでこう神社から僕の家の屋根を 見ようと雑木林の間を見ようとし たら神社の周りの木には水に流された跡が 残ってい た葉っぱは流された方に引っ張られている しすすきなんかのカハとプラスチックや ペットボトルの混ざったゴミが根元から小 までびっしりと引っかかってい た周りの木を見る限り神社の屋根よりも 高い場所まで水が来ていたはずなんだが 神社は濁流に濡れた感じが全然し ない誰かが掃除したのかとも思ったが汚れ を拭ったような様子でもないしこの神社を 掃除する人を見かけたことがない そもそも台風で増水した流れに耐えられる ような建物ではないん だとにかく不思議で妙に怖くなってその日 はすぐ家に帰っ たその後もちょくちょく神社には言ってい たが僕が中学に入る頃神社はなくなっ たどうして雑炊で流される場所に神社を 立てたのかどうして流されても綺麗なまま だったの かかなり古い建物のようだったけどどうし て移転などではなく綺麗になくしてしまっ たの かとにかく謎の多い神社だった [音楽] 井戸8年ぐらい前の 話根気のある人が調べれば地方新聞に掲載 された記事を見つけることができるかも しれ ないじいちゃんの家には井があったもう 枯れて久しく孫つまり僕や妹が遊びに来る から危ないというので潰すことにしたそう なん だ地元の小さな土木会社に頼んで早速仕事 に取りかかってもらっ た中に人が入って深さとかを計測したりし たけど特に変わったこと例えばお札があっ たり古い祠があったりといったオカルト的 なことはなかったそうだ だけど作業中に道具を井戸に落とした人が 取ってくると降りていったっきり戻ってこ ないライトを照らして中を覗き込むけど誰 もいない落とした道具だけがそこに ある仕事仲間はその人が井の中に降りて いくところは見ているが出てくるところは 誰も見い ない仕事中に抜け出したかあの野郎と責任 者の人は相当怒った らしいだけどその人は結局姿を消したまま だっ た家に戻った様子もないそう だ警察も事情を聞きに来たけど失踪という ことで処理されたと か姿を消すような理由なんて特になかった はずなのでみんな神隠しだとビビってい た会社の人やばあちゃんは潰しちゃいけ ない井戸だったんじゃと中止を検討した けどじいちゃんはもう 反対孫が落ちたら危ないから潰そうとして いるのに余計に危ないものを残してどう すると引して工事を続行させたそう だその後は何事もなく井戸を潰して庭は 設置され たじいちゃんが亡くなってからはその家に は両親と妹が移り住んで いる生前のじいちゃんは俺や妹に俺はお前 らを守ったんだぞと誇らしに語ってい たでもじい ちゃん母さんと妹が面倒を見ている猫や犬 は何があっても庭にだけは近づかないん だ一体何を埋めてしまったん [音楽] だろう井戸の話 昔子供の頃近所の林の奥のボヤに井戸が あっ た僕と友達の健太は毎日のようにそこで 探検ごっこして遊んでい た僕は内気な方で健太は活発的で好奇心 大勢だった ある日いつものように探検ごっこで遊んで いたん だそしたらボロやの後ろから僕たちと 同い年ぐらいの子供が出てき たその子は名前を言わなかったけど遊ぼう と言ってき た僕と健太は喜んでいいよと返事をし たしばらく遊んでたんだけど 僕はあることに気がつい たそいつの目がおかしい1度も瞬きをし なかったん だ僕はだんだん怖くなって帰りたかったん だけど当時内気だった僕は健太について いくしかなかっ た健太はそいつとものすごく打ち解けてい て親友みたいな感じになっていた それから何時間か経って日が落ちてき たそろそろ帰りときかなと思っていたら そいつがこう言っ た最後に井戸の中探検し ない僕とケン太は井戸の中を見たことが なかっ たその井戸というのはかなり古くなってい たんだけど井戸の上についている縄はまだ 普通に使えるようだっ た僕は怖がりだったので嫌だったけど ケン太はそいつと仲良くなっていたことも あっていいよ最初誰行くとか言って いる僕は絶対来たくなかったので黙ってい た沈黙が続いた後ケン太がじゃあ俺が行く お前らは縄持って俺が出る時引っ張って くれこう言って僕とそいつを残してケン太 は井戸に降りていっ たかなり深い井戸のようでそこは見えない し石を落としても音が帰ってこ ない健太は最初は僕たちと話をしながら 降りていたんだけどだんだん口数が少なく なってき たそうして何分か経って縄が急に緩まっ たケン太が井戸の底に着いたのかなと思っ ておーいどうなんかあると僕は下に向かっ て叫ん だでも返事が ない何何度呼びかけても返事がない 僕は混乱して縄を引こうとし た最後まで縄を引いてみたが当たり前だが 誰もいないどうしようと思っているうち 辺りは真っ暗になっ た僕はそいつと一緒に大人を呼ぼうと思っ て後ろを振り向い たでもそこには誰もいなかっ たもう何がなんだかわからなくて僕は自分 の家へ走った怖くて怖くてたまらなかっ た走って家に着いて母親に健太がいなく なっちゃったどうしようと泣きながら喋っ た母はこう答え たケン太って誰お前いつも1人で遊んでる でしょ 僕はさらにわけが分からなくなって母の手 を引っ張りとりあえず林の向こうのボロ屋 の井戸へ行こうと必死に訴え たすると母はまたこう言っ た林の向こうにボロ屋なんてないし井戸も ない けどもうその後のことは覚えてない 親によると僕は高熱を出して倒れたそう だ次の日近所のおじいちゃんに昔ここで 何かあったのかと親が聞いてくれ たおじいちゃんによると確かに健太という 子供がいた らしいぼやも井戸もあっ たでもそれは50年以上前のことだそう だ健太は井戸に落ちて亡くなったとの ことケン太が知らない子供と遊んでいた姿 をおじいちゃんは見たことがあるそう だその子供は僕が見たあいつと全く同じ 瞬きをしていなかったそう だその子供もいつの間にかいなくないた らしい井戸もボヤも誰も気づかないうちに 消えたという話も聞い たその当時ケン太がなぜ井戸に落ちたのか はわから ないだけど結局ケン太の遺体は見つかって いないそう だ今でもあの時の子供が誰だったのか井戸 やボロ屋は何だったのかはわからないでも これだけは 分かるケン太は僕を井戸の中に誘い込んで いた僕を井戸の中に探しにこさせようとし てい たきっと井戸の中は僕たちの世界では なかったんだと 思う昔井戸はあの世とこの世の境だと聞い たことがある あの世で退屈したケン太とあいつが僕を 誘っていたのだろう [音楽] か井戸を 埋める東京エクに住んでいたんだけど私の 家の近所に小さな商店街があったそこの 商店街には昔長屋があって井戸が使われ ないまま放置されてい た長屋を壊した際その井戸を埋めたんだ けどそのために不吉な噂が流れ たいや実のところこの噂は最初の事件の 発生以降に聞いたものかもしれない 最初の 事件これは悪魔的というか確かに名神じみ た噂を喚起するに至るものだと 思うちなみに井戸をただ埋めるのはいけ ないことと言われている知っている家は 神社に頼んで祈望をして幼いもなどをして から手順通りに埋める ものそれをやらと神様が怒るそう だそれでその長屋を壊した後和菓子屋が でき たできる予定だったと言うべきかもしれ ない和菓子屋は回転せずして閉店して しまったんだどういうことかと言うと 和菓子屋の主人は開店当日の朝亡くなって しまった ガス中毒と聞いているけど脳卒中とも聞い たことが ある本当の死因はわからない けど多くの人はガス中毒士だと考えて いるガス中毒だという人によれば和菓子を 作る際にガスの器具を使うのだけど何らか の理由でガス漏れが発生しなくなって しまったそうだ 現在では年がで亡くなることはないと聞い ているけど和菓子屋の主人が和菓子作りに 年がを使用していたかどうかはわから ないとかく突然天主が亡くなって経営が 断念されたことは確かだっ た夫婦で始めようとしていた店で我が職人 の主人が亡くなってしまったので奥さんは 回転を諦めたのだと 思う結局1度も商品を売ることなく店は 閉じたままとなっ たところで井戸の噂だけど少なくともその 事件の後には確実に広まってい た特に商店街の商店経営者は気にしていた そう だ店を始めようとしていた商店街の新入り がまさに回転直前になくなったのだから 当然気持ちが悪いそれに悪い噂が商売に悪 影響を及ぼしかねないと 思うどういう噂かと言うと井戸に対して何 の儀式もしなかったから良くないことが 起こるというものだっ た詳しくは知らないが井戸を埋める際は そこに竹のくを刺すことがある らしいそうしないと井戸の中の何者かが 閉じ込められて起こるのだということ だある人は神様だというしある人は精霊だ というので何が井戸にいるのかということ については人によ違うようだっ た土地の持主はそういった話を名士して そのための儀式をしなかったそう だ和菓子屋の休止事件が起こった頃には 名神を信じる人の多くは災いはその長屋が あった後地だけにもたらされると信じてい たと 思うしかし商店街の複数の店で不幸が続い た最も劇的だったのはその土地の斜め向い にあったクリーニング屋の店主の 事件店主は灯油をかぶって自らの体に火を つけて亡くなったの だその後には隣の電気屋のおばさんが全速 の発作で亡くなった そんな風に不幸が続いてこの商店街は井戸 に呪われていると噂され たその後井戸のあった土地には何度か商売 を始めようとする人が入ったけどすぐ出て いってしまっ たそのうちの1回は自殺が原因だと聞いて いるけど確かめてないので本当かは分から ただ井戸のあった土地の出入りが激しかっ たのは確か だ和菓子屋の事件以降商店街の規模は次第 に小さくなって商店街そのものがなくなっ てしまっ たこれは井戸とは関係ないかもしれない けど井戸の話とセットで話されることが よくあった その後井戸のあった土地は再度さらになっ てずっと売り地のままだっ た見た目は30つ程度の土地だったけど 随分立ってからその土地は2つに分けられ 小さな家が2つ立っ た土地を二分した途端になぜか買手はすぐ に決まったそう だどうなるもかと近所の人たちは様子を見 ていたんだけど私の知る限りそこに立て られた家はそれ以降空屋になったことは ない何の落ちもなくて申し訳ないけどその 土地にまつわる不幸の収支をリアルタイム に聞いていた私には怖い思い出なんです [音楽] 埋めた 井戸4年ぐらい前の 話うちのばあちゃんが洗面所とか風呂場に 行くと心臓が痛くなって倒れたりするそう だまあ年を取っているし体も弱くなって いるんだろうけど病院へ行ってもちゃんと した原因が分からなかった らしいで古風な考え方だからばあちゃん 自身は霊に取り憑かれているかもと考えて いたん だ普通に考えれば幽霊なんているわけない と思うんだけどまあ年寄りだから ねそんなわけでお祓いをやってくれる人の とへ言ったんだっ てその霊能者の人はばあちゃんにこんな ことを言った らしいあなたの家の近くに昔井戸があって そこで自殺をされた方がい [音楽] ますそれで調べたら本当に井戸があったん だ今はもう埋まっているけど僕はもちろん ばあちゃんも井があったことなんて知ら なかっ た水のあるとろに行くと倒れたりしていた のはそのせいだったよう だお祓いをしてもらった後は何とも なくなったって言って たそしてその霊能者の人が言うにはばあ ちゃんは優しくて霊に取りつかれやすい 体質なんだそう だ僕はは信じてないしよく知らない けどなんとなく気味が悪くて不思議に思っ [音楽] た曰の 井戸私の家はいわゆる本家文の文献に 当たる血で遡ればいいとこの武士だった らしいのですが今となってはそんな品位は まるでない下町のやというのが私の実家 です4年前の 正月家から車で4時間ほどの本件に行った 時の 話某県の山奥にある Sという苗字の本家はとても広く年期の 入った古めかしい家 です冒頭正月には必ず親戚で集まって宴会 をするという習慣がありその時もその習慣 に合わせて家族で本家へ行きまし た到着するなり宴会場に通され両親と 祖父母はお酒や食事を楽しんでいまし た弟は持ってきていたゲーム機で遊んでい ます私はまだ16歳だったのでみんなが酒 を飲んでいるのを横目で見ながら退屈だな そういえば本家なんて滅多に来ないし探検 でもしてみようかなと思って静かに宴会場 を出ました しばらくうろうろしているとどうやら裏庭 に出てしまったらしくぽっかりと開いた 草村の真ん中に古い井戸が見えまし たどう考えても周りから隠すような位置に あった井戸 です普通に生活していれば決して気づか ないような位置にそれはありました 井戸なんてあったんだと思って近づいて みるとその井戸には固く蓋がされていて柵 も施されて近づくことはできませんでし たなんだ 残念なんてちょっとしたオカルトを期待し ていた私はため息をついて宴会場へ戻り ました 戻ってから本家の叔母に井戸の話を聞く とその話弟にわるんじゃないよときつく 言われまし た理由を聞くと叔母は私を部屋の隅に呼ん で話を始めたの です江戸時代の 終わり頃お光という女性がこの家にとつい できたおみの家は大変貧しくおみはお金で 売られてここへ来 たけれどもおみは精一杯主人を愛しまた 主人もおみを愛し大事にしてくれてい ただがそれも長くは続かず主人は使用人の 娘おえと関係を持ってしまう あろうことかおえは身ごもり月が満ちて 男児を生ん だ子供がいなかったおみはおえに辛く 当たられるようになっ たおえも主人をたぶらかし馬爪に用はあり ませぬと主人とおみを利益させてしまっ たそしておの後釜ににはおえが誤歳として 入りその子供はエスケの跡取として育て られ たおたにとって邪魔なおみは富の疑いを かけられ主人に手打ちにされ たそしておみの泣きはエの墓に入れること はせず私が見た裏庭の井戸に投げだという の ですそれ以来井戸の辺りにお密の亡霊が 出るようになったんだと叔母は教えてくれ まし たでもなんでそれを弟に話したらいけない のと私が聞く とお光の亡霊は男の魂を食っているだから 男州はあの井戸の存在すら知らないんだよ もしもあの井戸に近づいてお密の亡霊と 出会ってしまったら最後食われてしまう からねとお茶をすすりながら叔母は言い まし た自分を殺し江家の後とりとなったその 息子を探しているんだよとも言っていまし たなんでれるのがおえじゃないのかと聞け ばおえはその後変死したんだと かお密の呪いだなんて騒がれたとも聞き まし たその時はなんだかうさん臭いというのが 正直な感想でしたがその次の年に実だった んだと思わせた事件が起こりました 私の王子に当たる人が井戸のそばで変死し ていたというの です目立った外性もなく50代後半で 真っさらの健康体な人でし た葬式の時に本家に行きあんなに元気な人 がなとみんなが言う中でおみの話をして くれたおと話をしたのですが あの人はお密に魂を食われてしまったんだ よとどこか遠くを見ながら行ったおが妙に 怖かったのを記憶してい ますそれ以来女である私も怖くて本家の 井戸には近づいていません 僕の後輩のケはとあるコンビニで信や アルバイトをしていた らしいそのコンビニの立地が悪かったせい か深夜は本当に暇だったんだそう だケはいつも一緒にシフトに入っている 先輩と控室でだらけていることが多かっ たその日も2人はいつもと同じように控室 でお菓子を食べたり漫画を読んだりして 過ごしてい た客も来ないし仕事といえば店内の防犯 モニターをチェックするぐらい だモニターは画面が4分割になっており レジの周りに2か所食料金だ本棚が映され てい たケがふと気がつくと本棚のとに女が立っ ているのが映し出されてい た異様に髪の毛が長い女でその髪は腰まで 伸びてい たおかしいな客が来たチャイムはなら なかった ぞ先輩はかしだがチャイムがならないこと も稀にあるので2人は指して深く考えず女 が会計に来るまで控室でだらけてい たしかし女はその本棚から全く動く気配が ない雑誌でも読んでいるのだろうかいや その手には何も持たれて ないひたすら本棚をじっと見つめてただ 立っているだけ だこの女の人万引きするつもりなんじゃ ないか先輩が言っ た妙な雰囲気を持つ女だケも同じことを 思って先輩の言葉に頷い た2人は女を挟み撃ちにしようと控室を出 た先輩はレジ側からケは控室の出入り口 から本棚へと 向かうそしていざ本棚に到着してみて2人 は首をかしげたそこには女なんていなかっ たの だおかしい絶対挟み撃ちしたはずなの に2人が目を合わせた瞬間トイレの方から 水をす音が聞こえてき たなんだトイレに行ったのかしかし変な人 だ なそう思いつつ2人は無言のまま控室へ 戻っ たそして映し出されたモニターを見て2人 は息を飲ん ださっきと全く変わらない位置に女が立っ ていたのだ おかしい早 すぎるトイレから本棚へ向かうのと控室 から向かうのとでは明らかに校舎の方が 早いはずなの だもしかしてモニターの故障なので は2人は顔を見合わせて頷き合いもう一度 挟み撃ちの体勢で本棚へ向かっ たやはりそこには誰の姿もなかっ た冷汗が滲み出るのを感じながら2人は控 室へ戻ったどちらも何も言わないが真っ先 にモニターに目を向けた あ2人同時に声をあげた女の姿がモニター から消えていたの だケはほっとして 今一度確認しようとモニターへ顔を近づけ たその 瞬間待て動く な先輩が押し殺した声を出したえいいか 絶対振り向くな よさっきのこともあってケは先輩の言葉に 従っ た2人ともモニターを覗き込んだ体勢で 固まって いるどうして先輩はこんなこと をケはそう思いながらモニターを凝視して い たそこで気がつい たモニターにはケと先輩の顔が反射して いるだがその 真ん中2人の顔の間に女の顔もしていたの だ叫びたい衝動をなんとか押し殺してケは 硬直し た2人がその空気に耐えることを数分女は 何かをつぶやくと2人からすっと離れ たどれぐらい立っただろう かもういいかなという先輩の声にはため息 をつ 恐る恐る後ろを振り返ってみたが誰もい ないまだ鼓動の早い心臓を抑えながらケは モニターから離れ たこの店って出るんだね初めて知った よ先輩は考え深にケの方を向い たそうですねり 先輩を見た瞬間ケは腰を抜かしそうになっ た先輩もただならぬケの様子に何事かと 思ってモニターに顔を 向けるモニターにはさっきの女が映し出さ れてい たただ本棚を見つめて立っているだけでは なかっ た女はカメラの方を向いて叫ばに大きな口 を開いて笑っていたの だ2人はコンビニの自動ドアから弾かれた ように夜道へと飛び出し たタンスと懐かしい 風景昔私が小学校23年の頃何度も何度も 同じ夢を見ていまし たそれは母の実家に母と2人で帰っていて 母祖母私の3人で地区100年の家の2階 の廊下の突き当たりの扉を開けて棒のよう な細く真っ暗な廊下を通ってまた突当たり の扉を開けるというものでし たその扉を開けるとすごく穏やかで明るい 日差しが差し込んだ古い部屋があって異様 に大きく古く足で漕ぐミシンが置いてあり そのミシンの前に見覚えのないだけどどこ か懐かしい老婆が座っており私に優しく 笑いかけてくれ ますそんな大もない夢だったのですがなぜ か何度も何度もその夢を見るうち子供だっ た私はそれが現実なのか夢なのか分から なくなってしまいまし たそして母と実家に帰省した時よく分から なくなってしまった私は祖母と母に接聞い てみまし たそしてこの体もなかったはずの夢の話は 謎を深めていき ます私の問いかけに母と祖母は不思議そう な顔しながらそんなのないよと笑ってい まし た無きになった私はある絶対あると言って 2階へ駆け上がり の廊下の突き当たりを見てみまし たしかしそこには古い大きなタスが置かれ てあるだけでし たほらないでしょ何変なこと言ってるのと 言われながらしぶしぶ納得したのを覚えて い ますそれでこの話は終わったものだと思っ ていまし たしかしその数年後中学生になった私は その実家へ行き背筋がぞっとするような ものを見つけてしまったの です中学生の私はそんな夢のことなどもう 忘れていまし たそして久しぶりに実家に帰ってふと家を 見上げた時 です何かおかしいと感じます 私はその時2階の廊下の突き当たりの 向かい側から家を見上げていたわけなん ですがそこには窓があったのですつまり 廊下の突き当たりのあの大きなタンスの先 に窓があるんです当然2階の部屋にそれに 該当する窓はありませんというかその部分 だけぽっかりと部屋はないん です窓の中は真っ暗ですけていて何も見え ませんでし た急にあの夢のことが思い出されて私は 急いで家に入って階段を駆け上がりまし たそこにはやはり古くて大きなタンスが 置かれてあります でもその時普通は廊下の突き当たりに タンスなんて置かないだろうということに 気がつきまし たここで私は急に怖くなってそのことを誰 にも言うことができませんでし [音楽] たそれからさらに時間が過ぎまし た高校生になった頃このことを不当 思い出して今度こそ何があるのか確かめて やろうと思っていまし たそうして実家に帰った時またあの家を 見上げてみまし た絶対この窓のことをばあちゃんから 聞き出してやると考えていまし たあの部屋は一体何なのかなぜ部屋を封印 しているのか 夢に出てくるあの優しそうなおばあさんは 何者なの かでも結局何も聞けませんでし たなぜなら見上げた底に窓はなかったん ですこれはいわゆる夢落ちではなく実は 現在進行中の話ですなので申し訳ありませ んがまだ本当の地はありませ ん実は先日その家が取り壊されることに なって最後と思ってその家を見に行ったん ですで例の窓があった壁を見上げたところ その部分だけ壁が新しく塗りつぶされて いることに気づいてしまいました つまりこれは窓が潰されたことを意味して い ますその場におばあちゃんがいなかったの でまだ聞いていませんが近日中に本当の ことを聞いてみようと思ってい ますちなみに私の母は数年前に他してい ますでも部屋を封印して窓を潰すという 意味 そして見たこともないおばあさんと足こぎ のミシの 風景あの明るく穏やかな優しい部屋を あそこまで徹底的に潰して抹殺してしまう という意味を考えるとなぜか無償に怖く なり [音楽] ますJA [音楽]

怖い話・怪談・不思議な話などなど
様々なオカルト談をご紹介するチャンネル、マヨナカプレゼンツです。
今夜も極上のお話をお届け致します。

友人のお祓い 0:00
プラットホーム
下水管の中 12:14
滝に呼ばれる
入れ替わった友人 26:37
コンセント
被害者になった男 42:21
影のかたまり
妙な音 55:53
病欠の電話
夢の中の人
行ってはいけない山 1:16:37
雑木林の中の神社
井戸にまつわる5怪談・井戸 1:29:48
井戸の話
井戸を埋める
埋めた井戸
いわくの井戸
深夜のバイト 1:57:20
箪笥と懐かしい風景

※音量のバラつき・最近の動画との話被り等
ありましたらすみません!

読み手と編集 玲緒

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マヨナカプレゼンツでは今後も様々なジャンルの「怖い話」を朗読して参りたいと思います。
作業用・お散歩用として使用したり、じっくり場面を想像して聞いて頂いたり、様々な用途でご利用ください。

定期投稿を心掛けていますが、予告せず投稿できない時もあるかと思いますのでご了承下さい><
***************

どうぞよろしくお願い致します!
(*^▽^*)

玲緒(れお)

12 Comments

  1. こんばんは🌇
    今夜も詰め合わせ20話お疲れ様でした😊
    昔は井戸がたくさんありましたね。
    古い怪談にも井戸に関する不思議な話や悲しい話しがありますしね😢
    やはり、命の水を深く穴を掘って水を汲み上げる仕組みは、人間の心の闇深さと表裏一体なんですかね?💧
    実は地底の世界までつながっていたりして😅

  2. お晩です。
    今日は休みなので今から玲緒さまの怪談朗読を聴きながら夢の世界へ行きたいと思います。未だ2時半今日はちょっと早目です。では行って参ります。

  3. 最初の友人のお祓いは玲緒さんのエンジェルボイスが生かされた少女怪談でスバラでした。下水管の女は超好みの事案でした。不気味な心霊の魅力が炸裂していました。最後のお話の最後の行にマッサツというショッキングなフレーズが出てきました。このお話をラストに持ってきたところに構成のセンスの高さを感じました。最高の動画アップ、ありがとうございました

  4. 玲緒さんおはようございます☀
    「被害者になった男」殺されたおじさんは一体何者だったのか……謎のヒトコワ事件でしたね😖
    玲緒さんも夜道には本当にお気を付けください😟
    ご投稿ありがとうございました!

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