【感動する話】無能と呼ばれ離島に左遷された俺。田舎支店の売上を歴代最高に伸ばすと、美人の社長令嬢が顔を赤らめ近づき「約束覚えてますか?」【いい話・朗読・泣ける話】

本性さんあなたは美しい人だよければ俺と 付き合いませんか目の前でそんなことを 言ったのは俺の元上司である麻野部長だ彼 はどうやら何か勘違いをしているらしい かしこまった態度で俺の同僚である本条 さんにプロポーズをした都会の本社で働い ていたオボ左させたかればよほど自分に 自信があるのだろう断られるとは夢にも 思っていないようだそんな彼のプライドは すぐに引き裂かれることになる約束覚えて ますか麻野部長の告白を断り俺にそう言っ た彼女は実は社長令嬢であるそんな彼女に しつこく言いよったり俺の悪口を言った麻 の部長は後日地獄を見ることになる麻部長 の路はもうすでに決まったも同然だっ た俺の名前は末永よつぐつよし サイクリングが趣味の42歳そんな俺は 自転車の販売会社で働いている子供の頃 から愛用の自転車であちらこちら走り回っ ていた腕にとってこの仕事はこれ以上ない くらいの適食だったどれくらい自転車が 大好きだったかと言うとつよは活発な男ね でも怪我をしてしまわないか心配だわと 後ろから心配されてしまったほどである しかし男の子なんだから目一ぱい遊ぶのが 好きなんだろ自由にさせてやればいいじゃ ないかと温かく見守ってくれた父のおかげ でその後も自転車を乗り回し色々な思い出 を作ることができたそんな俺は現在商品 デザイン部で働いているのだがある問題が 来ている新商品の開発のことで上司と揉め ていたのだその人物の名前は麻の荒野30 代で部長になった有能な人材だ同年代と 比べるとかなり仕事ができるのだが性格が よろしくないしかし人と接する時はそう いった面を上手に隠しているので上層部は 彼の本性を知らないのだそんな彼が新しい 商品をどんどん開発したいと言って無茶を 要求してくるため困っている彼は俺たちに 向けて安全面や費用を多く考えずスピード 優先で商品をつくでと命令してくるのだ 当然そんなことなどできるわけが ない乗り物を作る会社が安全面をおろかに するわけにはいきません事故で怪我をさせ てしまったら大変です普段の俺は ネガティブな性格であるためこなれ主義だ 上司に逆らって意見しようとは思わない しかしお客様のことを考えた俺はこれだけ は譲れなかったのだだから麻野部長を説得 するために精一杯言葉を尽くしたのだが その結果離島への左遷になってしまった それから彼がわざと俺の評価を落として上 に報告したためだそれに加えて上層部に 上司の知り合いがいるという点も影響して いるだろう現実とはなかなかうまくいか ないものだだんだんと気温が上がってきた 2月俺は修行前の時間をぼーっとと過ごし ている虫厚さを感じながら換気のために 開け離れた窓から外を眺めているところだ ここは自然が豊かでいいところだけど南の 方にあるから暑いのが難点だな独り言を 呟いた俺は思いため息はついた身につけて いるは半でだがそれでも暑さからは逃れ られない俺が今いる場所は離島の中心部に ある会社のデザイン部の中だ上司と 言い争った結果左遷されてしまったオは 今年からこちらで働くことになった今まで 頑張ってきた都会の本社と違ってここは 自然豊かで緑が溢れている少し移動すれば 海もあるため開放的な空気を求める人間に はぴったりだろう仕事で左されたのでで なければ満喫したい環境であるしかし 成り行きが成り行きだっっただけに全く 前向きにはなれなかっ たあの対応の速さはもう浅部長のせいで 左遷されたとしか思えない恨み言を つぶやき続ける俺の頭の中には憎き上司の 顔が思い浮かぶ都会の本社で務める最終日 満面の笑顔でお別れの挨拶を言ってきた彼 のことは一生忘れられないだろう だがもちろん自分の言動を後悔してはい ない安全面を無視した商品開発などあって はならないのだからそんなことを考え ながら窓の外を見つめていたら女性社員が 話しかけてきたまたため息ついてるわね そんなんじゃ幸せが逃げてしまうわよ彼女 の名前は本条ナツ子さん俺と同年代の社員 でここで20年以上勤めている人だ気持ち は分かるけど前向きになっていかないと これからいいことがあってもう気がつけ ないんじゃないのそうは言っても無能だ からいらない人間だって言われるのは きついんですそっとしておいてください実 は俺はかなりネガティブだ何かをやる前に 失敗したらどうしようといつも考えて しまう仕事をやる上では慎重で真面目な 社員だと評価してもらえるが私生活で 付き合うとなると鬱陶しい確だろいらない 人間だなんてそんなわけないじゃない末永 さんは主張するべきことをきちんとしたん でしょなら相手の方が間違ってるわしかし そんな俺にも本条さんは明るく接してくれ たのでとてもありがたい存在だった ありがとうございますそう言ってもらえる と少し元気が出ますよ彼女と話をしている と日頃の後ろ向きな思考が少しだけ込んで いくような気がするニコニコ笑いながら こちらに話しかけてきた本性さんは目の前 であっと声を出した彼女の視線の先には 時計があるそろそろ時間ね今日も1日 頑張って働き ましょう話し込んでいる間に修行時間が やってきたようだ俺はこの職場の人たちの 足でまいにならないように仕事に集中する ことにした数日後のお昼俺は自分のデスク でスマホを眺めながら頭を抱えていた他に もいい観光地がたくさんあるだろうにどう してわざわざこっちに来るんだげんなりと しながら独り言を言った俺は机に突っ伏し てしまうそこに本城さんがどうしたのと声 をかける顔をあげた俺はつい先ほど呪術し たメールの文面を映し出して彼女に 見せる本性さんは断ったら分かってる だろうなと恐ろしい言葉で締めくくられた その文章を読み終わった疲れた顔で目頭を 揉んだ彼女は不快そうに顔を しかめる率直な感想を言うけど嫌な文章ね ですよね実は移動の原因になった上司が 来るらしいんですよその人がこのメールを 送ってきた人ですさすがに左されたとは 言えなかったため言葉を言い換えたが本 さんは色々察したようだ要するにあなたを 左遷させた意地悪な人ってことね重役とか に知り合いがいるタイプなのかしらそれで 人事や上の人に頼んであなたをこっちに 追いやったのかもしれないわえそんなこと を前の職場にいる同僚から聞きました もちろんこちらにはいい人が多いし夏が 蒸し暑い点を覗けば環境も素晴らしい だから気に入っているのだが左川が決定し た時の恨みは一生忘れられない麻野部長が この島にある観光名所を巡りたいと言って いるのはいいが案内役を俺を指名してくる のが嫌だった俺のことが嫌いなはずなのに なぜそんなことをするのだろう彼と俺は 徹底的にそりが合わなかった相手はその 事実をきちんと自覚しているようで口に 出して気が合いそうにないとと俺に言って きたくらいだ普通だったら自分とそりが 合わない人間とは一緒にいたくないだろう が悲しいことに力関係は向こうの方が上だ 気に入らないものを見ると権力を使って いぶりたくなる人間なのかもしれない頭に 浮かんだその推測を本条さんに向かって うれながら説明するすると彼女が道場する ように頭を撫でてくれたいい土地なので 恥ずかしかったが断りの言葉を発するほど の気力は残されていなかったひどい人ね前 の職場にいた頃はかなり苦労してたん でしょえはい最後の方なんかはいつも 言い争っていたくらいでできれば顔を 合わせたくないが無視したら下で大変な ことになる相手の性格を考えるとこの先も 何通もメールを送り続けてきたり電話して きそうだだというのなら1日付き合って 満足させるしかないのかもしれない泣き そうな気持ちになりながら返信をした後 スマホの画面を操作していると自転車の 写真が表示されている待受け画面に戻って きたそれは子供の頃に使っていた自転車の 画像だ今はもう親戚の子供に譲ってしまっ ているが思い出として振り返りたかったの で待ち受けに設定しているその画面に視線 を向けた本性さんがあれと口にしたので 思わず彼女の方を見つめてしまったどうか したんですかなんでもないわ手を振って そう答える彼女に俺はそれ以上追求し なかった何かおかしな点でもあったの だろうかとスマホに視線を向けるがそこに は見慣れた自転車の画像しか ないもうそろそろ休憩時間が終わるので マナーモードにしてスマホをしまうスマホ をポケットに入れると本性さんが俺の肩に 手を置いてきたうん その日は休日なのよねなら私も予定がない し大丈夫そう分かったわ私もついて行って あげる え彼女に言われた言葉があまりにも予想外 だったので俺は思わずまけな声を出して しまった口を開けて固まっていると本性 さんが詳しく説明してくえる聞こえて なかった私があなたと一緒にいてあげると 言ったのよ幸いにも私は社長令嬢として それなりに裕福だから地元の観光スポット は一通りいったことがあるのそういえば 本条さんはこの会社の社長の娘だった普段 は意識しない点だから忘れていたのだが 彼女はそこそこのお嬢様なのだこちらに来 たばかりの俺はあまり地元のことを知ら ないため彼女の手を借りた方が助かるはず だそれに嫌な上司と1対1でいるのは苦痛 だったからかなりありがたいしかし他人で ある彼女を巻き込んでいいのだろうか悩ん でいる間に彼女が婚姻に話を進めてしまう そうと決まれば予定を調整しないとね集合 場所が決まったら連絡してよ本性さんは 楽しそうに言いながらすぐにその場を去っ てしまっ たそれから数週間が経過したとうとう元 上司がやってくる日が来てしまったのだ俺 はメールで元上司から指定されていた駅へ 向かうこの離島の中で比較的大きな駅に 到着すると本条さんもちょうどやってきた 待ち合わせ場所である大口の前で挨拶を するおはよういい天気ねここのところ ずっと雨でしたからね久しぶりの晴れだ からちょっと眩しいです今日は気持ちの 良くなる晴天だがこんな日に元上司を案内 しなければいけないだなんて嫌な気持ちに なったしかし本条さんがいてくれるので 少しだけ気楽だ彼女の姿を眺めると おしゃれをしていることが分かった 落ち着いた色合いであるものの彼女らしい 明るい色彩の小物で高にデートしている えっと服よく似合っていますねそう ありがとう逆に末永君はちょっと適当じゃ ないそそうでしょうか俺は自分の服装を見 て頭を書く適当に家にあった服を着てきた のでどこにでもありそうなシとズボンだ しっかりおしゃれしてきた彼女と隣り合っ て立つと自分のセンスのなやズボなところ が浮き彫りに 恥ずかしくなってしまって下を向いて しまうしかしなんだかデートみたいねと 言いながら笑った末永さんがとても眩しく 思わず見れてしまった久しぶりの晴れだ からそんな風に感じたのだろうと自分を 納得させて心を落ち着かせるそのまま2人 で当たり障りのない話をしていたらその場 に麻野部長がやってきた連れで出迎えとは いい子身分じゃない か元長彼女かそんな彼の格好は見れた スーツではないブランドもの服で全身を 固め宝石のついた指輪をはめて見るからに お金持ちといったオーラをまっている自分 の格好と比較してしまった俺は思わず劣等 感を抱くがすぐに本条さんのことを紹介し た麻野部長こちらは本条ナツ子さんです いつも職場でお世話になっているんですよ よろしくお願いします礼儀正しく頭を避け た本性さんが麻の長と握手をするすると なかなか手を話そうとしない麻の長が彼女 の全身をじろじろと見つめた本条さんは 慌てて手を振り払って距離を取る観察を 終えた麻野部長がニヤニヤと笑いながら俺 に話しかけてきた美人だなもしかしてお前 の女かてそんなわけねえよなお前ごきが 仕留められるような存在じゃねえだろうし それは俺も同意見だが本人の前で言うよう な言葉ではないと 思う繁盛さんに聞こえてますよいいんです か細かいことは気にすんなよそういった麻 の部長は俺の耳元に顔を近づけて自分勝手 なことを言い出した今中に落としたいから 俺と彼女の中を取りまてよいいな観光を するために来たのか俺に嫌がらせをしたい のかそれとも婚活がしたくてこちらに訪れ たのだろうかもしかしたらそのどれもが 狙いなのかもしれない俺は嫌な思いをし ながらもわざわざ彼のためにこの土地の 観光名所を調べたというのにこの人は人の 事情や思いなどをも考えたことがないのか もしれない不快感が込み上げてきたが麻野 部長が怖くて何も言えない自分に腹が立っ たその後俺たちはタクシーに乗って各観光 名所を案内していく麻野部長は積極的に 本城さんに話しかけていたよほど気に入っ たのか丁寧な喋り方でしつこく連絡先を 聞き出そうとして いる本条さんスマホの電話番号を教えて くださいよあまり親しくない人には教え ないようにしているのでそんなこと言わず に俺は末永の上司ですよ末なと仲がいい なら俺とも仲良くしてくれてもいいじゃ ないですかね俺は麻の部長をさすがに放置 できないと思ったので頑張って本条さん から気をそらそうとしていただがうまく いかない麻の部長に話しかけるとすごい 勢いで睨まれるからだそんな空気の中で 観光地を巡っていくものだからものすごく 疲れたしかし何事にも終わりはあるもので 俺たちは最後の観光地へと向かったそこは 夕日が綺麗に見えることで有名な展望台だ 海に近いので水平線に消える太陽を しっかり見ることができるのがいい点だっ たちょうど夕方だったため夕日が沈む ところをしっかりと見ることがでできたの だわあとても綺麗だわここにはあまり来た ことがないから 新鮮夕日に照らされながらはしゃぐ本城 さんの方が綺麗だなどと思ったがそんなべ なことを口にできるわけがない俺は 当たり障りのない言葉を返すことしかでき なかったそうですね見応えがあっていい 場所だと思いますそれに恋の相手と出会う には絶好の 夕やけを眺める本性さんがそんなことを 言ったのでロマンチックな考え方だなと 思うきっと素敵な思い出になるわ簡単の 吐息を漏らしながら景色を眺める本上さん そんな彼女に麻の部長が話しかける彼は 何か勘違いしたのかもしれない先ほどの 言葉で脈ありだと判断したのだろう自信 満々の表情で本さんに告白したさんあなた は美しい人だよければ俺と付き合いません かかしこまった言い方でアピールする彼は 断れるとは夢にも思っていない様子だその 言葉を聞いた本性さんは驚いて目を丸く するそして自分の言葉が誤解を与えたのだ と悟って気まずい表情になった申し訳あり ませんがあなたとは付き合いません本性 さんの返答を聞いた麻部長は俺と彼女の顔 を交互に見つめる彼は自分の中で何らかの 結論を導き出したらしい真っ赤に燃える 夕日のように顔を赤くしたもしかして末永 のことが好きなんですかありえないこんな 無能で使えないやつのどこがいいんだ俺の 意見に口うるさくダメ出ししてくるような やだぞ人を敬うことを知らない奴なんだ 感情的にまくし立てる麻は俺を指さし ながらてる本さんはその言葉を聞いて ため息もついた使えないなんてそんなこと はありません彼はとても優秀です人を 見下すあなたよりもよっぽどねなんだと 末永さんから聞いていますよ商品のことで 揉めたそうですねスピードより安全性を 大事にすることはそんなにおかしいこと ですか末永さんがあなたに意見したのはお 客様が日常的に使う大事な品物について きちんと考えている証拠 ですその言葉を聞いた麻野部長はこちらを きっと睨みつけて 突き飛ばす思わぬ行動で踏ん張りが効か なかったため俺はその場に知りもちをつい てしまった本条さんが慌ててこちらに 駆け寄ってくる大丈夫いっててええ ちょっとお尻をぶつけただけですから彼女 が差し出した手を掴んで立ち上がる俺は 少し情けなくなった こんな時堂々と麻町に言い返せるような 勇気があればいいのに目の前に立つ麻の 部長を見ていると恐怖で足がすんでしまう なんて情けない男だろうか俺が複雑な思い を抱いている間本条さんと麻野部長の会話 が 進む麻野さん知っていますか末永さんが デザインしてくださった自転車のおかげで 私たちが働いている視点の売上は歴代最高 になりましたこの土地の気候やニーズを しっかり把握してくださった彼のおかげ ですそんなことあるはずない人に接する 態度もまともじゃないんだからそんなこと できるわけないんだどうしても信じられ ないといった様子の麻の部長は激しく頭を 振りながら否定の言葉を繰り返すこんな 空気の読めないやが評価されるなんてこと あってはならない本条さんは騙されている にはは俺のことを嘘つきりしてきた激する 麻は本性さんの腕を掴んで俺の近くから 話そうとする行きましょうこんなやつの 近くにいちゃ行けない俺は慌てて2人の間 に入ろうとしたが次の瞬間本性さんが とんでもないことを言ったやめて ちょうだい今まで言うかどうか迷っていた けど実は私たち付き合っているのよだから 私たちを引きでくれるしかも本さんが俺の 腕に自分の腕を絡めてきたので思考が停止 してしまったそれに加えて顔をわかめた 彼女がこんなことを言ってきたのだから わけが分からなかった約束覚えてますか そう話す彼女はなぜか普段とは違い緊張し た様子だった何も考えられないでいりは 本性さんの顔をまじまじと見つめてしまう え約束ですかあら覚えていないの私にとっ ては大切なことだったのに目の前の光景を 見ていた麻の部長も同じように頭が働か ないらしい数秒間無言の時間が続いたやや あって動き出した麻の部長が近くの壁を 勢いよく切りつける相当怒っているようだ どうせその男はポコだろうけど一応明日店 の様子を見にやる嘘だったら承知しない からな彼はそれだけを言ってその場を去っ てしまったその後俺たちも展望台を後に する本条さんの言った付き合っていると いう言葉はただの嘘なのだろう麻の部長の 言動がむかついたのでついあんなことを 言ってしまったのだだから俺たちはその日 はごく普通の態度で別れたのだった寄りの 駅で別れの言葉をかわす寸前まで世間話を していたのだからあの言葉は嘘だと思って いいはずだそういえば麻野部長はあみを 訪れることになっているがその日に本城 さんの父親もやってくるらしい久々の再会 だから本条さんは父親と色々な話をしたい と言っていた父親の立場が立場なので普段 はあまり会えないの だろう翌日俺は島の中にあるサイクル ショップを訪れていたそれは今月販売され た新商品がどのように売れているのかを 確かめるためだ店に入ると男性の店舗 スタッフが出てきて対応してくれる今回 販売された商品の売れ行きはまあまあと いったところでしょうかこの島の気候は雨 が多いですから錆びない商品は助かると 思いますしかしその効果はすぐには分から ないですからねこれからのお客様の声に 注目していかないといけませんどうやら 売行きは問題ないようだしかし新商品の いい点を実感してもらうためにはまだまだ 時間が必要らしい俺はその後他の商品の 売れ行きについても尋ねていく本長さんも 一緒にこの店に来ていたがとある男性の 到着を待つために店の裏口で待っていた こういったことは大きな会社だと他の社員 がやるのだが俺が勤めている視点は小さい だから商品デザインを考える俺も店の様子 をかけなければならないのだ30分ほど そのままスタッフと話をしているとそこに 麻野部長がやってき た小さい店だな本社の近くにあった サイクルショップと比べるとかなり しょぼいじゃねえか吐き捨てるようにそう いった麻部長はなんと近くに置いてあった 自転車を切りつけたのだ乱暴な行為を見た スタッフの男性が怒りを荒にするお客様 当店の大事な商品が破損してしまいます やめくさいこんな小さな島の自転車1台や 2台壊れたって大したことねえだろ いちいちうるせえんだよスタッフにこんな 暴言を吐いた麻町はその場でタバコに火を つけて吸い始めるこの店舗は禁煙だという のに店の壁を見ればきちんとそういった ことが書いてるが彼は無視しているのだ朝 の部長をこのまま調子に乗らせたくはない 平然とした顔でタバコを吸いながら店舗を 回す彼を見つめながら俺は店の奥を 見つめるその先には裏口があった昨日本城 さんが父親のことについて話していたので タイミングが会えばあの人が来てくれる はずだちょうどそこから本条さんが出てき たさっきから話し声が聞こえてきている けどもしかして麻野さんが来たはいつい 先ほど本上さんは喫煙する麻の部長を見て 表情を険しく するに吸えかねたのか相手に近寄って タバコを奪い取ったかの店は禁煙よタバコ を吸わないで店の中にある清掃用の切り 吹きで火を消してから吸殻を捨てる イライラとした態度を隠さず無言でそんな ことをした本性さんを見て麻の部長が目を 丸くするおそらく今まで人からそんな態度 を取られたことがなかったためだろうだが 立ち直りが早かったようですぐに彼女へ声 をかけ こんなやとつるんでないで俺の女になるよ 都会で暮らそうぜどうせ自然が観光名所 しかない島なんて退屈だろ仕事だってさえ ない男とやるなんて気分悪いだろうに人を 見下すような言葉を聞いた本性さんは麻の 部長を睨みつけながら言葉を発するあなた みたいな男性お断りだって言ったでしょ 結婚するなら末永さんの方がいいわこいつ いつならまだしもまでも再びプロポーズの 言葉を無にされたことで怒りが頂点に達し たのだろう彼はいくような鋭い視線を本条 さんへ向けるこの女調子に乗りやがって俺 が恋をかけてやったっていうのにそういっ た麻の部長は腕を振り上げた屈辱のあまり 本条さんに手をあげようとしているようだ 俺は慌てて彼女をかおうとしたがその必要 はなかったらしいなぜならその場に本さん の父親が登場したからだナツ子店の裏口で 待っていると言っていたのにひどいじゃ ないか都会から何時間もかけてきたんだぞ お父さんよせぬ第3者の登場に麻野部長は 動きを止める彼はその場に現れた男性の顔 を見てすぐ顔をくしたほう彼が本社に 務める商品デザイン部の部長が観光で こちらに来ていると聞いたがこんなところ で会えるとはね彼の名前は本条みさん俺が 務める会社の社長だ本条ナツ子さんの父親 であるが今は離れて暮らしているしかし 今日はたまたま離島の様子を見るために こちらに来ていたのだ麻野部長は相手が 社長であることに気がついているのだろう ガタガタと体をふわせながら疑問の言葉を 放ったななぜ社長がこちらに娘が働いてる 店だ気にかけないわがないだろむ娘だって 麻野部長は驚いた顔で娘である本城さんを 見たしかしそんな視線を無視した本城さん は気まずそうな顔で父親に抗議するそう いうこと言わないでって言ってるでしょ私 はただの本性なつ子として人に見てもらい たいの父親が社長だからって腫れ物に触る ような扱いをされたくないのよ悪かった 謝るよでも今は必要だと思ってね 娘と同じように気まずそうな顔になった 社長がそこまで言うとさすがに本条さんも 理解したようだしつこい麻の町のお給を 据えるためには父親でもあり社長でもある 人物の言葉がよく聞くのだとそんな中頭を 切り替えた麻野部長がすぐに謝罪の言葉を 口にしたも申し訳ありません長の娘さんだ とは知らずにいたもので私の娘だからと いう問題ではないだろうあがようとした ことは人にしてはいけない行動だったん じゃないかいおっしゃる通りです弁解の 仕様もございません見たことないほど顔を 青めさせた麻野部長が深深と頭を下げる 必死に謝るその姿を見ると胸の奥がすっし たそんな彼の態度を見た社長が言葉を 続けるああそうだ麻野部長君に言いたい ことがあったんだナツ子から聞いているよ 末永君のことをに立たないみたいに言った そうだねそそれはその言い過ぎただけで ちょっとは頑張っているようですし口が 滑ったと言いますかしどろもどろになり ながら言い訳をする浅の町は視線を あちこちに彷徨せる彼に比べて社長は話し 相手をまっすぐ見つめていたここにいる 末永君はこの離島で素晴らしい業績を残し てくれたんだよこちらで働くようになって からたった数ヶ月しか経っていないけど 死者の部長が我がことのように褒めていた 移動が決まった直後すぐ島の気候を 調べ上げて都会を離れる前にデザインの パターンを作ってくれたとそそんなことを していたのか驚いた顔でこちらを見る麻野 は本当に感情が分かりやすい人間だ信じ られないありえないといった気持ちが手に 取るように分かるのだ から左川に等しい扱いを受けてすぐ気持ち を切り替えるなんてなかなかできること じゃない末永君は本当に素晴らしい人間だ だからこの視点の売上は歴代最高になった んだろうねそそんなまさか本当に麻野部長 は最初は信じられないと言った様子だった がその顔色がすぐに変わった穏やかな声で 話す社長の言葉を聞いているうちに だんだんと受け入れるようになったようだ 父親の言葉が途切れたことを見計らってか 本性さんも俺のことを話し始める末永君は 人が求めるものやニーズを掴むのが上手な のよ安全面も当然ばっちり考えられていた だから彼の商品のデザインで自転車を 作ろうと決まった時誰も反対しなかったの 本条社長は大きく頷くと麻野部長末永君に 言うべきことがあるんじゃないのかねと 言った部はの顔をから謝るわ悪かったな俺 はお前を誤解していたようだいえ謝って もらえればそれでいいですから思うところ は色々あったが車戦なんて卑怯な手段を 取った麻野部長が謝ったのだ俺はこの件を これで終わらせることにしたその後会社に 戻ってしっかりと仕事をこなした俺は修業 時間を迎えたいつもならここでまっすぐ 自宅に帰るところなのだがなぜか本条さん たちと一緒にご飯を食べることになったの だ末永君今日お父さんとレストランでご飯 を食べるんだけどあなたも来るわよねそう 話しかけられた時に疲れた頭でつい反射的 にはいと答えてしまったせいであるだから 俺は会社を出た後本上さんと共にこの離島 でそこそこ有名なレストランへ向かうこと になったのだ店の前で社長と合流したお意 たい思いを味わながら断ろうとしたしかし なぜか本条さんがいつも以上にグイグイ 誘ってくるので結局断れずに中に入って しまう社長のおりなので支払いを気にする 必要はないが別の意味で生きた心地がし なかった普段社長と会話するようなことは ないし女性とディナーをする機会などない から当然だろう緊張しながら運ばれできた 料理を口にしていると社長が話し始めた どうかな末永君うちの娘はよくやっている かなおせかだから人に鬱陶しがられること もあるんだが迷惑ではないかいしかしすぐ に娘を気遣う父親の顔を見せたので俺は 少しだけ緊張が弱いだ目の前にいる人が1 つの会社を背負う社長ではなくただの父親 だと考えたらどうにか対応できそうな気が してきた迷惑なんてとんでもないです仕事 ではいつもフォローしてもらっていますし 昨日もすごく助かりまし 俺の言葉を聞いた社長は満足そうに微笑み ながら黙々と料理を食べる娘へ視線を送る 本城さんは育ちがいいので何かを食べて いる時は喋らないようにしているのだ ニコニコしながら娘を見つめる社長は話題 を変え本城さんの恋愛について話を始める うちのナツ子はこう見えて一途でね若い頃 の初恋は大事にしているんだ好きになった 相手は自転車でるのが大好きな同い年 くらいの男の子らしいよ俺は特に何とも 思わずそうなんですかと相槌を打ったが 本条さんにとっては爆弾だったらしい ちょっとパパ余計なことは言わないで喋る なら私が喋るから焦った様子で父親の言葉 を遮り始めた最初はかなり緊張していたが 蓋を開けてみれば楽しい時間ばかりだった 料理もおいしかったので機会があればまた なと思ったくらいだ2時間後店を出た俺は 本城さんを家まで送り届けることにした ちなみに社長はホテルに泊まるそうで タクシーを頼んで帰って行っただがその際 に娘のことを頼むと念されてしまったのだ 夜道に気をつけながら娘を送ってほしいと いう意味だろう真面目な顔で直々に頼まれ たため本さんを1人で帰らせるわけには いかないと思い彼女につきそう電車を 乗り継ぎ彼女の家の近くにある駅で降りた そこから徒歩で数分かけて歩くとすぐに 目的地へ到着だしかし本城さんの家に到着 すると玄関前に人がいるのが見えたあれ 本城さん家の前に誰かいるみたいですけど 社長がこちらに来るって言っていましたっ けえそんなはずはないけどぎょっととし ながら影にを凝らしてよく見るとそれは なんと麻の部長だったのだもしかして会社 を出た後からずっと後をつけてきたの だろうかその光景を想像したおば背筋が 冷たくなる俺はスマホを取り出してすぐに 警察を呼ぶことにした家まで押しかけて くるなんて明らかに普通ではない余計な トラブルに巻き込まれないように離れて いるべきだろうそう思ったばその場から 離れるために本性さんに声をかけようとし たしかし相手がこちらに気がつく方が 早かったようだ麻野部長が大またでこちら に近づいてくる目の前までやってきた彼は 俺たちが一緒にいるのを見て暗闇の中でも はっきりと分かるほど表情を変えるそんな にこのボンクラがいいのかこんな手売り ないやつどこがいいんだ俺を選べよそう するのが当然だろ俺は本社で若くして出資 した人間なんだぞ将来性もあるし仕事だっ てできるのに大声をあげて怒鳴りつける 部長は本城さんの腕を掴もうとしただが俺 はその間に入って彼の行動を静止する なけなしの勇気を振り絞りながら精一杯 睨みつけていると本条さんが起点を聞かし たのだろう彼女は1度大きく息を吸った後 辺りに聞こえるように家が燃えているわと 叫んだすると近所の家の明りがいくつか 転倒した家事が起きていると誤解したのか 外の様子を伺うためにに玄関から出てくる ものがいるそれを見て騒ぎになるとまずい と悟ったのだろうか冷を書いて顔色を変え た麻野部長がその場から逃げていった あなたなんか何百回生まれ変わっても選ば ないからもう私に話しかけてこないでよね 遠ざかっていく背中にそう言った本性さん はかなりいし思えるその後俺たちは近所の 人たちに謝罪して駆けつけた警察に事情を 話した警察は麻の部長に対して厳重に注意 してくれたようだその出来事の影響で彼は それきりこちらに接触してくることが なくなっ たその翌日の月曜日会社に出社した俺に 本城さんが手作りのお菓子を手渡してくれ た本城さんは昨日のことをものすごく気に しているらしい昨日はありがとうあなたが いてくれたおかげで怖くなかったわそんな 気にしないでください俺は社長に言われた 動しただけですから大したことをした つもりはなかったので気まずくなった俺は 視線をそらすそんなこちらを見て穏やかな 表情で微笑む本性さんは過去のことについ て言及した末永君は覚えている小さな頃の ことをえ俺はそう言われても何も心当たり がなかったので首をかしげてしまうすると 彼女は寂しそうに笑った悲しませてしまっ たことを申思うのだが何も思い浮かばない のでかけることがない気を使わないでいい のよ無理もないわだってまだ小学校に入学 する前のことだもの目の前で苦笑する彼女 は実はと話を 続ける今はこっちで暮らしているけど昔は 都会に住んでいたのよもう何十年も前の ことになるがその頃の彼女は父親と一緒に 暮らしていたらしい母親を病気でなくした ばかりでしかも父親にも構ってもらえ なかったため寂しい思いをしていたらしい そんな彼女は近くの公園で1人の男の子と 出会い一緒に遊んでいたようだその男の子 はなんと俺だったらしい数ヶ月前のことだ が彼女はその時のことをしっかりと覚えて いるというしかし当時の本性さんは男の子 みたいな格好をしていたため周りから性別 を誤解されていたらしい当時のことを一生 懸命思い出すと確かにそんなこと遊んだ ような気がしただから俺は思い出せなかっ たのだろうそんな本性さんはある日公園で 遊んでいる時に怪我をしたその時に俺は 歩けなくなった彼女をおぶって家まで運ん であげた らしい大切な自転車を公園に置いたままで その時夕日が綺麗でなんだかすごく ロマンチックに感じたわ自分を助けてくれ たから運命の人はこの男の子だって 舞い上がっちゃった みたいこの時の出来事が彼女の金銭に触れ たのだろうロマンチックなことが好きだっ た彼女は俺に向かってお嫁さんにしてと 言ったらしい俺はその時どう言葉を返した のか分からないが相手が男の子だと思って いたから適当に返事をしたのだろう少し 申し訳なく思いてくるあなたの携帯の 待ち受けを見て気がついたのよ あの自転車そういえば昔見たなって話をし おいた彼女はいたずらぽく笑いながら俺に 話しかけるそういうわけだから約束は守ら なくてはだめよ俺はどう返事をしていいの か分からず困ってしまった驚愕の事実が 明らかになったばかりで感情の整理がつか ないえっとあのそのしばらく考えさせて くださいませんか だからこんな風にどりながら情けない返事 をしてしまったのは仕方がないだろうその 後俺たちは普通の日常に戻って仕事を こなしていたが麻野部長はそうではなかっ たらしい本社では社長にこってり絞られた らしい視点での態度についてそして本条 さんを待ち伏せていたけだ俺たちは社長に もあの夜のトラブルについて報告していた ので避けて通れるはずがないその結果麻野 部長は謹慎処分になってしまっ た末永に関わらなければよかったあんなや に関わったばかりにこんな目に会うことに なったんだあいつは薬病がに違いないこの 処分について彼はこんなことを周囲の人間 に漏らしていたようだ反省していないこと がよくわかるセリフであるその言動が社長 に伝わったのだろう彼は解雇されて会社を 去ることになったその後は家に引きこもっ て外に出なくなったとと聞くそれから数 ヶ月後俺は本条さんと付き合うことになっ た彼女のことは嫌いではなかったし一緒に いると楽しい世話焼きの彼女はいつも積極 的に俺の手助けをしてくれるので相性も 悪くないと思う前々から気になっていたん ですけどどうして俺なんかをそうね きっかけは大事な時点者よりも私の怪我を 心配してくれたことかなあとはいつもここ 座という時は勇気を出せるところとか あなたは頑張らなければいけないところを きちんと分かっている人だと思うわだから 信頼できるのよ彼女が結婚相手に求めるの は信頼できる人という条件なのだろう俺と しては当たり前のことをやっているだけな ので少し恥ずかしい仕事面では少し変化が 訪れた商品デザイン部に新しい社員が増え たのだそれより新しくこっちに移動してき た人の相性はどうあなたと違って左遷され たわけじゃないみたいだしやる気に満ちて いるらしいけどうん色々頑張ってくれて いるからすごく助かってるよ20代の若い 男性社員でかなり伸び代のある人物だと 思う俺はそんな彼に色々なことを教えて いる最中だその人の性格は俺とは違って ハキハキ喋る人できっぱりと決断できる 前向きな人だよ 正反対の性格だからちょっとやりづらい ところもあるけどね正直劣等感があるし そりが合わないと感じることもあるけれど 麻の部長のように気に入らないからと言っ て排除しようとは思わないどんな人間も 相手の性格や考えを尊重して付き合って いこうと考えているからだ

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