【津波検証】海底で地すべりが同時多発 富山湾の津波リスク高める「海底谷」とは? 能登半島地震【ニュース富山人】| NHK

元日の富山を襲った 津波富山県に入り津波の調査を進めてきた 東北学院大学の柳沢秀明準教子です柳沢 さんが注目しているのは今回富山湾で起き たとされる海底地滑りによる津波です海底 自スりによる津波発生のメカニズムです 地震などにより海底で大規模な地滑りが 発生すると海面が急激に変動し津波が起き ます発生源が陸地から近いと地震発生後 すぐに津波が到達する危険性があり ます実際先月海上保安庁が行った調査では 富山市の北およそ4kmの沖合いで斜面が 崩壊している痕跡が見つかりまし た南北およそ 500m東西へ所80mに渡る斜面が深さ 40mほど崩れていまし たしかし柳沢さんの分析によるとより広い 範囲で海底時滑りが発生していた可能性が 高いことが分かったと言います 海上保安庁で発見した海底地すべり後もま あ今回の津波に影響した一部ではあるとは 思っていますただえ海上保安庁で発表され ているあのジスベの大きさというのは非常 に小さいものとなりますそうするとですね 今回観測されている津波を再現するという ことはできませんよりえ広い範囲でま同様 の地滑り等がいくつも発生したことによっ てえまに大きいものを作ったものと考えて い ます柳沢さんは沿岸部に設置されたカメラ の映像や健聴系の 記録津波の目撃証言などを 分析これらの情報を元に海底時滑りがどの 場所で発生したのか繰り返し計算を行い まし たその結果です富山市の北だけでなく新港 沖や日沖など富山湾の各地で幅数km以上 に及ぶ大規模な地すべりが同時多発的に 起きた可能性が高いことが分かったの ですえ陣痛側の加工から約2km先ぐらい のところでえやっぱりえ3kmとか4km 以上のえ広さを持ったようなえま海底実り そういったものが流れくったという風に 考えていますこの場所に加えてえ富山進行 の沖合いこちらもやはりこちらでスベリが 起きているということを考えないとえ再現 できないということが解析から分かって おり ますなぜ広い範囲で海底自滑りが発生した の か柳沢さんは今回の津波の特徴としてある 言葉を上げましたやっぱ今回の津波のキー ワード定 だと思いますそま1つ富山湾での津波の 特徴かなとは思い ます山湾の中にある大きな谷海底国 です湾内には大小多数の深くて急な谷が つり陸地のそばまで迫ってい ますこの谷はガとも呼ばれ生の大きな特徴 となっている海底地形 [音楽] ですカや白海など普段は豊かな富山湾のさ を育む天然の池となっている海底 国恵の地形が海底時すりに大きく関わって いるというの です海底国があるということは谷があると いうことですかな面があるということに なりますえ谷があるとそこにえの斜面の とこが崩れやすくてえ自信の余れとともに 崩れてえいくという風に考えられます実際 にシミュレーションから想定された海底自 滑りの発生場所と海底国の場所を 重ね合わせるとその場所が一致している ことが分かり ますでや海底国のとこで崩れてるという 過程をした時に1番県庁記録のえっと1度 がいいということが分かってきましたので そうすると海底国でこう崩れたんだなって いうのは今回考えてるところ です海底自すりの発生限となりやすいこと が分かってきた海底 国そしてこの地形は津波の脅威を助長する さらなるリスクをはんでいると柳澤さんは 指摘します国がありますがその国て津波が さらに早くなるんです ね実は津波の移動速度は水深が深くなる ほど早くなる性質があります例えば水深 20mの場合津波の速さはおよそ時速 50km一方で水深200mの海底国の 場合津波は時速およそ160kmにまで 達し ますそのため海底国は津波が早く陸地へと 到達する通り道となる可能性があるの ですえそういった海底国っていうのは えっと推進が深くなりますのでえ津波が 発生した時にその海底国を伝わって津波が 早めに到達するということがありますえ そうするとま23分程度で津波が来て しまうということもありえますのでえそう いったところでは注意が必要になってくる とは思い ます今後私たちは津波にどう備えれば良い の か海底自滑りによる津波は予測が非常に 難しく具体的な高さや場所を想定しづらい という事情があり ますその上で柳沢さんは今後も強い揺れの 場合海底地滑りによる早い津波に警戒する 必要があると言い ます海外の事例なんかでいうとやはり すごく非常に大きいですねえ津波を発生し ているような事例もありますま10mを 超えるような津波ですね強い揺れほどえ スベりが起こるリスクというのは高まって きますえ到達が非常に早くなりますのでえ 地震の揺れを感じたらえま沿岸域にま 暮らされてる人方々はえできるだけ早く 避難するということが必要になってくると 思い ます DET

※動画冒頭に津波映像が流れます
2024年2月16日放送 「ニュース富山人」 から

元日の能登半島地震、富山湾で海底地すべりが発生し、陸地への到達が早い津波が起きたと考えられています。
専門家の調査から、この海底地すべりは湾内の広い範囲で同時多発的に起きた可能性が高いことがわかってきました。

NHK富山放送局で取材・放送した、津波や地震関連の記事はこちらのサイトで読むことができます。
◆「よむ富山人」
https://www.nhk.or.jp/toyama/lreport/tag/15.html?cid=dchk-yt-2403-85

https://www.youtube.com/playlist?list=PLcynJ47QaWNszKi-uF_blkUSgFhphReeF

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