熊本県警の白バイ隊員の運転技術を競う大会【熊本】 (24/06/06 19:00)

白バイの迫力ある走りに大人も子どもも釘付けでした。熊本県警の白バイ隊員の運転技術を競う大会が5日、熊本市で開かれ、隊員の家族や白バイファンなど多くの人でにぎわいました。

交通事故を減らすため白バイやパトカーで交通指導や取り締まりを行う県警の交通機動隊。

今年で50回目の『安全運転競技大会』には、乗務歴5年以下の白バイ隊員17人が出場しました。

競技種目はまず、およそ12センチ幅の橋を立ち乗りで渡る『バランス走行』。

続いては、曲がりくねったコースに並べられたパイロンの間を縫うように駆け抜け
タイムを競う『スラローム走行』です。

重さおよそ350キロの白バイを巧みに操る選手たちの技術と、軽自動車およそ2台分の排気量1300ccのエンジン音に観客は圧倒されます。

タイムだけでなく、運転技能の正確性も総合的に評価され、家族の大声援で2人の隊員が交通機動隊ナンバーワンの栄冠を勝ち取りました。

【一般の部 優勝 牧 優登 巡査長】
「子どもの黄色い声援のおかげでなんとか最後まで走りきることができました」

【選抜の部 優勝 川上 拓海 巡査】
「家族を含めおばあちゃんやそして甥っ子も見に来てくれたので、やはりその黄色い声援に応えたいなと思って頑張りました」

一方、エキシビジョンで会場が盛り上がったのは、58歳、孫3人、若い頃には全国大会3位の実績がある村上寿一隊長のスラローム走行。

若手と孫に、いぶし銀の走りを披露するためにどの選手よりもこの日に向けて練習を積んできた村上隊長でしたが…。

また、アトラクションでは、熊本地震や2020年7月豪雨でも活動したオフロードバイク隊による救助訓練も披露されました。

【救助訓練の様子】

そして競技大会のフィナーレは隊員16人によるダイナミックなドリル演技です。

【ドリル演技の様子】
白バイ隊の結束力を観客に披露しました。

【体験搭乗の様子】
「白バイどうだった?」「楽しかった」

悲惨な交通事故を1件でも減らすために、厳しいまなざしできょうも県内を走り回る
隊員たち。この日だけは子どもたちの憧れのヒーローとして笑顔を振りまいていました。

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