レベルがリムブレーキを採用し続ける理由

こんにちは松田自転車工場の松田裕道 です。本日は このブレーキのことについて当社は ディスクブレーキっていうのは今の ところは対応してないんです けれどもなぜ対応してないのか、なぜ リムブレーキを使った フレームを作ってるのかということについ てお話していきたいと思い ます。今例えばロードバイクに 採用されているブレーキは やっぱりほとんどもうディスク化されてきて いるんじゃないかなと思いますし皆様も 店頭に並んでる自転車です とか今ねサイクリングとかで走ってる 自転車も相当ディスクブレーキがね普及し てきてるなとま思います そんな中でうちがこの キャリパーブレーキですねリムブレーキに 固執しているのはですね理由 大きく分けて2つあるんですねで1つ 目はですね そもそもロードバイクのディスク ブレーキっていうのは近年出てきた 規格で20年前とかはなかったものです ねでなぜそのディスクブレーキが普及 しているのかっていうのはフレームが やはりカーボンフレームだからだと 思うんですねディスクブレーキっていうの はカーボンフレームに取り付けるって いうこと前提で作られている規格の ものですのでやっぱりカーボンっていうの は軽量であるですとか 色々自由なデザインができるとかね そういうのがあると思うんですけれども うちの鉄の自転車スチールの自転 車は当然競輪の規格に基づいて フレームもその規格に合わせて制作し ていますので新しい古いっていう言い方 するとま新旧の旧古い方の規格のフレーム なんですねからヘッドチューブも今の自転 車みたいに太くないですしチューブ も細いですしでそれに 合わせたブレーキということでこう いうキャリパーブレーキがもう何十年にも わたって採用し続けて来たわけなんです ねでそんな中で現代 の規格のディスクブレーキをもし そのスチールのフレームに組み込んだ場合 ですね タイヤの外周のリムでこう 止めるのとあのディスクブレーキの車輪の 中心で止めるセンターロックっていう方式 だと制動にかかるフレームに かかる負担が全然違ってくるんですねで うちのスチールのフレームはやはりその しなやかさですとかあのバネ感ですとか そういった乗った時の快適性ですとか ねそういうのをやっぱりなんですか 売りと言いますかお客様もそういう 目的の自転車を求めて当社の方にご注文 いただいてらっしゃると思うんですけれど もディスクブレーキにした場合やっぱり ディスクにその対応するためにフレームを かなりその丈夫に作る必要があるんですね でそうなった際にパイプを厚くしたりです とか重量ももちろん増えるでしょうし そういう規格のフレームにすることで その今まであったリムブレーキの しなやかさですとかそういうのが だいぶ削れてしまう。これはもう 事実だと思うんですけれどももちろんクロモリ の自転車でディスクブレーキを付けてる メーカーさんもちろんあるんです けどもそういうのはやっぱり太い タイヤをねつけたりするのが前提ですので それなりに丈夫で作っ てあったり軽量であるかどうかは ちょっと私は分からないですけれども ロードバイクのような軽快さって いうのとはちょっと違うんじゃないかなと 思います はいまずフレームの方がやっぱり ディスクブレーキ規格に合わせて作るに あたりちょっとそういった乗り味 ですとか快適性が今までの自転車と ちょっと違ってくると思っておりますので こちらの方で採用して作り続けて るってことですねであともう1つはですね あのディスクブレーキてやっぱりメリット は当然いくつもあると思うんですよあの雨 の日でも制動力がいいですとか センターロックでリムでこう挟むわけ じゃないのでホイールが汚れないですと かまあるんですけれども あの そもそもディスクブレーキじゃないとその どうしてもロードバイクについてない とダメなのかっていうところもちょっと私 としてはやや疑問に思ってるところ でしてていうのは ディスクブレーキ、センターロッ クっていう方式で止めるんですけれども ですんで あのリムの方に雨が水がついてもこう 滑りにくくなったりはし ないでそういううてですとかウェットな 状況でこういう泥除けがついてない スポーツバイクに皆さんそれほどやっぱり 乗られるのかなとやっぱり 晴天と言いますかドライなコンディション で基本的には乗られるま車種だと 思うんですよねもちろん通勤で使ったりと かえ競技でねあのレースに出たりとかって いう方はまそういう方はもちろんちょっと 置いといてですね一般のお客様が必ず ディスクブレーキにしなければなら ないという理由はそれほどないのではない かなとあとはやっぱりディスクブレーキと そのねローターがついたり今までこれで すんでたものが色んなちょっと部品がつく ことによって ちょっと車体自体の重量増にも繋がります しユーザーさんの 方の立場から考えるとまメンテナンスは かなりご自分でねやるのは 厳しいのかな難しくなるのかな 工具も揃えなきゃいけないしとかいろんな 面がが出てきますよね 今お話したように そもそもディスクブレーキがついてないと あのロードバイクとしてダメなのかって いうのがちょっと疑問だっていうことと そのディスクを採用するにあたって フレームの根本から設計から 見直していかないとスチールで ディスクで対応するのはえちょっと難しい とでその乗り味ですとかそういう しなやかさがねまちょっと削がれてしまう んですけれどもそこのところも残しつつ かつ軽量で快適に乗れ るっていうのはやっぱりカーボンフレーム だと思うんですよね。そういうところの やっぱり目的をレースしたりですとか それ目指してらっしゃる方はやはり カーボンのフレームの方がそれは目的と してあってらっしゃると思うんですねで 当社のお客様の場合はやっぱりその長い 時間乗っても疲れにくいですとかやっぱ見 た目をそのシンプルな自転車がいいですと かまそういうことを求めてらっしゃる方が 非常に多いのでこちらのリム ブレーキでも別にたいしてディスクじゃ なくても問題ないと考えてらっしゃると 思うんですね。はいただメーカーとしまして はもうだんだんだんだんもう種類も 限られてきますし今私が持ってる この105のこのシルバーのものは結構前 にもうメーカーで廃盤になってしまいまし て今黒しかないんです ね。だんだんそのディスク ブレーキをやっぱりもうメインでなって ますしリムブレーキは衰退はちょっとし てる現状なんですけれどもこの部品がね 供給され続けてる間は当社の方でも こちらの方の部品を使った フレームをね作り続けていきたいなと 思っております うんはいあの決してあの別にディスク ブレーキがねダメだとか批判とかしてる わけではないので当社がリムブレーキに こだわるその理由っていう本質的な ことはこういうことなんですっていうこと を皆さんにご理解いただきたく今回のお 話とさせていただきました はいあの将来的に絶対作らないってわけ じゃなくて世の中の状況ですと かこちらのね販売状況がもう本当に なくなるってことはないと思うんですけど それに近いように状況になりましたら 当社の方もやっぱりそういう形でディスクの 方にね対応はもちろんしていくつもり ですので今のところはあまりもう こういうリムブレーキの自転車っていうの もちょっと売ってることが少ないですし ですので逆にオーダーじゃないとね こういうに乗れないっていう風にねなると ちょっと皆さんもちょっと困ってしまうと 思うんですけども一応しなやかさと 軽快さを売りにしたフレームって ことでリムブレーキで今後 も作り続けていきますのではいまた皆 さんどうもまたよろしくお願いいたし ます

リムかディクスか。今回はレベルがなぜディスクブレーキではなくリムブレーキを採用し続けるのかご説明いたします。

自転車のオーダーフレーム製作会社 マツダ自転車工場の公式Youtubeチャンネルです。LEVELのブランドで競輪から特殊な自転車まで幅広く製作しています。

フレームオーダーのお問い合わせ、ご質問は公式サイトのお問合せフォームよりお願いいたします。
https://www.level-cycle.com/

22 Comments

  1. オーダーメイドって嗜好品なのですから購入者がディスクブレーキがいいなと思ったら、対応していただけたら嬉しいなと思いました。見栄優越感で乗っている人も多数いると思うので。自分だったらお金あったら優U26インチ仕様でベルトドライブ11速前後ディスクブレーキがいいなとか思いました

  2. 旧規格の時代と現在では日本人の体格も変化してそう
    本来のロードバイク需要は700-28〜32c辺りなのでは?
    と体重95kgの自分はボヤきます(^_^;)
    かっこいいロードバイクはたいてい25〜28c縛りです
    その縛りを超えるにはディスクブレーキの方が都合が良い
    そういう流れもありそうです

  3. 既にアルミの時代にあえてクロモリを選んで来た者として、とても今回はしっくり来る内容でした。
    ありがとうございます。

    ワイドリムに低圧のチューブレスタイヤとディスクブレーキはしなやかさで乗り心地を出せない素材が出した答えではと思ってましたので、しっくりなるほどと思いました。

    とは言え.キャリパーブレーキ用のリムが減ってきて乗り換えの検討も必要になりつつあります。

    未来に御社の提案されるディスクブレーキフレームに興味があります。

  4. ですね
    自分自身もロードバイクのディスクを否定するつもりはありませんが正直都内や都内近郊を走行時ディスクを使用する様な道があまりなくヒルクライムなどする方は峠で必要かも知れませんが

    キャリパーで不満感じた事が無いですさらにMTB乗りならディスクの左右の調整は簡単なのですが

    キャリパーしかいじった事が無い人はディスクの調整は難しいとよく話を聞きます

    さらにエアー抜いたりなかなか難しい部分があると思います
    否定はしまんが
    都内のサイクリングには必要無いかなとは思います

    コスパの部分等ではキャリパーがやはり軍配が上がるとは思います機能性ではディスクのがブレーキはかかりますが正直ドロップでディスクだと慣れるにやはり時間がかかるとは思います

    ブレーキで思い出しましたが
    フロントフォークに内蔵のブレーキなんかもありましたね😂

    lookだったと思います😂
    あれはとても画期的でした😂
    さらにステムもフレームの1部😂
    自分はあの様な創作とても好きです😂
    確か795エアロライトだったと思います😂

    昔のメーカーの創作の意欲が現代に戻った気がしました😊

    余計な話をしてしまい申し訳ないです😅

    とても参考になりました😊ありがとうございます┏○ペコッ

  5. 2014年から昨年(2023年)までの10年間続けてきたパナソニックDBロードバイク(リアエンド幅142ミリのスルーアクスル)は、2024年から全廃しましたね。
    ロードバイク8車種、すべてリムブレーキモデルです。
    (10年間DBロードバイクとリムブレーキロードバイクの両モデルを受注製造)

    パナソニックPOS 2024 ロードバイク ラインナップ でグーグル。
    3月01日にWEB公開 (例年は前年11月頃に公開)

    Comment on 23rd April 2024

  6. これからロード乗り始める人はディスクをお勧めしますが、長年リムで乗れてきてる人が、あえてディスクに乗り換える必要が有るのかどうかは疑問です。車輪の中心に錘(ディスクローター)を付けることによるデメリットも有るでしょう。中には「リムブレーキは効かない」とか、そういった動画も見受けられますが、そんな事は有りません。ちゃんと調整して定期メンテしておけば、ガッツリ効きますよ。

  7. 冒頭おっしゃられていたように旧規格のフレームではDBの制動力に耐えれない(見た目や乗り心地を残せない)。
    そもそもDBのメリットをである制動力や、雨天を想定した造りは鉄フレームバイクに必要なのか。
    という点で整然とお話されていて納得感がありました。

    私はDB自体は肯定です。何故ならやはりリムブレーキは1度購入したカーボンホイールを長く使うには不向きですし、TPUチューブといった熱に弱い先端素材を使うにはDBのセンターブレーキ構造は必須と言えるからです。
    エアロ性能向上と軽量化の両立は鉄フレーム乗りこそ達成したい事項だと思っています。
    ただし、油圧DBを推し進める理由にはならないと思っております(チェーン清掃以上に汚れるのでメンテが憂鬱です

  8. 私はディスク派です。現在はディスクMTBにドロップハンドルを付けて乗ってます。通勤矢仕事に使ってますので、雨天でもガシガシ乗り回します。ですからディスクは必要なのです。ちなみに機械式です。昔のシマノが出してたアルテグラグレードのBR-CX77?だったかな。結構良いです。
    リムブレーキもちゃんとキャリパー、リムの掃除をすれば晴天時に同じくらい効きましたね。
    個人的にはリムブレーキに拘り、雨天時にも乗るならキャリパーよりもVブレーキが良さそうです。と言うか一度乗ってみたい(笑)

  9. フレームよりもフォークがディスクの制動力に合わせて重く太くなってしまいますよね。
    それに小さなローター直径で強引に制動力を発生させるディスクブレーキはやはりトラブルが多そうだし長持ちはしないでしょう。
    タイヤの外周をつまんで止めるリムブレーキは構造的に負担がかからないし、トラブルも少ない、やはり自転車はシンプルなものが似合ってると思います。

  10. クロモリフレームの場合は、また別の問題があるんですね・・。アルミだろうがカーボンだろうが、値段があんな論外に高くなるならディスクはいらない・・。

  11. リムブレーキとディスクブレーキはどちらが上ではなくそれぞれ違う特性を持っているので、使いどころだと思います。
    おっしゃる通りディスクブレーキが主流になった要因はカーボン化だと思いますが、私はそれはフレームではなくてリムだと思います。
    リムがカーボンだとプラスチックを摩擦して止めるわけなので、削っちゃったり熱を与えちゃったり、そもそも滑ってしまったり、カーボンリムとリムブレーキの相性が悪いと思っています。

    そして話は変わりますがディスクブレーキのメリットは何も制動力だけじゃないと思っていて、ディスクブレーキのおかげでグラベルロードなんてのも出てきたわけですよね。タイヤを太くできるので、グラベルロードだったり、ランドナーがやっとカンチブレーキからディスクブレーキに変えられるなどタイヤの制約がなくなるのはメリットかなと思います。

    カンチブレーキが悪いというわけではなく、ランドナーは荷物を積んで旅をする事がありますから、大荷物で下りでとなるとカンチブレーキでは力不足になることもありますね。

    なので、単に現状のロードのブレーキを置き換えるということではなく、ディスクブレーキにしたら何ができるだろう?という別の視点から商品企画をされてもいいのかなと思いました。

  12. ディスクブレーキはフレームにもホイールにもリムブレーキ以上の耐接線力強度を要求するので、理論的に必ず重量増加を招きます。
    人間を唯一の動力源とする自転車に採用するのは安定したウェットブレーキ性能がどうしても必要な雨のレース(と雨天でも強力な制動力を要求する一部のツーリングユーザー)を除いてナンセンスと思います。
    乗り味やコスト面のデメリットも含めて、私はディスクブレーキの自転車に乗ろうとは思いません。

  13. ホイールはいかがでしょうか? 完組といわれるメーカープレハブ品が炭素繊維+合成樹脂で調整の余地がないいっぽう、ユーザー側でリム、ハブ、スポークを選んでスポーク本数、張力など調整でき、振れを取りながら乗り続ける手組ホイール。スチールフレームとの相性や乗りこなし上の留意点などありますか?

  14. スチールフレームのディスク派です。キャリパーブレーキがダメとは思いませんが、恐らくは淘汰されてしまう物でしょう。現時点で採用を考えておられないのであればメーカーとしての存続が危ういように思えてなりませんね。
    ディスクも作ってリムブレーキも作ればいいのに。どちらを乗るかはユーザーの決めること。

    日本人に有りがちな新しい物を柔軟に取り入れられない性分を見た気がしました。

  15. ディスクブレーキ出始めのクイックレバー式のフレームでは剛性不足で左右バランスに違いがあってコーナリングが不安定になる経験があります。今ではスルーアクスルになり剛性アップされていますが、その分しなやかさも失われて、太いタイヤが必要になるということで重量増になり、カーボンフレームでないと売れないでしょうね。

  16. ディスクブレーキって雨でも効くって言うけど、
    濡れるとファ〜ンって音がして効かないから、雨の日はリムブレーキ乗ってます。

  17. どうもです。

    スポークでディスクブレーキって…
    バイクほど重くないので問題ないけどスポークへの負担が大きそう…

    バイクでも一時期ホイルの内側にリムを付けてブレーキ力upって言うのもありましたね、
    大径でブレーキかけた方が効率は良い

  18. リムブレーキにこだわる理由、参考になります。

    1点、「センターロック」はブレーキの方式ではなく、ディスクローターの固定方式(6穴 or センターロック)を指すと思います。

  19. 自信持って下さい。巨大資本の脅しに屈しなくて良いです。言い訳は不要です。価値観は自由で、統一は不要。そもそも議論の対象にしなくて良い。好きなのに乗れば良い。他人に合わせなくて良い。モノは全て飽和状態で巨大資本は苦しんでます。過去の良品がいくらでも残ってて蒸発しません。

  20. いつも参考にさせて頂いております。当方全天候型でカンチブレーキのランドナーを運用しているのですが大雨のダウンヒル後、シューを換えても制動力が戻らないのでリム?にどんな変化が起きたのかご教授して頂けると助かります。

Leave A Reply