霍公鳥 待てど来鳴かず 菖蒲草

万葉集を詠んで各地を紹介するシリーズの第24回目 大伴家持の霍公鳥の歌一首
”霍公鳥 待てど来鳴かず 菖蒲草 玉に貫く日を いまだ遠みか”

「ホトトギスが飛んできて鳴いてくれるのを待っているのに まだやって来ない 菖蒲草を玉に貫く日がまだ遠いからだろうか」

大伴家持は毎年ホトトギスが飛来するのを待っていたのでしょう 今年はまだやって来ないのは 菖蒲草を薬玉にする日がもう少し先だからだろうかと
詠っています 菖蒲草は薬草で匂い菖蒲とも呼ばれ その独特の臭気が邪気を祓うと考えられていました 5月5日の端午の節句に菖蒲草の薬玉を作り魔除けにしていたのです

「万葉集を巡ろう」とは別に歴史探索「万葉人の歴史サイクリング」では
自転車に乗って近畿地方中心に(主に奈良県)、日本の歴史を古い順に巡ります
シリーズとして、神話の時代から神武東征~古墳時代~飛鳥時代~奈良時代へと歴史を古い順にたどり、各地の名所や隠れスポット、超レアなパワースポットも面白おかしく紹介します
番外編として各地で催されるお祭りやイベントなども楽しく紹介します
ナレーターはラムとテン2匹のネコの楽しいおしゃべりを字幕スーパーで解説します

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