【榛原郡川根本町に伝わる昔話】淵の大ヤマメ 山女の油で眼薬を作る男と子供に化けた淵のぬしの物語

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SBSマイホームセンターストン静岡
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昔話っと静岡話の時間がやってまいりまし
た案内役のです今日は川本に伝わります淵
の大山というお話ですそれでは
どうぞ昔大井川の上流に熊蔵という男がい
た冬は炭を焼いて暮らし春から秋にかけて
は渓流に分け入って山を釣って暮らしてい

熊蔵は釣ってくるとすぐ腹を咲き串にさし
ていりの日で炙るのだっ
たやめの油は目の薬になるという頭で炙る
とやがて水分が抜け油が垂れてくるこれを
逆月に受けて取るのだやめの油1号で米が
2票変えた
この西の沢も藤の花の盛りが過ぎた
な渓流魚の山は谷間に藤の花ぶさが垂れ
始めると食いが良くなるというだから熊蔵
は藤の花の先具合いを見て谷を選ん
だ藤の花は上流に行くにつれて鼻の除が
遅くなっていくのだが熊は長いからふの花
の逆が少し過ぎた頃が1番油の乗った山が
釣れるので今日も藤の花が散り始めている
西の沢と呼ぶ渓流に入っていっ
た餌
は生地だ
な熊蔵は餌箱からミミを取り出した生地と
呼ぶのはミミの体が生地の羽のように緑色
に光るからであったこの緑色に光るミは
大物が釣れ
た竿は2件で行くか熊蔵はしっている竿つ
から2座を取り出した取り出すと穂先の
調子を確かめて釣り糸を言え
た今日はこの奥の縁まで釣りのってみるだ

熊蔵は今日はまだ入ったことがない奥へ
行ってみようと差を出さないまま沢沿いの
道を登っていっ
た谷が深くなってきた渓流の音も変わった
気がした熊蔵は渓流の中を覗いてみたする
と一瞬だったが魚の影が岩の影に走ったの
を見
たその時だった子供がひょっこり現れ
たおじさん山釣りお
おおそうだやめ釣りだ熊蔵は驚いたまさか
こんなところで子供に出くわすとは思って
もいなかったからだ
小僧さんどっから来たこの奥からこの奥
んこの西沢の奥に村があったかなおじさん
この奥の縁には主がいるから釣りに行くの
はやめた方がいいよ主うん主がいるよだ
からここから僕へ釣りに入るのはやめた方
がいいよなあ小僧さんそのふの主ってのは
一体何なんだよふの主だよだからそのふの
主の正体は何だい主は主だよおい小僧さん
からかってんのかからかってなんかいない
よおじさんのことを心配してるんだ
ありがとよおいどうだい結びを食べないか
熊蔵は弁当の包みを解くと結びを子供に
差し出したすると子供はすっと手を伸ばし
て熊蔵の手から結びを取って口へ運ん
だどうだうまいかあお
おいしいよ
おいしいされ変わった言葉を使うじゃねえ
かいうな小僧さんこの奥の生まれじゃ米の
飯なんぞ食ったことがねえ
だらうん
初めてこれがお米の味なんだああそうだよ
おいもう1つどうだはいいただき
ます子供は結びをほってからまた淵の主が
いるからこの奥には釣りに入らない方が
いいと熊蔵に迫るようにしていった分かっ
たわかったあもうええから行ってくれ
はいこれが最後
ですどうかこの奥の縁では決して釣りをし
ないで
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ください熊蔵は返事をしなかっ
た子供は軽く釈をしてまた来た方へ戻って
いった熊蔵はその子供を追いかけるように
渓流を吊りのり始め
た大きな岩に当たって流れが巻き返す
ところへ出ると一発で当たりがあったおお
よしまずは1
匹面白いように釣れ
たやがて熊蔵の腰につけたビクがやめで
いっぱいになった頃大きな淵に出
たふは両が岩の壁に囲まれておりの奥が右
に曲がってい
たドドドドという音は縁の奥に滝があるの
だろうだが滝は熊蔵のいる位置からは見え
なかっ
た熊蔵はふりにまで進み盛り上がるように
溢れ出てくる水を腰まで使った体で
受け止め
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たおお
お押し戻さ
れる熊蔵はこの淵に竿を出すのは初めて
だった胸まで浸り尻の右へ回り込むと岩の
壁にすがるように手をかけて竿を振っ
た餌のついた針が淵の奥へ消え
たその時だった一瞬白いものがが見えた次
の瞬間竿の先がへなり手元にぐという衝撃
が来たおお来た熊蔵は竿を立てた竿が
大きく湾曲したビビっという手応えで大物
が食いついたと分かった熊蔵は竿を立てた
まま魚の動きに合わせて糸の針を緩め
なかっ
たやがて魚の姿が現れたやめだ
大きいしかし熊蔵は慌てなかっ
た竿を立てたままふりに大山をゆっくりと
引き寄せ
た大山は一度水面にエを出してしまうと
全く抵抗することもなく熊蔵の手の中に身
をよえてしまった
おこんなのは初めて
だ熊蔵は藤を切って川をはぎ取りそれを
酔って綱にし
た藤の川は狂人だっ
たふの大山をその藤の綱で弱えしってサを
下ったこんなでけじゃこれ1匹でゴゴは油
が取れるだ
よさあてたまず鼻を咲くか熊蔵は慣れた
手つきで大山の腹を咲いていっ
たこれはなんだ大山の腹から結びが転がり
出てき
たび
あこりゃはあの小僧さんにやった結び
だこの日を境いに熊蔵はぷっつりと山釣り
をやめてしまっ

すっ飛んお
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しまい今日のの山いかがだったでしょうか
今日のお話のま舞台は追川の上流の方だっ
たわけですけどもこの追川の三幹部の村村
はこの生の魚をいただこうとなるとですね
追川に住んでいる1番大きな魚やめ
あるいは岩名なんですねまですからそれは
非常に大切な動物タパ源ですからま長くえ
そういう魚が目の前の川で生きていて
欲しいわけですそんなことも含めてえある
特定の場所ま今日のようなふあるいは滝
そういうところでえ主というようなね
大きな山は釣ってはいけないというそう
いうま戒めはあるわけですけども今日のお
話はそういうことがですね背景にあったん
ではないでしょうかそれでは皆さんまた
来週
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さよならただいまの出演は熊蔵克ふ主山
藤森千ナレーション鈴木大治以上SBS
ラジオ放送劇団そして音楽杉本連太郎さ職
八洋でした
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【再生リスト】https://youtube.com/playlist?list=PLNDavtIzW2SF9Q7up5pWccIspvjuRy6v9&si=5C-vDsuO9twS0wsK

#ポタリング #昔話 #ラジオドラマ

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