【つくば市かわら版チャンネル】2024年度 所信表明

皆さんこんにちはつくば市長の五十嵐です。
今回は新年度の市政運営の所信についてお話を
したいと思います。
昨年の5月に感染症の対策が1つの
区切りを迎えました。
この感染症で我々が学んだ1番根源的なところはやっぱり
「つながり」って大事なんだなということなんだろうと
思います。顔と顔が見える場所で
生まれる「つながり」がいかに地域にとって
必要だったかということを実感しましたので
今年度は地域やコミュニティで色々な
「つながり」を作るために地域に既にある
公共施設などを積極的に利用して多くの人が
気軽に予約せずとも立ち寄って交流して
居心地よく過ごしてもらえる「たまり場」や
「居場所」となる拠点を増やす施策に力を入れていきたい
と思います。さらにこれまで進めていますけれども
スーパーサイエンスシティ構想で
目指す社会の実現に向けて色々な科学技術を
市民生活の課題解決に活かす取り組みであるとか
高齢者や障害者への支援、子育て環境の
充実など市民が今必要としている
様々な施策を行うことによって「市民の多様な幸せづくり」、
市民のそれぞれの形の幸せを作って
いきたいと思っています。では具体的に何をやるかと
いうとですね、公約事業のロードマップには
6本の柱を掲げていますので、
その取り組みごとに6つ紹介をしていきたいと思います。
まず1つ目は、「徹底した行政改革」です。
元々はインターネット投票を
できるようにしようと進めてきていましたけれども、
なかなか総務省の緩和が進みませんので、
まずは移動期日前投票所、
オンデマンド型で高齢者や障害のある人が
投票しやすい環境を作るために
自宅の前まで投票箱が来るというような
サービスを行っていったりします。
あるいは生成AI、今注目されていますけれども、
行政の分野でも役所まで来なくてもいいと
あるいは住所と名前何でも
書かなくていいというようなデジタル化
オンライン化も積極的に進めていって
市民の皆さんの利便性を高めていきたいと、
他にも様々あるんですけれども、たくさんあるので
割愛をしてですね、どんどんいきますが、
2つ目「安心の子育て」については、
新しく「こども未来センター」というセンターを
市役所の中に作ります。これは全ての妊産婦も
子育て世帯も子どもも対象として
多様な課題に一体的な相談を受けられる体制をつくる
そのためのセンターですので
是非ご利用いただければと思っています。
そして新たに1か月児健診事業や1歳児の
担当保育士を国の配置基準よりも手厚く
配置する民間保育施設への補助、
それから公立幼稚園のプレイルームへの
空調設置など保育の質や教育環境の向上を
図りたいと思っています。
放課後なかなか今、子供たちが行く居場所が
ありませんので、学校の中で体験活動ができる
「アフタースクール」という事業のモデルを
開始します。それから県立高校が
少なくてですね、市内に遠くまで通っている
世帯の支援のための遠距離通学の
支援金事業を始めるといったことを含めて
様々な形で保護者や児童生徒そして子どもたち
一人一人に寄り添った多様な育ちや学びを
作っていきたいと思っています。
3つ目は「頼れる福祉」ですけれども、
高齢者の補聴器の購入費用の助成事業というのを新たに
始めます。やはり聞こえないとですね、
なかなか出かけるのも億劫になっていったりして
人とのコミュニケーションが減っていって
認知機能にも影響してしまうと
いうことがありますので、
まず聞こえやすくするための補聴器購入補助
それからお出かけをするための
高齢者タクシー運賃の助成事業も今までは
いろんな制限あったんですが、今年度から
80歳以上の全ての人に拡大をしたい
と思います。そして障害者の自立した
生活を支援するための障害者団体等への
補助金を拡充していったり若年がん患者の
療養生活に要する費用を助成をして
いったりですね、これまでもやっている
「つくば子供の青い羽根学習会」の拡充など高齢者で
あるとか障害のある人とか病気のある人が
住みなれたつくばで自分らしく
ここだったら暮らしていけるなと安心していけるような
そして幸せを感じられるような施策
を一つ一つ丁寧に進めていきたいと思っています。
4つ目の「便利なインフラ」については
今、2024年問題ということで運転手ですね、
残業時間の規制が極めて厳しくなりましたので
バスネットワークの見直しを行いました。
簡単に言うと運転士が本当に足りていないので、
バスの減便をしなくてはいけないのですが、
それでも通勤や通学の時間帯、
ニーズの多い時間帯はなんとか少しでも
皆さんが困らないようにするような
ダイヤ改正を行ったり停留所を新しく作ったり
しています。周辺自治体との
広域連携も含めてですね、今色々な取り組みを
進めています。それから自転車の移動手段と
いうのも、もっともっと積極的に活用
したいと思っていまして、筑波山ゲートパークに
オープンした自転車施設は非常に
人気ですけれども、それだけではなくて
市民の皆さんが日々自転車に乗れるようなですね、
環境を作っていきたいと思っています。
5つ目の「活気ある地域」については、
これも昨年から様々進めてきました。
労働者協同組合の設立時の運営費用の補助金を
新たにご用意をしました。また、地域の特色を
生かした新たな仕事や生活を生み出す
つくばで「クラフトライフ」と呼んでいる生活を
実践する人材を伴走をしながら応援していく、
そういう事業も行います。周辺市街地の
取り組みも様々進んできていますが、
いよいよ次のステージに移ってですね、
取り組みの事業化であるとか収益化に向けた支援も
しっかりしていきたいと思っていますし、
地域の産業や農業、最近ですと
ワイン特区ですとか、お酒もありますし、
ビールも新しいブルワリーができたりしていますが、
そういったものも含めて地域の中での
経済を豊かにしていく取り組みをして
いきますし、市内の森林ですね、なかなか
荒れてしまってる森林が多いんですが、
この森林を、所有者と借りたい人を
結びつける「森林バンク制度」というのを
新たに作ります。これを使いたい人たちがですね、
管理をして、また1つの「たまり場」に
なるような活動の拠点となるような
森林の利活用の新しい、これも取り組みも
チャレンジですけれども進めていきたいと
思っています。最後6つ目の「誇れるまち」については、
昨年脱炭素先行地域に選定された
つくば駅周辺のモデル地区で、色々な人たちと
協力しながら2050年の
カーボンニュートラル達成に向けて
進めていきたいと思っていますし、中央図書館はですね、
リノベーション事業を進めていきますし、
筑波北部公園には障害があってもなくても
ずっと楽しめるようなインクルーシブ遊具を
これは大規模に設置を
するなど、今ある施設に色々な形で
人が集まって交流が生まれる場所に改修をしていく
それが、まちの魅力を高めていくだろうと
そういう考えのもとで進めていきます。
もちろん、県から移管を受けた洞峰公園はですね、
市民や地域の皆さん、有識者の皆さんと
協議をしながら、これはもうつくばの
貴重な自然遺産であり環境としても
極めて恵まれている場所ですので、
いい形で次代に繋いでいきたいと思っています。
以上が6つの柱のご説明ですけれども、
市長就任から7年が経ちまして、この間に
パンデミックもありました。
気候変動による災害の影響も受けました。
市民の暮らし方や考え方も変化をしてきている中で、
つくば市は昨年全ての市の中で人口増加率が
日本一ということになり、
これは何々ランキングといったようなイメージでもなくて、
実際につくばに住みたいと選んでくださっている方が
数字で増えていますので、
非常に価値があるものだと思っています。
一方で新たな課題も生まれてきていますので、
令和6年度も市内の本当にあちこちで
皆さんと丁寧な対話を積み重ねながら
「世界のあしたが見えるまち」を「ともに創る」ために、
市民とともに政策を進めていきたいと思っていますので、
どうぞよろしくお願いします。
色々な場所でお会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました。

今年度は「市民の多様な幸せづくり」をテーマに掲げ、市民が「今」必要としているさまざまな施策を実施します🫱🏻‍🫲🏻
主な取り組みとして、地域にある既存の公共施設などを利活用し、多くの人が気軽に立ち寄り交流できる「たまり場」や「居場所」
となる拠点を増やしていきます🏫✨
その他にも様々な施策を実施していきますので、ぜひ動画で詳細をご覧ください🔍

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