【スカッと総集編】実家の料亭でママ友が50万円の予約を当日に無断キャンセル。ママ友「主人はヤクザよ?キャンセル料払わせる気?」するとマスター「同業なら容赦しねぇぞ」ママ友

[音楽] 金持ちママともに目をつけられ実家の亭で 食事会を開くことになった私もしもし今日 お宅に貸し切りの予約を入れた広瀬です けどやっぱり取り消させてもらうわ当日だ とキャンセル量50万円がかかってしまい ますがはあ払うわけないでしょ私はねヤザ と知り合いなのよ痛い目見たくなかったら キャンセル量の請求を取り下げなさい そう言いながらヤザを連れて店に現れた 彼女それを見たマスターが笑顔で 告げるなんだ新入かなあお前見たことある か彼の後ろから出てきた男性にヤザは顔を 青くしマ友は焦った表情を見せるその後 彼女は男性に引きずられて店を出ていって しまい は用地に通わせている専業主婦だ私の父は 亭を経営しており私が高校生の時はお店を 手伝ったことがある人見知りな私の性格を 心配した父が店を手伝ってほしいと声を かけてきたことがきっかけだ私はとても嫌 で仕方がなかったお客様という他人と一体 何を話せばいいのかわからず始めはとても 苦痛だったしかし3年以上続けると すっかりてき大学を卒業する頃には知りを しない明るい性格になっていたそのおかげ でマ友とすぐに仲良くなり今でも順調に 関係が続いているそんなある日のこと仲が いいマ友たちと喫茶店へ行った時実家の話 になった1人は地方で農業をしているもう 1人は都内で今でも仕事に励んでいるなど と話していた時派手な服に身を包んだと さんが口を開いた私の実家は裕福な家庭 でしてねとても広い家と庭があって着生し た時はそこで子供たちを遊ばせているのよ 彼女はその時の動画よと言いスマホの画面 を私たちに向けたそこには綺麗な芝生の上 ではしゃいでいる近子さんの子供たちの 映像が流れていた楽しそうにママと彼女を 呼ぶ子供たちの顔はキラキラしている素敵 ねおしゃれだわとマ友から賛を浴びている 近子さんは得意気な顔をして頷いている 近子さんもその実家もとてもお金持ち らしい私では考えられないような贅沢を 楽しむ人でマ友同士で集まる時は必ず彼女 の自慢話を聞くマウントを取られていると 感じることもあったが私は気にしてい なかったわとても広くて素敵なは子供たち も楽しそうでいいですね上期限になった 近子さんは他にも金持ちらしいエピソード を披露し注目を集めた羨ましいなと思い ながら話を聞いていると近子さんが私に話 を振ったまなさんのご実家は何をされて いるの私の実家は父が両を開いているん ですそう答えると他のマ友が興味を示した

どんなお店か何を提供しているのか写真は ないのかと質問攻めを受ける父の両が 大好きな私は写真を見せながらどんな店な のかを説明した私が子供の頃は喫茶店だっ たが現在は高級亭になっている新鮮な野菜 やお肉お魚を美味しくいただけるように こだわった父の料理はほっぺが落ちるほど おいしいと話題であるマ友たちが素敵なお 店ねおしゃれだわ料理も美味しそうと たくさん褒めてくれて私は嬉しかった よかったら遊びに来てくださいねそう言っ て顔をあげた時冷たい視線が私に 突き刺さった見ると明らかに不機嫌な顔を した近子さんが冷たい目で私を見つめてい た何かまずいことでも言っただろうか一言 謝ろうとした時別のマ友が近子さんに話を 振った すると彼女の不機嫌そうな顔はすぐに治り いつものように自慢話を披露し始めた私は おしゃれな亭よりももっと素敵なバーを 知っておりますわ私の旦那はそのお店にお 酒を下ろしているのよだから私はその オーナーとも仲良しですわまたマ友たち から注目を浴び始めた近子さんは勝ち誇っ た顔をしてこちらを見たそれを見て私はん となくしたおそらく彼女は私に話題の中心 を奪われたことが気に入らなかったの だろうとりあえず機嫌が治ってよかったと ほっとした私は少し冷めたコーヒーを飲ん だそれから1時間後子供を迎えに行くため にお茶会は解散帰り際は近子さんが私たち にとても楽しかったですわまたお茶会し ましょうねと言い高そうな車に乗って帰っ ていった次回のお茶会では近子さんの機嫌 を損ねないように話題の中心にならない ようにしようそう思っていたのだがこれ 以降近子さんは私に嫌みを言ってくるよう になった彼女が私に嫌みを言うのは息子の 幼稚園への送迎の時こんにちはまなみさん 今日も元気そうねこんにちは近子さん息子 もこんにちはと挨拶を返すが子さんはそれ を無視するそして彼女は私を上から下まで 観察するとこう言ったなんかその服ダサく ないかしら私は今白シャツにジーパンと いうラフな服装であるおしゃれなワン ピースを来ている近子さんと比べると確か にダサいかもしれ ない確かに近子さんのワンピースとても おしゃれですよね私がそう答えるとさんは 大きなため息をついていっ たそんな格好じゃ恥ずかしくて息子君が かわいそうじゃないの服も買えないくらい お金がないのいえそういうわけじゃない ですよ今から公園に遊びに行くので動き やすい格好で来たんです近子さんと会話し

ていると息子が手を引っ張り早く公園に 行こうよとせかしたすみません子さん私は これで失礼し ます立ち去ったその翌日幼稚園に息子を 送っていくとマ友たちがひそひそと何かを 話しているおはようございますと挨拶すれ ば返事が帰ってくるがなんだか よそよそしい一体どうしたのだろうか 不思議に思っていると仲のいいマ友が まなみさんおはようございますと言い ながら駆け寄ってきたその表情はなんだか 暗い一体どうしたのかと尋ねるとマ友が口 に手を当てこそっとこんな質問をしてきた まなさんのご実家のお店って経営ななのえ Kなんびっっくりした私は思わず大きな声 で大返しをしてしまった経営難なんて とんでもない今も父の亭は地元の方々に 愛されているお昼頃になると常に満状態に なるくらい だんないよと手と首をブンブン振るとママ 友は言った無理してごまかさなくていいの よ近子さんから話は聞いているから私も力 になれることがあったら何でも言ってね できることなら何でもするからそれじゃあ ちょっと立ち去ろうとするままとに声を かけたが彼女は1度も振り返らずに仕事へ 行ってしまった実家の亭が経営なんだ なんて根も歯もない噂を近子さんが流した の1人で混乱していると今度はあらまさん じゃないのと声をかけられた振り返ると 近子さんがニヤニヤしながらこちらを見て いたどうしたのそんな浮かない顔なんかし ちゃって実家の店が経営なんで心配かしら 近子さんなんで経営なんだなんて嘘の話を 広めているんですかあら嘘ってわけじゃ ないでしょ経営なんだからそんなダサい服 しか着てないんでしょ違いますよ思わず 大声で反論すると近子さんはふふっと笑っ たそんな無きにならなくていいわよこの後 時間あるんでしょカフェでお話しし ましょうよみんなも誘ってあるからそう 言いながら近子さんは視線を後ろに移した 私もそちらを見るといつもお茶会えに行っ ているママ友メンバーが立っていたみんな 心配そうな顔をしてこちらを見ている みんな行きましょう彼女の先導により私と マ友はいつものカフェに向かった話を聞く 限り近子さんは私より話題の中心になる ため嘘の話を広めたらしいとりあえず形 だけの謝罪を受けた後前回のように私が題 の 題を変えようとみるが友たは私の実家の亭 に興味を示しておりどうしても話が戻って しまう困りはてていると近子さんが言った 皆さんそんなに気になるんでしたらまな

さんのご実家へご飯を食べに行きません 彼女が提案するとマ友たちは賛の声をあげ たもちろんいいですよねさんもち構いませ んよそれじゃ貸し切りしてちょうだいねえ 貸し切りですかすみませんうちは貸切に 対応してないんですよはあこのカフェだっ てそうだけどいつも貸し切りにしている じゃないの例外は認めないわ近子さんが 主催のお茶会はいつも彼女が貸し切りの 予約をして開かれるのだだからと言ってに 応していないに共されても困る絶対に 貸し切りにしてちょうだいねそうじゃ なかったら私行かない からわかりました近子さん1人だけなら来 なくて結構ですと反論できたのだが他のマ 友たちの手前強く断れなかった週末私は 実家に帰って父に子さんのことを相談しに 行ったカウンターに座りとマスターのさん に今回の一見について相談するママ友の ことは私1人で解決するべきなんだけどさ このままじゃ息子にまで嫌がらせが続くか もしれないそれだけは避けたいのだから 父さん無理なのは承知だけどその日だけ 貸し切りにできないかな娘の頼みなら聞く よ桜庭さん頼めるかい構いません ありがとう父さん桜庭さん 私はその場で近子さんに連絡を入れ 貸し切りが可能になったことを伝えると すぐに彼女から予約の連絡が入ったこれで 嫌がらせが少しでも減ればいいのだがそう 考えていた私は甘かった近子さんが予約を 入れた時間になってもマ友たちは現れ なかったマ友や近子さんに連絡を入れて みるが反応はないそれから30分ってから のがった私が出ると子さんの声が聞こえて きたもしもし今日お宅に貸し切りの予約を 入れた広瀬ですけどやっぱり取り消させて もらうわえキャンセルですかキャンセル するなら当日じゃなくてもっと早く連絡し て欲しかったすでに料理が用意されていて あは提供するだけだったのにそれでしたら キャンセル量50万円を いそう言うと子さんは大声で反論したはあ 払うわけないでしょしかも50万なんて ぼったくりじゃないのいえぼったくりでは ないですよ打ち分けもありますのでお 支払いいただけないでしょうかだから払わ ないって言ってるでしょ返答に困っている と父が私から電話を取ったそして スピーカーモードに切り替えスマホで録音 しながらキャンセル量を請求し始める しかし近子さんは耳を重い挙句の果てに こんなことを言い出した私はねヤザと 知り合いなのよ彼らに言えばあんたたちが どうなるかバカでも分かるでしょう痛い目

見たくなかったらキャンセル量の請求を 取り下げ なさいやだと私と父は思わず顔を見合わせ た最近近所でヤザを見かけるとの噂があっ た被害にあった店があるとは聞いたことは ないが反射的に怯えてしまうその様子を見 ていた桜庭さんが私たちにメモを見せてき たそこには俺が何とかするからヤザでも何 でも連れてくればいいよと書いてある私が どうしようかと考えていると父がとにかく キャンセル量を支払いに来てくださいヤザ でも誰でも連れてきて構わないので と言ったすると近子さんはいいわ今夜 そっちに向かうわと言い電話を切った桜庭 さん父さん大丈夫なのもし本物のヤザが来 たら不安を口にすると桜庭さんが親指を 立てながら大丈夫大丈夫と笑っている父も 彼の考えが分かっているのか桜庭さんに 任せようと言っている本当に大丈夫なの だろ その日の夜私は片手にスマホを抱えいつで も警察を呼べるように構えながら近子さん が来るのを待った店のドアには臨時休業の お知らせの看板を下げているためお客様が 入ってくることはないしばらく待っている とからんころんとドアベルが鳴り近子さん と小の男性が入ってきた男性は鼻や口耳に ピアスをつけており腕にはタトゥーが来 られているぎりとこちらを睨む目は迫力が あり目があった私は思わず後ずさった そんな私を見た近子さんはにやりと笑って こう言ったあらまなさんたらビビっている のま仕方ないわよね本物のヤザを見たら誰 でもこうなるわよ彼女は店内をぐるりと 見回すと少し驚いたように両って聞いてい たけどでバーみたいになっているわねと 呟いた昼間は両ですが夜はバーをやってる んですよあそうそれで店主だかマスターだ か知らないけどヤザ相手にキャンセル量を 請求しているおばかさんはどこにいるの もしかしてそこのあなたかしらそう言って 近子さんはコップを拭いている桜庭さんに 声をかけたそこで初めて顔をあげた桜庭 さんはいらっしゃいませ と低い声で言ったモを気にしている彼は 普段は穏やかな声を出すように努力して いるしかし素の声は低いためコモと 合わせるとなかなか怖い子さんが連れてき た男性を見た桜庭さんはへえと言いながら じろじろ見たなんだ新入りか組長から何も 聞いてないし挨拶もされた覚えもないけど ななあお前見たことあるかそう言って桜庭 さんは誰かに声をかけたその後からさらに コモでタトゥーが顔に掘られている屈強な 男性が現れた男性は何も喋らずにじっと

近子さんが連れてきたヤザの男性を見つめ ている近子さんが連れてきた男性はおおい 嘘 だろ本物がいるなんて聞いてねえよと叫ん で店から出ていってしまった取り残された 近子さんはどういうことと焦り恐怖で動け ないでいる屈強な男性は桜庭さんが呼んだ 知人であり本物のヤザではない近子さんが 来る前に男性にタトゥーのシールを貼った のだ鍛えられた体と怖い顔を見たら勘違い するのは仕方ないと思う私も始めはビビっ たしていうかさんが連れていたあの男性は ヤザではなかったのか桜庭さんは近子さん に向かって話しだしたあんたの計画俺は 知ってたよ私の計画何のことよたまたま 知り合いの店に行った時あんたとさっき出 て行った男が話していた内容を聞いてたん だまなに嫌がらせをするためにドタキャン することや後輩にヤザのふりをしてもらっ て脅してもらうことをないつも金渡して やってるらしいじゃねえかいつか本物に 出会ったら痛い目に会うぞ本物に出会っ たらてまさか私たちを騙したのね近子さん が怒り出したその時またカランコロンと ドアベルが鳴った入ってきたのは若い男性 でダンボールを抱えている遅くなってすみ ませんあなたなんででここにいるのあれ 近子じゃないかお前こそどうしたんだ飲み に来たのか入ってきたのは父の店に酒を 下ろしている広瀬さんだった今まで知ら なかったが彼は近子さんの夫だという広瀬 さんいつもありがとうご苦労様です ありがとう広瀬さん桜庭さんと父は広瀬 さんに親しげに声をかけている雰囲気から 親しい仲だということが分かった軽く雑談 をした後父が広瀬さんに申し訳ないんだが 話があるんだと言った話なんですか父は 近子さんの夫にキャンセル量50万を請求 したがヤザを連れてきてなかったことに しようとしていたことを話して聞かせた その間近子さんが逃げようとしたが桜庭 さんがどこ行くんだと引き止めた 彼女は話を聞きながら入り口の前で顔を 青くして俯いている広瀬さんはうちの妻が 大変申し訳ございませんと父と桜庭さんに ふぶかと頭を避けたすぐに近くのATMに 走って行きキャンセル量の50万円を父に 支払うと近子さんを引きずって店から出て 行った数日後私は父の店でマ友から聞いた 話を桜庭さんと父に話していた今回のこと で広瀬さん夫婦は離婚したらしいですよ 地子さんは旦那さんにお得意様の前で恥を 描いたことの慰謝料と建て替えた50万円 を請求されているさらに真剣は旦那さんに 渡っており家も追い出されたとか現在は

実家に帰り慣れない仕事をして支払いをし ているという一度近子さんを町で見かけた ことがあったがおしゃれに着飾っていた 彼女の姿は見る影もなかった桜庭さん助け てくれてありがとうございましたいやいい んだよたまたまあの人の計画を盗み聞き できたからこそできたことだしなあとヤザ の名を語って騙すようなやは許せねえし 最後に呟いた桜庭さんの声は近子さんに 聞かせた時のように声が低く目がぎらりと 光った気がし たさんも彼が呼んだ知人もヤザとは関係 ないと否定していただけどもしかしたらと 思わず考えずにはいられなかった桜庭さん には逆らわないでおこう桜庭さんが入れて くれたお酒を飲みながら私はそう考えるの であっ たお父さんに食中毒になるようなもの食べ させるわけないじゃ ない私には食べさせていたのに 固まる義母に見せつけるようにスマホの 画面を向けたスマホにはキッチンの床下 収納の写真が表示されている写真を見た 義母の顔がみるみるうちに青くなっていっ た私の名前は あ夫のゆとは新婚と言われる時期を過ぎて も仲が良く幸せな毎日を過ごしている そんな私にも1つ悩みがあったそれは疑に に行った後必ず腹痛に襲われること だ自家へは週末にゆうやけさせてもらって いるきっかけは3年前の義父の入院だ3年 前義父が入院し手術をしたことでかなり 体力が落ちてしまった入院前は足腰も しっかりしていて1人でどこまでも歩いて 行ってしまうような義父が杖をつかないと 歩けないようになったほどにそのことを 心配したゆの頼みで家近くのアパートに 引っ越したのだゆと私は週末になると疑 実家に顔を出し岐阜のリハビリに付き添っ たり身の回りの世話をした当時周りから 義理の親のためによくそこまでできるねと 言われた私がここまで義両親のために動け たのは亡くなった母の教えの影響が 大きい母は結婚直前に病気で亡くなって しまったのだがその母が亡くなる直前に 言っていたの だもし私がいなくなったらゆさんのご両親 を本当の両親だと思って親高校するの よその言葉があったからどれだけ仕事で 疲れていてもゆうやけていいと言われても 義両親の手助けをやめなかっ たその会あってか現在の義父はすっかり 元気になった体力もだいぶ回復したのだが 将来的に必要になるであろう介護のことも 考えそのまま義実家の近くに住んで

いるその時の中間もあって今も毎週末義実 家に顔を出しているのだがいつの頃からか 義実家から帰った後は必ず腹痛が起きる ようになっ たひどい時は夜中に救急車で運ばれるほど の痛みに襲われることもあったこれは何か 病気にかかっているのではないかそう考え 近所の病院でいくつも検査をしてもらった しかしどの病院で検査をしても身体的な 異常は見つからない何度検査をしても異常 なしと診断されそのうち腹痛が起きても 病院へは行かなくなっていっ た私も ゆうやけていることもありストレスや疲れ が腹痛の原因なのだろうそう自分を納得さ せた週末になるたびに体調を崩すそんな ことが日常とかしてしまったとある週末の こと だ私たち夫婦は長年の付き合いがある友人 夫婦と小旅行に出かけることに スケジュールが合わず友人夫婦としばらく 会えていなかったので私はとてもこの旅行 を楽しみにしていた体調を崩さないかだけ が心配だったが絶対に旅行に来たかった私 は旅行の1週間前からストレスををめない ようにできるだけ安静に過ごすよう心がけ たさらに旅行先にある病院を事前に調べて リストアップし体調を崩してもすぐに病院 に行けるようにしたそうして万全の準備で 挑んだ旅行久しぶりに会った友人夫婦は相 変わらず冗談好きの面白い人たちで何も 変わっていないことに安心した観光地を 巡り記念に4人でたくさん写真を撮っ たたくさん歩き回ってクタクタだったが夜 に予約した少し高めのレストランでの ディナーはとても美味しかっ たねえあね私たちに何か報告があるんじゃ ない の食事を終えそろそろホテルに戻ろうかと いう時友人がそんなことを言い出した満面 の意味でそういう彼女に私は戸惑いが隠せ なかった え何もない よまたまた何かある でしょう本当に何も思いつかず困惑する私 を見て今度は彼女の方が戸惑ってい たおめでたなんじゃない の思いもよらないことを言われると人は頭 が真っ白になるようだ妊娠なんてしてい ないことを伝えると今度は友人の方が びっくりしたようだっ ただってゆさんあの象ばっかり気にして てっきり妊娠したのか と確かにゆはこの2日間私の体調を常に気 にしてくれていた寒くないかしんどくない

かお腹は大丈夫か言葉だけ聞くと妊娠した 妻を思いやっているように聞こえるかも しれ ない違うよここ最近休みになるとお腹が 痛くなるってことが続いてる から私は友人にここ最近の体調不良のに ついて説明した平日は何ともないのに週末 になるとひどい腹痛に襲われることに病院 へ行っても異常は何も見つからないこと 仕事のストレスや疲れが原因だと思って いることを話し終えると友人はこんなこと を言い出し たそれって姑との策略ってやつじゃ ない思いもよらぬことを言われきんとする 私をよそに友人は話し続けた だって週末になると体調崩すのに今日は 元気じゃんそれって疑実家に行くと体調崩 すってことだよ ね言われてみれば今日は心配していたほど 体調不良にはなっていないお姑とさんが 何かしてるんじゃない食事に何か混ぜてる と か臨場官たっぷりにそう話す彼女が おかしくて思わず笑ってしまっ たそんなドラマみたいなことあるわない じゃ ないゆの方を見るとゆもクスクスと笑って いた何よそんなに笑わなくてもいいじゃ ないうちの親がそんなことできるわけない よそう言って2人で笑って流した冗談好き の友人が言ったブラックジョークこの時は そう考えていた旅行に行った次の週末の こといつも通り義家へ行くと義母は機嫌が 悪くピリピリしていた先週の旅行のお土産 を渡してもむすっとしたままで義父が 嗜めるほどだっ たいつもは話しかけると笑顔で返して くれるのに何を言ってもそっけない 返事あまりにもいつもと違う義母の様子に 戸惑っていると義母がぼそりと呟い た先週ずっと待ってたのにえゆさんから 連絡来てなかったですかちらりとゆを見る と目をそらされたどうやら連絡するのを すっかり忘れていた らしいせっかくお料理用意して待っていた の に話を聞くと義母は先週知り合いから良い お肉をもらったからと張り切って料理を 作って待っていたらしいしかしいつまで たっても私たちは来ずゆに連絡をしても 帰ってこない私たちが来るのを楽しみにし ていた義は私たちが来ないことを非常に 残念がっていたのだそう だ知らなかったとはいえ悪いことをした そう思って義母に謝ると少し機嫌が戻った

ようだっ た今日は絶対にうちでご飯食べていき なさいいいわねそう年をされ私たちは昼食 をご馳走になることになっ たいつもはこんなに強く食べていけと言わ れることはなかったのではよっぽど楽しみ にしてくれていたんだなと反省し たいつものように義母と2人でご飯の準備 をしていると電話が鳴った義母は義父に 電話に出てもらおうとしたようだが岐阜の 部屋は家の中でも橋にあるため義母の声は 届きづらいよう だあねさん悪いけど火を見ててくれる かしらそう言って義母は部屋を出ていった 義母が盛り付けはしてくれていては味噌汁 をようだけだ味噌汁をお椀に襲い終わって も机に料理を並べ終えても規模は戻ってこ なかったどうやら話に夢中になっている らしい母さん遅いな待っててもあれだし先 に食べ始めよう かそうねと返事をしてふと何気なく机の上 に視線を落としたその時先週の旅行中の 会話が思い出された冗談好きな夫婦が 思いつきで言ったであろう 言葉ねえ本当に何かされてたらどうするえ ああ先週の 話突拍子もないことを言った私に少しゆう は驚いたようだがすぐに先週の話だと 分かったよう だ試してみない試すってどうするんだよ こうするの私は机に置かれた自分の皿と側 にあった義父の皿を入れ替え たこれでもしお父さんに何かあったら本当 にお母さんたちに何かされて るってことでしょ私にしては珍しく いたずら心が湧いたのだ ゆうやけ たこれでもし母さんに何かあったら俺も 何かされてるってことだなそう言い残して 義父を呼びに行った義父がリビングに来て もまだ義母は電話で話をしていた義母を 置いて3人で食事を始める義父はさがいつ もと違うと気づいたようだが特に何も言わ れなかった義父が味噌汁を口に運ぶその 様子を義父にバレないようにじっと見つめ たうん うまいその後も至って普通に料理を食べ 続ける義父ほら何もないじゃないゆの方を 見ると ゆうやけていたゆうやけfamilyに 見えない位置でこっそり手を水平に動かし たセーフそんなゆうやけこえた気がした しかし食事を始めて5分ほど経った時突然 義父の様子がおかしくなった仕切りにお腹 をさすり出し次第にお腹を押えてまるまる

ような姿勢になる父さんどうしたのはら が義父の顔は青めて油汗が浮かんでいた そしてうめき声をあげながら床に倒れ込ん でしまった お父さん義母はただならぬ気配を感じたの かリビングに戻ってきた義父が床に倒れて いるのを見て義母がすぐさま救急車を呼ん だすぐにやってきた救急車で義父母は病院 へと向かった私は2人を見送った後すぐに 病院へは向かわずにキッチンを物色した 胸騒ぎがしたのだ何も起こらないと思って いたのに義父が倒れてしまったしかも私と 同じように腹痛を訴えて食事中の出来事 だったので料理に何かされていた可能性が 高いと思いキッチンを見回ったゆうやけで 探しても何も見つからなかった考えすぎか なそう思ったがまだキッチンの床下収納を 確していないことに気づき開けてみるそこ にはあ用と書かれた青いプラスチックの ケースが置かれていた嫌な予感がした蓋を 開けるとそこにあったのは液体につけ込ま れた数々の食器よく見ると箱の横には白い 粉末が入った透明の袋があり袋には義母の 字で下剤と書かれていた同じように材と 書かれた袋は他にも何袋も さらにその近くにはネットで注文したと 思われる大量の材が置かれていたこの材を 砕いて粉にしたものがこの粉末の正体の ようだ写真を撮ってすぐにゆと2人で病院 へ向かっ た本当に何も思い当たることはないです か私がわざと腐ったものを食べさせたって いうんです か病院に到着するとの興奮した声が廊下に 響き渡ってい たそんなことは言ってませんただ食事中の 出来事ということなの で医者がそうさすように言っても冷静さを 書いている義母は医者に疑うなんてひどい と涙ながらに訴えていたお母さん落ち着い て ください私が2人の間に割って入ると医者 は少しほっとした表情を見せ たご家族 ですかはいと答えると丁寧に義父の容を 説明してくれた義父は病院に運び込まれた 当初は下痢が止まらなかったが今は 落ち着いているとのこと食事中に起きた 腹痛ということで食中毒の可能性を指摘 すると義母が突然興奮し始めたそうだ お父さんに食中毒になるようなもの食べ させるわけないじゃ ない私には食べさせて 固まる義に見せつけるようにスマホの画面 を向けたもちろんスマホにはキッチンの床

した収納の写真が表示されている写真を見 た義母の顔がみるみるうちに青くなって いったこれ材ですよねそう書かれてます もんね食事にこれ混ぜてたんですかそんな ことしてないわ疑うなんてひどいめをよそ に医者はもうと言い残し去っていった じゃあこれは何なんですか何に私の食器を つけてるんですか知らないわよ義母を 問い詰めても知らないの一点張りで話に ならなかった倉庫をしていると医者が戻っ てきた下剤が食事に入っていたのなら下痢 が止まらないのも納得ですあの様子だと かなり大量に材を飲んだようです ねもうが多ければ死んでいてもおかしく なかったんです よ義母はその言葉を聞いて静かに泣き出し たお父さんをこんな目に合わせるつもり じゃなかったのあさんのお皿に混ぜていた のにどうし てやはり義母は私の皿に下剤を混ぜていた らしい最初は下剤を溶かした液体に私の皿 をつけ込んでその皿に料理を盛り付けてい ただけだったようだしかし少しお腹の調子 を崩すだけでケロッとしていたのが気に 食わなかったようでさらに粉末の下剤を 料理に混ぜたりしていたようだ今回は先週 の旅行で予定が狂わされたことに起こり 普段より多めに下山を混ぜたのだという 母さんこれは犯罪だよそれなりの処置はさ せてもらうから ねゆと私は病院から義母を追い出したその 後回復した義父に全ての事情を話した ところカカに起っていたそして義母を 訴える方向に話が進んだ義母は訴えられる と知って義父に泣きついたよう だあなた許してちょうだい家族でしょもう こんなことしない からゆうやけたと思って悔しくてちょっと 痛い目に合わせたかっただけなのでも まさかこんなことになる なんて涙を流して話す義母に義父はこう 言ったそうだ殺されかけて許せる人間が どこにいる自分のやったことの始末くらい 自分で つけろそして離婚届けも突きつけたらしい 犯罪者と婚姻関係なんて結んでられん出て いけそう言われた義母はその場に へたり込んでしまったのだとか義母を 追い出した後すぐ義父の知り合いの弁護士 に頼んですぐに手続きを始めたしかし義母 が毎日のようにうちや義家に来ては刑務所 は嫌だとめいたため訴は取り下げ時男金を 請求することにした義母は刑務所に入ら なくて住むならそれでいいと言いほっとし た表情で帰っていった後に聞いた話だと

義母は何を勘違いしたのか周囲に泣けば なんとかなるものね刑務所に行くくらい なら万なんて安いものよと話していたそう だ実際は数10万どころではなく規模が ギフト離婚した際に財産分与で渡した金額 とぴったり同じ金額を請求したそんなお金 はないと義母は拒否したが私とゆが弁護士 に義母が財産分与で同じだけ受け取って いることを報告していたのでそんな言い訳 は通用しなかったこうして義母が持って 行った義父のお金もきっちり収義母は ずっと専業主婦で6に貯金もなく義父から の財産分与でしばらく生きていくつもり だったようだがその希望を打ち砕き痛い目 に合わせることができたあの年だと雇って もらえるところもないらしく無一問で借り られるアパートもないため路上で生活をし ているらしい私たちふふわと言うと義父を 1人暮らしさせるわけにもいかず家で同を 始めた不良に こともなくなりギフト3人で平穏な毎日を 過ごして [音楽] いるあなたには私がついてるからだから 元気出して今まで家族仲良く暮らしていた 俺の母が突然失踪した俺も妻も母のことが 大好きだったので本当に落ち込んだしかし 1週間後母の荷物を整理しているとが 見つかる日記を呼んだ俺はそこ家を 飛び出し俺はかける年は35で不動産業を 営んでいる会社に務めて いる勤務している会社は父の会社の子会社 でゆくゆくは父の本社に入り会社を継ぐ 予定だ今不動産のことはもちろん会社経営 など修行中のみであるいつも通り朝覚める とたの布団は空っぽだったまだぬりが残っ ている先に1階に降りて食事の準備をして いるようだトントントンと包丁を使う音が リズムよく聞こえてくる俺は身宅を整え 朝食を取るために1階のダイニングに 向かう階段を降りながらふわっと出しの 香りを感じるこの瞬間がたまらなく好きだ 毎朝感じるこの匂いに体が少しずつ目覚め ていくダイニングに入るドアを開けると いつも通り俺の父たけしと母の香が ダイニングテーブルに着席していた おはよう母がおはようと俺に声をかけた妻 のみさはキッチンで味噌汁を注いでいる土 はぶすっとして新聞を片手に俺の方を ちらっと見たこの父はこう見えて1台で 会社を起こし子会社ができるほど会社を 盛り立ててきた実力者だかける例の案件の 進みはどうなんだ父さん順調だよもうすぐ 報告できるからそうかあとは孫の顔でも見 てわしは遠慮したいもんだなんて

な子供は授かり物だよもうちょっと待って 父は仕事に関しては厳しいが本当に面倒み が良くこうして食卓を囲んでいると冗談も 挟んできたりとおちゃめな一面もある一方 母は仕事一筋の父を支えてきた誰かの悪口 を言うような性格ではない心配症すぎるの がたに傷だが1人の俺を大事に大事に育て てくれた優しい母であるさはそのありにし て朝食にしましょうみささんもはいすぐ 行きますねどうぞ先に召し上がって くださいみさは朝食の片付けを軽く済ませ テーブルの席についた妻のみさとは学生 時代に出会った高の花の存在だったみさに 俺が一目惚れしたのがきっかけだ当時は 打ちだった俺だが少しずつ打ち解けやっと みさの気持ちを掴んだ特に趣味も特技も なくどこにでもいるような平凡な俺と結婚 してくれたのは本当に感謝している学生 時代みさも俺も実家暮らしだったのでお 互いに社会人経験を積みそこから数年後 晴れて結婚した結婚と同時に妻のみさは 退職だが妻は仕事ができるタイプの人間で 何でも器用にこなしている 専業主婦となったが今でも自営業である父 の手伝いをちょくちょくしていたのだ俺は 1人っこだったので両親の願いもあった 同居にも心よく同意してくれた本当に 嬉しかったみさは俺とは違って花がある タイプの人間だどんな時でも明るくパッと 花が咲くような笑顔で俺を優しい気持ちに してくれるそんなみをとても愛していた みさ今日のご飯もとても美味しいよ思わず エミがこぼれるありがとうしっかり食べて いってねパッと花咲ような笑顔で答えて くれる両親との同居は嫁姑とめ問題が 起こると同僚からもよく聞くが我が家は 全員が仲良しだご飯鮭の塩焼き味噌汁 卵焼きと俺の好きなものばかりだみさは 器用で料理も本当にどれを食べても おいしいみささんの料理は本当においしい わこれからも毎日お願いねお父さん お母さんお茶はいかがですかうんいただく とするよみささん今日の夕方サイクリング に行くから自転車を出しておいてくれない かわかりました準備しておきますねとたい ない会話をしつつ俺は締めのコーヒーを 飲み干すそれじゃあ会社に行ってくるな俺 はテーブルでお茶を飲んでいる両親を後に して玄関に向かうお弁当できてるわよ行っ てらっしゃいみさは手作り弁当を玄関口 まで持ってきて俺に渡してくれた俺の家は 父が自主であるためそれなりに広い定され たの木がずらりと並び不な池もある今日も 1日頑張るか爽やかな風が俺の後ろから 青い空に駆け抜けた特にこれと言って不満

もなく平和な日が俺の心をぼんやりさせて いた母もみさのことはとても気に入ってい て本当に自慢の嫁だわといつも近所の人に 話して いる高だそれなりに平和で充実した幸せな 日々が続いていた俺はこんな生活がいつ までも続くのだと疑うことさえなかっ たそんな生活があっという間に2年過ぎた 頃父のたけしが趣味のサイクリング中に 突然このよ去った警察の建文では事故と 判断され た警察が言うには3を走っているにレが 効かなくなりガードレールに衝突して しまったとのことこの日から突然幸せな 日々は崩れ始めた父さんなんで早すぎるよ 父は有数の不動産業を営み反映させた まだまだ勉強が足りないぞそんな父の声が まだ耳にこませて いるのを見て育った俺は不動産業を学ぶ べく同じ業界に務めた修行中のみである俺 はいつか父のようになりたいと思った父は 会社を信用ある人物に任せ最終的には俺に 会社を継がせようと段取りをしてくれてい た厳しさの中にも俺自身が自分の道を選ぶ ことに重きを置いてくれた 父いざいなくなると改めて父の優しさが とても大きかったことに 気づく俺は呆然とした一体どうしてまだ父 が亡くなった実感が ない人の命とはこんなあけなく終わるの か母も見たことがないほど落ち込んでい た母は家にこっているタイプではなく散歩 や買い物旅行も大好きなアクティブな人間 だそんなが部屋にこもりここ数日食事の量 も減り塞ぎ込んでい た母さんの体調が心配だなお母さんなら きっと大丈夫よ私もついているわみさは ぎゅっと俺の手を握り励ましてくれるみさ は母の心にもそっと寄り添ってくれていた お母さん少しお庭に出てお茶でもしません かみささんありがとういただく わみさの懸命な心遣いに母も少しずつ 立ち直ってきたみさと母は一緒に買い物に 行ったりお茶をしたりと本当の母と娘の ようだったそんなみさと母の姿を見て俺も 心が和んだ俺も落ち込んでばかりはいられ ない なは優しいだ結婚して本当に良かった 分厚い雨雲の中から太陽の日差しが 差し込みキラキラした雨上がりのようだっ たそんなことを思いながら3人暮らして これからも仲良くやっていこうと決意した 父が亡くなり俺は遺産を相続した社長だっ た父は相当なお金を持っていたが俺は合有 するタイプではないので全て貯金にに回し

たある程度お金の余裕も生まれ3人暮らし は特に不重なく仲良く暮らしていたそんな ある日母が突然失踪した何度も母の携帯 電話にかけたが繋がらないどうしたらいい んだみさもいつもの笑顔がなくとても心配 している様子だお母さん心配ね本当にどこ に行ってしまったのかしら俺は片っ端から 母が行きそうなところを探していた食事も 睡眠も取るに取れない母さんどこにいるん だあの心配症の母さんが何も相談なくい なくなるなんて事件だろうか事故だろうか 本当に検討がつかない真っ暗な闇の中を 彷徨っている身も心も疲労でいっぱいに なっていたきっと大丈夫絶対お母さん 見つかるわみさは手を取り心配そうな笑顔 で俺を励ましてくれ た俺の手にみさの手のぬくもりが伝わり 優しさが しみる真っ暗な闇の中にきらりと輝く花の ようだありがとう諦めずに探してみるよ俺 はに励まされまだ母の手がかりがどこかに あるかもしれないとひたすら探す日が続い た普段の仕事に加えて母を探し回っていた 俺は相当に疲労が溜まっていたのだろう 会社からの帰宅中俺はバタっと倒れて しまっ た幸い何ともなかったものの今日は1日家 で休息を取ることをみに進められた家の中 にいてもじっとしていられない 母さんふと母の部屋の前を通った母の部屋 の中は何回も手がかりがないか探していた シーンと静まった整頓された部屋の中に 入ると母の匂いに包まれたぎっと心臓が 締めつけられる思いに なる母さんどこにいるんだよ目をつり拳を ぎっと 握る再び目を開ける とがに入 そういえばこのタス鍵がかかってるところ があるんだよ な俺は笑にもすがる思いでタンスの鍵を 壊すことを決めたバキッと鈍い音が部屋に 響く鍵のかかったタンスの中にはなんと母 の日記があった母さん日記なんて書いてた の か俺は心の座付きを抑えながらも日を手に 読み始め た母の書いた文字を大ごとに俺の心臓は ドクドクと なる文字を追いかけると頭の中で処理でき ずページをめくる手に汗がすたるなんて ことだみさ本当なの か母の日記は毎回以下の文言から始まって いた今日はみささんにみさに毎日嫌がらせ を受けさらに言葉での暴力や脅すような

ことを日々言われていたことが書かれてい たのだ母の日記を読み終えた直後背後から みさがすっとやってきたあら日記読んだの いつも通りの笑顔で俺に接してくるみさ何 度支えられたかわからないのその笑顔に 通りと憎みが に聞きたいことがたくさんあるはずなのだ が俺はうまく言葉にできない母さんはどこ にいるんだ知らないわ勝手に出ていったん だ ものみさの不気味な笑顔が俺の思考を ぐちゃぐちゃにしていく俺はみさに何も 言葉を発することなく車に飛び乗った車の 中で大きな息を吐いた母さん生きててくれ 絶望と不安に駆られながらも冷静になら なければと自分に生かせた焦る心を抑え アクセルを踏みハンドルをきつく 握りしめる母さんはここにいるはず俺は 日記を頼りに母の実家である新潟に向かっ た高速で飛ばしても片道5時間しかし色々 考えていた俺にとっては一瞬だった新潟の 実家に到着し呼を鳴らす母さん 大きな声でドアの向こうにいるだろう母に 声をかけた長い沈黙が続いた後ドアを開け て中から母がゆっくり出てきた母は青白く 肩をすめひどく怯えた寄せてあるその怯え 方は尋常ではない母さん無事だったんだね 本当に良かった母の無事に俺は心から安し 目にうっすらと涙を浮かべた俺の様子に母 も涙している心配かけたね探しに来てくれ て ありがとう俺は母の肩をぎゅっと抱きしめ た母の弱り切った体が骨骨しこんなにも 痩せている なんてハートの再会に落ち着いた後母の 実家でお茶を飲みながら家を飛び出した 経緯を聞いた 嫌がらせが始まったのは父が亡くなって からだという俺の前ではいつも通り仲良く していたが俺が見ていないところでは何を されても我慢して声をあげない母親に じわじわと嫌がらせをしていたどうして 相談してくれなかったんだ母は思い口を 開き目にしたことを話し始め た父が亡くなった数日後母は夫のたけしの 遺品である自転車を眺めていたその時隠さ れたように倉庫にワイヤーカットが置いて あるのに気がついたそれを見て母はすぐに ピンときたそうだ誰かが父の自転車の ブレーキを切ったのだと事故に見せかけ死 に追いやったのだとそう確信した瞬間倉庫 の扉が開きそこに現れたのがみさだった あれお母さん見つけちゃいまし たその時のみさは次はあなたの番ですよと 言わんばかりの不気味な笑顔だったらしい

それから母はみさが怖くなり何も逆られ なくなってしまったのだそして母は早く この家から出なければいけないとみさが ルスの間を見て必死に逃げ出したのだっ た母さん気づいてあげられなくて ごめん母はみさと一緒に遺産目的で父の 自転車事故に加担しているかもしれないと 俺は疑っていたのだ電話に出なかったのも 追跡されないためだったもう怯えている母 はいない母さんもう大丈夫だようん ありがと本当に心配かけてごめんね俺は母 の無事に本当にアンドしこれからのことを 考えた母さん俺と一緒にここに住もう一度 俺は家に帰るよ色々後始末して くる俺は母を新潟の実家に残し家に向かっ た後日みさに母の証言とワイヤーカットの 証拠を突きつけたみさ全て話してもらう よつまらない我慢してこんな家に住む くらいなら遺産で贅沢ざました方がマだっ た だけみさは諦めたかのように話し始めた私 はね囲われたとりではないのみさが言うに はどうしてもこの同居生活になじめなかっ たらし俺のことを愛してくれていたそれは 本当だだから愚痴も吐かずに我慢していた だしかし父にこるごとに使われることや母 の角の心配症がの重になっていた今目の前 にはかつてのみはいないいつでも優しく 微笑みかけてくれる俺の好きだったみさは いない警察に通報するよどうぞご自由 に俺は妙に冷静な持ちで携帯電話を手に 取った 警察にみさはの顛末を告白し刑務所に入っ た罪は償うべきだ俺は深く息を吸い ゆっくりと 吐くみさにはたくさん言いたいことがあっ たけどまだそれを言葉にまとめることが できない4人で食卓を笑顔で囲んだ毎日は まだリアルに 思い出せる俺は一体みさの何を見てきたの だろうそんなことをぽつりと つぶやく俺は仕事もやめて家も売る段取り をした俺は携帯を取り出し母に電話をかけ た母さん全て終わったから今から新潟に 向かうよ待っているわ気をつけて ね母に手短に電話を 済ませは車のエンジンをかけアクセルを 踏み始めた夕日が沈みかけ外はもう薄 ぐらい家地に向かうであろう人々が ぽつりぽつりと歩いているのを横目で 見るどっかりと開いた心の穴に蓋をし た みさとても愛していたよさようなら 新潟までの道乗りは どこまでも続く砂浜は歩くように長く感じ

た新潟の家に着き明りをとした玄関前に母 の姿が見え たお かり ただいまここからまた1から始めよう俺は 母に続いて家に入りゆっくりと玄関の扉を 閉め た俺は今静かに 親戚たちと仲良く平和に暮らしている今 あなたの旦那と不倫 旅行私の旦那と浮気をして旅先から楽し そうに電話をかけてきた私の 友達あなたにずっと不満があったんだっ て彼女は旦那が言っていた私への愚痴を ベラベラと話し始めるが私は平然としてい たそれどころか今後2人でに住むつもりだ と聞いた私は大笑いしてしまうそれもその はずだって彼らが住もうとしているこの家 にはとんでもない秘密があるのだ から私はリエ世間でいうキャリアウーマン で都内にある大手勝者で働く32歳だ仕事 は目が回るほど忙しいけどやりがいは 感じるし仕事仲間にも恵まれて充実した 日々を送っているそんな私だけど実は1つ だけ悩みがあるそれは夫であるマサとの 夫婦関係だマサは28歳で同じく都内の 中堅企業に努めている彼と結婚したのは2 年前新婚当初はそれなりに仲良くやってい たはずだ仕事が忙しいほどやる気になり バリバリ働きたいタイプである私のことを 当時の彼はよく理解してくれていたと思う 残業も休日出勤も多い私の希望で家事は 分担性たの休日は2人で出かけたり家で1 日中映画を見たりして過ごすのが私の 楽しみだったしかしいつからだろうかマサ は私が働くこととそれによって彼の家事の 負担が増えることに不満を言うようになっ た確かに私は帰りが遅く本来は私がやる はずの家事をサにお願いをすることもある それについては感謝しているし彼に申し訳 なくも思うけれど私の手が空いている時に は家事を多くこなしたし彼の飲み会や用事 の時には私が都合をつつけるように努力し た私たちの家は亡くなった私の両親から 譲り受けた1個だて家賃やローンを払う 必要がないし私自身にそこそこの収入が あるので彼が自由にできるお金も平均より 多いはずだそうやってちつの関係を続けて いられればいいと思っていたのにマサは そうではないようだ最近は楽しく会話する ことも笑い合うことも少なくなったどうに かしなくてはいけないと思いつつどうすれ ばいいのか分からないまま私は悩み続けて いるそんなある日私に1つの出会いがあっ た近所に和という主婦が引っこしてきたの

だ彼女は26歳で可愛い3歳の娘さんを 連れていた 近くのスーパーを探して道に迷っていた 彼女にたまたま私が声をかけたのが交流の きっかけだ年齢も離れているし私には子供 もいないあまり共通点もない私たちだが それから何度かお茶をするくらいに仲良く なったまゆみは私をお姉さんみたいとしっ てくれて何かと頼ってくるようになったの だ彼女の旦那は忙しいらしくあまり家にい ないらしいとはだなと思いながら私は彼女 の話を聞いた時には私自身の経験からご 主人の気持ちを想像してアドバイスをして みたこともある最初は彼女も世間話の ついでに家庭の不満をもらす程度だったし 私も若い主婦である彼女のことを応援して いたのだしかし会う回数を重ねるにつれて 彼女の話はほとんどが旦那への愚痴になっ ていった本当いっつも帰りが遅いの私だっ てたまには遊びに行きたいから子供を見て て欲しいのに会議だとか残業だとか言い訳 ばっかりし て会う度に同じくを聞かされて私は内心で 役としていた不満を吐き出してストレスを 発散させたいのは分かるけれど彼女は私を 何でも話を聞いてくれるロボットだとでも 思っているようだったそれだけならまだ しも彼女は私にまでチクチクと言葉で攻撃 をしてくるようになったのだある日カフェ でいつもの愚痴を聞いている時に彼女に こう言われたりえさんって自由に好きな ことができて 羨ましい大をつきながら横目で私のことを 見る姿はいじけた子供のようだ私だって 遊んでるわけじゃないのよそう反論するも 効果はなし事だったとしても好きなこと やってるのに変わりはないじゃないなんか ずるい旦那さんが かわいそうそう言われて私は徐々にまみと 距離を置くことに決めた愚痴を聞くだけ ならまだ我慢できたが八つ当たりされる 筋合いはなかったからだ彼女から来るお茶 のお誘いに忙しいからごめんねと変身し それとなく避けるようにする旦那であれ 友人であれ関係には悩みが多いと私は1人 でため息をつくそれからしばらくしてマサ は急に多忙になっ た今度の査で昇進できそうなんだこれから しばらくは帰りが遅くなるし日曜日も仕事 に行く からその言葉通りマサは残業が多くなり 夫婦の時間はますます減った夜遅くに家に 帰ってきてはすぐに眠ってしまうし食時に 仕事のを訪ねても心がかかっているから 毎日

忙しいとそっけなく答えるだけだそれでも 彼は以前よりも張り切った様子で仕事に 向かう彼の頑張りが認められて小心に つがるのならそれは喜ばしいことだ地位が 上がれば仕事はますます忙しくなるだろう し私もどうにか家事の割合を増やした方が いいかもしれないあるいは一家サービスを お願いするのも手だそれともお互いにとっ てもっといい方法があるだろうかマサの 仕事が落ち着いたらその点も話し合いたい 私は彼が眠る寝室の扉を見ながらそんな 考えを巡らせたある朝私が仕事で取引先に 向かっていると後ろから声をかけられた 振り返った先にいたのはまだ最近は彼女を 避けていたのでの気まずさを感じてしまう しかしまは上期限でこれからネイルサロン に行くところだと話してきた私は愛笑いで 適当な合槌を打つするとまゆはニヤニヤと 私の顔を 眺めねえ最近旦那さんとどうと尋ねてきた その質問に私は面食らう今までは私の生活 に興味を示したことはない彼女のを聞くに 私の話をしてみてもへえとかそうなんだと 軽く流されていたそんな彼女がいきなり私 のしかも夫婦生活のことを聞いてくる なんてどういう風の吹き回しだろうなんだ か不気味で私は早くその場から立ち去り たい衝動に駆ら れる最近は彼も忙しいみたい実は私もこれ から取引先のとこに行かなきゃいけないの のそう答えるとまゆは相変わらず妙な笑を 浮かべたままそうじゃあ頑張ってねとキス を返す路上に響くハイヒールの音を聞き ながらなんだか仕事以上の疲れを感じ たまゆと偶然出会ってから2週間が経った 金曜日の夕方マサは帰ってくるなり急な 出張が入ったと言って世話しなく支度を するとそのまま家を出て行ってしまった何 でも3泊の出張らしいたまたま早くに帰宅 していた私は温かいカフェオレを飲み ながら彼を見送ったテーブルの上には賃貸 マンションのチラシ手に取ってみると 住み心地の良さそうな部屋がいくつも掲載 されていたその夜は久しぶりに自分の好物 を作って1人でゆっくりと食事をした普段 はマサが買ってきたスーパーのお惣をこと が多いがもも料理は好きなのだ独身時代は 煮物や炒め物を作り置きしておいて残業後 の深夜にそれらをビールと一緒に食べるの が楽しみだったマサは揚げ物などの がっつりとした料理が好きなのでそういっ た作り置きもしなくなってしまった が結婚前の生活を懐かしんでいると私の スマートフォンが音を立てて震えた電話の 着信だ液晶を見るとまみと表示されている

なんとなく彼女が電話をかけてくる気はし ていた私は軽くため息をつくと通話の ボタンを押してスマートフォンを耳に 当てるもしもしあありえ さん寒高くて大きな声言葉が間延びして ロレも怪しいからきっと酔っ払っているの だろうしかもほろ酔いなんて可愛いもの じゃない ベロンベロンという表現がぴったりな悪質 な酔い方だ酔っ払いと話をするのは好き じゃないが私は一応どうしたのと問うする と彼女は何の悪びれもなくむしろ危機とし た調子でこう言った私ね今あんたの旦那と 不倫旅行 中不倫旅行という言葉を彼女はこさ自に 強調した褒められただとでもうかのようだ 呆れ果てて返事をする気も失せてしまうが まゆはそれをショックで声も出ないと捉え たらしい彼女はさらに言い募る マサさんずっとりえさんに不満があった みたい仕事ばっかりで家事は自分に 押し付け るってやはりそうきたかそれについては 十分承知しているマサ本人が私に散々文句 を言ってきたのだから こんなことになる前に音便な解決策を 見つけられなかったのは残念だが今更言っ ても仕方のないことだそれにその不満を 不倫の原因として当然のように振り返すの はいかがのものかと思う黙って聞いている とまゆみはさらに越に行ったようだそれに やっぱり結婚するなら年上より年下が 良かったってまゆみさんもう32歳だもん ね それは彼の好みだから私がとやかく言う ことでもない私自身も結婚して幸せに なれるタイプではなかったようだしお互い にそのことに早く気づいていればよかった のにとは思うがその後もまゆは私からの 返答がないことも気にせずにペラペラと私 への誹謗と自分の有意性を並べ立てた酒に も自分の言葉にも酔っているなと私はいた のだがそういういろんなストレスがあって 彼私と一緒になりたいって帰ったらあなた の家に住むから今のうちに出てって ねそれを聞いた瞬間ずっと保っていた平常 心についに日々が入った悲しみや怒りでは ない反対におかしくて思いきり吹き出して しまったのだそもそもここは元々私の両親 の家現在は権利書の名義も私になっている それなのにどうしてマサルとまが住めると 思っているのかいやそんなことよりも実は すでにこの家 はあまりにも彼女が舞い上がっているので 私はついとある事実を口にしそうになる

どうにか寸前で思いとまったのは今この タイミングでそれを言ってしまうと今後の 楽しみが半減してしまうからだしかし ながらが何も知らないまま内店になって いると思うと胸の底からクツクツと笑いが 湧いて止まらない人切り笑った後私は 電話口のまゆみと隣にいるであろうマサに どうぞご勝手にと言って電話を切っ た3日後私のスマートフォンにマサから 怒りの電話がかかってきた口を開くなり どうなってるんだ家に入れないぞとめく そうなることを良していた私は悠々と 構える落ち着いてよ不倫旅行は楽しかった それどころじゃない だろう冷静さを書いた彼の説明は容量を得 ないが私は現状をしっかり把握していた マサがまみと相撲と企んでいた我が家そこ には新しい情がかけてありマサの持って いる鍵では開けることはできないに回った としても窓も天も全て錠がしてあるつまり 彼らは完全に締め出された状態というわけ だご機嫌で旅行から帰ってきた彼らが家に ついてどれほど驚いただろうと想像すると また笑いが込み上げてきた私がクスクス 笑っているのを聞いてマサはさらに 送り出すさてそろそろネタをしてもいい だろうおい ちゃんと説明しろよなんで家に入れないん だだってその家売った もん私が端的に答えるとマサははと一言 漏らしてしばし固まった彼が黙った隙に私 は今回のことの末を説明する実は私の家は 土地開発地区に入っていててより立ち退き を打されていた親が暮らした家を放すのは 寂しいし心が痛むしかし元々この家は私に は広すぎると感じていたのも事実だ地区 開発によってこの土地がますます発展して いくのであればここを離れるのもいいかも しれない1人でしばらく悩んだが結局 思い切って5000万円で売買契約を結ん でいたのだった幸い不動産屋に相談すると すぐに単身用のマンションを紹介してくれ た仕事場に近くて近隣に遅まで営業して いるスーパーがある環境も治安も良い素敵 な場所だったので私はすぐにその部屋を 借りることに決め たそしてマサが出張とうぶいてまゆみと 旅行している間に私はさっさと自分の荷物 をまとめその家を出ていたのだった家の中 にはマサの私物がたんまり残っているが 業者に自由に処分してもらうようにえ あどうしても必要なものがあるなら自分で 業者と話をつけてねそうつけ加えるとマサ は分外して怒鳴り声をあげたお前マジで ふざけるな

よ電話越しにヒステリックに叫ぶ声が届く が追い詰められた小動物が精一杯の威嚇を しているようにしか聞こえない彼が何と 言おうとすでに事態は消しているのだ家の ことだけでなく私と彼の関係も私はマサに イドを渡すことにしたふざけるなこっちの セリフよなんだ と言っておくけどあんたが残業だの出張だ の嘘ついて不倫してた証拠全部抑えてるん だからねそう突きつけてやると彼はぐっ喉 を詰まらせたような音を出す何か反論 しようとしているが同点した頭ではうまい 言い訳が思いつかないの だろう証拠ってなん でもしかしてまゆからの電話であんたたち の不倫を知ったと思ってる甘く見ないでよ ね実は私はとっくにマサとまゆの浮気を 知っていたきっかけは彼の急予名祭まと あった日の夜たまたまマサの急名を見た私 は彼の給料に残業手当ても休日出勤手当て もついていないことを知った彼の会社は ホワイトで福利構成や残業などの手当ては しっかり管理されているはずそれなのに あんなに多忙だったマサの給料に1円たり とも反映されていないのはどう考えても不 自然だ不審に思った私はすぐに更新所に彼 の行調査を依頼したその結果彼はほぼ毎日 に その後まと引きしていたことが判明したの だ休日出勤ももちろん嘘彼の同僚の話では 小心の噂なんて聞いたこともないらしい あまりに簡単に尻尾がつかめたせいか彼の 裏切りに失望するより先に表し抜けして しまったそして心の底ではそこまで悲しみ を感じていないことも自覚していたああ これで終わりなんだなと妙に安心した 気持ちすら抱いたほどだ離婚届けとか慰謝 料の話は弁護士を通すから全てを伝えると マサは絶したどさりと音がしたから荷物を 落としたか彼自身が崩れ落ちたのかもしれ ない後ろで真の声が聞こえるマサに何が あったのか問いかけているようだがもう それに返事をする気力もないよう だにも伝えたいことがあの電話を変わっ てマサは押し黙ったままだがまにスマート フォンを渡したのが分かったすぐさま彼女 の怒り狂った声が私の鼓膜を揺らし始める しかしその言葉に耳を貸すつもりはなかっ た真の声にかせてこちらの要件をはっきり と 言い放つあなたの旦那さんにも不倫の証拠 送っておいた からよそれどういうことよ別に構わない でしょあなただってマサルと住むつもり だったんだからそれよりわさこれから慰謝

料で財産なくなると思うからしっかり支え てあげて ね選別代わりに忠告してやると彼女は 一通りわめき立てた後電話口で声をあげて 泣き始めたこれから自分の生活がどうなる のか決して理想的な方面には転がらことを 悟ったのだろうけれどそれは彼らが2人で 招いた結果だ私が道場してやる義理もない のでそのまま電話を切ったそれから人に 聞いた話だとマサは真の旦那にも慰謝料を 請求されて借金地獄に陥っているらしい今 は家賃3万円で風呂なしのボロアパートに 住んでいるそうだそんな状態でまゆとの 生活を続けられるわけもなく彼らはあの後 すぐに破何でもサから別れを切り出された まは旦那とよを戻そうとしたが当然の ごとく拒絶され結局離婚をしたようだ真剣 は旦那に取られまみは1人北海道の実家に 帰ったと聞いた元旦那と元友人の境遇に 感じるところがないわけでもないが少なく とも私が心配をする筋合いもないとりって いるま彼は若い死物狂いで頑張れば何とで もなるだろう一方私は仕事で大きな プロジェクトを成功させてこの度念願の 小心を果たした今日も朝から晩まで働いた 体をお風呂で癒しすっきりしたところで缶 ビールのプルタブを開ける作り置きして おいた煮物をつくと幸せな吐息が漏れた やっぱり私はこの生活がに合っている 改めてそんなことを感じながら私は悠々自 的なシングルライフを満喫するのだった

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