【伊豆市に伝わる昔話】庚申さんの晩 かつて広く信仰されていた庚申待ちとは?

[音楽] [音楽] 金川の西城山の岩壁が朝日に染まってい ます城山からは川島に上島という村があり ますこの上島には更新校があって60日に 1度回る更新の夜には宿になった家に 集まり徹夜するの ですあんたジロベさんとこはどうするね どうせ声しないしえらいかんでも米を集め に行っても断られるだけずらそうだよね うん分かっ た更新の宿になった家は一軒につき4号の 米を村から集めその集めた米を炊く仕事が あります ですから宿になった佐一の家ではまず朝 から一軒一軒回って米を集めるの です夕暮れになると岩つばめが城山の周り に飛び交い出しまし たおい支はどうだねおい正門様だぞおえ もうはい1番乗りですよきさん今夜は厄介 になりますよあはいはいえこっちの部屋で あ佐さん今夜は札の方を頼みますよ へ札というのは都ごとの回数を知る木札の ことで名主の正門は佐地に木札をめくる役 をしっかり頼むということなの ですどうもあどうぞいこちらの どうまだ日が落ちたとはいえうっすらと 明るくこれから一晩中起きているというの には集まりが早いような気もしなくはない のですが一応村の人たちが宿の佐一の家に 集まりましたさてと皆さんお集まりですか な ええ一応次弁とかやっぱりか佐一あへえ相 変わらずじゃあまた今夜は夜鍋仕事づらよ 道で昼間おまさんにあったですが向こうも 何も言わなかったのででお米ももらわず にまあいいじゃないか始めるとしようかね サさんお透明に火をへ 甲神さんのお掛け軸というのがあってその 前には透明とお酒にご飯と煮物が備えられ ています佐が透明に火をつつけると名主の 正門が高架軸を背にして佐に頷くように 合図しましたでは始めますよ更新で更新で 取り取り [音楽] 更しで更しで取り 毎 でで 取取チンと名の門が叩く金の音の旅に佐は 木の札を1枚ずつ裏返すのでした木札には 1からで字が書いてあり銃の木札を裏返す と小さな木の札を1枚目くるのですその 小さな札にも 1234と書いてありますこの小さな札を 10枚めくれば100回というわけ

[音楽] ですはいちょうど100回では中休みと いうことでじゃああんたご飯をそれじゃあ ここで遅い夕飯ということでどうでしょう うんそうだねおきさん手伝うよ奥間は悪い ね 何何あれよ桜飯だねうんええ匂いだわさ どうぞさできましたどうぞどうぞ 召し上がってください桜飯に煮物で遅い 夕飯を食べるとお茶を飲みながらの雑談と なりましたそれ皆さお願いし ますでは始めます よ更新で更新で取取り ア更新で更新で取り取り そ 更新で更新で取り取り [音楽] そジロベはまだ縄をなってい ますさてとどうずら今夜だいぶなったで あれないあんた 縄が外へ外へ1人でにか私は何もしてない だから縄が1人でに外にだよなった縄が 高くなっていると思ったのですがとんでも ない縄は外に引っ張るものでもいるかの ように縄の橋も何もかも外へ出ているの ですあんた縄がずっと山の方に伸びてる山 の方に伸びてるだってよしちちいんだえ今 からどこへ名の先を探しにだまだ夜だよ日 が出てからでもいいじゃないいや俺のなっ た名をどこのドイスが持っていったぞら きっと山の中で丸めて朝には売りに行って しまうに違いないだでそれじゃあ余計に 危ないじゃないさその泥棒に切りつけられ たりしたらどうするよどうするてそん時に なってみなくちゃわからんとにかく今から 名の先を探してみる早く はいこれ気をつけてよね [音楽] ああジベはちの明かりで縄を照らしながら 縄の先を求めて歩きまし [音楽] た縄は確かに誰かが引っ張って言ったと 思われましたずずん山の中へ縄が伸びてい [音楽] ます あれあの洞窟 にジロベの持つ鳥鎮の明りが洞窟の入り口 を照らしまし たここへ入ってるジロベは立ち止まりまし た洞窟の中へと縄が伸びていますですが 白兵は洞窟の中へ入るのをたじろぎました おいおえこんなところに洞窟があったのか 知らなかった なすると中から名を引っ張るものがい るってことか

よこれ油断できねえさその時ですずずっと 縄が洞窟の中へ引っ張られたの です 白兵はおったまげましたもう一目さんに 逃げてきまし たあんたどうしただね出 た出たって何 が 何とにかく出たんだよあんたがそんなに 触れてるんだからよっぽどだったんだねあ あのな洞窟があったよその中へ縄が ずるずる引っ張られてなじゃああんたが 鳴った縄はその洞窟にいるなんかが 引っ張っていたってことかねそう だでその洞窟の中に何がいたんだねあんた 見たじゃないだかねそれがな名を握った 途端急に縄がずっと奥へ引っ張られてよ ああ分かるよそりゃびっくりしただろう ね真の像が止まるかと思った [音楽] えジロベはそのまま寝込んでしまいまし たねえどうだね少し起きてみるか ね起きてみるかな さあ どっこいしょ すまねあれ ふうすまないだなんて初めてだ ねそうか ななあ おまさなんだねや今度更新さんの晩には出 てみるかよあれ どうしたのさ あああの縄のことで よ更新さんの夜は夜鍋などしちゃいけね えってことが よ分かったというか そう更新さんの番はまず村のしと一緒に 過ごすだな へえそうじゃあ今度の更新様の番は出るだ ね ああ [音楽] [音楽] それから60日があっという間に過ぎて いきまし [音楽] たでは始めますよ更新で更新で取りまと そ更新で更新で 毎毎 そ更新で更新で取り取りそかべもおまさも なんとかみんなと一緒に唱えることが できるようになってきました更新で更新で 取り取りそわか更新で更新で 毎毎そかはいちょうど100 回では中休みにしようかねべもおまささん

も来てくれたしああなんだか今夜は話が はむよ白部さんこの次には宿をやって くれるかねそれはもちろんやらせて いただきますよおおそうか おまささん一体何があったんだねやええ ちょっと村の人たちはジロベがどうして急 に更新さんに来る気になったのか知りたい ところでしたが誰もそのことは話題にし ませんでした正門様あそろそろいつもの 通り更新さんのこと1つ話してくだせや うんえでは毎度のことではあるけれど ジロベさんとおまささんが初めて来てくれ たしえまずこの更新町は寝てしまったので は何にもならないのですからなあいいです か今夜の更新の夜というのは人の頭とお腹 と足の中にいる3匹の虫これを三と言って 寝ている隙に人の体から抜け出し天にり天 の門にその人間の罪悪を告げてしまうの ですよ告げられてしまったら罪状次第では 命を奪われてしまいますでなよく肝に命じ て今夜は朝が来るまで決して寝てはだめ ですから な [音楽] 更新待ちの日には決して夜鍋などはしては ならないと白兵は肝に命じたのでした すっ飛んお [音楽] しまいただいまの出演は次成田田尾お平岡 子佐一水口孝之木海川洋子奥岩崎泰子名 門人ナレーション松永茂子以上SBS ラジオ放送劇団そして音楽杉本連太郎さ職 洋でし た DET

【編集メモ】番組が30分枠の時代に制作されたものを15分に編集。尺の都合で八木洋行さんの解説とオープニングをカット。

【再生リスト】https://youtube.com/playlist?list=PLNDavtIzW2SF9Q7up5pWccIspvjuRy6v9&si=5C-vDsuO9twS0wsK

#おじさん雑談 #昔話 #ラジオドラマ

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