CHIMERA A SIDE BMX FLATLAND BATTLE 熊本城編

歴史に残る熾烈な戦い、
佐々木 元 怪我からの復活の演武、姫武将 梶原 沙璃耶

春風舞う晴天の中、熊本市の花畑広場にて、3月9日(土)、10日(日)の2日間、過去最高数エントリーで開幕したCHIMERA A-SIDE BMX FLATLAND BATTLE 一之陣、熊本城編。

OPEN HIクラスでは日本人に加え、タイ、マレーシア、フィリピン、韓国などアジア地域からもライダーが出場。
国内外から強者たちが集い、激しい戦いが繰り広げられた。
佐々木元、片桐悠、片桐亮、伊藤真人、庄司ゆう、内野洋平、森谷天斗、森崎弘也の8名が決勝トーナメントに進出。
フラットランド界を席巻する、若手筆頭株の片桐悠をはじめ、過去に幾度となく世界タイトルを獲得している内野洋平やKINGの異名をもつ森崎弘也などのベテランライダー達が妙技を連発するバトル形式の決勝トーナメント。
制限時間5分間の中での削り合いのバトルは、まさに現代版武将戦を思わせる激しい戦いとなり、ジャッジから紅白旗が振られる瞬間まで、観客の誰もが息をのみ見守った。
決勝戦では、怪我から復活し約一年振りに大会出場する佐々木元38歳と、A-SIDE 2連覇を果たした18歳の若手王者 片桐悠との20歳差バトルとなり、両者一歩も引かず高度な技の連発で互いを牽制する。
一瞬浮いたように見える「舞空術」という最高難易度の技を成功させる片桐悠に対し、世界最高難易度のフロントトリックを持つ佐々木元がロングルーティーンでフルコンボを完成させ、見事この戦いを制した。
一之陣 熊本城編は、 BMXフラットランド界に新たな歴史を刻む名勝負で幕を閉じた。

WOMENクラスは最年長39歳〜最年少10歳までがエントリー。
各大会のチャンピオンや強者をはじめ、九州エリアのライダーも多く参戦。
男性顔負けの高難易度トリックを連発させWOMENクラスのレベルの高さをさらに見せつけた。
決勝ではOPEN HIと同じく制限時間5分間のバトルフォーマットで、バトル経験があり賞金女王という異名を持つ本村果鈴と、バトル初参戦の福岡出身 梶原 沙璃耶の同世代対決に。
梶原 沙璃耶が守りに入らず攻め続けた結果、勝敗はドローとなり会場を沸かせた。
勝者を決定するエクストラタイムが発生し、ラスト1ターンずつの時間の中で、2人共に技を見事成功させた結果、全ジャッジが梶原 紗瑠耶の旗を上げ、勝利の座を勝ち取った。

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