【西伊豆町に伝わる昔話】狸和尚 宇久須の長者と高僧の一行に化けた狸の物語

[音楽] SBSマイホーム センターストン静岡 昔話すっとん静岡昔話の時間がやって まいりました案内役のですさて今日はにり ますたぬき尚というお話ですそれでは どうぞ白白どうしたんだお前もこの暑さで 気が立っているのかねさっきまで縁の下で ぐったりと寝ていたのにどうしたん でしょう ね今年の夏は本当に暑かったですから白も おかしくなってしまったんでしょうか本当 だ ああこんなに暑い夏は今までなかったでな 隣村では死人も出たそうだ畑仕事をしてい て倒れたらしい熱し病だな ああかわいそうにでも朝晩は少しあいてき ましたよもう少しの辛抱ですようんそうだ なもう少しの辛抱だ [音楽] なじりじりと暑い夏が過ぎて吹く風にあい た涼しさが感じられてきたある日伊豆は うぐのなし官兵の家に立派なかが止まり まし た籠には高層が乗っているのか数人の供 のそうがかを取り囲んでおり ます もしもし はーい おやこれはお坊 様何か御用でございましょうかこちらは うぐの名官兵殿のお屋敷かはい作用で ございます鎌倉県長寺のカス様が当地純M の道すがらこの暑さでお具合を悪くされた このままではとても鎌倉までの旅は無理 そこでカス様と身の回りのお世話をいす 接道の2人だけでも官兵殿のお屋敷に一泊 の木お頼みもそれはそれはこの暑さで難な ことでございますああただいま主人を呼ん でまいりますしばらくお待ち をこれはこれはカス様諸国ご純尺の道に 当家にお立ち寄りくださるとはもったい ないことでございますこの暑さの中ではご 純尺はさぞ難なことでございました でしょう今夜はごゆるりとご情ください まし ありがたいでは早速カンス様をたえスフロ の用意をはいすぐ用意いたしますああ いやいやカンス様はひどくお疲れなのでユ にはお入りにならぬそれより先ほどから犬 が吠えておるがあの犬はこちらの飼犬かな はいさで名を白と言いますそうですかその 白はしっかり繋がれておりますかなはい庭 のかきのきにしっかりついでおりますが くれぐれも犬が離れないように気をつけて

くだされカス様はひどくお疲れゆえははい わかりまし たお風呂をお使いにならんのでしたら すぐに食事のご用意をいたし ますたえすぐに食事の用意を はいすぐにご用意いたし ます官兵殿のカス様はお1人で食事をお 取りになられるゆえ奥の部屋に病夫を集え てくださらぬかそれにカス様はひどくお 疲れゆえ字もいらぬははいわかりまし た体が整えた食事を乙のそうが平部の中へ 運んで行きましたするとむしゃむしゃ ぎむしむしべちゃべちゃ とまるで獣が息を継ぐ間もなく食べている ような音が平部の向こうから聞こえてき ました 官兵殿のカンス様は満足のご様子そそう ですかカンス様はお食事が足りなかったの では随分と早くお召し上がりでしたがいや もう結構カンス様は今はじの行をされて おるのだ はじでございますかそうです早く食事を する修行であるカス様はひどくお具合が 悪いのにそのように早くお食事をされて 大丈夫でしょうかそれが修行である はあはいその時平部の隙間から赤い衣の袖 がおいでおいでをしましたはいカンス様 ただいまただいま [音楽] お供の層が平部の向こうに消えてすぐに出 てくると筆と紙を用意して欲しいと言い [音楽] ます筆と 髪炭もですかうん炭もご用意願いたい 何しろカス様が一般のお礼に一歩でスを 残したいとせであるそれはそれはもったい ないはい早く用意をはいただいま えっと筆とすと神でございます ねタが運んできた髪と筆と炭を友のが部の 中へ運んで行きまし た やがて友の層が うやうやしく髪を掲げて出てきまし た官兵殿のこれをカス様が良いですかな 鎌倉は県長寺のカス様のご 神秘大切にははあありがとうございます 家の家法といたし ます官兵は受け取った絵を妻の田と眺め ました まあこれはなんと立派な鹿でござい ましょうまにまるで生きてここにいるよう だ はて鹿の隣に書かれているものはなんで ございましょうか ああそれはすすきで

ある すすきカンス様はいつも鹿にはすすきを 添えておかきになられるのだ不があろうは はい次の日の 早朝いつの間にか昨日の立派なかごと友の そうたちが官兵の屋敷の門前に来ていまし た カンス様がその赤い衣をたぐり寄せて籠に 乗り込むとおのそうたちはおたちと一斉に 声をあげて出発しまし たその時でしたいつの間にナから抜けたの か白がものすごい勢いでかけて飛びかかっ たんですぎ [笑い] ものすごい叫び声とともに真っ赤な子が籠 の外に飛び出しました白がその衣に 食らいついています官兵夫婦はあけに取ら れてみておりました白がくらいついたカス は真っ赤な衣を脱ぎ捨てて逃げて行きまし た逃げていったのは太い尻尾を持つ大田 でした あれ大きなたぬきが逃げて行きますよ友の 層に化けていたこきたちも一目さんに逃げ て行きますえは鹿とすすきの絵は化けて しまいました か いや絵はそのままだよ へえ絵は立派です ね ああしかしもなぜ鹿とすすの絵なんだろう [音楽] なあ実は県長寺のカスに化けていた 大田住みついていた鎌倉の森が伐採されて 隣の森に引っ越しをしたのですがそこには 昔から古が 高層にけて諸国を巡して無事に帰ってき たらこの森を譲ってやっても良いただし 諸国を巡った印に何かお前だと分かるもの を残してくるようにと言われていたので鹿 とすすきの絵を置いてきたの です しかしなぜ鹿とすすきの絵なんでしょう かわかりませ んすっ飛んお [音楽] しまいただいまの出演はカスの友吉田正し 名主の勘運の陸えタ幸子ナレーション鈴木 大治以上SBSラジオ放送劇団そして音楽 杉本連太郎サ脚色や洋光でし [音楽] た

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#おじさん雑談 #昔話 #ラジオドラマ

1 Comment

  1. 古狸が絵が上手いとは知らなんだヾ(≧з≦)ゞ「早食の行」のこじつけ、笑えます。今はアライグマがはびこって狸の居場所を奪っているらしいですが、昔から住処を追われた狸のお話はあったんですね。

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