4月から自転車のルールが変わります。
自転車に乗る際は、ヘルメットをかぶることが努力義務化されるのです。
罰則はありませんが、大切な命を守るため警察などが着用を呼びかけています。

私たちの生活に身近な自転車。
この自転車をめぐるルールが4月1日から変わります。
改正道路交通法の施行でヘルメットの着用が、年齢問わず努力義務化されます。

これを受けて自転車販売店では変化が起きていました。
ヘルメット売場を訪ねると…

■ワンズサイクル福島笹谷店 大石太一さん
「大人用ヘルメットは、単純に倍くらい売り場を増やしました。大きいサイズのものも取り扱って、どなたでも頭が入るように準備してます。」

努力義務化に備えサイズやデザインなど、大人用のヘルメットの種類を増やしていました。

■ワンズサイクル福島笹谷店 大石太一さん
「実際に、義務化されますよねと、ヘルメットだけ買いに来る方も増えました。」

これまで、ヘルメットの売り上げは、子ども用がほとんどでしたが、努力義務化が決まり、今は大人用も買う人が増えています。

福島県内に13店舗ある、こちらの自転車販売店では2022年11月から2023年2月までのヘルメットの販売数が、前年の1.5倍に増えました。

■ワンズサイクル福島笹谷店 大石太一さん
「頭だけは100%守って頂きたいので、よろしかったらヘルメットもご覧になって頂けませんかと、勧めようと思っています。」

ただ、ヘルメット着用をめぐっては、こんな声も…

■男子学生
「ヘアセットとか崩れたりしちゃうんで、そこがちょっと嫌だなと思いますね。」
「めんどくさいって…安全運転で良いかなみたいな。やっぱりヘルメットって、見た目がちょっとダサくて…」

髪型が気になったり…被るのが、めんどうだったりと…着用に消極的な人が多いのも事実です。
しかし、万が一大きな事故に遭遇した場合、やはり命を守るのはヘルメットです。

■福島県警 交通企画課 恩田武人さん
「福島県で過去5年間の交通事故の分析を見てみますと、自転車乗用中に交通事故で亡くなった方、全員ヘルメットを着用しておりませんでした。」

ヘルメットを着用していなかった場合の致死率は、着用している時に比べなんと、3倍も高くなるという警察庁のデータもあります。

頭のけがは致命傷となる割合が高く、ヘルメットは自転車に欠かせないアイテムと言えます。

■福島県警 交通企画課 恩田武人さん
「失った命は戻ってきません。事故にあってから後悔することのないように、自転車に乗る時は必ず、ヘルメットをかぶるよう、お願いします。」

<記事はこちら>
https://www.fct.co.jp/news/area_news_1146

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