50億円以上の投資を受けた“空飛ぶバイク”はなぜ破綻した? 関係者が語る内情「完成していないのに…」スタートアップの光と影を追う(語り:安元洋貴)【クロ現】| NHK
SF映画に出てくるような空飛ぶ バイクプロ野球の開幕セレモニーにも 登場3年前に日本国内で発売され大きな 注目を集めていまし [音楽] た開発したのは日本のスタートアップ 企業 テクノ技術チームのトップはゲーム機の 開発に携わったソニーの元執行 役員エンジンやボディの素材日本の大手 企業などの様々な技術を結集させ次世代を 担う乗り物として開発を進めていまし [音楽] た将来性に期待が高まり国内の有名企業 から集まった投資額は50億円以上に登っ ていまし たしかし今年1月突然経営破綻が明らか に負債総額は20億円に達してい ます注目のスタートアップはなぜ失敗した のか経営に わりもの て男が初めて取材に応じまし た山田彦 さん去年5月までALIの親会社の社外 取り締まり役を務めていまし た錬金術にま偏ってたかなっていうね やっぱりそこていうのは最後投資家に 見つかられれてしまうところという かさんがのと考えているのは実態に合わ ない過な宣伝 です会社はバイクがすでに技術的に完成し 時速80kmで最大40分間空を 飛び回れるとPRしていまし [音楽] たしかし実際には様々な課題があり数学服 屋外で飛び回ることは難しかったのです ま当時はみんななんとか完成させようと いう風にま努力はしてましたがただあの 投資家もお客様ももう完成してるという風 に認識していたのでまそこはまあの かなり内場とあの現況ではま大きな ギャップがあったんじゃないかなと思い ます ねなぜ過剰な宣伝を続けたのか元従業員が 取材に応じました これは経営破綻の1年前経営人と開発現場 との間で行われた車内のミーティング [音楽] です性能を調するようなプロモーション 映像を制作するこれまでの会社の方針に 技術者から異論が出ていまし [音楽] たです飛んでない よしかし開発に必要な巨額の資金を集める ためには投資家に対するプロモーションに
力を入れ続けるしかなかったと言い ます去年3月最後の切り札として富裕層の 多い中東への売り込みを行いまし たそこでも待はおよそ30秒間浮いただけ でデモンストレーションは失敗買手はつか ず資金はそこをつきまし たま完成していないとはいええ期待整して いかなきいけないでこれが 実体とえっと帰りしないバランスでやっ てかなきゃいけないってのがスタップの 難しい ところ決して高いとは言えない成功 確率そのわずかないきを目指して スタートアップの格闘が続いてい ます はい長野市で7年前に起業し事業の拡大を 模索している小池翔吾さんですですね会社 が掲げるのは食品ロスの解消につなげる 新たなビジネス ですこちら青汁の余ってしまった残差です ね 活用するのは食品メーカーが製造家庭で 余らせている大量の食材 です小池さんの会社が目指しているのは これまで捨てられていた食材を必要とする 会社にオンラインでマッチングする サービス利用する有料会員から登録量を 得ることで食品ロスをなくしながら収益を 得る仕組み です食品ロスの多さやっぱここをどうにか 解決したいスタートアップを選んだ理由 っていうのはやっぱりこの僕らの思ってる ことていうのを最速最短で行くための ツール今どこで今えシステムの開発などに は多額の資金がかかりますとえっと4月は まだあるんですが5月なると完全にえっと 現金が 尽きるこのためのビジネスのの将来性に 賛同する投資会社などの支援が欠かせない と言い ますその成功させるためには今1番必要な のっていうのは何になるです今は現金です そうやっぱり急激にえっと事業が伸びて いく中でどうしても必要なのは現金だと 思って ますあすいませんよろしくお願いします 願いします失礼しますこの日は大手貸 メーカー系列の投資会社を尋ねまし たアボカドていうこれまだ分かり食品に 関係する投資会社なら関心があるのでは ないかと考えたのです全然わかん ないでえっと我々ってどういう会社なのっ て言と一言で言うと食品協会のデジタル化 を推進する企業ですということでまず パーパス自身は大切な食資源を生かして
いきましょうという1番なんて言うかな星 が大事な情報って何になるですかあのあ ちょ最後までそうですねそうちょっとで えっとあとビジネスの意義を強調した小池 さんしかし投資会社が重視していたのは 売上に直結する有料会員の数でし た既に契約を巻き始めてる最後のリンに 入ってるっていう会社さんは今の現時点で はあります何ぐらいですか今まだえっと嘘 は言えないので5車ぐらいだと思います そこま証明するとしたらやっぱ具体的な 数字だと思うんですよね我々がじゃこれ 出資について え豪華前に行くかどうかっていう話ではま ちょっと今回は前に行けませんという話と 思いますはいわかりましたはいすいませ ありがとうございますいいありがとう ござい ますスタートアップを巡る厳しい 現実しかしこの小池さんのビジネスに心を 企業が現れまし たうございますと申しますでございます よろしくお願いし ます食品の缶詰などの原料となる鉄を扱う 勝者 です災害の備蓄品や途上国への食料支援に 小池さんのサービスを活用できないかと 提案検討していくことになりまし た我々として今こ考えているのはまカに そのフードロス詰めてでそれをま社会貢献 みたいなところで使えないか とその後複数の投資会社からも前向きな 返事をもらった小池 さん当面の運転資金の目処はついたと言い ます目の前の数字と毎日睨み合いこし ながらやってくってのは決して楽ではない ですよねそれでもやっぱりやらなきゃいけ ないですもうやるって決めたんでえここで ですね見ていただきたいのが世界の企業に 対する意識調査なんですね企業をえ 望ましい職職業選択と考える人の割合がま 中国アメリカイギリスドイツときて日本が ま極端に低いわけなんですよねこうした中 で日本で次の成功者を出していくために何 が大切でしょうかはいまずスタートアッ プっていうのは失敗するのがまある意味 当たり前ですのチャレンジをどんどん できるような境を整備するということが 大事だと思います具的具体的に言うと やはり業して失敗したとなってそっから リスタートがしにくいとなるとそもそも チャレンジをしにくいとそういうことに なりますのでいかにその 失敗からですねえ失敗をこう許容すると 言いますかえ失敗しても次またチャレンジ
できるんだというま文化というか企業に 対する理解というのをま促進していか なきゃいけないうん思い [音楽] ますクローズアップ現代NHKPlusで 配信 [音楽] 中
全国で活況を呈し、様々な場面でよく耳にする「スタートアップ企業」。革新的なビジネスを生み出そうという新たな企業で、国が投資額を4年後に10兆円規模にすると打ち出し注目を集める。学生がこぞって起業を目指したり、自治体が支援に力を入れたりするなどの一方、多額の初期投資を集めたものの資金繰りの悪化で破産し、影響が自治体に及ぶ事態も。低迷する日本経済の起爆剤となるのか?スタートアップ企業の光と影に迫る。
番組の詳しい内容はテキストでも▼
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4878/?cid=dchk-yt-2403-91
【ナレーター】
安元 洋貴(声優)
【出演者】
加藤 雅俊さん(関西学院大学教授)、桑子 真帆(キャスター)
【放送情報】
NHK 総合 毎週(月~水)夜 7:30~/[再放送]NHK BS 毎週(火~木)午前 4:00~