指定野菜じゃなくてもOK！全農家が収入保険で経営の安定を図れる時代へ突入した

指定野菜じゃなくてもOK！全農家が収入保険で経営の安定を図れる時代へ突入した

[音楽] どうもこんにちはの委会の松丸です今日も よろしくお願いしますこのチャンネルでは 農業に関するお役立ち情報をお届けして おりますので是非最後までご覧ください 今日は収入保険の話なんですけれども最近 ブロッコリが指定野菜に格上げされると いうことでこの話題結構ニュースで 取り上げられてますよね私も便乗して動画 を出しましたまだ見てない方リンクに概要 欄貼っておきますのでそちらどうぞこの 指定野菜になると何が変わるのか簡単に 言うと農家にとっては取引価格の保証が 手厚くなるのでより安定生産に集中できる ようになるんですよ市場価格がこうガッと 下がった時にこの下がった部分の被害分を 保証してくれるダメージを小さくして くれるものなのであとはドーンと市場価格 が上がった時にこの時にうまく作りこなせ ていればシレッと出荷をしてガツンと設け られるとでそれができるように普段から 安定生産の腕を磨いていける農家が今後も 生き残っていけるんじゃないかとただこの 野菜価格安定制度と言われる保証制度は 産地に適用される話であって産地指定さ れるぐらいの生産量があるJAなどの 組み合いが対象になってるんですよなので JAから下ろし売り市場を経由してこう 流れていく系統出荷が対象になるんですよ かつその中でも2ヘク以上の規模を持って いる農家さんたちが対象になっていて恩恵 を受けられるんですよブロッコリーが指定 野菜になること自体は喜ばしいことですし 特定野菜から指定野菜に格上げしたことで 産地ブロッコリーはより手厚い保証で戦っ ていけるようになるわけですじゃあここで 指定産地以外の野菜農家はどうやって身を 守っていったらいいんでしょうか価格保障 してくれるありがたい精度ってないのあり ます価格保証ではないんですけども売上の 落ち込みを補填してくれる保険制度がある んですよそれがが収入保険です農林水産省 が満をじして2018年に世に送り出した のは収入保険なんですねこれまで野菜価格 安定制度にも農業共済にも該当せずに天候 とか市場にこう大きく振り回されながら不 安定な経営を余儀なくされてきた続けてき た野菜農家がたくさんいると思うんですよ それはもう本当に大変な思いをしてきたん だろうということを真中お察し申し上げ ますですがご安心くださいそんな苦労は 過去の話です収入保険が全てを解決して くれますスマホのキャリア乗り換で電話 番号が変わるのめどくさかったと思うん ですけどもそこで登場したNMPこれ

ぐらい収入保険は画期的で革命的な仕組み なんですねうまく活用して安定経営を実現 するこれはもちろんそうなんですけども あえてリスクのある調整にガンと踏み切っ て大きく成長するための土台として使う こともできますので是非収入がどんなもの かをチェックして ください農業者の経営努力では避けられ ない収入現象を広く補填してくれる保険 制度それが収入保険です全ての農産物を 対象に自然災害や価格低下だけではなく 怪我とか病気で脳作業できなかった支障が 出たという時など売上が減少した時にそれ を補ってくれるものです収入という言葉に は若干紛らしさがあるんですけども保証 するかを判断する材料は所得ではなくて 売上なんですよ売上げが下がった時にその 減少した分の一部を保証してくれるとそう いうものなんですよなんで所得に対して 保証してくれないんですか確かに所得を 保証してくれた方が生活が安定して ありがたいって思いますよねただこの疑問 については農林水産省がしっかりと回答し てますのでそちらを要約してお伝えします いや所得保証にしてしまうと色々問題が あって例えば無駄遣いすると経費が増えて つまり所得下がるじゃないですかガバガバ お金をかけた経営をしたら収入保険が使え たりするわけですねそんな不正が起こり かねないですしそもそも経費の妥当性を チェックするってまあ事務処理の観点から 言ってもかなり難しいんですよつまりです ね不正を防止しきれないし経費の正当な 評価ができないっていうことで所得では なく売上減少に対して保証してい るってことですまそんな収入保険なんです けども売上が減少した原因をどこまで認め てくれるのかということで言うと例えば 去年までは経営頑張って重かった良かった じゃあ今年は何にもしないでちょっと世界 旅行でも行こっかなこれ売上が0になる から全部保証してくれるよなこれで認め られると思いますもちろんこんなアホな 理由はダメですし極端に言ってますけども なんで売上が下がってしまったのかこれを ちゃんと説明して認められる必要はあるん ですよ真面目にやってたけども経営努力 虚しく売上が下がってしまったそんな時に は助けてくれます具体的に言うと自然災害 や長住外で終了が下がった市場価格が 下がった災害で作付け不能になった怪我や 病気で収穫ができない倉庫が浸水して 売り物にならなくなった取引先が倒産した 盗難や運搬中の事故にあった輸出したが 為替変動で温存したなどなどかなり広い

保証をカバーしてるんですよえこんなこと も保証受けられんのというほど手厚いん ですね私が適当に言ってるんじゃないです からね収入保険のパンフレットに書いて あるものを先ほどお見せしたんですよこれ は理由がどうあれ収入が減ったという事実 に対して保証する制度になってるから できる保証なんですよすごい精度だと思い ますよただしアホな理由では否認されます し正当な理由であることが説明できないと だめ ですそんな収入の安定を支えてくれる制度 なんですけどもこれは青色申告を行って いる方が対象になります最低でも過去1年 分の決算書の売上を基準として基本は過去 5年分の売上の平均を基準収入としてそこ から落ち込んだ分の収入を補填してくれる というものです保証の圧さっていうのは 掛金によっても違いますし基準を作る時の 決算書内容によっても違ってくるんです けどもこれ最大保証になると基準収入の9 割よりも落ち込んだ分を9割分保証すると いうもので例えば売上基準が1000万円 になってます過去5年間の売上が決算書の 内容が1000万円平均すると 1000万円だったとして売上基準 1000万円で今年は900万円より 落ち込んだでその場合に900万円より さらに落ち込んだ部分この部分の9割を 保証してくれるよというものなのでもし仮 に売上が0円になってしまったとしたら 1000万円落ち込んだんですけどもその うちの9割900万円のさらに9割保証な ので900万円かけるの0.9で810万 これが最大保証の額になりますこれが保険 金として支払われるということですそ辺り の計算はですね保証限度額とか支払い率と か保証加減の設定とかま条件が色々あって ちょっとややこしいんですよどう設定する かによって保険料がまず大きく変わってき ますし他にも掛け捨てなのか積み立ても 含めるのかによっても保険料って変わって くるんですよ自分にとってどの辺が最適会 なのかということについてはもう本当に 担当の窓口の方に聞いてもらった方が早い ですシミュレーションしてくれると思い ますこれ色々設定を変えることで保険料を 安く抑えることもできたりするんですけど もちょっとだけおせかを焼いておくと売上 1000万円で最大保証しても81万円 ですよね保険料がどうせ加入するんだっ たら保険料は高くなるけどもこの最大を 狙った方がいいんじゃないかなとは思い ますというのはですね守農業つまり種を 巻いて作物を育てていくような農業って

所得率が大体30%なんですよ何を作って も野菜作っても米作っても果物やっても花 やっても大体そうなんですね23割ぐらい なんですよつまり売上が1000万円あっ たとしたら経費として700万円ぐらいは かかるのが普通なんですよもちろん売上に 連動してる経費もあるので出荷手数量など はパーセで決められてますから売上が減っ たら経費も減るこれはもちろんあるんです けどももし売上1000万円の人が売上0 になった時に最大保証で80010万円 返ってきますだとしても経費はそもそも 7800まかかってるのでこれが生活保証 になるかって言われるとそこまで手厚い わけではないっていうことなんですよ もちろん大きく保証してくれるという事実 は変わらないですし大変ありがたいなとは 思うんですけどもこの収入保険だけで生活 まで保証してもらえるかって言うとそうで はなくてこの辺りはしっかりと頭に入れて おく必要がありますしそれを前提に設計を した方がとは思い ますこの収入保険に似た制度として野菜 価格安定制度つまり指定野菜になると3 保障されるっていうやつか農業共済とか あるんですけども野菜価格安定制度は市場 価格の低下に対する保証ですし農業共済は 自然災害とかのリスクに対する保証なん ですよそれぞれ保証内容が異なるので栽培 品目とか地域とか自分の経営状況に合わせ て選ぶ必要ありますしそもそもそれらを 選択肢として選べない脳かもたくさんいる んですねでも収入保険は名前の通り収入 つまり売上を保証してくれるもので価格の 安定ではなくて収入の安定を目的としてい て保証要件もかなり広いんですよそして 青色申告さえしていれば全ての農産物が 対象になります色々あってごちゃごちゃ ごちゃごちゃしている農家向け保障制度 ってものをこう一本しようとしている そんな脳水晶の糸さえも透けて見えてき ますこれ実際にもらおうと思ったらいや その場合はね該当しないんだよねといった ようながっかり談たまに聞こえてくるん ですけどもそもそも不正が出ないように しっかりと対策もしてるのでま一定しょう がないところはあるかなと思いますだって 夏に例えば水没して全滅しちゃいました その後秋冬にサつけ本当はできるんだけど もいやま適当に理由をつけて働かずに収入 激減しちゃったと言ってもがっつり保証し てもらえるわけで病気とか怪我とかによる 収入源も保証してくれてるんだからそれっ てサボったのか本当に働けなかったのか 収入が減ってしまった理由がちゃんと納得

できるものじゃないと国としても保証し づらい部分ってありますよねこの辺り不正 受給が出ないように慎重にチェックされて いればこれは該当しないと判断される ケースも出てくるってことですもちろん このあたりは制度もどんどんどんどん改善 していってますので使い勝手良くなって くると思いますし農家も真面目にやった 結果今回は軽度力ではどうしようもなかっ たんですという説得する姿勢は必要だと 思い ますさあいかがでしたでしょうか国が やたら進めてくるので逆に怪しんでしまう ような収入保険制度なんですけれどもこれ まで収入の安定を図るための共済とか保険 制度に該当するものがなかったという農家 にとっては強い味方になってくれるはず です収入の楽さが大きい経営をしている方 は特にメリット大きいですので一度検討し てみてはいかがでしょうかということで 今回の動画いかがでしたでしょうか勉強に なったためになったと感じた方はグッド ボタン押していただいて新着動画見逃し たくない方は同時にチャンネル登録の方も よろしくお願いしますではまた次の動画で お会いしましょうありがとうございまし た ne

ブロッコリーが昇格して「指定野菜」になると農家はどれくらい得する？

野菜価格安定制度について（農林水産省）
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/attach/pdf/index-27.pdf
収入保険（農林水産省）
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/syunyuhoken/

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松本直之（まつもと・なおゆき）
松本自然農園　代表／株式会社ノーティスト　代表取締役／（一社）次代の農と食をつくる会　理事

富山県高岡市出身。新潟大学工学部卒。
システムエンジニアとして３年間勤務後、自転車で日本一周。その後、愛知県豊田市にて多品目栽培での野菜セット宅配＆通販「松本自然農園」を2005年より運営開始。2023年春より野菜の収穫サブスク農園「GGfield」をスタートさせ、全国展開のために法人設立。ブログ、YouTube、書籍出版、講演などの情報発信や、自治体・生産者へのコンサルティングも行っている。

松本自然農園　https://matsu-farm.com/
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