CP+2024|山下大祐|αで極上の鉄道撮影を楽しもう【ソニー公式】

司会:皆さま、本日はCP+2024ソニーブースにお越しいただき ありがとうございます。 このステージでは、鉄道写真家の山下大祐さんによる スペシャルセミナー αで極上の鉄道撮影を楽しもう をお届けいたします。 ゲストに、タレントの斉藤雪乃さんもご参加いただきます。 さあそれでは、早速お呼びいたしましょう。 山下さん斉藤さん、どうぞステージへお上がりください。 山下:どうも。 斉藤:こんにちは。 山下:おはようございます。 皆さんよろしくお願いいたします。 司会:よろしくお願いします。 それでは、お二人ともお席に おかけいただければと思います。 そして私からお二人のご紹介行わせていただきます。 まず、山下さんは1987年、兵庫県出身。 日本大学芸術学部写真学科卒業。 鉄道を制作活動の舞台として スチル、ムービー問わずに作品作りに注力しています。 広告、鉄道誌、カメラ誌などで活動。 αアカデミー講師、 日本鉄道写真作家協会会員です。 続いて、斉藤雪乃さんは大阪府出身 鉄道をテーマにしたメディアやイベントなどで活躍する 関西を代表する鉄道タレントです。 主に「乗り鉄」とのことです。 NHK大阪「ウイークエンド関西」「ぐるっと関西おひるまえ」では 鉄道を紹介するコーナーに出演中。 その他書籍販売や鉄道関連のイベントにも多数出演。 YouTube「ゆきのちゃんねる」では 鉄道愛を独自の目線で配信中です。 それでは山下さん、斉藤さん よろしくお願いいたします。 山下:よろしくお願いいたします。 斉藤:よろしくお願いいたします。 山下:いや、プロフィールのね 何か説得力が全然違いましたね。 小っ恥ずかしいなあ。 斉藤:皆さんありがとうございます。 山下:まだ席ありますんでね、そこをお通りの皆さんも どんどんどんどんね聴いてってくださいね。 さぁ、早速出てまいりましたけどもね この6台のちょっとカメラをね 最初のね1ページ目にしてみました。 α7R ⅤからですねVLOGCAMのVLOGCAM ZV-E1なども 入ってますので で、最新のα9 IIIですね。 この6台ね、なんと 一昨年ですね。22年の11月以降に 今までで発売された

Αシリーズのカメラなんですよね。 Eマウントのレンズ交換式というところですね。 こんなにもう出てるんですよ。 1年半にならない足らずの。 斉藤:それぞれ特色があるんですよね。 山下:それぞれもちろん特色もあります。 こんなにカメラ出しちゃってちゃんと寝てるのかなってね。 ソニーさん大丈夫ですか。 斉藤:開発がね。 山下:うん、大丈夫と首を縦に振ってらっしゃいますんでね。 はい、でね 今日は鉄道写真なんですけども 極上のね、1枚を撮りましょうということなので その中でこの3台。 α7R Ⅴと α7C II、α9 IIIですね。 この3台について、ちょっと写真を撮っておりますので 見ていただきたいなというふうに思います。 で、それぞれの特徴は α7R Ⅴの方はですね 何と言っても有効約6100万画素の 高精細な写真が撮れますよ。 あと、高階調っていうところ、特にねご紹介したいと思います。 トーンがとっても素晴らしい。 ハイライトからシャドーまでのトーンが 非常に表現力が豊かだよ っていうところを見せていきたいなと思います。 真ん中のα7C IIっていうのは 何と言ってもね、フルサイズにもかかわらず 非常に小型軽量にできている。 もうポケットに入るんじゃないかっていうぐらいのね サイズで作られておりますので その辺の旅に連れていきたいなというカメラです。 そういうところをちょっと写真で見ていただきたいな と思っております。でまあ、当然ね、皆さん 気になってらっしゃると思いますけども α9 IIIというね 最新のカメラ、グローバルシャッター方式を 採用したカメラですね。 もうちょっと、今までのカメラ作りとはちょっとこう 違う世界で作られてしまった カメラと言えるんじゃないかなと。 斉藤:異次元のカメラ。 山下:全くそうですね。 ちょっと住む世界が、棲み分けをしないといけないな っていうのが α9 IIIになってちょっと出てきたかなと思っております。

全てに共通しているのは 列車を認識する能力がありますよというところですね。 それも後でね、ちょっとだけ紹介したいと思います。 では早速1枚目。 こちら。 これね、大阪のご出身の斉藤さん どこか分かりますか。 斉藤:わからなかったんです、最初。 こんな綺麗なところあったかなって。 山下:石切っていう 生駒の山の麓にある町、 石切という場所から撮った写真で 実は去年のCP+も私これ この場所の写真出してるんですよね。 何で同じ場所の写真をまた持ってくるんだって。 斉藤:そうですね。 斉藤:石切山は私は何度も行っているはずなんですけども こんな綺麗に見えたことないんです。 山下:素敵な場所があるんですよね。 近鉄のけいはんな線という路線が下に走ってて 大阪メトロの中央線が乗り入れている。 なんで新しく撮ったと思います。 これね 列車のライト、右下にね 画面中央の下の方にありますけどこのね ライトにご注目いただければ、なんとなくね 鉄道お好きな方は分かるんじゃないですか 昨年から走り始めている新型車両ですね。 斉藤:400型。 山下:400型。 で今、何で撮りに行ったか、どうしてですかねって ちょっととぼけましたけど 実はこの次の写真で 斉藤さんが撮ってきていただいて 斉藤:あの、早くしてください、それは。 明るいとこういうね。 こういう大きく見える。 山下:こういうね400型って、 とても何か不思議なロケットみたいな 宇宙船みたいなね、デザインの写真なんですよね。 斉藤:G-SHOCKみたいに呼ばれてますけどね。 山下:ああそうですね。 腕時計みたいだなって。 4つのライトがね、隅っこにあると。 ちょっと後ろに、テールライトですよね。 前の写真があるんですか。 斉藤:前の写真も。 山下:ありましたね。 斉藤:ちょっと、構図がアレなんですけど。 山下:走ってるところを撮ってますね。 斉藤:はい、撮りました。 ちゃんとこの子で撮りました。 山下:ここに置いてあるこのカメラ。 またちょっと後でね。

斉藤:10年以上前なんですけど、 撮らせていただきました。 山下:この電車をね、 撮るために行ったんですよ。 これね高解像度っていうところを 見ていただきたいんですけど 感度8000というところも注目してくださいね。 ここちょっと拡大すると、こんな感じ。 列車の描写もすごいのはもちろんなんですけど、後ろのね 町の、歩道橋の手すりの 欄干のところとかの 表現力見てくださいね。 これ、レンズもね、これね。 レンズの素晴らしさも是非見ていただきたいと。 この隅っこ、嫌ですよね。 ここ、あんまり見せたくないとこかなと思うんですよね 皆さん。 これですよ。感度8000で。 有効約6100万画素。 しかも30分の1秒ですね。 これ手ブレ補正も実は効いてます。 三脚使いながらも手ブレ補正を効かせて撮ってるんですけど それぐらいしないとですね、30分の1秒。 手ブレの危険性もあるというのは、 そういう状況でございますね。 斉藤:ブレてないですね。 山下:ブレてたら持ってきませんよ。 斉藤:ああすみません、はい。 いやすごいです、細かいところまで。 これレンズの素晴らしさもあるかなと。 FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIってやつですね。 マーク2ってやつですね。 はい次の写真行きましょう。 これ今年の1月1日の初日の出が上がってくる 前の、黎明時間というんですかね。 そういう時間。 だんだんだんだん東の空が明るくなってくる時間に そのハイライト部分に列車を重ねて シルエットにして撮ったというやつですね。 斉藤:すごい影絵みたいですね。 山下:まさに影絵ですよね。 影絵を狙ってます。で。 オレンジ色が入ってくる、 暖色がちょっと入ってくる時間が やっぱりいいかなと思いまして、その写真を このタイミングに列車が 来てくれたことが良かったかなと。 この後、こう太陽が実際に昇ってくるんです。 斉藤:初日の出。良い写真。

山下:次の写真。 これねグラデーションがやっぱりね。 とても白からね上の画面上の方の濃い青に掛けてまでの グラデーションの階調性 ここを是非見ていただきたかったんですよね。 トーンがジャンプしてるような様子もね、ほとんどなく いい写真が撮れたなと思います。 同じような画なんですけど、 これはまた違う場所で撮ってます。 これは分かりますか、斉藤さんなら。 斉藤:最初はわからなかったんです。 こんな格好いい列車どこに走ってるんやろうって。 山下:ちょっとこう流線型というか、 尖った形をしていますけれども。 近鉄電車ですね。近畿日本鉄道というところの 伊勢志摩ライナーというのが写っております。 で、そのね伊勢志摩ライナーっていうのが あのシャドーになってるこちら側もね デザインが多少見えますよね。 斉藤:そう、色が分かります。 山下:分かりますね。 黄色と白のツートンカラーというのがね 何となく情報としてちゃんと見えている。 これなかなか難しいんです。 階調がね豊かじゃないとできないことだなと思って。 ハイライトが、太陽が入っているような状況で。 真っ黒につぶれずに 残ってくれてるというところでですね この伊勢志摩ライナーということまでが 表現できているのかなと思って いい写真が撮れたなと思っております。 斉藤:はい。 あー、これ茶畑。良いですね。 山下:先ほどまではね、ちょっとシャープな というか固めのイメージで 撮って仕上げたものですけども ちゃんと黒を締めている感じのね。 これは少し黒が若干グレーの方に 持ち上げているかのような眠たい感じの 斉藤:温かい感じします。 山下:朝日が昇ってきて、東海道新幹線がそこを駆け抜ける というようなね、そういうシーンなんです。茶畑が下に。 少しこう暖かい感じ。 斉藤:新幹線の色はちゃんと出てますね。 山下:そうですね。 もちろん白い車体だから 見えやすいというのもあるんですけれども ちゃんと新幹線を存在感、こう 画面の中でね、小さく扱っても存在感が出るように 表現できるのも、階調性の豊かなところが 生きてるんじゃないかなと思いますね。 これもなかなかね これG Masterじゃなくてね

FE 20-70mm F4 Gなんですけれども 太陽が画面に入ってもね ゴーストフレア悪いものがね ほとんど見えずに、レンズのよさも 生きてるなと思っております。 さあ、所かわって こちらは東京駅ですね。 斉藤:旅が始まりますね。 山下:ちょっと特別な、特別急行のね 名前がありますけれども。 斉藤:おー、人気者ですね。 すごい人だかり。 山下:午後9時台ですかね。 9時過ぎぐらいに こういうサンライズエクスプレスってね 唯一ですか。もう今 定期の夜行特急としては。 斉藤:寝台特急そうですね。 山下:唯一の列車です。 これに乗ったんですよね。 斉藤:お、あら。 ノビノビ座席。 山下:座席、ちょっとね、予算の都合もありましてですね 一番安い席にね。 席っていう席の扱いなんすよね、横になれるけど。 斉藤:寝台券じゃなくて指定席で乗れるっていうね。 笑ってはる方もいらっしゃいますね。 山下:皆さんね、乗られた方 たくさんいらっしゃると思いますけども。 こういう、14個、こう区画があって。 上下2段式で ちょっと隣の人とかも 喋らないといけないかなみたいに距離感の。 斉藤:そう。でも頭のとこは仕切られてますし ちゃんと内装は住宅メーカーさんが手がけてはるんで 居心地は抜群ですね。 山下:そう もう20年ぐらい経ちますけど まだまだ色あせないとても素敵な列車で 乗ったことない方乗られてみてください。 それに乗ってここに行きました。 四国ですね。 これ分かる方いらっしゃいますかね。 この駅がどこか。 斉藤:どこでしょう。 坪尻。 山下:答えが出ましたね。 そうです。 坪尻。 土讃線という路線の坪尻駅っていうですね 列車以外でたどり着くのが 非常に困難な駅なんですね

列車も通過しちゃうやつもあるんでね。 スイッチバック。 そうです。 スイッチバックのことを説明しだすと長くなっちゃうので ちょっとあの ちょっとここはね、坪尻駅というところで 進ませていただきたいんですけども。 行ったことありますか。 斉藤:通って、ちょこっと下りたことあります。 山下:さすがですね。 斉藤:でもね、本数が少ないんですもんね。 山下:本数も少ないし、 特急がみんな通過しますからね。 この駅ね、この秘境度合いを見てください。 これ。 この下にちょろっと見えてるのが 駅のさっきのアップのところです。 先程見せたアップのとこです。 斉藤:山頂の方にお家が見えますね。 山下:あそこにちょっとちゃんと生きてる集落があるんですよ。 四国ってこういうところに 民家が並んでることが多くて。 山下:大分離れて。 山下:駅も秘境だけど集落も秘境ですよね。 すごいところですよね。 でね、この駅には、実は歩いて行ったんですよ。 斉藤:ええっ、あっ。 道から行ったってことですか。 山下:道から行きましたよ。 すごい道のりでしたよ。 一番行けるようになってるんですけど、 車じゃいけないですよね。 自転車でも行けない。歩いて行くしかない。 あいにくの大雨で この駅素敵なんですけどね、雨ざんざん降りで ついにはもう列車は来なくなっちゃった。 しょうがないですよね。 斉藤:そんなに。 ただ、すごい素敵です。 天気が悪いと思われへん。 山下:もし行ったことある方はね びっくりすると思いますけど。 びっくりって言うか、ここに行って 列車が来なくなってしまった時の絶望感たるや すごいですよ。 斉藤:あるでしょうね。 山下:列車が来るものと思って行ったら。 斉藤:1日3、4本ですからね、それぞれ。 山下:それぞれしょうがないんで、雨をね 味方につけるじゃないですけど、ちょっとね 駅のホームで雨の写真を撮ろうかな なんて思ってこのね 最初左の写真を撮ってみたんですけども 何かもうちょっと

何かできないかなと思って右の写真を撮って。 これ見てください 6分の1秒というシャッター速度を 手持ちで撮ってますよ。 まあ、手ブレ補正がきいて非常にうまく撮れたな というものもあることもあるんですけどね。表現としてこう 落ちる雨の雫を、軒先から落ちる雫を 線にしたいな、というね そういう狙いがあって撮りましたね。 カメラの中にね 5軸手ブレ補正。 光学式の5軸手ブレ補正が内蔵されております。 はい。で、雨のその日 列車が走り始めたんでね ようやく夕方になって先程の俯瞰場所から撮ったんですけど。 真っ白けで 列車のライトだけがぎりぎり見えるみたいな状況で。 でもね このね、白い中にもちゃんとね 森の立体感みたいなものがね 表現されているっていうのはちょっと、 カメラがね 良かったかなと思わせてくれましたね。 はい。 じゃあ でね、この坪尻駅なんですが 実は晴れた日にもう一回リベンジして 歩いてもう一回行きました。 で、やってきたのがこんな列車。 斉藤:「四国まんなか千年ものがたり」っていう ちょっと長いですけども 山下:ご存知ですね、さすがです。 観光列車は停車するんですよね。 こうやって画面に太陽が入るような状況でも こうシャドーになってるところが 非常に情報豊かに残ってくれている というのも素敵ですね。 ごめんなさい、次のカメラ、このα7C IIというカメラですね。 旅に連れていきたいというカメラ。 言いましたけれども、これで行ったのはこれ αアカデミーでね 撮影実習で行ったんですけども みんなで、参加者の方とみんなでですね このお座トロ展望列車っていうのを乗りました。 会津鉄道ですね、 福島県を走っております、観光列車です。 お座トロ展望。トロの部分はトロッコって意味なんですけど トロッコ車両に乗って ちょっと秋のシーズンに行ったんで 窓はねかかってるんですけども トロッコのこの乗り味が楽しめる 何かこうアテンダントさんが不思議な格好をして 斉藤:白虎隊のお姿になって、ねえ。 教えていただいて。

山下:私これ分かんなくて 何の格好なんですかって言ったらこのおねえ様に 非常に怒られまして これを見て分からんか、みたいな感じでね。 斉藤:悲しい歴史が詰まってますけども、こうしてね 伝えることは大事ですね。 山下:会津藩というとこに纏わる 白虎隊の格好をしていらっしゃるということでですね こういうスナップなんかもポーズ撮って撮らせてもらったり。 後ですね この列車に乗って湯野上温泉駅って いうところに行ったんですよね。 そこで撮った写真がですね、こういう写真なんですよね。 斉藤:ああいいですね。 山下:ちょっともう、そこに観光で来てるファミリーを ちょっとスカウトして ちょっと写真教室の撮影実習のですね ちょっとお手伝いをしてもらった。モデルになってもらって。で、 記念写真としてちょっと撮らせていただいた写真。 で、後ろに写ってるのが 湯野上温泉の駅舎なんですよね。 茅葺屋根の素敵な駅というので こういう鉄道写真もありなんじゃないかな。 斉藤:旅に向いているというのは小型だから。 山下:小型ですね。 斉藤:ああ。で、しっかり撮れる。 山下:お子さんたちに向けても、 こう構えずにいてくれるし。 撮る側にもとてもね、撮られやすいカメラかな というふうには思っております。 勿論ね。これも同じα7C IIです。 同じカメラです。 こういうところで、風景の中の鉄道写真 というのを撮ってみても十分 解像感豊かに。結構ね、光の当たってないと言うか シャドーになってるような木のところの紅葉も とても豊かに表現できているかなというふうに思います。 フルサイズのカメラなんで こういう前ぼけの描写ですよね。 も、素敵ですよね ちょっとメルヘンチックで、紅葉がいい時期だったので 紅葉の葉っぱを前ぼけにして入れてみて 奥にピント合わせてみたというような写真ですね。 はい。 で、カメラで是非やってみてもらいたいなと思うのは 列車に乗りながら車窓を撮るっていうのがね やっぱ向いてるカメラかなと思います。 で、やはり手ブレ補正がね とても強力なので 列車のこう揺れる車内でも なかなか攻めたね、 シャッター速度を選択できるんですよね。 これはあの夕日を撮った写真で シャッター速度はこれぐらい速いんですけれども

次の写真なんかすごいです。 1.7分の1秒。 斉藤:同じところですよね、路線。 山下:路線同じで。 同じようにね、列車の前から レンズをガラスに近づけて撮ってるんですけど 撮ってるんですけど、1.7分の1秒ってのは ほぼ1秒みたいなもんですよ。 そのシャッター速度を選択して、 こういう写真も撮れてしまうぐらい 手ブレ補正がちゃんと効いてくれると。 いやぁすごい。 斉藤:すごいですね。 山下:ねえ、思いますよね。 斉藤:あ、これは良いです。 山下:またまた、斉藤さん撮影の。 このカメラすごいですよ。 αお使いだったんですよね。 斉藤:大事に大事に。 山下:NEX-3NっていうAPS-Cサイズのeマウントのカメラ なんですよね。 斉藤:大分前なんですけれども。 山下:2013年発売ですって。 斉藤:はい。 まだ現役でいてくれてるんですけどもね。 山下:さすがですね。 いや、今のαに繋がる ミラーレスカメラ。 初期の頃の。 斉藤:あっ、ちゃんと何か繋がっているんですね。 山下:繋がってます。 マウントが一緒です。 皆さんわかると思いますけど、マウントが一緒です。 脈々と受け継がれる。 そしてね、ちゃんとこう 自分の写真も撮ってるところがね。 斉藤:いやいや、3面鏡ってもうできひんのかなって思って。 山下:381系の八雲の車内で撮ったということでね なかなかこういいですね。 手動・自動のスイッチなんかもね。 斉藤:ぼちぼちね、ご卒業ということで収めてみました。 山下:はい、ありがとうございます。 撮ってきていただいたんですよ。 斉藤:すみません。もう、下手なんで。 次は。 山下:はい、ありがとうございます。 じゃあ早速ね、ちょっと本命かもしれませんけど 皆さんね、ご期待の α9 IIIで撮った写真というのを 見ていただきたいと思いますけどもね。 やはりこのグローバルシャッター方式というのを 私はもうずっと期待してたんですよ。 やっぱりソニーさんがね、いち早くやっていただいたと。 まあこういうね

フルサイズミラーレス機に関しては、 もういち早かったと思います。 であとね、120コマ、毎秒。 AF・AE追従の連写っていうのを もう信じられないような次元です。 で、プリ撮影という機能も入っております。 この辺をちょっと中心にご紹介したいと思いますけども。 この写真ね グローバルシャッター方式が生きるかなと思って こういう画を撮ってみました。 本当はもっとアップで撮りたかったんですよ。 で、この同じ列車をα1でもね 撮ってるんですけど、この違いがね、出てます。 これがグローバルシャッター方式の違い。 何か分かりますか、この写ってる形ね、ご覧いただきたい。 同じ列車であることが、この舞い上がった葉っぱが 車体に影を落としてるの、真ん中分かります。 あれ同じ列車を撮ったっていう ちょっと証拠になるかなと思ってね、はい。 こういうふうに比べてみると、α1の方若干 こうね、垂直のラインが傾いてますよね。 これね、ローリングシャッター歪みと言われる現象で 今までの基本的なカメラは だいたいローリングシャッター方式で作ってきてたんですけど 必ずこういう現象が発生してしまう。 もっと列車を大きく撮ったり、 より速い速度で動いてるものを撮ると もっとその歪みが大きくなるというものでございます。 じゃあね、これね写真で見てもこうならば 動画ではもっとね これ有効なんじゃないかなと。このグローバルシャッター方式が っていうのがありまして、動画撮る方もね、注目ですよ。 この次、じゃ動画ご覧ください。 はい、最初は従来のαで撮った時の動画、 こんな感じに写ってましたと。 で、途中からこれ変わります。 α9 IIIで撮ったのはこう映ります。 これ動画撮る方は、かなり決定的な違いに なるんじゃないかなと。 斉藤:うんうんとうなずいている方いらっしゃいます。 山下:わざとちょっとね。シャッター速度を速くして コマ送りみたいな動画にしたんで。スローモーションの。 上下に並べて見比べてみましょう。 次の動画ですね。 ほら、もうこの、見比べるとね。 一目瞭然という。 斉藤:側面の窓の形が全然違う。 山下:あんな斬新なデザインの窓に なってませんからね、本当の形は。 斉藤:そういうもんやと思ってたんですけど。 山下:窓からドアからね。 これ四角い電車だったら

当然形もこう斜めに なってしまうものなんですよね。 はい。 で、3機種。 今回ご紹介する3機種に全部共通した AIプロセッシングユニットっていうお話がありましたけど。 列車を認識するという機能ですね。 それをちょっとファインダーの中で この写真を撮る時のファインダーの中も撮ってます。 ちょっと粗い動画なんですけども、ご覧いただけますか。 列車がね どうぞ認識するところをよくご注目ください。 左下列車が来ました。顔が見えた四角が付いてるの 分かります。薄い四角、緑になりました。 これで、AFがもう追従。 斉藤:賢い。 山下:ちょっとすいません、早口になってしまい。 もうこれね、車体の側面もちょいちょい認識してますよね。 いや、結構ね、これAIディープラーニングでね。 斉藤:動いてるものをちゃんと、あ、これは来るわ っていうのを追っかけてるんですね。 山下:これは列車だいうのが バレちゃってるんですよ、カメラに。 斉藤:すごい。 山下:小っ恥ずかしいですけど、バレちゃって。 斉藤:だからこれこれをきれいに 撮れますよっていうサインで。 山下:もうね、賢いですよ。 だからね。 こういうちょっと条件の悪いような光線状態の中でも どんな顔の列車でも大体、SLでもOKです。 認識するというもので、ピントを合わせる 地面切っちゃってますよね。 そういう場所でも、こう置きピンしにくいところでも こうやってAFに信頼性があると 列車認識で撮る事ができるなというような、そういう写真でございます。 255系ね。 今のうちに撮っておいてくださいね。 皆さんね。 斉藤:地下ホームに撮りに行きました。 うわ、新幹線。 山下:これ、にょーんと伸びた流線型の車体 N700Sの車両を撮ってきました。 これはすごいです。 秒間120コマの高速連写だからこそ チャレンジできる世界だなと思いました。 この鼻先のクリアランス。 もちろんこれはね、ノートリミングです。 斉藤:すごい、ピタッと。 山下:ぴったりですよ。 だから、N700Sだったら、まあちょっと待ってたら 次が来ますけど、こんな列車でもね、チャレンジできちゃう。 斉藤:おー、ドクターイエロー。 格好いい。

山下:これが撮りたかったんですよ。 FE16-35mmF2.8GM Ⅱなんですけど、これ16mmです、画角。 こんなワイドでこの位置で止めることってなかなかね。 怖くてできないですよ、1枚切りでは。 120コマ連写だとね まだこの次もね、ギリギリ画面に入れてるんですよ。 すごいでしょ、すごいでしょ。 でも、これだとさすがに ちょっとくっつきすぎてるんで さっきの写真を採用することになるわけなんで。 斉藤:すごい速度ですよ。 山下:すごいですよ、ほんとにね。 いやいやいや、びっくりしました。 これはねごめんなさい、皆さん連写じゃないんですよ。 1枚切り。 というのも何を見せたかったかっていうと、これシャッター速度。 8万分の1秒。 8000分の1秒じゃないですよ。1桁ちゃんとね 数えてください。8万分の1秒という シャッター速度で動いてる列車で撮りたいなと思ってですね。 何回かチャレンジしてたら、 この位置で止まってくれたんですよね。 これもね、ノートリミングなんです。 これはね、皆さん真似してもできません。 これも僕もたまたまプロだったからです。 プロだったから撮れた写真なんですけど。 斉藤:その技知りたいです。 山下:これはたまたまです、ホントに。 でも8万分の1秒だったら、 こういう写真もチャレンジできちゃうんです。 斉藤:すごい。 山下:もう鼻先だけアップ。 ねー、見てくださいよ。 大体拡大して8000分の1でも全然ブレてますから。 拡大したらもう。 良かった。これは8万分の1秒になればこそです。 はい。 でねー、次。 こちら流し撮りですね。 30分の1秒なんですけども、僕ね実感として α1って30枚撮れるんですよ。 秒間一番最速で。 よりもα9 IIIの30分の1秒の連写の方が速いです。 連写速度が。 速いと流し撮りの時もすごく有利。 こういうね、タイミング大事なんですよ流し撮りも。 シャッターのタイミング。 この手前に木がブレてるんですけど このブレが出てきたところで撮りたい。 他のところでは成功してもやや残念かな。 みたいなので、こういうタイミングで撮りたいと。 これもそうですね。 125分の1秒ですけども。

やはり連写が速いことで、 低速シャッターの時も生きてくるかなと。 キランとした瞬間を流し撮りしたい。 斉藤:本当、運転台光ってる。 山下:ちゃんと光ってて。 ピカンってなってますよね、ノーズのとことか。 こちらの機能も紹介しておきたいんですけどね。 プリ撮影っていうんですね。 あらかじめこう半押しをしておけば あらかじめ写真を撮り続けておいてくれると。 で、押し込んだ時に、それより以前のものも 記録されるということですね。 だからこれはまだね これ機能使わなくても撮れるんですけど、 次の写真なんかはもうこれ飛び出してきたのを 見てから押したんでは間に合わない。 向こうに左にはみ出ちゃうんですよ新幹線が。 でもプリ撮影を使うことによって この位置の写真も選べるし もう本当に飛び出してきた瞬間の写真も選べると いうような。 斉藤:楽しそう。撮ってて。 山下:楽しいですよ、なかなか。 機能がすごいなと思いますよ。 斉藤:うわー、かっこいい。 山下:ここからは今月撮ってきた写真 東北の新幹線を撮ってきましたね。 AF追従さして、こういう写真はもう当然のように AFで撮ることができると 被写体認識も使います。 斉藤:迫力ありますね。 画面いっぱい。これは。 山下:今奥に写ってたトンネルありましたよね。 そこから飛び出してくる瞬間を今度は狙ってみたんですよね。 トンネルから出てきて光が当たるこの瞬間をプリ撮影を使って。 撮ると、もっと手前もありますよ、当然ね。 で、あの、飛び出してきた瞬間も撮り遅れないっていうところで こう言うのも撮りました。 で、ここからさらにAFを追従させて、この辺も 運転席のここに来てるんですけど、次 この何コマかあと、ここもね、AF追従で撮ることができている。 これ非常にAFの食いつきの速さみたいなのを 感じ取れるかなと思います。 斉藤:とっても画になる。 表情が違う。 山下:そうですね。 また場所が変わって福島県ですね。 山形新幹線を撮りに行きました。 3月からE8系っていう最新の新幹線が入りますんで このE3型もぼちぼちかなというので 撮ってきました。 後ろにこの吾妻連峰、とても素敵な山があって ちっちゃい富士山みたいなね 吾妻小富士っていう富士山みたいのがあったんですけど

ちょっと雲に隠れちゃって。 粘ってみたんですよ。 何本か後の列車でね撮ることができて 雲がわーって湧いてきちゃったんで 少しこう広くしてあえて ちょっと青空が入るような画角まで少しね とっさに広くして撮ったんですよね。 それでもやっぱりね、AFをちゃんとね効かせて かつこれ手持ちで撮ってます。 雪原にギリギリまで下げて 手前のぼけを入れたかったんですよね。 斉藤:良いですね。 山下:そうやって撮りました。で、山形新幹線 こういう写真も撮りましたよ。縦の流し撮り。 斉藤:お顔の一部分がピント合ってる。 山下:そう。ヘッドライトのとこに合わせたんですよね。 今回はね。 僕はこだわりとしては、線路の間にも雪があって 両側にも雪があって、要するに背景がほぼほぼ白くなる場所 っていうのを探して撮ってます。 そこがこだわりです。背景に余計なものはあまり見せないようにしようというですね。 情報の削減というか、できるだけこう落としていこう 落としていこうって。 斉藤:速さも感じます。 山下:速さも感じますよね。 これも30分の1秒だから速い。速いんですよ、連写がね。 次は何でしょう、これです。 ちょっと夕闇が迫ってまいりまして これ4軸のマルチアングル液晶というのがありますけれども それを起こして、カメラを 地面のギリギリまで近づけて ノーファインダーというかねノーファインダースタイルで カシャカシャと流し撮りをしてます。 後ろを、この雪原の中に隠したかったんです、お尻をね。 だからアングルを下げて撮ってますと。 斉藤:あえての。 山下:これも素敵ですよね。 これレンズに付いた水滴に光を当てて 撮ってます。これも流し撮りですね。 見えますか。テールライトがちょっとね。 で、今度こちら。 岩手県のですね後ろ、 岩手山という山がぼんやりと見えてますね。 ここににゅっとね。 さすが雪国ですね。 ボブスレーのソリがやってきまして、ほら。 そう思ったら、E6系だったと。 斉藤:良いですね。 えー、面白い。 山下:これが撮りたかったんですよね。 このS字のライン、この列車の特徴であるね 先頭形状が撮りたくて これを岩手山を背景に置いて撮ったんですよ。

これプリ撮影使ってるのはですね カメラは固定できなかったんですよね ローアングルで三脚に固定できなかったんで ファインダーを見ながら撮らなきゃいけなかったんで プリ撮影を使って飛び込んでくるところも 押さえようとしたわけですよ。 斉藤:逃さないですね。 これも幻想的。 山下:これもなかなか幻想的。 フラッシュをね レンズ前のに降る雪に向けて発光 弱く発光させてこういうような ぼんやりとしたあんな 玉ぼけを作ってあげたというものですね。 これは夜だったんですけどね次の朝、 これ仙岩峠に行ってきたんですよ。 でもこれはね、行かれたことある方、 分かる方はねいると思いますけども、 もっと雪ってね、行ける時は行くんですよね。 真っ白になるんですけど。 で、幸いこの日は日差しがあったんですよね。 これなんか行けるかなと思って、 昨日夜撮った場所に行ってみたら これ素敵な写真、今日最後の写真ですね。 こういう状況になってたんで。 そんなに寒くはないんですけども、 ちゃんとね木に雪が付いて それがこう水滴になってきらきらと輝いていたと。 斉藤:雪も車両も輝いてますね。 山下:こういう瞬間も撮らせてもらうことができたと。 最新のカメラなかなかやってくれるなと。 斉藤:そうですね。いや、見てきて私も世界初の技術 カシャってやってみたいなって思いました。 山下:そうですね。 今回ご紹介したですね カメラ3機種以外にもね いろんなバリエーションのαっていうのがありまして 皆さんそれぞれの 撮影スタイルに合わせたカメラをね どれもね結構高水準なんですけども それぞれに特徴がありますんでね そこの特徴をよく吟味してもらって 楽しい時間を過ごしていただければなと思います。 司会:はい。山下さん斉藤さん ありがとうございました。 今回は、鉄道写真家の山下大祐さんと そしてタレントの斉藤雪乃さんをお招きして αで極上の鉄道撮影を楽しもう をお届けいたしました。改めまして 皆さま、山下さんと斉藤さんに 大きな拍手をお送りください。 山下:ありがとうございました。 斉藤:ありがとうございました。 司会:ありがとうございました。 それでは、こちらからご降壇ください。

登壇者:山下大祐
ゲスト:斉藤雪乃

【期間限定】
CP+2024ソニーブースで行われたスペシャルセミナー&ワークショップをアーカイブ配信。
αを手に活躍するフォトグラファーやビデオグラファーによるスペシャルセミナーと、新たな価値観で時代を切り拓くクリエイターが実践形式で繰り広げたスペシャルワークショップを、2024年3月31日(日)までご視聴いただけます。LIVE配信を見逃してしまった方も、もう一度見たい方も、ぜひご覧ください。

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