第1157回「禅と発酵 – 其の一 –」2024/3/8【毎日の管長日記と呼吸瞑想】| 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師

[音楽] [音楽] おはようござい ますゼゼラでは元々発酵食品をよく用いて いましたお味噌は大切な調味料であり栄養 原でもあり ます和歌山県町の広国自解散北登国士が 中国で修行して持ち帰ったと言われてい ますお醤油もそうでありますそれから梅星 やタワ漬けもまた発行食品です12月に 厳しい修行の時期があっ てその時に工事で作った甘酒も作りますが これもまた発行食品でありますあまりに 日常にありながらそんなに意識してもい なかったのですが発行食品に関心を持って 作るようになったのはなんと言っても久 高子さんとの出会いからでしたクさんは 発行生活研究家でいらっしゃいます著書も ございますくりさんとの対談動画もあり ますのでご関心のある方はご覧ください久 さんは14歳の時に歯の治療をしてから 体調不良が始まりました体の具合が どんどん悪くなっていったのですがどんな 医者にかかっても原因が分からないという のです下痢がひどくなって行きまし た原因が分からないので下痢止めを飲む しかありませんその薬も飲むのがくせに なりだんだん効かなくなり聞かなくなると なお強い下痢止めを飲みます下痢止めには 構成物質が入っています構成物質というの はインフルエンザや肺炎など救世器には 効力を発揮しますがそれをずっと服用し 続けると問題です腸の中の良い菌が全部 死んでしまったというのです人間というの は金がいるから生きていられるのです腸の 中に良い金がいるかから消化もしてくれ ますその金が全て死滅したので何を食べて も消化できなくなりました食べた途端に出 てしまうというのですそして20歳過ぎ たらほぼネタきりになってしまったのでし た二十歳の頃なら同じ世代の仲間たちは 青春を王化しているのにしかし自分はネタ きりになってベッドとトイレの往復しか できないというのですから絶望ですそんな 絶望の中で発酵食品食品に出会うのでし た不思議と良い人との出会いがあって彼女 は発行食品に出会うのですたまたま訪ねた 物産店で工事で作った甘酒を買って飲んで みるとこれは蝶にすごくいい蝶が喜んで いると感じたそうなのです良い発酵食品を 食べると体の良い変化を感じるようになり ました体が喜びを感じるような良い金を 取り入れようと発酵食品を食べ続けたの でしたするとだんだん食べたものを消化 できるようになり起き上がれるようになり

普通の日常生活に少しずつ戻れるように なっていったというの です後に病気の原因は14歳の時に歯の 治療で使ったアマルガムだと分かったの でしたその時にクさんが言った言葉が胸を 落ちました自分は14歳の時に 歯医者通いられて苦しみが始まった今同じ ように 歯医者通いsudahを取り除いてもらっ て苦しみが終わった自分は2020年この 診察台の上でを見ていたのだと思ったの ですそうおっしゃったのですそんな栗さん との出会いを通じて自分で雨崎を作ったり 豆乳でヨーグルトを作ったりしていました それが数年前に鎌倉に発行食品を使ったお 店があると知人に教えてもらったのが装備 の寺坂さんとの出会いとなりまし た私の 悩みは消えるの中で寺坂さんについて書い ているところがあるので引用します彼は 発行食品のお店を出していますその店が何 とも不便なところにあるのです車も通れ ないバイクでも簡単にはけないような町 から外れたところにあるのです案内版も 看板も分かりにくいものですそんなお店が この頃繁盛しているのです平日でも予約が 入り土日には行列ができるほどだと言い ます私も興味があって数回足を運びました 元々福井県内の工事の発行食品を扱って いるお店の背で鎌倉で発行の良さを伝え たいということで自分の店を出したそう です鎌倉ですと駅前の小町通りに行けば いろんなお店があるのですがあんな誰でも すぐ行ける場所じゃなくしてこの店に わざわざ図を見て探して苦労して訪ねて くれる人に最高のものを提供したいという のです甘酒屋スツランチなど発酵食品を 使った自然の素材で作っていて私の感覚 から言えば結構いい値段なんです最初はお 客が来なかったけれども今では平日でも 予約が入ったりしています評価されない ような時期もあったろうと思いますけれど も自分での素晴らしいものを伝えたいと いう思いがあるから簡単にはくじけない 洋服も販売していて安いものではありませ んが今ではよく売れているそうです彼は こうも言っていました良いものを一生が 生きてもらいたい汚れたら染め直しします メンテナンスもしますとそういう考えなの です駅から遠いし車も入らない看板もない それで結構いい値段がするそんなところに 来る人がいるのだろうかと思いましたが私 が行った時には平日の昼間にも関わらず 買いに来ている人がいたのです彼の発想は 便利な駅前で安い値段で大量に販売し悪く

なったらすぐ買い換えてもらうという現代 によく見られる発想とは全く逆です不便な ところで良いものをその価値に見合った 価格で売っている1度買ってもらったら意 を身につけてもらえるようにできることを 最大限を行うこういう青年もいるんだなと 思いましたと書いていまし たそんな寺坂さんとの企画が全と発行で ありました30名限定の募集でしたが皆 さんとても満足してくれたようでした初め に1時間私が椅座然を動指導しましたその 折に私が前のの日から作っていた甘酒を皆 さんに振る舞いましたお腹を温めて椅子 座禅をして心を落ち着けた後は寺坂さんの お話が1時間ありました発行について とても分かりやすく話してくださいました そして装備で作った工事の料理と遠隔寺の 層が作ったものでお昼ご飯を召し上がって もらいました午後からは寺坂さんと談し 参加者からの質問を受けて終わりました 椅子座禅と美味しい発酵食品ととても充実 した1日となりました全と発行ということ で私が感じることですが発行というのは 良い条件を整えさえすればあは自然に任せ ておくとよく発行してくれるのです座禅も 似たところがあってその暮らしや姿勢など のを整えておくとあは自然に任せればいい のだと思うのです椅座禅などはまさにその 通りで手順を踏んで体をほぐし姿勢を正し て条件を整えれば後は静かに自然と良い 呼吸になり穏やかな心になっていくのです 発行食品は今の時代とても大事なものです 少しでも多くの方に格好の大切さに気づい てもらえたらと思い ますそれでは姿勢と呼吸と整えてまいり ますまず両方の足で床をしっかりと 踏みしめますこの第一に支えられている ことを感じて足に力を入れてよし 立ち上がるぞという気持ちでお尻を5cm ないし10cmほどすっ持ち上げていって トンとおろし ます息を吸いながら肩をぎんと持ち上げて いって吐くと同時にストンと下ろし ますもう一度息を吸いながら肩をにと 持ち上げていって吐くと同時にストンと 下ろし ます最初1息息を強く吐き出しますこの時 にはお腹の底に溜まっている空気も全部 吐き出してしまうつもりで胸に抱えている 思いや煩いも全部吐き出してしまうつもり で口を開いて一息強く [音楽] はと吐き出していくを閉じますと鼻から 新鮮な空気がいっぱい入ってまいりますお へその下下腹いっぱいに新しい空気が満ち

てさらに体の隅々まで新しい空気が生き 渡っていくのを感じながらああありがたい な嬉しいなとこの思わず微笑みがこぼれて まりますそんな気持ちでその後は口を閉じ てただ鼻から息が出たり入ったりする様子 を静かに見つめて座り ましょう はいありがとうございますどうぞ今日も 良い1日でありますようにお祈りしており ます OG

【サムネイル写真を募集しております】※概要欄下部をご覧ください。
 
■ご紹介の動画 【お寺で対談】第11回 発酵生活研究家 栗生隆子さん

 
■管長日記「禅と発酵 – 其の一 –」
https://www.engakuji.or.jp/blog/37379/
 
■Voicy
https://r.voicy.jp/G4VW1pdlmeM
 
■note
https://note.com/engakuji/n/n17c4fb503928
 
 
最後に一日のはじまりを整える、呼吸瞑想がございます。
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禅寺ではもともと発酵食品をよく用いていました。

お味噌は大切な調味料であり、栄養源でもあります。

和歌山県由良町の興国寺開山法燈国師が、中国で修行して持ち帰ったと言われています。

お醤油もそうであります。

それから梅干しや沢庵漬けもまた発酵食品です。

十二月に厳しい修行の時期があって、その時に麹で作った甘酒も造りますが、これも発酵食品であります。

あまりに日常にありながら、そんなに意識してもいなかったのですが、発酵食品に関心を持って作るようになったのは、なんといっても栗生隆子さんとの出会いからでした。

栗生さんは、発酵生活研究家でいらっしゃいます。

著書もございます。

栗生さんとの対談動画もありますので、ご関心のある方はご覧ください。

栗生さんは十四歳の時に歯の治療をしてから体調不良が始まりました。

体の具合がどんどん悪くなっていったのですが、どんな医者にかかっても原因が分からないというのです。

下痢がひどくなっていきました。

原因が分からないので、下痢止めを飲むしかありません。

その薬も飲むのが癖になり、だんだん効かなくなり、効かなくなると、なお強い下痢止めを飲みます。

下痢止めには抗生物質が入っています。

抗生物質というのは、インフルエンザや肺炎など、急性期には効力を発揮しますが、それをずっと服用し続けると問題です。

腸の中のよい菌が全部死んでしまったというのです。

人間というのは菌がいるから生きていられるのです。

腸の中によい菌がいるから消化もしてくれます。

その菌がすべて死滅したので、何を食べても消化できなくなりました。

食べた途端に出てしまうというのです。

そうして、二十歳過ぎたらほぼ寝たきりになってしまったのでした。

二十歳の頃なら、同じ世代の仲間たちは青春を謳歌しているのに、しかし自分は寝たきりになって、ベッドとトイレの往復しかできないというのですから、絶望です。

そんな絶望のなかで、発酵食品に出会うのでした。

不思議とよい人との出会いがあって、彼女は発酵食品に出会うのです。

たまたま訪ねた物産展で、麹で造った甘酒を買って、飲んでみると、「これは腸にすごくいい、腸が喜んでいる」と感じたそうなのです。

よい発酵食品を食べると、体のよい変化を感じるようになりました。

体が喜びを感じるような、よい菌を取り入れようと、発酵食品を食べ続けたのでした。

すると、だんだんと食べたものを消化できるようになり、起き上がれるようになり、普通の日常生活に少しずつ、戻れるようになっていったというのです。

後に病気の原因は、十四歳の時に歯の治療で使った「アマルガム」だと分かったのでした。

その時に、栗生さんが言った言葉が胸を打ちました。

「自分は、十四歳のときに歯医者さんの治療台で水銀を入れられて、苦しみが始まった。

今、同じように歯医者さんの診察台の上で水銀を取り除いてもらって、苦しみが終わった。

自分は二十年、この診察台の上で夢を見ていたのだと思ったのです」。

そうおっしゃったのです。

そんな栗生さんとの出会いを通じて、自分で甘酒を作ったり、豆乳でヨーグルトを作ったりしていました。

それが数年前に、鎌倉に発酵食品を使ったお店があると知人に教えてもらったのが、sawviの寺坂寛志さんとの出会いとなりました。

私の著書『悩みは消える』の中で寺坂さんについて書いているところがあるので引用します。

「彼は発酵食品のお店を出しています。

その店が、なんとも不便なところにあります。

車も通れない、バイクでも簡単には行けないような町からはずれた所にあるのです。

案内板も、看板もわかりにくいものです。

そんなお店が、この頃繁盛しているのです。

平日でも予約が入り、土日には行列もできるほどだといいます。

私も興味があって、数回足を運びました。

もともと福井県内で糀の発酵食品を扱っているお店の倅で、「鎌倉で発酵の良さを伝えたい」ということで、自分の店を出したそうです。

鎌倉ですと、駅前の小町通りに行けば、いろんなお店があるのですが、「あんな誰でもすぐ行ける場所じゃなくて、この店にわざわざ地図を見て、探して、苦労して訪ねてくれる人に、最高のものを提供したい」と言うのです。

甘酒やスイーツ、ランチなどを、発酵食品を使った自然の素材で作っていて、私の感覚から言えば、けっこう「いい値段」なんです。

最初はお客が来なかったけれども、今では平日でも予約が入ったりしています。

評価されないような時期もあったろうと思います。

けれども、自分で「この素晴らしいものを伝えたい」という思いがあるから、簡単にはくじけない。

洋服も販売していて、安いものではありませんが、今ではよく売れているそうです。

彼はこうも言っていました。

「良いものを一生涯着てもらいたい。汚れたら染め直しします。メンテナンスもします」と。

そういう考えなのです。

駅から遠いし、車も入らない、看板もない。それでけっこういい値段がする。

そんな所に、来る人がいるのだろうかと思いましたが、私が行ったときは、平日の昼間にもかかわらず、買いに来ている人がいたのです。

彼の発想は、便利な駅前で、安い値段で大量に販売し、悪くなったらすぐに買い換えてもらうという、現代によく見られる発想とは全く逆です。

不便な所で、良いものを、その価値に見合った価格で売っている。

一度買ってもらったら、一生身につけてもらえるように、できることを最大限行なう。

こういう青年もいるんだなぁと思いました。」

と書いています。

そんな寺坂さんとの企画が「禅と発酵」でありました。

三十名限定の募集でしたが、皆さんとても満足してくれたようでした。

はじめに一時間私がイス坐禅を指導しました。

そのおりに、私が前の日から作っていた甘酒をみなさんに振る舞いました。

お腹を温めてイス坐禅をして心を落ち着けたあとは、寺坂さんのお話が一時間ありました。

発酵についてとても分かりやすく話してくださいました。

そしてsawviで作った糀の料理と、円覚寺の僧が作ったもので、お昼ご飯を召し上がってもらいました。

午後からは、寺坂さんと対談して、参加者からの質問を受けて終わりました。

イス坐禅とおいしい発酵食品と、とても充実した一日となりました。

禅と発酵ということで、私が感じることですが、発酵というのは、よい条件を調えさえすればあとは自然に任せておくとよく発酵してくれるのです。

坐禅も、似たところがあって、その暮らしや姿勢などの条件を調えておくと、あとは自然に任せればいいのだと思うのです。

イス坐禅などはまさにその通りで、手順を踏んで体をほぐし、姿勢を正して、条件を調えればあとは静かに自然とよい呼吸になり、穏やかな心になってゆくのです。

発酵食品は今の時代、とても大事なものです。

少しでも多くの方に発酵の大切さに気がついてもらえたらと思います。
 
 
横田南嶺
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【サムネイル写真の募集】毎日の管長日記と呼吸瞑想
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この度「毎日の管長日記と呼吸瞑想ラジオ」につきまして、皆さまからのサムネイル写真を募集いたします。
いただいた写真を「毎日の管長日記と呼吸瞑想ラジオ」のサムネイルとして使用させていただきます。

■撮影対象場所
臨済宗大本山 円覚寺山内

■応募内容
・山内のお勧めスポット
・季節や時間帯で変わる円覚寺の風景
など、皆さまのお気に入りの写真をお送りください。
また、お一人さま何枚でもお送りいただけます。

■撮影について
カメラは横向きで撮影お願いいたします。

■応募方法
下記のメールアドレスに必須情報をご記入の上、写真データをお送りください。
※ファイルサイズは25MB以下とします。

【応募必須情報】
・お名前
・フォトネーム (写真を使用させていただいた場合、YouTube概要欄に記載するお名前です。)
・撮影した場所
・撮影日 (不明な場合は記載なしで構いません。)

【応募メールアドレス】
engakuji.yt@gmail.com

■応募条件
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応募者ご自身が円覚寺山内で撮影した写真であれば問題ございません。
ただし、被写体に人物が含まれている場合は、事前に承諾を得るなど、肖像権の侵害等が生じないようご確認ください。

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#管長日記, #呼吸瞑想, #毎日更新

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