【熱海市に伝わる昔話】湯前権現 奈良時代、熱海に湯治場が出来るきっかけとなった物語

[音楽] 七尾のおつと盗作の夫婦が大根切り干しを 作っている頃熱海の浜は波が次々と運んで くる魚で埋まってしまったですにこれには みんな驚いただねとにかく竜宮からのお 土産だと言って熱の村人はみんな浜におり 中で魚を拾い集めたですにところが拾って も拾っても次々と波が魚を運んでくるです よしまいにはもう猫もカラスも飽き飽きし てしまったです におしこりゃ一体なんだずらよなんか 恐ろしいことの前ぶれじゃないだ がそうだかもね津波でも来るスらか津波 じゃあこんなことしてられないじゃんああ あい吊るしよおお銀 ちゃんこりゃ地震か津波でも来るのと違う かな俺もそう思うだよとにかく津波に備え て船をいつでも置きに出せるようにして おかんとな ああ [音楽] 一晩経ってまた朝が来たのですがの浜は魚 で埋め尽くされていたですよくしたもので 飽き飽きしたはずの熱海の村の週は一晩 開ければまた浜の魚を拾い始めた ですそれもいつ津波が来るのかとおっかな びっくりしつつ目の前の魚にてが出るまず 拾っても拾っても浜の魚はちっとも減らん のですこれはとにかく波が次々と魚を運ん でくるからに違いないです にやがてこれが七尾の村に伝わってきまし て なおいおつ行ってくるでよああたんとっ来 ておくれよ日干しにすりゃええだからね ああ分かった七尾の村にまで広がったの ですからな隣の浜の小田原やアからも人々 が船で乗り付けてやってきたです にあれこれきねグじゃんああ のど黒ねこれは裸かね なるほど なあこゃすげえ やこりひくねあれあれあんたアのおフさん だよおおそうだなおさんお さんああ島さんさっきよこれの週から熱海 に魚がうさが打ち上げられてるって聞いて な来てみたが こりゃ一体なんだずらよひみてが恐ろしく なってきた にうちの人がねこれは津波でも来る前ぶれ じゃないか津波それ大変だいやもしかし てってことだからさん よそれにしてもこなんかあるよきっとそう だよ ね 津波も地震もこんかったのは良かったです

がなところが熱海の海から魚が1匹もい なくなってしまったですや一体どういう ことですかい [音楽] なおい おいこりゃなん だ海の中から湯が吹き出し てる あつこりゃたまら んこれじゃ魚をいられねえ や海に潜った銀地は湯がそこから吹き出し ているのをまのあたりにしてその暑いの なんのとにかく驚いて出てきたですにぶ わあ金ちゃんおいとにかく 船にあげてくれああ金ちゃんどよ ああそれ い驚いた湯が吹き出ていらあれじゃ魚もい なくなるわ湯が吹き出してる ああとっても近くにはよれねえあれはこの 伊豆さんの裾から吹き出してるって感じ だったな へえでどんな感じで吹き出してるだよ とにかくとんでもねえ熱がバカバカ吹い てるでそんな近寄ってみたがよ押し返され ちまってこれがまた暑いのなんのって海の 水に薄まってもあれぐらい暑いだで魚 みんな茹っちまうずらだからよこないだの 魚浜に打ち寄せられた あああの魚はじゃあおそらく あの海の中で湯が吹き出してよ魚が死んで しまったじゃないだかなるほど なあそういうことだったのかおいおい 関心しててどうするよこれじゃ熱海の漁師 は食い上げ ずらそうだよなあ銀ちゃんその海の中で 吹き出してる湯は止めることなんかでき ないよな当たりめずら何を言ってるよ これから熱の海じゃ魚は取れねえだから どうするかを考えなくちゃならんずらそ そうだよ な熱海の村の門は頭を抱えてしまった そりゃ畑もあるがそんだけじゃ食っては ゆけんだでとにかくしばらくは隣のアや 小田原の地先の海は5長先から出ないと量 はできない決まりがあっただねごちきに 出かけていって量をするしかなかっただ えやれ やれ今日はバカにならいが 吹き上がるこれじゃ量はできない ずらこんな時に熱海の自作で量ができりゃ 言うことはないんだか なまいったまいった [音楽] ここが熱海 うーん日当たりもよく海岸には砂浜がつき

いいところだ あのお坊様はい何ですかなお坊様は今ここ がいいところだとおっしゃっていました ですよねはい確かにそう言いました やっぱりなあよそから来た人にはこの熱海 の海が魚も済まないひどい海だってことは わからないだよな ええ魚が済まないひどい 海なぜまた魚が済まない海なのですおら この海に潜ってやをって暮らしの足にして きただところがもう2月も前に突然海の中 で湯が吹き出てサザエもアビも魚もいなく なってしまったですだ私らに何にも悪い ことはしてこなかったですにどうして こんなことになってしまった ずらお坊様どうしたら元の海になるですか ねそうですか海の中から湯が吹き出たの です か うんわかりました法力を持ってしてその 湯口を海の底からこの丘に移してみ ましょうさすれば少しは魚も戻ってき ましょう えでを丘に移すのですかそんなができるの かねやはいできないかもしれません がとにかくやってみ ましょうというわけでな旅の坊様が熱の海 を見下ろすことのできる伊平という場所で お経を独自し始めたです におバサラおバサラにマニハンドはバサラ おあの坊様かうん海の湯口をこの丘に移す だっておいおいそんなことができるのかよ できるかできないかとにかく放でやってみ るって言っただ からどんなに偉い様で もすことなどできるのかな おいあれかよ法で勇を丘に移すとかなんと か言ってる坊主は うんまあ大口叩いてできなけりゃ笑われ もんだそれでもあしてなんだか今日読み 始めたたからひょっとしてひょっとするか も なそうだよ な ひょしてするかもあんた調子がええだから おいおい見ろよあそこから湯がやだよ湯が 吹き出したよあれあれ海に向かって 吹き出したにあの 坊ただもんじゃねえ ああただ者じゃ ねえ湯口が丘に移ったのをじっと見てから そのの様はゆっくりと立ち上がりましてな 笑いながらまたどこかへ行ってしまわれた ですにあれお坊様もう おしお名前だけでも聞いておいたらどうだ

そうだよねねえお坊様お名前だけでもお 聞かせください [笑い] よ満貫証人と呼ばれております 満貫 証人この満貫証人というお方はなこの後 箱根山にこもられて3年の間主にされ とうとう箱根山の神々に許されて足のこの ほりに箱根権言をお祭りするお城をお立て になったです に来たかねお筆さん本当に聞くだから耳 なりも治るかねいかなる何病も平するって 言うだから治るよきっとそうかねまゆに 浸るかねまあ一月ものんびりと当時する気 でさうちは着金しないでええだからねお筆 さん一月などとてもじしてはいられないが ねとにかく 2つるか [音楽] ねこれがなんと2日目にはもう耳鳴りが 治ってしまっただからさあ次から次へと病 に苦しむ人がこの熱海にやってきて [音楽] などっかお参りするところはないのか ねそうだよなおでも治ったし礼もしたいよ な ふお参りするところを [音楽] なあおい 島今の客なんだかなお参りするところをと か言ってたかな う銀さんどう思ういいじゃねえかいこの 湯口の目になんか城を建てたらよそうだね 城を建てるかやおいおいそんな銭がどこに あるよ何まず立てちまってよ賽銭で払えば いいじゃねえかいきっとこれだけ人が ありがたく思っているだからお賽銭もバカ にならねえと思うがなそうだよこういう時 には銀時さんは肝が座ってるよねまあ なそんなわけで城を湯の前に立てたので 湯前権言様と呼ぶようになったです にどうだねやあ1度当時に来るとええが なすっ飛んお [音楽] しまい DET

【編集メモ】番組が30分枠の時代に制作されたものを15分に編集。尺の都合で八木洋行さんの解説とオープニング、エンドタイトルを全カット。

【再生リスト】https://youtube.com/playlist?list=PLNDavtIzW2SF9Q7up5pWccIspvjuRy6v9&si=5C-vDsuO9twS0wsK

#おじさん雑談 #昔話 #ラジオドラマ

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