【感動☆厳選5本総集編】合コンで目が合っただけで「好き」と勘違いされ、超絶ブスに告白された陰キャな俺だが、あまりに一生懸命だったのでデートしてみた結果…【いい話・泣ける話・感動する話・朗読・有料級】

[音楽] 俺の名前は川村達也新人サラリーマンの 男性だ俺はなんとなく中堅の私立大学に 進学してそれからなんとなく美容関係の 会社に入った大学もこれと言って行きたい 大学がなかったのでそこそこ有名で就職に 強そうな大学に入っただけそして俺は別に 美容に興味があったわけじゃないけれど 説明会を受けたその会社がホワイトソだっ たからなんとなく受けたそうしたら あっさり受かってしまったので今この会社 で働いている俺は昔からあまり物事に興味 が持てずなんとなく生きてきたそれでも 器用貧乏というか何事もほどほどに こなせるタイプだったので困ることは なかったただ人付き合いだけは苦手だった のでそれはちょっと避けていただから俺に は彼女もいないし昨のける友人だってい ない高校の頃も大学の頃もあいつ何考えて 生きてんだろうなと言われていたそして 趣味も特にないのでこれといった楽しみが ない川村って毎日何が楽しいんだろうと 言われたこともある おまけにあいつは陰キャだからと言われる ことも多々あった陰キャとはまあ影日向に 行けるような性格を持った人間のことを 言う別の意味で言い換えるとおそらく根暗 とかそんな感じだ俺は自分自身がそこまで 根暗だと思ってないし特にネガティブ思考 ではないけれど仲間とワイワイやるのが 苦手だっただかから会社に入ってすぐに みんなでハイキングに行こうと言われた時 は本当にめどくさいなと思った トレッキングシューズだって高いし会社に 入ったばかりの俺にはハイキング用品を 買い集めるのが大変である周りの人間は わきあいあいとどんなことをしようかとか 次はキャンプをしたいだとか言っている キャンプなんてもっての他である だって虫がたくさん寄ってきそうだし外で 寝泊まりなんて嫌だ俺はぼーっと家の中で 過ごしていたいし趣味ではないけれどネト したい外だったらwi-fiがないから スマホのギガ数がとんでもないことになる じゃないかと思ってしまっ ただって俺のスマホは格安Sでギガ数も 抑えたプランのものだからだそして ハイキングから帰ってたら案の定俺は全身 が筋肉痛になってしまった周りの人間は 生き生きとしていて心地よい疲れだったよ ななんて言っているけれどどこが心地いい んだこんなのしんどいだけだし何も楽しく ない俺みたいな陰キと違って元気で明るい 陽気な人間たちとはもうすでに壁ができて いた陽気とは俺のような人間とは正反対の

底抜けに明るくて元気発達とした人間たち のことを言うその中でも人は目立っていた のが同期入社の桜庭将だった桜庭は小学校 からサッカーをやっており大学でも フットサルをしていたらしいそして入社後 社会人フットサルチームに入ったらしく 金曜日の夜にはに出かけているとのこと だった金曜なんて一番疲れが溜まっている 日なのによく体を動かす気になれるなと 関心して しまう俺は運動が苦手だし疲れたらベッド の上でミムみたいに丸まって寝るのが1番 だと思っていたある日桜庭は俺にこんな話 をしてき た川村ちょっといいか何か な実は明日の土曜日に合コンがあるんだ けど急に1人風をこじらせてこられなく なったんだよだからお前に来て欲しいんだ がいいかえ合コン ああ代金は俺たちが出すから代打として来 てほしい うーん信人だし引っ越し諸々で金が 吹っ飛んでいた俺はたしにありつけるとと いう誘い文句はありがたかっただから 合コンなんて本当は興味なかったけれど 行くことにしたのだ困ってるなら行くよ俺 なんかで役に立てるかわからない けどサンキューありがとなマジ助かる わとにかく桜庭も喜んでいるしこれで万事 オッケーだなと思ってその日無事に仕事を 終えた明日の合コンは新宿の居酒屋で行う らしい男子4人女子4人とのことだったが 男子の1人が家事をこじらせたんなら 仕方ない俺は特に女子に興味なんてない けれどさっさと飯だけ食べて帰ってやろう と思った俺は昔から彼女がいないけれど 恋愛なんてめんどくさいと思って作った こともなかっ たまあ俺に好き好んで告白してくるよ女子 なんていないだろうけど俺は男女交際 なんて煩わしいと思っていたのだ毎日連絡 を取り合ったりデートプランを考える なんて俺には向いていない俺は自由に生き ていたいし彼女のためにあれこれ頭を悩ま せるなんて絶対に嫌だったそして土曜日俺 は待ち合わせの6時に新宿の居酒屋に着い た 中に入ってみるとそれらしき人物がすでに いるでもこの人たちか分からなかったので 俺は桜庭を待つことにしたしばらく待って いると桜庭がやってきたので一緒に席に 着いた桜庭はとても鼻息荒く今日こそ 可愛い女の子をゲットだぜと思っていそう だっ た今日来てる子可愛くねえかほらあそこ

のの特に可愛いいや美人っていうのか な桜庭が小声で俺に耳打ちしてきたほら あの水色のワンピースの子CAやってる らしいめちゃくちゃ タイプモデルさんみたいなスレンダー体系 だ なうんそうだね桜庭の目線の先には黒髪を キュっとまとめていてダーな体型をした 美人がいたその人は明らかに周りの女子 よりレベルが違っていていかにもCAさん と言った感じだCAになるには容姿も大事 と聞いたことがあるから彼女はその美貌を 生かしてCAになれたん だろうもちろん共用もありそうだしきっと 頭がいいんだろうなと思ったそれから しばらくして1人の女子がやってきた その人は ぽっちゃりいやかなり太っていて見た目は いい方ではないストレートに言えば肥満 体系であるそしてみんなが揃ったので早速 スタートしたそれから自己紹介もした 先ほどの美人さんは名前をゆかさんと言っ て有名な私立女子代を出ているそうだ しかも実家は白金では母親は田園長府にお 料理スタジオを持っている らしい極めつけに父親は会社経営者でなん と社長令嬢だった私はしくゆりかと言い ます今はなるのCAをやっていて国際線に 乗ってい ますえあの日本エアライン すごいなゆかさんは外国語とかできるのえ インナルスクールに入っていましたので 英語とフランス語ができますえマジではい 高校までインターでしたよ大学は聖マリア キリスト教大学です けどそっかそっかじゃあガチのお嬢様なん だねそれに外国語もできるなんて最高だね 国際戦でも問題なしだ ねそうです ね確かにお上品な感じだったし俺みたいな 人間とは別世界の住人だと感じたそれから 先ほどのぽっちゃり女子が自己紹介した私 はアンドレイカと言います仕事はアパレル の営業食ですえアパレルの営業さんなの 意外ええお洋服が好きなので なんか言っちゃ悪いけど洋服がかわいそう にな るって ぷ えサイズとかいくつなのもしかしてえると かいや3lか なそれ はちょっと失礼ですよ桜庭さん女性に サイズを聞く なんてごめんごめん嫌がらせのつもりじゃ

なかだたださなんかこう華やかなイメージ もないしアパレルとか似合わないなって 営業だって花型だけどレイカさんは営業先 に行ったらぎょっとされないそれに言っ ちゃ悪いけどレイかって名前名前負けだよ ね えあのさ名前はどんな字を書くのカレイと いう単語をひくりしてレイカ [音楽] です全然似合わないってマジで 受けるもう笑っちゃだめですって本当の ことだとしても笑ったら失礼です よだってカレとは正反対 じゃん他の男子も女子もゲラゲラ笑ってい た確かにこのレイカさんはぽっちゃり体系 だけどそこまで言ったらかわいそうだと 思った別に彼女が何か悪いことをしたわけ でもないし寄ってたってからかうなんて 失礼であるそれからみんなで歓談し楽しく 料理を食べていたみんなの趣味の話なんか になったが俺は全然楽しくない何が面白く て他人の趣味の話なんて聞かなければなら ないの だろう俺は他人に興味がないし誰が何を やっているかなんてどうでもいいと思って いるだがみんなは他人のことが気になる らしく根ほりはり聞いてい たレイカさんはどんな趣味を持ってるの 教え て桜庭は絶対にレイカさんに気があるわけ でもないだろうに彼女の趣味を聞き出そう としていたどうせそれを後でいじってネタ にするんだろうなと えっと私は裁縫が好きですえ意外おさ放と かやるんだマジで女子って感じじゃん服と か作る のままあ はいでもサイズ間違ったらせっかく作った 服が破ける ね桜庭は待たしても失礼なことを言って のけていたさんは俯いてしまって俺は見て いられなかった俺は別に彼女のことを好き だとか可愛いとか思っていないけど悪意の ない人間に対して意地悪するのだけは違う と思うそれに他の人間たちもネクラとか陰 キャっぽいと言って騒いでいたそれから レイカさんのグラスが開いたので俺は メニュー表を手渡した俺も新しい飲み物が 欲しかったので同時に頼もうと思ったので あるその時レイカさんと目があったのだが レイカさんは俺を見てぽっと頬をあめてい たえこ れってもしかして俺がレイカさんに気が あると思われているパターンかやばいどう しよう確かに俺はレイカさんのことを

かわいそうだと思ったけれど好きでもなん でもないちょっと意地悪そうだけど見た目 だけならゆかさんみたいな人間が好みだ 彼女は桜庭と一緒になって笑っていたから 性格はよろしくないんだろうけど顔面で 言えばあっちの方がずっといいあ あの何かないやなんでもない ですおっとおっとここで恋いのハプニング 展開か レカさんもしかしてこいつのこと好きに なっちゃったいや えっとマジでやめてくれ俺は興味ないって こっちゃいなよほらLINE交換しない よじゃじゃああのたつやさんLINE交換 いいです か げこれ 交換しましょう私のqrコード出すんで あそうだね交換しよう か多分その時の俺の目はうつろだったと 思うなんでLINEを交換しなくちゃなら ないんだ他の女子は性格が悪そうだけど見 ためだけならそっちの方がいいに決まって いるでもカさんは格は悪くなさそうだし 適当に返事してあってやろうと思ったそれ から合コンはお開きになったみんな それぞれ帰ったのだが俺とレイカさんは 同じ駅まで向かうことになった女性と2人 で歩くのは嫌だったけれどレカさんは俺に 楽しそうに話しかけて くれる案外いい子なのかもと思ってしまっ たアパートに帰るとレカさんかから LINEが来ていたレイカさんは今度 よかったらお食事に行きませんかと書いて いて可愛い絵文字や顔文字も使っていた 結構女の子らしいんだなと思って俺は ちょっとドキッとした今まで女の子と メールやLINEの交換なんてしたことが ないあるのは口うるさい実家の母親と生気 な妹それから仕事での付き合いがある女性 たちだけだったのでプライベートで女の子 と連絡なんてなかっただから俺は返信を するのに1時間もかかってしまっ たではお店を探しておきますねという文言 にそれなりに可愛い絵文字をつつけるだけ で1時間であるいかに俺がモテず女性と縁 がなかったかが わかるそれから毎日ののようにレイカさん とのやり取りをしていたレイカさんは一生 懸命俺に対して話題を振ってくれるどんな 音楽が好きかとかどんな映画やテレビ番組 が好きかとかだ俺は特に差し障りなく有名 なバンドなどをあげて返信していたレイカ さんはそれに対して私も好きなんですよと か今度ライブに行けたらいいですねなんて

返事してくれたそして約束のお食事に行く 日になった俺が決めたレストランはカフェ レストランで女の子が好きそうな内装の 凝ったお店だ甘いものも食べられるしワン プレートランチがインスタ映えすると テレビで知ったのだテレビに出ていた店 だったのでそれなりに行列ができていたが レイカさんは文句1つ言わず並んでくれて その間ずっと俺に話しかけてくれた彼女が あまりにも一生懸命で熱心なので俺は ちょっとこの子いいななんて思い始めて しまったのであるレイカさんはアパレル 会社勤務なだけあって洋服のセンスだけは 良かった小さな花柄のスカートに膨体の ブラウスそして足元はハテスニーカーで バックは質の良さそうなものだったティさ と甘さがあるテイストを見事に取り入れて いるし髪型だって以前よりも可愛い今日は 髪の毛を巻いてきたらしく緩いウェーブが かかっていた店の中に入って各々注文した のだがレイカさんは大変美味しそうに食べ てくれる俺より食べるのが早かったけれど それを恥ずかしいとも思っていないようだ 最近の女子はやたらダイエだのボディ メイクだので食べなさすぎである好きな 男子によく食べる女だと思われたくなくて わざと少食に見せかける人もいるまさに うちの妹がそれで過激なことをやっていた から母が怒っていた妹は病気にこそなら なかったけれど運動もしていないのに急激 に体重が落ちたので母から叱られて目が 覚めたようだそういうことをしていたら 本当に病気になって取り返しがつかない こともあるので俺は美味しくたくさん食べ てくれる人がいいまさにレイカさんはそれ でデザートもパクパクと口にして幸せそう にしていたたつやさんこれ一口食べてみて くださいとってもクリーミーで美味しい ですいやスプーン舐めるのはちょっと なあほら早く溶けちゃいますうんじゃあ 食べてみるねうんクリームの味が生きてて いいねでしょそれにパンケーキもふわふわ これにアイスクリームと生クリーム トッピングなんて夢みたいです ああでもこんなに食べたらまた太っちゃう 私ただでさえブスでデブなのに 今日くらい楽しく美味しく食べようよあ ありがとうございますそうですよねデート ですしえ デートこれってデートじゃないんですか だって男女2人でお出かけですしあ ああそうだねデートだねそっかこれは デートなんだと思った単に食事に行ったり その辺を見て回るだけだと思っていた けれど世間一般ではこれをデートというの

かそりゃ知らない人が見たら男女が2人で 歩いていたらデートをしていると思われる だろう俺はその時からなんとなくレイカ さんが気になる存在になってしまったいや 実際はもっと前からレイカさんのことを 意識していたのかもしれない居酒屋で目が あった時はちょっとだったけれどその後の LINE交換は楽しかったしたまにしてい た通話だっって面白かったレイカさんは たまにミシンをかけながら通話していたの でうるさかったけれど裁縫が本当に好きな んだなと思ったやっぱり女子らしくて 可愛いとこあるじゃんと思う食事を終えた 後俺たちはデパートに向かったレイカさん は最近肌荒れが気になっているので ちょっと解体コスメがあるとのことだった それはニキビやクなどをほとんど綺麗に 目立たなくするコンシーラーでそれを塗れ ば見た目が綺麗になる らしいレイカさんは確かに肌荒れしていて あちこちに吹出物ができていた顔立ちその ものは悪くないけれど赤みがあって ちょっとかわいそうであるさらに乾燥して いる部分と手かっている部分があったので 肌なのかなと思った俺は美容関係の会社に 勤めているだけあって肌のことは一般人 より詳しいはずである金剛肌とは油が たくさん出る姿勢肌と乾燥肌が混ざった 状態のことだこういう人は自分がオイリー 肌だと勘違いしてスキンケアをさっぱり目 にしてしまってあは何もしないタイプが 多いあったあったこのデオのコンシーラー が優秀なんですってそうなんだ外子系の ものはよく使うの うーんデパコスは高いしあまり買えない けど優秀なコスメはたまに買いますその前 にスキンケア用品を見てみようよ俺さ美容 関係の会社だし困ってることがあれば アドバイスできるかもいらないことを言っ たかなと思がレイカさんは食いついてきた 自分の肌が荒れてる自覚があったのだろう え本当ですかじゃあ私に会いそうなものを 選んでください今日何か買うつもりでお金 持ってきてるのでじゃああそこのブランド はどうあそこの壺吉配合の美容液とそれ からビタミンC配合化粧水とか言いらしい よへそそうなんですかやっぱり詳しいん です ねそして俺たちはとあるブランドを覗いた そこは日本の会社のトップブランドでお 値段はそれなりにするのだが女性たちに 評判がいい何より外子系ブランドのように 考量など入っていないので敏感肌の人や アレルギー大室の人でも使えるとのこと だったほらこっちの方がいいかもしれない

よ多分レカさんは金剛肌だし少しとろみが あるタイプのしっとり化粧水と保湿乳液が いいと 思うなるほど私はおり肌だと思ってました けどちゃんと乳液も使うべきなんですね今 まで化粧水しか使ってなかった です化粧水だけだと余計乾燥して肌が油分 を出そうとするからDゾーンとかおでこと かってしまうだでもほっぺたは乾燥してる でしょうああそうですね確かに頬は乾燥し ますだから何したらいいかわからなくて だったら乾燥する部分にだけクリームを 塗ってみたらどうかな赤身が出てるのも 乾燥のせいかもしれない しなるほど化粧でごかすってよりも基礎を しっかりして赤身を消した方がいいんです ね そうだねコンシーラーもいいけどあれって 密着がすごいから肌に負担になるでしょう 落とす時もクレンジングが結構必要だし それにこのブランドのものは石鹸をち コスめばっかりだからそこまで負担になら ないよクレンジング剤なしでいいのは魅力 的ですね厚塗りでごまかそうとしてました けど悪循環なんです ねレイカさんは洋服には詳しそうだった けれどコスメのことはいまい分かってい なさそうだったきっと自己流でメイクし たり色々やっていたんだろう俺もプロな わけではないが彼女のために何かしてあげ られたらいいなと思っていたそれから レイカさんとまた会ったのだが彼女の肌は とても綺麗になっていた今まで上から コンシーラーとリキッドファンデーション を塗りたくっていたがそれをやめて化粧し たにルースパウダーそしてチークを ほんのりと入れてアイメイクとリップをし ているようだ化粧は以前より薄いけどその 分肌質が改善されたのが分かるニキビも 減っていて顔の赤みもだいぶマシになって いたレカさん肌綺麗になった ねさんが進めてくれたものを使って熱に スキンケアしていたらかなり良くなったん ですそっかそれならよかったそれとさ敬語 やめていいよ え同い年だしため語で話そうよじゃあそう するねそれからレカさんはダイエットをし たいけれど自信がないと言っていた彼女は どうしても痩せないといけない理由がある らしい一体どうして痩せたいのかわから ないがまあ太っているよりはいいだろう見 た目の問題もあるけど何より健康に悪い からだ女の子の体重はよくわからない けれど多分65kgはあるなと思ってい た絶対に来年の夏までに痩せたいのそっか

友達と海に行ったりするの うまあ足があ るっていうかじゃあさ俺と山登りしない あとそのために体力つけないとだからジム に行こうよ俺も体力ないしつけたいと思っ てて さ一緒なら頑張れそうじゃあ今日は スポーツウェア見ようかそうだね形から入 るっていうのも悪くないしねそういうこと でその日俺たちはスポーツ用 に足を運んだレイカさんは結構ぽっちゃり しているのでニエルのものを買っていた いつかMサイズなんかが切られるように 痩せるとのことだ身長が155cmらしい ので頑張ればMサイズを切られるまで痩せ られるだろう俺は運動が台の苦手でジムに 行こうとは思わなかったでもレイカさんと なら頑張れそうだしあの楽しくなかった だって楽しめるかもしれないもうすでに 彼女のことが気になる存在どころか好きに なっていたんだと思う一緒にいて楽しいし 何より彼女の笑顔を見たかっただから休み の旅にこうしてあって出かけるのが息抜き となっていたのだった翌日早速ジムの見学 に行った最近できたばかりのジムで トレーナーもいるしスタジオレッスンも ある大きなところだったそのジムが気に 入ったので俺たちは入会したレイカさんは トレーナーに指導してもらい筋トレをして いたその後40分くらいエアロバイクを こぎまくっている汗だくになっても足を 止めずひたすら回しまくっている絶対に 痩せてやるという強い意志を感じたそして 大体3ヶ月過た頃レイカさんは明らかに しっとしてきた以前より服がブカブカに なってしまったように 思えるさらに体力がついたのか彼女は スタジオレッスンでボササイズ系やダンス 系のレッスンに出ていた私動けるデブだ からレッスンが楽しいの動けるデブってで もレイカさんの動きはすごいね俺はが続か ないよこう見えても私高校までバスケブ だったからえそうだったのその頃までは 細かったんだまあ筋肉もあったから体重は 割とあったけど見た目は細かったのでも 大学に入ってから1人暮らしで不規則な 生活してたらあっという間に太ってしまっ てそっかじゃあもも体力あるし痩せてたん ならまた元に戻れるよそうだと嬉しいな 達也さん一緒に頑張ろうねそうだね来週は ハイキングだしもっと体力つけて休息して おこうか俺も貧弱な体型だったけれど だんだん筋肉がついてきて男性らしくなっ た腕も前より太くなった気がするし腹筋 だってうっすらとシックスパックだなんだ

か自分に自信が持ててきたのでジムに通い 出して正解だと思った運動を避けてきた俺 だけどやればいいことづくめであるジムに お風呂もついているしサウナで整って リラックスできるそして家に帰ったら 着替えて寝るだけだ心地よい疲れと共に寝 られるし翌朝はすっきりと起きられる会社 でも俺がなんとなく生き生きしているよう に見えた らしいそしてバーベキュー大会が会社で あると言われて俺は言ったのだが俺が タンクトップに半ズボン姿だったので桜庭 が驚いてい た川村お前そんなガ良かったっけ ああ実はジムに通い出してねはあ ジムうん実はレイカさんとジムに通ってる ん [音楽] だあのデブスとジムに通ってんのかどうせ 何も変わらず遠足だろういや変わったよ これ見てよ俺はスマホを見せたそこには 激変したレイカさんの姿があるレイカさん は3ヶ月で体重が65Kgから58kgに なりこの4ヶ月目で55kgになっていた まだかなり細いわけではないけれど激変で あるえこれがレイカさんなんだよ これもっともっと引き締めるようだよまあ 俺は今のままでもいいと思う けどそれになんだよ顔だって前より可愛く ないか肌質も改善されたってさ俺が アドバイスしたらなんかいい感じになって さマジかよ俺ゆかさんなんかよりレイカ さんにすればよかったゆかさんわがままだ し浮気して俺を捨てたんだぞ最低の女だっ たぜちょっと美人でお金持ちだからって 言いたい放題だった しまあお前も意地悪で言いたい放題だけど なと思ったが黙っておいたいいなあレカ さんのこと俺にくれよ はあ絶対もっと化けるって顔もそこそこ 可愛いしそれにさスタイルも悪くねえ じゃん痩せて胸が強調されて魅力的だし足 だって細くなってて最高だしそれは断る俺 はもうすでにレカさんの彼氏だから待てよ ただの事務仲間じゃねえのかきのかようん そうだよレカさんとはすでに交際してるん だ実はもう俺たちは男女交際をしており カップルとなっていた俺はレイカさんに 将来を真剣に見据えて交際してほしいと 言ったのであるだからレイカさんには すでに結婚指輪を渡していたまだ新人だ からそんなに高いもは買えなかったけれど さんはそれでも喜んでくれたまさか自分 みたいな人間を真剣に愛してくれる男性が 現れるなんて思っても見なかったそうで

あるそれから本格的な暑さがやってきた 毎日うるような暑さだがレイカさんは 生き生きとしているレイカさんとは ハイキングもしているしジムも楽しんで 言っていた来年は友達と約束があるから もっと引き締めたいと言って筋トレも 頑張っていたその会あって翌年の夏には レイカさんは身長 155cm体重 47km体脂肪率20%のアスリート体形 になったのである女性ながら腹筋が割れて いてまるで韓国のアイドルのようだすごい ね女性で体脂肪率20%ってかなり頑張っ たねでも体調とかは大丈夫 あれも止まってないしむしろ体が軽くなっ ていいことづくめそれにね実は脂質異上昇 で薬を飲んでいたんだけどそれももうやめ ていいって先生に言われたの自転車漕い だりするのも楽楽よ おおそれはすごいね健康になったってこと だねうんそれに筋トレとかレッスンで体を 動かしてたら肩こりが雲散無償して毎日 快適なのよやっぱり運動は偉大だわ元々 スポーツしてたから素質もあるしねこれで やっと友達に自信を持って会えるわ ああ前に行ってたね海とかプールでも行く んだっ けあの引かないで欲しいんだけど実は コスプレをしてて えナコに出るのコミックマーケットって 知ってる ああたまにテレビでやってるね同人誌売っ たりするやつだっけそうそう北海道に住ん でる友達と数年ぶりに会うのよ高校以来 会っていないんだけど私も友達もオタで コスプレが趣味なの太ってから友達には 自分のを見せられなかったしコミケに行く のも遠慮してたんだけど次こそはって思っ て ああだからそれで衣装を作ってたとかそう なの趣味は裁縫って答えたけどあれは コスプレ衣装を作るためだったの今は ネットで通販もあるけど私は自作する タイプだからいつか痩せたら着ようと思っ て衣装を量産してたん だはレイカさんはオタクでコスプレ趣味の コスプレイヤーパコロケ [音楽] [音楽] にした一眼レフをレイカさんに借りて カメラマンとしてレカさんとその友達を 撮影することにしたコミケで着替えてきた レイカさんは本当に別人のようだったお腹 と足を出したスタイルで戦艦女子 コレクションというゲームのキャラをやっ

ていた俺はそのゲームを知らないけれど とにかく可愛いことだけは わかるとは違って生き生きしており元気に みんなの前でポーズを取っていた他の カメラマンが寄ってきてレイカさんたちを 撮影していたのでちょっと嫉妬してしまう くらいだレイカさんは俺の彼女だぞと思っ て負けとシャッターを切るある1人のおっ さんがレイカさんに対してもっと足上げて とか胸寄せてとかいやらしい感じで言って きたのではおっさんの前に出たおっさんは 体のいい俺にビビって後ずさったあの俺の 彼女に何かようです かやだ達也さんかっこいいそういう変な ポージング指示はやめてください気持ち 悪いです助けてくれてありがとう ダーリンダーリンってレイカさんは本当に 変わったいい意味で彼女は別人になった もちろんぽっちゃりしていた時も性格が いい子だなと思っていたけれど今は自分に 自信を持って何事も頑張れているようだ これからレイカさんと共に事務がいや ハイキングを趣味として続けたいそして 結婚したらレイカさんを守ってやれる男に なって絶対に幸せにしたいと思っ た [音楽] 俺の名前は田中 誠38歳の外界だ父は高し家族は母と俺の 2人だけで小さい頃から住んでいる アパートで同居してい た父は若い頃からの無理が祟り俺を抱く こともなく旅だったと聞い たそんな父には6歳下の腹違いの弟年明が おり父が中学卒業前から一緒に住み出した そう だ叔父の母親が再婚する際再婚相手の両親 が連れ子である叔父の存在をよく思わず 結婚を反対され父の元に置いていったと 聞いて いる父の母親もまた叔父の存在をよく思わ ず食事もまともに与えなかったそうで父は 中学を卒業すると働き出し稼いだお金を 叔父の食費と学費に当て大学に行くよう 進めると医学部に通わせ医者にまでした そう だ実は元々父も医者になりたかったらしい のだがひょんなことから叔父の夢が医者に なることだと知ると叔父にその夢を託し 代わりに支援する側に回ったようだ 必死に働き叔父を大学に通わせる父を傍で 見守っていた母が支えそのまま2人は結婚 したそう だ父はいつも医者になった叔父のことを 自慢の弟だと言っていたそうだが母は

そんな父を尊敬してい た叔父は下界として国内トップクラスの 医者になり手術や学会の発表でだけでなく 世界を飛び回っていたらしく俺は叔父に 会ったことがなかっ たいや会ってはいたのだが小さかったため 記憶がなかったの だうっすらと誰かに肩車されて公園に連れ て行ってもらったのは覚えてるのだがそれ が叔父だったと知ったのはまだ先の話だっ た母はと言うと病弱で思うよに働くことが できずパートと内食で整形を立ててい た家計が苦しかったこともあり俺は高校 進学とともに長官の新聞配達のバイトを 始め たバイトを始めた理由はもう1つ母が父の 話をいつもしてくれていたことも あり俺も漠然と医者になれたらいいなと 思っていたから だただ高校生のバイトでは大学進学に かかるお金を貯めることができず進学も 諦めようと思い進路相談のアンケートにも 就職希望と書き提出し たそして高校3年生になり初めての進路 相談の 日ま君は成績優秀だな就職希望って書い てるけど大学は考えてないのか な君の成績なら医学部合格も夢じゃない ぞえまはそんなに成績が良かったんですか まどうしてお母さんに言ってくれなかった のあなたはいつも自分の成績じゃ大学進学 は無理だからって言ってたじゃないえそう なのかま 君はい大学には行きたい気持ちはけど就職 し ます経済的理由を心配してるなら奨学金 制度もあるしお母さんともう一度話し合っ てみてはどうか な先生には言ってくれないけど友達には 医者になりたかったって言ってたんだろう 先生諦めて欲しくないけど なそう言われた俺は医者になりたいと強く 思うようになっ たそして全てを悟った母は横で泣き出した の だお母さん先生の前で泣くな よだっ て先生ごめんなさいびっくりさせました ね今日はこれで終わりましょうま君 お母さんとゆっくり話をして進路が決まっ たら教えて くれはいわかりまし たが気を使って面談を終わらせてくれ学校 からの帰り道に俺は母から話を聞い たまお金のこと心配かけてごめんね

お父さんの生命保険あなたのために取って おいたのそのお金で大学に行き なさいお父さんの夢あなたもお医者さんに なることで叶えてあげておじさんと誠と 2人がお医者さんになったらお父さん どんなに喜ぶかしら ねそう言うと母は嬉しそうに笑ってくれ たそして次の日進学することを担任に 伝えると新聞配達のバイトを辞め勉強に 没頭すると無事医学部合格を果たし た大学生活はバイトと講義に追われる日々 でお世辞にも楽しんだとは言えなかったが 医者になる夢がはっきりとした目標に 変わり現実身を帯びていることで充実した 日々を過ごせてい た母のおかげもあり心配していた大学に 通うお金のことは問題もなく日々勉強する ことができ たそしてあっという間に6年が過ぎ無事石 免許を 取得大学を卒業すると研修医として大学 病院勤務になった年叔父年明と再開したの で あるそれは有名な外界が失当するからそば で見学させようと病院側が配慮してくれた 時の出来事だっ た俺は失いである叔父を紹介されたのだが 叔父の名前を覚えていなかったため叔父だ とは気づかなかっ たしかし俺が自己紹介して名前を言った時 叔父は目を大きく開き驚いた顔をしたそう だ叔父が嫉妬した手術はこれまで見学した 他の医の手術とはレベルの違いがはっきり 分かる腕前で衝撃を受け た俺はこの意志に憧れを抱いたのだっ たそして術後叔父と廊下ですれ違った際 思い切って声をかけ た高先生 どうやったら高先生のようになれます かそういう俺の質問 に私は1人でも多くの命を救いたいそれが 私を意思にしてくれた人への恩返しだと 思っ てるそして多くの命を救うために日々研究 して いる富や明星などでは人は救えないただ ひたすらにを救うための努力をし なさい君ならできる よこの言葉を聞いた日からこの人を目標に さらに努力していくことになったの だそして研修を終えると配属になったのが 九州の大学病院だっ た九州の大学病院ではいろんな手術の助手 し何度も手術の動画を見返し研究をした それから日本は愚か海外も点々としながら

さらに経験を積みこのマンモス病院に配属 されたのが2年前で病院長はあの高敏明 さんだっ た俺が憧れ目指した人の元で働くことに なったの だ初めて会ったのは君が研修医として見学 に来ていた時だった ねあの頃からは見違えるように貫禄が出て きた な経歴書を見せてもらったが国内海外を 問わずいろんなところで経験を積んできた みたいだ ね期待してるよ頑張っ てそう声をかけてもらい久しぶりの再会で もあったことから気持ちが高ぶったのを 覚えて いるその病院は都内で1番のマンモス病院 だけあって患者も多く1日に何件もの手術 が行われてい た俺も研修位に手術を見せながら指導し たり難しい手術に挑戦する日々が続い た辛いことも多々あったが患者さんが元気 になり退院していく姿を見るとまた 頑張ろうと自然と思えたもの だそんなある日病院側が外界の人数足を 理由に意をヘッドハンティングしてきたの だその人の名前は鈴木美 さん初めまして 今回ヘッドハンティングされてこの病院に お世話になることになりました鈴木美ゆき です憧れの高須病院長に声をかけられて なかったら来てませんでした けどこれから難しい手術は全て引き受け ますので よろしく そう言うと自分の部屋に戻っていっ たそして1週間も過ぎると彼女の悪口が あちこちのナースセンターで聞かれるよう になってい た容子鍛錬で仕事もできるらしいのだが その分高々な性格で常に人を見下したよう な言い方をするため次第に孤立していった の だしかし党の本人はそんなことをを気に することなく仕事をこなしていっ た研修位の見学の時は常に嫉妬し研修意の 間で美さんは憧れの存在になっていたよう だただ術後の質疑応答で研修員が質問して も美さんは答えなかっ た美先生質問がありますよろしいです か私があなたに説明してもが違いすぎて 理解できないと思うわよ女手の誠先生に 聞いていただける かしらその方が理解できると思うわま先生 後はお願いします

ねそう言って俺にその役目を押し付けると 彼女は去っていってしまっ たはい えーでは質問 どうぞこうして何かにつけ仕事を押し付け られたのだ そしてその日の夕方みゆさんのことで病院 長に呼び出されてしまっ た田中君みゆさんの評判は聞いているかね 手術の腕も良く仕事も早いそうだが君は 彼女の手術をどう 見る良い腕してますよ判断も早いですし ただ個人的には残念だな とどんなところが 金彼女は最後までやりなかないんです手術 が終わりそうな目処が立つと保合の指示を 出して去ってしまい ますしかも患者さんの術後のアフターケア もし ない腕に自信があるのは良いのですが患者 さんにあった手術が他にあるはずなのに 自分が評価される手術方法を優先して手術 しようとするん ですそう言うと病院長はそう か私もそう思っていてね彼女は腕を 見せびらかす手術をしているそのために 患者さんを利用していると言ってもいいか もしれ ないいつか医療ミスにつがるようなことを しなければ良いがと心配してるん だそう言いながらカルテを出すと実は今度 かなり難しい手術があるんだが 彼女がやると言いはって なこの手術が成功すれば医学会にとって 大きな進歩になる だろう私は君に嫉妬してほしいが今回も フォローで入ってもらえないかかなり 難しい手術になる他の病院からも見学者が 来るようになってる正直彼女の腕では 厳しい だろうと言ってきた そしてカルテを 受け取りそんなに難しい手術なんですか わかりましたフォローに入り ますそういい自分の部屋に戻ると患者さん のカルテを確認し た病院長の言う通りかなり難しい手術だと 分かる診察結果だっ たどんな手術がこの患者さんに向いている のか患者さんにる量の手術法を調べている とそこにみゆさんが入ってき てできない君は大変だねあなたは私がやっ てるのを見てればいいから何の心配もいら ないわよ見学者もいっぱい来るみたいだし 私の腕を見せつけてやるんだからあいつも

のように最後の方言はやらせてあげるから ね当日は大船に乗った気持ちでいてわ よそう言うと部屋から出ていったの だそして手術 当日想像をはかに超える見学者が別室の モニターで手術を見守ってい たどの見学者も勤め先の病院を代表する 名義たちばかりだっ た手術室に患者さんが入ってくる間美さん は緊張からか体が震えていた そして患者が運ばれ麻酔がかけられる としたっぱの下手は私のオペ見て見ならい な勉強になり ますといつもの掛け合いとともに手術が 始まっ た美さんの手さばきはいつも以上にさえ 渡り見学者の目を釘付けにしたそう だそして1番難しいとされる部位への治療 を始めるかと思った 矢先手術は終わったとばかりに手を止め 手術室を出ようとしてしまったの だ俺は彼女に声をかけ た手術はまだ終わっていません よあとは保合だけでしょうそれくらい できるでしょうから任せる わ美さんは振り向きもせず答え たいや今回の手術はこれからですよ カルテとMRIちゃんと見ましたここより 深いところの処置もしないとそれを皆さん が見に来ているんです よそう言うと彼女は慌てた声で言い出し たそんなはずないわ私に見落としはない 因縁つつけるのはやめなさいそんなに言う ならあなたがやればいいわ私が助手して あげる からそう言うと看護師を ずずと戻ってきたの だ俺は深呼吸をし看護師からメスを 受け取っ た患者さんが高齢ということもあり体力を 考慮すると手術を長引かせるわけにはいか ない手術終了予定時刻が残り1時間を切っ ており冷静かつ迅速に手術を行う必要が あっ たそして自分でも驚くくらい落ち着いて 手術ができ保合まで終えるとみゆさんの方 に目をやっ たみゆさんの顔は引きつっていたの だそして手術終了を看護師に伝えると美 さんは手術室から走って出ていってしまっ た手術室を出た美さんは見学者に出迎え られこう言われた らしい外で5本の予に入るメイの手術を 直接見られてよかったね彼の手術はどう でしたか是非感想をお聞かせ願い

たいびっくりした顔で美さんが聞き返した そう だ世界で5本の指に入るメイあの人そんな にすごい人なんです か知らなかったのでもあの手術見れば 分かるでしょ君との腕のの違いは歴然とし ていたし ね周りの見学者が笑い出すと美さんは俯い たまま走り去っていったと聞い たそしてその後手術室から出た俺は見学者 から拍手で迎えられたの だ良いものを見せてもらいましたさすがは 名 だありがとうございます患者さんの容態は まだまだ安心できませんけど そう言うと高須病院長が握手を求めてき たま君おめでとうよく頑張ってくれたこれ からの医学に大きな進歩をもたらす手術 だっ た患者さん救えたと思いたいです ありがとうございました失礼し ますそう言うとその場を離れ美さんの元に 向かった美さんの部屋の前に行きノックし たが返事が ないドアを開け中を見渡すと美さんは ソファーに座り泣いていたの だ手術お疲れ様でしたみゆさんが綺麗な 処置をしていてくれたからその後の手術が 楽にできましたよありがとうございまし たずっと私を騙してたのねあなたがそんな 有名な医者だなんて知らなかったわどうし て周りの人もあなたも黙ってたのよおかげ で恥を変えたじゃないこんな惨めなこと ないわ よそう言うと俺を睨みつけたの だ俺は世界でとか興味ありません から1人でも多くの患者さんを助けたい だけです よ興味があるとすれば患者さんの術後の 経過ですかね美さんは自分本位な手術をし てますよね患者さんのアフターケアもし ない し自分本意って何 よ本来患者さんの症状にあった手術がある ならその中でもできる裁量の手術をする べきだと思い ますこういう手術をすればすごいと思わ れるとかで手術法を選ばない美さんはそれ をやってますよねそれが自分法こと ですわ私がそんなことするわけないじゃ ないあと見落としもありますし今回の手術 もそうでしたよね研修員が見学してた時も 美さんが保合の指示を出して手術室から出 た後に何度かフォローの治療してますし 病院長は見抜いておられましたよこのまま

では美さんはいつか医療ミスを犯してしま うっ てもったいないですよあれだけの腕がある のだから患者さんのためにその腕を使って くださいみゆさんは泣き止むと俯いて黙っ たままだっ た俺はそう言って自分の部屋に戻ると手術 中の動画を確認し患者さんのところへ 向かい看護師から患者さんの容態が安定し ていると聞きほっと胸を撫で下ろした いつまでたっても術後の患者さんの容態を 聞くまでは安心できないもの だまだまだ目を覚ますまでは気が抜けない が第1段階は突破できたようでよかっ たその日の業務を終えて家に帰ると母が いつものように笑顔で出迎えてくれ たまお 帰りご飯食べたら話したいことあるんだ けどうんどうした のそう言うと晩御飯が用意され2人で食事 をし たそして食事が終わるとコーヒーを入れて くれた母が静かに語り出し た今まで黙ってたことがあるの今から話す こと聞いてくれない えうんわかった聞かせ てあなたを大学に出してくれたのは お父さんの生命保険金だけではないの お父さんの生命保険金は1年で底を尽きた ある人がずっとお金を出してくれてた のお金を出してくれてた人がいたの一体誰 が何のため にお父さんの弟の年明さん よ年明おじさんがでもどうしておじさんが 年明さんって聞いたことある ある俺ははっとして母の顔を見たえもしか し て高敏明さんあなたの病院の病院長よ年明 さんからずっと口止めされてたの今日 すごい手術をしたんでしょ年明さんすごく 喜んでくれてたわよよくぞここまで努力し 続けてくれ たって俺はただ患者さんを救いたいだけ だったからそれと研修意の時に見学させて もらった先生に憧れてたしその人に 追いつきたかったそれが高須病院長だった んだけどすごい巡り合わせだ なあなたが医学部に進学したことが嬉しく て年明さんに連絡したのよ年明さんも喜ん でくれて ねあなたの学費を全額援助したいって 申し出てくれたの でも年明さんにもご家族がいるから遠慮し てたのよお金はあなたが2回正に上がる頃 にはなくなっていたけどどうしても医者に

ならせたかったから年明さんに相談した のそうだったのかもしかして俺が日本全国 の病院を点々としたのもおじさんが経験を 積ませるため にそれは分からないけどあなたには素質が あるからって言ってたは ねそう言うとコーヒーのお代わりを入れて くれ たあなたは覚えてないでしょうけど小さい 時は年明さんになついててねいつも肩車を せがんで公園まで連れて行ってもらってた の よそっかなんとなく誰かに肩車されてたの は覚えてたけどおじさんだったん だお父さんの努力がこんな形で大きく実っ た わお母さんもう思い残すこともない くらそう言うと母は頭を抑えながら椅子 から崩れ落ちてしまっ たお母さん お母さん頭が痛いのか椅子から崩れ落ちた 後も頭を抑えたまま横たわってい た救急車呼び年明おじさんに病院の緊急用 形態から電話し 誠です年明おじさん母が頭を押さえて倒れ ました今救急車を呼んで ますそうか分かった搬送先の病院が分かっ たら教えてくれお母さんに私のこと聞いた んだねはいさっき聞いて話が終わると同時 に倒れまし たそうかお母さん最近病気が見つかってね ずっと体調が悪いって聞いてて診察に来て もらったんだかなり深刻な状態 だおじさんも母の病気を知っていたんです かどうして俺には言ってくれなかったんだ よ お母さんそう言って電話を切ると救急車の 音が近づいてきていることに気がつい た急いでアパートから出て救急車に手を 振り誘導 し患者はこの部屋です頭部を抑えて倒れ ました そう叫ぶと救急隊員が母をストレッチャー に乗せ素早く救急車に乗せてくれ た俺も一緒に救急車に乗り病院に向かった が救急車のスピードは思ったより早く感じ なかっ たすみません急いでくださいもう少し スピード出せません かそう言いながら母の手を握ってい た焦る気持ちを必死に抑えながら渋滞が ないことを祈り続けてい たそして受け入れ先の病院が決まったのだ がその受け入れ先の病院は俺が勤める病院 だったの

だ年明おじさんに電話でそう伝えるとそう かよかった私もまだ病院にいるからこの まま待っていようはいありがとうござい ます心強い ですそう言って電話を切った後救急車が 止まりバックドアが開い た病院に着くとそこには年明おじさんの姿 がありその姿を見た瞬間緊張の糸が切れた のか涙が溢れてき たおじさんおじさんお母さんがお母さん がそれ以上うまく伝えることができなかっ たま君落ち着きなさいうちの農会も優秀だ から診察がを終えるまで病室で休んで なさいそう言うと母が入院する病室を案内 してくれ たあれだけ手術を経験して冷静な判断が できていても自分の大切な人が危険な状態 になると取り乱してしまうそんな自分に 驚い た母に付き添わせて くださいそう言って母のところに行くと母 は応急処置を施されてMRIに入った後 だっ た新札が終わるのを待つ時間はとてつも なく長く感じこの時間の長さがさらに不安 を 煽る待ち合い室に1人でいると悪いこと ばかりが頭をよぎって しまうお母さんがなくなったらどうしよう もっとお母さんのそばにいてあげれば よかったお母さんを気遣えばよかった旅行 に連れて行ったりご馳走したりもっと もっと親高校すればよかっ た後悔しか思い浮かばなかっ たしかしそんな中看護師が状況の説明や 励ましの言葉を変わる変わるかけて くれる看護師が患者さんのご家族の フォローをしてくれていることその フォローがどれだけ患者さんのご家族の 不安を取り除いてくれるかこの時初めて 知っ たそしてそれ以上に母の存在の大きさに 気づかされたの だどんなに仕事の帰りが遅くなっても起き て待っててくれて食事を出してくれてた 母家事水字パートと決して丈夫ではない体 で一生懸命働いて育ててくれた 母お母さん2人で住む家を建てるよ アパートは2階にあるしお母さん階段登る の辛いだろうもう少し広い家に2人で 住もうよお母さんその家でゆっくりしてよ もう十分働いた でしょ俺がそう言うと何言ってんの お父さんの方が働いてたわよお母さん なんか全然お父さんに及ばないんだ

からお父さんは本当によく働いたんだから お母さんがこれくらいで働くことやめたら お父さんに笑われ ちゃうそう言って笑うばかりだっ たそんなことないよ俺を医者にしてくれた のはお母さんだしお父さんもゆっくりして 欲しいと思ってるよお母さんにはまだまだ 長生きしてもらわ なきゃ孫もそのうち抱っこしてもらわない と数日前にそう話したばかりだったのに そう思っていると年明おじさんが声をかけ てき たま君心配だねでもなお母さんのことは 先生に任せて今日は家に帰ってゆっくりし なさい主人は任せられる先生だから今日は 手術で疲れただろうし明日も手術が入って いる だろうこんな時でも平常心で仕事ができ ないと救える命も救えない よはいありがとうござい ます勤め先の病院に入院してるんだしいつ でも会えるんだから今日は帰ってお母さん の着替えとか準備しておき なさいそう言うと年明おじさんはタクシー を手配するために電話をしてくれたの だそして待ち合い室の椅子に座ると タクシーがが着くまでの間年明おじさんと 話をし た今日お母さんから病院長が年明おじさん だと聞かされまし たすみません今まで全く気づきませんでし たおじさんはいつから気づいてたんです か君が研修意で私の手術を見学した日廊下 ですれ違った時にどこか懐かしさを感じる 顔を見たなって思ったよ その時は気づかなかったんだが自己紹介で 名前を言われて驚い たまさか同じ病院に研修医として来てた なんて なあんなに小さかったのに大きくなった もん だお母さんがいつもお父さんのことを話し てくれてましたお父さんが成りたかった 医者ってどんな職業なんだろうっていつも 思ってましたそしてその答えはおじさんが 初めて会った日に教えてくれまし た医者に限らず医療従事者はみんなそう 思って働いてるよ美さんも今回の件で 分かってくれる だろう学費も出していただいたって母から 聞きました本当にありがとうございます 学費は俺が返し ます私は君の親父さんがしてくれたことを 君に返しただけだよ君は私の想像をはかに 超える意思になったこれ以上ない恩返しだ

と思ってる よこれからもそのままの君でいて ほしいそう話をしているとタクシーがつき おじさんに見送られてアパートに戻っ たアパートに戻りお母さんの荷物を まとめると疲れがどっと出てベッドに 倒れ込みそのまま深い眠りについてしまっ た次の日の朝携帯の目覚ましがなり目が 覚めると慌ててシャワーを浴び病院に 向かう準備をし たいつも朝ご飯を用意して子供扱いする ようなことを言ってくる母が今朝はい ない昨日の出来事は現実であることだと 思い知らされ た靴を吐き振り向いて部屋を見渡すと狭い と感じた部屋が広く感じ母がいつもいて くれることは当たり前ではないことに 気づかされ たそして病院に着くとみんなが声をかけて くれ た母の病室に荷物を置きに行くと母は呼吸 機を口につけたまま眠ってい た主人が母の手を取り白を測っていたので 病室の入り口付近から見ていると主が俺に 気づき近づくと小声で話しかけてき たま君昨日の夜は眠れたか なお母さん頑張ってくれてるね後で病状を 説明するから10時に診察室に来て くれそう言うと病室から出ていっ た胸騒ぎを覚えながら診察結果の時間を 待っていると美さんが声をかけてきた お母さん大変だったわね私にできることが あるならさせて ほしい私人のために何かしたいって思えた の初めてだ から病院長に長期休暇の相談して くるそう言うと病院調室に 向かうそして10時になり主人の診察結果 を聞い た正直何を言われても耳に入ってこなかっ たそれくらい母の病状は悪かったの だ翌日手術をするとのことだったが奇跡を 信じるしかなかっ たそして診察結果を聞き終え母の病室に 向かうと至福を着たみゆさんが母が 横たわるベッドの横で看護師に介護の仕方 を教わっていたの だ1つ1つ真剣な差しで説明を受け丁寧な 受け答えをしてい たあんなに高々で看護師に命令口調で指示 を出していたのに目の前のみゆさんは人が 変わったように看護師の言うことを聞いて いたの だみゆさんどうしたのそんな格好で何を しようとしてる

のお母さんの看病をさせてください病院長 からは許可いいてるから まさんには午後からの手術に集中して ほしいのさっきも言ったけど誰かのために 何かしたいと思えたのは初めてだから お母さんのお世話をさせてほしい のそう言うと部屋から追い出されてしまっ た周りの看護師もみゆさんをフォローする からと言ってくれたの だ自分の中でも落ち着きを取り戻したのが 分かり午後からの手術は終わらせることが でき たその後年明おじさんから呼び出さ れお疲れ様だったね手術もぶち終わった ようだしお母さんはみゆさんが見てくれ てるから安心だ などんな状況でも平常心で手術できないと いけ ないそれが医者の辛いところ だお母さんの明日の手術は難しいものに なるだろう君もある程度覚悟しておくよう におじさんの悲しそうな顔が全てを物語っ てい た俺も何度か患者さんの家族に余名宣告を したことがあったが自分がその家族側の 立場になって初めて分かることもあっ たその経験もあり患者さんのご家族にどう 伝えるのがいいのか真剣に考えるようにに なっ たそして次の日の手術当日母は手術室へ 運ばれていっ た美さんも祈るような気持ちで母が手術室 に入るのを見守ってくれ た手術の予想時間は3時間それを超えると 母は目を覚まさなくなるかもしれ ないその3時間はとてつもなく長く辛い 苦痛でしかない3時間だった 自分が手術する3時間とは全く異なる景色 がそこにはあっ た途中手術室が慌ただしくなり母が危険な 状態にあると悟ったのだが俺には祈ること しかできないそう思って頭を抱えていると 美さんが俺の手を握ってくれ た そして患者さんのご家族の気持ち今初めて 分かったわ こんなに辛く苦しい時間なのね私自分のし てきたことを後悔してる わ祈ることしかできない辛さって想像以上 に苦しいわ ねでも先生を信じて待ちましょうそれしか 今はできない わそう言いながら手術室を 見つめるそして1時間後手術室のランプが 消え主人が出てき

た手術は無事終わった途中何度か危険な 容態になったがお母さん耐えてくれたよ あとはもう少し頑張ってもらって目を 覚ましてくれると信じて 待とうそう言い残し去っていっ た容大がどうなるかわからないこともあり その日は母の病室に泊まることにし た美さんも一緒に泊まり幼少期から医者を 目指したきっかけ目標とする人との出会い そしてその人が叔父であること全てを話し たみゆさんはただ合槌を打ち静かに話を 聞いてくれ たお母さんにはちゃんとしたお礼言った ことなかったから目を覚ましたら1番に 伝え たい最後にそう伝えると母が目を覚ました のだ 俺は立ち上がるとみゆさんと一緒に母の顔 を 覗き込む母の目からは涙が流れてい た美さんが気を聞かせ主人を呼びに行く ふりをして部屋から出て いく俺はお母さんに話しかけ たお母さん気分はどう手術頑張ってくれて ありがとうこんな時に言うのもなんだけど を産んでくれて ありがとう育ててくれて医者にしてくれて ありがとうお母さんが医者になるよう進め てくれたから医者になって多くの患者さん を救うことができまし た今回患者の家族という立場になって色々 勉強になりまし たこれから医者としてもっと努力していき ますありがとう お母さんそう言うと母はまた目を閉じ眠り 出し たそこから母は術後の経過も良好で日に日 に良くなっていっ たみゆさんも傍で母を支えてくれ続けある 日私ねお母さんが退院したら看護師学校 行くから看護師として患者さんを支えたい 患者さんのご家族を支え たいそういうと退職届けを見せてきたの だあんなに生き生きとした彼女の目は見た ことがなかっ たそんな彼女を止めることはせ ずみゆさんなら良い看護師さんになれる よそう言ってみゆさんを 送り出すそれから母は無事回復しリハビリ を開始することになっ たみゆさんとの関係をしつこく聞かれたが 本当に何もないので答えに困ったのを覚え て いるそして母が入院中に家を建てる段取り をし桜が満会に咲いた4月上旬母は無事

退院しそのタイミングで新しい家へと 移り住ん だ満会の桜なきに隊員を祝福された気分に 浸りながら花見をしようと2人で公園へ 向かっ た俺の手には母が作ってくれたおにぎりが 入った袋が下げられその光栄には幼少期に 母といった花見と同じ景色が広がっていた の だこれからも定期的に休みを取り母との 時間を大切にしようと心に決め た一方美さんは看護学校へ無事 入学看護師の卵としての人生をスタートさ せたと本人から連絡を受け 今回の出来事で1番変わったのは間違い なく彼女 だろう彼女自身も自分で驚いた様子だった がツンツンした性格は疲れるわねなんで あんな態度取ってたんだろう今の方が全然 楽だしありがとうって言われるのめちゃ 嬉しいあの一言で全てが報われるわこっち がありがとうなのにね そう言うと手を 差し出しあなたに出会えて本当に良かった 今度は私が看護師として手術室で会い ましょうそしてこの先一緒に患者さんとご 家族を救おう ね美さんが戻ってくるの楽しみに待って ますから戻ってきたら手術の女手お願いし ます ねそう言いながら握手をかわしお互いの道 をの だおはようございます部長相変わらず素敵 な車でご出勤です ね会社の駐車場で言わせた高橋が笑い ながら私に言いよってき た高橋君 おはよう私は高橋に笑顔を見せながら挨拶 をかわす高橋は国内クラスの大学院卒の エリートで親が金持ちということもあり 高級者で出勤しているなんでもその高級者 は就職祝に親がプレゼントしてくれた らしい高橋は態度も口も悪いが工学歴と いうこともあり会社で1番優秀な人材の 集まる部署に配属されており私の部下でも ある私はこの会社に務めて年目から全国に ある死者を回っていたが30年ぶりに本社 に戻り高橋のい部署の部長食について1 週間が過ぎた急な本社移動となったため 転勤先で使っていた軽トラに乗って出社し ているのだが高橋に見られ笑われてしまっ たの だ一応部長なんだしもう少しいい車に乗っ てもらわないと部下に飯がつきませんよ 部長クラスでも軽トラしか買えないのか夢

のない会社だなって思われちゃうじゃない ですか平社員の俺が高級車に乗ってるのが 嫌みっぽくなって しまう出社のタイミングで高橋に会うと私 の車のことを毎回馬鹿にしてくるのだ今日 はやけにしつこいなそう思いながら高橋の 言葉を無視してエントランスに向かうと エントランスの前にリムジンが止まってい た私がリムジンの横を通りすぎて部屋に 入ろうとする と都会で軽トラかよ田舎に戻れおっさん 中卒が上司なんて俺は認めない ぞ大声で行ったその直後リムから美人秘書 が降りてきて高橋に何かを伝え そして高橋の人生は大きく変わっていくの だっ た私の名前は原田掃除48歳既婚で妻と 2人の子供がいる母家庭で育った俺は 貧しい田舎出身の中卒で母親も高いし親戚 もいない母には生まれつきの病があり体が 弱く国からの女性金をもら生活していた父 は母の女性金に目をつけ近寄ってきた らしく働きもせずに母からお金を搾取し 遊んでいたようだそれを知った母の両親が 父と母を別れさせたようなのだがその1 ヶ月後に母の妊娠が発覚したらしい両親は 私を産まないように説得したらしいのだが 母は説得に応じずの元から姿を消し アパートに引っ越すと私を産んで育てて くれたそうだ外で働くことのできなかった 母はアパートで内食と国からの女性金で 整形を立てていたが生活は貧困を極めてい た小学校の遠足の時はおやつなど持って いけることなど一度もなく惨めに思った私 は遠足に行く日は学校を休み集合写真には 私の顔写真が貼られ友達から笑い物にさ れると余計惨めな気持ちになった今でも小 学校の卒業アルバムを開くとその頃の惨め な気持ちが 蘇る私は何度も母に私を産んだことを責め たが母は謝るだけでそのうちきっといい ことがあるからそれまでは我慢して と言うばかりだった荒れていた私は中学校 に通うようになると悪い先輩と仲良くなり 学校に行かなくなることが増えた不良仲間 と問題行動を起こしては母が学校や警察に 謝りに行き私を連れて帰るそんな時も母は 私を叱ら ずそうちゃんごめんねお母さんが惨めな 思いさせたばっかりにそう言って謝る ばかりだった私が中学3年生に上がった頃 から母は体調を崩すことが多くなり私は母 の看病をすることが増える次第に不良仲間 との付き合いも減り学校に行っても授業に ついていけないことから日中もアパートで

母と一緒に過ごしたそんなある日布団にっ た母にタスの引き出しから通帳とカードを 取ってくるように言われるいつも生活費を 下ろしていた通帳と違う通帳とカードが 引き出しには入っており私の名前が書かれ ているそれを母に渡す とお母さんはもう長く持たないと思う あなたには今まで辛い思いさせたけどそれ はお母さんがいつなくなるからないから 少しでもお金を貯めてあなたに残したかっ たの惨めな思いはさせたけどお母さんがい なくなってもやっていけるように貯金して おいたからあとおじいちゃんおばあちゃん の連絡先を書いたメモもこの通帳に挟んで おくからお母さんが亡くなったら連絡して あげ てそう告げ られお母さんはあなたのお母さんになれて 幸せでした幸せにしてあげられなくて ごめんなさいでもこれからは幸せになれる と思うから諦めないでおじいちゃんおばあ ちゃんにお手紙を描きたいから体を起こし てくれない髪と鉛筆ももらえる かしら母を起こし背もたれを背中に挟み髪 と鉛筆を母にに渡す母が何を書いているの かは分からなかったが一文字一文字丁寧に 書いていた様子が目に焼きついている母は 手紙を書き終わると通帳にその手紙も 挟みおじいちゃんおばあちゃんがここに来 たら手紙を渡してね通帳は誰にも見せては だめ貯金がいくらあるとかも話しちゃだめ よが必要な時に使うの無駄遣いはしちゃ だめわかっ た優しい笑顔で私に 語りかけるその時私は人が亡くなったら どうなるのか理解できていなかったので母 が何を言いたいのか理解できていなかった その日の夜私はいつものように母と布団を 並べて寝ていたが朝起きると母は目を 覚ますことはなかった私は急いで公衆電話 に向かい祖父に電話をかけた祖父に住所を 伝えると1時間ほどでアパートに来てくれ 母を見た祖父と祖母はその場で 泣き崩れる私は手紙を祖母に渡し読んで もらう とあなたも手紙を読んでくれ ない手紙を私に渡すと祖母はタンスから母 名義の通帳や書類を取り出す私が手紙を 読んでいる間祖父が携帯から警察に電話を かけると10分ほどで警察が来て母を連れ て行こうとするその理由が分からなかった 私 はお母さんは何も悪いことをしていない なんで連れて行くんだそう警察に食って かかると私のことを知っている警察官も来

ており説明してくれる警察が母を連れて 行き祖父祖母とアパートに残された3人で 今後のことを話すことになった母の手紙に は葬儀など経済的な負担がかかることは 一切しなくていい家賃は3年分払っている からそのまま積み続けることができると 書いてありたまにでいから私にご飯を食べ させてあげて欲しいと書いてあったさらに 私を産んだことこうなったことに一切の 後悔もなく幸せだったと書いてあるそして 手紙の最後には祖父祖母へ産んでくれた こと育ててくれたことへの感謝とわがまま な娘で申し訳なかったとお詫びの言葉が 綴られていたのだ手紙を読んだ祖父 は私たちと一緒に暮らさないか高校も進学 するといい望むなら大学進学まで面倒を 見ようそう言ってくれたのだが高校進学を 諦めていた私は今更勉強する気にもなれず このアパートで1人で暮らすことにした 葬儀が終わり遺骨と敗を受け取った時に ようやく母が亡くなったことを実感する アパートに帰るとそこに母の姿はなかった のだ日追うごとに母がこの世からいなく なったことへの寂しさが募りその寂しさ から逃げるように不良仲間と再び遊ぶよう になり母との思い出が詰まったアパートが 不良のたまり場となってしまう母が命を 削って残してくれおはあという間に なくなってしまい行の悪さからアパートも 追い出されてしまうその時の不良仲間の 友達が妻となったのだが妻がいなければ とんでもない人生を歩むことになっていた と 思う妻の実家は農業を営んでおり両親を 説得して自宅にろさせてくれると心的に 支えてくれ私に働くことの大切さを教えて くれたそして18歳になると妻の両親が 自動車学校に通わせてくれ運転免許を取得 すると軽トラを与えられ妻と妻の両親の 優しさに包まれた私は自分でも農業につい て勉強をし恩返ししようと思っていた妻の 実家で作られた農産物は企業と契約取引さ れおり安定した売上を上げていて企業の人 と顔見知りになった私は栽培の知識や生産 者の苦労が分かるということから企業へ ヘッドハンティングされる私は農業をする つもりでいたが義理の両親に企業に務めた 方がいいと言われ入社することに決めた それが今の会社だ本社採用で1年務めた後 死者へ転勤になり農家への契約取引の拡大 とフォローを主な業務とし全国を回ること になったのだが農業で結果を出すのには数 年かかることから1つの死者で5から7年 お世話になっていたそれを気に妻と結婚し 2人の子宝に恵まれたのだが母が私を産む

ことを選んでくれた理由がその時初めて って分かった家族には私が幼少期に経験し た辛い思いはさせまいと必死に働いた会社 と契約取引を引き受けてくれる農家は 少なく私は来る日も来る日も農家へと 出向き農半期の忙しい時期の土日は農業の 手伝いをして説得を続けた人に頭を下げる ことなど恥ずかしくもなく会社と家族の ためなら土下座も平気でやってのけたのだ 説得を続けていると農家の方は私に契約 取引に対して思っている質問や不安なこと などを話してくれるようになる私はそれを 会社に持ち帰り社員や役員を含めた会議で 相談すると解決策を決め農家に提示する それを何度か繰り返すと契約取引にに応じ てくれる農家が増えてきたこれは社長から 後になって言われたことだが私が農業を やっていたことで農家の大変さを誰より 理解してくれ真味に話を聞いてくれるから 信用できると農家の人から聞いたことが あった らしい私は妻との出会いと妻が妻の実家で 働かせてくれたことに感謝せずにはいられ なかった妻を幸せにしたいもっと成果を 上げて豊かな生活をさせたいその思いで 働くとその成果が認められ学歴がない私を 会社は昇給させてくれたのだ妻は休みなく 働く私の体を心配してくれたがこうする ことでしか妻に恩を返せない気がしていた 妻と妻の両親から与えられた軽トラと仕事 を共にして6年が過ぎようとしていたが 壊れることもなく私の相棒として毎日 走り回っていた農家を回ることが多く農産 物のサンプル品の引き取りもしていたので 軽トラが扱いやすく与えてもらった軽トラ を転勤先にも持っていっていたのだ子供の 送迎や妻との買い物にも使うことがあった が田舎にはよくある風景で笑う人は誰もい なかった元々本社は地方寄りの田舎にあり サインの中には軽トラで通勤している人も いたが会社が大企業へと成長し本社を都心 に移したのだ本社を都心に移して以降 軽トラに乗って通勤していた社員は次々と 車を乗り換え私が最後となったようだ一に 泥にまみれて農家の人と汗を流していた 同僚は今では土を触ることにすら抵抗を 感じているように思われることに寂しさを 感じたそんな背景を知らずに高橋は私が 軽トラに乗ってくることをバカにしている 話をしたところで彼には理解できない だろうあまりにも育った環境が違いすぎる のだ本来なら入社1年目は教育実習を兼ね て農業を手伝い理解してもらうのだが高橋 は実習をするならやめるとわめき本社から 出ていないらしい彼の言動は無責任で人に

感謝することもない態度はいずれ何かしら のトラブルを起こすのではと心配していた 部署の業績が落ちており調査することに なったのがこの部署への連続理由だったの だが高橋が絡んでいるのではないかと思わ ずにはいられなかった日々彼を見守る中で 彼は同じ大学出身の先輩後輩と仲がいい らしく先輩の1人が課長であることが わかる高橋に気に入らない同僚がいると その先輩課長に言いつけ課長はその部下に 仕事を押し付け必要に指摘をするとそれを 高橋にフォローさせて2人で同僚をけなし ていたのだなんだこの資料は何度指摘し たらまともな資料が提出できるんだ高橋 こいつの資料直してくれこいつマジで使え ない わ課長が周りに聞こえるような大声で言う 言われた部下は顔を真っ赤にして俯いて いる課長ですか俺こいつらのりい担当じゃ ないですよやってる内容はかり長みたい じゃないですかこんなことやらせるなら かり長にしてくださいよ入社3年目で かかり長ってこの会社じゃ最速ですよね 無能な先輩方のおかげです けどそうだな君がか長やってくれたら俺が 楽で助かるよ部長には推薦しとくから フォロー頼む よそうやって高橋が優位に立てるように しけてひきしている私は2人の関係性が気 になり他の部署の高橋の同期から話を聞く とあることが分かった高橋の父親は会社 役員をしているようなのだが課長の父親も 同じ会社に務めていて係り長をしている らしい高橋の父親と課長の父親は上司と 部下だったらしく課長の父親は高橋の父親 に逆らえなかったようだ家族ぐるみの 付き合いもあり高橋が入社後の研修で農家 に手伝いに行くことを拒むことができたの は課長の意行だったそうだこのまま2人を 一緒にしておくと高橋の惚れはレートする ばかりで苦労することも感謝することも なく昇進してしまうだろう周りの同僚も 課長の露骨な高橋ビキに嫌気がさして モチベーションが上がらないだろうし最近 この部署の業績が落ちている理由はこれな のだろう出る悔いは打たれるかのごとく 優秀な社員は高橋に目をつけられ課長と 一緒に潰しにかかる 周りはそれが分かっているから保的な仕事 しかせず先輩同僚が高橋に気を使っている のだ高橋の先輩に対する言葉遣いの悪さや 態度の悪さはエスカレートするばかり だろう私は作に対処しないといけないと 高橋の方を見ると高橋と目が合う高橋は ニヤニヤした顔で俺を見ながら近寄ってき

なんですか部長俺のこと気になるんですか チラチラ見てるけど俺に気があるとか金が なくて軽トラに乗ってきてる中卒の部長 さんですもんね俺とは正反対すぎて 羨ましいん でしょう大声でそう言うと課長が悪乗りし て くる高橋君一応部長なんだから立ててあげ ないと田舎から都会に来たばかりで戸惑っ てるんだから今度の休みに都内を君の高級 者で案内してあげたらどうだ現実の残酷さ を思い知る だろういいですねどうですか部長俺の車の 女子席は女の子専用だけど係り長にして くれるなら特別に乗せてあげてもいいです よあでも軽トラに乗った服で俺の車に乗ら れたら泥がついちゃうな洗車代払えない だろうからその時は部長さんに洗車して もらおう課長と高橋が高笑いしており便乗 するように高橋の後輩も笑っていたので私 がその後輩を睨むと顔を引きつらせ パソコンの画面に顔を隠した 高橋今朝秘書に声をかけられてたななんて 言われたん だ取り締まり役にそんなこと言って大丈夫 ですかって誰のこと言ってんのって感じ だった けどそうか師匠から私が取締り役というの は聞いていたんだなそう言うと部署内が めいた私がこの部署に転属した理由はな この部署の業績が年々下がっているからな んだこの部署は会社でもかなり重要な 役割りを持つ部署だこの部署の業績が悪い と会社全体の売上にも影響を及ぼす会社側 は車内でも優秀な人材を配属させているに もかわらず業績が上がらないそれどころか 移動を希望する若手が多く毎年職が出て いる私にはその原因が分かった よへえでその原因って何なの使えない こいつらのせい でしょ高橋は部署内の同僚の方を見渡し ながらそう いう高橋君だよそれと課長もだなでも悪の 根源は間違いなく君だろうそう言うと課長 がは俺は関係ないでしょ何言ってるんです か君はどうして高橋のあの態度を注意し ないんだ先輩に対しての口の聞き方もなっ ていないし君はそれに注意しようとしない それどころか一緒になって責めているじゃ ないかそれに高橋には教育実習で農業の 手伝いもさせていないらしいし高橋に頭が 上がらない理由でもあるのか私が確信に 迫るとべ別に何もないですよ高橋君は優秀 な人材だから大切にしないといけないと 思っ

て課長は焦っている様子だった君たちのご 両親は同じ会社の上司と部下だったらしい な高橋のさんが上司のようだが家族ぐるみ の付き合いもあるらしいじゃないか課長が 高橋の肩の持ち方が異常だったから色々 調べさせてもらった よそれは親同士の関係のことであって俺と 高橋君との間には何の関係も ないさっきからずっといや私がこの部屋に 来た頃からずっとそうだが君はは高橋を 呼び捨てにしたことがないな他の部下は 呼び捨てにしているようだが高橋だけは 君付けだ自分でも気がついてないのだろう 試しに呼び捨てで呼んでみてはどうか な私が意地悪く言うとそんなの気のせい ですよ呼び捨てにできますよ課長は無きに なってそう言うが高橋は課長をつけて いるへえ呼び捨てで呼んでみろよどうなる か分かってるの かその言葉を聞いた途端課長はひんで しまった小さい時からそういう関係性だっ たのだろう課長も高橋の被害者なのかも しれ ない君を今のまま放置するわけにはいかん 私の見る限り君はこれといった仕事もして ないしこの部署にどうしても必要という わけでもなさそうだ死者への転勤を 命じるそう言うと部署内から自然と拍手が 起こる高橋は部署内の同僚を睨みつけると 何拍手してるんだよ勝長今拍手したやの顔 見たよなお前ら俺に喧嘩を売ったことを 後悔させてやる高橋はそう言うが悪いが 課長も別の死者に転勤だ私がそう言う とちょっと待ってくださいよマンションを 買ったばかりなんですよ家族のこともある し転勤はできませ ん単身不妊すればいいんじゃないかそれが 無理なら一心上の都合で代謝するのも1つ の手だぞ君のはこの部署にはいくらでも いるからな君も高橋もこの部署での仕事の 出来は普通以下だから な俺は転勤なんかしないぞ死者での仕事は 農家を回ったりするだけだろ俺はそんな 田舎には行かないぞスーツが汚れて しまうスーツなんか必要ないぞ作業技と 長靴があれば仕事はできる 思う存分汗をかいて農家の方と一緒に働く んだ私もそうやって部長にまで上がったん だ中卒の私にできて工学歴の君にできない ことはないだろうそれとも課長がいないと 何もできないの か私の問いに周りの部下が笑うプライドを 傷つけられた高橋は怒りに震え私を 睨みつけると いいよどこまでも言ってやるよ結果を出し

てすぐ本社に戻ってやるからなその時は お前ら覚悟して おけよそう言い残し部署から去った差別会 が行われるわけでもなく課長は西日本の 死者へ高橋は東北の死者へと転勤していく 2人の転勤した死者には私もいたことが あり面識のある部下が多い私は両方の死者 の部下に連絡を入れそれぞれのフォローを 頼むことに2人が転勤した死者の契約して いる農家は一癖も2癖もある家が多く苦労 することが容易に想像されたが特に高橋は 苦労しないと分からないことがたくさん あると思いあえてきつい方の死者に転勤さ せた高橋が転勤した初日私も死者を訪れ 高橋をみんなに紹介したふくされた態度の 高橋に挨拶を返すものはなく転勤初日から 浮いた存在になってしまう担当者と高橋と 私の3人で農家のオタにお伺いし高橋の ことを紹介するが高橋は農家の方を見下し たように野菜なんて畑に植えてりゃ勝手に 生るんでしょうちからすればあんたら 下受けなんだし俺に迷惑かけんなよそう 言い出した私はこの農家の方に口の聞き方 も知らないお坊っちゃまが来ることを あらかじめ伝えていたが私の予想以上に 呆れた部下だと言っ た本当にそう思うかでは農家の方から畑の 一区画を借りてやろうそこで君が野菜を 育てるんだ一区画いっぱいに野菜を育てる ことができたらまたあの部署へ戻してやる 君が望むなら課長にでもしてやろうどうだ 悪い条件じゃないだろう収穫は年に1回だ から早くやらないとあっという間に年月が 過ぎていくぞそう言い残し私は農家を後に するその後のことは毎日農家から高橋が その日何をしたか連絡を受けまた高橋にも 報告を義務づけた最初の1週間高橋は何を していいかもわからず農家に行って野菜を 作るよう死者を追い出され現地では農家の 方にも挨拶をせずふくされ続けていたよう だエアコンの聞いた車の中でタバコをふし ながら農家の方がせっせと働くのを見下す ように見ていたらしく何もせず夕方には 死者に戻ったというのだ死者で上司に1日 何をしたか報告書を書くように命じられる が白死のままで聞かれても答えない高橋は ますます居場所を失ってしまう面倒みの いい同僚が手伝うと言ってくれるがは聞き 入れようとしなかったらしいその同僚の名 は藤田と言い農業を継いでいた彼を私が 預かっている部下だった彼は鬼作な農家の 子で小さい頃から祖父の女子席に乗り畑に 連れられ農業を手伝っていたようで手伝う ことが当たり前で育った彼は高橋を見て 助けずにはいられなかったのだろう私がに

高橋のフォローを頼んでおいたのもあるか もしれないが彼は献身的に高橋に声をかけ 続けると高橋は少しずつ藤田に心を開いて くれたらしい相変わらず与えられた畑の横 でエアコンの聞いた車の中で高橋が過ごし ていると藤田は農家からトマトを分けて もらっていたそれを持って高橋の車の元に ってくると車の窓をノックし開けるよう ジェスチャーする高橋が鬱陶しそうに窓を 開けなんすかそう言う とこれここの農家で作ったトマトだけど 食べてみる形が悪くて出荷できないけど味 は俺が保証 する藤田が作業着の袖でトマトを拭いて 高橋に差し出すとといらないよそんな形し たトマト不良品じゃないか第一そんな汚れ た作業着で拭いたトマトなんて汚くて 食える か差し出されたトマトを手で払い受け取ら なかったそれでも藤田は諦め ずまあ文句は食べてから言えよ井水で 冷やしてあったから冷えててうまい ぞそう言いながら田はもう1つ持っていた トマトをポケットから取り出しかじり出し た うまい美味しそうにトマトを頬張り一気に 食べ尽くすと高橋の腹の虫が鳴るあなんだ よ腹が減ってるんじゃないか君が食べない なら俺が食べちゃう ぞそう言って食べようとすると俺のだろ よせよそう言って手を差し出し受け取ると 作業儀の袖で吹いて一口かじる高橋は目を 丸くしてかじったトマトを見つめ てなんて甘いんだいつも家で食べてた トマトはドレッシングの味しかしなかった ぞ果物みたいに美味しいなんでこれが 売り物にならないんだ十分買い手がつく だろう に夢中でトマトを頬張り食べてしまっ 俺トマトを1個食べたのって初めてか もサラダにはカットされたトマトしか乗っ てこないしな俺たち農家の子はこれが おやつみたいなもんだ見た目が悪いと 美味しくないって判断されて買手がつか ないんだあとは収穫時期の関係もあるな トマト1個いくらで買い取られるか知てる かさあなこのトマトは美味しいしそれなり の値段だろあの人たちも朝早くから日が 暮れるまで働いてるし機械だっていっぱい あるしうちの会社からいい金もらってるん だろう高橋がそう言うと藤田は農産物の 単価を高橋に教えたそう だそそんなに安いのかまと売をあげようと 思ったらどれだけ作って収穫しないといけ ないんだ毎年方策になる確約なんてないし

天候に左右される収穫まで毎日手入れをし ているみたいだし遊びに行くこともでき ないじゃない かそうだぞそれが農家だ雨の日が唯一の 休みかな中途半端に野菜を作っても儲から ないからこれだけの土地を使って野菜を 植えるんだ本来野菜を植えて売上につげ たいところを部長がお願いして君のために 借りてくれているん だそんなの俺のせいじゃないだろう部長が 勝手にやらせてるんだ からこの農家はな部長の奥さんの実家 らしい部長は中卒で中学時代はかなり 悪かったらしい学3年の時お母さんを なくして荒れてたそうだ奥さんと付き合い 出してこの農家の手をするようになった らしいんだがそれで立ち直ったって聞いた 部長の乗っている軽トラは奥さんと奥さん のご両親からのプレゼントらしい部長は君 にも立ち直ってほしいと思ってるんじゃ ないか なあの軽トラが何年のんだ俺が立直 るってんだ よ君の家は金持ちで生まれた時から欲しい ものは何でも与えられてたんだろう何でも 思い通りになって我慢することなんて何も なかっただろうな本来恵まれてるって思う べきことが当たり前になってて感謝する ことなんてないだろう農家の方がどんな 苦労をして野菜を出荷しているかそれを 知っていればキャベツの千切りの人かけら でも残さず食べよって思える だろう確か にこれだけの野菜を育てるのにどれだけの 時間と労力を使うか君ならもう想像がつく だろう時給換算なんかしたら労働意欲 なんてなくなってしまうそれでも誰かが 野菜を作らなきゃ誰も食べられないだ君は お金を払えば簡単に手に入るかもしれない けどその裏でこれだけ苦労している人がい るってことだスーパーに行けば野菜が手に 入るのは当たり前かもしれないけどそれは 当たり前じゃなくてありがたいことなんだ よそれは分かるよでもそれが俺が立ち直る こととどう関係あるん だはは君にないものを見抜いているんだよ さっきも言ったけど人に感謝する気持ちと かそれがあれば謙虚になれると思うんだが 君の態度は真逆だしなこれだけの土地で 手のひらに乗るトマトを作ろうと思っても 1人じゃ無理だみんなで協力して1個1個 丁寧に育てるからこれだけのトマトができ てるんだよ仕事の内容は違てもやってる ことは会社でも同じ だろう藤田のその言葉に高橋はまり込んだ

らしい1度でいいから野菜を育ててみなよ 種を巻いて目がると愛着が湧くぞ可愛くて 仕方なくなる朝目が覚めて畑に行くのが 楽しみになるん だ藤田の楽しそうな語り方に高橋は 引き込まれたよう だ分かったよそこまで言うならやって やる高橋は車を降り農家の方に何かを話し ているそして頭を下げると農家の方は高橋 に農作物の作り方を説明し出した脳器具の 使い方を教わり身を見まねで畑を耕し種を 巻く準備を始めたようだ 藤田はそれを嬉しそうに見ながら高橋に声 を かける高級者よりトラクターの方が似合っ てる ぞうるさい話しかけるなまっすぐ走るのも 難しいん だ夢中になってトラクターを運転する姿を 写真に納めてくれた藤田 は高橋がやっとその気になってくれまし たそうと添えてメールを送ってくれた1人 ではできないと分かった高橋は藤田に 手伝ってもらい種を巻いていくするとそれ を見ていた周りの農家の方も手伝って くれるなんでお願いもしてないのに手伝っ てくれるん だ農家の暗黙ルールみたいなものかな人手 がいる時は手伝ってその分自分が忙しい時 は手伝ってもらうわざわざ手伝ってく れって言わなくても自然とそういう関係に なるんだお互い苦労が分かってるから なそうなのかじゃあ俺も手伝わなきゃ な高橋から信じられない言葉を聞かされた ことが藤田は嬉しかったのだろうその日の 夜私に電話で教えてくれた翌日から高橋は 朝早くから畑に行き目が出るのを待つ何 時間もうずくまり地面を見つめているの だそんなに見つめてたら恥ずかしがって目 も出てこない よ冗談でそう言うが高橋は本気にして しまったようだそして農家の方が脳作業を 始めると高橋も手伝うと申し出て農家の方 とと一緒に汗にまみれていたらしい昼食は 畑の近くの日陰でみんなでおにぎりを 食べる高橋はそのおにぎりの美味しさにも 驚いていたよう で食べるもの全てが美味しくて感動して ますどうしてこんなに美味しいんだろう 高級レストランの料理は何なん だそれを聞いた農家の方は笑っていたよう で そんなに美味しいかね井でトマトと キュウリを冷やしてるから帰りに持って 帰るといいそのまま食べても美味しいぞ

そう言う と逆に何もつけずに食べたいです素材その ものの味で十分美味しいですからこんなに よくしていただいてありがたいです ありがとうござい ます自然と感謝の言葉が出たことに高橋 本人が1番驚いたよう だこちらこそ手伝ってくれてありがとう 若い子が手伝ってくれるとはるし活気が 出る わい農家の方にお礼を言われ高橋も嬉し そうだった らしい以前の高橋なら感謝することも なかっただろう感謝してても礼の言葉を口 にしなかったかもしれないそれだけでも 十分効果があったと思うこのまま順調に 農作物が育って欲しいと思うが思い通りに ならず我慢することやくじけないことも 学んで欲しいと思っている種まきをした 報告を受けて1週間後高橋からレポートが 届いたそのレポートには農作物の目が映さ れており皆さんに手伝っていただいた おかげで無事目が出ましたこれからも皆 さんに協力していただきながら大切に育て てみますもし農作物が収穫できたらまずは 部長に食べていただきたい私はここに来て 多くのことを学びましたそれは人として 学ぶべき大切なことで私に足りなかった ところでもあり ますを言わ は憎みましたが今は感謝しております ありがとうござい ますレポートにそう綴られており最後には 高級車は売り払って軽トラ買いました実用 的で便利ですねこれからの相棒です軽トラ と気取ったポーズを取った高橋が映った 写真を見て大笑いしてしまった君はもう 大丈夫だ君のいいと思うタイミングで帰っ てくるといいそうメールに書いて送ると こちらの方が少に合っているかもしれませ ん見を張る必要もないし意地を張る必要も ないですし何より農作物の成長を見守るの が楽しみですこちらの方々の温かさを知っ たら都会には戻れないです 高橋は人のありがたさを知って 生まれ変わったように優しい青年になった ようだ彼がこのまま成長してくれることを 疑う余地はなかっ たなんで中卒君がこんなところ にそう嫌みを言ってきたのは中学時代に 付き合っていた初日のだった驚きのあまり 思わず名前を口にしてしまったのだが 軽々しく名前で呼ぶなと怒鳴られてしまっ た再開したのは超豪華なクルーズ戦の船内 で行われている就高記念クルーズ中の

キックオフパーティーの最中だっ たキックオフパーティーは記念パーティー のようなもので名前の通りこれから始まる ことを祝うもの だ彼女はまるでこの船のオーナーかのよう にクルーズ戦を自慢しているが俺には自慢 している意味が理解できずにい た彼女はこの船に乗れること自体が選ばれ た人間の証というがこの船は商業線お金 さえ払えば誰でも乗ることが できるいつか乗ってみたいと夢みて貯金し て乗る人もいる だろう今回の就高記念クルーズは確かに 招待した関係者しか戦できない 彼女は客の連れという形で戦しているはず だ彼女自身は大して偉い立場でもないのに 自分は選ばれた人間だというような唇に 呆れて しまう俺が何も言い返さずにいると彼女は 俺をこのクルーズ戦の清掃員だと言い出し た清掃員も立派な船員の 1人がそうっているを伝えると彼女は俺が 清掃員くらいしか仕事ができなかったのだ と馬鹿にし 出すしかし彼女はただで海外旅行できる からという理由でクルーズ戦の清掃員を 始めたと勘違いをこじらせてしまっ た彼女の馬鹿にするような言動にはいい 加減疲れてきていたその時司会者 から今からこの船のオーナーの挨拶 ですとアナウンスされたことがきっかけで 彼女の今後の人生は大きく変わることと なっ た観光線の船長をしていた父は俺が小学2 年生の時に帰らぬ人となっ たその日いつものように父とおりに行く 約束をしていたのだが俺は友達との遊びを 優先して約束を破った釣り好きの父は1人 でおりに出たのだがそのまま帰ってこ なかっ た俺は約束を破って父を1人で海に行かせ たことをひどく後悔した母は俺が一緒に 行かなかったことが救いだと慰めてくれた がそう簡単に気持ちを切り替えることは できずにしばらく落ち込んでい たそれから俺はできない約束はしないこと とした約束は絶対守ることを心に決めた 俺は父が戻ってくるかもしれないと毎日 防波堤で海を見るようになっ たしばらくして父が乗っていた船が沖の方 で見つかったという連絡が入っ た船はアンカーがしっかり下ろされ漂流し ないようにされていたらしいが船に父の姿 はなかっ た船のプロペラに巻きついたロープと片方

の軍から父は水気障で高校になった船から ロープを取ろうとして流されたのだろうと 推測され た父は昔から忙しい会場保安庁に迷惑を かけないようにしないといけないと言って いたのを覚えているきっと今回も迷惑を かけないよう自分でロープを取ろうとした の だろう実際船舶事故は年間1000件前後 発生している水難事故も含めれば3000 件近くだ陸上のように目印もなければ広さ も広大な海を守ってくれている会場保安長 父は迷惑をかけないようにしようとしたの だろうそれがかって多大な迷惑をかける 結果になるなんて思ってもいなかったに 違い ないもし今父が帰ってきたなら余計なこと は考えずにいちいち8番に電話して指示を 仰げと言ってやりたい気持ち だ 結局父は見つからないまま捜索は打ち切り になっ た俺と母は記憶をなくしてどこかに漂着し ているのではないかどこかで助けを待って いるのではないかという気持ちを捨てきれ ずに3ヶ月が経過しただが今後の生活の ため亡くなったことを確認することを希望 した父の名前で契約している全てが父がい ないことで手続きが何もできないの だ父が戻ってくるという希望を捨てない ためにも葬儀をあげることはしなかっ た明日ともに俺は母子家庭となり母と2人 暮らしが始まったことをきっかけに俺は 防波堤で父を待つのをやめ た母が仕事を始めたことで俺も家事の 手伝いをするようになったから だ専業主婦だった母が毎日出迎えてくれて いた自宅に自分で鍵を開けて入ることが 寂しくなったこともあるしかし毎日必死で 働いてくれている母の姿を見ていたらいつ までも落ち込んでいられないと思うように なっていっ た4年後俺は中学生になっ た机にしがみついて勉強するタイプでは なかったが成績は優秀だっ た特に英語が好きで英語が話せる母から 教えてもらうこともあるくらいだスポーツ もそれなりに得意だったおかげか中学1年 の山岳期に初めての彼女ができ た可愛いと有名な隣のクラスの高橋有さ だ上級生から告白されたこともあるという 噂の有沙から告白された俺は即OKし 付き合うことになったの だただ有沙は少々わがままなところがあっ たテスト前に勉強すると言った俺を映画に

誘ったり家のことをしないといけないと 言っているのに帰らせてくれなかったり するの だ俺がきっぱり断るとすて何日も無視さ れることもあっ たデートのドタキャンも何度かありでき ない約束はしないで欲しいと伝えると 逆切れされたことも ある付き合い始めはそのわがままも可愛い と思えて俺が謝罪していたが最近では わがままもひどくなり付き合いに疲れる ようになってき た俺は父が船で出行した日だけは母と自宅 で過ごすようにしてい たその日だけはどうしても父のことを 思い出して俺も母も気落ちすることが 多かったから だ有沙には父が亡くなった経緯を話して いるのにも関わらずデートに誘ってき たさすがにその日だけは無理だとはっきり 断った俺のことをマザコン扱いしてきた時 はかなりむかついたもの だそれでもなんとなく別れを切り出すこと もできないまま付き合い続けていた中学3 年の2月14 日俺が商工口で有沙を待っていると有さの クラスの女子 から多分はこと思うよと気まずそうに伝え られ た俺と約束をしていたというのに有沙は すでに教室にいなかったというの だ先生に呼び出されてるとか他の教室に いるとかじゃなく て俺がそう聞くと有沙のクラスの女子は 困ったような表情を浮かべ て高校生の恋人がいるって自慢してたから と教えてくれた1年生の頃からの付き合い だ俺と付き合っていることは同級生の多く が知っていることなのに堂々と二股自慢を していたというの だ二股が悪いことだという認識がないの だろう か俺は話してくれた女子にお礼を言って 有沙に電話をしてどこにいるのか尋ね たすると有さは悪びれることなくあんたと は終わり高校にも通えない貧乏人なんかと 有さがつり合うわけがないじゃ ないと言ったの だ俺が高校を受験しない理由をちゃんと 説明していたのにも関わらず有沙は俺が 貧乏だから高校に行かないと思い込んで いるよう だ通りで説明した時の返事がそっけなかっ たわけ だ説明した時の有沙の態度を思い出し妙に

納得してしまっ たこうして俺と有沙は別れることになった のだが貧乏人と罵られたことに怒りを感じ はしても悲しいという気持ちにはなら なかった俺自身有沙のわがままっぷりには 限界を感じていたのだから別れることに 異論はないそもそも愛情があったのかどう かすら分からなくなってしまっ たただ二股をかけるくらいなら俺と別れて から付き合えばよかったのにと思って しまうだが二股を自慢するくらいモラルが ない有沙のことだモテる自慢でもしたかっ たの だろう今となっては有さと付き合ったこと は黒歴史だと思うようになって いるそんな黒歴史になった初日のの有沙と 再開したのは最上級の表なしをテーマにし たラグジュアリークルーズ戦の上だっ た客しか戦していない就高記念クルーズは 6泊の工程が予定されて いる乗客定員500名に対して乗組員が 700名を超えていてイタレリつくりの 接客が売りのクルーズ戦オーシャン クロエ250室ある客室全てがスイート ルームバルコニー 付き1番低価格なプランでも2泊3日で 1人30000万円を超える価格設定の超 豪華客船 だオシャンクロへの就航初日である今日は 日本を出行した海王場で就航記念 パーティーが行われる予定になって いる俺がそのパーティー会場を歩いている と真っ赤なミニドレスを着た女性と ぶつかってしまったその女性が有沙だった の だ有沙は俺を見るなりなんで中卒君が こんなところにと馬鹿にしたような目線を 向けてき た アリサ俺は思わず名前を呼んでしまった ことで有沙に怒鳴られて しまう軽々しく名前で呼ばないで私は選ば れた人間なの よ選ばれた人間という意味がよくわからず に首をかげた俺に有沙はいかに自分が セレブになったかを自慢してき たが小対客しか上船していないはずのこの 船に乗っていたのはこのオーシャンクロエ で料理を提供することになっている両手の 経営者と結婚しているから だこのオーシャンクエにはほとんどの クルーズ線で提供されているビュッフェ式 のレストランやフランス料理ステーキ ハウスの他にも中華料理や日本料理を提供 するレストランが完備されている他にも

ハンバーガーやピザを楽しむことができる カフェや本格的なカクテルを楽しむことが できるバーも用意されてい た有沙はまるで自分の船と言わんばかりに オーシャンクエ自慢をしているがなぜ オーナーでもない有沙が自慢しているのか 疑問だまあモテ自慢のためにモラルに 反する二股をクラスメイトに自慢するよう な有沙のこと だこの船のことを知っている私はすごい でしょとでも言いたいの だろう有沙は無反応の俺 に貧乏人にはこの船に乗れるということが 選ばれた人間の証ということが理解でき ないのかしらと言ってきた俺は有沙に呆れ て無反応だっただけなのに馬鹿にしてき た確かに俺には選ばれた人間の証という ことは理解でき ない有沙が言うようにこの船に乗れると いうことが選ばれた人間の証だというの なら同じ船に乗っている俺も選ばれた人間 ということになるそれなのに有沙は俺の ことを貧乏人だと思っているのは矛盾して いないだろう かそれにこの船に乗れることと選ばれた 人間の証がどう繋がっているのかも理解 できなかっ た確かに今回の就高記念クルーズは客と そのパートナーしか戦できていないのだ からある意味では選ばれた人間と言えるか もしれ ない有沙の夫である相模貴久さんも造船に 協力してくれた1人ということで招待され て いるしかし有沙自身が招待されたわけでは ないあくまで有さは相さんのパートナーと いう立位でしかないの だ他にも造船会社の社長や 設計士現場責任者など多くの人が戦してい て有沙が選ばれた証などといって自慢する 意味がわからないそれにオシャンクエは 商業戦だ基本的にどんな人であってもお金 さえ払えば挑戦できる客を選ぶなどする わけがないの だ相夫人の理論で言えば俺も選ばれた人間 ということになります ね俺が矛盾を指摘すると有沙は何を勘違い したのか分かったあんたこの船の清掃員な んでしょうと決めつけ清掃員みたいな仕事 しかできない俺は場違いだから出ていけと 言い出し た清掃の仕事も表なしを必要とする立派な 仕事の1つだ よ反論すると有沙は高笑いするやっぱりね 清掃員くらいしか仕事できなかったん

でしょう有沙は俺がただで海外旅行できる からという理由でこの船の清掃員を始めた と勘違いしているよう だ散々馬鹿にする発言をされていい加減 疲れてきていたその 時今からオーシャンクロへのオーナーの 挨拶 ですパーティーの司会をしてくれていたリ アナウンサーの女性がそう言った瞬間俺に スポットライトが当たっ た 当然俺にまとわりついていた有沙も照明に 照らさ れる俺が男性に上がろうと足を踏み出すと 有沙が俺の腕を掴ん だちょっと待ちなさいよ一体どういうこと なのあんたは清掃員でしょう が有沙は会場中の視線が集まっていること も忘れ俺をアンタ扱いして引き止めようと し た呼ばれているから話してくれるか な俺がそう言うとスーツ姿で参加者に紛れ ていた警備員が有沙を止めに入っ た有沙は騒いでいたが俺は乱れた服をたし て登壇し た沙は俺が高校にも行けない貧乏人だと 勘違いしていたが高校受験していないのに は理由があっ た当時彼女だった有沙にはきちんと説明し たにもかわらず有さは俺が高校受験しない ということだけしか理解していなかったの だ俺はイギリスに行くことになっていたの で高校受験しないことに決まってい た父が帰らぬ人になって働くことにした母 が就職したのは空港のレストランだった そこでイギリス人男性のオリバーに認め られたの だ奥さんに先立たれたオリバーは奥さんが 行きたいといった国を巡っていたそう だ日本も奥さんが行きたがっていた国の1 つだった らしいそうしてやってきた日本でトラブル に見舞われたパスポートを噴出してしまっ たの だ単純に食事をしたレストランに置き忘れ てきていただけだったのだがオリバーは 焦ってレストランにに戻ることをしなかっ たその時走ってパスポートを届けたのが母 だっ た焦っていたオリバーは走ってパスポート を届けた母が女神に見えたと いうオリバーは母を食事に誘ったが母は 断っ た俺が家で待っているということもあった がオリバーのことがナパのように見えてい

たそう だしかしオリバーは日本に期間中何度も レストランに足を運んで食事に誘っ た何度も断るのが申し訳なくなった母は俺 も一緒なら食事に付き合ってもいいと提案 し たもうすぐ中学生になる息子がいる女性 なら気持ちも冷めるだろうと思っていった らしいがオリバーは俺にも会いたいと言っ て食事をすることになっ た当時の俺は春真中ということもあり母の 沙汰など知りたくもなかっ ただが母の仕事が忙しいということもあっ て外食など滅多にしていなかった俺は おいしい外食にありつけるという餌に釣ら れて同席することにしたどうせ母しか眼中 にないだろうから俺は食事を楽しんでいれ ばいいだけだと思っていたのだがオリバー は俺にも話しかけてき た母が通訳しながらの会話だったが オリバーとの話は予想外に楽しかっ たそれからオリバーは度々来日するように なりその度に3人で食事をするように なるデートの邪魔をする厄介者扱いされて もおかしくないのに俺のことを可愛がって くれ たそんなオリバーを見ていると母もいい 加減オリバーの気持ちに答えてやればいい のにと思うようになった そして俺が中学3年生になった春に来日し たオリバーは進路はどうするのか尋ねてき た俺は高校に進学せずに就職したいと思っ ていることを話し た誰にも話したことがなかったので母は かなり驚いていたがオリバーはどうして そう思うのか聞いてき た母に行為を抱いているオリバーの前で 話していいものか少し悩んだ が父と同じように海に関わる仕事がしたい んですと答え た母は反対したがオリバーは詳しく話を 聞いて くれる両子になりたいのか船を作る仕事が したいのかそれとも他の仕事がしたいの か俺はどれもしっくり来なかった母に苦労 ををかけたくないというのが1番の理由 だ今時母子家庭でも高校くらいは アルバイトしながら卒業できるだろうが母 には少しでも楽をして欲しかったの だだからなんとなく父と同じ海に関わる 仕事がしたいと思うようになっていただけ だ俺はやりたいと思える仕事が思い浮かば ず答えられずにい たするとオリバー は

俺と結婚してイギリスに来ませんかと いきなり母にプロポーズしたの だ俺の進路問題からいきなり母の色恋沙汰 になり俺も母もア然としてしまったしかし オリバーの中ではしっかり話が繋がってい た らしいパニックになっている俺と母に気が ついたオリバーは自分の説明不足に気が ついて顔を真っ赤ににして いる実はオリバーは総資産200億ドルを 有する資産家の経営者だったのだ母と イギリスに渡ってくれば俺に経営の ノウハウを教えることができると考えてい たら生い余ってプロポーズしてしまった らしいそんなつもりじゃなかったと焦る オリバーを見た俺と母は大笑いしてしまっ た母はオリバーのプロポーズを受け俺たち はイギリスに渡ることになった今で言う 高際ゼロ日婚というやつ だイギリスには日本でいう高校という教育 期間はないその代わりシックスフォームと いう継続過程が ある俺はオリバーから経営のノウハウを 学びながら通うことにしたのだがこれが ハイレベルすぎてかなり苦労し た日本で大学に進学するなら高校で様々な ことを学んでから4年間を過ごすというの が一般的だしかしイギリスでは義務教育 終了後いきなり大学の一般教育の家庭を 学んで3年間で専門分野を学ぶという スタイルなの だ俺の感覚的に中学を卒業して大学に5年 通う感覚だっ た近年は義務教育の期間が18歳までに なったがそれでも教育システムは変わって いないので大学進学希望者は苦労している こと だろうオリバーから経営のノウハウを学び ながら大学に進学した俺は在学中に レストラン戦の運営を始め た夕日を見ながらディナーを楽しむ外洋 クルーズだが俺が運営していたのは日本 料理をメインにしてい た要望があれば他の料理にも対応できる ようにして日本酒は焼酎などとにかく日本 を意識したレストラン戦だ希望者は浴衣を 着ることができるというサービスで人気が 出て大学を卒業する頃には5席を運営する ようになってい たオリバーにアドバイスをもらいながら 少しずつ船舶を増やしていった俺は日本の 表なし文化に特化したクルーズ線を作ろう という夢を抱くようになったただこれには 相当な費用が かかる日本で食事に行ったら当たり前の

ように無料で提供される水も海外では有料 というところがほとんどだ少なくとも俺は 巡り合ったことが ないそういう日本での常識が海外では通用 しないことが多く今運営している レストラン戦でもトラブルになることが 多々あっ た説明すれば納得してもらえるのだが無料 という点で不審感を抱かれることも少なく なかっ たそうして考えついたのがオールフリーの クルーズ戦だチップもいらない オプショナルツアーも無料で参加できる 食事も好きな時に好きなだけ食べることが でき船に乗り込んだらお金は一切かから ないそんなクルーズ線に格安で乗れると なったら喜んでもらえるに違い ない俺はそう考えていたのだがオリバーに 止められてしまっ た格安で提供するということはサービスを 低下させかね ないオリバーの言うことは最もだと思った 格安で提供するにはどこかにしわ寄せが 来ることになるスタッフの賃金を下げるの かそれとも提供する料理の質を下げるのか 俺はそんなことがしたいわけでではない ならばと考えついたのが今回就航した徹底 的にハイレベルな表なしを追求した オシャンクロエだっ た挑戦する人を選んでしまうかもしれない が追求できるまで追求することにした料理 はもちろん清掃やアミューズメントにも力 を 入れ中行ルートもベストシーズンの海域に 配線する250室の客室にはは仙人担当者 をつけてお客様の希望に沿ったサービスも 提供できるようにし た仙人担当者からお客様が部屋にいない 時間を伝えてもらった清掃員が清掃に入り 毎日清潔な室内で過ごして もらう水回りや理念だけでなくバルコニー まで清掃 するその教育にもお金や時間がかかって しまう結果的に最短2泊日のプランでも 最低価格は300万円と高価なものになっ てしまっ たオシャンクへの計画を始めたのは俺が 25歳の 頃それから15年大将様々な船を運営し ながらようやく夢を叶えることができ たオーシャンクロへは私の夢が詰まった船 です日本の最高級の表しを再現サービスを ご堪能 ください俺が挨拶を終えて講談すると有さ の夫である相高久さんが申し訳なさそうに

声をかけてき た高久さんの後ろにいる有沙は俯いて 落ち込んでいる様子だっ たこの様子から察するに俺の挨拶の前の ことを高久さんに相当叱られたのだろうだ があ時高さんの姿はなかったので事情は 分からないはず だ話を聞くと高久さんはお手洗いに行った ついでに自分が経営している両店が提供 する料理のチェックに行っていて時間が かかってしまっていた らしい戻ってきたのはちょうど俺の挨拶が アナウンスされた 直後有沙が俺をアタ扱いして清掃員だと 見下す発言をしていた瞬間だったそう だ 太陽君妻が失礼な態度をとって申し訳 なかっ た高久さんが頭を下げて謝罪するが高久 さんが悪いわけではないので気にする必要 は ない有沙は夫が俺のことを名前で呼んだ ことに驚き目を見開いてい た実は高久さんとはシックスフォーム時代 からの知り合いだっ た俺より2歳年上の高久さんがイギリスに 短期留学していた時期に知り合っ たシックスフームを卒業するまであと少し という時町を歩いていた俺の耳にここどこ だという日本語が聞こえてきたの だイギリスにも日本人は多くいるが日本語 が聞こえてくることなど滅多に ない俺が辺りを見回すと泣きそうになって いる日本人男性が立っていたそれが高久 さんだ その頃の高久さんは留学したてでまだ イギリスに慣れていなかっ た俺が日本語でどうしたのかと尋ねると 高久さんは安心したような表情を浮かべて 迷子になった経緯を話してくれたどうやら 涼で友人になった2人から遊びに行こうと 誘われて出かけてきたらしいしかしその 2人の姿はいつの間にか見えなくなってい て方にくれていたというわけ だ俺は2人がわざと追いてけぼりにしたの ではないかと疑ったが高久さんは彼らは今 も自分のことを心配して探していると信じ てい たお人よしにも程があると思って呆れて しまう地図アプリを使えば帰れそうなもの だが高久さんは極度の方向音痴 らしい俺は放っておくこともできないので まで送り届けることにし た両の玄関に差し掛かろうという時反対側 の道から笑い合っている2人組の男性と

遭遇し た彼らを見た高久さんがあっと声を出すと 2人組も俺たちに気がついて近寄って くる探しても見つからなかったという彼ら の言葉を高久さんは信用してしまっただが 俺の耳には 彼らが高久さんを置いてけぼりにしたと 笑い合っていたのが聞こえてい た同じ日本人ということもあって心配に なった俺が連絡先を渡したのがきっかけで 付き合いが始まっ たそれから俺が信頼する人間の1人になり 今では仕事上の付き合いも ある高久さんが気にする必要はありません よ有沙が俺に対して見下したような言動を したことについては高久さんは何も悪く ない しかし高久さんが気にしているのは有沙の 言動の話だけではないの だろう高久さんは有沙の方にちらっと視線 を向けてため息をつい たパーティーが始まった時間は18時出席 する女性はと合わせた雰囲気のイブニング ドレスを着用するのが一般的だしかし有沙 が着用しているドレスは真っ赤なミニ ドレス だ40歳になるというのにまるで若い キャバ嬢が着るような膝上たけのドレス姿 は浮いて いるカジュアルな場面なら浮くことも なかったのだろうが今日はセレモニー パーティー だ自分が選ばれた人間だというのなら場を きるくらいはしてほしいと 思う高久さんはカクテルドレスか和装に するように行ったらしいのだが有沙は言う ことを聞かなかった らしい招待した側の人間である俺がゲスト の服装に対してどうこ言うのはおかしいと 思って黙っていたがこれでは高久さんの株 も下げてしまっているのはいただけ ない相夫人時と場所をきえないとご主人の 格を下げしまます よ俺はお人で人に注意することが苦手な 高久さんの代わりに信言し た顔を真っ赤にした有沙はあんたにそんな こと言われたくないと怒鳴っ たここがどんな場所で俺がどの立場にいる のか忘れてしまっているよう だ有沙は周囲から冷たい視線を向けられ 恥ずかしくなったのか真っ赤な顔をして 会場から出て行ってしまっ たその後の就航時間をずっと客室にこもっ て過ごしていた らしい高久さんは何度も日本食の店に足を

運んで仕事をしていたのに有沙は何の 手助けもしなかったよう だオシャンクエが日本に戻って1ヶ月が 過ぎた頃高久さんから有と離婚したという 連絡もらったどうやら高久さんが沙と 付き合い出した頃俺と付き合っていたこと を知った らしい高久さんから高校生の頃から 付き合っていた彼女と結婚すると聞かされ た時からなんとなく中学の頃に俺が二股を かけられていた相手じゃないのかと思って はいたそれでもが高久さんを大切にして いるのなら余計なことを言って波風立て ない方がと思って高久さんには有沙が 元カノということを黙っていたしかしそれ は間違いだった らしい有沙は俺と別れた後も何またもかけ ていたことが分かった らしい高久さんは就高記念クルーズから 日本に戻った後すぐ更新所に調査依頼をし てこのことを知ったようだ有沙は中学の頃 から成績が優秀で将来が期待できると思っ た相手に片っ端から声をかけていた らしい俺に告白したのも成績が良かった からというだけで二またどころか他の中学 や高校にも相手がいたよう だ通りでドタキャンが多かったわけだと 納得して しまう中学の頃からそんな考えで交際相手 を選んでいたなんて驚くことしかできない お人の高久さんでもさすがに何股もかけ られていたことは許せずに離婚に至ったと いう高久さんに離婚された有沙は俺と連絡 を取ろうとしていたと聞い た中学の同級生に片っ端から連絡を取って 連絡先をしろうとしたらしいが誰も教え なかったそうだどうやら高収入になった俺 と寄りを戻そうと考えていたようだ 散々中卒の貧乏人だと馬鹿にしていたくせ に寄りを戻そうとするなんてどうかして いるしかも付き合っていたのは中学生の頃 の話だ今更よりを戻すも何もない だろう俺がそのことを知っているのは オシャンクエのスタッフに中学の同級生が いるから だしかもその同級生は清掃がかりとして パーティー会場に清掃で待機してもらって い たパーティーとなればワイングラスを倒し てしまう人もいるかもしれないからだ他に もクリーニング係りや救護係りなど想定さ れるトラブルを見越したスタッフがゲスト に紛れて配置されてい たおかげで有沙が俺のことを清掃員しか できないと見下していたことが同級生に

広まってしまったの だ戦員を見す発言をしたことに腹を立て 友人に話してしまった彼女の気持ちは 分からないでもないしかしお客様の情報を 外部に話したことはいただけないとして 彼女は厳重注意と3ヶ月の言及の処分を 下し たオシャンクへのスタッフは固定の職種で 働いているわけではないもちろん資格や 特別な技術が必要な職は別ながフロントや レストランのホール係り清掃係りなどは 公海の旅に変わるスタイルにして ある王者クエで働くには学歴は関係ない その代わり英語の他に最低でも2カ国語を 話せることと様々な職種で働けることが 前提条件になって いる数カ国語を話せる人でも職種限定に する人はお断りしていた実際にに日本の 有名大学を卒業してご家国後話せる人材で も清掃だけはしたくないということだった ので臭いようにさせてもらっ たどの係りになってもしっかり働いて もらわないとシンクへのスタッフにはなれ ないの だそれこそフロントに配属されていても 汚れを見つければ掃除をしてもらわなけれ ばならないし清掃がかりであってもお客様 に質問されたことには答えられなければ なら ない表なしを追求した結果 だオシャンクエはまだ就航したばかりで この方法がうまくいくかは分からない数年 が経たないとこの方法が正しかったのか どうか分からないだろうもしかしたら有沙 の選ばれた人間だという証という言葉は この船で働くスタッフ全員に当てはまるか もしれない それほどこの船のスタッフたちは有能な人 たちで構成されている自信が ある就高記念クルーズで挑戦してくださっ たゲストたちはスタッフたちの表なしに 満足してくれていると思って いる日本に滞在中の俺はイギリスにいる妻 のクエに電話をかけた妻は有沙など足元に も及ばないくらいの美人でそう明な人 だモデルとしてしながら自らファッション ブランドを展開している実業家でも ある世界中どこにいたとしても妻に連絡を する時間は決まってイギリスで夕食が 終わる時間だその理由は娘の馬人とビデオ 通話するためだ別居状態の俺のことを忘れ られないようまだ幼い娘とビデオ通話で 連絡しようと決めて いる日本にいる俺には少きつい時間では あったが娘に忘れられないためなら多少の

きさなど我慢できるというものだ祭祀と 短い家族の時間を過ごした俺は再開できる 日を夢に見ながら眠りに着い た俺の夢だったクルーズ戦オーシャン クロエオーシャンは太陽クロエは若やしめ そして俺とクロエの宝物マリン 早く2人に会えるよう明日も仕事を 頑張ろうどういうことですか今更契約吐き だなんて理由を説明して ください普段はおしとやかで感情を表に 出さない性格の彼女が焦った様子で話す隣 の席でそれを聞いていた俺は何事があった のだろと心して彼女の方を見るとその奥側 にいる上司である工藤係長も平さんを一瞬 見たが微笑みながらパソコンを見て いる平さんはしばらくすると電話を切り 落ち込んだ様子で立ち上がると事務室から 出ていっ た俺は追いかけようとも思ったが単に トイレに行っただけだったらと思いうのを やめてを見ることに する工藤係長はニヤニヤしながらスマホを 触っておりメールを打っているように 見える10分過ぎたくらいだっただろうか 彼女は戻ってきたが泣いた後だとはっきり 分かるほど目が赤くなっており髪の毛を 触り目を隠すようにしてパソコンを見て いる大丈夫契約覇気って聞こえたけど俺が 心配して声をかけるとうんありがとう急に 契約吐きって言われた からそんなことするお客様じゃないって 思ってただけにびっくりしちゃった だけそっか君があんなに表情を変えること なんてなかったから俺もびっくりしちゃっ た契約吐きってもうどうしようもない の俺がそう聞くと今で検討中だけどそう なる確率が高いっ て担当者から連絡もらったんだけどその人 も上司から急に言われたっぽくてすごい 感触良くてスムーズに話がまとまって契約 できただけになんでだろうって 感じそう言いながら両手で顔を覆うその奥 ではそれを見て笑いをこらえている様子 の長の姿があった俺は工藤係長の様子に 違和感を 感じ工藤係り長平さんが困っているみたい なんですけどこういう場合の対応の仕方を 教えて くださいわざとそう聞いてみた平さんも 係長の方を見ると係長は慌てて表情を 変えそうね平さんから詳しく話聞いてない しお客様からも話を聞いていないから何と も言えないかな今度状況を教えて よそう言ってきたの で今度って急いだ方がいいと思うんです

けど俺が突っ込む と何何高橋君やに平和さんの方を持つじゃ ない個人的な感情も入ってるんじゃないの そりゃ平様美人さんだもんね助けたくも なるよ ねそうちゃかされてしまったの だ工藤係り長の言葉を聞いた周りの同僚 からもからかわれると俺は平和さんの件で 工藤係町には何も言えなくなってしまっ た俺の名前は高橋尚弥30歳独身の会社員 でこの会社には5年前から派遣社経由で 入ったが去年正社員として迎えられた正 社員になったタイミングで主人に昇格し 仕事にもやる気と責任を感じている同僚の 平和さんも元々同じ派遣会社の社員で かなりの美人で2歳年下の後輩にあたる俺 と平和さんは同じタイミングでこの会社に 入り平さんの方が実績はあるのだがなぜだ か俺の方が戦車員の話を先にもらい平さん には話は来てないよう だ上司である工藤係町は35歳を過ぎて いると言われているが見た目よりは 若々しく平さんが入社する前までは事務室 で男性社員からの憧れの的だったそうだ 実際仕事もよくでき後輩の面倒も良かった ことから人望も熱く小心も早く俺も係り長 には仕事の面で色々と助けてもらった しかし平さんの入と 男性社員からの人気をなくすと次第に態度 は変わっていき笑顔も減ってくると孤立し ていったと影で言われて いる工藤係長の平和さんに対する態度が 露骨に良くないことが工藤係長を余計に 孤立させる原因になっている気が するまさか工藤係長が裏で何かやってるん じゃ元々あの取引先は工藤係長のお客様で 上司に大学の同級生がいる らしい平和さんが契約破棄って言った時も 笑ってたし知ってたのか取引先も上司が 契約破棄するって急に言い出したみたいだ し怪しい な俺は考えれば考えるほど工藤係長が 怪しいと思うようになったのだがそれを ける手立てがなかった表立て騒げば平さん に個人的感情があるようなことを言われる だろう契約破棄されてしまった後では事実 を知ることは難しく証拠も消されてしまう だろうから契約破棄されてしまう前に証拠 を掴みたかっ たもし本当に平和さんの落ち度で契約破棄 されたのであればそれはそれで仕方ない ことだが工をかかりのリアクションを見る 限りではそれはなさそうに感じた何より 上司として取引先に連絡して理由を聞こう ともしないし平さんのフォローを全くし

ないのだそれが俺が工藤係り長が怪しいと 思った理由 だ俺は小さい時から正義官が強いと言われ 喧嘩が弱くてもからかわれている子がいれ ば助けに行き一緒に犠牲になっていた自分 の納得いかないことは納得行くまでやら ないと気が済まないため喧嘩に負けても 相手がこんまけして謝ってくることがあっ た俺は今回のこの件も納得できなかったの で自分で事実を知りたいと動くことにし た俺はまず工藤係長にばれないようにする ために平さんにメールでで俺の考えを知ら せることに する平和さんと契約覇気の件で話をすると 係り長にまた変なこと言われるからメール で話すねなんとなくなんだけど今回の契約 破棄の件係長が絡んでるんじゃないかなっ てそう書いて平さんに送るとそのメールを 読んだ平さんはびっくりした様子で俺の方 を見る俺は慌てて そんなびっっくりしてこっち見たらバレ るってば契約覇気のこと平尾さんが電話で 話してる時から工藤係り長ずっとニヤニヤ してるんだよね取引先の上司と係り長って 大学の同級生らしいし前に係り長とその人 に会いに行ったことあるんだ けど大信友って言ってた からその上司が契約覇気だてって言い出し たんなら数日前会いそう契約破きって言い 出した取引先の上司の名前 わかるそうメールを送ったすると平和さん はメールを 打ち長子の名前は分からないわ取引先の 担当者は誤ってくるばかりだしあまり しつこくすると連絡取れなくなりそう でそう繰り返してきたの でそうなんだじゃあさ 契約破棄した上司の名前を教えてくれって 言ってくれ ない主人の俺が理由を聞くのに連絡が取り たいって言ってるからって担当者には絶対 迷惑かけないようにするからってそう 繰り返すと分かったわ聞いてみる返信が来 たら転送するねわざわざ ありがとうそう返してくれた午後になり 昼食から戻ってくると平さんからメールが 入っているそのメールを開くと取引先の 上司の名前が載っており俺の思った通り だった念のため名刺フォルダーで確認し 間違いないことを確認 する俺は平和さんに返事を打った平さん 落ち着いて聞いて俺の考えはあってた みたい前に係り長と一緒に会いに行った時 にもらった名刺の名前と同じ人だ 名刺もらった時に忘れないように名刺の橋

に係り長の大親友って書いてたんだ困っ たらこの人に相談してみてって係長に言わ れたことあった からメールを送り返すと係り長にバレない ように名刺を平さんに渡す名刺を受け取り メールを読んだ平さん は高橋さんすりねでも確実ではないし証拠 もないし 高橋さんの立場も悪くなったら悪いから この件はもういいです よ係り長にどうするか指示を仰ぎ ますそうメールを返してきたそれを読んだ 俺は契約覇気が決定するのっていつになり そうなのそう返す と締め日が月末だから月末って言ってまし たあと10日 か係り町に聞くのはもう少し待ってもらっ ていい俺この件をどうしてもはっきりさせ たいんだ俺が勝手にするから君には迷惑 かけないしいいかな私はいいですけど せっかく正社員に慣れて小心もしたんだし 係り長が原因じゃなかったら高橋さん大変 なことになっちゃう私も責任感じちゃい ますよ俺は自分の納得いかないことは納得 行くまでやらないと気が済まないからやら せてほしいその結果が間違ってても俺は 納得できる からそう返して平和さんの了承を得たあと はどうやってバレずに証拠を掴むか だ取引先に行けば警戒されるだろうし係長 からまた言われてしまう少なくとも係長が 犯人だと確定させる何かを掴んで取引先に に行かなければそう考えていたどうしよう か考えていると俺はふと思い出したことが あった係長のスマホ だ平和さんが契約破棄の連絡を受けた時 スマホでメールか何かを打っていたようだ しその時のニヤニヤした顔は取引先の上司 と連絡を取っていたに違いない俺はどうに かして係り長のスマホが見られないが 考えるようになった 幸い係長が扱っていたスマホは会社から 支給されたスマホだ会社のスマホは会社の パソコンと同期されておりメールや チャットはパスワードさえ分かれば パソコンからでも見ることが できる係長のスマホのパスワードを知るす を考えるようになっ た次の日課長の指示で他の取引先との 打ち合わせのため係長とで出かけることに なった出かけるのは翌日だが俺はこの チャンスを逃す手はないと考えた係町は車 の運転が好きで一緒に出かける時は係り長 が運転してくれるので俺はそれを利用して スマホのパスワードを知る方法を考えよう

と思ったそして思いついた作戦が俺の会社 用スマホを会社に置き忘れて係長のスマホ を借りる時にパスワードを聞くというもの だっ た時間的にも明日がラストチャンスになり そうだったので出張前の打ち合わせの時に 運転してもらえるようにお願いすることに した係長明日の件なんです けど俺は猫撫で声で言うと何気持ち悪い声 出してなんかあったいや取引先行くじゃ ないですかそこに行くまでの道は道路が 狭くて一方通行が多いところがあるから 苦手なんですよね視界悪いし久しく車を 運転してないから運転も怖くて係り町運転 上手だし女子席に乗ってても安心だから 運転お願いしたいなっ てそう言ってみたのだなんだそんなこと それなら最初からそのつもりよ高橋君の 運転で出かけて事故ると思ったことあった し私まだあの世に行きたくないんで私が 運転させていただき ますそう嫌味を言ってきた周りの同僚が それを聞き笑っているのを見てカチンと来 たがですよね俺も事故起こして係り長に 怪我させたら責任取れない しそう言うとあら責任取ってくれてもいい わよ永久就職させてくくれるのよね 笑えない冗談に周りの同僚は聞こえてい ないふりをするじゃ事故を起こしちゃい ます か精一杯驚けて見せたが余計に気まずい 雰囲気になってしまっ たバカ言ってんじゃないよ私が運転する から明日の打ち合わせするわ よそう言いながら会議室に移動した恥は 書いたが係長の運転を確できたことは 嬉しかったあとは俺が電話を忘れたことと 係り長に電話を借りないといけない状況を どう作り出すかそれを考えることにした そして俺はある作戦を思いついたこの作戦 は平さんの協力が必要だが前もって話すと 断られる可能性があったので言わないこと にし たそして翌日係長と出かける時間が近づい て くるまず俺は会社用スマホを俺の席と平和 さんの席の間に落としたふりをして置いた まま出かけたそして係町に運転してもらい 道が狭く一方通行の多い道まで来ると個人 のスマホから会社のスマホに電話をかける すると落としたスマホに平さんが気づき俺 が会社のスマホを持って行っていないこと に気づく 平さんは工藤係町のスマホに電話を入れて きた着信に気づいた係り町はスマホの着信

を見ると平和さんだと気づき俺に出るよう に言う平さんから電話だわ高橋君代わりに 出てくれ ないそう言ってきたので出ようとすると 電話が切れた切れちゃいました俺のスマホ から平にかけて要件を聞きましょうか 俺がそう言う とそうねお願い今運転に集中したいしそう 係り長が行ってきたので電話を取り出す ふりをして会社に忘れたことを 伝えるすみません会社にスマホ忘れてきた みたいなんで係り町のスマホ借りていい ですかそう聞くと何やってんのよ使って いいから話しかけないでパスワード教えて もらっていいです か俺の問いかけに一瞬ためらったが係り長 はパスワードを教えてくれた俺は着信履歴 から電話を平さんにかけ直し要件を聞くお 疲れ様ですすみません係り長は運転中なの で代わりに電話しましたもしかして俺の スマホのことです か俺が先にこう聞くと平和さんはそうなん ですよ足元でスマホの音が鳴ったから何か と思ったら高橋さんのスマホでし た俺は係り町にも聞こえるように スピーカーにしていたそれを聞いた係長は 高橋君もさっきスマホを持ってきていない ことに気づいたのよ平和さんからの電話 だったから契約破棄のことかと思ったわ そんなことで電話してこなくていい から平和さんにきつい言い方で伝える 申し訳ありませんどなたかからか着信が あったので急ぎかと思いまして平和さんが 申し訳なさそうに行ってきたので俺が スマホ忘れたのが悪かったから誰から着信 あったか分かり ますそう聞く と携帯電話からみたいです言いましょうか そう言われたので携帯番号を聞きメモを 取るふりをしてパスワードをメモした ありがとうございます落ち着いたらかけて みますねそう言って電話を切っ た無事取引先に着き打ち合わせを済ませる と昼食の時間になって おりお昼をこっちで済ませて帰りましょう かそう言ってくれる俺は早く帰りたかった が係り町に合わせることにしたそうですね お腹空きました運転してもらってるし昼食 はご馳走させてくださいねそう言うとあら いいのありがとう何食べようか なそう言いながら近くの飲食店を検索して いるそして目的地が決まると係り町の運転 で飲食店に向かった女性の好みそうな パステ屋さんに着く と女の子に人気のお店だけど

いい申し訳なさに聞いてきたので全然 大丈夫ですスイーツもあるなら食べたい ですねそう言うと係り町は嬉しそうに店内 に入っていきメニュー表を見て迷っている 姿は可愛らしくも思え たそういう姿を見ると契約覇気のことを見 て見ぬふりをしようかとも思うがことの相 だけは掴みたかったので続けることに する下下もが来るまで2人でプライベート な話をし た高橋君は彼女いない の水を飲んでいた俺は吹き出しそうになっ たいないですねいたんですけど自然消滅し ちゃいました出会いもないし会っても続か ないして現在に至ってますね親からの プレッシャーもすごいですけどこれ ばっかりは俺がそう言うと 親がそう言ってくれるうちはいいわようち なんかキンクみたいになってるんだから 親戚も変に気を使ってるしねそりゃ私だっ て結婚したいけどねこの年で独身だと正確 に問題があるみたいなことを思われる みたいねこっちはいつでもこき大社の準備 はできているんです けど係長はため息をつきながらそう言って いた俺はつい契約破棄を伝えてきた取引先 の係り長の大親友のことを話し たそういえば例の会社の係長の大信友さん はご結婚されてるんです かそう聞くとしてないのよそれだけが救い よね他の同級生はみんな結婚して子供を 生まれて家立てて近くに来たら遊びに来て ねってはきが わ子供はともかく彼氏つくんなきゃ ねそう言いながら寂しそうに 笑う若い子が羨ましい わぼそっとそんなことを口にしているのを 聞くと食事が運ばれ食後にスイーツと コーヒーを追加注文し食べ終わると店を出 た帰りは運転してくれないお腹いっぱいに なったら眠たくなっちゃったここからなら 大通り通ればいいから運転難しくないし俺 はそう言われたので素直に従い運転する ことにした運転うまいじゃんこれなら安心 して寝れ そうそう言うと係り町は10分ほどで眠り につく俺は運転に気を使い係り長を起こさ ないように気をつけるこの時は事実を知る ことが余計なことに思えてきて本格的に 迷い出したいつの間にか係長が犯人では ないと望むようになりそれを裏付けしたく て調べることになったの だその日係り長は定時で帰り俺は事務室に 1人残り残業することになっていたので係 長のパソコンを開きパスワードを入れて

みる開いて欲しいような開いて欲しくない ような複雑な気持ちだったがパスワードを 入れてリターンキーを押すとロックが解除 された俺は緊張して震える手を必死に抑え メールとチャットを確認するするとそこに は大学の大親友の高木さんとのやり取りが あり係長と高木さんの共犯であることが 確定される内容が残っていた 俺はため息をつきメールのやり取りを スマホのカメラで取るとパソコンを閉じ 引き上げることにし た家に帰り改めてメールを読むと高木さん の方が先に持ちかけていたようだったが 詳しい内容は書かれておらず俺はことの 真相を暴くために取引先に向かうことにし た俺はまず担当者にアポを取り契約破棄に ならないようにお願いすることにしたただ 係長には取引先に行くとは言えないので 会社を休んでいくことに する担当者から会ってもらえるメールを もらって有給休暇を取ったそして当日俺は 自宅から直接取引先に向かうと担当者に あった事務所で担当者が来るのを待って いると係長の大親友の高木さんが俺の前を 通る俺はためらうことなく声をかけてみた お世話になっております以前弊社係長の 工藤から紹介されました高橋です高木さん ご沙汰しておりますそう言うとあらみ ちゃんのお気に入りの子今日はどうしたの そう言われたの だお気に入りですか嬉しいな後でその話 詳しく聞かせてもらいたいな そう笑って言うといいけど美には内緒よ 彼女も笑っていたのでもちろんですそう 答えると後でねそう言い残し彼女は去って いった入れ違いで担当者が来てくれて俺は 大雪室で話を聞くことになったが担当者も 平さんに落ち度はなかったと言ってくれた そこで高さんにの話の続きが聞きたいと 伝えてほしいと言うと担当者は高木さんを 呼んできてくれたのだ担当者は大雪室から 出ていくよう指示されると上司と2人きり になっ たミはから何も聞いてないの唐突にそう 聞かれると特に何もそう答える とあなたが派遣で入った時から可愛いって 言って気になってたたのよこの前もパステ 屋さん行ったでしょすごい喜んでた わそう言わ れるそんなことまで知ってるんですか パステ屋さんの時の係り長は女の子って 感じで可愛らしかったです よ前日からテンション高くて嬉しそうだっ たわよちゃんと眠れたのかしら ね帰りは眠いから運転してって言われて

運転したんですけど会社に着くまで起き なかったですね それも聞いたわ よ係り長のことで盛り上がっている タイミングで俺はスマホを取り出し係長と のやり取りを見せたメールを目で追い ながら高橋さんは目を 見開くこのメールミが見せた の焦ったように俺に聞きスマホを 取り上げようとした俺はスマホを持って いる手を引っ込め取られないようにする これを証拠として告発することもできます 契約覇気をやめてください先ほど担当者 からはうちの平には落ち度はなかったと 聞いていますメールを読みましたが彼女に 対する妬みが原因のようですがこれはどう いうことですかあなたが弊社の平和に妬む て俺がそう聞く と彼氏を取られたのよ取られたって言って も2人は付き合ってないけど私の彼氏も この会社の社員なんだけど平和さんに 一目惚れしたみたいなのそれからは平和平 わて俺を平和の担当にしてくれって言い 出してねそれで契約破棄をするために あえて契約した の彼女はそう答え たそうだったんです か実は俺今日会社を休んできてるんです かり場にここに来るってばれたら平和さん とのこと茶されるしこのことの証拠を消さ れるかもしれなかったん だそうなのね良いシトじゃないでどうする の契約吐きを取りやめてくださいそうして もらえれば俺は多言しません平が気に入ら ないなら担当は変えます から分かったわ私もが大きくなってどう しようか焦ってたしね上司と掛け合って もらう からありがとうございます係り長には秘密 でお願いしますねそう 言残し取引先を後にした翌日会社に出社し パソコンを開くと高木さんからメールが来 て おり昨日はご忠告ありがとうございました 私ももう少しで人の道を踏み外すところ でした高橋さんが帰られた後から契約覇気 の取り下げをする書流を作り提出しており ます今しばらく回答をお待ち くださいそう書かれていた承知しました 迅速な対応ありがとうございますよろしく お願いいたし ますそう返すとこれは私が美に持ちかけた ことだから美には責任がないのどうか美に 何らかの処分が行われないようにして ほしいお願いし

ますそう返信され たそれから週明けの月曜日の夕方平和さん の元に担当者から契約破棄はなくなったと 連絡が 入るありがとうございます本当に良かっ たそう聞いた係り長もほっとした様子で 小さく拍手していた俺は高木さんにお礼の メールを 入れる契約覇の件誠にありがとうござい ますかかり長も心なしかほっとしている 様子でしたありがとうござい ますそうメールを入れる とこちらこそありがとうあなたが止めて くれなかったら私はもっと多くのことを 失っていた わ今回の件で彼氏は失ったけどそれは平 さんのせいじゃないものね自分が情けな わそう変身がありこの件は終わりを迎えた 高木さんは工藤係長にはこの件を言ってい ないようで俺には何も言ってこなかっ たしかしそれからの係長は人が変わった ように平さんに優しくなり周りの同僚とも 積極的に 話しかけ入社当時に聞いていた憧れの工藤 係長とはこんな人だったんだと思うように なっ た部署内の雰囲気もよく 同僚の仲が良くなると業績が上がり係長は 課長へ主任だった俺は係長へ昇進 するこの頃から俺は課長と一緒にいること が増え次第に一緒に飲みに行くようになる 金曜日いつものように飲みに行く話をして 仕事終わりに待ち合わせをしている時の ことだった先に待ち合わせ場所について 待っているとさんが現れそしてその後すぐ 工藤課長が現れるさあ行きましょう かそう言われて3人で居酒屋に入ると個室 に案内された俺は2人の迎にへ座ると蛇に 睨まれたカエルのようになっていたと思う 縮こまっている と何緊張してんのよそんなに怖くない でしょそう言われるすると工藤課長が星座 し て高橋君平さんの件本当にごめんなさい 何事もなかったみたいにしてくれて ありがとうそう言われたの だごめんね美には黙っておこうと思ったん だけど隠し事したら大親友じゃなくなる から高木さんもそう言いながら星座する俺 もそれに釣られて星座しこちらこそ勝手に メールを見て申し訳ありませんでし たそう言うとそうよそれあんたどうやって パスワード知ったのよまこに聞いて気持ち 悪くてパスワード変えたんだ から工藤課長がおしりを投げつけてきた

顔面におしりが当たると向に座っている 2人が大笑い する工藤課長に車運転してもらって電話 借りてかけるとにスマホのパスワードを 聞きましたよねそれをパソコンのログイン パスワードで入れてみたんですそしたら 開いちゃっ てそう言いながらおしりを返すと返したお しりをまた投げつけられ た今度は飛んでくるおしりをうまくかわす と2人は拍手して いる開けちゃったじゃないわよ読んだのは 契約覇気のところ だけそうですよまさか悪くとは思わなかっ たし証拠になるやり取りを写真撮れたら それでよかったんで罪悪感もあったから すぐ閉じまし たそう言うとほっとした様子だった横で 高木さんは工藤課長の方を見ながら ニヤニヤして いるよかったじゃないみはでもせっかくだ から読んでもらえばよかったかもよあなた の気持ちに気づいてもらえ てそういう特かは高さんの口を塞ごうと する 気持ち俺が何のことを言ってるかわから ないという顔をしていると課長の顔が みるみる赤くなるまこちょっと調子に乗り すぎよそう言いながら高木さんに背を向け たその後飲み物と料理が運ばれその話は そこで終わってしまう高さんは契約からて 継続をお願いしたが内でも問題され署移動 されたようだっ たこれくらいで住んでよかったわよ彼氏と 別れて同じ部署にいるのが気まずかったし なんなら首を覚悟してたしね今は元彼と 会うこともないし仕事は楽だから帰って よかったのかも残業ないから平日も合コン 参加可能 よそれより取引き先のあなたたちに迷惑が かからなくてよかった そう言う と高橋君本当に ありがとうそう言いながら頭を下げてくれ たその横で工藤課長が私が止めてれば よかったのよなんであの時悪乗りしちゃっ たんだろうってすごい後悔したもん止めて あげられなくてごめん なさい俺がその2人を微笑ましく見ている と工藤課長が聞いてきた 高橋君はどうしてこの件調べようと思った のやっぱり平場さんが好きだ から急にそう聞かれ俺は驚いたがそれは ありませんよ小さい時から変に正義感が 強いところがあって自分が納得できない

ことは納得できるまでやらないと気が済ま ないんですこの件もそのスイッチが入った みたいで平さんにももういいからって言わ れてたんですけど それを聞いた工藤課長 はそれで私たちが犯人だって平和さんには 言ったなそう聞いてきたの で何も言ってません契約継続後も理由聞い てこないし聞かれても課長にお願いして 高木さんになんとかしてもらったっていう つもりでし たそういいちなみに平和さんには5年 ぐらい付き合ってる彼氏がいますよ同じ 派遣会社の社員です結構も近いんじゃない か なそう続けて言うとそういうことは早く 言いなさいよ私何もしなくてよかった じゃんそう言いながらおしりを俺の方に 投げつけてきたおしりは俺のお腹に当たり 膝の上に落ちる俺はため息をつきながらお しりを高木さんに返し本当ですよ俺も しぼり投げつけられることなかったの にそううると2人は大笑いしている美が 高橋君が可愛いっていう理由よくわかる わそう言いながら笑うと工藤課長はまた 高木さんの口を塞ごうとしたでも今回の件 で良かったことがあります俺がそう言うと 工藤課長がそれは何 そう聞かれたので工藤課長が優しくなって 部署内の雰囲気が良くなったから業績が 上がったし2人昇進できたしそう答える とそうねまこと話したんだけどこの年で 若い子に嫉妬するのも情けないなって思っ てね平和さんが来る前みたいにもう1度 やってみようと思ったのそうしたら業績 上がるしね本気で反省したわよそう言って い た俺が入社した頃工藤さんは今の感じだっ たんだろうなって先輩からも工藤課長は 憧れの人って聞いてましたし今の課長は そう思えるし俺好きですけど ねそう言うと工藤課長は顔を真っ赤にして 個室から出ていったトイレですかねその問 にたさんはあなたは勘がいいのか悪いのか わからないわねただあなたが独身である 理由は分かるわそう言いながらグラスに 入ったリキュールを 飲み干す酔いが冷めた様子で工藤課長も 戻ってくるとグラスに入ったビールを 飲み干しさあ朝まで飲むわ よそう言い出したそれから3次回まで続き 初で家に帰ることになる土曜日は寝て1日 が終わり日曜日の朝高木さんからの電話で 目を 覚ます金曜日の夜はありがとうミはね

あなたが好きみたいあなたはミはのこと どう思ってるのそう聞かれて一気に目が 覚め たそういうことですか金曜日の課長の リアクション はそう尋ねると そうよ年の差あるし若い子は諦めろて言っ てるんだけどね君から言ってくれた方が 諦めがつくだろうからはっきり言ってあげ て よそう言うと工藤課長に電話を変わっ たごめんね寝てたよねこんなことで起こし てごめん なさい工藤課長は申し訳なさそうに言って おり後ろで煽る高さんの声が聞こえて くる俺だいぶ前課長とパスタ食べた時 カップルみたいだなって思いました よ受席で寝てた時の寝顔も可愛いと思い ましたし2人で昇進して一緒にいる時間が 増えてそれが今の楽しみでもあり ますプライベートでも一緒にいる時間が 増えたらいいなって素直に思い ます俺は素直な気持ちを打ち上げたそれを 聞いた高木さんが電話を取りそれどういう 意味で言ってるかわかっていってるこの年 の女性と付き合うことがどういうことか 分かっていっ てる興奮気味に聞いてくるはい分かって ますよ結婚を前提に付き合って ください俺のその言葉に高木さんは大して いるはめでとう良かった ねそういう声とすすりなく工藤課長のうん という声が聞こえてき たその後昼から3人であってランチを取る と高木さんは気を使っていつの間にかい なくなってい た2人での発デートは公園のベンチに座り はしゃぎ回っている子供たちを見て 終わるそれから1ヶ月後平場さんがこき 代謝することになると工藤課長がそのこと を高木さんに伝えた高木さんは彼氏と寄り を戻すことになり半年後俺と工藤課長は 婚約を会社に報告し たあの出来事がこんな結果をもたらすこと になるとは誰が想像した だろう俺たち夫婦と高木さん夫婦は家族 ぐるみの付き合いをすることになり に1人また1人家族が増えていくことに なっ た

【感動☆厳選5本総集編】合コンで目が合っただけで「好き」と勘違いされ、超絶ブスに告白された陰キャな俺だが、あまりに一生懸命だったのでデートしてみた結果…【いい話・泣ける話・感動する話・朗読・有料級】

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