【掛川市に伝わる昔話】徳兵衛と狐のシッポ 菊川で人々を化かす狐を退治する物語

[音楽] 菊川の加工近くに尻尾の毛がない狐がおり ましたこの尻尾の毛がない狐はおこんと 呼ばれ人を時々ばかすのが楽しみで今日も うろうろしてい [音楽] ます西が吹くと答えるんだよ ね毛のない尻尾がしびれるよに痛むんだよ ねおやあれは特だこれは逃げないと コンコン今のは狐の鳴き声だなおこか なあいつまだこの辺りをうろちょろしとる のか道色に日焼けした顔の男が浜の松林に 続く道を歩てやってきまし た狐がうろちょろしているところを見ると 芋穴にやってくるネズミを狙っていると いうこと かこれちょっくらは穴を見てきた方がええ な浜の松林は左に人が長い年月をかけて 植えたものですがその松林市の南側に芋が 並んでい ます秋に収穫した里芋や芋をにを掘って そこに芋を入れて保存するのですところが この芋を狙って野ネズミがやってき ます野ネズミは芋穴の入り口にわずかな 隙間があるとそこから侵入して芋を食べて しまうのですところがその野ネズミを狙っ て狐がやってくるの ですだなんだろう ね特が上がってくるのを待ってるところを 見ると何か急ぎのよがあるんだ ねやがて特が海から上がってきまし た おい特よなんだよおばあのな小夜様がな 4ドルで早く行ってくれやどうもじきを やらずということらしいよ地引きて 地引き網のことか ああ特は小夜の二門の屋敷に走りまし たおお来たか特まあまあここへ え実はなこの美浜でも地引き網をやろうか と思ってよは浜野も大淵もなかなか地引き で稼ぐようだでよ曲げちゃいられん ずらそこでだ泳ぎのたしな特別に美浜の 自作の海がどうなってるか教えてもらい たくてな美浜の地先は引きと推しの筋目が はっきりしていますよ引きと推し ええ浜に押した波が今度は引いていく道筋 みたいながあるんですがここらじゃ引きを 出しとも言いますがねとにかくその引き つまり出しに乗ったら一気に置きに出され てしまいますでねところがあるところまで 行くと今度は急に反転して浜に向かって まるで浜の街にでも引っ張られるように するするっと波に乗って浜まで帰ってくる ことができるですよでこの三浜の海はその 引きとしの潮の道筋がきっちりと区別して

流れます へえなるほど なあじゃあ地引き網を仕掛けるとなったら 浜に向かって押してくる塩の筋にかけたん じゃダメだってことだわな 特そうですさすが小夜様は飲み込みが早い やいやあ特の話が分かりやすかったからだ よよしここはやはり特に任せるかな 特あぶを一層心臓するつもりだ地引き網の 一切を任せるから頼むに足ですかそうだ と美浜の網頭を頼むに引き受けてくれん かこれも美浜の州の暮らしを豊かにする ためどう だわかりましたお引けいたしますそうか そうか よしあのなあみをどこへ立てるかまずその 辺りから始めるかよええ あそれに船に乗る赤い臭も何人か必要に なるずらで特別村の若いもんの中から選ん だらええわ へ正引くか へよしみんなあみを持って くれいいか持った かかしらうん門様 ああ よし美浜の地引き網の引き ださあ れ そ それ それ それ それそなんだか知らん若い書がいるだねお さんへえどこにほらあ今たり終わってほら 参行った のあの 若いそれひけ こあのわけの知ってるかいや見かけません ねどっかの村の回ですかねどうしますああ 今日のところはしてやらずにそうです [音楽] かさアが上がってくるぞ力を入れて引いて くれみに け来てくれ おお入ってる入っ てるさあそこまでだ砂を離してくれ はい地引き網の袋が浜に上がってきました 小魚がいっぱい入っています あれ大量だよ ば本当になべ初にもうこんなに大量だ幸先 がええな ええ全くです餌はこさ塩の筋目がはっきり してましたで網を下ろす場所には自信が ありましたでそうかまあ 特これから頼むに

えおい関体が1枚入ってたろそれを内神 さんにあげてきてくれあとはみんなで押え 分けだ え分け前に ありつける生のピンピンした海魚だ よその日から美浜ではひよりを見ては 地引き網を引きましたすると毎朝特を呼び に若者が来ます特 さ特 さ海に行くに よ早く早く出てきて や特別 さ特別 さ海に行くに よ おう分かったよところが浜に行くと辺りは まだ真っ暗 ですなんだ まだ真っ暗じゃねえか よ おいあれよいねやあの 野郎キツ か暗闇だと気づいたねさすがだよ夢心地の 術が効かないのか ねあのまんま暗闇の海に出て泳ぎ始めたが いいがやがて夢が深くなって溺れる この筋書き通りに行くはずだったんだけど ねどうも波の人間じゃないねあの特はそこ で 特別こんなことが3日も続いたのでこれは きっと狐の仕業と思いねずに見張ってい まし [音楽] た風が吹くたに音がし ますそのはめが悪くなっているので でしょやけに今夜風が吹く なあの赤い酒や狐の野郎来るか なあの特を1度でいいから暗い海で溺れ させてやりたいね塩辛い海の水をたっぷり 頼んで助けてくれという声を聞きたい ね さて と夢心地の術を今度こそしっかりかけて やらない ととちね トロネ こん特 さ特 さ海に行くに よ早く早く出てきて よ来た な ああ分かった よ さて出かけるか

よ今朝は誠吉さんもこいさんもなんだか風 を引いたとかでそう か風を な俺をばかしたつもりらしい なあのなちょっくら菊川の加工を見てくる かよ へえまたなんでですおかしら潮の道引の 加減を見とくだ潮の道引は加工付近の流れ を見りゃ一目だへえそうなんです かやがて菊川の加工にやってきましたまだ 辺りは真っ暗ですですが特は月の光を頼り に加工の水庭にやってきました特が川の塩 の加減をなめて確かめようと川に手を 差し出した時でし た今だ海じゃないけど塩辛いには変わら ないからね よしそれおいどうしたよ特は振り向き ながら体を横にひねりおこの目をよけまし たあああああああ [音楽] 落ちるどうした特別の背中を押して落とし てやろうとしたのにあのっよおい尻尾が出 たぞあれ逃げろ コンコン 立ち上がれ特別はおこんを追いかけるよう に川へ飛び込みまし た待て とうと特はおこの尻尾をつかみました とっ捕まえたやだよ包まれたさあ逃がさん [音楽] ぞ ああれ 痛 こ おおこれはなんだい [音楽] ここ尻尾の毛がをべに握り向かれた よそうですあまりに強く握りつまれたおこ の尻尾の毛皮はずると向けてしまったの です細い針金のような尻尾をした狐が逃げ ていくのを特は見ながら自分の手に残され た尻尾の毛皮を大きく振りまし た今コーンと泣いたねああ泣いた臨特様を 馬したりいたしませんと 泣いた ああそうだこ輪在いたしませんと泣いた にすっ飛んお [音楽] しまいDET

【編集メモ】番組が30分枠の時代に制作されたものを15分に編集。尺の都合で八木洋行さんの解説とオープニングとエンドタイトルを全カット。

【再生リスト】https://youtube.com/playlist?list=PLNDavtIzW2SF9Q7up5pWccIspvjuRy6v9&si=5C-vDsuO9twS0wsK

#おじさん雑談 #昔話 #ラジオドラマ

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