【ゆっくり怖い話】怖い話総集編PART58【オカルト】

初めまして皆さん皆さんは妖怪って知って いますか水希しの世界ヤ先生米だったり 色々な媒体で妖怪が出てくるので知らない 人はいないと思いますでは妖怪は実在する と思いますかはっきり言います妖怪は実在 します今では皆さんの前や身近で感じる ことはほとんどなくなってしまったと思い ますが確かに妖怪は実在するのです照明が できないはいやはり皆さんの納得がいく ような証明はできませんが今回は私の体験 を含め今世界の裏で行われている妖怪との 戦いを書かせていただきたいと思います まずは私の自己紹介をさせていただきます 見れしてしまう危険もありますので多少 ぼやかして書くことをご了承ください私は 現在公務員として働いています橋から聞い ても一般的な部署ですしかし私がしている 仕事は簡単に言うと妖怪大事なんです私の 家は代々妖怪退治をなりわいとしてきた 一族でしたま私も聞いた話なのでどこまで 本当か分かりませんがある程度は優し 正しき妖怪退治一家だったそうでとまあ そういう関係で幼い頃から妖怪大治の色葉 を教えてもらいながら育っていきました ちなみに今では見えませんし記憶にもあり ませんが母が言うには小さい頃の私には 妖怪が見えていたそうです妖怪退治といえ どやたらめったら戦って敗していくわけで はありません交渉などでお願いして場所を 移動してもらったりすることがほとんどな のです皆さんからするとどうやって交渉 するのなんて思うのかもしれませんがこれ は意外と簡単というと語弊があるかもしれ ませんが簡単です呼び出す方法表なしする 方法帰らせる方法など色々なルールがあっ てそのルール通りに物事を進めていくだけ なんです実際の方法は言えないので例えば ですが依頼人からヒアリングをしてある 程度妖怪の種類の検討をつけその妖怪の 好きなものを用意し妖怪を呼び出してお 願いするみたいな流れで進めていきます ほとんどの妖怪には悪意はなくあっても 驚かせて喜んでいるだけです結果的に人間 の害になってしまっていたということが 多いので無にこしてしまうことはしないの です私は過去に1回だけ成敗したことが ありますがなんとも後味が悪くまたとても 危険なものでした私の目に妖怪は見えませ んがテレビのコンの電波のように見えなく ても確実に存在するものなので方法は簡単 といえども毎回命がけなんですちなみに 儀式には皆さんが想像するようなしめ縄や ロソなども使います形式的なものでなく 実際に必要なので使うのですここで印象 深かった妖怪のエピソードを1つお話しし

たいと思います当事者は私ですが親から 聞いた話です幼稚園の頃私はいわゆる いじめられっこでしたいじめられていた私 はは全く友達がいなかったためいつも家の 近所の坂道で遊んでいましたなぜならその 坂道に唯一の友達がいたからです今では 全く思い出せませんがその友達と日が 暮れるまで2人で毎日一緒に遊んでいた そうです田舎でしたし家のすぐ目の前だっ たので両親にも特に何も言われることも なかったのですがある日両親が最近車が 多く通るようになってきたからもうあの 坂道へ行ったらだめよと言ってきました はいその場だけは返事をしたようですが 翌日また坂道へ行った私そこで両親が儀式 をしている場面に出くわしたそうです本能 で分かったのか私は泣きながらすごい行走 で儀式を止めようとしたそうですそう私の 唯一の友達は妖怪だったのです後から聞く とあそこの坂で急に呼び止められて 振り向くと何もないのに転んでしまうと いう現象が続いておりあの友達がそれの 原因だったようなのですとまあこんな感じ の微笑ましい妖怪もいるという反面 おおしい妖怪もいます人によって呪いとし て使われたり人を死にいたら閉めるなんて こともありますまた近年私たちの間で非常 に問題になっていることがありますそれは 日本中の神様の現象ですはと皆さん思わ れるかもしれませんがこれは非常に重大な 問題で妖怪たちにも密接に関係があります 私たちの定義的にですが妖怪と神というの は非常に近い関係でどちらがどちらにも なり得る関係という認識です簡単に言うと 立まりあげれば強力な力を持ち神のような 存在になれるというものなのですがどう でしょう近年日本は決して信仰心が強い国 とは言えなくなってきていますよね廃神社 は増え信仰を伝える人間も減りみんな名神 だと思い込みほとんどの人がそういう類い のものを信じていませんよねこれにより 日本では名のある神たちの力が年々 なくなってきていますするとどうなるか 妖怪が増え日本という国に必ず災いという ものを運んできます私たちの業界では非常 に大きな問題となっていますちなみに世界 的にも妖怪退治や妖怪を使った呪いなどは 積極的に行われています特に中国とインド では物すごい研究が進んでいて信じられ ないかもしれませんがコンピューターを 駆使して儀式が行われていました出現や 現象パターンなどを全て計算して日々実験 が行われているそうです正直私もそんなん ありかよって声が出てしまいそうなくらい 驚きましたもちろん表に出てくることは

ありませんが日々国を守るために戦って いるのです日本も今後増え続ける可能性が ある妖怪と大戦争が始まらないとも言え ません全くす頓狂な話で信じられない人が ほとんどかもしれませんが皆さんが簡単に できることを1つだけお伝えしてこの話は 終わりにしようと思いますお墓参りに行き ましょう自分のルーツになった祖先日本を 作ってくれた人たち日本のために戦った人 たちにお礼を言いに行くだけでいいんです 当たり前のことですよねただ感謝をしに 行くだけですみんながこうするだけで日本 は強くなるんです妖怪って幼い頃は見える のかな幽霊とは違うのかな神って何だろう 私には弟がいたのですが弟は見えたりだと かそういうことはなかったので子供が全員 見えるというわけではないみたいですね例 との違いですが霊と妖怪は似てひなるもの だと思いますというか私には全く霊感も ありませんし払うこともできませんし霊が 本当にいたら怖いなくらいの皆さんと同じ ような感覚しか例には持っていませんただ 妖怪は違います見えていなくても必ずそこ に存在しています神様の話を書くととても 長くなってしまいますのでまた機会があれ ば書いていこうかと思います妖怪大事に 聞くのは日本古来の神様だけじゃないの インド中国云々っってことは仏様でも良 いってこと会大事に聞くのは日本古来の神 様というのはその通りです正確に言うと仏 様もです海外にも日本でいう妖怪という 概念で存在しているものがあり日本の神の ような妖怪に抗える存在もいますそれは 中国でもインドでも同じです形信仰が違え ど世界中にあるのでしょう私が仕事上で 関わって知っているのは中国とインドだけ なので他の国は知りませんが私も子供の頃 幽霊とは違うよくわか生き物を見ていまし た大きな目玉だけのものや星型の光沢に 光った妖精みたいなものが電柱の影から 覗いていたり父親も見える人ですという キャラクターのような緑色の毛むくじゃら の丸い生き物を見ていましたなのでなんと なくこの話は信じていますそうやって影 ながら仕事として妖怪と関わっている人が いることにびっっくりしましたどのくらい の年齢から見えなくなりましたか私は ほとんど姿の記憶がないので非常に興味 深いですもしそういう事情があるなら大に して欲しいがどこの国でもそれをけにして いないのには何か理由があるんだろうか 信じる信じないではなく単純に疑問 フィクション作品でよくある設定だと パニックを避けるためとかはいなぜけに できないのか理由はいくつかありますまず

私たちの仕事にはいくつもルールがあり ます新撰組で言曲中ハットのようなもの ですね詳しくは書けませんが大にして しまうとその中のルールを破ってしまうの ですただ公にしてしまうことが直接ルール 違反になるということではありません公に することによって起きることがルール違反 になるのですうちの夕波ではまるまる過剰 というものなんですがちなみにこれを破る とどうなるかは私は知りません分かって いるのは仕事を続けられなくなるという ことだけです例えけにしたとしてもそこ までパニックにはならないでしょう昔の 日本のようにトップ言葉を変えてますが 言うことを何の疑いもなく信じる時代では ありません例えば今総理大臣が妖怪の存在 を発表してもそう思うでしょうか何 パーセンかの人はやっぱりいたんだとなる かもしれませんがほとんどの人は何を言っ てんだとか何かの陰謀とか頭おかしくなっ たのかなんて考えると思いますまたいる 証明ができません公共放送で妖怪を映し たってそもそも見えないと思いますが今の 時代CGだろうがなんだってできますから ね公表するメリットがないんです昔と違っ て昔は音名児というしっかりとした職業と して国民が認識していましたが今は違い ますまた昔は国の偉い人間と契約していた 同僚の方もたくさんいましたが食料柄民明 の人間が多くまた戦争などの影響で大量に 人が死んでしまい受ける人が少なくなり 薄れてしまっているんですね昔は神社やお 寺にお参りしつつ散歩してしのみや どんぐりを拾わさせてもらった今の時代も もしかしたらそんな穏やかさがみんなに 必要なのかな素晴らしいですねそうなん です部屋が汚いと心が凄むって言いますよ ね神様も一緒なんです非常に興味深く読ま せていただきました死者様の言われる通り 仏壇や神棚多く家も少なくなり地方では 少子高齢化もあって伝統の祭りも少なく なり年末年始の未清掃飾られる神社も増え てきました日本人の信仰を信じたいところ ですが新物の恩恵を感じにくくなっている 今の時代には正直そぐはないのかと感じて います筆者様にお尋ねしたいのですがこう した信仰心を持たなくなった日本人は近 将来どのような心を持つようになりどんな 影響が出てきますでしょうかあまり先の 未来を憂いても仕方がないのかもしれませ んがなかなかこうした伺う機会がありませ んのでよろしければ教えていただきたく 思いますありがとうございますそうですね どんどんそういった伝統が伝えられず廃れ てきてしまっていますよね信行なんて

難しく考えずただ感謝の気持ちを忘れない という基本的なことなんですけどね当然 日本全体にも影響が出てきます当て付け なんて言われそうですが日々日本に起きて いる事件や災害なんかも影響を受けている ものが少なからずありますよ立てまる人が 少なかったり汚かったりすれば当然力が なくなっていきますそうすると表現が適切 かどうか分かりませんが守るものも守れ ない自分たちで自分たちの首を閉めている ようなものです例えばお参りやお墓参りで 掃除した後にポイステや泥棒なんかしよう と思わないですよねふと思いとまりません かこういう些細な感覚もとても大事なもの なんです今日はお参りもしてきたし ちょっとゴミ拾いしてこうかな少し部屋を 掃除してみようかな元気に挨拶してみよう かな友達や両親に感謝を伝えてみようかな 1人1人が少しずつ変わっていくことで 大きくいい流れが生まれることもあるん です何度もも言うようですがただ日本を 作ってきた先人たちに感謝していこうと いう単純な話ですからね先人の知恵って 言いますが今の人が聞いたらなんでそんな ことするの名神でしょと思われることが ありますよねでもなんであんなおばあ ちゃんやおじいちゃんが熱心にやってたん でしょうか意味があったんです全てには 意味があるんですだから長らく伝えられて きたんです今はいい意味でも悪い意味でも 文化も科学も発展してきてこういう分野は ないが白にされがちですがもう一度考えて みて欲しいです [音楽] ね高校3年の冬ボード行こうぜ車出すから さと家事が言ってきたいつメンバー誰よと 聞くとクリスマス俺とお前と君やの頭に デコピン食らわせたとアホ2人で行って こい別に拗ねてるわけじゃないが特別な日 に大切な人と一緒にいたいのが女の子の 気持ちそれを察してやれないほど鈍くは ないしかしこの年でそういう日に一緒に 過ごせる相手が家族というのもかなり 詫びし気分転換に金剛にある温泉天狗の湯 へ出かけた金剛は大阪南部でなら和歌山の 県境会にもほど近く3間には小さいが温泉 場がいくつもある中でも一番ひびているの が天狗の湯バイクに乗り出してからは遠出 するほどの暇はないが少し走って気晴らし したい時によく行くところだ満員なら 日帰りでと思ってたが折りよく秋があった ので止まることにしたとっとと飯を済ませ 露天風呂で死を伸ばす突きあかりの元に3 日前に降った雪が小に残りそれが風に吹か れてさらさら飛んでくるこの季節ならでは

の不だもう30分もすれば夕飯後の休憩を 終えた人たちでここもいっぱいになる だろうそれまでの贅沢な一時だったふと 背後に人の足音がしチャポンと誰かが湯に 入った音がした何気なく振り返った俺の目 にショートカットで卵型の小さな色白の顔 とほっそりした首優しげな型の線が目に 入ったじ女性婚よじゃなかったはずだが 慌てて目をそらした俺にその人は薬と笑っ て声をかけてきた僕は男ですご心配なくあ 失礼しましたすみません再度振り返り謝り ながら相手の顔をよく見てみた少女にも 見まごうようなとはよくある表現だが目の 前の彼が本当にそうだったいえいいんです 僕女が物だからよく間違えられるんです すみません謝るしかなかった横倉を見に来 られたんですかと彼が聞いてきたえこの辺 でも横倉が見られるんですか高千穂の横倉 は有名でそのうち行ってみたいと思ってい たがまさか金剛で横倉をやっていようとは 思わなかったええ今夜近くの神社でもう2 時間もすれば始まりますよへえ行ってみ たいなじゃあ一緒に行きませんかという彼 の誘いをありがたく受けることににした宿 の人にお使い物にしたいのでと断って地酒 の一勝便を2本分けてもらい玄関前で待っ ているとほどなく現れた彼がそれを見て目 を丸くするえですか2本ともいや昔俺の じいさんからおかぐを見る時は必ず酒を2 本持っていって1本は神様にもう1本は神 様を身に宿す舞手さんに差し上げるもんだ って聞かされてたので俺がそう答えると彼 は薬と笑った正解ですよそね雪の名残りが まだそこ賢に残る道を2人で並んで歩いた 吐息が真っ白になる街灯は何もなく当たり は真っ暗だったが俺は嫁が効くから多少の 突きあかりがあれば十分だったし彼は歩き 慣れていると見えて危なもなく歩いている 岡倉はよく見に行くんですかと彼が聞いて きたいや武学は何度か見ましたが岡倉は 本物を見るのは今日が初めてですへえ 珍しいな普通の人は武学なんかあまり見 ないででしょう家の近くに四天の寺学書が あるんで目にする機会が結構あってああ それでそんな話をしながらしばらく歩いて いくと向こうの方にぼんやりと代々色が 勝った丸い明りが見えてきた高さは大人の 膝あたり街灯にしては偉く低い位置にある なんだろうと思いながら歩いていくと光の 正体は俺の胸ほどの背丈しかない小柄な 巫女さんが持っている強ちの明かりだった 俺たちの姿を認め彼女はこちらにペコリと 頭を下げるお待ちしておりましたどうぞ こちらへ彼女の後に続き俺たちは木造の 古い鳥を潜った途端になんだか闇の濃さが

一段と深まったようで強ちの明りなしには ほぼ何も見えない嫌な気配は感じないが ここまで深い闇の中というのは全く体験し たことがないその時俺は彼の名も何も聞い ておらず自分もまた名乗っていないことに 気がついた彼も同じことに気がついた らしいああまだ名前も言ってませんでした ね僕の名わかがちさろうと言います一瞬 ためらったが俺は自分の名を相手に告げた よろしく差し出された手はなんだか 心地よい冷たさだったやがて行手がほの 明るく見えてくる闇トンネルのような参道 を抜けるといきなり世界が広がったそれは 形代にいくつも炊かれたかがり火のせいで 当たりはかなり明るくなっていた岡倉の 舞台は6畳ほどの広さで社の正面形代の 真ん中にしつらえられている結構な数の 見物人が来ておりそこにカメラの3脚が1 つも据え付けられていないのが不思議な くらいだったシャム所へ酒を届けた後ハデ にも出ていると水色の袴をつけた男性が 小走にかけてきてこちらに呼びかけた三郎 様困ったことになりました言ってから彼は 俺に気がついたようで後の言葉を言い淀む どうしました言ってください三郎さんに 促され彼は声を潜めながらお兄様たちが 怪我をされまして兄さんたちが怪我郎さん は少し眉を潜めたはいちょっと束がもつれ て転倒した弾みに捻挫されましてわかり ましたすぐ行きます支度をしておいて くださいはいと返事をして頭を下げ袴姿の 男性は向こうの方へまた小走にかけていっ たこんな時に面倒をかけちゃいられない どうぞ言ってあげてくださいそう言おうと した時だった三郎さんが真剣なまなざしを 俺に向けてきたお願いがありますはいな なんだと思いちょっと身構えた岡倉を待っ てください誰が俺がえなんていくつもの 言葉が頭の中で飛び交い思わず即答してい た無理です大丈夫岡倉は知らなくても武学 を見たことがあるのでしょうそれで十分 ですそりゃ無茶だ見るのとやるのは大違い ですいいえあなたならできるどういうわけ だかわからないが彼は断言した兄たちが 舞うことになっていた岡倉はこの神社 ゆかりのみの男性しか舞えないんです僕は ここの3なんだから問題ないとして今から 僕の知り合いを呼んでも間に合わない あなたには申し訳ないけれどここまで来て いただいたのも何かのご縁だと思います彼 は必死だった正直どうするか散々迷った 頼みます僕と一緒に待ってください彼の 懸命な言葉と下向きな目に負けた俺はど しろですよありがとうそれから彼の後に ついていき別棟の奥の部屋まで通ると彼の

祖父両親シップの匂いがする2人の兄と 何人かの人々が何やら話し合っている ところだったそこで彼がきっぱりと 言い切った彼に岡倉を待ってもらいます 途端に人々の目が点になる当然だおいの 岡倉にどこの馬の骨とも知れないものを いきなり出演させるというのだから しばらく沈黙がありそれを破ったのは彼の 祖父だったそれでいいんだなはい力強い 以来えそこから物事はフルスピードでで 展開し始めた俺たちが舞うことになった 遠目はオロチ須のの見の山田のオロチ大治 の話だ俺がス能で彼がロチをやる時間が ないのでざっ動き方を教わり衣装を身に つつける普通はお面もつつけるが慣れてい ないと視界が確保できないので今回はパス それからなんとか投資稽古をつけてもらっ ていよいよ本番と愛なった目立たない場所 から表出る死の笛や太鼓など額の音がして いることに今の今まで気づいていなかった よほど緊張していたんだな我れながら おかしくなる出し物はすでに3人災国譲り が終わり血の輪に入っていたとりあえず 舞台は木の満目の後ろに控える本来なら1 つの遠目が終わると少し間を置いて次の 遠目に移るものだが俺たち2人の参加は 予定外だったため岡倉を舞う前に受けて おくべきお祓いを受けていないそこで今回 は変則的に舞台に上がる直前にお祓いを 受けることになったかぶり物をけぬ俺たち が配電の木橋を上がっていくと監修の間 から小さなざわめきが起こった彼の祖父が 針のある声でロロとノりとをあげるどうぞ 筒がなくこの大役を務められますように ただそれだけを祈ったさっき参道を案内し てくれた巫女さんともう1人同じぐらい 小柄な巫女さんが俺たちの前に逆月に入っ たお道を運んでくる普段は喉に使えて飲め ない日本酒がこの時はなぜか素直に腹に 収まった一礼して新前を探左右の脇で俺は えぼしを彼はオロチのかぶり物をつけて もらうこちらの用意ができあちらを見ると 彼の目が行きますかととう俺たちは小さく 頷き合いほぼ同時に立ち上がった2人して 配電から姿を表すと完Myが再びざわめく 真正面を向いたまま階段をゆっっくり降り た一足下ろすごとにさっき腹に収めたお道 が温かな力となって全身に広がっていくの が分かる不安はもうないやれるという確信 に近い気持ちがあったしめ縄を張り巡らせ た舞台の手前で俺たちの気配を察し額が 始まるこのオロチには手な足はなぜか登場 しない早速額の音に合わせオロチが舞台へ 上がった何かを求めるようにとせましと 駆け巡り鬼見立てた足で舞台の手法を強く

音がするほど踏みたてるやがて彼の勢いが 収まり中王にトグを巻いて収まると俺の 出番だ舞台に登場した須のむくりと頭を もたげオロチが角を降り立つがら威嚇負け じと須のも立ちを抜き放つ普段の俺では ない別人の俺がその場にあった クライマックスも近づいた頃俺の目前を 右側から左側へ横切ったロチの体がまだ 半分以上残った状態で勢いよく回れ右をし て反転しようとしたその時だったあまりに も勢いがつきすぎてロチのがうりを生じて 俺に迫ったとっさに立ちでそれを横なに 払ういい手応えがあったってえどたりと 落下した尾がきれいに一石ばかり横一文字 に避けている舞台の上ということを すっかり忘れしばし固まったオロチも動き を止め舞台に横たわって動かないうわ俺は すっかり巣に戻り青ざめてい た突然太鼓の音に合わせるようにロチの体 が上下に跳ねた斧叫が少し 広がるややあってまた太鼓がなりオロが 上下に跳ねる酒はさらに広がった繰り返す うちに彼の白いふはぎがなんとも戦場的に 現れるゆっくりゆっくり桃尻腰と次第に荒 になってくるあめ1つの彼の体それは ちょうど蛇の脱皮を見るようで俺は自分が 演者であることも忘れ完全にその様子に 見入ってしまったやがて最後に彼が頭を 大きく降り立つとかぶり物がするりと 外れる完全に身1つになった彼がこちらを 振り向いたはっとして俺は自分がまだ舞台 の上にいたことを思い出しいつの間にか 下げていた立を取り直すいざうたんしかし 彼の目線がそれをしまと合図をよこすでは この先はそこへ再び別人の俺が戻ってきた あかも慣れ親しんだ所佐のように俺の体は 彼と共に世界を作り無事に舞台を務めを 得ることができた舞台から下がり衣装を つけた部屋まで戻った時まだ集め姿のまま の彼が俺に抱きついてきたありがとう本当 によく勤めてくださいました感謝します いやでもおろち壊しちゃってぐも むちゃくちゃにごめんなさい謝って済む ことじゃないんですけどすみません ドキドキビクビクしながらひたすら謝る俺 に彼は済まなそうな顔になりいえあれは 本来ああいう舞なんです手の気量遺憾に よってうまくいかないことがあってあの あなたも岡倉は初めてだと言ってたから できないかもそう思っててだからその気に しなくていいんですはどういうことだ俺が 教わったのはあの横波ができないやのため の前だったのか訳が分からなかったが とにかく衣装を返し風呂を使わせてもらっ た後で彼に元ときた道を宿まで送られて

帰ってきた今日は本当にありがとうござい ましたいえこっちこそお世話になりました 彼は上着のポケットを探り小さな箱を俺に 差し出したこれはソフからお守りです俺は 霊を述べありがたく頂戴したあなたで 良かった本当にやっぱりだな彼の言葉の 最後の方がなんだか聞き取れなかったえな んですか聞き返したが彼は笑って手を振り そのまま夜道を戻っていった翌朝昨夜の道 を辿ってみたしばらく歩くと見覚えのある 木造の鳥となんとなく覚えている参道が あってそのまま進んでいくと確かに神社が あったしかし車田も携帯もずっと小さく とても昨日のようなことはできまいだが マキリ夢ではない証拠に彼の祖父がを守り うら卵ぐらいの大きさで中央が青く周囲が 白い目のが俺の胸ポケットに収まっていた まいっか来年はちゃんと人間の女のことと デートしようそう心に決め たこれは私が体験した怖いけれどもとても 悲しい話です私は登山が趣味で1年を通し て様々な山に登って楽しんでいますその 日山仲間たちと冒険にあるS山に登ろうと 出かけましたS山はそれほど標高は高く ないのですが割と険しいことで有名な山 ですそのためS山の登山客はそれなりに 経験のある方が多いのです朝早くから 私たちはS山を登り始めましたまあ私たち は登山歴がそれなりに長いですから山頂 までたどり着くにはそれほど苦労はしませ んでした山頂で記念写真を撮って自宅から 自賛したお弁当を食べてそしてとても長め のいい景色を堪能しますさてそろそろ下山 しようかと話し始めた頃どこから現れたの か1人の男の子が私たちのそばへ寄ってき たのです見た感じ7から8歳くらいの 男の子でしょうか私はなんで小さな子供が 1人でこんな険しい山の山頂にいるんだと 疑問に思いましたどうしたのお父さんと お母さんは私が聞くとその子供はお父さん とお母さんあっちにいるよと言って下山道 の方を指さしますどうやらお父さんと お母さんは子供を置いて先に下山して しまったようですこんな険しい山で小さな 子供にそんなひどいことをするなんて 私たちはその子供に一緒に山を降りようと 言うとその子はうんと頷くのですでも なんか変なんですねその子あまりにも服装 が身軽です険しい山だというのに半ズボン を履いています登山を嗜む人からしてみ たら非常式な格好です私たちは下山し ながらもその子に色々と尋ねてみました 今日はお父さんとお母さんと3人で来たの その格好で山に登ったの八早で質問をする のですがだんだんとその子は無口になって

しまい何も話をしなくなってしまったん ですまあ小さな子供にあれこれ質問を 浴びせるなんて投げなかったなと私たちは 反省をしたんですけどね下山している途中 その子が足が痛いと言い始めました見ると 膝を怪我しているではありませんか私たち は大慌てで止血をして傷口に包帯を巻いて 子供の怪我のき処置をしましたけれど やっぱり変なんですついさっきまでその 子供は一緒に歩いていたんですよその時は 足の怪我なんてなかったはずですなのに急 に足が痛いと言い始めて見たら大怪我をし ているんですからこの時私は少し嫌な感じ を抱きましたそうは思いつつも何しろ 小さな子供です放ってはおけません私たち は交代で子供を背負って下山を続けました しかしここでも違和感が続きますその子 背負っていても全く温かくないんですよ 背中に人の体温を感じないんですまるで石 でも背負っているかのようですそれに背中 に子供を背負っているはずなのに息遣いも まるで聞こえませんなんだか私は怖くて 怖くて仕方なくなってしまいました走行し ているうちに下山道の途中にある山小屋に 到着しました私たちはそこで休憩をする ことにしました子供の怪我の手当てもし ないといけませんから山小屋で子供を背中 から下ろしますするとその子足がいたい はずなのに立ち上がって山小屋から出て 行ってしまったんです私たちはすぐにその 後を追ったのですが山小屋の周りにはなぜ か子供の姿が見えません忽然と姿を消して しまったかのようです慌てて子供を探して いる私たちに山小屋のご主人がどうかした のかと聞いてきました私たちはそれまで あった出来事を山小屋のご主人に全て話し たのです山小屋のご主人は全てを聞き 終えると無言で奥の部屋に入っていきまし たそして前の写真を私たちに差し出します そこに移っていたのは私たちが一緒に下山 してきたあの子供でしたところがその写真 が古いもののようでかなりの年月が経って いると推測されますこの子ねこの山で遭難 した子なんだよ山頂でお父さんお母さんと はぐれてしまって捜索隊が見つけた時には もうなくなってたんだこの写真は捜索の時 に使ったものなんだ俺も捜索には参加した んだけどさあんたたちのような話ね年に何 回あるんだよきっとあの子供の霊がご両親 を今でも探してるんだろうね本当 かわいそうに成仏するように先行でもあげ ていってよ山小屋のご主人はそう私たちに 話してくれましたあの子はお父さん お母さんに会いたくて今でもこの山を 彷徨っているそう思うと私はあの子の霊が

とても不便に思えてなりませんでした 私たちは山小屋の近くにある遭難者の苦日 にお先行をあげてあの子の成仏を祈りまし たそれからは今でも私はあの子の苦のため に毎年1回エ山へ登っているんですでも 再びあの子の霊に会うことは今のところ ありませんひょっとしたら天国で大好きな お父さんお母さんに会えたのかななんて 思ってい ますもう今から40年以上も昔時代が昭和 だった頃の遠い夏のこと俺のじいちゃんは 東京の出身で子供の頃は夏休みなんかに なるとじいちゃんの東京の実家によく遊び に行ってた東京と聞くと果てしなく高い ビルが立ち並び多くの人々が行きかう大都 会を想像されるかもしれないけどじい ちゃんの地元は東京のハズれの外れ いわゆる奥多摩地域の山にぽつりとある 小さな集落背の高い原生の木がうそと 美味しげりどこか閉塞的な雰囲気さえ漂う 人の少ないもの寂しい田舎だった俺は子供 時代にそこを訪れるとよく地元の子供たち に混ざって川遊びをしたり山に入って 虫取りや探検ごっこして過ごしていたのを 覚えてるそんな奥たまでの懐かしい思い出 で今でも忘れられないというか色こく記憶 に残っている体験があるそれは小学校6年 生のことだった当時の俺は中学の先輩の 影響でかなり魚釣りに凝っていた奥たに 行った時も地元のちびっこ連中との外遊び もそこそこに自分1人で釣りに出るような ことが何回かあったちょうど春期に 差しかかった時期だったし虫取りとか探検 みたいな子供っぽい遊びがなんとなく つまらなく感じるようになっていたんだと 思う8月の中旬お盆を少し過ぎたあたりの 頃だろうかその日は経由釣りでもして みようとまだ日が上り切っていない早朝 から自前の釣り道具意識を持って山奥の沢 まで行っていた不思議と魚がいっぱい釣れ たこともあって俺は完全に時間を忘れて 没頭していたひたすら釣りを続けていると あっという間に時刻はお昼に北た当初は 当たりは薄暗くやや肌寒さも感じるくらい だったが続けば太陽は一番高くなり暑さで ポタポタと汗が垂れるくらいになった さすがに集中と体力が切れた俺は一度家に 戻って休憩しようと考えた朝から6に食べ ていなかったのでもうお腹もペコペコだっ たおにぎりか何か持ってくれば良かったな なんて取り止めのないことを考えながら 道具をまとめて1人できた道を帰っていっ た参道をトテトテと降りていると太道の橋 の草村に何かボロキれのようなものが落ち ているのに気づく近寄ってみるとそれは

古ぼけた黒地の着物だったかなりの年期が 入ったものらしく所々が破れかかっている し全体的に薄汚れていた北もかなり短く どうも小さな子供が着るものように思えた なんだこれ誰かの落とし物か不思議に重い 周辺を見渡すと少し離れたところには一速 の下駄が乱雑に散らばっていたさらに離れ たところにはこれまたボロボロの帯紐 真っ黒な腹掛け巾着のような小包どんどん とと草村の向こう雑木林の方へ続いている ようだった気になった俺はその落とし物を たどるようにして奥奥と歩いていった そして雑木林も抜けると少し給油の川辺に 出た当たりを見やると何か小さな人影が川 でぴょこぴょこ動いているのが分かった もしかしたら落とし物の持ち主かもと思い 草をかき分けて近づいていってみたすると そこには裸の子供がいた遠目の背格好から 判断するに学年は俺よりも少しだけした 多分4年生か5年生くらい丸だしの小さな お尻をこっちに向けながら川辺に入って くちゃくちゃと水遊びしているようだった 少なくとも当時は田舎だと小学生程度の 子供が全裸で川遊びするのは別に変なこと じゃなかったのでそこは特に気にすること はなかったただ場所が山の結構な口だった し子供が1人ぼっちで川遊びするのも 珍しいと思いほんの軽い気持ちで声をかけ たおいおい俺の声に気づいたその子は くるっとこっちを振り返った最初はキトと してる感じだったが俺の姿を見つけると たったったと元気いっぱいに駆け寄ってき た近づいてきて分かったがその子はどう やら女の子のようだった少し水に濡れたお かっぱ頭にりんごみたいにあからんだ ほっぺた体つきはまだまだ全体的に幼い ものの胸は男の子のそれとは違っていて ほんの少しだけふくと膨らんでいたそれに ちらっと下の方に目をやれば女の子である とはっきり分かったく見ると顔立ちも 可愛いらしかったクリクリとした大きな目 で小さい子特有の愛らしい感じだお前何年 生家どこ近所の子供たちの顔と名前はなん となく全員覚えてはいたが目の前にいるお かっぱ神の女の子は1回も見たことが なかったのだもしかしたら山の向こうの村 の子かもと思ったのでそう尋ねてみたけど 女の子は何も答えないただニコニコと笑顔 を浮かべて告りと頷きすらもしなかったか と言って特に警戒されているような感じで もなかった俺6年生のまるまるお前はもし かしたら聞き取れなかったのかもと思い 今度は自分の名前を少しゆっくりに喋って もう1回ちゃんと聞いてみた6年せすると 女の子はかなりたどたどしくまるで用事

みたいにしったらずな感じでそう言った6 年生か6年にしてはせちちしなんかガきっ ぽいな完全の女の子が体つきにしろ雰囲気 にしろ動学である気がしなかったどう学年 の男子に裸を全部見られているというのに 隠したり恥ずかしがったりするような そぶりも一切ないこの時点で多少の違和感 は覚えたがまあそういう子なんだろうと 考え直した俺さっきまで釣りしてたんだ けどさお前は何やってんの川遊びなんで すっぽんぽんなの水着忘れたさっき着物と かが落ちてたんだけどさもしかしてあれ お前の何も返事がないさっきと同じニコニ ことと笑顔を浮かべて俺の顔を見上げてる だけ変なやだなと思ったそしてよく見て 気づいたのだが女の子はかなりの色白だっ た透き通るんじゃないかってくらい本当に 肌が薄くて白いこの時期のこの辺りの子供 は外遊びしかやることがないので普通は 真っ黒に日焼けしているはずだ男子だけ じゃなく女子だってみんなそうだ些細な ことかもしれないがそこにも俺は違和感を 覚えた妙につるりとしていて不自然な くらい真っ白な肌そんなことを気にして いるとふと女の子は俺の右手をペタペタと 触ってきた俺の右手は大量の騒がが入った 虫とりかを握っている夕食に素揚げにでも してもらおうと拾い集めていたのだがどう やら女の子はそれに興味を示しているよう だったああこれ欲しいのと聞いてみたが やはり女の子は何も言わないニコっと目を 細めて広角を上げているだけその笑顔が薄 気味悪いというかちょっと不気味に感じた 俺は欲しかったらちょっとやるよよとまだ 生きてる騒がをかから1匹取り出して ひいっと女の子に手渡した女の子は騒がを 受け取ると2パッと嬉しそうな笑顔になっ て小さなお手てで大事層に包み込んだする と騒がを持ったまましゃがみ出したえ何 不思議に思った俺はかがで覗き込んだ 女の子は和式便所を使う時のような腰を 落として股を広げた無防火な体勢を丸裸で やっている当然ながら真正面にいる俺から は女の子が人に見せちゃいけないものが 色々と丸見えだったパッと開き気味になっ た一本線の中からウスピンクの目のような 突起がぴょこんと顔を出していた女子の その部分をしっかりと見たのは多分それが 初めてだったと思う俺はチラチラと視界に 入る神秘の期間にどきりとしつつできる だけそっちを意識しないよう目線を上の方 へと移した女の子は自分の際どい格好を気 にすることなく逃げようと世話しなく動く 騒がを手のひらでくるくると持て遊んでい たニタニタニタニタと笑顔を浮かべて俺は

その様子を見て昔テレビの特集で見た野生 児の少女のことがふと思い浮かんだ人間 らしい振る舞いができなくて振る舞いは獣 そのものでも時折り無意味に自分より弱い 小動物をいじめては越に入ったように ケタケタと笑うのだ人間としての道徳心や 倫理感といったものを一切教わらずに ちっぽけな開心がむき出しになるからその ような無いことをするのだそうだそんな 野生少女の姿が目の前にいる女の子と 不思議とリンクした野生児じゃないよな こいつそんな取り止めもないことを考えて いた次の瞬間だった女の子は騒がを いじくり回す手止めガシっと掴むとむに 自分の顔に近づけたそのまま品定めする ような目で騒がを見つめるとなんと口に それを放り込んだ一神二神悟女のさも 美味しいものを食べているかのように騒が をそのままゴリゴリと噛みごくりと 飲み込んでしまった騒がを食べ終えた 女の子はふと満足そうに声をあげたにゃあ にゃあにゃん発祥機の猫の鳴き声みたいな 何とも言えない君の悪い耳障りな声その間 も女の子はずっと似た後笑顔のままだ そんな光景を当たりにして俺は背筋が ぞくっと冷える感覚がしたあこいつやばい かも目の前の女の子が尋常じゃない普通 じゃない存在であると本能的に分かった にゃあにゃあ女の子は気持ち悪い声をあげ 続けているどうしようどうしよう同点して 何も考えられないでいると突然女の子が俺 の足首を掴んできた顔を上げて気持ち悪い 笑顔でこっちを見ているするとその瞬間 当りからもたくさんの鳴き声が聞こえてき たにゃにゃんな決して動物なんかじゃない 得体の知れない当たり一面に響く不気味な 声が女の子と同じ何かのものだと直感し た枝を折るような音や草をかき分けような 音がしたたくさんの何かがこっちに近づい てくる気配がした逃げないとやばいそう 考えた俺は捕まれてない方の足でとっさに 女の子の体を思いっきり蹴り上げた小さい 体からは考えられないほどずしっと重く まるで岩を蹴ったかのような硬い感触がし た女の子はびっくりしたのか足首を掴む力 が少しだけ弱まった俺はその一瞬の隙を ついて女の子の手を振りほどきそのまま 一目さんに山の麓へ向かって駆け出した 騒がが入った虫取りかご魚が入った重い クーラーボックスそれに釣り竿は勢いの ままに放り投げてしまった当時の自分に とっては何よりも大事な道具だったが そんなことを考える余裕はなかった俺は とにかく必死で走った体力はもう限界に 近かったが脇目も降らずにとにかく無が

夢中で参道をかけたしばらく走って ようやく山の麓まで着いたそこは麓にある 大きな畑だった普段なら来ることはない 場所だったがとにかく夢中で走ったから道 を間違えたんだろうふと見ると畑仕事をし ているおばあさんがいた必死の行走で走っ てきた俺をいぶかしんでるようだった俺は そのおばあさんを見てほっとして途端に へたり込んでしまった後ろを振り返ってみ ても特に女の子が追ってきてる様子は なかった俺の持ち物は背中に背負ってる ゆっだけになってしまった熱と疲れを体に 帯びたまま俺は大人しくとぼとぼと家へ 帰った家へ帰る道ももしかしたらあの子が ついててるんじゃないかと怖くて怖くて たまらなかったその晩の夕食を食べ終わる と俺はその日あったことを全てじいちゃん に話したじいちゃんは最初は嘘だと思って 話半分に聞いていたようだったが川に 裸んぼの子供肌が変なくらい白い騒がを そのまま食べる猫みたいな声と聞くと何か 心当たりがあるのか途端に真剣な表情で俺 の話を聞き始めた一連のことを話し得ると じいちゃんは俺の頭を撫でて何も怪我が なくてよかったなと安心したように一息 ついたじいちゃんが言うには俺が引き合っ た裸の女の子は川はしという山の川に住む 化け物の一種なのだそうだ川の同時つまり 川わと書いて川わしと読むらしく他にも かわろかの子かごと呼ぶ人もいるそうだと は言っても有名なかっぱとは完全に別物で この辺りにしかいない土着の妖怪なんだと かその違もよくわからないがじいちゃんの 説明だとかっぱはほぼ人間かなり人間に 近い存在なんだそうだが川童は限りなく 動物に近いものでだからこそ人間の言葉や 思考を持たないのだというかっぱは元は 人間だったものが川に入って自然に馴染む ようになり姿を獣に転じたもの川はしは元 はカかや猿などといったただの獣だが人間 の営の影響を受けて姿を人に転じたもの そのように簡単に説明してくれたがその あたりのことはじいちゃんもあまりよく 分かっていないのか曖昧な感じだった川童 の存在自体を知っている人も今では少ない そうだがじいちゃんの世代である大将より 前の生まれでこの辺りに古くから住む人は 誰もが知っているのだそう各いうじい ちゃんも大人になってからは1度も見た ことはないが子供の頃はたまに川はし らしきものを見かけたことがあるのだと いう現れるのは決まって暑い夏場で場所は 山奥に流れる川肌が妙に白かった歯が全て 尖っていたり足の指が異様に長かったり などの細かい特徴があるが大まかな外見は

人間の子供そのもの人間と同じように男女 の別があって顔付きも体つきもそれぞれ 違う共通しているのは臆病な性質で容子 などの武装している大人の前には絶対に 現れないが丸越の人間特にひな子供の前に は平気で出てくる水浴びをしている川原 たちにふざけて石を投げつけて怒った川 たちと石合戦になった友達がいるとじい ちゃんは面白おかしく話してくれた知って いる限りのことを話してくれたじいちゃん は最後に生あったのが大人しい女のわしで よかったな本当にと俺にぽつりと言った わしは大体乱暴門なんだよ特に男はな人間 を生きたまま川を剥がしたり目玉ほじくっ て遊ぶやだっていたんだそれを聞いて思わ ずこと漏らしてしまった確かに俺があった 女の子の川はらしは人間的な感じせず野生 児みたいな原子的な振る舞いをしていたが そこまで凶暴そうな雰囲気ではなかった けどもしかしたら騒がをいじって遊んでい たように俺のことも面白半分で持て遊ん でるだけで遊びに飽きたらそれこそ騒が みたいにパクっと食うつもりだったのかも しれないそう考えると嫌な汗がたらっと 流れたその日はとんでもない体験をしたが 朝から早起きをして山に登り釣りをしてい たこともあってうされるようなこともなく ぐっすり眠りについたしかし次の日の早朝 俺はじいちゃんに叩き起こされた時間は朝 の5時半頃朝日が登り当たりはようやく 明るくなってきたくらいの時だったなんだ よこんな早くからと思いながら目をこすり 妙に険しい表情のじいちゃんに引っ張られ ながら玄関まで行ったお前これ見てみろ そう言ってじいちゃんは玄関の扉をガララ と開けたその瞬間玄関先に広がる光景を見 て俺の目は覚めた騒がが入った虫取りかご クーラーボックス釣り竿間違いなく俺のだ 昨日山に置いてきたはずの道具がなぜか 玄関のすぐ前に置かれていたのだ俺も さっき気づいたんだ外からがさごそ 聞こえるからイノシシでも来たんかと思っ たんだが見てみたらこれが置いてあった じいちゃんはそう言うとそれにこれと クーラーボックスを開けた促されるままに 中を覗いてみるとやめマス岩名など山の川 で取れる魚がぎっしりと詰まっていた昨日 自分が釣ったものではない鮮度がかなり 良くどれもこれも今朝釣ったばかりの魚の ように思えたそればかりでなく虫とりかご の騒がを見てみるとまだもぞもぞと活発に 動いているのが分かった明らかについ さっき用意されたようなもの誰がこんな ことをそう言おうとしたが俺は薄薄かづい ていたお前昨日のわしに相当気に入られた

んだなこんなことは初めてたぞわしは礼 なんてしないどういう考えか知らねえが 多分お前はそのわしに好かれてる俺は何も 言えなかった結局その魚と騒がはじい ちゃんが入れ物ごと川に流したこっちは お前なんかに興味はないぞという意表示を するためらしいやることをやったじい ちゃんはあの山に近づくのはやめろと強い 口調で言った川はしは人間じゃないもし次 あったら何をされるのかは分かったもん じゃないとそれ以来俺はちゃんとじい ちゃんの言いつけを守りその山に近づく ことは2度となかった他の子供たちに誘わ れても外で遊ぶことすら避けるようになっ たこの出来事の数ヶ月後じいちゃんが山で 作業中に休止してからは東京に行く機会 すらなくなった何十年もの月日が経過した 今あの川がどうなっているのかは分から ないもうどこかへ消えて去っていったの だろうかもしかしたらということ もなあお前ら首あり地蔵って知ってるか数 年前の話になる僕らは当時大学3年生だっ た季節は 大学の食堂で3人昼飯を食べていた時だ 怪談好きな系が雑談の太した合に話し出し たのがそもそもの始まりだった首あり地蔵 ってお前そりゃ普通のお地蔵様だろ僕の隣 に座って味噌汁を飲んでいたSが馬鹿にし たように言うKとSと僕Kはカレーの大盛 でSは鮭定食で僕は醤油ラーメンいつもの メニューいつものメンバーだったでも確か に首なし地蔵だったならばはっきりとは 思い出せないが何かの怪談話で聞いたこと があるかもしれない話のネタにもなる だろうしかしケは首あり地蔵と言ったのだ Sの言う通りそれは首のある普通のお地蔵 様だちげえんだよあのなその地蔵の周りに はもた地蔵があってな首あり地蔵の一体 以外は全部頭がねえんだってよなるほどだ から首あり地蔵か僕はその様子を想像して みた6体の地蔵のうち1体だけにしか首が ないねえなんでそうなってんのそれがな その一体だけ首のある地蔵が他の地蔵の首 をチョパしたっつう話なんだよこれがそう 言ってケは下を出しスプーンで自分の首を かっき仕草をしたでもそんなことして地蔵 に何の得があるんだよさあ知らねえよえも 1人占めしたかったとかじゃねKがそう 答えるとSが5ほほほと咳をしたそれから ポケットキッシュを取り出し口元を拭うと 馬鹿野郎喉に使えたじゃねえかなんだよ俺 のせいかよ不まげな刑にお前のせいだよと Sが言う僕はと言うとその地蔵に少し興味 を抱き始めていたでけさその首あり地蔵に ついては他になんかないのあああるぞなん

てったって首あり地蔵は人を襲その瞬間 再びSが咳き込んだよなよな動き出してさ 人の首を刈り取ってくるらしいぜいらん首 ないかいらん首ないかってブツブツ言い ながら寺の周りを徘徊してんだとよもう やめてくれ今の俺は呼吸こんなんだSは 咳き込んだせいか涙目になっていたなんだ よSロマンがねえな俺の話が信じられねえ のかよ何がロマンだボケけお前すぐにでも その地蔵に謝ってこいそれだってとけが 大声を出したので僕は驚いた表紙にむせ たらラーメンの切れ端が鼻から出てきた 久しぶりだこんなこと今日の夜行こうぜ 確かめるんだよ俺たちで噂が嘘ならなんぼ でも謝ってやるからよとKが言うSは呆れ たように天井を見上げたまた始まったと 思ってるんだろうケはそういうスポットに 行くことを好むいわゆる肝試し好きなのだ 今までだってKが発案し僕が賛成しSが 引っ張られる形でそういう曰つきの場所に 足を運んだことが何度もあるじゃあ今日の 夜は首あり自蔵で肝試しってことで決まり なが強引に話を進めるSが救いを求める ように僕の方を見た僕はラーメンをすり ながらSに向けてにんまり笑ってみせるS は半笑いのまま力なくうれ黙って首を横に 振ったというかその地蔵近くにあるのかよ おうまるまるデラってとこその名前を聞い た時うれていたエの首が少し上がり眉毛が ぴくりと動いたそうしてから隣にいた僕 くらいにしか聞こえないほどの声でそうか まるまるデラかとつぶ焼いた僕は一体何 だろうと思ったのだがあいにくその時は口 の中いっぱいにラーメンが詰まっていたの でそれを聞くことはできなかったその後は 聞くタイミングをつめぬままあれよあれよ という間に具体的な集合場所と時間が決定 したこういう時の軽の手際の良さは 凄まじいものがあるただし普段はまるで 発揮されないのが痛いところだこうして僕 らはその日まま寺の首あり地蔵の元へと足 を運ぶことになったのだ夜中僕らは それぞれ個別にまるまる寺がある山の麓で 集合ということになっていたまるまる寺は 僕らが住む町を一望できる小高い山の鉄片 に展望台と隣接する形で立っている寺まで は数百段の石段が続いており僕は知ら なかったのだが目的の自蔵はその道中に あるそうだ集合時間は11時時間を守って きたのは僕だけだった15分待ってバイト で遅れたという系と寝坊したというSが ほぼ同時にやってきた熱帯やだといういう 虫厚い夏の夜僕ら3人は懐中伝統を片手に 汗だくになりながら地蔵があるという場所 に向かった特に僕は日頃の運動不足が

たたってか前を行く2人を追いかける形で ひーこらひいこら言いながら石段を登って いた山の中腹を少し過ぎた頃だっただろう かおい早く来いよあったぞという系の声が だいぶ上から響いてきた僕が2人に 追いつくとそこは石段の脇が休憩のための ちょっとした広場になっており地蔵はその 広場の橋に6体横1列に並んでいた僕は 乱れた息を整えてから地蔵をライトで 照らす確かに僕の腰よりちょっと背の低い 地蔵たちは右から2番目の一体を覗いて 残りは全部首がないこれで1つはっきりし たな少なくともこの地蔵はよよな徘徊はし ていないSがKに向けてからかい半分の 口調で言うごめんちゃいくばれ漫才コンビ は今日もさえているっていうかなんだなん だつまんねえな夜は地蔵さんカでも持っ てんのかと思って期待してたのによそりゃ どこの死神だと思わず僕も突っ込みそうに なったでもよ本当に他の地蔵は首がねえん だな何けお前ここ来たことなかったの今日 の話ぶりからして僕はケがここに何度も来 たことがあるものだと思っていたいんや噂 で聞いてただけ面白そうだからさ見に来 てえなとは思ってたけどよちょっと表紙 抜けだなこの地蔵はな正式にはなぜ地蔵 つうんだよふとSがつぶやくように言った なんだよお前この地蔵に詳しいのちょっと な見ろこの地蔵頭てかってるだろSが懐中 伝統の光で地蔵の頭を照らすそう言われれ ばこの地蔵の古ぼけた体に対して頭だけは 比較的こぎれだった触ってみりゃもっと よく分かるんだけどな元々眼かけしながら 撫でるとその願いが叶うって言われの自蔵 だから撫でられすぎてそうなったんだそう なのかと思った僕はそっと首あり地蔵の ツルツル頭を撫でてみたなんだか ボーリングの玉を撫でている感じだなで 心地はなかなかいい今でも知ってる人は 知ってるんだけどな昔はもっと有名だった らしいなまるまる寺の名で自蔵って言えば なけどそのせいなんだよKも僕もSの話を 黙って聞いていたなんだか昔話を語るよう な話ぶりは普段のSとは少しだけ違って いるような気がしたのだ30年くらい前の 話らしい6体全部の首だけが盗まれるって 事件があった綺麗に首だけ取られてたん だってよ犯人は分かってないただの愉快犯 かそれともなぜ自蔵のゴリ役を独占したい やからでもいたんだろうなおいおいおい ちょっと待てよじゃあこの首は何なんだ敬 が言それは僕も思った当然の疑問だ職人に 頼んで地蔵の首だけすげ替えたんだとよ僕 は改めて地蔵を見てみた言われてみれば首 の辺りに多少の日々があるようにも見える

頭だけこぎれなのも人々に撫でられるだけ が理由じゃないということかでも修復し たって言っても首の部分はやっぱり弱く なってたんだろうなそれ以降もみんなに 撫でられ続けた自蔵の首は1体ずつ取れて いったんだ2度目は寺の方も直す気が起き なかったそれにしてもまさに身を呈して 民衆を救うか自蔵の本会だなそこまで聞い て僕は少し不思議に思ったSのこの地蔵に 関する知識に対してだ予習してきたにして も知りすぎてはいないだろうか隣の鈍い系 だってそう思ってたに違いないそんな僕ら の疑問を察したらしくSは若干罰が悪そう に頭を書いた俺が小さい頃はなまだ2体は 残ってたんだよ首とSは言った実はな5体 目の首もいのって俺なんだ意外な展開と いえばそうだったかもしれないでもSの 語り口からはそんなに罪の告白だとかそう いったおしいものは感じられずただ単に昔 の失敗団を語っているようなそんな口調 だった昔家族とこの寺に来た時にな地蔵の 頭撫でたんだよ願いながら撫でるとその 願いが叶うっていう地蔵だろ俺はひねくれ たガキだったから撫でながら言ったんだ なんて言ったんだKが聞くとSは肩を含め てもろはもげろって叫んだんだなでながら そしたらもげた本当にSの話によるとごと 音がして手前のSの方に地蔵の首が落ちて きたのだそうだその時はまるで地蔵が頷い たように見えたとSは言ったまあたまたま 俺が撫でた時と限界が重なっただけだろう けどそれでもあの時は本気で驚いたこれが ゴリアかとか思ったよその後上の寺から坊 さんが来てさすげえ怒られたなと言い ながらSは地蔵の前にしゃがみ込みその頭 に手を置いたそうしてゆっくりと地蔵の頭 を撫でながら叫ぶでもなくつぶやくでも なく全く自然にその言葉を口にしたこう もげろって な鈍い音がした次の瞬間には地蔵の頭は あるべき場所に収まっていなかったどさり と地面に重量のある物体が落ちる音うわと は僕の声Sは手を前に差し出したままの 状態で自蔵を見つめていたおおマジでもげ やがったKが簡単の声をあげるとまこんな こともあるSはあくまで冷静を保っていた 毛が落ちた首に近寄ってどうなってんだと つついている僕はこの目の前で起きた現象 をどう捉えればいいのかいまい判断がつか ずにいた今日という日の夜Sに撫でられ 限界を突破してしまったのかそれとも地蔵 がSの願いを聞き入れたのか帰るか ゆっくりとその場に立ち上がりながらSが 唐突に呟いたえ地蔵はどうすんのさどうに もならんええSは本当にこのまま帰る

つもりだったかといって僕にもどうする こともできない弁償の剣が頭をよぎるが 触れただけであだ風が吹いただけでもげて たよとSがこちらの心理を見透かしたよう な発言をするしかしとなればこのまま すごすごと帰る以外の選択肢が僕にはない 帰るかこうして首あり地蔵は首なし地蔵に なったのだっためでたしめでたしとはいか なかった僕とSが戻ろうとした時Kだけは まだ地蔵の首のとろにいた僕らはそれに 気づかず先に帰ろうとしていたのだがいら ん首ないか声が聞こえた振り向くとケが 先ほど落ちた地蔵の首を両手に抱えて無 表情で立っていたえ何僕が聞き返すとけは また言ったいらん首ないかえその時の系の 様子をどう表現すればいいのかそんなハイ レベルな冗談を言える系ではないしそれに いつもの系でないことだけは分かったあっ たらもらうぞえいやてか音のの首でもええ ぞない答えたのはSだった少なくとも俺ら はいらん首は持ってないほかけが地蔵の首 を地面に落としたドズと音がしたその瞬間 けの体が電気が走ったかのようにびくんと 震えたあれ何え俺寝てたけは先ほどの自分 の言動を覚えてないのか知るか帰るぞSは そう言ってさっさと広場を抜け階段を 降りようとするえちょ待てって何説明しろ よSの後を慌てて軽がついていく僕は しばらくその場にとまってぼんやりと地面 に落ちた地蔵の首を見つめていた不思議と 怖いという感情はこれれっぽっちも湧いて はこなかった地蔵はまだ働くつもりだった のだろうか人々の願いを叶えるためにそう いえばさっき自蔵を撫でた時に僕は何も 願いを思い描いてなかった僕はふと 思い至って地蔵の首を持ち上げた重い すげえ重い切断面を確認し僕は地蔵の首を 元通りの位置に置いたそして撫でたく くっつけようくっつけようそっと手を離す 首はまた落ちたりはしなかったそろそろと 後ずさり僕は2人を追いかけてその場を後 にしたその後しばらくたってまるまる寺の 地蔵が首のない地蔵が取り壊されたらしい ぞとけから聞かされたそれって何体とは 聞かないことにしておい [音楽] た 墓参りに行ってて思い出したじいちゃんの じいちゃんの話書きにくいのでそのじい ちゃんの目線で話を書きますじいちゃんの じいちゃんは代々の容姿だった深い山奥に 山小屋を築いてそこに何ヶ月もこもり1匹 の大きな犬と量をして時折りつとこが住む 山陽側の山裾の集落になめした川と干した 肉を持って降りていってそれらを渡して

祭祀の生活の糧にしてたある日の量で突然 犬が走り出したので獲物かと半日近く犬を 追いかけたら大きな猿が子供に向かって じりじりと間を詰めているところに 出くわしてこやいかんととっさに鉄砲を ぶっ放しすぐに時男を込めて猿を狙い なそうとしたらなんもいなくなってたあり がりゃと思って犬を呼ぶと犬は甘えるよう な切なそうな声でくーんクーンと泣いて いる声を頼りに犬を探していると沢の 流れる音が聞こえてきた音の方に行くと犬 が伏せの格好で沢の反対側ヤがしった方を 向いてたここらの山は知り尽くしてるので こんなところに沢などあったかと疑問布を たくさん浮かべながらじっとしている犬の そばに行くとそこにはとても古い祠があり コケやヤで荒れていて随分見すらしかった 犬を撫でながらもさっきの猿が消えたこと 子供もどこにもいないことにこれはどうし たことかと思いながらも沢で水を補給して 遅い昼飯を食べ始めたふと犬を見ると 先ほど猿に襲われていた子供が犬の頭を 撫でていた突然のことに腰が抜けるほど 驚いて子供に叫んだゆっくり離れろその 大きな犬は他人になつかず気象が荒いのか 人も噛むので山から降りる時は山裾にくっ ていたほどだだが犬は妙に大人しく撫で られていてまたむむむと思ったそれでも犬 にかけより犬の首を抱きしめて抑えながら 子供にさっきの猿はどうした怪我はないか と尋ねるとさっきのひは昔に海を越えてき た我が力が弱まり牙も折られてこのままだ と奴が力を取り戻してしまうそう答え子供 はその方の牙を貸してくれ出雲代謝に行っ てその方の牙を磨いてきてくれと言い腰の 当たりを指差してきたよく見れば子供は 顔つきは男の子だが白銀の髪を腰まで 伸ばした姿だったなぜだかとても恐れ多く てそれ以上話しかけられないでいたが子供 が指さした腰をまさるとそこには自慢の 山形があったその山形は刃渡り60cm ぐらいあり歯の幅もも7cmぐらいで 大きな中どころではない自慢の一品だった 無言で山が棚を差し出すと子供は告りと 頷き頼むぞといい道中疲れたり迷ったら これをかじれと草の入った泥団子を 差し出し後ろから嫌な気配がしたらこれを 打てと幼獣のなりたに爪で文字だボジ高を 刻んだ駄字が読めないのでよくわからない サクをされてもたされたとしか思えなかっ たそういえば子供の頃仙台や千仙台によく 聞かさ この辺りの山には子供の姿をした神様が いるもしも出会ったならば決して装のない ようにと言われたのを思い出し犬の首を

離してそのままふぶかと土下座をした隣の 犬も自由になったというのにその場で静か に体を伏せたそっと頭を上げるともうそば には誰もいなかったそれでも確信を持って 祠に戻るとさっきはなかった犬のような御 身体が祠の中に鎮座していたやはりなと 思いながらヤを借りコケを取り払って祠を 綺麗にし手持ちの干肉を備えた山の神様に お使いを命じられたと喜んだものの果て 出雲代謝など言ったことがないぞと体操 焦ったその時はっきりと声が聞こえ まっすぐ進め犬は置いていけと言っていた そういえばこの犬を拾ったのはここのよう に深い山だったなるほど納得この犬も神様 のお使いだったか通りで胴体だけで1mも あるし熊をも倒すわけだと合点が言った それから深いの中を何度も死にかけながら それでも確実に前から引っ張られるように 歩いて玉とかと火と草団子が尽きるまでに なんとか出雲大社の麓についたそこで 気づいたのは何ヶ月も風呂に入らずさらに みすぼらしい服を着た山男である自分の姿 このままの自分が出雲代謝に入るのは とてもとても恥ずかしく思えて鉄砲と火薬 と玉を七屋に入れて宿に止まって風呂に 入りそれなりの服を手に入れてえもを持っ て出雲大社へと改めめて向かったさて 出雲大社の前に着くと神主に待ちかねて ましたぞと出雲大社の裏山に連れて行かれ てしまった神主にかしこみかしこみとか なんかよくわからないことを言われて山形 名を持って行かれてしまうそれから巫女 さんがなのか7番祈るというので長いねと 思わず言うと巫女さんはあなたの牙はちを 吸いすぎですなぜかにっこり笑ってそう 言ったその巫女さんが驚くほど綺麗でなん だか攻められているのが決まり悪くなって 一生懸命に言い訳をしたあの山形は先々台 受け継いだものだからたくさんの血を吸っ ているだろうが自分はまだ容子になって 10年だ自分だけがやった地ではない巫女 さんはその言い訳を聞くとクスクスと笑っ ていた7か7番の間の気筒を終えて返され た山形を携え出雲代謝を後にすることに なった帰り道は驚くほどに足も軽くまるで 後ろから誰かに押されているようだった そうして戻ってきた足であるはずのない沢 と祠がある山に入ると置いてきた犬が きちんと待っていて歩き出した犬の跡を 追いかけたらあの時の沢に出た祠に山が棚 を収めようとしたら後ろから声がして 振り向いたらあの子供がいた両手を 差し出して鼻が滅ぶような笑顔を浮かべて いた求められるままに山刀を差し出し綺麗 な巫女様に体操お世話になったと告げると

しっちる美しかったであろうと笑っていた 山形を子供に渡すと子供は見るからに立派 なさの刀を渡してくれた抜いてもいい でしょうかと聞くと子供は恥ずかしそうな 顔で告りと頷くさやから刀を抜くととても 美しい魚場が現れた軽く剃りのある刀だが しかし30cmぐらいのところで折れて しまっていたさやの長さは2m近くあり 子供にさぞ立派な刀だったのですねという と立派な牙のついた飾りを犬の首に巻き ながら告りと付きそちには迷惑をかけたな 今日はここで休み明日にも麓へ歩け山で牙 がないと困るであろうそれを持っていけと 言ったさやに刀を収めて視線を持ち上げる と当たりにはもう誰もおらずただ犬の足元 に魚と木の実があったので魚を食べてその 日はそこで過ごした翌朝改めて祠を綺麗に 洗いふぶかと頭を下げいざ麓へと振り向い たら急な風が体を突き抜けたよよよと ふらつきつつ前を見るととても大きな山犬 か狼がリとたたずみ足元に犬を従え口に あの山が棚祝えていたなんだか犬がほしげ だったのにちょっとむかついたその山犬だ 狼高の大きさは自分の犬の3倍ほどもあり しかも尻尾が胴体ほど長くてとても見事 だった左の牙のはサーベルタイガーのよう だが右の牙は折れてるかけた底に加えた 山形名が横に出ていてああ牙とはこのこと かと思ってその惜しい姿に改めて辞儀をし 家へ向かって歩き始めた当たり前のように 犬が扇動するのでついて歩くと1時間ほど で麓に出たあの深い山から1時間ほどで麓 に降りれるはずはない普通は2日かかるぞ と思ったが犬のおかげかなと考えそのまま 家に戻った家に帰って旗と考え込んだ銃も 山形も手元にはないあるのは子供から頂い た折れた刀だけこれからどうしよう今日も できんから畑でも切り開くかとか思い ながら何ヶ月も家でゴロゴロして妻の畑の 手伝いでもらう少しの糧で食いついでいた そんなある夢を見たその夢はとても美しく て楽しく人に語るのも惜しかったほどだ夢 の中出雲代謝で見た美しい巫女様と両手で 山が棚を抱えた子供がいて巫女様が笑を 浮かべて口を開いたそなたの牙で子供が ひひを封じました隣の子供を見ると ニコニコと喜びとても誇らしげだったその 様を嬉しく思いお役に立てて嬉しく思い ます幸せに思いますそなたが勝て得る手段 も捧げたからこの子はは勝てたのですよと 言って子供の頭を撫でながらせめて牙だけ でも返しておやりそう子供に優しく言った 子供は大事に両手で抱えてた山形を泣き そうな顔で差し出してきたなんだか子供が かわいそうになりわしはもう立派な刀をお

借りしておりますそれでしごく満足して ますその山刀は納めますそれではそなたの 糧までもらってしまうならばこの子に そなたの糧の面倒を見させましょうと子供 を諭すように言った供は先ほど通って 変わってとても嬉しそうに笑いながら山形 ぐっと抱きしめ直し笑我がわらべの面倒を 見るぞ糧がいる時は笑わの家に来い犬に 案内させる巫女様と子供が去る時子供が犬 の跡を追って来いと言い子供は巫女様の後 をついて去っていったそこから一歩も動け ぬままでも追いかけたくて追いかけたくて どうしようもないままに目が覚めたその日 とにかく山へ行こうと山小屋への道を歩い てると道から慣れた場所に自分の犬がいる 犬のいる場所へヤをかき分けていくとそこ には踏みならされた道があったこれが子供 の言ったことかと考えながら奥へと進んで いくと祠のあるあの沢に出た祠を見つけて 手を合わせていると後ろから子供の声がし た振り向いたら子供があの山形を大事そう に抱えてるもうその時には子供を神様だと 信じていたのでその場で膝をついて頭を 下げた頭を下げていると子供の声がこの キノコを街に降りて売れいい薬になると 言った頭をあげるととても持ち帰れない ほどのキノコと魚と木の実が置いてあった さすがにこの量は持ち帰れません明日には かを持ってくるので今日はキノコを頂いて 帰りますそう言ってまた丁寧に頭を下げた いつでも来いわが来るのをいつでも待って おるぞ子供はそう言うとひゅっと姿を消し たそして傍では犬が偉そうに座ってるくそ 犬と思ったが神様のものに手出しはできず 帰るぞというと犬が歩き出したのでキノコ を抱えて犬の後ろをついて歩いたああ やはり神様のおかげだと思うほどの驚く べき短時間で麓に着いたこの時持って帰っ てきたキノコは街で高く売れ翌日に持って 帰った魚は村で喜ばれたそれから何年も 経ちある日祠に行くとここまで案内してき たはずの犬が祠の前で伏せて動かないそば によって触ると冷たくなって死んでいた神 様にお返しするために犬を祠の隣に埋めて 手を合わせていると急に風が体を吹き抜け た振り返ると大きな尻尾の大きな山犬か狼 がリとたたずみその足元にずっと共にいた 犬がほらしげに従っていてすごく安心した 帰り道は当然のように犬が先導してくれた これでじいちゃんのじいちゃんの話は 終わり大学1年の夏東北は東の号の方を 回るつもりだった地図を広げガイドブック と付き合わせながらコースを考えていると 高校2年の弟が酔いとその手元を覗き込ん だいな兄ちゃん僕も連れてってよバイクで

夜がけだぜいいのかうんいいよ昼間こいつ と一緒に走ったことはあるが呼ばは1度も ない若葉マークはもう脱出しているがさて どこまで走れるかどこか行きたいとこある のかうん山形の立石寺へ行ってみたいんだ 山形天道か東海道周りなら高速で東京まで 約500kmそこから400km足らず 合計900kmちょい手前ほど日本海周り なら新潟まで高速で60000kmあとは 国道図体でざ160km合計800kmを 少々切る100kmの差は大きい行の コースを日本階周りに決め帰りは千葉の 祖母のところで盆を過ごすことにする出発 はいつもの通り午前0時いつもと違うのは 後に弟がついてくること 自分1人なら使わないが高速道路は高速 車両を確認しやすいのと一定時間あるいは 距離ごとに休憩を取りやすいからこういう 時は便利だまた夜中の高速や1桁2桁国道 にはとてもペースのいいトラックがいる彼 らはプロだから無理なことは絶対しない その後を最低限度危険回避できる距離を 開けてついていけばかなり楽に走ることが できる夜走で一番怖いのは夜明け前どんな 季節でも気温がと下がり睡眠不足で疲労が 溜まってきたからだから判断力と行動力を 奪っていく夜明け前北陸自動車道のさえ PAで弟の様子を見ると奴はとじる定食を 一生懸命食っていたダメだったら飯は食え ないまあ大丈夫だろう3時頃予約していた 民宿についた弟は割合い元気だった兄とし ては弟の成長ぶりが嬉しくもありなんと なく褒めてやりたいようなほらしげな気分 だ天道にはいい温泉がある俺たちは近くの 有名ホテルまで風呂に入りに行くことにし た兄ちゃん僕お腹空いたよそばでもやら ないそばかいいなこっちの方のそばは うまいもんなそうしてちょっと寄り道 しようとしていた時だった一郎さん背後で 優しげな声が聞こえ振り返ると20歳 ぐらいの清楚な感じの若い女性が弟の背中 に手を伸ばしかけていたところだったあ ごめんなさい人違いでした慌てたように その手を引っ込め恥ずかしそうに俯くと 彼女は俺たちに背を向け小走にかけていっ たなぜか弟はその後ろ姿をじっと見送って いるどうした別の視線を感じてそっちを 見ると土産物屋のおばさんが目顔で俺たち を呼んでいる親指を立て俺たちと自分の顔 を示すとうんうんと頷き手招きをするあの 子はねこの少し先の方の子なんだけど1年 ぐらい前からおかしいのよ彼女の名は かな子さん去年の今頃からちょくちょく うちの弟と同じような世格好の男性に一郎 さんと呼びかけ自分の名をみち子と名乗る

のだという親も大変だよ昔は散々ぐれて 暴れ回ってさ今はなりは清楚になったけど 水知らずの男に声かけまくるんだもの時々 トラブルもあるしねまあんたらみたいに短 時間で離れたのって本当珍しいよおばさん が話している間中弟はなぜか少し悲しげ だった夕飯おたら服食べた後テレビボっと 見ていると弟が立ち上がったコンビニで コーラ買ってくる兄ちゃん何かいらないん アイスあったらピそれトラクまルドなけラ セブンた分かった頷いて弟は出ていった 珍しいいつもならタバコはほどほどにしな よとか何か一言あるはずなのに今日はどう したんだ20分が過ぎたやは帰ってこない コンビニ外転しちまったのか宿の下を つっかけ表へ出てみるとの多元に弟と 女の子の姿があったなんだかしんみり話を しているあれもしかして彼女金子イコール みち子さんいつの間に発展してたんだこれ は少々まずいかでもやつも17だから ぼちぼちこういうことは自分で処理でき ないとダメだよな邪魔しないで様子を 見ようかそこへ中年配の男性が走ってきた 彼女の親父かこうなると兄は離れがいよく わからんが頑張れ弟親父の一やそこら いなせないでどうするしかし弟は一方的に 何か言われていて彼女は弟の後ろでうれて いるああくそ歯が言ったらしい出しゃばる まいと思ったが限界だ親父は顔を真っ赤に して弟に文句を垂れていたいいかお前 みたいなよそ者が根鈴罪うちの娘に近づく ことは許さんちょっと待ってください俺は 声を張り上げたそのセリフはお返しします いきなり横から現れた俺に親父は少したい だその隙に言葉を続ける弟は何もしてい ません今日だって彼女の方から弟に声を かけてきたんです他の人も見ています変な 言いがかりはやめてください迷惑です親父 が次の言葉を探してもごもご言っている間 に俺はきっぱり失礼しますと言い弟の腕を 掴んでうを言わさずキビスを返した弟と かな子イコール道子さんがほぼ同時にあと 声をあげたが聞こえないふりをし弟を 引っ張ってずんずん歩いた違うんだよ 兄ちゃん違うんだそんなんじゃないんだ 違うんだよ俺は何も返事をしなかった宿へ 戻った弟は一言も口を聞かなかった翌朝 午前6時に叩き起こされたごめん兄ちゃん 今日はいっぱい行かなきゃいけないんだ弟 はもうちゃんと出発の支度を済ませている いいけどな前の晩に行っといてくれ7時に 朝食が終わると天気予報さえ見る間もなく 出発俺が料金を生産している間に弟は宿の 人に何か包んだものをもらっていた今日は 僕が先に走る言葉は静かだがこういう時の

弟に何を言っても無駄おっとりした外見に 似合わず結構きっぱりしたところがある 先行させてみるとスピードはそんなに出し ていないが信号に引っかからないのでその 分早い信号機がないわけじゃない進行方向 全て青になるのだ弟が見える人としての 能力を発揮し始めていた全然知らない町を 弟は窮地の場所のごと水々しく気がつくと 山に近く人家がほとんどないような辺りを 走っていた一体どこへ行く気なのかそう 思った時弟はウインカーを出し俺に停止の 合図を送ってよしたロカにバイクを止め ヘルメットを取った弟は俺にここで待つ ように言い自分はすぐ先の家に向かって スタスタ歩いていくなんだか人が住んでい なさそうな家だセミの声以外は音もない車 もほとんど通らないとの家ははかかなた こういう場所にも人は住むんだよななどと ぼんやり考えていると弟は黙って玄関の戸 を引き明けごめんくださいとも言わずその まま中へ入っていったえおいまさか本当に 無人なのかお前何やってんだこれで警察で も通りかかられた日に問答無用で俺ら犯罪 者だぞ物の5分とかからずに弟が出てきた 時内心焦りまくっていた俺は胸を 撫で下ろしたお待たせ行こうか唇をと引き なんだ弟に何をしてたか聞いてもきっと この文では答えるまい次はどこだ立石じだ よ覚悟しててねどういう意味だ立石寺は 聖和天皇の直眼によって自覚大子園人が 改ざんした寺であり山寺の別所がある通り 麓から頂上までを含めた全てが寺である 古来から祈願解析の霊窟が多数あることで 知られ有名な場所の区しさや岩に染みる セミの声はそれらの連続する風景と境効果 のもたらしたものだと考えられている1番 てっぺん奥のイまで行くと弟は言った立石 時中道から奥のイまでは115段の石段を 上がる大したことなさそうな距離のようだ が実際には観客の人でも1時間あまりを 要する結構ハードな道だ観光客がまだ来て いないせいで人影はまばらだったもう1 時間もすれば混んできて思うように歩け ないんだろうなそう思いながら黙って歩く 弟の後をついていく倉末期に見され立石時 中道と共にいたの火災を免れてきたという 三門に到着すると見覚えのある女性が 長細い風呂式包みを持ってそこに佇んでい たみち子さん来たよ弟がそう声をあげると 彼女は嬉しそうに微笑でこちらへ駆け寄っ てきた本当に来てくださったんですねだっ て昨日約束したでしょうかな子イコール みち子さんは眩しそうに弟を見ている私も 約束は守ります彼女は式包みを差し出した 兄ちゃんごめん僕それを持つわけにはいか

ないんだ代わりにもらってくれるそう言わ れその風呂敷包みを受け取った俺はそれを 腰に弱えつけたじゃあ行ってきます よろしくお願いします頭を下げかけた彼女 の体がぐらりとかしいだ慌てて彼女を支え た俺のせに何か別の重みがぐーと加わる 一体何なんだ大丈夫気を失っただけだよ すぐ平気に戻るから門に寄りかからせてげ てそう言いながら弟はウエストバッグから 朝に宿でもらった包を開けま新しいご飯車 文字を取り出してそこに顔を書き込むと門 の左下の地面にそれを置いたなんだそれ ああさえの神の代わりこの先他の人に やたらに入ってこられるとちょっと困る からしばらく防いでてもらおうと思って 全く意味が分からないこの人どうすると 聞くと大丈夫ことが住んだら気づくはずだ からと弟は言うが俺にには名のこと意味が 分からない行くよ兄ちゃん弟はそう言うと 上を目指して歩き始めた気を失った彼女の ことは気がかりだったがともかく弟がそう いう以上信じるしかない俺はその後大外 ない軽やかな足取りの弟に比べ俺は宿泊し ながらほを進めていた昔1度だけ木下を 経験したがあれに匹敵するほど体が重い ごめんね重いでしょ弟にはこの不可解な 重量感の原因が分かっているらしい今 兄ちゃんの背中にはみちこさんがいるから 奴はすまなそうにそう言ったなんだと俺が なんだってちゃんと話せそれだけ言うにも 息が切れるくそゆうべ僕らが話してたのは 弟が話し始めるみちこさんは戦死した一郎 さんのあのよのお嫁さんででも一郎さんの ご両親は彼の戦士を信じてなくて毎日彼女 に一郎さんの写真を見せながら息子はいつ かきっと帰ってくるだからお前の仕事は その帰りを待つことだって言ってたんだっ て例え相手が魂のないもでも何十年そんな こと言われ続けたら気持ち入っちゃうよね まして人形だものそのうちにおじいさんが 亡くなって去年おばあさんも亡くなって こっちで暮らす人がなくって家の中のもの を処分したらしいんだけどみち子さんの 由来を知ってる人が誰もいなくて本当なら 一郎さんと一緒にここへ来るはずが1人 古道具屋へ売られちゃったんだかな子さん はたまたま波長があったっていうのかな 店先で見かけたみち子さんをつかって帰っ てみち子さんがかな子さんに着いちゃった 悲しいよねだから僕が一郎さんを探して あげるって言ったんだその代わりかな子 さんの体を本人に返してあげてって正直俺 は呆れ返ったなんて無謀なことを言うやつ だこいつはそれであの家行ったのかうん家 が見えたから一郎さんに関わるものが何か

あればと思ってで何かあったのかととあっ たとはきっぱりした口調で言ったこれで 2人を送ってあげられると思うってお前 見えるだけだろうそう弟には母のような 防御攻撃能力はないうんだけど兄ちゃんが いるから俺がいたって意味なかろう見え ないし聞こえないし感じないのにうん そんなことない兄ちゃんがいると余計な奴 らが来ないしビジョンがすごくクリアに なるんだ俺は食いかだから一緒ならやれる と思う勝手に当てにするなそんなこと言わ ないでよ油汗を垂らしながら奥の院に着い た時は本当にダウン寸前だった兄ちゃんお 願いもう一足頑張って年少に情けな様は 見せられないへばりそうになりながらも かじて見かけを取りつい1千年以上の浄化 がとるという予報道へ足を踏み入れた空気 が冷たいなんだよこれ道の中央には今時に 光るシ像が安置されていたがその両側の壁 には一面結婚写真や結婚式の絵が飾られて いたそれもまともなものは1つとしてなく 半分写真と継ぎ合わされた絵だったり両方 絵だったりする結婚前に亡くなった人の ために親があの世で結婚させてやるんだっ て中国の既婚みたいなものなのかなそう 言いながら弟は像の後ろへ歩いていく俺も 後追ったそこには中段ぐらいの棚が作って ありそのどれもに花嫁人形がびっしりと 並べられているこれにはさすがにぞっとし た兄ちゃんみちこさんを風呂式から出して ここへ置いてて俺が持たされていた包の 中身は花嫁人形だったそれを弟が示す棚の わずかに開いたスペースに乗せるとさっき までの重量感が嘘のように消え去った弟は ジャケットの内ポケットから小さな紙切れ のようなものを取り出し俺が置いた人形に 持たせるかのように立てかけたそれは セピア色に変色した若い男性の映った1枚 の写真だったみち子さん一郎さんだよもう 離れなくていいんだふと人形がみい高に 見えた次の瞬間その一組はオレンジ色の光 を放ちおきのように燃え始めたあけに取ら れている俺に弟が静に行ったごめんね 兄ちゃん思いさせて彼女を運んでもらって だけど僕は一郎さんの片しを持っていた その上みちこさんの片しを手にしたら今度 は僕にみち子さんが寄ってしまいかね なかったから波長が僕と全然違ってて多少 のことじゃ変わらない兄ちゃんに持って もらうしかなかったんだ本当にごめんの1 分とかからず人形と写真は肺になった俺 たちはそれを見届けて手を合わせ道の外へ 出た息のあの苦労が嘘のように楽々と石段 を降り経破の名作である仁王像の安置され た二王門を過ぎた俺たちはお休み石の向い

そばの茶店で一休みすることにした さっさと3問のさえの車文字を取らないと いけないのは分かっていたが心も体も とても疲れていたここで10分やそこら 座ったところで大事なだろうそう顔をくっ てのことだったがいきなり弟がだめだ限界 超えちゃった眠いというが早いか数数寝息 を立て出した見えるってことは見ないで いいことまで見てしまい知ってしまうこと 今回はなんとかいけたもののこの先辛い 思いや悲しい思いをすることもあるだろう なかわいそうだが俺はお前に何にもして やれんただそういうことがなるべくない ように祈るだけ頼りにならん兄貴ですまん 眠る弟のそばでそう独りごち山形の空を 眺めた夏だっ [音楽] た職場の上司のSさんに聞いた話ですS さんのお母さんは重い病気を患い長い間 入院していましたそのうち意識レベルも 落ちて昏睡状態になりいつ何があっても おかしくない状態になり担当位からも覚悟 しておいてくださいと言われたそうですS さんは病院のすぐ近くにあるホテルに部屋 を取りいつでも駆けつけられるようにして いましたその夜Sさんは夢を見ました お母さんを車に乗せて走っているのですが Sさんにはあまり馴染みのない場所だっ たりそうかと思うと親戚の誰々が住んで いる近所だったりするのですここを まっすぐだねそこを右に曲がってああの角 のみつめだねとお母さんが女子席から指示 していてSさんがそれに従って車を走らせ ますああここで止まってお母さんがそう 言って停車すると家やマンションや団地の 前なのですちょっと待っててねおさんは そう言って車を降り一軒屋の前でチャイム を押しマンションや団地だとその中に入っ ていってしばらくして戻ってくるのです じゃ次はあっちの大通りに出てちょうだい とお母さんがいいまたそれに従って車を 走らせるそれを何度も繰り返すのですねえ 母さんいつまでこれを続けるんだよSさん が言うと次で最後だからねとにっこりと 笑いますその笑顔はとても優しげで可愛く ていい笑顔だったのだそうですここで止め ててそう言って止まったのはSさんが 止まっているホテルの前でしたあれここは とSさんが軽減に思っているとお母さんは 車を降りホテルへと歩いて行きますその 途中でお母さんが振り返りそれじゃね色々 ありがとうねと手を振りましたそこでS さんは目が覚めましたそれと同時に病院 からお母さんの容態が急変したと連絡が 入ったのですSさんが急いで駆けつけると

お母さんの意識はなかったのですがまだ息 はありましたそしてSさんが駆けつけて数 分後に息を引き取られたそうです日が登る 直前のことでしたそして通夜や国別式に 参列した親戚やお母さんの友達が夢の中で お母さんが家に訪ねてきて楽しく世間話を して帰っていったと口を揃えてそう言い ましたそれはまさにお母さんが亡くなった 朝のことでした親しい人たちに最後の挨拶 をしたのでしょうかただの偶然だとは思う んだけどね帳面なお袋だったかららしいと いえばらしいんだけどさSさんはそう言っ て遠くを見るような目をして笑いまし た幼い頃のことで記憶が曖昧になっている のもあると思うけど今でもあの光景は忘れ らない見間違いだったとは絶対に思えない あの時はただ訳が分からずただただ怖かっ ただけだけれど後に俗に言われる曰つき 物件だったことが判明そして個人的に ちょっと切ない思い出でもあり書き出し たら長くなってしまいました幼い頃ゆえ 不明よな部分もありますがご了承ください 多分3歳の頃家が古かったために完全に 壊し同じ土地に再度新築で立て直すことに なり1年か半年くらい建築作業の間は社屋 で暮らすことになったその社屋というのは 家を担当する父の友人の大工が紹介して くれた不動産屋が聞く限り聴覚安で貸して くれたものらしい祖父父母姉自分と5人で 暮らすには少々狭くて古めかしい家だった けれど特別な不自由はなく狭いながら 楽しく暮らしていたが家に慣れてくると 大体の構造が分かってきて外観から見ても どうやら屋根裏部屋があるらしいことが外 から見える小さな窓からも分かった家の中 からでも収納式の階段があるのも分かった しかし使用された形跡はない火道具を白夜 の中に収め使っていないものが入ったダン ボール箱まで締めき合うため非常に家が 狭くなっているのになんで屋根裏を使わ ないのだろうと疑問に思っていたそのこと を聞くとみんなあの階段は急だから絶対に 使っちゃだめ屋根裏部屋は掃除してない から行っちゃだめと口を揃えたように言う そうなると好奇心大勢な年頃としては秘密 基地のような感覚でそこに行ってみたく なるダンボールを何段か重ね収納された 階段を引っ張り出すための紐を引くとギっ と大きな音を立てて階段が降りてくる折り たまれていた階段は綺麗なもので埃なんか は積もっていなかったのでそのまま スタスタと登っていき天窓に手をかけた 開けるにつれて雲の巣が張っているのが 見えてくるそして想像以上に薄ぐらいその 時点で躊躇してしまったけれど窓の

カーテンでもしまってるんだろうそれを 開ければ明るくなると思いそのまま登り 切るまず目に入ったのは誇り埃誇りすごい 暑さの埃だった思わずうわと声をあげてみ 回すと薄暗い部屋の視界に人影が映る 女の子髪の長い子で何かぬいぐるみで遊ん でいるようだ本来ならばこの時点で おかしいことこの上ないのだけれど一時と はいえ慣れた土地を離れ幼馴染みたちとも 会っておらず友達がいなかったので是非 とも声をかけたかった誇りが舞い上がら ないように静かにその子に近づいていく ねえなんでこんなところにいるのなんて声 をかけつつしかし彼女は答えないという よりは聞こえているけれど反応しないよう にしているような感じその子の隣に しゃがむ同い年くらいというのが分かった 髪の長い子でピンクの熊のぬいぐるみの腕 を持ち色々なポーズをさせていた僕この家 に住んでるのどこから来たの名前はなど声 をかけるが反応がないこうも無視されると さすがに感じ悪とか思っていると彼女が ふと顔をあげてこちらを向き私は恵って 自己紹介をしたドキッとする彼女があまり にもかった一目惚れだったんだろう多分 これが初恋なぜこんなところにいるのかと 聞けばお父さんに怒られて怖いから隠れて いるということらしいそれからは取り止め のない話をしていたと思うでも彼女を目の 前にすっかり舞い上がったため自分の話 しかしていなかったと思うそれでも彼女は 頷いたり微笑んだり1回の今にある時計が 時間を告げた時に祖父がそろそろ帰って くると思い天井裏に行ったのがばれるので 彼女に別れを告げまた来ることを約束し そのまま1階に降りて階段をしまう手を 振りながら微笑んだ彼女が忘れられない 思い出なので引かされてる部分もある だろうけど出す時は紐を引っ張ればいいの だけれど戻すには階段を押し上げる必要が ありいくらダンボールを積み重ねても力が ない上に必要な身長もないので戻すことが できなかったこのままではソフに怒られる と思いダンボールだけを片付けて紐を しまい少し落ちていた埃を片付けるその すぐ後には祖父が帰ってきたが階段が勝手 に落ちてきたと説明をした何度も刻上には 行ってないかと聞かれたが彼女と会えなく なるのが怖かったので嘘をついたもちろん 彼女の話はしない階段が勝手に落ちてきた というのは危ないのでと頑丈に占められ 引き出すための紐は取り外されてしまう その後自分1人の時には何度も階段を 出そうと思考錯誤を繰り返していたがそれ ができず結局は家が完成し引っ越しする日

が迫ってきてしまう引っ越しの日自家用者 で咲夜と家の往復を繰り返して荷物を運ん でいる時に自分1人が家に残ることになっ た特に暇を持て余している時ふと父の 釣り竿が目に入る伸縮自在で先っちょには 糸を通せる枠がついてるこれならバとその 釣り竿を使い階段の紐を縛る部分に 引っかけようとする引っ越しても会いたい 別の場所でも会いたいどこに住んでるか 知りたいもう一度彼女に会いたいせめてお 別れだけでも言いたい階段を出したことで 怒られるのも構わないそんな怒られる時の ことなんか頭になかったかもしれないその 一心で重たい釣り竿を操り階段を引き出す ことができた時は文字通り飛んで跳ねて 喜んだバタバタと階段を上がり天窓を 開けるカ臭いのも誇り臭いのも気になら ない彼女はいないのかと天窓から顔を出し て見回す前の位置には彼女はいなかった そのまま首を回していきちょうど階段を 登って背後に当たる部分に顔を向けた時 何かががある目の前に何かがあるのが 分かった近すぎて一瞬視点が合わなかった がすぐにそれが女性の顔だと分かった距離 にして数CM顔はパンパンに晴れて青く 流血した目から涙のように鼻から口から よくわからない半透明の液体が流れていた 幼いとはいえそれが人間ではないと直感し 悲鳴を上げることも逃げることもできず ただただ恐怖に固まるその女性が愛そ笑い のようににやっと微笑むと私の子に近づか ないでねとぼそっとつぶやく分かったこの あのところで糸を引いて大きく口が開いた 時に前歯が粘液に包まれたまま抜け落ちる のが見えた目が覚めた時には目が覚めたと 叫ぶ姉の声が聞こえてきたどうやらあの後 階段から滑り落ち出勤しつつ白目を向いて 気絶していたらしい打ち所が悪くてこう なったのだと思い急いで病院に向かう ところだったらしい怪我人を動かさずに 救急車という考えはなかったようだそその 時の話をしても怖いテレビの見すぎだとか みんな言っていたけれど目はみんな恐怖し ていたのを見逃してなかった資金にしても 階段から落ちてからではなく階段の天窓の 辺りから出勤しており天井部屋を覗いた時 のものであることが分かっていた誰1人 天井部屋を覗いたことを咎めることもなく ただただ忘れろと言われるだけで誰にも 話してはいけない出来事として封印し ついに3年前まで記憶から消えてしまい そうでした祖父が亡くなりその後祖父の 葬儀にて写真の整理をしていると咲夜に 引っ越した日の記念写真が出てきたそれで ふと幼い頃の思い出が蘇ってくる幼い頃

から封印していた記憶なためあれは夢だっ たのかもしれないと思ったけれどその話を すると姉はやっぱり覚えてたかという家族 の間でも誰にも話しちゃいけない話として みんなが覚えていたようで父と祖父が本気 でお祓いを考えていたことなどを面白半分 に話していたあの家は過去に子供が天井 部屋で死に奥さんがその同じ部屋で首をっ て死んだという曰つきの家で1回こそ何も ないが天井部屋は必ず何かしら起こると 言われる場所だったそうだ家を建てた ばかりということでできるだけ失費を抑え たかった両親は何度か1回で止まったりし 2階以外は全く何もないことを確認しそれ を承知で借りたそうだ恵という彼女のこと も気になり社屋の時に世話になった不動産 屋に行くとだったのか当時の記事を 引っ張り出してくれた聞かれたら答え なきゃいけないためそういう記事は スクラップしているそうだそれは引っ越す 7年ほど前の記事で4歳になる子が何か いたずらをしたのか父親に殴られそのまま 天井部屋に閉じ込められたが翌朝そろそろ いいだろうと様子を見た父親が死んでいる その子を見つけたというものそしてさらに その1年後の記事その後両親は家を 引き払っているのだがその約1年後には 母親が天井裏で首をって死んでいるのが 見つかったという記事当時誰も社屋には おらず発見が遅れ見つかった時にはフラン がひどかったそうです最重用紙とはいえ 容姿だけで惚れるということはなくこれ 以後1度も一目惚れを経験したことがなく 一目惚れしたその子はそんなに可愛かった のかと思うと残念でなりません初恋は実ら ないって言うけどこらねえ べご親しい友人数人にしか話してないこと なんだけどさちと書いてみる友人らにも 一生にふされたけどね俺ってば 結構っていう経験が多いのね霊感がどうの とかわかんないけどもそりゃ真夜中の地質 で後ろ向いたら首のない人がたんでました なんてあかさな経験はないけどね変だな って思うようなことはそこそこ体験してき たそのうちの1つ今までで1番生きた心地 がしなかった時の話当時と言ってももう1 年も前の話俺といえば昼は仕事夜は夜間の 大学と我れながらなかなか肉学生してた そんなもんだから学校終わったらもう深夜 いつもは翌日の仕事に備えてさっと帰って そのままとこに着くのだがその日は土曜日 翌日は休日なものだからえっちらおっちら マイペースで自転車漕いでたのよね帰り道 道と言っても長月くほどの田舎だから 田んぼの阿道の延長みたいな道だけどね

結構というかかなり武器なんだよね想像し てもらったら分かるかもしれないけど草も 眠る牛密に1人だだっぴいい中道しかも 周りにはマネキンの首などを使ったリアル なかかしがこちらを凝視してるまその頃に はとくに慣れきっていたんだけどね昨の 途中いつもなら見向きもしない自販機に目 が止まったのは珍しく金銭的にも余裕が あったからなのかな別段喉も乾いてないの に田舎の人なら分かるだろうけどさ メジャーなメーカーの自販じゃなくてね今 で言うとコーヒーの細長いロング感ある でしょ全部がそのサイズの自販機かなり アナクロナイズなやつだね当たったらもう 1本なんていうおみくじつき切れかかった 伝灯が発して たという音が焼けに耳に響いてた田舎の 深夜なんて車通りもないから信じられない くらい静かでさ焼けに小銭を投入する音が 響いてたお金を入れてボタンを押したらお みくじのランプ がなり始めるシーンとした当たりにその チープな電子音焼けにつり合いで当たって も2本も飲めないしななんて苦笑しながら ジュースを取ろうとしたんだけどさ自販機 の切れかかった伝統の薄ぐらい明りくらい しかないから取り出し口なんてほとんど 真っ暗で見えないジュースはどこだと 手探りで取り出し口ないをまさってたらさ 握られたんだよねてを意味わかんないと 思うけど取り出し口の中で手を掴まれたの ちょうど握手をするような形で一瞬頭が 真っ白になった間違いなく人の手の感触 だったしかもねだんだん握る力が強くなっ てくるのよ痛いくらいにそこで我に帰って うわっと必死に手を振りほどいた相当強く 握られてたのにあっさり手は抜けて俺は 反響乱で自転車に駆けのって全力でその場 を離れた混乱してたからはっきりとした 記憶はないんだけどその手の感色と背中越 に聞い たという音だけは鮮明に覚えてるそういえ ばおみくじなんてボタン押して5秒くらい で止まるのになぜか ずっとっって言ってたな今考えると 1人暮らしの家に帰るなんてぞっとした からさそのまま友人の家に転がり込んだよ でその判断は大正解だった1人だったら気 が狂ってたかもしれないなぜかって言うと さ治んないのよ手が悪手の形のままそこ だけ金縛りにあったかのように硬直してる んだよ友人もたごではないと思ったらしく 2人で朝まで頭の中で念仏を唱えてたら夜 が開ける頃に急に何かから解き放たれる ように硬直が解けたよそれからというもの

俺はどんなものにせよ口になってるものに 手を突っ込めなくなってしまった自販機は もちろん郵便受けやポストなんかでさえ だってさ握手されるでしょまた多分この話 には後日団があってね今から2年前握手 から6年後だね報じのために田舎に寄生し たとねあの時から1度も通ったことなかっ たあの道近道に使ってた裏道だったから 幸いにも卒業まで1度も通らずに住んだん だけどねなんでだろねあれほど忘れようと 思ってたトラウマのあの場所にちょっと 行ってみようかという気持ちになった理由 は分かんないけどさ導かれるようになんて 言ったら安っぽくなっちゃうけど何かあっ たら嫌だなと内心ビクビクしながら車を 走らせてたらねあっけない結末だった なかったんだよねその自販期そりゃそうだ よねあの時ですらかなり古かったのにあれ から6年も経ってるんだから当然と言っ ちゃ当然なんだけど何かさ数年間に渡る 呪縛から解き放たれたみたいで心底ほっと したこれで完全に忘れられるなと思ってね せっかくの規制なんだから昔馴染みの連中 と飲みに行ったよ楽しかった本当ここで話 が終われば良かったんだけどね気分も良く 程よい加減になった俺はみんなにこの話を 聞いてもらおうと思った8年前は思い出す のも言葉にするのも嫌だったから話せ なかったんだけど多分ねなんだそりって みんなに笑って欲しかったんだろうと思う それで俺も笑ってこの忌まわしい記憶はお しまいそうなって欲しかったそうなるはず だったつらつらと話してる途中でさ友人の 1人がちょっと待ったと話のこしをおった 何と俺が聞いて帰ってきた言葉は俺の酔い を完全に冷めさせた聞かなきゃよかった 話さなけりゃよかったなんで話してしまっ たんだろうなんでそいつが言うにあの道に そんな自販機なんか見たことない他の4人 も同様に口を合わせるおかしいぞおいけ お前はあの時朝まで念仏を唱えてくれた じゃないか俺は率しそうになったあの時 止めてくれた友人の刑までそんな自販機 知らないというあの夜のことも覚えてい なかったどう言ったらいいか分からないん だけどね俺だんだんとこの時の記憶が なくなっって言ってることに気づいたんだ よねなんていうかさ夢って目が覚めた瞬間 は覚えてるけどその記憶を持続させようと しても嘘のように消えていっちゃうでしょ 夢の記憶ってちょうどそんな感じでさ俺 本当はあの時の自販機で何を買ったかとか あの時の学校の授業は何だったとか はっきり覚えてたでも本当嘘みたいに記憶 から抜けていった忘れたくても忘れられる

ようなことじゃないのに今ではもう先に 書いたことくらいしか記憶に残ってない 何かの石というかそういうものを感じるん だよねこれ俺さ変な予感があるんだけどさ 完全に俺の中からこの記憶がなくなった時 普通にまた何かの口に手を入れてまたさ れるんじゃないかと思う握手を以上です 長文失礼しましたもっと細部まで書こうと したのに驚くほど記憶が消えてて怖いです ちなみに展望性などではございませんので このことだけなんですこんなのは1つ とても大事なことを書き忘れたので書いて おきますていうか忘れてたというのが怖い です絶対にこれだけは忘れちゃいけないの にあの時恐ろしく強く手を握られていたの にあっさり抜けたのは私が持ってるお守り のおかげだと今では思っているんですお 守りと言ってもその方面に強かった祖母 個人の力と髪の毛が一本入ってるお手性の ものなんですが田舎には物が多いからと 祖母が生前に親戚筋へ配ったとかそれは 我がにももちろんあり私は交通安全くらい にはなるかなと常時携帯してたのです祖母 が守ってくれたんだなと今では確信して ます多分これがなかったら話してもらえ なかったと思うてを記憶が消えてってるの はこのお守りの存在を忘れさせようとし てるのではないかあの日から常に肌放さず 携帯してるお守り絶対このことを書こうと してたのになぜか忘れてたこのお守りの ことまで忘れてしまったら多分おしまいだ と思う次はしてくれないと 思うついこの間の話夏だし心霊スポットに でも行くかとか仲間打ちで盛り上がってた でもいい感じに怖いスポットがない近くに 心霊サイトとかテレビでも取り上げられる スポットがあるんだけど地元ではそこは何 もない噂だけの場所ってのは知れ渡ってて 大して怖くもないちょっと車で行けば白 まま円ってとこがあるらしいのだけど場所 がが分からん行く場所が決まらないけど 盛り上がってたのでとにかくどっか行き たかったそこで俺はある場所を思い出した 昔4から5歳の頃住んでた家かなり広い家 通過屋敷で今現在はボロボロの廃屋なんで も大昔はその場所首切り場だったらしい そんな首切り場だった場所にある大きな 廃屋があるよって言ったらみんな大 はしゃぎ目的地はそこに決定みんなは 面白いかもしれないが俺はガキの頃とは いえ昔住んでた場所大して怖くないだろう と別に住んでて何も怖いもんなかったし 午前2時頃に到着いざついてみると甘かっ ためちゃくちゃ怖いリチ的にはあんまり 怖くない町からは少し離れて山の方に位置

するけど住宅がポツポツあるし自転車走ら せれば余裕で行けるところにコンビニも あるでも怖いこの屋敷2階建てなんだけど 実質居住スペースとして貸し出されてたの は1回部分のみ2階へは外付けの階段から しか行けないない2階は俺が住んでた頃 からすでにボロボロの廃墟だったガキの頃 の俺のいい遊び場だった友達と秘密きにし たりじゃあまず1回からってこになり突入 ボロボロだった俺が住んでた頃と何もかも が違ったそのギャップのせいかかなり 怖かった真っ暗だったしでもみんなで ワクワクしながら探索したここ行くと風呂 とかここ便所はボットンなんだよとか話し ながらボトン便所の中をなんか出てきた どうするとか言って恐る恐る覗き込んでみ たりでも何も出てこなくてがっかりしたり でさらに探索何も出てこない一通り回って から2回行くかってことで戻り出したんだ よあんま怖くねえなとか話してたら 突然2階からの音だった今まで何もなかっ たのに突然変な音が鳴ったせいで何ええ何 の音やばいやばいとかみんなして言い出し てだらけた雰囲気が一点パニックにでも みんな悪のりして盛り上がってきたじゃん と生きよよとに会いに行ったのさ俺は変な 音が1回なっただけなのに内心やばいな シャレにならんぞとかビビりまくりだった けどみんなハイテンションそのうちかかさ れて俺も怖さとワクワクが混ざったような 感情になってしまっていざに会えさっきの 音のせいでみんなかなり慎重になったのだ があんま意味なかった音がするんだよ音 つうかこつかどっちつかずの音がああて2 階をちょっと進んだくらいからずっと 聞こえて普通ならここで うわあって逃げるだろところが俺ら逃げ なかった確かにおいちょっと待てよやばい やばいこれまずいってって感じになったん だけどそこは悪乗りしたバカ男5人もう シャレにならんくらい怖かったが無理に テンション上げて先に進んだよ進んでる 最中も音は聞こえるでもみんなでいい感じ になってきたなと話しながらごまかして 進んだいい感じでもなんでもなくやばい 状況だったわけだが突然ああと霊の音が 大きくなったのさみんなびくと立ち止まり しばし硬直男同士だっってのに密着して誰 か逃げたらもうみんな一目さんに逃げ出す ような状況そんな緊迫した雰囲気 でと1回で聞いた音がすぐそこでみんな 一斉にそっちの方見たんだよそしたら バスケットボールが転がってくるんだよ みんな何も言えずに固まってしまい転がっ てくるボールを凝視してたもう頭ん中本当

にパニック状態でやばいやばいやばい やばいとしか考えてなかったそれでやめ ときゃよかったのに1人がボール手に取っ たんだよバカ何やってんだよとみんな叫ん ださやめろってとでボール持ったやつが 本当にガクガクブルブルし出しておいって 言ったらさボールこっちに差し出してこれ 空気入ってないベコンベコンって泣き ながら見たら本当に潰れててぐにゃぐにゃ さっきまでゴロゴロ音出して転がってたの にもう無理だった本当無理だった今度こそ うわあとみんな走って逃げたうわうわひや って半泣きで逃げたよああとか聞こえてた せいでみんな注意してなかったけど結構奥 まで来てたらしく戻るのにちょっと時間 かかった戻ってる間に前で逃げてるやつと 後ろの俺との差が結構開いてた2mくらい だったと思うけど密着してた状態から こんな怖い思いして離れたら遠いよ俺の 後ろにまだ1人いたけどもちろんまだああ は聞こえてたよ怖かった車をちょっと離れ た位置に注射してて屋敷から出ても全力で 車まで走った車についてパニクりながらも 全員いるのを確認して急いで発信した相当 慌ててたんだろうな車出して左折しちゃっ たんだよ早く出ようとして戻るには右折し なきゃなんないのにさらに山の方に行っ ちゃったのさみんな落ち着くまで車の中は 荒い呼吸の音と音楽しかしてなかった運転 してるやつもみんなも客だってこと気づい てたけど言う余裕なんかなかった大分車 進めた後にみんな落ち着いてきて客だから 戻るかって話になったでも全員一致で あそこまた通るのは嫌だとかなり遠回りに なるけどこのまま山越えてから別の道でと そしたらアホか暗い長いトンネルがウマジ かよあんなことがあった後なのにこんな トンネル通るのかよ多分みんなそんな 気持ちだったと思うでも通るしかない戻る よりかなりマだとトンネル入ってトンネル 通ってる最中にあれですよああ落ち着いて きてたのにまだ終わってないのですよ とっさに音楽大音量にしたけど普通にああ 聞こえるもうやめてくれってみんな本気で 泣き出してトンネル抜けてもまだ聞こえる 事故かなんかにあってみんな死んじまうん じゃないかって本気で考えてたうんが 良かったのか運転手が優秀だったのかなん とか大通りに出て車の流れも確認できた ほっとしたよ普通に車が走ってただけなの になんか日常見てる景色がすごく頼もしく 見えたよ本当音はいつの間にか消えてた とりあえず他の人に会いたくてみんなで コンビに行った店員の顔見てボロボロ涙出 てきたよ店員うんって顔してたけどその後

店員にお願いして駐車場に朝までいさせて もらったそっからすぐにでかい神社行って 事情説明してお祓いしてもらったお金は 全く取られなかったけどすげえ怒られた 怒られたけどなんか嬉しかったこれがつい 5日前の土曜の話あれから何にも起きて ないけどまだなんかあるんじゃねえかと ビクビクしてますまさか昔住んでた家が 本物の心霊スポットで里帰りのつもりで 行ったらこんな目に会うとは思わんかった 軽い気持ちで行くものじゃないよもう2度 と廃墟とか心霊スポットとか行きたく ない この出来事は30年ぐらい前に私のおじ さんが体験した話ですおじさん以後主人の 妻がいよいよ子供を出産する日が近づいて きていた初めての出産を1週間後に控えて いたのだその日妻は朝からなんとなく体調 が悪かったらしい体のことを気遣いその日 は早い時間帯に寝たその真中午前4時過ぎ に家の電話が突然なった主人が誰だこんな 時間に非常識なやつだと言いつつ電話に出 たらしいもしもしもしもし聞こえてますか 無言だその電話の奥で はという音が聞こえたという主人は いたずら電話だなと思い込みこちらも黙っ てみることにした主人が無言になってから 1分ぐらいした頃だろうか相手が何かを 言っているさ主人は等々しびれを切らした なと思いさらに黙っていることにしたそれ から30秒後再び声が聞こえたさいで何を 言ってるかうまく聞き取れないが今度も声 が聞こえたそれから20秒後また声が 聞こえた僕さないでふと主人は気づいた 電話から聞こえている声が子供の声である ということに主人は恐怖心に包まれた こんな時間に子供が次の瞬間声がのぶと スローがかかったような声 でその声聞いて主人は思わず電話を がちゃんとたはははは主人は息切れしてい たいいたずらにしては手が混んでと思い ながらも冷静さを取り戻そうと水を飲みに 台所に行こうと後ろを振り向いた瞬間子供 がいた5から9歳ぐらいに見える子供の姿 だったらしいのだが神が顔全体を追い隠し ていたので顔が見えなかったらしい主人は 驚いて腰を抜かし後ろに倒れ込んでしまっ た声を出そうにも声が恐怖に包まれて出 ない目には涙が溜まっているその子供は だんだん主人に近づいてくる主人はなんと か手で後ろに後ずさるもその子供は どんどん近づいてくるそして主人の目の前 まで来てしまった子供はぬっ主人の顔の 寸前まで来て自分の顔を近づけてきたその 瞬間突風が吹いたように子供の髪が一気に

後ろの方に流れた主人は見てしまったその 子供がこの世のものとは思えないような顔 をしているのをそして聞いてしまった お さでというのいスローがかかった声を主人 は悲鳴をあげて妻を起こしたさっきの場所 に連れてくるも子供の姿はどこにもなかっ た警察にも電話をし来てもらったらしい それからは何も怒らなかった1週間後妻が 出産を迎えた赤ん坊の出産を終えた妻の元 に主人は付き添いでいた赤ん坊は未熟だっ たので石たちが別室に連れて行ったと いう部屋がノックされてドアが開いたご 主人ちょっといいですかそう言われた主人 は妻の手を撫でてから部屋を出たそして 医者から赤ん坊について言われた非常に 申し上げにくいのですがあなたのお子さん は未熟児ではありません鬼形事です主人は ひどくショックを受けたまだ生きてはいる んですがなどと色々聞かされた後もしこの ままこの赤ちゃんが順調に育ったとしても 世間ではと言われ主人はやなく安楽師を 承諾したその前に一目でもいいので我が子 を見せてもらえないでしょうかうんと医者 は難しい顔をしていたがあまりの主人の 頼みに医者は承諾した主人は別室に案内さ れた我が子が入っているケースらしきもの があったそしてケースの中を見た瞬間背筋 に恐怖がよぎった顔全体に黒い毛が びっしりと生えていたのだまるで1週間前 に見た子供と同じようにあの時見た子供は もしかしてそう思いながら部屋を出ようと したた瞬間あの声が聞こえたというぼくお 以上が私のおじさんが実際に体験した話 です当時は医療技術がまだ未発達だったの で出産まで危形示かどうかは分からなかっ たみたいです最後に部屋を出る時に子供の 声が聞こえたらしいのですがおじさんだけ にしか聞こえなかったようですそれから2 年後再び子供を授かりましたそれからは 何事もなく平穏無事に過ごしています唯一 体験した怖いでだったらしい です話は以上となりますコメントをして いただけると動画制作の励みになります チャンネル登録と高評価もお願いしますご 視聴いただきありがとうございました次回 の動画をお楽しみ に

00:00:00 妖怪大戦争
00:12:34 夜神楽
00:26:11 彷徨う子供
00:31:12 カワワラシ
00:48:13 首あり地蔵
01:01:22 牙
01:12:45 あの世での結婚式
01:28:24 最後のドライブ、そして挨拶
01:30:59 初恋
01:40:15 握手
01:48:23 元自分ち
01:55:49 生まれて来たモノ

ご視聴いただきありがとうございます。
よかったら動画の感想などを
コメントしていただけると、
動画制作の励みになります!

✅総集編PART1

✅総集編PART2

✅総集編PART3

✅総集編PART4

✅総集編PART5

✅総集編PART6

✅総集編PART7

✅総集編PART8

✅総集編PART9

✅総集編PART10

✅総集編PART11

✅総集編PART12

✅総集編PART13

✅総集編PART14

✅総集編PART15

✅総集編PART16

✅総集編PART17

✅総集編PART18

✅総集編PART19

✅総集編PART20

✅総集編PART21

✅総集編PART22

✅総集編PART23

✅総集編PART24

✅総集編PART25

✅総集編PART26

✅総集編PART27

✅総集編PART28

✅総集編PART29

✅総集編PART30

✅総集編PART31

✅総集編PART32

✅総集編PART33

✅総集編PART34

✅総集編PART35

✅総集編PART36

✅総集編PART37

✅総集編PART38

✅総集編PART39

✅総集編PART40

✅総集編PART41

✅総集編PART42

✅総集編PART43

✅総集編PART44

✅総集編PART45

✅総集編PART46

✅総集編PART47

✅総集編PART48

✅総集編PART49

✅総集編PART50

✅総集編PART51

✅総集編PART52

✅総集編PART53

✅総集編PART54

✅総集編PART55

✅総集編PART56

✅総集編PART57

▼チャンネル登録はこちらから
https://www.youtube.com/channel/UC4XY_5Rk4XF5TBH8D1xEoGw/?sub_confirmation=1

※当チャンネルは、5ちゃんねる様よりコンテンツ使用許諾を承認済みです。

#怖い話 #ホラー #オカルト

引用元:「奇々怪々」

妖怪大戦争


・(投稿者:kenichi様)

引用元:「奇々怪々」

妖怪大戦争


・(投稿者:信綱様)

引用元:「奇々怪々」

妖怪大戦争


・(投稿者:take様)

20 Comments

  1. 妖怪というと未完に終わった手塚治虫先生の『どろろ』を思い出す。掲載誌を変えて何とか連載を続けようとしたのだが、残念な結果になってしまった。手塚治虫先生のような天才にして尚😢

  2. 妖怪も割と目撃例がありますよね。
    そして、あり得ないと思うものを見た時、記憶を消したり改変するのはヒトの得意技ですし。
    私は見たことありませんが。

  3. 全世界各地に様々な目撃情報があるからたぶんあるんだろうね🐶😸
    ちな説明できない物体を見た事ありますし😅
    たぶんかっぱ的な水溶性の2mの大きな物を小さな川で😮

  4. 幼い頃、妖達御一行が私を夜な夜な迎えに来て父と知らないオジサン達が松明を片手に威嚇して追い返してたわ。幼稚園でも「死んだのに何で生きてるの」「人間じゃない」と怖がられ、父にも「お前は誰だ!娘を返せ!」と怒鳴られ、私を家から出すのを嫌がり軟禁状態にして人との接触を避けられてました。
    私には妖は見えないものの存在は認識していてちょっかいをかけられる事が多く、色々と教えて貰っては予言をして回ったり、人生のアドバイスをしてたので周囲の人には何かしらの妖怪や神様に例えられてましたね。😅「家族に病気の人がいる」「家が火事になる」とかでよく独り言を話してる、厄災は全部お前のせいだと気味悪がられたものですが。
    確かに私を護ろうとする妖達が多いお陰で家の中でも学校でも怪奇現象は多かったけれど😅母曰く「アンタは仲間だから何にもされないよ」と言われて居たので、夜な夜な私の部屋に来ては頭を撫でて行く妖達との逢瀬を楽しんでた記憶があります。家族は怯えてましたけど:(´◦ω◦`):
    大人になった今では、逆に飛び切り綺麗な精霊達がたまに見えてしまうので心を奪われてます🍀*゜妖と言う怖い感じのものも見るのですが、野狐が吠えた一帯が浄化されて消えてましたわ🦊✨️✨️思えば実家にいた頃、私の部屋に狐🦊も来ていたような。。1回閉じ込めたらうっすら見えたのを朧気ですが覚えてます。😅まだ、護ってくれてるのでしょうか。。何回も怒鳴って追い返してごめんよ。。😂

Leave A Reply