外国人留学生を対象にした観光ワークショップ【熊本】 (24/02/22 19:00)

空港が主催する全国でも珍しい取り組みです。県内の留学生を対象にした観光ワークショップが21日開かれました。

観光ワークショップは国際路線の新規開拓やインバウンド客の増加を目指し、外国人目線で観光の新たなニーズを探ろうと熊本国際空港が開きました。
  
インドネシアやバングラデシュなど熊本大学や県立大学で学ぶ留学生11人が参加。
(23歳から46歳)

一行は午前中熊本城や熊本市南区川尻で和菓子作りを体験したあと熊本空港に到着。

飲酒や豚肉を食べることを禁じられたイスラム教の人でも食べられるハラール対応の
郷土料理を試食しました。

【庄野リポート】
「こちらがハラール対応の料理です。通常は酒類を使ってありますがこちらの料理では全くつかっていないということです」

だご汁に高菜ごはん、辛子レンコンまで。

ハラール対応は3日前までに予約が必要だということです。
だご汁御膳 1800円

【インドネシアからの留学生】
「(日頃は)ある意味とても大変だいたい自分で料理しないといけない」
「イスラム教徒は食事で食べられないものがあるのでこれはいい」
【インドネシアからの留学生】
「このスープがおいしい」「これは辛子ですか?「Q.大丈夫でしたか?」おいしかった。辛いのすきだから」

そして礼拝室など空港内の施設を見て回りました。

続いてグループに分かれ家族が1泊2日で熊本を訪れた時にはどういうツアーをしたいかを話し合いました。

「くまモンは熊本を象徴するところだから入れた方がいい」
「私もそう思っていた」
「ここは有名なところアニメで見たことがあるし」

人気漫画『ONE PIECE』のキャラクター像を巡るツアーや新幹線で八代まで移動してくまモンポートを巡るツアー。天草のイルカウォッチングなど思い思いの旅を提案していました。

【インドネシアからの留学生】
「ジャカルタに比べて小さいけどバイクで色々行けていい」
「友人や家族に広めたい」
【ベトナムからの留学生】
「日本はとてもユニークで魅力的なところだからいつか家族を連れてきたい」

【熊本国際空港 営業本部地域連携部 磯田 将人さん】
「いい資源があるにも関わらずそれをどうやって外に伝えていくのかということに
もうちょっと努力をして行かないといけないと熊本のいいところは海外にまで伝わらない。ビジネス需要だけでなく観光需要もしっかりと取り組んだ上で空港の利用促進を図って熊本経済の活性化につなげていくということが大事」

熊本国際空港では半導体関連で東南アジアへの路線もニーズが高まっているということで今後も海外に向けて熊本の魅力を発信したいとしています。

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