宇多丸『市子』を評論:週刊映画時評ムービーウォッチメン【公式】2023年12月21日

さあこっから私歌丸がランダムに決まった 最新映画を自腹で干渉し評論する週刊表 ムービーウォッチメン今夜扱うのは12月 8日から劇場公開されているこの作品 いこ劇団チーズシアターの主催としても 活動する戸田明監督が作演出を務めた舞台 カーベ一子のために映画家えい子は3年間 一緒に暮らしてきた恋人長谷川から プロポーズを受けるがその翌日に姿を消し てしまう一子を探し彼女の過去をたる 長谷川だったがそこには驚きの事実が潜ん でいた一子を演じるのは用明かすほどの 熱いアイやNHK連続テレビ小説おやなど の杉崎花さんえ一子の行方を恋人長谷川 勝木事件町の上でなどの若葉龍家さんが 演じるえというところで皆さんねこれあの 皆さんからリクエストメールが めちゃくちゃ大量に届いてえガチャ2回 回しをしましてえ見事当たったという一コ なのでえ案の定と言いましょうかこの映画 を見たよ1子を見たよというえ ウォッチメンからの監視報告感想メールで いただいておりますメールのは多いです あの劇場もすごく入ってましたしねあの大 ヒット御礼といった感じらしいですよえ 賛否の比率はん褒める意見がおよそ7割え 主な褒める意見は現実にある社会問題を匠 に織り込み身を終えた頭もずっと考え込ん でしまったラストに衝撃を受けた俳優 それぞれがキャリアベスト級の演技中でも 主演の杉崎花さんはすごいというねこれは もうあのいろんなご意見ある中でも杉崎 さんがすごいわもう皆さん口を揃え てらっしゃいますねえ一方否定的な意見は 劇中でがれる社会的な問題が物語を 盛り上げるパーツのように扱かれてるまた その描き方にも疑問があるとかえ一子の ようなファムファタールには食性気味なと ござまあの終わりまで見るとねそのファム ファタール的なとこが浮かび途中までは そういう人には見えないって感じなんだ けどそのバランスに関しては確かに いろんなご意見あろうかなという感じで ございますえというところで代表展と紹介 しますねえラジオネームレインシンガー さん読んでみましょう今年を代表する1本 だと思います日付のカウンターを取り入れ た自性の巧みな転換主演者たちの出演者 たちのそれぞれ生涯ベスト級の名技不に 差し込まれえ次第に意味の含みが見えて くる計シの巧みさなど映画ならであの 仕掛けと構築意しているのにその一方で 原点である演劇ならではだと感じるのです がの確信の意味するものえ訴える柄の 突き詰め方そして意味不明の部分を含み

ながら積み重ねれていくいつもの場面に よってある意味重層的またある意味ドスト レートに突きつけられてくる作品としての 主張映画的でかつ演劇的な究極の総合芸術 足り得てると思いました特に世の常識や 平穏から弾き出されそれゆに歪んでいって しまったヒロインのえ彼女を救うべく登場 してきた2人の男との向き合い方え特に若 ば竜さん演じる川はぼんやりおっとりした この男が次第に男木を発揮しその誠実や真 さが人々のそして当然見るものの心にも 触れああそうやってこの話は収束していく んだと思わせた瞬間にやってくる驚きえ 背負い投げというのも投げを食らったよう になんだか遠くに投げ飛ばされれたような 衝撃は忘れがたいものですラストヒロイン の姿を見つめながら愛なだけを許されない ぐらい心が離れていってしまった彼女の 背中にごめんなさい自分が甘かったですと 頭を下げたい気持ちになりましたという ことでございますえもうちょっとメール 読みますねえっとねラジオネーム坊さん ですえ長きに渡るサイレントリスナーでし たが一子を見ていてもえいても立っても いられずメールしましたというのもここ数 年で最も今の自分に引き寄せて干渉した 作品だったからです自分には今アプリで 出会って結婚を考えてる恋人がいてまさに 結婚に向けて婚約ビアを探してる最中での 干渉でしたしかし彼女には幼少金親のネレ とや虐待にありえないえ施設に入ってる 過去があり高校からは親元を去って友達を 頼りながらほぼ1人きりで生きてきたそう ですえ平和ぼしていた自分からすると大変 な家庭状況だっただろうと痛みいると同時 に結婚するにあたっては彼女が自分の過去 とどう向き合い今どう感じているかが 分からなくなって漠然と不安を感じたり することもありましたそんな状況にあった ため劇中で一子が失踪してから必死に彼女 の行を探す主人公長谷川を見ているとどう にも一言だとは思えなかったのですえ他人 から見ればそこまでするような関係性だっ たのかと思われるかもしれません社会的に 見れば一子はえ悪人だと断罪されるかもと しかし長谷川にとっては一緒に過ごした2 年間という日々にこそ一子の本質があり そんな彼女が幸福でいられるようを願って 山ないだと思うとラスト数分間の描写には 涙が止まりませんでした人によって色々な 見方ができると思いますしそれくらいきが ある作だと思いますが1つ確かなことは 劇中で描かれた一子のような苦しみを 背負って生きている人は存在するしまた 苦労を背負う覚悟でその人と共に生きて

いきたいと願う関係性も存在するという ことですえ今この瞬間に日本作品出会った ことに感謝したいと思うと同時に個人的に は今年ベストの作品でありこの先も心の中 に大切にしまっておきたい映画になりまし たねいいですねお幸せにねえ願っており ますねちょっとねえ一方ちょっとダメだっ たという方もねご紹介しましょうちょっと 長めだし部分的にちょっと今日僕ですね あのネタバレをできる限りあのちょっと 避けながらやりたいと思いますでちょっと 伏せて読むところもありますがラジオ ネーム水さん足腰が強く映画として優れた 作品であることは間違いないですただ次の 理由からどうしても埋めることができない と思ってしまいました1つ目は主人公の キャラクターです壮絶な過去を背負って時 には犯罪も厭わない悪魔的な女性というの は過去色々な作品で何度も見ましたその 女性は大抵若く美しく決まって性的被害に あっており女性性を使って翻弄していくえ 他人の分からなさを女性の格好つきの 分からなさに集約してるようで正直職長 気味に感じてしまいますまこれとまさに あのいわゆるノワールジルにおけるファム ファタルというのの置き方ですよねでだ からま最終的にそこに近いものになっ ちゃってんじゃないかというのはご指摘だ と思いますあの劇中全体がこういう描かれ 方というわけではないんだけど結果的には そうじゃないのかというような着地まそれ も1つあの理はあるかなというようなご 指摘かと思いますもう1つ一子が悲惨な 過去を背負うことになった出来事ですえで ちょっとこれ伏せますねえこれ要するにま あのいわゆる介護図れが招く悲劇という ようなことが出てくるわけですけどもえ私 は福祉事業で働いた経験があり知的障害の 兄弟がいますえ現在は先人の努力もあり 色々な福祉サービスが整備され例えばこう すればロストケアや一子の事体のような 事態が防げるということを知っています それを描いてしまうと単なる教材になって ドラマの面白さがなくなってしまうという ことも分かりますそれでも高齢や障害を 抱える人が家族の思いになりそれを殺す しか仕方ないという行動あるいは言説を何 度も見せられると本当にそれでいいのかと 考えてしまいますとでやっぱりあのここで かけてるのは殺される側の視点ですという ようなねはいえみたいなことを書いて いただいてえ繰り返しですがこうあるべき という思想とドラマ違し現実にそのような 事件も発生していることは承知しています その上でやはり一子を絶賛することがその

ような考えを進めてしまうように思えて しまいましたということでこれもまあの ごもったものは懸念ですし作り手もまそう いう部分は懸念はしてると思います僕は その問題のですねあの中盤というかな中盤 ちょっと過ぎに起こるえとあるですねま こう恐ろしいというかえ事態が起こるん ですけどもそこの描写のバランスはだから そのなんていうかこれでいいんだとも描い もちろんこれでいいんだとも描いてないし うん断罪するようにも描いてないしって いうまなかなかこうバランスを考えた描き 方ではあると思ったんですけどあのメール によってはあそこいい場面と解釈されてる 方は要するに美談みたいに描くんじゃな いって言ってる方そういう風にも描いて ないように僕は思えましたがまただしあの いろんな取り方確かにできある意味できて しまう作品なのでえっとこのような懸念と かえご指摘というのがあるのもまああの それもごもっともだと思いますしそういう 指摘も大事だと思いますそういうことして 思ってるのねはいということで皆さん熱い メルありがとうございました私も1子 テアトル新宿で2回見てまいりましたえー あ今日あの熊崎風さんちょっと見れなかっ たということで熊崎ウォッチメは省略させ ていただきますえ平日昼ですでもですね 若い人中心に本当に結構確かに評判が 広がってる感じしましたしあのテアトル 新宿でもなんかあの大ヒット御礼みたいな 感じであのテアトル新宿行くとあの婚姻 届けとかああいうのがあのも飾ってあっ たりするんでねちょっと写真撮りたくなり ます見たとねえ先ほどもまあの説明もあり ましたけど元になったのはえ本作脚本監督 そして編集けてらっしゃる戸田明広さんと いう方の作え作演出によるえカベ一子の ためにという2015年初演の舞台でえ なんでも今回の映画公開に合わせてえっと 来年の2月3日から2月12日までえっと 新宿3モールスタジオでえ菜園が決まっ てるそうですえこれ行きたいんだけどね僕 ちょっとね武道館前でちょっと立て込んで そうでね見たいなと思うんだけどでま例に よって恥ずかしながら私現時点ではその オリジナルの舞台版見られていませんし 申し訳ありませんえ戸田さんえ映画もこれ まで結構手掛けられてきていてですね僕は 遅まきながらようやくえこのタイミングで え劇場長編長編デビューの2014年の猫 にみかという作品から2018年の名前 2021年僕たちは変わる変わらない朝を 迎える2022年散歩時間その日を待ち ながらというのをえまユNEXT全部入っ

てユNEXTに見られる限りまとめて拝見 したというレベルでございましてだから 戸田さんっていうことに関しても私Bなな んですけどもえともあでその中でもですね 特に2018年の名前という作品がえ今回 の一子と直接え繋がる要素がですね多く 見出せる1本でしてこれ劇場用パンフの 解説コラムでえこの番組を対戦を世ないに なってる映画評論家森直さんもえご指摘さ れている通りですね えっとま偽名と本名あるいはそのカリソメ のアイデンティティと真のアイデンティ ティっていうのを巡る物語だという点も もちろんそうだしえおそらく役者演じてる 役者さんの本人によって手書きされた登場 人物の名前で各チャプターが分かれている 作りっていうのもま本作1項にそのままま 受け付れてる部分ですしさらにはお話後半 小連さ演じるま女子高校生に男子の同級生 が一方的に思い入れて非常に手前勝手な 告白をするというところシークエンスが あるんですねえ今回の1子においてもです ねえひょっとしたら僕は僕がすごく最も 重要だと思ったシーンですけどもまとある キャラクターが自分では善意からえまこれ 僕の要約でしょ僕の跳躍で言いますけども 君のことを本当に分かってあげられるのは 僕だけなんだだから僕だけが君を守って あげられるんだなのになんで僕から離れて 勝手に生きようとしてるんだっていうえー エゴと愛を取り違えた旗迷惑なロジックを 振り回す男性キャラクターっていうのが出 てくるまこれはまさにそのさっきのえ名前 の中のその告白シーンっていうのも やっぱりズバリ放出させますしまあるいは そのこれこれだひか作品ではないでけれど もえ家族というものの地名でなさみたいな ものですね家族っていうの成り立ちてのは その必ずしもその1つ通りじゃないしえー 家族ってのもなっていくものだとかねね みたいなところそういうところを見据え てるところやはりえ今回の1子引き続きま 通電しているえ戸田さんの興味のなんて いうかなはい興味の対象というかね感じだ と思いますえただ少なくとも僕が今回拝見 した戸田明広さん過去の映像作品は基本的 には役者さんたちそれぞれの芝居その アンサンブルをそのまま生き生きと捉える というある種やはり演劇的なアプローチが まメインでえ全体のトーンも基本割と軽め というかで最終的にはすごくハート ウォーミングなところに着地してくという ような感じだったんですよねなので要は 今回の一子とはだいぶえ少なくともパッと 目の感触はだいぶ異なっているとえつまり

逆に言えば今回の一子で映画作家としての 戸田ひさん明らかにちょっと違う段階ま私 は数段上のネクストレベルだと思います けども一気に成長した感があるとグッ良く なったていうかねすごいすいませんね偉 そうな言い方がねググっと良くなったと いう感じがしますえ劇場パンフ乗っている これ主演杉崎花さんのインタビューでも 監督がオハの際に最初に送ってきた手紙に 自分の監督人生において分岐点になる作品 だと思っています書かれてたっていうし 一方その監督自身の同じくパンフの インタビューだと当初元の戯曲は戯曲の 構造や演劇の特性を出そうと注力していた ので映像化は考えていなかったというよう なことおっちゃってるしかしまクロス キララ正門の要はその各登場人物の視点 ごとに省というかなパートが分かれて次第 に主人公の人物が浮かび上がっていくと いう構造にえこれの手法を使えば映画に なるという風に思いたりというねことし ちゃってえとなると逆にますますじゃあ元 の舞台どうだったのかってちょっと比べて みた見たくもなりますがという感じなん ですがいずれにせよえ脚本監督戸田紀さん 本作に関して言えば映画ならではの語り口 をより意識的にえま取り入れてというかな そそれそれによって語ろうというモード だったのはま間違いないかと思うわけです ねえではこの一子具体的にはどんな映画な のかということですけどもまずちょっと先 にお断りしておかなければならないのは 本作ミステリー的な謎解きが全体の大きな 推進力になってる上中盤以降明らかにさ れるその杉崎花さんエジル主人公が抱えて いきてるある事情というのがあるええそれ は日本の社会の仕組みの不美というか もっとはっきり言えばですねアホらしい ほどに時代錯誤的なえ理不尽はまでに保守 的なま法律とかももえばそれを許している 社会え我々多数派と言うんですかね我々の 無関心というものがま産み落としたもので あってえま要は現在も十分には解消されて いない社会問題があるわけですねえで当然 本作の大きな核とになる部分なわけです けどえま僕自身不勉強に全くと言ってほど それあんま知らない領域だったのでえそれ こそテアトル新宿に行った時に パンフレットと一緒になんか一緒に売っ てる参考図書としてえ参拝されてたえその 件に関するとある本を読んでなんとこんな ことが今世の中に放置されてきたなんてと 改めてショクを受けてたりしたんですがえ でぶっちゃけその本をのタイトルを言う だけでどんな社会問題なのかってについて

はまあ分かっちゃうわけですよねこれよく 皆さんのメールもね関心しちゃったんだ けど結構みんなちゃんとそこ伏せて書いて くれてて俺がだからそういうここの表では 伏せるって分かってるからでしょでょね さすがと思ったんだけどはいえ本日この 時間の映画自評コーナーとしてはできる 限りそのことそのものには具体的に触れ ないようにしてま行けるとこまで行ってみ たいと思いどうにも我慢できなくてポロっ て言っちゃう可能性もあるかもしれないえ ネタしないように気をつけていきたいと 思いますえ実際まその社会問題を小高に 告発するタイプの作品でも本作1項はない ですしえただとはいえですね我々が今 暮らすこの社会で現在進行系でま言っ ちゃえば基本的人権が損れているという件 でももあるのでえまその参考図書ね帝新宿 で一緒に買った参考図書の話とかは本日 放送終了後収録予定の放課後ポッド キャストででもですねまあのネタバレ警告 した上で話そうかななんて思ってたりする わけですましかしこういうですね現実の 社会問題を拝見したみえ言っちゃえば身元 偽り系ミステリーあとあるいは過去決した 系ミステリーでえそれこそ気が海峡という ね作品があります1965年あるいは 1974年ご存知砂の器とかねええあと 過去決し体系って点では人間の証明とかも 入れてもいいかもしれませんけどえ もちろん森田義光の大傑作というかねえ私 は本当に消化しております39警報第39 条とか昨年のま新しい傑作石井系監督の ある男に至るまでですねこれあるあ石川 さん石川県石川計算え石川計算のある男 これ2022年12月2日に私次表します ちょうど1年前ですねあの書き起こしも ありますんで是非見てくださいということ でこういう警日本映画市においてま脈々と 受け継がれてきたまあのラインでもあると いうことですよねでは今回の1項何がここ まで多くの人を捉えているのかと言います とえブロさきから言ってる現実の社会問題 え現代の日本でこんなことが放置されてき たなんてという題材そのものが持つ インパクトももちろん当然大きかろうとは 思いますえただそれと同時にやはりですね え杉崎花さんが演じたこの川部一子という 人のえーどこまで行っても本当には分から ないもっと言えば分からせない分かった気 に決してさせないさせまいというような意 え特に見終わった後それこの意思が分から せてたまるかっていう意思が見終わった後 どすんと重たいえ底なしに味わい深い余韻 を残すというか言ってみれば他者という

ものの絶対的な分からなさえそしてその それゆえに生じる絶対的な孤独とか孤立 みたいなものを覚悟したものの悲しさと強 さみたいなものがえだから我々にがその 感情移入って安な言葉そのそのちょっとね そのがあるわけでしょそのああなるほど こういう話なるほどなるほどああ かわいそうななるほどなるほど ええっていうこのえちょっとこう突き放し たようなこの余韻があることで本作1項は ですね多くの観客にとってまそこがだから 終わり方が多分すごく強いんだと思うん ですね忘れがいものになってるということ だと思います順追ってきますねまず オープニング最初に映るものこれあの もちろん初見時はそんな意味なんかわかん ないですけど2度目以降だから見て僕の話 聞いてる人ああっと思うかもしれない最初 につんのは白波がザザーンとえゆらめく 海面を上から捉えた俯瞰ショットですねえ 2度目以降満たし見るとやっぱりもう いきなり冒頭でうわっていうそうだよね そうだよここだよここちょっと怖いって なる天さえ波間にですねこれはおそらく 意図的に最後のそのショットの最後の方に なんかちょっと黒いものがふわって浮かん で消えるんですよ何かまでは見えないんだ けど明らかに意図的にそういうショットに してるとでえ続けてま夏の田舎道え鼻歌を 歌いながら歩くままだ顔見えないですけど おそらくえ杉崎さんじ1子えというのが ある含めてこの冒頭部もちろんこの時点で はさっきから言ってるように観客にはまだ そのらの画面のつりが本当には何を見し てるのかわかんないんだけどエンディング 1周してまこの円環構造やともう1回ここ に戻ってきた時にこの部分が巨大な暗黒と して見るものの中にドスンと残る作りに なってるわけですねどういうことかっての はまちょっと後ほどまた触れたいと思い ますけどもえでまあの本編とかね本題の話 に入ってくんですけどもまずあの若葉龍 さん演じるえま一子のえ現恋人長谷川と いうのがスクーターで家に帰ってるところ から始まるんですね途中でこのガーっと 走りながらですね途中トンネルをくぐるん ですよねこれえこの後もこの映画トンネル 劇中でその最初もいると計3回非常に印象 的な効果的な形で使われてるわけです特に 3回目はちょうど映画の上映時間の真ん中 で非常に大きなその事実が明かされると いう会話があるだけどこの会話を単なる 説明シーにさせないというかこのトンネル の中の車でする会話であることによって つまり物語のフェーズがトンネルを抜けて

次のフェーズに行くっていう感じを資格的 にやってるためこれただ部屋で話してたら めちゃくちゃただの説明的なセフになっ ちゃうところをうまくやってるということ でまトンネルをくぐるたびにそれまでとは 違う我々が知らないよりディープなあっち の世界よりディープな何か社会の深層 みたいなところに行くような感覚これ トンネル使っていうのが醸していたりする とこういうところなんかまさに戸田さんえ まさに映画的語り口っていうのをこれまで の過去作にあんまりやってなかったような こと本作から一気にこう体得されたなと いう感じがする辺りですねえ若葉リアさん まあのバイクに乗って仕事行ったり色んな とこ行くんですけどバイクに乗るところだ とえっと前半でえっと中田聖奈さん演じる ききちゃんというすごくいい子がいてえ パティシアを目指してるというねきき ちゃんと話しててこれちなみにこれ関係 ないけどここつまりその若葉龍也さんと えっと中田聖奈さんってことは街の上での 青とえっとジョジイハさんってことですね もう名前まで覚えちゃった青とジョジイハ さん忘れられねえあいつらあいつら忘れ られねえっていうね2人ですけどもえ だいぶ違う関係でね今回は話してますけど もえまとにかくそのひょっとしたらその 一子が未来に希望をいく抱く最初の1番の きっかけになったかもしれないそのきき さんと聞き込みをしてるわけですけども そこでききさんがいこちゃん生きてますよ ねって言ってからの黙ってバイクに またがった若バヤさんじる長谷川は グイーンとバイクそのまま画面こう左側に 向かって加速していく左ていうか左奥と いうかな奥に向かって加速していくのを カメラがやらそれまでは普通のあの普通の 手持ちのカメラかと思ったらそのバイクに と合わせてギーンって加速して並走してく んですよねそこもおおカ動いたみたいな 感じでま彼がまく劇場に狩られて多分 飛ばしてるんですけども劇場に狩られる 感覚っていうのをその映像的に表現したと いうな感じでやはりすごく印象的な効果的 なとこでしたよねえーこういう感じでその ま例えばバイクとか車関連でダイナミック にに動くその1繋がりのショットという 意味ではですねこれかなり終わり近くに出 てくるところですけどあの一子に呼び出さ れたえ森永ゆゆきさん演じるあのあれです ねあの千早フルの机君ですねえ森永さんが 演じる来たというのが運転する車のその 車内から捉えたショットから夜の港みたい なりされ車の中こうやってやって車の港に

ついてでうーって右折するとその港のその 布というかなそっちの先っぽの方に ヒュンヒュンと花火が上がっててま我々は ああいこが花火やっててんだみたいな感じ が見えるわけですでぐーっと近づいてくと ライトに照らされたイチコがしかもこう目 を隠してるという非常にこれが1つなりの ショットで来るもう明らかにまあ不吉だし 上にスリリングちょっとイチャンドンの シークレットサンシャインの車内ショット とかを思い起こさせるようなうわ絶対いい ことになるわけねっていう感じのショット だったりとかねあとあのえっと一子が住ん でるアパートのね空間的な生かし方とかも 面白いですよねあそこだからそれこそ円的 と映画的が混ざったよなとこですよねえ アパートこっち側に階段があってドアが あってで最初途中のこの横でキスキスで チューするところで横までくんだけどその さっきく森永さん演じるき君がま後ろの 裏側ベランダ側まで回っていくとそのこの 家の深層というのが見えるようになってて でそこで多少演劇的な見せ方ですねその ベランダを通じて演劇的な中でこここだ 結構ま説明的なセリフも含めたこう演劇的 な見せ方をするんだけどさらにそこであの 見方するなて思ってると君がその中に入っ てくじゃないですかその舞台だって思っ てれば思ってるほどその中に入 るっていうのがすごいこう映画的ドキドキ を生むあれになってですねこれまた非常に あの匠なあたりかなという風に思ったりし ましただからさっきのあのレインシガさん のえ映画的な語り口と演劇的なあれの ナイスミックスというところがこういう ところもあるのかもしれませんねえこほ 作用にですねえっと戸田ひ作品をずっと 撮ってきたえはさんかなという方による このメラワークであるとか戸田さん自身に よる編集もですねまこれまで割とその戸田 さんの作品っていうのはえ役者人のえ芝居 アンサンブルをまトータルでじっくり 捉える割と長回し気味で取ったトータルで じっくり捉えてえいっちゃえばやっぱり その演劇よりのアプローチをしていたと いうのがま今回一子ではですね基本的には 非常に不安定な手持ちカメラでで会話シー 前だったらこうちょっと引きのあれで複数 の人がこう喋ってるとこを捉えてたのが会 は基本的には切り返してすカット切り替え 切り替えるこうね切り返し分かりますか こうこっちでとる喋ってる人次こっち喋っ てる人ってこうやってカットが変わるわけ ですね特に一子はですねえ後ほどいう例外 的な瞬間以外は基本的に1人で画面の中に

切り取られているわけですこれはあくまで そのパートごとですねそのそれぞれ1項 知る人がその人の視点っていうのでパート が書かれてんだけどその人から見た一子と いう語の視点が一貫されてるという風に 言えるのと同時にやっぱり一子という存在 のま孤独ってより絶対的な1人性ですよね とにかくこの人は1人でこの世に立って いるという感じがこのカメラによる 切り取られることによってえ物言わずとも 醸されるようになってるってことですよね はいえちなみにそのある人から見たある人 のワンショットというとこれあの終わりの 方ですけどえっと一子のお母さん中村さん 中村さん相かずいいですね中村ゆさんが えーこの船からこう船でこう旅立っていく 長谷川に深深と向こうでお辞儀をしてそれ でずっとお辞儀を下げたしたまんまていう もちろん俺ででもあるんでしょうけどなん かこうさあれこれどういう意味の辞儀 みたいな感じもちょっとするようなねこう あれもちょっとなんかなんかこう単に美談 とも言えない何かを残すショットだったり しましたよねまとにかくえまい子っていう のはですね基本的にはこう1人で切り取ら れてるわけですねでそのようにこの安定し ない孤立した人物ショットっていうのを 基本としているからこそ時よりそのいこと 誰かが同時に並んで画面に収まる瞬間ある はあるんですねさっき言ったえ森ゆさん 演じる北とも一瞬収まることがあるしあと まえお付き合いしていたねそのす君倉ゆき さんが演じるす君ていうのと一瞬こう2 ショットになったりするんですけど ちょっとだからおってなるわけですねあ1 個もう孤独じゃないのかなって感じがする んだけどで例えばそのえこの2人はですね やっぱりそのちょっと男性として未熟だっ たりちょっと問題がああったりするような 感じがあるんでえあるいはその一子の関係 環境がそれを許せなかったりしてこの22 ショットってのはえグラグラ手持ちで元々 そのあんまり安定しないなんかツショット なんだけど安定しない上にほとんど一瞬で 崩れちゃうんですねすぐどっかにパッと カメラが向いちゃったりとかすぐ何かが なっちゃうっていうね特にさっき言った ようにやっぱりこうねえ森永ゆきさん演じ キターですよねえまボンクラ男子とかさひ 男子といえばまあそれはなんかあの 思い入れやすいキャラクターに一瞬は 思えるんだけどさっき言ったように君の こと本当に分かってるのは僕だけね僕が君 を守るモードっていうになっちゃって もっと言えば俺と向き合えよっていう完全

ストーカーモールこれあのあの森田義光 さんの春に出てくるトカが全く同じこと 言ってましたなんで僕と向き合わないんだ つってね勝手なこと言ってんじゃねえ ぞっていうねえあるいはその渡辺大一さん 演じる元かなそのソーシャルワーカーの男 そのままにま一子の存在そのものを否定 するような分かったようなこととか あるいはその悪魔とか言って要は自分の 欲望をその相手の女性のせいにするような 言い草までついには無意識にしてしまう ようなこの北君というのは当然のように ですねもうその会話シあの会話シが僕は この映画で1番やっぱあのうわっとなった とこですけど いこは完全に切り分けられた切り返しのベ のショットでもうまもうだからすでにもう この人で絶対にわんないって感じがするし えー非常にこう冷やかに見られる一子って いうことで見えている一子ってこのいう時 のねあの杉さあの良かったですねあのえ 杉崎花さんがねめちゃくちゃあのうんもう ええでみたいなもう分かった分かったうん 分かったもうどっちでもえどっちでもいい ほっといてみたいなあの感じがすごく 良かったですねでだからこそ今まで言って きたようなえ子の捉え方というのをして いるからこそ若葉竜也さん演じる長谷川と の出会いえ要はおそらくこのパートから しばらくが本作で唯一の一子視点の出演す なんですよねえ2人があの縁日ね夜店の 縁日で焼きそばを通じてま知り合って階段 に並んでま座っている腰かけているという ところここで初めてカメラワーク的にも すごく安定したショットになって2人が しっかり座って並んで安定して並んで座っ てる2ショット初めてですだからその 初めて映る安定したツショットの時点であ ま2人の相性の良さというかま一子にとっ てはあ初めてじゃないこういうフラットに フラットにま特に異性は男でフラットに 会う人初めてじゃないみたいのが示されて てまさりげなくもえ的に感動的ってこと ですよねえ並んで座って安定して動かない と言えばですねま当然写真なわけですねえ もちろん2人で取ったの記念写真もっとと いえば家族のほとんど唯一の幸福のである ようなあの写真でもあるわけですただあの ねこれあのメールでご指摘されてる方もい たけどあの長川とやっと取ったツショット 確かに座って安定してフラットなんだけど ちょっと構図がちょっと偏ってんだよね こっち側だけポカンと開いてたりして やっぱりそのこの2人の関係でも埋められ ない何かっていうのを暗示してるかのよう

にこっち側がちょっとポカンと入ってたり するってこですけどもでまやはり案の定と いうべか写真は撮ってこれだけあるけども その安定してんのは写真だけやっぱりり そこに留まることはもはやできないという 一子の決断えその生き方っていうのは さらに切なくおく響くというような作りに なってるわけですでさっき言ったように このイチ子という作品えラスト近く今言っ たい子視点が初めて出てきてそこは確かに ちょっとハートウォーミングいい話観客は ようやくああいこの本当の気ああ本当には そう思ってたんだな本当にはあなた本当の 気持ちようやく言ってくれたねみたいな 感じがするわけですしかしその一子の 気持ちを分かった気になることをこそ一子 はそして本作は冷鉄に突き放してくると いうことですねだからこそ凡百の 答え合わせ的物語要すに人を安心させて 終わる物語に陥らず観客はさっき言った ようにドスンと残った巨大な暗黒を感じ ながら劇場を後にすることになるとだから ミステリというよりやっぱりノワールだ から最後に至ってあやっぱりそのファム ファタル的な存在ということは間違いな いってことになるわけですけども劇中では はっきり名言こそされないがおそらく1子 はある恐ろしい選択をしたのではという ことが暗示されしかも冒頭と円環構造を なすラストえついに打ち出された現在の 要するにその今までは階層とかがほとんど だったわけですね階層です全部階層です 全部人の頭の中にあった階層でも現在の もっと言えば人の視点を通さない本当の リアルな一子の表情割ってカメラがこう 上がってくとこれがですね安易な感情移入 は小番ダつまりど何を思ってるとかをま 簡単には分からせないような顔なんだけど はっきりしてんのは主体的な意思があ るっていうことだけですねええ彼女は確か に自分で自分の人生をえーまあの選んだん だっていうことが分かるわけそれがいいか 悪いかとかじゃなくて彼女は意思的に選ん だ意思的に選ぶということを選んだんだっ ていうことだけは分かるというような ラストなわけですよねはいもちろんですね えその一子も含めてですね一子が言にその ここで強いなんつったってそんなことを こう脳天期にこう持ち上げて済む話じゃ なくて主人公たちが主人公家族がここまで 追い詰められるに至ったその背景というか まその土台にはえーまそのさっきから言っ てるとあるその社会が放置してる問題日本 社会がもなんでその放置されてるかといえ ば少数派とか弱者を警視無視してきたと

いう現実のその問題の背景があるえ今回は ここまで伏せた主人公が抱えたある重大な 秘密もさっき言ったようにそもそも古く すぎる法律の問題そしてその個にはま はっきり言ってなんでそんな変な法律が あるかってはっきり言えばやっぱ女性に 対する差別意識ですはっきり言ってえ もっと言えば家族とか生き方っていうのに 対するガチガチの偏見ですねこうやって 生きるのが正しい家というのはこうある べきそしてそれがると国がなくなるみたい などんな国なんだよっていうねもう格 腹立たしにもほがあるま現実があるまこの 話は格ポッドキャストにしますけどなので そういう中でえ1こう単なるかわいそうな 人にもあるいはその分かりやすいファン ファタル悪女としても僕は描いてないと 思うんですね全然いい人ですよあの普通に 生きてればいい人ですよえなのでいい人 っていうかな普通に生きてれば普通の人 ですよなのでかわいそうな人とも悪女とも そしてま単なるいい人としてもわらせない えいわゆるその分かりやすい悲劇悲劇と いう落とし方をしないっていう腑に落ち させないことていうのはこれは現実に解決 してない問題を扱う本作の僕はここが 作り手の教授だと思うんですねだからその えなんでこここうなっちゃったのとどう すればよかったのっていうことでやっぱり 観客は現実のその問題っていうのはもう1 つ持ち帰ることになるというかね現実に この意識が向かうな作りもなってると思う んですねえそしてですねこのように極めて え複雑かつ多多性のあるこの人物を見事な この言葉が1番いいと思う見事な強度で 体現した杉崎花さんこんなすごい俳優さん だったのかっていうのでねちょっと驚愕し ましたねあのまこの作品いろんな評価の 仕方あると思うけどとにかく杉作さんが すごいってことは皆さん口を揃えてます これはシとか取りまくるんじゃないですか ねはいえまその単なるいい人でもそうな だけの人でもえ逆に単なる悪女ファン フタルでもないこの一子こが本作において この日本映画におけるえさから言ってる その身分偽りも過去決し体系ミステリーえ みたいなものを更新した部分じゃない でしょうかねおっしゃる通り僕もあの途中 の一子がやってしまう悪る事態みたいな ものが あのうんあのもちろん劇中でも正しいもの としては描かれてないし僕は避弾としても 描かれてないと思うけど非常にこう考え られたバランスで描かれているとけどああ そっち話になっちゃうかっていうのは

すごく思いましただから先ほどのメールの 懸念もとてもそれは理解しまていう感じで ございますただまあのま年末ここに来て ですね日本映画あのまたさらにまいろんな いろんなこう議論も含めが湧くのも含めて ですねあのまとてつもないっていうのかな 日本映画面白くなってきてるなっていうの がこう実感できるようなえ一作しかも戸田 さんはねやっぱりちょこの言い方してれた けどこれまでの作品と段違いのレベルの ものを出してこられたという風に思うんで えこれは本当に喜ばしいことじゃない でしょうかえ是非ぜひ劇場でご覧いただき たいそしてもちろんですねこれ見終わった と今作を味わうのもちろんですけども同時 にこの本当に法律この元になったあのこれ パンフ読むと多少そこの説明はねこのね あの一子の実は劇中に描かれてなかった 年表というのをねえ監督はらいたのこれ 読むんで身あった後にちゃんとこれ読んで その上んところにそのなぜこんな問題が 生じるのか簡単に予約してありますんで このひどすぎる法律そしてそれをなぜか 守ろうとする動きみたいなものに関して ですね是非そのもそれこそテアトル新宿 行けばあの参考言ってたりしますんでま あの放課ポッドキャストでも話したと思い ますけどもちょっとそんな辺りまで考える とこまでいたれば完璧な干渉体験と言える んじゃないでしょうかす皆さんお勧め いただいてめちゃくちゃ見て良かったです えい子ぜひぜひ劇場で落ちて くださいちなみに非常に議論が分かれる そのイコのえちょっと真ん中すぎてから先 の一子が取るある行動から起こるま本当に 悲惨なまま展開になるわけですけどもそこ え家に帰ってきたお母さんの中村いさんの 反応とかも含めて僕の解釈はあまりにも もう悲劇度とかてかそのもうあまりに 起こったことがひどすぎてもうこうする こんぐらいのテンションでいるしかないっ ていうかそういう1つの地獄のあり方だと 思いましたけどね今更泣いたり怒ったりし てももうっていうそういう地獄を感じる ようなあのそういうバランスではとってる と思ったんですそこの杉崎さんの演義も 本当にすごいものがありましたけどねはい えただまあの議論が分かるとこも含めて あの是非ぜひ皆さん劇場でちっていただき たいいこでございましたということでです ねえ今回の1項を持ちましてえこの 2023年度のムービーウォッチメン全て え評論し終わったということになりますと いうことでえっと来週1月えっと次のあれ は1月11日木曜日です1月4日はね

ライムスターのスタジオライブを送りする んのお祭りの日なんでね1月11日から ムービーウォッチ面再開したいと思います そして来週は番組丸ごと年末高齢企画 ライムスタータのシマランキング2023 です えということで1個までのムービー ウォッチメンに扱った全50本えから私の シネマランキングトップ10と ピンポイントで映画を称える部門賞は大 発表そしてリスナーの皆さんの投票もお 待ちておりますリスナー部門ですよ番組 ホームページにアップされてるバナーから 投票ホムにアクセスしてあなたの好きな1 本50本のねあの中ですけどまこれほら 番組内の番組内のお祭りなんでねあのこれ これを持ってその映画を全部総括とか そんなことはわしは言っとらんバイ リドリースコットふえということで票 締め切りは21日曜日の勝ですえさらに スペシャルパートナーの参戦も決定え アトロクの島ランキングを見届け来たあの 男が特別に映画の日に帰ってきますその男 は山本高明アナウンサーということで来週 山本高え目標に帰ってきます山本シネマ ランキングを発表してもらいますさらに さらに恒例番組りのゲストアトロクルーに よるシネマランキングポッドキャストも たっぷりたっぷりやります参考してくれる こと決定してるのは三宅竜太さん伊賀大輔 さん村山明さん北村さん高橋さん三角島 さん早々たるメンツでございます今年の 映画の総さ23お楽しみにしてください 以上中間表ムービーウォッチベ2023 でした

TBSラジオで月曜日~木曜日22時から生放送でお送りしている「アフター6ジャンクション2」内の人気コーナー、劇場で公開されている最新映画を評論する『週間映画時評 ムービーウォッチメン』の公式Youtubeです。

12 Comments

  1. 俺が北君に感情移入して市子ビッチって思い込んでいたのは、北君を机君だと思い込んで観てしまったからだと気付きました。北は北だと気持ちを切り替えて、もう一回映画館に行ってきます。

  2. 頭の悪い自分には相模原障害者施設殺傷事件の犯人の考え方を肯定しているようにしかみえなかったですね。

    若葉竜也さんと中田青渚さんが揃うとたしかに『街の上で』のあの場面を思い出しますが、『プロミシング・ヤング・ウーマン』のゴミ箱蹴飛ばしシーンを観た後だと、知り合ったばかりの男女が夜部屋で二人きりになるのは問題では?と思うようになりました。

  3. 知らない人と直接に向き合うことは普通に生活しているときにはめったにないことだったのがもうそうでもなくなっているような気がする。インターネットの普及で何かと直接に出会うことが普通になってそうなるとちょうどゲームをするみたいにまるで敵と対峙するみたいなあるいは獲物を捕まえるみたいな感じになる。二人称で出会うことと三人称で出会うことの違い。二人称では志向対象を共有することが二人でいることなので直接向き合ったりしないではじめからそれは協力関係になっている。これが三人称で出会うときはダメになりがちでこれが理解し合うという位置関係にならない。人は一人で生まれてくるのではなくて二人称で生まれてくる。二人称二人称とつながっていくのが経験なわけだけど社会の発展でそうでもなくなっていく。難しいですね。そういう感想をもちました。

  4. なんなモヤモヤするラストでした。中途半端というか…

    市子は刑務所入って死刑で終わって、彼氏が面会の日々を過ごす終焉でも良かったかな。倫理的に。

  5. なんで「いい話・いい人」を観たがる人が多いんだろう。
    作中でも明言されていた様に市子は悪魔なんだから。
    じゃ何がこの悪魔を産んだのか?という映画だと思う。

  6. 松本人志に対してコメントおねがいします宇多丸さん。宇多丸さんは正義の人だと思うので決してスルーしたりはしないと願ってます。

  7. 2回見たくなる映画だと思った。ちょっともやっとしたのは一回では私には理解しきれなかったからだと感じた

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