【怪談朗読】長編の怖い話・5話つめあわせ【途中広告無し版】

親父の実家は自宅から車で2時間弱ぐらい のところにある農かなんだけどなんだか そういう雰囲気が好きで高校生になって バイクに乗るようになると夏休みとか 冬休みにはよく1人で遊びに行ってた じいちゃんとおばあちゃんもよく来てくれ たと喜んで迎えてくれ たでも最後に行ったのが高校3年に上がる 直前だからもう10年以上も行ってない ことに なる決して行かなかったんじゃなくて行け なかったん だ春休みに入ったばかりの こといい天気に誘われてじいちゃんの家に バイクで行っ たまだ寒かったけど広えはポカポカと 気持ちよくそこでしばらくくつろいでいた そし たらぽぽぽぽぽ ぽぽと変な音が聞こえてき た機械的な音ではなく人間が走てるような 感じがしたそれも濁音とも半濁音とも どちらにも取れるような感じだっ た何だろうと思っていると庭の池垣の上に 帽子があるのを見つけ た池垣の上に置いてあったわけじゃない 帽子はそのまま横に移動し垣根の切れ目 まで来ると1人女性が見えたま帽子はその 女性がかぶっいたわけ だ女性は白っぽいワンピースを着ていたで も池がきの高さは2mくらいあるその池垣 から頭を出せるってどれだけ背の高い女な ん だ驚いていると女はまた移動して視界から 消えた帽子も消えてい たまたいつの間にかポポポポ ポポポポという音もなくなってい たその時は元々背が高い女が超厚底の ブーツを履いていたかかとの高い靴を履い た背の高い男が女装したかくらいにしか 思わなかっ たその後今でお茶を飲みながらじいちゃん とばあちゃんにさっきのことを話し たさっき大きな女を見たよ男が女装してた のかなと言っても2人はへえくらいしか 言わなかったけどかきねより背が高かった 帽子をかぶっててぽぽぽとか変な声出して たと言った途端2人の動きが止まった本当 にピタリと止まっ たその後いつ見たどこで見た垣根よりどの ぐらい高かったとじいちゃんが怒ったよう な顔で質問を浴びせてき たじいちゃんの気迫に押されながらもそれ に答えると急に黙り込んで廊下にある電話 まで行きどこかに電話をかけ出し

た引き戸が閉じられていたので何を話して いるのかはよくわからなかっ たばあちゃんは心なしか震えているように 見え た電話を終えたじいちゃんが戻ってくると 今日は止まっていけいや今日は返すわけに はいかなくなったと言っ た何かとんでもなく悪いことをしてしまっ たんだろう かと必死に考えたが何も思い当たらない あの女だって自分から見に行ったわけでは なくあっちから現れたわけだ しそしてじいちゃんはばあさん後を頼む俺 はKさんを迎えに行ってくると言い残して 軽トラックでどこかへ出かけ たばあちゃんに恐る恐る尋ねてみる と八尺様に見いられてしまったようだよ じいちゃんがなんとかしてくくれる何にも 心配しなくていいからと震えた声が帰って き たそれからばあちゃんはじいちゃんが戻っ てくるまでぽつりぽつりと話してくれ たこの辺りには八尺様という厄介なものが いる発し様は大きな女の姿をしている名前 の通り発しほどの背丈があってボボボボ ボボボボボと男のような声で変な笑い方を する人によって服を着た若い女だったり 留め袖の老婆だったり野木姿の豊島だっ たりと見え方が違うが女性で異様に背が 高いことと頭に何か乗せていることそれと 君の悪い笑い声は共通して いる昔旅人についてきたという噂もあるが 定かでは ないこの地区に地蔵によって封印されてい てよそへは行くことが ない八尺様に見いられると数日のうちに 取りこされて しまう最後に八尺様の被害が出たのは15 年ほど これは後から聞いたことではあるが地蔵に よって封印されているというのは八尺様が よそへ移動できる道というのは理由は 分からないが限られていてその道の村の境 に地蔵をまったそう だ八尺様の移動を防ぐためだがそれは東西 南北の教会に全部で4箇所ある らしい最もなんでそんなものをとめておく ことになったかと言うと周辺の村と何らか の協定があったらしい例えば推理権を優先 すると か八尺様の被害は数年から10数年に1度 ぐらいなので昔の人はそこそこ有利な協定 を結べばよしと思ったのだろう かそんなことを聞いても全然リアルに思え なかった当然だよ

ねそのうちじいちゃんが1人の老婆を連れ て戻ってき た偉いことになったの今はこれを持って なさいけさんという老婆はそう言ってお札 をくれ たそれからじいちゃんと一緒に2階へ 上がり何やらやっていたばあちゃんはその まま一緒にいてトイレに行く時もついてき てトイレのドアを完全に閉めさせてくれ なかっ たここに来て初めてなんだかやばいんじゃ と思うようになってき たしばらくして2階へ上がらされ一室に 入れられ たそこは窓が全部新聞紙でされその上に お札が貼られてあって四隅には塩が置かれ てい たまた木でできた箱のようなものがあり その上に小さな仏像が乗っていたあとどこ から持ってきたのかおまが2つも用意され ていたこれで用を済ませろってこ かもうすぐ日がくれるか明日の朝までここ から出てはいかん俺もばあさんもなお前を 呼ぶこともなければお前に話しかけること もないそうだな明日朝の7時になるまでは 絶対ここから出るな7時になったらお前 から出ろ家には連絡して おくとじいちゃんが真顔で言うものだから 黙って頷く他なかった 今言われたことはよく守りなさいお札も肌 見放さずな何か起きたら仏様の前でお願い しなさいとKさんにも言われ たテレビは見てもいいと言われていたので つけたが見ていても上の空で肝紛れ ない部屋に閉じ込められる時ばあちゃんが くれたおにぎりやお菓子も食べる気が全く 起こらず放置したまま布団にくるまって ひたすら震えてい たそんな状態でもいつの間にか眠っていた ようで目が冷めた時にはなんだか忘れたが 深夜番組がやっていて自分の時計を見ると 午前1時過ぎだったちなみにこの頃は携帯 を持ってなかっ た なんか嫌な時間に起きたななんて思って いると窓ガラスをコツコツと叩く音が 聞こえ た小石とかをぶつけているんじゃなくて手 で軽く叩くような音だっ た風のせいでそんな音が出ているのか誰か が本当に叩いているのかは判断がつか なかったが必死に風のせいだと思いうとし た落ち着くためお茶を一口飲んだが やっぱり怖くてテレビの音を大きくして 無理やりテレビを見てい

たそんな時じいちゃんの声が聞こえ たおい大丈夫か怖けりゃ無理せんでいい ぞ思わずドアに近づいたがじいちゃんの 言葉をすぐ思い出し たまた声が するどうしたこっちに来てもええ ぞじいちゃんの声に限りなく似ているけど あれはじいちゃんじゃないどうしてか 分からないけどそんな気がしてそしてそう 思ったと同時に全身に鳥肌語ったふと隅の 森地を見るとそれは上の方が黒く変色して い た一目さんに仏像の前に座るとお札を 握りしめ助けてください助けてくださいと 必死にお祈りを始めたその 時 ぽぽぽあの声が聞こえて窓ガラスが トントントントンとなりだし たそこまで背が高くないことは分かってい たがあれが下から手を伸ばして窓ガラスを 叩いている光景が浮かんで仕方がなかっ たもうできることは仏像に祈ることだけ だっ たとてつもなく長い一夜に感じたがそれで も朝は来るものでけっぱなしのテレビが いつの間にか朝のニュースをやってい た画面に表示される時間は確か7時13分 となってい たガラスを叩く音もあの声も気づかない うちに病んでいたどうやら眠ってしまった か気を失ってしまったかしたよう だ塩はさらに黒く変色していた 念のため自分の時計を見たところほぼ同じ 時間だったので恐る恐るドアを開けると そこには心配そうな顔をしたばあちゃん とけさんがいたばあちゃんがよかった よかったと涙を流してくれ た下へ降りると親父も来ていたじいちゃん が外から顔を出して早く車に乗れと促し庭 に出てみるとどこから持ってきたのかワン ボックスのバが1台あっ たそして庭に何人かの男たちがい たワンボックスは急人乗りで中列の真ん中 に座らされ女子席には計算が座り庭にいた 男たちも全て乗り込んだ全員で9人が 乗り込んでいて8方向全てを囲まれた形に なっ た大変なことになったな気になるかもしれ ないがこれからは目を閉じて下を向いて いろ俺たちには何も見えんがお前には見え てしまうだろうからないいというまで我慢 して目を開けるな よ右隣にまた50歳くらいのおじさんが そう言っ たそしてじいちゃんの運転する軽トラが

戦闘次が自分が乗っている番後ろに親父が 運転する常用者という車列で走り出し たかなりゆっくりとしたスピードで進んだ おそらく20kmも出てなかったんじゃ ないだろう か間もなくKさんがここが踏ん張りどこだ とつぶやくと何やら念仏のようなものを 唱え始め た ぽぽぽ ポポまたあの声が聞こえてき たKさんからもらったお札を握りしめ言わ れた通り目を閉じ下を向いていたがなぜか 薄めを開けて外を少しだけ見てしまっ た目に入ったのは白っぽいワンピースそれ が車に合わせて移動していたあの大股で ついて来ているの か頭はウィンドウの外にあって見えない しかし車内を覗き込むとしたのか頭を 下げる仕草を始めた無意識 にと声が出た見るなと隣が声を 荒げる慌てて目をぎゅっとつぶってさらに 強くお札を握りしめ たコツ コツコツガラスを叩く音が 始まる周りに乗っている人も短くえと かとか声を すあれは見えなくても声は聞こえなくても 音は聞こえてしまうよう だけさんの念仏に力が 入るやがて声と音が途切れたと思った時K さんがうまく抜けたと声をあげ たそれまで黙っていた周りを囲む男たちも 良かったなあとアンドの声を出し たやがて車は道の広いところで泊まり親父 の車に移され た親父とじいちゃんが他の男たちに頭を 下げている時Kさんがお札を見せてみろと 近寄ってき た無意識にまだ握りしめていたお札を見る と全体が黒っぽくなっていた けーさん はもう大丈夫だと思うがな念のため しばらくの間はこれを持っていいなさいと 新しいお札をくれ たその後は親父と2人で自宅へ戻った バイクは後日じいちゃんと近所の人が届け てくれ た親父も八尺様のことは知っていたようで 子供の頃友達の1人が見いられて命を 落としたということを話してくれ た見いられたため他の土地へ移った人も 知っていると いう晩に乗った男たちは全てじいちゃんの 一族に関係がある人でつまりはごくごく

薄いながらも自分と血縁関係にある人たち だそう だ前を走ったじいちゃん後ろを走った親父 も当然血の繋がりはあるわけ で少しでも八尺様の目をごまかそうとあの ようなことをしたと いう親父の兄弟は一晩でこちらへ来られ なかったので血縁は薄くてもすぐに集まる 人に来てもらったよう だそれでもさすがに7人のが今の今という わけにはいかなくてまた夜より昼の方が 安全と思われたため一晩部屋に閉じ込め られたので ある道中最悪の場合はじいちゃんが親父が 身代わりになる覚悟だったと かそして先に書いたようなことを説明され もうあそこには行かないようにと念され た家に戻ってからじいちゃんと電話で話し た時あの夜声をかけたかと聞いたがそんな ことはしてないと断言され たやっぱりあれ はそう思ったら改めて背筋が寒くなっ た八尺様の被害には成人前の若い人間それ も子供が会うことが多いということだまだ 子供や若年の人間が極度の不安な状態に ある時身内の声であのようなことを言わ れればつい心を許してしまうの だろうそれから10年経ってあのことも 忘れがちになった時シレにならないご実談 ができてしまっ た八尺様を封じている自蔵様が誰かに壊れ てしまったそれもお前の家に通じる道の ものがとばあちゃんから電話があった ちなみにじいちゃんは2年前亡くなってい て当然ながら葬式にも行かせてもらえ なかっ たじいちゃんも起き上がれなくなってから は絶対こさせるなと言っていたと いう今となっては名だろうと自分に言い 聞かせつつもかなり心配な自分が いる ぽぽぽというあの声が聞こえてきたらと 思う [音楽] [音楽] との地元は温泉で有名なところなんだけど そこに1か所だけ曰くつきというか絶対 入ってはいけないとされる温泉が ある何でも昔そこでくさ作業中事故があっ たと かまそこで起こった 話当時都会の大学に通っていた僕は某県の 田舎の実家に帰り集落に残って農家を継い でいたAと地元の大学に進んで同じく規制 していたビトを再開し

た小学校時代から幼馴染みだった僕たちは 二十歳を超えて初めて会うこともあって酒 も入り夜中まで騒ぎまくっていた 午前2時を回ってさすがにトンダウンして そろそろ解散するかと言い始めた頃突然僕 の頭の中に例の温泉のことが思い浮かんだ なぜかはわから ない小学校の頃Aの提案で1度だけ3人で その温泉の近くまで行ったことはあっ た入ろうとしたところをたまたま山道を トラックで降りてきていたおじさんに 見つかって怒鳴られ たその場でトラックに乗せられてあそこは 入っちゃいかんと親から教わらなかったか と何度も鳴られ山を降りると電話で親を 呼ばれておふが引き取りに来た おふが迎えに来てもちろん家に帰っても 親父と一緒に散々叱られただがどうしても 納得できなかった僕はその晩寝る時お袋に 聞いてみ た大人になったら入ってもいい のおふはあんたが大学に行くくらい大きく なったらねとだけ言っ たもちろん寝る前に走た冗談だったの だろうがその一言を僕はなぜか忘れること ができなかっ たそしてどういうわけかあの温泉に行き たくなっ たおふのあの一言を信じるわけではないが また3人で昔みたいに冒険したくなった 帰りは2人にその話をぶっちゃけると意外 にも承諾してくれ た2人とも昔みたいにみんなで冒険したい と言っ たしかもAによれば今は昔ほどタブーな地 ではなくなっているらしく周囲の山道が 整備されたのか1年に数回は勘違した観光 客が温泉につるまではかなくても足を 踏み入れてしまうそう だ無論彼らの身には特に何も起こって ない地元の連合がしつこく電話して確認し て いるただ今から行くのはさすがに気が 引けるので3日後の昼間に行こうという ことでその日は2人と別れ た出発当日その温泉がある山に足を 踏み入れた僕 たち山道をアスファルトの道に整備する 家庭で木をだいぶ伐採したのか小学生の頃 よりは日光が入ってくるようになっていて 暗さから来る怖さはだいぶ安らいで いる2kmほど歩くと例の温泉に入る山道 が見えてき た山道の入り口のこの先危険入るなという 木の縦看板を無視してずずんとその山道を

歩く僕 たちまるまる温泉と消えかかった文字で 書かれた木の看板が見えるとついに所に なるように作ったであろうスペースに到着 し たかなり昔のものだから雲の巣が張ってる わ足場は悪いわでむちゃくちゃ だが肝心の温泉はちゃんと湧いていて ギリギリ奥が見えるかどうかの透明感が あるしかし管理されていないだけあって 温度は50から60°だろうか相当暑かっ たさすがに入浴するのは無理なので足湯 だけで済ますことにし た足湯でくつろいでいる途中1番この温泉 の歴史そして怪奇現象に詳しい映が色々と 話してくれ たその昔この町が温泉バブルに湧きいいお 湯が湧き出てるとされるこの地も整備 しようという話になった こと整備は順調だったがある日掘削危機の 不による事故でかなりの支障者が出た ことその後作業を再開しなんとか完成に こぎつけたものの作業中は怪我人や体調 不良になる 怪しい人影を見たというものが多発して 散々だった こと完成し営業を始めたはいいものの怪奇 現象が多発した こと 例えば1入浴しているといきなりお湯の中 から足をつま れる2いきなり作業を来たおじささんが 入ってきてそのおじさんと目が合うとのせ 気味になって失神 する3お湯の温度が突然上がり湯舟から 出ようとするも金縛りにあったように動け ず大やけどを 負う4髪を洗っていると肩に誰かの手の 感覚だが振り向くと誰もい など など結局住所を負う人も出てきたので町が 強引に閉鎖させたそう だだが僕たちがいる間はそのような現象も 起こらずもう事故から何十年も経っている から祟りも薄まってきているんだろうなと いうことで笑いながらその温泉を後にした だがその晩僕が家の風呂に入っている時 から事態はおかしくなって いくその晩いつも通り風呂に入って くつろいでいた 僕髪を洗おうとシャンプーを頭の上で 泡立てていた時だっ た頭の上で増えていく泡に違和感を覚えた 明らかに手のひらの上に取ったシャンプー の量に比べて泡立ちすぎなの

だよく泡立つシャンプにでも変えたのかな と僕が思っているうちに泡は異常な速度で 増えて いく目を開けた瞬間なぜか風呂10が 真っ白い泡に包まれていてあっという間に 僕の体を追いつくしてしまっ たいざ泡に囲まれてみると分かるか圧迫感 がすごくて息ができなくなってしまっ [音楽] た泡の中でなんとかドアに手をかけようと するも目がやられてしまってなかなか手が 届か ないやっとのことで手が届いたが今度は ドアが開か 風呂のドアには鍵なんてついてないという の に完全に手詰まりになって命の危険を感じ 始めた僕は必死に親父やおふのことを呼び 始め たそして足をばたつかせてなんとか自力で もドアを分けようと 試みるその時誰かが僕の足をつかんでドア とは反対側の方向へ引っ張り始め た冷たい手だ間違いなく風呂の中に誰かが いる家の風呂は僕がギリギリ横に慣れる くらいの広さしかないのだがその時は長い 間足をつまれ引きずられた記憶が あるその手の主は僕をどこへ連れて行こう としていたの か数秒後叫び声を聞いて駆けつけた親父に よって出身している僕が救出され たただ現場を見たはずの親父によれば大量 の泡なんて全くなかったしもちろん風呂の 中には誰もいなかっ たただ僕がそこに実信していただけだと いうことだっ た1時間後意識を取り戻した僕はこれは 間違いなくあの温泉の祟りだと確信し たすぐにAとBに連絡を取りAとは連絡が ついたがBの家に電話をかけるととんでも ないことになってい た電話に出たBの妹が言うにはBが風呂で 滑って転んで頭を強く打ち意識がないとの ことだっ たすぐにAと一緒に病院へ行き一晩中病院 で過ごしたものの結局Bの意識は戻ら なかっ た翌日の夜Bは息を引き取っ た昼間には僕たちの問いかけに反応する まで回復したのだが夜になって容大が急変 そのまま亡くなったAに僕の体験したこと を伝えこれは間違いなく祟りだろうと話し たAは昨日の晩風呂に入る前に僕から電話 がかかってきて助かっていたが祟りだろう という認識は一致し

たしかもAはBの妹からとんでもないこと を聞いてい たBはあの温泉に行って足湯につった時 何者かに足を掴まれていたと いうBは僕たちを不安にさせないよう黙っ ていたのだろうかえと僕は強い責任を感じ たタブーではなくなっているというデマを 教えてしまった 絵そもそも最初に行こうと言い出した 僕結局それで1番関係のないBを巻き込ん でしまったの だBの家族にこのことを伝えたらどんな顔 をする だろうAと僕はるべき時が来るまで黙って いようということで一致し たしかしBの妹が誰かに風調したのだろう かBが例の温泉の祟りで亡くなったという ことは田舎のこの町に噂としてあっという 間に広がっ たそれはもちろんあの日僕が風呂で身して いたのを救出した僕の両親の耳にも入る ことになっ た問い詰められた僕はついにあの日3人で 例の温泉に行ったことを白場することに なっ たすぐにAの家族Bの家族僕の家族と地元 の温泉組み合いの人たちが集まることと なっ たBの母親は僕とAを白い目で見つめてい た組み合いの会長のおじいさんに会合が 始まるやいなやお前らあれほど立ち入るな と言ったのにと怒鳴られ た他の人たちからあの温泉の怨念は弱まる どころか年々高まっており観光客が立ちて しまうのもそのため だ立ち入った観光客は何者かに引き寄せ られるかのようにあの温泉に入ってしまっ たとみな話して いると聞かされ たそしてあの温泉の名前はこちらの地方の 古い方言で2度目再びという意味であり たりもとあの温泉に立ち寄ったものに 降り注ぐのだと いう会長さんはBは1度目か2度目か知ら ないが何かあの温泉の霊たちにとって気分 を害することをしてしまったのかもしれ ないと言っ [音楽] たさらにおふからもこんなことを聞かされ た小さい頃僕らが温泉に入ろうとして たまたま通りかかって僕らを連れ戻した トラックのおじ さんあの人はてっきり地元の人だと思って いた がおふによればあんな人は見たことがなく

当時もAとBの母親と一緒に不審に思って いたのだと いうそして組み合いの人に相談しもしやと 思って例の温泉の事故によって亡くなった 人の写真を見ていく とおじさんとよく似た人物がいたのだと かあの温泉に立ちいるなとわざわざ警告し てくれたそれなのにとおふは泣き崩れ た組み合いの人がこの土地からなるべく 離れることお祓いされた桶を渡すからそれ を風呂場だけではなく事故の危険がある 水場の近くへ行く時はなるべく持ち歩く ことが祟りを立つ方法だと教えてくれ た僕と両親はこの土地を離れる覚悟をし たAも離れようとしたのですが 両親から代々農家として暮らしてきた 私たちもあんたも都会へ出て暮らせるわけ がないと猛反発を受け結局残ることになっ てしまっ たそして周りからの視線避けるような 態度Bを死なせてしまったことへの責任 感色々なものが積もっていたのでしょう 数回その土地から離れたところでAとあっ たのですがその苦悩はよくわかりまし た自分もAだけにBのことについての責任 を取らせまいと必死に励ましたのですがA は昔から悩みを抱え込みやすいタイプなの でなかなか事態は進展しませんでした 自分もAがこのままではどうにかなって しまうのではと思っていたのですが ちょうど就職活動で多忙なこともあって 最後の1年は結局Aとは会えじまでし たAが自殺をしたと連絡を受けたのばなん とか就職も決まりもう1度Aと青していた 矢のことでし た葬式にはもちろん出させてもらえなかっ たので断片的にしか情報はありません がお風呂の中で亡くなっていたとのこと でし たその場にお祓いされていた桶があったか どうかは分かりませ んただA自身の意思で自殺というを選んだ とすればそれはもはや祟りとは関係なく なってしまい ますただ何者かに引き寄せられるように 風呂での死を選んだとしたらやはり祟りと いうことになって しまう死に至る経緯はどうあれ結局自分は 2人の親友をなくしてしまっ たこの事件のきっかけを作ったのは自分 ですそしてBがその煽りを食らった形に なって亡くなりまし たそして自分だけ逃げることができる立場 のいいことにAを放置して結局Aもなくし てしまいまし

た桶のおかげか今でも周りに不可解な現象 は ありませ んしかし最近自分はもはや温泉の霊よりも AとBの2人に恨まれているような気がし てきまし た今でもあの温泉はあるのでしょうか自分 には分かりませ ん最後は残のようになってしまいましたが これで終わり です [音楽] 私はある国で勤務している大使会員です今 は海外からアクセスしてい ます今年の夏私の妻と5歳と3歳の子供を 車に乗せて国境の山岳地帯へ夏休みの旅行 へ行きまし た世界でも有名な山の隣町 です観光シーズンだったのですが事前に ホテルを予約していたので何の問題もなく 旅行を楽しんでいまし たそれで明日そを出発しようとする日それ は起こったの ですその日は午前中ホテルの付近の山を 散策していまし た昼になってかが突然丸まる山を見に行き たいと言い出しまし たまるまる山とは結構有名な山のこと ですその山はケーブルカーで山頂近くまで 行けるのですが以前1度登ったことがある ので私はあまり乗り気ではありませんでし たしかし家内があまりにすごく言うので車 を30分ほど飛ばしてその山まで行ったの ですケーブルカーを登っていると途中から 天候が荒れてきて視界が悪くなって ケーブルカーでも休憩所でも観光客は 私たちだけでし たそれでもこんな風に山を独占できる機会 はそうそうないよねと家族で写真を撮って 数時間 過ごし山を降りてホテルへ戻りまし た満車に近いホテルの駐車場へ車を入れて すぐもっと良い場所が開いたのでそこへ車 を回そうとしたのですがなぜかエンジンが 全くかかりませんうんともすんとも言わ ないの ですもう夕方でその日はどうしようもなく 食事をしてホテルでゆっくりしていまし たところがどうにも部屋が気持ち悪いの ですベッドの上で色々えてみるとそういえ ばこのホテルに着いてから妙に寝つきが 悪いことを思い出しまし た毎晩毎晩人が亡くなる夢を見ているの ですかないにそれを話すと不思議だ自分も 同じと言いまし

たかないが続けて言うにはこのホテルに 着いた初日真っ赤な朝焼けで起きたそう ですあまりに綺麗だったのでもう一度 見ようと思って毎朝早く目を覚ましている のだが今考えると窓は北向きで朝焼けが 見えるというのは不思議なこと です車高カーテンを通しても窓の酸が壁に 移っていたがそんなことってあるのだろう かと言っていまし たそこでびくっとしまし た不に部屋の電話が成りだしたのです電話 を取ると無言電話でし た時刻は夜の12時過ぎ怖くなってきたの でもう寝ることにしまし たでもその日見た夢もやはり人がなくなる 夢で 全身汗をかいて目を覚ますと時刻は2時半 頃うつらうつらしながら考えまし たなぜ毎日人が亡くなる夢ばかり見るん だろうもしかしたら誰かが本当に亡くなっ ているのかもしれ ないそう思った瞬間こんなことは初めてな のですが全身がぞして体がいわゆる金縛り のようになって目の前が真っ白になりまし たそして光の中から1人の男の顔がこちら に近づいてきたの です光が強くて輪郭だけしか分かりません でしたが30歳手前ぐらいの若い感じの男 でした そして彼は私に話しかけるの ですそれが不思議なんですが早送りの映画 の字幕を見ているみたいというか声では なくイメージが目の前に溢れてくる感じ でし た彼の言ったことをまとめると次のような ことでし たお前の車は動かない しばらくはうちには帰れないだろうが ずっとここにいなければいけなかった俺の 気持ちが分かるか俺はお前みたいに子供を 持つこともできないうちにこんなことに なってしまったん だこの言葉が頭に入ってきた時なぜだか 多くの方にお話しすることが分の役割の ような気がしまし た実際怒ったことなので面白おかしく 仕立てるつもりはありませ んともかくそこまで彼が言い終わった時 ふっと体の塊りが取れました不思議とその 直後は冷静で隣にいた家内に声をかけまし た起きてる今ものすごいことが起きたんだ けどそこまで話した時ふと誰かが窓から見 ている気がしまし た窓を見ると完全には閉じていなかった 車高カテの隙間から真っ赤な街灯が見え

ます 街灯それは狂ったように窓の周りを ぐるぐる回ってい ます 人玉かと窓を凝視したまま体が固まって しまいまし たしばらくして恐る恐るカーテンを開ける と窓の外はうめく赤い火の玉でいっぱい でし た急にものすごい恐怖心に襲われまし たなぜだか喉が無償に乾いている自分に 気づいて 置いておいた1L近いミネラルウォーター のボトルを一気のみしまし た子供たちは大丈夫だろう か急に別の部屋で寝ている子供が心配に なってかと2人で子供のベッドへ走りまし た幸い子供はすやすや寝ていましたがもう 自分のベッドに戻る気もしないのでその まま添い寝をしようと寝転んだ瞬間2回目 の金縛りにあって光の中から再び先ほどの 彼が目の前に現れまし た彼は言いまし た山に登る人間が山でば本毛だという のは嘘 だ俺は早く日本へ帰りたかったんだ そこでまた電話のベルが鳴って私は正気に 戻りまし た隣ではかの顔が恐怖で引きつってい ます電話を取るとやはり無言でし たそして3回目の金縛りが来て今度は彼は こう言いまし た色々迷惑をかけてすまないけど 僕は本当は悪い人間じゃないん だ金縛りが解けて私はかに言いまし た彼は悪い人じゃないって言ってる よそういった瞬間ビシビシと部屋住から やりがしてやは朝まで続きほとんど眠れ ないまま世を沸かしまし た 翌朝になってホテルのフロントに頼んで車 の修理業者を呼んでもらいまし た一応念のためフロントに確認しましたが やはり誰も咲夜は私の部屋に電話はし なかったということでし たお昼近くになっても車は治りませ んその日はにも出発して次の目的地の海岸 へ行く予定でしたので修理業者に確認する と故障している理由が分からないと言い ますようやく夕方になって修理業者から 連絡が あり車の鍵穴が壊れていてスターターが回 りっぱなしになり焼き切れている何か無理 なことはしませんでた部品を取り寄せるの で修理には2日かかると言われまし

たホテルの方はなぜか私の次に同じ部屋に 泊まる客が体調不良でキャンセルになった とのことで再び同じ部屋に泊まることに なりまし た幸いその後の2日間は何もなく車もどに か治って2日遅れで次の目的地の町へ着き まし たその町でベッド休憩を取っていた同僚 一家と一緒になり食事を共にしながら2日 前の出来事を話すと同僚の彼は青くなって 聞き返してきまし たそれって何日のこと君知らないのその日 遭難していた日本人の登山者の遺体が30 年ぶりに発見されたんだ よちょうど家族でケーブルカーで登った山 から全く同じ時間に氷河の中から日本人 登山者のご遺体が発見されていまし たご遺体は約30年かけて 氷河と共に1000m下って地元警察に 発見されたのでし たその方のお名前は私の長男の名前と同じ でし た同僚が言いまし た今地元の送料時間が遺族と連絡を取って いるがこの話は担当者に話しておいた方が いいと思う なんだかそんな気が するしかし私はこんな話をみんなにすれば するほどなんだかおかしなやだと思われ そうで同僚の忠告を話半分に聞いていまし た翌日海岸で子供を遊ばせている頃には その忠告のことはすっかり忘れていました 予想外のトラブルがあったため明日はもう 休暇の最終日です海でのバカンスはたった 1日だけでし たホテルのテラスで夕食を取りながらそれ にしても不思議な旅だったと 振り返りでもまああまり人に話すと変だと 思われるから地元の送料時間に電話するの はやめておこうと話しかけた 瞬間ズボンのポケットに入れておいた カメラが足元の砂浜に落ちて綺麗に真立に 言われまし た海での写真はダメになってしまいまし たおいおいと思いながら夕食を終えて エレベーターに乗り込むと ボタンを押してもいないのに動きたし開い た扉の目の前には山のホテルと同じ部屋 番号がありまし たかは相当怯えていましたがなんとか気を 取り直し翌日出発しようと車の鍵を回すと 動きませ ん何何度やっても車が動きませんと同じ 症状いやもっとひどいよう ですホテルを通して修理業者を呼ぶと予想

していた通り巨大な力で鍵穴がねじ曲がっ ていてスターターが粉砕されているひどい 状況なので修理には何日かかかるという ことでし た電車で家に戻ろうとに問い合わせても 翌日の瓶しかないとの ことどうしようもないと諦めて職場の大使 館の上司の許可を取って休暇を1日伸ばす ことにしまし たそして色々を考えているうちもしかし たら総量時間の担当者に連絡を入れてい ないからいつまでもこんなに会っているの かもしれない発見されたご遺体は遺族に 自分のメッセージを伝えたいのかもしれ ないと思うようになりまし た翌朝1番で送料時間に電話をしまし た休暇中の職員が多い中で残っている担当 者はこの案件でてんてこまいのようでし た幸い知り合いの領事が担当でし たこれまでの経緯を話したところ相当驚い ており数日後遺族の方がこちらに来るので 話しておくと言われまし たそして電車を使ってどうにか家に戻って ほっとしましたが車は修理工場に置いてき たまま です3日ぐらいで治るというはずが何日 経っても治りませ ん毎日最速しているうち工場の担当者が 注文した部品が届いたが見ると箱の中が空 だったので再度注文しているなどと言い 出す始末 ですそんな中送料時間の担当者から電話が かかってきまし た2日後ご遺族がこちらに来ることになっ たがご遺族は君と話したがって いるどうやらご遺族も日本で不思議な体験 をされているようだとのことでし たそしてご遺族が地に来られる前の日の こと です夜も12時になろうという時1本の 電話がかかってきまし たかが電話を取ってしばらくして青い顔を してやってきまし たなんだか変な電話無言なんだけど電話の 向こうからうの中の音のようなものが 聞こえて くる私が変わって聞いてみると確かにうち には変わった音のする時計があるのですが その時計が鳴る音が電話の向こうからし ますしばらくかが我慢比べのように電話を 聞いていましたが突然短い悲鳴をあげまし た聞いてみると低い男の声でさようならと 言われて電話が切れたというの です翌朝修理工場から車が治ったとの連絡 が来まし

たできすぎた話ですが電車に乗って取りに 行くと確かに治っていまし たその後送料時間の計いでご遺族の方と 電話で話しまし た遭難者のご両親はすでに亡くなっていて 弟さんと当時一緒だったパーティーの方が 来られていまし た遭難された方は当時20代前半の方でし たご遺族の方に一通り体験したことをお 話しするとしばしの間を開けて今日は彼の 言葉が聞けて本当に良かった自分たちが 遺体を引き帰るのでご安心くださいとの ことでし た当時浮石に足を取られて滑落した彼は 大きなクレパスに落ちたそう ですクレパスは非常に危険なため救助活動 は即日打ち切りとなったのだそう です一緒に活してロープに腕が引っかかっ て助かった当時一緒のパーティーの方は今 まで何ともなかった腕が今年の滑落した日 から突然晴れ上がったがみかしたご遺体と 対面して晴れが嘘のように消えたとのこと でし たパーティーの中には夏頃日本に帰るから と本人が夢枕に立った方もいらっしゃい まし たそれからは私の身の回りには何も起きて いませ んなぜ自分がこのような目にあったのかは 分かりませんが自分の役目は果たせたよう な気がしてい ます 私の地元にヶ坂という坂が あるこの坂はある曰つきの坂で地元では 少し有名だっ た一説によるとこの坂で子供が転ぶとその 子供に 17歳の時わいが起きると言われて いる私が子供の頃も怖い話の1つとして この坂は近所の子供たちの間で大変に有名 であっ た小学生時代のある日私はM君という友人 とのと数人で外で自転車に乗って遊んでい たするとしばらくして同じクラスの ちょっとやんちゃなガ代償的なグループと 遭遇し [音楽] た話をするとガキ代償グループはこれから 坂に度胸試しに行くのだと いう話の流れで我々のグループも 付き合わされることになり自転車で列を 作って一緒に17坂に向かっ たほなくして坂に着いた 我々しかし度胸試しと言ってもそのような 少し怖い逸話があるというだけで17坂

自体は多少急なことを覗けばコンクリート 作りの都心の住宅地にありがちないって 普通の短い坂であり見た目が不気味なわけ でも周辺が薄味悪いわけでも ない昼まで明るかったこともありそこに いるだけでは何の度胸試しにもならないの でガ代償の面々はわざと坂の途中で自転車 のハンドルから手を離したりペダルの上に 立ったりして決して転んではいけないこの 坂でわざと転びそうなことをすることで 自分たちの勇気を競い合っ た我々のグループは度胸試しをするつもり は妄なく ガ代償グループのサーカスを坂の上から 呆然と眺めてい たやがてガキ代償グループの1人がそんな 我々の様子に 苛立ちお前らもなんかやれと言い出し た不本いながら我々のグループの代表とし て私もサーカスに参加することになっ た私は自転車で坂を下り坂の途中で少し だけウィリーしようとしたり片手運転で打 したりし たしかしガキ代償グループは自分たちは 大したことをやっていないにも関わらず私 のパフォーマンスに満足せず私を ふけ根性なしと言ってちゃかし た私はやけになって自転車で両手話で拍手 をしながら坂を降りたり両手を大きく広げ て歌いながら坂を降りたりしてこれでもか これでもかと次々と危険なことをしてガ 代償グループの笑いをを誘っ たやがてその場は私専用のサーカスシに なっていっ たいくつかのパフォーマンスを経て私が 自転車で両手話をし歌を歌いながら打運転 で坂を下っていた 時私はついにバランスを崩して転倒して しまっ た坂の途中で自転車から 転げ落ちコンクリートの地面に手や肘など を打ちつけすりいてしまっ たガキ大償グループの面々はたがる私を見 て大 爆笑私が17歳で死ぬことが決まったと 言って腹を抱えて笑ってい た坂の上から私のグループの数名が私を 心配し自転車に乗って私のいる坂の中腹 まで降りてき た痛みが人段落して私がふと坂の上を見る と私と特に親しい友人であったM君はただ 1人私の近くへ来ず坂の上でにまたがった まま呆然と立ち尽くしてい たなぜM君は来ないの か私が不思議に思うと別の友人が怖いん

だってと教えてくれ た臆病なところがあったM君は少し急な坂 である1ヶ坂を自転車で降りるのが怖いの でただ1人その場でじっとしていたのだっ た私の1人サーカスという余興が終わり ガキ代償グループも満足したようなので 我々は私の傷の手当ての目的もあって一旦 家に帰ることにし た私は自転車を押して坂を上がりM君の いる坂の上へ向かっ たするとM君のいる場所まであと2mほど のところでM君が 突然うわあと声をあげ たそしてまるで誰かに押されたかのように M君は急に自転車ごと前につんのめるよう な形でこちらに向かって突進してき たM君は私の横を抜け坂の中腹まで行くと 自転車から放り出され頭から転げ落ち顔を 思いっきりコンクリートに打ち付け た右頬の辺りを強打し顔面の右半分を すりむいたM君の顔はちまみれとなっ たM君は顔をあげるとショックで声を出さ ないままただボトボトと血を垂らしじっと 痛みに耐えてい たM君が転んだ時の衝撃音に驚いて近所の おばさんが近づいてき たおばさんはM君を手当てして救急者を 呼んでM君は病院へと運ばれいっ た検査の結果M君は骨には異常はなかった ものの顔面や肘や膝肩手のひらなどに たくさんのすり傷を 作り特に米神の辺りには挫滅草という 大きめの傷ができてしまって一生の傷と なってしまっ たM君は体に大きな異常はなかったので よよ日から学校に投稿し たしかし17坂の剣がよほどショックだっ たのか話しかけても無言なままで自然と 会話ができるようになるまでには随分と 時間がかかっ た私はM君が転ぶ前坂の上から急に 飛び出してきた原因について知りたかった のでそのことをM君に尋ね たM君は17ヶ坂の上で誰かに後ろから 押されたと言っ た初めM君は後ろに人の気配を感じたので 誰かと思って振り返ろうとすると突然後ろ からドンと押されたと いう私が坂を上がってM君に近づいていた 時坂の上にはM君しかおらずM君を押す ような人物は周りに1人もいなかっ たしかしM君は適当なことを言って ちゃかすタイプでも人を欺くタイプでもな たのでM君が嘘をついているわけではなさ そうだっ

た原因が分からぬままただ不気味な印象 だけが漠然と坂の思い出と共に私の記憶に 刻まれ たM君と私は中学で別々の学校となり 付き合いはあまり親密ではなくな た17ヶの件は当時の私にとって印象的な ことではあったが私はやがて時と共にその ことを忘れかけていっ たまして17ヶ坂で転んだM君や私の身に 17歳の時何か災いが起きるかもしれない とは全く想像すらしなかっ たしかしその考えが一変したのはM君と私 が15歳の時高校に入学したての頃の こと中学時代ではなかなか会う機会が なかったけれど高校生になったので久々に 会おうとでも思ったのかM君ともう1人の 友人が15歳の時私の家を訪ねてき た私はM君を見て大変に驚い たM君は中学時代にどういうわけかクラス で少し人気者となり中学デビューのような 感じで少しあけ 不良っぽくなってい たしかし驚いたのはそのことではなく彼の 顔にある痣だっ たまるでパンダのような顔面の大きな 赤黒い 痣M君があの時17坂でぶつけた 米神一生の傷となったその部分を中心とし て半径5cmばかりの円形の痣が彼の右の 顔面に広がっていたの だ小学校卒業するまでは彼の顔にそんな ものはなかっ た中学で何度か会った時もそんなものは なかっ たしかしまるで突然何かの呪いにでも かかったかのようにここ数年で突如そんな 痣ができてい たM君に痣の話をしてみると意外にも彼は あまり気にしていないようでまして呪い などとは思ってもいないようだっ たただ米神の辺りはたまに痛むそうで17 ヶ坂の剣はその度に思い出し忘れたことは ないと いう傷跡は何の前ぶれもなく突如として 痛み 出すそのことでM君は自転車などに乗って いて突然の痛みにバランスを崩し危険な目 にあったこともあると言っ たまさかそれが呪いの影響によるものとは 信じていなかったが傷が痛む度 どうしても彼は17歳での災いについて 意識せざるを得なかっ たしかし彼はその時まだ15歳で災いの 起きる年齢の17歳とは関係が ない仮に何らかの呪いで傷跡の痛みで事故

が起こるとしても2年も先の話 だしかし2年後には本当にどうなるか わからないよとM君は冗談めかしていっ たそしてその時は同じく転んだ私も無事で はないと言って2人して大声で笑っ たそんなM君とはそれからしばらくして彼 が16歳の時に再開し たあけた不良のイメージで少し豪快な印象 すらできていた15歳の時のM 君しかし16歳の時に家に訪ねてきたM君 はその時とは一変しげっそりとれた様子で 塞ぎ込んだような顔をしてい た 彼は自分は死ぬかもしれないと言って極度 に怯えてい た彼の顔の痣は15歳の時よりさらに 大きくなり顔の半分ほどの大きさになって い た彼は15歳の時に私と会った後も傷跡の 痛みで何度も危険な思いをしたと言っ た16歳になって彼は原付の免許を取った が彼が原付を運転しているとまるで彼を 殺そうとするように狙ったように危険な タイミングで突然傷跡の痛みが襲ってくる と いう彼が電車に乗ろうと駅のホームで待っ ているとちょうど電車がホームに近づいた 時突如傷跡の痛みが襲って危うく線路に 転落しそうになったこともあったと いう私はその時彼の怯えた様子に戸惑って 彼に何と言葉を書ければいいのか分から なかっ たその上彼が話す突拍子もない話を そのまま真実と受け取ることができなかっ た私は彼にろなアドバイスもできぬまま 恐怖を訴え続ける彼を半ば無理やり家から 追い出してしまっ たM君の不法を聞いたのはそれから2週間 ばかり後だっ た 原付による単独の交通事故だっ た16年という大変に短い障害だっ た傷跡の痛みが事故に影響したのかそれは 分から ないただ1つ言えるのは彼が16歳であり 17歳ではなかったということ だ昔から言われているような17ヶが原因 の17歳で起きる災いではなかっ たM君の葬儀では久々に小学校時代の仲間 が集まっ た必然として話題はM君の死の原因と17 ヶ坂の関係の話になっ た誰が言い出したのかその時にみんなで 17坂にお祓いに行こうという話になり 葬儀の翌日に集まり17ヶ坂に向かうこと

になっ た急なことで霊媒師の当てもないのでお 清めの塩だけを持って翌日数人でお祓いの ため17ヶ坂に向かった しかし私はと言うとそのお祓いには参加し なかっ た嫌な思い出のある17ヶ坂に行く気がし なかったのとそのお祓い自体がM君の死に 対する冒涜のようにも感じられたから だみんながお祓いに行っている時間私は家 で待機してい たするとしばらくしてお祓いに行った数人 が結そを変えて私の家に駆け込んでき たお祓いのメンバーは17ヶがないと言っ て大騒ぎしてい た聞くといくら探してもあるはずの場所に 1坂が見つからないという 私は小学校以来十七が坂を歩いていなかっ たが坂が亡くなるような大きな工事は記憶 に ない私はきっと何かの勘違いだろうと思っ てお祓いのメンバーを落ち着かせ家に帰ら せ たそれから20年近い年月が経った 30代も半ばの中年となった私は最近よく M君のことを思い出してい た言い伝えでは17歳で災いが起きるはず が16歳で亡くなったM 君同じく坂で転んだ私には17歳の時も これといった災いは起きなかった M君の死と坂は関係がないの か私はそれを確かめようと考えて何十年か ぶりに17坂に足を運んでみることにし た家から17坂までの道を歩く途中私はM 君のことを考えてい たそしてあの17歳での災いというのは実 は昔使われていた数え年での17歳で現代 に直すと16歳での災になる場合もあるの ではないかとその時初めて気がつい たこれならM君が16歳で自己死したのと 矛盾が ない しかしそんなことが分かっても私に16歳 の時何も起きなかった理由にはなら [音楽] ないお祓いのメンバーが亡くなったと 大騒ぎしていた十7坂は当たり前のように あるべき場所に存在してい た私のせが大きくなったからか少し坂が 小さくなった気がしたが坂の全体の様子は 昔と何も変わら ない私はM君が自転車にまたがっていた 場所と同じ17坂の上に立ち下を見下ろし たM君が自転車で降りるのを怖がった急な 坂坂の中腹にには私やM君が転んだ場所も

あっ た私は当時のことを思い出しながら ゆっくりと坂を眺めてい たすると背後から突如として何か人の視線 のようなものを感じ た私が驚いて振り返るとそこには誰もい なかっ た しかし私はどうも自分の顔より下の位置 からじっと誰かに見られているような気が してならなかっ たまるで自分の目の前に小さな子供が立っ ていてその子供が私の顔を見上げている ような気がしたの だ私がゆっくりと目線を下に下ろすと そこにはやはり誰もいなかっ たしかし目線を下ろしたことで一瞬誰かと 目が合ったような気がし た誰かと目が合いじっと顔を覗き込まれて いる気が する私はぞくぞくと寒気を感じ瞬時にして 多量に冷汗を描い たそのまま私は焦りと緊張で微動だにでき ず硬直したまま時間だけが過ぎていっ たするとふっと急に今まで感じていた視線 を感じなくなり目の前から人の気配も消え たそして私の緊張もだんだんとほぐれて いっ た私の前に立っていたのは誰だったの か小学校時代のあの時M君を押した誰かな のだろう [音楽] か私は緊張がほぐれた後もその場で しばらくただ呆然と立ち尽くし たやがて私は坂を降り坂の麓へ歩いていっ たそしてM君にたけるために買った花束を 道の脇に置き両手を合わせM君の明服を 祈っ たそして今一度もう2度と訪れないで あろうこの坂を下から見上げてみ た坂の上には何もない誰もいない しかし私にはやはり坂の上に誰かがいて こちらをじっと見下ろしているような そんな不気味な感覚があっ た私が坂を眺めるのをやめ後ろに振り返る と背中に誰かの強い視線を感じ たしかし私は振り返らずそのまま 歩き出し17坂を後にし [音楽] たなあ人肉感に行かない か 夏休み私は休みを利用して久しぶりに実家 のある長野県へと帰ってき た普段は東京で働いているのだが実家は 山あいの

町気温は高いが湿度は低くて虫厚く ない左右にはアルプスが走り絶景を 作り出して いる都会に比べとても快適な気候と久し ぶりの故郷に嬉しさを感じながら私は実家 へ向かっ たどうやら家には誰もいないよう だ自営業の父と母は今働きに出ている兄弟 もどこかへ出かけているよう だ私は今に腰を下ろし一息つこうと考えた が先日までの仕事の疲れと朝早く家を出た ことが重なってか極度の疲れを覚えて家族 の帰りまで少しの間眠ることにし たややあって電話の着信音で私は目を 覚まし た私の貴教を知っている友人からの連絡で 要件は晩御飯の誘いだっ た久しぶりに実家に帰ってきたこともあり 家族と食事を取りたいと思っていたが やはり友人と会えるのは 嬉しい私は2つ返事で誘いに乗っ た電話を切り時計を見ると時刻は18時を 回っているだいぶ寝てしまったよう だ夕日が部屋の中をオレンジ色にめている 眩しく目がうまく開か ない相変わらずまだ誰も帰ってきてない ようだ顔を笑って母に食事に出ることを メールで伝え たみたくを整え私は車で友人の家に向かっ た到着して呼び輪を鳴らすとドアから 懐かしい顔が覗い た久しぶりにあったと愛のない会話をして その後近所の食堂へ行くことになっ た思い出話や最近の状況をお互い話し ながら食事を済ませそろそろ店を出ようと した時友人が顔をワクワクさせながら言っ たなあ人肉館に行かない か区間とは地元にある心霊スポットのうち の1つ だそれは街外れにある温泉街から少し山を 登ったところの廃墟で噂では昔焼肉屋だっ たが経営なで資金繰りがうまくいかず店主 が人を手にかけ人肉を商品として出してい たという場所 だ地元では割と知られている話だが私の 周りでそこを訪れている人はいなかっ た初めは乗り気ではなかったが友人の しつこい誘いとオカルトがまんざら嫌いで もないこともあって行ってみることとなっ た時刻は21時を回ってい たネットで人肉区間の場所を調べ私の車で 早速向かっ た車を走らせること30分人力感がある山 の麓までたどり着い た山の入り口にはなぜか鳥があってその奥

に道が伸びて いる車のヘッドライトをハイビームにして も鳥居から少し先は全く見ることができ ない漆黒の闇だ た地図では人力感はここから少し進んだ ところにあると示されて いる幸い車は通れそうで歩いて登る心配は ないよう だ私は慎重に車を進めた先が全く見えない 恐怖とこれから行く場所への恐怖が アクセルを 緩めるはも狭く再び下ってくるには奥に あるスペースでタをするしか ないこの視界だバックで下ることは朝を 待たない限り当て無理 だろう曲がりくねった坂道を登っていくと 左側に今まで追いしげっていた木が なくなり建物が見えてき た建物の横で私は車を止め助手席の友人が 懐中伝灯で建物を 照らすかなり大きな建物 だ一面白い壁だがコケが至るところについ て いるそして以前は看板がついていたの だろうか金属のフックが錆だらけになって いる目の前にはロビーのような広い スペースが広 ガラスが所々散らばって いる以前は一面ガラス張りで中の様子が外 からでも分かるような作りだったん だろうそして奥には机や椅がめちゃくちゃ に壊されて散らかっているのが 見えるおそらくここが人肉感だと確信 する私は車のエンジンを切 エンジンを切ると静寂がさらに強く なる虫の声すら聞こえない静まり返った森 の 中車のヘッドライトを消すのが怖かっ た真っ暗な森の中にたった2人言いよの ない恐怖に包ま れる私は胃を消してヘッドライトを消し たここから頼りにいるのは2人が持って いる懐中電灯だけ だ腕時計を照らして時間を確認すると22 時を回ってい た人肉間に入る方法は入り口らしきドアも あるがガラスが割れているため正面なら どこからでも入れそう だしかし建物の左右は木が美味しげるよう に生えていてとても建物の横を通って奥へ 行くことはでき ない友人が戦闘切って中へ入って いく床一面にゴミが散らかり壁には以前 訪れた人が書いたのであろう落書きが至る ところに書かれて

いるそれにしても怖い懐中伝灯しか頼れる 明かりがなく懐中伝灯を次の場所へ移した 時そこに何かいるんじゃないかと考えて しまう入り口から入り少し奥に進むと厨房 に入っ た調理台は錆に覆われ天井は雲の巣に覆わ れて いる包丁などの調理器具は何も置かれてい ないここも入り口と同様にカプ麺などの ゴミが散乱して いる奥にいる友人が私に懐中電灯を向けて こっちへ来いと合図をし たどうやらさらに奥に続く道を見つけた よう だヒジ1つで繋がっていて今にも取れそう なドアを開けた私たちは奥に続く廊下へ出 た5mくらいだろうか 頑丈なドアが行先を阻んでいるのが 見えるしかもその扉は南近場で固く閉ざさ れているよう だ腕時計を見るともうすぐ230を回る ところだっ た南近所もついていて時間も 深夜私はもうこの辺で引き上げたいと考え てい たしかし友人はどこで拾ってきたのか手で てきた棒を南京城に挟み込みテコの原理で 南京城を壊そうとして いるやめろと言いかけた時だった金属が 壊れるパキンという音が辺りに響い た私は無意識に周りを 見渡す今の音で誰かがやってくるのでは ないかと思ってしまう 友人は再び私に向かってこっちへ来いと 合図をして いる私はため息をつきながら友人の元へ 向かっ た頑丈な扉の先にはさらに奥に進む廊下と 上の階へ続く階段があっ た今まで正常されていたためかこれまで 散乱していたゴミはなく 物も壊されてい ないまさか焼肉屋の奥がこんなに広いと 思っていなかった我々は若干戸惑いを覚え たが友人はさらに進もうと促して くるだがもう夜も 遅い私は友人にここからは二手に別れよう と提案し た友人も今の時間を知ってか私の平安に しぶしぶ賛同し たそれぞれ一通り見て回った後またこの 場所に集合することとし友人はこのまま奥 の扉の先へ進んで私は2階を見ることと なっ た暗闇の中から階段を

見上げる階段は5段ほど登ったところで右 に折れているその先はどうなっているん だろうか誰かが立っているのではない だろうかそういった思いが一歩を送ら せる ガタン思わず叫び声をあげそうになった どうやら友人が先に進んだよう だ私も意を消し階段に足を運ん だ幸いにも階段を曲がった先には誰もい なかっ た階段を登ったところにはドアがあって私 はそのドアを開け た懐中伝灯で周りを照らして みるジム机がいくつか並んでおり黒板や ホワイトボードが壁に取り付けられて いるどうやら事務所のよう ださらに奥の壁は一面ガラスになっている 私はガラスに近づいて下を覗いてみたどう やらここから1階が見渡せるよう だ1階はとても広い部屋で天井はガラス 張りになって いるそのおかげで突き上げが差し込んでい て広い部屋をなんとか見渡すことが できるそれにしてもかなり広い学校の体育 感ぐらいありそう だ目につくものといえば巨大な機械が数大 とわのような草がたくさん落ちて いるまた中央には円形のスペースがあって それを中心に柵で作られた囲いが何個も 設置されているよく目を凝らしてみると 中央の円形のスペースに何か四角巨大な箱 のようなものが置かれて いるここからではそれ以上見ることができ ない私はしばらく考えこの部屋が何を目的 として使われていたのか分かっ たおそらく食肉の加工でもしていたん だろう柵で作られた囲いに牛や豚を入れて 育て真ん中のスペースで解体していたに 違い ないそしてさばかれた肉の一部が料理とし て出されてい た噂があっていればきっと人もここで解体 されていたん だろうそう考えると不気味さが一層強く なっ たそんなことを考えながら下を見ていると 明りがチラチラと動いているのが見えた 友人の懐中伝統 だ友人は大型の機械の付近を歩いているで もしばらくすると機械の影に入ってしまい 見えなくなってしまっ たその後私は今いる部屋を一通り見て回り 元きた階段を降りて友人の帰りを廊下で 待っ たどのぐらいの時間が立ったのだろうか

友人はまだ戻ってこ ないいくら広い部屋でもそろそろ戻ってき てもいい時間で ある友人の身に何かよからぬことが起きた のだろう か私は懐中電灯を再び構え友人が入って いったドアを開け た先ほど上から見ていたので大体どのよう な構造になっているのかは分かるが実際に 床に足をつけてみるととても 広い入ってきたドアから通路が奥まで続き その行き先に上から見た円形のスペースが ある はずその途中通路を挟むように大型の機械 が置かれて いる大きな声を出して友人を呼べばすぐ つかるかもしれないが周りは静まり返って いてなぜか声をあげることができなかっ た仕方なく周りを注意しながら足を 進めるもしかしたら友人がどこかの影から 私を脅かすため飛び出してくるかもしれ ない歩く度足元にあるわがこすれてざささ と音が 鳴る入り口から伸びている通路を少し歩い たもうすぐ2階から見えた円形のスペース が見えてくる はず予想通り少し歩くと円形のスペースが 見えてき たそして2階からはよく分からなかった 四角い物体も徐々にその姿を表した 歩く度鮮明になっていく四角い 物体それの正体に気がつくまでさほど時間 はかからなかっ た四角い物体は巨大な冷蔵庫だった家庭用 のものではなく業務用の大きな冷蔵庫が ポツンと置いて あるなぜこんな場所 にあまりにも不自然である このような場所では不自然に感じるもの ほど恐怖を覚えるものは ない私は冷蔵庫に近づいてみ た冷蔵庫は錆だらけでとても動きそうとは 思え ないとってに手をかけて手前に引いて みるだが鍵がかかっているのだろうか扉は 開か ないしばらく押したたり引いたりを 繰り返してみたが扉が開くことはなかっ た私は再び友人を探そうと先ほど2階で 友人を見失った大型機械の方へ向かうため 冷蔵庫へ背を向けて数歩歩いたその 瞬間 ブ突然の合音に体が硬直するどこから 聞こえてきているのかはすぐに察しがつい た真後ろにある冷蔵庫

だもう壊れているだろうと思い込んでいた 冷蔵庫が凄まじいファンの音を響かせ ながら動き始め た私は意を決し振り向いた足はあまりの 恐怖で震えが止まらないもう何がなんだか 分からなくなってき なぜ急に冷蔵庫が動き始めるん だ数十秒合音を発する冷蔵庫をただ呆然と 眺めているとやがて音は止んだ [音楽] そして冷蔵庫のドアが開い た重く鈍い音が部屋に響き 渡るドアはゆっくりと開いていきその奥に 隠されていたものをさらけ出して いく見慣れた目見慣れた花見慣れた 口見なれた顔 だ友人の首がそこにあっ た友人とは中学からの付き合いで ある中学時代はほとんど毎日峠校を共にし てたくさん遊ん だ高校大学はそれぞれ別の学校へ進学し その後友人は地元の企業へ就職私は東京の 企業に就職し たお互い違う場所に住んでいても起業した 時には必ず一緒に酒を飲みに行く 何でも話し合える大切な友人 だそんな友人の首が開かれた扉の奥に置い て ある両目から血が流れ黒目は左右別の方向 を向いて いるそして口からは蛇のように長い下が 飛び出て いるおそらく切り取られて口に加えさせ られているのだろう 私は失禁したそして震えが絶頂に達した足 は私の体重を支える力を失い私はその場に へたり込んだただただ悲しみにくれて呆然 とすることしかできなかっ た そして カシン かしどこからともなく金属のこすれる音が 聞こえてき たどうやらその音は冷蔵庫の奥突きあかり が届かない闇の中から聞こえて くる私は懐中伝灯をその音へ向けた光の中 から徐々に何かが現れて くる ゆっくりゆっくり とそれはとてつもなく長い包丁を両手に 持ち血だらけのエプロンと手袋をつけた男 と真っ赤な血に染まった友人の服を着た女 だっ た女の手には人の腕が握られて いる男が両手に持っているのは牛の首を

断種するための包丁なんだろうか錆びきっ ていて血がこびりついて いる男は笑顔でその両手に持った包丁を 仕切りにこすり合わせて いる女が持っている腕には友人の腕時計が 巻かれている女はその腕時計を狂ったよう に外そうとして いる彼らは私に友人を失ったことに対して 悲しんでいる時間を与えてはくれなかっ た男がが両手の包丁を振り上げながら こちらに向かって走って くる殺される私は立ち上がって全力失踪で 今来た道を走った1度も振り返ることをせ ずただただ出口へ向かって走った後ろから はガシャンガシャンと物が壊される音と 叫び声が聞こえて くる走りながら私が聞いた言葉はいただき ますという言葉だった男はその他にも意味 不明なことを叫んで いる出口から飛び出し車に飛び込んだ 震える手を抑えながらイグニッションを 回すすぐにエンジンがかかり私は車を走ら せ た山の麓にはどこかで展開しないと戻れ ない私は山を登った曲がりくねった山を 登っていくとやがて霧が辺りを覆ってき た霧のせいでほとんど視界はゼに 近いやを得ず速度を落とし展開できる スペースがないか辺りをよく 見回す見回しながら車を進めていくとこの 道の終了を意味する鉄正の丈夫なもんが 現れ た門には鎖が何十にも巻かれていてたえ車 で突っ込もうとも開くことはできない だろうそれを見て私は車を止めたそして 友人のことを考えて泣い た泣きながら窓の外を 見る私は携帯電話を取り出し母に向けて メールをを打っ たごめんねお母さんごめんやっぱり東京に 戻るよちょっとやぼよができちゃってさ お母さんの作ったご飯久しぶりに食べ たかったけど残念だなまた来るからね本当 に ごめん送信を終え私は携帯電話を 閉じるそしてで先ほどから私の横に立って いた男は私が携帯電話を閉じるのを見て車 の窓ガラスを叩き割っ たDET

怖い話・怪談・不思議な話などなど
様々なオカルト談をご紹介するチャンネル、マヨナカプレゼンツです。
今夜も極上のお話をお届け致します。

八尺様
地元温泉の怪
国境の山岳地帯
十七が坂
人肉館

※音量のバラつき・最近の動画との話被り等
ありましたらすみません!

読み手と編集 玲緒

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◆マヨナカプレゼンツ怪談つめあわせ

◆2022年の全ての怖い話

◆怪談総集編(途中広告なし動画)

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マヨナカプレゼンツでは今後も様々なジャンルの「怖い話」を朗読して参りたいと思います。
作業用・お散歩用として使用したり、じっくり場面を想像して聞いて頂いたり、様々な用途でご利用ください。

定期投稿を心掛けていますが、予告せず投稿できない時もあるかと思いますのでご了承下さい><
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どうぞよろしくお願い致します!
(*^▽^*)

玲緒(れお)

10 Comments

  1. 玲緒さん、こんばんは~😀
    「八尺様」こちらもリクエストにお応え頂いた作品ですので、思い入れがあります☺️
    作品自体も洒落怖の‘顔’と云うべき名作ですよね~
    玲緒さんの「ぽぽぽ……」は何時聴いてもクセになります😁
    本日も投稿ありがとうございました!

  2. 玲緒さんこんばんは
    わー人肉館 でたーと言う感じでした 怖いですよねー友達と行かなければよかった でも主人公お母さんにメールなんてしてる前に後ろ向きでも車を走らせればよかったのにきっと友達と同じになってしまったのですね何度聞いても怖い話ですね

  3. こんばんは🍷
    今夜は別格に怖い話しの詰め合わせありがとうございます😊
    自分的には、八尺様と、人肉館は特に好きな話しなので嬉しいですよ😉

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