【スカッとする話】俺が市場規模1兆円を誇る技術の開発担当とは知らない新社長「中卒の負け組はクビなw院卒のエリートが後任だからw」俺「勝ち組と頑張って下さいね」→お望み通り速攻で退職

お前そろそろこの会社には用済みじゃ ねいきなりそう言ってきたのは同僚の友之 あえどうして俺がそう反論したがその瞬間 俺は社長に呼ばれたこの後まさかあんな ことが起こるなんて思ってもいなかったの [音楽] だ俺の名前ははと30歳の会社員だ俺の 人生は正直言って褒められたものではない 父親は借金をしてある日突然いなくなり 母親は父親の恨み言を俺に吹き込んで パチンコ ざま近くに住む母方の祖母がいなかったら 俺の人生は終わっていた中学の頃には すっかりぐれていて家に帰らず悪い仲間と 夜通し遊んだり先輩のバイクの後ろに またがって夜に走り回ったり今では 恥ずかしくて言えないようなことを当時の 俺はかっこいいと思っていたのだまあ家に は母親の彼氏がいることもあって単に帰り たくなかっただけでもあるたまには祖母の とろに行っていたが俺を心配してくれる 祖母にぐれている姿を見せたくなくて次第 に祖母の家にも行かなくなってい たしかしある時祖母から珍しく電話があっ た友達に進められて初めてスマホを買った のだが使い方が分からなくて困っていると いう [音楽] はあめんどくせえ なと言いながらも俺は祖母の役に立てるの が嬉しくて祖母の家に通い詰める日が続い た俺はスマホや学校で習うパソコンの授業 なんかはすぐに理解していた他の授業は さっぱりだけどパソコンの授業だけは 面白いとも思っているスマホをいじり ながら祖母にそのことを話すと次に祖母の 家に行った時には新しいノートパソコンが 置いてあっ た友達に進められて買ったんだけどね スマホよりも使え方が分からなくてはとの 好きなように使ってちょうだい 祖母はそう言ったがそれがバレバレの嘘だ と俺にはすぐに分かった祖母は俺の話を 聞いて俺のためにパソコンを買ってくれた のだそれ以来悪い仲間とつむことが減り 祖母の家に行きパソコンを触る時間が増え た進路も情報系の高校に行きたくて中3に なる頃にはそれなりに勉強をするようにも なっ た勉強を頑張るようになると先生やクラス の友人の俺を見る目が変わるぐれていた時 には話をしなかった奴らも普通に話して くれるようになったのだ俺に勉強を教えて くれるやもいた先生や友人のおかげでなん とか高校に合格し俺はこれから順風満々な

高校生活を遅れると思ったのだしかし氷の 春母親が蒸発した彼氏と家を出ていった ようだ学校から帰ると家はもぬけの殻で 書き置きだけが残されていた祖母も知ら なくて俺も祖母も母親の携帯に電話をした がすでに解されていた 探すすが ないもう俺は母親なんてどうでもいいと 思ったでも現実問題お金がない祖母が学費 は何とかして出してくれると言っていたが これ以上祖母に負担なんてかけられないし アルバイト代だけでなんとかなるわけも なく俺は高校中退することになっ たそれからは祖母の家に住まわせてもらい アルバイトをかけ持ちして生活費を稼ぐ そんな生活を2年ほど続けていたら たまたま求人誌でエンジニア募集の記事を 見た未経験でもOKと書かれていてダメも で応募したらなんと受かったのだ小さな 会社で社長が面接をしてくれたのだが俺の 熱意が通じたと言ってくれた俺はそこで 意欲的に勉強もし先輩や上司にしつこい ほど聞いて知識を 叩き込む最初はしつこいと煙たがられてい た上司にも徐々に俺のやる気を認めて もらうことができたこれでようやく人のみ の生活ができるそう思っていたのにそれ から数年後社長が取引先に騙され会社は 倒産俺はまたもや居場所をなくしてしまっ たのだとはいえ職歴はあるのでエンジニア として転職活動を始めたすると割と すんなりと採用してくれた会社があったの だ中卒だという部分で説明は必要だったが 社長が話を聞いてくれて採用となっ たもう1人俺と同時期に中途採用された 人物がいる同年の友幸だ友之は大卒で頭が 良く人当たりもいい俺はすぐに仲良くなっ て俺の追いたちも全部話したほど だしかし友の本を俺は見抜けていなかっ た俺はしてから半年ほどで大きな仕事を 担当したスマホを使った決算システムの 開発 だこれのサポートをしてくれたのが友幸だ でも正直言って友幸はほとんど使い物に ならなかった俺は元々エンジニアをしてい たのである程度の経験は積んでいたのだが 友幸はエンジニアとしては実績がないそれ なのに大卒の方が偉いと思ってらしくて俺 を部下のように扱い始めた週末までにこれ 終わらせとけよと俺にさしずするこの辺り から俺は友幸の本性に気づき始めたのだと はいえ任された仕事だから友幸の指示が なくても俺は当然仕事が終わるように スケジュールを組んだそしてつい最近それ が完成したの

だスマホ決済のシステムを開発し結果的に の市場規模となる上司は俺のことを褒めて くれボーナスも出たのだが友は俺のいない ところで自分がシステムのほとんどを 作り上げたと嘘をついていた俺はわざわざ 自分の実績をひけらかすタイプではないし 影で友之がそんなことを言っているとは 気づいていなかったそしてそんな時に社長 が交代することに なる俺たち員に詳しい事情はよくわから なかったが突然の社長交代に驚いたでも別 に社長が変わったところで俺みたいな 平社員には関係ない だろうしかし新社長はよく車内をうろうろ していて平社員にも話しかけてくる俺は 開発したシステムのメンテナンスに 取り組んでいて社長と話す時間があるなら パソコンに向かっていたかったそれに奥の 席でパソコンに向かっているような俺には 社長も用事はなかったようで話しかけ られることもほとんどなかっ たそんな時友幸は社長に随分取り入ってい たようだよく社長と話している姿を 見かける友幸が俺に自慢してきた話による と友幸は社長と同じ大学出身ですぐに気に 入られた らしい俺は市場規模1兆円のシステムのの メンテナンスやアップデートの作業を担当 し忙しくしている社長に作業内容を聞かれ て答えたこともあったが社長はあまり理解 していない様子だったこの社長がどんな人 か知らないが大卒でない社員は見下してる し気に入らない人間の話は聞かないという 感じで俺はあまり好きでは ない俺が中卒だと友から聞いたらしく中卒 でも社員になれるだな俺だったら絶対に 採用しないけどなとニヤニヤ笑っていって くるような人だまあ社長と関わること なんてそんなにないし給料がもらえれば それでいいと思ってい たそれから数ヶ月後俺が休憩室でコーヒー を飲んでいると友幸が近づいて くるこの頃には友の本が分かっていたし俺 は距離を置くようにしていたのだ がは俺を見下して優越館に浸っている節が ありよく話しかけてくるの だお前そろそろこの会社には用済みじゃ ねいきなりそう言われて俺は思わず苛立っ たはどうして俺 が用済みというのなら大した仕事もしない で社長の腰巾着をしている友幸の方じゃ ないのかいつもは友之に言われておけば いいと思っているがさすがにこの言葉には 頭に来たするとその瞬間休憩室のドアが 開くここにいたのかそう言って入ってきた

のは社長だ俺と友幸は社長室に呼ばれ たまた何か新しいプロジェクトだろうか 友行と組んでやらされると手柄を持っ ていかれそうだし面倒だなそう思って社長 の言葉を待つ すると社長の口から出たのはとんでもない 言葉だっ たお前中卒だったよなあはいそうです が俺は社長の言葉に頷く社長は俺を見て ニヤニヤする と中卒って負け組だよなと言ってきた俺が 戸惑っていると社長は 中卒の負け組は首 なと突然言って笑い出したのだえ 首俺が思わず聞き返すと俺の横にいた友之 が笑い 始めるはとお前いつまでこの会社にいるん だよ前の社長は学歴なんか関係ないって いうタイプだったけど今は違うんだぞ やっぱり必要なんだねえ 社長友が社長にそう言うと社長も笑い ながら頷く俺は頭に血が登ったがなんとか 冷静に言葉を絞り出し た僕が担当しているスマホ決済のシステム は社長は俺の言葉に 笑う問題ない卒のエリートが公認だからな うちの社員は学歴が低すぎる俺が社長に なった以上高学歴の社員を増やし会社の 売上も倍増させるんだお前みたいな負け組 うちには必要ないんだ よそれにあのシステムは友君が中心に開発 したそうじゃないかお前がいなくてもどう にでもなる よその言葉に友が続い たまあに花を持たせやろうと思って表向き は斗が開発したことにしてあるけど社長に は本当のことを伝えてあるからなお前の おいたちがあまりにもかわいそうでこの 会社にお前の居場所を作ってやりたかった んだよおかげで仕事もしやすかった だろうつまり実際には何の役にも立た なかった友之が自分が開発したと社長に嘘 を吹き込んでいたのかしかも俺のことを 思って向きは俺が開発したことにしている と手の混んだ嘘もついて社長が友行の話を 鵜呑みにしているなら友幸は優秀な エンジニアで同僚の立場も考えられる 優しい人間とでも思っているということか 腹は立ったが俺はだんだんとどうでも良く なってきたむしろこんな会社こっちから やめてやる俺は 後先考えずそう決意したのだそして俺は精 一杯の嫌味を込めてわかりました勝ち組と 頑張ってくださいねと言ってやっ た俺はその日のうちに退職届けを出し会社

を後に するやってられるかそう言いながら家へと 帰った俺は家に帰るとようやく冷静を 取り戻す 明日からどう しよう俺は今更そう思ったのだでももう 戻れない俺はパソコンを開いて転職サイト を見ることにしたそこでふと気になって前 の社長の名前を検索してみる前の社長荒木 さんは退職後にアパレル関係の会社を 立ち上げたらしい俺は荒木さんのSNSを 見つけダメもでメッセージを送るすると なんと1度会って話がしたいと返信が来た の だ翌日俺は荒木さんとの待ち合わせ場所に 向かうはと君連絡をくれて ありがとう荒木さんはそう言って親しげに 話しかけてくれた俺は会社を辞めた経緯を 話す荒木さんはそんなことがあったのか あいつバカだなと新社長のことを笑った実 は新社長を担ぎ上げる派閥が出てきて荒木 さんは社長を退任することになったのだ そうだ今更事実を知って驚い た俺は荒木さんが社長の方が全然良かった ですけど ねため息をつきながら言うと荒木さんは 笑うだったらうちの会社に来てくれよやり たいことをやってはいるもののどうもいい エンジニアがいなくてね開発したい システムがあるんだけどうまくいってない んだ俺には願ってもないことだった詳しい 話を聞き俺は荒木さんの会社に転職する ことと なる転職してからは充実した日々を送って いたするとある日大きなニュースが 舞い込んで くるは君あいつらやっちまったみたいだな そう言ってネットの記事を見せてきたのは 荒木さんだそこには前の会社が倒産する だろうという記事が書かれているこうなる と思っていた俺が退職してからあのスマホ 決済のシステムはろなメンテナンスがされ ていなかったのだ表向きは不具合の修正と してアップデート情報なども出していたが 一向に解消されない不具合もありさらに クレジットカード情報が留出するという 事故もあった 俺の公認の印刷エリートがどんな人かは 知らないが学歴だけで実績もない人だった んじゃないかと思う友幸だってシステムの 内容を理解していなかったしまともに メンテナンスできる人間がいないなんて 倒産に追い込まれたって仕方ないだろう そう思っていると友幸から俺のスマホに 着信があった最初は出なかったのだが何度

もかかってくるのでとりあえず出てみる ことにすると が慌てた口調で行って くるはと今どこにいるんだ会社が大変な ことになってる今すぐ来て くれ俺はため息をついたは何言ってるんだ よ俺は首になったみだ今更どうしろって 言うん だ俺は休憩室で電話をしていたのだが荒木 さんが入ってきて電話を変わるように ジェスチャーする俺がスマホを渡すと荒木 さんがはと君に話があるなら社長を連れて これから言住所に今すぐ来いというそして 荒木さんは会社近くの喫茶店に俺を 連れ出したしばらくすると友幸と社長が やってくる荒木さんがいることに驚いてい たが今はうちの社員だからな立ち会いをさ せてもらうと言って同席してくれた社長 はお前のシステムが骨だからうちの会社は 倒産寸前だよこれだから中卒になんて仕事 をさせるべきじゃなかったんだ今すぐなん とか しろと言ってくる俺は静まっていた怒りが 込み上げてき た何言ってるんです かそもそもあれは友が開発したことになっ てるんですよ ねまに負えなくなって社長に本当は俺が 開発したって白場したんでしょうけどそれ で俺に責任をなすりつけようってことです よ ね友之も自分が開発したなんて大きな嘘 つくんのならそれなりの勉強でもしろよ お前ごきがあんなシステム開発できるわけ ないしそれすらも見抜けなかった社長も おかしいけどついた嘘を本当にできる くらい勉強していればこんな大事にはなら なかった だろう荒木さんは厳しい顔つきで俺の隣で 頷いているが友幸と社長は俺を睨むだけ だ友幸の行動は図星だったのだろう俺を 睨む目つきが一層きつく なる俺を首にしたのはあんただし勝ち組の エリートが俺の公人でしたよ ねそれはどうしたんですかシステムの メンテナンスもできないんですかエリート なのにまどうせ学歴だけのポコだったって ことですよ ね俺はそう言って笑うと社長は唇を かみあいつは公人に任命したが最終的に そんな責任負えないとか言って会社に来 なくなった よと悔しそうに叫んだ俺と荒木さんは笑う しかなかっ た俺は中卒の負け組なんであんたたちの

勝ち組の会社とはもう関わりたくありませ んそっちだって俺みたいな負け組に頭下げ たくない でしょそう言うと荒木さんも笑って口を 開くは君の言う通りだお前は俺のことも 負け組だと言って会社を追い出したんだ その結果が倒産とは大した勝ち組だ な荒木さんが席を立ったので俺もそれに 続くそういうことなんでせいぜい頑張って ください ねそう言って喫茶店を出 [音楽] たそれから1週間後案の定あの会社は 倒産賠償請求などもあり相当な負債を追っ ているようで荒木さんの話によると会社の 資産はもちろん社長は家も売却したそう だは今回の件で婚約者に婚約破棄されたと かで泣きながら謝罪の電話が来 た友幸は嘘をついていたこともあり会社 から損害賠償を請求され倒産する前に首に なっていたらしいまあ今更謝られても しょうがないしどうでも いい俺は荒木さんの会社で新しいシステム を開発し今そのシステムが普及している俺 はますます仕事にやりがいを感じている ところ だあいつらバカな日本人だって言ってます よ役金を全額もらった方がいいのに計算も できないの かって悔しそうな部下の言葉に俺は首を 振る言わせておけどっちがバカかすぐに 分かる さ俺の名前は佐藤俺は町場の南坊として 生まれ た実家の町場は兄が継いだので俺は起業し 町場のブローカーになっ たなんだかちょっとうさ臭い仕事に思わ れるかもしれないがかつて街場ではなくて はならない仕事だったの だ高度経済成長にはそれぞれ違う技術を 持つ町場が集まった企業団地が日本の あちこちに存在してい た企業団地にある街場を正しい順番に回っ て仕事を依頼していけば大抵のものは 作れるのだが一般のお客様は自分の欲しい 製品を作るのにどこに何を依頼すればいい かわから ないそんなお客様と街場をつげる役割が ブローカーだったの だお客様はブローカーに依頼するだけで 欲しい製品が手に入り街場はいつも通りの 作業をするだけで面倒なやり取りを全部 ブローカーにお任せ できるブローカーはそれぞれから仲介手数 料をもらえるという全員が特をする関係に

なるのだうまくいけばだ が結局ブローカーへの仲介手数料が余分な 費用としてかかるわけだし通信機器の発達 で直接 客と待場がやり取りできるようになると ブローカーは次第に姿を消していっ たしかし最近ブローカーに注目が集まって いるの だ街場だって今の時代は海外の企業とも 取引しなければ生き残れない海外との仕事 を仲介してくれるブローカーが必要になっ たのだというわけで俺は街場のブローカー をしている うちは俺と社員が数人の小さな会社だが 日本だけでなく世界の企業とも取引がある 今日は取引先のある中国企業を町場への 現地視察へと連れてきてい たこの中国企業にはいくつかの特許を 組み合わせた部品を納品している下町のマ コバパワーの合作 だ引きpositionの中国企業は最近 社長が交代した ばかり今回必殺に来たのは新しく社長に なった王社長と中国人の部下2人だ通訳が 1人同行して いる王社長は日本語がそれなりに悠長だが 部下2人はあまり得意ではないよう だ俺は英語と中国語を少し部下の富田は 日本と台湾のハーフで日本語中国語台湾語 が堪能 だ今回せっかく通訳がいるし俺の下手な 中国語よりも日本語で話した方がいいと俺 は日本語で話してい た富田もそれに習ってずっと日本語で説明 して いる視察中王社長は俺たちと話す時は日本 語だが部下たちと話す時は中国語だ 俺には何と言っているか分からなかったが あまりいい雰囲気では ないとたは笑顔が剥がれていきだんだんと 無表情になってい たとたなんて話して いる俺がこそっと聞くととみ田は想像以上 にボロいところで作っているんだなと言っ ていますあとはずっと日本の悪口ですよ 聞く必要はありません と吐き捨てるように 言う中国人はこれだから雰囲気でだって 伝わるって分かってないんですよそうだな 俺だけでなく周りも感じているだろう な町場の人たちもなんだかちょっと軽減 そうな顔で遠巻きに見てい た俺は王社長たちの様子を気にしながら さらに視察を進めて いくで俺たちは王社長たちの行動に違和感

を持っ たそれで工場のホームページはありません か連絡先は英語か中国語の分かる社員はい ます か王社長は新しい町勾配へ行くたび名刺 交換をした後にこの質問をするのだその間 王社長の部下たちは無遠慮に写真を撮り まくるすみません機械の写真 はとみ田が止めようとすると日本語分かり ませんと言い無視を 決め込む富田がまたこそっと俺に話しかけ て くる相変わらず中国語ではボロいとか汚い とか散々馬鹿にしているのに何のつもり ですか ねまさかとは思うが直接交渉して引き抜く つもりかないやこんなあかさにはしないか わかりませんよあいつらつの川が暑いです から俺たちの疑問は王社長の近い将来中国 へ引っ越すつもりはありませんか歓迎し ますよという言葉で確信に変わって いく極めつきは兄からのメールだっ た今回の殺最初にうちの実家の場をだがの 中国人の部下と通訳が兄のとの従業員に しつこく連絡先や中国へ引っ越すきがある かお金に困っていないかと聞いていた らしい中業員から兄への報告があって発覚 した多分兄にそういう話をしなかったのは 俺が自分の兄だと紹介したから だろうちょっと注意してを 見る俺は富田にさいた視察が終わると親睦 会として王社長おすめの中華料理店へ行く ことになっ たこの店は本物の中国人が料理しているん だよ日本人は中国料理をパクるが本当の 中華は再現できないここは本場の味 だ酒が進むにつれうんざりしている俺たち をよそにの美が 続く酔っ払ってきたのか口調も 荒い今日視察をして日本の町場はまるで 100年前の中国のようだと思ったよ みんな貧しくて汚かった な100年前って言いすぎだろっていうか 中国は今でも大都市以外は貧しい地域が 多い だろ富田が小さく 毒づくおいと言いすぎだ ぞ俺はその通りだと思いながらも口では 止めるまあ中国は広いほんの一部貧しい 地域があるのは否定しない よ王社長はにっと 笑うしかし中国の工場はハテそのものだ どんな小さな工場でも自前のホームページ を持っているリアルタイムで製造工程や 製品の状況をすシステムもなそれが中国

基準なんだ世界最高のシステムと技術だ よですが本社の部品日本の街場に依頼して いますよね日本の特許技術の詰まった部品 がなければ製品が作れないはずです が王社長は俺の嫌味にも余裕たっぷり だ私は今日の殺で確信したよ日本の町場は もう終わりだボロボロで汚すぎるあんな ボロ工場で作られた部品なんてすぐ故障し てしまうだろうなその点中国はどの工場も 綺麗で最新式だ中国は広いから何千何万の 工場が あるじゃあ日本の工場に依頼しないで中国 で部品を作られたらどうです特許部品なの で無理でしょう けどあまりにカチンと来たので俺はつい 言ってしまっ 一瞬しまったと思ったが富田が満足そう にさすが社長と拍手するその時王社長も なぜかニコニコしながら頷いたああそうさ せてもらう中国には日本のボロ工場の 代わりはいくらでもいるからな契約は中止 でいいなおっと契約中止はそちらから言い 出したことをお忘れなく どうやら俺の出現を待っていたのは王社長 だったよう だ王社長は有利な立場で契約を中止に しようと挑発していたの だろうそれならそれで俺にも考えがあっ た俺はわざとわかりましたそれではご自由 にどうぞとしぼりしたように言って やるやはり中国の工場は世界一だからな 悪く思うな よ王社長たちは自分の思い通りにことが 進んでいると勝ち誇って いる俺は残念だという態度を崩さずでは 途中で契約を中止するということですね 医薬金が発生しますがよろしいですよねと 告げるそちらから中国の工場で作れと言い 出したのになんで私が医薬金を払わなけ そちらから言い出したんだから医薬金を 払うのは佐藤社長 だろいいえ契約書を確認して くださいむっとした王社長に俺は済まして 答えたその時王社長に部下が早口の中国語 で何事かを さくとたが手元の神 に今の話は日本側が正しいから金は払った 方が問題にならないと言っていますその方 が結果的に安上がりだともと走り書きをし て俺に 見せる王社長はしぶしぶと言った様子で うんそうか分かった医薬金は払うと答えた 俺は さらにでは現在の在庫は買い取りでいい ですねと

聞くちょっと待 くれ王社長はまた中国人の部下と話し始め た富田がまたこそっとどちらの方が得か 話していますよと教えてくれ た俺も富田と作戦会議だじゃあ医薬金を 放棄して例の件進める か僕もそれがいいと思い ます俺たちが頷き合っていると 長が 図々しく在庫分は買いとるからその分医薬 金を減らせないかと言ってき た在庫の買い取りは当然ですし契約書にも 書いてありますよ薬金も減らすことはでき ませ ん俺より先に富田が口を 開くなんだと書いとるんだからそっちも融 を しろ俺はパンとを叩いたそしていかにも いいアイデアだというようにニコニコし ながら行ってやっ た うーんそれではこういうのはどうでしょう 医薬金を半額にする代わり全在庫は渡し ませんし在庫の処分についての権利は こちらが持ち ます医薬金を満額支払ってもらった方が 金額的には高くなるしかし俺はそれよりも 研究され技術を盗まれる方が嫌だっ た王社長はまた部下と電卓を叩きながら 相談を始め たあいつらバカな日本人だって言ってます よ役金を全額もらった方が高いのに計算も できないの かって今は言わせて おけ俺は富田を なめる王社長たちは自分たちが分からない と思って早口の中国語で今日必殺に行った 先のどのくらいの街場から長方を引き出し 技術を盗めそうか相談してい たとみ田が手元に隠したカナキンに 走り書きしながら何を話しているか教えて くれるがだんだんと字が崩れてきて 怖い明らかに怒っているのが わかる俺は自分よりもイライラしている 富田のおかげで妙にになっ た王社長たちは俺に向かってさを残念そう に分かったそちらの条件を飲もうこれで話 は決まったなと言ってくるそうですねでは 契約中止の手続きと行きましょう かこうしてお互い腹の中では舌を出し ながら表面上はやかに契約中止となったの ださて兄貴に連絡をするかさっきから何度 も着信が来てるん だ先ほどから兄はそれぞれの街場に連絡を 取ってくれてい

た俺は兄に電話をするすると兄の街場と 同様に従業員や社長に中国へ来てくれませ んか大金が欲しくないですかなどと声を かけあかさな引き抜きや買収をしようとし ていたことが分かったの だもちろんみんなその場では何も言わ なかったり断っていたりしたようだ よ兄の言葉に俺はほっと胸を撫で下ろし た俺は町場のみんなは絶対に王社長の話に は乗らないと思ってい た王社長たちはそこを見誤っていたの だとらぬたぬきの川残業でうちとの契約を 中止したわけだ 翌日俺はとある会社に電話したもしもし実 は電話をしたのは以前からうちに連絡が来 ていた日本の会社で例の中国企業の ライバル会社に あたるその会社からは以前から部品を 下ろして欲しいとの相談が来ていたの だかなり大量の発注でなおかつこちらでも 益の出る価格だったしかしこの相談が来る ほんの少し前にほぼ同種の部品を中国企業 に下ろすことが決まっていたから俺たちは なくなくこの会社との取引を諦めたのだ実 は今回の在庫の特許部品は国際企画で製造 しているためごく一部を解体して組み立て 直すと他の会社の製品にも接続可能になる 俺がダメもで電話をしたところその会社で はうちから断られたことで計画が一時中断 になっていたと分かっ たうちの会社が部品を納品できると話した 途端計画の再指導が決まったそう だ実は元々うちで出していた企画案は2つ あって激安で大量生産する路線と高級路線 だっ た例の中国企業は激安路線で日本企業は 高級路線の案を採用していたまあ高級と 言っても一般人が買える程度だが俺たちは せっかくの技術を安売りしたくないがだ からと言って富裕層しか手に入らないのは 困るの だそれから数週間後王社長から電話が入っ たやはりもう一度契約をしてほしい 王社長は不機嫌そうな声で再契約を 迫る残念ですが契約中止の時にかわした 覚え書きに再契約はしないという言葉を 入れていますよ ねそれはそうだがどうぞ日本のボロい街場 でなく中国の工場にご依頼くださいね わざわざ日本の町場の従業員に教えて もらわなくてもきっと素晴らしい特許部品 を作れるでしょうから ななぜそれを中国語は分からないはず じゃ王社長が本気で驚いているので俺は 呆れて

しまう俺はそこまで分かりませんがうちの 部下は中国語が分かりますからねそうで なければ仕事にならないでしょう汚いぞ 騙した な悪いことをしようとしていたのは王社長 あなたたちの方じゃないですか それから言葉が分からなくても馬鹿にして いる雰囲気って伝わりますからねたえお金 をちらつかせられたところで仲間を裏切っ て自分を見下している相手にすりよろう なんてそんなプライドのない職人はいない んです よ王社長たちは町場の職人たちを金を積め ば言うことを聞く貧乏人だと思っていた ようだがそれは 違う王社長たちのは街板の人たちの反を 買っただけだったの だ俺が丁寧に説明してやると王社長は悔し そうにうめいて電話を切ってしまっ たその後しばらく電話は来なかったが ライバル社からうちの特許部品を使った 製品が販売になるとどこから聞きつけたの か王社長から電話がかかってき たなんてことをしてくれたんだお前たちは 義というものがないの かもちろんこちらを尊重してくれる相手に はあります よ俺が笑いながら答えると王社長はいい気 になるなうちがすぐに類似商品を安値で 出して売れなくしてやるから なと言って脅して くる堂々とパクり宣言するのって 恥ずかしくないですかうるさいここまで メツを潰してただで住むとよ夜道には気を つつけることだ なそして俺が言い返す間もなく王社長から 電話を切られてしまったの だ俺は王社長の捨てゼリフを負け犬の 遠吠え程度に思っていたがと見た は社長念のため襲撃とかあすに警戒した方 がいいと思い ますと言い王社長たちが本当に何かして くるのではと心配してい た奴ら日本人には想像もつかない手を使っ てくるんです よ俺も心配になり兄と町場の勇志で不審者 がいないか見回ったりする かなんて相談を 始めるところがその心配は義勇に終わった なんと天罰とも言える事態が起きたの だとみ田がネットニュースで見つけたのだ が 王社長の新工場で天井の暴落事故が起きた らしい機械が壊れ工場再会の見通しが立っ ていないと

いうさすがチャイナクオリティですよ自分 たちのことが大変でもううちにかまって いる余裕はない でしょう富田が満足げに 笑うまああちらの従業員に怪我人はい なかったのが幸いだなしかし今回の件で 色々考えさせられたよ幸い今回の日本企業 との契約はうまくいっているが今後また別 の国と交渉をする時同じような失敗に気を つけなければいけ ないそれが分かったことが大きな収穫だっ たこれからも気を引き締めてブローカーの 仕事をしていきたいと [音楽] 思う全くじじの土方なんて何の役に立つん だかしかも聞くところによると高卒だそう じゃないか僕の評価に関わるんだから足を 引っ張らないでくれ よ現場監督が俺を見て鼻で笑うただでさえ 耳を疑う言葉だがなんと初対面での出来事 であるその後何かと毎日馬鹿にされるよう になるのだがいつか見てろよと俺はこ心の 中で舌を出してやり過ごしていた俺の名前 はキリノ65歳の土木作業員だ子供たちは 成人し今は妻と2人で暮らしている高校 卒業後に建設会社に入社した俺の年代は 進学よりも就職が多かったのも要因だ以来 ずっと土木工事に携わってき た屋外での肉体労働というのもあり妻は俺 の体を心配してくれるが俺はまだまだ現役 だとはいえ妻が心配する気持ちも分かる もう少し働いたらそろそろゆっくりしても いいかなと思い始めてい た今は新しい現場でマンションの建設に 関わって いる現場仕事に不満はないが俺の家の悩み は現場監督の小だ自分をエリートだと鼻に 俺たち土木作業員や職人をど底辺と馬鹿に してくる特に最年長の俺を臆面もなくじじ 呼ばわりしてネチネチと嫌みを言うの だしかも俺たちのペースや負担などお構い なしにああしろこうしろと無理難だを 押し付けてくる納期を気にするのも分かる が機上の空論もいいところ だ 管理技術者など小木と一緒に配属された彼 の同僚に当たる人たちがいつもかって くくれるのだがそれも面白くない らしい今や小木は現場の全員に嫌われて いると言っても過言ではない だろう僕はね君らと違ってエリートに ふさわしい大学を卒業してるんだよだから 若くてもこうして順調に出世してるわけ 一応実績を積むためにに仕方なく現場監督 を引き受けたけどどうせなら僕の抜群の

英語力を生かせる役職が欲しかったよ こんな仕事暑いし誇りっぽいし僕に ふさわしい仕事とは言えないねま僕は日陰 でのんびり君ら働きありが業務に励んで いるのを眺めさせてもらう よ業務を出勤すると事務所兼休憩所の プレハブ小屋で小が若い木作業員や職人 さんを捕まえて何やら話し込んでいた小木 の自慢を交えた内容に2人は苦笑いを 浮かべているしかも所々に英語を 交えはあ凡人の君たちには意味がわから ないかと小木はバカにして 笑う小木はいつもこうで日常会話に英語を 入れて くる喋れるのは純粋にすごいがが人を馬鹿 にするためだと見え見えなのが立ちが悪い しかも不自然な場面で急に英語が入るため 俺たちはいつも困惑して いる俺は時計をちらりと見てやれやれと首 を振っ たおはようございますあれなんだ君たち まだ作業技になっていないのかいもうすぐ 礼だから着替えてお いで俺の発言に2人はほっとした顔になり 一礼してその場を後に する小木が俺を睨みつけ た土方のじじが現場監督の話を邪魔する なんていい度胸だ ね彼らがもし遅刻したら小木さんにも他の 皆さんにもご迷惑がかかります から小木は一瞬言葉を詰まらせたがすぐ にやりと笑う全くこれだから老人はただで さえ役立たずなのに口ばかり達しだないい かい僕はいずれ会社の重役になる存在なん だなんせエリートだからねそんな僕に経緯 を払おうとは思わないのか な口が達しなのは一体どっちなのか俺が 呆れていると1人の人間が俺たちの間に 入って くる彼は技術者であり小木の同僚のような 立場 だ小木さん言葉が過ぎますキリノさんは 若者に負けないくらい力も体力もあります し経験豊富なので指示も的確ですみんな キノさんを頼りにしているんですよこれ 以上揉め事を起こすならまた上に報告し ますから ねかってくれるのが純粋に嬉しかっ たりからもの日々の態度を上に報告して いるのが分かり俺は同時にほっと するはそんな報告どうせ無駄さ全く エリートの僕を妬んでいるからって土方の じじを庇うなんてバカ ばかし同僚に強く注意されたのが聞いたの か発言は強がっているが声は震えている小

は暮らしげに俺を睨みつけ を出ていった扉が閉まる寸前英語で俺に 対する悪口を吐き捨てていったようだが 感情に任せたせいなのかただの規制にしか 聞こえない俺と管理技術者は顔を見合わせ 傷し たそれから約2週間後うちの会社の現場で はいつも礼があり特別な作業が1段落した 時などに現場監督側の人間 スピーチをするそれにより改めて工事の 重要性を認識し日を引き締める意味がある の だろうなあキリノ君今回のスピーチは君が やってくれ よ俺が朝礼前にストレッチをしていると小 が声をかけて くる私がです か思いもよらない言葉に目を丸くしている とは ポンと俺の肩を叩い た昨日終わった作業は君が的確な指示を 若手にしていたおかげで予定より早く作業 が完了したそれに土方の中でも年長者の君 はみんなにも慕われている特に不自然な ことはない だろういつもは馬鹿にする発言ばかりの小 の言葉が何より不自然に感じるのは気の せいだろうか 君が悪いと思いながらもそこまで言って くれるならと俺は了承したすると小木は かかったなと言わんばかりに甲殻を 釣り上げるなあみんな今日のスピーチは キリノ君がしてくれるそうだしかも英語で だぞ楽しみだ なああ ちょ俺が慌てた様子を見て小は目を細めた 計画通りと言いたげな笑顔が非常に [音楽] 腹立たしいキリノさんマジす かと部下たちの声が聞こえて くる小川の人間たちも困惑したように ひそひそ話していたそもそもなぜ英語で 話す必要があるのか俺はうんざりした 気持ちでため息をつく同時に俺にしか 聞こえない声で小木が囁い た金も学歴も強要もないじじだもんな英語 なんて話せない だろいつもこの僕に生意気な態度をしてい たバツだせいぜい恥をかけそのまま退職し てもいいんだ ぞ俺は横目で小を睨んだ子供じみた幼稚な 考えが理解できず頭痛がした俺から 滲み出る空気に気づいたのか部下の1人 がちょっといくらなんでも英語でスピー チって何ですかもしかしてキノさんに

嫌がらせしてませ んそう言って小木に詰め寄るしかし俺は ありがとうでも大丈夫だと部下を静止した ここで部下にほ先が向いたらまずい 相変わらず小はひたすらニヤニヤして いるわかりましたですが1つだけ約束して ください私が完璧にスピーチをすることが できたら私や部下職人さんそれから同僚 さんたちにしてきた悪を謝罪して ください俺が要求すると小は一瞬驚いた顔 になるはあ随分自信無じゃないかまあいい だろうどうせ無理だしあハローを繰り返し たりサンキューって言うだけじゃスピー チって言えないから ね分かっています よ俺が強がっていると踏んだのだろう小木 はブっと音を立てて笑うのをこらえている 何人もの作業員たちが見ている中の やり取り だまして小木は俺たち土木作業員や職人 たち小の同僚たちからも嫌われて いるこれで何があっても証言してくれる だろう実に楽しみださぞ素晴らしい英語な んだろう な小木のわざとらしいセリフに俺だけで なく周囲からもため息が 漏れる暴言だけでは小声で囁いていたが俺 への嫌がらせだとバレバレだろういいだろ 望みとりにしてやる よ俺は心の中で呟い た数十分後朝礼が始まりスピーチのために 俺はみんなの前に出る小木以外のみんなは 不安気な表情で俺を見守ってい たでは土方の皆さんを代表してキノさんに スピーチしていただき ましょうが実に楽しげに言い俺は深く息を すうそして俺は英語で喋り始めたわけだが 途中俺は笑いをこらえるのが大変だった なぜなら見る見るうちに小木の顔が真っ青 になっていったから だ他の作業員のみんなもポカンとした表情 で俺を見てい た一通りスピーチが終了すると現場はと しまり聞こえるのはスズメの鳴き声くらい のものひのさ俺たち全然わかんないんで 日本語でどうか日本語で頼みます よややって部下の1人が冗談ぽく頭を抱え て行ってみせた途端にどっと笑いが起き俺 も釣られて笑って しまうえっと つまりこうして無事に大変な作業が早く 終わったのはみんなで協力し合ったから こそ引き続き力を合わせて頑張りましょう て意味です よ俺がかなり要約して言うとなるほどと

部下たちが納得 する小木の他の役職持ち管理技術者や主任 技術者たちも関心したように 頷くただ1人小木だけが真っになって体を ふわせてい た俺はたった今思い出したようにその場 から小に話しかけ たそうだ小木さん約束を守っていただけ ます か少し意地が悪いかなとは思ったがおぎは おぎで俺に大恥を書かせてやろうと悪意を 向けてきたのだからこれくらい可愛いもの だろう そもそもが俺た土木作業員や周りの人間に 相当ひどい振る舞いをしてきたのは確かな の だ今後も考えると一度きちんと謝罪した方 が小木自身のためにもなる はずそうですよ約束しているのを俺たちも 見てましたよ部下たちの援護の言葉が飛び 小木は頬を引きつらせ たうるさい黙れどうせ適当にそれっぽく でたらめに言ってただけだ何を言ってるか よくわからない以上約束なんて無効 だ小木の乱暴な言葉に俺は首をかしげて 見せるおやああれだけ普段から英語が得意 だって自慢してたのにどうせ適当でたらめ 性格かどうか小木さんには分からないん です か俺の指摘にははあっと声をあげ瞬時に口 を覆った同時に監督側の小木の同僚たち がおかしいところはなかったけどなそう ですよね発音も綺麗でしたと不思議そうに 言う口ぶりからして彼らもまた英語に精通 しているの だろう小木はいよいよ顔面が真っ白になっ ていく今にも倒れてしまいそう だ僕は喋るのは得意だけどリスニングは ちょっと苦手っていうかあくそこんなはず じゃ苦しい言い訳をしながらよろめく おぎ金も学歴も共用もないじじいの スピーチはいかがでしたでしょう か俺の表情と発言にくりとばっ た小木に一斉に戦が向き小木はさっと顔を 背ける私はエリートでもなんでもないただ の普通の人ですですがだから何だって言う んでしょうねあなたは自分が共用のある 特別な人間だと思っているようですけど 共用のある人ってそもそも誰かに大恥を 書かせてやろうなんて行動しますかね まあ普通の人だってそんなことしません が俺の発言にその場の全員が頷いて いるそれにこの際だから言います が小木さんは時々英語を挟んで喋る時が ありますよね正直聞き取りにくいので

リスニングだけでなく発音ももう少し改善 した方がいいと思います よ 英語が得意だと自慢していた小木だが俺は 彼が実はそこまで英語が堪能ではないと気 がついてい たずっと俯いていた小木が勢いよく顔を あげるえドカ不のじじがよくもこの僕に恥 を欠かせたなそもそもなんで君なんかが 英語を話せるんだ よ叫ぶような小の発言にキノさんに恥を 欠かせようとしたくせによく言う ぜと誰かが言うのが聞こえてきた全くもっ てその通りだ私は幼い頃に実の母を病気で なくしたんですですが数年後に父が再婚し ましてねそれがアメリカ人の女性でして 日常的に英語を使う生活をしていたので今 もそれなりに喋れる です俺は父が再婚したばかりの頃を 思い出した言葉がほとんど通じない女性を 母親だと思えるようになるまで時間は かかったがお互い言葉を教え合い一緒に 笑い合った時間はかけがえのないものだ今 はもう父と一緒のお墓で眠って いるくそおかしいだろ英語もるくせに じゃあなんでどなんかやってんだ よ感触を起こした子供のような小の言葉で 俺は現実に引き戻され た子供の頃重機を見てかっこいいと思った 経験はないですか私はそういう子供でね 大人になってもそうだったそれだけですよ 憧れのものに仕事で関わりたいそれだって 立派な死亡同機 でしょじゃ学歴はどうなんだよ高察なくせ に間髪入れずに突っかかってくる小木は 必死の行走だ自分が恥をかされ一発でも俺 に何か嫌な思いをさせないと気が済まない らしい学歴は うん進学するより早く自立したかったと いうのがですね私たちの世代で大学へ行か ずに就職を選ぶのはそこまで珍しくも なかった気がします が思い返してみたが俺の友人たちも大半が 就職を選んでいた俺よりも世代の若い小木 にとっては進学するのが当たり前のように 感じているの だろう俺の節丁寧な回答に小はぐっと悔し そうになっているまるで子供向けアニメの 悪役みたいな悔しがり方 [音楽] だもういい でしょうそんな小の肩を叩き声をかける ものがいた先日俺をかってくれた管理技術 者 だこれ以上は見苦しすぎてもう見てられ

ない小木さんがキノさんに恥を欠かせよう としたのは事実でしょみんな分かってい ますよ約束なんですからキノさんや皆さん への今までの態度を謝罪しましょうよ ね管理技術者はよかれと思って優しく話し ているのかもしれないが小木にとっては 神経を魚でする行為だったの だろうバッと肩に置かれた手を乱暴に払い のけると周囲を見渡した何を見ている そんな目で僕を見るな僕は将来この会社の 重役になるんだぞキリノもお前らもみんな 上に言いつけて やるなぜ無条件で自分が重役になれると 思っているのかが謎だ妄想もいい加減にし てもらいたい俺は時計をちらりと見た本来 朝礼はとっくに終わりもう作業に入って いる時間だ俺は大きく息を吸い込み ゆっっくり 吐き出すそれから段を踏みながらわめいて いる小の両肩をガシっと 掴むいい加減にしてください現場監督 でしょ責任ある立場でしょエリートで上に 立つものなら誠意を持って約束の1つも 守って見せてください予定時間に遅れも出 ていますこれ以上送らせていいんです か小の目をまっすぐ見て諭すように言うと くしゃりと顔を歪ませて小木は俯いただめ だこりゃそう思っていると小木はゆっくり 俺の手を 払いすみませんでし たとぽつりとつぶやき俺と見守っていた 全員に向かって1度だけ軽く頭を下げる そしてとぼとぼとプレハブ小屋に戻ったと 思ったら鞄を持ってすぐに出てき たええちょっと小木さんすれ違い様に俺が 声をかけると振り向いた小は涙と鼻水で ぐしゃぐしゃな 状態思わずヒっ息を飲む ともう恥ずかしくてこんなんじゃ仕事に ならない 帰る小木はそう言い残して走って言って しまった ええ現場に残された俺たちは大いに困惑し たが管理技術者や主技術者が代わりに式を 取ってくれたおかげでその日の作業はこき を得た後日小会議にかけられて社長時々に こってり怒られたらしい下のものに対する 悪質な家がらせだけでも大問題なのに加え て現場放棄したのだから当然だ今まで小木 をお気に入りにしていた上司が他の者の小 に対する訴を咳止めていたのも発覚し上司 とはそれぞれ広角となったそして厳しいと 評判の部署に移動となったんだとか小木 現場で大恥を書いたことや下された処罰が 相当ショックだったらしい小木は現在無断

血筋が続いておりこのままでは解雇になる だろうともっぱらの噂だ自業自得だし俺に は関係ないけどね俺はと言うとスピーチの 件でジムなど英語を扱う仕事に移らないか と誘われたが定長にお断りした引退する その日まで俺は好きな仕事を続けていたい だが現場の中で最年長なのは確かだ若い 人間を育てながら体に気をつけて妻や仲間 たちに心配をかけないようにして いこう断るなら今後オタクの会社なんか 一切使ってやらんからな 仮にも大手建設会社の社長の言葉とは思え ない言葉が会議室に 響く仕事を断っただけなのにどうして こんな話 に脅し文句のつもりだろうかと俺は呆れて いた俺はあと36歳の会社 員父が経営する会社で時期社長として働き ながら勉強して いうちはいわゆる下請会社で分野としては 建築工事がメインだそのため取引先の多く は建設会社やリフォーム会社などが 多い現場の苦労を知ってこそ社長 だ父の進めもあり今は他の社員ととに肉体 労働に励み時には営業の人について様な 現場を学ばせてもらって いる大変だが俺の毎日は忠実してい たそんなある日の こと俺は険しい顔で書類を見ている父に気 がつき声をかけ た父さんどうかした の俺の声で父が顔を あげる眉間にはシの跡がくっきりと残って いたああ が実はなお前も以前挨拶したろあの大手 建設会社の2代目社長のことだ よ言われてから俺はああと 思い出す数年前から父が取引を始めた会社 の中に大きな建設会社が ある社長や担当の人柄も申し分なく非常に いい元受さんだと父が話してい たそんな会社の社長が半年ほど前に急に 息子に社長職を譲ったの だある日突然元々抱えていた病をこじらせ て倒れたのがきっかけですっかり気が弱く なってしまった らしい両用で回復したら会長として2代目 社長となった息子をサポートしていく つもりなのだとか そこまで思い出して俺は察し たもしかして2代目が何かまた無茶を言っ てるの ああ2代目社長はお世辞にも社長として ふさわしいとは思えない人物 だ初めて社長と顔を合わせたのは半年ほど

前の新社長の就任 式父が招かれたので俺も同行し挨拶をさせ てもらったのだその時に社長は全くと言っ ていいほど建設に関しての知識も熱意も ないと感じ たおまけに尊大な態度で印象も 悪いここまでひどいとさすがに相手をしれ ん よ父から時々話は聞いていたが2代目に なってから契約の話が進まないことも多く なっていたよう だ主に納期やお金に関する内容でとにかく 求めてくる仕事に対して大下をケチり たがる らしい父は手にしていた資料を机に置い たその2代目社長がうちに仕事を依頼して きたんだよホテルを新しく建設すると かって言っていた がこんなずさんな設計誰がしたんだが目も 当てられんよやはり断るしかある まい詳しく聞いてみると取引を持ちかけて きた時社長が直々に当然やるよねと圧力を かけてきたのだと か自分が社長になって初めての大きな仕事 らしいので浮き足だっているの だろううわ本当にひどいなこんなのを 予定通り としてもすぐに問題が出るに決まっ てる俺が資料を見て思わずつぶやくと父は 渋い顔で頷い た父との会話から数日後今受けおっている 他の現場で問題が起き父が急遽出張に行っ てい たそんな時に例の建設会社から連絡が来た の だ担当者と名乗った人間の声に俺は 聞き覚えを感じたが内容に驚いてそれ どころではなかっ たえ今からです か俺は思わず 聞き返すなんと2代目が父を呼んでおり 仕事を受けるかの返事を聞きたいよう だ約束をしていたわけでもないのに 呼びつける なんてそもそもこの数日間のうちに父から 2代目社長の仕事は断ったと聞かされてい た何かの間違いではと確認したが担当者は 申し訳なさそうに謝罪するだけ だ俺は悩んだ末に呼び出しに応じると決め た先方に着くと男性が俺を 出迎える俺はその人物が誰か分かって驚い たう はが君じゃない か俺が名前を呼ぶと気まずそうにハが 俯くお久しぶりです秋斗

先輩母は俺の高校時代の後輩でよく覚えて い た昔から清だったのだが変わってない らしいなんだじゃあさっきの電話も君が 通りで聞き覚えのある声だと思ったよ言っ てくれたよかったの に俺は純粋に再会を喜んでいたのだが母は 苦笑するだけだいえあの僕なんか覚えて ないと思っ て様子からすると前から俺の存在は認識し ていた らしい聞けば今はこの建設会社で設計の 仕事をしているよう だ何言ってるんだ昔はよく一緒に遊んだり もしただろう水臭いことを言わないでくれ よ俺とハが話しているとごほと咳払いが耳 を 打つ視線を向けると眉を潜めた2代目社長 が立ってい た遅いと思って来てみれば歯が何をして いる社長すみませ んはが勢いよくを 下げる俺は羽の案内で会議室へと通され た さて会議室に着くと社長は適当な席にど かりと 座るオタクの社長を呼んだつもりだったん だがね君のような若造を代理でよしたわけ を聞こう か存在な態度にイラっとしたが父が出張で 不在のため息子の自分が代りでやってきた のだと説明したあ何タ息子なの え2代目の社長就任式で挨拶をし名刺も 渡しているはず俺は胸がモヤモヤしたが 社長はちっとも気にしてないよう だハが俺たちの前にそれぞれ資料と図面を 置く手に取ると先日父に見せてもらったと 全く一緒 だ俺は気持ちを切り替えて社長に尋ね た取引について返事をお聞きしたいとの ことですが恐れいりますが父からはお断り したと聞いており ますこちらは納得していないが他の会社に も断られてねおのとこに受けてもらわない と困るんだよ俺が社長になって初めての 大きな仕事なんだ分かってくれるよ ねそりゃどこも引き受けないだろうな俺は 本音を飲み込ん だ父がどんな風にお断りの言葉を申したか は存じません私も資料と図面を拝見しまし たが私も父と同じ意見でお引き受けは いたしかねます理由としましては設計に 色々と無理があるように見受けられますの で 建設物はホテルだそうですが防火設備の不

や耐久構造他に も俺が言い終わる前 におく俺に説教でもする気か下請け風が そんな話は聞いてないできるかできないか だと怒鳴りつけられたいやできないと言っ ているんだ が社長の隣のハが目を泳がせて動揺し 始めるし社長やっぱりこの設計で は羽の信玄を社長はうるさいとはねつけ たハも俺と同じで設計に無理があると 分かっているの だろう俺の困惑した表情を見て社長は めんどくさそうにため息混じりに声を荒げ た下請けの底辺は黙って従えようちの おかげで飯が食えてんだぞ断るならもう オタクの会社なんか今後使ってやらない から なまるで幼稚な脅し文句に俺はうく 吹き出しそうに なるどうだ今なら考え直してやるぞ強がる なようちの仕事を失ったらすぐに倒産して しまうような底辺会社 だろう 社長は俺が謝罪し考え直すと確信している ようでニヤニヤ笑ってい たこの男は何も分かってい ない確かに大手建設会社との取引を失うの は痛いだろうしかしすぐに倒産するなんて ありえないなぜなら我が者は下請けの中で も成長している部類であるここ数年では この大手建以外の有名企業からも仕事を 依頼される機会が増えているの だうちを使ってやらんですかいいですが 後悔します よ予想外の俺の返答に社長のみならず歯も 驚いてい たは負け惜しみかお前ら親子や社員たち 全員労に迷えばいい無能な社長について いる社員たちがれでならんやなあ はが唐突に話を振られハが俺に一瞬視線を 向けるしかしすぐに目をそらしえ えと社長の言葉に同意し た俺はやれやれと内心苦し する社長にさえぎられて最後まで言え なかったのだがこのままでは間違いなく 社長のの建設会社は少なく見積もっても 3億の損失になるだろう無事建設できた ところで血管がすぐに発覚するのが落ち だここまで言われてはもう何も勇気には なれ ないではうちは今後一切本社とはお取引き いたしません今まであなたのお父上には 大変お世話になりました心からご回復をお 祈りおり ます俺は立ち上がり深く頭を下げ

たそしてそのまま足早に退出 する後ろでまだ社長が何かめいていたが 知るもん か俺は心の中で舌を出しながら社用者に 乗り込ん だ俺は出張から帰った父に建設会社での 社長とのやり取りを打ち明け た俺が謝罪するのを見て父は首を 振る俺が断ったというのにまだ諦めてい なかったなんてなあお前には面倒をかけた 俺も今後の取引はやめようと考えていた から気にする なそう笑ってくれる父にほっとしてい た社長とハとのやり取りからおよそ1 ヶ月俺が父と社長室で話をしているとが な父が受話を取ると見る見るうちに表情が 険しくなっ たそして一瞬だけ俺に視線を向けると電話 を操作 する立ちまちに電話の相手の声が社長室に 響き渡っ たハンズフリーモードにしたの だろうこの声 は俺は思わず呟い たの会社の2代目社長の声だったから だ電話口で社長は俺を出せと仕切りに わめいて いる俺は父に変わるよと告げモードはその ままにして対応し たもしもしお電話を変わりました息子の あと です俺が電話口に現れたと知ると社長は 劣化のごとくバリ雑言を浴びせていく何を 言ってるのか聞き取りにくいが鋼の野郎を お前が丸め込んでとか親父にもばれて ホテル建設は散々という言葉が俺への悪口 の合間に挟まれているのがかじて 聞き取れるなるほどなと俺は理解し た何か誤解されてらっしゃるようですが私 は本社のホテル建設について直接同行して はおりません 確かにはがさんとは一度会ってお話をし ましたが彼の友人として相談に乗っただけ です よ俺は話しながらハとのやり取りを 思い出して いく実を言うと俺が建設会社から自社に 戻った後俺はハから連絡を受け たハはずっと俺の連絡先を残していてくれ たの だろうそういうわけで居酒屋で2人腹を 割って話すこと にハの話では2代目社長の経営になって からというもの社長の友人などのコ採用が 増え仕事のクオリティが下がり社員たちの

不満が募っている状態だったよう だ社長もコ採用の社員も建築については まるで 素人ホテルの建設も知識のない社長は もちろん取巻きの小社員が好き勝手に要望 を押し付けてくるからとんでもない内容の 設計図になってしまったそう だ母は設計者として問題点や建築のルール などを交えて説得をしたが羽のこの清な 性格である圧力をかけられすぐに折れて 言いなりになってしまったの だろうすみません全てと先輩の指摘通り だったのに僕何も言えなく て頭をひたすら下げる鋼にそんなのはどう でもいい けど俺はそう言ってビールに口をつけ た母は俺が怒っていると察し余計に ビクビクして いる確かに怒ってい た2代目社長の応さにもはの弱すぎる態度 にもだが歯も散々苦悩したんだと思う顔を びれば 分かる今俺にできるのは悩む後輩の背を 押すことだけ だろうはがくこのままでいいのかなんとか するなら工事に移ってない今しかない ぞ俺は厳しくしかし羽を思いやるように肩 を叩い た社長が怖いからで万が一あの設計のまま 工事が始まったらもう戻れないミスが発覚 し何か重大な事故でも起きてみろ設計の 担当者としてお前もただでは済まないはず だ社長や俺の顔色なんていいからもっと 自分の心に目を 向けろかなり偉そうだったかなと言って から思ったが俺のこの言葉は鋼にとても 響いたようだ だ僕なりに色々やってみます今日あと先輩 に会えてよかった本当にありがとうござい ます帰る頃には鋼の顔付きが変わってい たというわけではがさんは全頭な判断をし ただけだと思い ます俺が言い終わると社長の悔しそうな声 が響き 渡るくそハのやつは退職届けを出して とんずらしやがるしそもそもお前らが さっさと引き受けてれば鋼だって余計な ことはしなかったはずなの にこの時は言わなかったが俺ははがからこ の詳細を聞いてい た最初にはがしたのは社長の再 説得しかし社長には怒鳴られコ社員たちに は馬鹿にされ案の定うまくいかなかった そう だ次に行動したのは会長への直談判とは

いえ会長は両用のみだそこで母は秘書に 事情を話して会長の奥様にコンタクトを 取ることに奥様曰く会長は急な入院で 気持ちが弱っていただけで命に関わるよう な状態ではなかった らしいそれでも体調を崩しているには違い ないので時期を 奥様にはから聞いた話をしてもらったのだ そう だ会長に全てがバレた社長は怒り狂ってハ を問い詰めたがハは逆に退職届けを 叩きつけてやった らしい鋼の代わりや他の下請けを見つけて やっと工事に着手し始めたところだったの に親父に工事を中止させられるわ雷を 落とされるわマジで最悪 だ黙っていた父が俺の横から口を 開くそれで結局何の御用があって我が者に ご連絡をまさかただ八つ当たりしたいが ためなんておっしゃいませんよね ぐ電話の向こうでさぞ表情を歪めているに 違い ない社長は言葉をつまらせて いるどうやらまさかのつのよう だこれが大手建設会社の社長の振る舞いだ と思うと何とも 情けな会長も気持ちが弱っていらしたのか もしれませんが少なくともあなたに社長を 譲るべきではありませんでした ね俺がずっと思っていた気持ちをそのまま 言葉にすると何 をと社長が怒りの声をあげ たその瞬間電話の向こうから第3者の怒声 が乱入 するおら何をしてるかうわ親父別に何も うわあしばらく揉み合うような音がして声 の主が変わったおそらく会長だろうああ もしもし息子が大変失礼しました私のせい で関係者の皆さんには大変ご迷惑をおかけ いたしまして 近々直接お詫びに参りたく思いますので 何卒よろしくお願いいたし ます会長は丁寧に謝罪の言葉を述べ電話を 切る再び静かになった社長室でかかな 笑い声が漏れ た俺が視線を向けると客用のソファーに 座った歯と目が 会う今日は無事に最終職が決まり改めて俺 にお礼を言いに来てくれたの だ僕ならここにいると教えてよかったの にそんなことしてみろきっとすっ飛んでき てはが君に掴みかかっていたに違いない ぞ父も俺に同意するように 頷く母はあの清だった表情が嘘のように 晴ればれと笑ってい

た結局2代目が建築しようとしいたホテル の建設は中止となった両用から復帰した 会長により設計から再びやり直しとなった の だ手配した人件費材料費工事中止による キャンセル量などかなりの費用がかかっ た他にも2代目が関わった建築物に血管が 見つかり修繕費や損害賠償金など3億と はかなたものかなりの損害が出た らしいやめてしまったはがさんやあとさん のおかげで被害を抑えられたようなもの ですと謝罪に来た会長がそう言ってい た2代目が関わった建築物が少なかったの も不興中の幸い だろう会長は取り締まり厄介を開き近々 社長に戻る予定だそう だその際息子も勝手にコ採用した社員たち も会社に損失ばかり出していたとして首に するのだと か羽は訴え出た一見で自信を取り戻したの か付き物が落ちたように明るくなって今は 知り合いのリフォーム会社で働いて いるいつか仕事でまた一緒になるかもしれ ない俺も負けないよう自分の能力を磨いて いこうと 思う [音楽] よしき昔からあんたが気に入らなかったの よいこちゃんぶってあんたばっかり可愛 がられてでももう終わりようちの旦那が この病院の委長になるんだ から姉のさえが僕に向かって指を 突きつける隣で義兄がニヤニヤと笑ってい た僕が本気かと尋ねると義兄は馬鹿にした ように言う 長女のさえの旦那なんだから委員長の座は 俺のものに決まってる だろそれを聞いて僕も周りの他の意志も 笑い始め た僕の名前はよしき31歳父の経営する 個人病院の医師だ実家近くのマンションで 1人暮らししながら毎日忙しく働いて いる親戚たちからはよくいずれ僕が病院を 継ぐだろうと言われてたが家族だから無 条件に告げるなんて僕は思わない父が僕を ふさわしいと思えなければ他の人に継が せるとしてもそれならそれで僕は構わ なかった尊敬する両親を支え1人でも多く の患者さんの力になれるなら形はどうでも いいと思っていたの だまたお金いい加減にし て患者さんの混雑が引き休憩のために休憩 へ向かうと母のせっ詰まった声が僕の耳に 飛び込んできた僕に気づき母がはっと するとにかく無理だからあまりしつこいと

お父さんに言いますから ね母は強引に切り上げたが僕には相手が誰 かなんとなく察しがついてい たもしかして姉ちゃん他のスタッフや医師 の姿がないのを確認して尋ねると母は ため息混じりに 頷くさえったらまたお金が必要だって断っ てもしつこい のさえは2つ上の僕の姉でこう言っては なんだが我が家の問題事だ中学くらいから 反抗機が始まり悪い友達とつるんで遊び ほけていた時には警察に歩道され父や母が 何回頭を下げに行ったかわからない それでもなんとか高校大学を卒業しバイト をしながら何年かは実家で暮らしていた なんで両親が医者なのに私が働かなきゃ いけないのよと姉はごねていたが余っ たれるんじゃないと両親ががとして認め なかったからだそんな生活にイけが刺した のかある日姉は父の金庫から現金300万 を持ち出して姿をくらませた 暗証番号のメモを見られたようだ呆れても も言えんよもうほっておこうと父がやるせ ない表情をしていたのを覚えている挙句の 果てに昨年私たち入籍しましたといきなり 僕ら家族の前に姿を表したしかも今までの 迷惑など忘れたかのように何かと両親にお 金の無心をするのだからその神経が理解 できない300万はどうなったのだろう父 に何か考えがあるようなので黙っているが 僕は姉に腹が立って仕方なかった姉の結婚 相手は他の病院の非常金意思で名前をひ さんという傲慢な性格で姉と同じ自分さえ 良ければいいという考えの持ち主だ正直 関わりたく ない全くさんはいつまでたに甘えれば気が 済むん だ僕が怒りを滲ませて言うと母は弱々しく 首を 振るさえがああなったのは私たちのせいよ 違う母さんたちは忙しくても僕らに ちゃんと愛情を向けてくれただろう 姉ちゃんはちっとも分かってないん だ僕が強く否定すると母がありがとうと つぶやくのが聞こえたその時若い看護師が 結そを変えて僕たちの元に駆け込んでくる 休刊かと立ち上がると看護師は思いもよら ない言葉を口にしたえ委長が倒れました今 先生方が処置 を頭をガツンと殴られたような衝撃が 走る僕たちは即座に父の元へ向かった菊の 花が飾られた会場でたくさんの人の泣き声 が響く父はあっけなくこの世を去って しまった原因は親近高足父自身も共通など 余を感じ取っており生活習慣を見直さなく

ちゃならんなと笑って話していたのを 思い出すもっと早くに療養のために休んで もらえばよかっ た僕は冷覚となく母の背を させる 母さんのせいじゃないそう声をかけるのが やっとだスタッフのみんなが協力してくれ たから病院を任せて父とのお別れに専念 できた僕も母さんも本当に感謝している 葬儀や仮装が終わりようやく少し息が つつけるようになった頃のこと ただいま間の抜けた声が玄関から聞こえ僕 は疲れて横になっていた体を起こす この日は僕らのフォローをしてくれた医師 やスタッフのみんなが父にお先行をあげに 来てくれてい たさあえどれだけ連絡したと思ってる の離れた場所から母の怒鳴り声が聞こえて くるまあまあお母さんそう怒らないで あなたもあなたですきやすくお母さん なんて呼ばないでちょうだい どかどかと廊下を歩く音が聞こえ襖が開い た音に驚いて飼猫のミが部屋の隅に逃げて いくよしきもしお 疲れ僕の顔を見るなり派手な化粧をした姉 がにんまりと笑う一応黒でまとめてはいた が肌の露出が多く服とは認められない格好 だ義兄のひも同様で黒のスーツに下はガラ シャツを着ていて話にならないしかも表情 は緩みまくりで上期限そのものこの2人に 悲しみなんてないのだろう父が亡くなって すぐ母は姉に連絡をしたがへえじゃあ遺産 相続できるじゃん私は長女だからそれなり にもらえるわよ ねと言ったきり連絡がつかなくなったのだ とか平さんたち 今まで何してたんだよ父さんもういないの になんで笑ってるん だ怒りの感情を荒にする僕と母に他の医師 たちも冷やかな目で姉夫婦を見つめている しかし姉夫婦は気にも止めないその場に ドカッと座り僕や母そして他の意志の前で 宣言し たやっとお父さんもいなくなったしこれ からは私の夫のひとが委長になるからうち の病院なかなか評判いいらしいじゃない 患者数もかなりだろうし左内で暮らせそう だ わ娘の発言の身てさに情けなくなったのか それとも怒りが頂点に足したのか母が顔を 追って泣き 始めるあんたて子はどうしようもないね お父さんに申し訳ないと思わないのそうだ よ父さんに先行もあげずに真っ先にお金の 話なんか本当に情けな

よ姉は僕に向かって指を突きつけたよしき 昔からあんたが気に入らなかったのよいこ ちゃんぶってあんたばっかり可いがられて でももう終わりようちの旦那がこの病院の 長になるんだから隣で姉の肩を抱いた義兄 がニヤニヤと 笑うひさんも本気でそう考えてるんです か僕が思わず尋ねると義兄は鼻を 鳴らす俺は長女のさえの旦那なんだから 委員長の座は俺のものに決まってる だろ義兄のドヤ顔に僕も周囲にいた他の 意志も笑い始めた姉夫婦が何を勘違いして いるのか知らないが普通に考えて義兄は父 にとって赤の他人だしかも今まで義兄は父 と交流も信頼もなく父がわざわざ義兄に委 を継がせる理由もないな何笑ってんだ よたじろぐ義兄に僕は首を振っ た仮にさんが父さんの病院をだとして僕や 母さん他のみんながついていくと思います 患者さんだって父さんのいる病院だから 通っていたの に周りの医たちもそうですよと僕に賛同 するそれにと僕は続け たそもそもさ姉ちゃんへの遺産はもう ほとんど残ってないと思うよバカ言わない で私は長女 よ怒なる姉に僕は1つ1つ説明していく 結論から言うと父は遺言書を作成していた のだ家庭裁判所の県人は必要になるが父は 前もって大まかな内容を僕と母に話して くれていた父さんは遺言書を用意してたん だ姉ちゃんが持ち出した金庫の現金 300万や今まで父さんに無心してきたお 金の額を遺産から差し引く それらお姉さん自身が合意した書面も 父さんはちゃんと取ってあるそうだよ合意 なんか姉が否定しようと口を開いた時はっ した顔に なるお金を無心するたびにサイしたでしょ お父さんが用意した書類に300万に関し てはあんたが結婚報告に来た時だった かしらねどうせ内容も6に読んでなかった んでしょうけど [音楽] 鼻をすりながら母が言うでもあんなの形 だけで私たち親子なのよそんなの向こう よ母がバカおっしゃいと姉をしり飛ばした 姉は負けと母を睨むが母は引か ない散々好きかってしてお父さんに感謝も 謝罪もせずにお金だけくれなんてがいいに も程があるそもそもねお父さんは病院の 後継者についてもきちんと決めてあったの よ次に姉は僕を睨んだ やっぱりあんたなのねいつも私の邪魔 ばかりして弟のくせ

に姉が反響乱に叫ぶ姉は昔から僕が病院を 継ぐと思い込んでい たさえいつも言ってましたよ家族に人生を 壊されたようなもんだって俺それを聞いて いつもさえがかわいそう で義兄の言葉に姉はひくと義兄に しがみつく両親の苦労を見てきた僕から するとどうして姉がそんな言葉をはけるの か到信じられない僕だってただ自分のの ためにしていただけだ姉は勝手に堕落して いったそれだけのこと何が遺言よ今に見て なさい僕が呆れている間に姉夫婦は 立ち上がりさっさと出ていく僕は玄関に 行きそっと潮を巻い た数日後の夜のことだ僕は平常運転し出し た病院での仕事に追われていたが周囲の 気遣いで僕ら親を早めに返してくれた今度 は僕らが彼らを休ませてあげないとな 腕時計をちらりと見ると時刻は20時辺り は街灯がポツポツとあるものの真っ暗だ僕 は長い坂道を歩くこの坂は階段になってい ていつもなら運動に持ってこいだと 割り切るのだが疲れた体に追い打ちが かかる登り切って少ししたところで僕の スマホが着信を告げた相手が母と気づき 電話に出る とよしき大変な の開校1番母の言葉は切歯詰まっておりわ を尋ねても混乱しているのか容量を得ない とにかくそっちへ向かう から電話を切り登り切った階段を再び 降りようとキビスを返したその瞬間だっ たうわ 力強い衝撃を背中に感じ僕は階段から落ち た転げ落ちる途中無が夢中でスロープを つかみなんとか1番下まで落ちずに住んだ 骨に異常はなさそうだが体のあらゆる部分 が痛む今誰か僕を押したの か呆然と階段を見上げたが人の気配はない はっきりと感じた背中の 衝撃誰かの悪だったのかと思うとぞっと する まさか頭の中に先日やってきた姉夫婦の姿 が浮かび上がった同時に母の電話も 思い出し僕は痛む体を引きずって実家へ 急いだなんとか実家にたどり着くと母は僕 の有り様を見てぎょっと する事情を説明すると母は目頭を 抑える実家の中は物がし足の踏み場もない まるで嵐が通りすぎていったような風景だ 母が帰った時にはこうだったようで現金や 貴重品もいくつかなくなっている らしい飼猫のミは無事だったが母の腕の中 で震えて いるとにかく警察おっとスマホを取り出す

と待ってと母が僕を止め自分の考えを説明 し始めた 家を荒らしたのはさえよ窓も玄関も壊れて いなかったのきっと相かで入って遺言書を 探したんだ わお父さんの書斎が一番荒らされていた から他にも確実な証拠があるけどね ひょっとするとあなたの怪我もさえかヒト さんが関係してるのかも母さん複雑な 気持ちは分かるよそれでも警察を呼ぶべき だ僕が諭すように言うとええ分かってるわ 私に考えがあるのと母が言い僕は静かに 頷い たお母さん大丈夫 姉の大きな声が玄関の開く音と共に聞こえ 母が出迎えた母が電話して姉夫婦に知らせ たの だひさんも来てくれてありがとね 母の言い方から義兄も一緒だと分かる家は めちゃくちゃだし僕も怪我で運ばれて重症 だと母が涙ながらに姉夫婦に説明して いく実際は隠れて聞いているんだけど ねそれで遺言書は義兄の言葉に母はaと 答えた姉夫婦に連絡した時に母がお金や品 は持行かれたけど遺言書が無事だったのは 不幸中の幸いだと言ったのだああ本当に 良かったお母さんと遺言書が無事 で義兄が白々らしくそういった 直後そりゃ無事だよだって父さんが信頼し てる弁護士さんがしっかり保管してくれ てるから ねスパンと襖を開き僕は姉夫婦の前に歩み 出たいないと思っていたはずの僕の姿に姉 夫婦は目を見開いた瞬時に姉がギロリと 義兄を 睨む俺ちゃんと言われた通りにしたよお前 こそ遺言書は絶対に家のどこかにあるは ずって鼻息荒くしてたくせ に義兄のほとんど自白に近い発言に姉 が バカと小さく叱った今の話詳しく聞かせて もらおう か僕の後ろから待機してくれていた警察官 が出てきて姉夫婦はさっと顔を青くした この状況こそが母の考えだったのだ警察感 がいるというのが大きかったようで姉も 義兄も素直に語り始める2人は時折りお 互いに責めあって話が進まなくなったりも したがおよそはこんな感じだどうやら姉が 実で遺言書の捜索義兄が僕に痛い目を 見せるという目的があったどうせ遺言書を 都合よく書き換えようとしたとか処分 しようとしたとかそんな浅な考えだったに 違いない家庭裁判所の健人を通さずに遺言 書に手をつつけるのがどれほど無謀か姉

夫婦は理解していないんだろう僕に痛めを 見せるという意味では大成功だ今も僕の膝 や肩などあらゆる部が痛みで悲鳴をあげて いるのだ から一緒のこと医者ができなくなるくらい の怪我をすればいいと思ったの よ本心をぶちまけた姉の頬に母の平手打ち が乾いた音を 立てる自分の欲望のために弟に危害を 加えようだなんてあんたは婚罪娘でもなん でもない よ強烈な痛みのせいか母に絶縁宣言された 衝撃からか姉は涙を流し始め たそもそも姉ちゃんたちは勘違いしてるん だ実際に病院を継いだのは母さんだよ普通 に考えてそうだろだって僕はまだ数年しか 経験を積んでないまだまだ駆け出しの医者 だ僕が委員長なんて文不相応だ よ病院を継ぐのは僕だと思い込みが姉を 暴走させ一緒にいる義兄も委員長の座に目 がらんで気がつかなかったのだろう父が 亡くなった直後僕や他の医たちは母に 聞かされて知っていただからこそ突然義兄 が委員長になると言い出した時は僕も周り の医たちも何を言ってるんだとおかしくて たまらなかったのだ真実を知った途端 大人しくしていた義兄が姉を怒鳴りつけ た私と結婚すれば将来は委員長間違いな しって言うからお前と結婚したのに意味 ねえじゃん挙国警察までトラブルはもう ごめんだぜなあ俺はさえに言われて色々 協力してただけなんだ本当は俺だって嫌 だったんだよ信じて くれ味方だった義兄にまで手のひらを返さ れ姉は震え 始める正直どっちもどうかしてるよ 姉ちゃんがさしずしたのは本当かもしれ ないけどだからって僕も母も兄さんを許す つもりは絶対にない 僕の発言の後ずっと黙って話を聞いていた 警察官が口を開いたお姉さんが家を荒らし ている様子がお母様の提出したペット カメラの映像にはっきり移ってい ます実は母は僕が実家にたどり着くまでに ペットカメラの映像を確認していたの だそれから先ほど部下から連絡があったの ですがよすさんが突き落とされた階段付近 の防犯カメラにお兄さんと特徴が一致する 男性が映っていたそうですよとにかく2人 とも我々と来て ください姉も義兄も観念したように へたり込んだその後姉と義兄は揃って警察 に連行されていったあす盗み暴行それだけ でもひどいのに僕らと連絡を取っていない 期間に詐欺をしていたのも明るみになり

2人は今兵の中だ何でも医療品を語った 商品をしていたとかそれから姉は義兄を 使って僕に乱暴を働いた事実が僕の命に 関わる行為と見なされ相続権が剥奪された めちゃめちゃにされた家や僕の治療費など もろもろは今弁護士さんと話し合っている 最中だ母は貴重に振る舞ってるが姉につい て複雑だと思うだけど僕はこれで良かった と思っている姉の分も僕が母を支え父に 誇りに思ってもらえる医者になるつもり [音楽] だゆりえさん今日もお疲れ様 です私は大きなビルの前で声をかけられた それはこのビルで働く社員の子このビルは とあるスーパーの本社ビルだ私はその スーパーの1つでパートをしているけど たまに本社ビルに来る用事がある 久しぶりにあったその顔が元気そうで私は 安心し た私が笑って挨拶をすると彼女はそのビル へ入って行く私もそれに続いてビルへと 向かうまさかその後あんなことが起こる なんて思いもせず に私の名前はゆりえスーパーで働く67歳 だゆりえさんこれどうしましょう すみませんレジの様子がおかしいんです 教えてもらえません かスーパーで働く社員やパートからそんな 風に声をかけられることが多いのは私が このスーパーで1番長く働いているから週 に3日ほどしかパートしていないけどもう 40年もここにいるからみんな信頼して くれているよう だ店長や社員は移動があるけどとは基本的 に移動しない結婚して子供が生まれて仕事 を休んでいたこともあるけど私はここで こうして働くのが好きでまだまだ現役で 働く気だスーパーの仕事は滝に渡るレジや 品出しはもちろん発注や売上の管理しかも 最近ではレジでの支払い方法も増えて 新しく覚えることも 多い大変だという人もいるけど 私は変を楽しんでいるこうして働いている ことで世間の波に乗れる気がするし流行に も敏感になる何よりこの年になるとこれが ボケ防止にも役立っているんじゃないかと 勝手に思っている新しいことにはついて いけないこともあるけど昔から自分でやら ないと気が済まない性格で年下の社員や パートに聞いて自分でやってきたも 動かせるその会あって私は元気だこの スーパーでは本社に採用された社員も必ず 現場を経験させるのがルールだ今年も新入 社員が入ってくる季節がやってきたいつも どんな子が来るのかなとワクワクしている

でも今年は少し様子が違った新入社員が 入ってくる前に私は店長から呼び出され たに修に来るこのの中に小者がいるという 本社の部長の娘 らしい特別扱いが必要というわけではない が一応心得ておいて欲しいというまあ そんなこともある だろう私は特に気にせずに新入社員の 受け入れの日を迎えたこ入社だと言われた 子は23歳の増さん他の子よりも明るい 髪の毛 着崩した制服見るからに質だ朝礼の時に 店長がやんまりと注意した が私にそんなこと言うんですか父に 言いつけますよと増さんは言ったこの調子 で彼女は自慢げに自分の父は本社の人間だ という入を誇りに思っているのか自分に 能力がなくてもがあればできると思われ がちなので最近では入社を隠す子が多いの に珍しいと思っ た増さんは同期の子たちにも王兵な態度で 自分はあなたたちより偉いのよと見下して いるまだ世間を知らない新入社員にとって は本社だの部長の娘だの言われたら従って しまうだろうでもパートにとってはあまり のない 話本社の部長が店舗のパートのことをどう にかするなんて今まで聞いたことがない増 さんの態度が大きなこともあってパート たちは彼女に度々注意 する私もしょっちゅう注意していた例えば 品出しのやり方が間違っている 時まみさんこれはこうやってねとやんわり 言うと 明らかにため息をつい てはいはいこれでいいんでしょ全くどうし て私が高がパートのおばさんなんかに指し されないといけないの かしらとブツブツ 言う思うのは勝手だけどせめて口には出さ ないで欲しいため息をつきたいのはこっち だパートたちはもちろん社員や店長まで 見下しているので彼女は敵しか作ってい ない私は最年長ということもあり自分の1 ほどしか生きていない子にいちいち感情を 動かされることはなかったので彼女が何か やらかすたびに注意した増さんは当然嫌 そうな顔をしていたけどこれは仕事だから と割り切って私も注意して いるするとある日増さんの発注ミスでお様 から予約を受けていた商品が届かなかった 発注する時は必ず他の人に確認するように と何度も言ってきた けどこんな簡単なことわざわざ確認なんて いり

ますと言って確認しないことが多かった それがこのミスに繋がったのだ店長も チェックをしていたけどその日は他の発注 も多く細かいところまで気づかなたらしい お客様はお店をやっている方で予約した 材料がすぐにないと困るという店長は必死 に他の店舗に電話をしてお客様の予約分を 書きあめ たなんとか間に合いお客様へお届けできた ので私たちは胸を 撫で下ろすその間増さんはふくされた態度 で謝りもしない私はさすがににその姿に 起こり増さんあなたのミスなんだから きちんとお客様に謝罪しないとせめて 尻拭いをしてくれた店長には頭を下げる べきじゃないのと言った増さんは ようやくすみませんでしたとだけ言った もののろに頭も下げず言葉だけ店長も私も ため息しか出なかった 彼女の言葉を借りるとパートごときの私が 注意したのが気に入らなかったの だろうそれから増さんは必要に私を見下す 発言を繰り返すようになっ たその年でもパートしないといけない なんてかわいそうですね年金もらえないん ですか旦那さんそんなに稼いでないのと 言ってくるのでパートが趣味みたいなもの だからねスーパーのパートはいい運動にも なるし頭も使うから廊下防止にも役立っ てるわよ何より私はお客様と話したり喜ん でくれる顔を見たりそういうことが好きな のと言ったけど増さんは鼻で笑っ たよく言いますね寿命まで働く底辺女 がさすがにその言葉には注意しようと思っ たけど増さんは思いっきり私を笑って去っ てしまったこ入社というのはそんなに偉い ものなのだろうか今までにもコ入社の子は いたけどそんなの関係なく頑張っている子 たちだったから今回の増美さんは衝撃的 だ本社で働くことが決まってるのに現場 研修って何どうして私がこんな底辺の仕事 をしないといけないの と堂々と同僚に向かって言っているのも 聞い た現場を知らない人間が本社で通用すると は思わないでほしいでも結局彼女はその まま現場研修を終えて本社に戻っていっ た1ヶ月後私はとある用事があって本社に 向かうすると本社に入る前に声をかけられ たゆさん今日もお疲れ様ですお元気でした か本社には顔見知りが何人もいるこの時声 をかけてくれた子は瑠璃さん去年新人研修 でうちの店に入った子だニコニコと明るい 笑顔でお客様からも評判が良かった今は 本社のジムとして働いている

らしい他にも私に声をかけてくれる子がい て嬉しく なる実は今日は経営戦略会議で私は現場の 声を届けるためにここに来た本社の人間は どうしても現場のリアルな声に疎いので 現状を教えてほしいというこの会議には数 ヶ月に1度私も参加している会議が始まる まで休憩室でお茶を飲んでいると聞き覚え のある声がし た現場研修なんてくだらない仕事から解放 されたっていうのに雑用ばっかりでつまん ないと愚痴っているのはまさんだ愚痴られ ている子は同僚なのか少し困った顔をして いる私が顔をあげるとちょうどこちらを 向いた増さんと目があった増さんは明らか に嫌そうな顔をして いるはあなんでいる のそう思うななら無視でもしてくれれば いいのに目が合ってしまった以上こちらも 無視できないので私は軽く釈をしたそれ だけで終わりたかったのに彼女はわざわざ 私の目の前まで歩いて くるパートのおばさんが本社になんの よ私はなるべく冷静に今日の会議に呼ばれ てるのよ現場の声を届けるためにねと要件 だけ伝えたが増さんは何が気に入らないの か私を 睨みつける寿命まで働かないと生きていけ ないような人が会議に出るのやだ貧乏人は 近寄らないでよ ね周りには他にも本社の人間がたくさん いるのにここでも彼女はこの態度なのか私 がそう思っていると増さんは隣の同僚に 向かっっていうこのおばさん私が研修で 行かされた店のパートだよ年食ってるって だけで偉そうに私に説教までしてきて さ同僚の子は止めようとしているが増さん は止まら ないしかもこの年で働かなきゃいけない ほどお金に困ってるのに働くのが好きだ からとか言ってるのよ笑える でしょ止まらない増さんに攻撃される 私だんだん周りの社員も騒ぎに気づき始め どうしたものかと困っているとさっき本社 の前で挨拶をしてくれた瑠璃さんが ちょうど休憩室に入ってきてこちらまで 飛んできたちょっとあなた何失礼なこと 言ってる のルリさんは青い顔をしてそういうがは あんた誰よとさんが 睨みつける増さんは続け て私の父は部長なんだからあんたみたいな 一般社員いつでも首にできるのよ私に偉 そうな口聞かないで くれると言っ

たあのねこの方がどなただと思ってる の瑠璃さんはマさんの私に対する暴言に 怒りで震えているようだ優しい子なでこれ 以上かってもらうのはかわいそうだしルリ さんの立場が悪くなっては困ると私はルリ さんありがとうもういいから行き ましょうと言って瑠璃さんとこの場を後に しようとしたそれなのに増美さんは ちょっと都合が悪くなったら逃げるの あんたたちが私に説教するなんて間違っ てるのよと見下してくる するとそこに男性が入ってきた瑠璃さんは その姿を見て背筋をたす彼らは私のとこに 近寄ってきて増さんはその様子を不審そう に見てい たゆりえここにいたのか電話に出ないから ついてないのかと思った よそう言ったのは私の 夫瑠璃さんは余計に青ざめて し 社長と呟いたそれを聞いて瑠璃さんよりも 一気に顔色を悪くしたのは増さん瑠璃さん は増さんに向かってゆりえさんは社長の奥 様よと言ったそれを聞いて増さんは先ほど よりも 青ざめる実は私の働くスーパーは私の祖が 立ち上げたものだそれを父が次ぎ年の離れ た兄が次私と結婚した夫がついだちなみに 私の兄は現在の会長だ瑠璃さんは研修の時 に仲良くなってそう話したことがあるし 会議の時に会っていたから知っていたけど 増さんはまさか私がそんな立場だとは思っ ていなかったの だろうさんにては事態が把握できたのか 青い顔をして一切話さなくなっ た夫は増美さんに向かっ て君が増美さんだね話は聞いていたが思っ た以上だった なと いう増さんはガクガクと震え出し私に 向かって えすみませんでしたと力ない声で言ったで もそんな言葉で許されると思っているのか 私は何に対して謝罪しているの社長の妻だ と分かったから謝っているだけよねあなた は立場でしか人を見られないのねそれは とても残念なことなのよそれにあなたは お父様の立場も悪くしているお父様は あなたがこんなことを言っていると知っ たらどう思う かしらとまみさんに言うまみさんは青い顔 ですみませんと繰り返すだけ だ私はため息を つくあのねスーパーって社員だけでは 成り立たないのようちのお店だって社員

よりもパートの方が多いのパートだから 見下していいなんて思っていたら大間違い よ社員が偉いなんていうことは絶対にない しあなたの場合はお父様に役職があるだけ であなたはまだ新人の一般社員それを 間違えていると痛い目見るわ よ増さんは青い顔のままういた夫は私の 言葉に同意してまみさんに は処分は追って知らせるから君は下がり なさいと言いさんはという言葉にさらに 顔色を変えて逃げるように出ていっ た瑠璃さんにお礼を言う と私もゆえさんが社長の奥様だって知った 時は驚きましたよでも私はそういうのは 関係なくゆえさんのことが好きですからね と言ってくれたすると隣で空気のように なっていた夫が口を 開く本当なら社長はゆりのはずだったのに な現場が好きだからって断るから俺は逆玉 の腰に乗ったと思ったらあれよあれよと 社長だよこういう偉そうにする役職は苦手 なのに なちょっと情けない愚痴を言い頭を ポリポリと 書くその姿は確かに社長の異言は感じられ なくて私は笑ってしまっ ただって社長になったら直接接客する機会 がなくなるじゃない私はお客様と接するの が楽しくてパートとして働いているんだ からそう言うと瑠璃さんがニコニコし ながらゆえさんなら社長になっても現場に 出ていきそうですけどねというのでそうか もしれないと想像して笑ったそしてその後 の会議で夫は本社の人間も念に1度は現場 に行き直接お客様と接するという制度を 提案したさっき話していた思いつきが通っ てしまったことには驚き ださらに驚くことに夫は社長という立場を 隠してたまには現場に立つぞと行きまいて いるので私はその姿を見て面白がっている 翌日増美さんは父親と一緒に私の元に謝罪 に来た 本社では昨日の休憩室の出来事がすぐに 広まったようで父親の耳に入った時には 青ざめたそうだきちんと謝罪しない増さん は私の目の前で父親にひっぱたかれて 号泣増さん泣いたって許されるものじゃ ないのよあなたがどれだけ人に不快な思い をさせたと思ってるの他のパート屋社員 店長にもきちんと謝ってき なさいしゃくりあげながら謝る増さんを私 は許さなかっ た言ってしまったことは取り戻せないのだ からこれからのあなたの態度で示して ちょうだい

ここで私が許したら増さんは変われないか もしれないと思いあえて許すのを やめる自分の父親と私から散々怒られ少し は反省ただろう後で店長のところにも謝罪 に来たと聞いた増さんは本社でも敵を作り まくっていたからこの噂が広まって誰も かってくれる人がいなくなりみんな離れて いったそう影草を叩かれるようになり ついには退職したというどうやら実家に 住んでいたようだけど追い出されて今は どこで何をしているのか分からないとその 後にりさんから聞いた増さんは自業自得だ このないところでせいぜい堂々と勝負すれ ばいい最もあの性格を直さない限りどこに 行ってもうまくいかないだろうけど世間の 厳しさを見をって体験すればいいと 思う私は今日も楽しくスーパーで働いて いるでも今日はなんだかみんながそわそわ しているなぜかと言えば社長自ら現場に 立っているから だいらっしゃい ませと愛嬌を振りまく夫の姿はとても社長 には見えない目をキラキラさせながら接客 している夫が少し可愛く思えてしまっ たまさか社長が現場に立つなんて考えた ことのなかった店長はとても驚いていた けどなんだか楽しそうに社長を見守って いる 私はこれからもお客様に寄り添いながら 働いていこうと 思う

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