【感動☆厳選5本総集編】スーパーで働くパートの俺をバカにする新人店長「60歳間近のおじいちゃんはもう用無しw」俺「いいけど戻ってこないからな」店長「パートが偉そうにw」→1週間後、お店が大混乱に【朗読

[音楽] 俺の名前は正雪59歳の男性だ俺は長年 スーパーで働いてき た品出しを主に担当しているのだがこの年 になると結構品出しは きつい腰をかめることもあるし立ちっ ぱなしなので足もむくんで くる夕になるとあちこち痛くなって毎日 風呂の中で腰や足を揉んでい たこの仕事を始めたのは俺がリストラされ てから だ俺は以前食品会社の営業として働いてい たのだが不景もあってリストラ大賞になっ てしまったのだっ たその時俺はすでに45 歳会社は若い人間だけ残して改革を行う 予定だったらしくすでに45だった俺は あっさりと切り捨てられてしまっ た俺は高校出てからずっと会社のために 尽くしてきたのにこんなにも簡単に 切り捨てられるのかと思って悔しくなっ た所詮働く人間なんて会社にとってはコ だったので ある新しい社長の考えにもついていけ なかったしまあされて正解だったのかなと 思っ たそして俺はニコニコマートという スーパーで働き始め た45歳で正社員として雇ってくれる ところもないし俺は最初はつなぎとして ニコニコマートで働き始め ただがだんだんと仕事が楽しくなってきた のでずっとニコニコマートで働いているの だ45歳から始めたこのパートもももう気 がつけばあとちょっとで15年で あるできれば60歳になっても働きたいし 65歳になっても働き たい体が動くうちは生活のためにお金を 稼いでおきたいなと思って いる以前は厚生年金に加入していたが やっぱり老後は不安だ老後2000万円 問題などと言われているが2000万 なんてあっという間になくなってしまうと 思うだって最近の人間は寿命が伸びている からどんなに切り詰めても2000万円で は老後の資金が足りないの だうっかり俺が100歳まで生きてしまっ たらもっともっとお金がいる だろうできればピンピンコロリがいいと 思っているがそんなのは神様にしかわから ないいつ病気になるか寿命を迎えるかは俺 たが決めることではないの だある日店長が変わるという噂を聞いた うちの店では店長クラスになると転勤が あるニコニコマートは全国展開している

大手スーパーなのだが店長は大体大卒で あるそして店長を経験した後は本部に行く のだつまり店長を経験することはその後の ステップアップになる 今までの店長はとてもいい人だった優しく て現場のことを何よりも考えてくれて俺 たちの意見を聞いてくれただから店長が 去るのがなんだか悲しくなったけれど彼の ステップアップのためなら 仕方ない新しい店長もいい人だといいなと 俺は願っ たそれから新しい店長がやってきた彼は まだ32歳でとても 若いきっとこの若さで店長になれたのだ から相当優秀な人なんだろうなと思っ た店長は俺たちに向かってこれから新しい 改革をすると言い出し たこれからはもっと効率重視で行います レジでの水分補給禁止それから品出しは1 回に月5分以内で行うこといいですね皆 さんこれを徹底してください えこの地球温暖化で熱中症防止のために 水分補給をどの店でもやっているのに水分 補給禁止しかもマスクをしているのにそれ に品出しが1回5分ってそんなの無理 だろう最近はとある感染症のためにみんな マスクをして いるそして真夏なので体内の水分は奪われ ていく一方なのでどの小売店でもレジに 店員が水分補給をさせていただくことが ありますとの張り紙があっ たうちの店も前の店長が俺たち従業員の 健康を気遣って水分補給していいようにし てくれてい ただが今の店長はそのようなことはしては いけないと いう効率のためにさっさとレジ打ちして ほしいから水なんて飲むなってこと だろうが真夏でマスクをしている時に水分 を取らなかったら倒れてしまうではない かこっそりバックに行って飲めばいいのか もしれないが見つかったら怒られるん だろうなと思っ たそれにうちの店はレジはレジがかり 品出しは品出しと役割が決められて いるまたレジ打ちもお手洗いに行く時など しか離れられないのでそう簡単にバックに 戻ることはできないだろう もちろん俺たち品出しの人間も水分補給は 仕事が終わってからか休憩時間中のみだと 言われたひびてカラカラになるに違い ない全くこの店長は何を考えているの だろう かそれに品出しはそこそこ時間が かかる1つの商品を並べるのにも配置を

考えたりしなくてはならないの だ例えば賞味期限の近いものを手前に出し て新しい商品を奥に入れたりパックの向き が傾いていたらそれを直したりも する野菜だって傷んでいるものがあれば 廃棄しなくてはならないから傷んでいない か念入りにチェックしなくてはならない 時間がかかる作業だが俺たちはなるべく 早く綺麗にやろうと思って いるでもさすがに5分で行えというのはは 無理 だろうこの店長は現場のことなんて何も 考えていないんだと思って早速呆れて しまっ た俺は店長の言いつけを無視して丁寧に 仕事を行ってい た傷んでいる野菜を見つけては廃棄して 綺麗に 並べるまた納豆のパックなども向きが ガタガタになっていたら綺麗に並べ直して い たそうしたら店長が怒ってきたので あるちょっとそんなことしなくていいから もっと早くに品出しを終えてくださいよ 正雪さん効率よくやってくれないといつ まで経っても仕事が終わらないでしょう いやそんなこと言われましても品出しは それなりに時間がかかるんですよだって 綺麗に並べないとお客さんは手に取って くれません からはあそんなのどうだっていいんです ですよ綺麗に並べることにこだわってない でさっさと終わらせることが重要なんです そんなことも分からないんですかこっちは 毎日たくさんの荷物が運ばれてくるんです よそれに人件費だって削減して店の売上も 伸ばしたいからこれ以上人を雇って陳列さ せるわけにもいきませんしねもっと考えて 行動して くださいいやでもそんなことを言われまし ても困り ますなんですか私に意見しようって言うん ですか言っておきますけど私は将来の ホープなんです店長を終えたらそのうち 本部に行って幹部として働くんですあなた のようなただのパートの戯れ言なんて まともに聞くわけないでしょ文句ばっかり 言ってないでさっさと仕事を終えること ただでさえこっちは忙しいのに悩ませない でくださいよあなた方パートに支払う残業 代だって馬鹿にならないので今後は残業し ないで時間内にきっちりと物を並べて くださいね分かりましたははいかしこまり まし た新しい店長になってから荷物がどんと

増え た今まではなんとか俺とその他の品出しの パートさんで賄えていた量だったのだが急 に仕入れる量が増えたのでパートだが残業 して品出しをしなくては終わらなくなって しまっただが残業台を払うことになると 人件費が重んで上に怒られるとかなんとか 言って店長は残業することを禁止したの だそうなると必然的に品出しが終わらなく なって翌日に回すことになって しまうだがそれはそれで店長が起こるの だ綺麗に並べないでさっさと適当に並べる と言って怒鳴り散らして くるでも俺は綺麗にお客さんが手に取り やすいように並べてい たちんたらしているわけではないが そこそこ時間がかかっていたので店長から したらとろくさい人間だと思われていたに 違い ないまた俺がお客さんと話をしているのも 気に入らないようだっ た俺は食品の品出しをしているのだがお客 さんから珍しい野菜や果物の調理方法など 聞かれることがあっ た最近この地域にいろんな人が住むように なったので珍しい食材など仕入れるように なったのだ常連のゆえさんというお客さん はお孫さんのためによく果物を買っていた のだがある日フィリピンの珍しいバナナを 見て硬いわねと俺に話しかけてき たこのバナナすごく硬いけど食べられるの 黄色いのに普通のバナナよりカチコチね ああこれはカルダババナナと言って調理 バナナですこの辺はトナアジアの方も多く 住んでいるので仕入れることになったん ですよカルダババナナはフィリピンでは あげたりして食べられていますね串に刺し てカラメリゼにして食べるバナナ球や 春巻きの皮のようなものに包んであげる トゥロンというお菓子が有名です フィリピン出身の方がよく買っていかれ ます へえあげて食べるのねドロドロにならない 硬いから大丈夫 かしら私も家で真似してやってみたんです が硬いので大丈夫ですドロドロにはなり ません一般的に日本人が食べているバナナ でやったら溶けると思いますがこれは どちらかと言うと食感が芋みたいでしたね お芋とバナナの間みたいな感じです ちょっとねりしていますけど硬さもあると いう感じ ですそうなのねやってみようかしら面白 そうねねえこのお野菜は何ああこれはシ アスパラガスです海外では結構食べられて

いるそうですよ生のままでも美味しいので サラダに乗せてもいいしあとは炒め物にし てもいいですねちょっと塩辛いので塩抜き してから食べるのもいいと思いますよ 美味しいんですよへえそうなのねいろんな お野菜を扱うようになったのね楽しいわ はいいろんなものがあるので最初はどう やって食べるか分かりませんよねドレも 美味しいので是非試してみてくださいね ありがとうこれも買っていくわサラダに 乗せてみましょうかしらねお買い上げ ありがとうござい ます最近はいろんな地方からこの町に 移り住む人が増え たこの辺は工場も多いから日本各地から 出稼ぎに来るんだろう新しい工場が次々 できていたので自分の地元食材を食べたい という人が 多い例えば沖縄の人だったら合屋や海ブド をよく買って行か れるやはり沖縄料理には欠かせないからで あるまた工場が多い地帯だと外国人のお客 さんも 多い日経ブラジル人の方東南アジアの方が 特に多かっただから南米の食べ物や東南 アジアの果物なども輸入して販売すること になっ たしかし現地で買うより高いし思っている よりは売れない日本人のお客さんにもそれ らの珍しい果物など買ってもらうないとダ なので俺はセールストークをしてい たこういう会話は大事だと思っていたのだ が店長は不要な会話だと言って常に俺を 叱りつけてい たそんなことしている暇があるなら黙って 手を動かしていろってこなん だろうでもお客さんとの コミュニケーションも大事な仕事の1つだ と俺は思っているどんなものかお客さんに してもらわないと いつまで立っても売れないから だ正幸さんはいつもお客さんと無駄な会話 をしていますがそんな会話をしてる暇が あるならさっさと陳列終わらせてくれませ んかこっちは荷物がどっさり届いて大変な んですよあなたがサボっている間私が 品出しすることになってしまうんです けどそそれはすみませんでしたですが最近 仕入れ始めたカルダバナナもシアスパラも なかなか売れていないようなのでお客さん に食べ方をお伝えしたいと思いまし てそれはね店員の仕事じゃないんですよ 商品なんて放っておけば売れるんですから こっちはガンガン物を並べてガンガン買っ てもらうのが仕事でしょお客さんに食べ方

を教えるのは仕事じゃないんです ボランティアじゃないんですからそんな ことしなくていいんですよあなたは仕事の 大事さが分かってませんね 俺はここまで言われてカチンと来てしまっ た地方出身や外国出身のお客さんのために 珍しい食材を仕入れるのはいいことだが 思っているより売れてい ないだから地元の方にも買ってもらおうと 思ってセールストークしているのにそこ まで言われる筋合いなんてないと思っ たガンガン買ってもらいたいなら店長が柵 をじればいいに彼はバカの1つ覚えみたい に発注しまくることしかしていない俺は ちょっとだけ言い返してやろうと思っ たお言葉ですが店長は仕入れるだけ仕入れ て何かアイデアでもお持ちなのですか 珍しい食材を仕入れるのはいいことなん ですが地元の人にも買ってもらわないと あって廃棄になるし意味がないと思うの ですがはあんたに何言ってるの私にそんな 口聞いていいと思ってるんですかこっちは 店長ですよ店の経営のことは自分が一番 分かってますあなたに分かったようなこと を言われたくなんてありませんねいいえ 店長は何にも分かっておられませんだって 仕入れるだけ仕入れてあはパートに丸投げ ですからあのバナナやシーアスパラガスが なんとか買ってもらえているのもセールス ストークしているからです外国の方だって 日本の物価だと買おうと思いませんよ高い ですしねそんなにしょっちゅうでるわけ ないじゃないですかああんた何言ってん だ店長は急に大きな声で怒鳴り出した顔を 真っ赤にして いるそして俺を睨みつけて意地悪そうに 笑ってい たじさんのなんて聞いていられないんだよ 60万の無能な底辺パートの意見なんて誰 が聞くもんか はあもうあんたなんて首だ首2度とここに 姿見せるな今すぐ出ていってくれる何 パートが偉そうにしてるんでしょうこんな 人間不要ですねさて今すぐ出ていけえまあ いいですがそんなことしたら店長がは困る だけだと思うんですけどはあそんなわけ ないでしょ寝言は寝ていえ全く意味不明な じさんだなこれだから使えないパートは あんたみたいなパートにすがるわけない でしょうがさてもうこれで不要なお荷物が 消えて生生するわああそうですかじゃあ私 は帰りますね何があっても助けてほしい なんて言わないくさいねまだ言いますか そんなこと言うわけないでしょう妄想も 大概にしておいた方がいいです

よ俺は店長にそう言われたので帰ることに したとても悔しかったがもう店長の顔を見 なくて済むんだと思うとちょっと心が 晴れやかになっ た店のために尽くしてきたのになんで こんな仕打ちを受けるはめになったん だろう俺のどこが悪かったって言うん だあの店長に変わってから最悪なこと ばかりだっ たなんとか我慢してきたがもう限界だし やめて正解なん だろうキロにつく俺の足取りは少し軽かっ たお客さんのために仕事ができないのは 悲しいけれどまた違うところで働けばいい 俺はそう思って家に帰った いつもより早く帰ってきた俺に妻は ちょっと驚いていた首になったことを話す と悲しそうな顔をしていたので妻に心配 かけて申し訳なく 思うでも妻は今まで頑張ったんだから ちょっとは休んでと俺に言ってくれ たとても優しい妻で俺は感謝しきりだっ た俺はパートをやめてから家で求人雑誌を 読んでい たまだ俺は働ける年齢だしなんとか仕事を 見つけたいと思っていたこれから先どう なるかなんてわから ない日本の景気も良くないしもし将来年金 がもらえなかったりしたら嫌なので稼げる だけ稼いでおきたいの だある日俺はブラブラと1人で散歩してい たそうしたらゆえさんと出会ったあら正雪 さんじゃないのあのスーパーやめたんで すってああゆえさんそうなんですよやめて しまいました解雇されたのが正しいんです けどそうなのね私正雪さんがいなくなって からもうあのニコニコマートには行ってい ないの私だけじゃないわ仲良しの美さんも よし子さんも行ってないって言うのよえ そうなんですですかまたなんで何かあった んです かいや正幸さんがいなくなってからあのお 店の商品がなんだか傷んでいたり ぐちゃぐちゃだったりして買気がうせた からなんだか汚い商品ばかりになってて こんなのは欲しくないなって思っちゃった のところで正幸さん次のお勤め先は決まっ たのいやそれが まだちょうど私の同級生がしているんだ けどそこで働かないパン屋さんなのよええ パン屋さんやってる同級生の方がおられる んですか ええひろこさんって言うんだけど彼女は 結婚後に旦那さんとパン屋さんを始めたの よ最近パートさんが辞めちゃって人手が

足りなくて大変だって言うからそこで働い てみたらどう かしらありがとうございますちょっと興味 があるので先 くさいはいこの番号よ後でかけてみてすぐ にでも人が欲しいみたいだ からでは後で電話してみ ます俺はゆえさんからパン屋さんの電話 番号を教えてもらっ たそして家に帰ってからパン屋さんに電話 をしてみ た出てくれたのは奥さんの方のひこさん だっ たひろ子さんはすぐにでも面に来て欲しい と俺に言ってくれたので俺は履歴書を用意 して面接の準備をした面接は明日行わ れるちょっと緊張するがうまく話せたら いいなと願っ たパン屋さんでの面接は奥さんのひこさん と旦那さんの高尾さんの2人が面接感と なって行ってくれ たひこさんと高尾さんはいろんな質問を ぶつけてくる 以前はニコニコマートで働いていたよう ですがどのような時が楽しかったですかお 客様に美味しい野菜の調理法など教えて 差し上げる時ですかね珍しいものも扱って いたのでどうやって食べたら美味しいか 教える時やりがいを感じました手に取って くれたお客さんがまたその野菜を買って くれたらいいなと思いましたお勧めするの が得意なんですねでは物の並べ方について 質問です綺麗に並べることはいいことだと 思いますかはいそう思います私はなるべく 野菜も果物もこんにゃくや豆腐も綺麗に 並べていましたパっと見て綺麗な方がお客 さんが買ってみたいと思うでしょうし なるほどわかりましたうちで働いてもらわ ない あなたそうだな正雪さんならきっとうちで 活躍できるえ本当ですか採用ですかはい 正雪さんのように仕事が丁寧な人と是非 働きたいと思っていますよこれからどうか よろしくお願いします ねこちらこそどうぞよろしくお願いします パン屋さんは未経験なので慣れないことも あるかと思いますが精一杯頑張り ます俺は晩さんでことになった早速明日 から研修が始まるパン屋さんは未経験だ 今回俺がやるのは陳列とレジ打ちだ陳列は したことがあるがレジはしたことが ない初めてやるのでちょっとドキドキだ けれどなんとかこなしてみせようと決意し た晩屋さんでの初日は緊張はしたけれど 楽しいものだっ

たお客さんと触れ合っているとやっぱり俺 は客商売が好きなんだなと 分かるパンそれぞれの特長は味も味見させ てもらっていたから大体は頭に入ってい たしょっぱなからおすめを聞かれて困って しまったが俺は素直に自分が一番美味しい と思ったパンを熱心に進め たそうしたらお客さんはそのパンを手に 取って買ってみますと言ってくれたのだ その様子を見ていた高尾さんが初日から すごいですねと褒めてくれた俺はただ自分 がいいと思ったものを進めているだけ だどのパンもおいしいが俺が特に気に入っ たものの味を細かく説明して買ってもらっ ただけなのでそんなに褒められるほどの ことではないと思っただけど高尾さんに 言わせればその行為が素晴らしいらしい 俺はなんだか嬉しくなって初日はウキウキ した気分で終えることができ た家に帰った瞬間俺のスマホに電話があっ た前に勤めていたニコニコマトの店長から だそういやあの店を辞めてから1週間が 経つ長いよで短い1週間 だ大変なんです今すぐお店に戻ってきて くれません えでも60手前のおじいちゃんはもういら ないんですよね私みたいな無能はいらな いって店長おっしゃってたじゃないですか だだけどお客さんはみんないなくなるし店 の売上げはガタ落ちだしその理由なぜか 分かって ますささあなんでかわからないまだわから ないんですかお客さんはじゃない店には 行きたくないんですよ私が辞めてからあの 店の陳列はさらにぐちゃぐちゃになって 傷んだものも普通に売ってたそうじゃない ですかそんなの誰が欲しいと思うんですか だだがそれは仕方ないことなんだたくさん 並べてたくさん買ってもらうのが正義 でしょうただたくさん並べればそれで いいってわけじゃないんですよお客さんは 気持ちよく買い物したいんです汚い商品や 傷んだものなんて欲しいわけないじゃない ですかそれにパート仲間からも聞きました 店長大量の解雇を行ったんですってあああ だって人件費が重んで仕方ないからそんな に人がいても仕方ないですし清掃の人も 品出しの人も解雇したらそりゃお店が汚く なってしまいますよねそんな不潔なところ でなんて私でもしたくありません店長は 目先の利益だけ追求して大事なところを 忘れていたんです私はもう新しいところで 働いていますのでもう戻りませんからねち ちくし店長はとても悔しそうにしていた俺 ははっきり言ってちょっとすっきりした

店長が困るがあの店にはもう戻らない 俺が愛したニコニコマートはもうないのだ から俺が今やるべきなのはパン屋さんで精 一杯働くこと だパートとはいえやりがいもあるしそれ なりに時給は いいひろこさんと高尾さんご夫婦が俺に 時給1200円も出してくれているので これから頑張ろうと決意したところ だだから前の店のことで頭をたくなんて ないそもそも俺はすでに辞めた人間 だ辞めた人間にヘルプを求めてくる方が 間違っているまあそれだけせ詰まってい るってことなんだろうなと思っ たある日俺がパン屋の前を掃除していると 店長が俺を見て驚いた顔をしていたそして 意地悪そうに笑ってこんなことを言ったの であるあんたこんなところで働いていたん ですか汚ったないパン屋 はあいかにも店内に虫が湧いてそういや パンの中に虫でも混ざってるかなそんな ことありません けど私を助けなかったこと後悔します よ彼は不気味なことを言って去っていった 何のことか分からなかっ た翌日高尾さんがとんでもないことになっ たと言って騒いでい たどうやらネットでパン屋さんの駆込みが 荒らされているらしい虫が入っていたとか 色々書かれているの だもちろん衛星には気をつけているし そんなことはありえ ないもしかしてあの店長がやったんじゃ ないかと思っ たこんなこと書かれたんじゃうちの店の 評判はちだああどうしたらひどいわこんな 出許せないわ私その出を書いた人に 心当たりがありますもしかしたら前に私が 勤めていたニコニコマートの店長がやった のかもしれませんえでもまたどうし て私が辞めてから店の売上が落ちたので 戻って来いと言われましたでも私はそれを 断ってやったんですそれから店長は店の前 を掃除している私に対して不気味なことを 言っていたんですきっと嫌がらせのつもり でこんなことを書いたんでしょう私のせい でこんなことになってしまってすみませ ん正幸さんは何も悪くないですよ悪いのは その人ですそうよ正さんのせいじゃないわ でも証拠が必要だしこは弁護士さんに開示 請求しないとだめね俺の知り合いの弁護士 に頼んでみよう彼なら動いてくれるはず だそうして高尾さんは知り合いの弁護士 さんに依頼をしてい た思った通りその書き込みをしたのはあの

店長だっ た店長は名誉既存の罪で訴えられ逮捕され たそうしてニコニコマートも解雇されたの であっ たバカな真似をしたばかりに彼の将来の 幹部への道は閉ざされてしまっ たもっとまともに生きていれば本部へ行っ て活躍することもできただろうにもったい ないことをし た店長が逮捕されてからあのニコニコ マートには新しい店長が来たそうだがその 人も王兵だったのでついに店員はみんな 辞めてしまった らしい俺はもうニコニコマートとは何の 関係もないのでどうなってもいいやと思っ た晩夜で毎日俺は陳列をしたりレジ打ちを して いるある日ニコニコマートの常連だっった ゆえさんが買い物に来てくれ たお友達のひろこさんに会いに来るついで に明日の朝食べるパンを買ってくれたの だゆえさんは俺が働いているのを見て ちょっと嬉しそうにして いるなんだか正雪さん生き生きしてますね あのニコニコマートにいた時よりも楽し そうですよえそうですかまこのパン屋さん での仕事は楽しいですねお客さんに自分の おすめ商品を自信を持ってお勧めできるの とか楽しいですしゆさんはセールストーク がうまいものねあらこれは パンはいご主人の高尾さんが新しく考案し たパンですクリームチーズと蜂蜜のパン です女性に人気ですねお菓子の代わりに 買っていかれる方が多い ですへえそうなのね子供も喜びそううちの 孫ももう下が4歳で上が8歳だから蜂蜜は 食べられるわだったらおすめですね 赤ちゃんに蜂蜜はダですがもう大きくなら れているのなら大丈夫かと思います甘くて おいしいのでお子さんにもいいと思います じゃあこれを3つ買うわあとこれは 何かしら ああこちらは奥さんのひろこさんが作った シレですシレって何かしら ああドイツなどで食べられている気持ち するケーキですよクリスマス前によく食べ んです固めですがちょっとしっとり感も あっておいしいですよシロップ漬けにされ たドライフルーツがたっぷり入ってます ちょっと食べるだけでも腹持ちがいいので 小腹が空いた時にスライスして食べられる といいかと思いますへえ保存色みたいな ものなの ね寒い地方ならではなのかもしれませんね クリスマスシーズン限定で売ることになっ

たんですよかったらぜひ試食をしてみて くださいはい どうぞあら美味しい何これ おいしい でしょうそうしてゆえさんは俺がお勧め する商品を買ってくれたなんだか俺は 嬉しくなってその日1日ご機嫌で過ごす ことができ たこうやってお客さんに商品をお勧めし たり単位ない会話をするのは楽しい それは他人から見たらただの不要な雑談に 思えるかもしれ ないでもそんな雑談も大事な要素の1つで ある俺は聞かれたらお勧めはするが自らお 客さんに聞かれもしないのにお勧めしたり はしないお客さんだって自由に買い物し たいだろうし鬱陶しいと思われたくない から だでも例えばお客さんがある商品を手に 取ろうか悩んでいたと するそして店員である俺に対してこれは どんなものと聞いてきたらそっと手を 差し伸べるように答えるのが俺の役割だと 思っているの だ俺にはそんなことしかできないがその セールストークのおかげなのか万屋さんは さらに人気になったそして高尾さんとひこ さんはこのままじゃお店が回らないからと 言ってお店の拡大をすることになっ たパン屋さんをもう1店舗作った高尾さん は俺に新しい店舗の店長になってほしいと 言ってき た最初はそんな重大な役割が俺にこなせる はずはないと思って断ったでも高尾さんは 俺の接客を見てやれるはずだと何度も言っ てくれたので ある俺はとうとうこけして店長になること を諾し た新しい店は隣町にある毎朝朝早くから 高尾さんとひろこさんがパンを大量に焼い て隣町の俺のいる店舗まで運んでいた俺は その店舗で店長として店を 回すまた新しいバイトさんも雇って店は さらに盛り上がっ たパン屋さんには行列ができて毎朝長ので ある俺の名物セールストークを聞きたいと いうお客さんも増えた俺のセールストーク がいつの間にか評判になっていたんだなと 思ってちょっとじんと来て しまうあのニコニコマートでは不要な雑談 だと言われていたが今俺がやっている セールストークは決して無駄ではなかった んだなと思っ た俺は店長として毎日パンを売っている いろんなお客さんが来るのでどのパンが

いくらくらい売れるのかそしてどんなもの が求められているのか把握することが できるようになっ た高尾さんとひこさんに売上の報告をする 時に新しいパンの考案を一緒にやることも 増え たこうして店の重要な役割を担うことが できて本当に 嬉しいもちろん店長になったからそれにお 給料ももらえて いる決して高級取りではないが十分な 手取りで ある俺は体が元気なうちはここで働こうと 思う今後も高尾さんとひこさんと地域に 愛されるパン屋としてさらに成長をし たい私の名前は玉坂 孝太郎中堅のアパレル企業に務めて8 年最終学歴こそ高卒だ けれど3度の飯より服が好きと言えるほど 服にかける愛情と 情熱流行を先読みして開拓できる感性を 買われて今では一端のバイヤーとして海外 にも買い付けに出かけるようになっ た自慢じゃないが買いつけた商品のいくつ かは有名タレントが着用したこともあって 売れに売れ た今も多くのアイドルや著名人が私が 買いつけたブランドを愛用していて新商品 が出るたびにSNSにアップしてくれる ものだから若い世代を中心にちょっとした ムーブメントとなって いる伝説のバイヤーだとかも打ち上げられ て雑誌の取材を受けたことも あるまだまだ伝説になるには早すぎるのだ けれど悪い気はし ない何より会社のいい宣伝に なる会社の業績アップの10%ぐらいは 貢献しているんじゃないだろう かもしかしたらもう少し大きな数字になる かもしれ ない目利きには自信があるの だだからと言って天狗にはなら ないアパレル業界は常に流行の最 先端いや流行を作り出す急戦法として 売れるものを開拓し続けなければなら ない慢心していては目が曇り売れるものを 見つけ だろうこの世界売れるものだけでなく売り たいものも必要 だ時代を読み世代を知り消費者の欲望を 探り当てなければヒットという共感は得 られ ない毎日が勉強全てが 情報何1つ見逃すことは許されない そのように行動しているのは私だけでは

ないバイヤー仲間はもちろん デザイナーからマーチャンダイザーまで 車内のみんなが切磋琢磨して感性を ブラッシュアップし続けているの [音楽] だ多くの才能に囲まれ尊敬し合える環境 なんてそうあるもんじゃない 私はとても恵まれて いるみんなが私のバイヤーとしての実力を 高く評価してくれて大事な仲間として認め てくれて いる活気と才能に満ち多くの人に愛される であろう流行の再先端を生み出し続ける 職場はとても賑やかで贅沢だ そんな私たちの活躍は購入という消費者の 行動によって大きく支えられて いる気に入ってもらえなければ成果に つながら ない一着でもバったら会社全体が 盛り上がる場合によっては金一風 だ自分たちの仕事が世の中を時代を動かし て いくこれほど面白い仕事があるだろう かユニークで多様性溢れるセンスが集まる この場所は私にとってまさに転職と呼べる だろうこのまま一生骨をうめていずれは パリコレで新作発表できるようなそんな ブランドを作り上げ たい職場の誰もがそう思いいつか来るその 日を夢見て実力を磨き続けてい たその夢がこれほどあけなく崩れ落ちる なんてあの時誰が思った だろうそれは春の人事 道変で頑固でおしゃれとは無縁 であたり一体どころか車内中に小十のよう に細かい視線を走らせていた上司が 退任新人上司に交代し たやっとうるさいやがいなくなる か本当にこれでのびのび仕事ができる な次に来るのはどんな人なんでしょうね おしゃれな人がいい な女性だといいな一緒にデザイン考えて くれるような人が いい誰もが淡い期待を抱い たほどなくして期待の上司 登場新しく着任した女性上司は30代前半 ぐらいだろう かかなりの美人でスタイルも いいファッションセンスは申し分なく高価 なブランド服をモデルのようにすらっと 見事に着こなして いる女性神によればその 上司学生時代は読者モデルとして人気だっ た らしい私あの人のファッションよく真似し

てた私もかっこよかったよ ねりする女性スタッフが 男性人は密かにガッツ ポーズもちろん私も だ今度来た上司まさにアパレルの女王って 感じじゃないです かうんかっこいいねどんなタイプの服も 華麗に着こなしそう だ私のデザインした服のモデルになって くれないか な以前のファッションセンスのかけらも 感じられない 片上司に比べて新しい上司は服への愛着と 勢いが感じ られるミューズとでも呼べばいいのだろう か早くもデザイナーたちは彼女に インスパイアされているよう だ早速ペンを持ってイラストを書き始めて いるものまで いるふもだけどさ小遣いも行けてるよ な今度新しく展開する小物作家の買いつけ 一緒に行ってくれないか なおいおい鼻の下伸びてるぞちゃかすなよ 俺は真面目に言ってるんだ今度の仕事 でっかい案件なんだから さそうだったなま 頑張れ今会社は新たな転を迎えていて小物 雑貨ブランドの立ち上げに本腰を入れて いるまだ国内で紹介されていないものの 将来性の高い海外雑貨ブランドと提携 しようというの だ新規プロジェクトの立ち上げにあたって 私は市場調査とネゴシエーション そして団から買いつけという役を任された 私なんかが担当してもいいものか戸惑いは 大きかっ た大太郎なら大丈夫だよ今までだって軟膏 フラと言われたブランドをいくつも落とし てきたじゃない かあれはたまたま運が良かっただけだよ 今度のプロジェクトは規模が大き すぎるそれだけ期待されてるってことさ 成功すれば会社の規模もステップアップ俺 たちの給料だって上がるんじゃないか俺 たちのためにも頼んだぜこ 太郎多くの期待を背負って任された プロジェクトも数々の右曲折を経てなんと か定型の目処が立っ たあは詳細を詰める だけしかしそこからがなかなか 難しい今回扱うのは女性向けの雑貨なのだ がさすがの私もそこまでは守備範囲 外一体どんなものがバズルのか皆目検討が つか ない同僚や友人親の知り合いやファミレス

のマ友会議女子高生などあらゆる世代に リサーチをかけて落とし所を見つけている ところ だ彼女なら雑貨にも強そうじゃないか きっと力になってくれる さそうだよな早速相談したい なみんながそれぞれ新たな一歩に期待し たしかし喜び果てしない夢を描いたのも つのすぐに私たちは常にがっかりすること に なるがっかりどころかうんざり うんざりを通り越して 絶望彼女は私たちの期待をこれ以上ない くらいに裏切り運命を大きく変えてしまう の だなんてこともないいかにもできる女に 見えたこの 上司実際はとんでもない無能だったの だ仮にみなとして おこうみなは仕事ができないできない どころか足を 引っ張る引っ張るどころか職場環境に混乱 を引き起こし崩壊さ せるアパレル業界は 忙しい春が終わり少しずつ気温が上がり 始める6月には8月に発売開始する夏物 商戦の準備が 始まる加えて12月に開催される展示会や プレセールに向けたプロジェクトも同時に スタート する同時進行なんて無理だろうとは思う もののそうでもしなければ間に合わ ない冬に売るものがありませんでした なんて にもならない だろうプロダクトマネージャーが中心と なって企画からデザイン生産 流通販売までのスケジューリングを行うの だが納期はかなり シビアいずれもギリギリの綱渡り 1つでも工程にずれが生じれば全体の スケジュールが大きく 全ての動きを細かに把握した上で的確に 指示を出し部門ごとに別れる仕事をつなげ スムーズに起動に乗せるのが上司の役目 だしかしみなには納期という概念が ないここに来る前は全く違う業界にいた ようでアパレルのことを全く知ら ないアパレル業界の1年がどう動いている の か1つの商品が売りに出されるまでの企画 から販売までの流れを理解してい ないこれは致命的 だ皆さん今期の冬商品です が冬何言ってるの次は夏物でしょう来月

から販売が始まるんだからそっちの報告を 先にしなさい よもちろんそちらの報告もしますしかし それより先にこちら のそんな熱苦しい話やめてよ冬物は9月に なってから話し ましょういえそれでは間に合いません今月 の15日までに工場のLINEを抑えない といけないんです今すぐこの所に目を通し て くださいそんなのあなたがやっておけば いいでしょう私は忙しい の一時が万事こんな調子 だ無能とはいえ上司は 上司決済を仰がないと仕事が前に進まない のにみなは全く書類を見ようとし ないみが仕事をしなくても月日は確実にて いくスケジュールを狂わせるわけにはいか ないから代行できる仕事はそれぞれが自分 の裁量で代行 するどうしてもみなの決済が必要な時は 時間をかけてそれこそ中学生の職場体験の ように噛み砕いた説明をしサインを もらうおかげで私たちの仕事は増える一方 だここまで無で役に立たないがなぜ私たち の上司として君臨することができたの かずばりこで あるみなは誰もが知る某有名お嬢様大学の 出身 だそこの卒業生というだけで世間はすごい と賞賛し実際エリートコースに乗って活躍 する女性も 多いの親も大企業の上層部で超エリート らしくいろんなところに顔が 聞くうちの会社の専務とも知り合い らしいしかし有名大学を出ているからと 言って勉強ができるとは限ら ないどうやらみなは遊びに遊びまくってい たようで単位もお金で買ったとか買わない とか要するにその程度ののレベルだったの だしかしプライドだけはちょもら 魔球自らを飾り立ていかにも私できますを 演出していたの だきっとこれまで美貌と若さ親の地位とお 金に任せて順風満々な人生を歩んできたの だろうこだって親の力というよりはパパ カツに近いものだと聞い たその相手はどうやら専務 らしいまさか親の友人とパパカツとも思う が彼女ならやりかね ないまああくまでも噂であって真実は不明 だ がしかし噂を信じてしまうほど仕事ができ ないとにかく無能なの だ全くもって業務遂行能力が

ないいくらコ入社でもこれはない だろう誰の頼みで採用したかは知るよしも ないが少しぐらいは能力というものを考え て適正な待遇で済ませて ほしいそれが全体の安定と幸福につがるの ではないか どうやら最強のコとは世の中の全ての常識 を覆してしまう らしいそもそもみなには考える力がない 考えようともし ない仕事を理解し部下を観察し健全なる 職場環境の保全に努めようという着が欠落 して いるを持ってでいっても内容が理解でき ない見積もり書を見せても数字が読めない 挙句の果てには専門職の呼び名や仕事内容 すら知らずいちいちその説明から始め なければなら ないちょっとあなたこのデザイン色が おかしいんじゃないすぐに変更し てあの私はパタンナーなので私にてもはあ 何上司に口応えするのいいゴミ分ねいいえ そうではなくその仕事はデザイナーのさ さんにはあ人に押し付けるのあなた今 デザイン顔を持ってるじゃないそれぐらい すぐに直せるんだからあなたがやればいい じゃ ないこのデザイン画から型紙を作るのが私 の仕事でデザインや色を考えるのはささん の仕事なん ですどっちでも一緒でしょやれる方がやれ ばいいのよさっさとやりなさい よ はあアパレル業会は専門職の集合体だ それぞれがなすべきことをなす分業性で それらが組み合わさって1つの商品が 生み出さ れるみんながみんな職人質で自分の仕事に 責任と自覚そして誇りを持って いるみなはそれが理解でき ない書類を持っていっても忙しいから後に し て納期が迫っていると言っても今手一杯な の明日にして くれる取りつく島も ない一体がが何に忙しいのかと言えば お気に入りのワの追っかけ だワはプレスとして会社や商品のPRや 候補を担当して いるメディアに顔を出すこともある会社の 顔 だ決して顔で選ばれたわけではないが 爽やかなイケメンで人当たりもいい 人気者ラグビーで期待あげた肉体は 頼もしく服もよく生えてブランドイメージ

にぴったり だどうやらみなは彼に一目惚れしたらしく いちいち彼を追いかけてはくっついて いこうと [音楽] するバル君一緒にランチし ましょうそう誘う彼女の顔は私や大子に 話しかける時と全く異なり乙女の顔になっ て 語尾にいくつものハートマークが透けて 見えるすみません今日は孝太郎さんと約束 しているのでだめよランチミーティングな んだから新しくできたレストランに ミーティング向けの個室があるの今日は そこに行くわ よ強引すぎる誘いに渡がヘルプの視線を 送って くる 皆さん今は外出してランチミーティングし ている余裕ないんですよ私たちも隣の ラーメン屋でパッと済ませて帰ってきます からあなたはそうすればいいでしょう私は わる君と明日の商品発表会の打ち合わせが ある のその件ならすでに調整済みです私は聞い てない わ今回は皆さんのの発表会ではありません からそうですよ関係ない部署の発表会に ししり出るのはいけませんそれより皆さん お昼ご飯は手短に済ませて展示会の準備し ましょう よ私の提案がよほど気に食わなかったのか はにのような顔で睨ま れる人間とはこうも人によって見せる顔を 変えられるものなのか今度の ネゴシエーションで使えるかもしれないな と思うがすぐに 思い直すそんな悪意に満ちた裏表のある 交渉に一体誰が乗ってくるというの だろうみなは生産部門の上司であって プレスとは直接関係はないなのにやたらと プレスベアへ出入するもちろん渡る目当て だ 1度出かけたら数時間は戻ってこ ないこの間決済が必要な仕事は 滞る迷惑を被っているのは私たちだけでは ないあまりにも入り浸るものだからプレス 部門からもクレームが 来るオタクの上司がうちの渡の仕事を妨害 してるんですよ何度言っても聞いてくれ なくて困ってるんです早く引き取りに来て くださいそう言われて連れ戻しに行くのは なぜか私の役割になってい た渡は後輩だが私もワもラグビーが大好き でよく2人で試合感染に出かけて

いる他にも趣味があったりして何かと つるんでいるから敵と思われたの だろうみんな極力みと関わりたくないのの だ皆さんみんな皆さんの決済を待ってるん です部屋に帰り ましょう私今渡る君と仕事の打ち合わせ中 なの後で行くわ いいえ急ぎの仕事が溜まってるんです決済 してもらわないと仕事が進まず スケジュールに支障をきし ます皆さん戻った方がいいですよ 皆さんきっと困ってます から見た渡が助け船を出して くれるみなは気に入らないだからと言って 大好きなわを怒鳴りつけることもできず ヒステリックな声を私に 向ける私に殺出するなんて何様のつもりよ 高卒のくせ に出た出 たプライドだけが取の様 は差別主義者でもあっ た地方の次第というだけでも下に見るのに 高卒上がりの私などへぼに等しい らしい過去よりも現在の実績を評価して 欲しいもの だ渡れもすっかり疲弊して爽やかタフ外の イケメンぶりは見る影も ない自分への偏った愛情が社内全体に悪い 影響を与えてことにすっかり縮してしまっ ているよう だかわいそうに道場せずにいられ ないしかしこんなことが何度も続けば仕事 は滞るし何より現場の式が下がる決済が 遅れるたびにスケジュールが変更となり プロダクトマネージャーは工場に出向いて 遅れを詫び頭を下げ再調整をお願いしない といけない 工場のLINE稼働なんてそう簡単に変更 できるものでは ない日日に彼の顔は険しく目の下の熊が 増えて いく皆さんにモデルになってもらいたいと 生んでいたデザイナーもどうせ着るなら ウェディングドレスがいいわ私とワタル君 がモデルになるからウェディング用の衣装 を作ってちょうだい 皆さんうちはウェディングは扱っていない んですよないなら作ればいいじゃない こんなにぴったりのモデルがいるんだもの もったいない わそんな上の許可がおりませんよあなたの 上司は私よ私がオーしてるんだからそれで 十分じゃ ないなんて具合の無しぶりにイけが刺し すっかりやる気をなくしてしまっ

たあれほど 気づきを出し合って輝いていた職場は すっかり勢いをなくしまるで艶会場のよう だみなのおかげで残業が増えただでさえ ギリギリの納期が危くなって いく体調不良を訴えるものも出てき たプロダクトマネージャーは胃薬が手放せ ない らしい前の上司は箸にも棒にも引っかから ない片でおしゃれセンスは皆無だった けれどみんなの仕事の細部にまで目を光ら せてスケジュールに支障をきたすような ことはなかっ たどんなプロジェクトも納期前日には 終わらせ関係各所から 怒鳴り込ん彼は管理する人間としては優秀 だったんだ な今更ながら元上司の主に関心 する怒鳴られ何度もやり直しさせられる など苦労が多かったものの今となっては 懐かしいいや干渉に浸っている場合では ないこのままではみんなが潰れて しまう私は先輩たちと話し合い社長に直 談判することにし た社長このままではいつまで立っても商品 が完成しません皆さんにちゃんと仕事する よう社長から言ってもらえません か彼女は非常に優秀だと専務から聞いて いるんだが なあ違うの か優秀かどうか判断しようもありません それ以前に全く仕事に対する理解がないん ですすぐにどこかへ行ってしまうし特定の 社員への悲が凄まじ みんなのモチベーションは最悪 ですこのままじゃ夏小鮮は愚か冬の天治会 の開催もあまれ ますそれはまずいな分かった私から彼女に 話をして みようよろしくお願いし ます社長は1台でこの会社を築き上げた人 だヒューマンパワーがいかに大切かよく 理解して いるきっと何とかしてくれる だろうすぐに大きく変わることはないかも しれないが少なくとも自分の席に座って 書類に目を通してくれるだけでも 助かるあとは私たちが団結して仕事を進め ていけば いい私たちは社長の主に望みをかけ た次の日に行くとすでにみがい たいつもなら中出勤の彼女が今日に限って 修行時間10分前に出社して いるなんだか不吉な予感がし たと思ったらすぐに名前を呼ばれ

た孝太郎こっちへ来 なさいまるではにだこれじゃあせっかくの 美貌が台無し だ渡るにもあんな顔を見せるのだろう かなんて呑気に考えながらみなの前に 立つあなた昨日社長に直パンしたんですっ てね謁見行為にも程があるわ社長も ほとほと呆れていたわ よというわけであなたは今でかになりまし た は何を言っているのか全く理解でき ないほけた顔でつったっている私にみなは 追い打ちを かけるさっさと机を片付けなさい引き継ぎ は必要ない から高卒の花たれ小僧の代わりなんて誰に でも勤まるわ残念だったわ ね白雪姫のママ母はきっとこんな顔で毒 りんごを食べさせたんだろうななんて物語 の主人公に同情して しまういやいや今は自分のことを考え なけれ ば予告もなしに即日解雇なんて非道です 受け入れられませ んちゃんと解雇予告手当ては支払って あげるわよ文句ないでしょ ちょっと待ってください今抱えている案件 はどうなるんですかだ からら高が高卒の仕事なんて誰でも代わり が包まるって言ってるじゃ ないあなたはいりませんさようなら そんな だこれが骨うねはいバイ バイあまりの横暴さに同僚たちも講義の声 をあげてくれるがみなは聞く耳を持た ない大太郎の案件を引き継げる人間なんて いませんよ彼じゃなきゃ成立しない プロジェクトなん ですなあなたたち揃いも揃って無能なの いいわだったら専務に頼んで優秀な エリートを送り込んでもらう から待ってくださいよそういう問題では ないんですうるさいわね黙らないとあなた もク よだめだこのままではみんなの立場が悪く [音楽] なるわかりました出ていきます プロジェクト無事に進むとですねお世話に なりまし た心の中でやれるもんならやってみやがれ この最低上司がとらしくもない汚い言葉で 毒づきながら私は会社を後にし た翌日みなから着信があっ た2度と関わりたくない私は無視していた のだがあまりにも何度もなり続けるものだ

から 仕方なく1回だけ出てやることにし たはい もしもしちょっとどこにいるのよ今すぐ 会社に来なさいは何言ってるんですか私は 昨日あなたに首にされたんです がいいからすぐに来 て私はもうあなたの部下じゃないんです あなたに命令される筋合いはありません なんで無関係の会社に行かなきゃいけない んですかお願いだから来てちょうだい無理 です忙しいので失礼し ます待って切ら な泣きそうな声で懇願していたようだが気 にせず電話を 切るみなが何に焦っているのか私には大体 の検討がつい たどうせあの件だろうと考えていると同僚 のダゴから電話が 入るお孝太郎元気 か元気も何も昨日あったばかりだろまあ そうなんだけど などうし た今ちょっとした騒ぎになっててさ予測は ついてるだろうけど一応報告しておこうと 思っ て大後の話によればこうだ私を首にした後 うるさい人間がいなくなって生成したのか みなは上期限だった らしい臨時所のサインも気前よくポンポン 書いてくれるもんだからおかげで仕事が はった よ大後に感謝されるがどこか複雑 だその日みなは定時20分前には部屋を出 て決勝を直し会社の入り口で渡を待ち伏せ かっさらうように連れ帰ったんだと か追いたわしや渡る殿 だ翌日お肌つやつやるんるん気分で出社し たみに社長が声をかけ た今日は社運をかけた100億の相談の日 だな皆さん頼んだぞはい社長任せて 必ず成功させて見せ ますこの談がまとまれば我が者も世界的 企業に肩を並べられるくらい大躍進できる だろう大いに期待しているよはい ありがとうござい ますうんうんと機嫌よく頷きながら去って いく社長を見送った後みは言っ た えっとなんだっけ担当は 誰担当なら昨日退職しましたよ え退職ってまさかええ孝太郎です彼が今回 の相談を取りまとめてたん ですなんでそんな大事なこと黙ってたのよ 僕昨日言いましたよね彼じゃなきゃダメな

プロジェクトがあるって説明しようとした のにうるさい黙らないと首にするって言っ たのは皆さんあなたです ようるさい私のせいにしないでよ大体日頃 からちゃんと書類に目を通して部下の仕事 をチェックしていれば把握できたことです あなたが6に仕事しないからこういうこと になるん です黙りなさいあなた孝太郎の親友なん でしょ代わりに行ってきてちょうだい はあ無理に決まってるでしょうこの話は 孝太郎が企画して粘り強く交渉した結果 です先方が孝太郎のことを気に入ってくれ たからまとまったプロジェクトなんです いきなり僕が言ってどうこうなる話じゃ ありませ んあなた軽大学出てるんでしょ高卒に負け て悔しくないの 学歴の問題じゃありませんこれまでの実績 と孝太郎の努力人間性の問題 ですじゃああなた行きなさい よ他の同僚を指名するもことごとく首を横 に 振るそりゃそうだろう100億の相談だ何 の引き継ぎもなくこなせるものじゃ ないみさんが行くしかないんじゃないです か直属の上司なんです からなおもごにょごにょ言っていたらしい が100億の相談を逃すわけにもいかず しぶしぶながらみなは出かけていったそう だ仕方がないから大子もついていっ た商談相手はやってきたのが渡してない ことに不信を抱きまずその点を追求した 孝太郎さんはどうしたのです か玉坂は昨日会社を辞めまし た会社を辞めた一体どういうこと です彼は文句ばかり言って全く仕事をし ないくせに上司の私に立ついてばかりいた ので解雇しまし た彼はそんな人ではないよ君彼女の話は 本当なのかい 申し訳ありません私の口からは何も 申し上げられませ ん大後の表情と言葉から何かを読み取った のか相談相手はそれ以上追求しなかっ たその代わりこう言っ た担当が孝太郎さんでないのなら我々は 取引するつもりはありませ ん今回の話はなかったということでま待っ てくださいあんな高卒より私の方が よっぽど優秀ですプロジェクトは私が 引き継ぎ ますならあなたはこのプロジェクトの詳細 を説明できますかええっとそれ は詳細どころか担当者さえ知らなかったの

だから説明などできるはずもない [音楽] しどろもどろな皆を前に集団相手はやれ やれとでも言うように大きなため息を1つ 残して立ち去っ たその後専務や社長が先方に出向いて頭を 下げたらしいがどうにもならなかったそう だ100億の取引を見込んで川残業を立て ていた彼らの目論みはあけなく崩れ点 直下会社は継続の危機に陥っ た話はそれだけで終わらなかったの だ事態を生還していた社員たちがもう こんな上司の元では働けないと一斉に次表 を提出し た上層部が引き止めるもこんな上司を放置 していたあなた方にも愛想がつきましたと 口を揃えていい さっさと荷物をまとめて出ていっ た部内に残ったのはみなに鳥いるだけの脳 しかない数人だったと か私はといえば会社を解雇された後すぐに 起業し た私のバイヤーとしての能力を買ってくれ ていた人が後押ししてくれ業務提してくれ たので仕事に困ることはなかっ たは首になる前から会社の仲間たちとは 企業について相談をしていたの だ私1人では立ち行かなくても一流の職人 技を備えた仲間たちがいれば 心強い企画から流通まで一貫して手掛ける ことのできる人材が揃っていたのですぐに 軌道に乗せることができ た嬉しいことに100億の談相手も私の 会社と契約してくれたさすがにいきなり 100億の契約とはいかなかった が君となら安心して組むことができるよ まずは会社設立のご祝儀代わり だと言って3億の取引を契約してくれたの だおかげで資金的に助けられただけでなく 今や業界を牽引する世界的有料企業に認め られたということで会社としての白もつき 社会的信用も得ることができた今は気心の 知れた仲間たちとお互いの腕と感性を ぶつけ合いながら多くの人に喜んで もらえる商品作りに内心中 だ前と比べればやることが増えて大変だ けどさなんか充実してるよ なそうだな1人1人が仕事に責任を持って 向きってるって当然なんだけどやっぱり 素晴らしいことだよお互いがいい刺激と なって商品にもパワーが反映されていくの がよく わかるやっぱあれだな10年後には パリコレだとりあえずそこを目指そうぜ とりあえずパリコレってでもいいなそう

いうのだろう夢はでっかく行こう ぜその時は僕が全世界に向けて僕たちの ブランドをアピールします よみんなの目がキラキラと輝いているのが いい今はまだ小粒の会社ではあるけれど 決して夢で終わることはないと確信して いるそういえば先日取引先の人が前の会社 のことを教えてくれ たみなは100億の団不正率の責任を形で 広となっ たみなは自分のせいではないと言い張り 専務を道連れにしたよう だ2人の関係がバレて共に朝会 処分チョモランマプライドの美は待遇を 受け入れることができずそのまま退職し た優秀な社員を一気に失った会社は社会的 信頼も失 取引先は次々と離れていきもはや風然の とし 状態大業に向けて真しぐ らしいあの会社には優秀な人材が多く在籍 してい た是非まるまるさんと仕事がしたい まるまるさんなら安心して任せられるよ そういう信頼で仕事を任せてくれた取引先 がほとんどだったの だそんな彼らは今私の会社に いる1人1人がそれぞれ顧客を連れてきて くれたからありがたいことに毎日大忙し だつづく社会は人と人の繋がりでできて いるのだと実感 するこれから先どこまでが成長するかは わから ないどんなに大きくなってもどれほど知恵 が上がっても今のこの気持ちと仲間たちの 絆を手放してはなら ないいつだって初心に帰り全ての人や状況 に感謝し仲間たちと共に夢いっぱいこの 会社を育てて いこういつか私たちのブランドを目にし たらあなたも是非手に取ってみて ほしいそこには我々の夢と希望祈りと喜び がぎっしり詰まって いるきっとあなたにも気に入ってもらえる [音楽] だろう俺の名前は ひろし現在工場で交代勤務をやっている 35歳の男性 だそろそろ夏休みなので家族でどこかに 行こうかと検討して いるでも俺は転職してから手取りが減った のであまり遠くには行け ない海外なんてもっての他なので県内か 近隣の多県のどこかに行こうかと思ってい た娘は幼稚園でネズミーランドに友達が

行ったとかで羨ましいと言って いるだがうから千葉まではかなり遠いので 行くことはできないなと思っ た俺たちは地方都市に住んでいるから だそこで俺は妻と娘に山奥にある温泉宿は どうかと提案し たもうすぐ夏休みだなパパもネズミー ランドに連れて行ってあげたいけどお仕事 をあえて大変だから近くにしない かそっかネズミイランドは無理なんだ ねああごめんなユリ仕方ないわよゆりも 分かってあげてねパパも大変な のうんじゃあ近いところでいい よありがとうパパは温泉宿なんていいなと 思ってるんだけどどうだ広くて綺麗な温泉 があるところに 行こう山奥温泉ってとこだまあそこって 結構いい宿って言うじゃないのいいわ ねひいお風呂やったやっ た赤ちゃんの頃からお風呂が大好きな娘は 温泉に喜んでいたそれから俺は続けてこう 言っ たその山には猫がたくさんいるんだって 地域猫って言って地域のみんなが見守って いる猫さんがたくさん住んでるんだ よ野良猫と違う の似ているけどちょっと違うかな子猫が 増えないように手術してその印に耳を桜の 花びらみたいにカットしてるんだみんなが ご飯をあげたり病院に連れて行ったりして 見守っている猫さんなん だへえみんなにお世話されてる猫さんか ユリ猫大好き猫さんってふわふわで可愛い もんそうねユリは猫さん好きだもん ねそれにその温泉宿には看板猫がいる らしいよお客さんをお迎えしてくれるん だってあら可愛いわね早く会いたいなねえ パパ夏休み いつ来週だからもうすぐだよ猫さんに 会える娘は以前からペットを欲しがって おり中でも猫を買いたいと言っていたでも まだ娘は5歳だしペットなんて飼ったら妻 の負担になるかもしれないと思って勝って い ない俺は仕事で日中家を開けているし娘の 世は大体妻がやってくれて いる俺も休日や仕事から帰宅してからは娘 の世話をするのだが 妻はまだ幼い娘のために働きに出ていない ので家事育児の負担が大きくそこにペット が追加されたら大変だろうなと思っ た娘は大好きな大きなお風呂と猫を楽しみ にしてカレンダーにバ印をつけてい た俺はそんなに楽しみにしてもらえる なんて計画の違いがあるなと思っ

たそうして夏休み前になった俺たち家族は 服などをバックに詰めていた娘は お気に入りの人形を持っていく らしいお人形さん持って行ってもいいけど なくさないようにして ね分かってるよパパに言われなくても なくさないんだ からはいはいすみませんでしたはいは1回 でいいんだよママがそう言ってた はい娘はだんだんおさんになっ た女の子は男の子より成長が早いというが 確かにそうかもしれない俺には兄がいて おっこもいるのだがおっこが5歳の頃 なんてまだまだもっと用事っぽかっ た俺は娘の成長を嬉しく思いながらもこう して家族で旅行できるのはあと何回かなと 思うようになっ たそれから俺たはに乗り込んで目的地を 目指すことにし た山の奥温泉までは車で家から2時間半で ある途中険しい山道があるが雨も降ってい なかったし道はなんとか大丈夫だろうと 思っ たお風呂お風呂楽しみだな猫さんも楽しみ だなもうはしゃいじゃってそんなに楽しみ だったのね わあ 眠い昨日あまり寝てなかったんじゃない の遠足前に俺もあまり眠れなかった記憶が ある俺の通っていた小学校では遊園地への 遠足があっ た俺はそれが楽しみすぎて前日全然眠れ なかったので ある目がギギに冴えてしまい寝つかとして も寝つけない仕方なく羊を数えていたが 途中で何匹数えたか分からなくなって1 から数えなし たそうしたらだんだん窓の外が白くなって いることに気づいてしまったの だ娘もきっと楽しみで寝ることができ なかったの だろうそんなに遠いところへ行くわけでは ないのに楽しみにしてくれて 嬉しい娘は気づくとすやすやと後部座席で 妻にもたれかかって寝ているようだった 妻も途中でウトウトし始めたので俺は寝て ていいよと声をかけ た高速に乗って30分経ってからトイレの ためにサービスエリアに寄ってそこで みんな用を足してから飲み物など買っ たそして山道を目指して再会 だ山道は確かに険しかったが落下しそうな ほど危険というわけでは ないここは地元の人が使うバスも通って いるようだしそれならまだ真道なのかなと

思ったそうして山の奥温泉に到着した みんな着いた ぞほらゆり着いたわよ あああ温泉だそうだよここが山の奥温泉だ わあ大きな 建物娘は山奥の温泉の外観を見て完成を 上げていた山の奥温泉はここら辺にある 温泉宿の中では一番大きいあちこちから 異様の匂いがしていかにも温泉といった 感じでムード満点だっ たねえねえこれって温泉の匂いそうだよ 温泉の匂いだねわあゆり温泉卵 食べるこの子の味の好みってちょっと渋い のよね将来酒飲みになりそうだ な娘はもっと小さな頃からおじさんが好み そうなものを美味しそうに食べてい た彼女は温泉卵が大好きなのだそれを 冷ややっこにかけてネギと生姜を乗せるの が好き らしいあと死物天ぷら磯部あげ枝豆なども 好きだっ た居酒屋にありそうなものは大体娘の好み である温泉などで出される料理は子供向け の味ではないが娘はこのように渋いものが 好きだし何でも食べるので安心だなと思っ たそれから宿の中に入ると1匹の猫と女将 が出迎えてくれた にゃいらっしゃいませああ猫さんあかと 神田様ですねお待ちしておりましたどうぞ こちらにお上がり ください可愛い猫さんうわあいい なあ にゃーこの子お名前何ていうのこの子は うちの看板猫でおすの小鉄です元々はほ猫 だったんです よほ猫って 何野良猫だったり捨てられていた猫で人間 に助けてもらった猫のことです よそうなんだこて君はどうしてほ猫だった のどうも前に勝っていた人が捨てたような んですどんな人だったかは知らないのです がコテがトイレを覚えないからと言って 捨てたよう ですそんな ひどいこんなに綺麗な毛並で可愛いのに 捨てるなんてありえませんねトイレなんて 人間の子供だって思えるのが大変なのに そうでしょう可愛いのにこの子はラグドー ルっていう品種 ですお顔に黒色が入っていて可愛いですね ええ兄弟猫はよその宿にいるんですが ちょっとずつ柄が違うんです へえ猫のコテ君はラグドールという大きめ のサイズの猫だっ たラグドールは大型市の猫でどちらかと言

と 大人しい抱こされるとお人形のようになる ので人形の意味のラグドールという名前が ついているの だコテ君は猫なのに犬のように人なつこ 初対面の俺たちに挨拶して足元にやってき たそしてゴロゴロ言いながらお腹を見せて ゴローンと仰向けになっ た猫好きな娘は大歓期であるきゃー可愛い 触ってもいい え どうぞうわうわあったかい なあ寝る時は私と一緒に寝るんですよ冬 なんてあったかくてゆたんぽいらず ですいいななあこんなに可愛い猫さんと 一緒に寝られる なんてその代わりお布団が毛だらけになり ますけどね毛が長いですもんね抜け毛が 凄まじいんですよ ね俺はどちらかというと犬派だったが猫も いいなと思っ たこんなに甘えてくるなんてとても 苦しいそれと同時に捨てる人間に対しては 怒りの感情が湧いてき た妻は実家で猫を飼っており猫好きな方で ある妻の実家の猫はタモ主だがそれでも 抜け毛がすごくて俺は抱っこさせてもらっ た時ズボンにびっしりと猫の毛がついたな と思い出してい たそれから部屋に案内されたので俺たちは 荷物を置いて外を散策しに行っ たあちこちに猫がいるみんな耳をカットさ れており地域猫だと分かったあまた猫さん がいたそうそうあの耳が桜の花びらみたい な形になってるでしょうあれが地域猫だよ 桜みたいな形だから桜猫って呼ぶところも あるみたいだ ね痛くないのか な手術する時に麻酔をかけるから痛くない と思うけど やっぱりその後は痛いかなでも子猫が増え すぎたら誰も面倒見られなくなるから 仕方ないんだ よそっか保健所ってとこに連れて行かれ たらかわいそうだもんねそうだね人間の 都合で子猫が増えないようにするのは かわいそうだけど保健所行きはもっと かわいそうだし ね娘は動物番組やドキュメンタリーが好き なのでや猫が保健所に連れて行かれたら どうなるかもう知って いる小さな子にそんな番組を見せたら ショックを与えるかもしれないと思ったが 命の尊さを知って欲しかったのでそのまま 見せ

た飼主が高齢になって買えなくなったり 病気になって買えなくなるのは 仕方ないそれでも次の飼主を何とか探す ようみんなで協力すべきで ある1番許せないのは言うことを聞かない からと言って簡単に犬や猫を手放すこと だある番組では家族で旅行に行くのに猫が 邪魔だという理由で保健所に持ち込もうと した家族がいたことだ動物を飼っていたら 思うように旅行に行けなくなるのは当然だ そんな時のために動物病院やサロンで ペットホテルをやっているのでお金を出し て預ければいいだけの話であるそのお金が 惜しいのか何なのか知らないがは自分たち の勝手な都合で猫を捨てた人間を見て吐き 怪我した俺も動物が大好きだからこのよう な話を見聞きすると胸くそ悪くなるので ある散策を終えた後温泉に入って夕食を いい た部屋食の夕食は山のさがふだに使われて おり俺たちは下つみを打っ たどれもこれも美味しくて箸が止まら ないかなりの量があったがペロリと完食し た娘はわらびにはまって妻の分まで食べて いたやはり味の好みが渋いなあと思って ニコニコしてい たその時外から大きな声が聞こえ た女の声で ある大変コテコテああうちの看板猫がど どうしたん だコテ君に何かあったの かしらこてしっかりし て俺はたごではないと思って部屋を 飛び出した妻と娘も出てきて廊下にいた 女将とコテ君を見下ろしてい たどうされましたかコテがぐったりして 動かないんですああ どうし ましょうそんな あ小鉄がいなくなったら私はどうすれば いい の女将は泣いて顔を手で覆ってい たそれを見た娘は俺にこう言ったの だパパ手番だよえ俺の出番そうだってパパ 前は動物のお医者さんだったでしょ 動物のお医者さん神田さんは順位さんだっ たのですか えっとまあそうなんですけどわあって今は もう順位ではないの ですあの俺なら何でもしますのでどうか 小鉄を助けてくださいお願いしますこの子 は私にとっては家族も当然なんですえ えっとあなた どうかコテ君を助けてあげてパパお願い コテ君を助けて

よ分かったでも治療のための器具も何も ないしできるだけやってみる けど俺はコテ君を助けたかったがここには 何も ない聴診器すらないので何をどうすれば いいのか分からなかっ たそれでも俺は目の前でぐったりしている テ君を放っておけない俺は腹をくって やれるだけのことをしようと決意し たまず俺はそっとコテ君の心臓の音を 確かめるために耳を当て た心臓はきちんと動いており変な音もし ない聴診器がないので確実とは言えないが 肺にもおかしな点はなさそうだっ た目をそっと開いて見てみた 同行にも異常はない手足を握ったりしてみ たがおテ君はじっとしたままで あるイカなどの食べてはいけないものを 食べたとかいやでも厨房や客間に猫が入る ことはありえないいくら看板猫のいる温泉 宿でも衛生麺は気をつけているはずだだと したら熱中症 か犬や猫も夏は熱中症になるので熱中症な のかもしれないと思ったがそれも違うと 思っ ただってこの山はひんやりしているし山奥 の温泉の中は冷房が効いて いる猫は犬と違ってどちらかと言えば暑さ には強いので冷房の効いたこの館内で熱中 症になるのは考えられなかっ たあの君は大体何歳くらいです か捨てられていたのが1歳の時でもらって きたのが1歳半だったので今はえっと4歳 ですならまだ廊下とは考えられませんね 若い猫ですし大病したとは考え にくいなんでこんなにぐったりしてるん でしょう ああテ コテ にゃあコテ君は小さく泣いて反応してい たあのすぐに回復するかもしれませんやっ てみないと分かりませんが砂糖水か蜂蜜が あれば用意してください甘すぎないよう テースプーン1ぱくらいの砂糖水か蜂蜜で いいですえ分かりましたコテ君すぐ良く なるからな にゃ女将は慌ててお盆に乗った砂糖水を 持ってき た俺が指示した通り甘すぎないものだ俺は コテ君の口をそっと左手で開けて少しずつ 砂糖水をやったコテ君は下でちろちろと 舐めて いるコテが砂糖水を飲んでるよかっ たテ君助かったの 低血糖だったってこと

かしら正解コテ君は何らかの原因で低血糖 になっていたん だ猫はストレスに敏感だからご飯を食べ なくなる時もあるんだもしかしてご飯を 食べていなかったのかもねそそういえば夜 に焼けたキャットフードがそのまま残って ましたきっと食べていなかったから低血糖 になったんですねそうでしょうね何らかの 理由があったん でしょうその時若い夫婦が通りかかった彼 らはコテ君を見てニヤニヤしこの汚い猫が と言ったのだコテ君を怯えて女将の後ろに 隠れてしまっ たそしてこいつまだ生きてんのかなどと 言ったのだその話からどうもこの夫婦が君 を捨てた人間だと分かっ たきっとコテ君は捨てた彼らのことを覚え ていてストレスのあまりご飯を食べなかっ たに違い ない女将は愛護センターにいたコテ君を 引き取ったので捨てた彼らと会うのはこれ が初めてだったよう だこの子はもううちの大事な子なんですお 客様といえど小鉄にひどいことをするよう なら出て行ってもらいます 女将がそう言うと夫婦は舌打ちしながら コテ君を睨んでい たそしてさっき追いかけ回してやったのに 可愛くねえななんて言ったの だコテ君は捨てた人間に再開して追いかけ 回され怖い思いをしたに違い ないこんな小さな生き物に対してひどい ことをするなんて信じられないと思っ た さーコテ君は俺たちには愛そうが良かった が彼らに牙を向いていかしていた若い夫婦 はびっっくりして逃げていっ たそれから女将はコテ君を抱っこして俺 たちに何度も頭を下げて戻っていった とにかくコテ君が大きな病気などしてい なくて安心だあとはご飯をきちんと食べて くれたらもうこれで大丈夫 だろう翌日俺たちの朝ご飯は豪華なもの だった俺はこんなもの予約してなかったの になと思っておカに尋ねたら昨晩のお礼だ と言ってくれ たうちの大事なコテを助けていただいたの でこれはちょっとした気持ちです えでもこんな立派なお作り盛り合わせまで 頂いちゃってすみませんなんだか申し訳 ないですいいえいいんです よわーいお魚お 魚本当にありがとうござい ますこんな山奥なので新鮮な魚を手に 入れるのは大変だっ

たろうどうもご主人が朝早くに魚を手に 入れてくれたようだ俺たちのためにそこ までしてくれるなんてありがたいことこの 上ない確かに俺はコテ君を助けたがそこ まで大したことなんてしてないのになと 思っ たついでにコテ君を飼っていた以前の飼主 は朝早くに出ていったそうだ化け猫の夢を 見たらしくこんな怖い宿にはいられないと 思ったようだ猫にひどいことをするから そんなことになるんだよと思って俺は内心 ざま見ろと思ってしまっ た朝風呂に入った後館内をうろうろしてい たらコテ君が寄ってき た どうしたコテ君もう元気 か にゃそっか俺にお礼を言ってくれるのか お前は可愛いな なコテ君は顎を撫でられて気持ちよさそう にしてい た目を閉じてうっとりしておりなんだか見 ているだけで癒される 俺もかつてはこうやってたくさんの猫と 触れ合ったなと思い出し た俺は工場に勤める前は獣位をやっていた 今の家からちょっと離れた完成な住宅街に あるところで注意として働いていたの [音楽] だその地域には野良猫が多く俺はいつか この猫たちが保健所に連れて行かれるのが かわいそうで地域の人として捕獲して tnr活動をしていたの だtnr活動とはドラ猫を捕獲して手術を し子供が埋めないようにしてからまた リリースするもの だその印として猫の耳を三角にカットする だから桜耳とか桜猫と呼ばれるのだそう やって地域猫活動をやっていたのだが反対 する人がいた猫の耳をするなんて かわいそうだと言われてしまい俺の勤めて いた動物病院に張り紙なんかもされた確か に人間の都合で勝手に手術をして耳を カットするのはかわいそうではあるでも そうしないとどんどん子猫が生まれて しまって大変なことになるのだ猫は犬と 違って繁殖能力が高いので1年に何匹も 生まれてしまうもし手術をしなかったら 地域は野良猫だらけになりなども増える だろう俺と協力してくれたボランティア さんたちはバッシング大賞となりその場に いられなくなったまた同僚だった獣医師も 協力的ではなく俺のことを避難していた俺 は猫のために頑張っていたのに心ないこと をたくさん言われてもう獣医なんて

やめようと思ったので ある大好きだった動物のために役に立ち たいと思った結果がこれならやるんじゃ なかったとすら思え たでも注意となったおかげで女将が子供の ように可愛がっているコテ君を救えただ から中医学部に行ったことも免許を取った ことも全部無駄じゃなかったのかなと思っ た俺がコテ君を撫でているとお神が廊下の 向こう側からやってきた あらこんなところにいたのねコテは礼を 言っているの にゃー礼をしてくれてるみたいですね 可愛いです ね本当に昨日はありがとうございました 小鉄のこととなるともうパニックになって しまっ ていやいや大事な猫さんですから ね私子供がいないからこの子は子供のよう なものなん ですそうです かいや実際にはいたっていうのが正しい ですね私には息子がいたんです息子は重度 の先天性の心臓疾患で長くは生きられない と言われましたその時本当にショックでし た息子は1歳の誕生日を迎えてすぐに天国 に行きまし たその後悲しくて悲しく て主人が買ってくれた最初の猫に癒された んです その子ももうお空に行きましたけど ねそうだったんです ねあらやだこんな話してすみません とにかく小鉄は私の子供みたいなものなん ですいや孫かしら息子が生きていたら あなたくらいの年齢だったでしょう から女将は目に涙をためながらそう言って いた どんな人にも悲しい過去っていうのはある ん だろう俺が10位だった頃辛い目にあった ようにこの狼にも大変な過去があったの だ息子さんを病気でなくすなんてとても ショックに違い ないもし今俺の娘が病気になってもう先が 長くないなんて言われたら俺は寝込んで しまう だろう俺より先に子供がなくなってしまう なんて考えたくないがこの世には病気で 長生できない子がたくさんいるそんな子供 を救うのがお医者さんだそしてそれは動物 にも 言える動物にも先天性の器形や何病の子が いてもってあと数時間とか1年とかいう子 がいるの

だ俺がまだ新人だった頃重度の水頭症の 子猫を見たことが あるあまりにもかわいそうだったで俺は薬 で眠らせてあげようかと思っ たもう永遠に起きない薬 でだが先輩は何とかしてその子猫を救おう とし た彼の必死の治療でその猫は2歳まで生き た2歳なんて全然長気ではないけれど猫の 飼主さんからはとても感謝された最後は 苦しまず飼主さんの腕の中で眠るように息 を引き取ったから だその日の夕方先輩がこっそりトイレで 泣いているのを見てしまっ たいつも俺に厳しくあれこれ言う先輩だっ たが誰より動物を愛していたんだと思っ た先輩はクッシング症候軍で嫁わずかな犬 が家族全員に連れてこられた時も泣いてい たその犬は主要が難しい位置にあったので 手術ができなかったの だ結局そのちわは半年で亡くなってしまっ たけれど亡くなる前にお湯でふやかした ご飯を頑張って食べていた らしい先輩がお勧めしていたドッグフード だっ た飼主さんの前ではキビキビしている先輩 だったからこっそり泣いているのを知った 時は本当に優しい人なんだなと思ったでも その先輩は注意を続けていく自信がないと と言って俺が辞める半年前に病院を去った の だきっと彼のように繊細な人は順位には 向いていないんだろう俺だって動物が 亡くなったりしたら悲しいけれどそれは もう仕事だと思って割り切ってい た私10位だった頃自分のやり方が絶対 正しいと思ってまし たでもそれってただの1人よがりだったの かもしれませんね そうだったとしても神田さんに助けられた 動物はたくさんいると思い ますそうだったら嬉しい ですみんな言葉を話せないからなんて言っ てるか分かりません けど動物は確かに言葉を話せませんでも犬 や猫だって感情がありますしありがとうっ て言ってくれてると思いますよ うちのコテもきっと神田さんに感謝してる から甘えてるんです にゃーん にゃーんほら足にすり寄ってきましたよ 可愛いでしょ ええ可愛いですね私は犬派だったんです けど猫が大好きになりましたテ君とここに いる地域猫のおかげです

ねはいいですよ気ままでのんびりしてて見 てるだけで癒されますあパパそこにいたん だもう探したのよごめんごめん立ち話して てすみませんいえいえあらコテ君が すっかり夫になついてますね え猫の恩返しです [音楽] ね 可愛いないいな猫さん欲しい なゆりは猫欲しいかうん猫欲しい絶対に 可愛がるしお世話もするだからお 願いペットショップにいる猫さんも可愛い けどコテ君みたいに捨てられていた子を 引き取るのはどうだうちで幸せな猫にして やろうそれもいいねじゃあそうしよう あなた本当にいいのああえみこには迷惑 かけない俺が猫の世話するから違うもん ユリが猫さんのお世話するんだもんママに はさせないもん あらあらじゃあ猫さんを探しましょっか やったやっ た最初は妻の負担になるからベッドは娘が もっと大きくなってからの方がいいかなと 思ったでも娘ももうりしてきたし猫の世話 は俺と娘がやれば いい昨日娘はコテ君がぐったりしている時 に俺の女子を務めてくれたそれに朝には 自分で布団を畳んでいたのであるまだ5歳 だと思っていたがもうお姉さんらしくなっ てきただから猫を引き取ってもいいかなと 思ったのだ俺たちは宿で楽しく過ごして から家に戻った早速妻がインターネットで 里親サイトを見ていた妻も猫好きだから 案外乗り気なようであるあらこの子可愛い こっちの子も可愛いわねこの猫さんも 可愛いよどの子も可愛いなみんないい人に 決まるといいなあ私この猫さんがいいなで も2匹いるの かなるほど姉妹の猫なんだな2まとめて 引き取ってくれる人優先 らしいいいなあ可愛い なあ娘が釘付けになっていたのは白と黒の バイカラーの8割猫だったその8割猫は まだ生後3ヶ月くらいで姉妹のようである 捨てられていたところを拾われて今は ボランティアさんの家で暮らしている らしい俺もその八割猫が気になってしまっ たので早速ボランティアさんに連絡を取っ た すると見学に来てくださいと言われたので 次の休みに会いに行くことになったまだ 小さな娘がいるから断られるかなと思った がボランティアさんはいい人だった八割猫 はどっちも大人しくて 可愛らしい生後1年くらいまではやんちゃ

をするのだがメス猫だからオよりは 大人しいのかなと思った早速トライアルを 申し込んで俺たちの家に割猫がやってき た2匹はかの中からそっと出てきてその辺 を探検しているあまり長い時間出すと ストレスになるのでなるべく刑事の中に 入れてい たでも猫はだんだんと懐いてきて娘の手 からご飯を食べていたまだ小さいので ふやかしたカリカリフードやウエットの フード だ可愛いねほら見てよ食べ てるが人の手から食べる時は安心してる 証拠だ よ警戒心が強い生き物だもんねそれにして も可愛いわ ねこのまま家にいてくれたら嬉しい な8割猫のトライアルは2週間だった俺は 妻の負担にならないように猫砂を変えたり ご飯をやったりしていたでもその度に娘 から邪魔しないでと怒られる 娘は率先して猫の世話をしたいようだっ たそうしてトライアルが終了したその頃に は八割猫たちはすっかりなついており膝の 上で丸まって寝るようになってい たもうこのまま家で買おうと思って ボランティアさんに連絡し たそしてワクチン代など最初にかかった 費用をボランティアさんに渡して正式に うちの子になったのである 猫たちの名前は桃と花になったメス猫なの で可愛い名前がいいと言って娘が決めた ものだどっちも同じバイカラーだけれど 少し違うので見分がつく鼻先に黒が少し 入っているのが桃で花がピンクなのが花だ 桃と花は特に娘に懐いており幼稚園から 帰ってくるとスリスリしてくる らしいそして猫じゃらしで思いきり遊んだ 後はは1人と2匹で寝る らしい妻に負担になっていないかと聞い たら娘が猫を飼ったことで何でもさらに やるようになったので大丈夫だと言ってい たただ毛がたくさんつくから掃除は大変よ ねああそれはごめんよでも実家の猫を 思い出すからとても懐かしいの最近は桃の 方が私と夜寝てくれて温かい わ花のは有利と寝てるけど桃はうろちょろ してるもん な家族が増えたって感じで賑やかになった わよね ああ大事な大事な家族 だそれから10年が経った15歳になった 娘のそばにはまだ元気な猫がいる猫の10 歳はもうシニアだけれど最近の家猫は寿命 が長いので25年とか生きる

らしい俺も猫たちともっと一緒にいたい から健康に気を使おうと思っ た最近娘からメタボを指摘されたので ビールを飲むのも唐揚げを食べるのも控え ているそういや宿の女将から手紙が来た コテ君は天字を全通した らしい最後は尿気の病気にかかったようだ けれどそれでも頑張ったようだきっとテ君 はおのことをお空から見守ってにない俺も 猫たちに感謝されるよういい飼主でいたい と思っ [音楽] た私の名前は小原 健太国内有数の大手法律事務所に勤務する 弁護士 だ大手企業複数者をクライアントに抱え 企業の買収や定型企業官の戦略的合併など を中心に手がけて いる今でこそ一流のロイヤーとして活躍し ている私だが青春時代は真っ暗闇だっ た私が高校2年生の時父親が事故に 巻き込まれそのまま帰らぬ人となった 我が家は父母兄の4人家族で母は専業主婦 兄は社会人2年 目母もパートに出てはいたが主な稼ぎ頭は 父だったから父を失った私たちは経済的に 困窮し た本当なら生命保険が支払われるはずだっ たが父の亡くなった経緯が経緯だったもの だからなかなか決済が降りなかっ た父は地元の建設会社に務めていたある 建築現場で施行管理者をしていたのだが 機材が倒れその下敷きとなっ た父の他にも数人の社員アルバイトが 巻き込まれ事故は1台ニュースとなっ た世間は父の管理者としての無責任を小高 に叫びあることないこと騒ぎ立て た事故の原因は機材の積み上げ方に問題が あっ たいい加減に積まれていたものだから バランスを崩しちょっとした表紙に崩れ 落ちたの だいい加減な仕事を許したいい加減な管理 者父の評判はガタ落ちだっ た機材の積み込みが行われていた時父は 遠方に暮らす祖父母の様子を見るために 休暇を取っていただから指示を出したのも いい加減にチェックしたのも父では ないけれど新聞やニュースではそんなこと には触れられないただ事故が起きた管理者 は小原 だその事実だけが淡々と伝え られるSNSへの燃料等価には十分だろう また琢磨に私の父の悪業は世間の知る ところとなり世界に広まっ

た幸いにも会社は事故の責任が父にない ことを認めてくれた 生命保険会社にも掛け合ってくれて父の 生命保険は無事に支払われ た会社からも幾爆かのお見舞金みたいな ものを頂いたので当面の生活に困ることは なかったが35年支払いの家のローンは まだ残ってい たいくら会社が父に責任はないと認めても 1度世間に広まった情報は消え ない あそこの旦那さんが事故を起こしたくせに お見舞い金をもらったらしいわよ図々しい わよね何人も傷つけておい て言われのない中傷が街中を走り母は パートの仕事を失っ た小原さんが悪くないのは分かってるんだ けどねでも近所の目というかあれこれ言う 人がいるんだよ本当に申し訳 [音楽] ない10年近く働いてきたパート先に一瞬 で切られた母親のショックは相当で母は 信郎で寝込んでしまっ たごめんね 健太お母さんもう戦え ない悔しかっ た父も母も何1つ悪いことなんてしてい ない なのにどうしてここまでされなくちゃいけ ないの か父は社員をかって命を失った最後まで 正義感の強い人だっ たその瞬間自分がどうなるかなんて考える 余裕もなくましてや家族のことなんて思い もしなかった だろう目の前で部下に危険が迫っている 助けなけれ ばただただその一心で体がいのだろう父は そういう人 だあれは幼稚園の時だっただろうか私たち 家族はキャンプに出かけた初めての キャンプでウキウキしていた私は他の子供 たちみたいに川で遊びたがっただけど兄に ついてボイスカウト活動をしていた父は川 の危険を知っていたから絶対に許さなかっ たみんな遊んでるよ [音楽] そう訴える私の言葉に耳をかさずかど 代わりに使う石の並べ方やら絶対に解け ない紐の結び方などを教え たなんで僕 だけ近くではしゃぐ子供たちの声が恨め しかったそんな時川で遊んでいた見知らぬ 小学生が溺れ た子供が溺れてる

ぞその声を聞いた父は石を投げ捨てとっさ に川に向かってダッシュし た一瞬のことで私はわけがわからなかっ たお父さんやめ て必死に叫ぶ母の声は未だに耳に残って いる川の周囲でみんなが大騒ぎしている中 父はざぶんと川に入り溺れている子供を 追いかけ た川はせだが流れが早くなる場所があった ようでどうやら小学生はその流れに足を 取られてしまったらしいどんどん流されて いく頑張れ今助けに行く ぞ父はそれほど水泳が得意ではなかった はず だ何度も川の流れに足を取られながらそれ でも必死に子供に追いつき捕まえ た子供を抱き上げて岸に上がるはかっこ よかった先体者のヒーローみたいだっ たパパ すごい私は周囲の人と一緒になって父を 褒めたえ た助けられた子供の親 もありがとうございますありがとうござい ますと泣きながら何度もお礼を言ってい た感謝される父が私には誇らしかっ た 兄も嬉しそうに胸を張っている母だけが顔 をこらせてい たキャンプ地に戻り家族だけになった時母 は言っ たどうしてあんな危ないことするのよ子供 が流されてたんだ助けるのが当然だろう よその子じゃないどこの誰かも分からない 子を助けてあなたに何かあったらどうする の私たちはどうやって生きていけばいいの よよその子だって誰かの大切な子供なんだ 見過ごすことなんてできない だろう確かに父の言う通り見知らぬ子供も 大切な誰かの子であって国の宝だ守ら なければならない命 だでも父はレスキューでも自衛隊員でも ないしがない建設会社の現場監督だ 正義の心で助けに走った結果父の命が失わ れるようなことがあってはならないもし そんなことがあれば私たちは怒りをどこに ぶつけていいのか分からなくなって途方に くれてしまう だろう子供の頃はどうして母が怒っている のか分からなかったけれど今ならよく わかる父の不在は私たちの今を脅かす くらい強烈で苦痛でしくらいに悲しく母の 叫びは痛切だっ た私たちは悲しみに浸ることも許されず 言われなき心ない言葉を 浴びる私は世間の冷たさと無責任な

手のひら返しに無償に腹が立っ た腹が立ったけど何もでき ないもう学校には行けなかっ た私の高校生活はは決して派手ではなかっ たどちらかといえば地味な部類に入る私は 休み時間ともなれば机で本を読んでいたし 放課後は図書館で勉強 タイム部活にも入っておらず友人たちと 誘い合って遊びに行くことも ない地味で無口な私に友人はいなかっ た唯一積極的に私に話しかけてくれた人と いえば橋本かなぐらいのものだろう か橋本さんは目立つタイプではないけれど 本わかとした柔らかな表情が合いらしく クラスのアイドル的人気者 だそんな橋本さんはなぜか私を気に かける小原君何読んでるのグッドバイだ けどもしかしてダザイおさむのそうだよ 小原君ダザイおさむが好きなん だ別に好きってわけでもないけどえそうな の私人間失格とか好きなんだけど なああいう暗いのがいいの え人間失格は暗くないよ悲劇だ よ人間失格を悲劇だと読み解く人なんて 初めて見 たさんは変わって いる小原君は最近の人の本とかは読まない の異世界転生者なら少しあ私も異世界系 好きなんだじゃああのアニメ見 たなんて風に無邪気に話しかける橋本さん を遠くから男子生徒たちが見ているどの顔 にもなんであいつに話しかけてんだよって 心の声が出ていて 面白いそんな男子生徒を見る女子生徒の顔 はまたあの子男子に媚び売ってるみたく 嫉妬の炎が燃えさかる その中心にいる私はいまれないだけど橋本 さんはあまりにも無邪気で悪意がなく本当 に私との会話を楽しんでいたせっかくだ から私も彼女との時間を楽しむ しけれどやっかむ人間はどこにでもいる もので楽しげに話す私たちを放っておいて はくれ ない別に何の害もないのだからしらんプリ で通してくれればいいの に鈴木みは橋本さんが気に入らない自分が 1番美人で頭が良く暮らすないどころか 学校中の女王として臨してもおかしくのに なぜか1番人気は橋本さん だみおはそれが気に入らないだけど橋本 さんを攻撃するわけにはいかないそれでは 男子どころか女子の人気も失ってしまう からまさに高勝という言葉がぴったりの 身よりは橋本さんが仲良くする私を ターゲットに

定めるかななんで小原なんか相手にするの よそんな地味で見晴らしい男放っておき なさい よ確かに私は地味だが言われるほど みすぼらしくは ない家は裕福ではないにせよそれなりの 生活水準を満たしてい た服が行けてないのは単に私のセンスの 問題 だ元々ファッションに興味がなかったし 興味があったところで壊滅的に ファッション音痴な私に今時のスタイルを 求められても 困る成績は常に学年トップレベルだった から私をけなそうとすれば性格の地味さと 服装ぐらいしかなかったの だろうみおは毒なんてやっていたから ファッションにはうるさかっ たいくら貧乏だからってそのファッション センスはないんじゃないダサいを通り越し て下列だ わみおちゃんその言い方はひどいよそうだ みおちゃんモデルなんだからさ小原君に アドバイスしてあげ たらなんで私が大原なんかの面倒見なく ちゃいけないのよ下列が映る わ周りのクラスメイトはみおの発言にお 愛そ笑いでクスクスしていたけどなんだか 引きつっているように見え た私とクラスメイトの中はそれほど悪く ない 私は少しだけみんなより勉強ができたから 宿題やらテスト範囲やら何かと勉強の アドバイスをすることがあっ た嫌われて関係が断絶していたわけでは ない友達とは行かないにせよクラスメイト としてそれなりの交流はあったの だみおは女王様でないと気が済まないいつ も誰かを見下しては自分が優位にあること 確認しないではいられないの だ誰がターゲットになるのか先々興教とし ているクラスメイトの中にあって私だけは 知らぬ顔でひひとしていたそれが気に食わ なかったの だろうどんなに身に馬鹿にされようが私は 気にしなかっ た元々他人に興味がなかったし私が ターゲットになることでクラスメイトが 救われるならそれでいい 別に恩を売ろうとかそういうことではない 単にめんどくさかったの だ変にあがってやり返せば身の思う壺だ わざわざ餌を投げ入れてやることはないだ から好きなように言わせていたでも父の ことだけは許せなかっ

たあんたの父親部下に重症を追わせたん だって飛んだく父じゃ あんたが代わりに土下座して謝んな よ父さんは何も悪くないしクズでもない いい加減なこと言わないで くれいい加減なのはどっちよあんたの父親 が責任者だったんでしょだったら責任取る のが当たり前じゃないみんなだって知っ てるよねこいつの父親が悪いって ことクラスメイトたちは皇帝も否定もでき ないただ目を伏せて嵐が通りすぎるのを 待って いる普段は気にも止めないけれどこの時 ばかりはさすがに誰かが声をあげてくれる のを期待し たクラスメイトの家族には父と一緒の職場 で働いている人もいる彼らは正しい事実を 聞かされているはず だどうか父の名誉を回復して ほしい祈るような思いで見渡すけれど誰も が私から目をそらし た私は絶望し た元々期待はしていなかったけれどそれで [音楽] もこの後に及んでたたの一言も擁護して くれようとしない彼らともう同じ場所には いたくなかっ た経済的事情もあったし私はそのまま高校 を中退することにし た母や兄はなんとか高校だけは卒業する よう私を説得し たあんたを学校に行かせるぐらいの余裕は あるのお父さんの生命保険だって降りたん だからせめて高校だけでも卒業して ちょうだい [音楽] お前はお金の心配なんてしなくていい俺 だって給料をもらってるんだお前は俺 なんかよりずっと頭がいいからさ大学に 行けよお前の学費ぐらい 俺が稼いでやるな頼むから進学して くれ私だって大学に行きたかった学びたい ことはたくさんあるしいろんな本を読んで できることなら小説家になりたかったでも もうどうでもよかっ た母や兄の気持ちは嬉しかったけれど私に はもう高校へ通う理由がなかった 高校中隊だって小説家にはなれるむしろ 挫折がある方がいい本が書けるんじゃ なかろう かいろんな経験をしてこの悔しさをネタに すれば [音楽] いい私は自らの希望で高校を中退し働く ことにした幸いにも父の会社の社長が私の

ことを聞きつけてアルバイトとして雇って くれ た君のお父さんは本当に会社のためによく 働いてくれた仲間を救ってくれたなのに 間違った話が世間に伝わってしまって本当 に申し訳ないどうしてこんなことになった の かお詫びにもならないだろうけどうちで 働いてくれないかすぐに社員というわけに はいかないからまずはアルバイトとして来 てもらえないだろう か 願ってもない話だっ たアルバイトで十分ですよろしくお願いし ます私はその日からアルバイトとして父の 務めていた会社で働くようになっ た毎日がむしゃらに働いた胸の中の モヤモヤを振り払うように体を動かし クタクタに疲れきるまで働い た高校中隊でアルバイトの私にできる仕事 なんて 雑用ぐらいのものだ右にあるものを左に 移すそれだけでも私には未知の会見で学ぶ べきことは山ほどあっ た職場の人たちはみんないい人で私のこと を弟や息子孫のように可愛がってくれた父 のことを悪く言う人なんて1人もい ない君が小原さんの息子さんか実そうな ところがよく似ている よあなたのお父さんね私たちが困っている と真っ先に駆けつけてくれてまるで ヒーローみたいにかっこよかったんだ からよくあなたのこと自慢してたわ ようちの息子たちは俺に似ず2人とも出来 がいいんですよなんて嬉しそうに笑ってた の よ食堂で 休憩所でお手洗いでいろんな場所で いろんな人が声をかけて くれる知らない父の話を聞くのは新鮮 だ小原さんには本当にお世話になったよ あんな亡くなられ方をして残念 だそう言って涙ぐむ社員もい た父は確かにここで生きみんなに愛されて い たその事実が嬉しかっ た父を愛してくれた人たちに恩返しがし たい私は職員たちから仕事を学び少しでも 役に立てるようにと必死だった社長は そんな私をずっと気にかけてくれてい たずっと仕事ぶりを見ていてくれたの だろうある日社長がやってきてこんなこと を言っ た健太君君は勉強が好きかいはい好き ですもっと学び

たい機会があるのならそうかそうだろうね いや総務部の川崎君から健太君が労働法の 本を読んでいたって聞いたんだ法律に興味 がある のはい実は先日残業をしていたら川崎さん さんからサブロ協定違反になるからダメ だって言われて何のことかさっぱり分から なかったから本を貸してもらったん ですそれで理解できた の部分的には うむ社長はそのまま少し考え込んだ余計な ことをしてしまったのだろうかアルバイト の私が労働法なんてものに関心を持っては いけないのだろうか 不安気に立っていると社長が口を開い たどうだろう健太君君大学に通って法律を 勉強してみないか全額とはいかないがある 程度の学費は私が負担 しよう突然の申し出にきょとんとして しまうこの人は一体何を言い出すの だろう社長僕高校中隊ですよ 大学なんて行けるわけないじゃないです か大見を受ければいいなんなら夜間学校に 通ったらどうだもちろん費用は私が出す から待ってくださいなんで社長が費用を出 すって話になるんです か健太君やご家族には小原君の件で大変 迷惑をかけたから ね言われのない中傷にさらされてか苦労し たこと だろう私たちがもっと大きな声で間違いを たすべきだった私はその努力を怠って しまった本当に申し訳ない今更謝った ところでどうにでもなるものでもないのは 分かっているだけど償と言ってはなんだが 君の力になりたいんだいやならせてくれ ないだろう か真士に頭を下げる社長の姿に私は心を 打たれた社長頭をあげてください私たちは 十分に謝罪していただきましたそれにこう やって働かせてもらっている十分ですいや そういうわけにはいかない君には能力が あるせっかくの才能をここで持て余すこと はないどうだい弁護士を目指してみないか これまたいきなりの提案に腰が抜けそうに なるどうやら健太君は法律に興味がある ようだしうちとしても頼りになる専属の 弁護士が欲しいん だそんな簡単に弁護士なんてなれませんよ 分かってるよ今はまだ柳瀬さんが頑張って くれているからね彼もそろそろ高だから いずれは公を探さなくちゃ どうだろう瀬さんがギブアップするまでに は弁護士になれそうか いなんて無謀

な無謀とは知りつつも心は踊っていたなぜ なら当時の私の夢は弁護士だった から父の件で世間の冷たさ身さを知っ た平気で人権侵害とも呼ぶべき誹謗 を繰り返す人た彼らに対抗する手段は法律 しかない法律は助けてくれと声をあげる人 の味方だ私たち家族のような悲劇に際した 時味方になって支え法律でもって反撃して あげられる人になり たい体の傷以上に心の傷は深くて辛い平等 で公平であるべき人権や名誉を守るために は法の力が有効だ弁護士なら言われなき 苦しみから人々を守ることができるのでは ない か社長の申し出はありがたかっ たいろんな葛藤はあったのだけれどそれら の感情全てに負をして私は社長の恩情に 頼ることにし た社長ありがとうございます是非大学に 進学したいと思いますなので夜間学校に 通う許可と入学金だけ甘えさせていただい てもいいでしょう か入学金だけじゃなくて学費全てを払わせ てもらうよいえそれはお断りしますお 気持ちは嬉しいのですがそこまで甘えて しまっては父に怒られます学費は自分で 稼ぎ ますどうやっ て新聞配達のアルバイト募集があったので それ でだったらうちの工事現場で働くといい 週末と休日の交通誘導員が不足している から勉強して資格を取りなさい講習費は こちらで用意するよ新聞配達よりも時給が いいはずだ よはいありがとうござい ます周囲の温かいサポートと社長の援助の おかげで 私は大学に進学し勉強することができ た毎日ガシに勉強した周囲がサークルだ 飲み会だ合コンだと大騒ぎしている中脇目 も振らず勉強した勉強して働いた私には 遊ぶ時間も経済的余裕もなかった1日も 早く司法試験に合格して弁護士になるこ ここから全ての恩返しが 始まる放課大学院には入れなかったから 司法試験は予備試験から受けなければいけ なかった道のりは長く勉強は滝に渡った けれどなんとか2度目の試験で合格する ことができ た晴れて弁護士になった私は柳瀬さんの 紹介で他県の弁護士事務所にお世話になる ことになっ たそこの事務所は企業案件を得意としてい たから相当勉強になるだろうという話だっ

たここで勉強してその経験を会社に持って 帰れということなのだろう了解し た大手企業を多数クライアントに抱える 事務所はひっきりなしに忙しく新人弁護士 である私はうお さお見所があると思われたのか使い勝手の いい小遣いと思われたか知らが私はエース ロイヤー付きになった彼小田さんは相当に 優秀なやり手で負けを知らない弁護士と 言われてい たそのやり口は徹底していて勝利のため なら際どい手段も厭わない感情に流される ことなく必ず勝利を もぎ取る主に賛否あれど尊敬に値する人物 だっ たあれこれ振り回されることもただあった けどかなり色々と学ばせてもらっ た私は彼のような教行手段は取らない なんて反面教師となる部分もあったのだ けれど彼の下で5年学んだ私はようやく 地元に帰ることとなったそんな時高校の 同窓会の知らせが来た中退したのになんで と不思議に思ったものの懐かしさを覚えた のも事実 だ地元にも帰ることが決まったしせっかく だから参加してみよう かあんなにも嫌な思いをしたはずなのに 年月を経て感情が柔らいだのか私が丸く なったのかとにかく参加することにし た同窓会 当日会場は駅前のレストランおしゃれで ちょっと高級な 見知った顔がちらほらかなり 懐かしいあんな状態で途中退場した私だ 一体どんな顔をして入ればいいのだろう 躊躇していると男の声がし たあれもしかして小原え小原君 懐かしいすげえ久しぶりじゃないかおば今 までどうしてたんだ 意外にも懐かしみ親しげに声をかけて くれる同級生 たちそこには橋本さんもい た小原君久しぶり元気だったうん元気だよ 橋本さんも元気そうだねおかげ様でまだ ダザイ様読んでるのそうだねでもまだ人間 失格を劇だとだ けど小原君もまだまだねそれにしても同窓 会に来るなんて珍しいねてか初めてじゃ ない珍しいも何も高校を中退した私に招待 上なんて届くはずもない同窓会なんて私と は全く無縁だったのだそれが今回に限って 招待され たそうだあの日身にあって同窓会に来いっ て誘われたのだそれで実家に招待状が届け られたのだっ

たあら大原じゃない本当に来たん だいやらしいエミを浮かべて身が近づいて き た地元に戻るにあたって私は勤務先を退職 した後少し休暇を取っ た引っ越し作業もあったし忙しすぎた体を 休めるのにいい機会だと思った から引っ越しと言っても実家に戻るのだ から大した荷物は ない2週間の休暇は長すぎたくらい だ以前お世話になった父の会社に行くと 少し年置いた社長が心よく出迎えてくれ た随分と立派になったなあこれからは顧問 弁護士としてよろしく頼む よ社長には本当によくしていただきました これから少しずつ合音を返していきます 期待している よ休暇と言っても特にすることもない私は 1週間だけアルバイトさせてもらうことに し た社長は事務仕事を進めたのだけれど体が なるのもなんだから工事現場で働かせて もらうことにし た体を動かすのは気持ちいいしかしかなり 汗を隠し 汚れる私は現場までよれよれのシャツと 吐きふしたジパンで通っていたみおは そんな私を見かけて声をかけ たあんた小原相変わらず貧乏くさい格好し てんのねこんな時間からパチンコいい年し てみともない下列な人間はいつまで立って も下列だだ わ出くわしたのはちょうどパチンコ屋の前 で私はたまたまそこに立ち止まって仕事の 電話をしていたみおはよれよれで真っ黒に 日に開けた私がパチンコ屋から出てきたの だと思ったの だろうどうせろな仕事についてないん でしょう高校中隊だもんね私はね今大手 一流企業で働いてるのよ今や課長 課長あんた随分と成績良かったみたいだ けどエリートの私と随分差がついたもの ね話す気にもならなかったが無視するわけ にもいか ない君は元気そうだな相変わらず美人だ やめてよ気持ち悪いあんたになんか褒め られたくない わ私だって褒めたくて褒めたわけじゃない 他に話すことがないのだだから 仕方ないそうだ今度の日曜日同窓会あるの よあんたも来なさいよ俺は中退したんだ から同窓会に出る資格なんてない よ幹事の私がいいって言うんだからいいの よ13時から駅前のミルフィっていう レストランね参加費は1万円なんだけど

払えるのかしらああ大丈夫 だせめてよれてないシャツ着てきてよね私 に恥かかせないでちょうだい どうせみすぼらしい私の姿をみんなに披露 して笑い物にする気だろうみおのコタに 乗るのも尺だったが久しぶりにみんなに 会ってみたいという気持ちが勝ったそして 私は同窓会会場にやってきたというわけ だちゃんとした格好してるじゃないどうせ そのスーツレンタルでもしたんでしょ全く 似合ってないわ ね早速ジャブをかましてきたがカレーに スルーする今日はお招きありがとう久し ぶりにみんなに会えて嬉しいよ何ししぶっ てんの日雇い貧乏人のくせに知ってる こいつさ昼間からブラブラしてパチンコ なんてしてんのそれもよれよれのシャツに すり切れた汚ったないジーパンなんか履い て本当貧乏人は嫌だわレストランが汚れる じゃ ない相変わらずの暴into無人ぶりに 周囲も引き気味だそんな気配を気にする ことなくさらにみおは私をバカにしようと するとその時ほらお前そこの女お前だよ お前柄のよろしくない連中がいきなり乱入 してき たあんた田さん俺たちあんたに用事があん だ よどうやら彼らは身に用事があるらしい 鈴木みおは結婚して田中みになっているな 何よあんたたちあんたたちなんて知らない わよ駅のい姉ちゃんだなあんたの旦那俺 たちに金借りてんだよね返してくん ない借金そんなもの知らないわよなんで うちの旦那が借なんかするのうちは金持ち なんだからあんたたちみたいなのからお金 なんて借りるわけないじゃないおらおら これが借用者だっつうの旦那の借金の方 つけろ やみおがヤザに絡まれ店内が前とするおい 君たち警察呼ぶぞ ああ呼べるものなら呼んでみろやこっちは 貸したま返してもらいに来とるだけ やさすがな迫力にたじたじとなる同級生 たち女性人は恐怖に震え上がって いるどうやらみおの旦那が借金をして返済 していないらしいがどう見ても正規の 借入れではない闇金だろうしょうがない私 が出る か君たち静かにしないかなんだ あんた私はポケットから弁護士バッチを 取り出して胸に つつける正義と自由のひまわり公平と平等 の破りは弁護士のあるべき姿を示している ヤザな商売の彼らには見覚えのあるばち

だろう彼らが怯むのが 分かるみおさん旦那さんは金利いくらでお 金を借りているんですかななんなのよ あんた知らないって言ってるでしょ 意地を張るな本当のことを言い なさい強い口調に驚いたのかみおは体を ピクッとふわせて顔面蒼白になるに2% です完全なる違法ですね返済の義務はあり ませんおいお前何勝手なこと言ってるんだ 借りた金は返すに決まってんだろう が大声を出さないくさい同ですよそのよう な言葉遣いや態度も違法となりますなん なら今から警察に行きましょうか調子に 乗ってんじゃねえぞ こらここには証人がたくさんいますそれに この店には防犯カメラが複数台設置されて いますほらあそこあっちにもあり ますあなたたちの行為は全て記録されてい ますから立派な証拠となり どうしますか続けますかお引き取り いただいた方が懸命なのではくそおい行く ぞ私の迫力に押されてか男たちは立ち去っ た何どういう ことみおは何が起こったのかよく理解でき ないらしい周囲の同級生たちもポカンとし て いる実は僕 今は弁護士なんだよ先日までカ法律事務所 に務めていて今度からこっちで働くために 戻ってきたんだカ法律事務所って大手企業 ばかり相手にしてるあの大手 のどうやら同級生の中にも法律事務所に 詳しい人間がいるようだそんなにすごい のエリートばっかり集めてる事務所で弁護 士の中でも上位数%の人間しか入れないと か聞いたことが あるどういうことよ高校中隊のあんたが なんで弁護士なんかやってんのよ無職の 貧乏人じゃなかった のこうなったら仕方がないから私はこれ までのことをみんなに話した高校中隊後 夜間高校に通って大学へ進学したこと大学 では法学部に在籍し主席で卒業2度目の 挑戦で司法試験に合格し弁護士になった こと5年間の修行を経てお世話になった 会社に恩返しするために専属顧問弁護士と して戻ってきた ことすごいな小原頑張ったんだ なもしかして小原君が弁護士になったのっ てお父さんのことがあった からうんそうだね 俺たち小原には本当にひどいことしたよ な小原のお父さんが悪いわけじゃないって 知ってたのに謝って許されることじゃない と思うけど本当に

ごめん私も小原君が苦しんでるの知ってた のに何もしてあげられなかったごめん なさいみんな気にしないで色々あったけど おかげでこうして弁護士になることができ たんだ これから困ったことがあったら言ってよ とりあえず鈴木さんよかったら相談に乗る けど異性のいい姿はどこへやらみおは すっかりしげて座り込んでい たお願いし ます消え入りそうな声で 答える確かにあの頃私は私を取り巻く全て を恨んでいた事実5人によって追い落とす れた私たち家族をさらに追い詰める周囲の 目悔しくて苦しくてもどかしくてイライラ したけど今思えばそんな苦しみがあった から こそ私は人の痛みを知る弁護士になれたの だと 思う人生意味のないことなど1つもないと いう父が亡くなったことにどんな意味が あったのかそれを考えのは未だに胸が痛む けれど今の私を作り上げる一要素であった としたのならなんとも残酷でだけど残酷な 分強大なパワーとなって今の私を形作って くれているの だろうもしかしたら存在で傲慢な身にも 超えられない苦しい心の壁があったのかも しれ ない今からでも遅くはないいや 今だからこそ 語り合い分かり合うことができるのかも しれないもしかしたら本当にただの嫌なや かもしれ ないだとしてもいいじゃない かそういう人間との付き合いもまた学びの 1つであり私という人間の養分となり得る のかもしれ ない袖振り合うも多少の 縁幼い時代を共に過ごした中 た仲間と呼べるかどうかは分からない けれど確かに同じ時間を共有したの だこれから先の長い人生いつまた同じ時間 を共に過ごすかわからないだったら私は 断絶より歩み寄りを選ぼう その方が人生はずっと楽に自由になる だろうもし来年また同窓会があるとしたら 私も参加させてもらおうか なその時まで橋本さんが言うききの意味が 理解できていればいいのだ [音楽] けれどこらお前らそんなんでいいと思っ てんのかいよってのはな数字とってなんぼ なんだよ全く揃い揃って何やってんだ特に そこの山だお前と来たら今月これだけしか

契約取れてねえじゃねえかよなんだよ5件 ってすみませんすみませんでもでも先月 25件取りましたしだからなんだってんだ それはそれこれはこれだろ言い訳してん じゃねえぞ本当にお前と来たら無能だよな やっぱり定学歴は違うぜ卒の定学歴って 本当に使えね今時そもそも中卒とか終わっ てん だそれは事情があったからなのでお前の 事情なんて知るかどうせヤンキーやってた か頭悪すぎて高校に落ちたんだろ本当に見 ともねえやつだよ そんな今部長に詰めされているのはこの俺 山田である年齢は35だ先月は契約を たくさん取ったが今月はあまり契約が取れ ていないうちの会社の営業は厳しく鬼教官 のような部長がいるのでいつもピリピリし ていた常に部長の怒号が飛んでおり彼は イライラするとコピー用紙をやきにしたり するまるで鬼に取り憑かれたかのようで あるいや悪魔かもしれないのでそのうち エクソシストにでも見てもらった方がいい だろうとにかく部長は軽減が悪くなると すぐにみんなに 当たり散らす中でも俺に対してはかなり きつく当たっていた俺は安西部長が言って いた通り中卒である中卒なのにはわけが あって別に俺がヤンキーだったとか頭が悪 すぎて高校に落ちたわけじゃない俺は どちらかと言うと真面目で大人しく成績も いい方だったなぜそんな俺が高校に行け なかったかというと単純に実家が極貧だっ たからであるどのくらい極貧かと言うと もはや生活保護レベル以下の生活をしてい たくらいだ実際に生活保護を受けていた わけじゃないけれどテレビで生活保護の 特集を見てうわあうちよりマだと思える くらいだったうちは5人家族で両親と俺を 入れた子供3人で生活していたしかし毎日 3色をまともに食べるのが難しいので子供 たちは学校の給食で腹を膨らませていた家 での食事はしそで水とみたいな汁物とご飯 があるくらいだなんだか昭和の戦後のよう だなと思ってしまう学校で戦後の食事を 体験しましょうという授業があって水団と さまもつを煮物にしたものを食べたみんな はおいしくないと言っていたが俺にとって はご馳走だったその時から俺の家はみんな と違うんだと思った貧乏なため高校に行き たいなんてとても言えずに中卒で働くしか なかった親もあまり体が丈夫でないため これ以上働かせるわけにはいかないそれに 下の兄弟たちにはもっといい暮らしをさせ てやりたかったので俺は中卒で働くことを 恥ずかしいと思わなかっただが社会人に

なってみた みんな周りは最低でも高卒以上だそれに うちの会社に限っては大卒ばかりである つまり高卒は誰もおらず中卒なんてただ俺 1人だけだったのだみんな成績が良くなく ても部長に3時間も説教されないのに俺 だけ別室に連れて行かれて3時間も説教さ れるその説教される時間を業務に当てたら もっと効率的になると思ったのだがそれを 言うと切れるので黙っていたある日うちの 会社の社長が退任することが決まった急な 話だったのでみんな驚いていた社長は以前 から肺の病気を患っていたらしく体力的に もう仕事はできないと判断したようだ確か にすれ違う時もしんどそうにしていたし彼 ももういい年なのでゆっくりしたいん だろうなと思う社長は来年で70歳になる からだ普通の老人ならもう隠居生活をして のんびり縁側でくつろいだり庭で土いじり をして気分転換しているところだろう退任 が決まってから新社長の就任パーティーが 開催されることになったまだ新社長が誰な のかみんな知らない会場で知らされること になっておりみんなワクワクしているよう だった部長に至ってはこんなことまで言っ ていた新部長ってさもしかして俺じゃね ワンチャンあるかもなだって俺って有能だ し部長にしておくにはもったいない逸材 だろう000人に1人いるかいないかって レベルの頭のいい人材だしさ社長に抜擢さ れちゃうかも なましょうがねえよな俺って天才だからえ はあそうですねでもっちうなそうしたら 営業務の部長は誰に任せたらいいんだろう 俺みたいに仕事ができる人間なんて そうそういないしなそれに問題児もいるし なお前のことだよ山だえ私が問題事ですか そうに決まってんだろお前はいつも俺の頭 を悩ませてくれる毎日毎日俺だって文句 言いたくねえんだだよ俺をイライラさせる のもお前なんだぞおかげで血圧上がっ ちゃったじゃねえかいやそんなこと言われ ても部長はかなり太っていたので血圧が 高いのはそのせいだと思っている別に俺が イラつかせているからではないそれに部長 は甘いものこってりしたもの辛いものなど をバカスコ食べているので血圧が高くなっ ても仕方がないだろうこのままだと新不全 になるかもしくは糖尿病になっても おかしくないなんで何もかも俺のせいにさ れなくちゃならないんだと思ったそれに 半分冗談で自分が社長に抜擢されると思っ ているのもなんだか 痛々しい部長は自分が仕事ができる人間だ と思っているようだが俺からしたら全く

できていないそもそもなぜ部長に慣れたの かよく分からないレベルの人間だやって いることはたまに俺を質にに連れて行って 3時間くらい激それから契約を取りに 外回りしている若手社員と電話で話してど なるコピー用紙をビリビリにきいて無駄に するあとは自分の靴磨きと髪の手入れだ靴 の手入れはまあいいとしようビジネスでも おしゃれは足元からと言うし足元が汚いと 不潔な印象を与えるだが俺からしたら残り 少ない髪の毛を口で透かしているのがで 仕方なかった部長はまだ40歳だが頭は 薄くなっておりバーコードでハゲを隠して いるそのバーコードが崩れるたびに彼は 必死になって手鏡で見ながらハゲを隠そう としているのだ俺に対してお前髪の毛少な すぎ30代なのにやべえななんて言って いるが俺は猫家なだけである生まれた時 から紙質がほとんど変わってないようで 未だに赤ちゃんの髪の毛のように細っこい のだだから本数も少なく見えるし柔らかい のでペタっとなってしまうそれを部長は はげて見えるというのだじゃあお前はどう なんだよと思ったがそんなことは口が避け ても言えないもし言ったらベスビオ山が 噴火してポンペが滅んだようにうちの会社 ごと吹っ飛ぶかもしれないと本気で思える くらいだったから だ社長就任のパーティーは来月の第1 日曜日だ市内にあるでっかいホールを借り て行うそこに全社員が集まるのだが部長は あれからもずっと冗談半分で自分が新社長 になったらどうしようかと言っていた安心 してくださいそんなこと絶対にないです からと言ってやりたかったが言ったら やはり頭のベスビオ火山が噴火するだろう 何を言っても突っ込んだら負けだと思って 耐えていた新社長人パーティーの日俺は 一丁羅を着ていたそして家から出て会場の ホールまで向かうまだ時間に余裕があった ので会場近くのスタバで時間を潰していた 資料を広げていたのでなんだかできる ビジネスマン風だたまにスタワーで マックブックなどを広げて生っているやを 見ると痛いなと思うことはあったが俺も その1人なのだろうかただその日に限って 俺はなんだか公用した気分でいっぱいだっ たいい時間になったのでスタバを出て ホールに向かうみんな集まっておりよその 部署に配置替えになった人間とも久々に あった企画部に移動になった人間は営業 より全然いい環境で働かせてもらっている と言っておりやっぱりみんな安西部長の ことを嫌っていたんだと思っ たそして俺はホールの中で自分の席を探し

てうろうろしていただが俺の席は見当たら ない席の後ろには名前が書かれている容子 が貼ってあるので一目で分かるようになっ ているはずなのだが俺の名前が書かれた 椅子がなかったのだ何かの手違いなのかも しれないと思って探していたがどこにも ないのでやっぱり誰かが忘れたんだろう うおさおしているとそこに部長がやってき た安西部長は俺を見てニヤニヤしていた お前席探してるんだろうけどお前の座る席 なんてねえよえちょっと待ってください あのそれってどういうことなんですかだ からお前の席なんてねえの定学歴なんて この場にいなくていいんだよお前以外全員 大卒なんだから中卒みたいなゴミが人人 混ざっていたら変だろ学歴は場違いだ 帰れ やはあそうですか分かりましたじゃあ帰り ますねどうせ暇なんだろうし会社に行って 仕事でもしとけあとは全員のデスクの掃除 もしとけ よ部長はゲラゲラ笑っており1人で愉快 そうにしていた俺にとっては何がそんなに 楽しいのか全くもって理解できないここ まで人を貶めて楽しいという精神は理解 できなくてもまいいだろどうせ意地悪な 人間の思考回路なんてぐちゃぐちゃで バグっていて普通の人には理解できない からだそもそも理解しようと分かり合い たいと思うのが間違っている今まで何度か 部長のことを理解して歩み寄ってみようと 思ったこともあるがもう彼とはうまくやっ ていけないなと思うことにしたそれから ここから先は営業部の野君から聞いた話に なる新社長就任パーティーが始まりまず 専務が挨拶したらしいその次に各部署の 部長が挨拶をしていた営業部の部長である 安西部長は自分のことを孤児しようとあり もしない嘘をついた例えば他の若手社員が 取ってきた契約をあかも自分が取ったかの ように発言して上層部に気に入られようと したりだまた自分は社員のメンタルヘルス にに気を使っており相談にも乗っている いい上司のように言っていたらしいしかし そんなのは嘘だ俺たちはいつも上司から 詰められ怒号を浴びせられていた俺に至っ ては3時間別室連行の土座怒号フルコース である営業部の人間はやれやれと思って 聞いていたらしいところが専務が最後に なりましたが新社長に登壇いただき ましょうと言ったところでシとなった いつまで経っても新社長が現れなかった からであるそこで専務は新社長の名前を 大声で呼ん だ山田社長山田ひ社長どこですか

はあ山田社長一体どこに行ってしまわれた のか今日みんなの前で社長主人の発表を するはずだったのにまさか遅刻なんてこと はあの安君死にませんかえあの ああ山田仁さんですよ新社長は営業部にい たでしょ彼が新社長なんです あそのえっと帰らせまし た はいあの定学歴なので帰りといて帰らせて しまいましたまさか彼が新社長だと思って おらず 部長は顔面蒼白だったようだ佐野君は部長 の頭から汗がしたたり落ちて残り少ない 髪の毛がびし濡れになっているのを見た らしいさらにガタガタ震えており専務に 怒鳴られると思って身構えていたようだ 専務は案の定激怒して部長に詰め寄っ たなんてことをしてくれたんですか新社長 は彼なのに彼がいないんじゃこの パーティーだだって意味ないでしょそそれ は そのそもそも低額歴だから帰るってどう いうことなんですかあなたは学歴でしか人 を判断できないのですかいやそんなことは ない ですしかし営業部のみんながいつも俺の 学歴を批判していじめていたことを専務に ちくったそうしたら専務は大撃度で あるそっかま安西君はそうやって学歴で しか人を見られないってことだったんです ねいやだから違います中卒は底辺だと本当 に思いません かま正直なことを言えば底辺だと思って しまうこともありますほらやっぱり中卒 って頭が悪いかヤンキーしかいないので そうでしたかじゃあ私のことも底辺だと 思っていたんですかは はい実は私も中卒なのですよ実家が貧しく て高校に行く余裕なんてなかったんです 様々な手段を使えば高校に行けたかもしれ ないでも親に迷惑や心配をかけてまで高校 に行こうとは思ってなかったんです私は 専務のことは尊敬しております営業出身で 大きな業績も残されましたし社内の安全 教育についても戦的な取り組みを自らさえ ておられますしとても立派な方だと思って おりますだからそのじゃあ山田新社長と私 でどう違うん ですなんでもないです俺もこの時初めて 知ったのだが専務も実は中卒だった俺は彼 のことをてっきり大卒だと思っていた以前 専務と趣味の会話をした時に彼は読書が 好きだと言っていたのだが俺には理解でき ないようなジャンルの本を好きだと言って いた哲学書であるサルトルだの風港だの

言っていたが俺にはさっぱりだちょっと だけ説明してもらったが難しすぎて ほとんど忘れただからてっきり文学部など を出た頭のいい人だと勝手に思っていたの だしかし専務のご実家もかなり貧しかった ようで高校に行くことはできなかったよう である 俺も潜入感で勝手に人を判断していたこと を反省した別に潜入感を持って人を こき下ろしていたわけではないがやっぱり 人の本質を見抜けないとダメである新社長 になるなら名のことそうだそれにしても 部長はまさか俺が新社長になるなんて思わ なかっただろう新社長になる人間を 追い出したと知ってみんなから白い目で見 られていたようだ営業部の沢野君はそれを 見てニヤニヤしていたらしいちなみに沢野 君は大卒であるが俺と仲良くしてくれる いい人間だ別に俺は中卒だからって営業部 の人間全員に嫌われていたわけじゃない どちらかと言と営業部の人間はみんな部長 のことを嫌っていたなぜなら咲にも言った が鬼教官のようだからだ中でも俺に対して 当たりがきつかったが沢野君は俺の次に 怒鳴られていたので互いに居酒屋で慰め あっていたのだというわけで部長はみんな から白い目で見られてしまったわけである 俺を低学歴と罵り帰らせたことでまさか こんなことになるとは思わなかっただろう パーティーは途中で終わってしまい専務は カカに怒って帰ってしまったようだ沢野君 から電話を受けた俺はニヤニヤして聞いて いたそっか ありがとうまさか部長もそんなことになる なんて思ってなかっただろう なそれにしても社長ってすげえもうため口 も聞けねえから敬語で話すわ私的な会話 だったらためでいいよだって休日も一緒に 遊ぶ中じゃない かありがとうでも今は会社の話だしこれ から警語で言うわあの山田さんが新社長 って何をどうしたんです確かにの本数は すごかったけどこないはダメダメだっ たって部長 がじゃ俺も敬語であああれねあれにはわが ありましてわって何ですかなんかやばめな 取引でもしたんですかそんなわけない でしょ実はアメリカのNASと契約取って きましてえNASAはいうちって航空機に 使われる部品とか開発して売ってるでしょ ついにあのなさが我が者の部品を欲しいっ て言い出したんですよ安西部長は最初英語 でお問い合わせメールが来た時いたずらだ と思ったそうなんですどうせ本物のなさが 問い合わせなんてしてくるわけないと思っ

て放置しようと思ってたらしいですでも私 は本物のなさだと確信してましたそれで こっそりビジネスを行っていたん ですもしかしてこの間出張に行ったのって アメリカに行くためだったんですかえは そのことを知りませんでしたちょうど部長 も同時に関西に出張でしたからねだから アメリカに行って相談をしていたなんて 知り用しもなかったんでしょででも山田 さんは英語なんてできるんですかあの馬鹿 にしてるわけじゃないですけど中卒じゃ ないですか大卒でも英語なんてまともに 喋れる人間の方が少ないのにだって日本の 英語教育は文法中心ですからあ実は私の親 がアメリカ人でしてはいでもどう見ても 日本人ですよねまあ正しくは日経 アメリカ人ですね父と母は日系人なのです でも私は日本で生まれましたえマジか そんなの知らなかったあて敬語忘れてた いやもう普通に話そうかだるいしそうだな 誰も聞いてないしてかなんでそれ言って くれなかったのいやいや いちいち親の出身地とか言人間そんない ないじゃんうちの親は北海道出身だよとか 九州出身だよとか聞かれない限り言わない でしょうまもうそうだよな明らかになって たりしたら親が方言使ってるから写ってる のかなと思うけどそういや日本語は普通に 話せるけどそれもやっぱり日本生まれだ からまそれもあるかなあとは親が日本語と 英語を使う日を決めてたから俺はどっちも 同レベルで話せるようになった感じ大体 バイリンガルってどっちかが得意でも片方 は子供レベルって感じの人が多いんだけど 俺はビジネスも日本語と英語同じくらい 使えるよ かっけそれなら新社長に就任しても おかしくないな英語もできるしNASと 契約するなんてすごいよでもそれは部長も 知らなかったってことかああ俺がなさとの 契約を取ってきたのも部長は見落としてた しかも500億の契約なのにな部長マジ 無能じゃんいつも俺らのこと無能とか言っ てるけど部長こそ無能だよまそれからも俺 は英語版のマニュアル作ったりしてたわけ よこれから技能実習正を入れれるために 英語版の社内マニュアルが必要とかで専務 に頼まれてたんだ専務だけは俺が英語が 話せるって知ってたからなんで専務が知っ てたの実はさ俺も入社してから知って びっくりしたんだけど専務ってうちのじい さんに英語を座ったことあるらしいんだえ そうなのか ああじいさんはアメリカのビジネスが うまくいかなくなって日本に戻ってきて

英語業師を始めたそうなんだそこで教え語 だったのが専務なんだよそれで専務はうち の親のこととか色々聞いてたよでなるほど じゃあお前が日経人の子だってことも知っ てたってわけかそうそうま名前だけ見たら 普通の日本人だと思うんだけど専務は最初 から俺が日経の子供だって知ってたから 英語ができるって分かってたんだだから 専務が取り組んでいる安全教育徹底 マニュアルとか社内環境改善システム そして経営マニュアルを英語にしてたって ことなるほど なすげえよやっぱりおめでとう なあこれからもオフは遊んでくれるか社長 になったから俺とはもう対当に付き合え ない何言ってんだよ俺とお前は友達だろ 会社では上下関係があるかもしれないけど もしサのこそ気にしないんであればオフの 時は今まで通り遊ぼうぜどうせ俺たち持て ないし悲しいこと言うなよま俺もまだまだ 結婚考えてないしなというわけで仲良しの 沢野君との電話を終えた沢野君はやんちゃ そうな奴なのだがヘマをするのでよく部長 に怒られていただが明るくて作だし俺に 優しくしてくくれるいいやつだサノ君は俺 が成功させたナサとの相談それから俺の 追いたちのことを知ってただただびっくり していた人を羨んだ末にんだりしない ところが彼のいいところだこれから会社で は俺とサ君は社長と部下の関係になるが気 が合うので彼さえよければオフでは遊び 相手になってもらおうと思うどうせ俺も 彼女もいなくて暇だからだそれに社長に なったからにはさらに仕事が増えて彼女を 作るどころではないだろうそんな暇もない くらい忙しくなって毎日が終わるんだと 思った パーティーでは俺と役員以外は誰が社長に なるのかその日まで分からないことになっ ていたがみんな俺が新社長になると知って びっくりだろ特に部長は俺のことを無能な 定学歴だと思っていたからだだが俺は実際 に様々な業務を英語で行っていたしNAと の契約だって成功させた前の社長が病気で 退任してから誰を社長に据えたらいいのか た結果俺が選ばれたのは素直に嬉しい今 まで怒鳴られて3時間も土下座していた俺 がまさか社長になれるなんて自分でも思わ なかったから だそれから俺は新体制をスタートさせたN との契約をしたことはニュースにもなって ますますうちの売上は伸びただがその 代わりあちこちから発注が殺して生産も 販売も追いつかなくなってしまったので ある部長ののせいで何人もの人間が辞めて

いたのでまず専務はあんな威圧的でモラル の欠如したやつは攻殻すべきだと言ってい た確かに営業部には毎年50人の新人が 入るが1年後に残っているのは洗脳された 3人くらいであるということは俺も洗脳 済みなのかもしれないが強靭なメンタルの 持ち主しか営業部に残れないってことだだ がそれだと今後のためにもくないという わけで安西部長を平員に攻殻させた部長は 泣いて許しをこうていたが俺もみんなも 許すはずがないいですそんな今更ひしいだ なんてだって我が家は家と新車のローンも あるし子供の教育費だってバカにならない んです よそう言われても営業部から苦情が来て ますから放置できませんそうですね社長の 言うとりですほら社長宛てにも匿名で はがきがこんなに車内に設置してあるご 意見箱のはがき ですこれからどうしていけばいいんだもう 人生終わったも同然ださてそれからあなた にはまるまる村での勤務を命じますあそこ 人が足りないので行ってきて くださいほらあのまるまる村ですよ 1000人のちちちちょっと待って くださいなんでそんなど田舎なんですか 田舎なら人がいなくてもいいでしょいやね まるまる村だけで営業するわけじゃなくて 隣のA氏やB士あとC氏にも営業をかけて もらわないとだってA氏は精霊指定都市だ しB氏もC氏もそこそこ大きいでしょ ああもう嫌 だ部長はしたかのように叫んでいたこれ まで俺たちを不当に扱った結果なのでこれ くらいあんじて受け入れるべきだま結局 部長はしぶしぶまるまる村での勤務になっ た何もないし視点というよりは小さな事務 所みたいなとこであるつい最近そこの視点 の女性営業社員が育児と介護のために2人 辞めたので穴埋めに行ってもらうことに なったのだ部長がいなくなったことで まあまあ快適になったのか営業部の成績は さらに伸びただけど人をもっと雇わないと 生産も販売も追いつかないので急遽説明会 を開いて優秀な人材を集めようと思った もちろん優秀とは学歴のことではない何か 資格があったり資格がなくても コミュニケーション能力にたけているなど の人物のことである説明会には日本人の 若者だけでなく 日本で仕事をしたい外国人の若者が集まっ てくれた彼らは日本語学校や大学で日本語 や文化を学んでいるのでまあまあ日本の 企業のことも分かっているだろう日本語が あまりうまくなくても簡単な作業なら

できる仕事もある俺はあまり日本語ができ ない若者に工場内での作業はどうかと進め た彼は貧しい国からやってきているらし 仕事を点々としているらしい修業ビザを もらって今まで働いてきたそうだが敬語が 使えないとか文章がうまく書けないといっ た点で解雇されていたようだ彼に俺が作っ た英語の作業マニュアルを見せたらとても 興味深そうに読んでくれたそして是非働き たいと言ってくれたのである俺も彼を採用 したいと思ったので採用試験に来るように 行ったそれから何人もの人がうちの採用 試験に来てくれた急なことだったので人事 部も大変だったと思うが俺は後で超高級 焼肉にみんな連れて行くからと言って頭を 下げた人事部の人間はやった社長太っ腹と かそれなら頑張りますと言って試験のため に本してくれた採用試験にはあの日本語が 不自由な青年も来ていた彼はちょっとと 不安気な顔をしており辺りをキョロキョロ している青年は工場での経営作業をやる 部門を受けに来たので簡単な組み立て テストをしてもらったするとなんと青年は あっという間に部品を組み立ててしまった のだ俺が英語で尋ねたら青年は母国にいた 時に工場で働いていたとなりのきつい英語 で返してくれた英語の筆記テストでは彼は 満点を取っていた 彼の母国は英語も紅葉語だから英語が できるのは当たり前かもしれないこれなら 日本語が不自由でも英語のマニュアルさえ あればなんとか業務をこなせるだろう面接 では俺が英語で質問したがとてもやる気に 満ち溢れた答えが返ってきただから俺は彼 を採用することにした結局全ての部署を 合わせて500人を採用することになった 用でもここまで大規模に行わないがこれ くらいしないと今後の興が滞ってしまう 新しく採用された500人は第2新卒だっ たり中途だったり外国人だったり様々だ しかしみんな何かしらスキルがあったり 向上心がある俺は彼らのことを信頼して 業務を次々と任せることにしたもちろん俺 の業務も必然的に増えてしまいるもん仕事 をすることになってしまったしかしその おかげで我が者は世界中の有名企業と契約 することができたので あるやはりあなたを社長にしてよかったと 思いますよさすがですね山田社長そんな たまたまうまくいっただけですよでも運も 実力のうちって言うじゃないですかそれに 採用したみんなも努力家ばかりでいい人 たちばかりですこれから私たちももっと 頑張らないとだめですねそうですねお手本 にならないとその時沢野君がダッシュして

きた何かトラブルでもあったかと思って 固まったがそうじゃなかった聞いて くださいアメリカ国防省から発注が入り ました えなんだってなんと日本円にして400億 ですでかしたぞサノ君 素晴らしいですすごいじゃないですか何し たんですいや前に山田社長がナ向けに作っ ていた資料あったじゃないですかあれに アレンジを加えてアメリカ国防省向けに 作ってみたんですよちょうどアメリカ国防 省の人と飲みに行く機会があったんで ちょっとプレゼンさせて欲しいと頼んで そうしたら食いついてきましてでもそ野君 は英語が不得意だったん じゃあれから山田社長みたいになりたいと 思って猛勉強したんです実は最近 イギリス人の彼女と付き合いまして色々 英語を教えてもらってるんですはすみませ ん社長抜けがけしちゃってそっか山田社長 と佐野君は確か仲が良かったんでしたっけ 営業部時代によく遊んでいたとかははい あと怒られ仲間です以前の部長に怒鳴ら れる2トップでしたそれにしても沢野君 いかんよ君勝手に抜けがけ ばまこに行ったらちょっと出会いがあり まして結婚も考えてるんで社長も結婚式に は来てくださいね招待しますので はあ結婚 か先に佐野君に抜けがけされたことは ちょっと辛かっただが彼がとても幸せそう なので許してやることにしたそれにしても アメリカ国防省から契約を取るなんて沢の 君も大した人間である俺と同じくらい部長 から怒鳴られていたのになあと思った やっぱり前の部長は人を見る目がなかった んだと思う確かに彼はお調子者だけど丁寧 にやればいい仕事をする人間ださの君に 続いて営業部の成績はうなぎ登りである あるオフの日俺は沢野君に合わせたい人が いると言われてカフェに連れて来られた 今日はオフなのでため子で会話であるで 今日誰が来んのえっとまあ待ってみてまあ いいけどそこから登場したのは沢野君の イギリス人彼女とその友達だった めちゃくちゃ美人で俺はかっと顔が赤く なったこの世にこんな美人がいるなんて 思わなかったかからだお前の話したら興味 あるって言ってさかっこいい若社長って 説明しといたぜちょお前何勝手によし今日 はダブルデートだというわけで半強制的に ダブルデートになったはっきり言って俺は この連れてこられた人が好みで ドストライクであるできたらプライベート も充実させるために彼女になってもらい

たいななんって思うそうしたら俺の人生は もっとバラ色 だろう

【感動☆厳選5本総集編】スーパーで働くパートの俺をバカにする新人店長「60歳間近のおじいちゃんはもう用無しw」俺「いいけど戻ってこないからな」店長「パートが偉そうにw」→1週間後、お店が大混乱に【朗読

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