④新宿歌舞伎町ディスコ女子中学生殺傷事件 1982年

[音楽] おわりなのあの事件を追いかけ て歌舞伎町ディスコ女子中学生殺傷事件 1982 年事件の 概要1982年昭和57年6月6日前夜 から入店した新宿区歌舞伎町のディスコ ONEPlus1で徹夜で踊っていた家出 中の女子中学生2人が午前4時過ぎに店を 出た後訪れたゲームセンターで学生風の 若い男と知り合いドライブに誘われて男の 車で千葉市横町の花見川サイクリング コース近くの3輪に行ったところ1人が 野外で襲われ右首筋を切られ殺害されまし た彼女の両足首のアレス県は首を切った後 逃げないように念を入れたのか犯人によっ て切断されていまし たまたそれを知らずに車で眠っていたもう 1人も目が覚めてから社外に誘い出され顔 を殴られ首を閉められて気を失いましたが 死んだと思った男が立ち去ったために幸い 継承で助かりました殺されたのは東京都港 区立高松中学校年 のさん14歳で一緒だった友人は前年12 月まで美さんが通っていた茨城県古賀市の 中学校の同級生a子さんです警察は狂気の 果物ナイフや首を閉めたビニールホースを 準備していたことから計画的な反抗と見て a子さんの証言をもに犯人のを作成しを 続けましが容疑者を割り出すことができ ないまま1997年平成9年に事項を迎え 事件は迷宮入りになってしまいまし た反抗目的については正美さんのバック から2万円が亡くなっていることや遺体 近くの草村に人が押し倒されたような跡が あったことから強盗感目的性的暴行の痕跡 はなかったあるいは殺人ではないかなどと 推測されましたがそれも分からないまま です落合正美さんと は殺された落合正美さんとはどういう人 だったのか新聞雑誌から分かる範囲で まとめておきます正美さんは2歳の時に 両親が離婚した後母親が身を寄せた茨城県 古賀市内の実家で祖父母と一緒に暮らして いましたが母親が東京に働に出たため残さ れた彼女は祖父母に育てられました離婚 自体はまだ幼なかった彼女には何の記憶も なく祖父母には愛情深く育てられたよう ですしかし中学の友人に私は父親を知ら ないからと話していたと伝えられるように 子春期を迎える頃になると親の離婚は正美 さんの心に複雑な思いをかき立てたよう ですそこには母親に置いて行かれたという 気持ちが加わっていたかもしれませんバ1 離婚経験1回という軽妙な表現が現代用語

の基礎知識に若者用語として掲載されたの は1993年ですこの頃から離婚に対する 負のイメージは次第に薄れていきますが それはまだ10年も後のことでこの事件 当時はまだ離婚は人生のの失敗であり 恥ずかしいことだと世間では思われていた のですけれども明るい性格の正美さんは 表面的には何の問題も感じさせることなく 中学生活を送っていましたしかし中学2年 生の夏休みが明ける頃から高速に違反して 紙を伸ばしたり染めたりといった異変が見 られ始めたようですさらには喫煙が 見つかったりの突っ張りグループとも 関わるようになります自分探しに心が 揺れる年頃になった正美さんの中に普通の 家庭で育たなかった自分には型通りの普通 の行き方はできないあるいはしたくないと いう気持ちが夏休みに経験した何か東京に 遊びに行くなどをきっかけに急速に強まっ たのではないでしょう かそして正美さんは中学2年生の12月 祖父71歳の死をきっかけにホステスをし ている母のとみ子さん38歳と東京の マンションで一緒に暮らすようになり中 学校も転校します母親からは色々話を聞い たり相談に乗ってもらいたい正美さんは そう期待して母との新しい生活を始めた こと でしょうしかし学校から正美さんが帰るの と入れ替わるように夜の仕事に出かけ深夜 にならないと帰宅しない母親とは期待外れ のすれ違いの生活でした孤独や寂しさを 抱えた正美さんと母との間は次第に距離が できていったよう です天候先の中学校で正美さんは最初こそ クラスに溶け込めなかったようですが迷路 で姉御肌の彼女は後輩の相談に乗ったり いじめられている子をかったり教室で ふざけて騒ぐ男子生徒を嗜めたりして教師 や生徒の間でも決して評判は悪くなかった と言いますけれども中学3年生になり教室 が高校受験モード一食になっていくと正美 さんはここでも自分の身の置き所に悩む ようになります1980年代の高校進学率 は男女ともすでに90%を超えていました から彼女も校に行きたいという気持ちは あったようですしかし母親に負担をかける ことや将来への不安などから進路を決め られずに迷っていたところに普通には生き られない自分という思いがまた頭をもたげ たのでしょう心が不安定になっていきます 正美さんは春頃から学校を休みがちになり 夜の繁華街をうろついたり無断 家するようになります5月の連休には ディスコで知り合った暴走族グループに

加わってバイクに乗っていたとも言われ ます心配した母親は担任教師や警察に相談 をし少年家の警官に切された彼女はもう 無断外発はしませんという制約書を書いた ようですしかしまたすぐに自分のやりたい ようにやると言い出すなどさんの気持ちは 揺れ続け そして美さんの4度目の家出でついに事件 が起こります5月29日に学校を休んで 古賀市に遊びに行きa子さんと会った正美 さんは30日新宿のディスコに連れて行っ てほしいとせがむa子さんと一緒に東京に 出ますそれから2人は母親が不在中の正美 さんの自宅やa子さんの姉の家に寄ったり 新宿をぶらつきながら以前にディスコで 知り合った女性の家に止めてもらったりし ていたようですこれまでの無断外発と違っ てなかなか帰ってこない娘を心配した母親 のとみ子さんは家出から5日経った6月4 日になってようやく警察に捜索願いを出し ますしかしその2日後正美さんは犯罪に 巻き込まれ帰らぬ人となってしまったの ですこの頃美さんがどんなことを考えてい たのか事件が起こるすぐ前の5月中旬学校 の国語の時間に人として大切なことという 台で書いた彼女の作文から伺うことができ ます今までの私はとにかく目立ってい たかったそれは他人から見れば馬鹿げて いることかもしれないでもそれは私にすれ ばそれはただ1つの自己主張だったそれが いいことでも悪いことでも私はそのことを 一生懸命やったその時私は親や神類祖父母 に心配をかけた私は心配かけていると 分かっていても同じことを何度も繰り返し たそんな時祖父が亡くなってしまった親近 梗塞だった私は大切な人を失ってしまった 私は自分が殺したんだと思っている 今までのことを全て改めたとしても死んだ 人は戻ってこない私はその時初めて気が ついた今まで私は人間にとって1番大切な 愛情を捨てて今まで生活してきたことを私 はこれからどんな人生を送るかわからない でもこの祖父の死を私は心において生きて いくだろう私は今までいろんなことを体験 してた私は人生の落ちこぼれかもしれない でも自分のしたいこともできず表面は 真面目ぶって影で悪いことを平気でして いる人よりは人の心もよくわかる私は人に 落ちこぼれと言われたとしたらそれでも いい私は今まで生きてきた行動で私は普通 の人に体験できない人に対する優しさ 思いやりなことを学んだこれから私は自分 の思った通り生きていくでも私は絶対後悔 はしたくない自分に負けずに生きていき たい落ち合い

正美私はここにいるよと精一杯自分の存在 を主張しようとした正美さんしかし 突っ張るあまり自分に注がれた愛情を無視 してきたことに可愛がってくれた祖父のへ の反省から気づきますだからこれからは 世間から落ちこぼれと言われようとも今 まで学んだ人への優しさや思いやりを忘れ ず自分の思いにどこまでも正直にくじける ことなく悔いのない人生を送りたいと不安 な心を落ち着かせようとするかのように しっかりとした文章で書いていますしかし 新宿歌舞伎町の光輝く陥落街にはさんの そうした思いなど意も簡単に飲み込んで しまう暗い欲望が渦巻いていたのです 生き残った被害者a子さんの証言があり 多くの手がかりが残されていたにも関わら ず犯人が謙虚されることなく事項を迎えて しまったこの事件については政治家や警察 幹部の関係者の反抗だったためにもみ消さ れたのではないかと疑う声が上がりました し外国人のプロの反抗ではとかネットに 犯人からの書き込みがなど様々な憶測が今 も流されていますもちろん小川も今からで もこの米国非常な犯人の正体が暴かれ せめて社会的制裁だけでも加えたいと思い ますが小川の1番の関心は被害者の声に ならなかった無念に寄り添って事件を 考えることですので犯人探しについては 踏み込まずにおき ます事件の波と 対策この事件ではディスコが午後11時半 閉店や18歳未満立ち入り禁止という風俗 営業等取り締まり法風営法の規制を無視し て深夜や未名まで営業しまた中高生も自由 に入場させていたことが犯罪や飛行の音象 になっていると大きく問題にされました そこで警察は早速ディスコの規制に動き ますまた事件から2年後の1984年昭和 59年には風営法が警察の権限と違反店舗 への罰則を強める方向で名称内容ともに 大きく改正されそれによってディスコは 衰退していくことになるのですしかし風俗 店への取り締まりは規制が強化されると 表面的には健全化したように見えながら 脱法的に衣替えをしたり裏の世界へ隠れて より悪質で危険なものになったりといった ことが繰り返されてきましたディスコが 中高生の溜まり場になっていたとのこと ですがそこには新宿所が事件の前年 1981年に無断外発で歩道した未成年者 は3700人でうち女子が2500人と7 割近く中学生は370人でうち女子は 170人だったという現実があります つまり深夜になっても家に折れない あるいは痛くない事情を抱えた中高生が

それだけいるということです1982年の 全国統計警察白書 1983でも未成年の家出人の40%は 中学生で女子でも中学生が最多でしたまた 1981年に正飛校で歩道された未成年 女子は8562人で高校生が3023人と 最たですが中学生も1822人で前年に 比べ205人12.7%増加し全体の 21.3%を占めました厚生省によると 1981年の未成年女性少女の妊娠中絶数 が2万件を突破し市場最悪になったとの ことですが正飛行の増加がその大きな要因 になっていることは間違いありませ んしかしこれらの数字も認知件数に過ぎず 実態はさらに多いものと思われますこの ような現実を見るとリスコなどを閉鎖に 追い込んでたまり場をなくせば問題が解決 するものでないことは明らかです歩道して 家に返そうとしてもその家が彼ら彼女らに とってはいづらい場所なのですですから 警察官を動員して町の治安対策と監視に力 を入れるだけでは居場所を失い夜の町を 彷徨う未成年の若者たち特に正犯罪の被害 者になりやすい少女たちをさらに危険な闇 の中に追いやる可能性すらあるの です代わりなの め落ち合い正美さんがただでさえ人生で 最も危うく揺れやすい心を抱えた中学生と いう年頃に自分は普通には生きられないと 思ったとすればそれはなぜなのでしょうか この事件を扱った週刊明城の記事では正美 さんのことをいわゆる普通の家庭の子では なかったと書いていますつまり両親が離婚 した正美さんは両親の保護の元に育ち何不 自由なく育った普通の子とは違い心のどこ かに家庭環境から来る影を落としていたと しても不思議はないというのです先に今 から40年前には離婚は世間定の悪い 恥ずかしいことだったと書きましたが両親 が揃った族に対して片親だけは欠損家族と いう言い方がまだ役所でさえ使われていた 時代だったのですそして正常家族は子供の 健やかな成長に必要であり欠損家族の子供 は飛行などの問題を抱えやすいと一般に 思われていました今であればそれは別的な 独断と偏見であり逆にそうした社会の別が の子供の自心を傷つけ心に影を落とさせる のだと分かるでしょうがあの時代の子で あった正美さんは母子家庭であるだけで なく母親とも別れて暮らす自分を記事が 言うように普通の子ではないと自ら思った のではないでしょうかもしも自分には普通 の生き方ができないのであれば自分は逆に 普通の枠に縛られない自由な生き方をして やろうそのためにはどんなことでも自分の

やりたいままに経験してみようはっきりし た姉御肌の正美さんならそのように考えた としても不思議はないと川は思うのです 正美さんの不幸と御参は経験の場を欲望が 渦まく新宿歌舞伎長に求めたことです彼女 の目にはそこは高速で縛られ受験に追われ 普通を装う学校とは対象的に みんながタブーなしに自分の好きなことを 好きなままにしている自由で開放的な空間 と写ったのでしょうそこでは学歴や家庭 環境が問題にされることはないのです しかしそれが影でしかないと気づくには 彼女は未熟に過ぎましたその鞭と無謀さ ゆえに正美さんはジャークを隠した誘いに 疑うこともなく乗って しまいの命を落としてしまったのですその ような正美さんの行動を軽率で愚かだと 批判するのはたやすいことですしかし若者 の未熟さそのものは罪ではありませ ん未熟な女子中学生が自分に与えられた 境遇やこれからの生き方に悩んで危険な 思考錯誤を繰り返していた時彼女の揺れる 思いを受け止めて共に悩みながらどう 生きるか一緒に考えようとした大人が周り に誰もいなかったことが正美さんを 取り巻く大人社会の罪だったのではないの でしょうかその意味で正美さんは賑やかな ディスコ音楽の想の中で自由を精一杯王が しているように突っ張りながら心の底では 頼れるもののない孤独と不安をずっと抱え て助けを求めていたのではないかと小川に は思わなりませ ん視聴いただきありがとうございまし た

事件の概要

1982年6月6日、前夜から入店した新宿区歌舞伎町のディスコ「1+1(ワンプラスワン)」で徹夜で踊っていた家出中の女子中学生2人が、午前4時過ぎに店を出たあと訪れたゲームセンターで学生風の若い男と知り合い、ドライブに誘われて男の車で千葉市横戸町の花見川サイクリングコース近くの山林に行ったところ、1人が野外で襲われ、右首筋を切られ殺害されました。彼女の両足首のアキレス腱は、首を切ったあと逃げないように念を入れたのか、犯人によって切断されていました。

殺されたのは東京都港区立高松中学校3年生の落合雅美さん(14歳)で、一緒だった友人は前年12月まで雅美さんが通っていた茨城県古川市の中学校の同級生A子さんです…

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